1 :
春日部焔太:
2 :
木野 実:03/10/02 20:06 ID:MZ5zVTzW
つらつらと日は過ぎ急ぐのに
何も変わらぬ今日がある
君への想いは、確かに、ここに
そちらへ持参しとうございます
この丸木を渡ればすむのでしょう
3 :
木野 実:03/10/02 20:13 ID:MZ5zVTzW
ただ、ただ広がる蒼き海
碇をおろすのはまだ早い
帆を張れば、確かに感じる
希望という確かな風を受け入れて
航路は未来へ
4 :
木野 実:03/10/02 20:16 ID:MZ5zVTzW
五行詩むずかしい・・・。
5 :
木野 実:03/10/02 20:24 ID:MZ5zVTzW
静かな湖畔で君の名を
大きな声で叫んでみる
少し悲しくなった
君も呼べば良かったよ
少しの勇気が足りなかった
6 :
木野 実:03/10/02 20:31 ID:MZ5zVTzW
君と触れ合う時間は、
日常以上に、
ふにゃけているから
非日常的に、
硬い硬い実に成り申した
時間をめくっても
また時間があるだけ
過去も現在も未来もなかった
君との思い出なんて
見つかるはずもない
8 :
木野 実:03/10/02 20:35 ID:MZ5zVTzW
あの一瞬で、恋に落ち
あの一瞬に、涙を流し
あの一瞬が、足を止め
あの一瞬を想うがため
前に進みたく想うのです。
月の足音が後ろから
月の冷たさが後ろから
振り向いても
地平線に沈む
三日月
10 :
木野 実:03/10/02 20:40 ID:MZ5zVTzW
一行目には、僕を
二行目には、君を
三行目には、僕らを
四行目には、未来を
五行目には、笑みを
ほこりの落ちる音が
耳から離れない
ほこりの生み出す光が
いつまでも残っている
白い線 一筋
12 :
木野 実:03/10/03 02:21 ID:BWg4Ik5i
淡い光に照らされて
落ち揺る粉雪
手のひらにふらり
綿毛の様にふわり
新地を求めひらり
13 :
木野 実:03/10/03 02:25 ID:BWg4Ik5i
心ここにあらずで
心どこそこ
心はここよと
手をひく
こころ
14 :
木野 実:03/10/03 02:47 ID:BWg4Ik5i
もともと
生まれはひとつじゃないか
そんなことこんなこと
考え尽きず、過程ばかり
頭悩ます。
15 :
木野 実:03/10/03 02:51 ID:BWg4Ik5i
ゴム飛びが苦手だった
みんなが上手く飛んでるなか
なかなか飛び込めない
「ゆーびんやさん、お入りなさい。さぁ、どうぞ」
「ありがとう」
空気を
つかもうとして
つかめず
仙人に
なりたい
パンの焼けたにおいと
コーヒーの湯気が混ざって
朝の空気を作り出す
あくび一つに
おはよう二つ
轟音と激震と
強烈な光の中
一瞬だけ咲く花
恐ろしく綺麗な
雲に咲く花
涙の落ちる音が
誰かの笑い声が
空の囁きと海のざわめきが
大地の沈黙と神の言葉が
私を死から引き戻す 引きずり込む
20 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:11 ID:F3IfAN/x
時は流れ 色々なものが変わり
色々なものを失い 忘れていく
それでも残るかすかな記憶を
あなたは どう料理して今宵の歌を歌う
私は ただ安らかに眠るだけ・・・
21 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:12 ID:F3IfAN/x
導かれて
あなたの体が ここにあり
私は月の光の中で
ただ 猛獣が肉をむさぼっているのを 眺めていた
ただ それだけの夢・・・
22 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:15 ID:F3IfAN/x
微かな声が聞こえて 微かに風が吹いた
穏やかなその暗闇の高原で
あなたがそっと私に ささやいた気がした
あなたには もう 二度と会えないと解っても ただ怖かった
23 :
通行人:03/10/03 20:19 ID:B81jsplG
店先で
金魚売りと
格闘した
パナマの
午後
24 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:31 ID:F3IfAN/x
孫悟空という サルが 昔いたそうな
サルは 金色の雲に乗って空を飛んだそうな
その先の 話は 想像におまかせ
なぜなら 私は その先を知らない
孫悟空という サルが 昔いたそうな
25 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:32 ID:F3IfAN/x
白い飯と 白い水
赤い羽根と 赤い魚
黒いゴキブリと 黒い枝豆
青い空と 青い顔
緑の栗と 緑のお尻
26 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:34 ID:F3IfAN/x
歩いていて サンダルが脱げた少女
彼女は しばらく裸足で歩いた
しかし 砂埃のスゴイその道で
豪雨に打たれて木の陰で休んでからは
サンダルを履いて再び歩き始めたんだ
27 :
仮ナンバー1.04 ◆sUlPr3C7Wk :03/10/03 20:35 ID:F3IfAN/x
約束を 今まで いくつしてきただろう
そして 今まで 一体どのくらいの人と接してきただろう
そして 今まで 何を得ることができただろう
私たちは 失ったものも多かったはず
これ以上 生きて 何か 意味を見出すことができるのだろうか
28 :
春日部焔太:03/10/04 10:37 ID:jKO4PXZr
まさかこのスレッドがこんなに伸びるとは・・・。
伸びてるだろうか
28で、伸びたと言えるだろうか
予想では10ぐらいだったのか
せめて100まで逝ってから言わないか
1よ、あんたがガンバリャ1000までいけるさ
30 :
