駅前コンコースの調べ

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1sirabe
きもっ モキー
そんなに鳴きたいか ええ
また君のリズムにはまっていく
僕は映像が見えないから
君を架空の広場で歩かせたりはできないよ
でもシワを寄せた首の皮膚は見える
いつもの格言がまた同じレールの上を滑り出す
慣れすぎてしまったリズムで
昨日とおんなじ希望
僕が抜け出したときはもう「僕」っていわないから
君の声も届かないから
2sirabe:03/11/04 07:48 ID:+VHrh3s/
「明確な悪意」「明確な殺意」について語り合わないか
3sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 07:54 ID:+VHrh3s/
あいつら、と君がひとまとめに人間をひとくくりに
したのを僕は見とがめた。
僕が僕って言って悪いのかい。
なんなら路上でアコギやタンバリンなしで演説をするよ?
演奏するのはあいつらの仕事で
僕はそれに耳を傾ける
胸に突き刺さる
君が明確な悪意を持っていたから
僕が推敲している間に君は何回もそれを言うんだ
あいつら、君、そして僕
君もあいつらなんだろ?白いコートを着て長い髪をしてただろ?
4sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 08:00 ID:+VHrh3s/
思ったことってなかなか言葉にならないよね。
言葉にするのが早いか、言葉が出るのが早いか。

金色に飢えた寺が駅前にそびえたった
その最上階からドクターはたくさんの鳥を放った
四角いおじさんが呼びかけた、
「ドクター、風向きはどうだい?」
するとドクターは答えた
「なかなか、いいパクリ具合だよ。家内も喜んでるよ」
「エロいねえ」
「ははは。じゃ、これから学校ですんで」

特に街中では、大きな声で話している奴らには近づかないこと。
これは鉄則。
5sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 08:02 ID:+VHrh3s/
お前らに快楽を分け与えてやれなくて申し訳ない。
これからは、心を少しずつ清らかにするようにするから。
6sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 08:17 ID:y+MBMUOf
僕はなにも言えません。何を言っていいか分からないので、一生懸命
みんなの言っていることを聞くことにしました。
なんとなく良さそうな言葉を集めたり、大人の人がほめたりするような
本を読んだりするようにしました。
かっこいい人がいると、僕は友達にばれないようにちょっとだけまねを
してみたりしました。部屋で歌詞を覚えてかっこよく一人で歌ったり
もしました。
でも、友達の前では恥ずかしいのでできません。
こうやってぱんつを脱ぐと友達に受けるので、ぱんつを脱いだりはいたり
してわらいをとったりしました。
でも、それはおんなのこには通用しません。
僕はどうすればいいと思いますか。
7sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 08:32 ID:8p2dE7+l
「男の子っていうのは、人形遊びをしないでしょう?
そのぶん女の子よりもロールプレイ能力に欠けているのよ」

リカちゃん人形の服をこっそり脱がせたりする。
人形あそびのルールなんかしらないさ。
この世は人形遊びのマスターが支配してる。
駅のコンコースにはおびただしい数の人形が歩いてる。
お気に入りの人形、欲しい人形、いらない人形、
学校に行けばしゃべる人形があるから行くの。

僕には服を脱がせられる人形がひとつだけ。
8sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 08:53 ID:t25D4Dm4
詩って、タイトルつけないといけないんだった…

「なんか」

あんなに繰り返していた大切な言葉
あの日まではきちんと守っていたのに
今はもう思い出せない

「待って。いま思い出してるから。しゃべりながら」
誰も割りこませないスピード
大人っぽいね

「他人の体温なんか知りたくない」
それは君の身勝手だよ
この世には音楽よりもいいものがたくさんあるってこと
触れなければ君はずっと知らないまま。
それは君の勝手だけどさ。

いつものおもちゃ箱をひっくり返しても、それはそれだけ
あれ、君は何を言いたかったんだっけ?
9sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 09:02 ID:t25D4Dm4
「キャ」

絵を思い浮かべ、そして文字を
声は出さないで、静かに

沈黙からは香りがするだけ
スラックスの足を組んだ、なまけ者の教師

さあ、その威張った声を使わずにぼくらを従わせてみせろよ
10sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 09:08 ID:t25D4Dm4
音声で考えるというのは良くないね。
手垢に塗れた言葉は音声とともに浮かんでくる。
それは、もう何度も自分の中で言い古されて、口臭に似た匂いがする。

音声は、映像よりも老けてる。確実に。
そしてぼくには映像が浮かばない。
まだ老いたくないよ。
11sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 10:56 ID:1FcZ0Y5D
他スレに書いたのを書きなおして転載。

「カラス」

かつての勝者は見る影も泣く
かつての敗者が輝きだす 

電線の上でつきだした真っ黒いくちばし
腐臭はそこから街に漂う フルーツ俺
カラスが食わえているのは君の目玉さ ハイホー

独善的な語り草
公衆の面前で思いつくままに語る君
「あっ、ひょっとして、おこってる?(笑)」
君の目玉はもうカラスが食わえて飛んでいったあと

気が済むまで鳴けばいいさ
鎖骨にあけた穴
足もとの電線に電流が流れてること知らなくてもいいよ
僕はそのくらいで(笑)おこったりしないから

かつての勝者は見る影も泣く…
12sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 11:08 ID:1FcZ0Y5D
「かつての勝者は見る影も泣く…それで?
 かつての敗者はいつ輝くのだろう?」

「だって敗者のカラダには落書きだらけ
勝者のカラダは均整がととのっていておまけに
おしゃれな服も着てる

さあ、君もカラスに目玉をえぐりだしてもらえよ」

たくさんの目をもった百目みたいな男が、またひとつ目のコレクション
を増やそうとして敗者をそそのかすのでした。
敗者は「目がなくなれば楽になるに違いない」と考えて、勇気を振り絞って
男の腕に止まっているカラスに目を向けました。
「いいんだな?敗者よ」
「はい」
13sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 11:13 ID:1FcZ0Y5D
「ギャーッ」
敗者は目をえぐりだすそのあまりの痛みに、全身で叫び声をあげました。
それは、彼が二の腕にタトゥーを入れた時の3万倍くらいの痛みでした。
「よし…えぐりとったぞ」
「カァーッ」
カラスは満足げに鳴きました。
敗者はうずくまり、うめき続けていましたが、百目の男は優しく
「もうしばらくの辛抱だ」
と言って、100万円とそれほど目立たないがダサくもない服をくれま
した。
14sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 11:16 ID:1FcZ0Y5D
敗者の痛みは2日ほどで治まりました。
カラスに目をえぐりとってもらったのと、百目の男にもらった
それほどダサくない服のおかげで敗者は堂々と駅前コンコースを歩いた
ということです。

めでたしめでたし
15sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/04 11:17 ID:1FcZ0Y5D
>>11-14でひとまとまり、かな。まだ続くかもしれないが
16名前はいらない:03/11/04 14:02 ID:BUynsxSi
こんこーす って何? どこ? 専門用語はわかりづらい。。
17sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 11:06 ID:5rrAETky
>>16
やあ。
コンコースとは、でっかい駅のきっぷ売り場とかがあるところだよ。
駅の建物の中で、改札口の外側。
だだっ広くなってて、人がいっぱい通るところ。
18sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 11:14 ID:5rrAETky
「駅前コンコースの叫び」

知らない人に魅力をかんじる
三日月の裏側 巻き戻していないレンタルビデオ

あの人は違う その人はそう
普通のおじさん 普通の女の子

そんな目で人を見てもいいんだ

だってコンコースでは知り合いに会う確率はとても低いから
すれちがい 見えない油が虹色に輝く

油断していたら
破れたシャボン玉の破片が耳につきささるよ
19sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 11:35 ID:5rrAETky
「笑う妖精」

笑ってあげよう 堕天使さん
手もとの鏡にあなたの 気ちがいじみた愛を

難解にしてあげよう 気をつけてね妖精さん
その目に映る 肌荒れアートの森

あなたは青白い花 でも違う人 傷ついた心
嘲笑えばボロを出すわ 
その胸に つきさすための 湿った唾液
20sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 11:55 ID:7b2RvHEC
「3文字嫉妬」

色とり鳥のたましいが 歩いてる
すこし肩を落とした パーカーの模様 
伸びすぎた髪の毛から のぞいた一つだけの目 

百万回も 息吹きかけられて
タバコ色になった 壁の汚れに紛れこむような美しい人
だけど みずみずしい髪の毛

片寄せあう 親子連れ まだ大人になりきれていない
右足と左足を出して 手動ドアのお外はもう真っ暗
 
写メールかざして 背筋を伸ばせ 青白いフラッシュ
君も同じさ あいつらと同じ 
感応してるんだもの 

そしてやっぱり打ちひしがれた心 3文字以内で吐き出すんだ
21sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 13:14 ID:ACKXcYIx
「?」

私を見て 私を見ないで
僕を見ないで 僕を見て
気にして キニシナイで

いつでもプルプルふるえてる
弱さは弱さなのさ んもう、どっちなのよ!
気にしてしまう

君は一体誰?
知りたい 知りたくない
話しかけたい 話したくない
22sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 21:49 ID:y8nuo/sA
「不思議ワールド、詩板とか」

必死の思いでもぐりこんだ
不思議ワールド
長年そこでもがいてきた
はずだった

一体何をそこで手に入れたかったのか
何になりたかったのか

一編の詩を書ければそれでいいと言った
その境地に行ってみたかった
でもそれは
パック旅行みたいなものだったのか

戻れる家があればいいと思っていた
だけど家なんかつまらなかったんじゃないのか

君は本当にそこにたどりつけたのか
今は帰ってきた後なのか
それとも本当は不思議ワールドのことを
覗き穴から見て、行った気になっただけなんじゃ
ないのか

君が不思議ワールドにいたことを知るものは誰もいない
23sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 21:54 ID:y8nuo/sA
まあ、なんであれ最初にリスペクトが必要だわ。
うそ臭いカリスマや煽りでもいいから、リスペクトがないと詩であれ歌であれ
聞かないもの。
まーどうでもいいか。
24sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/05 22:00 ID:y8nuo/sA
住人、か。
知り合いがいたりとか、そこの土地に詳しかったりするのな。
周りの人とつながって、ある程度の地位みたいなのを築いてたり。
いや、地位っていうか「つながり」。きずな。
結局そこに落ちつくのかな。
でも他に移ったらどうなるんだ。名無しさん。
25sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 04:17 ID:U6o2/+26
「マンネリズム」

また俺はエアガンで撃たれた
マンネリの林檎から飛散する黄色い果汁 
自律神経失調気味

つまんねえー
おんなじことまた 繰り返しやがって
隣りの住人がシャッターを上げた
深夜のご近所さん
騒々しくしてごめんなさい
26sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 04:28 ID:U6o2/+26
「失語症」

ものを見るのに力はいらない
壁を見つめていても穴は開かない
知らない人を見つめていても
嫌われてしまうよ

ところでどうして人は老いるのだろう
軽いものを重くしてしまうからなんだ

視線に重みは無く、ものを見るのに力はいらないのに
27sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 04:30 ID:U6o2/+26

むだなことはしたくない
ただそれだけなのに
28sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 04:48 ID:SkZ94plo
「」

お前自身の輪郭がぼやける
体内に満ちる影のせいで光が奪われる
コンコースを歩く人達の頭の上に浮かぶ世界に住むために
どこかから盗んできた声を貼りつけて
心と心の谷間へと堕とされるお前
ぼやけた世界の輪郭のかわりに
減っていく言葉のかわりに
拒絶される機会のかわりに
お前は自分のことをすべて知り得たのだったね
お前はそう望んだのだったね
29sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 04:50 ID:SkZ94plo
「最後に」

