書いた詩・・評価してあげるよ? Part18

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      「ゴーストタウンに、生きる」


 僕の住む街は、今「ゴーストタウン」と呼ばれているらしい
   昨日夕方のニュースでやってた
   若者がいなくなってしまって 人口自体も激減してるって
   僕は、大声で笑った 寂しさを押し殺した

   どおりで最近わたしはここにいるんだよとでもいいたげな
   子供たちの金切り声が聞こえなくなったと思ったよ
   どおりで最近妙に鉛色の空が似合う街になったなと思ったよ
   昔はあんなに太陽が似合ってたのにな

   僕の街とこの街での僕の思い出は時間に殺されてしまったよ
   
   
   夜、僕の部屋の天井には昔貼った蛍光色に光る星が時間が経って
   今にも消えそうな鈍い緑色の光を放つ
   光を当てればまた光る 晴れればこの街にも明るさが増すように
   でもその星は昔のようにはもう、輝かない
   一瞬、一つの星が違う輝きをしたような気がしたけど…
   もう寝るべ
   
   目が覚めると一面抜けるような空
   庭に名前の知らない花が咲いていた
   僕ははっとした
   街は死んじゃいなかった 
    死んでいたのは、僕だった