670 :
Mana魔名 :2009/01/07(水) 00:52:10 ID:ze/eG741
[27]:Mana魔名:2008/12/03(水) 02:12:00 ID:d2OrzqMc 五重の塔に衝撃波 空を突き上げる埃の中で、奴は産声をあげた 郎君自慢の膣を裂き、痛みだけを与え尽くして、遂には食い殺し とぐろを巻いて絡まり合う負の感情は、DNAみたいな螺旋を作り上げ 破滅と創造の要領で、劣化コピーを量産する 僕達は出来損ないだ 壊れていく世界の中で、それ以上に壊れている僕達はただ涎を垂らし 神の到来を訳も無く期待して、赤ん坊のように泣きじゃくるだけだ
671 :
Mana魔名 :2009/01/07(水) 01:04:15 ID:ze/eG741
カチューシャに見惚れていたら、小さな石に蹴っ躓いた キュートなあの娘がくすくす笑い、オレは思わず苦笑い ノートの片隅に落書き おまじないみたく繰り返し読む ストレスで胃が重くて、それ以上に気が重くて仕方ない リハーサルでもやってみるか 脳内シミュレーションだ ソンナウマクイクワケナイ 成功確率ハ3%程度デスヨ セパレートできない気持ち これでいいと言い聞かせる
672 :
Mana魔名 :2009/01/27(火) 02:08:29 ID:1uEBnX1U
[416]:Mana魔名:2008/12/14(日) 15:52:50 ID:RB2IYmfy 雛菊の花弁を一枚ずつ舌でなぞり、これが宇宙なのかと絶叫 魔王に捧げる子守唄は、恥辱の歓喜に堪える雌豚達の鳴き声 涙の途切れる暇も無く、ましてやソレが乾涸びる暇など無く 邪教の経に合わせてカラ廻る姿は、いつか怯え見た恍惚の人 心室を撃ち付ける血の流れが、精神をひどく揺さぶり続けた
673 :
Mana魔名 :2009/01/27(火) 02:10:38 ID:1uEBnX1U
[7]:Mana魔名:2008/12/14(日) 16:28:14 ID:RB2IYmfy 不便な心と体を持ったばかりに、頭の中で暴れる欲望に日々悩まされ 高所恐怖と広場恐怖と対人恐怖の三重苦で、自由な鳥にはなれなさそう 蜜の流れる方へ行けば酷い目に遭い、ちっぽけなスケベ心に凹まされる 磊落な人に憧れつつも、堕落しきった自分を奮い立たせる情熱は無い 四書五経を暗記できる位の記憶力持ちたい せめてインテリ目指したい 煌き輝き跪き、誰かの頭に衝撃与えたいから、衆人環視のここに刻む
674 :
Mana魔名 :2009/01/27(火) 02:12:24 ID:1uEBnX1U
グラスに注いだ水を飲み干し、サプリをMIXしたアレを飲む ッと気付いた瞬間に自我を失い、おサルになってラジオ体操 ドラゴンに乗って空中散歩していたら、可憐な少女の淫ら姿 ・・・傷モノのくせに澄ました顔がムカついて、白く汚した モスキートになってあの娘の生き血を啜りたいと今日も思う 1度だけ願いが叶うのなら、僕にめくるめく甘美な性夢を・・・ ニアミスした名も知らぬ街での触れ馨を香水代わりに支度して ン〜〜んと鼻から漏れる音に過敏に反応する我が倅を鍛える グルメな僕には相当な珍味 朝から麻薬な料理をいただこうか
675 :
Mana魔名 :2009/01/27(火) 02:14:56 ID:1uEBnX1U
巨大な胸には夢が詰まっている(not シリコン) 乳白色の世界で呆然唖然の数秒間(欲望の発射) 巫女!メイド!ナース!スッチー!チャイナ!スク水!セーラー!! 女体の煩悩に捕らわれて、思わずコスプレMIX発動(必死系) メガネっ娘、アキバに憚る そんな餌に俺は釣られ(ry イエスかノーかニャンニャンか、選択肢はこれで良い ドラムを叩く音みたいにハートビートが最高潮 ナンセンスな萌えの連発に辟易しつつも飛び付く身体 1度味わえば止められぬ、混沌の中のエクスタシー スペシャルジェネレーションな我等にネ申は何を思う?
