ギッパツェ ちから
ギッパツェ ゆうき
あなたとわたしみんないきている
だからこそ トゥルモギ
ちからづよく トゥルモギ
春に咲く 花のにおい ギッパツェ だからトゥルモギ
あなたのその笑顔 トゥルモギ
夏の小川に足を入れて感じる ここちよい冷たさ それにもトゥルモギ
秋の澄んだ空 渇いた土のにおい 落ち葉のにおい トゥルモギ
積もった雪をふみしめた音 しずかな冬の日 トゥルモギ
ギッパツェ あたたかなあなたの声 トゥルモギ
どうして生きているのか分からなくなったときには
トゥルモギ そうすればきっと分かる
あなたがいまここにいるすばらしさが
ギッパツェ 静かな朝 せみの鳴き声 トゥルモギ
せかいでは 今も誰かがなみだを流している トゥルモギ
君の目には迷いがない その澄んだ瞳 トゥルモギ
雲が動く まるで生きているかのように その瞬間 トゥルモギ
あなたの笑い声 トゥルモギ 流れるその涙 トゥルモギ
ぼくのこの胸の痛みも トゥルモギ このくるしさも トゥルモギ
木々のささやきも トゥルモギ 川の流れる音も トゥルモギ
昨日の強い日差しも トゥルモギ
今日のしっとりとふる雨も トゥルモギ
まだみぬ明日の風も トゥルモギ
ギッパツェ ぼくは トゥルモギ おじいちゃんも トゥルモギ
おねえちゃんも 犬のシロも 猫のリンダも トゥルモギ
先生も 駅であったあの人も 河原で寝そべるあの人も
自転車に乗りながら歌を歌うあの人も
泣きながら雨の中たたずむあの人も
疲れきった目で歩くあの人も
みんな トゥルモギ
そして きっとあなたも
ギッパツェ
いまどこかでだれかがうまれた トゥルモギ
そしてまたどこかで だれかがねむった トゥルモギ
ぼくは 生きている
トゥルモギ イェー