CLUB DADA

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1吉沢逸彦
クラブ・ダダ。
この名のもとに芸術家や作家たちのグループが芸術のためのセンターを作ろうとしている。
クラブ・ダダは毎日24時間集会を行なうことを原則とし、ここを訪ねてくる芸術家たちは詩とバラ色の眼鏡に深く包まれることになるであろう。
アイデアと協力を得るために2チャンネルの若い芸術家たちを招待する。

「ツマリ、ヒラタクイヘバ、ナンデモアリト、イフコトデス。」

それでは!
FEMME!
2エゴ太 ◆uucIbqjoOQ :02/11/08 22:02 ID:J5SDo4MA
やっと2ゲット。ふぅ 
34th ◆HdqTLODCXU :02/11/08 22:08 ID:d6eict8Y
3
4吉沢逸彦:02/11/09 20:54 ID:3/7kTrQb

Forget!
5名前はいらない:02/11/09 22:55 ID:ePLxaG9s


6吉沢逸彦:02/11/09 23:18 ID:3/7kTrQb
>>5
いいね。いいね。いい詩だね。
宇宙を表現したんじゃなくて、
宇宙に風穴を開けたんだね。
胸が熱くなるほど感動したよ。
じっさい胸が熱くなったよ。
ジョン・ケージみたいだね。
「4分33秒」、この沈黙の詩を見つめてから、
僕の詩を始めよう。
7名前はいらない:02/11/09 23:37 ID:WwnnQz2Q
>>5
音の入っていないレコード?
アカシック?(違
8名前はいらない:02/11/10 00:02 ID:7KLU3gAi
クリスウェバー
9吉沢逸彦:02/11/10 00:22 ID:h0ERFM0d
>>7
赤シック。
こわい。
10吉沢逸彦:02/11/10 00:30 ID:h0ERFM0d

チンパンジーがチンバになった
パンジーじいさんジーパンはいた
チンポがジッパーにはさまった
ジヴァンシーがジダンダふんだ
二番煎じでチーパーだった
11キュートナ:02/11/10 01:47 ID:h0ERFM0d
筋肉がついてる
銀色の汗
首から下
においを想像してみる
まぶたのうらの映画館
今日ひろった10円玉
犬のおしりの貯金箱
雨の足跡
風の音
今夜は寒い
背骨がひえる
12キュートナ:02/11/10 01:51 ID:h0ERFM0d
ブレラをさして お散歩中
空には太陽 空には雲
ブレラをまわして お散歩中
ブレラは羽でできている
水玉魔法のひとふりで
爪がのびて靴になる
まつげの先から 生まれた少女
ちょうちょのうごきの 旋律で
はなうた うたい
くしゃみをひとつ
13名前はいらない:02/11/11 18:41 ID:wxUs7WwJ
1はクリスウェバーのファンだろ?
14Mana魔名:02/11/12 23:53 ID:2KEtAjIo
クイックターンすると雪国であった
ラットのような美しさを写真に綴じ込め
ブタであるより人間であれと叫んだ

ダダをこねる 粘り気が出るまでじっくり
ダスト一面の大往生は雪国であった
15名前はいらない:02/11/16 18:41 ID:jQqIpslg
だだちゃまめのこと?
16岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 09:47 ID:TT+onc/b


ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
17吉沢逸彦:02/12/06 22:13 ID:OLpncXIA
「革命の歌」

稲妻が水晶を打ち砕き、
街の入口に立つマネキンの鎧が脱がされる時、
女王の蹄は明かされる。
新聞はこぞって紙屑となり、
それから札束となって、
死に絶える。
わたしたちは、わたくしたちと言い直される。
だがツグミは夜を引き裂いた。
言葉にはならない叫びを聞いた。
明日、火山が目を覚ます。
明日の朝、きっと。
その時、船からネズミが逃げだす。
王国は海に、大陸は皿に、葡萄は流しに沈んでいった。
だが、警笛が鳴る霧の中では、
ミミズクはしかと見るだろう。
お城からでてきた幽霊は本物だったが、
やはり彼女は幽霊だ。
コンビニエンスストアも湯気を吐いてる、帝国の湯気を。
おれたちはどこに行ってもパジャマを着ている。
縦縞模様のパジャマとミルクを。
せめて猫が世界を跨げば、
そうすれば地球は蘇り、
まるで死人みたいに陽気に踊りはじめるのだが。
18名前はいらない:02/12/07 15:58 ID:9cJkdQm6
ガソリンスタンドではエンジンオイルをドラム缶で購入する
少ない量で仕入れるよりは、其方がお得な訳でありますから
我々がユニクロでお買い物をするのと大して変わらないのであります
つまり、ガソリンスタンドは量販店であります
10円の違いで「レギュラーが高くなった」などと嘆くのは間違いであります
安いのには変わりは無いのです
我々は今日も安心してアクセルを踏めるのです

>>15
出身は山形で?
19吉沢逸彦:02/12/07 16:31 ID:GKWEejA7
  
  第1話「星の音」

 むかしむかしある星に、ちいさな音がありました。
 音は、
「ちゃぽん」
 と、いいました。
 ちいさなちいさな音でした。
 音が、
「ちゃぽん」
 と、つぶやくと、
 こだまが、
「ちゃぽん」
 と、とびこみました。
 こだまがとびこんだのは、海でした。海に、水の王冠ができました。
 むかしむかしある星に、ちいさな音がありました。
 音は、
「ちゃぽん」
 と、いいました。
 すると、はてしなくひろい宇宙にちらばってまたたいているかずかぎりない星たちが、 あちらで、
「ちゃぽん」
 こちらで、
「ちゃぽん」
 と、ちいさな声で返事をしました。
20名前はいらない:02/12/07 16:39 ID:Ts4Nb2dA
303 :まま p7146-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp :02/12/06 22:45
様々な妄想の念が螺旋状に己の中で渦巻いた後、
急激なほてりがボクにおしよせてきた。うおおお!!sexしてぇぇぇ!
頭の中が何も無いので、思考はみるみる停止していく。(当たり前だろ

「どうせ、明日も同じ一日明日も仕事」妄想とは裏腹に、日々の無駄な努力が
心の中で警告メッセージを出す。お前は才能無いってね。

やがて、つばをかけられた精子のように、トロリと、怠惰に
眠りのザーメンを俺は、飲み干した。
はい、最高
21名前はいらない:02/12/07 16:41 ID:6MX3cdBA


22吉沢逸彦:02/12/07 16:49 ID:GKWEejA7
これからひさしぶりにセックスするのだ!
うんと淫靡にいくのだ!
うれしいな!
23岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/10 16:59 ID:SyxVJKz0

お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
24ダダッコ:02/12/11 23:26 ID:TqcXhlDn
  「日常性のジャンプ」

,,,,MMNNNNNNGTGGGGGGGGGGHGGGGGGGGGHB
nnmnmmネ練り里れ莉れのにに野の野の飲み込み見こきくみこく
みみももねのねのもみみまもねるねるめけれりのままここひそそさいしすしし
ははししししししししすかかきかかかくんなみまなななな
 身見実も根の利利のののの麻奈君か吸ういい手死すし日ひはとしつちちち
Aちちつっち
ネ桃間も間みなも訓に間に間の間野のママも桃も桃も桃も桃も桃も桃も桃目七斤
ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンン
区聞く刻機器化すすすすは熊野もまさりの間か貸す機器子機
子子機区ここ聞きは聞き吐く九九九九九九九九九九九九九九九九九九
クククククククククククククククククククククククククククツチツツツツツク
ミミクミミミミモツミモモツミトシミクココココココココココココココ
シシシシシシシシシシシシシシシシシシシシソコくしこそ迫と差ことさ込みと
査察も土ねと寝もさも
25ダダッコ:02/12/11 23:30 ID:TqcXhlDn
  
   「ミカントナミダ」
 
ネルルネルルルルリリリノコノノノノノノノノノノノノノノノマこここミ
ミ身みみみみみみみみみミミミミミミミミノリリラニマクキハシツシハ
ハヒヒコ見非んかしそさ 被告利かす恣意とてDCV
26吉沢逸彦:02/12/12 11:47 ID:hZrWre13

その女は黒いパンティを穿いていた。
そして人前で踊っていた。
(私は小便がしたくなる)
ヌイグルミは画用紙に貼り付いた。
「おのれ、妖怪!」
と、お代官さま。
「人質の旅行客を解放するのだ!」
ちなみに、トイレは泡で洗うのが一番である。
27吉沢逸彦:02/12/12 20:14 ID:hZrWre13

その女にはペニスがあった。
男にフェラチオさせていてた。
白いメッシュのタンクトップを身に着けていた。
キッチンの床は赤かった。
もう一人の男は床に手をついて肛門を女に差し出した。
28名前はいらない:02/12/13 13:03 ID:zZSYgFjD
えろイコールだたなのかな てか だだって?
29名前はいらない:02/12/13 13:20 ID:BMt4Dp5s





>>28
http://www.newedge.org/logic/logic03.html
>>1にも書いてあるが、要は何でもありと言うことであります



しかし、ポラギノールだ。要するにヒサヤ大黒堂ウエルコネ!!
30名前はいらない:02/12/13 13:37 ID:BMt4Dp5s
ああっ、もうダメッ!!!!
ぁあ…開国ッ、開国テクダサイーーー!!
チョ、チョンマゲッ、ココはジョウクアベニューーーーーーーッッッ!!!
いやああああっっっ!!誠意ミセテクダサイ、お願いぃぃぃっっっ!!!
ジャア私ハアナタガタガソウヤッテ私ヲしかとスル様ヲしかと見守ル事ニシマスゥゥーー!
んはああーーーーっっっ!!
怒リ!哀シミ!!喜ビ!喜怒哀楽ウゥゥーーー!!
"R"ト"L"ノ発音ノ区別モデキナイクセニィィィーーーー!!!
ヌルヌルゥ!!風呂桶ガぬるぬるスルゥゥーーー!!!
イージャナイ!!開国ウゥゥーーーー!開国スレバ、済ムノデースゥウゥゥーーーー!!!
31まま:02/12/13 13:50 ID:yswMqTDA


30 :まま p2168-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp :02/12/12 20:45
俺はこんなにカッコイイのにクズとかゴミとかヒッキーとか言われるよ。
http://ime.nu/fanel7.ath.cx/cgi-bin/upbbs/img-box/img20021212181414.jpg

気に入ったからベタベタ貼る
32吉沢逸彦:02/12/13 19:54 ID:Abn0j7Bj
>>29
「ダー!ダー!」^^v
33吉沢逸彦:02/12/13 20:02 ID:Abn0j7Bj
>>30
傑作だ!!!
ダダ的傑作だ!!!
しかし、読みながら、
「学校へ行こう!」の未成年の主張が聞こえてくるのは、
おれだけだろうか?!?!?!?
34丑寅金神:03/01/01 13:31 ID:Hg11qTtK
おがめ〜おがめ〜たてまつれ〜

http://www4.kinghost.com/hardcore/kkk2/024/011.jpg
35中西克徳:03/01/05 15:28 ID:kEpfB51H
36漆黒の小馬鹿 ◆MD76fFko5o :03/01/10 22:39 ID:SV7cG8mE
アーティストコミューンとかすごい憧れる。
37寺川修司:03/01/14 03:42 ID:dbMcGwiT
「見世物小屋とストリップ劇場に演劇の明日がある!」

ぼくがよく思うのは見世物小屋とストリップ劇場に演劇の明日があるんじゃないかということで、
どうしてそう思うかというと、
見世物小屋の役者というのは外国の映画評論家なんかがよく「日本の役者はアルファベットのIのように存在している」というようにまさに存在してるし、
ストリップ劇場の踊り子もまあそうなんだけど、それ以上に、ストリップ劇場というのは毎日休みなく上演している。
そこが羨ましいというか素晴らしいというか未来や明日を感じるわけです。
というわけで長くなりましたが、演劇におけるいかがわしさの可能性について語りたい、と。

できたら関西で新たな劇団を旗揚げしたい、と。
思ってるんだけど・・・・。
「ああ、新宿が懐かしい」



38寺川修司:03/01/14 03:50 ID:dbMcGwiT
>>36
そう言われれば、そうです。
ぼくも憧れます。
個人で作られた芸術作品より、集団でなされた実験のほうが、
ぼくにとっては面白い。
そういうところが詩を作る人たちや、そういう人たちの書く詩に、どことなく魅力を感じない原因があるのかもしれない。
どんなに天才でも、一人の才能を見せつけるのは、もう、終わりなんじゃないか、と。
も少し言えば、才能なんて、つまんない。
天才強迫観念からそろそろ人類は脱却したほうがよさそうなのでは。
ではでは。
失礼。
39名前はいらない:03/01/14 05:31 ID:c7ltoSN/
MXなどで集めた動画をみんなでココにUPしよう!
http://www6.ocn.ne.jp/~endou/ten.html
40ロサンゼルスの泣き女:03/01/14 19:53 ID:dbMcGwiT

しばらくは元気だったの
笑顔でいられたわ
でも ゆうべ あなたに会って
あなたの声を聞いた時・・・
私は取り乱さなかったわ
だから あなたには
分からなかったのね
あなたを慕って泣いていることに
あなたを思って泣いているのよ
あなたは さよならを言って
私を置き去りにした
私は一人で泣いている
泣いている
ただ一人
泣いている
なぜなのかしら
あなたに会っただけで
また私は涙にくれる