676 :
Mana魔名 :2009/02/10(火) 00:30:09 ID:nQDwAm5W
[41]:Mana魔名:2008/12/29(月) 13:35:11 ID:H8JtCqav 一瞬のすれ違いと終生の別れが交錯する 期待と諦めが混ざり合い泡の様に消える 一度きりの人生だから溺れる様に楽しめ 会えなかった可能性に悔いないためにも
677 :
Mana魔名 :2009/02/10(火) 00:33:18 ID:nQDwAm5W
[5]:Mana魔名:2008/12/29(月) 13:53:20 ID:H8JtCqav 衝動的に空へ飛び出したが、僕には羽がなく惨めに墜落した 撃ちつけられる痛みが脊髄を走り、意識はぷつりと途切れた 大空と大地の間で、浮かぶことも沈むことも出来ずに涙する 型通りの審判を受けるまでの四十九日、僕は生きる様に死ぬ 理解も納得も出来ないが、押し寄せる波に逆らえず流される 系統樹に属さない自由物を横目に、分別される悲しみを知る 詩人オウムならば、この気持ちをどんな風に著すのだろうか 人ごみを眺めながら、僕はマクスウェル方程式を解いている
678 :
Mana魔名 :2009/02/10(火) 00:38:54 ID:nQDwAm5W
[9]:Mana魔名:2008/12/29(月) 16:26:38 ID:H8JtCqav おなかがちょっと空いたから、甘い実をつまみ食いしたり やわらかなマシュマロを口に含んで、ゆっくり溶かしたり ついついお菓子で遊んでしまう 獲物を玩ぶ仔猫みたいに がらがらと音を立てながら、ごろごろと喉を鳴らしながら 食傷気味な指先を一舐めして、その甘さにほっぺがおちた べったりとした生クリーム どろりと溶けるチョコレート たくさんの甘味が口の中で大暴れ 熱いジュースが欲しい いつでも求めるお菓子のお家 皆がヘンゼルとグレーテル なかなか虫歯に罹らないけど、その痛みさえデリシャスね
679 :
Mana魔名 :2009/02/10(火) 00:40:58 ID:nQDwAm5W
君の口に猿轡、手首は錠に繋げておいて、涎を垂らせば撓る鞭 赤い寝台の上で花は開き、夜毎繰り広げるアクロバティック 蒼白い誘惑は月の魔力 発情マテリアルに紅潮する体を抱いて 輝ける遊星は頭の中で瞬き続けて、今夜も宇宙の大サーカス
680 :
Mana魔名 :2009/02/10(火) 00:53:15 ID:nQDwAm5W
注意深く生きていると、勇気がない面白みがないと言われる 大志を抱くにもカネがいる時代から、逃げ出す場所さえ無くて 心の隙間に置かれた鏡と鏡が、乱反射して視界を遮るから 頭上を覆う空へ逆ダイブして、吹き飛ばされてしまいたい 青に染まれば羨望の的になれるのか いつか撃ち落して欲しい 朝も夜もひどく静かな部屋でひとり 自分の吐息さえ大嫌いだ 再三の訴えに傾ける耳が、雑音だらけの理想を拒んでいる 何年経っても好きになれない自分と、心中するのはゴメンだ
681 :
Mana魔名 :2009/03/03(火) 22:52:47 ID:bsDt/Few
[16]:Mana魔名:2009/02/02(月) 23:38:06 ID:SrLE0RU6 全消去したい我が人生、それよりも否定したい死の尊厳 例えば流れ星に願う夢が、誰かの夢を壊すことになるなら 過失を犯した愚かさを断罪の上、清らかな罰を与え給え 殺せない本能が必死で抗い、先走りの理性の奴隷となって 滑ろうと構えた足元から、震えが皮膚を伝って脳天に走る
682 :
Mana魔名 :2009/03/03(火) 22:57:03 ID:bsDt/Few
[139]:Mana魔名:2009/02/02(月) 23:58:08 ID:SrLE0RU6 少しだけ傷を付けた手首から、赤い糸が空へ伸びていくよ 束ねてみても途切れ跡切れで、運命は結ばれることは無い 嘘ばかりが慰めの手段で、気に入らない真実は拒絶して 白い部屋の隅で独り、世界を憎む詩を延々と書き連ねる 蒼い月の下で会えるなら、何もかも捨ててしまえるのに 死のぬくもりに抱かれて、全ての存在を愛せるだろうに 誰にも邪魔されることなく、何処へでも飛び去って逝こう
