正しい言葉が飛び交う 必死な顔で汗拭く
血走らせた瞳で 見るものの色はどうだ
君は優しいからさ 俺の心をえぐるんだ
アイスクリームすくう様に にこやかな顔で
どうでもいいことばかり 流れる雲みたい
何をその手につかみたくて 言葉遊びをしてるの
君は優しいからさ 俺の心をえぐるんだ
痛く無い振りしてるだけ 気づいてくれなくていい
正しいことなんてさあ 意味があるのかなあ
拳突き上げて叫んでも 雲が笑うだけ
コンクリートはむき出し 冷たくて気持ちいい
月の色は青くてさ 血走ってなんか無い
テレビのニュースを見て笑おうよみんなで
出来レースとほんの少しの真実を
悲しくなんて無いさ 忘れればいいだけ
何だこんなことか、って なんだ、って
続き
激しく燃える瞳は いまだにその熱を保って
俺は圧倒される 軽く嘲笑う
こんな俺を君は見下して笑った
そんなスパイラル SとSのような
君は太陽の下で じりじりとしてればいい
俺は青い月を見て 水を飲み続ける
夢追い人を見て笑おうよみんなで
出来レースの中でもがき続ける人を
悲しくなんて無いさ 忘れればいいだけ
何だこんなことか、って なんだ、って
歌詞だからスレ違いっぽいけど。
803 :
かーめん:04/05/16 01:03 ID:Fvz7Tdd8
「時計台」
あれから7年も経ってしまったのに
あれほど探しても見つからなかったのに
あなたの写真のペンダントよ
なぜ今頃になって出てきたのか
俺の悲しみをずっと放っておいて
気がつけばこの時計台の見える広場に一人で来ていた
今日は彼女との最後の記念日
時計台はあの日と全く同じ緑色でライトアッされている
気温の低くなるこの時期は1年に数日くらい
舞い降りる雪がチカチカと閃光を放つ現象が見られる
あの日もそうだった
大きな病院では年末には患者を帰省させる
彼女は良く一緒に待ち合わせたあの時計台に絶対に行くんだと
一歩も譲らなかった
804 :
かーめん:04/05/16 01:04 ID:Fvz7Tdd8
とんがり帽子の白い妖精たちが
思い思いの六華の手を繋ぎ閃光を放ちながら舞い降りる
彼女は体調もあまり良くないのにこの美しい閃めきの中を
両手を広げながらくるくるとと回って見せてくれた
それはとても美しく そして僕を不安にさせた
これが最後かもしれないと
「あのね、私がね、も…」
突然、時計台のベルのけたたましい音で自分は我に返った
そう、あの時もこのいまいましい鐘が彼女の言葉を遮ったんだ
私は彼女の顔をまた見たくなって
外套のポケットからペンダントを取り出し開いた
ふと写真の後ろに畳まれているメモを見つけた
あのね、私がね、もしも、もしも、死んじゃってもね、
いつまでも悲しんでちゃ駄目だよ。
貴方には私の分まで幸せになってほしいから。
今まで自分から身を隠していたペンダントの優しさが 留めなく溢れ出た
805 :
囲碁:04/05/16 03:58 ID:JvFl2ykX
道はまだ続いてるのか、夢を捨てた僕の道
重荷を捨てて軽くなったのに、思いが後ろをふりかえさせる
さざなみが心を侵す。かかとを濡らす。波の音は体を引き戻す
ゆらぐ心、消えない思い。溢れるてくる。
みずからへの怒りは、むなしさをつのらせるばかり。
806 :
かーめん:04/05/16 10:16 ID:S4xad8Q0
「忘却」
神に約束された地を守るために
命がけで頑張ってきた選ばれし人々よ
今や貴方達の子孫はきら星のように
あまねく世界の繁栄を謳歌している
ホロコーストの迫害を乗り超えて
パレスチナの子供達が殺されている
杉原千畝はやはりアラブの子供達を救っていただろう
歴史が何も学び取らず
ただ永劫回帰するだけならば
民族の歴史が神聖なる石版に刻まれたことに
何の意味もなかったというのであれば
また神の怒りの硫黄の火柱を
受けなければならない運命なのか
受けなければならない運命なのか
そんな事はない
そんな事はあり得ない
何も出来ない自分に出来る事といえば
ただ忘れないこと
自分が人肉を食しているかも知れぬということを
807 :
蛍:04/05/16 15:23 ID:oUBSC7KS
無題 2/1
何を見ましたか?