あなたを忘れたと思っていたわ
でも これは本当のこと
以前にも増してあなたを愛している
でも私に何ができるの
あなたの愛は冷めてしまった
だから私は永遠に
あなたを慕って泣き続けるだけ
あなたを思って泣き続けるだけ
41寺川修司:03/01/15 15:00 ID:KbJUqoiz
自分の排泄物をよく観察しよう。
できれば写真かビデオに撮影しよう。

42名前はいらない:03/01/15 15:52 ID:YMed+8XO
あげ
43山崎渉:03/01/19 13:35 ID:HfSLZrvL
(^^)
44公衆便所:03/01/28 22:11 ID:rVEk2RHn
青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている。
45公衆便所:03/01/28 22:13 ID:rVEk2RHn
個室の隅の汚物容れから脱ぎ捨てられてよれよれになった焦茶のパンティストッキングが
月の重力をずっしりと吸い込んで水色の粘着テープで丸められた生理用ナプキンに絡み付き、
床の上に拡がる黄ばんだ液体にズトズトに濡れた写真週刊誌の開かれたページのなかの
噂の女優のマンション前に停められた白いベンツの助手席に座る小柄な女の見開かれた瞳孔と
口髭を生やした若い男がハンドルに手を置いたまま眠た気な三白眼で見つめる粗い粒子の闇のうえに
まるでニシキヘビの脱殻のように身をくねらせながら這いだしている。
46公衆便所:03/01/28 22:14 ID:rVEk2RHn
タイルの目地にはヴァーミリオンの口唇の跡が濃く付着した
神経質に折り曲げられたマルボロ・メンソールの薄い巻紙のなかから
茶色く毒々しい液体が渦を巻いて滲みだす。
47公衆便所:03/01/28 22:15 ID:rVEk2RHn
天井付近の壁に取り付けられた木製の貯水槽からは
銀色の配水管が小腸のように湾曲しながら目の前に伸び、
むせ返るような大気のなかで結晶させた無数の水滴の表面に
赤い口紅を付けた歪んだ女の顔を映しだしながら震わせている。
48公衆便所:03/01/28 22:16 ID:rVEk2RHn
建物全体を轟かせ頭上を環状線が通過していく。
49名前はいらない:03/01/30 04:37 ID:nsXG/x2R
とがった乳首。
50名前はいらない:03/01/30 04:38 ID:nsXG/x2R
二重目蓋。
白い靴下。
新学期。
51名前はいらない:03/01/30 05:29 ID:nsXG/x2R
ぼくのウンコを食べる人を探しています。
その人のことは信じます。
そんな宗教は信じます。
52名前はいらない:03/01/30 05:42 ID:v2x2H2wh
http://jsweb.muvc.net/index.html
 ★お気に入りに追加してしまったアドレス★
53:03/03/10 00:22 ID:k83pgIXE
お父さん、500ポンド貸してほしいんだ。
森の中にいるようなおいしい空気であなたのお部屋を清浄します。
今年予想されるローテンションだと、耳元を美しく見せてくれるイヤリングです。
その上最新のセキュリティシステムなので、新しいゲームのスタイルが始まります。
「こんなにも切ない殺人者がかつていただろうか?」
「民主主義への第一歩が今日からスタートします」
その印象とシナリオだけで契約が成立する場合もある。
「五人きてくれれば大成功だと思う」
「後ろに爆弾?」
「助けて!」
54:03/03/10 03:12 ID:k83pgIXE
鉄パイプで殴られたような詩だった。
55名前はいらない:03/03/10 04:09 ID:k83pgIXE
現在は不可逆で鉄でできている。
ゆえに現在は恐ろしい。
56名前はいらない:03/03/10 04:12 ID:k83pgIXE
時間こそは私を構成している要素の本質だ。

時は私を流す河だが、私が時なのだ。

時は私を引き裂く虎だが、私が虎なのだ。
57名前はいらない:03/03/10 04:19 ID:k83pgIXE
誰も教えてくれなかった言葉・・・

「私はあなたを愛しています」
58詩板オチ兄弟:03/03/10 15:53 ID:AJgCyKzC
>>1の趣旨は評価したいところだよな
          ∧_∧
    ∧_∧  (´<_`  )  何でもありってのが逆に焦点をボヤけさせた感じだな兄者
   ( ´_ゝ`) /   ⌒i
   /   \     | |
  /    / ̄ ̄ ̄ ̄/ |
__(__ニつ/  FMV  / .| .|____
    \/____/ (u ⊃
59吉沢逸彦:03/03/11 17:21 ID:eCX3eGv9
>>58
まったく、そうだね。
自分でもなに書いていいのか、わかんないもん。

でも、また書いてみようかな。
(いま、ホモのビデオ観てるよ)
(ノーマルなAVに飽きたからなんだけど、おもしろいのか、おもしろくないのか)
6058:03/03/11 19:23 ID:URx9P1Ec
俺もノーマル飽きたなあ
61名前はいらない:03/03/15 19:18 ID:Kt5O9/zI
ブッシュはオカマだ。
62吉沢逸彦:03/03/23 17:19 ID:URtGQJMo
畜生!
「海の向こうで戦争がはじまる」に投稿して、
こんどは自分で立てたスレに書き込もうとしたら、
「2重カキコですか?」ときた。
あらためて、チッキショー!
は〜。
また、出直すとするか。
トコトコトコトコ。
63吉沢逸彦:03/03/23 17:57 ID:URtGQJMo
「GOD GET RED BED」

       0´

星条旗がテレビの中で燃えていた。
丸いテーブルの上に水晶でできた灰皿が置かれていた。
紙で巻いた大麻煙草の先端の火から紫の煙がゆるやかに身を捩りながら昇っていた。
部屋の中はある種の緊張感で漲っていた。
赤いベッドが回転していた。
男は女の髪の毛を撫でた。
床に貼られた深紅の絨毯の上を漆黒のダイコクコガネが這っていた。
壁の大理石が鼓動していた。
白いヴィーナスの彫像の滑らかな乳房から甘ったるいぬくもりが伝わってきた。
バスタブからお湯があふれていた。
ゾウリムシのような形をしたタイルが蠢き回り、虹色に変色しては、突然一斉に輝いた。
64吉沢逸彦:03/03/23 17:57 ID:URtGQJMo
窓の外は戦争だった。
都市は紅蓮の炎をあげ、燃え立っていた。
ミサイルが空を飛び交っていた。
太陽と月が重なって、天国と地獄との結婚式が始まった。
床を這い回るダイコクコガネは戦車となって、象牙色の砂漠を疾走していく。
兵士たちはだれもが盲目だった。
もしくは自慰をおぼえたばかりの猿だった。
モスクは破壊されるべくして破壊され、教会は地に落ちるべくしてそもそもその始まりから地上に建てられたものだった。
交通網は遮断され、ほつれた網の隙間から大量のデマが飛び交った。
デマは翌朝イナゴの大群となって、前線を支える穀倉地帯の黄金色の実りを食い荒らす。
気球が浮かんだ日曜の空に、「もはや日曜もなく月曜もなく火曜も水曜も木曜も金曜も土曜日もなくなった」とサタンが告げた。
神と悪魔は、結婚式で、おたがいの腕を組み、葡萄酒を飲んだ。
金の杯から血が滴った。
その赤い芳醇な血の香りこそ、世界に繁栄をもたらすものだが、同時に繁栄は滅亡でもある。
65吉沢逸彦:03/03/23 17:58 ID:URtGQJMo
ある日戦争が終わった時には、すべての戦争が終わった時には、もはや労働さえもなくなるだろう。
教育は、太陽と月と風によってなされるだろう。
死は再生の旅であり、子供たちは朝露に濡れた摘みたての苺のような笑顔に輝くだろう。
命は魂という香辛料を獲て、それぞれの人生に花を咲かせる。
すべての人間のみならず、草や木、小さな石ころ、虫までも、宇宙の始まりにおいて確かに聞いた、我々が一つだったときの誓いの詩を声高らかに歌うであろう。
 その誓いの詩とは、このようなものだ。

 GOD GET RED BED
 GOD GET RED BED
 GOD GET RED BED
 GOD GET RED BED

「神よ、我等が身体を寝台とせよ」
66吉沢逸彦:03/03/23 19:19 ID:URtGQJMo
「グリーンランド」

ひろい。
ひろすぎる。
なんてひろいんだ。
ひろすぎる。

ひろい。
ひろすぎる。
なんてひろいんだ。
ひろすぎる。

どこまでも、どこまでも、ひろがっていく。
広漠たる虚空だけが広がっている。
どこまでも、どこまでも、堕ちていく。
スピードこそが淫らな快感!

ぼくはあなたの鏡を見つめる。
そして光の森に彷徨いこむのだ。
ゲームはいつも音とともに始まって、
四角い部屋を作って終わる。
勝ち負けなんかが大切なんじゃない。
そんなんじゃない。

「ダメだ!」
67吉沢逸彦:03/03/23 19:19 ID:URtGQJMo
お腹が痛い。
オナラをしたい。
でももし下痢だったら、どうしよう。
学校までもたないかもしれない。
それにもし登校時じゃなくて、下校時だったら、どうしよう。
いやいや、待てよ。
きょうは日曜日だったじゃないか。
そうだ。
そうなんだ。
平川とマッチャンがくる。
ぼくたち三人は県境を越えて、グリーンランドに遊びにいくんだ。
だけど雨が降ってきた。
「インコが死んだよ」
と、マッチャンが言った。
「おれ、姉貴とキスしたよ」
と、平川が言った。
ぼくはどうしようもなく泣きたくなって、土砂降りの雨の中、ずぶ濡れになって、ウンコを漏らした。
半ズボンがパンパンになって、腿から膝裏につたわった。
「ああ、もうだめだ」
と、ぼくは思った。
天満宮様の前だった。
「こんなことになるんだったら、世界が破滅してしまえばいいのに」

そうだ。
それほど、ひろかった。
ひろく、ひろく、ひろいのだ。
どこまでも、ひろく、ひろすぎる。
あまりにも、ひろい。
ひろすぎる。
68吉沢逸彦:03/03/23 19:28 ID:URtGQJMo
夢。
美術学校の机で消しゴムを丸めて大麻樹脂を作っている。
風呂に潜ると、遠くの池で安部薫が薬に溺れて苦しんでいる。
俺が銭湯のタイルの上で寝たふりをしていると、
安部薫がやってきてオナニーをはじめ、
俺のうなじに射精する。
69吉沢逸彦:03/03/23 19:30 ID:URtGQJMo
夢。
俺はとても貧乏である。
鍋に残っていた味噌汁を息子が全部飲んでしまう。
「あやまれ」
と言って俺は息子を叱りつける。
70yumi:03/03/23 19:54 ID:URtGQJMo
服を脱ぐのってすごくドキドキ・・・。
この気持ちがわかってくれる人とメールしたいな。
こんな所で脱いでっていうようなリクエストも送ってください。

71吉沢逸彦:03/03/24 16:17 ID:lSRZddbt
「小さなこと」

ねえ、君、君のペニスを出してごらんよ。
僕がしゃぶってあげるからさあ。
ねえ、君、君の乳首を出してごらんよ。
僕が噛んであげるからさあ。
ねえ、君、君のアヌスを見せてごらんよ。
僕が嗅いであげるからさあ。
ねえ、君、僕の顔を跨いでよ。
君の、その、大きな玉袋を僕が頬張ってあげるからさあ。
え?
君って、ほんとは、女だったの?
大丈夫だよ。
小さなことにはこだわらない性格だからさ。
72吉沢逸彦:03/03/24 19:19 ID:lSRZddbt
73吉沢逸彦:03/03/24 19:22 ID:lSRZddbt
74名前はいらない:03/04/09 19:30 ID:7vKYiu9t
「光を見る」

だだこねる わたし
寝る子猫は 縁側
いま おきる
75名前はいらない:03/04/09 19:43 ID:UKZV/Cmg
み ・ つ ・ こ  ちゃん。うふ。
76サンジェルマン伯爵:03/04/14 02:02 ID:sDYzGjhZ
「緑の鸚鵡」