683 :
Mana魔名 :2009/03/03(火) 22:59:31 ID:bsDt/Few
黙殺されたこの想い どこにもぶつけることができなかったから 犯してしまえ 犯してしまえ 僕のせいで流した涙がとても綺麗 見たことのない姿を愉しみながら、ふたりで素敵な歌をうたおう 暫く経って、君は人形の様 開いた瞳孔に映る僕に何を想うのか 揺らぐ身体と身体の間に流れる静寂は、デジャヴへの入り口の様 憎いほど君が好き 震えながら耳元で囁く僕に、君は無言のまま ―好きだとか愛してるだとか、そんな体裁をすべて脱ぎ捨てろ― 飽きもせず僕は君を犯している 君が腐れ果てるまで犯し続ける
684 :
Mana魔名 :2009/03/08(日) 02:54:03 ID:o1x+NJa2
[25]:Mana魔名:2009/02/28(土) 02:54:26 ID:l/fcy4zL 唄が聞こえる真っ赤な夜に、このまま俺は果てしない闇に融けるのか おまえの頬を翳める白い息が、そのまま雨の雫に吸い込まれていく うろ覚えのフレーズに合わせて、俺は譜面に音符を書き加えていく かすかに見える灯りが、ひとつふたつみっつと増えて、真紅に照らす 蔑みのポーズで誘うGO GO GIRLと憐れみの言葉で拒むNO NO BOYが もつれながら愛し合うような、昔のフランス映画みたいな景色の中で うっとりと夢見がちなBOYS&GIRLS ゆっくりと水の底へ飛び込んだ かわいい折り畳みの羽根は水玉模様 濡れながら見る夢に浮世色めく 共通項はアンブレラ、逆さ吊りのペテン師と小悪魔なおまえのことさ 感覚が剥き出しになるような、一杯蕩けるカクテルと恋をしたくて しっとりと濡れた唇に黒い花束を頂戴 ・・・だなんて冗談じゃないよ ようやく見つけた最高の死に場所は、生憎もう定員オーバーだから うまく踊れもしないワルツでは、あのステージにも立てはしないさ か細いおまえの腕を掴んで、俺は許しのキスをひたすらに請い続けた
685 :
Mana魔名 :2009/03/08(日) 02:56:16 ID:o1x+NJa2
[27]:Mana魔名:2009/02/28(土) 03:31:19 ID:l/fcy4zL 水中花の香りは、薄められたミルクの味がして、戸惑いを隠せず 胸に咲き乱れた向日葵が、首を優しくシメつけて、一瞬見える花畑 甚だくだらない夜に、大衆がヤルことは一つ、酔いどれの火遊び 長く太い人生を送りたいと願う 王者の星の下で生まれたかった 青い陽炎が揺れる真夏の夜だ 今夜も眠れずに朝を迎えるのだろう 娑婆に卒塔婆、耳に蛸壺、沙羅双樹の下で貴方と私で悟りを得たい 空に降る雨は奇跡の感触で、風の色が匂う朝焼けに、猫が喉鳴らし 枯れる前に触れ、通り雨のような胸騒ぎに、貴方と私は死を思う 黒い雨の記憶は薄れ、無差別の攻撃は全方位 来々世はどっちだ
686 :
Mana魔名 :2009/03/08(日) 03:02:54 ID:o1x+NJa2
春の日に都忘れ、目覚めた朝に愛し合うか傷つけ合うか 夢の中で会った君は、季節が雪になる頃を待ち侘び続け 彼女の頬を濡らす雫は、重ねた唇に少しだけ染みる様で 何年間も離れた声だけが、妙に生温かさを持って触れる 多少は疲れた振りをして、知らない優しさに甘えるけど 掴み損ねて落とした記憶が、大事なことを思い出させる
687 :
Mana魔名 :2009/03/30(月) 11:24:45 ID:TwI9PEYC