詩を書く人にお願いがある
普通の言葉で話してください
おねがいします
30sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 05:05 ID:SkZ94plo
「恋の日」

はあー歌声があればもう何もいらない
ラやミやソが鳴ってる
歌ってる
美しい景色赤や黄色に水の上にも織る錦
きっとバカになってる
物音を集める趣味とか
名前を知ったりとか なんか作品とか書いてる

美しい毎日が来て 心ときめかす恋とかはどうするの?
話のタネだけがあればいいのかな
31sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/11/16 05:22 ID:SkZ94plo
「雨の音」

目覚めると夢の中でぼくは叫んでいた
それは決して口にしたことのないフレーズだった

たぶんそういう風にして街には意味のない
言葉のきれはしが飛びかっている
それは頬に貼りついてうつむく視線にとって代わる
実家の自分の部屋の間取りにいるような気分
だけどそれはメッセージなんかじゃない

今夜、ちょうど降りやんだ雨の音
知らない人達が発する子音に思いを重ねるのなら
それはきっと、雨の音のようなものなんだと

ああ だけど
今さっき目覚めると夢の中で叫んでいたんだ 
君に「死ね、死ね」って…

32sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/08 03:48 ID:Y3WCvuSV
「凡人」

おまえは何一つ変えられない

けれどおまえは美しくありたいと願っている 心の底から
しかもいちばん心許せる人にすら 嘘をつく
そんな余裕を手放したくないと思っている

凡人よ、自分を凡人だと思うなら
それ以下ではないってことの保証を
手に入れたってことなのさ

何一つ変えることなく…
33sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/08 04:02 ID:Y3WCvuSV
「夜中の散歩」

誰にもメイワクかけない
綱渡り うれし泣き

叫んでも何も変えられなかった

地獄への階段の踊り場 身震いするような終わり方
つきささる私の視線
だれも見てない

ポラロイドカメラ フィルムの臭い
壊れたノド しんじつのせかい
34sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/08 04:20 ID:Y3WCvuSV
「今日の空」

遠くの空に 鳥が飛んでいた
あんな風に幸せになれたらと思う
どんなに寒くてもいい
昔話以外にたくさんの話があり
雲と見つめあうこともなく
俺は一人じゃない
乾いた心にも 真新しい心にも
届くような幸せがあり
薄い空気の空を飛ぶように
毎日それを感じて生きる
35sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/09 20:20 ID:8gpQ0I23
「星」

思いついたダサいメロディは 頭の中で勝手に何千回も
こだまして 次の日には忘れてる

何も見ないで暮らす生活 すれちがう人たちの顔を見るよりも
ただ見られないようにと急ぎ足で これは命令だから

聞き飽きたメロディ 陳腐になっていくリズム
知らない音楽は 何故か退屈 
いつでも 作り物の夢の中に包まれて捨てられる寂しさ

嫌われるよりも狂った方がいいタイプの人は 星が大好きだから
36sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/09 20:26 ID:8gpQ0I23
15行縛りで短く身近なものを書いていっておりますよ
37sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/09 21:00 ID:rMCkTBdV
「π夏プリン」

思いつめたように光る口元で
君は言霊の代わりに目覚め
の小粒をなめた

近くのコンビニで いつものまずいパン 
いつの間にか辞めた声のバカ大きい店員

隣りの席の人の体温を ひそかに楽しむ真冬
いつも 綺麗な君のお部屋 
出かけて歩く 街の風はきらめいて ホームレス 肌寒い 冬

君の唇は なんでそんなに光ってるの? 
言霊が宿ってるから?
38sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/09 21:54 ID:9vsRatOs
「手遅れ」

一人で生きるというのは大なり小なり似たようなもの
あなただけが悪いわけじゃないんだよ
つまらない顔で生きている人が神様のように見えたり
一度電話に出なかっただけで
友達が人生に絶望して自殺したんだと思ったり
逆にそう思われたりする
それもギリギリすぎて面白いかもしれないけれど

君も僕もこれはこれで気楽に過ごしてるはず
大人になって世界が明日終わるわけじゃなかったり
知らない人が殴りかかってくるわけじゃないことを知って
ちょっと安心した
自分が手遅れかどうかで悩むなんてやめたほうがいいよね
39快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/09 22:20 ID:xOPHRezb
ねほんが少し真ん中に寄ったみたいな感じだな
40sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/11 06:53 ID:I9k7eeCt
>>39
ははあ。ねほんさんはよく見るけどトガってますからねー。
俺はそこまでインパクトないのかもしれないなー。
41sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/11 07:34 ID:fCSvjwD3
「朝」

人々が凍りつき 動かない街 

騒々しいトラックの音もなく 早足のサラリーマンもいない
部活の早練に急ぐ 高校生の自転車もない

すべては凍りつき あたりは無音
こんな朝が来るのを 僕はこの世に生まれた時から 待っていた

僕だけが 自由

まずは 凍りついて動かない 君の身体を砕きにいこう
きっと 愛する君は 自由な僕の手の中で砕け散る

ああ これからは 無限の世界に この僕だけが 自由
42歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :03/12/11 18:25 ID:E1ceOEle
[ビューティ2]

濁るな。汚れるな。おどけるな。
語れ。恥じるな。ありのままに踊れ。

孤立せよ、からす!
宇宙を飛べ!
43名前はいらない:03/12/12 22:29 ID:ZObV/zic
>>42
濁っていて、汚れていて、おどけていて、無口で恥じていて、ぎこちない動きを
している僕たち人間。
そんな僕らは、ほんとうは、地を這いつくばり群れなくても生きていくことがで
きるカラスに、どこかで憧れを抱いているのかもしれない。

みたいな。

元気づけられます。歌丸さん。
44sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/12 22:31 ID:ZObV/zic
43は僕のれす
45sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/12 22:51 ID:upHEvlLU
「おサカナ天国」

灰色の砂浜に 腐った魚が打ち上げられていた
死んだ魚の目は バッテン印だった

赤いクレヨンで描いた 嘘の太陽
遠足のバスに乗り遅れ 見知らぬ田舎に 取り残された幼児

湿った砂浜を埋め尽くす 腐った海藻と死んだ魚
灰色のくもり空と 鼻をつく悪臭

クレヨンを細かくへし折って 波うちぎわから海面にばら撒いた
画用紙は潮風に舞い、画板は沖へ流されていった
46sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/13 01:00 ID:+QlOQb/+
「駅前コンコースの夜」

街灯の影には、呼び出されたまま待たされている女の子。
早足で家路を急ぐ人は、メガネのかけ方を見ればすぐにわかる。

手をつないで階段を降りて行く恋人たち、道をゆずってあげる。

(すれちがい ささやきあう人たち。
優越感、笑い声、さいあく、3文字、劣等感、
身がちぢこまる思い、誰もいない場所に誘いこまれる)

人の集う場所には、魔物がひそむ。
歩きながら見つめるな。やつらの目にとまらぬように。
立ち止まるか、色んなものに目をむけろ。

クリスマスのイルミネーションは、そのために発明された。
47sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/13 01:09 ID:+QlOQb/+
「午前1時の唄」

C     F
眠れないけど眠りたいー
C         G    
でも寝たら起きるのがつらいー
C            F
いつのまにか眠りに落ちて 明日の朝は
G         C
さわやかに目覚めたいなー
48歌丸からす ◆lXZBPVO3GQ :03/12/13 01:42 ID:R5YbcZxZ
その場所はそんなに思い入れが深いかね。
49sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/15 22:36 ID:w+s5HIi5
>>48
駅前コンコースという場所に思い入れがあるというより、そこを歩く「人々」が
気になるということです。
部屋の中で自分についてのことを書くよりも、「人々」について書いて
みようかなと。あるいは、「人々」と「自分」。
そういうような、一応のテーマを立てたのです。
50sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/15 22:46 ID:w+s5HIi5
人ごみがニガテだったので、それをちょっとでも克服しようという裏テーマも
ありますが。

とまあ、そういうわけなんですよ。歌丸さん。
51sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/16 05:22 ID:4QiE2WV6
「リベンジャー」

今夜もまたヤリを持った虫歯菌みたいな悪魔がやってくる
すれちがいざま僕の姿を見てニヤついている

彼はセンスの良い少女になり、たくましい青年になる
遠くから、そしてすれちがいざまに
叶えられなかった夢の代わりに僕の姿を嘲笑する

夢を見た 1分1秒ごとに押し寄せる、死のウェーブ
リバーブのかかった笑い声が世界にこだまする

逃げよう 奈落の底へ 悪夢の終わりへと

やつらに 楽しみを与えたくない
やつらに 生きる希望を与えたくない
52sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/16 05:51 ID:mdQw2QMN
「笑って許して」

やがて枯葉は燃やされる
すべての季節が終わり 運命の時を迎える
うつむき悩んだ長い夏 
生きることをあきらめた秋の夕暮れ

たくらみも 偽りも 
他人の真意を探ることも 
すれ違う君を引き止めて聞き出すことはできないことを
知っていたから

運命の時は巡り 本当の僕は枯葉のように燃やされる
とりかえしのつかない嘘も 笑って忘れる
二度と帰らない季節の中で 嘲笑を受けながら忘れる 
53sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/17 22:29 ID:DjwRzjJY
「回想」

屋上から飛び降りてもなんの実感もなかった

地面に伏せったままで
心の底から感じられる安らぎを求めて 
時間を無駄にしつづけた

薄まった青色に包まれたカラフルな心
いつのまにか身についた屈従の猫背

もう誰も傷つけないで済むんだね
54sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/17 22:50 ID:I5jCfi7I
「今」

過去は未来になり、 
未来は過去になる

ところが 
心の壁ははがれ落ち、 
現実の檻は折れ曲がっている

すべては決まったこと 一方通行
どこにも入れない ここから出られない

ここから抜け出せるのは、ただ一点、
未来と過去のはざまだけ!
55sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 03:53 ID:TVDYs7vV
「早ちりとり」

たとえば 闇が光の反対にあるからといって
闇こそが世界を支配する真実だとか

一生懸命に信じようとしていたもの
いつか あとがなくなった時に その意味が分かる

でも、不思議とだまされてたとはどうしても思えない 
憎むこともできない
たとえどうしようもない嘘でも、その時には助けてくれたんだし、
ウソかホントかなんて、もうどうでもいいよ 
どっちにしろ今は、「ありがとう」って言いたい

それに、これからは
きれいな言葉やあたたかい言葉は素直に聞こうと思ったよ
56sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 03:58 ID:TVDYs7vV
速いスピードで行こうぜ
57sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 03:59 ID:TVDYs7vV
そして寝ようぜ
58sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 04:00 ID:TVDYs7vV
ドリーミーかつクリーミーな夜さ
59sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 04:03 ID:TVDYs7vV
sage
60sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/18 05:10 ID:xm5LV26Z
「気づく時」

非常に何かが分かってきたよ いまさっき分かった
実はかなりダサかった僕の感性 かっこいいって信じてたのに
僕の熱弁を聞いてくれてた友達にはごめん でも僕が
まちがってました

スルーするしかない スルーされるしかない
君はちょっと見ない間に けっこう成長したね
いや違う 本当は僕がダメになったんだな

知らないうちに スルーされてる 笑顔で
気付かせないように ルーズな時間 腹へってばかり
すり減ってるフリースの表面 毛玉っぽくなってる
61sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/19 23:50 ID:6elHjPoB
「ファっ死」

僕の心臓のひ弱な電気系統はショート トキメキ恋心操業停止
僕は僕に 君は君に 一生で一度の恋をしたから もう誰も愛せない

愛が 僕を読み切ってしまった

僕にあこがれろ みんな僕の影響を受けてパクってくれ
僕がみんなにあげたすべて 僕が見たとき 僕が楽しいから 

もう一人で歩けない

ファっ死
62sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/19 23:50 ID:6elHjPoB
「ファっ死」

