1 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :
2 :
厨ぐらいのモグラくん:02/12/27 02:42 ID:QKyXAnuq
2
3 :
白鑞金:02/12/27 02:58 ID:Hokz7fDx
クールなものがいいらしい
じゃあ僕の出る幕じゃないなともおもい
なんとなく 待っていた夜更け
満を持してのぼって来たそれ
「もつっと詩をくれ3」
ふいに僕の脳天よぎる 忘れもしない芭蕉の句
「のつと日の出る山路かな」
4 :
名前はいらない:02/12/27 03:17 ID:3z3b9SK8
もしやスレタイ誤字つった?
もつっとガンガレ 記念由紀子
6 :
無名小説:02/12/27 12:37 ID:P6O5dUE2
いくつもの死
いくつもの死を
いくつもの死の下へ
いくつもいくつもの死を
いくつもいくつもの死の中へ
いくつもの無数の死を
いくつもの無数の死の上へ
坂はしまい込んでゆく
いつもの、いつものように
#印つきでもいいのでは? 続スレおめ、です
7 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/12/29 02:36 ID:2w2TP/N2
「俺便器の渦波に見とれて」
鼻が詰まってしょうがなくて
バニラの臭いのするあの薬を飲んだ
常に心は1人に1個
そんな常識がバカバカしくて笑った
俺が心なしか吐いたゲロには
過去に歌ったらしい演歌も
すでに諦めたこの先の熟睡も
熱帯雨林に密かにぽつんと現れた
超現代的な渦の有る風景に目を落としてて
それからしがたにぽつんと
肛門から斜め面をしておならをプー
いかなる権力に対してもプー
弱者にも
弱者に縋る寄生君にだってプー
ホーローサッシの艶のある何も無さ
横断歩道に排便する現役自衛隊官
真心だって余ってるから
窮屈な想いを吐き出しては見とれる
決してティッシュでは拭えない
眼球が膿の異臭を放つ夜
俺は便器に流れ去りのたうつ
君や僕やの売り物にならない表情を
隠したんだ
8 :
無名小説:02/12/29 13:43 ID:JlpIkZCd
ムーンウォーク
たっかなかしく歩、だた、はら僕
9 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/12/30 01:39 ID:x0IRfbTa
「夢想」
揺れている思い
影と重ねて
夕暮れに星に座る
座り心地の悪い星だけど
ぐるぐると回っているあいだに
なんだか頭がぼんやりとしてきたよ
言葉が言葉で
思いが思いで
うち消された費やされた頃になったら
星はゆっくりと馴れた手つきで
今日に煙幕をはってゆく
このままでいたい気持ちを
あなたと分け合いたい気持ち
影が輪郭を失っていくよ
10 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/12/30 02:04 ID:x0IRfbTa
「歯並びの悪い猿」
歯並びの悪い猿ばかりを集めた施設で
居場所のない若者ばかりが集まってボランティアをしている
グルーミングに明け暮れる毎日と
マスターベイションに明け暮れる毎日
空にはゲームのビープ音が流れて
今夜は猿が一匹埋められるらしい
僕らは硝子越しにそれを眺める
毎年のことさ
気にしないで楽しむ
正直に言えば
猿とだって家族になれる気持ちはある
でも太鼓を打ち鳴らすあいつは埋めたい
僕は指先にだけ化粧をして うふふ
ゆっくりと笑うけど
蚤だらけ
11 :
a°M?μ ◆oUVabUhato :02/12/30 02:04 ID:x0IRfbTa
「蚤だらけ」
歯並びの悪い猿ばかりを集めた施設で
居場所のない若者ばかりが集まってボランティアをしている
グルーミングに明け暮れる毎日と
マスターベイションに明け暮れる毎日
空にはゲームのビープ音が流れて
今夜は猿が一匹埋められるらしい
僕らは硝子越しにそれを眺める
毎年のことさ
気にしないで楽しむ
正直に言えば
猿とだって家族になれる気持ちはある
でも太鼓を打ち鳴らすあいつは埋めたい
僕は指先にだけ化粧をして うふふ
ゆっくりと笑うけど
蚤だらけ
あ、ミスった、、、
13 :
白鑞金:02/12/30 04:13 ID:BeYc6+Q1
太鼓を打ち鳴らす白鑞金
もちろんそれは
ブリキの太鼓
さむがりやの白鑞金
口をついて出てくる言葉は
もっと寒い 寒い夜を下さい
あんたは馬鹿かと
いかれた奴には近づくでない
ゆらありゆらり煙草をくゆらせ
これから よっぱらいのうわごとを聞きに行く
よっぱらいからのメール
言いにくいのだが
言いたいらしい でも
今晩は一人で過ごせ
14 :
詩人に梔子:02/12/30 06:31 ID:qaVjPdb9
「青春」
たどたどしい足取りで近づく君を
僕は否定し 追い払い 内側から鍵をかけた
ドアの外で泣き叫ぶ君を嘲笑って
昨夜満たせなかった 恋心を満たす
そんなものだけが ぎらぎら輝いて見えたあの日々で
僕は多分 腐っていったのだろう
不味い煙草をふかして 美味いと言えていた
嫌いな人間に向かって 愛してると言えていた
答えを見つけるだけが 真実じゃない
そう思い込んでいたあの日々に
僕は帰りたいのだろう
帰れないからこそ 帰りたいのだろう
今はもう 腐ることさえ許されない
涙が出る
とっくに捨てた筈の 涙が出る
15 :
名前はいらない:02/12/30 08:08 ID:ZevK9xN/
「ほほえむしかないね」
君わらった 君わらった
世界が明るくなった
16 :
名前はいらない:02/12/30 08:09 ID:ZevK9xN/
スレタイ最高ー!!
新スレオメ
スレタイワロタヨ
マカはクッキーが文字化けするから不便そうだな、、
>>13 白鑞金さん
あんたはnの男版ってかんじのキャラだから、ちょっとレスすると連続カキコで
返されそうで怖いんだw
京都でしょ?nから聞いた。俺奈良。何してる人なん?
>>14 詩人に梔子さん
俺的に貴方は天才だとしか思うえないです。。
すばらしい詩ばかりをありがとうです。
過去が一緒かもしれない、だって共感できすぎな詩ばかり書くからね
貴方は。
>>15-16 いい詩です
俺も笑いたいです
>>17 317タン
マカーをそんなに馬鹿にすんなw
19 :
neri ◆yNlw8TzHjk :02/12/31 02:01 ID:R8aZMNC8
新スレおめでとうございます。ひさびさの詩板来訪なのですが祝わせてください。
20 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/12/31 02:13 ID:dc0BAZzB
「リザレクションだばかやろー」
この場所と漢字で書いてから
椅子に斜めに座り直して
エビをフライにしている君を眺めている
宮殿の様なキッチンで
新しい恋を冷ましてしまおう
君がもともとは大切だった意味と
格闘することでだけ
新鮮なすばらしい敵を崩しにかかれる
関西は恋で溢れるダサい場所
スーパーに火を点けたら
一周回って俺のとこにまた火が点いた
抱きしめてる時の俺のノリの悪さ
記憶を無くした早朝に観た夢
この気持ちこそが大切なんだ
21 :
下手レ:02/12/31 02:20 ID:Zp5wmb2i
ふっゆー(ダイメイテキト
指先が赤くなる頃は
息が白くなるから
君が声を出さなくても
何か話している様で
やがて雪も降ってくる
暖かい白い息が消える前に
その息をくれないか
やがて赤くなった指先も其の色のままに
今の半分の時、君と居ない時は
雪を溶かす事なんて出来やしなかった
ただ指先を狂わせるものだと思っていた
頬が赤くなる頃は
暖かい場所で
窓には白いカーテンが掛かる
此処にはあなたしかいない
やがて雪は溶けてゆく
暖かいこの部屋から溶けてゆく
その息が溶かしてゆく
やがて冬は暖かく染まっていった
見上げれば深く冷たい空から落ちてくる
そんな雪に恐れ震えていた時は消えた
だって今は深い温もりがこの部屋に居るから
いつになったら上手くなるんでしょうか 下手レさん…
22 :
下手レ:02/12/31 02:22 ID:Zp5wmb2i
(゚Д゚)シネ。マチガエタ >ジブン
>>19 neriさん
祝ってください新スレなんです。始めましてですかね?
俺あなた大好きなんですが最近見なくてさびすかったです。
ゆっこさんも最近見ないな、、
>>23藪鳩さま、ありがとうございます。感激です。
最近は2ちゃんねる断ちしていました。
傷つきやすい自分にはきついかなと。笑
でもまた来ますね。今年はもう終わりですが来年よろしければ
仲良くしてやってくださいね。
おやすみなさい☆ミ
25 :
白鑞金:02/12/31 06:28 ID:xcSm5mBU
>>18薮鳩さん
>レスすると連続カキコ→しませんよ。出来るだけ不要な言葉を削っていこう
と試行錯誤中です。
>京都でしょ?nから聞いた。俺奈良。何してる人なん?
→実家はそうです。南座から清水寺にかけてのどこか。今は大津です。昔はコ
ピーライター。奈良だったら西大寺駅前「奈良ファミリー」ってSC(近鉄百
貨店・ジャスコ・専門店150店鋪)ご存じないですか? そこの表紙や、
秋のコレクション、とりわけ勉強になったのは150店鋪分のコピーでした。
で、現在は自由律俳句誌「層雲」の誌友です。ところで「マカー」て何ですか?
26 :
名前はいらない:02/12/31 10:40 ID:lNwUI880
「休日」
揺れている心が
揺れている風景を捉えると
それはじっと止まっているように写るもの
僕がおもしろがって釣り上げた魚は
呼吸を止めてまで
じっとこっちを見ていたっけな
川が流れるのを橋の上から見ていた
川面に雲が流れに逆らって流れていくのを見ていた
揺れている心があくびをしたから
僕は携帯電話の電源を切った
人が作ったものが目に入らない場所をさがして
どこまでも歩こうかって気になってたけど
結局君に邪魔をされた
気がつくと君のことしか心になかった
SAYONARA (ドリカム)
さよなら もう あなたとは 会わない
さよなら 彼女なしでは
春は街抜け出した 朝焼けをさがして
・・・・・・眠い 腹減った 飯くってこよーーーっと
「少年」
自称言葉を無くした少年 が
俺言葉を少し借りてきたんだ と言っている
同じ事ばかりを言う
悲しいだ
愛だ
そして悲しみや愛の事を問うても
何も答えない
そのための言葉を持たない
私は少年の目をじっと擬視した
するとその奥底には
紛れもない悲しさや愛の
意味が満ちている
彼はしかし言葉を無くしたとしか言わない
そのあとそして
愛だ悲しみだと舌を噛むほどに
吐き出すばかりだ
「羽根」
嵐 裸足 猟銃の吐く息
摂氏 泥濘 痴呆めいた閃き
足の着け場が無い様子を
空を飛ぶと云うのさ
片口鰯 津波 歯槽膿漏の鮟鱇
狂言壁 動揺 肋痛の不気味
↑の狂言壁→狂言癖に修正
「暖慢な姿勢」
僕が寝転ぶと途端に街は立ちあがった
膝を曲げると虫が起きた
羽音を聞くと眠くなった
街は車を持ち上げて叫んだ
私は空高くへと形成するのだ と
電柱を棘のように全身にまとった街が
途方もない数の室外機の回転を勢いづけて飛びたつ
僕はなんとか首をもたげて
今朝履いた靴の先っちょを見ている
「思考停止6」
あなたをこの手に抱きたくて
僕は見えない景色を描く
行けない場所に捕らわれたまま
今日も胸の内を話せずにいる
光を失う言葉を知っているよ
僕が憶えた生まれたての罪さ
ここから行き着く先は何処でも
この痛みを知らせるためにゆくのか
あなたへの想いを把握できないでいることが
僕の今のなによりの安心なんだ
↑思考停止6を「思考停止7」に訂正、、
「未来さ」
まばたきはまるで植物の節
僕らがどんどん成長を止めない意志
バラバラになった過去を縫う
植物の蔓のような節
嗚呼、照りつける太陽がこの世を救う、、
てな臭い台詞を噛み締めて微笑む
薔薇園でロケット花火
その横で唄うたうのはジェット機
切なさの唄
輪郭溶けてスクリーンに消えてったのは誰?
裸の脚力で飛んでったのは君
息も瞬きも凍えさせるほどに
君が去ることが怖かったのさ
いまいる此処はあの頃に見た密度をまとって
それでも唄うたう未来に嫉妬している
通りすがりなんてある意味すごくいい気味
天ぷら天ぷら僕は揚げ物
笑い声がぱちぱち
明日を乗せた君の黒髪
36 :
ちっち ◆FMiYTdsunc :03/01/03 23:24 ID:xIibSu9b
>藪鳩さま
>33「思考停止7」をフラッシュにしたいのですが宜しいですか?
>>36 いいですよ そしてはじめまして。
貴方の精力的な活動力は前々から拝見していました。
そして俺なんかの詩が相手にして貰えて光栄なかんじ。
>藪鳩さま
ども!です!
>>39 ちっちさん
俺は詩の上において行間を空けたりするのがすごく照れくさくって駄目なのですが
貴方のフラッシュにおける間はそのままに行間だったりして
表現が原稿用紙を突き抜けた文字列ってな感動を少なからず得ました。
これからもずぶっと頑張って下さい。ずぶっとずぶっと、、、
>>藪鳩さん
ありがとございます。精進します。ども、でした。
42 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/07 01:13 ID:1ofYRzsz
「はら」
俺の腹の中にガキがいる
暗く沈んでやけくそな時とか
その俺の腹の中のガキに
笑われてるような気がする
さっき食べたクリームシチューもエビも
その養分を吸ってこいつが育っていくのかっておもうと
なんだかすごく歯がゆい
俺は腹を割きたい
黒い黒いガキを出したい
産む穴が見あたらないからといって
俺はずっと世話など焼かない
2階の俺の部屋の窓から
まっすぐに見える電線に吊して
それをつつく鳥たちを
身籠もらせてやるんだ
43 :
esu:03/01/07 02:12 ID:m2+OWW+b
「二人」
2人で支えあって
2人で生きて
2人で死んでゆこうよ。
君といつまでも。
君と2人で
子供を育てて
孫を抱いて
君と2人で生きてゆこう
君と2人で共に生きて
いつか同じ墓に眠る。
そうしていつまでもいつまでも
2人でいよう。
この世の終わりをながめながら
44 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/07 02:48 ID:1ofYRzsz
>>43 最後の一行が全てなかんじですね。
墓が存在するこの世にはこの世の終わりはまだ来ていませんよね?
そこのところが味噌。深いです。
「墓」
二人が生前から眠っていた場所
それはこの世が眠る墓
産まれてしまったことを
巻き戻してみても
一切が息をもしない世界
呪文を唱えてみる二人
眼前に幻でもいい
見つめ合いながら墓に入ろう
この世が再び芽吹く朝まで
僕は君のことを忘れないで眠れる
気がしている
45 :
esu:03/01/07 20:48 ID:ABIOk0/N
>薮鳩様へ
御感想ありがとうございます。
これは両親を見て作った詩なんですよ。
両親は離婚しちゃったんですけどね、希望というか、願望というか・・
「墓」という題がブラックな雰囲気ですが、実は永遠の愛がテーマなんですね。
墓は一体何なんだろうと考えました。宇宙のような、母の体内のような・・・。
「この世が眠る墓」荘厳で大きい物語が始まるような気がしました。
この言葉気に入りました。
「まんぐり狂い」
菌体密度・がたがた震える・すっかすか
俺がエロい理由は俺が考えるからいいよちんかす
すっかすかだった今までの性交を
一撃で砕き散るかのごとくなお前の密度に満ちたマグロ姿
大丈夫だよ朝は来るから
74式の後部座席に欧州風のダッチワイフを2体と
お前がもて遊んで飽きたテディーベアを7体
あのときもうちょっと右に座ってくれてたら
新しい気分がこっちに座れていたのに
菌体密度・がたがた震える・すっかすか
菌体密度・がたがた震える・すっかすか
ばばくさいが産まれそうだよ
助産婦さんこっちだ
もっとこっち・もっとこっち
「思考停止8」
時間はこのままでいい
速度を変えないでほしい
僕が忘れないものは
そのまま君も忘れないものであってほしい
気まずいこんな時間が大切
とてもとても大切
また明日君となにか話す事実
時間はこのままでいい
時間はこのままでいい
「ぬかりなき試行錯誤に延長線を引け」
目の前の国道で犬が転ぶほどにも君は
辺りを朱色に染めるほどの口中をさらけ出しながら
大声でただ大声で
孤独だとか虚しいだとかってぎりぎりに対して
自分には追いつけない虚しさを感じ取って
大声でそんで大声で笑った
僕はやっぱり君とは違うから
蟻みたいにミニマルな穴をだけ掘るけどさ
どうだろうこの世界すべて
なきにしもあらずなビデオテープだかなんだか
そしてぬかりなき試行錯誤に延長線を引けばいいよ
ずっと感じるままに痛けりゃ痛いと言えばいいさ
鉄柵が逆撫でしている自由願望を無視する
言葉を腐敗物扱いしてやる
四足歩行で線を引き続けてやる
「分裂的考察」
1.真っ先に疑うべきもの
2.諸問題を問い詰める為の方法論
3.興味の行方と実生活
4.暗喩と暗喩的生活
5.思考ゲーム
6.安静について
7.他と分かち合うもの
8.排他について
9.分裂的思考と観察
10.美しさということ
1.真っ先に疑うのは己である。
誤りということについては、己が正しいという
確証は何も無い。しかし唯一信じたいと想うものは、
各々が己の内から滲み出るような、切なる願いである。
2.方法とは、人が100人いれば100通り在るというのが
基本だが、それぞれが信頼を置くもの、理想の姿、敬意を払うべき対象
への、同化したいという想いこそが、その本質である。
3.興味の行方=実生活とはなかなか上手くいかないことが多い。
しかし、興味の行方を探ることこそが、実生活を潤す唯一の手段で
あることを忘れてはならない
4.暗喩的な表情。暗喩的な肩書き。暗喩的な家庭。
暗喩とは、別にクライ意味で使うものでは無い。
暗喩は溌剌としていなくてはいけない。イジイジと暗くては駄目なのだ。
5.思考ゲームとは言わばこの2ch掲示板の暗喩である。
ゲームだから楽しむのが本筋である。決して人を傷つけたり煽ったりしては
ならない。しかしゲームとは?案外己は真面目に詩を書いているのに。
ゲームとは、どうやら真剣にやる者程面白いものらしい。
6.今日は大好きなAさんとデートだから、詩を読まなくても良い。
7.心理学的には、人は心理を共有したいというベクトルを持っている。
分かち合いたくないという動機は、実は分かち合いたいのに分かち合えない
という喪失感に起因する。言わば喪失感とは、有余る優しきの想いの裏返しである。
8.排他は、7の理由に因る。
9.所謂分裂的態勢ということでは無い。.しかし人はしばしば分裂的である。
上の一連の文章をみてみても、わけが解らない。
しかしわけのわからない子供の詩が大人を感動させるのにはわけがある。
だからじっくりと観察する必要があるのだろう。
10..じっくりと観察すると、どうやら美しいということが解ってくる。
美しいとは何だろうか。我々は確か、子供の頃から学校の放課後の夕焼けの
美しさを知っていたはずなのだが。そして本来自然にあるべきものを人の内に感ずること
があれば、それは美しさの本質なのかも知れない。しかし思考とは言わば作為である。
自然体としての人なんてものは、なんて難しいことなのだろうか!
↑分裂的ですから全く信用しないで下さいね(w
「11am」
小さくて綺麗な色をした鳥を
ぼくは握りしめて殺してしまった
青空が憎くて
青空が欲しくて
自転車で坂道を駆けおりる
生温い頭をあの岩盤で砕いて
お終いにしよう
全て
無数の風の粒子
人工衛星に犯された空
とりかえしのつかない
投函を済ませた嫉妬
雲が無表情のさよならで
僕の小鳥を奪い去ろうとしている
死んでいてもねえ
とても艶やかでしょう
どうも、今晩は。ここ数年めっきり本を読むのが遅くなってしまったyuuです。
どの位遅いかというとですね、文庫本一冊を読むのに1ヶ月くらいかかるん
ですよね。中学生くらいのときはがーっと短時間で読めたんですけどね、
今は本を持つだけで、何故か異常に眠くなるんですよね。今年こそは
色々と本を読まなければと思いますです、はい。
俺は本なんて部屋の飾りだとおもってる。読まないけど毎月なんか買う。
いけてるタイトルのばかりを集めてそれ系の女の子が部屋に来たときに
ふーん、って思わせるためだけに集めてるかんじ。
ダグラスクープランドとかサンテグジュペリなんかが今までで一番女の子うけがいいかんじ。
パンツを脱がせるためのアイテムだとおもってる。
「夕刻」
写真で君が持っている花は色を吐き出している途中の無念さ
僕はダムに沈んだ鉄橋を高架下をくぐる魚のようにときめいている
君に色を消された花は種子をつけることなく絶えた
僕は肺炎の老いたマントヒヒが鉄柵越しに見つけたアーモンドのように
根を張りはじめることも奪われることもできない
空気が澄みきった空が濾紙で濾されてやがて星々が淘汰されてしまう未来
いまここにある僕や君の意識をそんな最果てにまで届けてくれる
あの山を滑り降りるようにして雪崩れるようなノスタルジが襲うままに
サンテグジュベリでパンツを脱ぐんですか(w
俺なんか本棚見ても絶対駄目ですね。SF系の小説とかマンガとかがずらっと
並んでますからね。あと本棚の上にはPS2のゲームがだーっと(w
失格でしたな。でもあれですよ、CDラックはなかなかですぞ。
クラシック・ジャズ共に結構ありますからね。
しかし、ぐあ、焼いたROMが多い・・・。やはりジャケット無いのは不気味だな〜。
うーむ駄目ですなあ。
yuuってSF少年だったよね、そういえば自スレの1の詩からしてSFぽい空気だった。
駄目ってなんで?SF少女が居るじゃないですか。
俺のCDラックは、駄目だな、、変なの多すぎて怖がられるな。。
その小説がですね、最近読みすすまないのですよ(泣
何故だろうかなー。うーむ。そっちが原点だったのですけどね。
ポエムなんか書いてる暇は無いっ!(嘘
はずだったんだけどな〜。ま、詩書いてみるとそれはそれで
面白いんですけどね・・。文が女の子っぽいとか言われるしね。
男にしか解らないものを書いてたハズなんですが(w
うーん。
あっはは。俺も最初yuuが来たとき女の子だとおもってちょっとときめいた過去があるよw
フェミニンさんなんでしょーね、きっと精神的に。
俺も本業めいた趣味はイラスト描きなんで詩なんか書いてる場合じゃない!んだけど、、(まじで
詩ってすごい吐き出せてひたすら気持ちいいので好きになりました。。
てかバイ?(漠然と
もつっとお邪魔します。
思いっきり私信なんだけどー
はらださん、バリへ飛んで行ったみたいねぇ。
うーん。うーん。バイ?
62 :
百木 百:03/01/11 16:49 ID:e3IXPsMX
「指きり」
指きりをして 指を切り落とした
貴方を抱きしめて 首を絞めた
キスをして 舌を噛んだ
空を見上げて 白く息を吐いた
「空を見て」と 貴方に言った
「ここからじゃ月は見えないよ」と 貴方は言った
私に見える月が 貴方には見えない
悲しくて泣いた
「泣かないで」と貴方は言うけれど
二人でいるのに淋しくて
それが悲しくて
私はもう空を見なかった
63 :
気休めくん:03/01/11 18:07 ID:BHGe1o9J
もっと感動をもっと出せ!むぅぅイライラさせる詩が集まっとるな!おら!
>>63 >もっと感動をもっと出せ!
昨日、大竹しのぶがテレビで同じことを言っていたような。
65 :
初物好き:03/01/11 18:31 ID:W0NIZOS+
>>60 多分バイでは無いですかな〜。
yuuという名前は中性的なイメージがあるので、それは
狙ってたところでもあるんですけど。以前、津川悠というペンネームを
使ってたので、そこから取った感じですかね。
>>61 はらださん、バリ島ですか。羨ましいですな。
また詩を読んでみたいですけどね。
祝、初ジャガーtest
>>61 まさるさんてバックパカーなん? いいなぁバリ島かぁ、、、
「たいしたことなんてない」
うざくったっていいじゃないか
ばらばらになったって僕ら
いつでも輝きでお互いを認識しあってるもの
両手をいっぱいに広げた距離はおよそ1.8メートル
でもこの世界全部がその距離の中に入る
そうだ
たいしたことなんてないじゃないか
君は知ってたの?
この世界なんていくら痛みの固まりだろうと
いくらばらばらの誓いだろうと
そうそう君の新しい髪型はどんなだろうな
「拝啓」
背景、僕は生きています
もったいないくらいの河川敷にもたれかかって
今を虚ろいで
ろくに飯もくってないけど
僕は生きることへの執着を挨拶にかえて
喉の肚の奥底からすべてにご挨拶
ショットガンを握った雄豚におはよう
高級さが売り物のロボットにはおやすみ
そしていつか夜があけて
僕がもしも僕のことが嫌いになったら
家畜の糞尿にまみれたままで
汚水処理場の電波を頼りに
可哀想な可哀想な子供を
可哀想な可哀想な子猫を
可哀想な可哀想な子猿を
ここにいてぶっぱなしてやる
ひどい痛みだな
心をこうして撃ち出すなんて作業は
背景、僕は生きています
もったいないくらいの河川敷にもたれかかって
今を虚ろいで
ろくに飯もくってないけど
>>61>>66>>67 よはおう!なさみん、んげきうそでになりよす。
リバは19らか29でま。15らか18でま、せんおん。
てよっ、30か31に呑いたみね。んられくすまってね。
ブドウブドウ!!
>>66 ほんと、羨ましいね。
でもこの期間のために、朝早いお仕事頑張ってるみたいなので
もうどこまでも飛んで行けーって感じデス。
また刺激を受けて帰ってきたら、発表してくれるでしょう。(期待)
>>67 初ジャガーって、なんじゃらほい?
バックパカーかしら、冬季限定の旅?ってとこかしら。
>>70 おぉうおぅおぅ。おりはったわ。w
明後日から温泉で、19からバリか。
今月末か、日程組まなあかんなぁ。
つか、仕事決まりましたー。(祝
>>71 ユッッキー
俺もなにがジャガーなんだか何だかよくわからん。。
基地外NO1<(けんにぃ認定)は辛いよ、ほんと、、
>>70 まさるさん
30.31 は深夜しか無理無理。
深夜ならいつでもオッケー
>>72 大丈夫さ、おいらたち「関西危ない3兄弟」だし。
いっぱいいるだろうよ、基地チャン。
ジャガーは、なんやってんやろぅ。。。
ユッキーも仕事で、時間とれなさそーな予感。
あー遅刻しそー、仕事行ってきます。。。
>>73 ってことで関西3基地30.31日飲み会説は白紙に戻りました。
てかユッキーさんたらお仕事お決まりになられたのですな〜(^^)
御愁傷様で。。。
>>74 うへー。
マジできつい毎日送ってるし(鬱
>>75 yuuくんも、そろそろ就職?
酔って書いてもらうと、面白いカモよ。
>>75 うっへ〜、俺そういうの最も苦手。。左脳死んでるみたいだから、
まぁとりあえず待て。
>>76 ウフフ
「僕は泣かない」
こころごと全部捨て去って
まばらな他意識に埋もれてみたい
やり場のない切なさに
胸のなかを盗られたままで
一歩も動けないでいる自由に
大きな針先を突きつけたい
ここにいる意味は漂流を終えて
あたたかなベッドに寝そべるところだ
見る意味を話す意味を嗅ぐ意味を知らない
耳の長く伸びたほころび
夢を見たい
ただ真っ白なだけの夢を
レンズに乗った埃の粒が影をおとした
もう一度君に遭える気がした
二人はそこでは色をもたない
お互いを認識することだけで
せいいっぱいだから
こころごと全部捨て去って
忘れることになれて
79 :
白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/01/17 11:44 ID:awcUea6K
俺があれほど苦しんでいたとき
情けなかったとき
いまもまだ情けないわけだが
最初に見付けて飛んで来てくれた君
一体どこへ行った
いや
止めた
聞くのはもう
止めだ
雪の田んぼで鳥達は元気です
>>75 俺の場合は情景描写が4割くらいかそれ以上からんでくる詩はとても響くな。
yuuは日向の描写が巧くなればすごくすごく素晴らしくなるよ多分。。
殺伐が嫌いな感じのキャラを殺してさ
昔の原始的な完成で
現実と内面との距離を無視してさ
日陰の描写は素晴らしいです。
◎
>>80 なるほど・・・。日向の描写と日陰の描写・・・うーむ。
昔の原始的な完成というのは、昔の方が良かったという感じですかね。
自分自身は、昔の方が投げやりに書いてて、そっちの方がある意味鋭かったような
気がするんですよね。「宇宙少年」なんて、書き殴った日記みたいなものですから。。
でもあるところで、何かがくっと来たんですよね。ちょっとキャラクターが
優しくなりすぎたのかも知れません。もっと殺伐と書いたほうが良いかな、、。
82 :
山崎渉:03/01/19 13:31 ID:HfSLZrvL
(^^)
「思考停止9」
どうしようもないことがある
そんなこと今まで信じていなかった
僕は自由を生きてきたけど
君に捕われてとても惨めだ
君が笑うことが
そのまま
僕が泣くこと
そしてここに今
どうしようもないことが確実に有る
君がいなくなってしまったことと
僕がそれでも生きていること
強すぎた想いは涙にかわって
流れて流れてとまらないんだ
僕は君をあきらめてゆくことだけに夢中で
君は自然にすべて忘れる
どうしようもないことでも
僕らはもうはじめてしまった
84 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/20 02:03 ID:XFyttP2p
やっぱし殺伐としたあげ進攻で、、
85 :
白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/01/20 02:32 ID:63HeN+ba
>>84どっちやねん…。
雉子鳩の鳴きは刺すほどに痛く
愚者の悩みの底の底へ
つべこべ言わせず
さ緑の一撃
仰げばすでに空っぽのそら
うつむきつぶやくこの毎日に
どの音楽よりも矢のごとく冷たく
すりよることなく慰めもなく
扉ひらかせ
影ひとつ
見送る
86 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/21 02:28 ID:421nyqxs
「点」
ご飯粒が一粒の宇宙
今日もむしゃむしゃと
宇宙を頬張る
僕の生きてるこの宇宙も
いつか僕の茶わんに紛れ込む
すべてみんな噛み締めて
飲み込んで体がなくなって
ティッシュぺーパーで鼻かんで
僕が僕をゴミ箱に捨てる日
87 :
はなまる:03/01/21 04:55 ID:UAqvbgvw
おはよ おはよ 朝がきた みんなまってた朝がきた
よっちゃん ルミちゃん おきといで
ケンちゃん あやちゃん お目めをあけて
みんなでハミガキ いたしましょ
88 :
はなまる:03/01/21 04:59 ID:UAqvbgvw
うみにいこう! プールにいこう!
安かわいいは当たり前 あか抜け!
ワクワクおしゃれ水着でゴー!
そでなしトップとミニボトムが大流行り!
かわいい! ディジーラバーズ
あぼーん
90 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/22 00:26 ID:HXKtrfmB
「かりんとう」
こころにぽっかり穴があいてて
なにもできないで寝転んでいる
窓から雲においでおいでしてみる
犬にも笑われてるきがした
いや絶対に笑ってるって
胸がぎゅーってしめつけられて
病原菌はきみだよなんてな
さむい言葉を考えてしまって
とても退屈でとても不安で
おかしの袋をバリバリやってたら
ヘリコプターがバラバラ飛んで
窓から顔を出してながめてるうちに
時間感覚がおかしなかんじ
透明なきみが空に膜をはっていて
こんなふっきれなさを楽しんでいる
泣き出すまえに寝ちゃえばいいんだけど
おかしのことがちょっとだけ気になって
結局そのあとでちょっとだけ泣いたよ
91 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/22 01:53 ID:HXKtrfmB
「間違いメール」
ねぇ、生きていて一
番 幸せなことって 何
だと思う?
そういう気持
を知らずに 過ぎてい
ってしまうのが 恐い
です。 自分のこ
とで精一杯で ジ ョ
ンとヨーコ みたいに
世界のことまで考えら
れない‥
92 :
虚言症:03/01/22 01:55 ID:72uoQekL
しかし何故にこんなにも眼が乾く気がするのかしらね
黄色の手一杯に広げられた地図には何も無い
そして何故に雨や人波にも傷付くのかしらね
魚の目をしているクラスメイトが敵では決して無い
線路上に寝転んでみたりしないで大丈夫
いま君の為に歌うことだって出来る
あたしは何時もボロボロで生きる
例えば少女があたしを憎む様なことがあっても
摩れた瞳の行く先を探り当てる気など丸で無い
徒に疑ってみたりしないで大丈夫
いま君が独りで生きているなんて云えるの
君は常にギリギリで生きる
あたしは何時も君を想っているのに
髪の毛を誘う風を何ともすんなりと受け入れる
眩しい日に身を委せることこそ悪いこととは云わない
無理矢理に繕ってみたりしないで大丈夫
いま君の為に歌うことだって出来る
あたしは何時もポロポロで生きる
93 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/01/24 03:13 ID:Qmb6y+bq
「逸足」
一日に話した言葉の端から端までを
一生分つなぎあわせてなにを作ろう
ふるいにかけられた欠片の震え
揺れるように眠る葉の影に落とされた言葉
深い会釈をしあっている途中で固まってしまった
何気ない顔の路地が数本絡まったままで角度を探る
唾を呑み家路をいそぐ模範者であろうとするほどに
胸から綻びでた内向的なπはとまらなくなる
「まばらまばら」
僕は悲しすぎてつまり依存する物語のまばらまばらをつまむ毎日
汚ならしそうに親指と中指、伸びる爪を切っては時間を戻すふり
右手で歩道に乗り上げたラメ入りの車輪まがいを素通りして
自宅に着く前の自販機におじぎ
若年性痴呆症を両替えしてから塀の上の猫と睨み合い
酸素屋の4tトラックが特大の酸素ボンベをガチャガチャと鳴らして景気が良い
あれらの中身は珊瑚礁や植物がかつて作り出しただろうこの世へ対しての肯定
すすり泣く 子供 この部屋に いらない
僕は涙なんかで打ち抜かれない
胃や腸が生きろと急かす
母親のスリッパの音が聞こえる
確実に不安を消し去るものはなに?
無味無臭の錠剤を飲み込み
勃起障害と引き換えに田園を得た
あのね聞いてもいいですか?
頭の中で鳴り止まない、静かに燃える権利
権利とはなんですか?
一本線のゆるがない生命
僕は古びて黄ばんだロールシャッハテストの原盤を高値で競り落としたけれど
それを見ては連想することがすべて時間に吸われてしまって
まばらまばらに散らばる意識は外側の皮膜をぶちに塗り
いつものようにトイレに逃げ込み
洋式の便座をまじまじと見つめて平常心を探している
明日もきっとこの敷居だけはまたげないかな
96 :
名前はいらない:03/01/28 18:22 ID:sKvMddZC
>>95 なんか書いてけや、おらおらうりうり、なんか最近は安定ぎみだねぇ
雪すごかったなあ。
あんまりすごいんでついニュー速にスレたてしちゃいました。
「死ってなんだか」
おはようがざいますだか
ございますだか
もうちょっとだけすがりつかせてねんこの世ちゃん(ハート
ちょっとまっててね
あたしのビーグルちゃんがうるさくってしょうがないから
おしりにめぐすりさしてから
動脈と脳髄とをみつあみにしてささげてくるからねみんな
おとのない世界であらやだはぎしりしてる
大きくラウンドしたフォルムの町並み
心は弱くて頭上のトンビも狙わないほど
テイクイットイージーでいいさミスディジー
手首を切ってる君の頭を僕が割るほどに
頭を割ってる僕の性器を縦に裂く誰か
晴れた日の
紫外線のしわざなのかい?
僕はネギ畑をも枯らした
あの日の君の憂鬱をだって
知っている
君を壊してしまうものが近づいてくる
心がどうだなんてそろそろ言ってらんないよね
たぶん
あ、そうそう金魚凍らへんかった?
うちの前では、バッタ凍っとったでぇー。
バッタはこんな時期にはいないのが定説だろがおら。
バッタと言えばあれだな最近カマドウマ見ないよな、
おれ好きなんだけどなカマドウマ。
誰か作ってくんないかなカマドウマのAAさ。
>>102 つか、普通にイタンダヨっ!まじで。
写真撮っけばヨカッタわ、いやんだわ!
「チチモンポエムアワー」
太陽が 伸びるべなあ 朝日? いんや 希望の? いんや
大勢のねえちゃん達が でかい口開けて欲していますが
働いて 憂鬱? ばかげてるよお前はいつまでも果てしなくばか
文庫の価格設定がおかしいと本屋で店員捕まえてる恐ろしい来世中毒者のきみ
学割料金が高級嗜好に拍車をかけてる横の溝
デンプン質が溜まりに溜まって そろそろまったく新しい生き物の誕生の予感
キスをしたら子供がうまれるとかいう以前の問題な誕生のしかたがいい
全国の畑がいつかそいつで埋め尽くされる日が来たらいい
そしたらきっと学級閉鎖で 国中の子供がいっせいに小躍り
「逸恋」
心のこりが邪魔をして
季節がずっととまったままで
ありきたりな言葉さえ
僕はもう話せないよ
君の残した優しさや
行き場を知らない思い出たちに
ひとまず僕は包まろう
そしてすこしずつ忘れよう
泣き顔を知らない鉢植えのように
育った温もりが答えをさがしてる
>>106 えらい黒いな。
ところで胤舜さんて、どうしてるんやろうなぁ。
>>107 胤瞬で検索かけても宝蔵院胤瞬の名しか出てきやしません。ほむぺは無くなったのか?
俺が気になるのはいか粘着かな、どこいったんでしょうか、、
あ゛ぁ ぁ ー
>>89 が 気になってしょうがない。。
「妊婦」
今日は1日買い物をして歩いて
部屋に帰ると足がだるくてしょうがなくて
そのままベッドに横になったままで
体が死んでて頭は生きたまま動いて
空を飛ぶことを考えて
横たわる僕を哀れみました
昼に食べたうどんの席で
隣に座った妊娠したあなた
僕はあなたに宇宙を感じて
うどんどころではありませんでした
心からすっと芽が生えてきて育って
冷蔵庫の下からずっと上まで育って
冷凍のドリアも冷えたプリンも突き抜けて
止まらない素晴らしい伸びてゆく
鼓動を羊水に響かせたままで
下腹部からそっと手を入れてゆく別の存在
あなたが何もかもを理由へと閉じ込めてきた今までと
今の溢れだすようなあなたとを僕は比べて
今いるここの輪郭をつかんだんだ
↑の最後の行の最後を
つかみました
に訂正。。 酔ってるとどふも勢いで書いちゃう、いかんなぁ、、。
「猫と君と僕と」
猫の腹から子宮をとりだし
切り取った君の中指をそれへと入れる
君の指にはうっすらと産毛があるから
それを僕は完全に取り払ってから入れよう
でないと子宮には毛が生えて
終いには僕はそいつに名前をつけてしまうだろう
それではいけないから
何もかもの作業をおろそかにはできない
8匹目の猫は首から下を切り落とされて
閉じてゆく途中の瞳孔の奥で
指がまるでなくなった君のことを少し見るだろう
子宮は新たな母体に入れられるまでのあいだ
小刻みに自体で脈を打っている
誰の腹を裂こうかと考えていると
決まって眠くなってくる
113 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/06 23:53 ID:ddhkMJd5
なんとなくage。
114 :
白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/02/07 00:37 ID:0JUveD/b
>>89は何が言いたいのだ。「ご勝手に意訳して下さい」ということか。よし、
まかせておけ。
>>95へ
地球はまるい。まるいは地球。隠れても顔さえ知らない。知らないのだから、
どこかで出会っていてもすれ違うだけ。
♪どこへ行っ〜たァ 見守ォ〜られることもォ なく〜♪
>>113 翼よりもっと時間がほしいこのごろ
「夢からさめて」
夢からさめたころ
心を真っ白にしたままで
美味しい炭酸水のあるあのお店まで
顔を意識して少しだけ上向きにしたまま
ゆっくり歩いていました
街並はただ陽光に白く答えて
生身の生き物である私との距離をやさしく保ち
あの頃の心のままの私を
すっかり需要の途絶えた公衆電話の傍らに
置き去りにしたままで季節が変わるのを見つめています
かつて私の中で膨らんだ想いが
一体いつ頃そこを抜けでたのかなんて
どうでもいいこと
ストローを回すほどにほら
少しだけ重ねた時を
遊べているもの
これ梁山泊スレに書いたものですが、みなさんご指摘のように3連めは
ほんとどうでもよくなってきながら書いてた気がする。
一度、一気に書くんではなくて、何日かに渡って一つの詩を書いてみたい。
せっかく貼ってあるから、ちと感想書かしてねん。
2連のパーツはいいと思うんだけれどなぁ。。
「街並みはただ陽光に白く答えて」
「公衆電話の傍らに置き去りにしたまま」
とかはこの詩の中で光っていると思うよ。
この詩を読んで全体的雰囲気で感じたのは「白い諦め」
それも女の人の…絵的なイメージを浮かべたです。
ピカソの「白い服の女」のことを思い出したですよ。
ただ、どうしても晩夏のイメージが私の頭にあって
季節が変わればまた、違う風に読み直せるのかもしれません。
(解釈違い等ありましたらスイマセン。)
レス付いてて感激ですー。
炭酸水ってのは季語かなっておもうくらい晩夏ってのは僕が思い描いていたそのままの季節です。
1連と2連とと比べてぱっと見でもわかるくらい3連は文体の密度がスカスカ系ですね、
1つの詩の中に複数のそうゆう密度を共生させるのはむずいんだなーっておもった。
分かりやすい失敗例として以後自分の頭の中での反面教師的な詩として保存しますた。
119 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/09 02:10 ID:h58NPs4q
「思考停止10」
昨日着ていたジャンパーに
染み付いている君の臭いが
今夜の僕の隣にもきっと
君がいてくれるだろうことを
想像させている
120 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/09 02:40 ID:zKWmvRqo
>>116 3連目、「密度」云々はご自身あるいは
>>117氏のご指摘があるので僕の出る
幕ではないと思います。が、一つ、提案があります。問題の3連目、内容は
さっぱりしてて好みです。なので、4連目をぶち上げて、詰め込んで、大ドン
デン返し的に、何が何でも持ち直してみられてはいかがでしょうか。
121 :
名前はいらない:03/02/09 03:15 ID:VrnVFMLv
「柵」
ピンセットの先は少し丸くて
トゲはまだ刺さったまま
倒れそうになる僕を
その愛が決して許さない
ドアはいつまでも叩かれる
うるさいな うるさいな
別のピンセットがあると良いんだけど
自転車の鍵はまだ掛かったままだ
122 :
ゴロマキ:03/02/09 03:50 ID:2mvknUI5
無題
あなたは 何か欲しいものを
手に入れようとして躊躇なく使っている その
精神
体
嘘
涙
減るものじゃないってよく言うけど 自分自身が一番よくわかってる
手に入れた瞬間に 自分の中で爆発音が響きわたるはず
淫らに無駄使い
確実に減って行くんだ
淫らに無駄使い
すべて完全に失っても 再び それらを手に入れる事は出来ない
行き着く先は 淫らに無駄使い
>>108 うーん、無くなってるっぽい。
いか粘着って何人いてたんか知らんもん。
明日から広告代理店へ、正職で行きます。
また古○とか、車でやったら間とってどっかで飲もうヨ。
>>123 古●ってまたローカルやねぇ。。俺てきにはどこでもいいんでぜひ飲みましょうや。
そっか間とったら検問してる確率が下がるよね。
ところでまさるさんは?最近見ませんが、、。
>>124 飲み屋も商売あがったりですわ。
まさるしゃんユッキーも知らないでー
どないしてるんやろ、ほんま。
「菩薩誤殺」
卒業旅行なんだってさ
アムスから電話があっておどろいたよ
スカンク吸ってラリラリラ
希望的なご旅行がどう間違えたらそうなんだよおい、
俺ははっきりいって別れたよ
やばい選択間違えてないよな?