突然あらわれたあなたは青い透明なドアの匂いがした。
胸の膨らみには白樺が生え、その遥か奥地に広がる田園地帯と荒れ地の上に、教科書を逆さに持った薔薇たちの拷問部屋が浮遊していた。
私は、白い皿に盛られた葡萄を食べた。
しかし、その淡いヘリオトロープの大きな粒は、それまで冷えきっていた私のラピスラズリを鳩の住む宮殿に変えたのである。
王妃たちは大理石でできた円柱の狭間に生まれ、軽やかな室内楽の音符に乗って、噴水のある広間へと誘われていく。
私は血でできた二枚の海に挟まれて、しだいに太古の写真の庭へと還っていくのだ。
「緑の鸚鵡を殺したのは、誰だ?」
少なくともドンファンにそれまでの経緯を尋ねなくては。
77山崎渉:03/04/17 13:10 ID:h0xijIvJ
(^^)
78真瀬清顕:03/04/19 20:20 ID:fOUMAXCd
今日、剃髪した。
名を「清顕」と改めた。
以上。
79山崎渉:03/04/20 01:33 ID:tQHi8HIt
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
80山崎渉:03/05/22 03:18 ID:HGif30+j
━―━―━―━―━―━―━―━―━[JR山崎駅(^^)]━―━―━―━―━―━―━―━―━―
81山崎渉:03/05/28 11:07 ID:91alohpq
     ∧_∧
ピュ.ー (  ^^ ) <これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  =〔~∪ ̄ ̄〕
  = ◎――◎                      山崎渉
82真瀬太郎:03/05/29 00:10 ID:DUbZhPuJ
>>81
OK!
OK!
83真瀬太郎:03/05/29 14:19 ID:DUbZhPuJ
王様と恐竜が
お饅頭をいただいて
外側だけ残した。
エロスの涙はオカルトの嵐。
君の変容の象徴である。
84真瀬太郎:03/05/29 14:26 ID:DUbZhPuJ
一昨日は隣町に露出をしに行ってきました。
新しい露出ポイントを開拓しようと物色していたところスーパーと住宅地を結ぶ路地の途中に車が置いていない駐車場がありましたので、これは、絶好の露出ポイントだと思い、そこですることに決めました。
85真瀬太郎:03/05/29 14:27 ID:DUbZhPuJ
これらの言葉はどこから来るのか?
86動画直リン:03/05/29 14:28 ID:YhwDv0/W
87真瀬太郎:03/05/29 14:29 ID:DUbZhPuJ
私はノーパンでズボンの右ポケットには穴を開けているので右手を突っ込みシコシコしながら獲物を待っていました。
亀頭の敏感なところがズボンにすれて若干の興奮を覚えていましたのでペニスはあっという間に勃起してしまいました。
はじめにやってきたのは2人連れの女子高生(幸先がいいな)、私はおもむろにチャックを下ろしてペニスを露出しセンズリをかきながら彼女たちが来るのを待ちました。
88真瀬太郎:03/05/29 14:30 ID:DUbZhPuJ
>>86は、我々をどこに連れて行こうとしているのか?
89_:03/05/29 14:56 ID:jlGLZqxc
90真瀬清顕:03/07/09 05:56 ID:QbQHKTQM
触って。どこを?どこでもいいから。掌は尻から背中を撫であげる。口唇は赤い。
キスして。それよりも。なに?わたしの唾液を飲んでくれない?いいわよ。そうして。
両手の指が尻の肉を大きく拡げる。いや、やめて。見えるよ。見える。ああ、恥ずかしい。
青空にツバメがひるがえる。巣では雛がうたた寝している。
乾いたかな。いい天気だね。暑くなりそう。
「午後から気温は急上昇して、30度を越える真夏日となる模様です」。
91真瀬清顕:03/07/09 05:57 ID:QbQHKTQM
膣の中に挿入された黒いペニス型のテレビが大陰唇の裂け目からそう言った。
ずっとここでこうしていましょう。うん。そうしよう。夕食はどうする?ルームサービス。それはいや。
わたしも、いや。足指が軽やかにうごめいた。乾いたかしら。そうね。うふふ。
きのう、あんなに激しくしちゃったから。あなたが悪いのよ。あなたがお漏らししたんでしょう。
だって、あなたがあんなことするもんだから。テレビは膣壁の中で震動している。
92真瀬清顕:03/07/09 05:58 ID:QbQHKTQM
どこかにいきたい。そうね。どこ?
とりあえず飛行機に乗って、海外にいきたいんだけど、その前に飛行場までいくのが嫌なのよね。
そうね。荷物を準備するのもおっくうだし、なに着ていくかとか考えるだけでうんざりしてくる。
どこでもドアがあったらいいのに。そうね、でも、ドアを出たところがドラえもんの世界じゃ、やっぱり嫌だわ。
ドアを出ると、砂浜が見える。プールでは日焼けした背中が揺らめく光の網の底をかいくぐっていく。
素足はタイルの上に散らばった細かな乾いた砂の感触にくすぐったく泡立つ。
波が地響きをたてている。沖から潮風が吹きつけてくる。
それは、海の匂いをたっぷりとふくんだ熱風と、岬からの冷たい風に、えりわけられる。
あなたは黄色い水着の紐を解く。わたしも黄色い水着の紐を解く。わたしたちは裸だ。裸になった。
だけどだれもわたしたちのことを気にとめたりはしない。一見平静をよそおっている。
ここではだれもが完全な裸になりたがっている。ヌーディストたちがあつまる海で、わたしたちは波にもまれ思い切りはしゃぐ。
スリットの中にまで細かな砂が入り込む。あなたはそれを部屋に戻ってシャワーのお湯で自慰をしながら掻き出した。
わたしはビデできれいに洗った。
93真瀬清顕:03/07/09 05:59 ID:QbQHKTQM
ボーイはフルーツののせられた銀のワゴンを押して部屋に入ってきた。
彼の制服は美しかった。一点の染みを除いては。乾いたかしら?
「え、ええ。いちおう、乾きましたが」。それで、どうなの?
「やっぱり、完全に、もとどおりというわけには、いかないみたいで」。やっぱり、そうね。そうでしょうね。
「でも、ほとんど、染みは落ちたみたいで。意識して見なければ、全然、気にならないと思いますが」。
そうなの?「はい」。完全にもとどおりになったわけじゃないのね。
「え、ええ。もうしわけありません」。いいわよ、どう?わたしはかまわないけど。ううん、そうじゃなくて。
ボーイは唖然としてドアを入ったすぐのところの水色の絨毯の上に突っ立っている。
気にすればそれなりに気にすることはできるんでしょう?
「え?はあ。えっと。それは、どういう意味でしょうか?」。
言葉どおりの意味なんだけど。「と、いいますと?もうしわけありません。もう一度お願いいたします」。
気にすれば気にすることができる程度の染みなんですよね?
「は、はい。そうです。気にすれば気になる程度は、まだ、やっぱり、残ってしまうと思うんですよね」。
それでいいじゃない。うん、そうね。「よろしゅうございますか?」。最高じゃない。
「あ、そうですか」。ボーイの顔がとたんにバラ色に輝いた。
わたしたちが気にすればそれを見る人たちもひょっとしたら気になる程度の染みなんでしょう?
ゾクゾクするわ。ね、そうでしょう?「は、はい。そういうことに、なる、かも、しれません」。
いいじゃない、あなた。最高ね。「それじゃあ、ドレスの染みのことは、そういうことで」。
ええ、もう帰っていいわよ。「あ、はい」。チップはあげない主義だから。嘘ばっかり。
「い、いえ。結構です。こちらがいたらなかったわけですから」。嘘だって言ってるじゃない。
ドアを閉めて。ボーイは後ろを振り向いて、白く塗られたドアを閉じた。これがチップよ、お取りなさい。
94真瀬清顕:03/07/09 06:00 ID:QbQHKTQM
色素沈着した黒ずんだ薔薇の花弁がすこしばかりたるんだ脚の間に咲いていた。
ボーイは、部屋の壁やベッド、丸いテーブル、背の高いスタンドなどの調度品が突然黄土色の汚物となってパン粉のように捏ね上げられる強烈な幻覚に襲われた。
あなたはここでなにをしてるの?
「そうだ。おれはいったいここでなにをしてるんだろう?」とボーイは思った。
あなたはそもそもいったいだれなの?
「そうだ。おれはそもそもいったいだれなんだろう?」とボーイは思った。
螺旋形に練りあげられていく柔らかめの汚物でできた部屋の渦巻く窄まりの中から、どす黒い肉の花が淫らに蠢きながら花弁をひろげる。
あなたはこれを舐めなさい。そうしてすべてを飲み干しなさい。
「は、はい」とボーイは言った。陰毛は燃えあがる紙幣でできていた。
複雑に入り組んだ膣のなかから銀貨がつぎつぎに転がり落ちた。
95_:03/07/09 06:25 ID:FiszmIEC
96真瀬清顕:03/07/09 18:21 ID:QbQHKTQM

睾丸に乗った少年がG線上でアリアを歌う。
動物園の柵の中ではアフリカ象が藁の塊を排泄している。
ソフトクリームには黄色いカボチャの繊維が含まれている。
幼女はアンパンマンのプリントされた銀色の風船を曇り空に放す。
鳩が一斉に飛び立った。
ホームレスは桧皮色のズボンの窓から縮こまって白子を垂れ流している。
道路は小便と反吐と生ゴミの汁の匂いに噎せ返る。
どす黒い澱のこびり付いた青いポリ容器の亀裂からすべての色が溶け合った強烈な悪臭を放つ液体が粗いアスファルトのきめに拡がっていく。
親指ほどの蛆虫がしきりに日陰でのたうち回る。
猫は液体をぺろぺろと舐める。
ワンカップ酒の自動販売機の前で農機具会社の帽子を被った日に焼けた男が首にかけた薄汚れたタオルで汗を拭った。
大きな左の鼻の穴から青虫の内臓のようなものが食み出していた。
男はそれを舌で舐め取り、クチャクチャと噛んで、嚥下した。
ツバメは電線にひるがえる。
雛は巣の中でワニになった夢をみている。
カバは分厚いガラス張りのプールの中で赤銅色の腹をたゆたわせていた。
魚が糞を食べあさる。
家族連れは「わあーっ」と喚声をあげた。
展望タワーの上をヘリコプターが旋回していた。
公衆トイレの個室の中で紺と水色の縞模様のシャツを着た痩せた男が左の腕に細い注射針を突き刺していた。
静脈から注射液の中に捩れた赤黒いものが逆流してきた。
男は大きく息を吸い込む。
そして深く吐き出した。
トイレのタイルが湧き立った。
睾丸を包む陰嚢が無数の針に突き刺されたのだ。
97真瀬清顕:03/07/11 01:18 ID:qvrWU9pS
98名前はいらない:03/07/11 13:30 ID:drJb3m53
もうちょいエロいの書け。いいから。
99山崎 渉:03/07/12 10:56 ID:NWO/CALS

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
100真瀬清顕:03/07/13 15:08 ID:1wASKwKB
>>98
うん、たしかに俺もそう思ってた。
じつは、きょう、女が家にくるので、その女に発情して続きを書こうと思う。
その女、どんな女だか忘れてしまったんだが。
もう十年以上も前に会ったきりだからな。
いったいなにをしにその女は俺の家にくるんだろうか。
わからん。
ちなみに、俺はその女とはまったく肉体関係や恋愛関係さえもなかった。
その女は最近ドイツのベルリンに住んでいるということである。
いま日本に帰ってきていて、きょうとのかみがもじんじゃでひらかれるUAのコンサートに行くんだそうな。
UAなんて、俺はぜんぜん興味ない。
101山崎 渉:03/07/15 11:41 ID:iuxfPmjy

 __∧_∧_
 |(  ^^ )| <寝るぽ(^^)
 |\⌒⌒⌒\
 \ |⌒⌒⌒~|         山崎渉
   ~ ̄ ̄ ̄ ̄
102なまえをいれてください:03/07/15 14:19 ID:kWM3fuwb
ハッキリ言ってアメリカなどの多民族国家では黒人の方がアジア人よりもずっと立場は上だよ。
貧弱で弱弱しく、アグレッシブさに欠け、醜いアジア人は黒人のストレス解消のいい的。
黒人は有名スポーツ選手、ミュージシャンを多数輩出してるし、アジア人はかなり彼らに見下されている。
(黒人は白人には頭があがらないため日系料理天などの日本人店員相手に威張り散らしてストレス解消する。
また、日本女はすぐヤラせてくれる肉便器としてとおっている。
「○ドルでどうだ?(俺を買え)」と逆売春を持ちかける黒人男性も多い。)
彼らの見ていないところでこそこそ陰口しか叩けない日本人は滑稽。
103真瀬清顕:03/07/15 23:19 ID:Ukn4YCOq
>>102
うん、まあ、そういうことだ。
104真瀬清顕:03/07/15 23:19 ID:Ukn4YCOq