春日部焔太:03/10/04 22:30 ID:vob4cK/9
草壁焔太先生には
大学受験でお世話になった
彼の指南書のおかげで
志望校に入ることができた
このスレッドはせめてものお返し
31 :
名前はいらない:03/10/04 22:50 ID:xrYqDmRP
喉の痛み
たまらない
扇風機を付けて
寝るのはよくない
それに気付いたのは今日
32 :
カスプ:03/10/04 23:30 ID:/U+WjzRG
闇夜に忍び
忍ぶは想いが
重い面持ち
香(か)の酔にたむろう
いわゆる幻影
33 :
カスプ:03/10/04 23:33 ID:/U+WjzRG
未知なる言葉
まだ耳に届かぬ
届かぬは言葉だか
見慣れたもの
そう、ありふれた
34 :
カスプ:03/10/04 23:39 ID:/U+WjzRG
変化を求むは
心などではなく
煙草の先に火をともす
爪先に力を込めた
そんなひとひら
35 :
ペーパーナイフ:03/10/05 01:05 ID:s91mQIlA
すべて
詰まった
墓の下の
わが
子
ペットボトルに入った水が
揺れている
君が話す度に揺れる
ふらふらと
揺れている
沈黙の中
聞こえるノイズ
次第に大きくなる
破れたのは鼓膜ではなく
感情、と呼ばれたもの
柱の木目
床に、地に突き刺さり
地中に根を張る
その根から木が生え
また柱となる
薄い紙
そこに穴一つ
誰かが開けた穴一つ
覗いてみると
穴がなくなった
ため息を紙の上に吐きかけても
文字が浮かぶはずもない
けど
誰かの前でため息吐けば
その人の心に文字が浮かぶだろう
秋風が
腐った落ち葉を
生き物のように躍らせる
風が過ぎても
落ち葉は踊っていた
しゃぼん玉
青い空ではじけて
欠片が飛び散った
黒い夜空に
欠片が引っかかっている
五
行
歌
詠
唱
お前は凍える天の奇跡
雪よ、小さな雪よ
この心を白に染め上げておくれ
ああ、溶けてくれるな
小さな花よ、六花よ
なんか
考えていたけれど
忘れてしまった
なんだったけなぁ…
まあ、いいか
46 :
名前はいらない:03/10/07 17:59 ID:RTey4Zdw
じっとりと暗く湿ったその涙は
次の太陽が昇るまでずっと
あたしを枯らし責めつづける
雨が洗い流すまで
ずっと。
47 :
名前はいらない:03/10/07 18:02 ID:RTey4Zdw
叩きつけられ、振り回され、
愛された記憶も失い
討ち捨てられた
惨めな玩具のように
今ここにいる僕は贋者
48 :
名前はいらない:03/10/07 18:03 ID:RTey4Zdw
失望と感心が繰り返され
私は私の境界を壊すため
広がる
懐中時計が2度目の旋回を終え
さぁ、今日も夜が始まる
窓のない部屋の中
黒いお盆の上に
パン粉をパラパラ
天の川が
さびしく流れる
明るい夜に
野犬の遠吠え
声が空気を固めて
私たちを見つめる
こんばんは
燦然と輝く銀の剛毛
月を堕落させんばかりの瞳
世界の全てを飲み込まんと顎
希望も切り裂くほど牙
その威容その妖恐…其が名はフェンリル
水に浮かぶ華は揺れる
さざ波一つで壊れそうに揺れる
水から離れられない華はもう限界
それでも咲き続ける
風が水が命を運ぶまで
深海
その破壊的な水圧に
押し潰されたカップ麺の空箱
それをじつと感じる深海魚
一体何を思う?
白の世界
1m先も見えない吹雪の世界
風は止み雪も止み動くものはなくなった銀の世界
微かに動くもの雪の中から銀のきつね
その瞳は朱の世界
ダダをこねる子供
困惑する親
横を通り過ぎる通行人
突然理由もなく湧き上がる
…殺意
突然車の前に飛び出したい
そう思うことがある
突然血を吐いて倒れたい
そう考えることがある
そうやって生を健康を実感する
全てが美しく完結した粗末な物語
永遠の強者たりうる為の片想い
理解するという逃亡、否定という怠惰
広さという不自由、あさましい自由
名前もなく、ただ、冷たく沈殿していく
癒しも傷も現実感がないので
全ての嘘と協定を結んだ
私の魂は輪廻転生するかもしれないが
私は何者にも生まれ変わる事はできない
私が私を私と確信している限りは
世界がいかに沈殿していくのか
僕がどんなに冷たい気持ちでここにいるのか
高い頂を見た君の姿が僕に長い影を作る
深く沈殿し、自ら傷つき、
何者かたろうとしても何者にもなりえない不安を抱えて
汚泥だけ
体にまとわりつくのは、ただそれだけ
私の心はあなたを責め続け、責め続け、責め続け、
許しを求めている。
同じ言葉が繰り返し、執拗に叫ばれ続ける。
朝ご飯は舞い降りた
小さなテーブルの舞台に
綺麗に並んで
芳しき香りで誘惑する
朝の澄んだ空気の下 軽やかに
昼の気だるい一時
子供たちは眠りにつき
しばしの静けさ
再び
子供たちが騒ぎ出すまで
野犬は吠える
声を振り絞って
のどが潰れるのもかまわずに
恐怖を打ち消すために
夜をふるわせる
自分にだけは気を使って欲しくないなんて
最高の贅沢だってわかってる?
あなたになんて、剥き出しの心は晒せない。
信用なんてできない。
どんなにいい人でも。どんなにやさしくても。
思い出作りなんていう虚言は捨てて。
今だけ、今この瞬間だけ。
着色料のおかしじゃ、力なんてでないよ。
魂から目をそらさないで。
半笑いの集合写真には想いは移せないよ。
好きじゃないってゆうと、
ほんとは好きみたく聞こえるね。
なんであなたのことばかり考えるんだろう。
でもほんとに好きじゃない。
きらいでもないけど。
座りにくい椅子
座ってると腰がお尻が背中が痛くなる
どうしよう?
なら僕が変わろうか、君に合わせて
君を削るのは心苦しいから
憎いニクイにくい…殺したい
この気持ちが膨れ上がり
自分を押し潰す
その時まで心地よく
憎悪に浸ろうか
アルカリに溶けた自我は
肉体から解放された喜びに震えている
しかし所詮灰の中でもがくに過ぎず
空に掻き消えた儚き
その者
ギ〜コギコギコ
森中に響くノコギリの音よ
お前は命を知ってるか?
何をしているか分かっているか?
