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187ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/11/26 18:34:35 ID:c0W5Rw/L
>>186
有難うございます。瀬戸内海のド真中で作成したもので…
この詩から2つ詩が分割して作れそうな…そんな余韻を残す詩だと思います。
瀬戸への心情だけで一つ詩が出来るほどに
思った以上に海は密接に関係していることに気づかされた詩です…
188ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/11/28 00:27:21 ID:+qXFAzVj
 −紅い月−

夕暮れの海岸線を一人ふらふらと歩いていた
誰かに見られている気がして振り向くと
月が僕を見ていた…大きくて紅い月が僕を見ていた

紅い月…あの紅は何で人の心を不安にさせるのだろう
まるで僕のことを見透かすかのように
紅い月が僕を見て不気味に笑っていた…無気味に

いつもの月明かりはあんなにも穏やかで
人々の心を切なくも温かく包みこむのに
月も疲れるのだろうか、苦しくなるのだろうか
人々の切なさを抱え込みすぎて辛くなる時が…あるんだ

本当は知っているさ…夕焼けと同じ現象なんだろう
…だけど紅い月はめったに見ない…それは月が決めるから…
あの紅は僕たちの不安や切なさ、哀しみを混ぜた色
月が僕を見ていた…苦しいよ、助けてよと泣きながら笑って
189雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/11/28 11:36:33 ID:i35HFdiW
>>188「紅い月」
たまに見える紅い月は何だか不穏で恐ろしい
感じですが
>月も疲れるのだろうか、苦しくなるのだろうか
この解釈が新鮮で、うん、優しい・・すごくいいなあ
と思いました。一見不気味な月の意外な一面。
話手と月の不思議な交流が悲しくも物語的で素敵です
190ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/11/28 13:35:01 ID:CbDm5yQa
>>189
いつも有難うございます。
昨日、満月のような月が見えて、それで紅い満月を思い出して書きました。
不穏な感じで行くつもりでしたが、月に思いを巡らせたらこうなりました。
…不思議です…
191天虫 ◆J5/YEUN.4s :04/11/28 16:16:58 ID:OWNo30BA
なんだ・・岡山も良い月が見れてたのか〜
俺も同じ題材で昨日書いてたや(苦笑)

>>188 「紅い月」

・・orz
主観が入って批評できないから感想とそれにまつわる話おば

紅い月に悲しさや辛さを感じたようですが、俺には熟れた果物のように見えました。
美味しそうに丸くて大きな紅い月・・・昨日書いた詞はそんな内容の詞でした。

あとは今は北海道に引越しちゃった面白い旧友との思い出でもあるのでw
俺は楽しいイメージを感じちゃうんですよね(苦笑)
192ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/11/28 16:40:24 ID:xD1PouIs
>>191
感想有難うございます。
私、部屋の窓一面に瀬戸内海…だから月の出も見れるのだよ(藁
同じ題材でも全く違うと思うから、是非カキコキボンヌ+.(・∀・)゜+.

紅い月はいろんな気持ちを生み出すよね…売れた果実かぁ…
思い出も入れて見たいな天虫での1発目♪
193ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/02 04:45:39 ID:NN6a9wvA
 −罪−

神の小羊
  世の罪を除きたもう主よ、我らをあわれみたまえ

学生生活を終える前の日、ミサが行なわれた
社会へ出てゆく私たちを見送るが如く
創立当初から行なわれてきた伝統

まともに社会には出られなかった はみ出してしまった私
4年間の学生生活の罪を許されて
この2年の間にどれだけの罪を犯したことか…

神の小羊
  世の罪を除きたもう主よ、我らに平安を与えたまえ

今、心の中で繰り返し唱える祈りのことば
講堂で唱えた時の何倍もの想いをかけて祈る
…あの日の笑顔はもう戻らない…変えられぬ事実…

神を信じぬ私が神に祈りを捧ぐ
誰よりも強く 誰よりも清く…主よあわれみたまえ…
194雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/02 16:20:17 ID:vqoWb3E6
>>193「−罪−」

祈りの詩ですね。
卒業式のミサの話など交えて親しみやすさを出しつつ
祈りの言葉が入ることで厳かな優しさも感じられます
最後の>神を信じぬ私が神に祈りを捧ぐ
ここに共感しました。最後の2行が一番心に伝わってきますね
195ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/02 18:16:55 ID:KpkurRQN
>>194
ツライ時に不意に頭をよぎるんですよね…覚えさせられた祈りの言葉…
詩というか、散文ですが、ちょっと違うスタイルになったような…
主への祈りの言葉は長過ぎて使えそうになく(天にまします我等の父よ…)残念…かな?