[19]:Mana魔名:2009/03/04(水) 02:40:17 ID:LrO/BVa/ いつの間にか外は雨で、もしかしたら雪へと変わるのかも まるで遠足前夜の子供のように、何故だかうまく眠れない 思い出は忘れた頃に胸を突き、口の中が不意にほろ苦くなる いつまでも傍にいると思ってたあいつが、今は雲の上だったり つまらないことで拒み合ってた奴と、同じ道を歩んでいたり いい湯に浸かれば悟れそうか、いい女と寝たら笑えそうか たくさんの悩みを抱えながらも、ささやかな娯楽で癒される こんな風に、何気なく退屈な日々でも、それぞれに色はあり とまどいやためらいを感じながらも、ふとしたときめきは居る
688 :
Mana魔名 :2009/03/30(月) 11:27:31 ID:TwI9PEYC
[50]:Mana魔名:2009/03/04(水) 03:02:39 ID:LrO/BVa/ 見境なく注目を浴びようとする意識は、見捨てられへの恐怖の結果で 世界が少し分裂して見えるのは、画一化しようとする権力への抵抗で 酸性雨に打たれる君が悲しい けれども僕は傘を差してあげられない 玄人訛りのカウンセリングで、本当に皆が救われるだなんて思わない 品格の無い社会で正しくあろうだなんて、気を張り詰めなくてもいい 耳障りな声ばかりが攻めてくるけど、いつか素敵な和音を奏でるから 百害あって一利無しの関係でも、相互依存だと言われても貫けばいい
689 :
Mana魔名 :2009/03/30(月) 11:29:40 ID:TwI9PEYC
[51]:Mana魔名:2009/03/04(水) 03:15:20 ID:LrO/BVa/ 観覧車の中で二人きりなんだぜ、どんだけ思わせぶりなんだよ 察してるんだろ俺の気持ち 今更何でも無い振りなんてすんなよ 詩吟に乗せて想いを伝えても、無邪気な返事で「あると思います!」
690 :
Mana魔名 :2009/03/30(月) 11:32:14 ID:TwI9PEYC
小春日和の微笑みは、ただ穏やかな死相を湛えるだけで 月花咲き乱れる天上に、紅蓮の道が一筋走る黄昏時 火葬の煙を眺めては、顔を花に埋め泣くばかりの僕を 空の翳りは隠しなさるが、流れ落ちる滴は鋭く光る 一夜の眠りが久遠の別れ 春にはきっと君を思い出そう
691 :
Mana魔名 :2009/04/01(水) 23:04:16 ID:X6JvlCqC
[370]:∬“◇“∬ ◆LeManaRv8. :大学創立98/04/01(金) 21:44:46 ID:CorIXS9k0 エンジェルが演じる夢の舞台に騙されて見る イライラともどかしさで乖離しそうな心を押さえ プレリュードを狂ったように弾けばいいさ リップサービスを貴方に1つ、素敵な手品を彼女に2つ ループする眩暈の中で、白い衣装の娘達が別れの挨拶 フルートの音が聴こえた 今日もまた嘘が増えた 1つだけ願いが叶うなら、世界を水の色に染めて欲しい ループする日常の中で、マニュアル通りに踊らされる僕は道化師
692 :
Mana魔名 :2009/06/07(日) 15:33:55 ID:YPqmdSwq
[143]:Mana魔名:2009/04/26(日) 18:11:06 ID:E2yzSeCt 夢と錯覚と譫妄がもつれあい始まる 乾いた呼気に終わりを知る 追いかけっこをしながら、螺旋階段を駆け上がる 鬼は誰だ? いつまでも醒めない麻酔のような、すべてが弛緩している感覚の中 人待ちの影が伸び縮みしながら、凍える指先に纏わりついた のぞき込んだ過去が、探りを入れた未来が、あと少しで今に重なる 憂いの日には偶然を装い、赤い日傘に君を誘い入れてあげよう 鬱蒼とした森で風を馴染ませながら、僕は静かに目を塞がれよう
693 :
Mana魔名 :2009/06/07(日) 15:38:11 ID:YPqmdSwq
[59]:Mana魔名:2009/04/26(日) 18:22:59 ID:E2yzSeCt 君の嘘は優しくて、子供のように無邪気だけど 引きつる目尻が恐くて、少女の面影は掻き消され 息吐きながら感じる、過呼吸の愛しい痛みを 甘いと酸いの真ん中の、微妙な味わいを楽しもう 月の遊星に置き忘れた夢が、今夜も独り泣くよ 待ちぼうけの僕は、君の幸せを今日も願って 彷徨う光を道連れに、鮮やかな声を聴いてみる