何が聞こえましたか?
何に触れましたか?
どんな事を話しましたか?
何を想いましたか?
その目で
その耳で
その手で
その口で
空に、海に、山に、空気に、街に、モノに、人に、生きているものに、
そして、今キミがいるこの世界に
まだまだ、これからもたくさんの出会いがあるでしょう
808 :
蛍:04/05/16 15:24 ID:oUBSC7KS
無題 2/2
なにか、掴みとってください
なにか、感じ取ってください
それを糧に、自分が出来るのです
ほら、大きな木があるでしょう
大きくなるにはね、
この土の下、大地に
たくさん、たくさん、根を張って、
いっぱい、いっぱい、養分を吸って、
そうして立派な木になるのですよ
あなたも、ほら
両手を広げて
息を大きく吸って
大きく背伸びして伸ばしてみましょう
この世界にある、
たくさんの恵みを
いっぱい、いっぱい吸いましょう
そこにはほら、
光が、視界いっぱい広がる光が、
あなたを、この街を、この世界を、
包み込んでくれるから―――
809 :
ほぎぎ:04/05/16 15:51 ID:OGwExdss
空気清浄機が唸ってる
変化のないモニター画面
鍵で一杯の引き出し
壁一面のスイッチ
微かな音
蛍光灯がちらついてる
錆び付いたロッカー
ひび割れたコンクリート空気が乾いてる
壁に向かって呟いてる
ブレーカーが火花を散らしてる
810 :
喋喋:04/05/16 16:16 ID:rHc//74W
『無題』
青い空 いや今は夜だ
見えない空 窓の向こう
昼間の暑いきおく 今は夜だ
女からの電話
笑い声
僕は ヒソメタ声で うなずく
昼間の暑いきおく
青い空 いや今は夜だ
見えない空 窓の向こう
きおく
昼間のきおく 青い空
きおくは感覚を呼びもどし
見えない空 窓の向こう
徐々に 空が すけていき
地の果てより太陽がのぞく
鋭い日ざしに 夢 は焦げつき
暑い太陽。暑い空。
811 :
1未満から:04/05/16 18:35 ID:rJ15hjjv
こんにちは。相当がんばらねば追いつきませんな(汗)
まぁ、他の評価人さんを待ちつつ。しっかりしたことを書こうと思うと
ペースは遅くなるのでした。スマソ
812 :
1未満から:04/05/16 19:06 ID:rJ15hjjv
>>773 う〜ん。できればタイトルを…。埋めようのない孤独に対する人の「ごっこ」さ
といったところがメッセージでしょうか。この状態ではその非常にエッセンス的な部分しか現れていないような気がします。
メッセージの共感性や説得力を高めるための世界を組み上げていって欲しいです。
『原石のようなもので』 D
>>776 きょわっ!…ちょっぴりぞくっとしてしまいましたよ。とはいえ詩としてみた時に物足りないのは、言葉に現れている事実以外に
読み取れる部分がないということ。徒に難解なものにすればよいと言うわけではありませんが、もう少し事実以外のものも見たい。
もし、静物画や写実画的に詩を書くのなら言葉の使い方のほうで唸らせるセンスが必要に。次作に期待です。
『タイトルとかはお手軽な暗示法ですな』 D
>>777 二連の位置が気になりますね。詩中、同様のアップダウンが見られますが、
「この大地に立っているこの足を 誇らしく思う」
は断定的な力が。なんかもうその後が続かなくなっちゃうような。
ぐるぐるした感じを示そう…。というわけでもないのかな。大人っぽい感じがしますが。
『どっちかのスタンスを書くのに無理してる。片方は過去?作者さんにとって』 D+
813 :
星野:04/05/16 19:32 ID:TDMTWv2H