旧遊廓街に掛け声が飛び交う。
「ねえ、お兄さん、ちょっと見てって。見るだけだから。お兄さん。ちょっと、ほら。ここまで来て。きょうはいったばっかりの子。いまだったら」と言って、人差し指を立て、「これだけでいいから」と金歯を剥き出す。
間口一間の上がり框に胸の開いた白いワンピースを着た太った女が腰かけている。
女の乳房はウイロウのように白く冷たく汗ばんでいる。
笑顔は生活のために刺胞動物となれた歓びに満ち溢れている。
二階へとつづく階段をあがりながら客たちは、これからの情事を楽しむ娼婦たちのスカートの中を覗き込む。
日に焼けた少女の尻に赤と白のストライプのパンティが食い込んでいる。
あるいは、白くねっとりとした痩せた女の柔肌に黒い刺繍のパンティがザラザラとした刺激を波打たせ、麝香の混じった香水を漂わせている。
廊下は奥の間から洩れる反復的な嬌声を響かせている。
襖を開けると、部屋である。畳には布団が敷かれている。
盆には潤滑ゼリーとティッシュペーパー、コンドームの袋が用意されている。
壁に取り付けられたエアコンが埃っぽい空気を掻き回している。
「それでは、おいくらのコースで?」と女将が訊ねた。
コップの中でコーラは泡立つ。タバコの煙がペニスをムズ痒く律動させる。
「それでは、わたしはちょっと用意してきますので」と言って娼婦はいったん部屋を出る。
階段を足音が下りていく。
客は部屋いっぱいに拡がっていく。
「俺にはそれが許されてるのだ。俺にはそれが許されてるのだ」。
エアコンの風を乳首に感じる。
服を脱ぎ、花柄のビキニだけの格好となって、布団の上に大の字になる。
「俺にはそれが許されているのだ」。
階段を足音がのぼってくる。
襖が開く。
「あっ」と娼婦は声を漏らした。
105真瀬清顕:03/07/15 23:20 ID:Ukn4YCOq
エスカレーターは運ぶ、陰毛を、ペパーミントグリーンに透けた携帯電話を。
もしもし。もしもし。援交だけど、いい?いいけど、いくつ?十六。あ、いいね、いいね。
それでさあ。なに?こっち、二人なんだけど、大丈夫かな?え?二人って言うと、3P?そうそう、3P。
え、おれはいいけど、いくらなの?うーん、そっちもきびしいだろうから、二人ぶんっていうわけじゃないけど・・・。
だったら、どれくらいかな?ていうか、そっち、いくらなら出せんの?だいたい一人っていうことで考えてたから、2・5なんだけど。
2・5かあ、3じゃダメ?3?いいよ。OK!ほんと?じゃあさあ、地下街のいちばんはしの噴水広場、知ってる?
うんうん、知ってる。そこで待ってるから、来てくれる?うん、いいよ、でも、どんな格好してんの?
制服。制服?うん、制服だよ。制服でホテル行っても大丈夫かなあ。大丈夫だよ、制服じゃ、イヤ?
ううん、そんなことないけど、制服、いいんだけど、あともう一人の子は、どんな子なの?
その子は痩せてるよ。きみは?わたしはポチャ系。そうなんだ。うん、ポチャ系、イヤ?ううん、ポチャ系もスレンダー系も、大好きだよ。
じゃあさあ、待ってるからーっ、すぐ来れる?うん、これからすぐここ出ていく。
じゃあ、10分ぐらいかな。うん、そうだね、10分から15分くらいでいけると思うよ。
地下街を人がたえまなく流れている。少女たちは敷石に蹲踞している。
木綿の白いパンティの中で経血が熱く流れだし、メッシュ地の間に縫い込まれた圧縮された木綿に吸収される。
クリトリスはいつも熱く火照っている。
106真瀬清顕:03/07/15 23:21 ID:Ukn4YCOq
魚河岸の船着場に造られたコンクリートのスロープを海水が洗う。
施設のまわりには縮れた黒いヒマワリが渦巻きながら繁茂している。
魚河岸の床はぱっくりと割れ、そこから赤貝やイクラ、マグロのトロがギラギラと光りうごめきながら這い出してくる。
坊主頭のセリ人は、その中に頭を突っ込み、舌なめずりして、体液をすする。
「さあ、いいよ!いいよ!上玉だ!さあ、いくらだ?いくらだ?いくらだ?いくら!」。
天井のレールを滑車が転がり、太い鎖の先に逆さに吊られた白い少女の裸体を運ぶ。
「さあ、いくらだ?いくらだ?いくらだ!」とセリ人は叫ぶ。
青白い血管の浮き出した太腿の合わせ目のわずかな茂みの切れ目から黄ばんだ艶かしい液体がヨモギの葉の形をして「あっ」という小さな悲鳴とともに飛び散って、
脇腹にななめにしたたり、胸を這い、すすり泣く呼吸に合わせて小さな乳房がピクピクとゆれる。
少女は短く髪を刈り込まれ、硬くつぶった目尻から涙が逆さにのぼっていった。
107_:03/07/15 23:24 ID:+NsgkjQ6
108真瀬清顕:03/07/18 00:28 ID:AjYPJBGE
太陽は青い卵のように割れていた。
彼女は何をしにここにくるんだろう?わかんない。彼女は何をもとめておれたちに会いにくるんだろう?うーん、わかんない。
太陽はどこにあるのだろうか?灰色の雲が街や山々を被っていた。盆地には雨が降っていた。
彼女はきっとわたしたちに会いにくるんじゃないと思うよ。そうなんだ?うん、そうなんじゃないかなあ。
じゃあ、いったいなんのためにくるの?ただ家に泊めてもらいたいだけじゃないのかしら。
ただ、それだけ?うん、そんなもんなんじゃないかなあ。
神社の境内に野外ステージが組み立てられた。芝生の上にスチール椅子が並べられた。
舞殿脇にしつらえられた貴賓席のテントの袖から雨水が鍾乳石のように刻々と凝固しながらこぼれ落ちていた。
バスは大鳥居の前で扉を開いた。
憂鬱だわ。おまえがいけないんだ。そう言わないでよ。人がくるなんて思ってもいなかった。わたしもよ。
じゃあ、断ればよかったじゃないか。それが、なんとなく、こうなっちゃって。
おまえはいつだってそうだもんな、相手につけいれられすぎなんだよ。ああ、もう、どうしよう、生きてるのが嫌んなってきた。
109真瀬清顕:03/07/18 00:29 ID:AjYPJBGE
台所にはエディット・ピアフの歌う「回転木馬」が流れている。
幼児は紙オムツの中にブルーベリーと母乳と素麺によってできた柔らかめの便をため込んでいる。
「翔くん、翔くん、うんち、洩らしちゃったんじゃない?」。「ウンチもらしてない」と幼児は素早く答える。
ごめん、おれが悪かったよ。そう?おれが、オムツ取り替えてくるよ。そうしてくれる?ありがとう。
ほら、翔、お風呂だ。お風呂にいくぞ。「オフロ!オフロ!」と幼児は叫ぶ。
流しの蛇口からステンレスの洗い桶に透明な水が滴り落ちる。シャワーは汚物を拭い去る。
幼児の尻は日蝕と月蝕を頭の中で微妙にずらして重ねたような形をしている。
肛門はすでに美しい桃色の窄まりとなって体の中にもぐり込んでいるだけである。
「きゃははははははっ。きゃははははははっ」と幼児は笑う。縞のシャツの下から白く無防備なペニスが突起している。
幼児は大きく口を開けて、怖れながら笑う。
幼児はなにを怖れているのか。
秘めやかなエロティシズムが、父親との接触のなかであばきたてられ、さらに加速されることを怖れ、歓喜するのだ。
笑いには恐怖が不可欠だし、恐怖は極限に至ると白痴的な笑いを惹き起こす。
愛が世界を支配したことは一度もないが、恐怖はつねに長い歴史において世界の王座に君臨しつづけてきた。
しかしながら、愛とは、恐怖とは、何なのか?
そもそも愛も恐怖もダイヤモンドと同じ炭素化合物であり、恐怖は愛の排泄物だ。
110真瀬清顕:03/07/18 00:30 ID:AjYPJBGE
なんか気分が変わったよ。それはよかった。
「ウンチころーん。ウンチころーん」と幼児ははしゃぐ。もう体、拭いたの?ううん、まだだ。
幼児は下半身裸で台所から居間を駆け抜ける。じゃあ、わたしがやる。すまん。雨はやわらかに降りつづく。あたたかな雨が降りつづく。
散歩にいこうかな、それともジョギングでもしようかな。
「ひさしぶりにジョギングしたら?」と妻が、紙オムツの穴に小さなぷよぷよとした足を通しながら言う。
うん、でも、どっちにしてもいい気分だ。よかった。心が、体が、軽くなる。
生きることは一種の魔術だ。魔術にたけたものだけがよく生きることができる。
夫は妻を抱きしめる。「ぼくも。ぼくも」と幼児は騒ぐ。「サンド。サンド」と言いながら、夫と妻の間に割り込む。
真夜中、彼女はボーイフレンドを連れて家にきた。「彼も一緒だって言ってなかったっけ?」と彼女は言った。「ごめん。ごめん」と。
彼女はベルリンに住んでいる。彼は日本生れの父親とアメリカ人の母親との間に生まれたハーフである。
彼女と彼はダンスチームを組んで日本各地で公演している。
彼女は鉄の鋲の付いた黒い首輪を巻いている。彼は、後頭部だけ長髪を残し、あとは短く刈り込んだ辮髪のようなへアースタイルをしている。
彼女は以前会ったときとくらべて驚くほど醜く年老いていた。彼はなにを食べても「イッツ、グー。イッツ、グー」と言うのであった。
ベルリンはどこにあるのだろうか。ベルリンの壁はほんとうに崩壊したのか。そもそもベルリンに壁などというものは存在したのか。
壁とは何か。そうだ。そうだ。そうなのだ。ベルリンの壁は崩壊したのだ。ベルリンの壁はすべて壊れた。
いまではベルリンには壁はない。ただいくつもの屋根が街の上空に浮遊するだけである。あるいは、ベルリンが壁そのものとなったのだ。
彼女は壁の中に住んでいる。
ベルリンという名の壁の中に住んでいる。
111名前はいらない:03/07/18 01:21 ID:641IeeG+
村上龍すきなの?
112真瀬清顕:03/07/18 15:49 ID:AjYPJBGE
>>111
うん。
「限りなく透明に近いブルー」と「海の向こうで戦争がはじまる」まではね。
村上春樹も、「風の歌を聴け」と「1973年のピンボール」まで。
あとはただの檻の中の小説っていう感じがして、刺激がなかった。
113真瀬清顕:03/07/18 15:51 ID:AjYPJBGE
ここまで書いて、なんか、ある水脈にたどり着いた。
114真瀬清顕:03/07/18 15:57 ID:AjYPJBGE
シンプルに書こう。
血は悪だ。
そして血と悪以外に書くべきものはない。
115 :03/07/18 17:29 ID:M1ABQSYs
プールの中で君は死んだ
トイレにのこされた爪あとに花香り
扇風機に侵略される風鈴
スイカ食べ残し僕にキスしてくれないかい
116 :03/07/18 23:19 ID:M1ABQSYs
「edenの歌」
踊り狂ったきみの笑顔を見て安心した
あんな楽しそうにきみは人を殺してくれる
幸せのまま歌い踊りまやかしころしてくれる
117真瀬清顕:03/07/19 12:52 ID:unWLh5ge
>>115

>扇風機に侵略される風鈴

どんな戦争よりも切実なのだ。
118真瀬清顕:03/07/19 13:08 ID:unWLh5ge
その女は後ろ向きになって丸いテーブルにうつぶせていた。
俺は風呂からでるなり、ドアを開けると、その女の丸くて白い尻を見た。
夏だった。
窓の外から虫の声がなだれ込んでいた。
ペニスがいきり立つのと、俺が女の尻にむしゃぶりつくのは、同時だった。
クールバスクリンの安っぽい匂いが女のワレメにしみ込んでいた。
俺はすぐさま屹立したものを女のコリコリとした肉の襞に突っ込んで、爛熟した子宮を突きまくった。
「んごい!んごい!」
と女は言うと、さも好きそうに腰をそらせて突き出してきた。
すると俺の弓なりに反り返った肉の樹は、先端ではち切れんばかりに脈打っている硬い果実で、
子宮の入口をゴリゴリ擦った。女は、卵巣が破裂したとたん、闇夜にひきずる声を洩らした。
119真瀬清顕:03/07/19 13:09 ID:unWLh5ge
街は夜。夜だったこともある。夜であるということもできる。
肌が欲しい。いつもそうだ。肌だけが欲しいのだ。心はいらない。
愛なんて、はっきり言って邪魔なだけだ。そうは思わないかい?
120真瀬清顕:03/07/19 13:10 ID:unWLh5ge
俺は夜の街を歩いていた。
黄色と黒の遮断機が上がり、踏み切りを渡っていくと、住宅地の路地から、
二人の小柄だが素晴らしいプロポーションをした女子高生と、異様に背の高い二人の男があらわれて、
駅の方向に走っていった。
俺は、自分の行き先とは逆方向だったのだが、
その二人の女子高生のあまりにも見事なプロポーションと浅黒い肌と極端に短い制服のスカートから覗く太腿に魅せられて、
その四人の若い男女に引きずられるように駅の方角に走りはじめた。
白っぽい道路を左に曲がると、また踏み切りがあったので、渡る。
するとそこが駅だった。ようやく街の上空は夜明けの色に染まりだしていた。
駅前には奇妙な熱気がみなぎっていた。
駐輪場の柵に腰かけたり、ホームへの階段にひしめきあったり、
近隣の家の屋根からカメラを構えた人たちは、ほとんどが半裸か全裸であった。
さっきの若い四人の男女も駐輪場の前の群衆にまぎれていった。
俺は、だれか有名な外国のサッカープレイヤーでも来るのかと思った。
海外からのテレビの取材とおぼしき半裸の太った白人女のカメラマンなどがかなり混じっていたからである。
しかしながら有名なサッカー選手が来るにしては、この気狂いじみたエロチックな興奮はそぐわない。
そこで俺はこう考えた。
きっとこれはなにかのきっかけである路線の始発電車が性的な出会いの場として使われていることが口コミなどで広がっていき、
いまではこれほどの大勢の人と海外からのマスコミまでが押し寄せてくるようになったのだろう、と。
俺は、無人の改札を抜けて、ホームへの階段を昇っていった。
するとちょうど緑の電車がやってきた。
121真瀬清顕:03/07/19 13:11 ID:unWLh5ge
スピードをゆるめながらホームに滑り込んできた先頭車輌の窓から中を覗き込むと、
まだ白々と点灯された車内の蛍光灯に照らされて、無数の男女がしどけない姿で絡まり合っていた。
電車が停まった。ドアが開いた。俺はすかさずその緑の電車に乗り込んだ。
男たちは股間を広げて、座席や通路に転がって、同じく男か、
あるいはまた乳房に刺青をほどこした顔色の悪い白人女たちに、
そこに凝り固まった欲望や密林の下生えを舐めさせていた。
連結部のドアを開けて後ろの車輌に移ると、そこではさらに大胆に何人もの男女が糞尿まみれとなって絡まり合っていた。
さらに後ろの車輌、後ろの車輌へと行くごとに、この電車に乗り込んだ変態どもの破廉恥な行為はとどまるところを知らずエスカレートしていき、
鞭が振るわれ、ノコギリが引かれ、とうとう最後尾の車輌では、人間はバラバラになっていた。
内臓や、皮の剥がれた赤い頭部や、尾低骨から直接突き出した裸のペニスが、ピクピクとうごめいているだけだった。
さっきの駅で、俺と一緒にこの電車に乗り込んだ大学生とおぼしき若い男は、
最初のうちは下世話な好奇心のために目をかろやかにきらめかせてはいたが、
だんだんと後ろの車輌に移っていくにしたがって、
彼の目の中の好奇の光は嫌悪の澱みへと変容していき、顔色は青ざめ、表情はこわばって、額から頬にかけて冷ややかな汗に被われた。
若者は噎せ返る汚物と死屍の匂いに口を塞いで、一刻も早くここから逃げ出したいという思いがありありと見てとれる凄まじい形相となり、
ドアに付いた分厚いガラスの板越しに平穏に白みはじめた住宅地の屋根を凝視していた。
122真瀬清顕:03/07/19 13:11 ID:unWLh5ge
次の駅で俺は電車を降りた。
やはり改札には駅員はおらず、駅前の大通りを渡ると、残酷なビデオばかりを取り扱う裏ビデオ屋のプレハブが建っていた。
俺はその裏ビデオ屋で二、三枚のチラシをもらい、また大通りを渡って、駅前商店街を歩きはじめた。
すると裏ビデオ屋の店主が店の中から飛び出してきて、大通りの向こうから、
「おい、こら!買うつもりがないんなら、そのチラシ、置いていけ!」
と、怒鳴りながら追いかけてきた。
俺は走って逃げだした。
123 :03/07/19 19:12 ID:lPrONlHu
殺すのは単純
でも何故だろう病気で調子が悪いとき
地獄のような苦しみもがき