主題としては「無信仰な日本人…でも困った時の神頼み」をアレンジしてみました。
いつも感想、ありがとうございます。
196ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/03 18:02:01 ID:CBQh6HU3
 −祈り−

おばあちゃんの家で高熱を出して寝こんだことがあった
私はまだ小さくて、苦しくて、母が恋しくて泣いていた
「花火ができない」と幼い姉が怒ってたのを覚えてる

熱はどんどん上がって危険な状態だった
祖母の家は瀬戸の小さな島にあり、どうしようもなかった
姉たちがふてくされているのを叔父と叔母がなだめ
必死に「ごめんねおねえちゃん」って弱虫な私は謝ってた

姉たちが寝ついた後、祖母が私のそばに来てお経を読み始めた
始めて聞いたお経は、不思議な呪文みたいで
おもしろい響きに自然と笑顔が零れた
不思議な呪文を聞きながら眠りに落ちたのは…八つのとき

夜が明けて熱が落ちついたのを確認して祖母は
仏壇に手を合わせて何度もお礼を言っていた…何度も何度も
祈りの姿がそこにはあった…気づいたのは…二十四のとき

今は仏壇に手を合わせるのは私
祖母はあれからどんどん記憶を無くしていって
そらで読めたあの呪文ももう唱えられなくなった
だけど最後まで覚えていたのは祈りの言葉だったという

私は祈りの言葉は知らないし仏を信じてはいないけど
天国にいる祖父たちが私の祈りを聞いてくれると信じて祈る
197雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/03 18:22:38 ID:GCqJhVbR
>必死に「ごめんねおねえちゃん」って弱虫な私は謝ってた
けなげだ・・小さい子のいたいけさが現れていて、その後の
お経の魅力と対象的で引き立てあってますね。お祖母さま
のお経のくだりは不思議さと同時にコミカルさがあっていいですね。
「千と千尋」みたい。物語としても楽しめる作品で好きです。
198天虫 ◆J5/YEUN.4s :04/12/03 21:53:42 ID:QXoszhMu
>>193 「罪」
ちょっと批評できる作品じゃないかもorz
内容はわかりやすいけれど魅せる詩ではない気がします・・。
2、3連が肝になる代わりに他の部分から浮いてる感じがします。
そこをいじればより詩作品的になるかと。

>>196 「祈り」
5連の冒頭を読んでベルタースオリジナルのCMを思い出したのは俺だけでいいorz
呪文、お経、祈りの言葉などの使い分けがよくできていると思いました。


文句たれました〜w
199ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/03 22:25:34 ID:CBQh6HU3
>>197 雪妃さん
感想ありがとうございます。ちょっとしたことで思い出す記憶ってありますね。
お経でこんな思い出を思いだせるなんて思いませんでした。

>>198 天虫さん
いつもご批評ありがとうございます。
『罪』は祈りの言葉が先走り過ぎてるのでバランス悪いですね、確かに。
『祈り』で思い出されたCM気になるのですが置いておいて、
完全に過去の日記みたいなんですが、多少いじれば詩になるのかなと思いました。

だんだん「自然」からそれてきた私ですが…何処へいくのでしょう??
教えや祈りの言葉を加えることの難しさを感じた2編でした。
200天虫 ◆J5/YEUN.4s :04/12/04 05:18:17 ID:PB8eoQ5t
       「未来の親友へ」
聞き覚えのあるボーカルの声 閉じ込めた記憶が解かれていく
想い出のあるボーカルの声 偶然が現実(リアル)に交差していく
あぁ みんなで一緒に聴き歌ったセピアなフレーズ
あぁ 重なる記憶と歌声の冷たいセッション
たくさん話した たくさん笑った たくさん泣いて 失敗もした

「友達になりたい」と言ってくれた君に返せたのは臆病な不器用
離れてく残酷さ知ってるのは君の方だけど離れるしかなかった

君は今何処にいるのかしら それなりに私は頑張ってるよ
会いに行く いつか私から行く 無責任に期待もたせてゴメン
あぁ 「いつか」が来る日を待ち続けてないか心配
あぁ 手元のCD聴くことで少し近づけた
あなたはあなたを 私は私を 精一杯に 生きていこうね

