天使を呼び出すスレ

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194♭♭ ◆0afBx3Tq2.
「天使」

コーヒーを飲むのです
出来るだけ柔らかなコーヒーです

午後は小さくスキップをして
眼鏡を曇らす

それでいいのです

そしてわたしは考えるのです

いえ、考えるのではありません
イメージするのです

迷子の天使がベランダに降り立つのを
「悪いが一晩泊めてもらえないだろうか」と
ピンクの唇から鐘の声が漏れるのを

わたしは瞬きを3回してから
急いでベットのシーツを新しいのと取替え
押入れからいつかの男のために買った枕を引っ張り出し
天使をそこに寝かすのです

天使は音もなく布団に潜り込み
白くて可愛い羽がやけに生々しくあるのです

わたしはコーヒーを飲むのです

天使を寝かしつけたわたしは
きっと
出来るだけ柔らかなコーヒーを飲むのです