くちびるに溶けるゼリー状粒
コンプセトク赤・黄・緑の印ペンしるで笑顔を被せ
青い瞳が確実に嘘を言っている
「私が殺されたのですね」
124 :03/07/19 19:14 ID:lPrONlHu
重い手錠身代わり犯罪
ありがとう 心からありがとう
125 :03/07/19 19:49 ID:lPrONlHu
お前が死んだ 誰かが死んだ 何人死んだ
ニュースで流れる
沢山死にすぎてビックリできない 死ねばいい あはは また死んだ
昔の昆虫殺しみたいな感覚 死ねば良いんだ      
126真瀬清顕:03/07/22 13:44 ID:uBBFd7iy
>>124
そうだよね。
そんな感じだよね。
127真瀬清顕:03/07/23 16:30 ID:3gFiMe2/
青いタイルと白いタイルが交錯し、清潔な市松模様をなしている。
個室の隅の汚物容れから脱ぎ捨てられてよれよれになった焦茶のパンティストッキングが月の重力をずっしりと吸い込んで水色の粘着テープで丸められた生理用ナプキンに絡み付き、
床の上に拡がる黄ばんだ液体にズトズトに濡れた写真週刊誌の開かれたページのなかの噂の女優のマンション前に停められた白いベンツの助手席に座る小柄な女の見開かれた瞳孔と
口髭を生やした若い男がハンドルに手を置いたまま眠た気な三白眼で見つめる粗い粒子の闇のうえにまるでニシキヘビの脱殻のように身をくねらせながら這いだしている。
タイルの目地にはヴァーミリオンの口唇の跡が濃く付着した神経質に折り曲げられたマルボロ・メンソールの薄い巻紙のなかから茶色く毒々しい液体が渦を巻いて滲みだす。
天井付近の壁に取り付けられた木製の貯水槽からは銀色の配水管が小腸のように湾曲しながら目の前に伸び、
むせ返るような大気のなかで結晶させた無数の水滴の表面に赤い口紅を付けた歪んだ女の顔を映しだしながら震わせている。
建物全体を轟かせ頭上を環状線が通過していく。
漆喰の壁にできた小さなひびがその震動に合わせて触手を伸ばす。
128真瀬清顕:03/07/23 16:31 ID:3gFiMe2/
ドアのフックには黒のショルダーバッグが無造作に掛けられ、
その金の留め金のすぐ脇のローズピンクのペンキが塗りたくられた扉の内側に極細のシャープペンシルの芯で丹念に
「私の中にある海。男でもなく女でもない私の中にある岸のない海。いつかその海で逢いましょう」と落書きがしてある。
他人の糞の付着した白く滑らかで美しい和式の陶器の後方に、
すべての物を抜き取られてしまった年老いた娼婦の女陰のようなテレホンクラブのポケットティッシュの包装がだらしなく半分口を開けたまま水に濡れ
「淋しい夜に、ちょっとエッチな気分の時に、恋人探しのパートナー。カッコいい彼から、可愛い年下、お金持ちの紳士まで、いまならいろんな男がヨ・リ・ド・リ・ミ・ド・リ!
イケてる貴女なら、迷ってないでいますぐゲット!なお四月からちょっと変態っぽい貴女のために、アブノーマル回線も新設しました。パンティを脱いでからダイヤルしてね」と原色の活字で呼び掛ける。
129真瀬清顕:03/07/23 16:32 ID:3gFiMe2/
マニキュアはレバーを掴んでいる。
ローファーは内側に傾いでいる。
紺のスーツのスカートは捲り上げられ、そこから白く透明なウイロウのような尻がぷるぷると震えながら律動している。
こめかみから汗が滴り落ちる。
アイシャドウが滲む。
ファンデーションが浮き上がる。
胸の谷間を汗が流れる。
腹までつたい、ヘソの窪みに熱く溜まる。
逆巻くみすぼらしい陰毛に被われた赤や赤紫色、くすんだ紫、真珠色をした秘めやかな襞に開いた小さな穴から膀胱の底に溜まった琥珀色の液体が滴り落ちる。
陶器の水に王冠ができる。
肛門は赤黒く充血し、さっきから皺だらけの唇をフジツボのように突き出しては、引っ込める。
奥歯は過去を噛みしめる。
左の手首に嵌められた金縁の細く四角い腕時計の針は8時26分を指している。
「もうダメだ」と口唇は思う。「ううん。ダメじゃない。今日こそ、出すんだ。終わらせるんだ」。
女はレバーと配水管を両手で強く掴んで、まるでボートを漕ぐように尻を上下に振りだした。
そうして下腹に力を入れ、目をつぶって、思い切り力んだ。
「直樹、どうして電話くれないんだよお。直樹が電話くれなくなってから、あたし、ウンチが出なくなっちゃったんだよお」。