もう二度と言葉では縛りたくないけど会いたくなり臆病な私に
自信と勇気と愛持った日には君のところへと必ず会いに行くよ

今は一人でいつもの歌を口ずさんでる
愛しい君へ最後になったけど・・ありがとう
201ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/04 10:39:11 ID:lsbI8Xe3
>>200
わぁ、見事なリライトありがとう♪(゚∀゚)ハッチ!!
これなら行けるね…ちょっとアレンジしなおして仕上げてみるよ♪
ありがとう…いつも思うけど上手いよね…天虫さんの表現力と解釈に脱帽です。。
202雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/04 14:18:03 ID:qWfSB5sq
>>200 「未来の親友へ」
これ好きだー・・。ハッチの可愛さと
天虫さんの洗練が良く混ざってて魅力的です。
今時の女の子の恋の歌って感じですね。有線で
流れてきそうな自然なよさがありますね
203ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/05 02:14:57 ID:s5o86JdR
私の好きな詩を紹介なんてしてみたり…
訳は私がしたので間違いもあるかと思いますが…まぁまぁ…

 −暗黒の木−

友人に対する怒りというのは、その気持ちを伝えることで静まる
真に憎い者への怒りの場合、気持ちを伝えはしない…育てるのだ

そう、その気持ちに朝と夜、震えながら涙の水を与え
   その気持ちに笑顔という日光にあててやる
   …相手に気づかれないように策を練って

そう、朝も夜もその気持ちが重みのある輝いた林檎の形となるまで
あぁ、憎きやつが林檎を見ているよ…それは私のものだと知りながら…

奴は柱に隠れて、こっそりと暗闇の中私の庭に忍び込む
朝になって私は喜ぶのさ、腕を広げて倒れて死んでいる奴を見て…
                (William Blake "A Poison Tree")

たくさんの比喩(隠喩)が使われていて
憎しみの感情を林檎に喩えているあたり…禁断の果実ほど欲しくなるのですよね…

何か感じてもらえたら、それで嬉しいです。
204ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/05 03:40:08 ID:s5o86JdR
 −一方通行−

気がつくと、いつも目の中に映っているあの人
いつも背中を眺めてた…いつからだろう…わからない
気がついたらもう、目が離せなくなっていた

彼の声、動き、笑い声、眠そうな顔、厳しい表情…
どれだけの瞬間をこころに収めたか…わからないよ
人を好きになる瞬間なんてわからなくて
人を好きだってわかった時には…もう走り始めてる

どれだけ相手をこころに収めても
私のことは相手には映っていないから
私のこころは何処へ向かえばいいのかわからなくなる

近づけば近づくだけ遠くなるような錯覚
私の想いは一方通行だから
引き返せないの…進むしかないの…でも前が見えなくて…

「好きです」その言葉が口から出るまで一方通行は終わらない
一方通行を抜けたら大通りへ出られるよ…自由に走れるよ…
205天虫 ◆J5/YEUN.4s :04/12/05 09:13:44 ID:uKs536ny
>ハッチ
批評の前に自分の詞について・・
「未来の親友へ」の3連目の2、3行目はもう少し説明が必要だったかも・・。
元の詩を頭に保管していないと「いつか」という言葉の重みが軽い気がする。
歌詞にするとこういう弱点が出るんですよね。
アレンジするときはその辺の加筆に注意してみてください。

>>204 「一方通行」
2連目のラスト2行は良い感じですね。そのまま歌詞にも使えそうな感じ。
3連目の「相手」と言う言葉は「あなた」に置き換えたほうが恋愛っぽい雰囲気が増すかなと思いました。
「相手」と呼ぶことで突き放すことを狙っていたのでしたらすいません(汗)
206ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/05 13:07:04 ID:oRUPBq+9
>>天虫さん
アレンジの心配までしてくれてありがとう…気をつけてみるよ♪
キーは「いつか」という言葉にあるからね…大切に、でも客観視で行ってきます!

