1 :
阿麻 :
03/07/23 01:06 ID:ogm0kDA8 暖かくて やさしい時間 それは夜。 鳥も鳴かない闇に向かって 投げた サイコロが 苦しみながら溶け込む 喪失の窓辺 外から 大きな漆黒が 両手で招く 泣き惑う 頬が 包み込まれてしまう 驚きと 抱きあやされるような 安堵をおぼえた 夜は暖かい 夜はやさしい これが夜
2 :
阿麻 :03/07/23 01:08 ID:ogm0kDA8
3 :
名前はいらない :03/07/23 01:10 ID:qYJhaGfb
3?
毎日一つ詩をのせれば、これは落ちないと思う。 音楽の流れる夜半 階上は静まりかえり 私の脳だけが 夜の波を彷徨う 音が文字を攫う 色が夢を攫う 君が青に染まる 朝はまだ遠い
5 :
阿麻 :03/07/23 01:14 ID:ogm0kDA8
>>3 うん。。ごめんなさい。。。>2げと
>>4 そですね。十以上くらいかきつづけたら、おちないのかしら?w>だっと
6 :
名前はいらない :03/07/23 01:17 ID:qYJhaGfb
誰かが言ってた 『明けない夜はない』って 嫌でも朝は来る 私は明けない夜がほしい・・・
>5 50くらいで随分安全になると思う 無理せず誰か彼かが一晩1レスとかつけていけたらそれでいいと思うよ すがりつくろうそくの炎は 浅黄色の雫を零し 逍遙なる一群れの 辛夷の白を染め抜く励み 傷跡に触れる唇は ひとときだからこその 朱を放つ
【階段/夜】 君の冷たい手は透き通り 向こう側が見えるはず 遠くに見える君の赤い目 ここは酷く狂っていて 僕は君を見つけてしまった 地の果てへ 天の果てへ 何処までも響く君の魂の音 心地よく揺れる幸福の中 僕は僕を何人殺したのか そこに溺れていた孤独な日々 長い時は揺れながら落ち 赤い地球儀は砕け散った 破滅だ 君の指が触れて 三日月の笑みは太陽の死 階段のような夜だった 君の足が僕の手を踏んだ 君の顔は逆行でよく見えない
9 :
カメ) :03/07/23 01:25 ID:L3rgx9m3
手にしたカメの甲羅 叩き切って 君の背中に廻り 全てを壊した気に成れている 髪を全て殺ぎ 皮を剥せ 殺さない程度で おまえをくるしめてしまった
10 :
阿麻 :03/07/23 01:34 ID:ogm0kDA8
「長い道のり」 あなたのためなら 飛べる 帽子の羽さえ 飛べないような 弱々しい風で悩んだ ぼろきれのような たましいを やさしく 守ってくれた あの日・・・あの時 ちゃんと、おぼえているわ この世のなかで一番強いあなたは バラの苗木を そっと この魂の真ん中に そうっと、植えてくれたっけ あの日・・・あの時 忘れてなんか いないわ あなたに愛され 朝な夕な 脱出の道が開けてく いばらの棘(とげ)に 赤く染まる中 悲観もなく 笑うのは あなたが愛情そのものだから。 きょうも何かを失なった つぎの日には、もう絶対に それが見つかることを 理解します 求めてやまず、しょうがない 空の彼方への長い道のり どうか これからもよろしく 泣きながら、でも かならず。 この長い道のりを 歩く
11 :
阿麻 :03/07/23 01:36 ID:ogm0kDA8
>>7 さん そうですね^^レス有難うです。。
無理しないようにしましょう♪
12 :
阿麻 :03/07/23 02:07 ID:ogm0kDA8
「境遇について」 なにもかも順調で 怖れをいだく程のとき 人間 かえって しかめっつらをしているものだ なにももかも不調で 安楽がほしいとき 人間 かえって 無意味にやたら笑えてくるものだ 格言なんて、そんなもの 悟りなんて、そんなもの 人に甘え、人にすがり、あげくに人をさかうらみ バカを続けたあたしは ある日、ある一つの言葉があたえられた日から 二度目の人生 あゆみはじめて 今日にいたる 「順境の日は喜び 逆境の日は反省せよ」 どれだけのぼりつめても かなわない 神様にゃ。 だれでも!
13 :
6 :03/07/23 02:21 ID:qYJhaGfb
皆さんすごく上手いですね! 自分、場違いですね・・・。
>>7 阿麻さん
こっちこそ、いつもレスありがとう
阿麻さんの詩、スキダヨ
>>13 気にしない!
楽しくいこう!
薔薇の附箋 信頼が埋めている 色溢れる 錯乱した夜の恋 星は遠くで瞬く 歌う 夜の音は 鈴の残響 耳朶の奥 君の声と重なる
16 :
阿麻 :03/07/23 12:04 ID:cpTYpjrz
>>13 巧い/下手/レベル云々・・みたいな言葉は、詩人にとって悪魔のようなものだと私は思うんです。、
だって考え出したらきりがないんですもん、、なのでそんな言葉は頭から振り払って、大胆にカキコカキコしませう。。
>>14 ありがとうございます。とてもうれしくて、はげみになります!
17 :
:03/07/23 14:51 ID:L3rgx9m3
紅い付き そう 月おんな 俺のことさ いや 月
18 :
6 :03/07/23 23:28 ID:aLfWqdZe
>>14 >>16 そう言ってもらえると
すごく嬉しいです!!
でわ、カキコさせてもらいます!
あの日二人で見た月は
すごく綺麗だったよね
でも その時
「一人で見たらもっと綺麗なのに」
って思ってしまったから
私は今 一人で月を見ているんだわ
19 :
阿麻 :03/07/24 03:04 ID:IrqnS+Bc
「毒」 この町にひっこして はじめて出来た友達が 夜の公園のベンチで 一緒に腰掛けてたとき 地面をみつめて、つぶやいた言葉がわたし耳に残っている 「このずっと下の方にね、毒が埋まっているんだよ」 いまだに 響きをうしなわないまま。 ここいらへんにむかし多かった工場は、六価クロムえとせとらえとせとらの 汚染物質をのこして新木場へと移っていった。 六価クロムに汚染されている可能性がある、 そう看板に記された 沼地で 平気で泥まみれになって遊んだ その友達は笑って話してくれた。 高層住宅が立ち並ぶこの町のアスファルトの下深くにねむる六価クロムと 夢の島公園の土台をなす、無数のごみたちが 再びその毒々しさと悪臭とを 私たちの前にあらわす日が 来るのだ。 この町は、消し去ることの出来ない過去を持つ、そんな町
20 :
阿麻 :03/07/25 00:15 ID:qITYHn2z
>>19 の、改作
「立つ鳥跡を濁(にご)す」
この町にひっこして はじめて出来た友達が
夜の公園のベンチで 一緒に腰掛けてたとき
地面をみつめながら、つぶやいていた言葉がわたしの耳に残っている
「このずっと下の方にね、毒が埋まってい」
いまだに その響きを失わぬまま
かつて 「工場の町」と呼ばれるほど林立していたプラントが、かずかずの
危険な汚染物質をのこして移転していったのだという
危険!/立ち入り禁止!/六価クロムに汚染されている可能性があります、遊ばないで・・・/
立て看板にそう記された 沼地があって
「小学生の頃わたしたち平気で泥まみれになって遊んだの、大丈夫かなあ」と笑って話す友達。
高層住宅が立ち並ぶこの町。アスファルトの下、地中の奥深くに隠された六価クロムと
夢の島公園の、建造の理由として、地中深くにねむる、数え切れないゴミが
再びその毒々しさと悪臭とを 人々の前にあらわす日が
来ることの できないように。
きょうという日をわすれて しまわないように、
刻みつけよう どんな刻印よりも深く。たましい、の、奥深く。
21 :
阿麻 :03/07/25 23:11 ID:6l9thmJL
「夜のヒミツ」 月のように浮かれて 水の面を揺れているのは 生霊の 真実のすがた 陶酔のような鈍い光で 体の中を よじのぼってくる わたしの 生霊が 狂ってる なんてしたたかな 言い訳 なんて隙間無き ものがたり ひらいた口は 塞がらないうちに ぶら下がっている 蜘蛛の糸がぷつん、と切れ わたしが沈む
こんな時間に 「だるい」 なんて 情けない から お手紙を書こうと 思う の 誰か彼か 待っていてくれる それで 少し元気を貰える 貰った元気を 手紙で返す だるい って言うよりも その方がきっと きれいにきれいに揃う 真夜中の 時間