僕の心臓のひ弱な電気系統はショート トキメキ恋心操業停止
僕は僕に 君は君に 一生で一度の恋をしたから もう誰も愛せない

愛が 僕を読み切ってしまった

僕にあこがれろ みんな僕の影響を受けてパクってくれ
僕がみんなにあげたすべて 僕が見たとき 僕が楽しいから 

もう一人で歩けない

ファっ死
63sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/19 23:51 ID:6elHjPoB
うわっ、こんな糞詩で二重カキコ…。
心のケアが必要だな…。
64sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 00:41 ID:oYTtbuy2
「アンダーライン」

紙の上で手が震えて アンダーラインが曲がっていく
もはや 一歩も行動不可能 パーフェクトワールドを作図する

そこに存在は不可能 ブリキの水兵 取り残される
帝国の敗北 海の上に曲線を描いて落ちて行く

手のひらに息を吐いて 小さなメダルを探す
誰もが知っている このままじゃ絶対ダメだってこと

知らないふりを マスターすることは
明日は来ないということを 一生我慢すること  
65sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:25 ID:IgZU16p3
「言った者負け」

あんたなんか知らないよ
けれどどこかでつながっている糸が断ち切れない

これは妄想 だけど

隣りは気にしていない だが真実は分からない
沈黙の中でコミュニケーションが生まれる 

これは妄想だ
だが言わせてくれ そこにコミュニケーションがあると

咳払いをすればもとの世界に帰れる

だが言わせてくれ 「あんたにゃ勝てないよ」
66sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:36 ID:IgZU16p3
どうにも負けてる気がする。そりゃ後だしすりゃ勝ちだわさ。
だけど僕が後だししてそれに後だしされたら、負けを認めるしかないな。
67sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:38 ID:IgZU16p3
勝ち負けに「こだわらされた」時点で負け。
僕自身がこだわりはじめたのかもしれないが、もしかすると、こだわらさ
れているのかもしれない。
68sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:43 ID:IgZU16p3
なるべくしてこうなっている、というのが真相だろうな。
きちんとした言葉でえぐりだし、暴き出せば、もとの世界に帰れる。
それをしないのは、それが許せないわけではない。
それが不可能だからだ。
69sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:46 ID:IgZU16p3
崩れ落ちる者は、ここから崩れ落ちはじめる。
すこし、力を加えるだけで、そいつはどこまでも歩き始める。
あらぬ方向へ。
それはあんたのせいじゃない。
70sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:50 ID:IgZU16p3
だけど、これは「あなた」に言っているのではない。
いわば、思い出し笑いのようなもの。
そうか。すると僕は、他人のあらぬ思い出し笑いに付き合わされていた
のかな。
そのマインドは、僕に向けられたものではなかった。
71sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:54 ID:IgZU16p3
気付くことと、誤解すること。
沈黙の中で、これをどう見分ければいいんだろう。
ひとたび、交流がはじまってしまえば、それに従って僕は動く。
空気のように、透明になればいい。
72sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 02:57 ID:IgZU16p3
しかし、透明になることは不可能。
だから、僕は目をそらす。クリスマスのイルミネーションを見上げる。
ヘンな人を見て驚いたふりをする。
目を伏せるのは気に食わない。
視界を狭めて防衛する以上の対策はないのかもしれない。
73sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/20 03:00 ID:IgZU16p3
それは知らないふり、見えていないふりではない。
見えなくなるということ。
そう、カラスに目をえぐりだしてもらうことだ。
そして、多分君は、目をえぐりだしてもらったふりをして、実はちゃんと
目が見えている。
そんな目の形をしているよ。
74歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :03/12/20 10:37 ID:WfmDjuU7
[愚かさというもの]

テーブルの上に 三つの手がある
それは三人の男たちである

一人めは浮浪者
洗えば薄白いであろうその顔の上に
何か考えあぐねている
自分が高貴だと示している

二人めは学生
グラスにたまったなまぬるい水を
隙の無い視線で捕らえている
理知的であることを調べている

三人めの旅人には
影が見えない
うっすらと現れ 消えかかっている
もうそれが存在ではないように
全くの観察者であるように

壁際の女は理解した
黙したテーブルの小さな魂が
周りの談笑を聞くためだけにそこにあるのを

黙しているにしろ
またはそうではないにしろ
男達がみな幸せを感じているのを
彼女は理解した
75sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/21 01:15 ID:EkITUp1w
>>74
ま、幸せといえば幸せでしょう。
でも、男達が欲しいのは、彼女から見た幸せじゃなくて、自分で確認できる
幸せでしょうねー。
自分が幸せを感じていることに気付いていない人は、人を苛立たせる。
そういうのは愚かかもしれませんね。
76sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/21 01:28 ID:uTF7W2oA
「愚かさの真相」

寒い冬にアイスクリームを食べながらホットコーヒーを飲むのが、愚かな人間
たちの欲している幸せ。

どうしてかというと、そいつらは、寒い冬の日にホットコーヒーを飲んで
暖まることは、幸せではなくて「当たり前のこと」と考えているから。

だから、そいつらは寒い冬の日にはまずアイスクリームを買う。
そこで金がなくなってホットコーヒーが飲めなくなる奴もいて、そういう
やつらが「寒い寒い!」と必要以上に叫んでいる。

アイスクリームとホットコーヒーが両方買えた奴は、愚かでも幸せ。
77sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/21 01:47 ID:ti/fyyHN
「今日の天気」

今日の僕はいつにもまして醜かった
近視のフィルターを通して見る 女のまなざし

髪の毛が寝癖で箱型になっている
ピンクの妖精に 後ろから羽交い締めにされてる

削り取られていく 救いのトーン
ヘッドホンの中に渦巻く 限りない安らぎの調べ

寝起きの素顔に 冬の寒さはいよいよ厳しくなってきた
78Mana魔名:03/12/21 22:26 ID:KAenuJp0
東京駅22時発××駅×時着
一年前から彼女には逢っていない
アンコールとカーテンコール
ラベンダー薫る北の国から
アルコール色の歓声が届く
パレードが行くよ
パルスが上昇していくよ
白肌のプリンセスをソファーに横たえ
ハ短調のメヌエットを弾いていようか
蒼いべールの貴婦人と談笑しながら・・・
79sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/22 02:53 ID:VUabPNFk
>>78
上野発の夜行列車 降りた時から 青森駅は 雪の中
北へ帰る人の群れは誰れも無口で 海鳴りだけを 聞いている

さよなら あなた わたしは 帰ります

凍えそうな なんちゃらかんちゃら ほにゃららほにゃらら(忘れた)
ああ 津軽海峡 冬景色



……よく見ると、3行目が立て読みれすね。ナマナマさん。
80sirabe ◆Q531BMQ/Wo :03/12/22 22:04 ID:7yvoUAtz
「愛の才能」

口を開けたまま電車の中で眠るという マイハニーのアビリティ
薄れていく意識は まるで ひな人形のようだね

君という人間が分からない
コンコースを大股で歩く ウイリー走行 そこでは誰もが天使

きょうもサンキュッパで一日の締め 一本締め
パイナツプリン グリコ ミルミル バニラコーク 一気飲み

ねえ のり弁にかぶさっている海苔って なんか意味があるのかい
81名前はいらない:03/12/22 22:12 ID:rR5g8oxI
http://f24.aaacafe.ne.jp/~poemu/
愛のポエムサイト
ネバーランド所属
82歌川からす ◆lXZBPVO3GQ :03/12/30 21:27 ID:fCsL4KgX
おい、どうした。
83sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/07 08:18 ID:hwUd06yr
年末年始で色々とありまして。はい。
84sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/07 08:36 ID:hwUd06yr
「快楽のヒント」

腹が減ったら食べる
悲しい時は 裏声で歌う

頭の中のキーボードが分解していく バラバラ

もう 音楽が音楽に聞こえない頭になりました
もう 文章の意味が分からない頭になりました

目に力が入らない
今まで好きだったものが もう好きではなくなりました

僕は僕ではなくなって
どこまでも 透明な水に流されて行きました
85sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/09 03:14 ID:U/dLgih1
「Time」

時を味方につけて 人は強くなれる 
記憶の中のあの人は もうここにはいないけれど

たとえば 今日街で通りすぎた人波
二度と出会わないと知りながら ただすれちがっていった

明かりが消えたあの場所に 今はもう誰もいない  

そんな風にして
記憶の中のあの人も もうここにはいないけれど

そんな風にして
人は時の流れと共に 一人ぼっちになっていくものだけれど
時を味方につけ 人はまた誰かと出会う
 
時を味方につけて 人はまた強く生きていける

時はいつだって 君の味方だから
86sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/13 01:39 ID:9OlYzaSD
「梵天ハイトーン」

憎しみ
最高音を出すために 今日一日を起床していた

理由はないが どうしようもなく 僕たちはダメだ

僕たちは二度と触れ合わないだろう 
理由は分からないけど 君はいつでも嘲笑って僕に目を合わせない

君に返す言葉は間に合わなかったけれど
いまなら言えるよ 「大嫌い」って

ぎょあうおいらおううえあおいうじゅj−0−@−−@−@−@あxzjぢytじょp

ああ 平和な草むらに座って 神様のそばで微笑んでいる彼が見える
その 優しく竪琴をひいている 彼に目を閉じて呼びかける

(彼はすべてを知っているのだ)

彼は僕を嫌ってはいないけれど 僕の声に答えてはくれない

だから明日も僕は最高音を出さなければならない
87名前はいらない:04/01/13 01:57 ID:oOLONZd2
きみのスレッドはかがやいている
88快楽童子 ◆plhXCa4.HY :04/01/13 03:26 ID:J8GGNuz9

「快楽のピント」

僕の焦点は ずれていました
あっていると思ってたんです
お箸を拾う時も
二の腕をつねられた時も
それでいいんだと
思ってました

89sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/14 22:20 ID:uaJT8hHV
>>87
どうもです。うれしいですー。

>>88
快楽にひっかけてきましたかー。
そういえば昔、「ヒントでピント」っていう番組がありましたねー。象印賞。

しかし、ピントがずれていても、ヒントがあればピンと来る、という
わけなんですよ。快傑ズバットさん。
90名前はいらない:04/01/19 02:29 ID:4NMH4Fw2
「傘」

目の裏側を 時が流れる
目の裏側に 星の数ほど見えている 傘の数を数える
日常を感じる器官は 目の裏側にある 傘の数を数える

口から出てくる言葉に 傘をさす 
回りだす世界に 傘をさす
口を開いて 傘をさす  

日の光が いつまでも消えない 傘の形をした 斑点を残す
目の中に 大きな傘をさす
目の中に 消えない傘の数 残りの数を数える 傘の数を数える
91sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/19 02:31 ID:4NMH4Fw2
90名前いれ忘れ。
92span! ◆com78Aert2 :04/01/19 02:51 ID:Ft/kkvfF
割と好きな感じっす。
93sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/19 22:33 ID:/6lV+YCA
>>92
どもっす!φ(。。)
94sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/23 03:04 ID:K5Idhhe+
「最後の楽園」

捨てられたエロ本を ゴミ箱から取り出して
湿ったページ つやつやの青空  

隣りのベンチでは 白いコートを着た女の子が 
七色に光る電話のランプ 通話中

(人は、一つ不幸になるたびに 一つ詩を書くのよ)
(いや、人は一つ詩を書くたび 一つ不幸になっていくんだ)

