命がけで詩を批評するスレ 二番塚

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1Pork
・放送禁止用語ぐらいで頭ごなしに否定したりしません。
・好き嫌いは入りますが、出来る限り公平に批評します。
・どんな詩も真剣に批評します。
・こいつアホじゃないか?というぐらい律儀に、真剣に批評します。
・批評家大量募集します。

前スレ 【命がけで詩を批評するスレ 】
http://book.2ch.net/test/read.cgi/poem/1020071770/
2Pork:02/10/17 00:16 ID:1MPPicPO
いかでか払わむ この虚しさを
上げられ消える詩の短さよ
目に止まらぬままに流れゆき
やがては生みし者の魂を蝕む
今あらためて狭量を捨て
そのココロを透かして見よ
凝視する果てには自らの
胸の内を覗く事となろう
34th ◆HdqTLODCXU :02/10/17 00:53 ID:ZENW883P
もぐりはじめた夜を染める深い椅子にのった僕  声をまっすぐに飛ばしたいのは カラス 黒 美のつまみ
自由上昇の欲望も隣で飛んだ風景  かざした白い紙へのサイン いつか 写る それが星刻の跳ね返りで晴れた道 声をすすめる意識手に持って

//multiで申しわけないですが なんか殴ったといった感じですが ひとことでいいから 
4痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/17 15:28 ID:j2KkVbpH
『寺の鐘を突く』

近所の寺には大きな鐘がある
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォンン!!!!!
たま〜にイタズラ 勝手に鳴らす

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォゥン!!!!!
グゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオォォォォゥゥゥゥンンン!!!
ゴオオオオオオオオオオオオオオゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥウンンンン!!!
響く 響く

ドラムみたいにガンガン鳴らし難いにが欠点だが
これはこれで迫力がある
爺の住職は見て見ぬ振りか それとも坊主の仕事で経でもあげてる最中なのか
一度も注意して来ない
まあこっちも別に珍走団では無い
騒音公害の元になるつもりは毛頭無い

今日も気が向いて鐘を鳴らす
ゴオオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオウオィィォオオオオンンン!
響く 響く いやーこの響きよ!ギーンと耳に刺激する
なんとなくノスタルジックな気分になるのは寺の醸す雰囲気からか?
ただ単に古い寺だからか?そんな事はどうでもいい
ゴオオオオオオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオン!
鐘の音が村に響く
5名前はいらない:02/10/17 16:52 ID:I2iCFAvA
私はロマンチストの魚
右へ左へ上へ下へと泳ぎ回る
未だ私を見たという者は無く
故に私は存在しているわけも無く
それでも今視界に入るのは
深遠の涙の海だけ
青く赤く緑色をした・・・

私はロマンチストの魚
生まれ愛し恋しそして死んでゆく
未だ努力の甲斐も無く
孤独に泳ぎ回る日々を過ごしてきた
それでも今視界に入るのは
深遠の心の縁だけ
いつも夢見る理想の類の・・・

この矛盾がひとりでに泳ぎだす
えら呼吸さえ満足に出来ない
私の大事な大事な大事な・・・
6盛者必衰:02/10/18 01:19 ID:RaGlxkYQ
磐石の王将
カバンを持たせて優越感
いつ気付くかな 
歩はじりじりと相手方
 
虚栄の王将
語る武勇伝で威圧感
聞き飽きてきた
となりの金将僅かに動く

虚勢の王将
先生にたてついて存在感
思春期越えた
飛車は向こうで静かに成った

裸の王様
逃亡しつつ孤独感
愛想が尽きて
香車もダッシュで離れてく
7乙女エアー:02/10/18 02:30 ID:3z4OB++o
次世代家電の明晰に
スイッチ押す手も躊躇われ
レスポンスの激しい俊足にも
おそるおそるに説明書きを
めんどうくさげに斜め読み
8名前はいらない:02/10/18 02:50 ID:6cFLbmAf
想像


目を閉じる瞬間に 死んだ後のことを思う

なんでもない日々の中で 突然息絶えて

そのあとまるで元からいなかったみたいに 

素通りされるの

そんなことが あるはずはないけど
 
目を閉じる瞬間に 終わりを感じる

9白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/19 02:11 ID:b9gu7x4X
『漂泊』

また一つ落ちる果実
終わりを知って
それに厭きて。

また漂泊を願うこころ
始まりを夢見て
なお憧れて。

ただ平凡に続く断崖
のぼりつめて
息をひそめて。

ただ満ちてゆく潮
月をうつして
時は揺らいで。
10Pork:02/10/19 02:36 ID:8DW4a23B
やや漂泊感に欠ける傾向があります。
漂泊をしているわけではなく望んでいる
わけなのですが、その願望にあまり触れて
いないことが原因ではないでしょうか。

動機として感じられるのは何かが終わった事です。
あとは変わらぬ情景によって、変化を求めている
事を表現したい所でしょう。けれども情景に対する
反発は見られず、まして嫌悪も見られません。
むしろ美しく描いていませんか。

もし月や断崖や海を求めて漂泊を望んでいるのなら
率直にそれを書いたほうが良いのではないでしょうか。
11Pork:02/10/19 02:39 ID:8DW4a23B
10 は >>9

12Pork:02/10/19 03:00 ID:8DW4a23B
>>8

自分の消滅してしまう事を考えて見るのはけして
珍しい題材ではないので、かえって難しいのでは
ないかと思いました。その中で日常を意識ながら
書いているのが特徴と感じました。
仮に考えていることが同じであったとしても
人によって必ず差異があるはずなのでその点を
意識して見てはどうでしょうか。
終わりを感じた時の情動はどうでしょうか。
その現実性のない想像を、あるわけがないと
思いながらも意識した時の反応を打ち出して
いくと面白いのではないでしょうか。
13下手レ(因みに2ch初心者:02/10/19 04:49 ID:XiQhdpSa
『色あせてゆく』
雨の日 滲んだ情景に
貴方がうかんだ
表情はとても疲れてた
孤独を求めている様で
僕の心は憂鬱に染まった

公園の外灯の下
一人、回想していた
瞳は虚ろな光、充満して
呼吸の度にため息が
貴方の唇の色を変えそう

想う程辛い
本当に愛していたのだろうか
二人の夜も色あせてゆく

こう想って貴方と僕との距離は離れてゆく
思い込みかも知れない…でも抜け出せない
本当に愛していたのだろうか
何度もこの胸に反響している
偽愛者の記憶がこの胸を塗り潰す

貴方と僕
二人の距離は取り戻せない
二人の時間は消えていった
144th ◆HdqTLODCXU :02/10/19 11:32 ID:DDZbq0P4
>>1 ...
>>2 クックッ 鳥類発
>>3 鳴る鐘のポテンシャルにも驚きな
>>5 鯉の幼魚のはつらつを読んでみたい
>>6 玉将出てこない
>>7 エンドユーザーが一番偉いのをわすれずに
>>8 あしたの情試午後T中?
>>9 鳥とかトカゲに食われることなく落ちる実の敗北感 糞生ツアー とかね
>>13 約束 契約 ビジネス 情 引きづられ 可能性 真実 事実 しくみ
15Pork:02/10/19 14:07 ID:7M1RI+So
>>7

調子は良いですが、情景に物足らなさを感じます。
語彙が豊富なのは大事ですがその事に囚われては
いないでしょうか。調子を重視するなら相応の
そして共感をベースにするならそれなりに、
いずれにしても最も伝えたい部分に合わせた
語を選ぶべきでしょう。
分量にしては盛りだくさんではないでしょうか。
16Pork:02/10/19 14:08 ID:7M1RI+So
>>6

象徴の使い方は確かなようです。
読んでいて易経を思い出しました。
しかし象徴を使った表現というだけでは
物足りないです。それを使って崇高なことも
下品なことも、なんでも書くことができます。
ただの手法の一つにすぎないからです。

四連目でわずかに型が崩れて来ていますが
むしろそこからが始まりではないでしょうか。
自身のスタイルが限界を作っているようですので
崩して崩して、そこから新しい物を生んで欲しい
ところです。
17Pork:02/10/20 15:59 ID:6BQYrpey
>>5

非常に良いと感じました。
細かいことをあげるならば涙の海の描写が
色に限られていることが気になります。
三色を使用することで涙の持つ多義性で
あるとか複雑さを表していると感じましたが
海の姿を想像させるきっかけがこの部分に
かかるまでない為に難しさを感じました。
対して心の縁のほうは対象が視覚的では
ないのでこうした問題はありません。
広さがあるとうれしいです。
また三連目からの展開を求めてしまいます。
18Pork:02/10/20 16:00 ID:6BQYrpey
>>4

しだいに内省的になってゆく所が魅力です。
表層から内面までバランス良く扱っていると思います。
寺の住職のような存在も重要です。
寺そのものが持つ空気を感じさせる何かがもう少し
あっても良い気がします。
擬音ですが、これはあまり凝らなくても
良いのではないでしょうか。受け取り方は
読み手によって変わってしまいますので
むしろ想像させる表現を充実させたほうが
意図は伝わるのではないでしょうか。
19ポエム初心者:02/10/20 16:12 ID:0XNpCsU5
自由という名の翼を求め
辿り着いたその先には
一体何があるというのか

きっと何も見つからない
きっと何も得られない

ただ 自分が自由であるとわかるだけ

でも そんな幻想を追い求めて
僕は今日も旅に出る

〜お願いします〜
20qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/20 16:31 ID:dqDmKiDX
こんにちは。

>>19
「そんな幻想」というのは何でしょうか?
核心から逃げていませんか?
「わかるだけ」と言い切りながら「旅に出る」理由が、これだけでは
汲み取れません。ひいてはこの作品の意図が不明瞭だと感じます。
もう少し、テーマを自分に返して掘り下げてみてはどうでしょうか。
21名前はいらない:02/10/20 17:53 ID:Z34V3I5D
月が見える 遠くに 掴みたくても掴めない 月に似た君
近付きたくて 一生懸命に走った 周りも見えないほどに
だけど無理だった 走っても追いつけなかった 近づく事さえ無理になった
君はもういない 月よりも遠くに行ってしまった もう一生近付く事はナイ・・
22メロウ:02/10/20 20:33 ID:nQLoLc/L
>きりん様
 どっちのスレに書き込めば良いのか分からなかったのですが・・・
 とりあえず、御批評有難う御座居ました。
 「客席全体の思い」だと分かるように纏めないと読んでいて「?」ですね。
 感情が先走りすぎたみたいです・・・精進します。
23第5フジQ丸:02/10/20 21:42 ID:+Rvii0n6
『純情少年蝉時雨』

あいたい あえない あいたい あえない
声をききたい 抱きしめたい できない
顔を見たい 息吹を感じたい キスしたい できない
とどかない とどかせられない わからない
あいたい あえない あえるかもしれない
でも許されない あきらめられない
さわりたい とどかない 手が出ない
勇気がない 覚悟もない
抱きしめたい 抱きしめたい キスしたい
見つめていたい 伝えたい できない
僕にはできない 僕にはできない
24碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/10/20 21:50 ID:+uuuwiuP
溢れ始めた夜の鼓動に
耐え切れなかったら窓を開いて
ぼんやりと明日を見たくなる

溶け込むように星は瞬いて
躰ごと夜に浮かべたい
幻のよう まるで全ては偽物

water
それは水のように
water
それは心の中
water
溶かしていくの
eyes
…見つめていて

――――――
下へ続きます。スマソ。
25碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/10/20 21:51 ID:+uuuwiuP
上の続きっス。

――――――
ふざけ合うより馴れ合うよりも
変わっていく様を抱きしめて
こんなにも夜が澄んでいる

何かが躰に重なるように
例え私が私じゃなくても
月みたいに 光 やわらかに投げて

water
明日は流れ続け
water
夜は輝いてる
water
水の映した
eyes
世界みたい

この夜に 私の心は進化してく
もう涙は落とせない
あなたは明日へ歩いていく
私はどこへ…歩いていくの?
26第5フジQ丸:02/10/20 22:14 ID:+Rvii0n6
誰も批評者がいないので俺がやってみましょう

>>21
悲しさがすごく伝わってくる詩だと思います。
ただ、「月」など比喩によく使われる定番の言葉は、気を付けないと表現が陳腐になります
2721:02/10/20 22:37 ID:Z34V3I5D
>>26
ありがとうございます、今度は珍しい物を比喩に使ってみます
実は初めて書いた詩なんで内心メッチャビビッテました。。
28兎 ◆baJGyA.sio :02/10/20 23:09 ID:g7eEROhM
お久です。前スレなんですがきりんさん、ありがとうございました。あれはまだ無題です(´д`)
29ε(@ω@)з:02/10/20 23:29 ID:qYLmfjj9
ハジメマシテ。。
早速ですが、詩を...

**************************************

“ことば”ってさ
すごく大切なものだよネ。
人間にしかない
素晴らしいものだよ。
だけど...
ボクらはいつから
“ことば”を使わなくなってしまったんだろう?
口から出す音が“ことば”じゃない。
素直に自分を表現できるもの─
それが、本当の言葉なのにネ。

**************************************

意味不でゴメソ。。
出直してきまふw
30きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/21 03:22 ID:RcLFC2OT
>>2 Porkさん
毎回丁寧にレスされてる氏からの、良い意味での2ch詩人への「挨拶詩」
(と読めた)。詩文の切り方に配慮があり、音読に無理のない日本語の使
用感がある。ただ、「目に止まらぬままに」で、助詞「に」の連続がリズムを
止めてしまっている点と、やや概念的な「狭量」の範囲が気になる。
>>3 4thさん
内容の意味性を追うよりも、作者の詩的感覚の流れに身を委ねて読みた
い詩。「もぐりはじめた〜」「かざした〜」「それが〜」など、美しい詩文が
多々見られるが、全体の根底に何があるのかが分かりにくく、詩的世界に
入りにくい。抽象的な詩文を支える一本の太い軸が欲しいところ。
>>13 下手レ(因みに2ch初心者さん
2連目の「呼吸の〜変えそう」は鋭い着眼点からの展開が、「貴方」にだ
んだんとフォーカスしていく効果を生んでいる。ただ、「色」を全編のテ
ーマとしている割には、具体的な何色も全く見えてこないのが辛い。「色」
を強調するために、「色」という言葉から少し離れてみると世界が広がる。
31きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/21 03:23 ID:RcLFC2OT
>>23 第5フジQ丸さん
タイトルどおりの純情さが微笑ましい。「さわりたい〜覚悟もない」は展開
も面白いが、全体的にもう少し発想の飛躍が欲しい。例えば、「声」「顔」
はどんな声や顔なのか、「抱きしめたい」のはなぜなのか(抱きしめると
「僕」はどんな気持ちになるのか)などを盛り込むことで肉づけできる。
>>24 碧谷さん
「water〜eyes」展開が内容にリズムと幅を持たせている。後半は「月」を客
体に捉えるなど表現的に洗練されているが、特に冒頭2連は「耐え切れな
かったら(瞬間)」の後に「窓を開いて」と瞬間に収まらない動作が来たり、
「よう まるで」と直喩が連続する(倒置法にもならない)など再考の余地あり。
>>29 ε(@ω@)зさん
「素直な言葉」がテーマだけあって、自然な気持ちを込めた内容の分かりや
すさは評価できる。あとは、詩にもあるように「どれだけ自分ならではの表
現ができるか」。例えば、全く別の素材に喩えてみたり、ひと呼吸置いた、
ガラスを隔てた(オブラートに包んだ)見せ方などを考えてみよう。
32痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/21 14:23 ID:1okc/8lF
>>18さん批評有難うございます
『自問自答』

僕は何故大学に行かないと駄目なんだろう?
世の中が学歴社会だから?
大学出じゃないとまともな企業は雇ってくれないから?
同級生は殆ど大学に進学するから自分だけ進学しないのは肩身が狭いから?
両親が僕に「大学だけは行け」と叱るから?
僕は特別成績がいいと言う訳でも無く、スポーツの特待生になれる訳でも無い
パソコンに詳しくも無く 英会話も出来ないし 取り立てて特技も無い
音楽や絵の才能も無いし 料理人になりたいと思ってる訳でも無い
僕は自分の進む道が見えて無い
でもいつまでも親の庇護でずうっと家で居候みたいに食っちゃ寝食っちゃ寝する訳には行かない
でも今は何がしたいのか、何が出来るのか 分からない
でも大学に行かなくても成功している僕と同世代の男も沢山いる筈だ
でも「沢山いる」と思う割には僕の知り合いには未だそんな男はいない
ああ、女の子はいいなあ
進学しようと就職しようと何れ誰かと結婚してその男の給料で生活して行けるんだから
もっともテレビでは男女逆転して女が外に出て働いて男は家で家事全般をこなす人もいるそうだが
でも何だか男で家で定職が無いのも世間体が悪い気もする
もし進学せずに就職したら何するのか?
工事現場とか魚河岸とか新聞配達とか・・・何だか肉体労働しか頭に浮かばない
家がもっと金持ちならこんなに迷う事はないのに
金さえあれば今頃「進学は未だ考えられないから暫く海外でも旅行して来るよ」か?
1年とか2年程アメリカとかヨーロッパとか巡ってさあ
アフリカ大陸でもいいかな?中国とかモンゴルもいいかも
探検家じゃないけどアラスカとかエベレストとかアマゾン川とかに行くのも夢じゃない
でも現実は違う
考えても考えても<妥協>しか回答が頭から帰って来ない
「今の世の中は大学卒業しておいた方が何かと得だぞ」
でも僕はその件に関して悩んでいる
自分自身で自問自答し続けている
33ひかる:02/10/21 17:00 ID:qU1//nOA
「優しい風」



 時の流れの速さに 埋もれてゆく僕の記憶
 僕を洗脳しようとした奴
 救わなければならなかった洗脳された女の子
 僕を侮辱した男達
 そして閉鎖病棟で出会った地の塩たち....
 全ては僕の妄想にされてゆく
 もう駄目だ もうもたない 僕は倒れこみもう立ち上がることが出来なかった

 ふと優しい風はやってくる 「立ち上がれ」そう神の息吹きの如き囁きが聞こえる
 僕は勝たなければいけない
 この勝つ見こみの全く無い戦争に
 核武装した新国家ニューポリスを造ること それが僕の最後の仕事
 さあ立ち上がり舞踏しよう 
 笑顔を浮かべて僕は剣を振りかざす

 (バッハ.オルガン曲.トリオソナタ第1番ホ長調アダージョより)


              by ひかる 2002/10/6

34名前はいらない:02/10/21 17:17 ID:sC7Y7lPt
俺はきりぎりす
冬をのりきれる自信がない
ありさんのようには、なれなかったのさ
でも後悔はしてない
そういう生き方しか出来なかったんだから

俺はきりぎりす
ありさんみたいになれなかったのさ






空が恐ろしいほど無愛想だ


35第5フジQ丸:02/10/21 18:43 ID:n0CTbSwx
>>31 きりんさん
どうもありがとうございます。少年の抑えきれない感情をテンポ良く表現したかったので、
あえて修飾の肉付けをしなかったんですが、あらためて見たらこれは詩ではないかもですねw
36ε(@ω@)з:02/10/21 19:19 ID:HvMwp/9i
>>31 きりんさん
ありがとうございます!
あんな詩でも評価して下さる人がぃて、嬉しい限りですww
では、また作品を...