694 :
Mana魔名 :2009/06/07(日) 15:46:58 ID:YPqmdSwq
[64]:Mana魔名:2009/04/26(日) 18:38:49 ID:E2yzSeCt 蒼天が黄天へと暮れるように、人生の灯火もいつかは消える 異国で聴いた望郷の旋律が、あちら側の世界へと優しく誘う 体へ繋がる透明の管と管 酸素と輸液よりも安らかな最期を 爪の先はとうに扉を開こうと、こちら側の世界から離脱して 十階の高さへ心は浮かんでいる 天使の羽根が微かに見える 一段上がる毎に喪われる身体の協奏 平坦な音が部屋に鳴り・・・
695 :
Mana魔名 :2009/06/07(日) 15:49:53 ID:YPqmdSwq
漸次先送りされるばかりの問題 蓋もされずに臭い物は放置される 心の無い街で独りきり立ち尽くして、報われない悲劇を演じよう 厭世観に満ちた世情で、何をよろこびとすれば良いのだろうか? 稀代のペテンは僕をまた優しく騙す 幸せはすぐ傍にあるのだと 土へ還るその日が来ても、受け継がせるべき物など持たずにいよう
696 :
Mana魔名 :2009/08/30(日) 18:33:08 ID:9S1eM0Gl
[41]:Mana魔名:2009/06/06(土) 13:10:08 ID:h9RhZ72Z 如何なる理由があろうと、逃げることは赦されないのか 事故のような悪夢の残像を、どうか忘れさせて欲しいのに 目に耳に鼻にこびり付いて離れない 眠りでは癒せない 大地を砕く恨みの声々が背中を押す 新しい可能性を見る 電球のように世界が点滅して、光に飢えた大衆は殺気立つ 肌に刺さる痛みの風が、些細な孤独感を嘲笑いながら流れ 誕生の瞬間に見えた黒い翼は、次の段階を暗に指し示す 今まで感じたことの無い昂揚と共に、感情は徐々に薄れ 離れない残像は新たな記憶を刷り込み、身体は答えを知り 果てのない光の中で、死ぬまで白昼夢の中を彷徨い続ける
697 :
Mana魔名 :2009/08/30(日) 18:37:07 ID:9S1eM0Gl
[39]:Mana魔名:2009/06/06(土) 14:24:10 ID:fPMb962O 右手に掴んだ儚い夢と、左手に握らされた汚い金と 瞳の奥で見える幻覚は、いつか見た現実のデジャヴ 体中で感じる後悔が、声にならない叫びを感知する 雪に掻き消された筈の記憶が、不意に後ろ髪を掴む 傷あれば痛みと共に忘れることも無いのだろうか? 遮るトラウマ無ければ現実を直視できるだろうか? ここにある景色は、時間を刻む度に食い違っている 月の光が映し出すダンス 太陽を黒く焼くチャンス 合鍵にピタリと嵌る瞬間、バラ色の未来が顔を出す 心は冴え渡り、自閉症の様に何度も行為を繰り返す
698 :
Mana魔名 :2009/08/30(日) 18:40:00 ID:9S1eM0Gl
スローモーションで零れる水を、横目でただ眺めている インクが滲んで読めなくなった、君への手紙を机に入れて マグカップの紅茶を少し飲んだら、彼女に貰った本を読もう ソワレの劇場で出会った彼は、今頃ランデブーの最中だろうか ボールが描く放物線を、指で辿りながら彼女は微笑んでいる ミルクを舐める猫を見る度、君への未練に心が苦しいから マドモアゼルがくるくる回す、ピンクの傘を眺めてみる
699 :
Mana魔名 :2009/08/30(日) 18:41:56 ID:9S1eM0Gl
ボヘミアンが街を行き交い、口笛は無頼の旋律を奏でる コルクを抜いて、白目を剥いて、浮世へ堕ちて酔いもせず アダムの林檎に矢を射るクピドが、タンバリンを打ち鳴らす ヒールを履いたイヴの足に、白蛇が螺旋状に巻き付いて ダリの描いた無間回廊で、無為という極刑を永遠に受ける パンドラの箱に手を突っ込んで、希望をこの手で握り潰そう
700 :