冷たいベンチに座って 僕は吹きさらしの風
もうどこにも帰らなくていい

捨てられたエロ本を ゴミ箱から取り出して
95sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/25 21:08 ID:eQLeUNqP
「散歩道」

夕方の 歩道に落ちる影は 
一日でいちばん長い影

僕には教えることなど 何もない

今日は何を 教わっただろう
今まで一体 何を教わってきたというのだろう 

教わる言葉は すぐに忘れてしまう

だから 恋人たちは 二人で笑いあうことで
この大通りを 歩いていくことができる

何でもいい 笑いあっていれば

何も教わらなくても 二人は 
どこまででも歩いていけるから
96白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :04/01/25 21:31 ID:oyHsVnq7
駅、には前も後ろもわからないほどの

改札口があってね

白いペンキが剥がれおちていました

駅員さんは硝子のむこう 大雪で寒い 目で云ってくれました

どうぞ 切符はそこへ 

外はもう真っ暗で ああこれが日本海の夜の

すこし歩くとそこはすでに波が寄せくる砂浜でして

じつにきれいな冬が身体を抜けていくわけです

くちいっぱいに牡丹雪を詰め込むと

さっさと宿のほうへと 灯りをともして待ってくれていました

心中でもしたくなるような女の人でしたよ

田舎もいいものだなと、つくづく布団にはいったものでした

97sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/25 21:44 ID:XIkB9QQK
>>96
田舎の小さい駅の冬は寒そうですねー。
ぽっぽやみたいな。
昭和の映画みたいに、きれいな女の人が現われればロマンスですが。

田舎の女子高生は意外にハデだったり。

98白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :04/01/26 00:24 ID:HbiMk3s8
「女子高生」という熟語で一般化してしまうことには、慎重になっていただき
たいとおもいます。田舎であるかどうかの判断以前に。

「きれいな女」について。
その人は雪女みたいな感じでしたよ。実話なんですよ、実は。
また「ロマンス」になるかどうかと、「きれい」かどうかは、きわめて主観的
な事項だろうとおもいます。従って、いちがいには、とても言いきれるもので
はないのでは?
99sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/26 00:57 ID:8OKiHay7
>>98
ははー。
96の詩が非常に視覚に訴えかけてくるものだったんで、つい印象だけ
でコメントしてしまいましたー。

>また「ロマンス」になるかどうかと、「きれい」かどうかは、きわめて主観的
>な事項だろうとおもいます。従って、いちがいには、とても言いきれるもので
>はないのでは?

じゃー、「ロマンス」を「ロマンチック」に訂正します。
一般化・主観的な判断(・∈・)イクナイ!!


100sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/26 00:58 ID:8OKiHay7
「100!!」

ーOOー
 く 
  
101白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :04/01/26 01:02 ID:HbiMk3s8
はいはい。
102sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/26 01:11 ID:8OKiHay7

ーOOー    _______________
 く     < テキトーなキャラでごめんなさい。。今度からちゃんとします
       _______________

103sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/26 01:15 ID:8OKiHay7
ーOOー
 く     11
     (く) ピース

104sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/27 02:03 ID:StvocOVu
「天才の調べ」

今日もやってきた 天才君が
天才だから何でも出来る 何でも分かる

「おい お前天才なんだから
俺の宿題代わりにやっといてくれよ。10分で」
「天才、お前ショッカーな」
「あげパン半分くれよ。天才」
「あなたは天才なんだから、塾をサボっちゃいけません」

みんなが僕を天才って言うから、僕は天才なんだ

──それでも時々は悩むよ、

僕は天才なんかに生まれなければ良かったのに、ってね…。
105sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/27 02:06 ID:StvocOVu
ーOOー    _____
 く     < あげ
       ______
106sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/01/29 06:33 ID:w/AYca4/
「元気のない友達」

もう あなたに会えても嬉しいと思えるか分からない

あいかわらずイメージの中では 
平和な人達が
果物を食べながら「そんなの疲れない?」って
おしゃべりを続けてる

長過ぎた眠りは 毒入りの甘い蜜
長過ぎた夢の中 そこで許された楽しいひととき

窓を開けると、雨は降っていなかった

元気のない友達のことを思った
107sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/08 05:11 ID:xO2KQcee
「新生活の提案」

深夜遅く帰宅しても また 朝早くには出かけていく
時間の感覚を失ってしまうような毎日の中
みんな自分のことをちゃんと考えている
退屈な人生のはずが なぜか足りなさ過ぎる時間 
いつのまに過ぎゆくのか 休日の午後
日常の感覚を失えば、
ああ、僕たちはただ時の流れの中で溺れてしまう……。

夢だけを見て生きていきたい。

また、眠気がやってきたよ。

どうせまた、明日の夕方まで寝過ごしてしまうのなら、いっそのこと
起きている間中ずっと、夢を見ているようにすればいい。
昼間に眠りたくなければ、夢を見ながら起きてるようにすればいいのではないか。
108sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/08 05:15 ID:xO2KQcee
あれーこれ16行か。ミスったよもー、眠いんだもんかんべんしてよー
ぷう
109sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/08 05:22 ID:xO2KQcee
   肉
 ーOO−
  く  
   *
    
110sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/08 05:49 ID:xv/Jd93D

「恋心」

おお、わが心、裳に打ち震えしままに!
止むにやまれぬものとなく、
尋ねる人の
あるがままに。

ヴィヒテ、その名を呼びえただろうか、
否!
若かりし木曜日の葉は、 
そこで打ち解け合うがままに。

もろもろに掌は薄く覆われ、
漸くのこと、
小鳥たちの怠惰な恋は。
(そら今だ、見るがいい!)

おお、健気にも乱れたるは
その装い、
幾重にも映る虚栄の、汝のドーランを!

さあ!
111sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/08 05:51 ID:xv/Jd93D
昔の人の詩っぽいが、意味はありません。
念のため。おやすみ。
112sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/11 01:26 ID:kuoTUxn0
「憎しみ病棟の夕べ」

照れながら愛し合った 
僕たちがやがて憎しみ合うようになるまでには
それほどの時間を必要としなかった

そのたたずまい その表情 その言葉 その笑い声

全てが僕の失敗を望んでいる 僕の失敗を見て喜んでいる
それは嘲笑 君の劣等感が命令した嘲笑

その気遣いも優しさも 点滴で注入する毒物だから
やがてこの身体は 傷口から腐り始めていくことだろう

君の腐った笑顔が 望んだように 
僕の腐った心が 導いてゆく運命のままに
113sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/28 06:49 ID:NjcGER8O
「愛の調べ」

おまえを愛しているよ、心の底から。

この広い世界で輝く 二つの光。
もはやどこへも 逃れられない。 

人ごみにまぎれて 君の姿が見えなくなっても、
僕らはいつかまた、僕らを見つけるのさ。

この愛という響きが消えてなくなるまで、
この命がねじ切れてしまうまで、

僕らは僕らを、絶対に許すことはないから、
僕らは僕らをどこかでまた、見つけだしてしまうのさ。
114ねこいるか ◆/D0HAk633. :04/02/28 09:06 ID:D9UMWt7A
僕とか君がやたらと多くて
僕in僕ドコヨー
そんなモーニング鈍器
見せてみ?それ
悪いようにはせんから
おじさんに見せてみって
ホレ ホレホレ!
意外とみんなからは好かれよぅから
demo
ちくわぶUZEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!!!!!!
そんな会話の二割はフガフフ
これ僕のポリCダヨ!?
115sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/28 10:09 ID:BeaGbuj3
>>114
そうですねー。
結局は地が出るといいますか、僕は「君と僕」のことばっか
り考えてるからやはり、そういうものが多くなるのでしょうか。
トワエモワ。
君と僕。
そして愛と憎しみの狭間。
そこに自慰意識はあれど自由はありません。

…とまあ、そういうわけなんですよ。うなぎいぬさん。
116sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/02/28 10:16 ID:BeaGbuj3
あーなんか朝だというのに切なすぎて死にそう。たすけてくれ。
こう言う時、ロマンチストは困るんだ。
フロに入ったらおさまるといいんだがなー。
あーせつねー。ちくしょー
117sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/08 01:44 ID:G4f71yz1
「ミザリィ」

小雪が舞いはじめた 灰色の昼下がりの街
「泣けば許されると思ってるの」と誰かが言った

もはや 誰の声も 君には届かない
僕らは 聞こえなかった振りをして 通りすぎた

立ちどまり振り返る人はあっても 
誰がその声に耳を傾けるだろう

風に吹かれた僕のマヌケな顔に 目を奪われて
少しだけ 誰かの笑い声が聞こえた

誰かの涙を見る時 灰色のくもり空を小雪が舞う昼下がりに
118sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/11 04:40 ID:I3Lqu8/H
「夜の果て」

君に魔力を感じた
たとえ表通りを歩くことを歓迎されることはなくても
耐えるべきものはただの嘲笑だってこと バカな僕は今さら気付いた

君は僕が気にしていることを まるで知らないようで 
一度、君を知ることができたなら
(本当は君がいつのまにか深く傷ついているのだとしても)

そんな君には確かに魔力があって
その歌で向こう側の世界を確かにかいま見させてくれた

人々がぎこちなく動き回る
嘲笑や羨望の世界の向こう側にいられるのは 君一人だけ

だって君はとても静かな魔力を持っているから
119sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/11 04:41 ID:I3Lqu8/H

魔力を持つ者だけが住み続けられる 向こう側の世界から
君は僕たちに歌う

嘲笑や羨望につつき回されてせわしなく動く
僕たちに小さく歌いかける 

夜が更けて
やがて君が寝息をたてて眠ってしまうと
そのまま夜が明けてしまうのがとても悲しかったけど

君の歌が聞けて本当によかったよ
120sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/11 04:45 ID:I3Lqu8/H
カラオケに行ったら歌がうまい子がいて、その感想でした。はい。
121sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/13 07:01 ID:wfp5k97s
「絶体絶命」

薄いカーテンが引きちぎられて 月の光が揺らめいた
思いもかけなかった状況に怯える 散らかったマイルーム

君はナイフを持った泥棒かい?
世界はまだ、あげられないな。

そのナイフをちょいと貸してくれよ、
ちょうどパイナップルの缶詰を開けたかったところなんだ。
とか、なんとか。

──こんな愛想を振りまいたら、真っ黒いカオした泥棒が、 
  君の友達になるとでも 思ってるのかい?
──君はナイフを持った泥棒かい?
  それならこの「世界」はまだ、あげられないな。
122sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/13 07:02 ID:wfp5k97s
ちょいと変わった感じで書いてみました、っと
123sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/14 07:35 ID:ViPeue/z
「Dのココロ」

語るべき言葉を持たない「彼ら」は
ベイビーフェイスを見たら嘲笑えと教育されてきた

そのせいで「彼ら」のノドは壊れている
声が枯れていれば大人って認められるわけじゃ ないのに

その痛みは年々身体を蝕む 枯れたノドはいつか
背骨を歪め 大切な人のための笑顔を腐らせる

彼の見る夢は悪夢 彼の聞く声は嘲笑 彼の心は嫉妬で満たされるけれど

それもこれも 彼の抱える痛みのせいさ、
語るべき言葉を持たない彼らはそれを、「嫉妬」と名付けたけれど。
124sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/14 08:05 ID:zdedhD4N

〃〃∩  _, ,_
     ⊂⌒( `Д´) < ぐっもーニン
       `ヽ_つ ⊂ノ
              

   
125sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/14 08:06 ID:zdedhD4N
ずれた
126sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 01:11 ID:+m0tbRFb
「恥ずかしい青春」