**************************************

不安なんてものはさ、
ずっと先を見すぎているから
感じてしまうんだよ。
今を...
この瞬間を...
もっとよく見てみようよ。

**************************************

“誰かに幸せにしてもらおう”
なんて、考えてない?
幸せはね、
他人に押しつけたり
押しつけられたりするものじゃない・・・
自分で切り開いていくものなんだよ。

**************************************

だからどうしたってカンジですが...
出来れば他の方からも感想を頂けると嬉しいです♪
37下手レ(因みに2ch初心者:02/10/21 21:14 ID:7qSFZ8Uu
>>30
ありがとうございました。お疲れ様です。
あぁ、、、色。
あれ、題名決まらないでテキトウに決めた題名だったんですよね。
題名決めるの下手なんですよ…
どう決めたらいいですかね?(死
38碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/10/21 21:40 ID:Di9QhDQ9
>>31 きりん様
批評どうもありがとうございました!元は中2だか3だかの時に作ったやつを手直ししたやつだったんで(使いまわしかよ)、ものすごい不安でした。
今回批評してもらえて、その意見をこれからもっと別の詩にも応用していきます。
ほんとありがとうございました。
39一言:02/10/21 22:07 ID:g/ru7nvo
生き方とは、きっと土に還ることにすら意味を見出し、愚直な新芽の季節達に矛盾を感じても、決して蔑まない気持ちのことなんだと思う。涙の雫の形をした地球を、何か新しい果実になぞらえる力のことなんだと思う。
40一言:02/10/21 22:10 ID:g/ru7nvo
硬い種の味は、香ばしい夏の味でありながら、にじり寄る孤独の苦味。生え揃う草木に混じり、ただひたすら空だけを見て過ごし、永遠に孵らない弾丸の誓い
41一言:02/10/21 22:12 ID:g/ru7nvo
新しい色の光の存在を信じて、次の扉へ向けてひた走る車輪は、ドアの奥に当然のように居座る暗闇の回数を、その細く弱々しい手首に刻み続ける。降って来た覚醒に蹴押されて、6936回目の朝も靴を履く。
42一言:02/10/21 22:14 ID:g/ru7nvo
少し強引に振り払った右手が、いまさらのように恋しい時はいつも、別の未来を描き続ける頭脳が邪魔をして、目の前の小石につまづく。
角膜にまで映った幻影が僕の体をどこまでも歩かせるならば、人は何によって生かされているかなどと考える余裕も無くて、それはそれで幸せなのかもしれないが、無神経に積み重ねられた経験情報が、そんな割り切りを嫌い続けるという事実。
43名前はいらない:02/10/22 16:59 ID:9IiBIJbY
私は今まで音というものを聞いたことが無い。
母の腹中で耳の器官が傷付いた事が原因のようである。
しかし今日における医療技術の発展により希望が出てきた。
私の耳が聞こえるようになるかもしれないという希望である。
私は手術を決心した。

私は今まで音というものを聞いたことが無い。
生まれて以来、無音の世界で人生を過ごしてきた。
しかしもう暫くすれば私は皆と同じ世界に旅立てるようだ。
その世界の事は私にとっては秘境以外の何ものでもない。
手術は終わったようだった。

私は今まで音というものを聞いたことが無い。
しかし手術は終わり、麻酔がきれると音が聞こえるという。
確かに先ほどから耳の辺りに違和感を感じている。
これが「聞こえる」という事か。けど、何の音なのだ?

カコ・・・カコ・・・カコ・・・ 一定のテンポで刻みつづける音。
カコ・・・カコ・・・カコ・・・ 一定のテンポで刻みつづける音。
カコ・・・カコ・・・カコ・・・
カコ・・・カコ・・・カコ・・・

そして私は気付く。
44qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/23 01:04 ID:B5OSfUV9
こんばんわ。

>>32
これはまだ標本に過ぎないと感じます。
自分の頭を巡ることをできるだけ口語に直して書いたものそのもの
と受け取られます。その『流れ』を詩にするのであれば、もっと緻密
に標本を取り、頭を巡る言葉に近づけて書き取った方が良いかと思い
ます。読みやすいように手を加えてしまうと、生の力を失ってはいな
いでしょうか。

内容が、だれでも考えそうなこと故に、自問自答をしている時間を表現
することが大事なのではないかと思います。個人的には、さらさらと読
んで同感する程度に収まってしまいますが、おそらく本当はもっと悶々
としているのではないかなと予想できます。その悶々が出せると、何か
しらの糸口は見えてくるのではないでしょうか。
45qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/23 01:17 ID:B5OSfUV9
>>33
バッハを重ねるところがミソですね。これがショスタコーヴィチだったら、
なんのひねりもないです。バッハのデジタル、純粋、冷たさ、そのどれも
を良く写していると思います。純粋でないものと比較することでに、独特
の冷たさが増して良いです。

1連目ですが、もう少し物語としての性格が強いほうが分かりやすい
かなと思います。いかに「洗脳」が始まったのかは、特に知りたいと
ころです。

他の勢いのある詩とは違って、題名どおりの「優し」さ故に、
「核武装した〜」の攻撃的な行を作品中のキーポイントにすることで、
非常に読みやすくなっていると思います。

実はこの曲まだ聴いたことないです。ちゃんと聞こうっと。
46qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/23 01:27 ID:B5OSfUV9
>>34
前兆としての空を感じることができます。
なんだか分からないが、風の音も聞こえてきそうです。

前半の語りをもう少し推敲することで、最後の「無愛想だ」の断定の
冷たさを引き立てることが、まだまだできると思います。
例えば1連目の2行目での「ない」を「ないよ」にするとか。

個人的に、きりぎりす側の本質に迫る姿勢に賛成です。
次回に期待。
47qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/10/23 02:19 ID:B5OSfUV9
「逃げるな」

感性が唯一のとりえだという
どことなく疑わしく楽しい会議
単行本も新聞も読まないで
花ばかり見て過ごす日々
握手のあとに残る悪寒が
生涯つきまとうかのような懸念
背筋を使い捨てる時代
データも使い捨てる時代
逃げている
問題から逃げるな
まだ見ぬ問題から逃げるくらいなら
宣教師たちから逃げることだ
48名前はいらない:02/10/23 03:58 ID:yg1/GBU5
>>47
3行目「読まないで」より<読まずに>の方が流れが良いと思う。
9行目「逃げている」という、言い切るだけの表現は全体から浮いているのでは?
10行目「逃げるな」と、いう言葉はタイトルで使われているので、違う表現を
選んだ方が良かったと思う。また「問題から逃げる」というのは、少々陳腐な色を
滲ませてしまう気がした。
49名前はいらない:02/10/23 04:12 ID:z6GWDmAC
   ひまわり

じっとしているとあせる
太陽が俺をまたぐ
ひまわり 太陽に遅刻

可能性があるといわれた
何かができると答えた
友達が俺をまたぐ
動き出しても枯れる
ひまわりの種 大量にから
50痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/23 14:21 ID:DC1uU/Kw
>>44さん批評有難うございます
『ジェットコースター』

ガタン!ガタン!ガタン!
天上に上る
僕の隣には可愛い彼女がいる
醜態は見せられない
なのに心臓はバクバク!足が縺れガクガク!ガクガクガク!

ガチャ!ガタン!ガチャ!
遅いが着実に上へ上へと上って行く
あっはっはっはっ!もうどうにでもならんかい!ウラア!

ガタン!ガタガタ!ガキン!
も、もう、モーすぐ、頂上だ
頂上に届いた後は一揆に、もとい!一気に下まで滑り落ちるのみ
ハハハハ、スリル万点だ
彼女は僕の方を向いて何やら楽しそうに笑っている
ハハハハ、余裕だねユカリ
これから驚天動地の体験が待っていると言うのに・・・

ゴトン!ガチャーン!
僕の眼前から前の人が消えた!

えっ・・・


ゴオオオオオオオオオオオオ!
「うがやあやややあああああああ!」・・・・・・
51名前はいらない:02/10/23 17:21 ID:G7rCoXMb

寂しいとか辛いとか
いつも隠してきたから
今更1人でその言葉を抱えてる

私あなたに何をあげられた?
傷つけられたのは私じゃなかったのかな?
今の私は廃れてる?

それでも涙なんて出ないから
本気の恋じゃなかったのかな

寂しい 辛い
今更言ったって貴方には聞こえないのに
たまに1人でつぶやいたりして
自分の気持ちさえ見失いそうで

貴方が忘れられません
そんな一言じゃ説明できない
大嫌いで大好きで忘れたい人
52名前はいらない:02/10/24 02:20 ID:c6DCJOIc
>>51

忘れられない思い
どこかで観たような歌詞

ようこそクラブシレンシオ
すべてはまやかしです
53痔なのに棒を突っ込まれ:02/10/24 16:13 ID:ebzlRNrd
『キャラメル』

あま〜い あま〜い
キャラ!メルウウウ〜

今日もキャラメル8個入り
食べて美味しいキャラメル キャラメル
一粒100メートルの疾走さ

蝋紙に包まれたオマエ
密かに直方体
薄い茶色の甘いヤツ
何で名前が「キャラメル」なのか?
そんな薀蓄どうでもいいけど

あま〜い あま〜い
キャラ!メルウウウ〜

道でキャラメル拾ったら
箱だけ中身は空っぽ 空っぽ
トラップに大当たり

ガムもチョコも悪くはないが
ここ一番ならキャラメルさ
何故かと訊ねるなよ
たった今頭に浮かんだだけだから
ツベコベ言わずにさあ!食おう!
54名前はいらない:02/10/24 20:46 ID:HPNaONpf
心に蓋をしよう

貴方への気持ちが溢れてしまわない様に

心に蓋をしよう

貴方を二度と想わない様に


心に蓋をしよう

もう、心が傷つかないように…
55カラ:02/10/24 23:26 ID:1eSgbPRN
『道』

 どこまでも続く道
 彼は途方に暮れた
「幸せなんていらない
 僕のこの劣等感を
 この惨めさを  
 全て拭ってくれるなら」  
 神様は何も答えなかった

 彼はピストルを手に
 道を終わらせることを決意した
 でも ひきがねは引けなかった
 
 長い道のりの途中
 彼はその重さを憂いて
 いろんな荷物を捨てた 
 勇気もどこかにおいて来た
  
 彼はゆっくり立ち上がり 
 そして また 歩き出した

 カラッポの自分を

 歌いながら

   
     批評お願いします。
56下手レ(因みに2ch初心者:02/10/25 03:52 ID:kN53FxL2
『多重人格…』
視野が少しずつ狭くなる
瞑る目は切なくて
貴方はもうすぐ居なくなる

風が作る長い道のり
私はそれを打ち消すかのように
意識を強く持っていたつもりだった

その内、貴方は少しずつ増えていった
分裂して人と話しているのよ
誰が一番強いのか分からないの…まだ

安らぎに満ちて寝て、お願い…
優しさはいつしか
苦しみ、痛みに変わっていたのよ…

貴方を風葬して重くなる
私の一人が中から居なくなったようで
私は貴方の記憶諸共抱いてゆくのね

力の無い私は貴方を守れる筈も無く
多く降りかかった人格に負けて
貴方を手放すしかなかったの…

でも、許して私も今貴方の方へ向かうわ
私は、真の人格じゃなかったみたいだから…
※思春期の多重人格にも似た症状を書きました。
批評お願いしますです。
57スリム・シャイディ:02/10/26 02:21 ID:3rRtxRNe
[Child forever]


わざと置き忘れてきた
インダストリアルの無機質なグルーヴの渦に
ボタンの足りないセーラー服に
淫売婦の暗紫色に燃える蝋燭のまなざしの奥に
いつしか規制されたマジックマッシュルームの
あの栄光なる幻覚的世紀のように
あらゆる勝利に封鎖令が出され
世界の暗く濁った彫刻家によって
蒼ざめた無窮に盲目聾唖の聖なる白痴像が浮きぼられる
駅員の注意も上の空で
私は今日も半額の切符をピヨピヨと鳴らす
行く先は生まれたてのヒヨコと・・・
58野良猫:02/10/26 03:39 ID:vBnn3Gga
ぼんくら息子

あれ見てくれいと 物乞い顔で
じゃれては怒る気分屋は
人の痛みもわからんくせに
のらりくらりと夢をみる

靴も履けれん ぼんくらなのに

その場限りの同情乞うて
逃げて隠れて陰口ゆうて
こんな私になったのは
時代の所為よと大口叩く

金も払えん ぼんくらなのに
59名前はいらない:02/10/26 04:15 ID:bzlIN+rS
おまえだけだったりしてという罠
60霧都 ◆WISH/t.n/I :02/10/26 04:18 ID:pYogwnJz
>>59 名前はいらない ID:bzlIN+rS
あのさあ?気になったんだけど、雑談したいだけなら、雑談だけ書いたら?
あっちこっち、意味もなくあげたり、意味のないレスしたり……。
なんか、凄く怪しいよ?分かってる?スレ妨害とか、とられて、荒らしだと
思われたくないなら、辞めた方がいいと、思うんだけど?
じゃあね。
61名前はいらない:02/10/26 04:22 ID:bzlIN+rS
おまえがな
62豪腕ティクN ◆0.endsXPV6 :02/10/26 04:25 ID:p8ygDSHy
>53 キャラメルという 甘いタイトルから 
   甘い世界が広がる詩かと思えばそうじゃない
   楽しくなりたいのね?っていう気が伝わるけれど
   まー なんか おチャらけたいだけなのかなって
思うから、まー そんなとこ??
>>54 閉鎖したいって思うんだね?
>>55 空っぽになってよかったね? いいことだと思うよ
>>56 不景気ですね、詩が・・・・・・・ あはははは 
  でも どこか 暖か気な感じがしていい文章の流れと思いますね
>>57 使っている言葉の ピヨピヨもヒヨコも漢字の連なり方も
 わりと好みです。 まーそんなの どーでもーいーーんだろーけど
>>58 これ 誰かさんみたいね????  うふふ

(・_・) え?

(・_・)  え?
 
(・_・)    え?
(ねみーぃ、、、、
63名前はいらない:02/10/26 04:30 ID:plsMiUHU
お休みなさい。
64名前はいらない:02/10/26 06:39 ID:9RAM1sgN
悲しいウタを聴いて
寂しくなったり
懐かしくなったり
泣きたくなったり
会いたくなったり
触りたくなったり
抱きしめたくなったり
優しくなったり
暖かくなったり

笑ったり
65メロウ:02/10/26 09:49 ID:Fsq5Mbkt
『楽園』

泣き叫ぶあなたを見捨てる私は冷酷ですか
救いの無い真実を語る私は非情ですか
あなたを傷付ける言葉だけわざと選ぶ 私は 卑怯ですか

終わりの無い楽園なんて何処にも存在しないし
第一私の存在だって不確かなものなのに
神様になれない私が幾らあなたを抱きしめたって
何の救いも訪れはしないの
傷を舐め合うだけなら誰とだってできる
穴を埋め合うだけなら誰とだってできる
でも 互いに救い合うことなんて
できるわけないじゃない

それでもあなたは不毛な祈りを捧げ続ける
焦点の合わない目は溶け出した蝋を湛えて
白濁した意識、架空の永遠は今もあなたの体に
消えない傷を刻んでいるのだろう
66:02/10/26 17:24 ID:ISd17u+B
『二度と戻らない僕の左腕』

戦場ではあらやる事態が訪れる
おとついは僕の部隊の隊長が地雷を踏んでこの世から消えた
昨日は部隊で一番中が良かった戦友が敵の銃弾の犠牲になって死んだ
そして今日 僕は敵と交戦中左腕に大怪我を受けてしまった

軍医は「もう腕は切断しないと駄目だ」と言う
「今処置しないと君の体中が壊疽して死んでしまう」と言う
「腕一本で命が助かるんだ。直ぐに手術するぞ」と言う
「患者は他にも待ってるんだ。君だけに時間はかけられない」と言う

訴える「どうしても切らないといけないんですか?」
訴える「考える時間を下さい。腕が無くなるのは嫌です」
訴える「先生は簡単に言うけど、僕は腕を切られたくないんだ」
訴える「頭が混乱して決心がつかないんです。お願いします、もう少し時間を下さい」

戦場ではあらゆる事態が訪れる
おとつい僕は大怪我した左腕を切断した
昨日空から「戦争は終わりました」と降伏勧告のビラが舞い落ちてきた
そして今日 僕達が所属する部隊は敵に降伏した

二度と戻らない隊長
二度と戻らない戦友
二度と戻らない僕の左腕
僕はもう二度と戻らない全てのものを思い涙を流した
67名前はいらない:02/10/26 21:59 ID:11gXtG+N
二つの鏡が向き合い、音をたてて反射し合った。
自分によく似た人に出会った時、私はそんな音をたてるだろう。

子供も大人も、鏡に映る自分を見るのが好きだ。映されようと夢中になり自分も
また鏡であることを忘れれば、人は静かな空間をもてあまし虚しさを覚える。

私は鏡だ。
光の届かない場所で動けずにいる者に手を差し伸べるのではなく、できる限り近くに自分を置く。
そして同じ景色を観る。痛みは、誰かと共感できたなら気持ち良いものに変わるということを知っている。
悲しみが減るのでも世界が変わるわけでもないが、私の中で反転された世界は確かに新しい景色に見えた。
誰もが自分に似たものを探している。
どんなに自分が嫌いであろうとも、自分に似たものなら愛せる。
尊敬や憧れという感情には、愛が無い。
然るに人が一生の中で最も愛すのは、世界で一番似ている人----自分の子供。

私は子供だ。
正しい道を進んでると信じているから、途中で捨てたもの、あきらめたものを、
犠牲だなんて思わない。

空が目を閉じる。
68亜理紗:02/10/27 00:53 ID:C+PqfMmD
晴れ渡る空と傾いた月
不自然で何故かぎこちない

遠く晴れ渡る空にぼんやりと浮かぶ月

あなたとわたしのように

わたしはあなたの空に不自然にうかんでいる月
虚しくてどこか切ない

時は止まり涙は流れる

いつか同じ時を刻めるように

永遠に交わる事のできない

真っ青な空と傾く月の温度差を感じながら

頬を伝う涙はなんどもあなたを呼んでいた

※短いですがお願いします。※

69名前はいらない:02/10/27 01:27 ID:nDPfQb0j
人は動脈を切れば死んでしまうことを
思いだした自分は恐くなった

そのときなぜか近くに
カッターに終止符を打たれてしまう命は
なんて安っぽいのだろうと思う 自分がいた

さらにそいつは
三本百円のカミソリなら一本三十五円弱なので
もっと安くなってしまうのかなと思った
70きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/27 13:39 ID:Roahoyvy
>>36 ε(@ω@)зさん
上の詩は「今」がテーマであるので、もう少し「今の素晴らしさ」を前
面に出し、「不安を感じるよりも……」と持っていきたいところ。下の
詩も同様に「幸せ」の内実が欲しい。アドバイス的な詩は言葉で諭す
のではなく、読者に自ら悟らせるだけの魅力的な世界を創造したい。
>>39-42 一言さん
アフォリズムなのか全体で一つの詩なのかが明確ではないが、詩文
の並べ方、語彙の豊富さ、「涙の雫の〜」「角膜に〜」などいくつかの
詩文にはセンスを感じる。逆に、2つ目の「味」という語の重複や、3
つ目の年齢を日数で表現する部分(ありがち)などは技術を磨こう。
>>43
前半にかなり細かい描写(状況説明)がある割には、後半(「カコ」以
降)に入り、急に粗い描写となってしまっているのが気になる。内容
的には、「カコ」が何の伏線なのか、「私」は何に気づいたのかが見え
てこないので、詩のテーマ・焦点など基本部分を整理したい。
71きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/27 13:39 ID:Roahoyvy
>>49
各部で韻を踏んだリズムの取り方、端的な場面のみの詩文の構成に
は興味を覚えるが、もう少し「ひまわり」の持つ特徴を活かしても良かっ
た。表現としては、「〜が俺をまたぐ」などは独特の感性が面白い。「動
き出しても枯れる」は、何かほかの分かりやすい暗喩にできると良い。