お前の牙は鋭いが、その身はあまりにも細いな
衝撃もなく意識は吹き飛んだ
ブラックホールまで吹き飛んだ
意識不明になったことを意識したかどうかは不明
人生に幕を下ろしてブラックアウト
さよなら
かたに食い込む重荷
捨てたくて捨てられなくて
それだけが心の拠り所だから
かたを突き破って心臓にも食い込んでも
痛みに涙して生きていく
とち狂ったか! お前はまだやり直せるはずだ!
そんな言葉は虚しく穴に落ちていった、穴に捨てていった
いつか拾いたいと思っても
二度と拾えない
オレの方が堕ちているのだから
心の陰に透明な卵
気持ちの裏に這っている青虫
言の葉から飛び立ったきれいな蝶
そして、
小さく笑顔
言葉は壁に突き刺さる
それでも勢いは衰えず
音速を超えて衝撃波を出すに至る
周りを巻き込み、破壊し尽す荒々しき言葉
…それが罵声
奥の細道ここは故郷
足跡に喜びを埋めて
詩情を草葉に書き連ね
零れる日差しに目を細める
まだまだ道は続いていく
いつか
この薄暗い思いの全てをリセットして
“幸せになりましたとさ”
という物語の中の登場人物になるの
きっとそうなの
私の目は自分を疑った分だけ、
自分が見えなくなっている
その引き換えに
自分が見えなくなっている人が少しわかる
何かの代償が繰り返されていくように
なぜ誰もが
偽善と同情を混同するの?
あなたの同情がなければ
この世は
こんな寂しいところもないでしょうに
思いこまされた“真実”も見つからないまま
ただその心だけが知っている
特別になりたい
ただその光だけ見続けることのできる
特別になりたい
身震い一つ
千の炎が上がり
万の命が消え
億の悲しみ
星の寝返り
海に泡
小さな泡
中には螺旋
誰が望んだ?
生命の歴史
緩やかな発展は許されず
異常な速さに思考はずたずたに切り裂かれた
その加速にそのGに良心は踏み潰され
恐怖と快感の入り混じる場所で
死と生は同時に意味をなくした
縄張りに入ったものは追い出す
そこが自分の世界
自分と子供たちのための世界
この小さな世界がなければ生きていけない
大きな世界
闇から伸びるつるは
足を伝い身体を昇り神経に取って代わる
感覚は喰われ
思考は閉ざされ
朽木と成り果てた
足音は消えていった
遠く遠く
己の影に呑まれていった
静かに静かに
雨は降り続ける
炎は燃やしていた
そのビルを
オレの目を
しかし風は冷えきっていた
オレの心も冷たく固まっていった
蝶の通る道
空にある道
ふらふらと飛んでいる蝶
だけどそこに道が見える
風が道を乱す
何かに導かれ行く
渡り鳥
其が瞳一点を見据え
迷うことなく翼は空気を掴む
今、この小さな沼で一休み
驚いた
椅子が倒れて
彼が勢いよく立ち上がったので
呼び声がして
逆さの世界
座ろうと
椅子を見たら
蛙が先に
しょうがないから
草の椅子に座った
置いてけぼりをくらった子供が泣いている
戻ることはできない
できるのは立ち止まることだけ
彼が涙で歪んだ世界を直視して
性格が歪むまで
うつろう栄光の前に
人々はひざまづく
膝がぼろぼろになってまで拝むのか
憐れとは言うまい
憐れとは言うまい
孤独 道を踏む人よ
冷たき頬は透くがごとく
降る雪に
吐く息の音は掻き消されても
雪原の痕に轍は残った
すごい
まさか
信じられない
誰が
2ちゃんに五行歌スレを
直線は遠く…点
いつか追い抜く風は
背を押し道をふさぐ
決して追いつけない光は
いつも傍にあったはず
自分の中の
偶像化された君と恋に落ち
ただ自分を満たすために
夢を見つづける
それを恋とは言うまい、言うまいに
赤から青へ
青から黄へ
黄から赤へ
事故は起これど
赤から青へ
トンボが太陽を切り裂いて
ススキの穂を垂れさせる
月の光に羽は溶けていき
複眼に百の月が映る
眠りはまた妨げられた
百足は踊る
毒々しい体で
百の踊りを華々しく
おもちゃのようにくるくると
百の日を踊りつくす
すっかり溶けた氷枕
体温は気温と一体になり
いつしか凍りついた身体
風邪は死が見せた
ひとときの夢であった
待 握 そ だ 腐
っ り の ら 敗
て 返 手 り 臭
い さ を と の
る れ 強 垂 中
る く れ
時 握 下
を り が
待 っ
っ た
て 手
い
る
神を信じた理由は
救いが欲しかったからではない
畏れを抱いたからでもない
ただ
信じなければいけない気がしたから
張り詰めた月の光が
カマキリの卵の上に降り積もる
虫よ虫達よ
お前達はこの世界を知らない
月と雪が眠る世界を
この目が盲いていくことに気づいていなかったよ
自分の心さえ見つめていればと
君の声が明るかったから気づいていなかったよ
自分の笑顔さえ絶やさなければと
世界は色鮮やかだ、君の嘆きさえも
怖がることをやめたら、手枷が外れた
恐れることをやめたら、足枷が外れた
ああ、怠ける心が足萎のようだね
死の渕まで行けるのに
夢の端まで行けるのに
君の翼を封じこめた宝箱の鍵
言えないよ
一人占めしたい
でも飛んで、飛んで、
僕の思惑など叶わぬ空へ
さあ、踊りましょう
水の上で 雲の上で 虹の上で
落ちないように気をつけて
波の 風の 光の生むリズムを感じて
想像のステージの上で踊りましょう
時は崩れた!
空間は止まった!
やっとアナタに会えるのだ!
遂に殺せるのだ!アナタを!アナタを!殺せる!