『Oneday quarter』
裸足ではしゃいだ夜の中 肌で感じる冷たい夜風
引き立て役を買って出た 揃いも揃って助演星
色鮮やかに染まった夜空 一際輝く白銀の月
「主役を望んだわけじゃない 雲の流れがそうさせただけ」
それでも踊る星々の中心で笑顔を誘う名演技
今宵も気高き上弦の月 星が紡いだ伴奏に合わせ
高らかに歌う君も上弦
満ちるべき時迎えるまでは 素顔をさらす白き夜
今宵もとうとう下弦の月 宴もたけなわとうに過ぎ去り
眠い目こする君も下弦
814 :
1未満から:04/05/16 20:53 ID:rJ15hjjv
>>778 一言一言で「美しさ」というのは表現し切れているように思います。
七行目から急に雰囲気が違うので、連変えやタイトル予告など、準備が欲しい。
メッセージを読み取るように読むのか、描かれているものを味わえばいいのか、あやふやになってしまう。
『言葉、のセンスは十分。溢れ来るものの整理を』 C-
>>782 一、三連を二連が共通項として結ぶ、形のようなので、渡し手受け手の一、三連のアプローチに
変化が欲しい。後ではっとする発見があるとうれしい。
『連ごとで見ると光る表現が見つかる』 C
>>783 「悪意の華」とすることの必然さを詩の中で感じたかった。罪の持つ甘美さと悪性は例えて罪で事足りるはず。
流れに破綻をきたさずこの手の話を語りきれていることはいいと思います。
『もうひと押し、が悪意の華に隠されている』 C
>>785 各連の間での繰り返し表現が目に付きますね。現状では一、五、終連で抜き出しが可能なので
視点や焦点の切り替えを。
『連で一個世界ができている雰囲気作りは独特』 C-
815 :
どしろうと:04/05/16 21:15 ID:2afrHys8
おお、1未満さんが出てる。乙です。
816 :
1未満から:04/05/16 21:19 ID:rJ15hjjv
>>786 むあ〜!久々に惜しいなぁなんて思いながら見ています。四連で終わっといてほしかったなぁ。
少年を過去にせず書いていればそうなったかな?涙に意味が出てくるんですよね。
五、終連で、そのあたりの感動を「年相応」に書いてしまっているのが「惜しい」の原因。むにゃ!
『きっと実感覚なんだろうなぁ、なんて原因を考えてみたり』 C-
>>790 けっこう痛烈。なわりに理解が早くてあっさり風味ですね。餌に対しての記述があれば深みが出たかも。
『安息、では=が楽すぎる』 C
>>797-798 くあ〜!もうこれを書き記してくれたあなたに敬礼。か・な・り難しかったのでは。
万人のポリシーに関わることなので、よっぽど表現でねじ伏せないといけないんですよね。
お疲れ様です。
『ちょっと評価が正当かどうかはわからないけど』 C
>>801-802 スレ違いだなんてことまったくありませんよ(力説)
メロがわかんないので歌詞だと言われちゃうと素人の1未満にはどうしようも
なくなってしまいますが。専門家さんを待ちましょう。ウリさんとか。
『非力なり1未満。失敬』辞退
817 :
1未満から:04/05/16 21:21 ID:rJ15hjjv
>>どしろうとさん
けっこう早くから来てるんですが今ようやく800台。
亀の歩みなり〜。
818 :
どしろうと:04/05/16 21:27 ID:2afrHys8
この勢いだったら、大丈夫っしょ。作品貼り付けたみんなエガッタナ。
819 :
名前はいらない:04/05/16 21:37 ID:/gPKn1nw
君は今どこを見ているの?
ベランダからどこを見ているの?