>>37 下手レ(因みに2ch初心者さん
タイトルは本文と共鳴し合う言葉を選びたいところ。一つひとつの言葉を
「表面的な意味だけを表すもの」から脱却させるためにも、タイトルの引
力は重要。詩を作る動機となったテーマからの連想で考えてみて。

※スレも活性化してるけど、いま少し忙しいので、後日改めてレスのない
ものを中心に批評します。でも、投稿数も多いので全部は無理かな……。
投稿だけしてる方も批評(レス)してみたら良いと思うよ。あと、前にも別
スレで話題になったけど、「レスがつく」or「批評されずに埋もれる」まで、
連続投稿は控えた方が良いかなとも感じます。では、みなさん頑張って。
72駆け引き 終戦:02/10/27 14:09 ID:Gxrn95sv
こてんぱんにふられたけど
むりしてわらっていた
じぶんでなにをはなしているのか
わからなかったけどとりあえずじょうだんをいい
あなたもむりしてわらっていた

いつもならうきうきしそうなそらが
きょうはすごくうそくさい
わたしのこころはこんなにも
くもひとつないかいせいじゃないよ

とりあえずいまは
あなたのしあわせをいのろう
でもそのしあわせがぜっちょうにたっしたとき
いっきにふこうがおとづれてしまえ
わたしはしあわせになれ
えいえんにしあわせになれ



73名前はいらない:02/10/27 20:22 ID:ZTcpuGDr
十字架を握り締めろ
十字架を握り締めろ
キリスト様の目を見つめろ
キリスト様の目を見つめろ
純白の衣服を身に着けろ
純白の衣服を身に着けろ
高貴な精神を持て
高貴な精神を持て
涙を流しながら唱える少女達・・・
彼女達の顔は、気持ち悪いほど白かった
74一言:02/10/27 23:14 ID:a9ndBAov
「誰か呼んでいる」

勝手にそう信じて僕らは集まった
なんの意味も為さない場所へ勝手な名前をつけて
お互いの薄く儚い殻を破らないように気をつけながら
一番近い他人の体温を感じて
僕らは何かを共有していると信じたかった
飽くまでも基本に忠実に
表向きだけでも卑屈にならないように
誰かが自分を呼んでいると信じるだけで良い

あのカフェはいつも良い人ばかり
この砂漠で唯一つの楽園
75Pork:02/10/27 23:30 ID:BRl+GBdE
>>30

ごぶさたです。ありがとうございます。
「狭量」は自戒の意味でいれました。

まったく何も付いていないのは以下のような具合です。

>>50  >>64  >>65

>>66  >>67  >>68

>>69  >>72  >>73

>>74
76一言:02/10/27 23:31 ID:a9ndBAov
「地獄の夜明け …スーパー・マーケットの中」

朝起きると世界は何もかも黒い影に侵されていた
神の帝国の帰還だ
僅かな欲望の視界にそそのかされてきた人間達は、皆この頼りなげな陸の孤島に取り残された
外では魔物が地を這い、窓を叩き、中に入ろうと蠢く

素直だった時代を思い出した僅かな仲間達が、やがて光の到来を信じ始める
この最後の砦の内に宿る、微弱だが力強い生命の足音を糧に僕等は立ち上がり
壁をうち破り、反対側に突き抜ける

夜は必ず終わりを告げる
屍どもには渡せない、人類の夜明けだ
77一言:02/10/27 23:51 ID:a9ndBAov
私の右脳はやがてもっと巨大な星を前にして希望を失った
その少年は小さな右目に天から盗んだ光を宿していた
そして私は自らの余りにも無価値な皺の数を呪う
ああ、私はこの人生をかけて何をやってきたのだろう
こんなにも大きな美の存在を想像したことも無かったとは
恐るべくはさらに、その巨大さを知るのが私の鍛え上げられた五感だったということ
その大きさをかき消してしまうことなど、造作も無いことだ
あの魔性の輝きは未だ誰の目に触れていないから

首の薄皮一枚で止まっていた私の誇り
しかしその日は酒に毒され、一瞬だけ幅を触れたのだった
全世界の全ての凡庸の代表として
私の右手は刃を振るい、神の尻尾を綺麗に削ぎ落とした

それなのに、そこに倒れた白く小さな身体は
なんということだ!
ただの少年呼ばれる生き物だった
すねとわきと陰部に毛が生えた、ただの生臭い死体だった

記憶という十字架を永遠に背負い、私は自分の道を行くだろう
死ぬまで逃れられないのだ
この不平等の因果律から
78一言 …訂正版:02/10/27 23:53 ID:a9ndBAov
私の右脳はやがてもっと巨大な星を前にして希望を失った
その少年は小さな右目に天から盗んだ光を宿していた
そして私は自らの余りにも無価値な皺の数を呪う
ああ、私はこの人生をかけて何をやってきたのだろう
こんなにも大きな美の存在を想像したことも無かったとは
恐るべくはさらに、その巨大さを知るのが私の鍛え上げられた五感だけだったということ
その大きさをかき消してしまうことなど、造作も無いことだ
あの魔性の輝きは未だ誰の目に触れていないから

首の薄皮一枚で止まっていた私の誇り
しかしその日は酒に毒され、一瞬だけ幅を触れたのだった
全世界の全ての凡庸の代表として
私の右手は刃を振るい、神の尻尾を綺麗に削ぎ落とした

それなのに、そこに倒れた白く小さな身体は
なんということだ!
ただの少年と呼ばれる生き物だった
すねとわきと陰部に毛が生えた、ただの生臭い死体だった

記憶という十字架を永遠に背負い、私は自分の道を行くだろう
死ぬまで逃れられないのだ
この不平等の因果律から
79Pork:02/10/28 00:07 ID:j+zhNSmi
>>74

非常に整っていますね。
読んで美しいのですが読後の印象が薄いようです。
それは具体的な情景が描かれていない事によるのでは
ないかと思います。「あのカフェ」というのが情景と
言えると思いますが、ここは目をひいて印象を強めて
います。具体的ではないにしろ、視覚的なイメージを
惹起するものがあると良いと思います。
光度とか微かな振る舞い程度でも違うと思います。
メンタルに心地よい場所を材にしているので、そちらの
方に比重がかかるのは仕方ないのかもしれませんが。
80Pork:02/10/28 00:07 ID:j+zhNSmi
>>73

信じる者たちを描く部分に力がこもりすぎたか
最後の印象を描く部分が負けている印象を受けます。
気持ちが負けているのなら、それも含めてゆけば
対峙できそうに思います。ここも二行繰り返して
しかも纏まりをつけるのは困難とは思いますが
その勇気を見てみたいと思いました。
81Pork:02/10/28 00:08 ID:j+zhNSmi
>>72

正直な思いが良く出ていると思います。
恨みがましい内容がもう少し早く出てきたら
インパクトがあって面白いように思います。
二連目と三連目が入れ替わってもいいくらいに思います。
(すみません。久しぶりで調子がでません。
 リライトする積もりはないのです。)
素直な流れで書かれていますが緩急がない気がします。
最初は冗長な印象のある平仮名による表記が
三連目の情念が溢れる部分まで来て強い効果をだして
いると思います。
82Pork:02/10/28 00:08 ID:j+zhNSmi
>>69

面白いです。
重い材を扱いながらも軽妙な後味を残しています。
自身の恐怖心を打ち消そうという気持ちがあったのでしょうか。
恐怖心の方も、もうチョット欲しいところですが特に背景もなく
思い出したという部分が味ですので難しいところです。
日本が妙な部分は直したほうが良いと思います。
83名前はいらない:02/10/28 02:57 ID:8LXGdwiL
>>43
医学的に言いますと、先天的な疾患によって生まれつき聴力がないままに
“言葉を読み書きする程度まで成長してしまいますと、どんな外科手術を
ほどこしても聴力は獲得できません。
それは脳が使わない部位をどんどん省略してしまう性質をもつからです。
つまり、生来、聴覚に関する部位を使わないとそれを司る脳の部位が全く
機能できない程になってしまうために、聴器官だけでなく脳のその部位に
幹細胞でも移植しない限り(してもダメかな?)絶対に無理です。
詩に、厳密な「事実」を要求する必要はありませんが、43の様な想像で
書いたということがわりとハッキリしているようなタイプの詩については
事実考証がしっかりしてないと、ただの陳腐なモノになってしまう可能性
大です。
当然ながら他意はありません。悪しからず。
84ヨウコ:02/10/28 03:08 ID:y01DH7Sv
殆んど日記みたいですが・・・
なんか言って下さると嬉しいです。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

あの日から、もう十日以上経っている。
私の地軸が狂ったのか、軽く半年は過ぎている様に感じる。

なるべく考えないように、電車の中では、うつむいて小説を読んでいた
なるべく考えないように、お風呂の中では、天上に向かって歌をうたった
なるべく考えないように、目に浮かぶものがある限り、
首を振って目を瞑って頭の中を真っ黒にした
切ない鮮やかな思い出を、鉛筆でぐちゃぐちゃと円を書くように塗りつぶした
それでも私の心の隙を狙っているかのように
一番消えて欲しい悲しい記憶たちは、色鮮やかに甦ってくる
私はマゾなのか自虐的なのか
どうしてもその甦る記憶たちを完全に突き放す事が出来ない
悲しみの糸を人差し指で撫でるように
そしてその深みに手を入れてしまう

少しずつ褪せて来た記憶
彼女の顔もなかなか思い出せなくなった今日この頃
笑い話になってきた今日この頃

でも、まだ、優しくされたら涙が出る今日この頃
85 :02/10/28 03:11 ID:LuejYyC0
どこらへんが命がけなのですか?
86Pork:02/10/29 01:12 ID:cZUU4qMr
>>85
耳が痛いです。確かに死んだりしていません。
睡眠くらいは減っていますがね・・・・。
トータルの生活時間で考えれば、それなりに大変ですし。
ぜひ参加して真の命がけを見せてください。
87激辛正当派 ◆PmUYNHN29Q :02/10/29 01:17 ID:qJ8a0qTL
>>85
命がけじゃなくても結構すり減るんだよう。
特にこのスレの人たちは丁寧なレスをくれるし、尊敬に値するよ。
これからもがんがってください。
88Pork:02/10/29 01:22 ID:cZUU4qMr
>>84

消そうとしている記憶を見せて欲しいです。
例えば貴方を痛めつける強さ。
片鱗だけが伺われていて外に出てきていません。
記憶を振り払おうとする姿に比重があるために
こうした細かい部分にまで気配りが及んでいない
ように感じました。また記憶が褪せてゆくのが
やや唐突に出てきます。十日間の変遷はもう少し
複雑ではなかったでしょうか。
丁寧にたどってみてください。
89Pork:02/10/29 01:32 ID:cZUU4qMr
>>68

比喩がわかり難いです。
空と月の関係は絵として見えてきますが
必ずしもそれにチグハグとした関係は
想像できないですし、したがって二人の
関係もはっきりしません。どう月であり
どう空であるかを、そして何故不自然なのかを
書くもしくは読み手の想像させる手がかりを
含るなど、試したほうが良いと思います。
90Pork:02/10/29 01:36 ID:cZUU4qMr
>>87

ラジャーリョーカァーイ!
91詩人に梔子:02/10/29 01:56 ID:GkQmSV+s

ピアノが落ちて行く
雲ひとつ無い 青空から

ピアノが落ちて行く
雲ひとつ無い 青空へ

音も無く 大きな黒いピアノが落ちて行く
この世界には ピアノだけ 落ちて行く ピアノだけ

この世界には ピアノだけ 
奏でられる音色は 世界に新たな風を起こすだろう
響き渡る音色は 新たな世界を生むだろう
しかし 世界には ピアノだけ

ピアノは可能性を秘めたまま 落ちていく
奏でられることも無く 響き渡ることも無く
ただ 落ちていく

奏でられることを待ちながら
響き渡る日を待ちながら

ピアノは 今日も 落ちていく 
92j:02/10/29 13:40 ID:0NPse55Z
『トイレが遠い』

突然の衝撃
いきなり催す激しい便意

ビシイ!とお腹に激痛が走る
眼前が白くなり 直後 一歩も動けなくなる

腹痛には波がある
少しずつ収束して来た後 ゆっくりトイレに向かう

走れない苦しみ 今直ぐに出そうなスリル 両手一杯汗かき移動
焦りが招くのは見つからないトイレ こんなにも必要な時に

波が復活して来た
腹がグルルルルーと唸る

グルルルルー
グルルルルー

最早一瞬の無駄も許されない
トイレに駆け込みドカンとスッキリしなければならない

歩く度足指先が痺れる ビリリ
とうとう痺れは手指にも走る ビリリ

ようやくトイレを遠くに発見
地獄に仏か砂漠にオアシスか

しかし戦いは終わらない
こんな時に限ってトイレには長い長いながあい列が僕の快便を遮るのだった・・・
93一言:02/10/29 23:13 ID:m7qgV+HM
「海へ」

夕陽の照り返しが波間に漂い、カモメが寂しげに宙を漂流する
遥かなるウォーター・フロント
流行に乗せられて取ってつけたようなエコロジー空間が建設され
僕が見つけた僕だけの海はコンクリートに沈められてしまった

反発だけが毎日起きる理由だった頃
反発だけが毎日眠る理由だった頃
僕は走り出した
誰にも理解できるわけの無い、自分でも理解できないわだかまりを抱きながら
ハイウェイを飛ばし
ガソリンが尽きると足で走り
靴が壊れると裸足で走った
逃げ続けて、海
僕が見つけた僕だけの海

時代は変わり僕は大人になった
街は僕と共に成長し、空は僕と共に老いた
共同幻想に心酔すること(又は自らの皮膚感覚の中心に当然のように存在すること)を強制され続ける社会で
僕はこの狭い世界と共に滅び行く運命を悟った
終末の匂いは第七天国にも似て、もはや何か一つの調和のような形を見せている
人間は増えすぎたのか、宇宙の広さも忘れさせるほど、膨大な量の混沌で自らの視界を埋め尽くし
どこへ向かおうというのか
僕には分からない人生の目的は?
僕が悩んでいるときは、どうして街の人々の表情も、みな一様に曇っているように見えるのだろう?
94ame:02/10/30 00:24 ID:Jt+UBVVH
「何だろう」


時計を投げ捨てないでいただけの
眠たさの集まり
切り捨てた腕のような転がり方をして
坂を倒れていたから

遠くで鳴り止まない太鼓の音に
笑いを防げなかった

気が触れた春のような誰かが
輪郭を忘れた一日だけ

うなだれた歩みを進めるような気持ちで


大きな楠の下はいま死人でいっぱいだ
それは見えない世界の出来事だったから
誰も気にせずに踏みつけるだけのこと

何もないことは幸せだと叫ぶ
叫ぶ前にそれが何であったかを忘れてしまう


切り捨てられた腕はいつまでもこの坂道を転がっていく
あの朱や紅は誰かにとっての、何だろう



※ 批評お願いします ※
95きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/30 02:12 ID:FXBtuLzi
>>50 痔なのに棒を突っ込まれさん
擬声語・擬態語をふんだんに取り入れ、臨場感を出そうという努力は
認められるが、全編にわたって「ジェットコースター」の状況説明に
終始しており、読者としては『それ以上』の感想が持てない。最後に
引いた視点で乗り物を捉えるなど、もうひと・ふた工夫欲しいところ。
>>64
観念的・表面的な言葉だけで詩が構成されているので、「悲しい」「寂
しい」「懐かしい」などの感情を、自分の実体験に基づくものでも、想
像でも良いので、具体的な素材に喩えてみると世界が広がる。例えば、
『林檎を齧ってみたり』『鏡を伏せてみたり』などを1文でも組み込もう。
>>65 メロウさん
冒頭行からタイトルに頼らないテーマの持ち出し方は評価できるが、面
白い詩語「楽園」の持つイメージをもう少し膨らませたい。また、1連
目は(「選ぶ」に『意思』は含まれるため)「わざと」が、3連目は(「永遠」
のイメージに含まれるため)「架空の」が蛇足。重複表現に注意。
96きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/30 02:12 ID:FXBtuLzi
>>66 jさん
失ったものへの感慨を歌った詩だが、「あらゆる事態」「全て」で括っ
ているものが「戦場」ではなく、あくまでも「僕」を主体とした『失った
もの』だけなので、大げさな言い回しに多少もの足りなさを感じてし
まう。隊長・戦友・左手との関係でも、もっと愛着を表現して欲しい。
>>67
冒頭2行の秀逸な表現を始めとして、内容もまとまっているが、詩に
『タイトル』がなく第1歩を踏み込みづらい。あとは3連目、論理的に
展開しようとするあまり、「長い理屈と説明」になってしまっているので、
冒頭2行や最終行(少し唐突だが)の直感的な感性を大事にしたい。
>>72 駆け引き 終戦さん(批評重複しますが)
音読(リズム)への配慮があり、詩文の流れが心地よい。平仮名にした
のは、一つのマイナスイメージの言葉に読者の関心を集中させないた
めにも有効。3連目は「わたし」の“悲しさ”も表現したかったのだろう
が、「しあわせ」=プラスイメージが先行されてしまう〆なのが惜しい。
97きりん ◆sV2PTzTYLA :02/10/30 02:12 ID:FXBtuLzi
>>91 詩人に梔子さん
クドいまでの「ピアノ(が落ちていく)」というダダイズム的なルフラン
が、言葉以上の“深み”を感じさせる。ただ、それでも提示されるの
は、どこまでいっても「ピアノが落ちていく」世界だけなので、「新た
な世界を生む」以上に明確な「ピアノの可能性」を見せて欲しい。
>>94 ameさん
最後まで対象の内容を明らかにせずに、読者に感じさせる(読ませる)
力も見事だが、それ以上に各詩文の洗練された表現は瞠目に値する。
ただ、全体としては若干まとまりに欠ける感あり。「大きな楠の〜」の詩
文は、どうしても梶井の「桜の樹の下には」を想起させるので避けるべ
き。安易なタイトルづけ、唯一抽象的な「何もない〜」の2行は再考を。

