〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山拍 10th edition〜〜
451 :
ランチ:
あの日から ランチは
一人分しかテーブルにのらない
この頃は 野菜が
足りてないという自覚がある
僕が淹れたコーヒーに手をつけず あなたは消えていった
冷めたコーヒー 一人で啜った
あなたに言われた言葉 頭の中を泳ぐ
「心が冷たすぎる」
いつの日も 日当たりの
とてもいいこの部屋の中で
僕の影は一層
大きくなっていった
いつから 一人に慣れたの?
いつから 何も感じなくなってしまったの?
考えすぎて また コーヒーは冷めた
冷たいと言われた心に
僕自身が凍えているよ
あの日 君が
最後に作った料理はなんだっけ?
あの日も僕は食べきれなかった