23 :
6 :03/07/26 01:03 ID:6CWUcWlY
小さい頃 絶対に 月にはうさぎがいるんだ サンタさんはいるんだ って信じて疑わなかった なんでかな どうして大人は 嘘を教えるのかな 理想が壊れるショックは はかり知れないよね でも それはきっと 必要なことなんだね 楽しい事ばかりの 人生じゃないもんね つらくて苦い思いをして 初めて立派な大人に なれるんだ 大人は子供に嘘を 教えるんじゃない 成長するための 苦い薬を与えているんだ そして立派な大人は 子供に薬を飲ませる 螺旋のように 終わらせることなく 続いていく
あの歌が終わるまで 瞳を閉じて あの歌が終わるまで 何も言わないで あの歌が終わるまで キスを続けて あの歌が終わるまで 抱きしめていて あの歌が終わるまでの間だけ
25 :
阿麻 :03/07/26 02:17 ID:9nt8FPlw
「雑踏の中で」 さようならまで カウント・ダウン 貴方と 数え終えたい 浅黒い肌に 優しい目 大きな腕に抱かれて むごたらしい告別へと向かう 葬列の中で 貴方と出会い、貴方とはぐれ、孤独にふるえ 悲しいの。悔しいの。 空しいのよ、 カウント・ダウン。
26 :
名前はいらない :03/07/26 02:19 ID:u8wU4/yF
【こんくらいは】 マフィア化の実像公開 【知っておけよ】 ●ニセ札づくり マネーロンダリング 高利貸し ●ストーキング殺人 レイプレイパーレイプット ●極右 ネオナチズム デマゴーグ(〜ちゃんねる) ●児童虐待 性的虐待 ●カニ密漁(ロシアコネクション) 希少動物密猟 ●不法移民出入国 ←ハァ?→ 人種・移民差別 ●産廃不法投棄 ●自動車窃盗団 ピッキング 違法建築 ●児童売春 幼児ポルノ(撮影したあとに口封じして埋める) ●人間の臓器売買 毒ガス散布 空中浮揚と解脱(!?) ●周りに反撃され勝ち目ないと見るやパニックと茫然自失と破滅 ●金融詐欺(バブル崩壊の一因) 企業役員脅迫 総会屋 ●誘拐ビジネス 保険金殺人 ●警察買収 涙目でグレ息子を劇団へ(もしや、こちらも裏金?) ●武器密輸 核物質入手 科学者亡命(北チョソ) ●麻薬取引 覚醒剤(ヒモが女をシャブ漬け) ●破壊テロリズム 暗殺 たてこもり 時代遅れニセ赤軍(革マル派) ●アウトロー気取り厨房(特に女) ←ハァ?→ ヤヴァイと警察に逃げ込むwhy! ●組織のっとり秘密化 ←ハァ?→ 裏切り者に対する制裁 ・近年増加しているのは、 ●個人情報の売買 盗撮メディア販売 これもキモいぞ油断できんぞ…想像を遥か凌駕するエグさ 連中の偽情報をわざと逆に理解してやりな!(ププ 的屋博徒義理人情の世界はすでに廃れ、 日常の裏で際限なく進む、騙しの手口がすべてを奪う そして、つぎはあなたの人生が・・・ ※日本コピペ協会(JCU)公認テンプレート※
27 :
阿麻 :03/07/27 02:34 ID:RvXFtiEM
夢から醒めたいばら姫 王子様にキスされ 皇孫を産む いばら姫と下僕の子はやがて元服して 灰かぶり娘と出会い ガラスの靴から 子供が産まれる ハルメンの笛吹き男は 町の子供を誘惑し、やがて 人類が絶える
28 :
名前はいらない :03/07/27 03:25 ID:kxFsnPFC
行方知らずになったのは、あら、また。わかっているくせに。 黒くなった手を見て、おもいます。
29 :
名前はいらない :03/07/27 03:57 ID:xW36kmiO
涙が ひんやりとした空気の中 あたたかく あたたかく 流れます ありがとう そう 伝えたいのに 届けることさえ できない 流星がひとつ 願いを託す 真夜中の独白
30 :
蒼 :03/07/28 01:15 ID:jVr92HKe
夜 ゆっくりと瞼が閉じて 隙間風がこころを揺らす 月明かりの窓辺にもたれて 眠りの訪れを待つ 陰りて夜になる 忘れて夢になる 朧に都会が鳴く 一日が終わったと告げる 本当にそうなのかどうなのか どうでもいい顔をして時が過ぎる 真実は痛みの中にある 孤独を涙が濡らす 人恋しいこんな夜には せめて名前をつけたかった
溢れかえる確証のない出来事が くじらになって 空を飛ぶ 真夜中の脳内妄想は 自由気ままで 夢になる 不自由気鬱で 悪夢にもなる 眠ることなく 文字に埋まり 絶えることなく 反復をして つかみ所のない部分で ピアノの鍵盤をつつく イメージは ドミノ倒しの如く、とか 当たり障りのない 枠組み範囲の言葉を啄み 「わかりゃしない」、と口々に 私の中の誰かが囃し立てる 私の中の誰もが騒ぎ立てる 目隠しされていた事実に 気付いていなかった わけじゃないんだ 認めたくなかった それだけなんだ 認識の甘さが致命的なアルゴリズム・ノイズ
32 :
阿麻 :03/07/28 05:07 ID:p/HchFlx
「Give me! Chocolate!」 一台のジープがやってきた 子供たちがいっせいに周りを取り囲んで 口々に チョコレートをと、せがむと 碧眼の兵士が大きな手で 上空に放った たくさんの菓子 兵士の指先がにやけてるのには 目もくれない 子供のひもじさを尻目に 羞恥心は逃げ去る うだうだする 炎天下に サッカリンの甘ったるさが ヨロリヨロリと 時代を経て ここまで追ってきたのだわ
迷子になりそうで 恋の噂に耳を塞ぐ 真夜中のあなたは 私の知らぬ顔で笑う 私のいない場所で笑う 迷子になりそうで あなたの背中だけしか 見ないと決める
34 :
阿麻 :03/07/29 02:25 ID:a4cYr7b1
「冷血志願」 まぶたの裏側に 強力な日差しの残像が 残っている 何べん行水しても残ってしまう 全部が冷たくなったとしたら 私も白人みたいに 邪魔者を笑いながら切り捨てて 理想と 信念と 野望の図面を 引くだろか 蛍光ランプの無色の明かりで 両手が いまにも 溶けそうな今は 夜さ
35 :
名前はいらない :03/07/30 16:27 ID:L4OUVuUR
ひさしぶりに来ましたがいい詩が多いですね。素直にひとつひとつの詩に感動していました。
36 :
”管理”人 :03/07/30 17:28 ID:rZAlmjKO
37 :
阿麻 :03/07/31 03:16 ID:9UhDrBUE
「預言です」 心配なのよ 悪気なんてないわ わたしの言うこと 分かって・・分かって こっちに 耳を傾けてください 後生だから 聞いて ね。 わたしと、あなたと、みんなの 歴史や誇りや叡智 のすべてを合わせたとしても あるいは分け合ったとしても 滅ぼせないほど たちのわるいやつがここにもうじき来るの いままで人々がそっとそーっと ついてきた溜息が 空で液化し ここにもうすぐ降って来る 自殺した人が さいごにのこした溜息や 好きな人に冷たくされた泣き寝入りのしゃっくりや 差別をうけた後の 理不尽な溜息 いずれにしろ、道端の石ころのような「つまらぬ」と呼ばれる身からの溜息だ。 いま 空が 「耐え切れぬ」と言葉を放ったわ。 ああ、働かないで紡がないで きれいな百合が 人間の中に 咲くわきゃないけど うなだれ切って うつむいてこれから わたしたちだけは 従順に過ごしましょうよ 今度という今度は 聞いて ね、心配なのよ 遊びじゃないのよ
38 :
阿麻 :03/07/31 03:21 ID:9UhDrBUE
深夜の爪先 自省の息吹 切れ切れに 夢と混同し 手さぐりで 何かを掴みたい 耳に心地よい 静寂という名の 喧噪
40 :
山崎 渉 :03/08/02 01:05 ID:GCypsXvY
(^^)
目を閉じて 心臓の音 耳を澄ませてる 命の一個は 夜の形で 星を彷徨う そんな夢を見てる
今日も 夜がやってきて 朝になる 今日は 雨の音と一緒に 深夜が静かに 変質していった 毎日少しずつ 違う「今日」が 描かれている 真夜中に少しずつ 違う「今日」が 作られている
43 :
阿麻 :03/08/03 06:11 ID:E8GvO30j