どうなんだよわけのわかんねえこんどのハニー
香水が嫌いなかんじさ
胸もなきゃあ、虚無もない
歯医者で今日も間接クンニ
おまえの指は俺の口の中
あ 人の哀しみを
このままで
いつまでも
らりらりら
ヒューマンチック
なんじゃこら
「名無しと真似と無能さと」
きょうぼくは嘘をつきました
この上なく舐めらかな口あたりのいい
構成力もない人生
教えられることもない
そしてうまく沈黙が流れない
何かを言いたくなる人たち
言い放って逃げたくなる人たち
見ているだけで痛々しいんだろうなんて思った
そこに名前のないことをいいことに
無理して笑ってる いいムードで
知るべくもない不安と
誰も知らないぼくの毎日を知ってるウソつきなぼく
すれ違って知らない視線と
しらない し 書いてる しらないきみへ
>>127 ちょいリライトごっこ。
「真似と空気とコテハンと」
昨日ぼくは嘘をついた
このうえなく舐めらかな口あたりのいい
そしてうまく沈黙が流れない
何かを言いたくなる人たちと
言い放って逃げたくなる人たち
構成力もない人生を
教えられる人達
見ているだけで痛々しいんだ
そこにはなにもないことをいいことに
無理して笑ってる なにも知らずに なにも言わずに
不安と夢想と 誰も知らないぼくの毎日とを
ほんとは知ってる嘘つきなぼく
知らない視線とすれ違うことだって
しらない し 知ってる しらないきみも
「球体」
その場所はまだ誰にも知られていない場所だ
その誰も知らない場所に居座る巨大な空白
僕はそれを遠くから眺めている
目をこらして中空に浮かぶなにかを見遣る
そのものの息づかいまでは捕らえられはしなかったが
浮かんだままで空へと向かい吹き上げる祈りのようなものははっきりと目視できた
歩幅を大きくとりはじめた僕は大きな力に完全に捕われていた
そして今までのことを全て忘れ去ってしまっていることに気がついてもいた
それはどの国にも属していないだろう草原の中心から生まれ落ちたもの
そして涙が止まらなかった
服を着ているのに全裸のように感じた
僕は記憶をある秘密めいた約束とごちゃ混ぜにした過去をだけ思い出すことができた
永久に死すと顔に書かれた父親の死体も
ストラトキャスターで頭をかち割った恋人のことも
その優しさ故に気を病んだ母のことも
ベランダからガラス越しにそれらを見ていたイチョウのことも忘れてしまった
それらと引き換えに僕は真実だけを見ぬく眼を欲した
空白に対して恐れなどないから僕はそいつを脅迫する術をさがした
130 :
:03/02/16 01:12 ID:BSb6WWAW
足下に1匹の蟻と僕の方に雌雄のカナブン
方舟は欠伸を何万と乗せたまま
沈むために作られたことを知っていた
湖底では誰かが誰かを見つめた視線が藻屑のように絡まり
流れを完全に失った水が
音と熱とを忘れ去り眠りについた
そして湖面には浮力を更に増した狂気が幾層にも重なりだし
人々はそれにまみれてはまた父のように首を吊る
忘れ去った全ての事柄が僕に巨大な屈託を与えた
嗚呼 と吐く
事柄は全てが自由だったのかなと
過去を持たぬことほどの不自由をおもうと
歩幅はすでに存在してはいなかった
僕のすべてが空白じゃないかと気付いたら
顔を探った手がそのまま左右入れ違えてから感覚をなくした
131 :
:03/02/16 01:13 ID:BSb6WWAW
僕は唐突に僕を無造作に作ろうとしていた
僕が生きていたであろう世界で
美しいとされていたものをさがしては
強引に僕の一部とすることで作りはじめた
しかし表面を持たない僕の顔さえ涙で濡れていて
すべてが醜く形を変えては落下した
それから僕を拒まなかった唯一のものをさがした
僕は空白という僕をまた見つけて息を忘れた
ひどく震えたままでそれは
とても虚勢を張っていて
草原の真ん中で僕を待っていた
やっとひとつになれた
132 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/16 02:03 ID:BSb6WWAW
「縫い目」
ちょうど今 俺の顔の 斜めあたりに 妙な縫い目を 見つけてしまった
133 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/16 02:06 ID:BSb6WWAW
↑
推敲
「縫い目」
ちょうど今 俺の笑顔の 斜めあたりに 妙な縫い目を 見つけてしまった
「動けない理由」
街を歩いていて声をかけられた気がして振り向いたら
そこには広々とした願い事のような風景があった
風が吹くままに遠くなる憧れや未来と
理想の底にあるものとを計りにかける
こぼれ落ちてゆく文字と言葉とが
このとりとめのない気持ちを置き去りにしてしまう
あなたがよく絵を描いていたときの仕草は丸くて
僕にはつかみどころのないあなたの心を
そのままうつしだしているようだった
そして1本の線を引いて眠った
来る日も来る日もただ眠っていた
僕の思い出せないことをすべて
あなたのせいにして毎日を過ごした
思い出やその他の想いは
星になってしまってただ輝いて
あなたの名前を消しゴムでもって
地上で消しさっている僕
すべてを消したら
すべてを消している途中で目がさめました
開かれた白紙の本にただひとつ書かれた「わ」という文字に
いつだって穏やかな心をしたあなたを思い出しました
↑
梁山泊。既視感がつきまとって、ありきたりだけどそこそこ良いとかって評価をいただいた。
俺もそう思うし嫌いじゃあないけど恋してる恍惚なときってこんなのをどうも書いてしまう。。
138 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/18 11:41 ID:cF/lgrbw
二十日過ぎたら投稿するよ
出来るかどうかわからない
わからないならわからないと書く
こうして時間はわたしを置き去りにいつも早い
上げるよ。
139 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/22 23:42 ID:w2tpaw0A
鳩さんなんだか荒れてるね
141 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/22 23:52 ID:A9uvz/eD
スレ主が荒れる夜鷹に酒はいらない
142 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/22 23:56 ID:w2tpaw0A
お、出た出たうぜーヤシだw つーか今から酒飲むとこだよ
よかったらいっしょにどーだ?
>>141
あらら禁酒宣言がどこ吹く風
144 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/22 23:59 ID:w2tpaw0A
145 :
a°M?μ ◆oUVabUhato :03/02/23 00:16 ID:f80kTq6B
「磨耗する金字塔(課題)」
人がうれしくなる言葉ばかりをマシンガンみたくして連発してさ
俺はどんどんスカスカんなって自分をすっかり忘れてしまうの
かわいい おいしい うまい だいすき かわいい おいしい うまい だいすき
今日庭で座りこんでてなにげなし石を裏返したら
へんな甲虫がワラワラいてさ、妙に童心にかえったとたんに泣いてしまった
まぶたが重いから反抗期だった僕は延々起きていてやるって感じだった
漂白剤が染み付いたような毎日がきた
ありきたりも 無色透明で 暴力も 無色透明
今日できた痣だって 無色透明
好きだってことを確認しあったって
それでも不安でしょうがないってどうしてなんだろ
����
下痢になりたいけど何を食べれば下痢になるのかな
下痢になって便器にずっと座ってるときってなんだか
俺はほんとに大好きなんだよ
146 :
:03/02/23 00:16 ID:f80kTq6B
腰が痛いオウム九官鳥
あんたがもしも知っているなら
想像してくれればいいけどさ
僕らはみんな生きている
生きているから臭いんだ
はっ、ぶっさいくだなーおまえ
LSDの蛙が部屋に住んでいる
この部屋では幻覚も日常
ヒステリイな恋人が僕の電気製品を次々に壊す光景
コップに沈む携帯電話
ツイーターが吹っ飛んだスピーカー
目覚まし時計なんて何個目だか解らないけど
全部をそいつの、その蛙のせいにする
147 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/23 00:29 ID:zy+tQpks
>>142 酒やめて五年つまらない絵や詩が素晴らしく見える時期はとうに過ぎた。
あなたとは、もっと早くに出会いたかった。一緒に飲んで、語り合う。
ちなみに僕が関大にいた頃、淡路の商店街や天六あたり、鶴橋、南森町…、
一杯飲屋やJAZZ BARなんか、よく梯子してはぶらぶらと。
そういえば、梅田のJAZZ BARでピアノの生演奏やってる店があった。今もある
のかなあ。小さなスペースでピアニストはほぼ無名で。友人がカクテルやバー
ボン飲んで、僕はアイリッシュの「タラモア・デュー」。あの、みずみずしさ。
知ってるかい?
148 :
藪鳩@さげしらず ◆oUVabUhato :03/02/23 00:35 ID:FDPz7PJI
>>147 おれは明日の夜ジャズバーで偶然にもライブよピアノソロ。
仕事関係なんで席あまってたらただでいつも聴きにいってる
ハンクジョーンズとツルースシールマンス(ハモニカ)が今までではすごかった。
149 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/23 00:42 ID:FDPz7PJI
「ごめんなさい」
今日も無事ご飯も食べてる
中学校のとき失恋なんかで自殺する?って
ちょっとばかにしたおんなじクラスの女の子に
ごめんなさい
150 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/23 00:44 ID:FDPz7PJI
「たゆう」
テレビの音を限界まで小さくして
シャカシャカ聞こえる歌謡曲と遠く夜中のトラックの音です
余裕のふりを続けていると
まとめて降るのでたちがわるい
植物でも置くとだいぶ違うのかな、、
151 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/23 00:49 ID:FDPz7PJI
>>147 タラモア・デューか、、知らんがさすがおっさんは大人な酒飲んどるなぁっておもった
152 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/23 00:56 ID:zy+tQpks
>>148 ハンク・ジョーンズ、いいね。トミー・フラナガン、レイ・ブライアント、
エバンスも好きだな。ハーモニカなら僕は「琵琶湖周航の歌」練習中。ついで
に六日前、寺町でケーナ買ったよ。春になったら近くの畔でそこそこ吹けるよ
うになっていたいと思う。
153 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/23 01:02 ID:FDPz7PJI
「口ぱく」
ばたばたと足をばたつかせて
呑気に目の前をあの頃が泳ぐ
今の僕となんらかわらず
あの頃の僕が口ぱくで話す
「工事現場の近くの市営プールのロッカーでさ
今日スヌーピーが盗まれたらしいよ
え?全然本物!すごい耳とかから血出てたし!」
素直な言葉の連続感は
ほぼ一定のペースで僕を殺します
落書きだらけのプレーンオムレツ
腐りゆくほどによだれが出ます
足が無い生き物
全体的な歩行でもって
口をただぱくぱく
ぱくぱく
地べたを這う未来を踏みつぶす
靴のサイズにはまだまだ余裕がある
154 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/02/23 01:08 ID:FDPz7PJI
155 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/23 01:19 ID:zy+tQpks
>>154 好き嫌いは誰にでもあるでしょう。でも、つまらない党派闘争にだけは巻き込
まれたくないもんだね。連中なんて一人にさせれば弱いものよ。ちなみに僕は
一人で連中相手にボロボロに。しかし、再び連中に道端で会ったりすると、こ
ちらの方から「おお、元気?」とか言ってやってるうちに、向こうの方から、
あらためて、「一緒にやりませんか」なんて手紙送ってきたよ。断った。
>>147 おお、天六はおいらの生まれた町さ。
なので扇町・南森町どんとこい。
○蹊なんかに通ってたので、淡路もよく歩いたよ。
ブルーノートのことかしら?
「嘔吐」
見覚えある咥え煙草の仕草
車道を横切るトレンチコート
過去に戻ったスピーカーが
置いてけぼりの
死体
向こう側で手招きされると
鳩尾がムカムカと鳴った
-----------------------
ミゾオチって鳩がつくんだ。しらなんだ。
一発詩置いてかせてもらおう。
159 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/24 00:24 ID:xyPDimMa
>>156 >淡路もよく歩いたよ。
「松屋」とか「二十八萬石」とか「ピノキオ」知ってる? そして新幹線のガ
ードあたりまで行くと「宮古」。今もあるのかなあ。そういえば、阪急のガー
ド下でハーモニカ吹いてた兄さんがいた。なんだかゴチャゴチャとして庶民的、
いかにも大阪てな感じだった。下宿から自転車に乗って草原をのぼると、大淀
の水が晴れ晴れ、大空の真下をうねりくねっていた。そよりと風がアルコール
に香って、振り向けば同じ下宿の学友であった。 おわり。
160 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/01 03:02 ID:vMJgZKid
「ヒマワリ」
春の夜遅く
咲いた
ヒマワリの花
長々とした首
太陽を探して
うつむき加減
ため息ばかり
やがて昇る月は
密かに満月
ヒマワリは月に
恋をして笑顔
本当の太陽
知らないヒマワリ
月を隠した
雲をみて
ため息
>>160 こんな素敵な詩は、是非「植物をテーマに詩を書こう」スレに置いてください。
最近、あのスレは伸び悩み中です。
植物をテーマにした詩が出来たら是非。
>>161 了解。機会があればキノコをチンコにみたてた詩でも書いてみますね。
163 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/02 03:47 ID:3aqlmzrn
「語ろう」
言葉が言葉らしくあるために
まずは僕が僕らしく
そして君が君らしく
僕が君を呼ぶ声や
君が僕を呼ぶ声のように
どこまでも澄んでいて
それでいて照れくさい
必要に満ちた限られた焦りを
僕は口から出るすんでの言葉を
すこし口中で転がしたままにして
それを添加剤のように加味する必要が多分ある
君は柔らかく裏返しにされた口中を乾かして
僕のその転がした言葉をうけ取らなければならない
君の口中が反転して戻り
その中で僕の言葉がはじけたときの
君の口中の瑞々しさに泳いでいたい
風がどこかから運んできた語らいが聞こえる
霊能者の聴く細いうごめきのような必要さを失った訴え
そのほとんどが
おなじ時間のことを言ってる
誰もがふくれあがったからっぽに浮かんで
誰かのことを考えている
ああ僕は君と話がしたくて
私信レスですまそ。
今日まさるしゃんゲトしました。
旅行の後、仕事が忙しかったらしい。
また2ちゃんにカキコしにクルってさー。
んじゃあ、ヨロチンコ。
なんか抽象的なんだよな、、
167 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/08 02:33 ID:s/z8U3f5
「ご機嫌いかが」
僕は自分の中にうごめく
差別意識や増悪や
劣等感や憂鬱にだって向きあえない
明日が来ることにだって猜疑的だ
自分が幸せになることが許せないくせして
世界が壊れないことがばかばかしいんだ
代理母が誰の子かもわからない子をただ
優秀だという理由だけで買った凍結精液に求めて
やがて戦争へと送り出している未来が浮かぶ
月を撃って落ちてくる欠片を武器にするような
そんな不確実性だけが只々未来だ
緩くアルコール分を脳裏にめぐらす
いくら考えあぐねてみたって
不安はどこにもみあたらない
僕は今日部屋にかえって
床に這う様々な配線をハサミで切っては確かめた
きっと何処かへと繋がる端が混ざっていたはず
ご機嫌いかが
ご機嫌いかが
藪鳩さん。「タラモア・デュー」飲んでみた? バーボンなら「アーリー・タ
イムズ」好きだったよ。若い人には「J.W.ダント」って香りのきついのもあっ
たなあ。ブランデー/コニャックでは陶製ブック・タイプの「カミュ・ナポレ
オン」ね。本棚にしまっておいて、すこ〜し掌であっためて生が一番。ウォッ
カなら「ズブロッカ」でしたよ。でも、何だか、いつも持っていたのはサント
リーの「角瓶」だった。その他はまた今度ね。
169 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/09 02:26 ID:mZbiyzgd
170 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/10 16:27 ID:FM5O7177
「鉄組」
右の靴と左の靴とで
サイズが違っていることを延々病んでた
ママに睨まれてもパパに無視されてもずっとさ
僕の足の親指に指毛が生えて
女の子のことと相撲部屋のこととを知って
だんだんと左右のサイズの違う靴が訴えてくる違和感のことも
幼い頃に台所できいた
川蟹が鍋の内側をがちゃがちゃとやる音のことも
忘れてしまった
休みの昼間にぼうっとして窓から眺める
蜜蜂が往復する庭を
僕は庭へと出て植物を真似てみた
言葉も思想もない僕には植物気取りはお手の物だったはず
だけど僕は鉄だった
虫も何も寄り付かない
足下から錆びだすだけの鉄だったんだ
家族が帰ってきたからテレビが笑った
窓越しに固まった僕をみて笑った
171 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/11 01:41 ID:s70Ht+c0
ワイン時代の話しなどを
いずれ、また。
今日はいくらのんでも一向に酔えない、嗚呼もうすぐ朝じゃないか、、。
173 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/13 02:57 ID:LXRlX/Uu
「こころ」
駄菓子屋に昔入ったら
ころころ転がって輝いている
鈴が3個だけ売り物なのかな
置いてあった
僕は背骨をひどく伸ばして
こころを丸くしてから
それを振ってみる
冷凍庫から出してきた
なんて言うような
おばあさんじゃないことは
もちろん知っていたけどね
174 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/13 04:19 ID:L9Olr5Ri
やあやあ藪鳩さん。こんばんは。
ワイン、でしたね。
まだターキーが一万円だった頃。
僕がワインの基準を舌に覚えこませようと、出来るだけ安価で手に入り、出来
るだけ良質なものを探して見付けたそれ。
「チリ産」の赤です。商売などほとんど抜きに世界の酒を研究されていた酒屋
が下宿近くにありました。専門店向けの専門誌(非売品)なんかもお借りして、
いろいろと試してみましたよ。その結果です。
飲み方。けして冷蔵庫には入れないこと。部屋の隅の陽の当らない所に放って
おくこと。開ける前に少しばかり揺すって、目を覚まさせること。
肴には本格ミステリ短編、民族音楽、ラヴェルのピアノ曲、FMなんかでした。
歯茎、胃、鼻孔の順で飲み比べてみられては? 最後に鼻を抜けていく香りが
判断基準になります。
175 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/14 03:51 ID:WBFEwo9Y
>>174 俺もワインは過去にかなりこだわってたことがあるよ。
チリ産の赤とはω高いね。俺のたどり着いたお勧めワインは
色彩健美だかなんだかの赤。赤しかない。2リットルの紙パックので
普通にコンビニに売ってたな。。
宜しくお願い致します。
目覚めの景色 朝焼けの冬空
憶えているのは誰かの温もり
潤む瞳、最後の言葉
まどろみに戻される中
幾つもの感情
幾つもの思い出が
脳裏を駆け巡る
穏やかな目覚め 冬空は朝焼け
誰かの温もりは記憶の彼方へ
潤む瞳 最後の言葉
まどろみを振り払う中
幾多の感情
幾多の思い出を
何処かへかなぐり捨て
記憶がゴチャゴチャ
今にも吐き出したい気分
とりあえず、落ち着こうか
煙草でも吸おうかな?
177 :
名前はいらない:03/03/14 09:17 ID:iFOjLyfu
「日本と中国」
日本はもうだめで中国はこれからの勢いがある
日本で時給300円、中国で300円と同じような価値の時給
日本人はそんな金じゃ働かない
中国人は死に物狂いで働く
きっとそういう違いだろう
178 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/15 05:21 ID:ryryCYms
>>177 >中国人は死に物狂いで働く
だと思います。しかしそういった違いは一体どこから発生したんでしょうね。
金銭の問題でしょうか。労働条件でしょうか。政治がらみでしょうか。いずれ
も惜しいかな、かすりつつ遥か彼方に池の音。
中国という国家は五千年の歴史みずから、よくよく学んでいると感心します。
「これから」も「いつから」もない。とりわけ「敵」から学んでいる。たとえ
骨肉の争いの渦中にあっても、研究あるいは、そこまでやるか? と驚かされ
るくらいに探究心旺盛ですね。中国においてはそんな気風が五千年を含めて、
「環境」と観じる感性の中で、生きつつあるような気がいたします。あくまで
「唐詩選」/岩波文庫とか「白居易」/集英社などに目を通した限りでの感想
にすぎませんが。
>>175 飲むなとは言わないけど、「2リットル入り紙パック」は、品質とか抜きに止し
といたほうが無難だと思うよ。安いにこしたことはないけど…。朝、ラブ・ホ
テルの一室で目を覚ますと、部屋中ウンコまみれで一人。実際にある話ですよ。
179 :
Sophia:03/03/15 06:38 ID:JXCK8sLF
やさしくなるのはいい事です。
あなたも楽しくなるかもしれないし、
私も楽しくなるかもしれないから。
誰の為とかどんな意味とか考えないで
ただやさしくなる。
やさしい気持ちで接しようとすると
少なくとも私の心は穏やかさを持つ。
>>178 日本人も戦後焼け野原だった時は、物が無くても希望にあふれていたと思います。
今は食べ物や豪華なものが捨てるほどあふれていて、でも希望が無い。
また経済世界一だったという妙なプライドみたいなものが根付いてるのでは
ないのでしょうか。私は本も読んでないし、中国人の知り合いもいないのですが、
なんとなくそんな風に感じています。
181 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/15 13:36 ID:ryryCYms
>>180 >妙なプライドみたいなものが根付いてる
同感です。ところで、捨てるほどあふれている一方で、拾ってでも食いたい、
いや、もはや食うものさえなくて死んでいく、保険をかけて自殺して借金返済
にあてる、そうして家族だけでも生かせていく人がいる。こんな日本に誰がし
た。そう、民主主義という言葉のマジック。手品の正体、それは言葉。そんな
言葉。日本の古典には、そんな甘い言葉にはだまされない「漢文」という手法
がある。大学入試から漢文が消えつつあるらしいが、これこそ、他のどこにも
ない、日本独自のオリジナル。オリジナルが少ないと侮られがちなこの国で、
言語研究にかけてはイタリアとともに世界中の学会で多いに評価されている。
それをみすみす消してしまおうとは。漢文を消すなどと、よく宮内庁も黙って
いるのですね。天皇の文章は忘れられてもよかったのか。いや、僕はいま漢文
の勉強してますけど。芭蕉も紫式部もよくよく学んだというから。
182 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/16 01:09 ID:peHWLFAy
>白なんとか
おっさんまじでうざいから自分のスレたててそこでやれよ。。
ワロタ
184 :
腋臭:03/03/16 06:24 ID:ZiJeAtab
やぁ へたくそ 朝だよん♪
徹夜しちゃったよ
おまえも長いなこの板・・ まじで
自営かなんかしらんけどもちっとまともな「詩」かいてみ
「おれのは詩じゃない。好きにサセロ!!」なーんて思ってるんなら
どっかいけ
黒いドレスにワンポイントの紅い薔薇はやけに阿呆にみえるので
白いドレスに気まぐれのヤモリのブローチは馬鹿にみえるから
おかあさん私がわるかったです。
186 :
裸の俺様:03/03/16 07:47 ID:YPFgERe7
白蝋金さんって、いつもレス遅いけど、
あれって検索で忙しいからなんですか?
187 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/16 18:31 ID:a/kCDNip
>>186 >白蝋金さんって、いつもレス遅いけど、あれって検索で忙しいからなんですか?
→いつもパソコン見てるわけではないので。大抵は他にやることがあるので。
いちいち検索なんてしていたら、他人の印象批評や評論家の発言に左右されて
しまうでしょう。それと、調べてからレスしたい時は、自前の資料で一応確認
してから、書き込ませてもらっています。
188 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/18 02:48 ID:N5k33RNy
「ペプシ」
言葉ならもうすこしだけ
僕に伝えたかったことがあったはず
君の目も僕の目も死んでいて
干上がった海藻みたいに未練 未練で飽き飽き
ブリスターパッケージにされた胎児が子宮で
君のライフワークで貯めに貯められた
羊水の底で身動きできない
唇に結露が数滴
蛍光灯を映している
189 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/18 03:10 ID:RxAFKqCP
生駒の岳には霰が降るらしい
どんな霰なのだろう
生駒の岳を越えて男が行くらしい
どんな男なのだろう
水の都は木の都でもあるらしい
気の強い女にささえられ
命の水でもあるらしい
190 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/21 02:27 ID:eM32Wdvg
>>176 書き出しの部分の第一行目は詩の一部なのかそうでないのか
そして最後の一行、たばこでも吸おうかな?の部分は詩の一部なのかそうでないのか
そのへんがあなた独特の技巧的なあそびであるならば僕はこの詩はとても気に入りました
もしそうでないとして見るならばこの詩は僕的にはたいしたことがない詩です
混沌とした思い出的な複数の記憶間での葛藤を感じましたが
あなたはもうそれらからは何の痛みも感じ取れずにただセンチメンタルの道具として
それらを傍観していらっしゃる、、それではやはりありふれた言葉とありふれただけのイメージ
それらの記憶たちにあなたがもっと蝕まれる時期にやはりこれらを生かせてあげなければ
詩書きとしてのあなたに助けを求めたであろうこれらの思い出たちに残念なおもいをさせたのでは
しかしながら全編をとおしてながれる空気感はしっとりとしていて心地よく
例えばドビュッシーの牧神の午後への前奏曲を聴いたときのような
心地よく瞼が重くなる、よい意味で怠惰な発酵を感じました
191 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/21 02:55 ID:eM32Wdvg
「窓」
もし本音が許されるのならばと、男はその日窓から身を投げ出して叫ぶ自分を
想像だけしてはまた足下を見てすぐにうずくまった
泡を立てている隣近所の嘔吐物とその中にまぎれた彼等特有のある種の欲
艶かしすぎる虚無には土も無く花も咲かなければ自分さえ埋めれず
サンダルを履いて廊下に出てみた
予想に反して蜘蛛の巣も何もないかわりに
なぜだろう初夏なのに吐く息は後ろや前で白く
なにもかも許されたばかりのような表情を脅迫せられて息はさらに白く
踊り場に面した縦長の窓から
ばらばらと錠剤を喉の奥に流し込むつもりで投げた
ペン立てが溢れかえる昼間が何者かによって運ばれてくるんだってさ
何日も何さえも口につけずに僕は仰向けでレールを下る
感情が囁かれて意識が眼前に描かれた
横を過ぎた僕の部屋にはどこにも
窓がないかわりに空が黒く焼け付いていた
>190 藪鳩様
最初の一行目は極一般的な挨拶です。
最後の一行目は詩の一部です。
ここまで丁寧な批評をして頂けるとは思いもよらず、
大変恐縮しております。
>思い出たちに残念な思い
痛みを伴う思い出、温かくなる思い出。
どちらかといえば前者に対する訣別のつもりでしたが、
まだ、深く刻み込まれたままです。
>良い意味で怠惰な発酵
それを感じていただければ、七割は作者冥利に尽きます。
これからもポツポツと発表させて頂くと思いますが、
どうか、手厳しくお願い致します。
193 :
名前はいらない:03/03/23 17:41 ID:nIAWuYKz
書くんだ
194 :
a°M?μ ◆oUVabUhato :03/03/24 01:54 ID:ZkBaevbg
>>192 いえいえ的を得ないぬるい批評でごめんなさいです、
こんなんでもよかったらいつでも批評付けますんで
ポツポツとでもこちらこそよろしくです。
195 :
あした:03/03/24 02:52 ID:IhksY8jB
「無題」
グラスからこぼれる水
僕はあの人に勝ちたい
無意識の中にある余白
だから 何だって言うんだ
言葉は不確かなものさ
全ての出来事に意味は必要ですか
196 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/24 03:12 ID:vzkT2kMo
>>195 あのひとって誰?宮沢賢治なのかま?
無意識の中にある余白 って表現が良いと思う
だけども だから何だって言うんだ っていきなりで書くのめんどくなったのですかね
せめてその無意識の中の余白とやらになにやらからなにか書くなり描くなり読みとるなり
でもなんか笑った、気持ち悪くねじくれてて、
197 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/24 03:39 ID:Znz+eDAQ
「陰毛」
どこが1番の過疎板だろうとおもって
いろいろな板を回った
いがらし園芸フライトシム野鳥
そしてここ詩板にもどってきておもった
気の小さい荒らしって過疎板にしか書き込めないんだって
俺はもっとこの板を駄目にしてやる、
虫の息だからとどめは俺がさすんだ、等々
ほんとに見ていて微笑ましかった
ところで今日本屋に寄ったら
平積みにされたレジ横の文庫の上に
ポケットティッシュを山積みにしている学生が死んでいた
後ろから鈍器で殴られたらしい格好で
そいつは警察が現れるのを待っていたっぽい
部屋に帰って気分で昔に買った
文庫本を引っぱり出してきて読んだ
本棚のいちばん下に置かれていたそれには
しおりがわりなのか陰毛がところどころに挟まっていて
ついにどこから読めば続きを読めるのやら解らずじまい
それでそいつを本棚のてっぺんにほうりあげてから
また過疎板を旋回してこうしてここに書いている
嫌になるほど眠れない夜には
すこしちっぽけな荒らしくんにでもなろうか
198 :
:03/03/24 03:42 ID:Znz+eDAQ
とか考える
199 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/25 00:40 ID:1yHQb+qk
「口内炎」
電話をしてもいつだって
君はだれかと話し中でさ
何度もかけなおすけれど退屈で
僕は口内炎のところの薄い皮を破いては待ってた
口中に朱色い血がにじんで
爪の裏側では乾燥し色をみるみる失って
血は固まると黒くなるけど
電話のむこうで君はいつまでたっても話し中でさ
200 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/03/25 00:58 ID:DcL5u2kY
まあなんだね
探してみれば残っていたよ
「洋酒入門」などなど
君の為に残しておいたわけでは決してないのだけれど
それだけは断じてないのだけれど
いや もう当時から
砂糖ぶち込み日本酒にはホトホトまいっていたものだ
角瓶・アーリー・アイリッシュ
淀川河川敷で聞いていたあの長いながい
ゴトゴトゴトゴトゴトと
貨物列車は朝の四時頃
FMの選曲いまも覚えている
Ashes To Ashes/David Bowie
201 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/25 01:20 ID:bR8SJ0XT
「曇り空」
空が 濁ってしまって
僕は あきらめてる
公園で 虫歯の痛みを じっとこらえて
玄関の臭いを 吸い込んで 昼の夢
ばらばらすぎる こころのせいで
雨の日にも雪の日にも ただ曇り空
じっと待つけど ジオラマの民で
塗りたくられた ラッカーに銀の空
指で 触れたら 消えそうで こわくて
今日もまた 動物を 演っていた
202 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/25 01:47 ID:bR8SJ0XT
「煙突」
俺は黒いから
世界の色がみんな真っ白に見える
俺は真っ黒いから
目が覚めても寝てても
まぶたの裏側も瞳孔の隅っこも黒くて
子宮を持たない魚の鮮血もフンも白くて
それを飲み込んではこの世の不可思議へと変換した
人の世で人がする糞も真っ白で
煙 俺が焼けて煙になったら
その円柱の内側にこびり付くのは
どんな色なんだろう
どんな臭いなんだろう
今はただ真っ黒くただれて
何もおもい浮かばない
203 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/03/27 23:08 ID:2XYB82tU
「僕は恋」
僕は人を好きになって恋になる
恋は平穏を願うから人になる
人は人のままでもなんにでもなる
どもこんなふうにみんな恋にしかなれない
204 :
ohatu:03/03/28 23:31 ID:cO6nQaV7
†サンダイル e.p.n.0001
あなたはいつも、握りなおす
僕の親指が上になるように
そうして、手を振って歩く
加速するように、笑いながら
あなたはいつも、笑いなおす
昨日はちょっと、だから
明日は、ねえ、きっと、を繰り返して
泣くまでは、きみでいる
あなたはいつも考え直して最後には
同じ答えにたどり着き、その指輪を捨ててしまう
その速さに人という形状はついて来れず
捨てるにはあまりにも大きな質量に戸惑う
飛べたら
あなたはいつものように消えてゆく
朝が来るのをいいわけに、ラヴァー、ラヴァー
新しいものよ。
宇宙の中で小さな、ものよ。
205 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/02 23:03 ID:FtBHA3ih
>>204 すばらしく良い詩だとおもいます。
1蓮2蓮と表面的な描写でもって内側をえぐり出すかのような
弱過ぎず強過ぎずなふくよかさを伴った哀しさ
慣れてしまうことのできない人が慣れてしまうことをできないでいる人を
眺めている見守っているかんじですかね? 好きです、この感じ。
ずっとまえにあなたが書いたスパゲティーがどうのの詩とはえらい違いです(失礼
206 :
spanpanpaaaan!:03/04/03 04:09 ID:zWAeDYWg
藪鳩さん、あなたの詩は良い。
そしてあなたは渋い、渋すぎる、
だから僕は書きこむのに気がひける!
>>206 渋すぎてごめんなさい。って渋いかあ?なんかまちがってないかなあ?
だいたい渋い奴ってのはスレをさげでするもんだろうしなあ、あーの人とかあーの人みたいに
208 :
spanpanpaaaan!:03/04/04 02:06 ID:TPDWr2SY
なんか渋い。詩と名前が渋い。読み方さえもわからない。
酒を語ってるとことか渋い。善人ぶらないところも渋い。
ちょっと言いすぎました。
ちなみに僕も
>>14詩人に梔子さんの詩は凄いと思いましたが
この詩板では有名な方なんでしょうか? ちょろっと教えてほすぃです。
209 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/04 02:13 ID:d9v52oi4
「空が染まる」
西の方で大きく音が響いて
それからやっとして空が染まった
足下がさらに少し経ってから軋んで
ずっと遠くではテレビカメラの映像がひどくぶれた
子供はここではすっかり慣れてしまっていて
泣きもしなければ足さえも止めない
俺はそんなこと何も知らない
知らなくていいのに
螺旋階段を目一杯の速度で駆け上がって
屋上から飛び立とうとしている飛行船にタッチの差で追い付く
俺はそこにスヌーピーの澄ました顔したステッカーを張り付けてきた
それが空に遥か浮かんで見えなくなっても安心できない
やがて撃ち落とされて奇麗な真水の湖に溶けたって
なにもかも忘れて安心するなんてことはできない
酔っていてふらついた足取りで玄関の戸を閉め階段をのぼる
ずっと僕の巣に浮かんだままの空の色を確かめもしないで
カバンのなかに誰かの忘れたつなぎ止められなかった空だけしまって
空腹だけれどこのまま眠ろう
蝉時雨 水浴びの歓声
せせらぎ 冷やした西瓜の味
真夏の日差しと月星
向日葵の萎れる頃
麦藁帽子と一緒に
物置の中へ
211 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/05 01:09 ID:ojXNKZqC
>>208 俺も知りません。梔子さんはどこのだれ?だれか教えてくださいな
ちょっと探したこともあったけど詩板に留まらはった時間は短かった。
>>210 環八沿いの植林に蝉時雨と臭い小便の臭い
性感マッサージですっきりしたくて
愛液のきらめきを夢想した昼間
あ゛ーもう何が麦藁帽子だか意味不明だな
下痢っぽい詩だなあ
おまえ下痢だろ?
212 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/05 01:44 ID:ojXNKZqC
「くしゃみ」
部屋の中に90度の角度がいくつあるのか数えてみてる
数えきれないことがわかってしまって次は
僕の中に角度と呼べるほどの
はっきりとした歪みの数を数えてみる
喉が焼けると毎晩のように
ひどくくしゃみを繰り返して独り
白熱球が壁に映した
曲がった体の影の組織が分解されてく
そして明日の夜にまた数える
部屋の中に90度の角度がいくつあるのか
213 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/05 02:07 ID:ojXNKZqC
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
「森の木々」
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいるっっっっv本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
本当のことをわかってない笑ってない死んでいる
>>213 なんか こう すき
ほんとうのことわかってないよね。
おはゆれす。
216 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/04/07 02:09 ID:XwyIOJkG
「インポテンツアンドサイレンリーダイアリー」 :歌詞です
喉元を食いちぎられてやや血まみれのままで
崩れ行く生をぎしぎしとがんじがらめにしてゆく
空には既に色はなくその空すらもなく
僕の足下にはただ700の感情やら臓器やらが
この世を惜しむかのようにレジャーシートに戯れている
それでも僕は水平を垂直をジャイロスコープで探して
汗が毛穴を流れ出るのを毛穴が汗を流し出すのを感じる
僕は感じる僕の母性を僕は感じる僕の真心を
ちょうど僕が生まれ出る直前でこんな感覚を感じたことを思い出した
あぁ母さんおしえてください 僕が初めてあなたに話してきかせた出来事を
あれはどこの駐車場だろう
水銀の粒子が嘘のように白く輝く
僕はあなたとふたりきりで歩き
この世のままならぬ不誠実さを告げられた気がした
僕はすぐに空想へと逃げ込み
ありもしないあなたとの会話を
懐かしむふりをしながら直立しているのが
いまになってもやっとのことです
あれから一時たりとも止むこともなく鳴り続けた
間違ったものがそこに居る歪みが
すっかりと今では体温を失い
誰かに抱きしめられる時はこないままに過ぎたと知ったようで
インポテンツ アンド サイレント ダイアリー
あ、題名に タ が抜けてるそ、、。
あーと曲調はソウルセットでビッケ調で流してくださいな。
夕暮れ 何がほしい?
僕が捨て去ったものの全てがほしい
新しい考え方の後始末だって
僕が考えるよりもさきに
君がそっと横に座ってこう言う
中途半端はわたしのほうよ
あなたの言葉はずっと何も知らないんだからって
夕暮れ 隠れたままで
せきとめられた水路に顔を映して
もしもこのままがほんとにこのまま
明日になっても誰にも会えやしない
二人だけでもよかったのに
ひとりで吸う大気は
僕が感じるよりも実はずっと穏やか
トルエンをビニル袋に入れて吸うと頭がおかしくなってきもちいい
透明度の低いシャリシャリのほうの袋でないと無理、溶けてしまうから
でもその後の飯が激不味くなる、やってらんない
四塩化炭素は容器の蓋を開けて鼻から少し吸い込むだけで
瞬時にトリップできて手っ取りばやくっていいかんじ
でもたまに気を失うことがあるから気をつけないとダメ
あとやっぱり毒なんであんまりやると頭が悪いコになっちゃう
俺なんかそれでおかしくなったくち
鬱のふりして病院でもらってたよく解らない抗鬱剤は最悪に副作用があった
間接がこうなんかキューってなって欠伸すると前後左右わからなくなってパニクる
勃起障害もあるようで2か月間くらい立たなくてまじで悩んだ
でも性格が明るくなってあまりブルーに襲われなくなった
5年くらい経つけど効き目は今でも続いてるみたいだ
っていうか本当の鬱病だったのかも
今は酒ばっかりだけど全然酔えないしなにより不味いのがいやだ
動脈にウオッカ直接流しこめたら楽なんだけどな
今日はトムソー13世のアルバムを買った
こいつバカだよ本気なんだも
こっちの感受性をいじくりまわしてドクター気取り
目を瞑りみる映像は目なのか耳なのか脳なのかわからん
感じることはできてもイケないはがゆさ
熟れることを知らない性器
だらしないモノにほど性感帯は多いんだってな
例えば宗教、いい例えだろ?
部屋に居たって襲われっぱなしさ
僕のクリトリスは耳です眼球です
「ゴミ」
ゴミ箱に入れればなんでもゴミだよ
道端に捨てればなんだって景色さ
僕は大きすぎてゴミ箱に入らないから安心してるよ
君も大きすぎてるし太っちょだから安心してるよね
でも犬や猫は入るよ?ゴミさ
君の映した写真も入る、ゴミ
食べ物は美しくっても
排泄物はゴミ以下だよね
なんだ僕らがゴミ箱なんじゃん
俺は太陽だって飲み込んじゃうよん
カメラ付きの携帯を買った
その日うれしくって目に付いたものをとりあえず撮った
外国人に殴られた
>>205 の連が蓮になってるけどな俺は決して名無しで蓮さんを煽ったりなんか
してないからな、、。絶対の絶対に俺は蓮さんを名無しで煽ったりなんかしてないからな、、。
名無しで蓮さん頑張って、とかは書い(r
「思考停止11」
手紙書けなくってごめん
ほんと自分のだらしなさが嫌になるよ
今日も着信入ってたけど
結局俺は前に言ってた妙な駆け引きで逃げちゃうだけだな
電話しなかった理由を考えてるのに胸が痛いんだ
あなたのことばっかり考えてる
いまだってそう、止まらないくらいなのに嘘つき
空虚なだけの世界をぎっしりと埋め尽くしたあなた
SOLに打ち抜かれた窪地が瞬時に砂漠化した昼間に
僕は僻地で一枚の絵を描いていたんだ
それはとても静かに笑う鳥の絵で
僕が泣くほどにその鳥は笑う
そういう線を導いてくれた
僕の利き腕はバランスが悪くって
大気圏から抜け出ようとしている反対側の腕を羨んでる
だから上手に描けなかった
僕が笑うといつも絵は消え白紙に戻るんだ
夢からさめてまた別の夢の中にいる
ここにもあのこがあらわれるのを待つ
そして抱きしめてこころから願う
この夢がさめるよりはやく死が来ることを
思考停止シリーズはラブレターみたいに見えますが、誰か特定の人のことを
思い浮かべながら書いているのでしょうか?
それはリアルの人?それとも空想の人?
>>229 実在する人へ対する実在する感情です。なんかこうやって書いてけば
ずっと経ってから読んだら笑えるだろうなぁって思って、いや泣けるのかなw
231 :
229:03/04/15 01:38 ID:ymaYrMlu
自分の場合だと、後から読み返したときには詩よりも日記の方が涙が出たりする
かなあ。
今このときの気持ちを詩に書いて手元に老いとくのってどうなんだろう。
それを思いきって相手に見せてみたら楽しいかもね☆キャハ
232 :
229:03/04/15 01:47 ID:ymaYrMlu
君は笑って「ありがとう」って言うかな?それともどこかへ飛んでいっちゃうかな?
ってね。
この夢がさめるよりはやく死が来ることを願う、か
233 :
229:03/04/15 01:58 ID:ymaYrMlu
夢からさめてもなお生きていくのは辛いことなのか、それとも心地よいことなの
か。それともただ退屈なのか。
最近思うのは、「片思いって実は素敵なことなのではないか?」ということで、
人間その想いだけで生きていけるものなんだな、ということ。
今のこの気持ちを持って15年前に戻れたら楽しいかなあ。どうだろ。
234 :
229:03/04/15 02:13 ID:CiHYogzK
純粋な片思いを許してくれるものがまだあることが幸せなんだとしたら、
本当はあの頃が一番幸せだったのかもしれない。
自分を磨く努力なんていうものが、純粋な片思いを汚してしまったんじゃない
だろうか。
それは手に入らなくてもよかったんじゃないだろうか。
届かなかったからこそ、それはずっと美しかったってことだったとしたら?
それに耐えられなかったわけじゃないとしたら、多分、欲張りすぎた。
眠たくなってきたら、そのまま眠ればよかった。
夜遅くまで目をあけていても闇しか見えない。目を閉じれば夢が見れたのかも
しれない。
純粋な片思いってのはなーんの希望も持たないやつでしょ?
例えば小学校の時に誰かのことを好きだったような、、
こうやって歳とってからの片思いってのがあなたがいうように汚れてるとしたら
たぶんそれは僕の場合は昔ほど異性を信じられなくなったことかな、、
あ、片思いに限らずだな、、2人でいてすごい楽しかってもさ
どうにもこうにも相手のことを信用できてない自分に気がついてしまって
そんな自分が切なくって切なくってどうにも涙が止まらなくなることがあるよ、、
俺は今日うさん臭い金融の奴と握手をした
車から降りてわざわざ助手席側まで歩いて行ってだ
目は光らないし毛だって1本もない
革靴だけが微妙に有機的だったから汗が出た
そいつは羊とアルゼンチンとを引き合いに出して
ガリガリに痩せた鶏を絞めてみせてから俺の方をみてにこりと笑った
明日から俺は働かなくっていいんだ
もう一生働かなくてもいいんだ
「パーティー」
僕の街を歩く足取りが
何千人もの代弁をしていることに気付いた
がらがらの電車も世界の幹で
水分を汲み上げる作業だけしているね
公園の噴水がナパームに砕けた
両性の生き物が誰かを愛した
僕の靴は悲鳴をあげてる
大気を揺らすことはなく叫んでいる
238 :
229:03/04/17 07:11 ID:Mb0t6w89
おとといは悪酔いして長々と管巻いて悪かった。
絶望について語り合うと悪意みたいなものに変わるから、ふだんは
気をつけてるんだけど…もうしないよ。
いえいえもうしないなんて言わずにまた管巻いてくださいよ
記憶があるだけあなたは僕より幾分紳士でしょうし
ところで最近本気で詩が恥ずかしく、詩を書いている自分が恥ずかしく
なってきたけどどうしよう。。
恥ずかしくない詩を追求しよっかな、、
最近はビール1本飲んだだけでもたまに記憶がとぶ
さっきお風呂入ってて体洗ったかどうかがまじでわからなくって焦った
確かに洗った気がするんだけど昨日だったような気もして結局また体洗った
昨日もいろんなスレに書き込んでたみたいだけどまったく知らんかんべんしてくれよ俺
「あくび」
君は僕の中ではゆっくりと泳いでいるけどね
実際は湿気った部屋で今頃は眠って
不安に煽られたような夢に脅えているだけだってことは知ってるんだよ
わざとボタンをひとつずらして
現実を忘れるためのおまじないは
今日も的外れに終わってしまうの?
君が欲望を殺すのが聞こえる
何十年か前の断層に詰め物でもしたかのようなほころびた音
見失うことには慣れてきたけど
この耳鳴りはどうしてとめられるんだろ
そして朝
太陽
駅と人と子供と僕ら
君が起きてるんだろうってことだけで
僕は毎朝起きてるのかもしれない
ラブソング
詩ってよ
今朝夢で
あたしを奪ったキミ
花嫁泥棒なんて
いつの時代の映画?
でも
悪くない
ね
死との結婚から
連れ出して逃避行
ああ
スリルが
死に触れるあの瞬間と
紙一重で
たまらない
イカレテル
嗚呼
そういう生き物
デモ
ちょっとくらい
狂っていても
螺子を巻いてよ
キミが ねェ
兎に角
夢でこの腕を引いた
キミ
連れ出して ねェ
浴槽につかろう
まぼろし
その
誰でもない
キミを
あたしの遺伝子に
組み込む為に
浴槽につかろう
まぼろし
その
誰でもない
キミを
あたしの遺伝子に
組み込む為に
愛してるという感覚に
ゆっくりと
カラダを沈めて
浴槽の中で
あたしから産み落とされて
産声もあげずに
死んでしまうモノは
マイナス?
それとも
プラス?
どうでもいい
どうでもいい
くだらなくって
夢か
現か
幻か
どうでもいい
どうでもいい
くだらなくって
イカレテル
ああそんな生き物
だけど
ちょっとくらい
狂っていても
螺子を巻いてよ
キミがさァ
螺子を巻いてよ
螺子を巻いてよ
キリ
キリ
キリリ
錆付く前に
かたまった血で
錆付く前に ねェ
まぼろし
その
誰でもない
キミ
今
そっちに
いくよ
長過ぎ、、、、、スマソスマソ(´Д`;)
>>242-243 ネリ様(このスレに書いたが最後さ
漢字とカタカナとのバランスが
演出過剰って臭いがプンプンしてます。
わざわざと壊れ加減をでっちあげなくても、
あなたの連続カキコぶりを見れば詩板のだれもが解っていますよ
あなたの精神のぶっ壊れ具合が。。
でもなんとなくあなたってすごく夢見がちなのはわかるよ
仕事中だって仕事のことなんか考えてないのは知ってるよ
でももう寝なくちゃなんない。。では
うわっ!まだやってたのね、、、。たしかに長過ぎだわさな、、(σ.σ汁)p
スマソ。。。スマソです。。。汗
なるほど確かに演出過剰、、、素直になります。
ありがとうございました
オヤスミなさいませ鳩科のヒト。素敵な夢を☆
>neri
歌詞なのか?
やばい朝だよまさるさん。捕獲は微妙ですが、アンテナは変わってないんですがね、
こっちは消したよ酔うと崩れるから。では連絡待ってますん。
マイナスな自分の時の日記、、、、ぽくない日記です。
ああ、音をつけるのは好きです、浮かしはアコギで唄ってました。
始めは詩より詞からかきだしたようなもんでしたから。
そういう癖が抜けないところもあるかもしれないです>リフレインとか
>>251はらださんの「将」はまさるサンだたのですか!?
φ(..)メモメモ
neriさんのアコギの弾き語り聞きたいです。
京都に誰かギター持ってこないかな?笑
結果的に孤独オールしちゃってあたまやヴぁいのでなに書くか
わかんないでつ〜・・
>ネリ姐さん。
あなたの詩は密度がなんつか低いのね、
いかいかが感受性に乏しいとか言ってたよね?こないださ、
それってふだんしゃべってる言葉を文字にする時に感じる緊張感のようなもの
そんなのあるよね? それがねきっとネリさんは乏しいのね、ごめんね、
あなたのさネリさん感受性が乏しいなんて俺はぜんぜん思わない。まじでさ。
例えばこのパソの画面で見つけた
多くの言葉を密度に通して一言にして何気ない顔しているサイト。
そんなごくごく国語の授業が僕みたいな年寄りを
小学校の第一学くらいまでつれもどしてくれんだよねぇ、、
あ、今寝てたよw、、
>>254 痛いですよ、、、何がッテ、、、
「青春しちゃってるわぁあたし!ぽわわぁん(はぁと感」が。
「失敗作スレ」で大関になってしまいましたからね、、、、
因みに痛さランクは
銀河皇帝(317氏)>横綱(激辛先輩)>大関(自分)です。
、、、、スレ違いすみませんでした>薮鳩さま
ごめん
>>255 は別人格です。
おやすみな>読んだ君
>それってふだんしゃべってる言葉を文字にする時に感じる緊張感
いえ、なんかわかるような気がします。
自分はリアルでもお道化過ぎていて言葉の安売りをしすぎてきてて。
なんていうか素直な言葉を使えないし。どうしても、、、
まだまだ本当に。
>ごめんね、
とんでもないです。むしろ有り難いですよ鳩さま。ありがとうですよ。
>>257別人格(?_?)