なのに……何故?アナタは最初からいなかった
小川を鳥の死骸が流れる
大きな葉っぱで拾い上げ
庭先に埋めてあげた少年
その庭は小さな墓地
少年だけが知っている死
知らない歌が流れる
これまで聞いたこともない歌
この先も聞かないだろう歌
世界中に溢れているのに
聴くことができるのは今だけ
青い尻尾を引きずって
草むらを駆け抜ける音
三日月が安堵を切り裂く
呼び起こされた命令に
残されたのはトカゲの尻尾
舞い上がることも忘れた埃
優しい月の光も寂しさを引き立てるばかり
蜘蛛の巣だけが増えていく中
一枚の紙切れが
残された命の時間を物語る
空気があまりに冷たくて
水は芯から凍ってしまった
氷は耳障りな音を立てながら
地面に落ちて砕け散った
空の中にもう水はない
己を此処に縫い付けて
此処を己に縛り付けて
痛くはないのか
縫い付けた糸と縛りつけた縄が
叫び続けているというのに
紙で切った指先からは血
血で藁半紙に不細工な染み
紙の中に小さな血溜まり
おい、こっちを見るな
血走った目で飢えた顔で
瞬きもせず
胸をピンと張って
あなたの赤い目は
何を見つめているの
だれか帰ってくるの
剃刀一枚分だけ開いた扉
そこから容赦なく突き刺さる光に
そんな小さなものにお前は怯える
いっそのこと
扉を全開にして消え去ってしまえ…光よ
白に浮かぶ松の緑
荒々しく幹に風を絡ませ
凍てつく寒さに其はあまりに鮮やか
葉の琴を鳴らして雪が落ち
温もりの音を街に響かせた
夜空を見ると無数の星の一つが消えていた
数えたわけでもないのに
月のクレーターは二つ減った
五つなくなったのは世界の色
ふと手を見ると十本の指が見えな…
トンビの鳴き声が渦をつくって
排水溝に水を流した
次の朝日が火を点けて
鍋の水を沸かす
人のいない厨房の一日
グラマラスな孤独に
灰色の涙が火を点ける
明日なんてない
明日なんてない
右足と左足の間だけが世界の全て
パンの焼ける匂いにスズメが降りてきて
窓ガラスをせわしなく小突く
こげた臭いがススと一緒にただよって
黒いカラスがうるさく騒ぐ
ニワトリの鳴かない朝が欲しい
虹を少し失敬して
砂糖を混ぜて飴を作った
これをあげるから
もう泣かないで
天よ
酸性雨に身体を溶かされて
森が流れる
はて?
木を枯らしたのは
私なのか酸性雨なのか
全ての耀きを時間が奪っていく
全ての予感が怠惰に埋もれる
でもやめないで
私の為に
あなたの輪郭を美しいと思う私の為に
小さな鐘を打つ幼子
飽きることなく
笑うこともなく
いつかはこの児も
鐘の音に埋まってしまうのか
なんだか非常に眠い……んで、こんな歌
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
ため息でやる気を吐き出して
欠伸と一緒に眠気を吸い込んで
周りの笑い声が遠くなる
目が覚めれば
笑い声もなくなっているだろう
焦りを引きずり
明日がこの身を圧する
地面は容赦なく身体を押し上げて
天井を突き抜けていく
…空は遠すぎた
(いまさらだが>122「グラマラスな孤独」って表現いいな)
食って食われて
食物連鎖
その底辺
手からあふれ出た
プランクトンの命
幽霊が群れ集い
自分の境界を確認するため
己の血にも気付かずに
可哀相にとも思えずに
氏ねと言う。イ`という。
頭の中に見える
大きな山
それだけを見つめて積み上げる
賽の河原
ここは地獄ではない
夢に落ちる前
その一瞬の映像
いばらの中で羊が歌を歌い
虫は銃弾と共に洗い流された
どうか意味など求めないで
ひとりで歩いていく人よ
たくさんの煩わしい手を引いた
あなたのやさしい手が懐かしい
少し湿った、あなたの手と
隣を歩いた乾いた夏の道
架空の上でいくら頭良くなった気がしても
ほんとはなんにもできない
口さがない僕の頭の悪さに
にこにこつきあってくれるのは嫌味?
自己嫌悪、今日も。
崖の上から落ちてくる
ゆでたまご
足元に白と黄をぶちまけた
あの崖の上には戻れない
ゆでたまごは飛べない
勝手にしろよ、と言い渡され
勝手にするよ、と叩きつけ
二人の矢印は明後日へ伸び
噛み締めた唇と握りしめた掌から
滴る血を点々と残して縁(えにし)が切れる
このレール以外の人生を
想像したこともなくて
小さな窓から見える景色以外
興味もない
君の“全て”を見なくてもかまわないなんて
分厚い本
そこに書かれた文字の一つ一つ
指でなぞって
黒くなった指先
少し舐めて渋い顔をした
ノートに
教科書に
机と椅子に
落書きを描いていく
いつか空にも
無機質なビルの群れ
摩天楼
地面も空も見えない
閉じた世界
銃声だけが響く
母は死んだ
父も死んだ
兄 弟 姉 妹
皆死んでいった
ただ私だけが生まれてこなかった
二又の矛に貫かれ
高温の物体に入れられようと
お前は悲鳴も上げない
身動きのとれないまま
冷めたチーズの中で固まっていく
音の奔流に流される感覚
意識は旋律に飲み込まれ消えた
眠りから覚めたとき
音のない世界で
崩れ落ちるのだろう
海の中の水泡を
丁寧に壊していくお前は
とても楽しそうだ
とても悲しそうだ
もうすぐ嵐が来る
トランプをきる音
サイを振る音
神が運命を決める音
耳障りだ
耳障りだ
汚い爪が抜け落ちて
血とともに醜いウジが湧く
ウジは指を腕をつたって全身へ
ひどい臭いのまゆに包まれて
その中で産まれたものは また人
無数の針の上に足を置く
肉が切れ押し分けられる感触
重力が静かに血を奪っていく
痛みすらわからなくなった頃
浮遊感
起きれない朝
布団をかぶって闇に尋ねているんだ
「オシリス 貴方は寂しくないのか」
人々の心臓, 羽根, 天秤
死だけがずっと待っている
道端で木を叩いている女の人がいた
木は道端で女の人を叩いているんだという
ああそうか
女の人は木で道端を叩いているのか
僕は納得した
…
………
……………
…………………
………………………。
見ることもかなわず
聞くこともできぬ
暗闇の中の主
俺はその下僕
俺はその牢獄
あなたがここまで降りてきてくれるのを待ってる
あなたがここまで照らしてくれるのを夢見る
あなたがわたしを連れ出し
全ての無知から救われるように
ただ物語を刻み続けながら
気が向けば世話を焼き
求められればそれをかわし
約束から逃げ、果たすことも出来ず
ならば口をつぐみ
聞くことに気を配ろう、誰も裏切らぬために
長年の夢であった不老不死になれました
目的が、夢がなくなりました
することがないので寝ることにします
たぶん死ぬまで起きません
それではおやすみなさい
歯の間に詰まっている
占いの結果
その不快感だけが
存在の証
二度と手放せない
暗い角から出てきたと思ったら
見覚えのある道ばかり
僕の旅はいつもそう
怖がり、言い訳、へそ曲がり
新しい道を選べない
壊れたキーボード
AとHとOの文字が出ない
僕を悩ませる
君を悩ませる
アホ
冬に燃え上がる火の端を
少しちぎって
木の根にそっと入れた
秋には実がこぼれ落ちよう
落ちる実を毛布で包んで
ずるずる…
_ _
_ ./;;,,,, '。\
ノ爻`、ノ爻/ `ー''〜
\_ノメ `、爻ノ
両手両足かわいい顔には
見えないほどの生糸があって
かわいく踊れと自由になると
ここから一歩も動けない
神様、どうかこの糸を切らないでいて
姿をうつさぬ鏡ごしに
僕の手ずからの餌をついばみ
あたりを見まわして
僕を警戒しているの?