「なみだ目で」 アスファルトの河岸に腰掛けていると 水面をあるく キリストのような通行人の 影のうすさが 心配でおもわず 「病気や事故には気をつけてください」 と 呼びかけてしまった こんな夜には、どんな人にも 自分と同じ 泣いてばかりの来し方と行く末だけを 見る アスファルトの河辺に ずうずうしく差す 日の光 慌てて河の水が 枯れて きのうとおんなじ バス通りに 身をやつす だから私たちも 仕方なく 乾いた 挨拶を交わす
多忙さに紛れ込み あなたの後ろ姿が 遠い 触れられないまま 見送るその背中が 小さい 差し伸べた両のかいなは宙を掴む 胸の奥に眠るためらいは そのまま封印されていく 何事もなかったように たんたんとひびをやり過ごし それでも胸の片隅にはいつも あなたの後ろ姿が息づいている
45 :
阿麻 :03/08/06 19:26 ID:IMwKRPG2
「つらいまなざし」 こらえきれない 眠りを見ている いすのアームに もたれかかり うたた寝のうちにずれてゆくのを、 体の感覚に 至るまでを、 とおく離れた場所で見ている 目を覆えど 罪は 光の矢二本をもって 両手の甲めがけ撃ち それを 射抜くよ 愚かでさびしい一生を 心むなしく見ている
46 :
阿麻 :03/08/07 03:22 ID:ATltC/hy
つらい人は 誰かいますか 朝がくるのが怖い人 誰かいますか 自殺したい人は 誰かいますか お金がない人 誰かいますか 眠れない人は いますか 眠りたくない人 誰かいますか 寒くて死にそうな人は 誰かいますか 暑くて死にそうな人は 誰かいますか 仕事で疲れてしまった人 誰かいますか 不倫の恋に悩んでいる人は いますか 悪い夢を見ている人は いますか いますか もし いたなら あなたに私の綴った言葉をみんなあげる つらい人は 誰かいますか 朝がくるのが怖い人 誰かいますか 自殺したい人は 誰かいますか お金がない人 誰かいますか 眠れない人は いますか 眠りたくない人 誰かいますか 寒くて死にそうな人は いませんか 暑くて死にそうな人は いませんか 仕事で疲れてしまった人 誰かいますか 不倫の恋に悩んでいる人 いますか 悪い夢を見ている人は いませんか
47 :
阿麻 :03/08/07 03:24 ID:ATltC/hy
あ。。失敗した
48 :
:03/08/07 09:00 ID:Lmv/eeHq
49 :
名前はいらない :03/08/07 09:10 ID:+n2ZFue2
50 :
_ :03/08/07 09:16 ID:tQk5LIZ4
51 :
阿麻 :03/08/12 02:11 ID:J6/1clm8
「シャワー室」 海へいそいそと出かける若者で ローカル電車が混み合っている この地方で 毎度毎年の風物詩さ 体の細くて黒い女の子たちのよくしゃべり、よく笑う声と 背の高くて黒い男の子のグループ 太い声の、幼い会話の <Shower> を 浴びる 全身で。 まだまだ弱い光のもとにある 山々・・村々・・家々・・を すっかりびしょ濡れた瞳が たぶん冷徹に 見下ろすばかり 光りの Shower 言(ことば)の Shower Shower, Shower//Shower Shower,It’s Cold.
52 :
名前はいらない :03/08/12 03:45 ID:3o9sr+Rd
表面が乾き始めたそのサンドイッチはかじるといつも同じ味がする 何が挟んであるか一つ残らず言える 私は新しいパンで作った、何が挟んであるかも分からないサンドイッチを頬張った時に 表面が乾いたサンドイッチを思い出し涙を流した バターを塗る努力もしなかったと
53 :
_ :03/08/12 03:56 ID:0LpTTteH
54 :
山崎 渉 :03/08/15 12:13 ID:6uqIVx7n
(⌒V⌒) │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。 ⊂| |つ (_)(_) 山崎パン
55 :
名前はいらない :03/08/15 22:07 ID:DTjJHRUR
保守age
56 :
阿麻 :03/08/15 23:16 ID:ivyhIFQg
「啓示もどき」 黒いレースカーテンに透ける色ガラス窓が めずらしい声で鳴きつつ さっき ひび割れてくのを 感じた めでもみみでもはなでも くちでもてでもあし でもせいきでも あなるでも ないき かん で そこに意味が なくても どんな人間にとってもプライベートな神様・・・! からの啓示ならば 歓喜のMelodyで 今日の終わり を 括 ろ う ・ ・ ・
57 :
阿麻 :03/08/18 03:17 ID:2O437js3
ひろがる血の海 真ん中で ひとり のたうつ 愛には 大きな力が加わって 投げ出された 過去がある いつくしみを やめさせられた 私は 命もやめてしまった 笑ってください 泣いてください この命にもこの愛にも もう誰かが、名前付けていいわ そこに亡骸以外のものがあるじゃなし
58 :
ねこいるか ◆/D0HAk633. :03/08/18 04:15 ID:5oIqnY2e
ほったらかしの鍋に残る とんこつスープの、油 キクラゲが漂って この部屋の縮図みたいだ 真夜中は、息を潜めて 朝を待ってるみたいに、静か ただ、ぢっ として 汗も気にせずに、浮かんでる
59 :
名前はいらない :03/08/18 05:07 ID:mmxnAVrQ
星と星をつないで首飾りに 三日月にまたがって空中浮遊 火星に寝転んで夜空を眺め 土星の輪で永遠スライダー
someone said this earth go around I can say he's rather crazy why didn' we go bad goin' around stars must have powers to go around, to be beautiful like that seein' them thinkin' you understandin' how I'm small i like you you're like them please go around me please go around me
しゅるしゅしゅるしゅ 眠気の糸 引っ張られて 真夜中 もそもそと カウントダウン 半時間分 多分別人で 星の綱引き オーエス。オーエス。
62 :
阿麻 :03/08/24 22:37 ID:umG8Xzg7
「夏の夜」 線香花火で あそぶのは 何年ぶりかしら すこしだけ 強い風にゆれる ささやかな火の玉が ぱさっぱさっ。と 細い分身を 振りおろし ポツン、と いろがみの 持ち手を 離れて おちて 地に 溶けこむ この 甘露のまざった哀惜 それは 何十年さかのぼれば いったい 見出すこと できる 気持ちかな 線香花火が すき 線香花火で あそぶのは 何年 何年ぶりかしら
人を好きになったら まずその人を嫌いになろうとする それでも好きになれるなら 改めてその人を好きになろう
人を嫌いになったら それでもいいところを探そうとする それでも好きになれないのなら 次は僕を嫌いになってしまう
二度と見ることの無い 赤い瞬きが 日を重ねるにつれ 弱っていく 宙に永遠を求めていた あの頃も 今や 真夏の夜の夢
66 :
阿麻 :03/08/29 02:47 ID:CmkfXKiw
どこからか 冷たい風が いつものように 深い日差しの爪あとに抱きついて じぶんの冷気をあげるふりをして 爪あとの ひとつひとつ を恐ろしいさりげなさで吹き消した 夜をつかさどる 時間の 道理に とっても忠実なこと しかしながら ただ 風は思いのままに吹く 夜明けがきても 悲しい日でも その思うところのままに吹く 風とはそういう 生き物よ
文字だけの会話を続けていたら いつの間にか忘れてしまっていた 相手の表情を見る事 自分の表情を見せる事 物凄く当たり前の事 だからとても大事な事 本当はそこに 魅力が沢山詰まってる その事を 久しぶりに逢って思い出した
助けて欲しくて頑張っている 泥沼に嵌る事を頑張っている 慰めて欲しくて弱音を吐き 誉めて欲しくて強気を見せ 仲間が欲しくて孤独になり 孤高になりたくて仲間を作り 真夜中の路地を歩いて我に返ったとき 自分は違うんだと自分に言い聞かせて 不安になって 助けて欲しくて また泥沼の中に入っていく