どこまでも続く青い空に飛行機雲
僕を見てなくてもかまわない
僕はあなたの笑顔を見てるだけでかまわない
近くでなく遠くから
僕は一人で月を見ている
君のことを思いながら
もしあなたも見ているなら
お月様、伝えてください この思い
僕と君の顔は今月明かりにぬれている
もう泣かないで
君に何があったかはわからないけど
泣かないで
そんなに悲しいなら
行く当てがないなら
僕のところに来て欲しい
何も力がないけれど
何もしてあげられないけれど
ずっと守ってあげる
たとえ嵐の中でも 金がなくても
何があっても
だから笑顔を見せて
820 :
1未満から:04/05/16 21:46 ID:rJ15hjjv
>>803-804 すっげ。これで実体験だったらもっとすげ。あう〜。訴えてきますなぁ。
『こういうことがあるから詩人はやめられん。醍醐味』 B
>>805 ちょっとコンパクトだったかな。一行目の「捨ててなお続く道」には興味を惹かれました。
道から離れた感じが歩いている人だけではなく道のほうからも描かれていると雰囲気が出たかも。
『ちょっと食指が動いてしまいました』 C
>>806 先ほどの興奮が冷めやらぬ中ですが。
むん。ここにこうしてある価値、というのはあるでしょうね。まさに「忘れないために」
ちょっとマクロすぎる気がするのは、きっと私が情報としてしかこれらのことを知らないからでしょう。
鬼気迫るものを感じたかった馬鹿者でした。
『もっと年を取れば違うかなぁ』 C-
>>807-808 比喩はともかく、主題が語られすぎてしまって難しさ。実体験を伴わなければかけないはずなのに。
その苦労を読み手は理解せんのでした。どう見るかなぁ。個人的には努力賞、敢闘賞をあげたい。
無呼吸走のような。
『無題、ですよねぇ』 C
821 :
1未満から:04/05/16 21:51 ID:rJ15hjjv
>>どしろうとさん
ひとえに自分が投げたいからなのでなんともはやですが(汗)
もう刺激されて刺激されて。みなさんすごいでつ。1未満のおかしな色眼鏡で
見てしまって申し訳ないです。まぢで。
「星に願いを」
遠すぎる
あまりにも遠すぎる
その点を見ることすら困難な六等星
雲に隠れながら 星座の合間を縫って
僕には宇宙船は無いから
ただ眺めて 笑うしかなかい
どうすれば どうすればいい
張りぼてのプラネタリウムでオナニー
止まらない欲情だけもてあまして
六等星は輝き続けるんです
銀河鉄道は死に絶えて お星様になったって
死んだら意味無いじゃん 意味無いじゃん
どうすれば どうすればいい
張りぼてのプラネタリウムでオナニー
僕は目をそらしてしまいそうだけど
それでも とにかく見つめ続ける それしか僕には出来ない
823 :
かーめん:04/05/16 22:09 ID:QklZvEOJ
>>820 1未満さん
どうも、毎度評価していただいてありがとうです。
ネタか事実かは言わない事にしておきます。ズルイカナ?乙かれです。
「ゆく春」
くれゆく春のかなしさは
白髪頭の蒲公英の
むく毛がついついとんでゆく
風がふくたびとんでゆき
若いみそらで禿頭。
くれゆく春のかなしさは
薊の花をつみとって
とんとたたけば馬がでる
そっとはらえば牛がでる
でてはぴょんぴょんにげてゆく。
>>816 大量評価乙です。
歌詞って言わないほうがよかったかな〜。
826 :
1未満から:04/05/16 22:18 ID:rJ15hjjv
>>809 群青色。いやそんな感じがしただけですが。一面の藍に透ける小部屋が見えました。
ってここで理解を留めていいやらどうやら。暗示に過ぎているのはちょっと不安になりますね。
『これも旬、ですねぇ』 C
>>810 ひらがなと空白の使い方が巧いですね。世界に乗っかって流れている言葉がちらほらあるのは
まぁ、気合いを入れてみてしまうとそうなるわけで。一気に来るインパクトと、後を引く余韻が
いいバランス。
『自分には書けんなぁ、と思うのもまた』 C+
>>813 いいですね。月と君と主役の言葉関係がもう少し見えるとなおよかったかも。
読み言葉としてのリズムにも気を使っているご様子。てくにしゃ〜ん。
『可能性も感じさせる。現時点でも読ませる詩だけど』 C
>>819 ちょっと距離が遠いなぁ。「遠い遠い」の叫びから抜け出す何かが欲しい。
この終連ではそれが弱い。
『メッセージ曲解の恐れアリ。失敬』 D+
827 :
1未満から:04/05/16 22:24 ID:rJ15hjjv
ちょっとお返事&ここから投げ準備に入ります。複数投下、お許しを。
>>かーめんさん
いえいえ。言わぬが華でしょう。1未満は悶えておくことにしますです。
>>DECKさん
「歌詞」抜きで見ましょうか?でもそれって100%じゃないしなぁ。む〜ん。
かえって「歌詞」としてのよさが「詩」には受け入れられなかったり。む〜ん。
828 :
名前はいらない:04/05/16 22:24 ID:SUt/74bC
#一行詩の寸評もやってくれるんですか?短歌板が壊れているからヒマで。
やむをえず夜中にオカリナ吹くときは寮母の許可を必ず取ること
>>827 確かに詩としての完成度はかなり低いですけどねw
それでも出来れば評価していただきたい。アンダーバーはしてくれなさそうだし。
830 :
1未満から:04/05/16 22:42 ID:rJ15hjjv
『五月の甘い雨』
雨粒はきっとしとやかに地に降りて
緑をにじませて幹の香りを
水玉の足踏みで僕に眠りを届けるのだ
まどろみの半目が似合う優しい灰色
窓を隔ててひんやりと伝わる親指の雫
五月の甘い雨この日 柔らかさを取り戻した学生机に突っ伏す至福
夕暮れに 鼻をくすぐる甘い雨
花の蜜 ふくんで浮かぶ雨雲の
傘さすことの ばかばかしさに
五月の甘い雨この日 雨粒舌に乗せたし十四
831 :
1未満から:04/05/16 22:53 ID:rJ15hjjv
ちょっと興味深げなカキコがあったので投下中断でお返事。
>>828さん
828さんの元スレが見れないので、どう見るべきものなのかわかりませんが
それでもよろしければ。一行詩専門スレもあったはずですのでそちらのほうが参考になるかも?