130真瀬清顕:03/07/23 16:33 ID:3gFiMe2/
直樹とはじめて会ったのは、四月のお花見のとき。
皆で飲んで、カラオケにいって、地下鉄の出入口の前で解散してから、
先輩の高橋さんが「ねえ、ちょっと。知ってるお店あるから、寄っていかない?」って言ったから、ついていったお店で、はじめて会った。
直樹はカウンターの席に腰かけてて、カウンターの中の従業員の子と、なんだか、音楽のこととか、サッカーのこととか、あと、就職のこととかを、話してた。
わたしはマンハッタン、先輩の高橋さんはビール、直樹はその時、なんだか透明なライムの入ったさっぱりした感じのお酒を飲んでたけど、あとで、それは、ジン・リッキーだって、わかった。
黒人の音楽がかかってて、ラップとか、レゲエとか。
わたしは高橋さんと話しながらも、すごく直樹のことが気になって、その長い髪、ツヤがあるんだけど色白な横顔、細い眉、唇は薄くも厚くもないんだけど、すーっと横にひろがっていて、しゃべるたびにぷにゅぷにゅうごく。
そうしてときどき舌で上唇と下唇を不安そうに舐める。
わたしはきっと一目惚れしたんだと思う。
左の耳の透明なピアス、白いだぶだぶのシャツ、白い胸、金のネックレス、そして細くて繊細な指。
そうすると、すこししてから、「ねえ、自分らさあ、こっちにきてさあ、いっしょに固まって話そうよ。さみしいじゃん」って直樹が丸い椅子をくるっと回して、わたしたちのほうを見て、言った。
わたしと高橋さんは、同時に、わけもなく、大声で、「えーっ」て言った。
「いいじゃん。いいじゃん。じゃあさあ、お近づきのしるしに、ひさしぶりにアミーゴといきますか」。
「なに、それ?」とわたしが訊くと、カウンターの中で坊主の従業員がニコニコしながら「じゃあ、いきますか?」と直樹に訊ねた。
その店で「アミーゴ」というのはテキーラの一気飲みをすることで、わたしと高橋さんは直樹に一杯ずつテキーラをおごってもらった。
飲んですぐ、体と心に火が点いた。
わたしはなんだかそれ以上高橋さんとしゃべるのがイヤになってしまった。
131真瀬清顕:03/07/23 16:34 ID:3gFiMe2/
低い音楽。ベースの響き。甘ったるい匂い。酒の酔い。気がつくと、高橋さんがなんだか不機嫌そうな顔をして「わたし、もう帰る」って言ったので、わたしもバッグをとって立ち上がろうとした。
そうしたら左の手首を捕まれた。全身になんだか電流のようなものが走って、わたしはうれしくてうれしくてたまらなくなり、そのとき、きっと、すこしだけど、濡れたと思う。
「なんだ、もう、帰っちゃうの?」と直樹が言った。「じゃあ、連絡先だけでもおしえてよ」。「うん」。わたしは携帯と自宅の番号、両方、おしえた。
直樹からはすぐに電話がかかってきた。
そして次の週の金曜には「いま、すぐ近くにきてるんだけど、これから会えない?」って言ってきた。
わたしはすぐに「いいよ」って言って、踏み切りの前まで迎えにいった。
その日、わたしたちは、エッチした。
これまでのどんなエッチよりもやさしくて、淫らで、自分自身を正直に、ありのままの自分自身を正直にさらけ出すことができて、素晴らしかった。
あたしは、何度も、何度も、イカされた。
直樹の白くてきれいな指がわたしのもりあがった胸の乳首の先をさわるたび、腰に泡がたち、甘い泡がザワザワとおこり、全身に鳥肌となってひろがっていった。
わたしは、まさに、洪水だった。愛の洪水。ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、直樹が、舐めた。ぴちゃぴちゃ、ぴちゃぴちゃ、指で、中を、もてあそばれた。
わたしは全身を痙攣させて、弓なりになって、思わず、オナラまでしてしまった。
すると直樹が「いいんだよ。全部出しちゃって。恥ずかしがらずに、全部、出しちゃえよ。オナラも、オシッコも、ウンチも、全部、垂れ流してみろ」って言ったもんだから、わたしは、もう、気が狂いそうになって、直樹を自分の中にむかえ入れた。
よかった。とてもよかった。ひとつになった。直樹のおののき、直樹の苦しみ、悶え、ヒクヒク、ヒクヒク、あえぐとこ。
わたしの中で、直樹は、あえいだ。魚のように飛び跳ねて、わたしを満たして、突き上げた。後ろから、前から、横から、覆い被さったり、犬のようにそこだけでして繋がったり、した。
132真瀬清顕:03/07/23 16:35 ID:3gFiMe2/
そういう日々がかなりつづいた。わたしは直樹に鍵を預けた。部屋の鍵。仕事から帰ると、彼がいた。
でも、それからしばらくしてから、ゴールデンウイークの最初の日だった。
とても暑い日で、夏みたいに暑かった。
部屋でゴロゴロしていたら、「あーあ、暑っついなあ。冷し中華、食いてえなあ」って直樹が言った。
そこで思わずわたしが「えーっ?冷し中華?大嫌い。キモい。冷し中華好きだなんて、信じらんない」って軽い気持ちで言ってしまった。
すると直樹の顔がサーッと変わった。血の気がひいて、目が死んだ。
「どうしたの?直樹。ごめんなさい」ってわたしは言った。「ごめんなさい。ヘンなこと言ったんなら、あやまる。ねえ。直樹。機嫌直して。ねえ。冷し中華、買いにいこう」ってわたしは言った。
胸がヒリヒリと引きつっていた。いまにも泣きそうになっていた。いや、涙はでていなかったけど、わたしは心の中だけで悲鳴をあげて大泣きしていた。
「ごめんなさい。ごめんなさい」って、わたしは心のなかで泣き叫んでいた。「ごめんなさい。ごめんなさい」って。「ゆるして。ゆるして。直樹。わたしを、ゆるして」って。
でも、どんなにあやまっても、直樹の表情は変わらなかった。
そうしてぽつりとこう言った。「ごめんなあ。ちょっと、俺、きょう、一人になりたい」。
「うん。わかった」って、わたしは頷いた。
バカだった。
133真瀬清顕:03/07/23 16:35 ID:3gFiMe2/
あの日からだ。すべてが変わった。変わってしまった。電話をしても留守電ばっかり。メールさえも送ってくれない。
バイト先に電話しても、居留守を使っているのか、
「いま、ちょっと、外出してます」っていつも言われる。
「ねえ、直樹。どうしたの?どうして電話くれないの?わたしのこと、避けてるの?」。
「そんなことないよ」って直樹は言った。「親父が病気なんだ。マジ、ヤバくてさあ」。
「そうなんだ。お父さん、病気なんだ。かわいそう」。
「癌なんだ。肝臓癌でさあ。もう長くないんだって。あと三ヵ月なんだって」。
「直樹、わたし、はやく直樹に会いたい」。
沈黙。気まずい沈黙。受話器の向こうで。
「どうしたの?直樹」。
「あのさあ、オメエよお、いい加減にしろよな」。
「え?なにが?どうして?直樹」。
「なにが、直樹、わたし、はやく会いたいだよ。オメエ、俺の親父に、さっさ死ねって言ってんのかよお」。
「そんなんじゃないよ、直樹。ごめん。ゆるして。そんなんじゃないって。誤解だよ。ぜったい、それ、誤解だってば。わかってよ」。
「わかったよ」。
ガチャリ。
もう、終わりです。
134真瀬清顕:03/07/23 16:36 ID:3gFiMe2/
ねえ、直樹、あれから、わたし、テレクラに電話しまくって、いろんな男とエッチした。
いっぱい、いっぱい、イカされた。直樹よりも上手な男の人もいっぱいいたし、直樹よりもおっきな男の人もいっぱいいた。
わたし、いろんな男の人たちに、いっぱい、いっぱい、イカされたけど、それでも、直樹、わたしはあなたとのエッチがいちばんよかった。
しあわせだった。だって、直樹とエッチしなくなってから、わたし、ウンチが、出なくなってしまった。
きょうも、朝、部屋をでて、電車に乗って、いま、乗り換えの駅の売店で牛乳飲んで、こうしてトイレにしゃがんでるけど、うんともすんともうごかない。
でも、直樹、わたしはあなたとさよならしたいの。
ほんとうに、もう、完全に、さよならしたいの。
でも頭で考えてるのとは裏腹に、体は、わたしの体は、あなたのと思い出をぜったいに手放したくないって思ってる。
あなたご自慢のフローリングの部屋ではじめて一緒に食べたあなたご自慢の鰯のパスタ。シシトウ。焼きそば。ヨーグルト。プリン。ポテトチップス。アイスクリーム。焼き鳥。おでん。豚骨ラーメン。モロヘイヤ。餡蜜。コアラのマーチ。ほうれん草カレーにチキンにマンゴー。
「オメエ、バカだなあ。そんなに食って、どうすんだよう」。
「あとで直樹に吸い出してもらう」。
「いいよ。吸い出してやるよ」。
「ほんと?」。
「ああ、いいよ」って、直樹は笑った。「俺、変態だからさ」。
「好き」。
直樹、とても好きでした。好きで、好きで、たまらなかった。わたし自身のことよりも、あなたのほうが好きだった。でも、それも、終わりです。もう、決めました。わたしは、ここで、あなたを、ひり出してしまうと決めました。
女は歯を食いしばって、力をいれた。腹筋と背筋がメリメリいった。
心臓がときどきひどく痛んだ。
目蓋の赤い裏側に中学の社会の授業で使った地図帳のなかにある駅や線路や果樹園の記号のようなものがゆっくりと上昇していく。
最後の力を振り絞る。「うううっ」と唸った。
屁が鳴った。
洗面台の鏡の前で「ちょっと。カンベンしてよ」と女子高生が唇を歪めて、もう一人の女子高生に目で合図した。
「笑うなら、笑え」と女は思った。
135真瀬清顕:03/07/23 16:39 ID:3gFiMe2/
頭上を環状線が走り去る。
腹の中で直樹がどす黒い胎児となって回転しだした。
頭が直腸の入り口に押し当てられた。
「いまだ!」。
女は死に物狂いで踏ん張った。鼻水が出た。涙がこぼれた。何度も何度も溜め息がでた。
「たすけて、直樹。たすけて、直樹。もう、出てって。お願いだから、もう、わたしの中から、出てって、直樹」。
肛門の周囲がメリメリと裂け、そこから血と粘液にまみれた直樹の頭がはみ出してきた。
「出てって、直樹!出てって、直樹!」。
「ああああぁぁぁぁっ」と女は腹の底から無気味な叫び声をあげ、この二ヵ月ばかりのあいだ腹の中で凝り固まった恋人との思い出のありったけを便器の中に押し出した。
そうして前に突っ伏した。レバーを、下ろした。
水が噴き出す。
「どうして俺を流すんだよお」と青黒いいくつもの部分で凝り固まってできたもう一人の直樹がおぞましい異臭を放ち、泣きながら、言った。
「どうして俺を捨てるんだよお」と。
「ごめんね、直樹。ごめんね、直樹」と言いながら、女は尻の穴から血を流し、床に突っ伏し、レバーだけは押しつづけていた。
「あああああぁぁぁぁぁぁっ」と直樹の叫び声がした。そうして激しく渦を巻き、直樹は地獄へとつづく小さな穴の中に丸ごと呑み込まれ、消えてしまった。
「ごめんね、直樹。ごめんね、直樹」と呟きながら、女は、青いタイルと白いタイルの交錯する不潔きわまりない女子トイレの個室の床にうつぶせて、水の匂いを嗅いでいた。
彼女は柔らかに微笑んだ。
「ここは静かだ」と女は言った。「ここは静かだ。いいところだ」と。
136名前はいらない:03/07/24 03:19 ID:shNEgo+L
うーん。こ。

なかなかやるな真瀬清顕。ボーダーラインの物語だね。体験談入ってる?
それにしてもストーリーはなかなか練れてるぞ。
オチもいい。
続けていいぞ。
137真瀬清顕:03/07/24 13:25 ID:vHZ5x7KI
>>136
お、ひさびさのレスだ。
うれしいね^^

>体験談入ってる?

うーん、いま考えてみると、やっぱり入ってるんだね。
以前に付き合った二人の女が、一人になってあらわれたみたい。

あと、新宿の地下道歩いてるときに、急にもよおして、トイレに行ったら、
男子トイレが清掃中で、「隣の女子トイレに入ってください」って看板が出てて、
「女子トイレに大手を振って入れるのはいましかないぞ」
って思ったもんだから、
入ってみると、意外に汚くて、というか、恐ろしく汚くて、
それにしては壁には落書きがなく、ひとつだけ、
この文章の冒頭にある、
「わたしの中にある海」っていう極細シャーペンの落書きがあって、印象的だった。
138真瀬清顕:03/08/01 00:55 ID:dzYnnfNI
いちおう、あげておく。
(スマソ)

これから続編あるよ^^
139山崎 渉:03/08/02 01:01 ID:TahhWmQI
(^^)
140名前はいらない:03/08/03 12:22 ID:pOvSvda7
続編まだー?
141名前はいらない:03/08/06 16:24 ID:UNPymygk
タダは無料。
142真瀬清顕:03/08/07 23:51 ID:vTpqUdXu
>>140
へへーっ。

>>141
そうなんだよね、そこがつらいとこなんだよね。
143真瀬清顕:03/08/07 23:51 ID:vTpqUdXu
いやー、紙芝居、やったよ。
結果からいうと、大失敗だった^^;
真昼間に、四条河原町の阪急デパート前でやったんだけどさ、
暑いし、やかましくて朗読する俺の声は聞こえないし、
でも、ジミヘンのロックは凄かったね、街中で聴いても。
それから、ダンサーも凄かった。
そのダンサー、アメリカからきたシン・コガっていうハーフなんだけど、
お父さんが日本人で、お母さんがアメリカ人。
でそいつが、阪急デパート前のアーケードの柱に登って、
アーケードの屋根の上から下とおる人を見下ろしたりして、
通行人たちはみんなびっくりしてた。
あの顔、忘れられないね。

というわけで、俺はこれから、
紙芝居「GOD GET RED BED」の台本を書き直すわけだけど、
推敲する眼目はというと、もっちろん、もっとシンプルに、短く、正直に!
子供にも判るようなロック紙芝居にしたいと思ってる。
見た奴みんなの価値観がぶっ飛ぶような。
でも、まあ、一番大切なのは、俺自身がこの紙芝居を上演することで
とんでもなくハイになれたらということなんだけど。
「灰になれたら・・・」
ん?
歌舞伎ジョーだな。
おう、よしよし。

というわけで、以前に書いた「GOD GET RED BED」を晒す。
もちろん、これを下地にこれからリライトするわけだ。
144真瀬清顕:03/08/07 23:52 ID:vTpqUdXu
ちなみに、次回の紙芝居の上演は、
京都のアンデパンダンというライブハウスで、8月19日。
その日は、タイトになった「GOD GET RED BED」を披露するよ!
145真瀬清顕:03/08/08 00:24 ID:Nd5eU/jr
  第1幕  第1場

〈BGM〉
 ウッドストック・フリーコンサートにおけるジミ・ヘンドリックスのアメリカ合衆国国家「星条旗よ永遠なれ」。

世界の終わりがやってきて、ビルはガラガラと音をたてて崩れだしました。
国会議事堂も都庁ビルもエンパイア・スペード・ビルディングも、瓦礫の山となりました。
人々は、燃え上がる炎と煙のなかを逃げ惑い、完全に狂った軍隊が民衆にむかって発砲しました。
犬は原子爆弾の熱線に焼かれ、あつあつのホットドッグになりました。
政治家たちは我先に地下核シェルターに避難しました。
テレビは一日じゅうアリメカ合衆国の国歌「我が星条旗は永遠に不滅です」を流し続けていましたが、ときどき反乱軍の妨害電波が、ザ・ビートルーズの「ALL WE NEED IS LOVE」やジョン・レモンの「ヒマジン」にすり替えました。
学校はもちろん閉鎖され、先生たちは星のないテントウムシになりました。
子供たちの背中には羽根が生え、どこかに飛んでいきました。
146真瀬清顕:03/08/08 00:25 ID:Nd5eU/jr
燃え上がる街は七色に光り、四十日の大雨のあと、大洪水に見舞われました。
その洪水の水がすっかり引くと、崩れ落ちた都市の瓦礫にさまざまな植物が繁茂しました。
滅亡した文明の残骸に色とりどりの花々が咲き乱れ、鳥たちは自由に歌い、澄んだ青空を飛び交いました。
運よく山に隠れて生き延びることができた人たちは、新しい朝の到来に心の底から感謝しました。
すると空に虹が架かって、天から使者が降りてきました。
大地は激しく鳴動し、アスファルトを引き裂いて、ぱっくりと口を開けた地割れから地獄の住人どもが這い出してきました。
これまでに死んだすべての者が地上に現われ、予言はことごとく成就され、ありとあらゆる者たちが恐怖と賛嘆の思いで目を見開いて、天地のあいだに繰り広げられる天国と地獄との結婚式に見入っていました。
その時、空には顔が現われ、地面からは無数の手が突き出して、石ころは歌い、しゃべりだしました。
空飛ぶ鳥も、太陽も、水のなかを泳ぐ魚も、月の光も、果てしない砂漠に敷き詰められたこまかな砂の粒までも、宇宙の始まりにおいて万物がただひとつの光の海だったときの記憶を思い出し、その時に歌った誓いの詩の一節を、もう一度、声を合わせて朗唱しました。
その誓いの詩の一節というのは、このようなものでした。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神よ、我等が身体を寝台とせよ!」
147真瀬清顕:03/08/08 00:26 ID:Nd5eU/jr
第1幕  第2場

 〈BGM〉
  ジミ・ヘンドリックスのファーストアルバム「ARE YOU EXPERIENCED?」より「パープル・ヘイズ(紫の煙)」。以下、第1幕のBGMはすべて「ARE YOU EXPERIENCED?」より。

紫の煙のなかから一人の男が生まれ出ました。
男の名前はジミ・ハンドリスク。
魔法の手を持っています。
生まれ出たジミが右手を上げると、虫歯だらけのビル街の奥から一頭のティラノザウルスが現われました。
ジミが、そのティラノザウルスの鼻先に妖しげなタバコの煙をふっと吹きかけると、たちまち、その獰猛なティラノザウルスのゴツゴツとした体はピンクに染まり、目はトロンと渦巻いて、猫のようになついてきました。
ジミは、ゴロゴロと喉を鳴らして身をすり寄せてきたジュラ紀の肉食恐竜ティラノザウルスの背に跨がって、
「KISS THE SKY!」
と言いました。