彼女が人に物をあげるのは 何か下心がある時
僕が人に物をあげたいのも そんな時

寂しいよう 誰かを呼んでみても 泣いてみても

答えてくれた人は思っていたのと違う人 どうしてなんだよ
君でもいいか、ってなんて失礼な

ニヤついて通りすぎる まともな人 見下さないで
誰にでも泣いてすがりつかせて 走ってここから逃げだしたい
弱々しくも 情けなく破けてく心

誰か 僕を置いていかないでくれよう
一生 僕をバカにしないでくれよう
127sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 01:54 ID:zWuT7hPu
やばいな。
後ろめたい感覚。けどなんか懐かしい感覚。
あんたの言うとおり。
けど、どうしようもない。誰かをどうにかしようという
わけじゃないけど、素で生まれつきがこうなんだから仕方ない。
ぶん殴られても泣くだけ。
あんたみたいにカッコよくないんだから仕方ないべ。
鈍い+弱い=卑怯、「正しくない」と書いて「歪」なり。
128sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 01:57 ID:zWuT7hPu
それが僕なんですよ。はい。
129sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 01:58 ID:zWuT7hPu
独り言でした。
130sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 10:08 ID:WICm/gdp
あーあ。どうするんだこれ。
なんかもうダメだな。
信じてたのに。信じてたからこそ、辛いよ。
プライドも何もあったもんじゃない。
胸が痛いだけ。
泣き笑い。胸が痛い。うれしくはないけど、うれしい。
これでよくはないけど、ひたすら胸が痛む。
くそっ。そんなこといったら世の中がひっくり返るよ。
てめえの方が卑怯だって言わせてくれよ。
あー胸が痛い。fff
131sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 10:12 ID:WICm/gdp
どうしようもなかったんだよ。
って言い訳か。
でもそれならそれで初めからどうしようもなかったって言えよ。
下らない愚痴ばかり並べやがって。
またぞろ親を恨むモードに入っていくよ。
うつむいて俺の言い訳を聞け。
あーもう開き直るなよ俺。
132sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 10:27 ID:OFO1qWK8
あーなんか爺さんみたいだな俺。
どうなんでしょうか。
見るに耐えない命はいけないのかな。
さらけだせない命よりもダメか?
大好きだよ。
あんただって、身に覚えはあるだろう。
なくてもいいけどね。無い方がいいんだろうけど。
どうしようもねー。あん時と同じくらいどうしようもねー。

収まるべき地獄に収まって二度と現われなければ誰もが安心。
133sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 10:34 ID:OFO1qWK8
まっ、しばらくこいつと暮らしていきますよ。
そしたらなんかが分かるかもしらん。
それにしても痛いなー。ちくしょう。
あーもうなんのことやら分からんな。
ずっとこんな感じ。
てめえになにが分かる。痛いのは俺だよ。
てめえになにが分かるっていわれてみろよ。

どうしようもねー。
134sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 11:08 ID:GPFTXWn/
「動悸」

ここは夢の国
人々が眉をしかめて通りすぎる夢の国

落ち着いて 息をして

テレビはずっとぶっ壊れたまま
低い声で話し続ける声がする

嘘つき?僕がなにも知らないんだろうって?
ただ単に君が何も思い出さずに生きてこれただけだろう?

1秒でも思い出してみればいいよ 
今はなんとでも言えばいいさ

その時は誰もが同じになるよ 誰だろうとね
135sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 11:10 ID:GPFTXWn/
3秒おちつけ。おまえは大丈夫だ。また元通りだ。
もう気にするな。
136sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/16 11:13 ID:GPFTXWn/
まいどお騒がせしました。よき一日を。サバラ!!!
137sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/18 07:19 ID:bBvNJnMZ
「欲望の果て」

君は何を目指してる?
僕はこんなにもうまくぶっ壊れることができるように なったよ
きっと誰にもばれないよね きっと きっと


君は昔とちっとも変わらないね
僕はこんなにもうまく馬鹿が演じられるように なったよ
この何年間の 血の滲むような努力の 果てに


だけど あの偉い人に認められたからって 
世間は君を認めないよ よけいにね

馬鹿になって世間に好かれたからといって 誰も君を好きにはならないよ
親分になって子分に好かれたからといって 誰も君を愛してはくれないよ    

孤独になって世界を放浪したからといって 君は自分を好きにはなれないよ


君は何を目指してる?
君は昔とちっとも変わらないね。

僕は君のことがほんとうに、うらやましいよ。
138sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/18 07:27 ID:bBvNJnMZ
雨か。なんか出かけるのめんどいな。
139名前はいらない:04/03/18 08:03 ID:fKHAwP1V
漏前大丈夫か?
140sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/18 22:32 ID:0jdEhB3I
>>139
ここんとこのsirabeくんはやばいですが、中の人はいたって大丈夫です。
141sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/18 22:37 ID:0jdEhB3I
137は今のところ、僕の中で究極の言葉かもしれん。
もう少しうまく書くこともできるかもしれないが、ずっとこんなことが言いた
かったような気がする。
142sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/19 21:11 ID:Eb51xvMu
「春が来た」

あたたかい昼間の空気は
白いビーカーの中に ねじ込まれて動かなくなる 
畳の上に 読みかけの本を投げ出した

そんな春の日には 
座ぶとんの枕で ぐるぐる回る天井を見上げていた

夢の中でなら どんな夢でも叶えることができるよ
ぐるぐる回る天井に 話しかけてみたりした

春が来た
143sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/19 21:12 ID:Eb51xvMu
この ねむたい昼と夜とを
つなぐものは 調べ
山の向こうから トレモロの聞こえてくるような
夜 寝る時間に聞いていたような あのくぐもった 調べ

その調べは 
たとえば普段は
ブロック塀の影に隠れている
きれいなゴム靴で踏みつけようとしても 逃げ水のように逃げていく 

手を伸ばしてもつかめない
たとえ すぐそこに居るように見えても
つかまらない

春が来た
144sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/19 21:13 ID:Eb51xvMu
投げ出したままの本は 畳の上 
夕方の時間
薄暗くなっても まだぐるぐると回りつづける天井
目覚めると 夢はひとつも叶っていなかった

薄暗い部屋の中に 低く流れている さっきの調べも
夢の中で叶えた夢たちも
もうつかめない

目の前に手を伸ばしても もうつかめない

145sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/19 21:19 ID:Eb51xvMu
>>142-144でひとまとまり、かな。
割り方を微妙にミスったか。
146sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/25 01:33 ID:K+5scwwU
「あで姿」

男が運命(さだめ)を知ったなら
行かねばならぬ 未練酒
すがるその手を ふりほどき
泣いてくれるな あで姿

男心は揺れる炎 おまえの面影吹き消して
ああ おまえの あで姿  

己の運命(さだめ)を胸に秘め
そっとおまえを 抱き寄せて
障子の向こうに 灯がともる
今は昔の 雪しぐれ

男心は揺れる炎 賭けねばならぬ この一瞬(とき)に
ああ おまえの あで姿
147sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/25 01:34 ID:K+5scwwU
火花を散らして 刃(やいば)を交え
男の命が 燃え上がる
一夜きらめく 蛍火は
おまえの夢に 届いたか 

男心は揺れる炎 おまえの面影吹き消して
ああ おまえの あで姿  

148sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/25 01:36 ID:K+5scwwU
>>146-147
演歌の歌詞スレに書いたやつ。
149sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/27 01:32 ID:mCwG2TeS
「夢見るオトナ」

世界を手に入れたら 時が止まる 
 
知ったことを語ったり 誰かに愛されたり
そんな瞬間そんな日に 僕は世界を手に入れる

もう 手放せなくなった 世界
もう 降りられなくなった 世界

日常を捨てて ある日 僕は走り出したのさ 
世界とひとつに なる ために

いちばん冴えている時の頭の中が 僕の世界のすべて 
抜け落ちた世界のカケラはどこ? もうどこにも見つからない
150sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/29 21:33 ID:gSYpQE1Q
「雨に負ける」

雨の中 傘をさして唄った

すべてに負けることなんか できない心
負けきれない心は 水たまりに突っ込んだ右足 泣いてた

雨のち曇り キツネの嫁入り 下を見て歩きなよ 
地面にひざまづいて 許しを乞えばいいのさ

眼鏡の曇り とれるまで
ジェントリー 今はまだ 抱きしめるのがやっと
本気で トーキー クレイジー I LOVE YOU

だって 雨に負けたんだもの
僕はもう 力いっぱい叫んだら 雨がやむだろうなんて言わないよ絶対 
151ヽ(*´ー`)ノ ◆bnmjdO.VgI :04/03/29 21:43 ID:IRJjFcgY
さりげなくても殺人
152sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/03/29 21:48 ID:gSYpQE1Q
>>151
ときどき不可抗力でもあり。
うつむいて生きればなんとかなるかもしれないように見えるが、長い目で
見れば不可抗力のような。
150はちょうどそんな詩です。
153なみなみお ◆mCFk32Woec :04/03/30 22:31 ID:npK7TZcc
『春』

私は朝にいます
あなたも朝にいます
きのうから
何も口にしていないので
胃のなかが
春のように空っぽです

駅のホームで私は
電車が来るのを待っています
黄色い線の内側です
駅のホームで私は
いったい何を待っているのでしょうか
私はいったい何を待っているのでしょうか

風?
音?
光?

雲が雨になるように
私は透明なのです
そして、あなたも

りぃんりぃん、
りぃんりぃん、

耳元で重なる鈴の音が
体に沁み込んでいくのです
154なみなみお ◆mCFk32Woec :04/03/30 22:32 ID:npK7TZcc
恐ろしい事です
だから、 あなたのからだに触れたい
私のからだに触れてください

あなたが
手をかざすと、
透き通った私の身体がその部分だけ
サっと開花し 枯れ土に返ります
ひかりよ!

私はついに暴かれるのです
一本の桜である事を
そして、あなたは私に
根をはるのです

私は駅のホームで、あなたは 桜です

風が 私を一枚、一枚
空に剥がしていくのです

みずいっぱいを積んだ電車が
遠くの線路から近づいてきて
ゴトンと、急に私の前にあらわれ
水漏れしています

ドアが開くと 死んだ魚たちが、濁流に圧されて、
いっせいに駅のホームに、 打ちあげられました

私は駅のホームで、 ただ電車を待っていたのかもしれない です
155sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/02 01:30 ID:T8WQ7e7O
>>153-154
シュールな春の事件。
空腹の見させた幻想か。

詩の中に流れる時間の感覚が、独特でいいですねー。
桜は散り、「私」は次の電車に乗って行ってしまうのでしょうか。
それとも何もなかったように、また電車を待ちつづけるのか?
という。
156sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/02 01:43 ID:T8WQ7e7O
「待つ人」

ある日 終わりを告げる鐘が鳴る
1000kmもの彼方で

うなりを上げて音声を垂れ流され
濃紺に垂れ込める空

さびれた田圃の真ん中には 拡声器
スーパーマーケットが 今日の値段を告げている 

斜め上に見上げた窓には 名も知らぬ鳥たちが一斉に群れをつくった

反射する夕闇 ざわめきが戻り
受話器を手にした 誰かが答える 

バス停にバスが やって来た
駅へと向かうバスが 僕を乗せるためのバスが 停車する
157sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/02 02:04 ID:T8WQ7e7O
(155のつづき)
それとも、何かの神秘体験について書かれた詩なんかな。
中盤あたりの描写が、妙に生々しいような。
不思議な心地よさがありました。
どうもでした。みなみはるおさん。

158sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/03 00:43 ID:q6zQhbsB
「四月一日の唄」