※jさんの>>92については、今回>66にレスしているので、とりあえず連
続批評を遠慮しました。寒いので夜更かしには気をつけましょうw
98名前はいらない:02/10/30 14:57 ID:HVAjfRe0
全て感情の頂点に立つのは悲しみであると考えてみる。
喜び、怒り、嫉妬…他の感情はすべからく悲しみの涙に沈んでしまう。
もっとも強く、心を縛る感情は悲しみである。
 
「無展望」
 
暗澹たる色彩、おのが意識の生み出した色のない世界にその男は生きていた。
感じるのは、ただ曖昧な悲しみのみ。心を重くしているのが何なのかもわからぬまま。
男は今日も生きる。何の目的も見いだせぬまま。
幸せを追い求めても、幸せの実態は永遠に掴めないのだ。
希望が幸せを生むと、気づいていても男には希望はない。
鈍化した意識はただ生そのものに執着し、男を今より高いステージに押し上げることはない。
男は今日もまた、現実を越えて夢をみる。
99Copy Light:02/10/31 12:33 ID:LtaPQypA
─── 室内 ───

午後の乾いた空気の中で
四囲を矩形にしきられた
秋の風景

壁、天井、ひかり、床

窓の内で面と面は向かい
たがいの線をささえ
接し、むすび、交し、響き

いちど浮かんでは
それぞれの形へ思惟へ
宙の重い芯へと沈む

緩やかに沁みてゆく滴と
彩色の縁から
にじみだす時のない空間

いま室内の油と絵具は
方形を脱し布地を着ずに眠る
複数の部品はこぼれ
一枚の面だけが日ざしをかえす

枠の中の白い虚空となって
少し、首でも傾げる様子で
おもてを向ける
100:02/10/31 18:35 ID:cLJfeKVP
人間って 笑ってないと きっとどこかがオナカすいちゃうんだよ

また、いっぱい笑おうね☆

101ngiht:02/10/31 21:36 ID:BKvY+Czq

泣くのも辛いとある人は言った
全てを流すべく零れ落ちた涙は虚空に消えて
想いを留めた霧になった
濃霧に包まれある人は
自分の目が乾かないのに驚いて
驚きの内に辛さを忘れた
ああ 今好きなだけ涙を流せる
純白になるほど泣いたある人は
涙で萎んだその胸に
光を満たして歩いていった
あの人は星になれただろうか
102j:02/11/01 12:32 ID:+mAZdn3h
『正義のヒーロー ミラクルファイターβ(ベータ)』

闘え 闘え 奇跡の戦士
守れ 守れ 緑の地球
大空高い青空を
見渡す限りの緑の平原を
果てしない大海原を
汚す奴は許さない
愛と 正義と 根性の人
宇宙の果てからわざわざ来たぞ

ミラクルパンチ 悪を殴れ
β(ベータ)ビーム 一撃さ

闘え 闘え 奇跡の戦士
守れ 守れ 緑の地球
子供達が走る村を
恋人達が歌う町を
友人達が微笑む都市を
壊す奴は許さない
希望と 勇気と 忍耐の人
悪を倒しにはるばる来たぞ

ミラクルキック 悪を蹴れ
β(ベータ)フィニッシュ 究極さ

最後の技だ β(ベータ)スパーク
正義の勇者だ 僕等の味方だ
奇跡の戦士 β(ベータ)
ミラクルファイター ミラクル

>>96きりんさん批評有難うございました
103j:02/11/01 12:40 ID:+mAZdn3h
『有難う奇跡の戦士』

戦い終わって 日も暮れた
今日のバトルは 終了さ
ミラクルファイター ミラクルファイター
次の戦い まだあるか
今日も明日も地球の為に
有難う僕等のミラクルファイター

戦い止んで 疲れ果て
僕等の為に 戦った
ミラクルファイター ミラクルファイター
全ての悪を倒すまで
明日も明後日もみんなの為に
有難う僕等のミラクルファイター

ミラクル ミラクル
ファイター ファイター
ミラクルファイター β(ベータ)
104j:02/11/01 12:49 ID:+mAZdn3h
『変身!変身!田の中義男』

ミラクル変身 田の中義男
事件だ ピンチだ 出動だ
怪事件だぞミラクルファイター
お前が行かなきゃ誰が行く
「ミラクル変身!ファイターベータ!」
今日も頼むぜミラクルファイター

ミラクル変身 田の中義男
普段は冴えないサラリーマン
その正体は異星人
宇宙の果てより地球を救いに
「ミラクル変身!ファイターベータ!」
明日も頼むぜミラクルファイター

ミラクル変身 田の中義男
地球の自然を救う為
ミラクルウォッチで変身だ
生きとし生ける全ての守護神
「ミラクル変身!ファイターベータ!」
頑張れ!負けるな!ミラクルファイター
105:02/11/01 15:36 ID:3ydZyze2
「不安」
反則!?現状以上の荒技を繰り出そう
逃げ!?を持って新たなる物生み出そう

何も見えないって事
ただ今日が怖いって事

ショウガナイ事多いから
今日が明日に平行移動

”ウソ”は”ホントウ”以上の現実?
そんなの気付ける訳ないし
冗談嫌いだし

106一言:02/11/01 21:30 ID:DUx+Jmnz
「イコン達」

求める手の数だけ面を増やし
今や球体となったイメージの集合体
表面の薄皮の上に無数の電飾を煌びやかに点滅させて
夜空を電波に乗って悠然と飛行する

ただのチンピラだって早死にすればヒーローになれる
そうだよ、あんたの事を言ってんだよシド!
いかに適当かつ自分勝手に仕事するか、を信条にしてたってことくらい、みんな気づいてるんだよジャン・リュック!
あんたただの目立ちたがりだろサルバドール!
ボンヤリしてるから何度も墜落するんだよアントワーヌ!

言い訳を並べたって球体の外側の人間は皆同じ色をしてる
その瞳に青白く光る直方体を映しながら、いつまでたっても理想に近づけない愚者達
107Pork:02/11/02 02:42 ID:m3LFOhlc
>>106

幻想をその身に引き受ける偉人がテーマでしょうか。
であるならば、最後を愚者の話題で締めるのは焦点が
ぼやけてしまわないでしょうか。
愚者への視線に強いものがあるので無視できない存在感を
持っていますが、軽く触れただけで終わってしまいますので
物足りなさが残ります。
ちなみに視線の強さの理由ですが、実感の違いではないかと
思います。愚者を見る目のほうがシビアで実感がこもっています。
108Pork:02/11/02 02:43 ID:m3LFOhlc
>>105

不安を直視することを避けているように見えます。
不安な感覚であるとか理由、状況などがよりは
それを避ける行動が多く描かれている事によるのだと
思います。と、不安を煽るような事を書いていますが
その積もりはありません。
個人的には四連目は不安を感じさせられますが、
二連目はそうでもありません。何も見えない事に
対して人により受け取り方が違うからです。
ショウガナイ事が多いということもそうです。
そうした事をあなたがどういう受け取り方を
するのかを盛り込んでみてはどうでしょうか。
109Pork:02/11/02 02:44 ID:m3LFOhlc
>>104

ややリズム感が足りないように思います。
例えば一連目、二連目のそれぞれ二行目を
比較すると二連目が抑揚で負けていると
感じるのではないでしょうか。
またミラクルという言葉以外にミラクルさを
感じさせる描写がないのが残念です。
冴えないサラリーマンというのは現実に
ピンチにおちいったり地球の自然を救ったり
ノーベル化学賞を受賞したりするものです。
ミラクルさを追求してみましょう。
110一言:02/11/02 15:12 ID:yuBioAYV
>>107
というか偉人に一番憧れてるのに、自分がそうなれないという悔しさから、なんだかんだと難癖をつける凡庸な人民の方がテーマです。
T…幻想とそれを夢見る人間との距離感
U…凡人のたわごと
V…凡人の正体
という構造ですが…やっぱり伝わりづらかったでしょうか。
読んでて自分で思ったのは、ピストルズを除いた三人が、時代的に「テレビ以前のカリスマ」である点なのかもしれません。ゴダールは微妙だけど。
111一言:02/11/02 15:13 ID:yuBioAYV
訂正:読んでて自分で思ったのですが、問題はピストルズを除いた三人が、時代的に「テレビ以前のカリスマ」である点なのかもしれません。ゴダールは微妙だけど。
112三色菫:02/11/02 17:41 ID:QALmXp1c
『赤い靴』

赤い靴を汚した
泥濘道を歩いて汚した
新品の靴を汚した
大切にしていたのに
もうもとには戻らない

ぬいぐるみを壊した
片足をちぎって壊した
可愛いぬいぐるみをこわした
大切にしていたのに
もうもとには戻らない

君の瞳が曇った
緞帳の奥を覗いて曇った
綺麗な瞳が曇った
大切にしていたのに
もうもとには戻らない
113ひかる:02/11/03 01:00 ID:EiB1nfKY
「入滅」



 今日は俺の葬式だ
 力 美 愛 全ては虚妄なり
 世界は移ろうひと時ひと時に
 無限の過去と無限の未来を持つこの世界
 法則は一瞬一瞬に移ろう 世界は混沌なり
 この世に真理などあるものか 全てが許されている
 混沌の中僕は狂騒状態に踊る 爆発的なあらゆる種類の性欲
 踊り狂おう 爆発してやりまくろう

 荒涼とした孤独の中 妖精達と戯れながら僕は死ぬ 明るい昼間に
 ディオニュソス 僕は死ぬ
 挙動は止まり 思考も消える 
 人間の行為の起源をとらえた者は 全ての行為を避ける
 真理は錯覚なり 本能は無限の中の一可能性に過ぎぬ
 世界は積み重ねられた錯覚の妄想
 真理を創造しようとする 全てのあがきは通用しない
 逃れられず.......

 人々よ覚悟せよ 淫欲に炎々と焼き尽くされし人間達よ覚悟せよ
 我はプロメテウス 俺達が与えたあの火によって いずれはお前達も全員破滅するであろう
 俺は一足先に入滅する
 
 入滅


             by ひかる 2001/10/29
114名前はいらない:02/11/03 01:09 ID:SHOmbHyB
心に掛かる荷物は降ろせないさ
どうしたってやるしかない

長い坂道続いていても
見上げるだけでは意味がない

もしかしたら…なんて
あわい期待は荷物になるだけ

考える前に足を踏み出せ
頭をカラにして

いつかは辿り着くその場所まで
進め!進め!進めよ!!
115名前はいらない:02/11/03 03:03 ID:iO1IltSl
「にんじん」

人参に笑われた、人参に笑われた
僕を見て腰抜けと笑われた
人参が笑った、人参が笑った
僕を腰抜けだと笑っていた
むかついたので鍋で煮てやった
熱湯の中であたふた踊る人参を見て
僕は笑った
116美少女を磨く:02/11/03 09:09 ID:b68vNMHt
美少女を磨く。○まずはホコリを取り除く○っとその前に、
顔の産毛を全て刈る○くちびるは傷つけないように、気を
つけながらナイフを沿わせる○唇はガラスで出来ているか
ら、とても傷つきやすい(覚えておくように)○眉毛は少
々刈り間違えてしまってもいいが、睫毛だけは刈り取らな
いように。○さて、つるつるになったなら、次はクレータ
ー対策だ。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
光源を相殺した時に、輝いて見えるのは瞳、そしてくちび
る、あとは鼻の頭にちょこんと光が乗っかっているくらい
でなければならない○美少女に満面の光は似合わない○美
少女は鋭い三日月であるべきだ○さてクレーターがあると、
その光関係が崩れてしまう。○如何にするか?○まず問題
となるのが、クレーターを隠すのか、それともクレーター
を取り除くのか、というところである。○隠すには大量の
化粧物資を投入しなければならない○ちょっとやそっとク
リームで浮かした程度では、高いクレーターは隠れてくれ
ない○そしてクリームが海ともなれば、少女の顔は確実に
1.2%の肥大を遂げてしまう○せっかくの素材を別人にして
しまったのでは、あなたの名が廃る○それでは取り除くか?
117_:02/11/03 09:09 ID:b68vNMHt
美少女を磨く。○まずはホコリを取り除く○っとその前に、
顔の産毛を全て刈る○くちびるは傷つけないように、気を
つけながらナイフを沿わせる○唇はガラスで出来ているか
ら、とても傷つきやすい(覚えておくように)○眉毛は少
々刈り間違えてしまってもいいが、睫毛だけは刈り取らな
いように。○さて、つるつるになったなら、次はクレータ
ー対策だ。○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○○
光源を相殺した時に、輝いて見えるのは瞳、そしてくちび
る、あとは鼻の頭にちょこんと光が乗っかっているくらい
でなければならない○美少女に満面の光は似合わない○美
少女は鋭い三日月であるべきだ○さてクレーターがあると、
その光関係が崩れてしまう。○如何にするか?○まず問題
となるのが、クレーターを隠すのか、それともクレーター
を取り除くのか、というところである。○隠すには大量の
化粧物資を投入しなければならない○ちょっとやそっとク
リームで浮かした程度では、高いクレーターは隠れてくれ
ない○そしてクリームが海ともなれば、少女の顔は確実に
1.2%の肥大を遂げてしまう○せっかくの素材を別人にして
しまったのでは、あなたの名が廃る○それでは取り除くか?
○こちらの方法にも大きな問題がある。○成功すれば月面
から邪魔なウサギは消え失せて、鮮やかにただ金色の月が
出現するだろう○ああ、触りたい、と誰もに思わせるよう
な、滑らかな肌に、輝く唇、潤む瞳、ちょこんと光を乗せ
た鼻○それらを際立たせる、艶やかな夜の黒髪○そして僕
らは初々しいそのボディーを家に持ち帰る○そうなればい
い○そうなれば、いいが。○取り除くのに失敗したクレー
ターは、恨みの声をあげて毒の匂いに花開く○傷痕からし
ゅうしゅうと音を噴き出させ、目に見えぬ毒を地上に降り
注ぐ○げにおそろしきは月の裏側○ひっくり返してみれば
そこにはどんな顔があるやら、だ○さて、美少女を磨く。
118名前はいらない:02/11/03 09:11 ID:b68vNMHt
ごめんなさい。>>116は無視してください(汗)
よろしくお願いします。
119スリム・シャイディ:02/11/03 09:41 ID:/Mna9/Xo
[HELLO!GUILLAUME!]


月も上がる気力を失くした倦怠にイカレタ夜
世界を陰険にしている不当について
もはや抵抗の手段が見つからないので
私は自己の認識できない感情を頑なに否定し続けて顔色を悪くした

芸術はいかにも陳腐な宇宙の皮肉、
官能なんて人間喜劇の極みであり、それはまた甚大な魂の浪費であると
ちょっと待て!あいつが詩中から飛び出してきて
私に至福の病いとやらをウツソウトシテイル!

エロ・グロな憂鬱の霧が視界を遮ってる日々に
ひねくれた生活はいつまでもドラッグでストーンドしてる
恋人にただ雛鳥の可愛げで微笑むことができるようになるまで
ギヨーム!!私の感覚に貴様が目醒めるまで!
120肉小路泥子:02/11/03 11:42 ID:Xh6xQriS
プロで活躍して、それで金貰って生計立てている奴にならともかく
何故、ド素人に批評して貰わなきゃならんのか。しかも、それが
自分より教養も低く、若い感性も、自由な発想も思想もない奴に
まあ、少なくともここでは良いものは生まれないし、育たないな藁!
121名前はいらない:02/11/03 14:20 ID:CjcC13im
偉大なる勘違いをした鮭は太平洋さえ横断する
海水やヘドロさえも養分とし
目標に向かい持続させる体力と吸収力
体は膨らみ鯨さえ凌ぐようになり
莫大なエネルギー量で引き起こすエルニーニョ
いずれ果て屍となるも
残った栄養分は地球の裏側へも流れる
活力を授かった魚たちは濁った目を光らせ
また海を渡る英雄が生まれるだろう
122詩緒梨:02/11/03 19:47 ID:e+m9uDiR
「言葉は橋のようなものである。話した言葉は
 あなたのモノであり、私のモノである。」大江健三郎
123肉小路泥子:02/11/03 20:13 ID:Xh6xQriS
122
放置じゃなかったの?粘着質の糞ブスをマジぎれさせちゃった?
124名前はいらない:02/11/03 20:27 ID:r29bMT9T

そして。

自分は何も変わっていないのに、周りが何もかもが変わってしまったようだ。自分は何も変わっていないのに。

何も変わっていない自分に今あるのは山だ。向こう側が見えない山。それはあたりまえの事かもしれない。だが僕には向こう側が見えないのだ。その山はとても険しく登りきれないかもしれない。だが、これを登らなければ何も変わらない。

みんなもこの山を登ったのだろうか。そんな事はどうでもいい。僕はこの山を登らなければいけない。
自分は何も変わっていないのだから。
125白鑞金:02/11/04 10:52 ID:oRcTB5M1
たどえた便り返ってきている朝
126j:02/11/04 16:23 ID:W6UA5yHB
『出産ロック』

ウオー!!!!!!

生まれるぜ 生まれるぜ
俺のベイビーが生まれるぜ
ハリアップ ハリアップ 早く生まれろ
生まれるんだ ヘイ!ベイビー!

まだかまだか 待ちくたびれたぞ 俺をそんなに待たせるな
分娩室の扉の上にはRED! オー!!
RED!RED!レッドランプが光るぜ HI! 

愛する俺のマイハニー
産婦人科で叫んでいるぜ アアアアアー!!!!! 
俺も一緒に叫ぶぜ! 響くぜ病院内 
生まれて来るのはマイサン?マイレディー?
知るかそんな事 神様だけが知ってるさ オウ

ハイになるぜ 頭の中身 息が切れるぜ 声が枯れるぜ
まだかまだか まだまだまだー! まだかー!!! ウギャアアアアアア!
クククク苦しい 苦しいんだよ 俺の心が張り裂けそうだ

神よ!どうか私に健やかなる子供をお授け下さい!
私と妻と子供とで永遠に幸せな家庭を築き上げたいのです!
ああ神よ!奇跡を私にお見せ下さい!

