中学国語3 伝え合う言葉 「人はなぜ書くのか(著者 汐見稔幸)」内で出てきたTちゃん(小学生)の詩
好き、というか気になった詩です。自分も父親を亡くしているので心に来ます。
題:母の日
わたしのおかあさんのなまえは
やえ子
としはきょねんとおんなじ
目をつぶると
おかあさんの顔が見える。
おかあさんは
もうとりをとりません。
おかあさんは
T子が小さいときやさしかった。
先生がくれた赤いカーネーション
おかあさんのおはかにあげた。
おはかの石がつめたかった。
カーネーションが雨にぬれた。
あきちゃんがだまって
かさをさしかけてくれた。