新しいスーツ姿 しゃがんで靴紐を直してる
四月一日の今日からは とぼけた町の道端にタンポポが咲くよ

毎日が あの頃に戻ったようさ
君と僕 ダンスを踊るよ パルムンテノン神殿を見に行こうよ 空へ

ATMにやってきた ジャンパー姿の女の人は魚の姿をしてる
うつむいた 応援団なのかな

破壊の音たてて プリズムが 砕け散る
サンバーストの ハーモニックス みんなの前で決めてみたい

春うらら どうして勝てないの?
高見盛を 応援する人の9割方がやっぱり 君の応援団だったんだね
159sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/03 00:46 ID:oMM0rdJo
ちなみに「四月一日」は「シガツイッピ」と読んでください。
160sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/03 00:58 ID:1ahtp+AW
「自然を旅したい」

寂しい綿毛 一人きり飛んでいった 
すっかりあたたかくなった 風の中を

長く白い線を引いて 川は流れていく どこへ行くの
低空の飛行機雲も 手が届きそうな眺め ここから見ていたい 

握り締めた左手に ドロップひとつ
遠くの工場が くすんで見えた ここから

ここから見ていたい 

移ろう喜びは まわる車輪
変わらないもの 目覚めの朝 はじめの一息
161sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/03 01:11 ID:1ahtp+AW
              _,.___ グッジョブ!!
グッジョブ!! _,.___ . /( ⌒),.冫.  ∩_ _
     / ,__,.冫. i" /,. ノ. .,_リ/i .,,E)冫.
     i."/ _.  .,_リ.l / /ー, <‐{i" / /" .,_リ
  _n ,!、〉 , ー, <‐{ ./ / !‐三ァ !/ ノー, <‐{
 ( l  、」  !‐三ァ !/ /  `ニィ´ ./. !‐三ァ !  グッジョブ!!
  \ \ .`i `ニィ´(      /. `i `ニィ´     n
   ヽ___ ̄ ̄ ノ ヽ      |  ̄     \    ( E)
     /    /   \    ヽフ    / ヽ ヽ_//

162sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/03 01:12 ID:1ahtp+AW
やっとこのAA確保したよ。この「皇太子グッジョブ」だけは手に入れて
おきたかったのだ。これで一安心。おやすみ
163sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/15 04:53 ID:FCqz3CET
「横断歩道」

誰も彼もが問いかけてばかり
キャッチセールス 勧誘に失敗してイタ電かけてる

何か言っておかないと済まない心
すれちがいざま 人の見た目に言葉を投げかける

僕たちは手柄を立てたい 帝国臣民だから
いつでもオチが必要なんだ

本当は どこにも行きたくない
心から どこにも行きたくない

僕はシマウマのような人間になりたい
164sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/17 00:46 ID:2zLYtvl7
「CaLg Ido」

Into sky ピンク色の春 悲しい
山の幻想は美しく 琴を爪弾く  

ラララ

天使が落ちてきた 空を見上げた僕は遥か彼方に思いを届けよう…… 

tqake mufe cuuandaou sou--

ジュてームメルシー 前世の記憶は儚い鳥の嘴を捜し求めている
おーるヴぉアール 君は犠牲になったラストサムライさ

ああ!僕たちのカルマ、

dasdjhoua docuuouy hoyhdeh・・・・僕たちのカルマ Ccjou
165sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/17 00:47 ID:2zLYtvl7
ファーストシングル、みたいなノリで。
166sirabe:04/04/24 15:29 ID:EveUfORY
「眠り病」

 人形遊びのマスターは「半植物人間」なのですが、彼はこの世界のどこかにある
施設のベッドでずっと眠らされ続けています。
 80年代のSFアニメにあったような、「半植物人間」のモチーフは単なる
虚構ではなく、実際には今世紀に入ってからもこの現実世界に存在しています。
 植物人間は、眠り続けて夢を見ることが仕事なので、彼の銀行口座には決まっ
た額のお金が現在も振り込まれ続けています。
 若いフリーターや正社員が10年後の生活を考えて不安になるときも、
就職のない高校生や大学生たちが何の考えもなく遊んでいるときにも、
植物人間の銀行口座には、毎月一定の金額が振り込まれ続けています。
 私たちは植物人間の夢の中にあるインターフェースによって動かされ、ある
者は生かされ、ある者は自ら命を絶たされます。
 ただし、これは契約の条項にちゃんと書かれていますように、植物人間には
一切の責任が及びません。
167sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/24 15:33 ID:EveUfORY
とくに深い意味はないです。
168sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/24 16:22 ID:u03NMxvF
「真昼のアンコール」

夏休みはまだかな ジゴクの絵日記創作
両手を広げて この大空に胞子を飛ばしてる僕は
まるで シダ科の植物のようさ

自然な微笑み そして肩の力が抜けるような時
ただ空気を震わせて 胞子を飛ばしてる 

そんな最高のプレイ ニヒリスティックさ
これは力じゃないってこと 感じてる
だからもう 極彩色

だけど調子に乗って 失敗したら
罰ゲームは岡村靖幸のモノマネで熱唱なのさ 勘弁してくれよ ホホー
169sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/24 20:08 ID:UkljAC9s
「王」 

いちばん身近なあなたの態度が いちばん私を戸惑わせる
それでもあなたは言うでしょう ただ歌っているだけ、と

それが生きる喜びのすべてと 心の底から信じて
あなたが笑っていること 私は知っている

今 目の前で勝ち誇っている者が 勝利者で
笑うのが上手な人達が集まる場所が この世の都で

美しい音楽が鳴り続け 難しい議論が終わると
互いに握手を交わしあい 何処かへ消えていく 同じ顔ぶれ

その後には いつもの あの失望の香りが残り

私は 誰もいない世界の王になる 
私は 失望の香りをまとった 偽物の王になる
170sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/24 22:47 ID:2PaWK0G2
好き勝手に書いたり、振る舞ったりすることが誰かを傷つけるかもしれない。

そんな恐れが緊張感に変わり、本当に悪意のようなものになってしまう。
「楽しく」「自由に」書き散らかしただけの文章が、誰か特定の人を傷つける
ための悪意に取られてしまうとしたら。
 本当にただ楽しく無意味に、ただそこに在るのは不可能なのかな。
「ただそこに在る」ということがその無意味さのせいでかえって悪意に取られ
るのは避けられないのかな。
 嘲笑に耐えること。
 愚かであること。
 不親切であること。
コミュニケーションを取るのは悪意がないことを互いに確認しあうための
ものなのか。だとしたら、面倒臭い。
こんな考えはゼイタクですか。ただの甘えですか。
結局は一人で歌でも歌ってるのが一番楽しいってことになりませんか。

171sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/30 01:39 ID:pTVluItv
「月よ休日よ」

100円ショップがあれば生きていけるわ、と彼女は言った
街中のみんなと仲直りしたいんだってさ

ツバをとばして シンメトリーの 美しい幼虫の手のひら

だれも僕に手を触れないっていうけど 
もしも悪意がなかったら、生きる意味を疑う僕だろう?

浴槽の中で 旅にでた

月よ 

もうひとつだけ
僕の肩にのせてよ

「100円ショップがあれば生きていけるわ」と彼女は言った

僕も生きていけると考えていた

僕は死んだ
僕は死んだ

僕はしんdな った
172sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/30 01:44 ID:pTVluItv
「どうして、あの人はあんなに大きなお声で歌っているの?」
「あの人は自分の声がよく聞こえないから、余計に大きな声を出しているのよ」
173sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/30 02:13 ID:3TCkU91c
「時代」

欲しがっている物を あげ続けてきた

だってポケモンの名前なんか ほとんど知らないし
葬式の時は 叔父さんにほとんど相手にされなかった

折れ曲がった メトロノーム
打ちひしがれた プライドを捨てた

一日中 曲を聞いていた
174sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/30 02:28 ID:3TCkU91c
Sゥ竇硫・ー]@D%Pッ}キ{F徴VメェWマ綺コ=ヒ=・゚ケュ龜攴崚ユ;kツユサ;kゲLf�ツシwミ 齠煙卻
Tt・.・・&リ幃集qム゙H*mfB+メ}V:゙RンQ゚゙ヤヨノ5ラカ・・vGc(ー+2驤ヲャ´ \}mEナ矢チD4c%\シフ,ソ
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シ・a゚jOミ・ツッ饉・]━暉 ヌ・頌谷7・6フホ{・}kAコ仭LッdツDs?;・キ籥「・"・・x・ワu・チ・z|ウ
接・イッモ・Zng{胯・サキkyユメ・γ@・Y`゚#・ニリチ・メヒケYカ^ホZqォ\テセ・Y(礑�隴Eフ劼_ム蹣耿�`・
f^曉韋ム_クsツ*・�・疾1モ洫'俯`鰺・メエF覿転恠・貎 Jマ十哄冐ウケqR・/ム7・・醯・{'寅「
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k・8ケp.Toom゚ヘEV・ i3抽・。Ro蕁・C硫ウオ!エ」アsmYリt悚ce0・ユ
175sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/04/30 02:29 ID:3TCkU91c
おっ、カッコイイなコレ。
176sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/02 01:58 ID:da7cyObl
「メロディ」

時がたてば変わる、
せつない気持ちも、
苦々しい思いも。

人の心は不機嫌な女のように冷たく、
死にかけの子供のように弱い。

若者たちの 美しい恋愛とまっすぐな正義。
若者たちの 大きな笑い声と言い返せない皮肉。

それでも時がたてば変わる、

せつない気持ち、もう悲しくはない、
苦々しい思い、もう悔しくはない。
177sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/02 02:00 ID:da7cyObl
こんな夜にage
178sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/15 04:41 ID:ktcXN3yO
さて、「駅前コンコース」についてはもう、言いたいことあんま無くなったな。
今んとこ。このテーマについて言いたいことなくなったら、さっぱりしたよう
な寂しいような気持ち。
言いたいことなくなったら、まあべつに無理に書かなくていいか、っていう。

不幸せとか悪意について書くと最初は綺麗な詩が書けるんだけど、
だんだんノドが枯れるみたいにしてその後ドンドンつまんなくなっていく。
言葉遊びはそれだけのもんだし。面白いと思ってやっててもまあ、
本当にそれが面白かったのかつまらなかったのかは後から分かるよ。たぶん。
言いたいことなくなったら、スッパリやめる。
これがコツかもな。
179sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/15 04:44 ID:ktcXN3yO
言葉遊びもそれはそれだけのもん。
言葉遊びだけ上手くなってもつまらない気もするし。
やってるときはちょっと楽しいけどさ。
180sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/15 05:01 ID:TxhZ7Hbi
「夏を愛する人」

夏は、巡ってくる

君やぼくが何かを言ったってムダさ
夏は巡ってくるものだから

ごらん、空の上で
小石のように可愛らしい太陽は
お気に入りの靴をはいて踊ってる

太陽が踊り、
夏は少しばかり、うんざりしてるから
僕は、言葉を口にするのをためらってる

言葉を言うのは、本当は
とても簡単なことなのにね

夏は、巡ってくる

君が何かを言ったからって、
夏が急ぎ足で過ぎて行ったりなんて、しないのにね
181sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/05/15 05:20 ID:81zZCNv7
言いたいことがない、っていう状態もこれはこれで気持ちのいいものだな、と。
なるべくこのまま生きていってみようかと思いますage
182sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/24 01:10 ID:Rce0jUQc
「すれ違う二人」

こっちに歩いてくる君と すれちがうまでの5秒間、
僕はつい身を固くして 下を向いてしまったけれど、

君と僕のカラダは 同じものでできていて、
君と僕は同じ穴から お互いの姿を見ている。

君が風を切って 僕のそばを歩いていったのは、
そういう理由だったのさ。
183sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/24 01:13 ID:Rce0jUQc
暇なので、ひさしぶりに詩板にカキコ。
まったく詩板はいつ見ても変わり映えしないな。まーどうでもいいかage
184名前はいらない:04/06/24 01:29 ID:rbACp9W1

ヽ(゚∀゚)ノ
185sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/24 01:31 ID:+XXZjn45
>>184
w
186sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/25 07:29 ID:pcwLZc1P
「リプレイザババヌキゲームアゲインアンドゴーオン」

君はババを引こうとしてる
それを何か価値のあるものだと思って

君はババ抜きゲームを続けたいんだね
だけど君がババを最後に持ってたら
君が負けってこと、知ってるよね?