148真瀬清顕:03/08/08 00:27 ID:Nd5eU/jr
するとティラノザウルスは、クルマの残骸が横たわるマングローブの森の上に架かった都市高速道路を走りだし、凄まじい叫び声を発して、空にぴょんと飛び上がりました。
どこまでも澄んだ青空にぐんぐんと吸い込まれていくピンクの恐竜ティラノザウルスレックスの背に跨がった、魔法の手を持つ男、ジミ・ハンドリスクは、青空に張り巡らされた高圧電流の電線を、まるで使い慣れたストラトキャスターの弦のように掻き鳴らすと、
「PURPLE HAZE!」
と大声でシャウトしました。
すると、とたんに、荒れ果てた都市の廃墟の遥か彼方に、美しいすがたを空にむかってせり出している不死の山が噴火して、紫の煙を噴き出しました。
大地は狂ったように波打って、身の毛もよだつほどおぞましい産みの苦しみの悲鳴をあげて、幾度もオレンジ色に輝く光の帯を天空に放ち、新しく生まれるべきものを押し出しました。
不死の山の噴火口は裂け、そこから、真っ赤に焼け爛れた溶岩とともに、一人の女が生まれ出ました。
ジミは恐竜の背に跨がったまま、空高く噴き上げられた女の新生児に口づけすると、あたたかくやわらかな声で世界に向かってこう言いました。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神は、汝が身体を寝台とする!」
149真瀬清顕:03/08/08 00:28 ID:Nd5eU/jr
 第1幕  第3場

 〈BGM〉
  ジミ・ヘンドリックスの「マニック・デプレッション」。

腐敗しきった都市の底から一人の女が生まれ出ました。
女の名前はビジー・ホリデイ。
魔法の声を持っています。
ビジーがこの世に出現すると、人々の鼓膜は破れんばかりに打ち震え、獣たちは恐れをなして穴蔵に隠れ、小鳥はショックのために地面に転がり落ちました。
ビジーは声を限りに叫んだのです。
それが彼女の産声でした。
「誰か助けて!誰か助けて!HELP ME!HELP!HELP!HELP ME!
わたしに乳を与えてください!わたしに食べ物を与えてください!誰かわたしを抱いてください!
心細くて心細くてたまらないのです!恐くて恐くてたまらないのです!誰かわたしを慰めてください!髪の毛を撫で、キスしてください!」
150_:03/08/08 00:31 ID:FHMKTKvw
151真瀬清顕:03/08/08 00:35 ID:Nd5eU/jr
彼女はそのように泣き叫び、都市の残骸から聳え立つバオバブの木の茂みのなかで助けを求めておりました。
空には翼のある蛇、ケツァルコアトルが旋回し、湿った密林の枯葉の上を巨大なニシキヘビが身をくねらせて這っていました。
不死の山は麓から大爆発のため噴煙をあげて粉々に散り、海は三千メートル級の津波を立てて陸という陸を襲撃しました。
ピンクに染まったティラノザウルスレックスの背に跨がった、魔法の手を持つ男、ジミ・ハンドリスクは、
もともとは映画館やボーリング場があったビルを引き裂いてそそり立つバオバブの木の茂みのなかで悲痛な産声を張り上げている裸体のビジーホリデイを救い出し、
いったん雲の上にある湖の畔にかくまいました。
そこには気持ちのいい音楽が霧のように静かに舞い降り、湖はすべてをありのままに映していました。
152真瀬清顕:03/08/08 00:45 ID:Nd5eU/jr
「あんた、だれなの?」
と、やっと落ち着きを取り戻したビジー・ホリデイがしゃくり上げながら訊ねると、ジミははにかんだような微笑を浮かべ、
「ブードゥーチャイルさ」
 と、言いました。
「ブードゥーチャイル?なに、それ?」
 と、ビジー。
「うーん。時空を旅する魂の子供ってとこかな」
 そこでは太陽は七色に光り、夜には七つの月があらわれました。
鳥たちはすべて甘い香りのする雲の綿菓子でできていて、水を転がすような声で歌ったかと思うと、開け放たれた窓から家の中に飛び込んできて、自分から朝食の皿の上に止まりました。
その鳥の体は生クリームとカスタードクリーム入りのシュークリームでできていて、砂糖菓子で作られた羽毛にはシナモンとココアの粉が振りかけられておりました。
湖の畔に立つ小屋は歓びに燃えあがり、それと同時に山々は青褪めたオーロラとなりました。
ジミ・ハンドリスクとビジー・ホリデイは見つめ合い、おたがいの黒い瞳の中に激しく硬く光り輝くダイヤモンドの結晶を見つけだし、身も心もひとつに溶け合いました。
すべてのよそよそしさが消え去ったあと、ビジーは木でできたベッドの脇に腰を降ろして、軽い寝息をたてているジミの滑らかな胸を撫でながら、こう言いました。

 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!
 GOD GET RED BED!

「神は赤いベッドを受け取り給うた!」
153真瀬清顕:03/08/08 00:46 ID:Nd5eU/jr
ふーっ、きょうは、一晩かかって、ここまでをリライトしよう!
さあて、楽しいぞ!
154山崎 渉:03/08/15 12:26 ID:6uqIVx7n
    (⌒V⌒)
   │ ^ ^ │<これからも僕を応援して下さいね(^^)。
  ⊂|    |つ
   (_)(_)                      山崎パン
155真瀬清顕:03/08/20 17:24 ID:+PaaBGAa
「公衆便所」2

12番線ホームに緑の環状線が滑り込む。制服の太腿が狙われている。
白く若い皮膚は生命力に満ちている。チャイムが鳴りだす。アナウンスが言う。
「電車がまいります。危険ですので、白い点線の内側にお下がりください。
四列に並んで、お待ちください。お降りの方が降りられてから、ご乗車ください」。
空気の抜ける音がする。ドアが開いた。ガラスに顔を押し潰されていた痩せた女が、
頬に自分のオレンジ色の口紅をなすり付け、潤んだ瞳で押し流される。
誰もがどこかを狙っている。座席か?手摺りか?吊り革か?尻か?ペニスか?スペースか?
「押さないでください。押さないでください」とアナウンスは繰り返し叫ぶ。
156真瀬清顕:03/08/20 17:25 ID:+PaaBGAa
群集は一匹の生き物のようにアメーバ状に輪郭を崩しながらも、
降りてくるもう一つの生き物の間隙を縫って、
チューインガムと汗とげっぷとサンドイッチの匂いと麝香系の香水が入り混じる車輌の
空間に流れ込む。茶のセカンドバッグを小脇に抱えた四角い顔の眼鏡の男は、
くすんだ臙脂と紺のチェックの制服のスカートの後ろにしっかりとついて、
濁流渦巻く車輌の奥へと転がりついた。尻は右手の親指の付け根のあたりから、
可憐に割れて、突き出していた。「押さないでください。押さないでください」と
アナウンスは無意味に繰り返して言う。ポロシャツの中で男は思った。
「もっと押せ。もっと押せ」と。リボンはすぐに手の平を感じ、
ドアが閉まる音を確認してから、体をずらした。
「こないで!うざったい!」と彼女は思った。
「なに考えてんだ、この野郎!気取ってんじゃねえよ!」。
チノパンのベルトはふたたび後ろに回り込む。
車輌が揺れた。人差し指が割れ目にもぐった。電車は枕木の上を眠りながら走る。
指はスカートを捲り上げ、湿った餅のような合わせ目を小刻みに震えながら上昇していき、
朝、ブドウの房のようなウンコをたんまりと出した窄まりと、
白濁した体液を干からびさせた酸っぱい割れ目を、ノックした。
157真瀬清顕:03/08/20 17:26 ID:+PaaBGAa
「もう、ヤメてよ。ウザったい」。革の鞄が胸で匂った。
「もう、ほんとに、ウザったいんだから。もう、ほんとに、いいかげんにして。
どうせ、するなら、どうせ、するなら、早く、来て」。
眼鏡の中で細い目尻は、光沢のある南方系の鼻筋と、長い睫毛と、
無関心をよそおう瞳を見てから、おもむろに人差し指と中指の爪で
レースの合わせ目をコリコリ掻いた。黒い刺繍の布に包まれ、ピンクの真珠が膨張していく。
「もう、ウザったいんだから。ウザったいんだから。どうせ、するなら、うまく、して」。
指は脇から割れ目に入り、列車は枕木を刻み続ける。痺れるような潤いが
全身の襞から虹色に光り、溢れだし、きのうの夜に覚えたはずの英熟語の鎖を解き放つ。
158真瀬清顕:03/08/21 21:13 ID:kxaMDi4I
「CLUB DADA」というメールマガジンを創刊することになりました。
無料なので、もし気がむいたら購読してください。

 ttp://www.emaga.com/info/mase.html
159名前はいらない:03/08/21 22:24 ID:B6TgBmpC
なんでここ

DADA
なん
だだ
160名前はいらない:03/08/21 22:25 ID:B6TgBmpC
ただ
だから
だだ
161真瀬清顕:03/08/21 23:40 ID:kxaMDi4I
>>159
>>160
谷川俊太郎だね?
谷川俊太郎は、絵本が好きだ。

>ただ
>だから
>だだ

うーん、いいなあ。
ねえ、メルマガにのせてもいい?
それとも、キャッチコピーにしようかな。
もちろん、著作使用料も、

だだ
だから
ただ


162真瀬清顕:03/08/22 02:08 ID:1tg03vUQ
「KLACT−OVERSEDS−TENE」


窓のむこうで小鳥が歌う。
窓のこちらで小鳥が歌う。
窓の中で小鳥が歌う。
窓の外で小鳥が歌う。
「注意秘密!注意秘密!」
163159、160:03/08/22 02:11 ID:Ga4EBNoj
うんだだ
164真瀬清顕:03/08/22 02:14 ID:1tg03vUQ
>>163

蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻蟻だだ!
1651:03/08/22 02:23 ID:Ga4EBNoj
そんなにありいらん
ありらん?
ちょっとほめられると
弱い
むずがゆい
だだ
どういたしてよん
166名前はいらない:03/08/22 02:30 ID:+fVHI4Wm
>>165
1ちゃうだ
だからいわん小茶内
摩羅の眼の1だ
だだあん ご免
167真瀬清顕:03/08/22 12:06 ID:1tg03vUQ
 超短編小説「鏡」


「やや、怪しい奴め」
「何云ってんだ」
ズドン!
めでたし、めでたし。
168真瀬清志郎(我が家の2歳児):03/08/22 12:08 ID:1tg03vUQ
 俳句


裸でチャンポンを食べている
169真瀬清志郎(我が家の2歳児):03/08/22 12:10 ID:1tg03vUQ

「チョッチョ語録」その一
 注)チョッチョ:我が家の2歳児真瀬清志郎の愛称

 夕方、家に帰ってくるなり、
 チョッチョ曰く、
「カレーの声がする」
170真瀬清顕:03/08/22 12:13 ID:1tg03vUQ
  
詩「光」


  ひかる
  ひとしずく
  ひあがる
  ひとみは
  ひらがなだ
171真瀬清顕:03/08/22 12:16 ID:1tg03vUQ
メールマガジン「CLUB DADA」創刊号の巻頭は、
>>159
>>160
の、
詩「だだ」(勝手にタイトルを決めさせてもらった)
に決定しました。
謹んでご報告いたします。
172真瀬清顕:03/08/22 13:43 ID:1tg03vUQ
  
詩「彼女の乳房」



彼女の乳房。おお、それだ!完璧な青空に突き出した彼女の乳房。それこそが、おれが通うべき教会なのだ!
尖塔は銀の鎧に覆われている。美味なるものは硬い甲羅に閉ざされている。だが、そのことで、おれたちは、硬い甲羅そのものに、毛の生えた太陽の炎を捧げる羽目となってしまった。
おれは彼女だ、彼女の乳房だ!
宗教が阿片なわけないだろうが。宗教は、阿片よりも、ヘロインよりも純度が高い。そして彼女の乳房は、尻は、宗教よりもはるかに危険だ。
彼女を殺せ!乳房を切り取れ!美しく丸いととのった形をした尻を真赤に焼けたフライパンで叩け! 
醜い者どもは美を憎む。もしくは、私有財産として登録したがる。だが、美しい者どもは8の字になる。そして阪神タイガースのユニフォームを着て、背中の透明な翅を震わせ、∞の彼方へとスジャータするのだ。
173真瀬キワミ(真瀬清顕の妻):03/08/23 11:34 ID:hhBecoJg
  
  詩「危険な種子」


  炎天下
  影帽子をかぶっておでかけ
  足跡から汗がしたたって
  犬の舌には苔が生えた
  乾燥したキノコに火がつくような
  午後は続き
  アイスクリームは食べる前に
  消化され
  道端にはたくさんの
  危険な種子が
  はきすられた。
174真瀬キワミ(真瀬清顕の妻):03/08/23 11:35 ID:hhBecoJg
  
 夢日記「真夏の夜の夢」


 去年死んじゃった姉が夢にでてきた。
「ひさしぶりに酔っ払っちゃったー」
 と、なにかの飲み会の帰りらしくゴキゲンだった。
「よかったねー、お姉ちゃん」
 と私は言いながら、なんだか姉が、自分自身が死んでしまったことに気づきそうでこわかった。
 何か食べようという頃、姉の顔色が真っ青になり、元気がなくなった。
 私の名を苦しそうに呼びながら、
「今日、しあわせになろうよ」
 と言う。
 そして、しがみついてきて、私の背中をつねる。
「お姉ちゃん、痛いよ」
 と言って、私は同じくらいの強さで姉をつねった。
 ふたりの痛みが同じになった気がして、痛みが散るように消えて行って、私は目が覚めた。
 そして激しく泣いた。
175真瀬キワミ(真瀬清顕の妻):03/08/23 11:35 ID:hhBecoJg
  