おやすみなさいませ。素敵な夢を見てください。
260 :
(σ・∀・)σ:03/04/18 05:45 ID:rHWGtflX
261 :
spanpanpaaaan!:03/04/18 05:56 ID:6gvb2+Ym
「けっ」
僕は君の夢をよく見るよ
君がよく出てくるよ
なのに君の夢に僕は絶対出てこないんだね
僕らもう1年以上付き合ってるのにね
まぁ、わかってたけどね
君の夢にはアイツが今も出てくるんだろ?
知ってるよ
まぁいいよ
夢の世界は自由だしね
仕方のないことだ
夢は夢だしね
まぁ夢って現実だけどね
262 :
超話題今後雑誌記載に掲載かも?今がチャンス:03/04/18 05:58 ID:HMYfjgM5
どもっす。持ってるCDプレーヤーを売却してCECのCD3300を購入しますた。
3万にしてなかなかの音を出しますよ〜。良い買い物で当分は幸せです。
じゃ僕はコソーリROMってますんで頑張って下さい〜。ROM君てーのは案外卑怯な
立場ですよね〜。このRom君達の沈黙が僕はときどき怖かったりするのです。
自分の場合は特に(w それでは・・・。
ひさしぶりだね、CECかぁ、マニィアな選択ですねぇw’洋物の安価なのって
端子のランクをあまり落とさずに部品数を落とす方向で音詰めするそうだから
それがうまく成功している機種なんかでは価格からは信じられないくらいにふくよかに
鳴ったりしますよね。僕のはフィリップスのLHH500なんですがもうすぐ10年だな
昔はお金持ちだったなぁ、、あ、今日とっても金食い虫の愛車が修理から帰ってきました。嬉しい。
265 :
山崎渉:03/04/20 01:38 ID:1+CNA/cT
∧_∧
( ^^ )< ぬるぽ(^^)
ユロ買ってきました。で、こんな廃スレをROMってるひとって多分yuu君だけだとおもうよ。
俺はマソだからなんでもありだけど、きみもマソならろむるたびに書き込めなへな。
「パンダ」
今日 夕方ふりだした雨のひと粒ひと粒に
パンダの、キーホルダーにぴったりなくらいの
パンダのパンダのフェルトでできた
光みたいな具体的な抽象さが混ざっていたんだって
パンダだって涙
パンダだってため息
グッド.バイ.マイ.パンダ
>>261 夢が、けっ ってはさ
自分の言葉じゃ多分ないから却下
最後のおちはもっとダメダメです
改行しなければ立派な主張ですた。
>>267ぐ、ぐはっ・・・
>>261あれは詩ではないということですか。
そう言われたらそうですね。あれは僕の主張ですね。またトライしますよ。
「売り渡し」
その体のいったいどこから
すべてを変えてしまうようななにかが出るのだろう
あなたが産んだ子供をいくつも分解してみても
特殊なものなどどこにも発見できなかったというのに
僕は自分が何も持たないことを信じたくないから
指をこうしてかじっては
揺れながら歩き落ちる血を眺めて
労働にすべてを溶かして
変化の無い毎日を映像化したものを天井に張りつけ
毎日それを眺めながら眠りにつき
このすべての不運の集大成のような世界を壊してゆくんだ
この体のいったいどこから
このすべてを変えてしまうようななにかが出るのだろう
歯ブラシでそれは毎朝少しずつ磨耗してゆき
やがて牙のような鋭利さを持つようになる
人は人を食べ消化して忘れる
動きを止めた雲が同じ形を
カタログのようにさらけだす空
「ソーセージ」
死んでもなつかないハムスターを手にして
二葉の出た植木鉢を墓にするんだ
回線は永劫の景色を鼻で笑う
羊の小腸の長さと
僕の前立腺の敏感な短さ
空気が乾燥してくると
家電が僕の意識を喰うんだ
指がビニールに包まれて
ソーセージのふりしてかじられたらいい
271 :
名前はいらない:03/04/21 04:44 ID:UgOUYfLN
「羽根」
あなたの息子の部屋の壁にびっしりと貼りついている
恥ずかしい病気を運ぶ虫
みかんとバナナに巣を作る赤い羽根の虫
カラスに頼んだって目玉をつつかれるだけさ
おとなしくしていればそのうち勝手に出て行くよ
アスピリンじゃどうにもならない高熱にうなされて
卵の産まれる夢を見る。
272 :
名前はいらない:03/04/21 05:02 ID:el0G/pNk
「最強」
俺は人類最強になるためにはどうすればよいのか考えた
人類最強なのだからどんなこともできる
手始めに全裸で姉の部屋にアンゲロ、アンゲロとつぶやきながら飛び込む
タンスをこじ開けブラジャーを腰に巻きパンティーを頭にかぶる
姉が呆然としながら見てくるが人類最強なので気にしない
姉のベッドに潜りこみ「幸せだから!幸せだから!」と絶叫
姉は無言で部屋から立ち去る
だがまだ最強には不十分
次は妹の部屋にムッシュムッシュと叫びながら飛び込む
妹は着がえをしている最中だったが人類最強なので無視
半裸で逆立ちをしながら
「俺に充電しろ!!俺に充電しろ!!」と絶叫
妹は大泣きで退散
確実に人類最強に近づく
開脚後転でトイレに飛び込み便座を外し首に掛ける
ゾンビの真似をしながら母の部屋に突撃
タンスを開けると一枚の写真発見
死んだ親父が俺を抱いている写真発見
俺は泣いた
>>266 そういえば或る強風の日の黄昏時
パンダの被り物を被った人が
そのまま手で頭を抱えながら右往左往してた
入ってるのはバイトの兄ちゃんだったんだろうか
煽られながらふらふらしてたけど
やっぱり眼は優しそうに笑ってた
勿論僕はパンダの被り物はしてないけど
逆風に髪をびゅうびゅう吹かれて
半分だけ眼を瞑りながら風の吹かない家を目指した
もう遠くて振り返る余裕も無いけど
さよなら.パンダの人
>>271 あなたのへんてこな意図は理解できるんですが
その意図のあいだあいだに挟まれている名詞の数々が
とても陳腐で台無しですよ。
きっとあなたは詩人気取りな世間擦れ自堕落くん。
>>272 おもいっきり笑った。ありがとう。
でも母親で終わらせないで、ぜひ家の外へと飛び出してほしかった。続編可です。
>>273 yuuは現実主義者なんだよきっと
もっともっとあっちの世界の空気をかもし出せる詩のスタイルなくせして
メルヘンを消す単語ばかり好きだし
夢見がちな自分もけっこう十分地に足着いちゃってるしね??
もっとぶっとんじゃってよ、一度くらい手首切っちゃってもいいんじゃないの?
健全少年君は昔の夢見がちな自分を忘れられないけれど
世間にどんどん順応していく今の自分も嫌いになれないんだよね
いいから、おもいっきり息を深く吸い込んでから
目をつぶって腹を割くそんな動作を真似てみればいい
yuuの詩はそれからじっくり読ませてもらうよ。。(失礼w
276 :
yuu:03/04/24 02:39 ID:eG6cGzie
>>275 なんか勘違いされてそうであれなんですけど、
>>273は
>>266の最終行のグッドバイマイパンダの、その部分だけからちょっと連想して
書いた感じです、、。単純に綺麗な詩だと思ったんで。特に変な作為はないですよ。
うーん、現実主義者と言われればそうだろうし、理想主義者と言われれば又そうかも
知れないんで、端的な言葉で括るのはどうかと思うんですが、自分を病的に装うとか、
健全に装うとかそういう作為は嫌なんで、そのままに書いてます。
感想は、どうも有難うです。
277 :
yuu:03/04/24 03:09 ID:eG6cGzie
ていうか、俺は最近自分の詩はめっきり詩としての自信が無くなっちゃってるんで、
なんかすまんです。
>>264、レスするの忘れてたんですけど、CECは日本のメーカーですよ。オーディオ専門のメーカーですが、
なかなか面白いメーカーです。今度のCDPは、雑誌や2CHで評価が高かったんで買ってみました。
そのうちにはもっと良いのを買いたいんですけどね〜。家にホームシアター建造したいんですが、、。金が。
CECは国産でしたか、ずっと勘違いしてたわけだな、ありがとう
それと275はyuuが詩を最近書いてくれないことでたまった鬱憤ですな。
>>278 最近、ちょっと書くのをやめて読むほうにまわりたい、
感じなんです。でも衝動的に書くことはあるかと思いますです。
自分の詩が今だに読みたがられてること自体、とても意外です。
嬉しいです。
>>272 びびりました。なんか伊集院光のラジオに登場しそうなネタですな〜。
叫んでる言葉が非常に面白いんですけど。こういう勢いで突っ切ってる詩は
なかなか書けないっすな〜。
「ラブレター」
あぁ、身体中の筋肉が痛い
しんどい
重たい涙が出てきたよ
ねばねばしてる
顔が熱い
もう真っ赤っかだよ
なんだ なんでだ
あなたのこと信じてたなんて言うつもりはないけど
けどやっぱりさぁ
けど
信じてたんだよ
あぁ、あなたが僕を裏切るなんて
272はコピペにタイトルつけただけじゃねーか
282 :
はなまる:03/04/25 23:05 ID:5VoYNknW
本当は、貴方のこと、
アクアマリン。
すすすすすすす
すすすす
鱸。
あー、苦しいなんて
やめてよオーガナイザー
俺はちっともチアノーゼ
>>279 俺も詩を書くのには最近全然気合い入んなくって、ほっとしてる。
詩板ももういいかなっておもうんだけどせっかっく育てたコテだしなーって
思ってうだうだやってるだけなの。
>自分の詩がいまだに読みたがられてる
いやほんとそれ俺もちょうど思ってたところよ(笑)。
たがいにうだうだやりましょーよ、ね
>>280 あのさ失恋くらいでいちいちねばねばされてもあれだよね、
電車のってても「あ、あいつ失恋したぜ絶対」とかって気付かれかねないでしょ
だからいちいちねばねばしないでね。それだけです。
あと裏切るってって、君が僕を裏切るって、なんだろうね
裏切ったのはこっちじゃないのかって、それでむこうはある種裏切らない奴を求めて去ったんだな。
>>281 なんだそうなんだ、俺はまたどこぞのネタポエム系の有名どころが名無しでこっそり
書きこんでくれたんだと思ってさ、なんかまじれすぶっこいてるよね、はずかしいよね。
yuuもだな、はずかしいよな、おれたちってかなり。。
>>282 これは恋文ですよね
>アクアマリン。 の 。がとても効果的に使われていて関心しました。
鱸はスズキと読むのでしょうか、海鮮系でまとめているつもりでしょうが、
全体的にはふざけて書いたと思わせる為の構成がまざまざと見えてとても微妙です。
対人関係における強弱の立場を、カタカナでにじませながらも強くしている最後の2行を
それまでの行の素の文字たちと対比させて印象づけようという意図も失敗しているわけでは
ありませんがこの行数では少し無理があると言わざるをえないでしょう、、
つれづれと電波なあなたの長文詩をいちど読んでみたいものです。
あなたのレスはマジだから嬉しいです。僕はねばねばしてるときは少し気持ちいいのです。
自分でもいやだけど。
けど裏切らない人間なんていますかね?僕は未だそれらしき人に会ったことはないです。
ごめん俺ったら裏切るとか裏切られるとかってまじで全然実感湧かないんだわ。
希望に添わないことが裏切るってことなの?
約束を破っちゃうことが裏切るってこと?
前者ならばおのおのに責任はないしむしろ自然な淘汰だし
後者ならそれははじめっから動物的人間的な素直さでしょうし。。
すぱんぱんぱん氏はさ、どうしてそれほどまでに裏切るって言葉に執着できるの?
どんなふうに裏切りを実感できるの?(まじれす)
僕に言う裏切るは後者の約束を破るほうです。それも相手に大ダメージを与えるほどの。
藪鳩さんの
>>裏切ったのはこっちじゃないのかって、それでむこうはある種裏切らない奴を求めて去ったんだな。
っていうのを読んで、「なるほど、自分の言う裏切られたってのは勝手の期待に相手が添わなかっただけで
自分の思い込みじゃないのか」って少し気付いて
藪鳩さんの裏切るの解釈は前者の希望に添わないってやつだと思って、それなら
>>むこうはある種裏切らない奴を求めて去ったんだな
ってとこから、裏切らない奴を求めて去った彼女は(こういう解釈なら)また裏切られるんだろうなぁって思って、書きました。
わかりにくくてすいません。
僕は相手に大ダメージを与えるほどの約束破りは、裏切りって思うんですけど。
こっちが勝手に相手に希望を抱いてるから裏切られた!って思うんですかね?
世の中誰も僕のこと気にしちゃいない
世の中誰も保証なんてしてくれない
世の中誰も責任とってくれない
世の中は全て僕のものだ
世の中は全部僕の中にある
世の中を支配しよう
テンピュール枕に涙とよだれの跡をつけながら
世の中をなめてなめてなめまくる
------------------------------------
押忍!
◎の避難所でyuuくんのスレに書いた一発詩だけど
なんかさー、鳩もユッキーも世の中なめて生きてるよな。
そんな感じ。
>>288 僕は他人に希望を抱くなんてできない。ほんとうにできないんです。
誘われれば誰とでも仲良くなれるけど自分から誰かを誘ったり誰かに何かを求めたりはできない。
すっごい孤独。女の子だけが頼り。
なるほど裏切るって事件は頻繁に人間関係していてこそにおこる事項な。。
>>289 yukiさんおひさ。あのさはじめてこれあなたの詩で良いと思ったよ。
しかもかなり良いかんじ。 世の中ってどうしてこんなに弱弱なんだろうね、
なめてもなめてもなめてもなめても足りないくらいに弱弱ですわね。
てか酒 飲もう よ早く。
>>290 へーなるほど。「裏切る」の認識も人それぞれなんですね。ほんま勉強になりました。
また来るかもしれないです。そん時は相手してください。
誉められると素直に嬉しい。 酔っぱらって歓び踊り中。 歯をザクザク治療してるので、合間狙いで。 携帯番号変わってから、連絡してないもんね。 ワン切り以外でひつこく鳴らす電話には 出てくれよってことでよろちく! 近々するぜ(σ´ω`)σ
>>292 うんこ。新スレ頑張ってくださいな。
>>293 インプラントだってねぇ?辛いね。
俺も歯科通い中なんだけどさ、最近の麻酔はまじ凄いよなっておもう。
んでこちらこそよろちくの方向で。
「影」
言葉だけが僕を引きずって
骨格が滑稽なだけのかぶり物を
強制的に僕や君やどんなものにでも全て
新しい偽物の価値観を
植え付けようとしていますよね
愛情なんてぶりおぶりダンケ。
言葉発祥以前の歴史に
ぶりおぶりダンケ
何も言えない
輪郭も無い
>>294 痛いよー痛いよー。
第二手術は全身麻酔でするらしいヨ(恐
麻酔の効き悪いし、出血しない人だし、痛みは続くし治りも遅いんだわ。
だけどよろちくね。
君が僕を傷をつけた分
僕も綺麗な傷を残してあげようと思う
ガキの頃 純粋さ
あの殴られ殴った後の拳の痛みのように
---------------------------------
コレは自分への詩なんだ。
298 :
229:03/04/30 02:29 ID:9HJxVtWB
「天人五酔」
周りの人間には言いたいことを言い
自分の存在も生きる意味も追いかける夢もどうでもよくなり
青春のバブルもはじけ
今や何の悩みもなっしんぐ
好きなCDを買い漁り
借金もなく恋人もいないとなれば
毎日がパラダイス銀河なわけですよ
それなのに詩を書けないとはまた
ゼイタクな悩みだっち
おまえそんなの悩みの内にはいんないよ。
とはいえ生き様だけはまるで詩人 うん
詩を書かない詩人こそが
この世の天国の住民なんだなー。
って考えてる
おれのことなんだけどね。アハハハ
299 :
229:03/04/30 02:41 ID:9HJxVtWB
とはいえ藪鳩さんにはこれからも詩を書きつづけていってほしいわけですが。
ちょくちょくROMってるんで。応援してます。では。
300 :
229:03/04/30 02:42 ID:9HJxVtWB
ついでに300ゲットですが
>>296 歯医者で全身麻酔かよ、、肛門ゆるゆるになっておもらしすんなよな。
>>297 最初の2行いい。ぱくりたい。
>>298 おれのことかとおもったよ(笑)。まったくおなじ。
CCCD別に音悪くないよね、ブラーなんだけどわかんない。
ちょっとこもったかんじの音質だけど意図的な音づくりなのか
こもりぐあいをうまく利用してるのかそのへんも含めてわからない
今日もなんもやることないな
部屋から出ないで過ごしましょうかね
>>301 俺の菊ちゃん、そんなゆるゆるじゃないんでな。
心配無用さ。
鳩っちなら、泣いてるよな?うへへ。
最初の二行>さんくす。始めて誉められた気がするわ。
「あの日のままに」
君の妄想につきあってあげる理由はないけれど
僕は今でも君のことが少しだけ好きなんだ
ゆっくりコーヒーをかきまぜているとき
君が僕に重なった気がする
君がずっと隣の席にすわって
つまらない授業をきいていた昼間
君は黄緑色に発光するから
どの席の誰より輝いて見えてた
ふつりあいなのはこの空の大きさ
君が履きつぶした靴のかかとも
僕が昼寝した退屈なベンチも
飛ぶ鳥を見上げたあの日の低い雲も
僕の妄想にいつのまにか眠る君
あの日のままに揺れながら目覚めて
ひととおりの幸せをかきまぜ
僕が眠るまでに重ねてくれる
「LOVE IT」
ソフト
ソフトに
季節外れのミステイク通いで
ラナウェイ
ラナウェイ
そうさ素直さはすぐに燃えてなくなるから
オーイエ
オールウェイズ
どうかお気をつけてガッって
マイフォーリンに
行き場をさがさないでねロンリーたち
ウオウウオウ
ィヤー
まやかしは一直線
だからすぐに見分けられるさ
クールガール
アンド
ロンリーボーイ
君に出会うためだけに産まれてきたのさ ウホイ
シュールさ
シュールに
まやかしはきっと
すぐにみわけられるのさ グラマー
「僕は水面を歩けない」
僕はばらばらにされ得ない
笑顔だってほら
とても集約的にできている
僕は泣くことを意識できない
涙だってほら
とても散文的に照りかえす
僕は余裕を持ち得ない
感情を線にして並べると
いつもほら
切り刻まれて
僕は僕を僕だとは認めない
空が鏡になればいい
僕は水面を歩けない
丸めて捨てられた
声が固まって詰まったら
丸めて捨てられて
声が固まって詰まったら
長くはない道 情動を抑え
一面の蝶の屍骸 素足で踏み潰してゆく
咲き誇るような 花は無く
ただ道だ 道だ 道だ
一陣の風が吹く
鱗粉と 千切れた羽根が
高く舞い上がる
目を閉じる 強く閉じる
此処は何処 僕は何処へ
長くは無い道 情動を抑え
一面の蝶の屍骸 素足で踏み潰してゆく
此処は何処 僕は何処へ
嗚呼 母の剥いた林檎の一切れが
情けなくも恋しい
とうとう僕は泣きながら
壊死した四肢を捥いでいった
利き腕を棄てることには
骨が折れた
ああ骨が折れた
満ちてゆく悲しい圧力は
一線上に集合し落下すると
僕の頭を
綺麗に切り落とし拡散した
ついに僕は心臓を包む塊となった
夜明けの陽がこの肉塊に射したとき
背に皹が走り
僕は寂静を破り孵化した
濡れた羽根を広げて
鬨の声をあげた
重く冷たい肉塊を此処に残して
それから僕が何処へ行ったかだって
そんなことは言わずとも分かるだろう
分かるだろう
>>307 情動とか屍骸とか一陣の風とか鱗粉とか千切れた羽とか
高く舞い上がるとか此処は何処とか、、、、
怒号のごとくな寒い感に溢れるこっぱずかしいお言葉たちに
只々爆笑させていただきました(失礼 。
>>308 分かんねーよ!w
なんてゆーか頭ん中でこねくりまわして無理矢理に詩的にしたって感がF。
頭は無視してココロwと指先とを直結プリーズ。
>利き腕を棄てることには
>骨が折れた
この2行だけはとてもよい詩かもしれないですがね。
花瓶の水は腐ってないか
今朝僕はそう思ったのだが
手紙を書いたり
客を迎えたり
たいそう忙しかったもので
気付かぬフリをしていたのだ
正午を過ぎたら
トレイに乗せられた不味い昼食を
無理にも胃に押し込んで
それが済んだら検診だった
たいそう忙しかったもので
気付かぬフリをしていたのだ
307号室の田山君のところで
すこしばかり談笑し
やっと廊下に出たら
窓の外が燃えるように赤いので
僕は僕のいのちや
妹のいのち
燃える全てのいのちを思い
そして
花瓶に生けられていた
花のことを思った
僕は今日という一日中
彼らのことを考えていたのに
たいそう忙しかったもので
気付かぬフリをしていたのだ
花瓶の中の水は腐っていた
花の茎はずるりと捲れ
嫌な臭いを放っていた
たいそう忙しかったもので
気付かぬフリをしていたのだ
清掃婦が通りかかって
一緒に棄てておきますねえと
嫌な臭いのする花を
僕のもとから連れて去った
残された花瓶は
寂しく
悲しく
立ち尽くす僕は
痛く
苦しく
日が沈むまでその場所で
花瓶を抱えて立っていたのだ
あぁ〜藪鳩さまこんばんは。そっかこぱずいか、、ワラ
鳩さまの感想はストレートでマゾな自分にはいい感じっす。
今日で二回目なんですけどね。前別コテで見てもらったので。
連続投稿すみまそん。嗚呼酒が飲みてエ
>>311-312 好きです。良いですが、最終2行が奇麗すぎてて古くさい感がF。
>やっと廊下に出たら>窓の外が燃えるように赤いので
>僕は僕のいのちや>妹のいのち
>燃える全てのいのちを思い>そして
>花瓶に生けられていた>花のことを思った
ここんとこはなんだか凄くありきたりぽいのに凄く酔えた。
こういうのをもっと読ませてほしい。
さっき無理矢理な詩的って言ったけど
これは自然な詩的だね。あなたにはこっちのほうがすげー深いよ、たぶん
ありがとうございます鳩サン!自分でも書いていてこっちの方が楽だったよ。
こういうのもっと書いてみます。あるがとうございます。ヤターーーーーーーー
あっつそれから、
>たいそう忙しかったもので
が1行だけ余分です、いらない。どの行のがいらないかは考えてみて。
>>315 気に入った詩なのでしつこく余計なお世話もごめんな。。
>>316 「ごめんな」なんてとんでもなんです。そんなことはいわないでください。
とても自分にしっくり来る批評をしてくれるので感謝のかぎりなんです。
余計なのは
>>312の一行目の>たいそう忙しかったもので かな?
すごく勉強になる。僕は馬鹿だけど勉強は好きだ。ありがとう鳩サン。
「雨上がりの影」
ああ雨か
雨が降ったんだな
真夜中になる前に
雨が遠慮なく降ったんだな
俺の歩く道は
店の照明や
自動車のライトを浴びて
晴れた日の夜の空より
光を孕んでいたりする
こんな真夜中に
使いで外に出たのだが
雨上がりのアスファルトは
真に黒く
宇宙の石炭袋のようだ
けれど見ろよ
怖いのは
街燈を浴び長く伸びる
俺の濡れた影だ
まるでまるで死神が
其処にいるようじゃあないか
>>318投稿しといてなんですがこれはまだまだ全然駄目だった。
ちなみにシルベット「ごとき」だなんて、、「ごとき」いらないっすよ。
黒点を知っているか
お天道様の黒いやつだよ
あんなにも熱く燃えさかる火のなかに
まったく頑固に黒であろうとする
俺が言うのは
そんな黒点だ
俺が泣いたり腐ったり
飲んだくれたりしているあいだに
また新しいものが
うまれたんだな
22年だ
知ったこっちゃないけどな
黒点周期は
22年だ
俺が俺のお袋の
汗と涙と嗚咽のなかで
おぎゃあと生まれて22年
お天道さんもまた生んだかな
多分やつは俺に似て
頑固で勝手なやつだと思うよ
空の向こうのことなんぞ
知ったこっちゃないけどな
真っ赤な安物舶来酒で
千鳥になった大先生が
僕に説教してくださる
ああ
ありがたい長い午後だ
大先生は鼠のくせに
たいそう偉いような口振りで
僕の詩文や行いや
上着のボタンの色などを
細かく注意してくださるのだ
しかし千鳥の大先生は
寡黙な小石に
小さく短い足を引っ掛け
頭っから見事に転んでしまった
大先生はその際に
僕の上着に飛んだ
酒のシミなど気にも留めず
今度は無口な小石に向かって
長い長い説教を始めた
説教の矛先が小石に向いて
僕は随分ほっとした
そして大先生の膨れっ面を
すこしだけ微笑みながら
見続けていたのだ
ああ
楽しく愉快で滑稽な午後だ・・・
むこうの畑でたわわに実った
葡萄を潰し寝かせて作る
真っ赤な真っ赤な葡萄酒は
大先生しか飲んではいけない
僕のような書生が
酒について語ろうものなら
顔を真っ赤にした大先生が
「小童が!」と一喝するのだ
僕はそんな先生に
腹を立てることもあるけれど
大先生の説教はありがたく
随分深く酔ってしまうのだ
近頃中々面白い男に出会った
これもまた随分ろくでなしの大酒呑みであった
しかしいい目を持っている
岩石を叩いたり割ったり大変なことをしなくとも
金剛石の入っている岩石を 見分けてしまうのだ
だが男は鉱山の仕事はしていない
男の仕事は詩であった
男は貧しい詩人であった
詩人が面白い生き物であると思ったのは
大先生の次にこれで二度目だ
これは僕が随分腐っていたときの話だ
僕は独逸の高価な酒を
仲間と一緒に盗んで逃げたのだ
値段は言えない
あの値を口にしてしまえば
僕の罪がより深く重く感じられ
僕のような奴は
その重さに耐えられずに
きっと潰れてしまうからだ
僕と仲間はアジトに戻ると
早速コルクを引き抜いた
まずは匂いだけを味わって
みんな悦に浸ったものだ
次に小さなグラスに少しずつ
瓶の中の液体を注いだのだ
それは白葡萄酒で
部屋の照明を浴び輝きながら
静かに素直に注がれていった
仲間の中で一番胸躍らせていたのは
間違いなく僕だろう
仲間の中には僕以上に酒好きな男はいなかった
僕は皆が乾杯などしようとするので
立ち上がって叫んだ
「飲んでやるぞ!飲んでやるぞ!
俺は今世界中のどんな女よりもお前を愛している!!」
そうして誰よりも早くイッキに
尊い液体を飲み干してしまったのだった
今僕があの場にいたのならば
馬鹿な飲み方をした自分を殴っていただろうが
しかしそいつは美味かった
この上なく甘く
好色な女の口づけのように
舌に媚びてきたのだった
盗まれた独逸ワインはおそらく
最上の愛を以って味わおうとした僕を
同じだけの愛を以って接してくれたのだろう
まるで僕は
年上の美女と恋に落ちたような心地であった
ああ、異国の美しい女よ
次に会うときは
僕が立派な紳士になったときだ
325 :
墓守奇人:03/05/08 15:00 ID:pQ0CEEk1
・・・・あなんか連続で書き込んじゃってすいません藪鳩さん。
申し訳ないです。つうか弟子にしてください。
外は寒い
外套を忘れるな
それから心と指だ
それらを忘れるな
重たい頭は置いて行け
詩なんてものは
心と指の触れたときに
いくらでも出てくるもんだ
外は寒い
ブランデーを忘れるな
寒空の下で
詩人の集いだ
客は空の星達だ
それから茂みの獣の親子だ
外は寒い
いいぞ
詩をのせるのに
ほどよく張った
冷たい空気だ
てすと
いうえい! アク禁脱出!
ずっとアクセス規制喰らってました、、
ので、うさんくさいですが2ちゃんプロバから繋いでみました。
>墓
おしっこ止まんないみたいな、、
331 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/12 02:37 ID:g00WTyRY
「このごろ」
揺れるものが揺れるのは良いこととして
このごろの引き出しの多すぎるこころは
もだえたり萎えたりでいそがしく
生き物の持つ柄や色彩と
生き物の持つ恐ろしいほどの中身とを
滅菌して別々に詰めるのが流行のようです
性別は部屋という多面体の中に沈んで
このごろは昔見た植物辞典の中に挟んで
332 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/12 02:51 ID:g00WTyRY
「神?」
何もないことを
誇りのようにして
生きていることなんて
それじたい神さ
333 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/12 02:55 ID:g00WTyRY
「好きな人」
好きな人を思いだしてみて
笑っていたり
怒っていたりする
好きな人は好きな人をさがすから
笑っていても
怒っていても
当然なんだね
しらなかったよ
334 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/12 03:02 ID:g00WTyRY
「サバ」
サバが青く光る
僕は想像を繰り返す
335 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/12 03:11 ID:x5wNrjF0
壬生菜みず菜に九条ねぎ
大根いろいろ蕪もいろいろ
この東洋にただ一つ残っている
深紅のニンジン
金時ニンジン
知っている人 あんまりいなくなっていく
そ、それは、
田原俊彦スレに かきこまなくては、、
337 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/12 03:27 ID:g00WTyRY
「君を抱きしめにいくための方程式」
僕がここにいることを誰が知ってるの?
それは
僕だって誰だって君だって知らない
宇宙がまるでまわるから
僕らだって立ちすくし笑うの
いくつだって数は数えるけれど
朝起きたときの全てへの謝罪や
その他諸々への熱すぎるごまかしに
日夜そのへのめままなぬ
括弧におさまりきらない余り±ポエム
338 :
_:03/05/12 03:27 ID:D841brBd
339 :
名前はいらない:03/05/12 03:33 ID:fuB5jawC
----------------------------------------------------
ある韓国工兵が一人で部隊から離れてしまい、ラクダと共に砂漠を旅していました。
しかし永遠と続く旅に、青年は性欲を抑えることが出来なくなりました。
そこで青年は思い付きました。
「そうだ、このラクダの世話になろう」
早速青年はラクダの後ろへ回りズボンを下ろそうとしました。
ところがラクダはトトトッと数歩前へ。青年が近づき再びチャレンジ。
しかしまたもやラクダはトトトッと数歩前へ。その後、何度も試しましたが
同じ事の繰り返しでした。青年はあきらめ、再び旅を続けました。
しばらく歩いていると、なんと前方に若く美しいブロンドの女性が倒れている
ではありませんか! 青年は女性に言いました。
青年:「大丈夫ですか?」
女 :「の、のどが乾いて死にそうです…。」
青年はここぞとばかりに言いました。
青年:「じゃあ、水をあげたら何でも言う事を聞いてくれるかい?」
女 :「はい…、言う通りにします…。」
青年は水をあげました。
女 :「あ、ありがとうございました。おかげで助かりました。」
青年:「よし。じゃ言う事を聞いてもらうよ。」
女 :「…はい…。」
青年:「ラクダを押さえといてくれ。」
鳩さんキターーーーーーーーーーーー!
アク禁だったのか・・・脱出おめでとうございます。
ええ、おしっことまんなくって、、、もう大変。
飲んだ
飲んだ
飲んだ
鳩さえも
飛び立てないだろう
そのぐらい
飲んだ
飲んだ飲んだ
指先が
痙攣してやがる
それでも俺は
飲んだ
飲んだ
飲んだ
飲んだ
危険な
危険な
一夜だった
自分もマンガ家等めざしてんすけんど、、、、、、ねえ
最コーンって?
「風向き」
ときどきおもうんだけど
悲しいとか空しいとか
古いだとか新しいとか
僕は全部に耳をふさいで
愚鈍な鳥類みたいにして
飛べない演技で逃げたいだけなの
海外旅行に行って
世界の憂鬱を眺めたいけど
僕は臆病なだけが取り柄の猫だから
巣に在りそして離れたくない
軽い緊張が解ける時は来るのか
歯みがきしながら明日見る
僕は思い出すほどには干からびていないはず
「しね西なんとか」
>>1に直林入れたからってだけで
アクセス規制なんだってよ。。どう思う?
ひろゆきなんてしねがいいんだ。
住所さらしてるくせして
大胆なヤシだね
我ながらきもいなぁw
351 :
満帆:03/05/15 03:43 ID:l/UdYFlR
連続三〇〇時間休憩中の男
匙を投げて些事を貪るテレビと
多くを求めるおれは休憩時間の最中にいる
目蓋の重いこのおれに、テレビの画面が尋ねる
あなたは戦慄いているでしょう、時間が余り切っている事に!
mada tocyuu desu
>>345最高ってかくつもりが酔っ払ってたんで・・・すまんかった
「張り縄」
扉を開けるとまっすぐにのびた植物が
穴からこちらを覗いていたらしく驚く
棒きれを振り回す音がしてしばらく
眼下に広がっていた光景はロールして消えていた
寄り目の老犬が食事をすすっている
私は訪ねた黒くなる天気のことを
2.
食事の跡が残る皿を笑いながら頬張る
寄り道をしないようにと記された壁
私は誰かの髪型を真似ては
他人には感心のないふりを装い
細い天蚕糸に繋がれ下へ流されたままになっていた
双方の指を手繰り寄せてからしばし
動けない事実に触れようとしてみる
3.
日が差し始めたのはそのときだった
皮膚のタダレは洋服の柄になり
目の覚めない者達は皆
肥えすぎた奇形の魚になり横たわった
私は随分と痛みが増した歯の穴に
私を裏返しながら詰め込んでいった
4.
跳ね飛ぶ虫が複数の輪になり
互いの苦しみ悪寒を打ち消している
その課程を終えた虫は何を残しているのだろう
面取りをされたガラス片に幾度となくぶつかりながら
傷もなくただ高速な浮かび方で遊び
そして昼間の青い月に吸われてゆく
5.
私は熱された杓文字を握っては
無表情を盛んに汲み出す稽古を重ねてゆく
暗闇で目を堅く瞑りひととおりの行列式を沈める
動く物は全て瞼の底に白い陰を残し
やがて棒振のように羽化しては去ってゆく
膜状の闇が蓄積されては層をなし
やがて恒星がその中心で鈍く色を放ち始める
6.
扉を閉める音が辺り一面で響いている
無数に切り取られた向こう側を想うと
心が不意に年齢を掻き消しては膨らんでいった
言葉はことごとくそんな時間観念の中に捕まり
目に映るもの全てはいずれかどうしの合成物に変わった
足の裏に線を一本真っ直ぐに引き
その左右どちらにも私は歌を聴かせてあげた
7.
地面に見えない穴があいている
足下の砂は助けを求めることさえ知らない
飛ぶ虫は無関心を求めて一点へと集まるように虚ろ
鰭のように延びた斜光が
一つの穴に一つずつ吸われて
ぼんやりと熱を持ち始めた地面は
空の明るさを打ち消し空に浮かんだ
8.
このままなものかという小さな声がする
辺りにあるのは草と石そして空だけ
強い風が吹き私は吸いこむ
風がこちらに至るまでにある
静寂を死と違えない繭をさがす
毛穴に斜めに通されていたここと空とを隔てる線が
横になっていても私を歪める
9.
なだらかに下降する名前をつけられたまま
この場所はこの場所であることからも目をそらす
湿り気を覆うよりもずっと静かに宙につるされたままに
なにかを操ることを覚えはじめた臆病さは
ゆっくりと忘れてしまえないものにまで
線を引き眠りも全て捧げてしまった
10.
目を醒ますと周りには張り縄がめぐらされていて
壁のすっかりなくなった床だけの部屋にいた
居なくなった犬の帰りを待つ母が
張り縄の外側でこちらを見ていた
その顔に大きくあいた穴がふたつ黒く目立っていて
私は空を見上げたくなったが
ふいに空もなくなったような気がした
おーい、もつっとー。
そろそろ電話するかもー。
ヨロチク、アルコール☆
電話するの気が重いんだったら
メッセなんかでもいいよ
[email protected] これメッセ対応な
yukiさん以外でもちょっとロムっちゃってる恥ずかしいひとがいたら
登録してくれたっていいんだよ
おれ寂しいやつだし うれしいんだ。
365 :
yuki携帯 ◆whnocyk5hk :03/05/21 19:56 ID:qB5MQ2bq
才能のあるユッキーと
才能のない鳩っちが
アルコールバトル
ーーーーーーーーー
一行詩
おっぱいもみもみ(鳩)
ちんこぱふぱふ(ユッキー)
一足早くただいも帰宅。
おおきにでした。
あなたーは右に、わたしーはー左に(古
リアル交差点、右左反対に帰ったけどねぃ。
飲酒検問心配レスでした。
またもつっと呑もうなぁ〜(黒人白人
367 :
山崎渉:03/05/22 02:39 ID:R3rNNKvM
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
「偏西風 2」
小学校が終わって
家に着くまでの30分
どぶ川に昔読んだ絵本の中の虫の足
バラバラだからいいんだって言いきかせて
それから残り10分の道のりを歩く
あの店も潰れちゃってるし
この家も捨てられてるし
モナカが家の廊下の真ん中で
ちかちか光る涙を流してる
猫が居なくなりましたって張り紙
名前はなんていうのかな?
布団に入って頭だけだして
あくびをしたら待ってましたってかんじの
感じの悪い即席食品
ピストルがあったら打ち抜いちゃうのに
縦にして40個くらい並べても貫通
今朝の鼻血でひさしぶりに色を見てから
ずっとこっち側から出れなくなったの
>ねえさん
日記よんだよぉ。気にすんなって、誰にでもあることさ(何が?)ふっ、
突発オフまたやらかそうな、、青木君も俺は冷蔵庫行きさ。
>>369 うん。青木くんのチョット探してるから待っててー。
んーっと、やっぱりmokuzuあかんわ。
ホトメも実アド(ぷらら)も、返ってきよる。
なんでやねん。。。
悶々。。。
372 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/25 02:07 ID:EJbniC98
「休日 2」
休日に珍しく午前に起きて車の上につもった砂をみて
この星の時計が一周したんだなって気づく
後ろからは土を耕す音がきこえる
家庭菜園に茄子の苗を植える母
最近になって数が増えた野良犬が二匹こちらを見てる
鉄製の錆びた階段を埋めつくすように猫がいる
今ならば大声で叫んだって言葉なんてすべて宙に吸われてしまうだろうって思って
ああなんて今日は今日なんだ、って結局大声で叫んだら
犬と猫はいっせいに居なくなってしまうし母がこっちをにらんでるしで反省
車のエンジンをかけてどこにいこうかと考えてしばらくしてまたエンジンを切って
カーステの音楽だけが妙に浮かんでてはずかしくって笑って
それから携帯をチェックしたけど着信関係はほとんど三日前のままでへこんだ
少し眠ってて起きたら小学生の行列が延々と前の道をゆく
白と黄色がまぶしくて思わずまたすぐに目を閉じた
俺は休日という船に乗ってゆられてる
どこへ向かうでもない気がするけど
俺は現実という幻を揺すっている
が
揺すられてもいる
やあ、汽笛だ
374 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/26 01:15 ID:VAD/HJmT
「そばかす」
この場所は絶え間なくいつも揺れるのさ
誰かを愛して揺れて
誰からも愛されないことに揺れて
探しようのないものだって探しにいくことは自由さ
堅く目を閉じて歩けば別の場所からだってここに着く
もうすこしだっていつも君はそう言うけれど
僕の自由の奪いかたをいちばん知っている君だから
ほらここにいてもどこにいても鈴が鳴る線に触れているんだ
巻き戻すという言葉を機械的にしか知らない
吐き出す言葉さえ風に乗らずに届かない
このままを続けることだけが僕らに残された自由なら
下手な演技で不自由に笑う昔の映画のワンシーンで止めて
その笑顔のソバカスをだけ数えて過ごすのさ
君の指が停止ボタンを押したがっているね
でももう遅いとおもうよ
首をそんなに傾げたってずぶぬれだから許せないんだ
ほら動けない新しい誰かがささやいているよ
穴を掘って埋めるはずだった誰かだよ
375 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/26 02:31 ID:0emHRurL
「いろぴろ」
いろんなことが音になって
耳に届いてこまっています
世界の色絵を一言でいうなら
二葉
あなたのことはあなたのことでも
世界が向いている方向はたった一つの恒星です
歩きながら思った
この雨が流れていく方向こそが
明日の朝に答えを出せるのだって
だから笑顔でぎこちなくでも幸せ
眠れない言葉が信仰を諦めては死んでは浮くので
はらが
はらがタイムズギャラティーズアワー
死んでからでも結構憂鬱。
いえい。
376 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/26 22:06 ID:lE7smwvY
色 いろ 匂ひ いろいろと…
たとえば水溜りに雪が降り落ちる
やいなや 溶けて 溶けきる
そんな時の色 どういえば もっとずっと
説明でなくなるのでしょうか…
377 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 01:23 ID:Sa9sQnNP
「リプリーズ」
部屋が狭すぎるからってな理由で
はなから興味を押し殺すことなんてこと山ほどあるさ
野球少年は紫外線に焼かれながらも今日も速球
料理少年はレンジを眺めて蓄積されてく回転も業務化
無理をしすぎるなって忠告で
どんな自分の衝動も感情さえ信じきれなくなったっていいさ
北半球の貝は右巻きで
南半球の人形は左利きさ
暴力にだって水着が必要
ありふれすぎた64歳だってデジタル化の膿の臭いくらいわかるさ
クロスオーダーが罪にさえならなかった時代に
早送りされ続けた蝶の羽化するシーンが沈むんだ
ずっとキャットフードばかり食べてきた犬と
ずっとドッグフードばかり食べてきた猫とが出会う
僕は坊主頭をちょっと撫でて信号が変わるのを待つ
378 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 02:07 ID:Sa9sQnNP
「ゴブリン」
暗い気持ちも
白く塗ってみれば
もともとは無かった
歌声のように
蘇る
花の蜜を吸って生きている
そんな自慢をする小熊をみたんだ
ずるっこく笑って
目の下の街を踏むんだ
単体受精する線香花火
ばらばらになったスキヤキの行方
あなたが好きだったことすべてと
僕の平均的だった感情
こんばんは。覚えておられるでしょうか、229あたりで管を巻いていた
者です。今度、トリップを付けて自分専用の管を巻くスレを立てました。
「大切なものを大切にする」というスレです。
管を巻いています。本当は自分の入眠剤みたいなものなんですけどね。
380 :
名前はいらない:03/05/27 09:48 ID:4BZ7ErLL
私は魚だ
よく大気を濃く感じる
酸素が濃すぎて
息ができなくなる
水の中より
圧力が高い
重い空気
私にはこの世界は重すぎる
息がつまる
381 :
名前はいらない:03/05/27 10:05 ID:4BZ7ErLL
死んだ魚の目は水晶の様に透き通ってアオイ
私の目は死んだ魚の生きた目に如かない
死んだ魚は彼の生に富んだ生を生き
瞬間にして彼の生に遅れたのだ
彼の生がうっすらと彼の瞳に残る
無情な蒼いソラ
私はそれを無くしてしまったので
死んだ魚より死んでいるのかもしれない
私が白く白く私を食い尽くしていって
私はもはや私のものではないのだ
382 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/27 10:07 ID:X/avLD9U
甘い!
辛口とはなんぞや
塩 唐辛子 山葵 濃口 生山椒の実に胡椒ニンニク
一気にぶち込みゃエエッてもんやあらへん
礎石もなしに何が辛口 どこが辛口
甘い辛いの問題の 急所を教えてしんぜよう
ダシのことだ
383 :
名前はいらない:03/05/27 10:58 ID:4BZ7ErLL
髪は別になくてもいいじゃない?
いつも、思うよ
私は自分のために髪を伸ばさないから
私は他人のために髪を伸ばすから
私のためになんて意味がないじゃない
喜ぶ私は見えないのだから
384 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/27 11:15 ID:X/avLD9U
尼寺が呼んでいる
385 :
名前はいらない:03/05/27 11:24 ID:4BZ7ErLL
手がきれいって褒められたのは一度や二度ではないから
でも、私はあんまり嬉しくないの
それを信じることができないから
きれいって本当に大切なのかしら?
ただ一つの価値観でしかない
ぼやけたイメージ
細くて長い指もいつかは腐敗し溶けてゆくのに
しかし、あなたは不思議と私を自信過剰にするね
私は私の手をあなたにあげてもいいと思った
私は私を大切にできないし
私の手はあなたの標本になっても
大切にしてもらえたら
幸せかもしれないしね
386 :
名前はいらない:03/05/27 11:29 ID:4BZ7ErLL
尼って。。。私は私の持つ宗教以外は信じないわん
尼になったところで私は満たされないの
387 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/27 11:36 ID:X/avLD9U
君の宗教に女はいないのか、君は既に尼なのではないのか
388 :
名前はいらない:03/05/27 11:41 ID:4BZ7ErLL
死ってどこにも転がってるものじゃない?