Mana魔名 :2009/08/30(日) 18:46:38 ID:9S1eM0Gl
ラフな格好で弾けるジャイブが、あの娘の格別のお気に入り ポルノスターは花吹雪に消えて、あれから夜は白くなり イメージ通りに匂い立つステージ 妄想上で焦点を結ぶ像 サタニズムを気取って、洞穴のような声で唄を歌おうか アルコールを求めてひたすら歩く ゴモラの夜は冗長だ ・・・漂う意識に見る夢はSEX、ただ酔う俺は喪失・・・ アジテートでもしてみよう 右向け右で風が吹き抜けた キャンドルが揺れる度に、振り子が黄色い声ではしゃぐ ターザンみたいに木から木へ 蝶々みたいに花から花へと モヘンジョ=ダロの時代から、ロックスターは一夜にジゴロ アップダウンの激しさで、苦い思いの数だけ曲が生まれる ソドムの酒は美味かろう 味覚を軽蔑するほどに禁断の感覚
701 :
Mana魔名 :2010/02/06(土) 21:05:08 ID:Ged2zQUa
[117]:Mana魔名:2009/08/27(木) 20:42:16 ID:6kJQ1VoH 秘めた欲望は、剥き出しの牙に貫かれて、紅く華やいでいた 密かに作った黒い翼で、熱の欠けた太陽の一点へ飛び立とう のばした腕は凍り付き、感覚を失う感覚に、絶頂を感じるか 図らずも手にした躁鬱の中で、腹の中を蠢くもどかしさに悦 鑑賞用のトルソーに恋をした君の瞳に、僕の姿は見えるのか
702 :
Mana魔名 :2010/02/06(土) 21:07:22 ID:Ged2zQUa
[86]:Mana魔名:2009/08/27(木) 20:49:54 ID:6kJQ1VoH 代わりのモノなら幾らでも在る 何処の何方も等しく資源なり 理由という名の口実 建前で包まれた本音 焔の中に見えるか 戦慄が走る 虫唾が走る 脳に膿むバクテリアが理性を喰らう 争いのタネも仕掛けも見えないだろう 捏造というには浅薄だ
703 :
Mana魔名 :2010/02/06(土) 21:09:23 ID:Ged2zQUa
[220]:Mana魔名:2009/08/27(木) 21:01:02 ID:6kJQ1VoH 君の死顔を妄想する度、悲しみに悶えて心地好さすら感じるよ 祈りに似たポーズを取る子供達が、南の星座を教えてくれるよ 翳りゆく部屋で僕は独り、昨日の後悔を必死で振り払うけれど 足掻く姿さえブラインドだから、この苦しみは分かち合えない 神の導きに従うことで、神の裁きをも受けるのが人生の不条理 青い火に焼かれた魂は、絶望と歓喜のモザイクに視界を奪われ 赤い線の上を綱渡りする様に、現実と妄想の間をゆらゆら歩く
704 :
Mana魔名 :2010/02/08(月) 01:08:36 ID:yJfgNNIj
快活なる絶望の中で、今という瞬間の重みを噛み締める 吐き出された憂鬱を肴に、酒盃を高らかに掲げて謳おう 散る花の必然と、栄える獣の偶然を、清らなる大地に捧げる 真赤な血潮と真白な柔肌に溶けて、愛と誠を携えて生きよう
705 :
Mana魔名 :2010/02/08(月) 01:15:15 ID:yJfgNNIj
遊園地でひとり、夢の中で遊ぶ迷子のように、眠り続けて 黒い球体の中から白いカーテンの外へ、母の腕をすり抜け 言葉は世界をいつでも突き刺すから、赤い涙が止まらない 何万回巡り会っても、重なり合うことは無く、ただ虚しい 跳ねる泥水が頬をかすめた刹那、眩暈と共に世界が廻る・・・
706 :
Mana魔名 :2010/06/28(月) 19:47:03 ID:2SaaBmGG
[127]:Mana魔名:2010/05/01(土) 21:49:03 ID:5S8XfeId テポドンに吹き飛ばされた様な衝撃は、この胸に無限の永遠を刻んだ ピエロとライオンの誘いに乗って、火の輪をくぐるスリルを感じながら ラムネ色の欲望を曝け出そう、鼓動のリズムで愛し合おう、さあ乾杯だ! アダムから脈々と受け継がれたパッションが、暗闇を明るくした一瞬の事 モンスターみたいに暴れるビューティー達が、可愛い舌をペロリと出した