  エッセイ「まぼろし」


 夕暮れの自転車、帰り道、電信柱の下に、別れを惜しむようなカップルが見えた・・・・。
 と思ったけど、近づくと誰もいなかった。
 たしかに、ピョロッとした彼氏と、小柄でかわいい彼女の服のセンスや趣味、声まで、見て、聞いて、感じることができたと思ったのに。
 これはもう存在したと言ってもいいだろう!?
176真瀬清顕:03/08/23 14:10 ID:hhBecoJg
さて、今日は、また、四条河原町に紙芝居をやりにいくのだ!
「ショーほど素敵な商売はない!」
177名前はいらない:03/08/24 02:04 ID:yJNHAQnC
>>174
(・∀・)イイ!!
178真瀬清顕:03/08/24 04:21 ID:gsOAgTUG
>>176
おお、そうかい。
女房に伝えとくよ。
あいつ、パソコンいじらないからさ。
紙切れに書かせて、俺が打ってるんだ。
あの夢、二、三日前の夢だったみたいだけど、そうとうショックだったみたい。
おれも、お姉さんとは仲良かったからなあ。
死んだことは知ってるけど、なんか、実感ないんだよな。
さみしいよなあ。
179真瀬清顕:03/08/24 04:25 ID:gsOAgTUG
あ、まちがえた。
上、
>>177
でした。
180名前はいらない:03/09/21 16:31 ID:HeJlaS0U
「私の思うに、すべての行為は、すくなくともそれをおかすことのできた者にとって、その行為自体のうちに自己正当化をふくんでおり、また、ごくわずかな注釈をくわえただけでも弱められてしまうような性質の、ある種の放射力をそなえている。

  アンドレ・ブルトン著「シュルレアリスム宣言」より
181名前はいらない:03/09/21 16:41 ID:DSdi9I/z
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182真瀬清顕:03/10/27 12:41 ID:/ZaqIJT7
「おーい」
「おーい」
「終わったよーっ」
「何が?」
「世界が終わった」
「憎しみと分裂の世界が終わった」

「おーい」
「おーい」
「生まれたよーっ」
「何が?」
「宇宙が生まれた」
「愛と平和の宇宙が生まれた」

 一緒に生きよう。一緒に歌おう。一緒に踊ろう。一緒に歩こう。
183真瀬清顕:03/10/27 12:41 ID:/ZaqIJT7
「おーい」
「おーい」
「始まったよーっ」
「何が?」
「ほんとうの自由が始まった」

 男は神だ。女も神だ。男も女も神である。空も、風も、太陽も、月も、星も、さざ波
も、嵐も地震も、神である。
 ありとあらゆるものが神である。
 ありとあらゆるものが生きている。
 虫けらも、神だ。石も静かに呼吸している。石も静かに鼓動している。
 そのことを知った時、私たちはこの大宇宙と響き合う。

「おーい。おーい」
「おーい。おーい」
「おーい。おーい」
「おーい。おーい」
184名前はいらない:03/10/27 12:52 ID:eM2HyP+p
●●●マスコミの「盗聴、盗撮」は許されるのか?その8●●● http://natto.2ch.net/mass/kako/1011/10115/1011522150.html
266 名前: 文責:名無しさん 投稿日: 02/02/13 14:19 ID:SyIqjfH5
TBSドラマ「プリティ・ウーマン」も、盗聴ネタ。
ドラマ盗聴は、もう言うまでもないか。 
盗聴・盗撮ネタを使う雑誌
ジャンプ・サンデー・マガジン(週刊・月刊・ヤング)
チャンピオン モーニング スピリッツ アフタヌーン
ビッグコミック ビッグコミックスペリオール
まんが〇〇〇とつく、4コマ雑誌
他にも読んでいるもので、盗聴だと思ったものがあったら書き足してください。
著者によっては、盗聴ネタを使っていない人もあります。
使わない著者も、盗聴の危機にさらされていることと思う。どうかご了承下さい。

301 名前: 投稿日: 02/02/15 19:11 ID:lKXGAVTC
>>292
>モニターで見ている人がいて、その様子から偽ファンに、話してほしい台詞を
>伝えるようです。
こういうギャグを思いつく人って、普段から盗聴/盗撮をやっていると疑われても仕方がないよね。
>例えば漫画家でも、裏で「こういうネタを描いて」と頼まれたのかも
>しれないし、テレビのリポーターでも「こういう台詞を言って」と
>陰で命じる人がいるのかもしれないですね。
今はほとんど聞いていないが、J−盗聴WAVEの番組制作会社と契約して仕事を
している放送作家の中に、盗聴を利用しているバカ野郎がいるよ。放送では放送作
家がセリフを考えるのが普通だが、貧困な才能ゆえに盗聴にすがってしまうんだろ
うね。ただ、表でしゃべっているタレントがその事実を知っているのかどうかは、
わからない。J−盗聴WAVEは局全体が確信犯だから、いずれ天罰が下る。
185名無し:03/10/27 14:30 ID:y8dp3XHX
誰か、このアフォにコメントしてやれ
http://www.myprofile.ne.jp/knights_7110+blog
186名前はいらない:03/10/31 23:28 ID:V/qV2xzV
ここは、どこにもないけど、どこにでもあるところです。
なんでもかんでもでたらめで、それでいて、ほんとうのところです。
朝日がのぼると、夜がきて、七色の雄鶏が
「ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん、ぽん」
と太陽の卵を七つ生んだら、
どこまでもどこまでもひろがるイチゴ畑があらわれて、
さあ、夢のかなたへの旅のはじまり!
あなたは目をあけたまま夢をみることができますか?
これから、しっかりと、両方の目をひらいたまんま、夢の世界へとご案内します。
ぼくたちは、イチゴ畑のまんなかをとおるガタガタ道を走っていきます。
それは天にのぼる道。
地獄めぐりに落ちていく道。
恋とロマンス、スリルと冒険に手に汗にぎる、不思議の旅の、はじまり、はじまり!
187真瀬清顕:03/11/03 13:25 ID:7sOiwxkT
むかしむかしある星に、ユリの花を抱きしめた若い王様が住んでいました。
王様はいつも、金ピカの服にかざられた胸に、まっ白なユリの花を抱いていました。
ユリの花を抱いていないと、どうしても不安で不安でたまらなくなって、まるで生きたここちがしなかったのです。
188真瀬清顕:03/11/03 13:26 ID:7sOiwxkT
ところが、ある月のない暗い夜のことでした。
王様が、お城のいちばん高い塔にある寝室のベッドで、
自分が黒いユリの花になった夢をみていると、
とつぜん、
いろとりどりのユリをかたどったステンドグラスの窓をつきやぶって、
一羽の大きなフクロウが、
天蓋つきのベッドをおおう白いレースのカーテンもはねのけて、王様の胸にとびのりました。
189真瀬清顕:03/11/03 13:27 ID:7sOiwxkT
いきなり眠りからさめた王様は、なにが起こったのかもわからずに、ただおろおろと、胸のユリの花をさぐるばかりです。
でも、王様の薄い絹でできたパジャマの胸に抱かれていたユリの花は、じつは、もうとっくに、窓からとびこんできた大きなフクロウのするどい爪にわしづかみにされてしおれていました。
190真瀬清顕:03/11/03 13:28 ID:7sOiwxkT
若い王様は、あわてて、それからたいへん寝ぼけたようすで、こういいました。
「私の帽子が」
「私の帽子?」
 胸のうえのフクロウは首をかしげてそう聞きかえしました。
「いやいや、私のフクロウが」
「私のフクロウ?」
 フクロウは、また、きょとんとした目を見ひらいて、首を左にかたむけました。
「いやいや、また、まちがえた。私の苦労が」
「私の苦労が?」
 フクロウがそう聞きかえすと、王様はいきおいよくベッドのうえにおきあがって、
「そう。そう。私の苦労がロウソクに」
 というと、目をまんまるく見ひらきました。まるで目のまえで首をかしげているフクロウみたいに、目をまんまるく見ひらいたのです。
 そうしてお城じゅうにひびく大声でこう叫んだのです。
「私の苦労がロウソクになった。私の苦労がロウソクになった。私の苦労がロウソクになってゆらゆらと燃えながら消えていく。私のロウソクが泡になる。炎が水の泡になって流れてしまう」と。
191真瀬清顕:03/11/03 13:28 ID:7sOiwxkT
つぎの日の朝、王様はすっかりまえの晩にみたフクロウの夢のことは忘れていました。
 お昼になると、ひとりの若い罪人がお城の大広間につれてこられました。その罪人は、国じゅうの人々にいつわりの愛と自由をといた悪党だということでした。
 王様は、その悪党の目を見たとたん、胸がドキッとしてとてもおそろしくなりました。どうしておそろしいのかはっきりはわかりませんでしたが、なんだか、まえに、会ったことがあるような気がしたからです。
192真瀬清顕:03/11/03 13:30 ID:7sOiwxkT
王様は、その悪党の目のなかに、戦いの先頭を走る兵士の帽子を見ました。
そしてその帽子は、こんどは一羽の大きなフクロウとなって、
王様や、王様のお父さまや、そのまたお父さまが、たいへんな苦労のすえにきずきあげた王国に、まるで一本のおとむらいのロウソクに火をともすように火をつけて、
燃やしてしまい、とうとうさいごには王様の魂さえも、永遠の炎で焼きつくし、水の泡のようにむなしくしました。
193真瀬清顕:03/11/03 14:29 ID:7sOiwxkT
 そのようなまぼろしを、広間にひきたてられてきた悪党の目のなかに見た王様は、心のなかだけでこういいました。
「もう、これはどうしようもない。この悪党は私の王国を滅ぼしにきたのだ。
だけど、もう、これはどうしようもない。そうとはわかっていても、どうしようもない。
この悪党のいうことは、なんでもいうとおりに聞かなければならない。
この国のすべてをあけわたせといえば、そうしなければならないし、
この私の命をさしだせといったら、よろこんで死んで、自分の命をさしださなければならない。
なぜなら、この悪党にさからえば、死よりももっとひどいことがまちうけている。
私には、わかる。私には、わかる。死ぬよりも、もっとひどい運命が、まちうけているということが、私にはわかる、私にはわかる」
194真瀬清顕:03/11/03 14:29 ID:7sOiwxkT
王様がそんなふうに考えていると、やはり、お城の大広間の赤い絨毯のうえにくみふせられた悪党が、やせておちくぼんだ目のなかに燃える炎をかがやかせて、
「王様、おねがいがあります」
 と、いいました。
 悪党がそういうのを聞いて王様はすべてを覚悟しました。国をすてることも、命をなげうって死におもむくことも。たとえ死んだとしても、魂が救われればそれでいいと思ったからです。
 そこで王様は生まれてはじめて背すじをキリリとのばし、心の底からのまっすぐな気持ちで、こう言いました。
「なんなりと願いごとをもうせ。なんなりと、その願いをかなえると、ここで誓おう」
 すると悪党は、春風にゆれるレースのカーテンのようにやわらかくほほえんで、手をさしだして、こういいました。
「王様が胸に抱いておられるそのユリの花を私にください」

195真瀬キワミ:03/11/10 12:12 ID:6H9YchDR
 「自由」


夜 眠る前にかんがえる
あのとき ああすればよかった・・・・
あんなこと いわなければよかった・・・・
いろんなことを思い出して
いいわけをする
人のせいにする
とことん暗い穴を掘り
今の自分にいきあたる

誰にも命令されてない
何も強要されてない

たとえされていても
私は自由だった
気がつけば自由

こうなると気分はすでにハイテンション

「気がつけば自由」 いいじゃない
もはや まるで 山頭火
「ふと気づけば自由」 うん これもいい

そーだ、みんな自由だ
いいね いいね そうしよう

196名前はいらない:03/11/10 12:26 ID:pk0Izvu/
197真瀬清顕:03/11/16 11:17 ID:+rVxOLDQ

 「扉」

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。

ドアはまだ閉まっていない。
198:03/11/17 00:42 ID:doxAEwJ/
颪 吹き荒れろ
吹き荒れろ 颪

いかんせんの
盗賊は、椰子
の実に頭を打つ。右から斜めの左端の突き抜けた放射能。

颪 吹き荒れろ

能面カラスのお百度参り。水が下から流れてる。富士の噴火ももうすぐだ。
199名前はいらない:04/02/06 23:55 ID:7kEk8Wh2
ダダは無料?
200名前はいらない:04/03/27 00:54 ID:TfmfWF+K
続編きぼん。
201Mana魔名:04/04/11 01:56 ID:iTmMyN2/
Cut your tongue
Love my eyes
Use your nose
Baby , I want to be loved much more

Death wish , dive into dark
Ain't afraid to die
Death wish , dive into fire
Ain't afraid to die
202名前はいらない
[氷]

冷える前に
飲みこんだ