できないこと

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61名前はいらない:2005/07/24(日) 23:21:56 ID:MPUq7CvR
できないこと

自分に自信を持つこと
62名前はいらない:2005/07/27(水) 22:03:57 ID:gJbcxk4r
できないこと
人間臭さを消し去ること
できないこと
世界を無視し続けること
できない
できない
私は
鏡も見れない
苦しみの天(ソラ)

63青色蝙蝠:2005/08/16(火) 23:59:45 ID:xIQfvfTF
暑い夏に
蝉は死に過ぎていて
全部消えてしまえばこの神社の風景は
いくらか透明になるだろうなと思っていた

水色のトンボが飛んで
そのきれいな背中の所為で
長く伸びた前髪の深く向こう側に
沈殿した光が見えて
内臓の周囲をなまぬるく包んで
腐ったベンチに猫
蝉の死骸と蟻
泥のような光

暑い夏に
何か零れている気がした
ふるえるほど
だけど僕が隠してしまっているところで
知らない言葉を話すように
君がいて
64青色蝙蝠:2005/08/25(木) 19:36:43 ID:RK/RBNSp
空から大きな唸り声が聞こえて
少し驚いてしまった
この街は空港が近いんだなあ
空を眺める人のいない道路

たくさんの蝉の声と急な坂
この街にはどれくらいの人が住んでいるのだろう
この街の森はどれくらい暗いのだろう
溝はどれくらい深く
塀はどれくらい高く
夜はどれくらい寒いのだろう
今度は踏み切りの音が
小さくだけど聞こえてきた

目の前をバスが走る
あのバスはどこまで行くのだろう
病院はいくつあるのだろう
ゴミ処理場や収容所はあるのかなあ

たくさんある貯水池の水は緑に濁って汚いけれど
きらきらして見える
それから
君はどこにいるんだろう?
65青色蝙蝠:2005/10/25(火) 03:23:28 ID:gCfZrZUk
生きていくこと
呼吸が増えたり減ったり
遠い空は何か冷たい

夕陽の溜まる交差点で君を探したりしていると
影絵の絵本を思い出して
飲み込まれる感覚で空に
少しだけ近づいたんだ

乱反射する橋の上
息をたくさん吐いた思い出
身体中を紅い線が
血管ではない何かが走っていて
息をたくさん吸い込まなきゃ

駅に用はないけど線路沿い
高架下はガタゴトガタゴト
電車の中は窓から見えなくて
紅くて、全て紅くなって滲めって
キラキラしているものは全部溶けるように
紅くなる
66 ◆zABAZSBt06 :2005/12/22(木) 22:43:47 ID:CV+OrSIX
計算-足し算を間違える
読書-平仮名があやふや
食事-溢してばかり
排泄-月一におねしょ
粘着-すぐ飽きる
嵐-すぐ謝る
釣り-逆に釣られる
柔道-受け身さえ出来ない
消化-胃もたれ
発声-いつもどもる
発生-脳の一部が奇形
習字-漢字が書けない
散歩-道に迷う
存在-いつも消えそう
呼吸-夜は無呼吸

だれかHOW TO本を下さい
67名前はいらない:2006/04/12(水) 21:15:01 ID:I/LrLOqS
テスト、テスト、テスト。本日は晴天なり
68guzu:2006/04/26(水) 02:16:26 ID:SfWxsPlG
『屑の勲章』

今日、私は屑の称号を与えられました
人が人を侮蔑することを軽蔑し
言葉を遣う者に格付けしては
ものを書く資格の 有る無しを
烙印として押す人を 蔑む資格を得たのです
これで正々堂々、侮辱や軽蔑を
口にしてよいこととなりました

ああだこうだ、と能書きを垂れ
そして下手くそな自分の書くものに
下手くそなくせに あれやこれやと悩むのです

69guzu:2006/04/26(水) 02:18:34 ID:SfWxsPlG
               (つづき)
私は、私の中では名前の要らない
ただの "わたし"になって 我儘、勝手を唱えます
好きなものが好き  それ以外はナンデモない
嫌いなものにもなりはしない……

夢、理想、憧れ、希望
幻滅、侮蔑、不快に嫌悪
それを私の中に 無秩序に
並べ列ねては 篩(ふるい)にかけて
レッテル貼りの遊びをし
俯瞰、独り善がりを楽しむでしょう