707 :
Mana魔名 :2010/06/28(月) 19:49:43 ID:2SaaBmGG
[46]:Mana魔名:2010/05/01(土) 22:08:22 ID:5S8XfeId おさない蕾にそっと触れると、景色は少しだけ紅みを帯びてきて まだ淡い茂みからは、ほのかな春の薫りが漂い、悪戯な鼻をくすぐる めまいの中で聞こえてくるのは、かわいい小鳥の鳴き声みたいな君
708 :
Mana魔名 :2010/06/28(月) 19:51:44 ID:2SaaBmGG
[236]:Mana魔名:2010/05/01(土) 22:25:07 ID:5S8XfeId 二回目のデートで早くもフラれ、情けなさに思わず苦笑い 度の強いアルコールを呷り、誘いの手を取り醒めた夢を見た 泣かずにいられない夜もある 吐き出したい欲望もある きまずさや恥ずかしさを取り払い、もう一度だけ涙を流そう
709 :
Mana魔名 :2010/06/28(月) 19:54:39 ID:2SaaBmGG
ムハンマドが神の言葉を預言すると、凡人達が見事に釣られる ソウルメイト探しの達人になれば? 真実は精神世界の内側に アルミ張りの鏡から出て来いよ、偉大なペテン師匠Mr. Joker 声の限り叫び暴こうよ、触れると火傷しそうな種明かしの欺瞞 手動の回転ドアで目が回るくらい回れば、素敵なルンバの完成 歩く全身タイツに電飾を施そう 君のアレには値段を付けよう タバコの煙に乗ってどこまでも パイプに大麻を詰めて旅立て トナカイの鼻が赤いのは酒の所為で、サンタの行為は躁症状だ モナリザの嘲笑に見守られたい そして隣のバナナは剥き難い
710 :
Mana魔名 :2010/06/28(月) 19:58:17 ID:2SaaBmGG
シャネルもプラダもどうでもよくて、ただ君の微笑が楽しそう モンタージュみたい 花を敷き詰めて蝶を呼び 僕はもういない 嘆きの壁はやがて木漏れ日と落ち葉で鮮やかに彩られていき 夢の中から手招きする君といつか真実を見付けるのだろうか 赤い心臓に薔薇が咲く 雨が降り出すと傘を差し 僕は迷路の中 羽根で出来たゆりかごに憎悪を眠らせて、雨が止むのを待とう サロメとルナが遊ぶ白夜の空 閉じ込めた情熱から煙が立つ 拙いタップダンスで怒りを鎮めて 跡形も無く消してしまって 願いを込めて空へ投げた、白いブーケが君の頬をかすめて消える 独り叫んだ詩人は祈り、血染めの舞台でバレリーナは跪いた 勿体ぶって始まる気配の無い劇 注がれたビールがひどく生温い
unko
712 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2010/06/28(月) 22:38:44 ID:T+cJoMMM
パラボナアンテナが良く似合うトカゲだなんて ミラージュの疾走が頭を過ぎった様だね脳内で 恋は盲目と言うがコイツは洋モクだろう中南海 鷹の爪ならネズミを齧って見ろよなんて中高生 齧って見ろよなんていきなり見せられて超難解 読めない漢字だって空白ボタンは一発変換だろ 一つも打ち込まずの空白ボタンなんて空白だけ 何でもいいから一文字位は打ち込んでからだろ 間
713 :
Mana魔名 :2010/06/29(火) 00:25:22 ID:tjuGdAhb
shout at me and then bite my throat , if you hate me.
hunt my words and then steal my soul , if you envy me.
in the bathroom , cut your wrist while holding your knee.
time has passed away rapidly , and you'll be always lonely.