今瞬間も私は息が止まってしまうかもしれないのに
私は待ってるんだろうね
死を
今ここで私が消えても私は許してしまうだろう
海流に飲み込まれながら
私はずっと沖まで流されて
真っ暗で何も見えなくなっても
真っ白で目をあけられなくても
私はそれを受け入れられるくらい
生きてしまったの
疲れちゃった
389 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/27 11:47 ID:X/avLD9U
ゆっくりお休み夏つばめ
390 :
名前はいらない:03/05/27 11:47 ID:4BZ7ErLL
私の中にいる女は、きっと遊女だと思ったりします
私は私のために生きる事ができないから
391 :
名前はいらない:03/05/27 11:56 ID:4BZ7ErLL
ギチギチギチギチ燕はなくね
私は声に出さないから
とても静か
おやすみなさいご主人様
遊女は寝姿を見せるのは恥といいます
392 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/27 12:22 ID:X/avLD9U
謡曲「江口」を知らないか、西行と遊女とのあのやりとりを
世の中をいとふまでこそかたからめ仮りの宿りを惜しむ君かな 西行
家を出づる人とし聞かば仮りの宿心とむなと思ふばかりぞ 遊女
必殺・超短律語訳
西行「泊めてくれ」 遊女「できないの、あなたは法師!」
そして後半、遊女は普賢菩薩へ変じつつ、この世と身の無常執着の業の深きを
説きながら、静かに舞いを舞ってみせ、西の天へと…。
ならば西行を西行として生かせ同時に遊女は遊女として生きたではないか…
393 :
_:03/05/27 12:29 ID:KqSXlUN5
394 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 14:48 ID:BExo4QYc
「14時」
今朝起きてからずっと呑んでる
明日の深夜までたぶん呑み続けるだろう
外は曇り空
許されていることなんて少しだ
寝ころんでいるといつのまにか妄想してしまう
天井にカマキリ虫の卵が去年からあって
いまほら孵化が始まって落ちてくる
がばっと起きあがってみてもますます独り
家に誰も居ないのをいいことに
アンプのボリュームを耳が痛いくらいにまでしてみる
何の曲だかわからないくらいに
これはこれ素晴らしい音楽だろう
395 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 15:06 ID:BExo4QYc
「手」
砂をすくい上げているその手は
からからに乾いて白く焼け
武装して人ごみに紛れたままの姿勢で
化石になって発掘された
あのころの争いの中にも
浮かんでいました
段ボール箱に立てる刃の角度を
青い空にかざして憂鬱を計る
いつかまた逢えると書かれた
誰も使わないままの公衆の箱
掻きむしるほどに
色を落とした君の髪はもつれて
なにげなく振るその手も
遠くかすかにかすれてくるから
雲の形を覚えておいて
この日を忘れなかった理由にしよう
396 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 15:21 ID:BExo4QYc
坂輪綾子って詩人の人の詩に添えられていた文を勝手に書き込む。
無力だと強く思うことがある。無で
あるにもかかわらず、その思いで体
がいっぱいになる。体は体の形にふ
くらむ。そして体を支える。今の私
は無力感に支えられている、と思っ
てみる。言葉があることが苦しく嬉
しい。言葉を選び、ならべる。内側
ではなく外側に、ささやかな世界が
生まれる。
397 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/27 15:49 ID:BExo4QYc
「紫陽花」
雨が降る
雨が降らない
世界のバランスは
風向きを知らない
背中から落ちてくる幸福
色を写せないカメラの愚痴と
銀幕に写らないほど高温の妬み
強すぎる君はそれだけで正しい
398 :
名前はいらない:03/05/27 15:51 ID:yXC4LRxi
>>398 トップページにもっと若い子を使うべきだとおもう
400ωウマー
401 :
梓等:03/05/27 22:49 ID:wsGricoE
いいか?
書いても?
いいか?
白い世界に、
黒の思想・・・言葉よりも、もどかしく、
それでいて、ストレートな、
書いていいか?
ガラスのナイフのような
書いていいか?
しかし、透き通らない灰色の
何時の間にか、
濁ってしまった言葉を。
402 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/05/28 01:39 ID:Y39JNwSR
こんなとこにおったか〜
>>399 ぼくの姉ちゃんを馬鹿にするな!!
「欲しがる夜」
ぴちぴちしているが固い 若いマットレスよりも
沈み込んでサラサラの くたびれた布団を欲しがる夜もある
ああ・・・ しわだらけでも
404 :
山崎渉:03/05/28 10:39 ID:0k3PpwVO
∧_∧
ピュ.ー ( ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
=〔~∪ ̄ ̄〕
= ◎――◎ 山崎渉
405 :
名前はいらない:03/05/28 17:06 ID:glwCwoRB
保守age
406 :
詩人に梔子2:03/05/28 20:43 ID:1lN/FmAT
「スピカの海」
約束が消えて 叫びも死んで
欲望だけで スピカの海へ
”戻らない”
痛みを笑い 煙草を吸った
光を忘れ 夜に恋して
後悔だけで 君の空まで
”戻れない”
過去を憎み 思い出を殺す
砂の上の現実も すぐに風に消える
日常と安定を 僕は求めるだろう
何も失わないために 何もかも捨てるだろう
矛盾という名の 生を終わらせる その日まで
”戻りたい”
世界を思い 君を想う
407 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/05/30 01:33 ID:mhPj7t7X
「梅雨入り」
部屋の片隅に集まった埃が
熱を持ち暖かく迎える
窓の外には
風をすり抜けた景色が残り
陶器に結露した闇は
やがてその下に輪を作り光を映す
部屋の主はその一点を汚す為だけに
何処かに落ちた恋人の髪を隠すだろう
水はけの悪い天井のせいで
湿気ったままで熱を持つ髪が
どの隅かに眠るまま
梅雨入りの音を
枕に集めて
408 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/02 01:32 ID:Ni7OjCnC
泪羅の淵に波騒ぎ
巫山の雲は乱れ飛ぶ
混濁の世に我が非力
血潮湧くとも先もなし
権門上に傲れども
国を憂うる誠なし
財閥富の黄昏れは
民一心の枯野なり
天の怒りか地の声か
そもただならぬ響あり
消えざる成否の眠りより
醒めよメディアの朝ぼらけ
(三上卓作詞。替歌への試み、お許しあれ)
「日常的利己」
鏡の前で自殺したパラノイアの話を聞いた
どこがおかしいって 頭がおかしいに決まってる
心なんて抽象的なものは字図らだけでもうんざりする
心も気持も全ては頭に詰まってる
パラノイアが愛したのはスカーフと自分の妄想の世界
妄想がパラノイアの壊れてもつれた頭を系統化させていた
美しき彼の妄想の世界
鏡の前で お気に入りのスカーフで 自分の首をグイグイ絞める
自己絞殺は我々の印象に深く残った
利己的なパラノイアは利己的なゴシップ好きのネタになる
人間は皆 利己的で愛すべきもの
彼は情動と欲動の両方を満たされ スカーフと共にチリに還った
麗しいお話はまだ続く
彼を真似て首を吊った女が二人いた
バスルームにある家で一番おおきな鏡の前で
彼女達は至って普通らしき変質者だった
パラノイアなどでも 精神倒錯者でもなかった
ただ 夢見がち過ぎたのだ
死体は汚く パラノイアとは程遠い美学の元で息絶えた
我々はまたもせせら笑った
陶酔し過ぎた女ふたりに乾杯し 今宵もまた誰かの変質ぶりを酒で祝う
410 :
梓等 詩ではないな。:03/06/09 00:15 ID:Nh2/7F+3
「記憶・・・旅人の場合」
どうしてなの
歩けば歩くほど、不安と孤独感に駆られるのは、
歩けば歩くほど、遠く遠く離れてしまう。
先に進まなければならないし、もう戻れないのに、
まわりが、舞台のセットのように止まっていた。
僕は 前だけを 歩かなければならない。
振り返ることはできるけど、
風が意地悪して、音を消すんだ。
それが、すごく悲しくて、走り出したんだ。
さようならも言わずに・・・・。
411 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/09 00:41 ID:Q7Tp50Z5
〜速攻詩〜
岸壁の砦はもはや灯火の包囲網
いまさらひるがえって空を打ち返し
闇に波は巌を穿つ
消したはずの炭より煙たなびき
銃口は曲げざるを得ない
聞けばつじつまが合わず
合うはずもなく何処かで誰かがひん曲げておいた
耳に酔い歯で嘲うボスそいつはヤバイよ
はじめからボスお前の運命
刀はもう研がれた
月よりも遥かにまばゆい
太陽がまっさかさまになるほどの
磔だ
412 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/09 01:13 ID:Yupxdesb
「あいつら」
動物園にいったら
いろんな動物たちがいた
でもあいにくの雨で
ジャグラーの人が
ずぶ濡れてたたずんでただけだった
動物園の真ん中にある大きくて汚い池に
膝まで浸かって黄昏れてたなんて嘘だけど
ただお腹が空いたってだけで
動物園を出る理由が出来たんでほっとしたんだ
ほらまた動物が丸められてて
お気楽なかんじで放り投げられている
蜘蛛の巣にひっかかってる
世界各地の白痴の標本たちだね
足の裏の毛が伸びすぎで
フローリングが苦手でしょうがない妹とその所有物である兎
あいにく今日は雨だから
そのほっぺに誓って明るく笑うよ
百本足の幸福と
百本足のあいつらとが
山羊の岩山の模造をまわってる
おもわずおならが出るけど強風さ臭くないよ
しばらくしてからそれときみ
ここはもう部屋だけれどさ
きっとみてるよあいつらとおなじで
413 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/09 01:33 ID:Yupxdesb
「僕はいつでも空をみて育った」
名前もいつでも半分だけさ
雲が隠したその向こうの青い空と
そのまま見えてる青い空との半分
雷が鳴るとき空にでて
僕は部屋のコンセントから引いた線を握る
僕はミニチュアスカイセイバーなんだ?
感覚は上下左右に媚びを売る
空も宇宙も地底にだって媚びを売るんだ
僕は僕という感覚
それ以外はもっとすごく明らかに明らかな感覚
僕は両目を駆使して最低限な普通を探す
生き物の穴に差し込めるだけの
左右の均等を六畳間に探す
食事の後に残った骨を見た
時計は外灯を点けはしない けど
僕は眩しくて空以外みれないよ
414 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/09 01:48 ID:Yupxdesb
「優しさ」
人の優しさに泣きたくなれば
僕の優しさが叶うんだ
脈
ドクンドクンと血管が肥大する
血液が物凄い勢いで流動している
首も 腕も 耳も 脈動の音でいっぱい
生きてるから音が聞こえる
不安になると 耳を押さえて自分の音を聞く
身体を丸めて 息をひそめて
私のツメはだんだんと白くなって
ますます不安になる
音を頼りに生きている
音を聞いて夜を過ごす
小さな鳩胸が鳴る
今日もまた鳴る
ドクンドクン
416 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/09 22:55 ID:rlr91AMN
〜7年前の日記から〜
午後、自販機の前に立つ。一気に3本。酒精が全身に沁み渡る。爽快感。湧き
上がる凛気。燦と澄む視界。鬱々として楽しめずにいた日常が確かな輪郭を持
ってすっくと立ち上がってきた。路上にささやかな陽射しが煌めいて見える。
───生き返った気がした。
417 :
梓等 :03/06/10 00:02 ID:ubekS/aW
「浅はかな不安−未満足」
欲しいんだろう。
この世界を見る目が、
欲しいんだろう。
この世界を聞く耳が、
知りたいんだろう。
本当にそれが真実なのか、
知りたいんだろう。
ソレを吟味する自分があっているのかどうかを
自問自答の果ての果て、
砂漠で彷徨う放浪者よ。
太陽を見上げて何を考える?
森で彷徨う愚か者よ。
月を見上げて何を思う?
なんと浅はかなことだろうよ。
己を信じずには道も無いと言うのに・・・・。
それは、道であるよりも、砂漠においては、水であり、
森においては、灯火であると言う事を知っていながら、
何故ソレを疑うのか?
自分自身に紛い物 など無いと言うのに・・・。
ルラルラ
変な歌を口ずさみながら料理を作る
鶏のシチューにカボチャのサラダ
グリーンアスパラガスをハムで巻いて チーズをかける
オーブンはこんがりとアスパラガスを焼き上げる
ルラルラ
気分よくメレンゲを泡立ててケーキ作り
クリームもたっぷり冷やしてある
歌いながらベランダの花に水をやって
洗濯物を干してしまう
ルラルラ ルラルラ
変な歌を歌っている時の私は機嫌が良い
みんなそれを知っている
恋人は珍しくご機嫌な私に笑いかけた
何かいいことがあったの?
そう尋ねる
ルラルラ
何もないよ ほんとに何も
ルラルラ ルラルラ
ただご機嫌なだけ
419 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/10 01:59 ID:ZpRhgpoL
>>417 己を信じずには道も無い。何をいまさら、当り前です。もっと上を目指せ!
420 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/10 13:31 ID:0vwfUlIa
>>417 はじめから己以外の何ものを信じよと云いたいのか、わかりきったことを。
より深く、底など無いことなど知っていて、その淵へと選んだ道だろう。
とうの昔からわかりきっていたこと。もっとじっくり裸足で修羅場くぐって来
たまえ。
暇にまかせて「2ちゃんねる」などやっていられるのは、「恨み・つらみ・妬
み・ひがみ・そねみ」等々に源を発した大流血に歓喜したがる青二才どもの衰
頽あっての時代の流れ。「アホ・ボケ・カス・クズ・ゴミ等」平気で云えるよ
うになったのはポストモダン理論家らの成果の一つなのだ。とはいえ、ただ単
に人を落し込めんが為に用いる類いの言葉でないことに、何らかわりはない。
乞う、要注意。 つづく
421 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/06/10 13:33 ID:TuwyFajp
いまだに出て来るポストモダン。それを80年代の流行で終らせてしまった。
ここにまた日本人が海外からおバカ扱いされる要因がある。簡単なことだ。難
解だからといって、流行っているうちは読み切ることもせずにどっさり買い込
み、流行りが過ぎたと見るやいなやサッサと放り出し、アアすっきりした。わ
からないことに時間をかけずに済むぞヤッホーなどと。この手の輩にこの国の
将来を託すことなどもってのほかである。
彼ら論客が、ある意味、殺されるかもしれないという覚悟でもって提議の俎上
に乗せるところまでは運んでくることが出来た諸問題を越えていけない限り、
ただガムシャラに元気ぶってみせたところで、何の御託も無意味以下だ。死ぬ
まで空回りの鍛練でもしておけ。
しばらくすれば、また行き詰まるから。ポストモダンというのは、古典への入
り口にして古典の反芻と差異の可能性に重点を置いてきた。何度も読み直し、
何度も咀嚼するに値するのが古典ですよ。新たな曙光は、そんな地味な作業を
繋いでいく岬のむこうにしか昇ることのない、逆光でもありますよ。置かれた
まんまの諸問題を見てみぬフリをしたがるこの国の国民の行き詰まりは、要す
るに足元を照し付けているそのことを流行で逃げてきたことにある。少なくと
も西田幾多郎ら京都学派が健在だった時代、そんなことがあったろうか。ホホ。
閉塞した森
フラフラと歩いて ユラユラと木陰に入り込む
微かな陽光は点々と陽だまりをつくって 私をまた錯覚させる
血まみれの心臓が跳ね上がる
閉ざされた私の森は 記憶も 感覚も 激しい情動も 静かに吸収した
私の中にある薄暗い 湿った森
時折吹き抜く風が私を洗った
ハッキリすることなど何もなく どんどん淀んでいく
彷徨い続けた私の足はつぶれ 目もくらんでしまった
肌の感覚と耳だけが研ぎ澄まされ
透徹した心理を懸命に探している
疲れた私は時に休み 時に眠り
そしていつか この森のどこかの木で首を吊るだろう
決まって新聞受けにいるみどり蛙
少しお腹が大きくて
毎日少しずつ大きくなってて
自然分娩させてあげたいから
見届けてあげたいから
毎日見ないと寂しいんだ
今日みたいな雨の日なんかは特別に
傘をさしてじーっと見てあげる
目と目が合う
お互い仲良しになったみたい
こんな風に生きてみたいな
424 :
梓等 :03/06/10 22:35 ID:xIk4JxQ2
「忘れるなかれ」
流れる音と
存在しうる鏡、
映らぬ物は、その存在をかき消され、
すべてのものが風化し、
月と太陽が、笑って怒って、交差して、
すべてのものが成長し、
自嘲の中に埋もれて、
錆びかけた回路の機能の果たせぬ、
いまだコンコンと水をたたえる小川の湧き水
憂いて、ソレを信じず、喚いて、ソレを見ず
叫んで、ソレを考えず、泣いて、ソレを感じず
最後に泣くは、傍観者
初めに笑うは、統率者
言えず、言えず、先も見せず、狂い狂って、
笑えずも、遠からず、泣けずも、近からず
終わりのときは、踏み外す、
くしゃみの様な感覚ぞ。
センス
彼の目にも 私の目にも 常に軽蔑の色が落ちている
何かにじゃなくて 全てにたいする軽蔑
いつまでも 終わることのない反抗期
常に侮辱し 常に嘲笑している
そんな偏屈で 子供じみた私達も 何故だか愛し合うことはできる
愛おしくて泣くこともある
信じられない情緒の波
温もりは心地良くて 低体温の私はそれを探り続ける
そんな時の私達の目に軽蔑の色は滲まない
虐待の欲望と自虐の性癖
身体中が感覚的になって 感触を味わい尽くす
赤みがかった目はちゃんと私を見ていて ちゃんと私を包んでる
それでも
私達の目から軽蔑の色が洗い落とされることはきっとない
外に流れる人を中傷する言葉
人に干渉したがる人の群れ
君達は何をしたいの
何をするためにその仲間に入ったの
仲間内での幸せは世間の目からは不幸せ
君達は幸せだという
世界で一番不幸せな君達
そして世界は灰になった
誰かの望むとおりに生きて
ただその為だけに何でもして
人を創付けることさえかまわずに
走りすぎて行った日々
その人はある日言った私達に
これで私の夢がかなう有難う
その言葉を聞くためだけに
頑張ってきたのだ
泣き崩れる人々
そして何かが 押された
何かのスイッチが 押された
自分達以外の人を排除するために
押したのだとその人は言った
数秒後
世界中で同じスイッチが 押された
核
世界中の核が使われたのだ
それきり
そして世界は灰になった
428 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/13 00:33 ID:ElDZdDwV
名無しの君へ
>>380 小さい頃よく考えたことがある、魚が丘にあがったら、人が水に沈んだらって
小さい頃は開放感に包まれていたから人が丘にいて息苦しいだなんて考えもしなかった。
およげたいやきくん。
>>381 >死んだ魚は彼の生に富んだ生を生き/瞬間にして彼の生に遅れたのだ
これって昔に想像してた自分の多分こんな25才(例えばの年齢)
なのからずれてしまった感覚ですかね?
魚の死は叶わなかった本当の希望の死で、それを見るのはニセ物で凝り固まった自己?
>>383 あなたは自分の髪型が気に入らなくてうまくいかなくて毒づいているだけの世間体女。
自分でこれだって時の髪型の気分を思い出せばいいよ。
>>385 手を褒められてうれしいんだよ、でもあなたは常に卑屈なだけだから
ほめられたってけなされたって結局は自分が惨めだって妄想ばかり、、
そんなこといちいち詩の形で書かなくてもよいよ。
>>388 自己陶酔もほどほどにしないとね、ぎりぎり午前中から痛いったらないよ、、
せめて深夜に酒でも呑みながらやれな。
>>428 お前自体が認められてないってのに何言ってんだ?
いやね、レスするってだけで俺的には褒めてるってことなのね、、
そんな空気も読めない空気に対する空気なお前、おわってるなw
433 :
名前はいらない:03/06/13 02:10 ID:Oqj5+JCP
434 :
名前はいらない:03/06/13 11:23 ID:mb4d5ZRj
17歳へ希望のもてる詩があったら教えてください.
435 :
梓等:03/06/13 17:26 ID:nbNbsueI
434、自分“希望”を集めて、詩を書いてください。
436 :
梓等:03/06/14 09:51 ID:Kr/D6I7g
自分の“希望”を集めて詩を書いてみてください。
生きてきた、証が君の中にあるなら、
それを、言葉に出して集めてみよう?
どんなに小さくて、ちっぽけなモノであっても、
きっと、それは輝きを増すから、
でも、僕の手は、ごめん。
希望を掴み取ることが出来なかった。
だから、教えてあげることは出来ない。
悪い言葉ばかりを吸収してしまった
腐ったスポンジの脳しかないの。
ごめん、ごめん、
もっと清らかなる人に聞いて、
スポンジケーキのような脳の人に。
437 :
_:03/06/14 09:54 ID:KfJe+6Lv
438 :
文学業界もやってますが:03/06/14 10:48 ID:T2cW/QJL
●●●マスコミの 「盗聴/盗撮」 は許されるの?その9●●●
http://natto.2ch.net/mass/kako/1016/10165/1016527634.html 540 名前: 投稿日: 02/04/08 20:51 ID:IogY8uxo
>>537 >同じ時間に同じ放送を聴くか見て、ほのめかされたと感じる人は日本に数多く
>いそうだな。
理由は簡単。たくさんの人の盗聴ネタが入っているからだよ。たくさんの人の盗聴ネタの
平均値を使うこともあるだろうね。盗聴に頼った創造しかできない糞制作者がたくさん
いるんだよ。
【おまけ】朝の連続盗聴/盗用小説「ちゅらさん」のライターが、無効だクニ子賞とかを
もらったそうだ。あれは、俺と沖縄の知り合いとの電話を盗聴して作ったドラマだ。
呆れた。セリフは創造だと認めるが、俺の電話盗聴なくして、あのドラマは作れない。
439 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/15 00:41 ID:ycL5AIDp
「瞬き」
その日を境に動かなくなったものを数えた
高架下の嫌な臭いのする家から
誰かが待ち合わせをしたままの場所まで
闘犬が繋がれたままの廃液のプールに虫がもがくと
宝の地図の×印は生まれて始めて泣いた場所とかさなる
桜の木の下でだけ眠る妊婦たちが惚けて
ばらばらに解けた遺伝子の紐を丸めだし
その腹にだけ意味のある密度を確認しあう
太陽に溶けたヒバリと月に溶けた鶏
時計をみた瞬間で止まってしまった少女
穴の空いたトラフグの群
鼓動をさがすからここから動けない
氷に閉じこめられた天体の鼓動
ストローを挿してひとくちだけ吸う
440 :
さか:03/06/15 13:39 ID:eOt76ULh
チェックの世界
チェックのネクタイ巻きながら
卓に葉書をみつけた
「愛の道標」
タイトルを一瞥してそのままポケットにつっこむ
玄関開けてカギ閉めて走る
螺旋の階段 昇降機 クーパーの緑色
意味?
僕はどこへ急ぐのだろう?
ただ愛のために?君が待つその場所へ?
スロープ 歩道 海の藍色
チェックの世界を走る僕の意思
ああ、わからない
走りながらポケットの葉書を取り出して陽に透かす
でも、白い風(僕の意思?)
ただ愛のために 君のために
行く先のどこかみえないところまで 葉書が飛んでいく
441 :
Nちゃん:03/06/18 00:48 ID:qerU1N7z
「今日の日記と化す詩」
今日はかなり 久々のPC そして この掲示板
そして かなり 久々の 実家
となりでは 彼氏の抱擁
「熱いキッス」をせがんでる
こんな時間だけど まだ まだ 眠れないでしょう この私
このPCも 電源を切れば眠るけど 私は まだまだ 無理っぽい
なぜ眠れないかと 問えば それは 実は あたしなりに答えが出てる
個々の魂を癒すものがいないからなのだよ
資本主義だからって 人間の魂について もっと あたしたちは 知るべきだよ
じゃないと こんな有様が続くだけ
なんの宗教はまってるんだか…>Nちゃん(オエ
,、,、
(・e・)
゚しJ゚ sage クルックー また俺かよ4ネ4ネ4ネゲト
445 :
名前はいらない:03/06/19 10:41 ID:FBp++HFT
梅雨空に傘持つ腕を突き出して
挑む街角
通過していく雨粒は途切れる予感
振り返れば
そこに悲しみがあって
踏み出せば
頬を濡らす雨もあろう
例えばそれが憂鬱な交差点でも
流れて消える水溜りに私は溺れまい
雫に震える信号灯の光を見つけて
私は進むのだ
流れ流れる永遠の梅雨
泣くには早い都会の涙の中
梅雨空に傘持つ腕を突き出して
挑む街角に
立ち尽くす前に見るがいい
季節に抗う私の瞳の光を
446 :
:03/06/19 10:51 ID:LL9c7Eb0
447 :
nayuta:03/06/19 12:06 ID:nAy6p2s8
448 :
nayuta:03/06/19 12:07 ID:nAy6p2s8
曇った空の下
見え隠れする月の光を横目に
大きな川の土手の草むらに
真夜中 生に彷よう孤独な愚か者一人
大地に寝そべり
解放の宇宙に手を伸ばす
梅雨時 都会の雲の下星を探す
この人生に悔いは無いなんて
星を見えないと
おもってたのは愚かな人間
だから大地にだかれ
宇宙のかなた目を凝らすと
小さな星が空のなか雲の切れ間
輝いていた
小さな星は存在を認められないながら
愚か者たちの小さな幸せ願ってた
449 :
ほめっこ:03/06/19 12:56 ID:FBp++HFT
450 :
名前はいらない:03/06/19 13:00 ID:sYJE/Cwh
心についた染みを消したいのならいつか消せるさ
そんなに焦らなくても自然と笑顔が増えれば
その染みはやがて気にならなくなって気づいたら消えてるよ
そして残るのは君の光り輝く笑顔
明日を考えていたらウトウトして明日はもう今日になってた
それがいつまでも続く人生なんてそんなもんだろう
もし楽しい予定が入ればその日まで心は躍るけれど
毎日が楽しけりゃそんなことは気にしないのかな
半年前や一年前の思い出を悩む暇があるなら
明日を考えて君の未来は自分の手で作っていこう想うままに
451 :
名前はいらない:03/06/19 15:16 ID:GlVynJKF
452 :
名前はいらない:03/06/19 15:18 ID:NQvGlb0u
449 ありがとう☆
いつか一緒に時の流れに還るんだ
私達は地球と言う星に閉じ込められた
罪人
キセル 花泥棒 自転車泥棒
罪状はいろいろあるけれど
そんな私達が出会って恋をした
罪深い私達は
恋などは許される事なく
引き付けては
引き離される
けれど
この重力を失う時
監視の眼を盗み
流れにのるふりをして
繰り返す螺旋を断ち切り
すべるように惑星をぬい
そっと手を取り合って
求めていた新世界に飛び込んでみようよ
454 :
more:03/06/20 00:39 ID:xtDiUOIV
ずぶぬれで歩いて
たどり着いて
踊る
もっとたどり着くために
キミの手をとる
そして
踊る 踊る
ダイヤモンドに乗っかって
繋がるレコードにジャンプする
キミと世界へ
キミの世界へ
踊る 踊る
朝まで踊る
455 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/20 02:27 ID:kcI5ZWxR
「黒い犬」
黒い犬が
白いアスファルトを歩いて
時計の針は
重さに縛られ
6時30分のまま時間を止めた
長椅子に座って
狭い狭い空を見ている
この街はいつも夕暮れて
黒い犬は
眠る場所をさがし続ける
456 :
nayuta:03/06/20 02:45 ID:oDfpPPDI
あなたはどうですか?
恐ろしいですか
私は物です
人を映す鏡です
欺瞞を、汚れを、映す鏡です
醜い姿を映してみんな壊れていく
罪深い鏡です
けれど今私の傍にいる人たちは
その純粋さゆえに
私にはあまりにも眩しくて
私は自己を破壊してしまいたいのです
それでも私はここにいます
さぁあなたの弱さを、汚さを、醜さを欺瞞を
映して差し上げよう
457 :
nayuta:03/06/20 02:46 ID:oDfpPPDI
「宇宙色の鏡」
私は鏡 さあ覗き込んでご覧
私は鏡 さあ覗き込んでご覧
装飾はない古ぼけた鏡
古代の遺跡から墓盗人に盗まれて
青く錆び付いた鏡は要らないと
路上に放置された鏡
それを魔女が拾い
宇宙色に染め上げられ
丘の上の館に安息していたんだ
真実の自分の姿を映したければ
私が映して差し上げよう
御代はいらない
真理が欲しい
それが存在理由
赤いあなたは色鮮やかに
美しすぎて 孤高に輝く星 見えたでしょう
458 :
nayuta:03/06/20 02:48 ID:oDfpPPDI
459 :
名前はいらない:03/06/20 02:58 ID:HX9I/+Em
「ジョンと仲直り」
君が許せなかった
ヨーコに踊らされたと信じてた
世界平和を歌うなんて!
ポップスターには出来過ぎたまねさ
ヒッピー達が許せなかった
君に踊らされただけの
君の劣悪なコピーのコピー!
コピーのセリフは誰にも届かない
でもそうある日
気付いたんだ
僕がこんな事を思うようになったのも
君がそんなことを言うようになったのも
ロックに魂を吹き込んだ神の仕業だった
全部ボブディランなんだ
460 :
nayuta:03/06/20 02:59 ID:oDfpPPDI
「宇宙色の鏡」
私は鏡 さあ覗き込んでご覧
私は鏡 さあ覗き込んでご覧
装飾はない古ぼけた鏡
古代の遺跡から墓盗人に盗まれて
青く錆び付いた鏡は要らないと
路上に放置された鏡
それを魔女が拾い
宇宙色に染め上げられ
丘の上の館に安息していたんだ
真実の自分の姿を映したければ
私が映して差し上げよう
御代はいらない
真理が欲しい
それが存在理由
461 :
nayuta:03/06/20 03:00 ID:oDfpPPDI
赤いあなたは色鮮やかに
美しすぎて 孤高に輝く星 見えたでしょう
あなたはどうですか?
恐ろしいですか
私は物です
人を映す鏡です
欺瞞を、汚れを、映す鏡です
醜い姿を映してみんな壊れていく
罪深い鏡です
けれど今私の傍にいる人たちは
その純粋さゆえに
私にはあまりにも眩しくて
私は自己を破壊してしまいたいのです
それでも私はここにいます
さぁあなたの弱さを、汚さを、醜さを欺瞞を
映して差し上げよう
私は鏡
いつかあの光に焼かれる時をまつ
宇宙色の鏡です
怖いなら関わってはいけません
そのまま偽りの自分で生きていくのなら
そのまま そのまま
この鏡を開いてはいけません
462 :
more:03/06/20 04:05 ID:xtDiUOIV
夜の奥から
何かが誘うから
着替えて出かけて歩いてみよう
そしたら
キミの海にたどりつくから
昇る朝日を見つめてみよう
それはキミの太陽だから
そこにみんなが集まるから
そこでみんなが笑うから
463 :
名前はいらない:03/06/20 22:00 ID:Kw2kE0oP
・みみなり・
頭が痛くて 変な音がずっと聞こえてる
起きてよ もう時間だよ 目を覚ましてよ
手のかかる兄を揺すって 何度も呼びかける
私の声は小さいから聞こえない
兄の蒼白な寝顔は死人みたいで気味が悪い
早く起きて 仕事に遅れるよ
そう言いながら
眠っていたいよね と思っている
私だって起きたくない 眠っていたい
そして いつも私は起こすのをやめてしまう
怒られるのも私
耳が痛いのよ 音が耳障りなのよ 頭が割れそうなのよ
私は両手で耳を押さえて訴える
起こすなんて出来ないのよ
そして私は明日も悲しい日課を繰り返す
464 :
見ていただければ幸です♪:03/06/20 23:27 ID:vC4YBiIv
暗い心で世の中見れば
世の中暗く見えてくる
明るい心で世の中見れば
世の中明るく見えてくる
このことを誰もが解っているのに
誰も実行できない
だからもう仕方ないことなのだと
あきらめに向けている心のハンドルを
私は実行できる! 私は努力する!
とゆう方向にハンドルを
とりなおそうではありませんか!!
御意見御感想お待ちしておりマース!
\(^〇^)/
http://homepage2.nifty.com/32036/index.html
465 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/22 02:09 ID:l4Lc8/NU
>>464 すごくバカ素晴らしいですね。宣伝までしてんのになんでリンク先はそんななのか、、
>>463 四畳半ポエムですかね、、物書きとしてはとても有能そうな名無しさんですね。
>>462 キミ って、、、
>>461 >私は者です
楳図かずおですかね?14歳?
>>460 宇宙とかいう言葉を使うに慣れてないのかな?魔女とか浮いてるしバカっぽい。
>>459 ボブディランなんて良い曲1個もないじゃんか?? それよかやっぱしリンゴだよ。
>>454 踊って氏ねってかんじです。いちいち行間あけんなといいたいです。
>>453 感覚としては良い感じ。でも選ぶ言葉が駄目駄目和尚。
>>450 感動した、その素直な物言いに感動した。前向きすぎるラストはちょっとだけどね。。
>>448 凡庸だけど普遍性はあるのかもね、俺は嫌いです。
>>445 その感性には感心しました。でもなんでそんなに古語ちっくなのかな?
詩をはじめて書いたかんじがするのね?無理した詩的な感じだからさ。。
また書いてほしい。
466 :
無料動画直リン:03/06/22 02:30 ID:+qRs5waI
ザクザク斬っていきますね、藪鳩氏は。某スレより手厳しい…。
468 :
ねこいるか:03/06/22 07:28 ID:hWLV6u8U
頭から胴体、尻尾まではツルツルの皮膚で、
手足はまったく毛むくじゃら
三角の耳を尖らせて、かわいい髭は放物線
ニャー だったり キューン だったり
鳴いているのは 悲しいからさ
ずっと独りでいたかったり、ふと仲間が恋しかったり、
せわしなくピチピチの尻尾を振り回すよ
魚 ナマで食うゼ・・・!
今年の夏は、泳げるのか泳げないのか
市民プールで試してみるさ
469 :
かるめん:03/06/24 18:39 ID:nxPXsZav
まな板の上には、傷だらけの鯖がのっていた
「切られました・・・」
無表情なその魚の目は板前に訴えていた
「詩板で・・・滅多切りです」
そう言われて、
板前は思わず鯖を裏返してみたが、何も変わらない
傷は深い
「お願いです。妹に・・・妹に伝えてください・・・
兄さんは、一生懸命やったと。食いは、いや、悔いはないと」
板前は肯いた そして、鯖の目から光が消えた
板前は黙って鯖の首を切り落とすと、
既にある切り口に上手く包丁を当てて、
深鍋の中に味噌と入れて煮た
その日
とても美味しい鯖の煮つけが出来た
470 :
名前はいらない:03/06/24 19:21 ID:PHbD0fhC
471 :
チェルシム:03/06/25 01:02 ID:G9cE5qja
463 名前を入れ忘れました
・ツール・
何故だか私の周りには自殺願望の強い人間がたくさんいる
手首を切ったんだ でも 死ねなかったんだ
そう言う人間が多い
そんな時 私は決まってこう言う
手首なんか切ってもナカナカ死ねないよ
頚動脈を切るか いっそ首を吊った方が確実に死ねるよ と
自分に覚悟がないのならいつまでもリストカットを繰り返していればいい
それで救われている人間も結構いる
私も血を流してみることがある
ただの気分転換
頭痛の原因が貧血だということに最近気づいた
誰しも生きる手段を それぞれに持っている
そして 私は今もその手段を探している最中
472 :
チェルシム:03/06/25 01:16 ID:G9cE5qja
・コスモス・
いつからこんなに駄目な人間になってしまったんだろう
そう考えることがある
10年前は もっと元気で 不安なんてなかったように思う
世の中って辛いのね そう思うこの頃
それとも10年前は守られていて辛いということに気付かなかっただけかな
もっともっとというワガママだけが膨らんで どうしようもない子供成長してしまった
不安が胸に広がって 混乱が頭を侵食している
そんな時 愛する人がコスモスの苗を買ってくれた
そして コスモスは私の好きな花になった
474 :
満帆:03/06/25 01:56 ID:OSu9frqZ
・過去・
つぎはぎの部屋の壁に打ち込んだ「百」や「飯」など判の文字
裏山に一家の便を埋め立てて見えぬ実りの肥やしとする
道のなか 雀や狸のなきがらを潰して去ったはトラック四台
家出をし一夜歩いて一昼歩いて山のなかの学校に憶えぬ女生徒の笑い声
物上手く言えずペンを差し向け抗うた学路を恥じてみる
恋われていると違う女子の口振りに「恋うてる」と恋わぬ他人の名を出す羞じ
われが見栄張り便りを絶った少女の住むのは旭川
或る夜に空家に忍び来 見覚えのあるは恋うた娘の空き部屋だ
ぽっぽっぽー はとぽっぽー。
くるっくぅー おはみょう。
関西朗読会スレに、勝手にカキコしたんだけどー。
はとっちと、はらだっちと、ユッキーでコラボル?
画像・映写・音楽・詩・・・・なんかしようよ。
みんなを、あっと言わせないくらいのものを。(ワラ
>>475 いぅえーぃ! いけるかどーかもわからーんよ 。
>>476 ただいみょうー。
休み平日だもんなぁ・・・。
作品だけでも、参加する?
また近々呑みながら、考えるべ?
もつっとも、起きてくれと思うのです。
479 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/30 03:46 ID:5/nFmuow
「バランス」
夢を見た
バランスを失ったさまざまな物がただ落ちてくるだけの夢だ
ビニール製のプールにエーテルを一杯に張って
僕はその液面に写り込む落下物たちをじっと見ている
突然、幼い頃に飼っていたインコが生まれてすぐの姿で落ちてきた
見たこともない生まれたての姿がなぜだかまぎれもなくあの頃にいたインコだった
名前を思い出そうとしたらインコは苦しそうに悶えた
そして連続したセル画のように滑らかに艶やかに絶えた
僕は口笛を吹いた
夜だから蛇が現れるだろうと思った
480 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/06/30 04:22 ID:5/nFmuow
「蝉」
蝉が土の下で鳴いている春
漢字の勉強をしていた
やがてわがままになる少女が
いたずらに父親のタバコを1本だけ吸いました
蝉がうるさくて足の裏をかいて
その昼、発泡酒を飲んでいた少女は
目脂がからからに乾いて痒くて
気を紛らわせようとして
1匹のヤスデを窓から放り投げて蝉にしました
481 :
Nちゃん:03/07/04 21:10 ID:3ugORScn
「逆立ち」
ミニスカートをはいて 逆立ちをしたが
特に 何もいいことは なかった
あはは 空には お日様が 浮かんでいるさ
いや 飛んでいるさ
やがて 陽が沈むけど
どこへ 行くんだろうね
482 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/07/05 12:47 ID:1pKngsjr
しづみはつる
入る日のきはにあらはれぬ
かすめる山のなお奥のあり
蝶々がてふてふと受粉させているのだろう
483 :
ぽむ:03/07/05 13:14 ID:AyG/m4rI
「黄昏」
一歩 二歩 歩いて 立ち止まり
行く黄昏を 目で見送る
やがて訪れる 夜のとばり
1・2・3 と 街灯り。
揺らめいて、 静かに。
「黄昏」と「夜」の間に爪先を濡らし
マッチで付けた煙草の火は、
たった一度だけ花火の味がした。
484 :
名前はいらない:03/07/05 22:59 ID:8JCsOVYQ
「今を生きろ」
今を生きろ。
今を一生懸命生きろ。
今がどんなに辛くて、苦しくて、もうだめになってしまいそうな時でも
うちらは、今を生きるしか道はない。
今を一生懸命生きれば、
きっと道はひらく
485 :
チェルシム:03/07/07 19:07 ID:tx2/Cfs9
ずっと頭の中で鳩が鳴いてる
クルック クルック と
その声は右の耳だけに聞こえていた
いつのまにかその泣き声は現実の音を掻き消して
私は片方の耳しか機能しなくなっていた
鳩を追い出そうとしても私の頭は鳩の巣になってしまって
鳩は24時間クルック クルックと鳴いている
視界が歪んで 足元がグラグラ揺れた
何度も母親を呼んで「助けて」と叫んだ
頭が痛い 耳が痛い 立っていられない
私はずっと 何度も助けを求めた
そして 今 私がいるのは誰いない静かな子供部屋
チェルシムの文章がうざい
板違い出ていけ→メンヘル
487 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/08 01:14 ID:K5xS8/xG
おい、おまえらほんともちっと詩をくれよまったく、、頼りないったらありゃwしない。。
最近この板くると何か鬱になるんだもの(w
489 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/08 01:26 ID:K5xS8/xG
不器用なくせしてむりしてるから鬱んなんかなるんだよ、おれといっしょw
いっしょにすんなって?それも当然の感情。
ばらばらに散ってこそ意味がある集まりってわかるかい?
なるほど〜。
491 :
Nちゃん:03/07/08 19:23 ID:a7GzNZ1p
492 :
名前はいらない:03/07/08 20:16 ID:HP5meT9G
悪いが全くワケの判らぬスレだ。何がしたい?なにを訴えたい?道楽か?ばーか。
周囲の目を意識しながらママゴトをすることに快感を覚える癖のある人達の集まりです
>>489 ところで今、この詩板の中で、この人は良い詩を書く人だなあと
いう注目している人はいます? そういう話がこの板の中で案外少なくて、
し辛い雰囲気なんですけど・・・。時間が無くてぱっと詩を読みたいときは、
そういう評価とかを頼りにしたいんですけどね。スレ一枚一枚全部みるのは
大変だし・・・。
495 :
Nちゃん:03/07/09 16:14 ID:7iKr2VmU
「頭痒い」
頭を洗わないと 頭が痒くなっちゃうね
ああ これで 私も 笑いが取れる、、、いひひ・・・・
さて これから 何をしようかな なんて 考えて
結局答えはでないから ただ 退屈しのぎに
適当に今を過ごすよ
そうしてできた未来だってきっと素敵だものねぇ
わらえねえよ風呂はいれ!
497 :
Nちゃん:03/07/09 16:21 ID:7iKr2VmU
あれ こんな ところに暇人が おった! 奇跡じゃ(”O”)
498 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/09 18:13 ID:F/9Il36Y
>>494 いねぇんじゃないの?まじで。どのスレ読んでてもつまんねーもんすっごく。
ここさいきんの唯一えかった詩がイエモンロビンのブライアンウィルソンが
どうのってのだけだってのが今の詩板の現状じゃないのかな。
低レベル民間の人って嫌いじゃないんだけど、
報われてないっていうか、ダサいって言うか・・・生理的に受け付けない。
退職金なし、給料・ボーナスもろくなモンじゃない、なんか一緒には居たくないイメージ。
嫉妬の塊で生きてるようなところも好きになれない、
というか、はっきり言って人間的に気持ち悪い。
こういうふうに思っている人、意外に多いと思います。
500 :
◆mcv3DK//f. :03/07/09 18:37 ID:7iKr2VmU
>>499 わしは、成金・守銭奴のほうが嫌じゃ。
田舎者ながらも、素敵な日々をすごすことに命をかけてる者のほうが
よいじゃろが。
>>498 最近アレなんですよね、何故か俺が書き込んだら流れがストップ
しちゃったスレが幾つかあって、なんか不味いことしちゃったのかなあとか
思うんですよね、はは・・・。
502 :
このたびは ◆mcv3DK//f. :03/07/11 11:07 ID:oM4lULFz
>>501 大丈夫っすヨ。
スレ主は、ユーロが趣味ですから(キャッキャッ
504 :
満帆:03/07/11 22:02 ID:7qOHvKET
なし崩しの詩
地響きが愛を立てて
やわい行進を傷つけて行った
窓から見下ろして詠んだ詩は、なし崩しの死だった
「兎に角やってみよう」と
飛び出した息子は木曜日に燃えた
いらいらに任せて吐いたのは、なし崩しの返事だった
-どうしようもないのは、この梅雨の所為じゃない-
地響きでのっぺらになって
あの子は、本に隠れた
自分を表わす言葉をやっと他人の言葉から探し出した
地響きは止んで
窓から顔をぬっと出すと
誰かに背を押され飛び出した先は、なし崩しの死だった
-どうしようもないのは、この梅雨の所為じゃない-
わたしは、
わたしは、しばらくのあいだ
わたしは、どうしようもないのを、あきらめようと地面に口づけをしてる。
505 :
nayuta:03/07/12 02:46 ID:rG1Fyr7c
>>471 自殺願望者とリストカットは違うと思いますが・・・。(笑
506 :
山崎 渉:03/07/12 10:51 ID:NWO/CALS
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
保守
508 :
1:03/07/13 02:08 ID:L0msRGCM
509 :
名前はいらない:03/07/13 02:13 ID:tKrNNuXX
朝起きると鳥の声
なにやらやけに楽しそう
それに加わりたい僕は
窓を開け チュンチュン言ってみる
ずっとずっと言ってみる
510 :
名前はいらない:03/07/13 02:24 ID:tKrNNuXX
十字路 たくさんの車 夜中の二時に
僕は立っている 韓紅の灯の中に
冷たい目して 挙動不審で 理由もなく
顔を強張らせていた君 本当に綺麗な人だった
僕が望む場所には僕はいなく
僕が望むような人間でもなく
相変わらず小さな男でありますよ
どうにもならない
酸っぱい匂いした僕の足
僕の詩 それは赤ん坊の目のように
偽善的で心無いもの
偽善が偽善を産みますね
何 君の詩もさ
511 :
509と510:03/07/13 02:33 ID:tKrNNuXX
なんか使い古された感じの言葉
しか浮かばないねぇ〜。
難しいね。自分の言葉で表現するのって。
512 :
名前はいらない:03/07/13 16:29 ID:gT9w2vYc
詩を読んで
美しいと感じたとき
言葉の並びは
関係なかった
ことを思い出した
513 :
名前はいらない:03/07/13 21:57 ID:KNKntCAM
俺は
海ステージのマリオ
浮いたり、沈んだり
ずっーと続けてきた
なんとなく
514 :
あぬー:03/07/13 23:20 ID:Piob7gD/
伍長は うどの大木よ
飲んで眠って喫煙だけ(ふかす)。
自分の名前も書けぬ奴
豚と同じ抜作野郎
515 :
山崎 渉:03/07/15 11:40 ID:91J1lTCd
__∧_∧_
|( ^^ )| <寝るぽ(^^)
|\⌒⌒⌒\
\ |⌒⌒⌒~| 山崎渉
~ ̄ ̄ ̄ ̄
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
517 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/16 02:22 ID:IgzV2Dzq
保守揚げ
518 :
チェルシム:03/07/20 19:14 ID:tWaf1835
・花の名前・
花を買ってきてくれと頼んだ
買ってきてくれた花はとても綺麗で 鮮やかな春だった
でも どの花の名前も私は知らない
名前に意味なんかない
綺麗だからイイ 甘いから好き
色のある世界で少し目が覚めた気がした
まだ世界には綺麗な物が名前を持たないまま存在している
そう思うと 私の身体は少し軽くなった
519 :
梓等:03/07/20 21:09 ID:C/1atpWZ
「太陽と蟻」
だから、僕は、太陽を見る事が出来なかったんだ。
僕には、どうにも出来なかった。
太陽は、とても眩しくて、
昔は、無知だった。
だから、君を、君の側に入れたのに、
今は、苦しくて、苦しくて、
大きな、布切れ体に巻きつけて、
ほつれた穴から、君を見るので、精一杯なんだ。
覗き見しているようで、とても、申し訳ない気がするけど、
謝れない。謝らない。
だって、
こうするしかないんだから。
520 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/21 01:42 ID:vGzuXaWt
「好きになってよかった」
熱されているのに素手のままで握って
なんだほんとは転がり続けたかったんだっておもった
世間がお昼休みになる頃
やっと起きだして
部屋中の綿を前にあるふくらみの中に落として
じゅんと鼻水をまばらなまばらな
暗がりでケガの跡を写すと
油の中に眠るとてもオーソドックスな
縮んだ部屋が浮かびあがったんだ
好きになってよかった
死ぬことと死なないことのあいだ
ふらふらだけど
好きになってよかった
521 :
たもい*:03/07/21 01:46 ID:JseGzgpS
>>520 タイトルで誤解しかけたけど、読みきってたまらない気持ち。
えと、分りますそぉいうの。好きになれてよかったですね。
>>521 あんたもったいないから雑談してる気力があるなら
ポエムもちっと気合い入れて本気で書いたらいいんのにね。
すくなくとも俺はそうおもうぞいでした。
523 :
たもい*:03/07/21 02:11 ID:JseGzgpS
詩のほうの割合のが多いつもりなんだけど・・・
本気かぁ、奇妙っ子ぶるわけじゃなく
本気とか分らないんよね、
詩については何も分からん
詩が書けた気は一回もしてないし、ああ迷子スルースルー。w
大江健三郎話楽しんでください。でわ
524 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/22 01:40 ID:GKvveFPi
「いい天気」
あの日の朝
ゆれることから
逃げだした
街のなか
上目遣い
Uの字のツバメの巣の跡形が
飛行機雲が落ちてくるのを待っている
バイバイ
僕と
その他大勢の人たちのやさしさ
油まみれの真っ黒な海鳥
外来種の繁栄する暖かな大地
バイバイ
大陸をずっと
渡っていく風
525 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :03/07/22 01:53 ID:GKvveFPi
「拾うとき」
僕はなんにも知らないんだけども
犬が死んだら悲しいし
猫やまた君が死んだら悲しいとおもうよ
こんなに喉がかれてて
指の骨が全部折れてる日でさえ
ブドウ糖を流し込みながら僕は
なんにも知らないことに
ただありがとうっておもってる
朝がきたらさ
きっと日は沈む
矛盾だなんてこの世には無いよ
星座が笑えば
僕らは消えるんだ
君も知ってる
道ばたで拾い物をしたときの
心拍数をたぶん知ってる
この世のヘソが
道ばたに落ちてた?
