今日の日記をポエムにしちゃえ

Ｓｉｔｕａｔｉｏｎ　�ｂR

テレビは光らない箱
ラジオは電波を流さない時計
アコースティックな波音を聴きながら
”大地のリンゴ”を飲むと何時の間にか怯える虫に成る

空では白い筋が十字を切り流れては消える
日々の光景に隠された微かな意味を探して虫に成る
不意に静けさに肩を叩かれたら口笛を吹いて
何でもお見通しの空みたいな人を思いだしてる

光らない箱が映してるのは多分100円コメディだろう
きっと雲の行方を知らないまま言い逃れのＲＰＧだろう
モノクロームの残骸は糾弾されて末期の念仏を唱えているね
死んだ神の慈悲も知らずに真実を昇天させるつもりなのか　おぅおぅ

イタいこの耳を切りとって運び去ってよゴースト
海を守る波の音が耳に残って眠れないよゴースト
天体ショーも観られない曇り空さゴースト
祝福の始まりはいつも僕らのような
いちばん小さな希望のうえに清らかな恵みの雨のように降るはずさ　おぅおぅおぅ
親切は愛にも勝ると歌ったあの人の元へと届けてよゴースト