でも面白そうですねぇ。上の後半は影響されて即興で字脚そろえてみました。いかがでしょう。
勉強しようかなぁ。なんか楽しくなってきた。
>>DECKさん
了解です。書いてみることにします。まぁ、話1/4くらいでお聞きください。
832 :
喋喋:04/05/16 22:55 ID:rHc//74W
>>826 1未満さん
評価していただいてありがとうございます!
833 :
名前はいらない:04/05/16 23:06 ID:SUt/74bC
>>831 >一行詩専門スレ そこは読んでいる。
というより詩板で読んでいるのはそこだけ。しかも1人の作品だけ。
なお、定型(短歌)を勉強されるのなら短歌板は不向きです。
大方はしりとりして遊んでいるだけなので。
寸評もらえますか?悪い評価でも一向に気にしませんから。
834 :
名前はいらない:04/05/16 23:15 ID:4r93c4cg
おーい、そこの女神のお姉さん お願い事を聞いてくれよ
おいらとっても弱いんです だから強くなりたいんです
おーい、そこの女神のお姉さん 斧なんていらないよ
おいらが欲しいのは ビニールの鉄砲だよ
バンバンバン バンバンバン 一同大爆笑
バンバンバン バンバンバン 一同大爆発
おーい、殺し屋のお兄さん お願い事を聞いてくれよ
おいらとっても弱いんです だから強くなりたいんです
おーい、殺し屋のお兄さん 殺し方とかどうでもいいよ
おいらが知りたいのは 身の守り方だよ
ガードガードガード 一同大爆笑
ガードガードガード 一同大爆発
敵の右手に名刀デュランダル おいらの右手に小さなカミソリ
これで十分なのだ さあ左手を切り裂こう
バンバンバン バンバンバン 一同大爆笑
バンバンバン バンバンバン 一同大爆発
暗闇はもうおしまい 光のカーテンがおいらを包むぜ
835 :
1未満から:04/05/16 23:18 ID:rJ15hjjv
>>828 初の一行詩でドキドキ1未満。説明がきかないのが難しいところですよね〜。
一行詩、ということで単語のパワーはさすが。
「やむおえず吹くオカリナ」や「寮母」は、ミスマッチのようで違和感なく結びついてくれます。
オカリナ、がオカリナであることや、必ず、の意味など、想像力のほかに知識もいりそうで
気力がいりますです。評価のほうは辞退。解説を求めるのは邪道かな?スミマセン。忘れてください。弱音です。
>>801-802 今回は一行一行に叩きつけるようなエネルギーを感じて好みです。
君、も僕もキャラ立ってていいなぁ。「夢追い人〜」は歌詞ならではですかね。
普通に見るとちょっと横はいり気味に。
『あ〜、1未満勉強不足〜』 C+
>>822 最初の「〜遠すぎる」をひたすらもがいている構図。「プラネタリウム」の閉塞感や
「六等星は輝き続けるんです」によく表れていますね。こんな風に段階をあがってもがいててくれると
読み手としてはありがたい。
『発車三分前〜、みたいな』 C
>>824 おお〜、すげぇキレー!「ゆく春」にもマッチしたサイズですし。シャープだなぁ。
すごいなぁ。
『ちょっと立て続けに嬉しい』 C++
836 :
序説:04/05/16 23:19 ID:XUn1NfO/
僕たちが紡いできた長い道を見て、
どうやら僕たちが望む「神」という存在は、いないのだと僕は思った。
ただ、代々の預言者たちが人々に説いた「神」は、
確実に彼らの心に活きている。
しかし、それで宗教の絶対性を否定できても、
この世界の創造主の存在は否定できない。
何故なら証拠がないからだ。