ああ、争いのない世界なら……
獣道
袋小路の
迷い道
ここは帰途無き
死出の山道
ワインを飲み干して
グラスを逆さにしたとき
零れ落ちる一滴
それこそが
私の血、知、値
喉に詰まった言葉の数々
口で温んだ苦味のしこり
出なければ存在しない
出なければ後悔しない
唇の外には、残骸の山
想いすら凍りつく冷たい雪
夏ですら熔かせぬギクシャクした塊
僕らの通い合う視線を塞ぐ
悲しい雪、雪、雪よ
ありがとう
ゆれる和毛が
ふわり
風を含む
それで知るのだ
空は晴れている。風が吹いている。
ちいさな手
触れたところから
幸福と魂は
息もできぬほどひそやかに
僕をつかんで離さない
おいてけぼりの
レール道
しんとした道
とぼとぼで歩く
ほんとはほっとしている。
高いところから
降り注ぐように
歌声
心の
日向ぼっこ
関節がゴキゴキと血を吹き
脳漿の海に骨を突きたてる
…
おじいさんの寝ているその横で
君は十階から飛び降りた
私の右手にすっかりなじんだ石があります
右手にくっついた石があります
捨てたくなったので右手を切り落としました
ふと気付いたのですが
左手にも右足にも左足にも頭にも石がくっついていました
ホッテコタピキャララ
タカカッテニョップホ
ゥオーメンノットコ
ワッスロピャッテラァ
タカカッタカカッダダダ♪
なんにもいらない
なんでもほしい
空間に魂を固定して
万物と重なり合ったら
気持ちいいのにな
届かない
もどかしいこの指先
昇っていく星屑
私を置いて
どこに行くの
ねえロミオ
なぜ私は私なの
物語なら許せるのに
他人なら許せるのに
私は私を許せない
消えたいほどの羞恥心
篭った空気にかき消され
振り下ろされた絶望も
怠惰な態度に敵いはしない
死ぬことすら無意味な部屋の中
178 :
名前はいらない:04/04/04 09:05 ID:+oHkqgiK
こわい
怖い
恐い
強い
誰もみな怯えているのだろう
隠された庭
降り積もる花びらに埋もれ
けぶる光をまとう
うつむく菫
うつむき眺め入る
一人きりの人々が駆け抜ける道を
私達は話しながら歩いたね
その先に行きつけなくても
木立の香りを
またたく光を、覚えている
声高に
憐れを求め
叫ぶうたごえ
哀々と響く
詞などなくても
消して沈まない太陽
それがなくなればいいと
狂おしいほど祈った
実際
いくらか壊れていた
どれだけ恨み言を言ったろう
えこひいきするくせに
すべてが無意味になるほどの絶望にも
まるで無関心
気まぐれな娼婦め
夜を切り裂いて
わたしが眠るまで
あなたがここにいる。
それ以外に
何を望めばいいのかわからない。
そもそもの前提が違う事を
認めない
心の狭さを
棚にあげ たキモヲタ
即ち
>>183
186 :
183:04/04/09 21:47 ID:DNJo8KEA
救われぬ
信じ得ず
空に唾吐き
祈る純真な瞳に
はじめて神をみる
草深く茂り
流れに身を任す水鳥
その上流に虹色の汚水
鼻をさすのは
悲しみか毒か
炉辺に立ちつくし
温もりに怖れる
笑い声に引き攣り
手招きに疑う
信じる者無き朝
ほしゅ
誤爆した
また誤爆した
どうかしてる
こないだはここに書こうとした詩を
別スレに誤爆した
悲しみにこうべたれ
太陽に落ちていく
飛行機雲
地平線にけぶる電線
町はからめとられ
私の手の中で生まれた
それだけで嬉しいよ
この手を離れ
どんなに変わろうともお前は
私の手の中で生まれた
>>192 今週号の「はんたーはんたー」思い出しちゃった……。
=====
生きていくって悲しいけれど
伝えて行くって切ないけれど
立ち止まっているだけでは
生きているとは言えないから
たくさんの綺麗、私は探したいんだ
許す者が
許されざる罪を生み
従う者が
行きすぎた権力を助長する
それしか方法がないばかりに
まどろみの中に
ざわめく不安
放し飼いて
時だけが
見るともなしに眺める
身から出たさびで
カンバスに塗り重ねた
恥の上にあぐらをかき
いっそ
天届くほど厚く積もれ
197 :
名前はいらない:04/05/04 15:02 ID:aeBRcK8C
いくつもの
重なりあう
花びらの陰に
あなたを隠してから
家を出よう
こないこない
まだこなーい
まってもまっても…
あーあ
またひとりぼっち
これはフィクション
詩はなべてフィクション
人生はうたかた
歌う間に過ぎてゆく
これは真実
200 :
名前はいらない:04/05/04 15:06 ID:FBM9Sj7Z
まったくの仰天沙汰は
じりじりと身を焼く太陽に
だったん人がおののく
りんどうのはなの色
いさごの夜
上に空の色を忘れ
うみ出す傷口
まだ痛み届かず
いしの詰まった心臓
ねむいだけの瞼
安心が欲しくて
言葉の連なりに慰め
方法を考えずに
目的だけを挿げ替え
時の早さに眩暈する
カティ・サーク、君の名を呼ぶ
ふむ、これではまだ足りないようだ
キティ・ホーク
これでいいかい?