ノーガード戦法を自分で選んでおいて 打たれる事を畏れている ほんの少しのフェイントにも引っ掛かって 自分から急所を晒している 殴られても殴られても 苦しんで泣き喚いて弱音を吐いても どうしてそうなるのかを理解ろうとしない ただ卑屈をうめいて目を背けている トレーナーは叫ぶ ガードしろ 動け 頭を使え 彼は答える 下手ですから 弱いですから 馬鹿ですから スミマセン 結局這いつくばって敗北を味わう それなのに 勝利が欲しいと駄々をこねる
>>69 この詩、殺人的に今の私には痛い詩です
でもいい作品だと思う
また今度逢う事があったら その時は何でも頼まれてあげてもいいけど 多分その機会は二度と無いと思う 文字だけの会話ならいつでもできるけど それじゃ気持ちの全部を伝えられない その間に 君は他の人に興味を持ったり もしかしたら僕を忘れるかもしれない だけど別に構わないと思う 目に見える言葉に君は惹かれてるかもしれないけど 僕と出逢ったあの時は 僕の心を見てくれていたと思うから 多分その機会は二度と無いと思うけど また今度逢う事があったら その時は
72 :
阿麻 :03/09/07 03:16 ID:gR/T0ZU4
ディジタルの時代とアナログの時代は くりかえし交互にめぐる 何十年かのスパン或いは何ヶ月かのスパンあるいは秒 とうぜん私は体を壊して じたばたする体力も学力もなく ただ夜の遊戯に出くわしそれからは もう 耽るしかない。
73 :
ヽ(*´ー`)ノりゅんりゅん ◆bnmjdO.VgI :03/09/07 07:14 ID:Yya1PKOI
夜を食べながら朝を待つ 朝が来る直前に眠りに落ち 暗い眠りの森を歩いた 森の奥にはあの子がいたが いつもそこへ辿り着く前に目覚め 夢だけの友達になってしまった おやすみ もう朝だ
74 :
阿麻 :03/09/08 00:30 ID:zqORnsrs
日々漂う 生臭 い においが 嫌。 だから なまぐさい は こんな 漂って 漂わせて ・ ああくさい なま ぐさい においが 嫌。 それは 生臭い 腐 っ て 言って る 根っこが 腐り 樹液が 膿んで 。 (I'll return) フィーネ
明かりを消したあとに そっと顔を出すもの 子供の頃は 暗闇が怖かった 今は一緒にいられる
76 :
琴音 :03/09/08 01:00 ID:agl8XBD+
お花がみたいのって、あちし。 お空がみたいのって、あちし。 いってるのに頼んでるのに。 いつも、みんな あちしに『愛』をくれる。 もう充分だよって、あちし。 いってるのに頼んでるのに。 あなたも『愛』をくれる。 こぼれ落ちる『愛』を見つめながら・・・。 ひとり夜空をながめてみる。 みんな寂しいのかな・・・。
77 :
琴音 :03/09/08 01:10 ID:agl8XBD+
僕は、ふわぁふわぁな雲になろう。 そしたら、 あの夜空に飛び出そう。 だれも僕を知らない。 きっとあの夜空の雲みたいなものだ。 お月さまなら、気づいてくれるかなぁ・・・。
78 :
琴音 :03/09/08 01:15 ID:agl8XBD+
今の僕が 未来の僕の餌になる。 そんなの嫌だ。 今の僕だって・・・。 今の僕だって・・・。 すっごく寂しかったり すっごく悲しかったり するもん。 わからない君なんて いらない。 きっと、未来の僕も 未知の僕の餌になる。
79 :
琴音 :03/09/08 01:24 ID:agl8XBD+
今を大事に生きてないヤツに 今を大切に活きれないヤツに 未来なんて、造れない。 チャンスが何度でもあるなんて 今を大事に活かせないヤツに チャンスなんて巡ってこない。 だから、いつも大切に君を想っていたはずなのに・・・。 どこで、見逃しちゃったんだろう。 僕と君のためだけのチャンス。
80 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/09/09 03:42 ID:/o08Fyu3
真夜中のカステラは必ずこぼす ぽろぽろ ぽろぽろ つぎつぎにころがる 押さえた手の横から ふとももの傾斜から あなたのてっぺんから ぽろぽろ ぽろぽろ おちてゆく ちいさく ちいさく なってゆく
81 :
通 :03/09/09 04:43 ID:3qm1HLkg
寝苦しい夜、根っから苦しい夜 クーラは体温を冷やせても、心の空欄は癒しはしない… 過去を昨日の様に振り返り、未来を明日のように思えない日々 もう1度だけ自分にチャンスを与えたい 僕は今日よりも負けないと…
82 :
阿麻 ◆IDrsNZ7pRg :03/09/15 05:17 ID:vqLYMzRO
わたしの行くてに ころがってる枕たち 夜になるたび ひとつだけを見つけると 自分のベッドに置いて 眠ってる人が、 ここにあたかも居るかのように 見せかけ あとは 楽園の地を めぐりめぐって「ただいま」 わたしの行く手に 枕が無数にある やさしくやさしく、人の首を絞める真綿は だれが置いたの なぜどうして あなたは ひとの 気持ちを なんで それほどに 読むの教えて 楽園に裸で入ってゆく 夜になるたび いつも 手ぶらで道にだらり立っている 朝になるたび ひとつも枕がころがってない
83 :
阿麻 ◆IDrsNZ7pRg :03/09/16 01:13 ID:RzCt02TY
泣き虫 泣き虫 うじムシ パチンって 掌で つぶしちゃうわよ うじムシ baka リリ・・。 リリ リン チンチロリャ 淋しさ よりかよわき風物詩 幾あまたの羽を震わせ 奏でる 何十億もの「重奏」 ・・・虫たちの声を すごく聴きたい
84 :
琴音 :03/09/20 00:21 ID:XyZPdkFk
空が好きだった。澄み渡る空。 優しい空。どこまでも、広がる。 青い、青い、空。 ずっと、ずっと傍にいたかった。 お日様が沈んでしまっても。 いつまでも、いつまでも。 青空に恋してた。 夕日が美しいなんて思えなかった。 ただ、青空が、恋しくて泣いた。 でも、星空も綺麗だよって 笑ってごらんって、、、。 お月様が笑ってた。
85 :
琴音 :03/09/20 03:23 ID:XyZPdkFk
「白い月」 青いお空を恋しがって泣くと お月さまが悲しい顔するから 青いお空は、夜風に流したの 星がひとつ。 流れてた。 願い事を3回唱えながら。 「愛しき人に逢えます様にって・・・。」 きっと、同じ夜空を見上げていたんだね。
つかめそうなほど濃厚な闇が 目の前に広がる 闇をかき分けて 地面のない道を歩く 静寂が次第に 手足の感覚を奪い 意識を侵食する すべて溶け合って 闇の一部となって 夜の世界を駆け巡る 月も星も見えない空 そこに消えた 闇
87 :
名前はいらない :03/09/20 12:39 ID:gccRpD4f
この想いは 古い恋に似ている。 まるで全てが終わったかのように きみの夢を見た。
いま私は 自分の足を まえへまえへ運びながら 期待する 車道を隔てた反対側の歩道をゆく 全然しらない人 ほんの一瞬すれ違い 互いにみつめあうこともなく あの人は、私から見て うしろへうしろへと 後退する、 だけどその人にも 私のすがたが見えていてほしいと期待する 真っ黒い影を持つものが いつから見えなくなったのか わからないのがつらい 見てはいけないものの すべてがそうであるように 見ても仕方がないものの すべてがそうであるのがつらいから 真昼の雑踏でも 人間同士が闇色をした鉄壁で 区切られて いる ようなものなら あの青い空は ほんとは何色なんだろう 私は期待する だけどその人にも 私のすがたが見えていてほしいと
89 :
名無し詩人。 :03/09/22 02:23 ID:nAJZ6jap
ちょっと前あなたに話した痛みは いつの間にかどうでもよくなったよ もっとこわいことが いつのまにかみつかっていたよ どれだけふんばったらいいんだろう あなたはきっとあの噂を聞いたんだろう まだ何も一人では出来ないよ 十分になりたくて背伸びしているうちに忘れてしまってた みんなに嫌われても 信じていてほしかった もしも言葉がもっと話せるなら 今すぐにでも電話がしたい 言い訳じゃない何かを話したい