この詩を
>>711 に捧げる(どうせ騙るなら縦読み詩の一編でも綴って下さいな)
714 :
ちーちゃん ◆maltese.Zk :2010/06/29(火) 00:40:36 ID:NizVXcG6
とってもジューシーなりんごジュース て、ジュースだからそれは当然だわな もももみかんもパイナップルも 失なわれた食物繊維は何処へ行くんだい 敗者復活なんて絞りかす達の幻想 しょりじょう行きは何故処理がひらがな? ただの言葉遊びはあまりにも遅すぎた俺の(!)
715 :
Mana魔名 :2010/06/29(火) 20:04:35 ID:tjuGdAhb
アドナリンを噴射させて、ドーパミンを脳髄に打ち込んで
サンシャイン輝ける朝焼けを背に、頭痛と胸焼けで目を覚ます
デマだらけの情報網を解くように、言葉を1つ1つ選んでいく
アイドル達のポニーテールに、花柄のシュシュを飾り付ければ
コケティッシュな表情で、かわいい御手を差し出してくれ
パルスは上昇していくばかりだが、この情熱は受け流される
この詩を
>>714 氏に捧げる。。。
716 :
ちーちゃん :2010/06/29(火) 21:02:30 ID:tpudwLEg
おさない蕾にそっと触れると、景色は少しだけ紅みを帯びてきて
まだ淡い茂みからは、ほのかな春の薫りが漂い、悪戯な鼻をくすぐる
めまいの中で聞こえてくるのは、かわいい小鳥の鳴き声みたいな君
まさかりでそっと首を落とすしぐさをして闇を怖がらせようとしても
めしべは空腹で飯をねだる様に見えて、僕は泣きながら愛でる
この詩を
>>707 さんから奪う
717 :
Mana魔名 :2010/09/04(土) 22:03:12 ID:Tjn4KxHu
[203]:Mana魔名:2010/06/25(金) 20:37:04 ID:KU0Cq9SB 津波のジョニーは渚のミーナに首ったけ 今年の夏も熱っぽい 軽はずみなジョークで傷付いたハート 後姿を眺めるだけの夜 釣竿が空を切る 逃した魚が宙を舞う 皮肉な筋書き通りの朝 りんごの花びら達が咲く頃、どこかであの娘の喘ぎが鳴り響く 歌声を奪われたディーバ 純真を捨てて白い波間を漂い続ける
718 :
Mana魔名 :2010/09/04(土) 22:07:12 ID:Tjn4KxHu
[351]:Mana魔名:2010/06/25(金) 20:52:01 ID:KU0Cq9SB 頭ふらふらフラダンス 容量不足のくるくるぱー 君に贈ったプレゼントは、止まない雨のキャンディー しゃべり始めた巨大な舌 八方美人な二枚舌 腰ふりふりフラフープ 要領重視のくるくるぱー 僕に届いたプレゼントは、酷くビターなチョコレート しゃしゃり出る巨大な舌 十人十色の三枚目 この娘は喜び、あの娘は怒り、その娘が哀しみ、どの娘が楽しむ? 連歌で繋がる恋の世界は、歪みさえも綺麗な螺旋に組まれていくよ
719 :
Mana魔名 :
2010/09/04(土) 22:18:04 ID:Tjn4KxHu 御社にとっておきの儲け話があるんですが 社長さん、名誉会長への就任チャンスですよ 私にお任せください、大船に乗ったつもりで 金でも女でも濡れ手に粟を目論んだところ 何もかも身包み剥がされ、命まで無くしそう 金なら社長さんの首を掴んだ先にいくらでも 真っ青な顔をして睡眠薬を次から次へ胃袋へ あたふたしても時間切れ 今夜は東京湾へ 幾つものドラム缶から、すすり泣く声がする 君も注意するべきだ 今は地の底から呟こう 繰り返される綱渡り 揺さぶりは刺激的で 綿で首を絞められるような、温かい苦しみよ