「一方通行」
ご指摘のところは、「一方通行」の車を意識して「相手」と表現してみました。
恋愛詩だけどちょっとユーモアを入れれたら…と思って…
過去になった恋愛だからこそできる技かもしれません(藁

いつも丁寧にご批評有難うございます。
207雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/05 15:47:30 ID:CPv4Y35E
>>203「−暗黒の木−」
最初の2行が人間を語っているなあと思いました
題材は禁断の果実なのにすごくリアリティが
あって、人間は悲しい物だなあと思いました
ていうか深いですね・・。
>>204「一方通行」
2連目のラスト2行、私も歌詞になりそうだと想いました。
リズミカルさが出ていて、気持ちも伝わってきます。
片思いの切なさ、なかなか伝えられない思い。
「一方通行」、「大通り」という言葉が共感を
与えてくれますね。


208ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/05 16:08:29 ID:oRUPBq+9
>>雪妃さん
いつも有難うございます。
「暗黒の木」は本当に怖い詩だと思うんだけど(憎しみの感情を育てる過程とか)
何となくわかる気がして…人間をリアルに表していながら、物語のようで…深いです。

「一方通行」はお褒め頂き有難うございます。
バイト先で片想いしていて「好き」と言うまでの切なさ・苦しさを書いてみました。
私だから、勇気を出して告白したけど…片想いだけど行動してしまうと
大通りに出てしまうんですよね…ほろ苦い想い出を排除した、純粋な片想いを書きました。
209ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/05 18:25:12 ID:oRUPBq+9
 −バーチャル−

私たちの生きる世界は一つじゃなくなった
『リアル』と『バーチャル』…時々わからなくなる
私たちは開拓者だからまだ上手く使いこなせていない

『リアル』と『バーチャル』は違うと先人たちは言う
だけど『バーチャル』が『リアル』とつながることもある
私たちは開拓者だから私たちの後ろに道はできてゆく

『バーチャル』で生まれた感情をどうして否定できるの
『リアル』は大切…わかっているよ…でも誰か教えてよ
生まれる感情が純粋であれば…なんて夢見すぎなのかな
『リアル』でも騙されるよ…この気持ちはどうすればいい?

『バーチャル』で生まれた純粋な感情…ねぇ誰か否定してよ
そうしたらラクになれる…だけど本気で否定して…本気だから
210雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/07 12:40:54 ID:JTi1aFqE
紋白蛾

毒婦は清純の擬態をする

毛皮の内掛け無の白さ
触覚は麻薬を仕込んだ櫛

性的な味の果実の樹液、貪欲にすする其の様は
吸血しているようですらあり

赤子のように無心に吸うので
知らずに見る者に誘いかける

白い内掛けには黒の斑点
この世に生まれた穢れを意味し

不用意に手を触れた愚者達の
滲んだ血をも思い出す

211雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/07 12:45:20 ID:JTi1aFqE
>>209「−バーチャル−」

親しみやすく、興味深いテーマで、着眼点がいいな
と思いました。素直に共感出きる作品で話手の
思いも胸に語りかけてきます。

>生まれる感情が純粋であれば 一番印象深いです。

今度は第三者の目でみた『リアル』と『バーチャル』
の詩も読んでみたいなあと思いました


212ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/07 15:42:40 ID:7hgFBf9o
>>210「紋白蛾」
すごく少ない言葉に凝縮されていて、蛾の悲壮感や無垢な姿に世間の汚れ
そして詩に流れる官能的世界…無駄な言葉は無く完成度が高いと思いました。
第2連の紋白蛾の表現に脱帽です…表現力の豊さ、世界観…
そして締めの言葉
>不用意に手を触れた愚者達の
>滲んだ血をも思い出す
たくさんの解釈が出来て素晴らしい余韻を残していて素敵です。
213ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/07 15:47:17 ID:7hgFBf9o
>>211 雪妃さん
いつも丁寧なご批評有難うございます。
思いついたことを言葉にしていくので生活密着系になるのでしょうか…orz
でも親しみを持っていただけたなら嬉しいです。
そして次回のお題まで用意してくださって有難うございます…
『バーチャル』にはまり込んでいる姿…友人から見た私を連想して書いてみます♪
214雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/07 22:45:30 ID:JTi1aFqE
>>212
批評ありがとうございます。紋白蛾は真っ白で
ふわふわのとても綺麗な蛾なのですが、毒があり駆除対象の
害虫です。写真を見てあんまり無垢な姿だったので
書きたくなってしまいました。ハッチさんの詩はすごく
共感できるのが好きです。いつか私も生活密着系を書いてみたいなあ。
生活密着系・・生きている実感がないと書けないものですから
それがリアルでも、バーチャルでも。
215天虫 ◆J5/YEUN.4s :04/12/08 00:53:20 ID:2hk3NZ0x
>>209 「バーチャル」
非現実であるバーチャルの世界を開拓していくという発想はとても良いかと。
3連目はもう少し肉付けしないと一人で踊ってるだけな感じがします。
最終連の〆方は非常に綺麗ですね。