タヌキのしっぽ 柔らかな母さんのしっぽ まくらの代わりに母さんのしっぽ ふわふわの愛がつまってる 僕のためのしっぽ 明日の夜も待ち遠しい おやすみなさい
91 :
名無し詩人。 :03/09/23 02:36 ID:yxbEpIoC
昼間 夜が来るのが嫌だった でも「また会えたね」 そういいながら笑えた 素直になって 小さな悲しみが今夜満たされていく わけもないほど手をつなぎあえる 広い世界で今どこにいるの はぐれた手はここだよ 天使は今水がめに水を注してく 明日を忘れる歌が響く 未知のパレードへと 手を伸ばすよ・・・ゆっくり
92 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/23 21:58 ID:HSrpGQ+p
ひたひた 心の鍵ひらいて 待ってて もうすぐ 夜の中に 手紙かくよ 大人はさびしくない そんなに かたくなに いま ひらいて 心の鍵
どうでもいいということを 頭で理解して独り言にして 自分に言い聞かせながら 沸き上がる感情を納得する つまらないことに騒いで つまらないことにこだわって つまらなく心を乱す自分に 根拠無い救いを囁いて 誰かと同じ何かを見るということが それだけで何かを保証されると信じて それ以外の全てを諦めることで 容易い恍惚を手に入れるために 力を誇示し続ける事を どうでもいいと割り切る それをすら諦める為ではなく それもまたひとつだと受け流す為に
94 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/24 23:33 ID:NPUb651m
もうこのままほっぽりだしてしまおう 決めたところで出来るわけがない そう思ってしまってからはいつも誰かに とがめられてしまいたいと 心の奥の奥の深いところ しみる ききたい 疲れ果てていても 尽き果てそうでも 声がきけたら 少しでもきいたら 思い出せる 思い出させられる この胸を突き上げて浮かび上がる 歌のように 言いたい言葉は 今夜も きっと明日も言えない 今夜も きっと明日もループのように 会えない からっぽな白に真っ黒なしわを 流し込んで いっそ 大きな台の上によじ登って大声で 叫んでしまいたい
「ヤマかけ」 (舞台はとある予備校。「詩学」の授業の締めくくりとしての講師した無駄話はオフレコで、その無駄話に若干加筆したものが以下である) 「大切だからココは しっかり暗記しとくよーに ・ ・ たいへん頭の優れた 口も手も早く じょうずな・・そう上手な 人間が どっかの世界で 権威とゆう名?で 呼ばれていました その権威、何を思ったか或る時 どけだけ多くの人々をだまくらかせるか、という しょうもないことを企て、 ついにとある講演会?の壇上から 「カリオロケラという詩人には生まれながらのレトリックが備わっててソシュールのry ・・・をワタシが感じたから(・∀・)イイ!!」 それを聞いた全世界の人々の反応だが うち二十パーセントは「(・A ・) イクナイ!」 うち二十パーセントは「本当にいいですねえ・・(統帥しながら心のそこから・・キモッ)」 あとの残り六十パーセントの人たちは全員なにが良くてなにが悪いか 分からない人たちでしたので、やはりというか、権威ある人の言うとおりだと素直に信じたわけです。 講師「いいか。こういうのが、いい詩だからな」 ・ ・ ・ (この時すでに大半の浪人生は、教材をかばんとかに詰めおわって、オナニー詩かくぐらいしかすることなし)
96 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/27 00:00 ID:uYZ1ZYGK
照らす月に 見えました 暗い月に 見えました 明日になったら 残月がまわる ひらひらの思い出
明日の朝が来ないように そっと星に祈りを込めて この暗闇がずっと 世界を包んだままで 私を優しく 冷たく抱きしめたままで
98 :
緋陽 碧谷 ◆WEiAGVNEE6 :03/09/27 01:25 ID:0pgUa/Xa
闇があたしを隠してくれる あたしの寂しがりな心を隠してくれる 夢の中に誘われてしまえば …そこはあたしだけの暖かい世界 「夢の中では傍にいて 優しく愛してくれるの」 いつだったかそんな歌があった その通りに夢の中ではいつでも抱きしめていてもらえる だから だから…覚めないで 夜のある間は 連れ戻さないで… お願いだから 夢は あたしの 静かな闇 あたしを抱き包む闇…
99 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/27 22:36 ID:V/ODMPAS
歩道橋わたって帰るのは 話がしたかった それだけ 唯一頼っていた それなのに どうして いつから そんなに? 電話でもして理由を聞き出したいけど 出来るはずがないよ 僕に何かしら悪いところがあるなら 直すのに 明日になったら 変われる何かがあるかなぁ 今より大きくなれるかな 心むきだしにして もうここで尽きてしまいそうだよ 尽きてしまいそうだよ 続きそうもないよ
100 :
*´ー`).。оO〇 ◆bnmjdO.VgI :03/09/27 22:57 ID:QjXgDKgL
百個目の街灯を越えて未だ夜
101 :
名前はいらない :03/09/28 00:06 ID:laO/xHNO
おちこまないで。 お酒でも飲みに行こうよ。 ねぇ、 街の灯りの数だけ 人生があるんだよね 今日は運がついてなかっただけ また一緒にがんばろうね
102 :
名前はいらない :03/09/28 00:19 ID:ea6zMwu1
明日も 明後日も 来年も 10年後も ずっと、ずっと、変わらない貴方でいて下さい
103 :
てす :03/09/28 00:23 ID:6aAs9cdy
死ぬことへの情熱をとことん突きつめるには、 夜はあまりに短すぎる ・・中略・・・ だからもし僕が死ぬならば夏至の夜を 選ぶだろう 夜が底に行きつく前に 死にたどりつきたい・・・
泣き続ければいい その 涙が枯れるまで アンタの自由だ 全ては 優しさで出来てるわけじゃない コイツの為にも目を覚ませ 許されない それは 絶対に 甘えるな …自分でやれ 他人にやらせてもどー仕様も無いだろうが それ以上落ち込ぼれるなよ? END
105 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/28 22:09 ID:TlGZ91DU
今日、思いつめてた もう何もいらないって そう思っていたら ふっと、どうでもよくなった いじわるな人のことでさえ 扉開いたり閉じたり 何度も見送って 通り過ごしたよ・・・ 寒くなってきた帰り道 一緒に帰りたい 風の冷たさでしみる 無理やり作ってきた笑顔も もう壊れてなくなりそう どうかもう一度わかって どうかもう一度気づいて 振り向いてくれたなら みんなに嫌われても平気そう
106 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/09/30 01:09 ID:KDG8CPvl
悲しみは今夜は きっと追いついてこないだろう まっさらな紙に 何かを書き始めるときのような感覚で 眠ろう 逃げ切って逃げ切って なにも怖くないよ 明日より向こうは心配しないで眠ろう キミのかすかな手の感触 やわらかかったよ おやすみ
107 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/10/04 21:55 ID:9GT+tdyF
きみが怒鳴ったとき 心が震えた 目の色がぐん、と何かを叫んでいて 僕はきみに臆病になったんだ 悔しくて 悔しくて 見たこともない青色が 以前よりもリアルに襲ってくる 恋しくて 恋しくて 勇気を出して話がしたい
108 :
蒼 :03/10/05 02:24 ID:PykcpjV2