扉の向こうで声が聞こえる 
あれは あれは 俺の子供 赤ん坊の泣き声だ! クラーイ!
クライ!クライ!もっと泣くんだ! 元気な声で泣き叫べ!
ウギャアアアアアア!
おお!奇跡の瞬間が訪れた
127デーブ専子again:02/11/04 16:34 ID:OE4kezdN
126
暑苦しいわ。駅前の売れないフォークシンガー並みね
奈美悦子並みに寒いわ。ルクソールの憂鬱だわ
128青色:02/11/04 17:47 ID:R6MurorO
『11月』


去年の子猫は
もうおとなになった
おととい
二匹の子猫を産んだ

小高い丘の
天文台の脇を
すぎる風のように
夢はいつでも
ゆっくり醒める



-----------------------
よろしくお願いします
129Pork:02/11/05 02:06 ID:J+KSYSxw
>>110

UがTを保管しているように見えたので偉人を
主題にしているのかなと思って読みました。
その割には凡人が存在感を持っていたので
正直のところ悩みました。
130Pork:02/11/05 02:12 ID:J+KSYSxw
時間の経過と風と夢が上手に絡まっています。
各々をバランス良く取り上げているのが効果的に感じました。

読み手の存在感が多少強いほうが、それらのつながりが
明確になってくるかもしれません。また読み手の性格が
見えるならば夢へのイマジネーションが誘えて面白そうです。
131Pork:02/11/05 02:20 ID:J+KSYSxw
>>126

テレがあるのでしょうか。
家族や未来への希望が出てくるまでに時間が
かかっていますので短気な人だと途中で投げ出す
可能性があります。

あるいは心のゆとりがない様子を描いたのかもしれないですね。
それにしては冷静にも見えるので読むのが難しくなっているように
思います。

出産のそのときはストレートで好感が持てます。
132Pork:02/11/05 02:23 ID:J+KSYSxw
芯を捉えていると思います。
複数の情景を思い浮かべる事ができる
豊かさがあると思います。
133Pork:02/11/05 02:25 ID:J+KSYSxw
>>132 は >>125
134Pork:02/11/05 02:31 ID:J+KSYSxw
>>124

情景への仮託は成功していると思います。
しかし変わってしまった事に対する気持ちのようなものも
山越えに託されてしまったいますので、困難や決意などを
もう少し含めて描かないと感情が希薄ともとらえられかねない
のではないでしょうか。
135Pork:02/11/05 02:33 ID:J+KSYSxw
>>122

ここでお会いするとは詩緒梨サマ。
お元気でしたでしょうか。
136Pork:02/11/05 02:40 ID:J+KSYSxw
>>121

偉大な鮭の非凡さを早めに描き、そしてその死をも非凡としたほうが
一貫性が生まれるのではないでしょうか。中ほどだけで偉大さが
現れているのように感じました。偉大ではあるが鮭、という
着眼と輪廻おも思わせる着眼点は好きです。
137Pork:02/11/05 02:47 ID:J+KSYSxw
>>120

ズバリ金がかからないからでは?
それで生計を立てている人の場合には金が必要では・・・・。
しかしド素人の批評すら得難いのが現状に思います。
かの白楽天は百姓に自分の詩を聞かせて校正をしたとも言います。
教養も感性も発想も思想もない者が読むならば、それらを越えた
普遍性に到達する可能性がないではないでしょうか。
138Pork:02/11/05 02:55 ID:J+KSYSxw
>>119

大変な重さのある一遍ですね。
光景を思い浮かべるのも難しいのですが
不思議と実感を伴っていると思います。
至福の病を梅毒と読むか、あるいは一般的な
幸福感と読むかで受け取り方が少々変わって
来るかと思います。
三連目だけ生命感があるのは面白いです。
139Pork:02/11/05 03:05 ID:J+KSYSxw
>>117

嫌な感じがヒシヒシと伝わってきています。
それが美少女を侵食している状況も加わって
絶妙に嫌な感じです。下品に落ちなかったのは
勇敢さによるのかもしれないですが、後半は
少々上品にすぎる気もしました。最初の嫌な
感じを途中で消してしまうのに成功していますが
消しすぎて一貫性をあやうくしているようにも
感じました。

誤解ないよう付記しますと、嫌な感じというのは
けなす積もりで使用しているのではありません。

美少女が損なわれるよりも、美少女を物のように
扱うところが嫌な感じを刺激しました。
140125:02/11/05 03:27 ID:Y0oBrx2Z
拝復ほっこりありがとう又いずれ
141詩人に梔:02/11/05 03:40 ID:AIzBPt1Y

貴方の瞳はとても白く
とても醜い

貴方の瞳はとても青く
とても悲しい

三次元の檻
届かない祈り

救う事など
できないのだけど。
――――――――――
よろすく
142葉悟 ◆Q9OkNLTZnI :02/11/05 09:54 ID:9QFBzJMi
陽は全方位から昇る
月は薄く白くなりゆく
僕は海の底から眺める

薄い白はいつまでも白だ
染まらずに染めれずに白のまま
懐かしさをもって眺め続ける
いつか見た僕の瞳を思い出す
水面は底を映さない

僕は腹にへばりつく魚を愛で
月は白くも青に在り続け
陽は全方位から昇り続け
143詩緒梨:02/11/05 12:15 ID:wMYFQm0c
>>135 おかげさまで、元気です。
   Porkさまの句は温かいお人柄が伝わるいい句ですね。
   
   
144j:02/11/05 16:59 ID:fBjdJYIi
『ドライブ』

ブルルン ブルルン
今日は楽しい日曜日
家族揃ってドライブだ
ママ早起きしてお弁当作る
パパは昨日車ピカピカにして帰って来た
嬉しいな 嬉しいな

ブルルン ブルルン
お日様にこにこ ドライブいい気持ち
海が見える丘の公園にレッツ・ゴー!
窓を開けると風がバタバタ入って来る
早いぞ早いぞパパの運転
ああ何て楽しいドライブなんだろう
145きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/05 22:22 ID:utl0GK8Q
>>98
色々な角度から一生懸命「悲しみ」を説明しようとする努力は認められ
るが、その「悲しみ」感がそれほど伝わってこないのが気になる。また、
冒頭3行も詩の一部として受け取ったが、「もしかして前置き?」と思わ
せてしまう点も弱い。「男」の『諦め』感をもっと前面に出したい。
>>99 Copy Lightさん
「接し、むすび、交し、響き」「宙の重い芯へと沈む」など独特の感性が
光る一方で、いまひとつイメージのサポートが足りないように感じる。簡
単に、「静謐な室内の様子」を表現したものだが、情景描写の域を超え
ていない。ただし、それでも静けさに満ちた空間の美しさは感じられる。
>>101 nightさん
想いはよく伝わってくる詩。しかし、少し展開を急ぎすぎた感あり。例え
ば、「あの人は星になれただろうか」は、その前に「光を満たして」とあ
るものの唐突。「自分の目が乾かないのに驚いて」などの、なにげない、
でも鋭い観察力がなければ見いだせない感性を大切にしよう。
146きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/05 22:22 ID:utl0GK8Q
>>112 三色菫さん
順に、「モノ・モノ(ともに意図的)・人(意図せず)」→「大切に〜戻らない」
という構成だが、意図的に壊した1・2連は、「大切にしていた」感が感じ
られず、接続に多少無理を感じる。情景はリアル。一読して、「あの素晴
らしい愛をもう一度」と「パパのクラリネット」を思い出してしまった。
>>113 ひかるさん
詩板で見るほかの詩と比べると、特に言葉の生命感・躍動感を感じる。ま
た、言葉遣いから様々な文学的傾斜も読み取れる。内容の発想からの想
いは十分に伝わってくるので、あとは、音読してみて余分な『修飾』を削っ
た方がスマートな詩となる。行為の内実をもっと照射してみても良い。
>>114
詩文から素直な初々しさが伝わってくる。気持ちを思ったまま表現するの
は大切なこと。内容に関しては、「荷物は降ろせない」「期待は荷物にな
る」における「荷物」が別もののように感じてしまう。全体的に、各詩文の
『言い回し』にもう少しオリジナル感が出せると良い。
147きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/05 22:22 ID:utl0GK8Q
>>115 
冒頭2行とその直後2行は、『言い方』を変えただけなので、もう少し何か
しらの工夫が欲しい。例えば、「人参」に具体的ないじめっ子の要素を重
ねるなど。また、「人参」→「煮る」という展開も普通なので、ここにもスパ
イスを。逆説的だが、ジュール・ルナール『にんじん』への意識を感じる。
>>141 詩人に梔さん
キーワードとなる「三次元の檻」という詩語に何らかの含みがあるのかも
しれないが、もし含めているとしたら少し伝わりづらい。主体となる存在
と「貴方」の間の『諦観を経た距離感』は感じることができる。「貴方の〜」
の詩文をもっと活かしたいのと、「とても」の4度の重複を再考したい。

>>100 宗さん オナカすかないように、いっぱい『幸せ』食べてください。

※だいたい毎日この板を見てはいるのですが、やっと書き込める時間が取
れました。では、投稿者&批評者のみなさん、風邪には気をつけて。
148詩人に梔:02/11/06 00:27 ID:iGhceV7Z
>きりん
さんくす。
最近ひえるなぁ
149詩人に梔子:02/11/06 04:09 ID:R8V0CxQL
えっと・・・何か上の人、俺と名前似てない?まぁ・・・おもろかったけどw
150詩人に梔子:02/11/06 07:39 ID:R8V0CxQL
「オレンジ」

あのオレンジの向こうに 何がある

答えを知りながら 君は問う
それは 絶望を待つ老人のように
言ってしまえばいいのだろう 何も無いと
そうすれば君は救われるのだろう 諦められるのだろう

しかし 私は君を救わない

逃がすものか この世界から この私から
君はこの大地で あの橙を羨みながら 崩れていくのだ 
私と共に

あのオレンジが消える頃
君は少し泣くのだろう いつものように
君の幸福があの橙の向こうに在るが故に

あの橙が消える頃
私は少し微笑むのだろう いつものように
私の幸福が君と在るが故に  
151Copy Light:02/11/06 08:12 ID:q8B/F7QM
from 99 to >>145 きりんさん ( 02/11/05 )

寸評domoありがとう‥‥‥ネット上の文字を眺めて、
私も似た意見なので手直しをしています。
(これは 美術館やギャラリーの「室内」なのです)
152ひかる:02/11/06 19:43 ID:vQVfg3OC
「水晶に.... せめて赤い水晶に」
(初恋のminakoに捧ぐ)



 君の優しさはいずこ
 君の笑顔はいずこ
 君の救いはいずこにあるの?
 その美しさは 幻の中の一輪の花に過ぎず
 その神秘は伝えきれぬ悲しみの涙
 ただ その命の力を分け与えているだけ
 見たこともないよね 会ったこともないよね
 だけど その慈しみは飛び疲れた天使のよう
 僕の瞳をじっと.... そう10秒間でいいから見つめ続けていてごらん
 僕は君を掴まえてね....
 そして 二人が 赤い水晶になるまで
 きつく きつく 抱き締めてあげるから



             by ひかる  1994/2
153名前はいらない:02/11/06 20:15 ID:BP3LbYnb
『傍観』

雑踏の中に一人 迷い道を歩く要領で 進む
冷たく降り出した雨が 今日も重たいのだけれど
そんなのは 気にもしないで…

乾いてる僕にまたも 雨はただ降り注いでいくけど
未だ 冷たく降り出した雨は 奥深くへと届かない
言ってしまう『僕を流せ』と

『いらない人間だ』と向き直ってみれば
『それもそうだな』と頷いてみれる
何もかもを失ってみて それでから自分を探せば
必死になる僕が想像できるかな?

鈍すぎた僕を笑って 死さえとも直面したのに
無意味に深刻だった阿呆さ加減に愛想が尽きる

この世から消えてみて 一日だけ 他人を傍観したいよ
『僕』がいないことに 微かでも意味があったなら
見つかった僕のため もう少しだけ頑張ってみようと決める
154スリム・シャイディ:02/11/07 23:19 ID:07HKdg9t
[原罪の男娼]

全ての被造物が凍てつく氷河の街で
焼け付いた暗い影絵の空に向かい
立ち昇る蒼白の溜め息は大いなる反逆と溶け合って
黒毛皮を纏った華奢な怪物の瞳を「狂信」で煮えたぎらせているのを私は見た

宇宙を軽蔑するかのようなウインクは
茨の棘に想えて実はふっと消え入る程に儚くて
それは煉獄に魅入られた者の荘厳さを示唆していた

我が魂は目前の神秘に捕えられて悟った
このウロボロスの味わう快楽は自身の「星」を玩弄する所にあるのだと
それはあらゆる生命の法典を脅かす真の退廃だ

汝がアダムに知恵の実を食べろとそそのかした
大蛇を意のままに操り舌なめずりする時
罪悪はその妙技によって完全に征服され
永劫にして汝の伴侶となる宿命に姿を変えることだろう

傍らでレズビアンが冷笑した
「彼はジム・キャロルの覆轍を踏む脳なしだ」と
155名前はいらない:02/11/07 23:29 ID:Xp9pAaPv
When I was walking to my house
I found cat, who looking for something
I put my right leg front of cat
and "HEY,Bite me!!!" I yeeeeelld!!
Don't stop your violence!!Yes your violence!!
Bite and Bite Every, Everything!!
Don't be kept by Everyone!!
You are just one!!You are just one!!
You are just all!!You are just all!!
You are, You are, You are you!!!

Cat bit and bit my right leg
But he stoped biting and saw my face
and He jumped to my face Yeeeeeeeeeeah!!!
Don't stop your violence!!Yes your violence!!
Fight and Fight Every, Everything!!
Don't be kept by Everyone!!
You are just one!!You are just one!!
You are just all!!You are just all!!
You are, You are, You are you!!!
156名前はいらない:02/11/08 00:11 ID:QFmp+7+P
↑How many masturbations do you ,in one day ?
Go away at once ! ‥‥me too ?
157名前はいらない:02/11/08 00:41 ID:XwZL7vAl
 むか〜しはやった、なめ猫の運転免巨匠をささげ、たりします。
 アイデアはわかる〜 さめていく夢、なぶる風。……ちょと書いてほしい。




>>128 :青色 :02/11/04 17:47 ID:R6MurorO
『11月』
158ame:02/11/08 01:07 ID:1xL/n+Rd
「グッピーの水槽」

水滴と落書きの無邪気な横顔に不安を覚えた
あのY字型のものが君を支えた時代があったのだ
終わりを覗かれたグッピーの群れが
今日も水の中で壁に向かって跳ねるだけの毎日の隙間で

靴の裏表を真剣に考えるような集団の中で
何回も言葉を切り続けたその両耳を
御婦人はいつも同じ言葉で問い掛けるのだ
「ドチ ラエオデカ ケデス カ?」

  揺れる電車の定期的な音と振動とが
  眠らせた世界の卵を忘れたまま乗客を降ろした

せめて失った左手の心臓でも見つかってしまえば
ケーキのロウソクを改めて吹き消すような強さで
逆風を迎えられたのにと悔しがる人々と
子供の目つきと幽霊の存在を交互に恐れるような
逃げるだけの月日を共にしていたような

今ちょうど右も左もない君が全財産をはたいて
ただ1枚しか買えなかった切符を半券にしたのだよ

……「愛国発 幸福行き」


「ドチ ラエオデカ ケデス カ?」

あの水槽の中へ行くのだ
159ame:02/11/08 01:07 ID:1xL/n+Rd
※>97では批評ありがとうございました>きりんさん
これからも(たまに、くらいの頻度が精一杯ですが)よろしくお願いします。※
160きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/08 05:02 ID:dVlRXOap
>>142 葉悟さん
独特の文の区切り方が詩にある種の『リズム』を与えているが、その
分『解釈』を難解にしてしまった感がある。「海の底から」の空間設定な
ど、オリジナルの面白さはあるので、もう一度日本語(文法など)の基
本に立ち返りたい。「陽は全方位から昇る」という詩文はとても新鮮。
>>144 jさん
『家族のドライブを楽しみにしている子供』の場面提示だが、最後まで
それだけの印象。「楽しさ」の表現にしても、大人視点でのごく一般的
な状況説明に終始してしまっているので、『お弁当がタコ足ウインナじゃ
なく、イカ型でビックリ!でも楽しい』など、何かしら小細工が欲しい。
>>150 詩人に梔子さん
「私」と「君」を別人と読んでも、同一人物の自問自答と読んでも、両者
の『距離感』に眼目のある作品。できれば、冒頭行は本文内(3行目
辺りに)に組み込みたい。また、「オレンジ」と「橙」の違いが明確でな
いので(特に意味の違いもなく、表記だけ変えるのは不自然)統一を。
161きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/08 05:02 ID:dVlRXOap
>>152 ひかるさん
終始主観的でありながら、詩作品としては優しさ・寂しさに満ち、綺麗に
まとまっている。ただ、『核』となるべき箇所にどこかで聞いたような表
現が多出するのは気になる。この詩で最もオリジナリティを感じるのは、
「10秒間」の着眼だが、「10秒間」ならではの絶妙な切れ味を見せたい。
>>153
「冷たく〜」など、雨の描写は特にそうなのだが、『改まって詩を書こう
とする姿勢』を少し感じるので、もっと普段感じる気持ちをそのままの
形で表現してみたい。掘り下げが深く内容に厚さのある点は評価。最
後の『希望と意思』の表出が唐突だが、作者の持ち味として読める。
>>154 スリム・シャイディさん
物語(劇)調の言い回しがとても丁寧に演出されている。また、「我が魂」
で始まる3連目は、自分の存在+アルファの価値観が内容に奥行きを
与えている。ただ、非現実的(抽象的)な言葉が並ぶ詩の場合、冒頭に
「全ての」という観念的な語を用いると、読者が入りづらい弱点がある。
162きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/08 05:03 ID:dVlRXOap
>>158 ameさん
日常の気取らないテーマ・言葉を選択しながらも、一つひとつの言葉の
イメージを十分に活かし、パズルのように適所配置されている。全編に
わたって着眼・発想・描写力など高いレベルにあるが、読者に各詩文を
鑑賞させるだけの『間』がないため、素材の多さに若干疲れてしまう。
普通なら違和感を感じる「したのだよ」の言い回し&ラス行も効果的。

★>157 青色さんの詩は>>130でPorkさんが批評されてますよ。(番号書
かれてなかったから気づかなかったのかな?)。>>128の詩は、特に2連
目における詩的世界の「風」を読者に感じさせられる点が秀逸。言い回し
も自然。ただ、タイトルの「11月」感がないのが残念(実体験だとしても)。

※批評に感謝の言葉を下さるみなさん、こちらこそありがとうございます。
いろいろ自分の勉強にもなります。では。
163詩人に梔子:02/11/08 05:18 ID:zuRQp7lL
>きりんさん。批評ありがとうございます。参考になりました。
ありがとうございました。
164「騎士道16号線」:02/11/08 06:16 ID:MwYQXzA6
その店の名前は全く正しい。
言い換えるのなら
寸分の隙もなく正しい

猪突猛進突き進む人々は
使い込まれたスチール製のショッピングカートに乗り
ハイヨーロシナンテ!
わが姫はいずこ

新聞広告を引っつかみ其処此処へ散る
その懐には忠実なる僕 サンチョが控えるが
主人の望みを全て叶えるには
悲しいかなゼロの数が若干足りないのだ

安い欲望のまま人々は突撃を繰り返す
無駄に高く聳え立つ数々の風車へ
風車!
何故こんなにも高く積み上げねばいけないのだ
うまい棒の50本入りを!
神よ我を救いたまえ
畏怖堂々と見下ろすその風車は
全て一袋50本入りのうまい棒で形成され
ああ その全てがサラダ味とは!