引っこ抜くために
腕力もっと
鍛えなくちゃね
526 :
_:03/07/22 02:03 ID:7WskQLfe
527 :
名前はいらない:03/07/22 02:08 ID:vwJq62/U
好きは何処に行ったのかな
昔は良く外で遊んでた
気が付けば嫌い達が仕切ってる
好きは何をしてるんだ
底で座ってるのを見つけた
嫌いが沢山居て上がって来れないんだね
え 違う?
私が邪魔するから?
御免ね このお肉が邪魔だったのね
退けたらまた遊んでね
「言葉のコミュニケーション」
恋をしたの?
恋をしたの。
恋をしたの?
恋をしたの。
切ないのね。
切ないのよ。
痛いのね。
痛いんです。
そう。
・・・・・・。
そう。
。。。。そう・・・・。
恋をしたのね。
恋をしました。
恋をしたのね。
恋をしたのね。
「ミッシェルガンエレファントの1stアルバムばっかり聴いてたんだ」
高校ん時
誰も彼もの誘いを断り
僕は部屋でミッシェルガンエレファントの1stアルバムばっかり聴いてたんだ
僕が既におかしかったのか
ミッシェルを聴いておかしくなってしまったのか
とにかく僕はミッシェルガンエレファントの1stアルバムばっかり聴いて
踊ってたんだ
踊りまくってたんだ
一人で
そうするしか仕方なかったんだ
プールの底みたいな
水中で泥酔してるみたいな
急速にいろんなものをで失っていきながら
どんどん潜っていった
苦しくて熱くて
気持ち良かった
「今をうたう」
私たちが生まれてきたことに何か理由があるか
それは 分からないけれど
きっと何かあると思っているから
私たちがここにいるんだよ
生存に意味はないと言う人が時々いるけれど
それは間違いね
仕方ないね
「作品」
人が作品を作るとき
莫大な能力と才能を使って
その時間をすごしてしまうけど
そのあとのたくさんの老廃物を君はどうしてる?
それだけが聞きたかったんだ
それだけが聞きたかったんだ
君は どうしてる?
それだけが聞きたかったんだ
「死んだはずのヒロイン」
彼女の名前はN
死んだはずの女だった
それなのに
彼女は なぜか 時々姿を現して
すっーと消えた
彼女はこの世にたくさんの思いを残して亡くなり
それを多くの者たちが悲しんだ
「失敗」
失敗をしたことに気づいても
それを修復しようとは思わない
あえて失敗を提供したいのだから
この結末は最悪だ
この作品は悲惨だ
そう言われるのが目的だから
「私は」
私は誰よりもわがままで
誰よりも自分勝手
そして誰よりも気分やで
誰よりも ひねくれ者
愛なんて言葉はいらない
でも愛して欲しい
それだけなのに 伝えられない
そんな自分が嫌だった
そんな自分が大嫌いだった
だから それを伝えることにした
「受け入れない」
ここに受け入れない人がいる
何を受け入れないのかって?
自分を受け入れないのさ
そう
そんな自分と分かっていながら
全く 受け入れない
そして他人も受け入れない
おかげで彼女の中は からっぽさ
なんて殺風景なんだ
まるで 田舎の僻地みたいだよ
誰かがそういった
だけど きっと いつか
この地に何か花を咲かせてくれるさ
そう期待しながら
今日も相変わらず風だけが通り過ぎていった
「すべて」
すべてを愛し すべてを憎んだ彼女
そして すべてを失った
そして永遠を手に入れた
永遠の空白だった
彼女は空白の中にひとつの箱をつくった
そして そこに一本の木を植えた
木はすくすく育って やがて大木となった
木は風に吹かれ 光にあおられ 鳥たちが囀った
幸せな光景だった
木は嵐にもあった
大きな雷鳴と共に 豪雨が押し寄せた
木は揺れた 大きくゆらゆらと揺れた
一晩中 揺れていた
木は今日も佇んでいた
相変わらず一本だった
それでも 幸せだった
木は笑っていた
とても とても 幸せだった
それは 何故かって?
ふ・ふ・ふ・・・
木は笑ったままだった
ふ・ふ・ふ・・・
木は笑っていた
ふ・ふ・ふ・・・
木はいつまでも笑っていた
いつまでも いつまでも 笑っていた
永遠の空白の中で
「愛なんかいらない」
愛情が欲しくてどのくらい苦労したか
愛情が得られてどのくらい幸せだったか
君には創造がつくまい
そして この満足感
もう 何も欲しいものはない
だから 愛情だっていらない
「わからない」
私って分からなかった
どうしてあんな態度だったのか
友達も同じことを言っていたけど
どうしてあんなこと言ってしまったのか
言葉と気持ちは裏腹
それを分かってくれるかどうかは謎
ああ 永遠に分かり合えないものが
悔しいけれどこの世には存在する
それがある限り 私は戦うのさ
腕を怪我しようと 雨に打たれようと
日照りに遭おうともね
「喉から手がでる」
喉から手が出る それぐらい欲しいのに
こんなところからしか 手を伸ばすことができないのよ
だから ただただ 欲望がこぼれるままに
表現することにした
いずれ この思いは枯れてしまうけれど
ひび割れたその世界をも美しい
542 :
チェルシム:03/08/01 02:02 ID:GNUkUj09
・繋がり・
首が詰まるような感覚を知る
身をもって知る
言葉で伝えられることなんて限られてるけど
言葉なしではあまりにも物足りない
今度こそ大切にしよう
今度こそ手放さないように掴んでおこう
そう 思うけど
心なんて変わりやすい 無責任なもの
ある時 対象のない悪意が湧いて 抑えられなくなった
悪意としか言いようがないエネルギー
抑えられない衝動があると知る
確かなものがあるのなら
何でもいいから繋がりたい
どんなことをしてでも繋がっていたい
そう思った
543 :
山崎 渉:03/08/02 01:01 ID:GCypsXvY
(^^)
544 :
脱・古語ちっく・・・:03/08/02 10:31 ID:KEEPvoKK
わたげ
見て 風に吹かれて わたげが飛んでいくわ
気づいているの あなたがずっと 遠くを見ていること
日々の糧と喜びに満ちた 晴れた日の午後
ふたりの愛は ここにあるのに
でも どうして?
わたしは ひとり佇むの?
あなたのいない明るいテラスで ひとりぼっちで迷っているの?
胸に流れ込む風に
わたしの想いも のせて飛ばそう
わたげよりも もっと遠く
広い海をこえて あなたの心を見つけるまで
545 :
藪鳩*ahokunn:03/08/03 00:31 ID:UWaCVdkZ
心の中に色を塗ってみる
あはは
心の中の色を塗ってみる
あはは
でも少しだけ
いいのかな
すごく透明な心を塗ってみる
こころ
こころ
とても退屈だけど
鋭利さをもったマシュマロ
あはは
あはは
人工衛星にあたった
笑顔だなんて
無理やりに曇ってく
今日の天気って
なんだろな??>・
きっと百万人が笑うと
どうしようもないよな
昆虫の群れが飛んでくる
だからおはよう
このまま毎日が
どうか接点の無いままの
ありふれている心にだけ少し
逃げようの無い幸せな
だらしないくだらない鬱を
すこしだけ
すこしだけ
ください
ふざけた自分がいたの 過去に 痛い目にあって やさしくされて
泣いて 元に戻れるかな あたしは反骨心旺盛
あたしは 人を殺したい あたしは 何より精神病
自分を苦しめて 醜くしていく
そう あたしはこの際病んだままで
病んだままで 暖かかったあの人を早く忘れよう
少し考えたっていいじゃないか
あの人は あたしの心の深くまでもしかしたら
知っていたのかもしれない いや 今もきっと 知っている
私はすべてを手に入れた気になっていた
強引で 傲慢で どうしようもない私
これからも そんなひどい性格のまま いったい何が幸せなのか
きっと 皆様は私をどんな目で見ているのだろう
壊れる自分が今までは楽しかった
でも壊れたあたしに疲れた彼は とうとう
私を見放してしまったのだよ ああ そう そう そう
私は誰より私が大事 誰よりも 自分を愛してる
自分の身を削ったって 削ったって
誰かを愛するなんてこと なかったはずだったよ
恋なんかたいしたものじゃないって ずっと思っていたからね
私は とうとう 気づいてしまった
ただのエゴで彼とは付き合っていた
イライラをぶつけ 支離滅裂をぶつけ
妄想をぶつけ 私は自我を確立していった
こんな自我が見つかるとは まさか予想もしていない
もう いらないと思っただけ 幸せは手に入れた
それだけなのに なぜかまだ何か不幸でいたいと願うのはなぜだろう
547 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/04 03:44 ID:SkP1KPXl
「キリン」
もう何にも感じられなくなった僕は
素手で窮屈な何者かをも炙り出す
痛みを冷凍乾燥させておいたら
解凍するのが怖くなってさ・・
思い出を無理やりに繋ぎあわせて
スペースコロニー状の保護膜を作った
僕の脳味噌はその回転に比例して
君のポスターを斜めに貼るセンスをかき混ぜて
恒星の光を反射しない
誰にも見えない僕の心のカビた部分のように
スーパーの陳列棚の裏側に転がったプチトマトのように
黄緑色に発光したキリン
アリの穴に蝋を流した体温
僕はもっとずっと強くなる
宇宙のほんとはわからなくても
僕はこんな惑星で
ただそれにしょんべんをかけることを
誰に教わることなくやってのけたんだから
548 :
名前はいらない:03/08/04 04:11 ID:8HNGRS7N
宵の森 憂い佇む青野菜
混じる案山子 夜鳴きの禽獣
風に雰囲気翻り、間隙を埋めるのは星に月
水面に浮き立つ死人の笑顔
どうしてこんなに楽しいのか
今になっても分からない
549 :
_:03/08/04 04:14 ID:0w/eblUw
550 :
名前はいらない:03/08/04 04:15 ID:8HNGRS7N
鏡を覗き込んで吐き気がする
そんな奴等ばかりだろ
このスレッドは(わらい
8月1日、広島平和記念公園に保管されていた折り鶴に火が付けられ、
14万羽が焼失するという事件がありました。政治的信条は一切抜きにして、
我々でこの事件の埋め合わせをしませんか?
8月15日、終戦記念日までに14万羽の折り鶴を揃え、
広島に届けましょう。 今現在有志が折り続けている模様。14万羽に届かなくても、
被爆者に哀悼の気持ちをささげるのに意味があるとは思いませんか?
まあグダグダ言うより、とりあえず折れ!
平和記念公園の焼けた折り鶴14万羽折らないか?5 現行スレ
http://off.2ch.net/test/read.cgi/offmatrix/1059936766/ 政治思想云々抜きに、ちょっと折ってみませんか?
ただいま参加者300名オーバー。
着実に14万羽へと近づいています。
しない善よりする偽善(・∀・)
553 :
名前はいらない:03/08/04 07:43 ID:UnmzE/Pn
はまべのちかくの
みずたまりに
くらげが
うちあげられていた
ひはのぼり てりつけ
みずは あつく
くらげも
すっかり ゆであがっていた
くらげは そらをみていた
そらには くもが
きもちよさそうに ながれていた
もはや だだよえぬ
みずたまりのなかで
くらげは じぶんにうつる
きもちよさそうな そらを
しったら
しあわせだった
554 :
名前はいらない:03/08/04 22:34 ID:9OdMQY/C
洗濯置き場の片隅で
腹のぜい肉が
すすり泣きしている
泣いているのは贅肉で
私ではない
台所でアイスクリームが手招きしている
「バイオリズム」
あたしは バイオリズムと言う言葉をしらない
私は 子供ではないが 下手すると
子供よりモノを知らない
だから何だって言う話だけど
あたしたちはもっと 落ち着きたいね
ため息は そろそろおしまいにして
どこか新しい世界へ羽ばたきたいな
「息苦しいの?」
息苦しいと思う? このあたしのやり方?
このあたしの生き方?
あたしは 何もわかっちゃいない?
だから分かりたくて 前へ進むのよ
つらいこともあるけど 真実をつかむことがうれしいのよ
あなたのぬくもりが大好きよ
あなたの優しさも大好きよ
だけど それが やがって 去ってしまうのが怖いの
もう そんな目には遭いたくない
だから 愛は受け入れるのが怖い
こんな私を愛してくれるあなたを
信じることができるかしら
やさしさはおいてきてしまったような気がするわ
そもそも やさしさとは 何
あたしは誰を愛しているの
あたしはなぜ生きているの
孤独がいやで孤独がすき
あなたが好きで あたしが嫌い
557 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/08 02:11 ID:47syHJBl
やがって何もかも
やがって消えてゆく
558 :
◆MC1Z7pcz5k :03/08/08 02:24 ID:abkbpabl
『Tear』
また涙を流した。
全てのことが忘れ去られると思って…。
また後悔をした。
もう二度と泣くまいと誓ったのに…。
金属の光沢に見せられて
手に握りしめる。
この鍵を使えば
全てが忘れ去られると思っていた。
そして一筋の涙をながす。
自分の中の辛さと一緒に。
そしてその涙は滴となって滴り落ちた。
そしてその涙は川となり海となった。
そして今夜も眠る。
流した涙のことを忘れるために。
温かくて赤い私の涙。
559 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/08/08 03:58 ID:MhHdnPrD
あんまり暑いのでお手製の団扇を作ろうと思っている
しかしなあ 竹がない
切れ味バツグン 肥後の小刀は持っているのだが
いまや誰も使わなくなったのか 大津のとある文具店の倉庫から
お店のおばあさんが思い出してわざわざ取り出してきてくれた
あとは竹だ たとえばお金持ちの正月の門松 いらなくなったらでいいから
よこしてください
小学生の頃
毎日えんぴつは小刀で削っていたその意味が
消えてなくなってしまいそうだ
>>557 またいつか呑もうな。
なんかしらんけど、そろそろ消えそうやわ。
561 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/09 02:15 ID:5FPc2GJE
うん、またのもうな。ぜったいいつかな、、
心がどこに行くか、向かうかなんてのは
本人にはちょっと理解しがたいものがあるよね
コーヒーだと思って飲んだら
ココアだったり麺つゆだったり、、
夏だな、スイカ蹴飛ばして壊したりして
時間とか現実とかギミックだとか責任感とか
もう本当にいいからさ
そんな馬鹿らしい夕方だとか
なんてことない思い出だとか
どうなってゆくのだろうね
10年後とか
20年後だとか考えてみなよ..
ほらもっと遠くまで行こうよ
酒呑んででもいいからさ
言葉なんて最低限で調度いいから
挨拶の言葉と
お別れの言葉と
忘れたくないことと
一緒になって酔っ払ってしまう
じっと酒瓶を見つめて
562 :
名前はいらない:03/08/09 03:05 ID:HQrood1U
食を放棄した先に見る嫌悪
苛む自身 正しい時間を教えておくれ
我を弁護した先に見る溜息
保つ自身 虚勢は目にみえる
死を決意した後に知る情熱
帯びる熱 この先に何がある?
564 :
チェルシム:03/08/09 22:40 ID:eaCnBuGj
・キラキラお星様・
ぼんやりとしたまま 夜中に外に出てみた
夏のにおいがする
草も 土も 風も 湿っている
夕立が来て 雨で世界を濡らして去っていった
誰もいない公園のベンチに腰をおろして 空を見上げる
雨上がりの空は星が綺麗
どこかの誰かが遊んでいった花火の抜け殻が砂場に落ちている
微かに鼻をつく火薬のにおい
星は音をたてて煌いていて その音が聞こえてくる
私は重く鈍った頭を傾けて その音と光の記憶を胸に落とした
だから 胸が熱い
565 :
名前はいらない:03/08/09 23:13 ID:82PF5/a9
「生きるってなんやろう?」
みち子に 聞いた
そうやなぁ 死ぬっちゅうことやないん?
みち子は 空を見つめて こたえた
そして つぶやいた
「生きるってなんやろう?」
566 :
_:03/08/09 23:18 ID:y61dY4gd
567 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/10 01:50 ID:5eb+ROVG
おれは食欲になんか負けない 食べない食べない食べない
欲って脳で生まれてさ
おれはそれに抵抗している一個人であって
脳とは別にこうしてしっかり生きて考えているんだな
生き物ってそうしてかんがえていくと
脳の奴隷だね
月と鼈(すっぽん)ほどの隔たりがある
同じ個人の脳と本人とのあいだにはね
どんなに意識していても気づくことすらできないい
暗黙の了解のような同一人物ごっこ感がものすごくあってさ
おれらはゲーラーカイトで
あっちは地に足着いて飛ばして笑ってるやつ
だからおれはそのプログラムをこわしてやるのさ
息なんて吸わないし
生きたいとも思わない
食べること=敗北を意味する
性欲にだって負けない
頑丈な死体さ
568 :
名前はいらない:03/08/11 10:01 ID:0UPWPz4+
そうめん
やっぱ 夏はそうめんさ、ネ
そうめんは つゆが決めてさ、ネ!
じゃ、めんは? めんは何でもいいか?
それより、氷をもっとおいてくれ
こっちじゃ具をいれるんだヨ
椎茸を細切れに 味がしみ出てくるだロ?
三時から歯医者、だ
オトツイから 上の奥歯がしみるん、だ
あ、つゆ、足して!薄くなったから!
氷、もうないの?
ごっそうさん!もういいヤ、うん、もういいヨ
さあて 食後の一服とするカ
残った?
そんなに食べられないからサ、そうめんは!
同じ味だから飽きてくるヨ、そうめんは!
そういうわけデ、お先に!
569 :
ポルノ:03/08/12 18:32 ID:R6bNZjo6
君が僕にくれた
黒のブリーフ
恥ずかしくて穿ける筈がない
僕がお返しにプレゼントした
一枚のエプロン
まぁわかるとは思うけど
脱いで付けてって意味で…
歳のワリにオヤジ臭いって
ツッコまれる予定だったのに
彼女は少し涙目でありがとう
僕は大きな勘違いをさせたことに
気付くけどもう手遅れで
彼女は台所に居候
行き場のない
僕のB級ポルノな欲望は
甘ったるいカレーの周りを
寂しげにさまよってんだ
571 :
名前はいらない:03/08/13 08:45 ID:KJmfInV9
572 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/14 03:07 ID:s2sEXQro
「真っ昼間」
それで
憂鬱さを文字で書けたからってなんだよ
ここにはふたつだけ
体とこころ
午後と午前とに挟まれて
真っ昼間の俺は
全然汚い
馬糞状のシャワーを浴びているんだ
俺のことを無視しないでくれ
とてもとても切実なんだ
肉をたいらげて野菜を残した
こんなまま水平に
延々と少しの不幸せも
ありったけの虚無も続いていけばいい
ここは頭に少しだけとそして
また少し上にだけ輝く明日が少し
何かがこっち見て笑ってるのを感じてる
でもさ
快晴なんて俺ん中から消えればいいのにってかんじかな
ちょっとだけ
はらたつ
はらたつ
はらたつくらいに
真っ昼間だね
「神の声」
こんな俺なんか無かったことにして
神様ごっこもいいね
だれも俺の名前を呼ぶことが出来ないんだ
だって名前が無いからね
悩みを捨てて笑顔を見つけた君がまた
俺のことを呼ぶようになったんだ
きっと今の人生に満足できていないのかな
かわいそうに
だけど俺には名前が無いから君は口をぱくぱくさせるだけ
俺はここにいるよ
神様ごっこは終わりのない鬼ごっこみたいなもの
鬼は決して捕まらない
頭の中でいつまでも喋り続けているから
君が後ろを振りかえっても見つからないよ
だって俺が神様だから
574 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/15 04:01 ID:PZL2VKHg
「空々とした」
心にもない銃声を一発と
それから
あてもない心細さを
春の花に
生命は空から降ることを知っていた僕は
子供心のままでここにいて
いまでも好きな人のことを
空に浮かべては楽しんでいます
夕暮れの胃と風とは嘘つき
瞬きをじっと我慢している子供たちの群れ
「この世界の扉がすべて絵だったらいいのに」
空々としたままで
世界は世界を言葉にはできない
心にもない銃声を一発と
それから
あてもない心細さを
春の花に
そして未来に
575 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/08/15 04:20 ID:PZL2VKHg
「思考停止19」
朝が来ないような夜に
君とだけ一緒にいる夢をみたんだ
どれだけ辛い恋をしてても
命を消すまでは続く自分があるんだ
明日
会える
殺されたいっておもったの
初めてなんだ
長い大地の龍が答える
これで少しは静かになる
何も要らない
この背に乗せる者は要らない
大地の龍の怒りは
空の大気を写す
怒りを湛えた大気は
鳥の群れさえ許さない
大気の怒りと龍の怒り
静かなそれでいて
終わることの無い怒り
新春龍は其の身をくねらせた
雨降る月龍は其の首を擡げた
燃えない火月が終わる頃
再び其の身を震わせるのか
全てを払い落とすために
「楕円 飛燕 三角直角 あなたにキス」
ペンシルケース
ここに魔法のペンがある
それは消すことを許されない言葉達を産むオメガの筆
書いたものは消せない・・
可愛いドレスを書いてみる
うわ・・可愛えぇ
魔法のペンで空をなぞってみる
たにまの底で宇宙が笑っている
578 :
山崎 渉:03/08/15 11:46 ID:jFO+cPAl
(⌒V⌒)
│ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
⊂| |つ
(_)(_) 山崎パン
579 :
名前はいらない:03/08/16 06:04 ID:cfWN9n9u
age
580 :
勇者N次郎:03/08/16 14:30 ID:KU6+rWL7
「まったり」
いろんなことがあって また また
また 新しい季節がやってきた
私の知っている 懐かしい香りのする季節だ
あなたはこの季節を知っているかしら
新しい季節は 鳥が鳴き 飛行機が飛び
雲が流れ
新しい季節は 雨だれが葉からしたたり落ち
私たちを優しい気持ちにしてくれる
そんな中から 私たちは 再び
どこかの世界へハバタケル希望を持つことができるんだよ
ただ 希望を裏返したとたん
闇が訪れることは ご承知のとおり当然のことだから
それをよく 認識しておくことが
いいかもしれないね
581 :
勇者N次郎:03/08/16 14:35 ID:KU6+rWL7
「ふしだらな世界に落ちて」
ふしだらな世界に落ちて
彼は 幸福な世界から追放されてしまった
あっという間に そういう罠にひっかかってしまった
私たちが 今あるけれど
それでもいいのかもしれないね
そう簡単に 得たものがやがて腐敗して
私たちの体を蝕んでいくことさえ快楽と感じているのだろうから
本当に世界ってすばらしと思う
ふしだらな世界は やがて未来へとつながるらしいよ
と
誰かが言った その言葉を信じて
また快楽を得ようと思うなんて ただの人間のエゴだね
582 :
勇者N次郎:03/08/16 14:39 ID:KU6+rWL7
「きれいごと」
あたしたちが知っているきれいごとを並べて
愛を取り繕い あなたはこの世を去りました
あなたがこの世においていったものといえば
ただただ埃まみれのTシャツとと
小さな小さな豚のぬいぐるみだけね
あなたはこの世を去ったけど
埃だらけのTシャツも小さな小さな豚のぬいぐるみも
残念だけど 燃やしてしまったわ
あなたの遺骨が残ったけれど それらは 灰しか残らなかった
遺骨は土に埋め
私はなぜかそれで一安心したの
これも不思議な話
あれほど吹き荒れていた嵐の世界も
すべて消え去り
私は台風の目の中に吸い込まれたかのような
幻覚を味わったわ
ステキだった とても とても ステキだった
584 :
勇者N次郎:03/08/16 16:54 ID:KU6+rWL7
「感情の捌け口はここ」
本当 贅沢を言えば あたしはとてもきれいな高原で
涼みながら ひっそりと 自然の中で 呼吸をする動物でありたい
ただ あたしは 機械がきらい 消毒液がきらい
殺虫剤がきらい
またわがまま虫が 私の中に繁殖しはじめたけど
また わがまま虫を 殺す薬が 私の頭の中に滲み出したわ
これで 五分五分 元に戻れる
あの薬が 効いてきたかしらね
頭の中が冷静・平常でいられるわ
まるで 今日の交通情報みたいかな
いや 今日は雨だから 交通事情は良くないのかな
考えてしまうよ
こんな 雨のなか ムカシは 一人で トイレの窓から外をみて
うたっていた ただ ただ 秘密の空想にひたりながら
「平穏という退屈」
退屈がまた今日もきた
いつかの日に味わった この感触だけど
時が変わり 今となっては 何か違う
あの日見た未来はこんなはずじゃなかったけれど
暗い霧の中に見た幻想は消え 今は
ただただ それとない現状が開けていた
私は今まで夢をみていたのか?
そう 聞き返すが 誰も答えるものはいない
知っているのはもう一人の自分だけだった
「空虚と無事」
あたしは 何か恐れていたものから開放された
まるで 痛かった重かったくさりが解かれたような
しかし あの苦痛に快感をいつの間にか覚えていたらしい
私は一貫性がない
しかし ・・・
言葉は途切れ 言葉は途切れ
言葉は繰り返し 言葉は繰り返し
偽りは繰り返し 偽りはやがて消え
発音はやがてリズム 発音は高音で
発音は言葉となり 発音は 聞こえていくのか
587 :
勇者N次郎:03/08/20 14:29 ID:JhklKTLI
「亡き命(メイ)」
疲れ果てた挙句 この世を去りしモノ
疲れ果てた肉体 横たわり
疲れ果てた肉体 悪臭に虫たちがあつまる
588 :
勇者N次郎:03/08/20 23:39 ID:JhklKTLI
「記憶」
掘り返したくない記憶
痛々しい記憶
生まれてきた理由
すべては恐怖から始まった
母親の胎内から出て
今の空気を吸っているでしょう?
あなたも
そうなのね?
589 :
勇者N次郎:03/08/20 23:41 ID:JhklKTLI
「カップラーメンを」
埃とゴミとダニ
そんな仲間たちと共に
むしゃむしゃと
カップラーメンを
埃と風にまみれた都会の風の中に
「幻想遊思曲・序曲『we wish a shade on the world〜我ら儚く世に望まん〜』」
闇に包まれた靄の中
不意に途切れる淡い光
迷い人は
闇に紛れ
儚げに降り行く闇に身を委ね
その歌声は溶けて行く
月よ、もし空に居るのなら
途切れた闇から顔を覗かせて
闇に沈んだ果て無き虚空
光差すその時に
全ての者は安らかなる眠りにつく
白い霧は
闇に染まって
光を奪って
迷い人を
また一人、紡ぎ出す
果てない闇に
奪われた光は
消えることなく
何処へと向かうのか
星よ、まだ煌くなら
今一度、輝きをあの空に
闇に消え行く迷い人
光はもう虚無の果て
591 :
勇者N次郎:03/08/24 23:34 ID:e09t2YcW
「ただの欲求不満」
生きていたら 何かしら貯まるものがある
ストレス 性欲 イライラ
それらをぶつけ
エネルギーを燃やし
やがて死に
そしてまた生き返る
592 :
牛:03/08/25 17:06 ID:hnnd4GSP
朝っぱから葬式をする
夏は時間がない
棺の死体がすぐに臭って来るので、
死にたての朝に,猛スピードで申し込み,
坊主や式場案内を出した.
夜からは、結婚式をする
申し込みは、葬式と同時
縁起なんて気にしてられない
花婿がほかの女を連れて逃げてしまう前に,
死にたての朝に,猛スピードで申し込み,
来賓と巨大ケーキを用意した
(まぁ,来賓は,葬式からそのまんまスルーだがね).
わたしも勿論,両方に参加した
腐臭に鼻をつまみながら弔辞を読み上げて,
珈琲キャンディーを舐めながら,
祝福の詩を読みました
わたしは,花婿の友ですから,
彼の女体履歴を読み上げて,
今回,結婚する相手が,
どんなに素晴らしいかを教えてあげましたよ.
あけみ,まゆみ,ゆかこ,ゆり,れいな,まほ,ふね,まい,
くにこ,すずえ,しみず,すぐる(以上,順不同.敬称略).
阿,別に深ーい意味は,ない.
ただこの葬式と結婚式の流れが,明日も続きそうだな.
なにせ,葬式中に二人倒れ,結婚式でも四人が倒れましたから.
夏はまだ続きそうです.縁起なんて考えてられません.
手を振って抱き合って腕を組んで
懐かしい詩人の香りに包まれ安心した
僕と君とあなたと(←コレは、はらだっちの本のパクリ)
藪鳩さーん。
と呼んでみるテスト。
595 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/13 01:15 ID:7PDUzp+Y
「なんとなく」
なんとなくでいいから
なんとなくをかんがえてみよう
ここよりむこうに
なんとなくがいっぱいあるって?
そうはおもわないけどね
なんとなくにだけどさ
肉くいてえな
ほとんどおもいつきで肉くいてえ
そろそろ殺さないと
もう肉くえないかな?
まぁさ
なんとなくだけどさ
596 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/15 00:01 ID:4eP7/eIz
「思考停止13」
こころのなかに手をいれて
おおきくふくらんでいるかなしい部分を
もぎとってみる
それを部屋におきざりにしておいて
たまにぎゅっとだきしめたりしている
ぼくがほんとうのぼくになると
きまっていつもの息切れがしてくるけれど
今日はしつこすぎるくらいにきみに電話をかけるよ
べつにきらわれたっていい
きみと今日はなせないくらいなら
明日もあさってもきっと意味なんてないきがする
きみよりも遠いところできみを見つける
きみのこころはつかめないけど
597 :
名前はいらない:03/09/15 00:16 ID:3rwt1np5
激ウマ
凄くうまくて、激って感じです。
寝ていいですか?
598 :
名前はいらない:03/09/15 03:28 ID:oL5K/4xJ
「さみしいことば」
貴方の言葉に私の気持ちを探す
貴方の言葉の中で私は目を覚ます
私が手を伸ばしても掴めなくなった思いを貴方は掴む
私が目を覚ましても迎えられない朝を貴方は迎える
眠れない夜に私は私の思いを話せない
貴方が待っている夢を見て私は言葉を探す
そして私は貴方にそらぞらしい言葉を話した
なぜだろう
私は貴方と同じ言葉を話したかったのに
599 :
名前はいらない:03/09/15 04:16 ID:F7sAb/my
「専ら」
シュー、マッハ
600 :
yuu:03/09/16 22:53 ID:/2XpfUsg
(600)
はたらいてはてたらいてはたらく
げつようはたらきかようもはたらきすいようもはたらいて
もくようもやすまずきんようもどりょくして
どようもいかなくちゃでにちようもなんかしてて
はやいことたつよいっしゅうかんなんて
はたらきはじめてきづいたことは
せかいにしはいされていないじぶんがいたってこと
602 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/21 00:55 ID:DKu1vOjL
「沈黙の世界」
朝の歯ブラシの音で
僕は帆をあげて歩く
闇の中の縫いぐるみの騎士
幼虫のままの生ぬるさになる
誰もいない
誰もいない
誰もいない
鏡に写った顔をみて
僕の時間はいつから止まったのだろうとか
考える
いちどだけだったはずの永遠
許すことと
許されることとを
昔習った数学の数式に沈めてから
今日の睡眠の深さを
誰にも訪ねられないままで僕だけが眠り続けるんだ
意味のない世界
意味のない世界から
痛みをすくい上げている幸福
言葉が意味を希釈してゆく
かけがえのない沈黙の世界
603 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/29 02:07 ID:KZ7M1jn0
>>590 描写ですべて終わってるな。
そんなだから既視感がつきまとうんだよ。
ただ綺麗な詩を書きたいんなら俺がいいとこ紹介するよ。
>>592 ソニックユースのパロディーですな。?
音韻リズムともとても自然で過去形じゃないのに過去形な空気。
おれも結婚したい人がいるんですが
縁起悪い祝辞でもって俺たちを消してくださいなてなかんじです。
今年の夏はどんな無意識を運んできてくれましたか?
>>598 なんだか完璧におもえる詩ですが、
つか尊敬いたします。
もしですがコテさんでしたらこっそりでいいので
教えていただけませんか、
あなたの思考も取り込みたい のです。
感動しました。
604 :
名前はいらない:03/09/29 09:04 ID:dXVi3I4A
[仕事って何だろう]
食い扶持
好きなこと
楽しいこと
時間を忘れること
ライフワーk
かけがえの無いものT
お金がもらえなくてもやりたいもの
お金がもらえればやるもの
しなければならないこと
してもしなくても良いけど
もうかるからすること
おなかが減ったらご飯をたべなくてはならない。そのためにはお金がいる。お金がないと食料を代えないからだ。
そのためには好きなことであろうとなかろうと食っていく為のお金が必要なのだ。そのためにすきでも無くても仕事をする。
お仲が減っては生きられない。生きられないと楽しいことが出来ない。しなくてはいけない、人生にとって必要な金とは無関係にしたいこと
をする機会がなくなる。
だから時間稼ぎのために仕事をする。とにかく時間稼げ。
それが嫌なら好きなことをするしかない。
好きなことをしてもお金がもらえなくて飢えるかもしれない。飢えたら生きていけない。楽しい子をするチャンスもなくなってしまうかも。もとい楽しい事
おなかが減ったよく^−
パンでもたべるかくー
そんなことを書いていても食うためのお金はかせげないのであった。でもそれでも書く。核。格。
でもでもd
そんなに俺がにくいいのかー、あらら、もといららら!
こうやて、書くことで御仲がへってくることを見ると働いている気がする。頭を使っているということだ。そうして糖分が欲しくなる。
そうして朝の時間は少しだけ進む。とはいっても十分ぐらいだろうが。でも結構こうやって書くことは楽しい。充実している。
すばらしい体験fだ。でもこれをする気があるときと無いときがある。今気が付いたがこれは昨日アスレチックで運動したせいかもしれない。
そう、野生がもどって活発になったのかもしれんな。
605 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/30 02:06 ID:IuvF2Ykm
>>604 仕事かぁ、、 おれは仕事をこう考えているぞ
才能を焼却するところだと。
だから喰うために無理をする必要は無いんだな実は。
仕事は才能を磨り減らのみなんだから
喰うのになんの脈絡もないぞい。
つか一緒に乞食になんねーか?>to604様
段ボールなんてそのまま
段ボールなんてそのまますぎるくらい
僕達のことをあらわしているよ。。
606 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/30 02:28 ID:IuvF2Ykm
「スタイル」
僕はこの島で産まれて
産まれた膣の色艶を知らないままで
裏側に光るぬめりの臭いと
瓦礫の湿度やらや
童謡のやるせなさやらやと
犬に目配せしたままの姿勢と個性で
パンパンに膨れあがった酵母の様な大腸のドア
64歳になったら
やれやれと
感じだしたのは
言葉のせいでも
季節のせいでもなくて
不思議に生きてる
こんなままのあらかたな僕達
そしてここで爆音
大事にしていた事柄が吹っ飛ぶ
笑い顔が全員ひとりになってるよね
今さ?
607 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/09/30 02:31 ID:IuvF2Ykm
なんだよこの板w
詩を書くのに必要な行数も許されてないんすかぁ?
いまさっき書いてた詩の後半をなくしちったよ(´Д⊂ 。。
元に戻しませんか? 以前のように。。
4行あれば、詩板をひっくり返せます。
頑張ってください!
609 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/01 20:41 ID:Zvd50Nr2
おれは4行で詩板をなんてひっくりかえせないんだ。
の1
心をだらだらと
4行に例えて
このままのままを
心に尋ねる
ベタベタだなぁ、、、、
>>603 ありがとうございます。
もったいないくらいほめられちゃったよー。
コテは無いでございますよ。おれっちは名前があるとどうもダメなようなんで
もうずっと名無しのままです。
名無しの方が調子がいいんですよ。おれはそういう思考です。
あと、詩板がひっくり返ったら読みにくくなるのでひっくり返さないでください
な。
>>610 詩板をひっくり返すにはですね・・・あなたの観ているその
モニターをくるっとひっくり返せば。誰か昔横型のシューティングを
その方法で縦型にしてる奴が・・・。
寝る前に
フロイトの「精神分析入門」を読むと
数行読んだだけで
眠くなる
これマジっすよ、おすすめ。10へぇ。
613 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/04 01:43 ID:8h4LkWTj
「バイオねずみ」
人の考えていることばかりをを考えるだなんて
なんて僕は高くを飛んでいるのだろう
心の中の耳を澄ませば
人以外の生き物の悲鳴に
やりきれなくなってまた人を探してる
言葉を水に浸しておいたら
ありきたりさだけが淘汰されたよ
純粋な泡になって
水面に浮かんだカニクリームコロッケの残骸
そうして高くを見上げてるまま
ピッキングのノイズが僕をもっとずっと跳ね上げてく
僕は君の考えている言葉を話せない
君の考えている明日を探せない
人の心は終わらないってこと言ってるの?
初秋に涙がしみこんだだなんて
ありきたりな景色は誰のせいでもないんだ
614 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/04 02:07 ID:8h4LkWTj
「ためいき」
黒い鳥が飛んでいる
野球場のナイターのライトが
正方形にならんだ
銀色と青色の背景に打ち抜かれたように
カラスではない
小さな黒い鳥
僕のため息は
青い空にまで染みだせない
ある特定のハイツのドアを
裸足で蹴っては黙り込むだけ
でもゴルフ場に作られた
池や砂漠に命を吹き込む
台所の排水溝から
ありとあらゆる遺伝子を伝う
窓を開けると季節が逃げ去る
走ることを忘れたままで
僕は世界にそっとこの世を与えてあげる
世界中の野球場でいっせいにライトが点る日に
生け贄にするもの達を
アーケードの雑然とした純粋さから探すよ
誰でもが言い放つ言葉
耳が聞こえないとすると
あなたはいったい誰なんだろう
足下には雑草と呼ばれた遺伝子の壺
僕は誰に話しかければいいんだろう
615 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/04 09:17 ID:6qCzOmDh
ときおり吹いてみるブルースハープ
キーはDが好きで
こわれて出ない音もある
バッタモンの艶消しジッポーと
とりあえずは並べて置いている
616 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/04 18:58 ID:t69TtVBh
フェノロサ学会誌と放哉学会誌と
どちらもタダで差し出され
吾輩は役立たずの
陽へ土をこねている
617 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/05 12:42 ID:xGMyE/cS
アフガンの山分け
黎明は遠く
結果は火をみるまでもなかった
ブレーンなどと呼ばれ
本気でその気になっているアメリカ人(実質数人)
その年中かすみがかって
何ひとつ自も他も利することなきにひとしき哀しき瞳は
誰もくちにしてはくれないだろうから
ささやかなるケレン味をそえてここに告げん
君らの行為は一行の韓非子にもすぎない
トライアングル
ハートにも似た
ほんの少し罪悪感
619 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/06 03:00 ID:txyPe7zt
「お気に入りのモデルガン」
ちょうど今聴いていた
へんてこな現代音楽のトタンの音を
頭の中で符号に無意識になおしていたら気がついたんだ
明日吹く風も心の音も
煮えたぎる熱も独りぽっちも
バタバタと落ちてくるこの季節特有の
遊離されてる足音の類にだけ属する
茶羽で虹色で路上生活で意味深な
黒々とだけ光るある一定さを保った
この部屋の外の窓の景色のように
深々と淡々とした真心のような
僕らからすべて奪い去ったふりした現状のような
五本の線を鵜呑みにしたままの
ベタベタさ丸出しの未来の恥ずかしさが、、ん?
620 :
名前はいらない:03/10/06 03:00 ID:txyPe7zt
それから数人でそれぞれに
お気に入りのモデルガンを持って集まることにしたんだ
君が口笛を吹いた夜から手紙が届くと
ぼくらはいっせいに歯磨きを始める
数人でいっせいに息使いを真似てから
城に伝う蔦を這う甲虫を握りしめてるイメージで
曲線を描く直線のイメージを閉じこめていく
曲がり角のところで出会う偶然と
来客者に誓うはずだった孤独とを連れて
また僕はテーブルの下で舌を噛むんだ
永遠にエンディングのこないカートリッジと分数
僕の空と夜の空にあいた幾億の弾跡
ありがとうの意味と
添い寝しているモデルガン
621 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/10 01:09 ID:+3GXcVPD
「スマイル」
雨のふる夜に ずっと見なかった夢をまとめて見たんだ
そこでは時間がずいぶんと蓄積されていたらしくて
全てがデジタルな早送りのようにインチキな噴煙を伴って見えてた
色白の女の子が笑いながら泣いているのが見えたけど
僕の心臓はそれ以上にもそれ以下にも意味を持たないただの肉片だったから
全ては工場の雑踏に消されて 雨にぬれて それで
垂れ下がったまま の野良犬のしっぽが
掃除婦の鞄の中の端末にまでも何かを伝え
時間がやっと目を覚ます朝になるきっかけを
考えあぐねているんだって繰り返しているんだ けど僕にはわからない
おねがい ひとつだけおねがいがあるんだ
622 :
〜2:03/10/10 01:20 ID:+3GXcVPD
僕は人間だから 笑いもするし爛れたりもする
綺麗だってだけで笑って過ごせる人生のひとでも
あからさまには幸せを感じられないでいる事実
明らかに僕達は 人の集まるホールでは笑顔
G線上の歪んだ背徳さを 0.6ミリの仕掛けに委ねて
僕はまたこうして僕を 釣り上げる
なにもないことがらと ± ひどく何も考えないで済んだ スマイル
623 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/10 02:12 ID:LIL2dmhr
瀬田川の上流では3500年前の土器を復元できる土がとれる
渋好みの黒艶消しで 見た目がうたがわれるほど
持つ手は軽い
ところで 7000年ほど前の土があって
そのころの土瓶もともに出土している
瀬田でなく 安曇川でもなく 湖底でもない
京都の東山麓
いがいなくらいに雅な名の川を
てくてくと登っていったところ
縄文大地へすべってころんで膝でもはらって いやというほど埃っぽい
空を見上げる 神話の国の 秋の空
青く 青く 日本ということばすらあるはずのなかった時代
あるいはギリシャであるかもしれない穴を掘っていくのだ
時空が裂けている 裂けたまんま
語っている なんにもいわず そのまんま 語っている
624 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/10 11:06 ID:RYTfrzpn
おれは言った。
書生よ、いま吾れ読みし書籍の名、ばらすでないぞ。
書生は答えた。
だいじょうぶですよ。本のタイトルがムツカシすぎて、読めませんから。
……。
625 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/11 02:36 ID:CSrEWpgB
辻元よ!
落語はおもしろいなあ
たしかに
しかしなあ
ほかにもなあ
ありはせんかのう
先代・虎造の次郎長外伝やら
荻原井泉水の一茶随想やら
エスプリと鉄の意志との
日本版だよ合金字塔
626 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/10/11 22:11 ID:05yiuD5e
君は空海系校卒
僕は最澄系校卒
わかっているよ
しかしお前
あんまり信じてないだろ
お互いさまというべきか
あたりまえというべきか
そこのところはさておくとして
蓮如の文集が出たようです
準備は出来ていますか
もちろん
最敬礼のだよ きみ
627 :
名前はいらない:03/10/11 22:13 ID:TuAlaNuW
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628 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/17 02:00 ID:ZnwUpiNt
「面積」
昨日の道路でぺしゃんこにひかれた
蛙とも猫ともとれない
変な植物の果実に挨拶をしたんだ
昼間はいつになく不機嫌で
僕だけが明日の膿んでゆく部分に気を使って疲れてく
ベリースーパーヘビー級の
2日目の大量出血にさへ耐えられる
そんな無利息なあどけなさを
また出せたらいいなって思ってる
ぼうっと視線を後から追えば
平面的な感情が
そっとピラミッドをつくってはいるけど
僕は芋虫
何回ぺしゃんこになったかもわからない芋虫
僕が子供の頃に飼ってた仔猫がこないだ
月面で宙返りをきめたんだって
思い出せる限りのそれからと
カタカナの模型とにそれぞれ
犠牲と寄り添うために少しだけ
たどりつけないのだって ほんのすこしだから
此処にいることが ほんのすこしだなんて
わからないんだよ
黒いよ 誰もが 色素沈着して
YとFとKとそれから
629 :
孤高の名無し:03/10/17 03:20 ID:8E4iDlcP
「孤高の名無し 永遠のソング」
よく考えれば
僕は三分半の規則で
かるくお湯を注がれて
交通量の多い道路に放り出されたんだ
よくまぁそんなに世界は僕の上に
だれかのしょんべんだったかもしれない
涙を落としやがるな
そんな日常で僕は君と軽くキスをして
傘に入れてもらう
生ぬるい紅茶が僕と君をつないだときに
世界はスイッチを押しただけで壊れていった
造反した猿の群れがいくつもこっちに向かって走ってくる
>>629 まず題名の 永遠のソング ってのはうけねらいなのかそうじゃないのか
でキスできて生ぬるい関係を築きさえすれば
あとは全てどうなったっていいよ的な
強いのか弱いのかよくわからない精神に孤高さが現れまくりで軽く涙を誘う
631 :
孤高の名無し:03/10/18 14:29 ID:iCt+jI+R
>>630 意味もないですよ。
この詩は。
思いつきで適当に書きますタ。
>>631 しかし深層心理が浮き彫りになっとるとみたが、、。
633 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/19 01:39 ID:UnNfaoRM
「カラメルに固められてる8本足のロバ」
ごろんと横になって部屋で
テレビをリモコンで指先がつけたけど見ないまま
頭の中がずっとビンビンにエコーかかっとるみたいで
でかい声で叫ぶかわりに手元にあった文庫本を壁に投げつけてた
明日は月にいちどの不燃物ゴミ収集の日で
数えきれないくらいのお魚たちが生きては死んでる
ハニカムシャシーのアクリルのケースに
あの日のままの掃除婦のひとりが
あくびして歩くよ なにもないらしい
俺すげーおかしくなってきてた
朝ぱらから感情を押さえつけてるだなんて
正気じゃないよね?