くそったれなあの月に言ってやる 雲に隠れやがって 光を遮られやがって 薄汚い世界を照らせよ 醜さを曝け出せよ ビルの谷間に鋼鉄の風 真夜中をかけるネオンライト 華奢な枠の中で踊るマネキンたち 安っぽく見せるだけじゃ足りない リアリティーよりもリアルをくれ 人工衛星からの視界なんていらない 照らせよ 届かせてくれよ 月灯り くそったれな今夜が終わる前に
「センニョのように」 真っ白い桃の 入浴剤 やさしく香る 湯船 変質な やわらかい 湯を かき混ぜる 真っ白い桃の 舌ざわりが 届きそうでも なんか届いて 来ない ピーチ・パイの甘いにおいで もう死にそう 私は仙女 この国を くまなくくまなく 愉しむ
110 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/10/05 23:59 ID:bgXCnL8s
今夜になって うっすらぼやけて 目の前のにごったウーロン茶を じっとみつめる うようようごめく 葉は無意識 僕たちはまた出会える 何度も 何度も 何度も なぁ ほしいものは見つかったかい 僕はここで生き残る 当然のように おなかがすくように 美しいように 月を見ることもなく 泣きそうになるのをこらえるんだ こらえるんだ
111 :
名前はいらない :03/10/06 00:16 ID:dVBwoxg4
あぁ・・・レナ・・・ 君に会いたい 君に会いたい 君に会いたい 君に会いたい 君に会いたい 君に会いたい 君に会いたい ただそれだけ・・・・・ 君に会いたい
112 :
てす :03/10/07 00:04 ID:OslwBY5f
死ぬことへの情熱をとことん突きつめるには、 夜はあまりに短すぎる 生きることへの情熱をとことん突きつめるのにも、 夜はあまりに短すぎる だからもし僕が死ぬならば夏至の夜を 選ぶだろう 夜が底に行きつく前に 死にたどりつきたい・・・
113 :
音 :03/10/07 03:02 ID:mXaFQVWM
「ベッドって こんなに広かったっけ・・・」 君がいない夜 ひとりで眠ることも 薬を飲まずに眠ることも もう忘れてしまったから 不安で不安で 怖くて でも手を切ったら また君が悲しむから 泣くことしかできないので 朝日はきっと 暗く滲むんだろう ううん 朝なんて こないんだろう
114 :
ツネコ ◆QYb3ZKny56 :03/10/07 04:02 ID:PjElgEDF
大丈夫
115 :
ツネコ ◆QYb3ZKny56 :03/10/07 04:03 ID:PjElgEDF
大丈夫
116 :
名前はいらない :03/10/07 04:04 ID:PjElgEDF
大丈夫 3回口に出してみた。
117 :
名前はいらない :03/10/07 04:13 ID:B8OGXRDb
_∧∧∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ |( ゚д゚)( ゚д゚)| < 寝る! |\⌒⌒⌒~\ \____ \ |⌒⌒⌒⌒|
バラライに権限を持たせたら必ず人間関係に使われます 自分の力だと思い込んじゃう プロジェクトなんてどうでもいいんです 彼女にとっては 敵をぶっ潰して自分に人望を集めるチャンス そうして小役人のようにシラを切るための権力なんです 何のために組織がそうなのか 権限委譲の仕組みが構築されているのか どんなに頭が良くても理解してない だから車でも組織でも大事故を起こすんです。 惚れた上司が上にいるときはそうじゃありませんがね
119 :
てす :03/10/07 23:18 ID:Ej34SWb3
死ぬことへの情熱をとことん突きつめるには、 夜はあまりに短すぎる 生きることへの情熱をとことん突きつめるのにも、 夜はあまりに短すぎる 白昼の死など、みっともなくて考えられた ものではない 夜はすべてを包み込み、深い海の底の底へと つながっている だからもし僕が死ぬならば夏至の夜を 選ぶだろう 夜が底に行きつく前に 死にたどりつきたい・・
120 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/10/08 00:22 ID:j9pjlKw9
真っ黒な髪は つやもないほどの髪は 僕のためきみのため 染めたんだ 必ずほほも染まる こんな小さな 世界で 誓うほどの勇気もない テレビの中はいつもキラメく 名前で 名前で 名前で 呼んでくれないか? 変われるなら今夜 変われないならそれまで 嬉し泣き叫ぶ明日になりますよう 願いを込めるんだ
121 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/10/08 22:07 ID:u0rQl8lO
こんばんは を キミにいえない僕に 少しでも光をともして これからのことも 白紙にして考えないで キラキラ光るテレビの中で 笑っている誰かの声を 静かに一人で 聞いてみたよ ただ力もなくて 立ち尽くすだけなら 誰も何も言わないだろう 頭を下げるたびに磨り減って行く自信に そっと頬を寄せて・・・ まだ及ばなくても すがりたくないけど まだ信じてる 信じてる 力いっぱい眠ろう
122 :
名前はいらない :03/10/08 23:15 ID:kqvUXygO
123 :
てす ◆QwaM9H3lKA :03/10/09 00:56 ID:iv9waEDS
死ぬことへの情熱をとことん突きつめるには、 夜はあまりに短すぎる 生きることへの情熱をとことん突きつめるのにも、 夜はあまりに短すぎる 白昼の死など、みっともなくて考えられた ものではない 夜はすべてを包み込み、深い海の底の底へと つながっている だからもし僕が死ぬならば夏至の夜を 選ぶだろう 夜が底に行きつく前に 死にたどりつきたい・・ 蕾ならば、夜が凍り付く前に 固く結んだまま死にたい・・
124 :
てす ◆QwaM9H3lKA :03/10/09 03:09 ID:YGhOKhxx
蕾ならば、夜が凍り付く前に 固く結んだまま死にたい・・ 最初の一息で、夜が凍り付いてしまう 事があるのだろうか、すべての内包された死と共に 中略・・ 冬の薔薇が朽ちかけた内部にまだ開かない 花弁を蓄えて、死んでゆくように
125 :
てす ◆QwaM9H3lKA :03/10/09 03:24 ID:l6gqp3XF
走日を追いかけて廻る花弁を 見ていると、地球が廻っているのか 花弁が廻っているのか解らなくなった 地平線に傾いた日射しの中で 最初の花弁が開いた夜には 夜は凍り付いてしまう・・ しかし、開かずに凍り付いた幾千の花弁の中に その運命の予兆を信じる眠りがあっただろう・・
126 :
てす ◆QwaM9H3lKA :03/10/09 03:32 ID:l6gqp3XF
夜が蛇のように地を這って 高緯度地方の冬は訪れる 硝子の氷も凍るほどの 寒い冬の夜には 奇跡の眠りを僕は千に一つの 花弁の中に見つけるのだ
127 :
てす ◆QwaM9H3lKA :03/10/09 03:38 ID:l6gqp3XF
蕾ならば、夜が凍り付く前に 固く結んだまま死にたい・・ 最初の一息で、夜が凍り付いてしまう 事があるのだろうか、すべての内包された死と共に だから僕が死を選ぶのなら、冬至の夜を選ぶだろう 地を這い来る白んだ朝 を畏れず死ねるから・・ 冬の薔薇が朽ちかけたその内部にまだ開かない 花弁を蓄えて、死んでゆくように
かぜの吹く夜は 決って なぜだか 頬が紅潮する こんな にぎやかな夜も めずらしいことよ 寝静まった人の顔 それを ひとつ残らず わたしの人魂が 見おろして 歓ぶ よろこびはこんこんと湧き出る清水のように からだを潤し、瞳を潤し、 涙と見まごう程 ぬれた両目が この にぎやかさを呪う 風のない日はないが 強い風の夜が めずらしい
「ヒットラー?それともキムジョンイル?もしかしてもしかしたら」 僕って ボクって・・・独裁者♪ 可愛く ゆかしく 性質悪く きょうも立派に 詐欺稼業♪ 「ここまで細かいところー。だァれも突っ込んでこないだろうウヒヒ」 大きく ずるい わけじゃなく 常に小さく ずるいのが 小狡い てめーの隠れ蓑♪ 可愛く尻尾を かくしても どす黒い野望が かくせ〜な〜い〜!!!