>>210 「紋白蛾」
触覚を櫛に喩えたのは流石ですねw
>>212でも言われてるけど、こういう余白の残し方は楽しみやすくて良いですね。
「思い出す」と言う言葉で〆てあるのがまた綺麗ですね。
216ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/08 02:49:27 ID:QZmL/15I
>>215 天虫さん
いつもご批評ありがとうございます。勉強になります…
確かに三連目は私の気持ちが走り過ぎていて、
もう一連足した方がよかったですね(4連でまとめたい欲求に負けた…orz)
〆は私は2行に気持ちを込めることが多いですね…しっくりくるんです自分でも♪

雪妃さんからのお題提供に応え、天虫さんの意見を頭に新作考えてみようと思います。
217ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/08 03:15:33 ID:QZmL/15I
 −仮想世界−

友人が結婚した…出会いは今流行りの出会い系サイト
披露宴では遠く離れた二人の出会いを
何とかごまかそうと司会者が必死になってて笑ってしまった

どうしてごまかしたりしなくちゃいけないの?
友人は真剣だった…出会いがメールなの不安がっていたけど
二人は着実に普通の恋愛を築いていって幸せをつかんだのに
どうして彼女たちの恋愛を大人たちは認めてあげないの…
変に誤魔化しを入れたから折角の披露宴も私は興ざめだった

友人は恋をしていて喧嘩した時
授業をサボってまで新幹線に飛び乗って
ただ会いに行ったことがあった…当時はわからなかった
今ならわかる…我を忘れるくらいただ真剣だったのだろう

インターネット・携帯メール・出会い系サイト…
それらは仮想の世界で現実じゃないと年寄りは言う
たくさん事件が起こって危険だから止めなさいと言われる
現実でも事件は起こってる…二つの境界線って何なわけ?
そう言うと彼らは口を閉ざす…お決まりのコースってヤツ

わからなかったこの世界…今、私は現実と仮想世界の境界にいる
立って始めてわかるんだ…何も知らずに口を挟むのは止めにしよう
気持ちはどこででも産まれるよ…人と人が繋がってしまえば必ずね
218ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/08 22:03:03 ID:pmp8MRL7
 −ふたご座流星群−

今年は12月13日にふたご座流星群が見れるらしい
獅子座流星群より寒いから綺麗に見えるかもしれない
午前二時前後が最もたくさんの星が降ると聞いた

午前二時前後…時間を聞いて心に迷いが生まれたよ
丑三つどきじゃない…空から降りてきてくれるの?

私は貴女たちは星になったと信じているから
流星群の流れ星をみては貴女かと確認するでしょう
私のもとへ来てくれるのかと落ちつかないでしょう
流れ星を数えては貴女たちとの想い出を数えては
想い出の数だけ涙を流すのでしょう

ねぇ私に会いに降りてきてくれるんだよね…
一方的な想い、届かぬ想い…もうわかっているよ
わかってしまうくらいに時は流れてしまったから

貴方たちの一番大切な人のもとへ降り立ちなさい
そして笑って、そして涙を拭っておあげなさい…
私は眠りに就くことにするから…夢の中でいいから会いに来て 
219雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/09 00:52:36 ID:qik24Fej
>>217−仮想世界−

写実的で「バーチャル」の時より客観性があってまた
違った魅力があります。三連目は共感を呼ぶし何より
恋物語的で、他の連を盛り上げていると思いました

>>218「−ふたご座流星群−」
13日・・見れる所にいれたらどんなに楽しみか。
でも大多数の人は星のあふれる空を想像して其の日を
迎えるのでしょうね。1連の寒いから綺麗に見えるかもしれない
という所で人間の場合に置換えて考えてしまいました。
苦労するほど世界も美しく見えるのかな、と

本題に戻って三連目からがキラキラと悲しい盛り上がりを見せて
くれますね。「涙」と「星」この対比も綺麗ですね。
切ないけれど何度でもかみしめたくなるそんな詩だなあと思いました

220ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/09 02:17:08 ID:sotXmaiU
>>219 雪妃さん
丁寧なご批評有難うございます。
「ふたご座流星群」は深読みしてくださって世界を広げてくれて感謝です。
>苦労するほど世界も美しく見えるのかな、と
本当にそうかもしれませんね…意識的にかけてはいないのですが
味わい深くなって良い詩に認定しそうです(藁

「仮想世界」は実話です(汗
友人は幸せに暮らしているとその後も聞きました
星といい…現実ばかりなので空想の世界観を書けるようになりたいです。
221ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/11 02:49:33 ID:+PAuPJCl
 −いつかの親友へ−

聞き覚えのある声を耳にした…この曲…どこかで…
思い出した瞬間、時計が逆回転し始めた…過去へ過去へと
こころはあの日々に戻っていった…セピアとなった日々へと
暖かい想い出と冷たい現実が絡み合って過去を紐解いていった
たくさんの笑顔 たくさんの涙 夜通し語った夢は今どこへ…

思わず口ずさんだあのフレーズ…たくさん失敗もしたっけね
「友達になりたい」と言った君に返したのは臆病で不器用な返事
離れてく残酷さを知っているのは君だけど…そうするしかなかった
「いつか…いつかまた会えるから」…いつか…何て無責任な言葉…
君が「いつか」を待ちつづけていないか、忘れていないか心配なんだ

ねぇ君は今何処で何をして、何を見てる?
私はそれなりに頑張っているよ…見てるのは青空と月明かり
ねぇ私は私を生きるから、君は君を生きて…精一杯生きようよ
寂しくなったら空を見て…空はみんなとつながっているからさ

二度と言葉で君を縛りたくないけれど…いつか
そういつか君に会えるだけの自信と勇気がついた日には…
もう二度と君を傷つけたくないから強さと優しさも必要だね

帰り道街角のCDショップで思い出のアルバムを買った
…少しだけだけど近づけた気がして泣きながら歌ったんだ
今は一人、寂しい時に苦しい時に聞いては口ずさむ
愛し君へ…たくさんの想い出と未来への希望をありがとう
222雪妃 ◆kAUyWsLagY :04/12/11 17:37:46 ID:n9lKZn93
>>221「−いつかの親友へ−」
一連の流れがテンポ良く、話手の思い出を語って
いますね。そして「いつか」・・色んな意味を含むこの
言葉を上手に取り入れて、深みを出していると思いました。
詩物語・・そんな言葉が似あうなあと思います


223ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/11 19:16:55 ID:+PAuPJCl
>>222 雪妃さん
ご批評有難うございます(キリ番ゲトゥおめです♪)
前よりはマシですが…やはり思い入れが大きすぎて
ショートストーリーにしたほうがいいのかもしれません…
『ハッチ家出物語』中々のドラマが…
いつか過去になったら書こうかな…「いつか」という詩は書けそうです。
224ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/11 19:29:37 ID:+PAuPJCl
 −いつか−

いつかっていつのことなの
これから先の未来のこと?
それって近い未来、遠い未来??

よく昔母親に「いつかね」と言われてた
でも「いつか」は来ないことの方が多くて
母親の「いつか」は「嫌よ」を意味してた

でも「いつか」という言葉は
淡い期待を持たせる言葉
無責任だけど
来るか来ないかわからない
だから余計に期待が膨らむ言葉

美しいものには刺がある
「いつか」という
甘い響きに酔いしれて
血だらけになってはいけないよ

いつかという日はこの世で一番見えない日
いつかという言葉は最も残酷な甘い蜜
225ハッチ ◆PooH.Gb5fY :04/12/16 22:41:43 ID:5/ZkYCRt
 −恋敵−

恋敵がいた…負けて私は身を引いた
身を引いて数ヶ月、好きな人から
彼女が星になってしまったと聞いた

恋敵にはばれていたのかもしれない
勘の鋭い女だったから
強そうに見えて弱い…不器用な女だったから
私の想いを見透かしていたのかもしれない
悲しいけれど私は本当に姿を消した…
苦しいけれど彼が本当に彼女を忘れられるように