あの面白かったゲームを続けたくて
君は喜んでババを引くんだ もう一度

今度のゲームも面白いかどうかは誰にも分からないけれど
少なくとも、僕には面白くする自信がない 前みたいにね

さあ、ババを引きなよ もう一度
さあ、ババを引きなよ もう一度

君がババを引くのを 僕がここで見てるから

君が次のゲームを面白くできるなら 
僕はここで見ていてあげるから
187sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/25 07:45 ID:n7/N3BmV
おはよう日本age
188sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/25 12:41 ID:Jh4hFebf
お昼時ですね。こんにちは。

まー、万が一、たぶんないと思うが、
万が一もしも、いま俺に何か言いたいことがある奴は、このスレを1から
順番に読んでみてくれ。お前の言い分はそれからじっくりと聞いてやる。

暇になったらまた来ますyo!
189sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/25 12:44 ID:Jh4hFebf
まあ、みなさん深く悩まずリラックスして行きましょうってことかな。
190sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 01:12 ID:+4ZP+FvU
「時事ネタぽえむ」

パクりパクられ振り振られ 
オサレで知的な雑談キングは今日も高見の見物
(へぇ〜 へぇ〜)

鼻血を出した高見盛が土俵から投げ飛ばされて
ハルウララの応援CDが100円ワゴンで投売りされる
(あらぁ〜 まぁ〜)

今夜も誰かになりすまし せめて一夜の夢を見よう
あいつを指差し口に出し せめて一瞬の優越感に浸ってみよう
(パラダイスジャパン〜 パラダイスシバン〜)

ねえ どうして君は自分をそんなに追いつめるんだい?
君が嘲笑ってくれるなら 僕はタリバン兵にでもなるっていうのに

「さあ、ポエムの始まりです」

ねえ どうして君は自分をそんなに愛せるんだい?
君が嘲笑ってくれるなら 僕は酒鬼薔薇にでもなるって言うのに
191sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 01:14 ID:+4ZP+FvU
まあネタですから。
sageでいいかな、っていう
192sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 07:00 ID:1FiYMXXi
「時事ネタぽえむ、やり直し」

パクりパクられ 振り振られ 
今日も高見の見物の 知的でオサレな雑談キング
(へぇ〜 へぇ〜)

鼻血を出した高見盛が 土俵ぎわから投げ飛ばされて
ハルウララの応援CDが 100円ワゴンで投売りされてる
(あらあらら〜 まぁ〜)

今夜も誰かになりすまし せめて一夜の夢を見よう
あいつを指差し口に出し せめて一時の自由を得よう
(パラダイスジャパン〜 パラダイスシバン〜)

世間と一体化する以外の生き方を お願い だれか教えて
「さあ、ポエムの始まりです」

ねえ どうして君はそんなに自分を追いつめるんだい?
君が微笑(わら)ってくれるなら 僕はタリバン兵にでもなるっていうのに

ねえ どうして君はそんなに自分を愛せるんだい?
君が嘲笑(わら)ってくれるなら 僕は酒鬼薔薇にでもなるって言うのに
193sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 07:06 ID:1FiYMXXi
めずらしく書き直しをば。

>>190だとただの煽り詩みたいですが。
>>192で多少意味が変わったかな?でもこっちの方が本意に近い。
ありきたりでつまんないかもしれないけど。
194sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 07:14 ID:1FiYMXXi
補足。
もし僕がここで雑談キャラだったら、こんなものを読まされたら
キレるにせよ、へこむにせよ、まあ無視しますね。

それが正解。無視して。

僕は勝手にソロ活動してるだけなんで。
誰に金をもらってるわけでもない、人間関係のしがらみもない。
だからこそ好き勝手に書ける。

そんなマイシバンライフでございます。
195sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 07:17 ID:1FiYMXXi
では、行ってきますー。
196sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 16:40 ID:d0F94pqd
「雑談ぽえむ 〜アニータmyラブ〜」

世間とは雑談 雑談こそ世間

雑談があるから 人は世間を気にして生きる
雑談があるから 人は偉くなってみたくなる
雑談があるから 人はパケ死する 
雑談があるから 人はみんなでターゲットに暴力をふるうことができる

人は雑談で癒され 雑談で傷つく
人は雑談から逃げても また誰かを見つけて雑談を始める
人は雑談でしか癒されないから 雑談をするしかない

どんな偉い先生も 学生の私語をやめさせられずに
携帯電話の電源を切れとしか言えない 

だけど本当はできればアニータみたいに
「私はファイターよ」と日本のお茶の間に向かって
アルゼンチンから放言してもみたい

付き合いたくないが 近寄りたくないが
アニータみたいに なってもみたい

タリバン兵より 酒鬼薔薇より
「みんなの楽しい雑談」をやめさせること 

それが日本での最大の悪だから
197sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 16:45 ID:d0F94pqd
雑談にはノータッチで行きたかったんだけど。一歩間違えたらファシスト
だから。

まー、一人でやってる分にはいいか。詩人みたいで。
198sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 16:48 ID:qVJiooQ7
あれ、アニータってペルーだっけか。失敬。
199sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/28 16:51 ID:qVJiooQ7
不敵にsage進行だぜ
200sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/29 23:35 ID:rQqvlt4u
「フライミートゥーザムーン」

鼻歌を歌いながら道を歩いていると 
Tシャツに短パンのお兄さんが 手をふって挨拶してきた

すれ違う人たちが皆 花束を持って歩いていく
母親が メールを素早く打つ

自転車に乗って夕飯の買い物にでかける女の子
ライトをつけようとして 人ごみに突っ込んでいった

悲しいとかは置いといて 考え事も置いといて
白い目で見られたら 黒い目で見てやればいいんじゃないか

あー ずっと逃げ続けていたい 別の言葉で言いかえて
あー なんか帰りたくないだけ もう本屋も閉まる時間
201sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/06/29 23:36 ID:rQqvlt4u
200記念です
202sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/03 05:39 ID:m2smE7hr
「返歌」

平安時代の闇の中 名前も知らない妖怪たちが
世界のすみっこで 愛を小さくつぶやいている

Kiss your heart...
Open your eyes...

誰がこんな歌を 僕に贈ったのだろう 
誰に向けて歌を 僕は送っているのだろう

平安の昔は 電気とか通信手段がなかったから 
現代の今は たぶん書くのも読むのもめんどくさいから 

なんかいっつも 僕は短い歌ばっかりで
なんかいっつも 僕は妖怪っぽい 
203sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/13 21:04 ID:/7R1VPUP
「パーティー」

あの日 君は「つまらない人間になりたくない」
と言って泣きじゃくっていたね オーベイビー

本質を見抜いてしまう 君の眼差しが世界を腐らせた
そしてまた死んだふりや 感じたふりをしてみたくなる 

君が君であることなんて簡単なことさ

誰とも 目を合わせなければいい
誰とも 口を聞かなければいい 
そして 誰の話も聞かなければいい

そしたら 僕たちは毎日パーティーに出かけてもいいんだ
204sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/17 17:59 ID:OI/FDkWQ
「偶然」

たとえば 夏休みの午後によく団地の階段でつまづいたこと
たとえば いつもの「書きこみました」の白い画面

たとえば 気になる顔見知りのあの人と自分の頭の中で会話をすること

(携帯のメールを返信するのに手間取って何回もクリアを打ち直したこと)

アパートの隣りの部屋の人がベランダに洗濯物を干すときの音で
顔も知らないその人の生活スタイルを想像してしまうこと

それと、日中ウォーキングをしている老人の男性とすれちがったとき
その老人が自分よりも健康そうに思えたこと
205sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/17 18:19 ID:OI/FDkWQ
「貯金」

自民党とかの政治家たちがイカれた法案を出す
そしてうちの親が最近頼りなくなってきた 老いてきたんだオーイエー

どうしたんだ僕の支配者 壊れてく僕の支配者
だから僕の心も壊れそう そんなマイハート

そんなある日の夕食のとき 僕はマヨネーズが欲しくなった
冷蔵庫を開けるとそこにあったのは古そうなマヨネーズだ
一口だけなめると気持ち悪い味がしたから
もったいないけど黒いゴミ袋の中に丸ごと捨てた
その腐りかけのマヨネーズを

それから「また100円ショップに行けば売ってるから。同じのが100円で」
と自分に言い聞かせた

捨ててしまった腐りかけのマヨネーズは次の朝 
ゴミ収集車が来て黒いゴミ袋ごときれいさっぱり
持っていってしまった 

だがうちの親は今日も頼りないままだ
──そうか、これが現実だ、これが現実というものなのだ

強く僕は手を握り締めたまま、その場にずっとたたずんでいたの
だった。
                    〜END〜
206sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/17 18:24 ID:OI/FDkWQ
>>203-205
ジャンケン三部作にしてみました。
207sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/17 18:25 ID:OI/FDkWQ
だからなんなんだ俺は
208sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/18 18:27 ID:C8gHlHOl
「ジェラシーを眠らせて」

浅きユメ見し鬱し世の身は 
なぜ夜空を見上げたのだろう ウーフォフォン

あー せつなさには耐えられない
あー 愛しさにはもっと耐えられない

だってまぶしい位キュートで輝いてる 君の瞳フォーギブミー 

だけど だから退屈な日々を選んでみたのよワタシ
そう だからワタシは退屈なヒトを選んでみたの

ああ だから恨んで毎日暮らしているのよ

ららら ウー あー あーああーん プリーズ

もう恥ずかしくて死にたい 理由はないが死にたい
喜びのあまり浮かれながら死んでみたい レッツゴー僕はもう死にます
209sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/20 21:06 ID:ym++tx96
「僕の仲間」

僕の仲間といえば
仲間由紀恵のことだ
210sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/21 21:24 ID:6AkqNxFa
「夏の風景」

街中にそびえたつ黄色の棒グラフが低くなったとき、裏口からは
作業服を着た数人の男が出てきた。

もう一日が終わる。
テレビで相撲を見ている祖父は夕食までそのままでいいとして、
制服姿の妹のカバンの隅の方に入っていた使い古しの革の定期入れ
には、今日の日付けが分かりにくくボールペンで走り書きされていた。

ハンカチを持ち歩き、くるくると踊りながらあいさつをする近所の
おばさん連中。まるで脱皮しようともがいている際中の、白くて
柔らかいトンボのような動きだ。
だがその中に祖母の姿はなかった。
ところどころ黒くなった地面に新聞紙を敷いて昼寝をしているトンボの
脱け殻の数々。きっと暑さのせいなのだろう。

夏の風景は、日傘の柄の取っ手の部分のように生々しく横滑りしていく。

日が暮れて、酔いを発散させながら仕事から帰る、父親くらいの
年齢の男性。
夜道で手もちぶさたにスーツの内ポケットの中をあらためると、
名刺入れのほかにも、中は真っ白な新品の単語カードと、
使い古して塗装のはげ落ちた暗記ペンとが、濃い緑色のインクのシミ
だらけになって出てきたのだった。
211sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 01:34 ID:URlWMMJL
「悪魔を憐れむ歌」