↑曲つきです。。。
「夜の薔薇」 夜が蛇のように地を這って 高緯度地方の冬は訪れる 硝子の氷も凍るほどの 寒い冬の夜には 奇跡の眠りを僕は千に一つの 花弁の中に見つけるのだ 蕾ならば、夜が凍り付く前に 固く結んだまま死にたい・・ 最初の一息で、夜が凍り付いてしまう 事があるのだろうか、すべての内包された死と共に 地を這い来る白んだ朝 を畏れず死ねるのだから・・ 冬の薔薇が朽ちかけたその内部にまだ開かない 花弁を蓄えて、死んでゆくように
誰もが僕に愛想を振り撒いている 他人の目で 暖かくない優しさを見せる 同情 憐れみ 或いは畏れ 立場に疑い 言葉を避ける 遠い眼前 手を伸ばせば更に遠く 心を閉ざせば尚冷たく 真空を漂うように僕は眠る
舞台の上で けつまずき、 転がり落ちていく彼女 トウシューズの先に仕込まれた 縫い針 さあそこからどうする バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ バレリーナは ただ 黙って 曲の残りを 踊る、のみ 息絶えるまで
頑張っていく 気持ちを切らさない 繋ぎ止める何か 大切なそれ どんな奇麗事よりもリアルな ドス黒くて生臭い己の命
孤独だ それを感じて 枕の位置を直す
前へ進みたい そう思うのは 立ち止まっているからだ
137 :
名無し詩人。 ◆sDgfe58Py. :03/10/13 03:50 ID:d5fzzodn
腹が立つこと は 怒り どうやって消化すればいいんだろう? 泣きたい、泣きたい
138 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/10/13 03:51 ID:Q2wKc72C
139 :
音 :03/10/13 05:25 ID:w+ECQ7gN
こうやって 今日も夜明けまで 空を眺めて 雲を目で追い 陽が上る頃 薬を流し込んで 寂しさを流し込んで 夜まで眠る
夜に浸かった魚たち 黒面のしぶきが月光を放つ うさぎ待つ幻灯に駆られ 夢翼をあきらめず
「この世の風」 被害妄想の風は まだ 顔を上げられないような 神経の痛みの上に生じた熱を以て 成り立ち得、 世のおわりまで 今も むかしも これからも 人々たちの 間を 吹き抜けてゆくんでしょうね 抵抗を試みたあの日、私の手は かつてない美しさだったでも、でも あの うつくしい 上昇気流を 手で 遮ることは やはり できない 「もうお家に帰りましょうよ」 若くして逝った 当時の美しさに いまだ輝き続ける 母の声 まるで澄み渡る真冬の青空のようなこの光景は でも、この世のものではないんですね 被害妄想の風に 吹きさらされては倒れ じきに立ち上がって歩み始める 私とは ちがう
142 :
名前はいらない :03/10/18 23:18 ID:pLxe6Pq9
ぽつりと言った「まあいいか」 すぐにごちる「いいわけあるか」 毒づく「せいぜい幸せにな」 ああ「あああー」 「っしゃあ」
143 :
名前はいらない :03/10/18 23:35 ID:Jg3KiYU+
「友よ」 受動と能動 内側と外側 空想と現実 先天と後天 自然と人工 真理と事実 本能と理性 僕と君 君と彼 彼と僕 僕らは大して変わりゃしないのさ
144 :
純♀ ◆Venus/0Oiw :03/10/19 04:35 ID:hSjDAAD7
目覚めてあの詩を読む 105ページ目の切なさを 『ポロリ、ポロリと死んでゆく……』 あの詩に胸をうたれつつ、 読んでまた寝てしまう 眠気には勝てずじまいで おやすみなさい おやすみ
誰も身方がいない 身方は自分だけ 後は全部敵だらけ それでも、巧く生きてる 奴は悪魔と友達 僕は、一人最果ての島に行き きっと修道僧に なろう 檸檬も育たない 西瓜も育たない 渡り鳥が立ち寄るだけの 小さな島の 断崖に立つ、小さな修道僧の小屋 毎日晩まで、祈りを捧げ 神の言葉を暗記し 手作りの、パンと塩だけ食べて 生きてゆくんだ それまでに、手足をバタバタさせて この世の中でダンスを踊る それまでに、手足をバタバタさせて 君に送る手紙を書こう
146 :
名前はいらない :03/10/20 01:11 ID:GzCiBuS4
電気様 経済様にありがとう
身方など一人もいらない 身方は自分だけでいい 友達など一人もいらない 友達は犬だけでいい 一人また一人と死んでゆけ 最後に笑うのは私だから
お金などいらない あっても邪魔になるから 人生などつまらなくていい 楽しくても鬱になるから 一人また一人と死んでゆけ 地獄に堕ちて苦しみなさい
心の上下は 距離にすると 高級住宅街と安いアパートくらい 離れてるようで近くもない
私に究極の地獄と 究極の孤独を下さい 最愛の人よ私を裏切りな 神よ私を見放しな そして、私は生き抜くのだ 無様に、徒為に、 探しているのは 殺伐とした孤独と 跋扈とした悪霊 そして無間地獄
隙間から見える青空を拒んだ どこまでも 夜明けの無い閉ざされた 重いだけの変な気ぐるみ
152 :
庭 :03/10/22 23:14 ID:tBx8OQnn
雨音しかきこえない 目を閉じて今日を消化する 閉ざされた空間で 光を探しながら 朝の光を待つ
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ありがとう あなたは私を罵倒する 私はあなたを冷たく笑う なぜ あなたはそんなに自分を偉そうに見せるの? 洪水のように他人にばかり押し流されてるあなたを見ると とてもかなしい・・・ 昔の自分を見ているようで・・・
眠れない夜 嘘を一つ浅く吐き 少し憂鬱になったら もうあとは 何も恐くはないね。 ただ落ちて行こう。 この夜に。 このわだかまりに。 少し寒い10月の朝を 待つよ。 何も言わず待つよ。 声を殺し待つよ。 夜。
誰もが笑い 誰もが喜び 誰もが幸せであるかのように 祭は続く 皮一枚 その奥に 触れてはならない逆鱗を隠しながら 祭りは続く 深く考えずに どんな結果になろうと 楽しい部分だけを見ればいいと わざわざ声にして まるで 自分自身に言い聞かせるように 本質から目を背けながら 本質そのままの祭に酔う 彼らは狂っている 確実に、狂っている 祭りは続く 僕は怖くなって 或いは僕も狂っているのか 誰もが頑なに触れようとしない 逆鱗に手を伸ばす
あなをほりたい ほってほってほりまくる よこじゃないよ よこじゃだめだ したにほりたい したじゃないとだめなんだ したへしたへ したへしたへとほりすすむ どんどんしたへほっていって いりぐちもみえなくなったら しゃつもずぼんもぱんつもくつもくつしたもぬいでやる すっぱだかだ あせびしょびしょだ あせもしたへしたへとたれていく そしたらあせもいっしょにほるんだ したはあせでぐちょぐちょだから あしのゆびのあいだから どんどんどろがわいてくる それもひとつのこらずかすめとってやる かえりどろでめはつぶれてはなのあなもみみのあなもうまって さかいめなんてわかりゃしないから ただしたへしたへおちていけばいい うしろにかってにあなはできている かってにできてるけど そのあなはおれがほったんだぜ