あれから一年が経とうとして
私は他に好きな人が出来て毎日ドキドキしてる
一年という月日は私には長かったけれど
彼や貴女を想い出にするには充分だった

今の恋に悩んでいる私に優しい貴女は
夢枕に立って会いに来てくれた
お互いの好きな人のことを話し合って
貴女は姿を消した

不器用な貴女の精一杯の思いやりを感じて
そんなんだから長生きできなかったんだよ
だけどありがとう…これで思い切り新しい恋に走れるよ
本当にありがとう…貴女と和解ができたようで嬉しいよ
226名前はいらない:05/01/06 23:06:34 ID:ZkTq+uio
age
227名前はいらない:05/01/22 23:11:19 ID:5ilx41NO
age
228名前はいらない:05/01/22 23:22:16 ID:5ilx41NO
牡丹雪が音も無く空から落ちてくる
空は行き詰ったような
疲れ果てたような
どんより重たい色をしてるのに
そこから落ちてくる牡丹雪は
純粋無垢な色をして

黒いコートに落ちた牡丹雪
黒いコートを見る見る白く飾って
街ゆく人をお揃いにしてく

やがて溶けて無に帰る牡丹雪
ほんの束の間の出会い
ありがとう
大地に戻り空へお帰り 
229名前はいらない:05/01/23 13:50:14 ID:khGylz83
くろのこーとでした

こわいですね
230228:05/01/23 22:04:36 ID:wmtemxJY
>>229
『黒』に意味はなくてたまたま着てただけだけど(黒のコート流行ってるよね)
意味づけして表現してゆくと面白いものになるかもしれない…
評論・コメント…かな??ありがとう、色を使う時、心得てみるよ。
231名前はいらない:05/02/24 18:14:58 ID:9iU5kAXy
雨の音が止んだから窓の外を見てみれば
空から静かに舞い降りてくる雪が見えた

どうして雪は音も立てずに
華麗に舞い降りてくるのだろう
雨よりも冷たいはずなのに
どうして私の心を暖かくするの

空から静かに舞い踊って地上に降り立つ
白くて繊細な雪の結晶
手に乗せればすぐに溶けて水にかえるキミ
お日様の光ですぐに溶けて水にかえるキミ
とてもとても儚いキミ…

私の住む街は この冬二度目の雪化粧
明日の朝には化粧は落ちるだろう
だからしっかり見ておくよ
キミに出会えた喜びに感謝して…
232名前はいらない:05/02/27 00:17:12 ID:ioegTcUk
僕らはいつも笑っていたね
それぞれに深い深い哀しみを内に秘めて

夜通し語った未来や夢
今でも僕はキミに教えてもらったタバコを
今は一人で吸っているよ
果てしなく広い夜空の下で…一人

いつまでも一緒にいられないってわかってた
…そう、あの日にはもう戻れないけれど
僕はあの日々を忘れない…輝いてた日々を流した涙を
一緒に聴いたCDを手にすると胸が痛むけど
ちょっとだけキミに近づけた気がして嬉しいんだ

ギターが生み出す切ない音は
あの日の僕らのよう
まだ上手く弾けないでいるけれど
上手く弾けるようになる頃には
良い想い出になってくれるかな…会いたいよ
233名前はいらない:05/03/03 22:44:40 ID:hBG5FsYq
今日は大切な人の誕生日なの
大切な人が今日まで
生きたという
とても嬉しく神聖な記念の日なのよ

祝いに何を贈りましょう
祝いに何を贈りましょう

私は想いを唄に込めて歌いましょう
彼女の心に届けておくれ春の風
桃の香りを風に乗せて
大切なあの人に

貴女と出会えた奇跡に感謝して
貴女と同じ時間を共有できることに感謝して
感謝の唄を歌いましょう

貴女は暖かな春の匂いがする人です
訪れる人を優しく暖める、春の人…
優しく暖かい翼を持つ
春の風よ、彼女を高く高く飛ばせてあげて
たくさんの景色を見せて写真(絵)にしてもらいましょう
ほら、笑顔が零れるのがわかるでしょう、春の風

私はもう次の記念の日を待っている…
気が早いかしら春の風…

234名前はいらない:05/03/03 22:48:34 ID:hBG5FsYq
寒い冬を越えて訪れる春は
  人のこころを暖かくする
梅が、桜が咲くのを人々は待ちわびて
  木々のつぼみを目を細めて見守っている

一冬を越えるごとに人は大きくなる気がする

厳しい冬があるからこそ
  ほら春はこんなに私たちに優しい

235名前はいらない:2005/09/22(木) 17:28:37 ID:1qNb4bTq
保守
236Y.S
人  作Y.S
 朝学校に行く時に色んな人に会う
 PTAの人
 通勤の人
 地域の人
 色々な人がいる
 色々な人がいる