詩板&DTM板連合CDデビュー企画スレ

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771撫子
「陽だまりの風」
手のひらをすり抜ける しなやかな銀の糸
ひらひらとアゲハ蝶 さらさらと心なぞる

陽だまりに ホゥとひとつ 小さく息ついて
憂いを捨てたなら ここに行きついて
かけらを踏みしめる危うさも請け負って
靴を脱いだなら 足の裏に若草たちの息吹
思い込みを捨てたら ほら
あなたのそばで なにかが光るでしょう?

大事なことはいつも目に見えないけど
見えないだけで いつもそこに在るの
「must」を捨てたら ほら 
大事なものが少し見えたでしょう?

君と僕を結ぶ やわらかな銀の糸
ゆらゆらと木漏れ日 きらきらと髪ゆれる

涼やかなせせらぎに ため息を全て流して
無邪気な微笑みに 少しホッとして
うるんだまなざしは 何を見つめるのか
儚くも可憐に 健気に咲き誇る花
枯らさぬように 守ってゆきたいから

譲れぬものは心の一番奥に
譲れぬもののために強くなれるから
見えないものだけど 感じて欲しい
心の中に吹く 強い想いの風を
「mast」を立てたら ほら
風をつかまえて 航海は始まるよ