158 :
蒼 :03/11/02 02:25 ID:6WeBveds
「路上」 ねじくれた君の哀しみを癒すものなど ゴミ箱を漁る野良猫にしかできない けれどもその救いの手すらも 君ははねのけてぎこちなく笑う どこで道を間違えたのかなんて 考えもしないでただ過ぎてゆく 君がいるその通りの名を 僕にはもう思い出せない 人にはいつか殺すか死ぬか選ぶときがくる こころの中で繰り返される妄想 けれどそれが現実と知るまでに 君は既にいくつもの垣根を越えている どこが安住の地だとしても 気づきもしないで唾を吐く 君がいるその通りの名は 僕には多分二度と言えない 耳鳴がする 世界が歌ってるんだ 君に落ちる夜も 君を避ける朝も その通りにはないんだ 光にかざした背徳の色を いつか表現できたとき きっと僕もそこにいるよ
「晩秋に」 夜は つめたく わだかまる。 すきな人にすきだといいたい。 やがて薄まり ながれて 消えた。
160 :
名前はいらない :03/11/02 05:01 ID:8zocLMF9
悪夢を見て目が覚めた。 こんな時間に起きてどうすんだよ。 朝を待つのが苦痛。テレビもやってないし。 早く太陽昇れ。マジで。
異国で罵倒される夢を見て 泣きながら目を覚ました ラジオを消さずに寝てしまったらしく ニュースが頭の上で鳴っていた 「出テイケ日本人」 「歴史ヲ忘レルナ」 何てことだ あれは夢ではなかったのだ
162 :
ダストキャット :03/11/05 00:27 ID:RWtzcSFk
「てんし」 悪意など全て捨てて 私はてんしになる。 そして一人きりで歌を歌おう。 夜をこえて歌が響き それでいい。 何かが壊れる音がした。 ああ この幻想が過ぎていく。 今はもう悪意を抱え 生きるしかない。 てんしになれない。 何を歌えばいい。 てんしじゃない私は 一体何を歌えばいいというのだ。 夜。 答えてくれ夜。 歌を 歌を教えてくれ夜。
163 :
山下ヒロム :03/11/05 00:42 ID:/B+6Qm8X
やすぉのアナル舐めたいな ペロペロペロペロ舐めたいな やすぉのアナルは蜜の味 僕の心も蜜の味。
「心の叫び 魂の叫び」 ああ感じ悪いぜ! だいいち不愉快 なん だよな ! 愛なんて 乞わないさ ああなんて かっこいい 41さい 僕ちゃん 大きな大きな 心の叫びを きけ(゚Д゚#)ゴルァ!! ちっきしょうこーなったら ふてくされた家庭でテレビでも見るか・・・ さあてと・・・おっ?おっ?おっ? 液晶じゃない ディスプレイの 向こう側から 「僕ちゃん がんばれ がんばれ」と 呼びかけて 応答してくれているやつら おまわりさんに 裁判官に 政治家に 科学者。 アーティストそれから なんと 僕ちゃんが実際は 出 た こ と も な い 東 大 ま で が ! 「ありがとう。みなさんありがとうっ」 当然だろみんな俺のダチなんだようぅぅっと思いつつ ありがとうみんな心から フォーエバーーーーーー ぽくぽくちーん
『 真夜中の詩書き 』 似ていても 似ていなくても まあ 書きたい気分と 書きたいことが シンクロしたら 手近にあるもので とりあえずメモをとる じっくり練るのが 百年後になっても たった1秒後のことでも 書けるときに書いて 書けない日には ぼんやりとお茶を飲む
「風邪はどこから」 去年の風邪は 喉から 一昨年の風邪は 鼻から 今年の風邪はどこから いよいよ 来るの 秋晴れの裏で 曇り空の 黒ずんだ裂け目に 差してくる 向こう見ずな、陽の ひかり を 見ている 障子の破れ目から、窓越しに 片目でむしろ「覗い」てる そのちからの極みまで ちいさく ちいさく ちぢこめた私自身、覗く。 「そんな日もあるわよねえ」 「あら。こんな日もあるわよ」 そうそう、あのねえ。 今年も風邪ひいちゃつた
「激流に流された母の訴え」 私のことはどうでもいいから だれか助けて 私の娘を はやくしないと 激流に飲まれてしまいます 私より私が丹精込めて、愛情込めて 育て上げたああ、娘を 助けて 浮き輪やロープは私にではなく 私の子に投げてよ 私は、死んでも 私の娘を残したい まことの命というものが 私のじゃなくて 一体何が悪いのですか 命を失えば死ぬだけ 私の娘こそが私にとって「まことの命」だという 価値観をみなさんは知らず 命を そんなに、否定しますか
「心に詩が。」 心に詩が 満ちあふれるくらいならば 地面に 吐いて、くれてやろうよ くやしいけれども つらけりゃ つらいで 地面に 吐いて、くれて やるのね、私は。 きれいな言葉も 汚い言葉も 顔も かたちもなくなるまで、吐いて吐いて、 吐いて、くれてやるから いまは路上に 溢れるわたしの詩は さんざめく 波 負けたら負けたで やがて この肩が 背負う 旅の重荷でしかない わたしから出た詩は 重いのか それとも軽いか 心に詩が 満ちあふれるくらいならば
169 :
名前はいらない :03/11/13 05:03 ID:u2rsm1Vp
夜を壊してやりたい ナガナキ鳥が叫ぶ前に 鎖で縛られた朝は勘弁だ しかし今晩も 俺は夜のまどろみに溶けていく
170 :
阿麻 ◆snPLcxRxd2 :03/12/10 01:27 ID:TZqlDELc
「盆地の冬」 炬燵に 足を入れ あたたかい 盆地の冬は 絶え間もない風がしみるが なおも暖かな うちの炬燵 寝入りばなに どうしても 頭を離れない イラクのこと ああ どうしたら いいんだろう わたし 盆地の師走 北風は 無数の針の矢 とんで くる 現実に 温い炬燵は盾のようなものだわ もしも そうなら
171 :
てす :04/01/10 05:44 ID:Gte25PB2
風は何処から吹いてくるのだろう? 何時しか調べてみよう 宇宙の裏側に大きな喇叭があって そこから吹いてくるのだろうか? 鍋の蓋を合わせたようなシンバルがあって そこから吹いてくるのだろうか? 檸檬色の風が 街の音域を上げた
172 :
阿麻 ◆snPLcxRxd2 :04/01/10 06:33 ID:60j61xXc
「冬の花」 かじかむ指が 不器用に くるみボタンを 割る いくら 暖めても 暖めても 体のしんから おまえを凍えさせて しまうのだ くるみボタンの赤い布地が 床を愉快そうに転がる ひろわないで わたしは こうしていたいから 朝がくるときは 氷柱のバラ園で 目覚めさせて あなた
一人前に泣くんじゃないよ おまえが転んだくせに 一人前に怒るんじゃないよ おまえが殴らせたくせに 一人前に喜ぶんじゃないよ おまえは何もしてないくせに 全部おまえの一人相撲 おまえなんか死ぬ間際 俺のような人間になるなと ひとりつぶやくのが関の山 最後にいっておきますが おまえの言葉は聞き飽きた