その朝バイクの排気量が音だけで解ったから
鯉が坂を駆け上がっていくイメージで
指や足の節々をヒレにして昇ってゆくんだって
誰かを抱きしめてる代わりに
この両腕はいつのまにか自由を失い続けてて
冷気を浴び続けた悲しみのように
またいつか会おうねって顔で
夕日だけ
見てるんだ
634 :
名前はいらない:03/10/19 02:24 ID:ye0itWpf
愛しさを
細い管手前で
クット堪え
ここは出口ではないと
胸の痛みをギュと握り
これは、痛みではないと
ふぅと息を吐いてみる
もう出会いなんてない
だから、クットギュウト。
握りつぶしてしまわないよう。
大切にしなきゃ。
大切に。大切に。
635 :
名前はいらない:03/10/19 02:29 ID:ye0itWpf
立ち止まると疲れが出る。
早く帰りたい。
帰りたい。
単身赴任は嫌だ。嫌だ。
離れるんじゃなかった。
636 :
名前はいらない:03/10/19 02:33 ID:ye0itWpf
紙切れひとつで
何でこんな所に
飛ばされたんだ
今頃、君の隣で
下らない話しして
テレビ観て、、
大口開けて
欠伸してる
予定だったのに
なんでこんなに寂しい毎日
なんでこんなにわびしい毎日
紙切れ一枚で
なんでこんなところに、、
637 :
名前はいらない:03/10/19 04:38 ID:UKeWZIdO
いつも、いつも
何か足りないと
嘆いてた。
いつも、いつも
何故か満たされないと
憂いでた。
それでも、
心が、痛いと言わなくなった。
心が、重いと泣かなくなった。
随分、楽な生き様だと思い上がった
僕の生きざま。
君に出会って、
君に出会って、
僕の心は、痛いと言った。
僕の心は、重いと泣いた。
それで好いと僕らは叫んだ。
叫びたいんだ。
きっと、今しかやれない。
今が、その時。
いつか懐かしく想いだすんだ。
638 :
渡辺洋香:03/10/19 14:36 ID:YZJ+JCD5
09096806418
639 :
リクエストOKですか:03/10/19 18:25 ID:9N2jqcDj
このスレはリクエストOKどうかわかんないんですけど、
表は華やかでも、裏で支えている人たちがいる・・・・・
そんな「明暗」や「裏方」などの詩がほしいです。
期間限定?
募集してるの?
明日は、月曜。
かなり忙しくなるだろう。
休みだというのに、ひとり部屋の中。
片付けもひとしきり。
明日は、ごみの日か。。。
随分、この暮らしにも慣れてきたけど
カレンダーを見ては、溜息をつく日々。
明日から、また忙しくなるよ。
カレンダーの印だけが
心のよりどころってとこかな。
飛んで帰るよ。
僕の最愛の愛娘め○へ
642 :
639:03/10/19 19:32 ID:9N2jqcDj
>>640 募集ってほどのものでもないんですけど・・・・・
643 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/25 02:15 ID:caoNNzfn
「三毛猫」
さぁ そこに なにがあるのか 言ってよ
淡い空に 黒い電線と それにつたう木瓜の枝葉
昔飼った 真っ白な雄猫の 瞳孔
店員のバッヂをつけた 少し顔のひきつった少女
セルフタイマーで焼き付けた 僕の隣の暑い夏だか
君の犬 君の窓からの景色
赤松の茂る 九十九里浜 くしゃみ
錆びたハンガーと 雨の日の眠たさ
髪を漆黒に染めてから死んだ 友達
セスナ機の影 トタン屋根の乾く音
すごくやわらかい裸足 露草
イルカショウに夢中の親子を僕はそのすぐ後ろの席でみていた
血管と血管とがその親子の間ではまったく繋がっているようにおもえた
夕方からのノスタルジーは持ち合わせてはいなかったでたらめすぎる映像をよこした
大きすぎる帽子にはしゃぐ過去が君に襲いかかるよ
大切なものを綺麗な心で濾過する感覚
朝が梅の花を咲かせる 誰かが笑う なにもいらないくらいに
644 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/25 02:56 ID:caoNNzfn
「気泡」
僕が僕と
向かい合って
歯磨きをしている
朝だから
許せる感覚
誰かが言ってた
電車の走ったあとの色のこと
昔 流行った 臭い
箱入りの 気泡
645 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/27 04:03 ID:9QsEslWw
「ネスト」
黄色く焼け付いた
焦げた草の臭いが影になった
ジッポーをカチンとやって
時代遅れ気取った髪型と整髪剤と
きみほどの泣き上戸もいないよって
バラバラと落ちてくる
焦げ付いた色素を消すための日差し
何者かが隅っこで干からびたケージ
黒い髪をひとつずつ
ガラスの分子のなかへと差し込む
気温が上がりすぎた町中で
雨が蒸発する様子をムービーに撮っている
顎を地面と水平に保ち
爪楊枝を何万本だかもわからない程に束にした
狂気ぎりぎりの筏にのせて
朝目が覚めると
脱ぎ捨てられた昨日を見ては哀れに感じる
僕は正しいんだ
ただ鏡に写るのは
秒読みと書かれた過去の産物だけ
今こうして目視している奇跡に
あだ名を付けよう
鼻で笑ったら
もう一度始まる
646 :
ぶっ飛んでる詩ですが評価してw:03/10/27 04:43 ID:zy4L7T82
一言で言い表すとすれば 「矛盾」というのがピッタリなこの世界
わからなすぎる事が明日、明後日とぎっしりなのさ
それを考える度にオレは頭を掻きむしる
護身用のマグナムは虫も殺せないときた こんな物作る方が難しいだろうに・・・
初めて人をぶっ殺す時のように いつも恐怖と視線を感じてる
だから このハイウェイに入ったんだ
ガソリンは無限 スピードだって計れるモンじゃない
オープンカーでぶっ飛ばす 切る風が強すぎて 目玉が取れちまいそうだ
このまま 走り抜けよう
647 :
ぶっ飛んでる詩ですが評価してw:03/10/27 04:45 ID:zy4L7T82
「続きです」 一つにまとめると入りきらなかったw
誰もいないと思ったハイウェイにかすかな物陰を発見した
「何だ あれは?人か?」
そう思った瞬間 そいつはオレの上を吹っ飛んでいった
助手席に首が丁度良く乗った 迷う事なく外へ放り投げた
よくは見えなかったが ヒッチハイクの手をしてた 可哀想な奴だ だけどオレは笑いが止まらない
実は白かったオープンカー 所々に赤い模様が出来た 随分とイカした車になったもんだ
哀れな理由で死ぬなんて事は良くある事だ
きっと ビルの立ち並ぶ方でも それは変わらないだろう
だからこそ このハイウェイに入ったんだ
いつのまにか 後ろに追跡者が現れた 半牛半人 まさにミノタウロス
オレの愛車の血をかいでやって来たか? 一生 オレの後を追えよ ミノタウロス
お前はオレの友達だ
ガソリンは無限 スピードだって計れるモンじゃない
オープンカーでぶっ飛ばす 切る風が強すぎて 目玉が取れちまいそうだ
このまま 走り抜けよう
横に流れたストップサイン
やがて減速するオレの愛車 ミノタウロスも追いついた
血走ったその目を見てオレは 生涯 最高と言える爆笑を手に入れた
648 :
ぶっ飛んでる詩ですが評価してw:03/10/27 04:46 ID:zy4L7T82
そして 題名を入れ忘れたw
上の題名 『ハイウェイ』
649 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/10/27 06:47 ID:vtWzMlX0
>>646-647 ガムバレ
ハトタンがんがってるオレモガンガラナケレバ
ムフー
650 :
名前はいらない:03/10/27 08:32 ID:Y8XLbkvM
651 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/28 01:08 ID:fktHQmsy
>>634-637 やっぱりユニコーンの大迷惑知ってる世代には
既視感ちけりまくしで辛いかんじだけど
ふぅと に対する クットが評価できるかんじ。
落ちは恋人でなく娘というところで
1行あけてしまった寒さに乾杯です。、。
652 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/28 01:11 ID:fktHQmsy
>>641 あ、↑の最後2行は、あなたに向けてです。間違えた。
パパさんがんばれよな。
653 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/28 01:27 ID:fktHQmsy
647の4行目 迷うことなんて外へと放り投げた にしたら素敵に詩的。
646の4行目 こんな物作る方が難しいだろうに・・・ はいらない。
その後に続く647の きっと ビルの立ち並ぶ方でも それは変わらないだろう
だからこそ このハイウェイに入ったんだ
の部分はすごく中枢的でイカしてる。 改行細工しているだけのことは有るす。
ここでやめとけば良かったのに、ミノタウロスとかよぱらってか4回も使ってるし、
いつものカタカナリズム遊びに最後はやっぱりなっちゃうところが
すごいやぱしに某コテぽくて笑えるが、、、。
前向きすぎることを詩人が詩にするとこの世の曖昧さが真実みを失うからブルー。
654 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/28 01:34 ID:fktHQmsy
>>649 詩で考えようy 現実生活ではあり得ない感覚で
コードネームいかいかならば
敬称略で寝小便おけぇ。
655 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/28 02:17 ID:fktHQmsy
「大好き」
今を説明すると
この世が激しく寝返りをうつから
奴から全てを奪ってさ
半呼吸置いてさ
どの角度にだって輝く
マシュマロの霧のなかの甘さ
出汁がすきだってさ
和風すぎてるところが着実すぎてて笑える
あいた数だけに揺れてる公園と
昼間の大好きにとって
大事なことって ありいたり?
656 :
名前はいらない:03/10/28 02:26 ID:ro3VaOOs
君が彼を嫌い
僕が愛された
ただそれだけ
僕らはあの瞬間
凍りついた
ただそれだけ
あの瞬間に恋したんだ
激しい憎しみとともに
ねじれた想い
刹那に
657 :
名前はいらない:03/10/28 02:29 ID:ro3VaOOs
余裕ありげな君の笑み
余裕なさげな君の涙
僕の心がわからない
僕は心を映す鏡ですらない
コイン
舞台に立ったような自分 好きなように輝いて見せ
太陽のように振舞う
後ろを見た
橋のように支え 影のように見守る そんな人がいる
足で軋まされても 解ったように笑う
影なのに 輝いて見える
表と裏がある
裏が無くなれば表が無くなる
人は恒星とは違う 裏があるから輝く
橋と太陽はその関係 違うのはまわらない事
「人魚の泡」
涙の向こうに見える景色は
誰かが望んだ そんな世界
私が望んだモノじゃなくて
カンパスに映るのは
街 行き交う人々
その中に 私がいない
誰も 気付いてなくて
涙 絵を滲ませて
最後に
私は泡になって消えるでしょう
660 :
:03/10/28 17:03 ID:Ba3OoGWx
661 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/30 00:27 ID:frvpJCVS
>>656-657 あの瞬間のねじれた想いを刹那の一言で片づけてしまってるところが
もったいないなぁ、と。広げられるのになぁ、と。 死語だろうしさ。。
最後2行はいい感じに詩的だけどさ
なんか、ネオアコな洋楽の歌詞の対訳みたいで、ま、それはそれで好きなんだけどね。
662 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/30 00:33 ID:frvpJCVS
>>658 すごく良い、良すぎるかも。 コイン ってのは意味わからんけども
題名ほどめんどくさいもんもないから許せる。 俺もテキトーだし
連打される黒白の文列に、いちどだけ出る人の文字もその存在も
宇宙レベルでもって黒白に染め戻されてる感じ。
くらくらしました。
663 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/30 00:35 ID:frvpJCVS
a,2度だ。
664 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/30 00:41 ID:frvpJCVS
>>659 びばひきこもりっすか的な詩ですかね。
人魚の泡って屁かなって思ったんで笑いを期待して読んでしまったからごめん。
自分に自信をつけるにはどんどん猫でも殺さなくては。いやまじで。
今日名古屋までいってクリムト鑑てきたんですが
一枚すんごいのがあって俺変わったかも。 ほんと影響されやすい。
665 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/10/30 00:49 ID:frvpJCVS
>>660 うん、読み返したけど勘違いだね。また来るといいけどね。
666 :
名前はいらない:03/10/30 00:50 ID:CcoK9Rsu
667 :
333:03/10/30 00:52 ID:8bQgRyM4
おしい。もう少しで666だったのに。☆ ←333
668 :
899:03/10/30 00:54 ID:8bQgRyM4
☆⇒★ ★⇒☆
669 :
名前はいらない:03/10/30 01:06 ID:3p/d5Trz
憂い 炎 記憶 消えて
感じることが 無くなった
蒼い瞳が こぼした言葉が
今もまだ締め付けるんだ
言葉殺したら 君まで殺してしまった
泣いてたんだっけ?
鋭かったのは 僕のなんだった
分からないよ 永遠に
670 :
逃人:03/10/30 23:32 ID:Zz4JzXWK
>>662 レスども
実を言うと、初めて詩を晒したのでかなり緊張してました
叩かれなくて良かった〜と、胸を撫で下ろしています(笑)
えーと コインという題名は、最初コインを比喩に使おうと思っていて、
題名を変え忘れた というものです ←ダメジャネェカ…
「プレビュー」
ああ 悲しい
なにもかもが上滑りのまま明日がくる
あーでも気にしてないから、みんなの事は
ああ もういらない
誰にぶつけていいかも分からない
「今まで俺は何を追いかけていたのか」と
さえない友達がぼやいていたのを軽蔑していた僕だったんだ
何を言っても嘘になる日はもうだめだ
ああ もう気分が沈みこむこともできない
ああ もう会いたくもない人の事なんか分かりたくもない
でも 同じ気持ちなんだ
どうしてこんなにもダメなんだろう、
壁を隔てて僕ら同じ気持ちで何もしない夜を思ってる
ああ 悲しい
ああ お前はなんて悲しいんだろう
672 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/03 02:33 ID:eKqawhHK
674 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/03 02:54 ID:eKqawhHK
「大好き」
僕らが何千年と春夏秋冬を繰り返して
マシュマロのように膨れ上がった確立の雲の中をさまよってさ
時々、花柄のパラソルを差して神様のいたずらをよけながら
飛び込んだジャングル
猿人たちと手を取り合って笑いあって
そんで、毛をちぎりつくしてやる
地球を詰め込んだ缶詰を二人で食べながら
だめだぁー。最近不調だぁー
675 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/03 03:04 ID:jNE6ZvNr
「雨」
仔猫がおかあさんを探してか
みゃーみゃー鳴いてる声が聞こえる
ひとりではいられない心と
ひとりをえらんでしまった心とが触れる
トイレの排水の音が響いて
少ししてから僕の涙がとまらなくなった気がする
そして泣きやんで真夜中で目をこすってる
友達の家のカルピスが薄かった記憶と
ベルベットアンダーグラウンドの2曲目とが重なる
五重の塔の下
鯉が消えた池に沈める
次の日の朝と
おなじくらいに憂鬱なこれからとを
676 :
逃人:03/11/03 21:49 ID:+4LuQ+j4
文化祭
校内の中庭 ノイズのような人が景色の上を流れる
曇り ベンチの上 あの人は来るだろうか
俯いて重すぎる息を吐いた 昼食が喉を通らない
予報外れの雨がぽろぽろと 寂しく降り出した
心情の鏡みたいな天気
時計が進んだ ノイズが晴れた
終電がすぎた後のホームのような背景
一人 自分だけが点のように残った
枯葉が落ち 雨が肩をぬらす
日が傾き 景色に赤の化粧
その中で 来ない人をひたすら待つ
677 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/04 00:56 ID:MmVlIa9s
>>674 自分にも言えることだがレトリック?みたいなのねらいすぎてて
ちょっとだけ寒い。
雲 パラソル とソフト系で
ジャングルとか猿 とか ワイルド系で
最近あなたが適当に書くときの詩に多用されてる空気的な対比だけど
わかりやすすぎてて幼稚だからやめた方がいいよ。俺もそうだからよくわかんだ。
678 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/04 01:02 ID:MmVlIa9s
>>676 表現的にはすごく詩として正しいしレベル高いとおもう。
構成的にはありきたり。そのままやんってかんじ。
現実の風景をそのまま詩にするっていうのはもっともっと高い
構成も表現も必要だとおもう。
俺もそのへんは考え中^^
679 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/04 01:06 ID:MmVlIa9s
>>671 最後の行にだけ詩をほんのちょっと入れたってかんじ。
胡椒のすくなすぎた凡庸すぎる焼きうどん。
680 :
逃人:03/11/04 02:47 ID:7TpvwgfB
>>678 レスどうもです。参考になります。
そういえば、書いてる途中に構成なんて全然考えていませんでした。
詩はまだ書き始めたばかりなので、もっといろんな詩を見て勉強しようと思います。
681 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 03:54 ID:YEVvP5S3
682 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:04 ID:YEVvP5S3
適当かぁ。
まじめに書こうかな。
「構成無視」
詩篇をこれでもかと破り捨てて
適切な温度で焼けば
そいつが
おもったよりもジューシーな匂いを漂わせ
かじりついた
ムシャムシャと
食っては食っては
腹にしまいこむ
夏がいつもより高圧的な態度で
頭にのしかかる
どうもこいつはなまぬるい雨でも降りそうだ
ノイズとして流れてくるBGMのそっと体を乗せれば
hey!
刻むリフがエントランスゲートから盗賊へ
盗まれた光の粒子を追い求め
683 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:10 ID:YEVvP5S3
宅急便で届く哲学書をひらけば
花咲くユグドラシル
かじりつく蛇たちを押しのけ
挨拶をするアダムとイブ
キリストが結んだ契約に
軽やかにサインする
預言者の群れ
開かれた非常口からブラックホールへ
幾何学を吸い込めば思いのほか甘党
hey!!
見知らぬ町に無理やり落とされては
そのまま流星群の下で傘を差し
ネオンがいつまで光る
その隙に盗賊は警官へ
684 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:14 ID:YEVvP5S3
「輪廻」
星が燃えているよ
透明な水槽の中で
そのせいで
敷き詰められた氷が解けたんだろ
おかげで知らぬ間に魚が泳ぎ始めた
熱量はいつも計算済みで
焼却炉で腐ってハエがたかる山積みになった誰かの
詩が燃やされる
その煙が雲を作り雨を降らせ
これでもかというほどの繊細で薄い透明が敷き詰められ
冷たさが磨かれて鋭利な刃物となった
月夜の晩
砂漠で一人数式を解く少年を飲み込んだ
少年が描いた数式が
知らぬ間にマグマへと溶け込んで
大地の法則となって
森やら川やら生まれた
685 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:14 ID:YEVvP5S3
ノアの箱舟が座礁する
そしてHELLOとカートが挨拶
アダムとイブがお辞儀する
何千という条件づけをしてさぁ
むかつくほど星を燃やしてさぁ
これでもかと詩を書いて
棺おけにぶち込まれる
つぶやきは
綺麗な
透明な白を
罵倒は
醜い
濃い黒を
それで、描く風景画は
さぞかし炎上しているんだろう
ガラスごしの三分間が
少しだけ
どこかに
落ちている
686 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:20 ID:YEVvP5S3
「Free」
サイドチェンジから中心へ
円形を描く
流線型は夜空を飛び跳ね
月を叩き落す
蓄積された鉱石は上昇気流へ
流れ出した蜂蜜
飛び跳ねる全てが
南極へ向かうとき
白熊が一升瓶を飲み干した時
解放から躍動へ
停止から起動へ
起動を描く衛星に飛び込ませる
猿のりの宇宙船
抱え込んだクッキーを火星人に配る
687 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:22 ID:YEVvP5S3
見てみなよ
笑いあう猿に喧嘩を売るなら
上等だ
要されているアンセムが
見知らぬ縁覚に語られる
紐解く書物はすべてブッダヘ帰依するなら
食ってしまえ
ボーダーラインを飛び越えたメロスへ
送られる単純な希望
取り消し向こうのカオス
カオス理論の中で何思う
688 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 04:35 ID:YEVvP5S3
>>678 そうだね。
オレモ挑んでみるか。
文化祭
校庭はいつもよりも騒々しく
中庭だけに雑踏から逃げ遅れた小さな光の粒子たちが
ちらちらと浮遊している
暗がりが今かと獲物をねらう眼で影から睨んでいる
ベンチはぞっとするほど冷たく
まるで氷の上に座っているようだ
待っている人影はくるかどうかすらわからない
不意に雨が降り出してきて一気にこの中庭は音に飲み込まれた
たった一人で待つ
終電で誰も飛び込まなくなったホーム
つぶやく誰かの背中を見ながら待っている
こんな心情
下降する日差しが
白やら緑やらを赤く染めなおすとき
そんな中でも私は待つ
切り取られた空間で静かに呼吸しても
吐く息だけは白い
文化祭の後片付けしてる人たちへの
顧慮がまったく認められない。
自分の世界オンリー。
>>679 凡庸な焼きうどんが食べたい日もある。人に読んでもらうにはそれじゃ
だめなのかもしれないけどね。
ようするにため息をついてみたかったんですわ。スレ汚しスマソ
691 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 20:32 ID:YEVvP5S3
「犬」
犬よなぜなく
月夜の晩になぜなく
あまりに寂しくて
涙がでちまうじゃないか
なぜなく犬よ
暗がりにもたれかかって
なぐさめでも聞くのか
垂れ下がった尻尾
を引きずって
お前は俺の横を通り過ぎていく
街燈に集まった虫たちが井戸端会議を
始める頃
お前の後姿を見てなく
692 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 20:41 ID:YEVvP5S3
「流星群」
流星群が円形を覆い
あちらこちらにボカンとかドカンとか
落ちていく
傘を差す老人の上にも
手をつなぐカップルの上にも
小さな破片がコツんと落ちていく
それでも僕らは丘の上で二人で
紅茶を飲む
よどみの無い清んだ秋がその中にはあって
香る匂いが香ばしい
何度かの春夏秋冬を繰り返し
手をつなぎ合って
ここでこうして座っている
そしてまた何度かの春夏秋冬を繰り返し
小さな少年が僕らの間にいて三人で座って
紅茶を飲もう
>藪鳩氏
トリプ変わったんすね(藁
で、俺んとこのコテプロフの藪鳩さんとこのトリプ変更してもいいすかね?
694 :
いかいか ◆YffIGX9Bno :03/11/04 20:44 ID:YEVvP5S3
そしてまたまた何度かの春夏秋冬を繰り返して
白くなった髪の毛を揺らしながら
一緒に紅茶を飲もう
そして最後に夏に
黒い集団が僕らをそっと送り出してくれるから
あらら、割り込んじゃったみたいでごめんなさいねぇ、、
数レスに及ぶ場合は"*レス/○レス中"みたいにするか、
エディタで書いといて一気にsageで投稿&最終レスでageをお勧めしますよ。
696 :
名前はいらない:03/11/04 20:51 ID:SwL6gm2t
わらいますた
夜中に詩を書け
そして明け方に読むがいい
どうだ
恥ずかしいだろう
スレ違いスマンが、、>鳩さん
>>697 いわゆるラブレターってやつは夜書くもんじゃねぇといわれてるらしいね。
夜書くしかなかったなら、渡す前の朝に渡してよいものかちゃんと朝に読み返すべし。って、、
夜はどうしてもオセンチになるんかね。
699 :
名前はいらない:03/11/04 21:04 ID:SwL6gm2t
>317さん
「朝」が重複です。w
700ぶひゃ
スマン、、698書いた後、シマッタ、、、、とは思ったんだ、、、、、、
やはり夜に書いた文章は翌朝見直すべきでした、、
んで、優雅に700ゲトですね、はい。
んもう、ホントゴメンね、鳩さん、、
>>700 何だお前俺のキリば、lkdfplg;ヵlうぇmflしやがってこの野郎jk、、、。;sd;
703 :
名前はいらない:03/11/04 21:13 ID:SwL6gm2t
爆笑しますた
前のコテハン辞典にあった
キリゲット失敗スレがないのが悔やまれる
704 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/06 01:37 ID:doK62KBu
>いかいか
>>682-683 心に響くものがない。
ジューシー かじりついた ムシャムシャ キリスト サイン などの言葉が
古くさいし幼稚くさい。駄目駄目。
>>684 随所に上手い表現があるし全体的にもいいとおもうんだけど
一連二連ときてて、少年が初めて出てくる有機な空気をもつ記号なんだから
それをもっと大事にしないと、、
マグマとか森とかの少年以外の有機的な言葉が陳腐。
それに最後の行はないとおもう
>>685 なにを狙っているのかさっぱり解せず。
クールさがない。 むかつく とか 詩 とか ぶち込む とか
一々俗ぅな表現を好むのはなぜに?
>>686 題と一連のみでいいかんじ。あとはいらない。
一々強い言葉ばっかり使いすぎ。そんなことしてるから雰囲気がでないし、
ただの文面で終わってしまう。
>>687 >ボーダーラインを飛び越えたメロスへ
ここだけいい。詩にいちいち胡散臭い思想めいたものを混ぜるのは青臭いよ。
705 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/06 01:50 ID:doK62KBu
>>688 こんな学生は正直キモい。 あと、>まるで氷の上に座っているかのようだ
ってそのまますぎる。ひねれ。
一気 ってのも浮いてるし。
>>691 最初だけいい。いかいかってかんじで。
でもいつでも君の詩は後半から統一感を乱し出して只の駄文に成り下がる。
集中力ないだろ?
>>692 普通にいい。感動はしないけど。あとボカンとかドカンとかやめれ。ドングリっぽい。
>693
よろしくたのみます、、、 w
>>704 ふむふむ勉強になる。
まじめに書くといっても俺は計算しないんですよ。
レトリックがどうだとか、思いついた単語を自分の
感性で並べていく。
そろそろ、きちんと勉強しないとなぁ。と痛感。
>>705 詩に対してはないなぁ。
ただ書いてるだけって感じ。
ガムバルゾ
708 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 03:01 ID:fTKxrBlg
頭使って書いてみる。
「ブルース」
白骨化した月の亡骸が
昼間から雲と空に混じっているとき
たった一人で悲しみのブルースを口ずさむ
道路わきの白線をなぞりながら
あの交差点を曲がり
無理やり歩かせようとする青信号を通り
自分の体温より低い粒子で埋め尽くされた
部屋へ帰る
こんなにも悲しいと思うことが
頭の上に落ちてきては
それを拾い集めてトマトと一緒にミキサー
にかけて一人で飲む
夏の校庭に浮遊していた輝きが
秋の訪れと共に消え去って無機質で
どんよりとした重たい溶液で満たされる
709 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 03:02 ID:fTKxrBlg
いつも裸足で
つま先はぼろぼろ
それでも悲しいブルースを口ずさみながら
泣く用意をする前に涙は落ちてきて
喪服を着た誰かが箒で
しずくをちりとりへ運ぶ
ピラミッドを誰かが登ると同時に
薄暗い地下鉄の階段から足を踏み外して
骨折する
悲しみのブルースを口ずさんでも
誰かの足音に踏み潰されて
また月を見上げてみる
俳句でも作ろうかなと思っても
頭が悪くて何もできない
だからしかたなしにいつも
悲しみのブルースを口ずさむ
710 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 03:02 ID:fTKxrBlg
711 :
名前はいらない:03/11/06 03:08 ID:YouusUzF
電話を使ってなんとか繋がろうとする
呼びかける 問いただす 本当のことなんか分かりっこないのに
さあ、今日も‘はかないごっこ’をしよう
意味がなくても皆でやれば正当化されるさ
前スレ全部読み終わった。
笑ったり、泣きそうになりながら読んだよ。
昔の俺の詩も読めたし。途中でやめてたな。
ガンモの話題もでてなぁ。DVD探してるんだけど
見つからない。ロッキホラーショーも探してるんだけどな。
ハトタンって人がなんとなく見えた気がするよ。
ユキタンがスッゲェー人間臭いって意味もわかった。
詩とレスだけで見えるわけないだろとかいわれるかもだけど、、、。
てっか、批評、俺だけスパルタ?
もしかして嫌いなんかと、、、。
ショボーンとなったり(w
後悔
ベッドの上 一日をフラッシュバックさせる
どこからかノックする来訪者 やわらかいベッドの上へ現れる
また君か と僕は僕に呆れて笑う
理想との齟齬が来訪者を誘う霧
些細な失敗が来訪者の食べもの
眠りにつこうとして安定した心の天秤を 大きく揺らす
浮いてくるように訪れる彼は
消しても消えてくれない彼は
情けない僕を叱りに来ているんだろう
明日こそ 明日こそは消えない彼を追い払おう
#ああ、また微妙…○| ̄|_
715 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 13:50 ID:fTKxrBlg
「時々」
よくある情景やら風景やらが
崩れ去っていくんだよ
俺にもわけわがわからないからな
これはきつく言っとくよ
神様のいたずらってやつかと
虚しくてさぁ
部屋で一人で泣いても
結局は一人ってことにきずいて
また泣くわけ
どうしようもねぇーな
ほんとどうすることもできないよな
宇宙のひずみにキュウリを突っ込んでみたら
条件反射って奴で地球ごと壊れました
って夢を見てこれは啓示だって叫んだも
だれも耳を貸さないし
三角公園でたった一人でまた座る
716 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 13:53 ID:fTKxrBlg
痛みやら苦悩やらもう抱えることに疲れたってしって
むりやりナップザックに詰め込んで
月曜の生ゴミ回収にだしたんだ
バリバリって音を立てながらむさぼり食われていったよ
今頃埋めた地で埋まってるか
ダイオキシンもだせずに燃えたかもしれない
それで家に帰ると涙で部屋中がいっぱいで
ドアを開けたとたんに俺も流されて
豚の糞やら生ゴミやらやらといっしょにへどろに飲み込まれて
へどろの重さでぺしゃんこになった俺を拾った老人が
洗濯機で俺を回すわけ
それで物干し竿に干されて
何ヶ月か老人と過ごしたら
その老人ぽっくりいっちゃた
あの世へ
来世生まれ変わるなら少年になりたいとそれだけ言い残して
しかたないから近所回ったり財産整理俺がした
身よりもないし遺言状で俺に財産くれるって
老人が残してくれた財産はこの
カビくさくて青色のトタン屋根だけが売りのちっぽけな家
で、また結局一人になって
泣く
どうしようもなくなって泣く
しかたなく泣いているかもしれない
涙が余りにたまりすぎて冷凍庫に放り込んで
凍らしてみてそれを売り歩いた
世界中を
アフリカ、アジア、ヨーロッパ。
時には誰もしらない先住民族にもね
それですごくお金がたまったから老人の家をうっぱらって
新しいどでかい家を建てた
大理石の床や金の装飾品やら
でも一人なわけ
うんでまた泣く
そろそろ泣き虫扱いかもしんない
718 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 14:03 ID:fTKxrBlg
むかついて
なんかわからないけど
新しい家も売った
手元に残った少しの氷を抱いて
何もせず三角公園でかじりついてたの
真冬にね
そしたらなんか怖そうな少年に絡まれて
結局またへどろの中へ捨てられた
やっぱり重たい
すっごい物好きが釣り糸で俺を引っ掛けて
俺を吊り上げたの
吊り上げた人は俺のあまりのペラペラぐあいに
口をあんぐりさせてた
それで吊り上げてくれた人は離婚してたった一人だった
その人が住んでたのはなんと俺がうっぱらった
あのカビくさくて青色のトタン屋根だけが売りのちっぽけな家
それでふと思ったんだこの展開で行くと
ナップザックが手元に返ってきそうだなと
719 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 14:08 ID:fTKxrBlg
宇宙のひずみにきゅうりを突っ込んだ夢を
見て世界は滅ぶのかなと思ってる
今でも
人肉主義者が俺を付けねらってるのもわかってる
CIAやKGBからもマークされてるってのも気づいてるよ
みんな俺を狙ってるんだ
24時間監視されているんだ
ベッドの下に盗聴器がしかけてあるってことには
うすうす気づいているし
そう思ったら少しうれしくなって
泣かなくなったつもりだったが
結局は泣いてるんだよね
吊り上げてくれた人は自殺したよ
月夜の晩に
犬が外で遠吠えをあげていたのを今でも覚えてる
借金抱えてて大変だったらしい
そういうやよく悪そうな人が家にきてたな
そのたびに土下座したり居留守つかったりして
720 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 14:13 ID:fTKxrBlg
うんで、最後に俺の教訓
何をやってもだめな奴はだめ
これね
ナップザックかって返ってこないし
そのかわり
きゅうりが100本ぐらい送られてきたよ
毎日、毎日きゅうりをかじって
泣いてるよ
毎日毎日きゅうりをかじっていても
時々思う
来世はフラミンゴに生まれ変わりたいってね
色はなんでもいいけど、フラミンゴがいい
吊り上げてくれた人は遺書にたしか来世は熊がいいとかいってたな
まぁ俺はフラミンゴ
なんかキィーキィーなくだけで楽そうだもん
721 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/11/06 14:14 ID:fTKxrBlg
>>715-720 は連作
ある部分は俺自身の投影である部分は俺の願望で
ある部分は俺の創作である部分は俺の真実です。
空が丸ごと動いていくんだ
耳鳴りと遊び疲れたよ
ちっこい子供はビルに甘える
もたれかかって駄々をこねる
この子が大人になるとき
もう空は灰色が治らないんだ
723 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/08 01:52 ID:hYd8FGJo
>>714 詩のネタがはっきりしてて俺的にはなんか新鮮でいい。
でも >情けない僕を叱りに来ているんだろう
ってので全てがパー。台無し。
そこのところを3行くらい使った詩文で表せられてたらすごくよかったかもしんない。
724 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/08 02:06 ID:hYd8FGJo
>>715-720 なんだか読んでて泣きそになった、、
俺といっしょだとか思って泣きそうになった。
つぎの休日には三角公のベンチにひさしぶりに座ってみようかとか思った。
ひとりって奴に産まれたらほんとどーすることもできねぇ、な。
725 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/08 02:16 ID:hYd8FGJo
>>708-709 良いとおもう。でもいくつか疑問点。
骨折 で改行を入れた理由。
ミキサー / にかけて の改行も疑問。
重たい は重いだとおもう。
いつも裸足で/つま先はぼろぼろ これはいらないんじゃない?まぁいかいからしいけど。
ちりとりへ と 運ぶ だとおもう。
そんなくらいであとはすごい良い。
726 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/08 02:18 ID:hYd8FGJo
>>722 あまりにもサビだけすぎてて空気は好きなんだけど評価はできないかんじ。
AメロBメロきぼん。
727 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/09 01:05 ID:EwftM38V
「停止条件未満」
手をのばしてみる
なにもすることがない休日を迎えるにあたって
真夜中にただ手をのばしてみる
昨日考えていたくだらないことが
いまはもうおもいだせない
ここから見えてる世界のバランスは
左にはぼく右にはきみの天秤です
現実って作るものなんだって
明らかになってくるほどにイライラしてくる
本を書くのは無能の焼き印押してるようなものなのか
爪が伸びてる手を逆さにかざして
明日のことと (あーーーー駄目だ駄目だ)
魚?魚?
めんどくさい。
728 :
名前はいらない:03/11/09 01:22 ID:01kNfyAD
ひゅうって吹いた風は
冬の匂いと同時に
気憶の色を思い出させた
帰りたい
あの匂いもないのに
>>727 闇の中に一筋の灯かりが見えた、なんとなく。
おひさし。
おれの 男くさい
わきげに
ついて 語ろう
おれの 貧弱な 胸から
数センチほど はなれた
場所に 男くさい むしろ
くさい わきげがあるんだ
ほんとうに わきに あるから わきげなんだが
最近 どうやら かぶれた らしく
赤く ふっくら はれて きたんだが
かがみで じっと じいっと
よくながめて いろいろなことを
思うかべる すると それは
すこし いやらしい
おれは まるで あたらしい さんまを
すみびで やいて ポン酢で 食べながら
銘酒 越後の華を のんだように
にんまり にまり まりまりと
くちびるを前歯で かむように
すがすがしく ほほえむ
731 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/09 23:44 ID:wO/PMKyi
>>730 最悪 ばっちい。
最後の行の無理矢理な すがすがしく はいい。
あと 思うかべる は某コテみたいでわらった。
>>729 ぶり。
>>728 おれも帰りたい。あの臭い のあのってなに? 生理?
732 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/11 00:18 ID:M2aCgf1f
「日曜日」
話すこと
なにもないのに
自分の中だけで交った
ばらばらな会話を
整理している
話してることは普通にわかる
誰にでも共感できる悲しさだから
でもおれはふさぎこんでいて
ばらばらな眉毛を避けながら歩いていた
日曜日
人だらけの繁華街で
とりあえずひとりで昼飯を食ってまたきみを想った
車まで早足で歩いてヒーターで雨にぬれた靴を乾かした
そうしてまた部屋にかえった
変わることのないものってなんだろうって考えた
青臭い10代のガキみたいに
泣けてきてとまらなくなった
1階に降りると母親が
今日から新米だよって話した
>>732 孤独感や疎外感
哀しみや逃避
そんなのは誰にでもあるよ
時々死ぬほど欝になるよ
認めたい認められない
受け入れた受け入れられない
がーっと世界に飲み込まれて
死にたくなる
それでこそ人間だよ
幸せのイメージ
あの子に彼氏ができて
だらしなく口を開ける空
寄って行っても 相手にされないから
無関心を装おうよ
だらしなく口を開ける空で
イメージできそうでできない 幸せ透かして
さぁ おどろう 一人で
誰も見ていませんように
誰かが見てくれていますように
誰も見ていませんように
誰かが見てくれていますように
ステップが軽やかだね 僕
体がしなやかだよ 僕
ずっと踊ろう空の上で
軽やかに しなやかに ひとりぼっちで
空のフロアが崩れて
落ちてつぶれるまで
すぐにやってくるだろう
そのときまで
あの子が彼氏とチューしてる時に
あの子が彼氏とエロい事してる間に
735 :
名前はいらない:03/11/14 03:52 ID:KUf8ui+D
レインボウ
イロトリドリの光たちが
立ちすくむだけの僕を追い越して 軽やかに舞い踊る
速すぎて 近付けないけど
時々まぶしすぎて まっすぐ見れないけど
あきらめてしまうのは もったいないから
目を細めて 羨んだ日々に 別れを告げて 歩き出す
光の中へ いつか 飛び込めるように
736 :
名前はいらない:03/11/15 00:59 ID:aRiMJv4/
しずく
どんなに深く 沈んでも
ささやかな君の声で目を覚ます
きれいな花とはまた違う
いつもの香りだけでいい
望むものすべて空の向こう
虹の向こうへ遠ざかる
たった一つの花を残して
「初冬」
気を抜いたら殺される
初冬の夜の寒さに殺される
気を抜いたら笑われる
人という魔物に笑われる
気を抜いたら時計が狂う
心というあやふやな機構が
熱いシャワーは時間を止める
思考というつらい時間を
上手く生きるとは
上手く考えることでなく
上手く考えないことだと
かの厳格の作家は
考えたのだろうか
738 :
名前はいらない:03/11/16 00:23 ID:ex7JEYv7
星のラララ
透き通った音色ね
まるで無邪気で笑ってしまう
やっぱりなんだか浮かれてしまうの
初めて会ったあの時みたい
この氷が溶けるまで もうすこし
もう少しだけ やめないで
このままでいさせて……
739 :
通りすがり:03/11/16 04:55 ID:3bjPZxIL
歩いていた.
足下の地面は黒々としていて少し長細い.
俺はチョウの背中の上に立って,
しばらく行くと左手に壁が触れた.
壁は幅3mほどあり,金属製で,
ところどころ欠けて向こうの空が見える.
窓をみるとコップが飛んでいる.
ああやっとみつけた.と,
コップは赤く発光しながら変形し,ゴム手袋になった.
よくみるとボールペンを握っている.
ゆっくりと空中に文字が,
書かれては次々に消えていく.
目を閉じる.
頭に言葉が,
コップを…
ペンが…
響いたと思うと消え…て …
740 :
通りすがり:03/11/16 04:57 ID:3bjPZxIL
…いやそうじゃなかった.
我にかえって,俺はページをめくった.
画面の中央で何かが揺れている.
ろうそくの炎だ.
C…が多……すすが…赤く…
しばらく見ていると炎は丸まって球形になった.
そのままろうそくから離れて,
ふらふらと,
ゆっくりと,きしんで,音を立てて,
俺は開いたドアから外をのぞきこんだ.
741 :
通りすがり:03/11/16 04:57 ID:3bjPZxIL
足下に何かが転がっている.
赤い,金属製の,丸い玉だ.
その上に俺は足を乗せた.
音もなく上に立つ.
俺の体重で玉が下へめり込む.
下は一面の海だ.
腐食されて玉が次第に溶けていく.
中から俺の右手が出てきた.
今朝起きたら消えていた,俺の手.
ここにあったのか.
742 :
通りすがり:03/11/16 04:58 ID:3bjPZxIL
急に波が押し寄せて,手は放物線を描いて離れていく.
俺の体に引き寄せられているらしい.
そのうち手は一定の半径を保ちつつ周り始めた.
手の触れた部分だけ,海の水が引いて,底が見えた.
俺は下を見下ろしたが,海は深く,底はみえそうにない.
下に向かって手を伸ばす,と,そこから何かが降ってきた.
743 :
通りすがり:03/11/16 04:58 ID:3bjPZxIL
コップの破片だ.まだかすかに動いている.
破片を握りしめ,俺は底に向かって祈った.
すると水の色が変わり,だんだんと,
俺は一面の炎に焼かれた.
こうして俺は灰になった.
今でも俺は昔を懐かしんで,コップを,
コップは無くなってしまった.
そう俺はコップを探し求めて
歩いていた.
744 :
名前はいらない:03/11/16 05:27 ID:Dg0nV4Fs
『オマエは狂っている
睦みあう深 海魚の嬌声 網 膜を揺らす無意識の行列
きっと、狂っている
支離 滅裂な面影と撒き 散らされた静謐
乱反 射する娼婦の 無機質 な首飾り
そうだ、狂っている
三千世界の 果てまで敷 き詰められた
放 擲された概念の縊 死体
確かに、狂って いるのだ
街 は檻、愛は澱、俺は滓
破綻 し歪曲 した視界に手 向けのビールを
つまり寸分の 狂いもな く精確に狂っ ている のだ
狂っている狂っている狂yっているクルッレkkるえってれkr』
路地裏の狂人が零した独白は 真理ゆえに拒絶され陵辱された
だが虚飾の蝙蝠が滑空する不夜城に 比すものなき告発の清冽よ
そうだ、本能とは原点であり、それゆえに違うことはない
世界の歪曲でないのなら 紛れもなくオマエの狂気なのだ
オマエは狂っている
そして、既に放たれた
幾重にも人を取り囲む殺意を 葬列の空に投函された命題を
蒐集される為に存在する比喩を 全ての矛盾と背理を
犯せ、吊るせ、火を放て
そうだ、オマエは世界の傷痕
だから詩を、姿を、死を、
月に、吼えろ
746 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/21 01:55 ID:F05yut+X
>>733 つまりは孤独ごっこだな
拉致監禁ごっこに戦争ごっこ
ごっこがごっこで終わらないってのは
自殺ごっこぐらいなもんだな
>>734 なんて哀しい詩なんだろう
おれもそんな経験がある。まぁな、おれの場合はわざと告って玉砕したけど、、
でも一回だけ一緒に買い物にいったんだな、そのあとでさ
もう二度と会えないんだろうなって思いながらおれはマフラー買ってたよ、あんとき
今でもそのマフラー持ってるし時々使う。。
>>735 うーん、どうだろう。綺麗だけどさそれだけだ。
無難すぎてて安っぽい小説のエピローグに書かれてるポエムもどきっぽくおもえた
この詩の中にはイメージしかないから、そのあとに続くだろう物語が欲しかった
747 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/21 02:15 ID:F05yut+X
>>736 詩的すぎててちょっと無理
空 虹 花 声 そんなべたべたな言葉ばかり使うんだったら
もっとずっと長い詩にして、なまめかしい現存する痛みを入れなくちゃね。
時代とリンクする詩ってのをちょっとだけ考えてみてほしいです。
たぶんセンスあるからすぐに書けるようになるはず
>>737 うー、、ロシア文学調ですか。おれはすきだけどリズムとか言い回しだとか
中途半端に古くさいす
>>738 エロすぎてるけど題名がいい
星のラララ か、、素敵だね
>>739-743 おひさしぶりだね、あなたの詩や言葉は大好きです。
この詩もねじくりまがっていてすごくくらくらしたよ
文芸としては完璧なんだが詩としては俺的にはちょっと微妙す
俺の嫌いな芸大生の空気がぷんぷんとしたからむせかえってしまった。。
>>745 いいね、
>つまり寸分の違いもなく正確に狂っているのだ か、、
何度も何度も読み返してみても大好きな詩文だけれど
でも、やっぱり芸大生っぽい空気がある。それが邪魔だね。
748 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/21 02:20 ID:F05yut+X
「発酵」
ヨーグルトが発酵するようにして
言葉を産める詩人になりたい
749 :
名前はいらない:03/11/21 06:17 ID:HpDNL2tz
酸欠の日だまり
置き去りにされた言葉は 今もこの胸にある
不意に腐った言葉が込み上げて来て どうしょうも むせる
校舎の裏で過ごす5限とか
徘徊を続ける昼休みとか
世の中が人々の主観で動いていると
知るまでに要した憤りとか
甘い夢とか
親の顔とか
ヘッチャラで泥を塗った心を いまさら いまさらさ
置き去りにされた少年は 今もこの胸にいる
涙ぐましい純粋が込み上げて来て どうしょうも むせる
750 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/22 02:29 ID:3kv6OKi+
「重い扉」
裏側から押しつづけてみても
無理だってことくらいわかってるよ
唯一向こう側に伝わってゆくのは言葉だけだよ
君の肌色は何色?