この世界を自分の常識で見てはいけない。
何故なら常識は絶対的ではないからだ。
彼が存在するとして、
彼が僕たちをどう思っているかは誰にも解らない。
しかし、僕たちが今生きていることと、
僕たちが僕たちの望む道を行けばいいということはわかる。
何故なら、僕たちの後ろには、
そうしてできた歴史があるからだ。
>>835 一未満さん、わがままを聞いくれてありがとう。
>>822は目標=星って言うよくある比喩を良くある感じにしないように努力したつもりです。
まあ、どうでもいいですが。
なんにしても、乙です。
839 :
1未満から:04/05/16 23:43 ID:rJ15hjjv
『ごめんね三回の呼吸 学生服の男編 1/2』
千羽鶴を折ろうって誰かが言った
それは君が席を外して三日目
君が席を外していたから決まってしまったけれど
千羽鶴を折ろうって
クラスメートは五人でもなければ女子だけでもないのに
千羽鶴は飛ばない
僕が折るよって言った一匹
届けるつもりがないからだ
飛ぶ鳥に君への思いを乗っけるなんて
千者千様の渡り鳥に
僕にはそんなことできやしないよ
白い壁に囲まれて君の頬は見るからにこけていて
食べ物を噛んでいない顎 味のない食事の黄色い渋滞
お見舞いの花だけが嫌味に生気を放っていて
花瓶 ありますか
840 :
1未満から:04/05/16 23:45 ID:rJ15hjjv
『ごめんね三回の呼吸 学生服の男編 2/2』
言おうと思っていたんだ
一番にいなくなるのは君みたいに
本当に生きてるやつの姿なんだ
あの学校って空間がいけない
青い心をごちゃ混ぜに薄めて
こんなことを言ったら怒られるかな
くぼんだ今の君の目は
瞳は前よりも輝いていて
だからこんなことを考えている僕は
いけない奴みたいに思えてくる
ごめんねを三回
そしたらここから一足飛びで
白い壁のそっち側に行くから待ってて
窓からは何が見えるの?
841 :
チョコ!p ◆07sfZapnrQ :04/05/16 23:47 ID:Z9ZC3HSn
>>793
評価ありがとうございました!
842 :
1未満から:04/05/16 23:51 ID:rJ15hjjv
「ごめんね三回の呼吸」はなにやらシリーズ化しそうです。
まとまってない視点があります。今日は評価も含めこの辺で。
みなさん乙です〜。
843 :
ウサギ歯:04/05/16 23:59 ID:nxD83qUP
「last lover」
根源に臨む 目を逸らす事叶わず
茶褐色のカサブタを 少しずつ捲るように
ゆっくりと ゆっくりと 滲む 記憶を眺めた
彼方から貴方へ 思いを馳せた昔日
至上の安らぎが 胸の中を暖めていた
全てを失えば 引き換えに 失う事を恐れず
想いに殉じる事ができるのだろうか?
今となっては虚しく 何もかもが無残に散った
一体君が何を 何を求めたのかも分からず
心躍るときめきを 滑稽だと思うようになった
恋に全てを投げ打って 求める事を笑った
身体だけ重ねる事に 慣れてしまった
無責任な言葉で 愛を囁くことも覚えた
愛することを恐れたのは 君を失った日
そしてあれから 僕は誰一人愛せないまま
刹那を重ね 君の面影を 重ねる身体に探した
喘ぐ声が現実に引き戻し 苛立ちを覚える
君の可愛らしい笑顔や 言葉を反芻し
細部まで指で覚えた身体を懐かしいと思う
でも抱く身体は君の物でなくて
それを思うと 死にたくなるほど苦しい
どうしてこんな風に枯れてしまったのだろう
君が僕の根源に残した傷は消せない
失恋は初めてではなかったのに
どうして君だけが?