ほらほおら ボクをいじめなよ 一人ぽっちのボクをいじめなよ

ほらほおら みんなでこの世を面白くしないといけないよ
一人ぽっちのボクを出しぬいてその首、皆様に捧げなよ

そしたら晴れてキミも皆の仲間入りだよ

ほらほおら ボクを憎みながら左手でサッとパクればぁ?
だってボクをやればみんなはキミの味方じゃないか

ほらほらよかったね これでキミもみんなの中で幸せになれるね
だって人は弱いものだもんね でもボクは絶対キミを許さないよ 
212sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 01:35 ID:URlWMMJL
孤独をレッドゾーンにまで高める実験をしております、
sirabe、sirabeでございます。
213sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 01:51 ID:e7eX6Kmc
「君が僕を知ってる」

アタマが良くって しかも両親や友達に見放されてしまった
僕たちのような人間は
声に出してしゃべるよりも 沈黙の中で意思疎通をする方が楽しいんだ
沈黙の中でストーリーを描くのが大好きなんだ

学校から帰ってきてから
3日くらい 沈黙の中で一人 絶望のストーリーを描いては落ちこむ
頭の中からストーリーを追い出すために暗い部屋の中にひきこもる
(嫌われてる バカにされてる 受け入れられてない 殺される) 

その3日後 沈黙の中で一人 救いのストーリーを見つけては喜び
さらにもっと救いのストーリーを見つけては 一人勝手に部屋から飛び出していく
(好かれてる 愛されてる 受け入れられてる 生かされてる)

そんな繰り返し
だけど だから

街でちょっとした人の目が怖い
街でちょっとした笑い声が怖い
街でちょっとした言葉の端々が怖い

そうして街中で叫び出すわけさ
そうして街中で包丁を振り回すわけさ

でも その叫びは君のストーリーの中では
正義のヒーローの決めポーズみたいなものだって

君が 僕を 知ってる
214sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 01:52 ID:e7eX6Kmc
君はいつも大きな声で笑ったり話したりするからゲロを吐くことができる
僕はあんまりしゃべらないからノドが弱くてゲロが吐けない
だけど君はゲロを吐きながら ゲロが吐けない僕のことを知ってる
ゲロを吐いてばかりの君と ゲロまみれの僕が出会う

だから君は僕を見るたび「きもっ」て言う
きもっ

何から何まで 君が 分かっていてくれる

君が僕を知ってる
215sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 16:37 ID:XbCLyubF
「悪魔に憐れまれる歌」

ほらほおら ボクを好きになりなよ 一人ぽっちのボクを好きになりなよ

ほらほおら この世なんてどうでもいいじゃない
一人ぽっちのボクを見つけてその首、皆様から守ってくれよ

そしたら晴れてキミは皆の仲間外れだよ

ほらほおら ボクを想いながら右手でサッとパクればぁ?
だけどボクといればみんなはキミの敵じゃないか

ほらほらかわいそうに これでキミはみんなの中では不幸だね
だって人は弱いものだもんね でもボクは絶対キミを離さないよ 
216sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 16:39 ID:XbCLyubF
まー、言わんでも分かると思いますが、>>211>>215は対の歌です。
愛と死。
そんなような感じ。
217sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/23 16:50 ID:9H4gSrxu
というのは嘘で、>>215>>211が恥ずかしかったから後付けで
書きました。すいません。嘘をついていました。
218sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/26 20:46 ID:RS/xYwS0
「夏の車窓から」

いい風が吹くこんな夢心地のシートで 窓際を
流れていく街をながめていると 
夏の池で釣りをしている人たちの姿が見えた 
つり竿を持っていたのは白いランニングのおじさんだった

カーテンをいっぱいに開けると空は 薄曇り 
車内には薄明かり この角度
大きな空が割れて光りが差して 今まで誰も知らない風景
通り過ぎていく街に住む友達に電話をかける

どこにいたっていいもう たぶん住めばそこが 都
「家に帰ったらまた一日中寝てたんだ」
通り過ぎていく街に住む友達に電話をかけて困らせる
乗り過ごしてもいい気分 駅で降りてもいい気分
219sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/26 20:46 ID:RS/xYwS0
癒し系になろうかな
220sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/29 21:47 ID:G5qLdrvE
「開くのは何時?」

すべての人に勝ち しかもすべての人に負ける
慣れすぎたリズムに乗って 必死の形相で散歩に出ていく

萌える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもりが目にしみただけ

やっぱ散歩やめ やっぱすぐメシ食いに行こうかな  
ビールを飲む近くのラーメン屋 あくのはなん時?

しぼむ 萎える 弱まる バカにする

萌える血を忘れた訳じゃない
甘いぬくもりが目にしみただけ
221sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/29 21:51 ID:G5qLdrvE
パクリはいかんぞ。
222名前はいらない:04/07/30 03:38 ID:96pt92Fb
淋しいよー!
って叫べば誰かこのスレに来てくれるかもよ。
別に淋しくないのか。
しかしここまで人が来ないスレも珍しい。
223sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/31 05:26 ID:3vUszcXS
>>222
いわれてみればそうですねー。
前来てくれたコテの人らに、ヘンなあだ名付けて追い返したりしていたから
かもしれません。
とまあ、そういうわけなんですよ。名前入らないさん。
224sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/07/31 06:25 ID:83caL25I
「新しい朝」

目覚めると 眠る前からMDが鳴り続け
散らかった部屋に 鱗粉のようなホコリの光り

手を伸ばせば届きそうな これは夢
指先の皮に触れて 薄く黄色く

午前4時の日の光を浴びて 部屋の中にあったものが
みんな外へ吹き飛ばされてしまった

あれ この部屋ってこんなに綺麗だったっけ
まあいいや 片付ける手間が省けたし

薄く黄色く輝く指先ひとつ  
カーテンの外には真新しい朝の光  
225sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/07 13:01 ID:OztCPoC1
「元の木阿弥」

街に吹く風が秋の気配を知らせる

一方通行の道路を行く車が矢印にしたがって
遠くへ走り去っていく

恋人は今日もよりを戻したり別れたりする

最後に一枚の葉が散るとき
出家をあきらめた光源氏がルンペンになる

砂山を平らに戻していく穏やかな風

無限に並んだ文字の列に入れなかった言葉は
やがて誰一人忘れてしまう
226sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/07 13:03 ID:OztCPoC1
今日って立秋なんだってさ。
227sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/13 17:21 ID:gqQEribJ
「真夏のキャンプ」

波打ち際で泣き叫ぶ子供 
水上バイクが走るのを見ていた

真夏の午後の日差し 日焼け止めを忘れた真夏の海辺

そして僕は友達を海の中に沈めたりした

天に架かるという橋 泣かないビーチをすぎて
北朝鮮放送が入る汚くて静かな砂浜 

いくつもの生シイタケが砂の上に落ちた

そして 日焼けした肌につめたい温泉
そして つげ義春が古い建物の暗がりに潜んでいた
228sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/13 17:23 ID:gqQEribJ
旅行に行っとったんですよ。これはその旅行記です。
229sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/15 23:10 ID:P3lfj2yC
「Maybe LoveLy Baby」

君の本当の気持ちを知りたくて 
僕だけのハートマーク 心の中に

僕が必要とされているのか知りたくて 
今夜も レンガ屋根の上で月を見上げてる

I need you (本当の気持ち) Love you (どうして伝わらないんだろう)
「You need me ならいいのに」って break it 気付いてる?

愛を知らなくても 愛を感じていたい 今はそんな everyday
手をつないだら この境界線を踏み越えて Maybe kiss…

新しい日々 You're my funny girL 夢のようさ 心はいつも dreamin'
君が好き LoveLy Baby だからきっと So beautifuL day
230sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/15 23:11 ID:P3lfj2yC
新境地を模索中なんですよ。
231sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/18 20:49 ID:qs2khYhy
「タイムマシーン」

何を言っているのか 分からない時はいつも
ぼんやりと眺める 君の顔

君の顔の真ん中で 四角い口がゆっくりと開いていく
僕はタイムマシーンに乗りこむ

飛び降りた座標空間は 誰かの記憶の中の夜
そこは深夜のコンビニで 店員がもの凄い速さでレジを打っていた

店内には真っ白な 蛍光灯と ビールを買う客が一人いて
誰かの記憶の中の僕は とても孤独だった

そこは 深夜のコンビニで 
見たことのある店員がもの凄い速さでレジを打っていた
232sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:11 ID:yaMNzjD7
「だいんとぁえほいわah9」

イカ臭くない日本酒を飲みまし、た

ひととよー 一青窃はこんな字だっけ 
人と人の間にあるものそれは人間

強い光を見ていたい
見てごらんあそこでプリンセスが歌うから
うっしょうけんめい働こうと思います

強い光を見ていれば
なんとか気持ち悪くはないから
うshそうけんんめいはたrこつととうもます

帰りたくないよー だぜー
おえーー ーーーん」

つjをイアtj5位ア害kじゃrpypじゃア
ジュとぁjp^^^-0-----

うdhsぢううけんめおk6はらおいかき、あす明日は
233sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:12 ID:yaMNzjD7
であいすいしてまおああthのあーーーーーす
234sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:14 ID:yaMNzjD7
泥酔中だよーん。サファリパーク。
235sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:17 ID:yaMNzjD7
歩ッティエモンゲットだbvc能fづjwあjsっぜーーーーーーーーーーーーーー

 あんごdふぁうじゅふじょうc0んbじょjb







んんmmjポンジャンアンジョンファン
236sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:24 ID:WRYlYrjf
あ、やっと落ちついてきた。お騒がせしました。




ポックンロール!!!!!!!!!dgジャプワr9h8ウエz ネット!!!
237sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/23 01:32 ID:fgPxz4R4
よい1週間を。アデュー。
238名前はいらない:04/08/23 13:21 ID:ABRtlo0K
こんなことまでして人の興味をひきたいのか
悲しいな
239名前はいらない:04/08/23 15:09 ID:DQb5nDnh
思いついた事吐き出さんと頭に残るからだろ
240sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/26 20:35 ID:jTK44ez7
>>238
いやー、結局あなたしか興味を持ってくれなかったようですねー。
そして悲しみを知る人は心の清らかな人だと思います。

>>239
酔ってて、あまりの気分の悪さに手が勝手に動いたんですよ。
241sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/08/26 21:36 ID:gTqfHkZC
「悲しい時間帯」

欲しいものが昔とは変わってしまったことに時々気付く

カギの壊れた自転車を押す、君の冷たい手
古い金属と、黒いタイヤの軋む音に、吐く息の音が重なる 

ふいに、尋ねる言葉が聞こえた気がした
「帰る方向は一緒だっけ?」

新しいネジが回転しながら深い谷底へと落ちていく

暗がりの中で、家々の窓が見えなくなる頃、
悲しみを感じるふりをしてみた

それから、部屋に帰ると、まだ洗っていない茶碗がひとつ残っていた
242sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/09/05 10:09 ID:+qzkyf2F
「サンマ」

故障車のガソリンが漏れるのを気にしながら
明け方になりようやく家に辿りつく

家に着くとまず、僕はラジオを聞くために
黒いナショナル乾電池のビニールを破った

ふと気が付くと、家の中で知らないおじさんがテレビを観ていた
録画したオリンピックを見ていた

僕はそのまま職場へ引き帰すと
FMラジオを聞きながらイスを並べて眠ることにした

夢の中には さっきの知らないおじさんが出てきて、
感心するほどきれいにサンマを食べていた

黙ったまま、丁寧に骨を取り除いていた
243sirabe ◆Q531BMQ/Wo :04/09/05 10:12 ID:+qzkyf2F
なんかこう生活に疲れてるっぽい感じになってるな。最近の書きこみは。
そうでもないのに。
244BLUE HAWAII ◆jvBtlIEUc6
秋も深まってきましたなぁ。
シャケの美味しい季節ですぞ。