405 :
格子世界:
フーガ、三人の朗読者のための
|A:骸骨を伸したミズスマシの歩く日々の魂に スピ
|B: 骸骨を伸したミズスマシの歩く日々の魂に抜かれた写真が焼け付く笑いあ
|C: 骸骨を伸したミズスマシの歩く日々の魂に
|A:ードウェイに撒き散らされた故の素肌 深く刺さる言葉の骸骨の
|B:う鐘の言葉は素肌と 深く刺さる言葉の骸骨の写真
|C: スピードウェイに撒き散らされた故の焼け付く写真 ふ か く
|A:日々をめくる指先の鼓動が ミズスマシの骸骨 スピードウェイ
|B: 静かな呼吸を溜めて排水溝に吸い込まれてゆくミズスマ
|C:さ さ る 日々をめくる指先の鼓動が ミズスマシの日々
|A:に笑いさざめく撒き散らされた女学生の素肌と静かな骸骨 鳴る鐘の言葉
|B:シのスピードウェイに焼け付く撒き散らされた写真が笑いあう静かな骸骨 鳴る鐘の
|C: 静かな骸骨 鳴る鐘の言葉 そして抜けるように青い空のスピー
|A: 抜けるように青い空のスピードウェイが駆け巡る十二時の十一時の……
|B:言葉 抜けるように青い空のスピードウェイの銃弾が抗議する指先の
|C:ドウェイに曝された十二時の十一時の十時のニュース 涙
|A: めくられた排水溝の鼓動 骸骨を伸したミズスマシの歩く日々の魂に。
|B:言葉 ライラック 骸骨を伸した歩く日々の魂に。
|C: めくられた骸骨を伸したミズスマシの 歩く日々の魂に。