青い目の海鳥たち?
204 :
名前はいらない:04/07/06 00:11 ID:+a1AGJHU
零れた涙は軸索と連なり
引き延ばされた時を
生きゆく感情に
封じ込め、待ち続け
いまふたたびきみと出遭う
あほ
206 :
名前はいらない:04/07/06 00:31 ID:+a1AGJHU
夜明けは黄金の夢
月の夜は銀の夢
星なき曇天は黒曜
風囁くは
この夜の富貴
207 :
ユリ:04/07/06 19:18 ID:UNZdfVpW
大丈夫だよ
あなたなら
だから勇気をだして
希望を持って
前へ進もう
208 :
名前はいらない:04/07/06 23:24 ID:3HplBJ2C
↓
あんたにどうしても
いいたいことがある
うそばっかりゆうの
ええかげんやめぇや
おっこるでしかし!
雲のない闇夜なら
外灯を叩き割る金属バットと
電池の切れた懐中電灯
ソレさえあれば世界を照らせる
星はいつだって空にあるから。
210 :
名前はいらない:04/07/07 06:06 ID:3DzFI7vP
髄液を
波立たせるような
抱擁だ
この男を
愛している
211 :
チャッキー ◆p0KB7L1N7M :04/07/07 06:32 ID:l8uaQ8XB
あなたを許せない
脳髄を叩き割ったって驚かない
包丁で腸をえぐり出したって
この憎悪は誰にも押さえつけられない
不倶戴天の如し
212 :
ai:04/07/07 22:30 ID:lbhXc0ok
時代が未来を恐れるように
足早に華やかに染まってゆく
今が過去を隠すように
急ぎ足で輝こうと目を逸らして
何に脅えているの このままじゃ
自分自身さえ見失いそう
…6行ですけども
214 :
花耶:04/07/07 22:44 ID:2RJ7JJ11
血色の華よ どこへゆくの
いつか聞こえた死出の誘いを
艶やかな目で跳ね返し
今なおあなた 微笑み続け
きっと死んでも死にきれぬ
215 :
花耶:04/07/07 22:49 ID:2RJ7JJ11
私達が微笑んで再会するとお思いですか
あの方と二人 あの懐かしい大地から
年に一度 空見上げたい
どなたか代わりに祈ってください
あぁ 叶う事の無い儚き願い
216 :
名前はいらない:04/07/09 15:26 ID:V4zylm6M
君を
理性で遠ざけようとした
つまりは君を
本能で
欲していたのだ
普天巡り
阻に至る
孤月無頼
惨として
明かす状
暗黒宇宙に浮かぶ星空
追いかけっこするニ連星
反物質的君の欲望が
ボクを喰らい滅し終えるまで
ボクは光を発し、発し、発し続ける
払暁には
秋の星座が
たっぷりの露を降らせ
やがて隠る熱気の前に
太陽に逐われる前に
呼ぶべき君の名はオリンピア
あふれる影の末裔たちが
日の短い地中海の夏に
こだまを返す
ひらひらと手を振る
軽蔑の海の中
これ以上の不幸が……?
飛びそうな意識を
しっかり捕まえていて
流れ出た心が空になる前に
この中から選んで
自由に
道を
すでに用意されている
ねえ幸せ?
自分を守る手段が
もう攻撃しか残ってない
傷つけて
嫌われて
哀れみすら理解できず
灰色の世の中を
決まりきったように
進む奴等
何を見ているのだろう
俺は跳んだ
君の老いたる胸の中
午後の森に咲く
花
影にひそむ物語
僕の住処
象牙の塔に住む
学識奴隷
至高の唯人に仕える
ここにはないどこかにある
あるべきもののために
228 :
名前はいらない:04/09/19 14:22:24 ID:YiDSZFXh
風や木や鳥や海
命
君が羨んだすべて
君が滅ぼそうとしたすべて
君が愛せなかったすべて
心に幻肢痛
未来の後悔がくすぶる
なぜ、今
夢と希望に追われ
安らぎに怯えながら
歩むように
呼吸するように
詩うように
棍棒は振り上げられ
自動小銃は唸りを上げる
そして静かな詩を朗読するように
僕は崩れ落ち
膝をつき
あなたの胸へ
あなたの胸へと
232 :
愚者:04/12/20 15:15:52 ID:dyViamH/
握り締めたこぶしを
振りかざしたこぶしを
自分の頭に打ちつける
星がみえる
星がみえる
233 :
名前はいらない:04/12/20 15:40:33 ID:28V2bYJV
俺の熱いコックが
今か今かと騒ぎ出す
無意識に動く MY RIGHT HAND
一瞬の静けさの中
床にこぼれた、白い液
234 :
死還 ◆wSaCDPDEl2 :04/12/20 15:53:35 ID:dyViamH/
カニが巣穴にもどってきた
巣の中は何もなく
ただ
自分の抜け殻だけが
燃えていた
235 :
皆さんgomennnasai:04/12/20 21:13:06 ID:l957ZSJf
さ
み
し
い
YO
>>230 「自動小銃」と続くなら「棍棒」はいまいちパンチが無いかと
もっと原始的なものがある筈だ
成層圏の
燃える蒼
重力を断ち切って
神話の宇宙へ
時空の果てへ
霧の中に
糸を通して
慎重に
慎重に
転んだ
燦めく二月の透明を
追いかけて、追いかけて
この光る空の向こう側へ
春の蕩風がすべてを
包み流してしまう前に
一昨日右手でつかんだものが
昨日は左手にあった
今日には口の中にあるだろう
明日になれば胃の中だ
明後日、それは私となる
241 :
ネム:05/02/15 05:23:46 ID:/QReAR2r
>>240 ギリシャ ◆Greek82/Ig様に惹かれました
不躾ながら返歌させて下さい
しかしそれは「完全に」ではなく
一部が私から吐き出される
それは巡り巡ったその後で
もう一度私の右手につかまれる
そしてまた一部が 私となってゆく
>241
その先に見えるものは
終わりのない変化と侵食か