私に与えられた、この屑の資格
その称号をこれからは 勲章として掲げます
仲々どうして 立派なものではないですか
屑は屑をプライドに
下手を下手に楽しむでしょう

どうです?
この胸につけた
あなたがくれた 屑の勲章


70guzu:2006/04/26(水) 02:31:37 ID:SfWxsPlG

失われてしまったものと
損なわれてしまったものとは
まったく違う。

失われてしまったものは
失われた、ということで
その存在も消えてしまう。
けれど、損なわれてしまったものは いつまでも
損なわれたままの形で
損なわれたものとして存在しつづける。

そしてそれを
見つめ続けなければならない。



71guzu:2006/04/26(水) 02:45:27 ID:SfWxsPlG
『怒号』

「お前は、馬鹿か?」
アナタの文字は、そう綴っていた

「お前は、馬鹿か?」
アナタの声は、どこまでも正直に
興奮と、怒りと、侮蔑に満ち満ちて
口汚く 私を叩きのめした

それがアナタの満足感だったことを
この眼ではなく この耳が
はじめて教えてくれた
72guzu:2006/04/26(水) 03:03:03 ID:SfWxsPlG
『行方』

住み慣れた籠の文鳥が
ふとしたはずみに
籠から外へ飛び出した

ただじっと待っていたなら
じきに自分で 籠に戻るはずだった

何も知らない人が騒ぎ立て
大声で呼んだ途端に
文鳥は みるみる遠くへ飛んで行った
73名前はいらない:2006/04/28(金) 22:36:11 ID:r5NuspqX
静かな夜
74名前はいらない:2006/04/29(土) 06:39:16 ID:wzhjTw5F
馬鹿なおれ
75名前はいらない:2006/05/04(木) 03:37:09 ID:g3tXUasp
気を許して
笑うことが
出来なく
なったのは
信じること を
恐れているから・・・
76名前はいらない:2006/05/07(日) 16:45:50 ID:EiBRyzPC
あげ
77名前はいらない:2006/05/11(木) 23:28:25 ID:Es2c08G1
『Es2c08G1』

イイエスケイプでフリーになって
2キャラットのダイヤでさ
例によって武装して
蜂の巣に向かい 突撃するのさ
ギュっと握りしめてるよ
そうさグレイト、グレイト オンリー ワン
いちいち形振り構ってる暇などない

