書いた詩・・評価してあげるよ? Part18

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厭世家の缶コーヒーが
埃っぽく揺れています
窓の汚れを気にしながら
空の魚を見つめています

外は白い雪でした
中は黒い倦怠です
その真中あたりの虚空に向けて
カチカチカチとノックします

「どこですか」ではなく
「ここですか」と
それから必死に言い訳をします
「私は緑色なんですごめんなさい」

ぐったりと腰をあげた拍子に
缶コーヒーは倒れました
缶は転がりコーヒーはこぼれて
慌ててあっと叫びました

それっきり