それもまた恐ろしいな
その一部が微量であればあるほど
なお恐ろしいか
カー
ガー
ギャァ
カラス
カラスの鳴き声
なんか
焦げ臭いと思ったら
脳のシナプスが焼き切れていた
これが
知恵熱か
シナプスじゃなくてニューロンか
246 :
ネム:05/03/01 15:44:08 ID:gDPjfMh/
あの人も
この人も
誰も
彼も
何処へ向かうかなんてわかってない
わたしゃ
お墓へ
向かってるん。
あら!ねむさん。
↑一行抜けた…鬱。
249 :
ネム:05/03/03 17:56:47 ID:2ym/6IJL
昨日飲んだ
薬と酒で
何百本の傷ができた
後悔と自己嫌悪の
悪循環
澄み切った水の中に
投げ捨てられた目玉
一つの波紋も立てずに水底へ
月も太陽も見えない空を見上げ
その目玉は濁っていった
爪が
裂けると、痛い
頭が
裂けると、
・・・
焦燥感に焼き固められて
優しい思いやりのための想像力が
私の一年後を
十年後を
明日を規定する
悦びは振り返ったときに
口の中に放り込まれる
まっすぐ行けるところまで
さらにその先へ
あえいでも進んで
燃える紙コップに
水を注ぐ
火は消えた
紙も消えた
残ったものが中身
戦場の
いてつくほどの
血の海の
色を吸い取り
六花は咲く
私は
日溜りの中で生まれた
あなたは
水溜りの中で生まれた
混じり合う虹
白いボール
小さくなってく
叫び声も
吸い込んだ
冥い青
ジュースを
薄めて飲む
冴えない
俺の
人生
想い圧縮されても
言葉のカケラが精製されない
煮えたぎった釜みたいな
私の心
ドロっとしている
260 :
名前はいらない:2005/05/08(日) 12:57:13 ID:eIAgo0dj
この青さが
熱を
放出しているような
気さえしてくる
五月の空
261 :
名前はいらない:2005/05/08(日) 12:57:39 ID:eIAgo0dj
この青さが
熱を
放出しているような
気さえしてくる
五月の空
262 :
似非紳士:2005/05/08(日) 16:32:02 ID:brlC+7Hb
大事なものをなくした
君がいなくなって
初めて気が付いた
思い出すと切ない
俺の腕時計どこよ!
「夏の歯ごたえ」
吠えつく犬を
うちわで扇ぐ
風にひるんで
少し優越感
ちょっと罪悪感
君を失って僕が得たもの
音楽
ダサい服
知的な会話
夕暮れの万感の孤独
聞きなれた心音
髪をすく指
これ以上なんて何を望むだろう
ふわり溢れだすこの気持ち
部屋に循環しまた吸い込んで
せんべいをかじる音
血のながれる音
歯がきしむ音
悲鳴
歯医者歯医者歯医者
巨大な水の壁の下
小さな船は落ちた
海底に突き刺さった船
その中でいまだ
うごめく船員達の息遣い
佇む女が何を望むのか聞いてみるがいい 揃って
新しい夢を見る方法を欲しがる
そんな言葉が口にのぼるのが恐いヘタレの幻想なのさ
"過去に拘るな"
誰を救う気も無いワンパターン
ルールを思い出した。
たった今。
以下何事も無く↓
271 :
名前はいらない:2005/11/06(日) 21:14:24 ID:djVa5bg0
あげ
272 :
名前はいらない:2005/11/26(土) 17:05:48 ID:nzEUVrT7
ささやき
えいしょう
ねんじろ
いしのなかにいる
死はいつも身近い
273 :
名前はいらない:2005/11/26(土) 18:38:56 ID:lkf7q5vj
靴下履いても
つま先寒い
血行が悪い
症状だろうか
274 :
273:2005/11/26(土) 19:00:07 ID:lkf7q5vj
ホッカイロー(※最終行に挿入)
欲しい夜と
訪れる暗闇は
月の光と
近未来を
鮮やかにさせる
抱きしめるわたしの温度を感じるセンサーもなくて
大好きと伝えたわたしの想いの輪郭さえ捉えられずに
あなたはいつもただ傍にいてくれるだけですが
いつか分かるでしょうと楽観的過ぎる希望に甘んじて
わたしは彼を待ち続けます
それは・・・デブ
どこまでも・・・デブ
昨日もデブ
今日もデブ
きっと明日もデブだろう
殴るように
殴るように
きみを貫く
それは愛
聖夜の愛
忘れたんだろ
もう思い出されることもないだろう
今は新しい奴と仲良くってか
日の光も差さぬ
沈んだスレの嘆き
フタは
空けておいてやる
風に
晒す時間(あきばこ)
拭き切らぬまま
幻のように悲しみ
よろこびと愛しさと
桜
桜
散るまでに還る
282 :
名前はいらない:2006/07/30(日) 22:25:14 ID:aAmy7e9B
ボブ
283 :
名前はいらない:2006/08/14(月) 13:37:24 ID:S5mu6cCz
立体がなんぼのもんだ
俺は命クリエイティブをやめる
デブ、ダサい、童貞、抱かれたくない
以上4Dをクリアしたら
4次元へ行けるのだ
廻る
歪み曲がる声響く
少しづつ
少しづつ
壊れ途切れ
ぬるま湯が
サビの上を
流れていく
横でトンカツが
泡をかすませる
286 :
月を愛した愚か者:2006/12/07(木) 15:39:06 ID:XSJ0wnEn
愛してくれて
ありがとう
包んでくれて
ありがとう
今も、愛してる
287 :
月を愛した愚か者:2006/12/07(木) 15:40:01 ID:XSJ0wnEn
悲しい時は
辛い時は
君を想い出す
僕が生きるのは
ただ、君の為
288 :
月を愛した愚か者:2006/12/07(木) 15:43:52 ID:XSJ0wnEn
雨夜の月よ
触れることも
逢うことさえも
叶わなくても
愛しています
289 :
月を愛した愚か者:2006/12/07(木) 15:45:06 ID:XSJ0wnEn
