今日からひたすら詩を書きまくる。

105万華鏡倉庫

じぶんが振り向くのに逆らって
右眼と左眼がすれちがって
理性と感情がふたつの魚群のように融合していくとき
論理は欲望の背中を
愛は弁証のうなじを
見送る

眼元に面影がある
吹き払われる息の白みのように
面影はたなびき
首っ玉にぐるりと巻きついた顎の
後を追う耳の
ひだひだに寄り添う

音は
鼓膜に追いつけないで
ずるずると頬を
ずり落ちる

106万華鏡倉庫:2005/10/08(土) 05:18:32 ID:ZHxsQxLI

直線は実在しない
光が懲役を終えるまでは