僕の頭の中の君の肌の色と混ぜ合わすんだ
ある日突然に
昔くしゃくしゃに丸めて捨てられた
言葉をテーブルにならべられたら
今までに見てきた道路でペシャンコになった猫を重ねて座布団を作ろう
晴れた日ならば蠅くらいたかるさ
歳をとるごとに空気が液状化してゆく
息ができない
酸素は麺類で補給するしかない
751 :
深紅:03/11/22 12:25 ID:+lV85lwn
虹を作ろう
独りぼっちで
君への憎しみと
君への殺意を秘めた絵の具で
虹を作ろう
汚い東京の空に
錆びた筆で
虹を作ろう
752 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/23 00:05 ID:hVCxd1q+
「綺麗なバキュームカー」
メッキを施されたそれは
20年ぶりに僕のまえに姿を現した
両脇に80マイナス(−)センチメートル離して
ほんとは生えてる筈だった河原のイチジクを灯火にして
ケツが青いけれど
魅力的
ばらばらな過去の会話と買い物とが生み出した
僕らの誰もが反対しないだろう怠惰
腕時計を見る
八時 凍る土
水面に波紋が広がる
ここは冥土で死人がどんどん降ってくる
雪のよう
雪を手に取り臭いを嗅いでみる
笑い声が春を息苦しく迎える
階段をずっと下りつづけて
華やかな幸せを思い出す
根をばかり伸ばしていたって
黒いものしか吸い出せないよ
ふふふ 途中で挫折した胎児さ
ちょっと綺麗なままで
753 :
名前はいらない:03/11/25 03:26 ID:rj6g9Sxg
よくまあそんな顔でと
ぼくを罵る女性に出会わなくなって
何ヶ月たっただろうか
メチルアルコールを飲み干した盲目の詩人が
僕を睨んでいるのはずっと前から知っている
それにしてもこの町は黒煙の排出量が多すぎる
にぎやかな街路樹にも裸体はいくつも転がり
そして死人がたくさん裏路地ではでている
とてつもなくすみにくいこの町
時々つんぼだとかのんけだとかよくわからない言語を話す
知能指数の低い猿が僕の横を通り過ぎる
息苦しいからいっそのと水槽で飼ってもらいたかったと
両親に言うと
その日から僕は離れに作られたプレハブに押し込められた
754 :
名前はいらない:03/11/25 03:31 ID:rj6g9Sxg
「オレンジの香り」
オレンジがにおったら死人が帰ってきてその香りをかぐだろう
酸味が少しだけその透明な容器を満たすだろう
そしてまた次の年に私を迎えにくるなら私は静かにオレンジを
抱いてしのうじゃないか
755 :
名前はいらない:03/11/25 03:34 ID:rj6g9Sxg
「信号機」
いつも僕を罵って責めたてる信号機
白黒模様がオシャレだって
ふざけるな
756 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/28 02:52 ID:lyiiEuwo
「北の真夏」
飛行機の窓に白い影が映って
ずっと下には塩湖が広がりだす
雲が全てを白く染めていく
僕の息も白いけれど
機内の空調のおかげで澄んだままでいられてる
広い湖にはこの機体だって小さく写る
どこにでもいるスチュワーデスと
それを口説き落とすことを妄想している乗客
気圧に負けてぼくの耳がカチンと裏返されて
後ろめたい鼻水を音を立てないように吸いこむんだ
このあいだ見た夢のとおりの景色が広がる
伸びた爪を磨りガラスのように透かして
高度を下げていく窓の向こうを見る
757 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/28 03:16 ID:lyiiEuwo
>>749 全く同感。キャラ被りすぎだ。
おれは2年半引きこもってたときにそんなことばかり考えている少年だった。
集団マジックや同世代意識とか主観で動いてるだけの世界なんて消え去ればいいぴょん。
>>751 そうだよ
所詮僕たちはカタルシスの中枢へと逃げ去る為だけに日を重ねるんだよな。。
>>753 おれも昔離れのプレハブに住んでたことがあるよ
アホな猿だから結構気に入ってたが
>メチルアルコールを飲み干した盲目の詩人が
>僕を睨んでいるのはずっと前から知っている
ってのはおれ自身の立場みたいでまじで焦った。
僕らは自分からさえも見張られているのか
>>754 なんとなくにうまいな。それだけだけど
>>755 オーイェー。 世間に馴染めないんだな。。 切実だな。
そういえば信号機ってそれっぽいな。 あー離れなそうだ脳裏からさ
君がイメージした信号機が。。
758 :
名前はいらない:03/11/28 04:00 ID:4OGhfR9d
ナルシズムで
どことなく悲劇のヒロインで
自分はダメだと言い聞かせることで
必死に肯定して
実は自分はまったく曝け出せていないことに
きづいておきながらもさらけだしてなにもない
ってことをみせつける
そしてまたこれを読んで焦ってあぁ俺はそうだよと
ふんぞり返ることで非常口に逃げる
本当は自分は特別だって思ってるんだろ
でもこれはみとめちゃいけないってわかってる自分も
いるんだろみとめちゃいけない自分がいるってことが
やっぱり特別だって思ってるんだろ結局
全部知ってるくせに何もしない
ただ否定しているようにみせかけて肯定する
くだらないよ
----------------------------------------------------------
>758 君くだってるよ。 だからここでせき止めておいてあげる。
760 :
せろさ ◆FSnm09kHak :03/11/28 13:01 ID:IW/T6Jk8
『 君のきもちなんて 知ったこっちゃない!!☆ 』 AH! YAH!!☆
ボクは自由なのさ〜♪!☆ さあ 心の扉を開け!! 壊せ!!!☆
下っていく君を笑いながら ボクは真上へと 大きなつばさで ハイ(HIGH) に成るのさ〜!!☆
君が下っているから〜 上がっていくボクは どんどん加速していくー!!☆ さんきゅー! ストューピッド!!
あなたたちが バカで本当に良かったー!!☆
761 :
ねほん ◆FSnm09kHak :03/11/28 13:46 ID:IW/T6Jk8
『 君の軌跡(奇跡)は 希望!!! 』
君は背中でボクを救ってくれた!!
君は背中で ボクを愛してくれた!!!!!!
君は背中で 笑ってくれていた!!!!! ありがとう!!!!
君はいつまでも 真っ直ぐに!! 未来へと!!突き 走っしてた!!!!!
762 :
名前はいらない:03/11/28 13:52 ID:ubujL8cL
ねほんちゃん、壊れてる?
IDとトリップが一緒なのは何故?
763 :
名前はいらない:03/11/28 13:57 ID:ubujL8cL
ねほんちゃん、出ておいで〜〜〜〜
764 :
名前はいらない:03/11/28 14:05 ID:ubujL8cL
「納豆」
ねばねば ねばねば
あはははは
この納豆
君に似てる
寂しがり屋さんだね
765 :
名前はいらない:03/11/28 14:18 ID:4RP3d6xx
あなたの目が強く先を睨めば
どこまでもいける
あなたの目が下を向き肩をおとしても
誰かが道を示してくれる
あなたの目から涙がでるなら
生きてもいいという証拠
あなたの目に光が戻れば
きっと誰かを助けられる
そして今日も眠い目を擦りながら
1日という日々をまた生きよう
1日という日々をまた生きよう
766 :
名前はいらない:03/11/28 14:32 ID:4RP3d6xx
暗闇の中で「つまらない」とつばを吐いたら
「何がつまらないの」と綺麗な女性が声をかけてきた
「全部さ」と言ったら
「私もつまらないの?」と目を潤ませる
「君は違うよ」と顔を赤くすると
彼女は微笑み僕の手を握る
いつのまにか世界は明るくなったけど
彼女はよく見るとそんなに綺麗じゃない
「まあよしとしよう」と鼻で笑うが
この手はずっと離れない
君と生きる事にしたから
767 :
名前はいらない:03/11/28 14:53 ID:4RP3d6xx
空は青いから
灰色の僕はいつも君が羨ましい
同じ色の電柱さんは、人に役立っている・・
僕は・・僕は・・
空は少しずつ赤く染まる
きっと僕を怒っているんだ
どんなに走っても空は消えない
君があんまり大きいから、僕はただ震える事しかできない
君があんまり大きいから・・
空はそんな僕に呆れたのか消えてしまった
上には何も無い
僕の所為だ・・
多分みんな怒ってる
僕が空を消したから
「お願い戻ってきて」と神に祈ると
眩い光と共に青い空は帰ってきた
そして君に包まれる
僕は弱くていい
1番じゃなくていい
だから生きる準備を始めよう
まだ間に合うのだから
768 :
名前はいらない:03/11/28 15:03 ID:4RP3d6xx
人は怖い
よ〜く考えると怖い
でも気が付かない
だから明日も友達と映画を見る
人は怖いけど
友達は怖くない
人は怖いけど
家族はすごく大事だ
人は怖いけど
彼女は愛を教えてくれた
人は怖いけど
昨日知り合いの大工さんにおにぎりを貰った
人は怖いけど
ばあちゃんがお菓子をくれた
人は怖いけど
多分明日行く飲み屋の旦那はいい人だ
769 :
名前はいらない:03/11/28 15:13 ID:4RP3d6xx
幸せは遠い
みんなその幸せを見て近づこうとしない
一生懸命走ってる彼は一ミリも近づいていない
急に突風が吹いて
幸せに近づいた男がいた
「ちくしょう」とみんな走り出すけど
全然進まない
座り込みぶすっと拗ねると
同じように座り込み男が一人
「やってらんないよ」と話していると
いつのまにか結構進んでいる
幸せに近づいている
「よっしゃ」と走り出したら
やっぱり進まない
つまらないから今日知り合った男と飯を食べに行こう
770 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/29 02:21 ID:wrGJUv7+
771 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/29 02:23 ID:wrGJUv7+
あら。
最後消えてるし(褒めてた)
772 :
いかいか(浮遊系)2日目 ◆YffIGX9Bno :03/11/29 06:03 ID:VKBHafAb
773 :
名前はいらない:03/11/29 06:07 ID:kNjkngRC
「不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音。」不協和音は私の事を虐めてくれる不協あああああ
和音ああああ皮膚を切り刻んでボロボロにしてくれる不協和ーーー音残酷に
私の中から虐めて不協☆和音吐き気を起こさしてくれる不協和音PPPPP
乾ききった心にメスをおおおおお入れるふきょ酔ってもおお倒れそう不協和
音不協和音は私を虐めてくれるふきょう鞭打ってボロボロにしてくれるふき
ょ流血するまで残酷に不協和音不協和音大きい音で殴りつけて不協和音欲し
い不協和音不協和音気分が悪くなるまで不協和音もっと虐めてよ不協和音不
協和音ぞおおおおも不協和音はわ不協和音不協和音不協和音不協和音不協和
音不協和音不ああああ協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不
協和音不協和音不協和音不協和音不協和音不協和音なんて美しいの不協和音
ありがとおおおねえ不協和音不協和音ieeeeeeeeeeeeeei
ランランラン♪雨が降ったよ、ランランラン♪不協和音が降ったよ、ランランラン♪楽しいな。
774 :
773:03/11/29 06:08 ID:kNjkngRC
ここにも投票してみます(・▽.・)/
こんな書き方だけど荒らしじゃありませぬ。。真剣にかきますた。。
どうゆうに読んでくれるのかなって思って投票してみました!
775 :
あぶく:03/11/29 10:30 ID:f7/CbDxI
元気ですか?
僕は元気です。
ごめんね。
君が傷ついてるなんて知らなくて
もう諦めたとか
もう思い出さないとか
『在る』って思ってた。
そこにいるのが普通とか、
それが当たり前とか思っててたんだよ。
そしたら、
『在る』がすごく大切になって。
もう考えないとか
もう愛さないとか
ごめん。
この手紙は、届かないかもしれないけど、
破り捨てられるかもしれないけど、
「ごめんね」の気持ちでいっぱいだよ。
元気ですか?
僕も元気です。
776 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/11/30 00:54 ID:5NejMI6h
>>772 1ヶ月半オナ禁したことあるけどな、
1ヶ月半ぶりの精液の色みて大笑いした記憶があるわな。
>>773 寒いけど許せるよ (・▽.・)/ 。
>>775 未練たらしい。
詩とするのならば ごめん なんて言葉じゃまでしょ
二回も三回もうるさい。むかつく。
777777777777777777777777777777777777777!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
get!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
「冷笑」
乳母車から
視線
眠っている
乳飲み子
この子は
この世界に
見るべきものがない
とでも言うように軽く目を閉じている
目を開いて
この世界を見たときは
薄く笑っていた
私には
この世界を
この私を
笑っているように見えた
779 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/06 00:33 ID:kxXQzbFn
>>778 無垢さや無知さは軽く薄くまた冷たくまるで宇宙のような薄氷
君や僕がうっすらと笑えばまた世の賢人には得体も知れないものに写るのかもしれない
可能性を少しも使っていない使わないものにほど全てを見透かす力が宿るのかな
君の言う赤ん坊の笑みのように
未来の曜日を次々に当てたダウン症の人をテレビで見たのを思い出した
780 :
深紅:03/12/06 12:59 ID:8dTYqz78
何か作れただろうか?
こんな場所で
ただでさえ何もできない俺が
緑の少ない
この場所で
愛とか平和とか作れる訳ない
できることといえば
憎しみや恨みを持つことだけさ
781 :
冥王せつな:03/12/06 23:29 ID:VgB3El0x
どうしてみんな記録、保存したいのですか?
お子さんの運動会をビデオカメラの液晶からながめていて悲しくありませんか?
あなたのその瞳で、みつめてあげてほしい。。。二度とない一瞬だからこそ。。
なまの瞳で、みつめてあげて。。
DVDだのデジカメだの、、、、、でヴァカみたいに熱くなってるあなたに
このポエムをささげます。。聴いて下さい。
「せつな」のきらめき
すべての事象、物、出来事は皆、一期一会。。
風のように通りすぎてこそ、うつくしい。
刹那の狭間に火花のように生きよ、そしてお逝きなさい。
なくなるもの、
枯れるもの、
こわれるもの、
腐るもの。。。
だからこそ、、、、いとしいのです。。。
782 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/07 03:33 ID:NFj6DsUY
>>780 >愛とか平和とか作れる訳ない
この行をなんとかしたほうがいい。
それからどうしてそんなこと言うのさ、ほんとに思ってることなの?
現世を揶揄ってるだけなのか?
>>781 科学でもって温存できることって運動会だとか景色だとか所詮そんなものだけでしょ
生でなくては保存のきかないものだってちゃんとあるさ、
で、その前おきと本編の詩との二段構成はすごくいいよね
詩にもっと比重があればいいんだけど
783 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/07 04:01 ID:NFj6DsUY
「ミサイル」
白い息の季節に
呼吸を止めて冬を殺した
早く部屋に帰りたかったよ
瞼に塩が吹いて
ポケットの中の手を急がせた
曇り空が広がっているから
庭一面のポリバケツには今日はなにも落ちてこなかった
心が痩せていくんだって言ってた
112号室の満点の肥満体
つまらなく定められた基準
転がせたなら楽しいだろうな
桐をコメカミに刺すように
横顔だらけの幽霊のように
転がるような宇宙の回転
ベッドに寝ころんでじっと目を閉じれば解るさ
自販機に100円入れるよりも簡単なこと
呼吸を止めてゆっくりとやろう
世界中のミサイルのことを考えてみよう
今日は泣ける
というかすごく泣きたい
昔の仲間と飲んだ
みんな輝いていた
てか落ちぶれてるやつは出てこないだろうけどさ
すごく泣きたい
今なら簡単に泣けるから
誰かそんな詩をお願い
785 :
ようかんゑるゑる:03/12/10 19:44 ID:vuT0t0ez
私が私であることを知っているのは私だけ。
つらくなくなくはないけど、有っても無くてもよくなくないもののために
あたふたとあわてふためくこっけいな生活。
物事を何でもごきげんにみれていればこんなにふきげんにならなくても
いいってこともないわけではない。
きっとうまくやっていけるよ。この言葉だけを生きる支えに今日もコポコポと珈琲をいれる。
786 :
ピース:03/12/11 05:42 ID:v6lYgXPM
何も感じなくなった
空、静かに微笑んでいるのか
星、美しく輝いているのか
月、優しく見守っているのか
私・・・見えてるの、見てくれているの
誰も、何も、答えてくれない
787 :
名前はいらない:03/12/11 15:00 ID:vIpdr9aG
おー、ちがさわぐ
くまがそういった。
きりんは遠くお見ている。
さいのこ母にかくれ、
たぬきはしたいのまねをする。
いぬのこはたたかいをいどみ
ねこのこは、いわしをたべたいとおもう。それぞれしあわせ。
あなたのしを5だんかいで評価する65ばんにささげるうた。
788 :
名前はいらない:03/12/11 17:53 ID:9rXZokZF
安いものでかまわない
買い叩かれるありふれたやつでいい
借り物のとびきり面白い新しいものを投げ捨てて
アタマから飛び込みたい
俺だけの安っぽい夢に食らいつきたい
けばけばしい合成着色料みたいな
原色の安っぽいやつがいい
質の悪いアイスをがりがりとかじりとるように
もうすこし時間をくれ
やっと身の程を知ったのだから
この肉塊が偶然に俺というカタチなんだと気づいて
ようやく命がいとおしくなったのだから
こんなに安っぽいありふれた夢を
この手でかきむしりながら生きるのがいい
789 :
名前はいらない:03/12/11 20:22 ID:yV60X29Q
蝶々夫人がひとり、だったんソバを食べていった。
790 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/12/11 20:36 ID:yI1YXL5/
美味い!>ソバ
792 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/13 03:11 ID:WPfnJ04P
「余白」
白い産毛でおおわれている
ピンポン球のような生き物が
ガラスのシャーレから落ち
その半分が潰れてしまって
ドーム状に半分だけ残った体の下に
残り半分の体が潰れてできた
乳白色の液体の滲みを作っていた
冷凍庫が鈍い音をたてながら
その傍らで熱を彼に降らせている
壁には正午の音を探している時計
熱を帯びきしむ氷に古代を見ている
彼の液体は蒸発してゆく
あらゆるこの部屋のダクトに吸われる
プロペラが一面に回り続ける天井から遠く
冷凍庫が寝返りをうつように反転すると
彼の半身は腐敗を望む間もなく凍りついた
僕らが肉を食べ肉を維持するような理由が
彼のノートには余白が無いほどに書き散らかされていた
793 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/13 03:26 ID:WPfnJ04P
>>789-
>>791 わからん、、教えてくれ。。
>>788 しゃべり言葉の詩はさ、意味だけがその詩を作れるんだよ。もっと練らなきゃ。
>>787 誤爆ネタですか、、おれはシスコーンが食べたい。
>>786 すっごい寒い(゚−゚)。
>>785 カフェ店員も憂鬱なんだなぁーって考えさせられた。自分を肥えさせれば
客も自分の子供の様に思える。
>>784 いっしょにアル中に急性に なってしのう(゚−゚)。
794 :
阿呆:03/12/13 03:32 ID:hVAtvxXJ
俺の詩はどうかね〜〜
タイトル「からす」
かぁーかぁ−かぁ−
うるさいなぁ・・・
かぁーかぁ−かぁ−
うるさい!!!!
かぁーかぁ−かぁ−
うるさいって言ってんだろうがこの馬鹿チンが!!
かぁーかぁ−かぁ−
今日決めた!
僕死にます・・・
「太陽」
ここから眺めていると
きまっておなじ場所で
いつも誰かが泣いてる
僕はクシャっと缶をへこませて
その方向から目をそらす
息を止めて想像をはじめる
恐れることを想像する
絶望の時を想像する
心が言うことをきかなくなる
今日が何曜日だかすぐに答えられるかい
僕らにそんなことどうだっていい
君はすぐにでも眠りにつける夜更けにいるんだ
汗をかくくらいに息をして眠ればいい
太陽に色なんてないのに
どこかの校庭で今日も子供が太陽を描いては色を塗るんだ
君の太陽は何色だい
あー普通にミスった。
上の↑の詩は他スレに書いた詩なので言い訳のコテで書き込んだつもりだったけど
それもトリップの中に飲み込まれてしまった('・c_・` )
>>789の本歌は、
てふてふが一匹 だったん海峡をわたっていった
ですがな。
799 :
魚は、陸に、、身投げする。:03/12/13 23:42 ID:AhsOqcZg
800イタダキマツ
801 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/12/13 23:45 ID:XEzof+Ww
嘘八百とも云うてなあ…
モツと塩くれ?
803 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/19 02:53 ID:PmO/1tgZ
「ある日曜日の朝」
ある日曜日の朝だったとおもう
父親が言った
ちょっと出かけようって
僕はなにもためらわずに父親の車にのったんだ
日曜日の朝だったとおもう
真っ黒な仔猫が後ろに乗ってた
不思議そうな顔をしてた
黒猫は不吉だってさ
時代が声をそろえて言ってた気がする
黒猫は揺られてたってさ
僕はなにもためらわずに父親の車にのったんだ
付いた先は憶えていないけど
父親の腕の動きが記憶から消えないよ
殺してくれたほうがずっとましさ
おねがいだ僕の記憶を犯さないでください
仔猫は子供をポンポン産むよね
空気は細胞分裂するけど
いかれたものしか丈夫に産まないね
悪循環を憶えはじめた子供達の感情が
アンコールねだってるってさ
でももう生きているはずがない
23年も経っているしさ
僕はそれでもまだ若いらしいよ
なぁ黒
おれどうしたらいいんだろ?
おまえが溺れた日に
さっき辿り着いたんだけどさ
804 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/20 01:51 ID:RHQk2FcI
「車庫と楽園」
黒い顔して
白く笑う君
あのままが
いいんだ?
猫の持つずば抜けた
平衡感覚を僕らの恋愛に
当てはめてみよう
おならがでそうで
顔がひきつってる君
僕は居眠りしてる
背中に目なんかないから
安心して
805 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/12/20 02:11 ID:JWEF+msI
僕は死の見送り人
ひとの死を見送る、もう一人のひと
科学者にもなれず さりとて
呪術師など阿呆らしすぎて
ああ、そういえば
大阪の淀川に沿っていた
町はごちゃごちゃと商店街のなかを一人
砂ズリと、ニラ炒めと、うまかったあの暖簾
年寄り夫婦がひらいていた 隠れふぁんもそこそこいたなあ
小さいけれど いばらない 大阪がそこにはあった
うすくち育ちの僕にまで 気を使ってくれているような
何もいっていないのに そんな大阪がありました
こんばんは、お久し振りです。
ところで、藪鳩さんに質問ですが、人間性を信頼し、努力を惜しまない人は、
きっと幸せになることができると思いますか?
807 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/20 23:19 ID:1vz8DFLk
>>807 じゃあきっと俺はだめなんでだめだな。うーむ、、。
809 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/12/20 23:27 ID:g9taMB30
>>808 自分で決めることじゃん。幸せかどうかなんて。
こうすれば幸せだと思って自分がやれば幸せになると思うYO。
810 :
名前はいらない:03/12/20 23:31 ID:mOPZGjzO
811 :
白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/12/20 23:56 ID:31XwZMBD
だめな奴にしか歌えない、だめな奴だといわれつづけて
はじめて謡える歌が、あるのだと
歌うかど出に吹く雪しずみ、静けさを
深く啼きわたらせて、ひそけくも
あなたしだいと、己が唱魂
あなたへと、すべて御身をうち投げもした
芥子の花道、水の女のオフェリアの
泉湧く、だめの花道ここにあり
812 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/21 00:23 ID:Ux5vK6Rb
>>808 だめだってしあわせになれるし、現におれがそうだし
信頼とか努力とかきっととかって響きになにも疑問をかんじないのかい?
>>811 新世界おちかよ
>>809 なるほど・・。確かに自分で決めるものですね。
>>810 悪いことをしないでいきたいですね。
>>811 全く最近は己はだめだと思いますね。真暗です。
友人に合わせる顔も無い。
>>812 そういう風になりたいですね。全てを肯定的に
受け入れられたらどんなに人生は素晴らしいだろうかと思います。
胸張ってだめだと言えるほど、だめになり切れない俺ならば、
きっと、人並みに幸せになることが、できるし、
たぶんそれ以外は、できない
胸張ってだめだと言える、人はすごい
なぁなぁ鳩っち、あの日一緒に飲んだ松葉杖の幸、危ない女(やつ)
簡単に死んでしまったよ。
ユッキーのケンカ友達いなくなったよ。
あっけないね。
816 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/22 02:09 ID:4vCzzMiT
「伸びる」
伸びる
僕が伸びる壁をつたい
日をあび露をうかべ伸びる
顎をしゃくれて目を細めた表情が
ずっと真下の湖面にうつる
君は伸びる
僕の中に茂った
各筋肉や各神経にそうように伸びる
イルカが泳ぐようなあたりまえさで
ぎくしゃくとした高周波を放ちながら
何故なんだろう
可能性って意味の
正反対のことばかり話すんだ
僕のなかで君が伸びてく
817 :
くそ:03/12/22 17:30 ID:XJPSQBdo
「最近カゼぎみなんだ」
そういった自分
「カゼって言うのはね」
と解説しだす
ヤブ医者
このあいだ、だまされたんだ
だから、殺してやった。
奴じゃないよ
自分をさ
そのときの気持ちって言ったら
まるで
モグラの目の左を噛み千切った感じだったよ。
いや、うそだよ
って言ってほしいんだろ
わかってる。
818 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/12/22 23:32 ID:CkwRr1Mh
真四角な憂鬱が落下する夕日と一緒に落ちてって
横断歩道で足並みをそろえるんだ
青や赤や黄そんなのはどうでもいいよ
イアンカーティスが苦悩を断罪したように
ハサミでちょきちょき切り抜くんだ
洗濯機に頭を突っ込んだ
いろんなものが見えたよ
宇宙があった気がする
いやというほどの洗濯物を僕は
これからも晴れた日に干し続けるんだろう
そうすることで何かを忘れるんだろう
ストップウヲッチは止まらないから
819 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/26 02:33 ID:2YPadhQG
「月夜」
丸い睡蓮の葉が丸い池の中央に浮かんだまま
真上に昇った星が水面に映ろうとするのを邪魔しているころ
公園の砂場に雨が強く降り乾かず
近郊の団地から這い出そうとしていた
歩きにくい傷害をもった
何処かに投げかけられる筈だったものが堆積してできた
泣き出す寸前のものたちの塊のような
軽く軽く鬱積してできた毛羽だった球体の明度が気になりだしたら
ゆらゆらゆれる
汗腺と涙腺とが
体の表面から裏返しになって伸びている
棘皮動物であった事実を感じて涙腺を巻き戻そうと手がまさぐる
ずっと裏返されたまま生きていたことを恥じている
夜が明ける為の言葉も忘れて寝そべっている
そして夜がただ明ける
820 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :03/12/26 03:14 ID:MKDnE7+m
「ボーイ」
出来事と僕は今日を生きてきた
闇夜の秘められたおもわせぶりにブランコをこいで
風がシーソーを叩き花壇の花が萎れては咲いていた
鎖だけが自分をささえてくれていた
おちくぼんだ地面は僕の足
締まりの悪い門扉は僕の耳
みあげたそらには月があった
鎖はちぎれ僕はしりもちをついた
合いの手のない年末
じゃらりと体を動かした
ここが僕の居場所なんだ
最初からここにいたんだ
やけにはっきりとうつるその影は
首を動かしても確かに僕の影だった
821 :
ミクロン:03/12/26 03:20 ID:zijVzWPU
「知らなくて良いんだ」
君は知らなくて良い
本当は僕が君のコト凄く好きだってコト
君はいつも僕を気遣って
心配したり励ましたり勇気付けてくれたりする
そんな君が凄く好きだから
君は知らなくて良い
本当は僕が君のコト凄く嫌いだってコト
君はいつも僕を見てるつもりで
心配したり励ましたり勇気付けたりする
自分自身の優しさに酔っているだけなんだよ
分かりたくも無かったケド
分かってしまった僕だから
君だけは
知らなくて良い
気付かなくて良い
そう
君はだけは
知らなくて良いんだ
822 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/27 01:54 ID:xWp232sf
「夢の中」
アイロンをあてて乾かしたあと
ドライヤーで炙ると縮んでしまった
ナイロン100パーセントの
有機的なかたまり
ここは夢の中だと今日もまた言い聞かせてみる
手を伸ばして遮る
ここが夢の中ならおねがい眠りを覚まさないでよ
いつからここに座っていんだろう
痺れきった足を見つめていたら
頭皮とそれを取り巻くものとの
境界が滲んで膨張しだした
ソニーと書かれた物の数
100円で売られていた竹のかご
口を斜めにして笑う癖のあっただれか
この部屋の外では生きれない
823 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/27 02:15 ID:xWp232sf
>>817 モグラの目の左 かぁ、、
すごくいいね
>>818 お気楽のー天気なドラえもん的な言い回しや言葉であははんだね
>イアンカーティス
ジョイディビはクローサーが
ニューオーダーは権力の美学がすきだよ。そのふたつは
ずっとあとのマンチェぶーむのためにしこたましこんだ起爆剤だとおもってる
>>820 最後の2行が上手すぎてそれ以前の文は全部陳腐になってしまってる
そういうのを無意識に計算する感覚も大事だとおもう
題名はウケ狙いなのかまじめになのかまじでわからない
>>821 わかったくんになっちゃってる今の自分の現状をただ詩的に書いてみたってだけだろ
その詩的度はいいかんじだけれど
肝心な詩はあなたのずっと深いところにあるはずだから探してみて
>>823 評サンクス
ん〜む、バランスかな・・・でも結構突出した一文って好き
それ以外が陳腐になっても、シャーネーナー
でも俺もそういうの見たら同じ事言ってるかも
引き立たせ方がもっとあったかな
ゴテゴテしすぎた
タイトルは・・・俺もわからん・・・書いてから浮かんだ
『熱いお茶』
この熱いお茶が
揉み消されたセブンスターが
BGMのヒップな黒人音楽が
黄色い壁が
見ず知らずのアベックが
あなたと私が
昨日食べていた夕食が
贈り物の白いシュトレンが
蒼い車を走らせた道が
灯りがまたたくこの国が
我を知覚させる北風が
比叡山の頂に消えてゆく太陽が
紅い月のある夜空が
海をもつこの星が
廻りゆく未来が
この今が
不快な裏切りも
悩ましい現実も幻想も
耐え難い争いも
予期せぬ悲しみも
その全ての不平不満も
昨日の怒りも
明日の憎しみも
熱いお茶が
この熱いお茶が
あなたであり
私である限り
いとおしく思ってしまう
この心は不浄であるのかも知れない
熱いお茶が
冷めてしまう
そんな運命ならば
鳩君もいかくんも夜が明けたら行くのかいね?
おおさかさかさかいね?
ロリンズの『橋』でも聴いていたいヨなぁ。
いかいかは京都なのかい、俺は詩画だよ、
白い人のうちにも近いみたいで狭いねぇ。
年明けたら休みが結構とれるから
また呑みにでも移行よかツってね。遊ぼう会ねぇ。
828 :
キャーキャーキャー:03/12/28 00:25 ID:tlXSWgQx
カナリカナリカナリ
829 :
キャーキャーキャー ◆TJ3iom/1Tc :03/12/28 00:25 ID:tlXSWgQx
これ書き込み消せないんだ?
これ書き込み消せないんだ?
831 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :03/12/28 00:46 ID:zPQ9TAn1
>>827 ボクも四月まで休みですから
いつでもOKですよん
832 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :03/12/28 02:39 ID:ZYyUranV
「上機嫌」
真っ黒い雪雲から真っ白い雪
山の輪郭は白く雲に解けて
空を横ぎる大きな鳥はその
意味を無くした瞳を閉じて飛ぶ
自動販売機の熱で発芽した植物
薄く積もった粉雪のせいで
道行く自転車のペダルの音も
雲の向こうに太陽が傾く音に聞こえる
河口の広がる一帯を道路と橋とが埋め尽くしていく
白くそれらは線を引き
水面にレンズを向けるものたちの格子となっている
少年はいつもより遠くへ自転車をこげる気になっている
色数が少なくなった街並みが
誰かの上機嫌を簡単に想像させてくれている
833 :
名前はいらない:03/12/29 03:32 ID:xv50vKWU
戦争から、きらめきと魔術的な美がついに奪い盗られてしまった。
アレクサンダーやシーザーやナポレオンが、兵士たちと危険を分かち合いながら、
馬で戦場を駆け巡り、帝国の運命を決する。
そんなことはもうなくなった。
これからの英雄は、安全で静かで、物憂い事務室にいて書記官たちに囲まれて座る。
一方、何千という兵士たちが、電話一本で機械の力によって殺され息の根を止められる。
これから先に起こる戦争は、女性や子供や一般市民全体を殺す事になるだろう。
やがて、それぞれの国々は大規模で、限界のない、一度発動されたら制御不可能となるような
破壊の為のシステムを産み出すことになる。
人類は、初めて自分たちを絶滅させることが出来る道具を手に入れた。
これこそが、人類の栄光と苦労の全てが最後に到達した運命である。
834 :
名前はいらない:03/12/29 07:56 ID:n1sytvmS
いまどきアベックと言うのは勘弁願えないだろうか…
835 :
革命屋 ◆CWrkED2m.c :04/01/02 00:30 ID:yZBnuIXr
散文
僕の鑑賞した絵の多くが
僕の瞳を満たす液でにじんで
それを指でなぞる
劣化した強度が弾力の弾みと共に
指先を伝って僕の脳へと送られる
そしてまたにじんだそれらを
分解して 食べる
よくかめば
その味が不思議とにんじんやピーマン
セロリしまいにはナマコなど
いろんな味に変わる
836 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/07 02:03 ID:L2fJmdBT
「子宮」
脳髄を締め付けるようにして
花柄の空気の波が転がっている
窶れた顔の同級生の今頃の想像図が浮かぶ
オールナイトでやってたイラク映画のワンシーン
泥混じりの水たまりを啜って
次の日彼は恋人をマフラーで殺したっけ
台所の片隅で飼育された蛙は流木に乗り上げたまま動かなくなってしまった
誰が彼の蛙の墓を掘るのだろう
僕は生理痛を真似たようにして
腹痛と頭痛とを同時にやってみせている
風が吹く音に対して僕は何を突きつけれたならそれと対等にいれるのか
駅が眠りを邪魔してる夕方に
意味なく笑う 顔を埋めて
ブルージーンズを買った
部屋の飾りにしたかっただけって言い訳といっしょに
僕の寝ころぶ姿勢のパズルがひとつふえた
君はきっと頭が痛い
837 :
名前はいらない:04/01/07 02:19 ID:vyMVMZx6
何に揺るがされようとも
終わらない限り旅は永遠
不確かな想いを彩る飾り
ほつれた糸を直しながら
腹に飯などを詰めながら
自由は虚無
いづれは世界の色を知る
838 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/08 01:19 ID:XlGRzeQM
>>825-826 & 827
>この心は不浄であるのかも知れない/熱いお茶が/冷めてしまう/そんな運命ならば
うんそんなかんじだな濃いって
全肯定のはずがあとになってみると軽犯罪ってことがままある。呑もうな。
>>833 昔のソ連対なんたらみたいなこといってるが何歳なんだよおまえ。。
人類の栄光をおまえみたいな軍オタに語ってほしくねぇって隣近所の奥様がたも
言ってんぞ
>834
同意w
>>835 昔に書かれた絵を現代にスライドさせれば確かにそういう言葉が浮かぶ
かもしれないな
よくかめば、、噛めるような絵が描きたいよな
>>897 おいおいいきなしジンセイかよ
7行ほどで全てをいわれてもこっちが混乱してしまうかも
すばらしいす 個人的に救ってほしい
839 :
span! ◆com78Aert2 :04/01/09 00:53 ID:bXSdygNo
「ブライアン・アダムス」
俺は彼女がいなけりゃ多分ただのカスだ
自分が甘えたい時だけ甘えて
彼女が甘えたい時には無視するんだ
俺は彼女がいなけりゃ多分ただのカスだ
アメリカに行きたい
アメリカに行きたい
アメリカに行きたい
一人でアメリカに行きたい
念願の アメリカに 行ってしまいたい
アメリカに行ったって何も変わらないのは知ってるけど
少なくともアメリカに行ってる間はサイコーだろ?
そして俺はトラックの荷台の上で一人
旅の終わりを感じるんだ
一応これ詩ですよ。
840 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/09 01:16 ID:2Z4iYAoc
>>839 ほんとに書きやがった…
ビーチボーイズだかビースティーボーイズだかしらんが
っつかそれはブライアン・ウィルソンだよなあ多分、、
なんてゆーかさ、彼女がいるから粕なんだよな、ほんとは
後半はすごいね 只々アメリカときた
最後の一行と題名がすごいかもしれんが本気だせってかんじ
>>833 英首相ウィンストン・チャーチルの
「危機の世紀」より第一次世界大戦について
1953年「第2次大戦回顧録」にてノーベル文学賞
>>841 軍事オタは隊ちょーのちむぽでもしゃぶってろと…
843 :
≠833:04/01/09 01:41 ID:zFg9J3IE
かなり有名。映像の世紀でも引用されていたような。
だからどうということではない。気にするな。
>>840 だってあんとき「書きなよー」って言われたし「書くよー」って。
彼女がいるからカスなんかぁ。なるほどぉ。そんな気はしてました。
ちなみにこれはブライアン・アダムスの、なんとかかんとか loved womanていう歌をラジオで聴いて
猛烈にアメリカに行きたくなって、今年の目標はアメリカに行く!に決定、という背景があってできた詩です。
だからブライアン・アダムスを入れる場所はタイトルしかなかったのです。
本気は・・・出せなかったのかもしんないです。
845 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/09 01:47 ID:2Z4iYAoc
「バビロン二世」
僕の庭に集められてくる
世界中の足の爪が邪魔なんだよ
ここから窓から見下ろしてみてもさ
こうしてはっきりと見えているしさ
明日はそう雨だって
雨だって話を過去に何度となくしたっけな
類似品裁判で独特の粘りをみせたあの彼
心なんてどんな位置にあったんだろうかなぁ、、
太陽なんて単なる利己的な個人だけどさ
それが無いとオレらそれぞれ生きられないからなぁ
産まないといけないんだけれどさ
抱きしめれたとしてもそれは少し少し
寂しいねぇ
>>844 こんどペットサウンズとサーフズアップと貸してあげるよ強制的にw
本気ん時はこのスレに書けってことでまた
847 :
しんしん:04/01/09 01:58 ID:xDiwi1+0
るぱん三世
ふじこちゃんのような 女性がいれば
俺も愛せるのに
銭型のトッツアンみたいな ライバルがいれば
必死になるのに
ジゲンやゴエモンみたいな 同士がいれば
共に歩けるのに
ルパンは幸せ者だ 俺に無い物すべてもってる
気がつくと 俺のてには ワルサーP38
>>847 走り書きみたいなもんで此処詩板のなかに混ざらないでいておくんなまし。
ルパンがなんだよ。テレビでみたのか?
850 :
しんしん:04/01/09 02:05 ID:xDiwi1+0
はびろん2世に 反応しただけ〜
いつもは 結構マジに詩書いてるよん
851 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :04/01/09 02:14 ID:VxbE9A/w
本気まで5秒前の詩
拡声器のネオンサイン
世界中のくだらない散文詩が
僕の頭の中をぐるぐる回って
いつのまにか僕は盲目になってしまった
どこかの誰かが言ったんだ
没個性だから君の彼女は乳首が陥没してるよって
それを聞いた革命家が俺の彼女をしばって乳首を
たたせようと必死に刺激した
いつもの日常が簡単に三分間で出来上がってしまうなら
いっそのことこの熱い熱いコーヒーをぶっかけてしまおう
そしたら僕は少しだけごみ箱を愛せるようになると思う
梅津弥英子
853 :
しんしん:04/01/09 02:22 ID:xDiwi1+0
薮鳩>>
詩に対して えらくシンシだね、、、、、、、
チャチャいれて ごめんよ
一応 俺も真面目に書いてる詩 あるから
今度スレに遊びにきてね
(浮遊系)
855 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :04/01/09 02:26 ID:VxbE9A/w
僕らはさ月の下で寝てセックスしてお酒飲んで
太陽の下で無理やり働かされて無理やり生かされて
時々道端の石恋するけど
結局は
また起きて太陽のしたでさ
オナニーしはじめちゃうんだよね
例えばチンパンジーに核ボタンのスイッチもたせて
何も考えずに生きていたら不安でしょうがないなんて
言ってる奴を時々フライパンでどついたろかと思うよ
道端によくあるよね
核ボタンって
カーデェガンのボタンも核ボタンで
押せば世界ほろびちゃうよ
セックスしてよ
コーンポタージュ
梅津弥英子
>>851 一連目の「散文詩」とかいう言葉は僕は非常に嫌いだけど
ニ連目は非常におもしろいと思う。まじで笑ってしまった。
ごめんやけど今日はじめていか君の詩を良いと思ったよ。
>>855 もユーモアかなんかがあっておもしろかった。
ところでサンリオピューロランドは読んだんかな?
ぬーくりあな兵器は超能力で操作するんでないの
861 :
名前はいらない:04/01/10 05:39 ID:i7WGvOpR
うちによく遊びにくる野良猫が死んだ鳩もってきた。
たまにやるえさのお礼のつもりなんだろうか?
862 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/12 02:58 ID:gAxB0RV3
「点」
他人がなにを考えてるのかなって
想像すると止まらなくなる
僕は結局ずれた奴だから
恋人を必死になって作って
それだけを大切にすることくらいでしか
ほんとの笑顔も維持できない
でも電話をかけても出ないときとか時々
こうして怖くて怖くて眠れなくなって点になる
昨日のことやそれ以前の思い出だとか
全て嘘なんだろうなって
夢とか幻だとかなんだろうなって思えてくる
ここから部屋の中を見渡すと
ほとんどの物が1人で買い物に行って買った物だ
そんな全てが悲しみをまとって鎮座している
悲しむことなんて何かを変えやしないだろう
僕はそれを知っているから
もうすぐに何も考えられなくなってしまうだろう
863 :
いかいか(浮遊系) ◆YffIGX9Bno :04/01/12 04:21 ID:I2Ue9h1H
「買い物」
すんまへんが
お兄さん
レコード一緒に買いにいきまへんか?
ほしいレコードがおまんねん
それもレアでして
大阪とかのレコ屋に行きたいんですわ
だからどっかの音楽に詳しいイケメンで
酒の飲みのお兄さん誘ってくれまへんかな
エスコートしてやってくださいな
まじで
来月になると暇が必死になって迫ってくるから
いきまひょか
その後飯おごってやってくださいな
最近友達になったお兄さん一緒にいきまひょうや
男でもいいなら一緒にいきまひょうや
864 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/20 01:58 ID:6yTCqv6H
「猿」
心の殻が剥がれてゆく音が聞こえる
じっと僕の目はただとてもプレーンな現状だけを見ている
そっと涙が落ちた妄想について考える
いつまでたっても子供のままの人間は
生殖機能を持ち合わせていないから
玄関の扉を開く音がそのまま
全てが無になるまでのカウントダウンなんだろう
バラバラになった体が僕の脳に夢を見させる
手のひらは右と左とで約300キロも離れたところにある
見えるよ
春の日向と夏の日向と
秋の日向と冬の日向と
真っ黒いマニキュアを塗って眠りたい
自分のことを認知できない
ドーナツ状の心がこっちを見てる
変わりたい
全部捨てたい
信じたい
信じたいよ
865 :
名前はいらない:04/01/20 06:32 ID:GgR6kw4h
巨悪を根絶したい
世界平和のために
866 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/01/20 23:14 ID:X9shw7Wi
「涙と僕と彼女と」
彼女はひとり暮らしをしている
産まれ育った家からは少し遠いところで
僕は彼女とつきあっている
これ以上の誠意はちょっとここんとこ見あたらないほどの気持ちで
彼女は会えないことが辛いという
僕は会えなくても平気だという
次に会うことを想像すればそれだけで生きていける気持ちになるといえば
彼女はそれまでの時間が耐えられないから壊れそうになるという
そうしてすこし彼女の気持ちになって考えてみると涙がでてくる
僕はすこし鼻声で電話をかけると
彼女はさっき泣いていたので電話出れなかったよってメールをよこす
出鱈目なのは現状であって
僕らは出鱈目な現状の体良い被害者でしかない
僕はこんな理不尽さを産み落とし続ける
所詮宇宙に対してナイフをつきつける
この世の中は大嫌いだけど
彼女のことはただただすきだ
なんていったら伝わるのだろうとか考えていて
気がついたらまたこんな詩をかいている
彼女は会えないから僕を忘れたがるし
僕は会いたいから彼女のことを考えずにはいられない
気持ちを言葉にできなくなったとき
涙はあふれてくるんだろうか
867 :
構造:04/01/21 01:01 ID:giwTsDAg
金属探知機で脳みそを調べると
何が見つかるかという実験をしてるんだよ
金やら銀やらはどうでもよくて
アルミが蓄積して
俺の行動を抑制しているらしい
アルツハイマーは、所詮って感じだな
鉄分は採ったか?亜鉛は?
将来のために、性欲の過多者ども
おあいにくさま
鉄人なんかにはなれはしないよ
関係ない連鎖をくりかえし
ドイツ戦車のプラモデルを
鉄に見立てながら
作る俺は
永遠て言葉を忘れて
明日明日と目を見張る
とりあえずむかつくなら
誰かを殴ることがゆるされるほうがいい
左へ、左へ、左へ
868 :
構造:04/01/21 01:02 ID:giwTsDAg
いかいかの作品に似てて鬱
869 :
名前はいらない:04/01/21 02:47 ID:2IydicTk
おまえらみんなデブオタ脳内アーティストだな
特に構造とかいう猿はゴミ人間w
『家電』
彼女はたんぽぽコーヒーをいれてくれた
んだけど、伊勢丹の中にある自然食の店
で買ったんだというそのコーヒーは何だ
かコーヒーじゃないんだよなぁと思うが
不味い訳ではないし、それはこころも温
まるんだし、胃にも優しいらしくて良い
んだけれどヘルシーは悲しいなぁ、罪だ
なんて思わないけれどどこか悲しいのは
病的に健康だと思い込んでた馬鹿丸出し
の俺の親父の遺伝だろうし、去年の暮れ
にその親父が狭心症で倒れて、何となく
自分の将来をちょっと不安に感じながら
も窓を開けて煙草を吸っているくらいの
もんだが、この電気ストーブがなけりゃ
やり切れないような寒さに慣れてしまっ
た俺が本で読んだチェロキー族の暮らし
には力強い生と死だけが転がっていたよ。
>>866 久し振り この詩兆イイねぐぐぐっ
二月の間にいっぺん飲もうぜ鳩兄
都合のいい日教えて、電話するよ
いかいかもどう?
>>871 二月三月と休みなのでいつでもいいですよー
『疑問』
おびただしい数の同性愛者と
二重三重にぶつかり合う
セメントやらで固まった本音の幾千万本の
勃起で慰められてる
うつつでも眠ってるような女なら
抵抗値は低い
低いが低いなりに
画質の優れた会話と骨太の複雑さで酔う
至極明瞭な現実逃避で
私はやり切れぬ、やり切れぬよ
と言って印をつける
空気?
何だそりゃ?
デリダや楽譜よりも
簡単なのか?
874 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/06 02:25 ID:somZty5B
「肉くいてぇ。。」
カチカチ ゲームのパッドを押して
生ぬるいこと 考えている
私は私 周辺を貫くことができなくて弱気
5時には 明日を告げる人が来る
ブラウン管の四角がこの先の数式を証明している
ビタミンBをのむ
足のだるさがとれるようにと
おもしろいことを探すために
詐欺だって
テレビ観てたら
欠伸が止まらない
消えるときにはドロンドロン
まぁぼくちゃんったら
隠し事が多いのですね
ここで昔死んだインコが
窓ガラスにぶつかる
>はらだ将
いつでも暇だよ。殺すぞ。
早く電話してこいw。
>>875 sageと全角になっていますよ?sageと半角で入力しましょう。
>876
これでちゃんとさがってますでしょうか?
勉強になります、ありがとうです。
879 :
名前はいらない:04/02/06 17:23 ID:xCtCSlaM
ぼくらが進んできた
未来はそこだ。
すぐそこだ。
聞こえてくる
未来の曲。
破滅への序奏曲。
>>875,
>>878 なんた、てんわしたらよかったんた
しゃあ、かけるからころさないてよ
ほかにもたれかよひたいひといる?
ゆきとかとう?