わたくしは絶望と驚愕の衝撃に
ただただ風車を見上げ立ち竦むばかり
目の前の冒険に我を忘れた愚かにも勇敢な騎士達は
我意を得たり!風車をめがけ押し寄せる
50本のサラダ味を意気揚揚とロシナンテに積み込み
得たり賢し 得たり賢し
列をなして謁見の間へと並び行く
サンチョよ 我冒険は如何なものかと勝ち誇れり
165シンゴ2:02/11/08 07:25 ID:RXigI9D+



憂国

国を憂う気持ち定めし皆同じ月を眺め祈り時に涙流し人を殺め生きる為に
国を憂う気持ち定めし皆同じ空を眺め祈り時に涙流し人を殺め生きる為に

争いの嵐 非ずもがな 言葉表し 洗われる心憐み 全て露に
あらましから 新たに 枝分かれした話 始まりは終わりが来る証
いずれ探し当てる答えの暁 隔たり越えて交わす盃
歩きながら 影がありのままの姿を映しだすから
仮に人の体が海の貝がら 宛ら空だけなら
生けることや朽ちることさえ 果てるまでの?満たす間に
宛てもなく送る手紙書けば 認めた気持ち分かる誰かに
会わなければ哀れ 泡のような思い出 一人耽る灰を流す川のほとりで
買わなければ売られ すがるような想いで 委ねる魂の前に足元をすくわれ
食わなければ食われ いつか報われる日を夢見る闇の中
綱渡る世間の鬼も人の子 人は神の子 天の落とし子

悲しみの種 眠る土に 武器の黒い雨を降らせれば
憎しみの芽は 根深く残り煙と共に民の記憶に
刻みこまれ 崩れる景色に傷付けられて曇る瞳
人の痛み見て見ぬ振りをしても いつも意識の片隅の闇に
光は唯、照らすだけで 干涸びた土地からも緑を、
奪うけれど 同じ恵みが産む実りと力と潤いを
分け合うことさえできれば 訳も無く支えて栄えて行けるのに
逆様な行先の時代の最中に助け合うこととは如何に
速くなる現実 2倍速の移動4倍速の会話でも8倍速の愛は人に伝わらず
リドモキマ巻き戻りの連続でやっと見える 民族の足跡いつまでも背負って行く過去
新聞は昨日の事故を届けるだけ 人間は今日の自己に命懸け
が故に虐げられても強いて生き(息)続ける 手立てが欲しいだけ!
166クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/11/08 09:56 ID:zstTQz3I
「黒い空の大気の渦」
 ガーゼのうらにひそませたのは
 はじければ肺の細胞を突き刺す
 片腕を切りすてたにおいの粒子
 まだ張り詰めた肌を鋭角に閉じ
 私の腕に絡まって、仮想の敵を撃つために生まれたのだ、
と教育されたばかりの

 衣装はピンで留められて、底流から澱み無く右腕の裾をつたい、右胸をぬけて空気に帰る、その意志
 一切の関係から盲いたネオンの、明滅する不安気な間隔に照らされて、相対的に認められる色を変える、私自身
 けれど、人間とは思えない人々の表皮はそれに影響されず、水底の意思は濁流を見上げている

 特殊な時間のために精製された大気を吸い込んで、少しだけ曖昧になる内と、外を
 爪の先から、滲ませ
 鮮烈に破れた、隙間から流れる血が
 望み通り、水槽をかき混ぜる役を担う

 定まらない、眼球の奥にあるはずの確かな定点
 撹拌が終わる頃に辿りつくのは、渦の中央か、或は、知らない街のほとりに違いない
 ビーカーの底へ帰ろうとする粒子のように、
 私はそこへ堆積し、
 針に射抜かれるように眠らされ、
 また、
 それらが許される時間までは、
 覆われる
167j:02/11/08 15:41 ID:Vp9+j/M+
『回転寿司の詩』

先ず最初・カッパ巻きは100円
安いぜ 安いぜ 腹持ち軽いぜ
次に手にするウニ軍艦
一皿500円の味わいはかくあるべし
三つ目の寿司は平目の縁側
身が白く光る僕の大好物!このネタは欠かせない!!ハア!
四皿目で冒険 焼き穴子
だが悲しいかな 回転してる内に熱が冷めすぎてこりゃアカン 
五つ目口直しのハマチは食べてて落ち着く代物
六皿目の海老はなかなかやる
海老は海老でも近海物の地物海老の味は最高だ
七皿目はアクセントをつけてトロサーモン
意外と旨いんだなこれが
八皿目で寿司の王道・マグロ大トロ 高いぞ大トロ
されど口中でとろける様なマグロの脂身
大きいネタは皿の値段を忘れさせる美味である
九皿目で一本筋の通った白魚軍艦を食す
一里塚なる十皿目はスタンダードに帆立の貝柱
十一皿目で忘れていた槍イカを食べ
十二皿目でコンビ的に生タコ
ここで間違えてはならないのは タコは生に限る所だ
火の通ったタコをネタにする等言語道断だ
十三皿目で鱸を食べる 白身魚が大好きなのさ
十四皿目になるとそろそろ腹も膨れて来るので本日のお奨め・のど黒を戴く
十五皿目で青物・鰯そしてすかさず十六皿目・鯵を食べてオアイソ
ああくるくる回る回転寿司よ
どうかこれからも安くて美味しい寿司を与えておくれ
たまには回らない寿司屋に浮気するかも知れないけれど
これからもこらからもどうぞ宜しく
168名前はいらない:02/11/08 21:18 ID:MwYQXzA6
>>164は誤爆です。正直スマンカッタ。
169上京:02/11/08 21:53 ID:8zyIGQtm
柱にかかれた線の12本
1本 2本 引き終わった後上を眺めては
その視線から何が見えるのだろうかと

8本目にかいた線はそれまでの間隔より長かった
じゃあその分濃い人生を送ったかといえば
僕はその頃の生活をもう覚えていない

11本目に重なるようにかかれた12本目の線
伸び悩むその一年を確かに覚えている
まるでそれは僕の偏差値に似ていた

13本目はもうかかない
憧れた視線から見えるものは
少しの白と多くの黒だった
170碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/11/10 00:39 ID:LFYFZWZG
細波の音が聞こえたらどんなに楽だったか知れない

海のないこの街で聞こえるのは葉ずれ
君の部屋から聞こえるのはそれ

遠く見えない未来を何処に託したら

雨の叩き付ける山
落ちていく銀杏の葉
綺麗なものと人は称する

けれど細波のような葉ずれは細波にはなれずに

溜息は風に消え
吐く息は闇に冷え

また今夜も辿り着けない思考の連鎖

海のないこの街で育ち
海のあるあの街へ巣立つ

今年最後の葉ずれを君の部屋で聞きたい
171ひかる:02/11/10 01:00 ID:uiqe9w9u
「全知の人」





 深夜の街を一人歩く
 エリックサティを抱えながら

 どこまでも均質な街並み 近代
 静寂の中 精妙で緩やかな美しきカオスの音楽は流れる
 過去の真理が くすぐられる微笑の中 思い起こされる

 僕は情熱的な人々と語る
 愛 力そして美 様々な真理が叫ばれる 
 僕はその叫び一つ一つに共感してやり 優しくうなずく
 全てを知った人間として

 世界はカオスである そして僕は神人である
172Superthug:02/11/10 13:01 ID:fDDUjxaS
金持ちが無力なら
彼等の生活のために奮闘するの?
私が目を閉じていて、無力なら石を投げるの?
私たちが知るべき事は何?
一人でいる時のあなたは誰?

誰も働く必要の無くても、寝床から起き出す?
誰も意に介さなければ、一日中でも寝ている?
弾丸が私の自由になるのなら
あなたは頭でそれを受け止める?

治療法を見つけたら、私たちを跪かせる?
カメラが向けられていなければ
彼女を死ぬまで殴り続ける?
罰を受けることが無くても
神様は必要なのだろうか?

あなたの思い通りにいかなければ
弁護士に遊びだったと言うの?
私の姿を見かけたら、別の道を通るの?
あなたの家で、違いは違いのまま?
 
幻滅した監視者が
正気の人々を黙視する
ありのままに形を歪ませながら


173j:02/11/10 16:21 ID:18j+vQ0w
『うるさい象』

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
何がお前を叫ばせる

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
一体いつまで叫ぶのか

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
早く帰れよ動物園に

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
どうしてそんなに音デカイ

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
ここは団地だ動物園じゃない

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
午前二時だぞやめてくれ

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
警察はまだ来ないのか

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
あーもう!ウー!キー!うるさくて眠れない!

パオーン パオーン 叫ぶ象よ
うるさい!うるさい!うるさいぞう!!

パオーン パオーン パオーン
17411月に添へて:02/11/11 12:05 ID:f8naMji1

○ 人が燃えている
● 秋の光の広場の中で
○ 頬が燃えている
● 色づいた樹樹の、一葉づつに照らされて
○ 燃えて歩んでいる
● 黄金に織込まれた緞通を踏んで
○ 虹彩が燃えている
● すりガラスごしにほむらを返して
○ かるい風であっても、この日の衣装なら舞い上れる
● モエテルネ・・・・・・・・・
◎ 高い煙と頭上の雲と
○ ・・・・・・・・・燃えてるね
● うす紅が緋色に、赤銅が白金に、茜が消し炭へ落ちたころ
○ 燃料が失われ、温もりの尽きた頃
● 白い手袋を支度する
○ みわたすと爪先へ、霜月は翳を束ね
● 落ち葉焚きとの対話も終わる
○ 迂回する風が凪ぎ、来る凩の止まる時、ぢかに素手を入れる
◎ かさこそと、中であわせた手を展げ
・・・・・焦げ枝、朽ち葉、アルミ缶、写真、吸殻、古雑誌、銀杏、ドングリ、
古マフラ、にほい、指環、蝉の骸、死んだ歯をすくい出す

by C.L.
175bloom:02/11/11 12:10 ID:UdXGolGx
176胸を わしづかみ(その1):02/11/11 17:29 ID:Z+wP674n
真っ白な光 僕らを照らす
土手を 舐めまわす 光の舌使い
おちつきのエクスタシー
呼吸を忘れるエクスタシー

・・・午後4時。影の目的は 狩る肉
食らわれた その肉 脂肪がしたたる

光の舌が 短小になっていく
影が 僕らを 舐めまわす

うおうおぉお。拒絶拒絶拒絶。

土手から 立ち去れ
暗いカラスは 狩る肉の手下
ギャーギャーと 恐怖の歌を歌わされている

うぉおぉおおうおお。恐怖恐怖恐怖

僕らは 振り返り振り返りながらながら 影の舌から 逃げ回る
光の舌に 舐められたい 舐めまわされたい 白い世界で 目を殺したい

ぎやあああああああああああああああああああああああああああああああああ!死死死
177胸を わしづかみ(その2):02/11/11 17:29 ID:Z+wP674n
暗い影の舌 届かぬ どこかへ
女は 脂肪をしたたらせ
僕の理性を掻き消す 副作用

覚醒した

光のあるどこかへと 行こう。しししし
暗闇から 逃げるために。しししし
ほら 影のないネオンだよ。しししし

キェエエ!!

官能の音楽 オーケストラが聞こえてきた
溢れる 脂肪が 僕を 満たす
下上下上下上
←→←→
白い夢を 発散させる
白い夢を 発散させる 

女は 脂肪を すりへらすごとに 僕の愛を感じた

下上下上下上
←→←→
白い夢を 発散させる
白い夢を 発散させる 
178:02/11/12 15:02 ID:/8xtisaz
『鉄板ダンス』

さあ!今宵も始めよう!神に捧げし鉄板ダンス!

ガンガン ガガン 鳴らせ鉄板
黒い鉄板 縦1m 横50cm 幅0.5センチ 
重いのなんの
汗かき踊ろう鉄板ダンス

ズンズン ズズン ヘイ!ブラザー

ガンガン ガガン 鳴らせ鉄板
こぶしで殴るぜ ガンガン ガガガ 手が痛い
俺の楽器は目立ち過ぎ
新たな時代の鉄板ダンス

祝おう!素晴らしきこの鉄板の美しさを!!
ラー! ラー! ラララー!

ガンガン ガガン 鳴らせ鉄板
両手で扱え ダンダン ダダン 手のひら真っ赤さ
平手で叩けば手が腫れる
日本の伝統鉄板ダンス

いつまでも バンバン 鉄板と バンバン 共に踊りましょう
179きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/12 21:09 ID:/U9gmF/A
>>165 シンゴ2さん
かなりの文字量が一度に目に飛び込んでくる詩だが、詩文配置が生む連
鎖感で最後まで読み切れた。2連目の「仮に〜」以後3行の展開は、詩文
に透明感がある。3連目「速くなる〜」以後4行も現実味が迫る。ただ、2連
目と3連目が同一の重さ(平面的)なので、連の『色』の違いを見せたい。
>>166 クロラさん
タイトルが惜しいが、各所の倒置法が螺旋階段を上らせるかのように読者
を詩的世界に誘う力を持つ。内容はまとまっているので細かい部分を。例
えば、冒頭3行は独創性に溢れているが、動詞の頻出で読みにくい。「は
じければ」を削除し、「切り捨てた片腕の」とするだけでもだいぶ違う。
>>169 上京さん
まず過不足なく『等身大視点』での表現ができている点は高評価。ただ、こ
うした数字を並立させていく詩は、どうしても内容が単調になってしまう難点
がある。そこで、数字に意味性を託す(なぜ「12本」なのかを明らかにする。
「8本目」「11本目」以外には何があったのかなどを言外に匂わせる)のも手。
180きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/12 21:09 ID:/U9gmF/A
>>170 碧谷さん
氏の特長だが、日本語の使い方がとても素直(自然)で詩に入りやすい。
平仮名と漢字のバランスも良い。本詩では、イメージに重ねてリズム(韻)
を取る努力は認められるが、その分画像が抽象的になってしまった感が
ある。「海のない」→「海のある」展開も『発想の飛躍』の観点からは弱い。
>>171 ひかるさん
詩文は美しい。が、『その美しさがどう美しいのか』をもっと提示したい。
例えば、「精妙で緩やかな美しきカオスの音楽」と言い切っているが(視
点は良い)、それはあくまでも氏の価値観を土台とした「精妙さ」「美しさ」
(主観)であり、万人が共感するための糸口を差し出してはいない。ほか
の詩も踏まえて、もう一歩新たなステップを踏む時期に来ていると感じる。
>>172 Superthugさん
ひと言ひと言が独立した響きを持っており、その裏にある世界を考えさせ
られる内容ではある。ただ、各クエスチョンの方向性がマチマチであるた
め、全体の一貫性には欠ける。最後の〆は悪くないが、もう一つ、クエス
チョン以外の土台・テーマ(例えば、『命』だけに絞るなど)が欲しい。
181きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/12 21:09 ID:/U9gmF/A
>>174 C.L.さん
冒頭行の入り方はイメージが鮮明で面白いが、その後、「燃える」が頻
出したことで、「人が燃えている」という詩文の鋭さを奪ってしまった点は
惜しい。「白い手袋を支度する」の詩文はイメージ重視の展開が効果的
だが、ここでも直前行の「頃」の重複が詩語の奥行きを相殺している。
>>176 胸を わしづかみさん
「その1・2」を一つの詩として読んだが、「土手から 立ち去れ」以後3行
以外は、使用詩語(「土手」「短小」など)も表現(「白い夢」など)も平凡で
あり、作者の強い思い入れ以上の新鮮さはなかった。また、「ぎやあああ
あ……」は、よほど効果的に使わないと見た目にも白けてしまうので注意。
>167・173・178 jさん
前にも書いたけど、連続投稿については個人的に思うところがあるので一
言だけ。>>173は象に仮託した対象を明示すると世界がより鮮明に。

※もう冬なのに今日はあたたかい一日でした。ではまた。
182ひかる:02/11/13 10:54 ID:po0wX8Go
「砂漠」


 心が渇いてゆく
 残酷な道などもう飽きた
 かといって愛に身を捧げられもしない
 砂漠のようにただ心が渇いてゆく
 混沌と云うわけでもない
 ただ砂漠のように心が渇いてゆく
 悲しみは重たく曇り何ともなしの郷愁が胸に溢れる
 何を....何をすればいいのだ もう道など何処にもない
 痛ましきかな 心の中に砂漠を持つ者は
 心が渇いてゆく

 
       by ひかる 2002/5/29
183名前はいらない:02/11/13 11:13 ID:iIgQgJRg
かなりイタイ1が暴れ回ってます。
http://ex.2ch.net/test/read.cgi/entrance/1036897084/
184j:02/11/13 16:29 ID:BW2tpgw6
『うぐいすパンから思ふ事』

あんパンには黒い餡が
白あんパンには白い餡が
ジャムパンには苺ジャムが
クリームパンにはカスタードクリームが
豆パンには豆がパンの中に入っている
しかし うぐいすパン 
鶯入ってないじゃないか!

カレーうどんにはカレールーが
天麩羅うどんには海老天が
肉うどんには肉が
餡かけうどんには餡が
山菜うどんには山菜がうどんの具に使われている
しかし 狸うどん
狸入ってないじゃないか!!

狐うどんもそうだ!狐入ってない!
ケーキのモンブランもヨーロッパの山がドーンと乗っかってる訳ではない
何故なんだ?何故正直に表さないんだ!

正直に表示する 「うぐいすパン」は「緑あんパン」
「狸うどん」は「天かすうどん」で「狐うどん」は「揚げうどん」
「モンブラン」は「マロンケーキ」・・・?そのままな気が
「ナポリタン」は・・・キリないなあ
それもこれもみんなうぐいすパンが悪いんだ!
うぐいすパンの中に鶯入ってないからこんな想像してしまうんだ!
コラうぐいすパン!何とか言え!
「ピー・・・ヒョロロロォ〜」
自分で声を出してみる
185スリム・シャイディ:02/11/14 14:34 ID:moSYDsqU
[MAD MISTRESS]

禁断の陶酔薬を舌下にはさみこみ
分厚いトレンチコートを夢幻に揺らめかせ
いかめしい精神の軌跡を辿り歩くと
いつしかエロスが父なる大地を超自然の檻で幽閉する

充血した青いまなこには地中海からの眩暈が
その虹彩は創造と破壊がきらめくまばゆい万華鏡
ついにあたしは核兵器で飾り立て
地球の睫に金色のラメマスカラを塗ったのだ・・!