いっそ出会わなければよかったと
思うことすらない 君が残した傷も愛しい
それが君に繋がっている 君を失った今でも
僕の根源に刻み付けられた 生き方の指針となって
>1未満さん 大量の評価お疲れ様です。どしろうとさんも同じに感じるんですが
大量でも一つ一つちゃんと評価していることに感嘆してます。
>>839 一つ一つの比喩だったりなんだったりに命があるというか、躍動感を感じます。引き込まれました。
「花瓶 ありますか」が妙に浮き立ってていい。
「青い心〜」の青は・・・んー、なんだ?w 若さか、冷たさか・・・
まとまって無いからこそある意味でのエネルギーが出てるのかもしれないですね。
俺はそういうほうが好みかもしれないです。 B
846 :
よつめ:04/05/17 00:15 ID:BUI+Shfe
戦ヶ原に少女が一人
風車 乾いた音で廻り続ける 真っ赤な夕日 戦ヶ原
白く細い影 少女が一人 造花を摘む 虚ろげに
今は無き鼓動達の儚さ 錆びた鎖 がんじがらめ
今を憂う鼓動達の愚かさ 溶けた鍵 行方知れず
吹く風は生臭く ぬるく 運ぶ 吐き気 離れて 千切れた 群雲
少女は振り返る 戦ヶ原 待ち続ける ひたすらに
いつか来る また会える 約束は歴史じゃない
つむじ風が叢を巻き上げる 少女の髪も艶やかに舞う
手には造花の花束 早く 早く 会いたい 焦がれる
独り言のように 呪文のように 呟いて 時間を潰す
戦ヶ原を漆黒が包む 夜 少女は泣いた 会えた
ありがとうってそっと 抱きしめた あの人の
されこうべ
847 :
どしろうと:04/05/17 00:17 ID:QBKXdv7X
漏れも、大御所の作品の評価スル
>>830 今の時期にぴったりだなあ。みずみずしい、夢見がちな学生の情緒。
最後の行、「十四」って14歳の事だろうか?あと、ちょっと勘ぐって
「とし」「じゅうし(ジューシー)」とも読ませる狙いもあるような?C+
848 :
ウサギ歯:04/05/17 00:26 ID:S+kRpmDd
「戦場のエゴイスト達」
焼けたら早い者勝ち もたもたしていたらなくなっちまう
胃の強い方が有利ですね 私はウェルダンが好みなのに
生焼けっていうか 生 それでも口の中へ 網に乗せる意味も無く
匂いなんて気にしてられない 少しでも近くへ身を寄せるように
スタンバイオッケー 肉を乗せろって お前まだ食べるなよ
3秒ルールは地面に落ちた時に使え 網は焼くためにあるんだよ
B・B・Q 暴走気味のお前にD・D・Tかけてやりたいが
そんなことしている隙も無い 後で投げっぱなしでかけてやる
B・B・Qに向かう時は 本能丸出し 人間性見えちまうぜ
気にしてられない 女だからって優しくしないぜって肉取って
後で後悔するのは 目に見えてるけれど 戦場じゃ仕方ない
この箸で戦っている それだけは認めてくれよ ベイビー
B・B・Q 一つだけ教えてやる 豚肉の生焼けは危険だぜ
ドゥーユーアンダスタン? 胃の強さは問題じゃないって知って
B・B・Q いつかカウボーイ・スタイル 穴の中で牛を丸焼きにしたい
心に余裕が欲しいんだ 私の好みはウェルダン 今は叶わぬ願い
「恋するストリッパー」
恋するストリッパー
僕の過ちも溶かして欲しい
あの赤い油絵のように
恋するストリッパー
修正してよ
こびりついたこの汚れを取り除いて
恋するストリッパー
何色に染まるのが正解なのか
わからない僕を透明にして
850 :
蛍:
一未満さん、評価ありがとうございます。
努力賞、嬉しかったです。
実体験ですか・・・
>>807-808 の詩は、実はクラナドっていうゲームをやって無償に書きたくなって書いた詩です。
感想に近いかな?でも、違うかも。
キミは自分で、これから強く生きたい。と夢見ております。
では、新作を。
うまく伝えられなくて 1/2
僕ら子供はとても不器用です
だから、伝えたくても伝えられないのです
だから大人は読み取ってください
上手に出来ない僕たちを上手に紡いでください
たった一言、好きですと
上手く伝えられない僕たちだから
それを感じる事が出来ない僕たちだから
どうしようもないもどかしさに襲われるのです
「大人になりたい」
それは憧れではなくて、希望なのです
きっと大人になったら
ただ、それだけの希望だけで生きているんです
大人は教えてあげてください
僕ら子供にとっては難しいことかもしれません
だからこそ、ゆっくりと優しく教えてあげてください