向かい風に
負けないように
足を踏ん張り
太陽を
見上げる
290 :
月を愛した愚か者:2006/12/07(木) 15:45:36 ID:XSJ0wnEn
ビー玉に
閉じ込めた
赤に橙
青に紫
夕焼け色
雨に滲んだ
冷たい身体
温もり求めて
火に身を投げ
低体温を失う
292 :
名前はいらない:2007/01/05(金) 23:17:30 ID:cps68YXw
イージー過ぎるからか。
どれもこれも、読むに耐えない。
五行歌なんてクズだな。
293 :
名前はいらない:2007/04/11(水) 08:09:00 ID:fEKVZYak
そうらしい。
これ、始めた爺さんセクハラ、パワハラやり放題で
カネにも汚いとんでも野郎だって。アンチが一杯いる奴だよ。
294 :
名前はいらない:2007/04/11(水) 09:37:08 ID:lwO0EU/7
そうみたい
何故だかわからないが
僕の金のワラジと吉野の唾と取り替えられて
僕を愛してくれてありがとうって去っていった
僕は呆然としながら肩書きなんて糞だなって想いながら氏ねと祈る
296 :
名前はいらない:2007/12/22(土) 20:15:22 ID:lqb4b3jh
仁義なきキンタマ ウイルス情報 Part64
http://tmp7.2ch.net/test/read.cgi/download/1197968566/141 141 [名無し]さん(bin+cue).rar sage New! 2007/12/22(土) 19:01:01 ID:8OKQYDi10
[仁義なきキンタマ] 仕事(56B99783)のドキュメント.zip fnUlJEsdVg 44,849,285 abd4d4924f399b3d2296e9fe52ad3888
草壁焔太のお仕事メール。五行歌の会(
http://5gyohka.com/ )主宰者。12月の流出
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1938年生まれだから↓はさすがに家族の誰かだろうな。本人だったら大いに尊敬します
Tab:コミック,同人誌,同人,プラグスーツ,ふたなり,火野,岸里,唯登詩樹,ガジェット工房,アナル
アンソロジー,肛戒,18禁ゲーム,さめだ小判,唯登詩樹 Hな,Hな,唯 Hな
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ー' ___ノ / / ̄ / ____ /____/ ヽ ,  ̄ ̄`i / -─
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rニ .|'ニ~ヽ、 「ニ` ,ニヽ、 ヽ 、ゝ
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ヽ,_,| <ノ (,/ `ニノ
〉>--ーーへ 、 .l^k-─へ 〉> ∠ニ~`)
レ' ̄l l ̄ ̄ ゝ) | r'´エ ̄´ | | ´ー'
lニニ ニニゝ ゝ、l l | ニコ匚、 | |
| | 、_ノソ /--ァ r─' | |/| l、 ,,,
lニニニ--ニニニゝ lノ.レ'`;、ニ_ニニゝ l、ノ ヽ`ニニノ
|`ゝ |`ゝ ,''´ ̄~`''、
,--、 | ニニ__ニゝ //´~〉l~`ヽヽ
ヽ二二二___ゝ | `─--ァ .| | .l l | |
//´ ̄`l | .l、ヽ_// ノ /
レ Ll ゝ、ノ`ニノ
|`ゝ/`ゝ 〉> 〉> 〉>
/| l、レ ニニニゝ | | Lヽ ヽ-'└ュ<ニヽ | |
レ J.「ニ~~ニ`l .| | } ヽ `l 「´ 「,ニノ .| |
| | ニ ニ' 'ニ ニl | |/| l、_ノ | | ,イニ~ー、 | | /|
Ll Ll─`ニノ ゝ_ノ .Ll ゝニノ`'┘ ゝニニノ
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1938年生まれだから↓はさすがに家族の誰かだろうな。本人だったら大いに尊敬します
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298 :
名前はいらない:2007/12/25(火) 23:26:08 ID:GrV+eI3p
>>141 これ、会員名簿(2千数百名、名住電)がある。オレオレ詐欺の餌食だな。会員への説明責任は
きちんと果たせよ
216 名前:[名無し]さん(bin+cue).rar[] 投稿日:2007/12/25(火) 23:24:00 ID:9ZnklqyY0
>>215 >
>>141 > これ、会員名簿(2千数百名、名住電)がある。オレオレ詐欺の餌食だな。会員への説明責任は
> きちんと果たせよ
会費取ってるなら、個人情報保護法の対象じゃん
流出告知と今後の対策の表明が必要だな
299 :
名前はいらない:2007/12/29(土) 18:53:33 ID:/1M21oPw
短い
簡単
誰でも出来る
ばかばっかしい詩歌もどき
それが五行歌
耳障りな明日を逃がして
ねだる物は一つ
確率すら見えないけど
どうして私なのあなたなの
それだけの事すらだめなの
301 :
名前はいらない:2008/07/03(木) 22:56:00 ID:Mrq9lC/1
ふむ
303 :
名前はいらない:2009/02/09(月) 03:43:39 ID:JbxhHagO
詩人も歌人も俳人も、だあれもこんな物、認めてないよ。
自己顕示欲満々の爺さん婆さんのお慰み。
そうなのかorz