38 :
カヤナ:
まぁ こんな日もたまには良いね
外は相変わらずの雨だけれど
まぁ 狭い傘に二人並んで
たまに雨音に声 掻き消されたりして
曇る空に 二人のこの先が
埋もれてしまわぬように
育つ花に 君を重ねて水を
枯れてしまわぬように
強がりも言い訳も
どんな嘘も愛の言葉も
もう生きては居ないけど
こんな日でもどんな日でも
愛し愛されたあの日も
ただ 君をほんとに好きだっただけだよ
まぁ 頼りなくて君は何度も泣いたけど
その度に僕等強くなれる気がしてた
まぁ そんなのはもう昔の話で
思い出せば今度は僕が泣いたりして
繋ぐ指に そう何もかも
巻き付けたはずなのに
触れる唇 そんな一瞬で
君を縛る事など出来ない
僕の事も二人の事も
あの日の事も何もかも
君はいつか忘れるだろうけど
君の事も二人の事も
あの日の事も何もかも
僕は今も忘れようとするだけだよ