78名前はいらない:2006/05/11(木) 23:37:47 ID:Es2c08G1
『朔月の日々』

新月の夜が続くよな
まるで そんなこんなの繰り返し
心が追うのは月のカケラ
自分の影さえ見つけられずに

ヒトリボッチ

 が止まらない

79名前はいらない:2006/05/15(月) 06:03:39 ID:kWu1mFqQ
『 眠る人 』

夢から醒めない夢
から醒める夢
から醒める夢
から醒める夢
から醒める夢
から醒めずに

「これは悪い夢だ」と叫ぶ
悪夢

から醒めない悪夢
から醒めない悪夢
から醒めない悪夢

を見つづける夢を
見つづける


80名前はいらない:2006/05/15(月) 06:11:57 ID:kWu1mFqQ
>>79 ×


『 眠る人 』

醒めない夢
から醒める夢
から醒めない夢
から醒める夢
から醒めずに

「これは悪い夢だ」と叫ぶ
悪夢

から醒めない悪夢
から醒めた夢
から醒めない悪夢

を見つづける夢を
夢見つづける
81名前はいらない:2006/05/15(月) 06:18:52 ID:kWu1mFqQ
『 愛し君 』

夢でさえ 逢えぬ人の名  "愛し君"
82名前はいらない:2006/07/06(木) 21:29:03 ID:kGHfOJ4b

君は朝陽

僕は夕焼け

夜が僕らをつないでくれる

83名前はいらない:2006/07/08(土) 22:12:51 ID:Z6G3nJJ4
「思い出」

ひとり またひとり
と 去ってゆく

どの記憶もまだ
思い出に変わるにはあたたか過ぎる

誰ひとり手を振ることもなく
だからこの手も 宙ぶらりんのまま
汗が滲んだり ひんやりしたり

見送り役をつづけるには
とうに疲れは過ぎていて

次の誰かの番が 来る前に
先に私が 旅発とうか

愉しいも、いと惜しいも
淋しいも、哀しいも…


思い出にするために

思い出に なるために

84名前はいらない:2006/07/16(日) 05:08:14 ID:7jbOjfIg
「輝けるもの」

晴れ上がった朝に
果ても知らず つづく空
昨夜の重く激しい雨さえ嘘のように

ピンと張った空気で深呼吸
広げた胸と腕 一本一本の指の先まで
生まれたての 新しい酸素は行き渡る

視線の先には
朝露きらめかせる蜘蛛の巣ひとつ
狭い庭先の門の上に

蜘蛛は 巣の中心にじっとしたまま
待っていた
何をか? 私たちに知る術はなく
知る必要もない

朝露の重みに耐えながら
その輝きを守るように堂々と張る巣
そして何奢ることもなく 在りつづける蜘蛛

深と 目を奪われてどれほどか
その先に広がる道へ 駈け出す前に
神聖 という名のもとに
架かる巣の下 くぐりぬけよう

わだかまりなど 捨ててしまえる
ピンと広がる この朝に
85名前はいらない:2006/08/01(火) 02:09:44 ID:8urTKLxy
Forget me not
forget me not
forget me not

"勿忘草"の
君 には非ず
この 私
86名前はいらない:2006/09/14(木) 01:46:02 ID:VZD+OgKy
まどかなる刃物を
そのときにならないとその意味もわからないような
やさしい、絶望を
87名前はいらない:2006/09/23(土) 00:39:09 ID:UJxexl/Q
294 :River..:2006/09/23(土) 00:28:42 ID:RfFgMukJ
(2/2)


ナイフはいよいよ鋭くなり
折れそうなほど薄くなった

そしてある日
僕は友に向かってナイフを突いた
ナイフは刺さることなく折れ
僕の体を貫いた

痛いよ…
助けて…
苦しいよ…

不意に差し出された友の腕

もう大丈夫
ナイフは消えた
苦しまなくていい
僕がいるじゃないか

88名前はいらない:2006/09/23(土) 03:15:45 ID:UJxexl/Q
825 名前:ライト :2006/09/23(土) 02:25:48 ID:/a+VKK1i
明日の風は明日の風
今日の風は今日の風
毎日変わって行く
当り前の物
明日はわからない 使い方次第では
大切な宝物
それだけは変わらない
89名前はいらない:2006/09/23(土) 04:52:57 ID:NRR3L1dc
人に言われて気づいた
信じることを忘れたんだ
触れ合う勇気を
それはどんな気分で
何を味わわせてくれるのか
あたたかいの?
90名前はいらない:2006/09/23(土) 18:01:39 ID:fO1MUxl7
めーる
わりと全て
91名前はいらない:2006/09/23(土) 22:55:23 ID:96CmQ/Ny
スなお???仁鶴と攻撃される
92名前はいらない:2006/11/05(日) 10:56:13 ID:ey8v3P7k
望むという行為
93名前はいらない:2006/12/04(月) 16:36:46 ID:NLhGR20c
言語化されたものは読めても
それ以外は読めないそれ

人の情をも理屈で語る
そんな人情があるものか
あってたまるか

私はいらない
受け入れられない

理詰めの恋愛観
思考回路を整理するそれ
感情さえも
理にかなわなければ察することもできないそれ

本当は混乱しているだけだろう
許せない気持を許す気持に変える為
自分に言い聞かせているんだろう

そんな愛があるものか
あってたまるか

理詰めの愛など語るに及ばぬ

そんな愛など私はいらない
そんな愛だから受け入れられない

君はまだ
愛の欠片さえ知りもしない
94名前はいらない:2006/12/04(月) 16:57:12 ID:NLhGR20c

これからも君はとうとうと
あらゆる事について語るだろう
そるが理解の為の唯一の方法だと

けれど私はもう
それを聞くことはできない
何千何万の言葉も読めはしない

空回りばかりしては
何も残さずすり抜けていくだけ

君の理解は君だけに
私の理解と重なることもなく

君の情は君だけのもの
私の情からかけ離れていく

君の愛は拙い君だけのために

私の身体も心も微動だにしない

何のくさびも打ち付けぬまま
虚しく通り過ぎていくだけ

何のくさびも打ち付けず
振り返られることもなく

君の言葉は


95名前はいらない:2007/01/28(日) 17:52:22 ID:vPFr+/cs
同じ言葉をつかってるのに
君のコトバはわからない
言いたいことがわからない
君の気持ちがわからない

君の姿はよく見えるのに
何を喋ってるのかわからない
声がカラカラ回るだけ
音になって過ぎるだけ

同じ空を見てるのに
君が感じてることがわからない
何を思うか知ることができない


ぼくたち
同じ空の下にいるはずのに
君との距離がわからない
近いのか遠いのか
何処にいるのか

君の姿も声もコトバも
知ってるのに
本当は君のことがわからない


ねえ、君に
ぼくの言葉は通じてる?

