☆詩をフラッシュにした詩 5☆

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305薙牙煉
ある者は言った。
まるで、ガキのお遊戯のように、
まるで、下手な芝居のように、
その台詞を吐いた。

アア、ミナニ ミトメラレタ カクメイノ シャシャ ヨ
カクメイジ ハ アオラレル ソレハ ドウショウモナイ シンジツ
ソレハ ヒガミガウミダス ニンゲンノ ミニクサカ サガ ナノダロウ

サテ、 モウイチド ハバタイテ ミテハ ドウダロウカ
ツバサヲ ヒロゲテハ ドウダロウカ 

風が吹き、緑の野が 揺れるだろう
流れを つくり 揺れるだろう
風は 少女の 髪を揺らし
風車の 羽を 回すだろう
季節を知らせ、 巡り知らせるだろう
男に 種を蒔けと
女に 水を蒔けと
子共に 笑顔をもたらし、
全てを、殺すだろう。
風は 死神をもたらした。
神をも 恐れぬ 死神を
祈りさえとどかぬ 魔の手を



それは お前だ ピンフラ かと