生命のわだつみは我が野蛮なるアマゾネスの隷奴となり
万物の理知を魔性の爪で剥ぎ取りながら
絶え間なき闘争で蹂躙し四足にさせる
狂った女帝が道徳のブザマな裸体を辱めて濡れる瞬間!!
186j2:02/11/15 13:21 ID:sLwkopns
『桜が散る頃』

桜が散る頃
三年に渡る戦いが終わった
もう彼女は戦わなくてもいい

三年前の春に彼女は入院した
桜の花が病院の庭一面に咲いていた
桜の美しさと比べても遜色無い彼女もとても綺麗に見えた

春が過ぎ 夏が過ぎ 秋が過ぎ 冬が過ぎ そして又春を迎えた
時間が作れる限り彼女の見舞いに行った
帰り際に必ず「もうじき退院出来るよ」と言った

この三年間は四季の移ろいが美しく感じた時期だった
春の自然 夏の太陽 秋の静けさ 冬の雪景色 
病室の窓から見える外の景色を彼女越しに見ていたからかも知れないが

でも季節の変わり目は好きになれなかった
新しい季節がやって来る事は良いのだが
その代わり今の季節が去って行くのが無償に嫌で辛く感じたからだ

三年目の春戦いは終わった
病院の庭の景色が春から夏に移り変わる頃
桜の散る頃
187名前はいらない:02/11/15 22:56 ID:vhDocSfY
自己肯定が出来なくて 寂しい毎日を過ごしてます
『俺がいなくたって』とそんな言葉で自分を繕っては
独りになるフリをして 誰かに気づいて欲しいんです

何もかもをわかったフリをして
『必要ないさ』と向き直り
大事な自分を卑下してみるんだ

『そんなこと言うなよ』って
救いの言葉を目当てにしてる 浅ましい男さ

誰か僕を必要だと言って…
今まで生きてきて その答えは出ていないんだ
僕に君は必要なのに 僕は君からも必要とされてない

誰か僕を必要だと言って 私の支えだと言って
そう呟いてくれる人がいたなら
僕は初めて自分の意味に肯けるんだから…
188どこかにいる人:02/11/15 23:53 ID:lPxJ2djs
「あなたが必要です」
189名前はいらない:02/11/16 19:52 ID:TFmyJaA3
>>188
ありがとう(w
190名前はいらない:02/11/17 23:00 ID:4uRNxCwg
『白』

吐く息の白い朝 引き締まるのは体だけではないね
大きく伸びをしては 湿った心を乾かす風を吸ってみんだ
干乾びてしぼむだけで 生き返りはしないけれど

胸の奥を削った夜を思い出すんだよ 今
あの時は 一人の痛みを涙で表わしたけど
ふと思ってみれば この寒さの切り付けにも負けてる
とにかく痛いのに笑えてくるんだね それが悲しいよ

君がいなくなってから もう何度目の朝だろう?
知らぬ間に 白を照らしていく太陽を前に問うよ
手のひらで数え切れる日々と
『サヨナラ』でもない一瞬の出来事を

君はもう回帰する場所へ辿り着いてしまっていて
僕も早く追いつこうと思っては走っているんだ
でもそれなのに 時はゆっくりとだけ流れて
時計を早めようとする僕は 『まだ早い』と告げられる

君はもう先に行ってしまっていて
いつでも会える遠いところへ居るって言うのに
僕はこうして ここにいるまま
僕はこうして ここにいるままなんだ
僕はこうしてここにいるままなんだよ
191名前はいらない:02/11/17 23:11 ID:yrHrQKVc
(・∀・)< ネコ ? イヌ ? トリ ?
192j:02/11/18 13:36 ID:v2jNYO3R
『マゾヒスト』

殴ってよ 
ほら 早く 私を
ぶって ぶって さあ
気持ちいいんだから
あなたはどうなの?

男の拳が頬に襲い掛かる
後ずさりした直後 鼻から血が垂れる そして口の中からも血が出る
ダラアア・・・
暫くの間頬と鼻と口と顎が痛くて堪らない
なのに同時に頭では 殴られて痛む所が暖かく感じる 
ドクドクしている
何か不思議な感覚と遊んでいる様な 嬉しい楽しい気持ち

私は何度も殴られ 蹴られ 平手打ちされ 物をぶつけられ 
悪口を言われ 服を脱がされ 体を弄ばれる 激しく弄ばれるのが好きなの
痛いの好きなの 血が出る瞬間が好きなの 鞭で打たれて皮膚が赤くなるのが好きなの
蝋の熱いのが好きなの 髪を鷲掴まれて体をぶん投げられるのが好きなの

だからあなた
私をもっと苛めて 痛めつけて はやく嬲り者にして 苦しませて 呻き声を上げさせて
私の泣き叫ぶ声聞くだけで あなたを気持ち良くしてあげるわ
さあ 私をぶって
私を行かせて 行かせて あなたが行かせて
あなたと行かせて
193Light Click:02/11/18 16:32 ID:5aJDx6zt
◆ 「j」の作品に注目しています。
世の中にある膨大な言葉から、<季語><詩語>と名付けられた文字をPCに打込み、
任意に抽出、配列すれば日本語の詩は成立するのでしょうか。
だとしたら、私たちの同居する<今>が多少、空疎だ。(古来からの伝統を延々と反復する中に美を見出す感性はさておいて)
上記に抵抗しようとする模索を「j」に感じます。特に>>144 ‥‥‥日常への irony,苛立ちは >>160 が指摘する通り。
<ロング・グッドバイ/寺山修司>を思い出しますた。‥‥「j」は、例えば、まどみちお(月並みの物の見方に抵抗する眼 )
を読み込んでいる人と思えます。
今回、>>192 は当スレへの思いと苛立ち自体を<仮面>を外して<告白>しようとした作品。
PS.
詩人が言葉を温めるように、批評陣営も羅針盤の針(爪)をためる事が必要 ?
routine work では言葉に対し気の毒だし、批評家自身に更に気の毒。
シゴコロの殆ど欠落した者ですが、たまには御手伝いをさせて貰います。
194名前はいらない:02/11/18 16:36 ID:YuZugywI
恋に落ちるのは タブーだったのに
君を想って毎日 眠れぬ夜が続く

遠くで 街の季節
流れれてく 時間をとめて
夢見てた キラキラ光る

あの夏の夜空に帰りたい

As Tears Go By
涙ながらでも
明日のことも考えなくちゃ
グレーの空を今 白に塗り替えたら
虹が出ても そこに君はもういない
195名前はいらない:02/11/18 16:41 ID:YuZugywI
雨の夜はそばにいて 朝まで話したね
少し不思議な君の 横顔見てた

重ねた 口唇が
感じてた 運命の人
ひたむきに これが最後の

恋になればいいなと思ってた

As Tears Go By
迷い込んでしまう
明後日のことは風の中
褪せた写真の 笑顔の二人
抱きしめても 今日より若い日は来ない

196名前はいらない:02/11/18 16:43 ID:ho3bkgva
「俺は豆パンが好きだ!!」
あの目玉のやうな赤黒い粒が
ギョッギョィギョッ・・・
と俺に微笑んでくれるから
「俺は豆パンが好きだ!!」

197名前はいらない:02/11/18 16:44 ID:YuZugywI
Tears Go By
心震えて
暗闇の中を彷徨う

Tears Go By
疑うことに疲れ
捨ててしまえ はるかな未来へと

As Tears Go By
涙ながらでも
明日のことも考えなくちゃ
グレーの空を今 白に塗り替えたら
虹が出ても そこに君はもういない‥
198名前はいらない:02/11/18 16:49 ID:ho3bkgva
「俺は豆パンが好きだ!!」
あの目玉のやうな赤黒い複数の粒が
やわらかなパンの中に寄生していて、
ギョッギョィギョッ・・・
と一斉に笑い、見つめてくれるから
「俺は豆パンが大好きだ!!」



199Leonid:02/11/18 22:41 ID:Hv9/P7EO
Light Click さん 私もjさんの詩に注目 好き。
jさんの
>>66『二度と戻らない僕の左腕』
>>126『出産ロック』
>>173『うるさい象』なんかかな
理由は笑えるから。笑いの中にある...なんだろう...
あなたのようにうまく解説できません。(語彙力ないな〜)
でも
>当スレへの思いと苛立ち
苛立っているのかな?プリーズ答えてjさん
200きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/19 03:08 ID:nESu+i3l
>>185 スリム・シャイディさん
過去の投稿詩と比べても、内容の重複部分が減り、自分の描く世界を重
厚に表現できているのではないだろうか。特に「ついに〜塗ったのだ・・!
(傍点原文ママ)」の詩文は秀逸。「あたし」に生命感を与え、イメージ増
幅に成功した。ただ、3連目は多少無理にまとめようとした痕跡が残る。
>>187
『自己否定は人に安心感を与える。よって、自己否定は自己肯定と同一』
という内容の言葉があるが、そこまで意図して作ったのなら、その微妙な
バランスは上手く表現できている。ただ、後半「僕を必要」が頻出する点
や一部ミスチルの歌詞を想起させる言い回し・展開は再考の余地あり。
>>190 白さん
詩に託した気持ちは伝わってくるが、その伝わりづらさが気になる。これ
は詩を『口語体にしようとする意図』と『状況説明しようとする意図』が上
手く調和していないから。一例として、4連目「思っては」「でも」「だけ」を
省略すれば、意味を変えずに『焦燥』『時の流れ』感をより強く出せる。
201きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/19 03:08 ID:nESu+i3l
>>194-195.197
連の分け方・韻の踏み方から歌詞と感じるが、飾らない言葉で切ない気
持ちは表せている。特に「遠くで」「重ねた」の連は綺麗だが、直後の(サ
ビへの)ステップとなるべき一行は安易な設置。また、「グレー」「白」とい
う色の連続が、「虹」の鮮やかな色彩感を薄めてしまった点は惜しい。
>>182は、以前別スレで批評しているので、今回は遠慮しました。ただ、
旧作投稿よりも、批評を踏まえて新作を投稿した方が磨かれるのでは?

※えーと、>>193>>199)は本批評への批判w?自スレでないと色々発言
も制限(レベルごとの甘辛・連続投稿など)されるし、詩に関する雑談・質
問もできる「投稿&批評+勉強スレ」立ても考えていたので、そろそろ潮
時かな。いつも勤勉・真摯に詩に向き合ってたqwertzqwertyさん、『好き
嫌い』を前提にした、提示作品以上の作者背景まで探る想像評価が多い
中、丁寧な客観批評をされてたPorkさん、特に好印象だったお2人がいな
い現在、スレを活性化させる斬新な批評を>>193>>199両氏に期待。そし
て、詩が好きな投稿者のみなさんに心からのエールを。では。→(メル欄)
2024th ◆HdqTLODCXU :02/11/19 07:20 ID:90ioYQzT
>>201 新スレ期待  自由に
203名前はいらない:02/11/19 08:18 ID:ENfGtpS1
>>201
自分の詩に対しての言葉があることで、
また再び書こうと言う気持ちが湧いてくるのです。
貶されようがどうであろうが、『読まれている』
これが僕のモチベーションの全てです。
これからも批評頑張ってください。ありがとうございました。
204名前はいらない:02/11/19 18:27 ID:wzS7iOD2
完璧な群青色の空
吸い込まれていきそうな
それとも何かが落ちてきそうな..
僕の体は重いから飛び上がれないよ
世界に触れるのは自由
束縛してるのは自分自身
そんなことを思いながら
買い物から帰ってきました

205Light Click:02/11/19 19:57 ID:+wYYFum5
>>204
◆ 文章表現上、<5Wの公式>というもんがアルラシイ。

1: when ?
2: who ?
3: where?
4: what ?
5: whom ? 以上へ任意の値( 気に入ったコトバ )を代入してみる。

── L.C.Plan ──
3行 : <それとも何かが> → 天使の羽が
7〃 : <そんなことを> → 宙の涯てを
8〃 : <買い物から> → この星へ

>204 から < かなしみ/谷川俊太郎 >を思い出すました。
※あと、分らないことは <Leonid> のお姉さんへ訊いて下さい。
206ame:02/11/19 21:45 ID:aAbnLMxp
「らくがきする」
 

僕は構築する

僕は作り変える
 
影のない鉛筆を拾った

折れた定規で1日を測った

硝子玉2つで火事を起こした

構築する気はさらさらなかった

作り変える気も全くなかった

 

 
それでは、訂正。

「僕は構築される」

「僕は作り変えられる」

 

 
らくがきする気は さらさらなかった。
207碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/11/19 22:27 ID:JRrHeGGo
今日もまたカップに落ちるミルク
蜂蜜が溶けてゆく
変わらない毎日

蜂蜜が溶けても変わらない
溶けたのは蜂蜜だけじゃない
変わらない午後の陽射しが痛いくらいに刺さるのは何故?

ミルクはもうカップの半分
白い内側が日に照らされる
まだ曖昧なまま
蜂蜜はもうとっくに溶け切った

午後の日が傾く時
ようやくミルクは見えなくなったけれど
蜂蜜ももう当然見えないわけで
結局わからないまま一日がまた終わってゆく
208Leonid:02/11/20 00:10 ID:Y/X27m0C
Leonid のお姉さんです。残業長いので遅れました。
いつのまにか批評役に推薦されましたか?
何か言えと言われても困ってしまう...
理系出なので言葉も上手じゃない。
キリンさんのようなちゃんとした批評ができないので、
「平凡なOLの感想」ぐらいに思って頂ければ気が楽です。
でも勉強ということで真面目にやります。
そのうち、ちゃんとした方が代わってくれるでしょう・・・早くしてね
209to:02/11/20 00:13 ID:Y/X27m0C
名前を変えます「Leonid」→「to」

>>204 いきなり好みの詩です。でも今後、好き嫌いをあまり言わないことにします。
>吸い込まれていきそうな
>それとも何かが落ちてきそうな..
「そうな」という響きの繰り返しが、澄んだ空そのものを描いているようです。
>買い物から帰ってきました
日常に戻すところがいいですね。

>>205 Light Click さんは、批評お願いしますね。
210to:02/11/20 00:17 ID:Y/X27m0C
>>206  「ame」さん 名前の形がかわいいね。
>それでは、訂正
と詩の内容「らくがき」を訂正してしまう。
不思議なトリックのような詩。
こういう表現方法は名前がある気がします。分かりませんが

>>207 最初の3行で雰囲気に引き込まれます。
私はよく「行く」と使うのですが「ゆく」の方がゆっくりした雰囲気が出ていいですね。
2連目は、いまいちスッキリしません。
最後は言葉の端々にマゴマゴしている感じが出ていて、
>結局わからないまま ということをうまく表現していると思いました。
最後に余韻が残る詩です。
211204:02/11/20 01:57 ID:PnIfwZKQ
>>205 LIGHT CLICKさん
>>209 toさん

感想&批評ありがとうございます。
この板に来たのも初めてだったのですが
何か足跡を残してみようと思って即興で書いてみました。

>LIGHT CLICKさんの感じにすると
ロマンティックな感じになりますね。
僕は今回は思い付いたまま書いてみました。

>toさん、残業でお疲れなのに批評ありがとうございました。
何気なく書いたのに好みだと言って頂いて嬉しいです。

それでは。またお邪魔します。
2124th ◆HdqTLODCXU :02/11/20 05:42 ID:3uU3G+vH
>>205 >>209 空気読まない厚顔な奴ら 異質だね 異形か? 繊細を理解しろ!!!
213名前はいらない:02/11/20 06:40 ID:3fmg5B5a
214名前はいらない:02/11/20 07:03 ID:IucFA4mo
>>212
ごめんなさい
215名前はいらない:02/11/20 10:04 ID:4ZBp3oST
>>212
あなた、それで何人の批評屋さんを追い出したことか。

以前、梁山泊でネッちゃんに仰ったことを、自分にも言ってみてください。
216名前はいらない:02/11/20 22:17 ID:+cTMU1te
『始まり』

雪溶け 花咲く 春の始まり
流れてく河の道筋 捕らえても行き過ぎ…

花散る頃には もう追いつかない
溢れ出す焦燥感は 水たちにも托せず…

去り行く季節よ 氷の季節よ
全てのものを 今この場所に止めてくれ…

どうせ時へは 逆らえることないから
願うよ 『今を始まりにする』と するよと

雪溶け 花咲く 時計は歩いてく
無常な様だね もう今日は『いつか』を越えた
薄れる記憶を 忘れはしないよ
僕の中へ刻み込み 始まりを今にする
217名前はいらない:02/11/20 22:38 ID:QKk6g3Eg
「トリートメント」

私の髪を洗う美容師
目に泡が入ると痛いから
そっと目をつむって
  そっと

・・・・・美容師は私にキスをした
真っ白な部屋





トリートメントしときますね



はい


11月のプロポーズ
218きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/20 22:58 ID:I6MH1350
せっかくの良スレが埋もれそうなので書かせてもらいます。本スレに書くの
はこれで止めますから、以後、本件へのレスはナシで(したらサルねw)。

はじめに、>>201-215の一連のやり取りにおいて、少しでも不快な想いを抱
かれた方に、謹んでお詫びいたします。>>215さんもこの謝罪をもって少し
でも気持ちを静めていただければ幸いです。
次に、詩を「批評」することは、>>85-87にもあるように、自戒の念も含めて、
多大な「言葉への責任感」を伴うものと個人的には感じています。たとえ、
それが見も知らぬ「名無し」の集う2chであったとしても。本スレの批評から
退こうと思ったのは、>>193の言葉、>>199の反応にその辺の認識の違いを
感じたこともありますが、同時に、投稿者にとって一番嬉しいのは、「何でも
良いからレスが付くこと。その機会の種(一度に2人。しかも男女)を大事に
すべき」と感じたからです。元々「命スレ」は批評家回り持ちのスレ。複数の
批評家がいるに越したことはありません。また、前スレ最後のレスの時点で、
時期が来たら本スレでの批評を止めようと考えていました。実際に、上記2人
のレス内容を見て、投稿があることは喜ぶべきことですよね。これからも新た
な投稿者&批評者の活動が増えていくことを願っています。
スレ再開へのはなむけの言葉として、「感性を磨くには、綺麗なものを見た
ら、素直に綺麗だと思うこと(から始まる)」という有名な言葉を贈ります。自
身の子供時代でも思い出してもらえれば、言葉に共感してもらえるかなと。

最後に、投稿詩をたった一度批評しただけの関係でありながら、>>201の言
葉から連鎖反応的に、いち「名無し」のために熱くなってくれた4thさんの純
粋な気持ちをありがたく頂戴します。また、>>203さんもご丁寧にどうもありが
とうございます。これからも詩作頑張ってください。
では、また機会があれば別スレ(新スレ?)で。ほら、もう新投稿ありますよ!
219名前はいらない:02/11/20 23:00 ID:tNNjJ2ar
べつに命かけなくても、、やっぱダメ?
>>1
220to:02/11/21 00:35 ID:4Gqb0vlv
>>212 今日は怒られてるし...すいません。
私も突然先生に指された気分で困惑しましたが
こういう場面で謙遜して逃げ回るのは
かっこ悪いと思いましたので、ヘタでもマイクを握りました。
繊細さにかける...仕事、いつもそう叱られてます。

それでは今日も厚顔でいきます

>>216 この歌は泣けます。
春の別れを自然を通してうまく表現している。
>溢れ出す焦燥感は 水たちにも托せず…
この行はとくに、私には書けない。上手です。
後半の希望の部分は、前半に押されて影が薄い。
タイトルが「始まり」なのに
>『今を始まりにする』と するよと
この辺に見られるよう戸惑っているならそれで
それで、うまくいってるいるのかもしれない。
>雪溶け 花咲く 時計は歩いてく
これ、かわいいです。
221to:02/11/21 00:43 ID:4Gqb0vlv
>>217 行間(=空間)トリートメントしてる雰囲気がよく出ている。
感覚的な表現がよく伝わります。
>・・・・・美容師は私にキスをした
は突然すぎのような気もする。場面的にも、詩的にも
>はい
>11月のプロポーズ
いいな〜(私の担当は女性ですから、これはないな)

>>218 きりんさんありがとう
昨日はうっかり、名前をカタカナにしてごめんなさい。
222to:02/11/21 01:05 ID:4Gqb0vlv
今バルコニーに出ましたら満月でしょうか?
ほぼ○の月が出ています。自分で詩を書いて感想かきます。
こんな程度しか書けないということを
“ばらします”
223to:02/11/21 01:07 ID:4Gqb0vlv
『しずかな月』 

ぴったりと月に指輪を重ねてみる
魔術師の君に会えるきがして

夜空に向かってお口を開ける
あ〜んして とんとろり〜ん
今度は月を飲みこんだ

ぜんぜんだめだ 
涙がでるだけ 何も起こらない

ああ 月の副作用で手足が冷える
今夜も温かい場所に移動しよう
海の一番奥深くに潜って
静かに横たわっていよう 
ここは私ひとりぼっちだね
クッキーでも食べるか
2244th ◆HdqTLODCXU :02/11/21 01:11 ID:u83DOAwX
>>220 前は嫌ったんだよね 大嫌いさ
2254th ◆HdqTLODCXU :02/11/21 01:16 ID:u83DOAwX
高い高いところに 高く高く流れる雲すかして まるい   おぼろ昆布おにぎり好き
226to:02/11/21 01:18 ID:4Gqb0vlv
>>223 
女の子っぽい詩は苦手だ
でも女の子が書いているから しかたがない
いつも使う単語がいっしょだ
だってあまり知らないから しかたがない
全然言いたいことがまとまってない
もともと不安定だから しかたがない

以上 誰か早く代わってね というか疲れたら消えます
227名前はいらない:02/11/21 04:31 ID:oK6zV5lp
雷が終わること
星辰は一筋の
四月
勿体無くした
背を守るために
一切合切胡散臭い正体
聞き取れない糸は上を
電脳本能的.憎悪が
青梅街道の香
リリー・…
228あ!いい詩が2つ並んでる:02/11/21 21:18 ID:QWWCkRRw
>>206
タイトルを1番として、行毎に順次ナンバリングすると
(1−12)(2−11)(3−10)(7−8)と(4−5−6)との群に分けられる。
@(4ー 5 -6 ) の通奏をサヴリミナルへの働きかけとして
A (1−12): <らくがきする気はさらさらなかった>ガ<らくがきする>
(2−11): <僕は構築する>ノデ<「僕は作り変えられる」>
(3−10): <僕は作り変える>カラ<「僕は構築される」>
(7 − 8): <構築する気はさらさらなかった>シ<作り変える気も全くなかった>
、、、といった対位。
(何を)(何が)(何に) 全ては読み手に委ねられる、という趣向。
「で、一体、( 何 )なんだよ」「詩と、コトバの知的操作は違うのかよ」
訊ねれば、さわやかな行間から、作者のいたずらな眼差しと返答も、透けて目の当たりにできそうだ。
「いや、ただのラクガキにすぎませんよ。」

PS.あまり、硝子玉を弄んで火事を拡げないで下さいYO.