それともおとこさんにんてようか?
>>880-881 つか普通に書き込めよ。。そろそろ
ピュアなやつなら全部呼べ。呼んでください。呼べるもんなら呼んでみろ。
そして詩板以外まで汚染できるほど厚顔ではないのでそこへのカキコはちょっちむりかもなちんかす。
883 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/07 02:33 ID:CsF+7pD/
「ここなんだってさ」
映画館で気づいてしまった僕は固まってしまっていた
僕の心の小ささ
この世の僕に対するきたいはずれ
スーパーにいったら山積みにされた殺虫剤
冬には売れない商品だから特価にしてあった
ちっぽけだ
ちっぽけすぎて忘れられないで
今日吹き出して泣いてしまった
帰り道やっとひとりになれて
ホームセンターでゴム版をギュンギュン投げた
笑っているふりをしながらトイレにはいった
笑いそうなんだか泣き出しそうなんだかわからなくなった
バックミラーが当たった瞬間の10年だとか5秒とか
または姿勢を直したいって怨念の希望の果てか
下痢なんだって
ここなんだってさ
最悪が基本だとしたら君だってさ
まだ起きてるのかなあ
賑やかな過去なんてこの先きっと産み落としてくれる?
うふふ
>>882 うん、わかった。
という訳で藪鳩、いかいか、はらだと呑みたい
ピュアで暇な人の参加をここで募ります。
場所は京都で
日時は2月中で僕の都合のいい日、これ絶対。
で、いいですか?お二人さん。
ちっはっけそ。二月はいけない。
くそーしんぢまえー。
僕は冒険家
いつもドキドキを追及しながら
雪に隠れた落とし穴に落ちる
いや
好んで落ちてゆくのかもしれない
凍てつく体
鼻水と涙
こうゆう人生も悪くない
>>885-886 ゆきひさしぶりぶりぶー!!
ちぇっつ。これねえのか。じゃまただね。
14のよるか15のよるはどうですか?
へんじまってますよー。おふたりさん。
おれがさそってもだれもこなさそうだから
だれかさそってみてね。
888get!!!!!Yeah!!!!!
>>887 ぬーすんだバイクで走りだす〜 か?w
おれは15のほうがつごういいです
場所はいかんちきぼん
「ある一定のモデルで」
職人特有の手さばきで
卵の中味にチョコのオモチャを埋めこんだりさ
足の爪が伸びてきてるの知っててもさ
ついついハムスターの幻影をトーキックしてしまうようなさ
そうそう
目覚まし時計が鳴ってくれないんだ最近
だからかだからのせいにしたいからなのか
朝を目視するまでは眠れなくなったんだ
誰も穴なんて考えつかないところにピアスを空けて閉じて空けて閉じて
今日の朝水たまりにはった氷に半分だけ挟まれた糸トンボを助けようとして引っぱったら
半分だけ千切れて
もう飛べなくなって
部屋にずっといれば良かったっておもった
鼻をかんで全部忘れたかったし
月を写した写真を左手にもって太陽をみてみれば
過去が斜めに見えているはず
どれくらいすぎただろうか
いつまで眠らずにいられるだろうか
すいません、急遽15日から予定が入ってしまい、飲み会参加できなくなりました。
892 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/12 01:26 ID:yxl02o8I
「くねくねと」
生きていると心の中で
毛玉のように黒く丸まってゆくものがある
その一本一本をばらしてゆくとそれは繊維のようで
爪でその表面を剥ぐときらきらとしている
昨日といつかだとか何年前かのあの日といつかだとかをつないでいただろう
細い細い線なのだろう
そんな日と日が距離の限界を超えたときに
ぱちんとはじけて縮れた黒い線になってたまってしまう
ごろごろとそれは転がって梁子のような僕をうごかす
僕は表面的なものでしかないことにひどく肯定してくれるような転がりかたをする
今日もまた千切れた線があるのかもしれない
でもそれを自覚できるほどには僕はまだとても生ものすぎているので
ただ膨れあがるその黒く丸まってゆくものを
わけのわからないものだとしか認識できていなかったんだ
でももうわかってしまった
僕は僕にたいして他人行儀すぎていたんだ
指先でぐらぐらと体温を上下させてみることもほんとは
ほんとはなんだってできたんだずっとまえから
そしてここでまた一本ちぎれているんだろうな
895 :
チェルシム:04/02/13 05:33 ID:vpcY+Fy5
・トコトコ・
夜明け道を一人で歩いている
理由は簡単
「一人で行くの」と君を振り切ったから
だから一人で歩いている
空気が冷たくて呼吸するたびに肺が冷えるよ
目にしみる小さな星の煌めきはひどく遠くて
私は君が追いかけてきてくれるのを待っている
待っているけど歩いているの
足音を聞くたびに振り返るよ
一人で夜道 ケンケンパしながら
コンビニでの買い物リストを頭の中で反復しながら
君が面倒くさそうに追いかけてくれるのを待っているよ
いつでも振り返れるように
後ろばかり気にしてるの
896 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/15 00:39 ID:bhfeinBy
「罠」
溶けていく感覚に
ここんとこずっと捕らわれている
もうすでにほぼなにもかも溶かされてしまって
何にも夢中になれなくなったことくらいしか思いうかばない
急激な変化でこころが追いつかないでいて
むき出しになってしまった胸のあたりが
ただただ痛むばかりでさ
幼少のころのように何もないだけで
あのころに感じてた開放感はまったくなし
日がくれたころから今日も溶けだすのが始まってて
日付が変わる今ごろにはさ
理科室にあった赤と青の色をした神経の模型の人型みたいに
僕自体はすっかりと透けてしまってきていて
トイレの鏡に写った垂れた目をした顔をみては驚いたりしている
けれどやはりそれにも印象というものがないんだ
この胸に痛みを与えてくれたのはきみだから
最後にはここに残るのもやはり
ひどく窶れてミニチュア化したきみなんだろう
そしてそんなきみも瞬く間に風化してきえれば
さらにそのあとに残るのもやはり僕だろう
それら以外のものの探し方を忘れてしまっているだろう
不安のあまり声を試してみると出る
そう、なにかの罠にちがいないんだ
何もないなんておかしいだろう?
おねがいだ罠よ正体をあらわしてくれ
いつまで僕をもてあそぶんだ
おねがいだよ罠よ
897 :
チェルシム:04/02/15 00:57 ID:w7W/mcne
・計測・
宇宙が広がろうが狭まろうが 私には少しも関係ない
天文学者でもなければ 物理学者でもないもの
君が胃拡張だとか 私が非寛容だとか そういうことの方が大問題
いつも上の空で会話もままならなくて
会話をしてもまるで連想ゲームのようで
それでも私と君は二人でいることを常に選択しているの
上滑りする気持ちが少し悲しいけれど
内角をえぐるような交わりはもっと痛いから
私と君は手を繋げるくらいのギリギリの感覚を好んでいる
季節が巡るのを楽しめるくらいの穏やかさが丁度いいから
辻風が知らせる春だとか
太陽に擬態するひまわりの季節だとか
空の色が霞む秋だとか
死体が落ちる冬だとか
そういうものを二人できちんと見つめていたい
色んな気持ちを計りながら
呼吸の回数を数えながら
羊の数を数えながら
もう少し一緒にいたいと思うんだよ
「手」
あいつは手なんかいらないんだってそう言って
きまって自分の両手でもって
潮トンボだとか油ゼミだとかの
手だか足だかもわからないその手を
ちぎってはそこらに捨てていたっけな
ほら見ろアリが運んでいくぞって
おもしろそうに両手をふって
その手だか足だかもわからないその手を
また探しはじめるんだよな
あの頃のおれと居るときのあいつはそうやって
心からおれを迎え入れていたんだろうなって
おれはあいつの背中を追ったけれど
いつもその時に限って
両手がもがれたように感覚を無くしていた気がするよ
あいつは今どこに居るんだろうか
いま眺めてるこの手のように
あいつにもまた手が生えただろうか
899 :
チェルシム:04/02/15 03:18 ID:w7W/mcne
・綺羅星夜空・
三段跳びで着地した惑星は意外と寂しくて
塵の輪っかだけが輝いていて
こんなことなら夢見たりしなければ良かったよ
青い星に君という名の忘れ物
見える景色を変えたら世界が変わると思ったの
でもやっぱり宇宙に飛び出したくらいじゃ駄目みたい
君がいる複雑な星を振り返るの
メリケン粉みたいに咳き込んでしまいそうな粒子
目が潰れてしまいそうに明るい紫外線
それらが妨害するものなど高が知れてるから
私は君と同じ場所で呼吸をすることを選びます
君と同じ星で生活することを望みます
隕石のお土産と共に私を受け止めてください
>>898 潮トンボというのは、塩辛トンボのこと?
900
『音楽』
音楽であった。
その空のうえには音楽であった。
君と僕しか知りえない音楽であった。
また君と僕と音楽でしかなかった。
君と僕はその空のうえで音楽であった。
楽譜で表したり、コードで奏でたり、
そんなことが出来ない種類の
音楽であった。
普段の生活で耳にする音楽とは
異なった種類の、
流動するかたちと云えばいいのか、
それはめくるめく黄金の輝きであり、
親しみやすい汗の匂い、
浜辺に吹く海風のように必要な音楽であった。
感情や知性、身分や性別、君や僕の
あいだに存在するあらゆる差異が
意味をなくし、価値をなくし
土の奥から湧き出す水のように
ただ溢れ、溢れ、
汲み尽せぬ音楽が溢れ ――― 。
実感。
君と僕は、君と僕である以前から
その実感を知り尽くし
懐かしんでいたのかも知れない。
昨日はお疲れサバンナ。楽しかったよ。それで詩にしてみたけど
>>901間違ったちゃよ。
『音楽』
音楽であった。
その空のうえには音楽であった。
君と僕しか知りえない音楽であった。
また君と僕と音楽でしかなかった。
君と僕はその空のうえで音楽であった。
楽譜で表したり、コードで奏でたり、
そんなことが出来ない種類の
音楽であった。
普段の生活で耳にする音楽とは
異なった種類の、
流動するかたちと云えばいいのか、
それはめくるめく黄金の輝きであり、
親しみやすい汗の匂い、
浜辺に吹く海風のように必要な音楽ではなかった。←ココ
感情や知性、身分や性別、君や僕の
あいだに存在するあらゆる差異が
意味をなくし、価値をなくし
土の奥から湧き出す水のように
ただ溢れ、溢れ、
汲み尽せぬ音楽が溢れ ――― 。
実感。
君と僕は、君と僕である以前から
その実感を知り尽くし
懐かしんでいたのかも知れない。
>>902 次の日僕はやはり破局、玉砕、こっぱみじん
でした。
ここんところは失恋板に生息しています
904 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/21 00:21 ID:cZkECiuF
「料理」
完全に無意識な状態で料理を作ると
心の中身そのままの料理が出来上がってしまう
美味しいの ? その舌は痛くないの ?
例えば真っ黒い猫をぎゅってして
その内臓が音を立てている瞬間
例えば姉が車に跳ねられた瞬間を
濃く密に写したサングラスをかけた瞬間を思い出した記憶
美味しいの?
塩味は濃すぎてもう僕は何ものに対しても刺激を感じなくなった
それが母の教育だったのだとしたらどうだろう
私は母を煮込んで炒って
目を閉じて便器にうつむき
そうして景色を探すふりをして
そっとそのままの姿勢で母を排泄するだろう
胡麻油でニンニクと生姜を弱火で炒めて
チャンジャとアンチョビのペーストで埋める
息を吸うといい臭いがする
僕の鼻の穴と換気扇の穴との間で
僕らの無意識が薫っている
>>900 油ゼミ だから 潮トンボ にしてみたんだけど駄目だったかな?
ただのミスに見えたのならば反省。
906 :
チェルシム:04/02/21 01:45 ID:9SJBA1yW
・鍵穴・
宗教臭い古い廊下を足音潜めて歩いてる
天窓から差し込むくすんだ陽光が道を照らしてる
チンダル現象を見上げながら君のことを思い出そうとする
理由もわからず悲しくなるの
泣きたいのを堪えてると喉が押し潰されそうに痛くなるよ
行き止まりの扉にかけられた鍵
私の息遣いしか聞こえない静かな世界
私はかがんで鍵穴から向こう側の世界を覗き見る
私の脊髄はきしんで内臓が捩れた
君を探していたんだっけ
ふと思い出して後ろを振り返る
耳を澄ませても君の声は聞こえない
他の音も聞こえない
私はそのうちに空耳を聴きそうよ
耳に手をあてて私は再び歩き出した
907 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/22 00:52 ID:gGE1jl82
「季節はずれ」
寂しさを記号にすると
水と油のような関係の
もう一つの記号が浮かんだ
きみの頭をカラカラと前後に振ってみる
からっぽだ
僕はカップラーメンに液体窒素をそそいですぐさま
急いでラップを被せているよ
とても小さな水蒸気爆発で
きみのカーリーヘアーは妄想の中で僕の螺旋状の組織を超えていく
思い出したことをそのまま言葉にしてはいけない
それはとても季節はずれな我が儘だ
バランスのうまくとれない思い出ほど
ありもしない方向に進んでいくものなんだから
908 :
名前はいらない:04/02/22 01:58 ID:Cmt20I+a
「ビデオデッキ」
ビデオデッキに手をいれると ひどく落ち着いた
しばらくそうしていると いきなり
僕の指先を甘ったるい熱が包んだ
Yシャツを肩までまくりあげて
もっと奥まで突っ込んでみた
過度の緊張が解れた
腕が抜けなくなってきた
指先がしめるので
向こうは霧雨のようだった
僕は余った手も突っ込んだ
ビデオデッキの悲鳴に驚く暇もなく
両腕を引きづりこまれた
風が作った隙間から覗くと
向こうの世界では霧雨が降っていて
見渡す限りあざやかなピンク一色だった
爪先までぜんぶ入ってしまうと
僕はバタ足をしたり 肉の壁を足で蹴ったりした
外に出ると ピンクの世界が広がって ひどく居心地が悪い
おっす!もつっと久しぶりっす。
やっぱおーてたんやなぁーええなぁー。
>>903 天使がリアル救世しに行こうか?
なんてな、
俺も助けてくれみたいな。
910 :
チェルシム:04/02/22 23:22 ID:8ppOiNjg
・春の嵐・
雨雲が溢れて水滴がしたたる
乱気流に巻かれて風がうねる
音と温度の世界で弱まるカンデラに手を伸ばした
君に届けなくちゃ
指が何だか上手く動かないけれど
君にこの微かな温もりと優しさを伝えたい
感傷的にもなるさ
だって世界は哀しくて寂しいんだもの
歪んだ世界に馴染んで得るものなんて大したことないと思いたい
普遍的な物を探すけどそんな物はなくて
がっかりするくらいなら最初から期待なんてしないでおこう
ブランコに揺られて世界をひっくり返す
滑り落ちる感覚に頭がボンヤリするけれど
君のことだけは忘れないよ
ねえ 君はちゃんと呼吸しているのかな?
苦しくないのかな?
そんなことを考えながら春の夜の嵐を過ごしているよ
何か一つ幸せを手に入れるために
人は
何か一つを失う
それは当たり前で何百年も前からつづいてきた
永遠の不文律
でも
それを失いたくないと
人はまた
何か一つを失う代わりに
何か一つを手に入れる
それはまるで
終わらない
永遠回帰
912 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/24 00:16 ID:gOKpvUvZ
「ボールペン」
ボールペンが転がっている
この姿勢からでは僕の指は関知部分を探せない
何が転がっていたっておんなじだ
ちょうど机の平面と平行な位置に右目がくるこの姿勢では
何もかも手に入れられそうにない
ヘソとつま先とを結ぶ線上に転がる十数本の筆記具の
その種類をさえ見分けることも不可能だ
眠くないといえば嘘になるよね
辛くないといえばこれも嘘だよね
じっと見ている天井にガムがくっついてる
あんなとこにガムつけんの誰だよたぶん自分だろ
指先が届かないのでこんどは
おもいきり息を吹いてみると
卓上のボールペンが数ミリうごいた
足がしびれてる
だれかチョッパーのAA貼ってくれ
イイサー 自分デ探シテ来タサ−♪
.r''〔〕 ァ:ァ:r
.ノl'') .|厂|!^¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨¨゙`゙|| .! | | | ./
| 〔 } .|.| |! | | .|.ミ,___,| リ
} }.} _:!.! .}! :| ゙> `_,ノ
.| .゙ .¨′ _.「} -,,_ ,,.r 〕/ ,/ ̄
.〔,__ ゙¬{ ¨'‐y,/″ ト′ ,/
⌒'ーv 〕 ,,.-''¨_¨'‐v_ ! ,./
゙7:iレ-ー''''^^¨ ̄ ̄  ̄ ̄¨'^'''〜-、〔(′
._,v‐'^′ ._,,,v-‐‐¬''''''¬─-、、,_ ¨^ーv_
.,r'″ ,,r‐'″ .¨''ーv .^‐、
:i′ ../ ._._、,_ '-、 ヽ
〔 ,i′ / 彡。ヽ ,r ⌒'`i, 'i, .,}
\ .| 〔.《巛》ノ ._,,,... ....._ 〔.|||||lll } } _/
^'‐、,_ ! .゙'ー--^′″ミ,,,,r´.¨''ヾ--′ .!_,.-┘
.¨! │ 厂
ミ ,|_ .ノ
゙v 、 __,.、v‐''`|゙''-., ., ,ノ
\ .゙ミ ̄ .! ! .¨l¬ー-vノ_..'「
.,rへ, \、:|、、、、、:|、、、、、|、、._.r゙.ノ′.\ <グハッ
.,/ .\,゙\,,_ | |/゙,/ \
.r'′ ¨'-r二--ー‐'''二-'″ \
,/ `¨¨¨¨´ \
915 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/24 01:11 ID:gOKpvUvZ
「2月」
横一列になって
過去に過ごした2月たちは
嬉しいのか
苦しいのか
無理に地球を丸い形に戻そうともがいている
僕は2月に釣り糸を垂れている
毎年のように底に届くかどうかの痛さで垂れている
誰からも連絡が途絶えてしまう2月
バイクのエンジンがかかりにくい2月
電車の連絡待ちが遅れる2月
本当の僕に気付かされる2月
>>881 つかスレ立て代行くらいいつでもするから声かけろよな
「死に芽」
暗闇を水面のようにして
段ボールが浮かんでいる
でもその水面より上も暗闇だ
僕は暗闇よりも段ボールのほうが好きだ
明日の朝は段ボールの中で目覚めたい
暗闇の中で目覚めるなんてごめんだ
切り倒された梅の木が花をつけているのを見たんだ
あれから1年も経つのに
なんて強いんだか
なんて弱いんだか
918 :
名前はいらない:04/02/24 20:45 ID:u3PvQ2sw
生きるということ
ただなんとなく生きてきて
一日一日が繰り返されるだけの毎日
そんな自分が嫌になったときもあった
けれど私は一人しかいないから
変わりの私なんて誰一人としていないんだ
皆が一つ一つの気持ちを持っていて
それだから人にはいい所がたくさんあるんだ
当たり前の日常なら
明日を自分で切り開いて
何があるかわからない未来だから
生きてゆくことが
楽しめるんだと思う
夢はきっと叶うよ
でも願うだけじゃ叶わない
少しずつでも自分で動かなきゃ
何も変わらないよ?
あなたの夢を
夢で終わらせないように
初めて作った詩でつ。評価よろしくお願いしまつ。
919 :
名前はいらない:04/02/24 21:01 ID:cxxYUQzT
星
できるのは才能
できなくても続けていけば才能
不得意でも好きであれば才能
山から谷に落ち込んでしまっても才能
できる自分とできない自分を両方認めてこそ、才能
それでも楽しくない時は
何もしないで自由に生きてみる。
周りは周り、私はわたし
そうやって気楽に空をただよっていればいい
どんな人だって自分の中に星をもっているのです。
ただ自分に正直に生きてさえいれば、
その星はいつでも輝いていてくれるのです。
920 :
名前はいらない:04/02/24 21:17 ID:cxxYUQzT
918さん、
初めてつくったんですか!
こういう素直で一直線な詩は好きです!
私も、毎日をもっと一生懸命に、
今もっている夢を大切に思って頑張ろう!
そう思いました。
心に思いが直接響いてきて、こちらも
読んでいて励まされました^^
921 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/25 01:36 ID:BK276vXL
>>895 題名に忠実な無機質コメディー奴隷的詩文か
普通に良い。あなたの心の中の情景がこちらにも伝わってくるから
>>897 >君が胃拡張だとか 私が非寛容だとか
お互いのズレをなんて上手く表現しているんだろうと関心した
>太陽に擬態するひまわりの季節
凄く美しいし驚いた表現。これを読んだ人のひまわりの見方を変えてしまう力がある
でもラスト数行と題名とのつじつま合わせがせっかくのひらめきを台無しにしている
>>899 こちらは上記2点とは少し違って乙女チック(死語 なかわいらしさ(死語 がある
題名もヤンキーチックでなおよしです
>青い星に君という名の忘れもの
この1行には惚れました
なんというか人と人とのすれ違いを完璧に詩に出来ているようにおもった。好きです
>>901 歌上手かったね ハスキーで ピュア(死語? で
>>906 やっぱりすごくいい チンダル現象とか知らないし検索する気もおきないけど
>行き止まりの扉にかけられた鍵 / 私の息遣いしか聞こえない静かな世界
こことかはやっぱりすごくいい
この微妙なださいファンタジーとも純文学的ともとれる微妙さが絶妙
>>908 とてもおもしろい くらくらした
部屋の隅にあるビデオデッキは何度覗いても銀色の中身なのが口惜しい
922 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/02/25 01:59 ID:BK276vXL
>>909 少年サンデーを靴底に入れて背があと7センチ伸びたら
誘ってやるからすこし待ってろ
>>910 すごい染みた。失恋中のおれにはおまえは罪だなあ
>歪んだ世界に馴染んで得るものなんて大したことないと思いたい
おれもそう思いたいよ、、でもずっとまえから歪んでるしいまさらさあ…
好きだけど一言言うならやっぱり題名とラストとを意識しすぎててちょっと寒い
おれもひとんこといえんけど
>>911 発酵しないとパンもヨーグルトだって産まれない
産まれてまだ途中だから脳だって働く
キノコが生えてやがてなんだかね
>>918 >けれど私は一人しかいないから / 変わりの私なんて誰一人としていないんだ
うんとねー すごく感動した。
あたりまえのことを言えなくなったらその後は 死んだ言葉しか吐き出せなくなる
それが僕らなんだって教えてくれた。 ありがとう。
>何があるか解らない未来だから
知ったかぶりが前頭葉に重なってしまってそんなことすら正直忘れていました
ありがとう うっすらと幕が晴れました (この世の 。
>>919 なんとなくおれがよっぱらっているときの詩文と同じレベルだ
つまんないよん
>>920 うーん かえって新鮮だよね いいよね
ボクもチェルシムさんの詩スゴイ好き!
こんなの書いてみたい
窓開けて寝てたら
梅の花びらが部屋に落ちてて感動
あーあ相変わらずつれーな と
925 :
名前はいらない:04/02/25 12:22 ID:XvgO8Sy9
926 :
チェルシム:04/02/25 18:27 ID:2wJX9vVo
ポッポさん、皆様ありがとうございます。
これからもその日の天気と空模様と相談して呟いてゆきます。
927 :
チェルシム:04/02/25 20:40 ID:2wJX9vVo
・ジオラマ・
神様を信じていない修道女が私にお説教をするの
偉そうなことを言う前に 真夜中に虹を見せてほしいのよ
屈折する可視光線こそ祝福なのだから
お祈りの文句も忘れたけど 神様とは口約束だから平気なの
私に七色の光と燃える星の灰を降らせてください
ピントのズレた世界で真実まで捻じ曲がって
私は君を見つめることくらいしかできないの
目を凝らしているの
空が閉塞して息苦しいけれど
君は私の世界に針で穴をあけてくれる?
薬指を繋ぐ赤い糸なんて今にも千切れてしまいそうで頼りないから
糸なんかじゃなくて ちゃんと私の手を掴んでいてね
いつもうわの空な私と いつも俯いてる君
大気圏を突き抜けて墓場に向かう流れ星に直撃されたら
私はクレーターの窪みに影となって残るのかな
地球にピッタリ張り付いて
いつか化石として博物館に展示されるのかな
そんなことを考えながら空をみているの
>>925 名は体を表すそうだが、言葉というのはなかなかどうして、わかっちまいますね。
ウハ 欝ってるねぇ。
最近こんな夢をみたんだよね。
なぜか世界が滅ぶらしくて、それも真夏なんだわ。
蝉がみんみんないててさ、なんかよくわからんけど
誰かわからんような人のお墓に俺が花をそえて、手を合わせてるんだわ。
そしたら遠くで爆弾が落ちるんだわ。
なんかさぁそれがすげぇ透明感ある風景なの。
そんで、川にいったら、老人それもさむい姿で白ひげはやした仙人みたいな
老人がいてこういうんだわ。
「いい音だな。よくきいておきよ」って。
そして俺も遠くで爆弾が落ちる様と音をその老人の隣でじっときいてるの。
そんで夢から覚めたら。すっげすがすがしいんだけど、タバコふかしながら
ネトやっちゃってんのよね。なんだこのギャップはと自分で笑ったよw
またエヴァネタかよ
「こんなこと」
恋愛はイソギンチャクの裏返しみたいに
裏側ではこっちは息もできないくらいに粘膜臭くて
でも
胸は果実
痛みは果実の中の果実
発芽出来ることに気がついた果実が
心を破ろうとしている痛みなの?
ふあふあと漂っていた世界よりも
わたしはこっちの世界のほうが合ってるの
独りで笑っても二人で笑っても
結局はこうして
胸は痛いもの
932 :
チェルシム:04/02/27 05:18 ID:Rwg/7dAU
for.M
・君が落とす色・
君が歩きながらこぼしてゆく言葉は種となり花が咲くよ
花は色づき 君の言葉が私の手を掴んでくれるの
棘刺す花は君の悲しい気持ちを守る為
私の手は君に届くよ
早く君に辿り着けるように
たくさんの言葉を落としてください
933 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/03 23:53 ID:pwbcKE9f
「消えてしまう」
僕が初めて君のことを知ったのは
履歴書の写真だった
マシュマロみたいな女の子byストーンローゼズ
ずっとこのままに甘えていたかたったから
僕は独りで生きていく妄想をくりかえしたりした
ビデオテープの真っ黒なプラスチックに
白い油性ペンで題名を書いていく
中身を思い出すけれど
君はとても表面的な天使
かさぶたをめくれば
ただの人肉だったんだ
僕の中のふしだらなもの集めて
君に送りつけ続けてたあのころ
僕らはすぐそばに居たのに
今では高い塀が僕らの空を分断している
ふわふわただよう雲消えてしまう
ずっとそばにいたかったのに
934 :
チェルシム:04/03/04 17:20 ID:lAwnFCeq
・小さな世界・
「レモンの香りは目にしみない」と君は言う
「金木犀の香りに歯は痛まない」と君は言う
君が痛むのは現実の悲しみと血の流れる傷跡だけ
私がシクシク泣くのは実体のない寂しさのせい
手を繋いで歩きながら君の手から体温をもらう
君は私の手を握り返して世界の色を知ろうとする
果実が腐っても新しい花が咲いて
花が散っても残る香りと景色があるんだよ
君と2人でゆっくりと世界を知っていきたい
2人きりの君と私
君となら寂しくなりたいよ
君となら痛くても不安じゃないよ
もつっと死をくれ。
ささっと死をよこせ。
どどっと死を吐け。
ぼくっと死のうぜ。
おれっを殺せ。
いま殺せよ。
六月十三日 晴天 |
|
あの店に座ってゐた人形は |
そのびゐどろの目で一体何を見てゐたのだらうか |
もう調べる術もなく、あの人形は売られていつた |
今あの人形は何を見てゐるのだらう。 |
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
先日古書店で購入した、昭和初期の本を読んでいると
上の文章が書かれた、手帳のページとおぼしき紙切れが挟まっていた
この文に詩的センスを感じたのでここに転記
「虚妄幻色」
太陽の日差しの強い河川敷の
真っ白な風に戯れた想い出
散らかった四畳半で読んだ
一冊の小説
空想と疲労に惑わされた日々の
一切の全てが甘美な思い込みで
少女は横たわりながら
天井の上の広がるであろう
青く広大な空を思い浮かべた
或る日 全くの記憶喪失に存在する
遠い過去の異なった彼女が
彼女の部屋の横たわっている前にやってきて
何を君は迷い狂っているのだ
そろそろこんなせまい所から出てきなさいと
一喝されたなら
ふるえる唇でこのように答えるだろう
幻覚の君よ
もっと美しい世界をみせておくれ
私はすぐに立ち上がって そのまま旅に出よう
しかしこの瞼を少しの間 閉じただけで
君は消えてしまうのだ
全くもっての脆弱さじゃないか
麗しくて希望に満ちた夜の時間や
魂の美しい人との語らい
決して慈しむことを忘れない友達
もし あの記憶が偽りでないと君が強く云うのなら
私は閉じられた瞳を再び開くのかも知れない
たとえこれが全くの甘美な幻の世界だとしても
それでも君が頑なに愛を語るのならば
944 :
名前はいらない:04/03/05 23:47 ID:r/wpr0+X
「言葉など」
言葉などで
この私の想いなど綴れぬ
言葉にしたら
消えてしまう
言葉にしたときに
額縁の画になってしまう
945 :
なみなみお ◆mCFk32Woec :04/03/05 23:57 ID:98/vo7sO
「オルゴール」
なんでもない春の日に、
僕は一人、
オルゴールをきいています
丁寧になぞられるメロディが
僕の小さな沈黙を
つないでくれて
それはまるで、
遠い昔の恋人のように、
優しかったから
だけど僕は、
オルゴールが終わらぬうちに、
部屋を出てしまおうと思います
オルゴールがとまってしまったら、
どうするえばいいのかわからないから、
もう一度ネジを巻きなおすことも
僕には、なんだか耐えられなくて
階段をかけ下りながら
明日、旅立つ君に
僕のオルゴールをあげようと思いました
僕のオルゴールを、
イギリスの海にしずめてもらえないでしょうか
946 :
1未満から:04/03/06 00:47 ID:VU2aGfd7
「風に乗る前の」
愛している
と口にすることが
私にはとても恐ろしいのです
私は愛を聞いたことはあります
愛は街にあふれています
それは美しい旋律とともに
夢のような情景とともに
あなただけ居ればそれでよい
あなたのために 死ねる
めくるめく毎日と 絶えない幸せ
私の知っているすべての愛は
今私の内にあるどんなものよりも美しく眩しいので
あなたがそんな愛たちに心惹かれてしまわないかと
風に乗る前の愛をください
あなたが真実ここにいるのだと信じさせてください
私はどうやってあなたに
私の愛を信じてもらおうか
そればかり考えています
≪end≫
お初にお目にかかります。1未満から という者です。
今まで評価とは無縁のところで詩(モドキ)を書いてきたので
できればどなたか、感想いただけるとうれしいです。
それでは板汚し、失礼しました。
947 :
チェルシム:04/03/06 18:48 ID:wD0T2+1q
・風の音・
君と2人で口笛の練習をした海辺を覚えているよ
風が強くて 波も砂も巻かれていた
海と同じ青い空に 君までが青く染まってしまいそうで
君の身体を掴んでいたっけ
すさぶ雲に願いをかけるの
呟いても届かないから叫んでいたの
小さい頃の君との記憶
口笛を吹くと思い出すの
風の音を聞くと砂と波に巻かれるの
地平線を侵すギリギリの空に口笛を吹いていたのは何故なのかな
君の凍えた頬の感触
風に馴染む口笛の振動
今日もまた私はあの海辺の口笛を思い出したよ
>>922 天使がでたよっ!
マジ画像あり。
迎えに来てくれくれー。
949 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/07 01:19 ID:HNTvl9nB
「ピロウ」
歩く姿をした白いうさぎが
記憶のなかで目をさまし泣いた
誰の記憶のなかでだろうと
うさぎはただ黙々として泣いた
雨の日もそのつぎの日も
夜のなかでも朝のなかでも
目をさますといつだってうさぎは泣いた
歩く姿をした白いうさぎは
眠っているときにはいつだって歩いた
照れくさく夢をみて笑って
だらしなく誰かの名を口にした
でもいつだって目がさめると泣いた
ずいぶんと帰りの遅い日に
とても静かに雨がふりだして
この記憶のなかでウサギが泣いた日が
遠のいてゆく
950 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/07 01:55 ID:HNTvl9nB
「夜の朝」
夜遅くに逃げ出した鳥が
風にまかせて高度を上げていく
暗闇しか映さない目は閉じたまま
なま暖かい風に羽根を広げて
これから向かう先を思ってうっとりとしている
頭のなかでなら何度も夜に飛んだことはあった
でもきっかけなんてなにもない
なにもないんだ
夜は昼間が映した色を
ゆっくりと地面に染みこませてゆく
月も雲も星さえない夜
鳥は鳥のような影にかわった
あくびをして笑う誰かの声だけが
かすかに聞こえた
>>942は自分でした。
「はる」
国道沿いの
排気ガスと粉塵と
買い物袋の舞う鼠色の街にも
きちんと春はやってくる
一本の缶コーヒーと
一箱の煙草を買い求める者にも
戦争したい人にも
反対したい人にも
両手に溢れるばかりの
あたまに眩く降り注ぐばかりの
春の訪れはやって来るのだけど
春という粛々とした自然の営みにでさえ
詩人は何時も
春ということば以上のことばを
もの欲しそうに加えたがっているとしても
それでも春はやってくるのだ
>>946 感想を・・。とても素直に書かれているところに
好感を持ちました。その気持ちで書いていけば、良いのではないか、
と自分としては思ってしまうんですけどね。そのうちレトリックで
もっとどうにかしちゃう方法を考えると思うんですけど・・・。
自分としては実直路線支持の方向で。
お久し振りです。
>>949、950は、感情としては、殆ど同じイメージから来ているような
気がしました。最近の幾つかの詩は何かマンネリのような感じがします。
全く違う喜びの詩とか、そういうのも読んでみたいですね。
人のことは言えないんですけどね(w
954 :
foo:04/03/07 04:40 ID:FZfn5xvt
無題
生きる理由をください
生きていても良い証をください
滅びを待つ私をせめないでください
ごめん、なさい
場にあわない参加をお許しください
「青い空」
田舎に帰ってきた 普段都会で暮らしてるせいか、やたらと静かに感じる
なぜだろう、 時の流れを感じる
なんとなく卒業アルバムを開いてみた 懐かしい・・・
こいつ、今痩せてるけど、すげー太ってる
この子・・・こんなに可愛かったんだ
あれから何年経つんだろ・・ 懐かしさと同時に、寂しさに似た感情が込み上げてきた
幼なじみの写真 そーいや、よく野球やったなぁ
悩みなんか全然無くって、ただ純粋に遊んでたっけ
そんでなんか空がすげー青かったんだ 吸い込まれそーなくらい
あいつら何してんのかな・・ みんな変わってるんだろうな
自分の写真に目をやる 今の自分と見比べてみる さすがに顔だけは大人になった でも・・・。
俺、なんかあんまり成長してないな・・・ そう感じる自分がいる
ベットに寝転んで天井を見上げた なぜだか涙があふれてきた
別に今までの人生を否定するわけじゃないけど
涙がとまらなかった
ベランダに出てみた 雲ひとつ無い快晴 そこには昔野球やってた頃と変わらない
あの吸い込まれるような「青い空」があった
あの頃と同じ「青い空」はまるで
”おまえもじゅうぶん、せいちょうしたんだよ”
と僕にやさしく問いかけてくれている気がした
僕はそっとアルバムをしまった
「うちのアホ犬」
うちの犬バカ・・・ 散歩ん時、まるでラグビーのスクラム組んでる時のような突進力で
常に飼い主の前歩く。 散歩してやってんのはこっちなのに、まるで俺が散歩されてるみてぇ
じゃねぇかよ・・・。
うちの犬アホ・・・ よその犬見つけた途端、一瞬怖気づいて後づさりしたくせして、直後
猛ダッシュして犬に突進、吼えまくる。ふざけんなよ、急にダッシュすっから
いま右肩亜脱臼しかけただろ・・・。”弱い犬ほどよく吼える”っておめえのことだよ
うちの犬クソ・・・ なんでも口にくわえる。おい、今くわえたのほんの数秒前にしたお前の
うんちだよ・・・
「こいつってさぁ・・ あと何年生きられんの?」 (う〜ん3年くらいかなぁ)
「・・・。」
・・・しょうがねぇなぁ 今度から右、左の順でお手しなくてもエサやるから・・
散歩めんどくせぇときも散歩の距離短縮しねぇから・・ あと気が向いたら、おまえの好きな
ビスケットもやるから・・・だから 一日でも一分でも一秒でも長く・・
・・・長く生きてくれ。
「コンプレックス」
自分の目が嫌い? もっとパッチリした目がよかった?
自分の鼻が嫌い? 鼻筋とおった高い鼻がよかった?
自分の声が嫌い? もっと男らしく太い声がよかった?
自分のすべてが嫌い? 別の人になりたい?
もし君の事が好きな人がいるとしよう
その人は「パッチリしてない君の目」が好きなのかもしれない
もしパッチリした目だったら君の事を好きにならなかったのかもしれない
低くてかわいい鼻だから好きなのかもしれない
君には嫌いでもその甲高い声がある人にはたまらなく好きなのかもしれない
変わろうとするなよ そんな君を そんな君だから好きになる人
だっているんだから
自分を否定するなよ 君を肯定してくれる人が必ずどこかにいるはずだから
なによりも・・ 「君」は「君」なんだからさ
「夢マジックの果てに」
夢マジック、知ってますか 別にそれまで好きでもなんでもなかった人が、
自分の夢の中に出てくると、その人の事好きになってしまうっていう
でもそれは一日、いや短時間で消えてしまうんだ まるで魔法が解けてしまったかのように
魔法が解けて、好きだったっていう事実が幻になってもいいから
・・・僕のこと、好きになってくれないかな・・・ ?
「どうか今日、僕があなたの夢の中にでてきますように・・・」
魔法は解けるって分かってても それが一時の偽りの感情だってわかってても
そう願わずにはいられない自分がいたんだ…
もう会えないかもしれないけど
ずっと君のことが好きでした
「DNAの復讐」
我が子を殴る親がいる
子供はあなたの分身だ 子供の中にはあなた自身のDNAも入っている
子供を殴ることはあなた自身を殴ることだ
一発殴るごとにあなたのDNAも傷ついているのだ
そうやって子供を殴ることによって間接的に傷つけられた自分のDNAは
「自分の子供を殴ってしまった後悔」というどうしようもなく深い傷をつけに
いつか必ず復讐にやってくる そう、いつか必ず・・
子供に手をあげる前に考えてください
今 あなたが殴ろうとしているのはあなたの子供の姿をした「あなた自身」なのだ
ほら・・・・子供を殴ろうとした瞬間、あなたの中のDNAがあなたに
後悔という傷をつけるためにナイフを研いだ音が今、聞こえませんでしたか?
「尊敬する?親父への手紙」
どうか、風呂に行くときは代えのパンツを持っていって下さい。
さすがに3日間パンツを変えないのはどうかと思います…
どうか、風呂あがりに裸で歩かないで下さい。
年頃の娘もいるのです…
どうか、ビールを二本に減らされたからといって駄々をこねないで下さい。
唇とがらせすぎです…
どうか、犬の散歩の時、農家のおっちゃんのような格好をしないで下さい。
誰がみてるか分かりません…
どうか、べろべろに酔っ払ったからといっておしっこを漏らさないで下さい。
あなたは5歳児ですか…
どうか、家に着いた途端おなら4連発してただいまのサインと言わないで下さい。
ドリカムも真っ青です…
そんなあなたももうすぐ還暦。親父・・・
どうか…いつまでも長生きしてください。 あなたを尊敬しています。
「根拠なき謝罪」
”ごめんね ”
片想いの君へ
今日も僕は謝ってしまう
謝る理由なんて
とりたててないのだけれど
962 :
1未満から:04/03/07 21:47 ID:G3k68yqo
yuuさん。感想ありがとうございます。
嬉しくてモニタ前で身悶えてますが。
普段鬱々としたものばかり書いているもので、たまぁにそういう
素直なものが分離してくるんです。そういうわけで次のさわやか路線は
いつになるやら…
963 :
チェルシム:04/03/08 00:12 ID:ydLr9hFu
・影踏み・
日付変更線を飛び越えて昨日の君を迎えにゆくよ
哀しい気持ちにさせないよ 寂しい想いはさせないよ
空が暗がりになると不安になるけれど
君をギュッと抱きしめたら ほら 少し安心できる
暗幕にスパンコールを散りばめた夜空が綺麗だよ
体内時計の狂った早咲きの桜が白い花びら散らして
私は君に綺麗な世界だけをプレゼントしてあげたいの
君には優しい世界だけで生きていてほしいの
今までは夜更けに2人で影踏みしてたけど
君の影を踏めずに 振り返る君に手を伸ばす
君も私の影を踏めずにいるんだね
もうすぐ夜明けだよ 2人で今日を迎えようね
君が遅れたら また迎えにゆくよ
もうすぐ2人は捕まるよ
964 :
夢物語:04/03/08 19:44 ID:aSAWaJxn
「神様」
神様とは信じるべきモノ
神様とは生きる希望
ではその希望は
何処に消えてしまったのだろう
生み堕とした痛みを
知ることも無く・・・
>>921 ぶいいい!!
鳩くんのうたったあの歌があの夜の最高傑作だtけどね。
>>yuki and yuu
久し振り。最近あんまり見かけなかったけど源基そうで
何より。また呑もうよ、絶対絶対!!
なんかこの沈黙がおそろしいんですが・・・。
967 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/14 01:11 ID:LBfZBepY
「近鉄南大阪線」
良いことは短絡的で悪いことは脈絡的だって
電車の向かいの席でのけぞって鼻毛いじってるおやじをみてたら気がついたんだ
一歩歩くだけでもさたやすくいくつもの生命を殺すよ
青い菜の花の河原でココアバターの瓶が割れてる
ねぇ細胞分裂してくださいな破れた耳をつなげるようにして
今年の花粉も遠くの山をかすませてきている
鼻腔の粘膜質にショウジョウバエがくっついたから
僕はストーリーらしきものを刻むふりして気を紛らわせたんだ
月の消える明日の夜にはきっとベジタリアンは歩けなくなる
皆ぎりぎりのところで生きているんだ
そんな毎度な独りよがりを終えると今度はくしゃみが止まらなくなった
968 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/14 01:16 ID:LBfZBepY
さっきトイレで山田かまちの17歳〜を読んでてちょっとまっすぐな言葉なん
ですが感動してしまいいつウォシュレットを止めればいいのかわからなくなっ
てしまって、温水は冷水になってしまっていて冷やされてほとんど感覚を無く
したおしりが深く異次元まで続く穴のようで内蔵が中央から皮膚よりに押しの
けられているような変な感覚に戸惑っています
969 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/14 01:26 ID:LBfZBepY
「お断り」
りこうだねって
頭をなでられて教えられてきた
言葉をはなすにしても
君とはなすにしても
もともとはなにもなかった
の
もともとって
だれのどこだろう
クンクンとイヌが2ひきあるく部屋
わたしはぽかんと口をひらいたまま
この部屋の空気が
宇宙のはてまで
つながっているなんて信じたりしない
ばらばらな頭で
せいりできてたことなんて
こうしてみれば
いらないもので
息のおとをきいているだけで
おもいださなくて
すむことばかり
970 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/14 01:50 ID:LBfZBepY
猫と犬とじゃれるときに心がけていること。
猫や犬とじゃれると奴らの毛が抜けて服にtukuことが気になる。でもそれを気
にしながら適度に距離をおいて奴らと接するなんてとても失礼なことだ、失礼
のないように毛がいくら付いてもかまわない格好に着替えてから奴らとじゃれ
ることが大切。おもいきりじゃれると顔をひっかかれたり足の指を噛まれたり
もするけどそれは奴らも気を使わずにおもいきりじゃれているakasiだから嬉しい
ことだ。その後ガムテープで後処理をすることになるがそれは奴らの前でおこ
なうことも大切だ、人間とペットという所詮崩せない最低ラインをなんとなく
にでも奴らに理解してもらう為にだ。
971 :
yuu ◆j1vYueMMw6 :04/03/14 13:41 ID:1GzRCRXJ
「なべてこの世は」
この世の何処かで
僕にはぜんぜん
とんと解らぬ理で
ああ、あの無機質感がたまらぬ
とでも言う様に
砂上の楼閣か
バベルの塔を
感嘆の瞳で取り囲む輩がいる
972 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/15 00:19 ID:q8lN/dmi
「珊瑚の時間」
時計の電池が切れそうだ
秒針が進んでいるようで進んでいない
ちょうど分でいえば39分のところで
秒針が上がれないくせして進もうとしている
でもそんなことは気にもならない
抗生物質漬けの眼球は出来損ないで
健常者だって障害者に見えるよ
訳のわからないこだわりで
訳のわからないブランド物の鞄をぶら下げた
無難なえせテーマパークアニマル
着ぐるみはやがて家にまで被せる?
痛くない歯医者があれば
俺だってそりゃ並びたいさ
騙されて待ち合わせに遅れたからって
騙されましたって言えるかい?
満月だけはごめんだから早く窓を閉めてくれよ
産むぜ?ほら早く締めてくれよ
次々と沈んでいく真昼の夕陽たちよ
一人で空回りするはずの熱が
手と手を取り合うことで別の体に染みていけるなら
何もかもを冷ましていく闇夜にも
喜びが芽生えるのではないのか
974 :
藪鳩 ◆l/lqH.nIfg :04/03/16 01:20 ID:wWUJI9dp
「月」
水が落ちる音をきくと
僕のくさむらがざわざわするんだ
何か速いもののせいにしたら
おいてけぼりだって怖くない
昔カッコ悪いホンダのバイクにのってた
本当の胸の痛みなんて知らずにのってたよ
あのときのままのあの気持ちのままで
ずっと生きていけるはずだった
最近の流行りは防水処理されてる棺桶
乾燥剤も余計にいれたから
あいつの心にカビは生えっこないし
あいつの心は永久にかさかさなままさ
あたらしく生まれかわるときはもうすぐ
太陽を背中に回せば
ひび割れから光が透けてるからわかるさ
ずるさの無い笑顔の練習をしなよ ほら
まあたらしいすべてにそんな顔向けれないだろ
それから映画をまた観るんだろ
白黒映画だってどんなにかあたらしいものか
わかるかい?
少し色がついているのが
975 :
名前はいらない:04/03/23 02:56 ID:d7pc1e4u
イェーツが好き
976 :
名前はいらない:04/03/25 03:10 ID:nosi05AQ
詩
わたしが見るものと
Long lines of cliff breaking have left a chasm;
And in the chasm are foam and yellow sands;
Beyond, red roofs about a narrow wharf
In cluster; then a moulder'd church; and higher