96青色蝙蝠:2007/07/05(木) 23:59:59 ID:4s73UsmW
近頃僕の傘は透明で
それと一緒に感傷も流れていっちゃったんじゃないかなあ
だからよく失くすんだ
でもたいせつなものもあまりうまく
あつかえないんだ
素直な気持ちを言うと
めんどくさい
は嘘なのかもしれない
こわいみたいな気持ち(なんだそれ?)は確かにある
だからそれがどうしたって

僕だって学習するんだから
溜めて留めてそのままにしておくのが
よくないって知ってる
唯一もってた感情の色が
流れちゃったんだよって
バカみたいだけどそうかもしれない
また青い傘を探そうかなあ
別にめんどくさいだけだから
見つけたってかまわないよね

青く染まった
青く染まった、流れるように
流れるように青く変わっていく
探すように塗り重ねて
塗り重ねて
回って回って、とぎれなくて、心
笑って笑って、けど探して
見つけて
多分意味は分かんなくて
97青色蝙蝠:2007/07/07(土) 00:15:09 ID:u+KLg81v
今どこ?ここにいる
誰かを呼んでるの?
透きとおって重ねていく
濾過して溶かしていく
水銀は溜まり
いびつに孤独はきざむ

小さな声だけで
僕以外いかない場所
シンとして溺れていく
澄まして浮かせていく
廃棄することば
朝にはもう運ばれて

今よりももっともっともっともっと
本当なのに
これまではずっとずっとずっとずっと
嘘だと思うから

無人飛行 帰り道
無重力でさみしくなる
だるくって折れてしまう
魔法使い 口を縫う
ジグザグ赤い糸
声なくただ泣いてる

今日はただきっときっときっときっと
不純だけど
本当はもっともっともっともっと
透明なのに

答えれるのに

嘘じゃないのに
98名前はいらない:2007/08/21(火) 18:07:53 ID:N0IPTTej
99名前はいらない:2008/02/27(水) 22:09:26 ID:rRzPOjPf
幾つになっても 告白できない
最初の一歩を踏み出す勇気はあっても
二歩目の踏み方が 分からないから
きみの その優しく見つめる目が 僕には苦しい
100名前はいらない:2008/05/13(火) 00:18:43 ID:TpqMH69j
GJ
101名前はいらない:2008/05/17(土) 22:15:06 ID:C3V0VjIA
試しにageてみる
102名前はいらない:2009/01/14(水) 22:21:35 ID:Hy2lbi78
できないではなく

やらないだけ…
努力あるのみ。
103名前はいらない:2009/01/15(木) 21:35:29 ID:1pSI0+9C
無理なものを変に押し付けられると、いっそう気分が悪い。
104名前はいらない:2009/01/17(土) 19:13:34 ID:EnmaafDw
よく読まないで
内容を知ること
105名前はいらない:2009/01/17(土) 19:39:43 ID:tl3jSqll
なにもない人を見出だすこと
106名前はいらない:2009/01/17(土) 22:35:48 ID:ZQdw0Knn
自分を愛すること
107名前はいらない:2009/05/30(土) 19:31:52 ID:DoQUdDfB
できないことは無いのだと 根拠に無いこと言いやがる 鉄の棒にぶら下がり 天と地を蹴りあげた 何度も 何度もやってみた できるはずだと信じても 空回り
108名前はいらない:2009/06/01(月) 07:02:10 ID:ymFGl/Wn
逆上がりはなぁ
思い切りよ
勢いよ
技術なんていらんのよ
ガーてな
ガーて
一気にな
天地がひっくり返っても
気づきゃ元通りよ
どってこたーない
世界がひっくり返ったよーに見えても
終わってみりゃ
なーんも変わらん
なーんも
そこがいいのさ
109名前はいらない:2009/09/14(月) 23:59:43 ID:SCrF4BzO
ある朝の萎びた宣言の真下
電解質は常に木こり
川で触感の
人間の呼吸
肉の割れる甲高い
110名前はいらない
外に出ること
僕はみんなのことが恐い
みんなは僕のことを恐がる