849 :
名前はいらない:
「虚構ノンフィクション」
見たこともない場所 感じたこともない情動
都合よく色づけされた 薄っぺらいイタミを語る
毒にも薬にもならぬウタ
カナシミに彩られた虚構の世界
それをウタウ目の前の君 まごうことなきゲンジツの君
血塗られているハズの手はまっさらで
ナミダを流しているハズの目は澄んでいて
達観してるツモリが些末事に捉われて
全て捨てたツモリがしがみついて
何もかもがウソだけど 目の前の君はノンフィクション
そう 私の手を握る君はココに居る
君が語る虚構の中の 高尚なモノとはチガウけど
ホントの愛がそこにはあって
つまらぬことで下品に笑う 等身大のキミが居る
ありふれた虚構をウタウ 私の隣のノンフィクション