>>207 natural な作風で定評のある作者。
今回、文を起こす時の内発性( motivation,これは単純な挨拶状一つ認める際にも必要)について考えさせられました。
「力まない言葉」を「力まない様に見せる」為の「力」が必要なのでは無いかと。
その点に、作者の努力(言葉の選択)が傾注されている様に思えます。
動詞に擬古語(百人一首は詠みますか?)等、緩用すると作品が一層、立体的になる様に思われ、これについて、作者も既に自覚されているのかも知れません。
旧スレ>49 「来やれ」、>79 「在り所」、、といった語があり、今回の作品(「老いの日の午後」とでも勝手に名づけたくなる様な穏やかさ)でも>>210 が指摘して居ります。


229to:02/11/22 00:03 ID:NcWfKe1Z
>>224 >>225 おぼろ昆布おにぎり ありがとう
− ちょっと意地悪な君に 今夜は焼おにぎり放り投げとく −
上にあるからどうぞ召し上がれ。

>>227さん 今日は貴方だけですね。
>一切合切胡散臭い正体 (これ最高w)
から最後の加速度、高まりそしてベルの音
糸、電脳、青梅街道、ベルの音など
何かを伝えようとする強い想いを感じました。
>背を守るために 
って何ですか?気になります。
久しぶりに広辞苑開きました。
調べた単語は「星辰」「勿体」です。
2304th ◆HdqTLODCXU :02/11/22 00:12 ID:Db1nqWEI
>>229 見たろ あるが そしてままに歩けば猫の散歩道 細く 低音に   (レス禁止)
231違う ?:02/11/22 07:56 ID:eL3o7eMg
>>227
キチの町へいざなうNOXに満ちた散歩道
「正体不明」が握手するよおに重なり合う4月、ハックショイ
束の間の★たつのキラメキや雷鳴のトドロキの様な一瞬の青春
愛犬リュウにレインジャケットを着せ、脳内にケータイを携帯したやくちゅー主人公リリー
「希望はない」「絶望もない」「‥‥ない、ない、一切合切がない」
勿体なくて、とてもじゃないが涙なしには見てられない
限りなく不透明な試作品!
232名前はいらない:02/11/22 10:07 ID:/dBbceIG
Yahoo!掲示板>科学>人工生命>峠の茶屋

ここのトピ主イタイYO!
233:02/11/22 15:33 ID:lVmvjztJ
>>199さんへ。いや、別に苛立っていませにょ。書いた詩を好評価してくれて本当に嬉しいです。
強いて「何か気にいらない事は?」となると、出来れば「j」の書いた詩でまだ批評の無い詩について
批評して頂ければ何よりも有難く思います。本当に有難うLeonidさん。

『乾パン』

ガリ ガリ 食べろ 乾パン食べろ
他には何も食べ物無い
外は嵐だ 大雨 竜巻
炎が吹き荒れ 灰が舞う
海の向こうじゃ 又核爆発
乾パン齧って時を待て

放射能 放射能 致死量越えた量 
降り注ぐ大地 死に絶える生物 腐り行く水 積もる灰 死の灰 灰だらけ
シェルターの中 食料は乾パンのみ 水すら無い 乾パンのみ 乾パンしか無い
乾パンカリカリ 喉乾く

咀嚼は顎の筋肉鍛える
地下のシェルターにいる人は皆顎が鍛えられる
想像力も育つ 
乾パンはステーキだ 乾パンは刺身だ 乾パンはハンバーガーだ
飽きない味も飽きて来る 想像力でカバーする 

乾パン ガリガリ いつまでガリガリ 乾パンはあと僅か もう底がつく
それでも乾パン 食べて生き延びる それまでは乾パンで食い繋ぐ
本当にイザと言う時に役に立つ食料だ

234KEIKO9:02/11/22 22:13 ID:dmeyPs8i
--ままごと---

だれにもあいてにされなくて
ひとりおぼえたじさくじえん
10番目のmanとよばないで
あたしにはべつのなまえがあるから

つらのかわはもとから厚いの
ばかにされるのもなれっこよ
こうじょりょうぞくもしらないし
げひんだなんてじかくはないの

すなおにあやまればよかったのかな
もうおそいみたい 厨房だから
おかってでおりょうりつくります・・・

でもやめられない 仮面すきなの!
あたしもすでにじかくしてる!
どうせなまえかえればばれないもん!!
-------------------------------------
◆Light Click様

はじめまして!
>>205<5Wの公式>とっても参考になりますた!
3Hもないし!すごーい!あるサイトみてて
あたしもむねにつまる想いを詩にかいたので
Light Click様げんていで批評おねがいします
れすぽんすたのしみにしてま〜す(^.^)
235KEIKO9:02/11/22 22:20 ID:I0hSUODm
PS.あ!べつに228さんでもいいですYO.
236違う ?:02/11/22 23:23 ID:eL3o7eMg
>>223 を見て わたしもちょっとクッときちゃいました
理科kなので 何気に言障害ぎみです
to様にプレゼンしたいと思います

「わたしのために ののしられ 迫害され みにおぼえのないことで あらゆる悪口をあびせられるとき あなたは幸である。
喜びなさい 大いに喜びなさい。 天には大きな報いがある。 あなたがたより前の 批評者たちも、同じように迫害されたのである。」

/マタイによる福音書 5 ‥‥‥†‥‥‥レイメン


2374th ◆HdqTLODCXU :02/11/23 03:50 ID:KnwE+SPr
    あ〜ぁ...
238クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/11/23 07:26 ID:BT/Bi4+R
「あんな歩合を掻き集め」
 朝。太平洋に降り注ぐ雨を浴びる魚。電灯に映される皮膚の裏側の透けたすじ。図書番号のシール。
 吐いた気温と部屋とが混じって、レールとサッシの四角い隙間に遊ばれに行く。軋む足をしている。
 投げた紐の束。引き寄せるのはきっと息が切れると思って、その人は前置きもなく取り消している。
 騒ぐ光の粒たちは接着剤が保つ曲線で描かれた範囲の中に取り込まれていて、光は首を傾けている。
 運命作家。ボートが水面下でちぎれていく音を聴く楽士。同一になるはなむけに言葉が絡み合って。
 夜。統計美とバナナ。肩幅の広い広告ライターのノートに滲みている青いインクの震えている筆跡。
 腸管から糸を引くように離れて、血液の空で迷う小さな脂肪ブロック。彗星のように、小さくなる。
 投げ出された投網はあちこちで二本が重なり、その小山に空気が積もって臭いを両側へ投げている。
 落ちつかない霊柩職員。兎の毛でできたボールでキャッチボールしているのに、顔は青ざめている。
 疲れは右側に整列して検査を受け、退屈で辺りを見回して、地平線に乗った指輪をやっと見つける。
2394th ◆HdqTLODCXU :02/11/23 10:41 ID:KzW5/Fk2
>>238 遊べる  読み進めていってところどころで目がスキップしてしまう。この不自然が魅力。
   二回目 映像化にトライ サーモレベルのレッドから辿る。到着はラベンダーカラーの君のカタカナが詩人さんの表の情
240クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/11/23 23:20 ID:AS2x7mH4
>>239
いつも鮮やかな切り返しどうもです。
いっつも切られてます。
241名前はいらない:02/11/24 00:13 ID:NY9FFkc2
>>238
最後まで、読むともう一度はじめの< 朝、>に戻りたくなって、それが永遠に続けられそう。
声に出して歌えそう。
242批評おねがいします:02/11/24 00:39 ID:7qK/aBZ6
目覚めるとともに
全ては終わる

今日もまた目が覚めてしまった
243名前はいらない:02/11/24 00:48 ID:NY9FFkc2
夢をイ`
244j:02/11/24 15:26 ID:7PuWIkkl
『怒り』

感情の起伏 人間の心の欲求を表情や態度に表したもので
暴れたり 落ち着きが無くなったり 普段言い出し難い台詞を気の向くまま喋る

怒りの標的 何に対して怒ってるか 何がそうさせるのか 我慢出来ない いかんともし難い 
心が平常に保てない状態 いきなり来る時もあれば時間をかけて爆発する時もある

喜怒哀楽 起伏のある心 人間社会では激し過ぎると奇異な目で判断される
怒りの対象や原因を怒ってる本人以外の第三者が理解しない限り
一人自室で怒って暴れて喚いてもそれはそれで本人の自由
公の場ではそうは行かない 分かって貰えない限り 
それ以前に怒る本人の怒りが静まらない限り終わらない 怒りは火山の噴火みたいなものだ

本人の怒りが収まらない限りいつまでも続く 
逆に怒りは突然静まる時もある 「まあいいや」みたいな感じ
個人差だが恋人がレイプされて惨殺されても「まあいいや」で済ます人もいれば
道で肩触れただけで殺すか殺されるかの怒りが爆発して警察に連行されても怒りが収まらない人もいる

心の平安 平常心 いつも笑って過ごしたい 障害は要らない
世の中そうだったらいいのだがそう行かない所が辛い 矢鱈辛い いい加減にして欲しい
他愛も無い言い掛かりや偏見 差別とか憂さ晴らしとか 単純に壁に激突したとか
本人が悪いのならいくら怒っても同情はされないが

学者は「いつも笑っていると寿命が延びる」と言う説を唱えてる まあそうなんだろう 
本当がどうかは確かめ様もないけれど 怒ってばかりの人生よりは何倍も幸せそうだし
しかし人間生きていると色んな体験するとは言うが
どうしてこうも怒る事が多いのか 怒りたくないんだけど怒ってしまう
「怒らなきゃいいじゃん」の一言で済まないから 困ってしまう問題だ
怒り 怒る 出来るなら怒りたくない いや本当に怒りたくない みんなもそうだろう? 

245Light Clickの家内:02/11/25 07:09 ID:FWIurPr0
>>234 KEIK 09 様

前略、、、いつもお世話様でございます。
大層、遅れましたが、ご連絡致します、、、なんですか随分頭のよい、感性豊かな、大変お口の達者なお嬢様でいらっしゃるのだそうなんで、ございますってね、、、ご実家のお父様、お母様もご安心ですわ。

主人は 11/20 の05:42 過ぎから体調を崩して寝込んでしまいましたのよ。何を尋ねても 「ああ、鬱だ」としか申しませんの。( 代わって、お返事さしあげる次第です。 )
お言云けはプリントアウトして一部は宅に、もう一部は ×20に拡大して学校の正門前に貼っておきましたわ。
<ネコちゃんを苛める人>や<係争中の方の実家>や<過失なき国民をばかちょん呼ばわり>したり、人の不幸や<必死だなの人>を物笑いの種にしたり、果ては詩に仕立て上げたりする酷いinter【動詞】なんでございますってね。
まるで、世の中そのものでございますわ。
主人からは、to 様に、これからも批評 ガンガラれる様,『命がけ』スレの皆様には、これからも一日に最低5時間以上2chを見て、末永く押し合わせにとの伝言でございました。
それでは、ごめんアッスアセ、、、、おほほ、、、、かしこ。

2464th ◆HdqTLODCXU :02/11/25 07:36 ID:Q5Lb++gr
>>244>>245  オマエイラネー
247to:02/11/26 00:10 ID:1yzfxVbY
>>233 jさんこんにちは 批評は気が重いので印象的だった詩の感想にします。
>>66は『二度と戻らない僕の左腕』
淡々と書かれていて、それが逆にスッと自分の心に入って響きました。
最後のほうで、相変わらず淡々とした一行が言う。
>昨日空から「戦争は終わりました」と降伏勧告のビラが舞い落ちてきた

そんなもんなんだな...と思いました。
「二度と戻らない」ということが一層悲しい。
「二度と戻らないもの」っていろいろあるでしょ。少し泣いたね。
ほら批評になってないね。次!

>>126『出産ロック』
あえて面白く書いたようですが、それにもしかして皮肉だったのかもしれませんが、
私は素直に幸せを感じました。
>まだかまだか 待ちくたびれたぞ 俺をそんなに待たせるな
旦那が子供ぽくておもしろい。
>愛する俺のマイハニー
>産婦人科で叫んでいるぜ アアアアアー!!!!! 
>俺も一緒に叫ぶぜ! 響くぜ病院内
はノリがいいぜ〜。
年賀状で友達の子供の写真を送られてくると、なんとも複雑な気持ちです。
あーぁ、本当のこと言っちゃった..(私も子供がいたら送るけどね、全面印刷で)
しかしこの歌はなんと気持ちがいいのでしょう!幸せな気分だ..本当に
248to:02/11/26 00:15 ID:1yzfxVbY
続き
>>173『うるさい象』
なぜ私は詩板に来るのでしょう?そう考える。
詩がシンプルで豊かで広がりのある芸術だと尊敬していること、
詩を通して誰かに触れている気がすることなど...
ありきたりな前置きをしましたが、言いたいのは、
私が詩板に来る時は少しさびしい気分の時が多い。もっぱら、読者として。
慰められるような、共感するような詩を読みたくて来るのかもしれない。
それなのに、あなたは1人で 「パオーン パオーン」とか言ってさ(w
1人だけ違うことしてるみたいで、本当変な人ですね。
期待を裏切られる面白さ、からかわれているような、自分が滑稽なような。
また「笑い」と「涙」は近いっていうし、まんざらおかしいだけじゃない。
叫ぶ象が気になる。ファンタジーとしてもかわいい。
言葉の芸術の広さをあらためて感じました。

とにかくお気に入りの詩です。切り取って手帳に入れてあります。
先日友達に見せてあげたら、みんな大笑いでした。
その後「詩人の出席簿」というユニークなスレの説明をしたのですが、
「先生ー」とか「帰りまーす」とかじゃうまく伝わらず、
「おたく街道まっしぐらだね」と心配そうに言われましたけどね...

今日はここまでにします。
2494th ◆HdqTLODCXU :02/11/26 06:55 ID:ZZPdMNSq
>>247-248 露出狂 私物化しすぎ ここはそーいうスレではないから他へ いくらでもある 
250j:02/11/26 12:18 ID:KQj6WWKr
>>246>>249誤解している様だが「j」と書いてあるもの以外は他人の書いたスレだよ
第一「j」と律儀に名乗って他の人に批評求めてるのに何故別名でわざわざ自分で感想自作せんといかん?
書いた詩の感想が「j」自身欲しいのだから。「j」個人のみで詩を評価するのならわざわざ2ちゃんねるで発表せんて。
書いた詩を他人がどう評価するのかが知りたいから投稿してるんだから。
第一「j」に対しての批評は「j」の文体と全然違うでしょうが?そんな事も見分け付かないの?
とにかく「j」名義以外の書き込みは他人のモノ!
いきなり露出饗だとか私物化し過ぎとは迷惑千番も甚だしい!4th◆HdqTLODCXUって何イチャモンつけるのか?
謝罪しろ!無礼極まりない!

251名前はいらない:02/11/26 12:44 ID:EHILIDXt
>>249
正直、ネッちゃんよりも失礼・無礼だ(藁

礼儀がなさすぎ。親の躾がなってないとしか思えん(藁
252名前はいらない:02/11/26 17:42 ID:96sadDqR
公平に見て4thは謝る必要なし >>251は人の礼儀問う前にネッチャン名指するおまえが失礼・無礼だ(藁
toもお人よしは解ったから空気読め >>244>>245でj自滅したのにまた調子付くだろよ
jは論外 詩読ませたいのは解るがマナー守れ<じゃっじスレ>でも・・だから嫌われんだろ
そんでもって本気でこの板の住民はこの期に及んでj=Light Clickじゃないと考えてんのか?!(もうアホかと馬鹿かと/以下略)
<痔には棒を突っ込まれ>=<j>=<LightClick>=<某スレ228>別スレッド拝借
↑にj年譜でも書いてやろうか真贋の区別も付かない目は節穴か
253名前はいらない:02/11/26 17:54 ID:WLkN2d66


大きな雲が浮かんで消えた

ただそれだけ…
254to:02/11/26 23:58 ID:jW3yTAbk
すみません、荒れてる原因私ですね。
確かに私的なコメントを入れすぎました。気をつけます。
昨日の続きです。

>>233 1行目引っかかるような重みがあります。いいですね。
3連目は読んでいて若干間延びするような気がします。
最後うまくまとめた後に
>本当にイザと言う時に役に立つ食料だ
とするところがjさんらしいね。

>>236 ありがとう!理科k
>>237 お散歩ですか?

>>238 全体が真っ黒な長方形にまとめられている。
暗い潜水艦やアンティークショップで次々不思議なものを発見していくような気がしました。
私が「おっ?」と手に取った一品は「統計美とバナナ」

>>242 口ずさんだようなシンプルな詩です。
書かれた詩をコンピューターの画面で見ていると少し物足りないというか、
背景や表現的な面白さを見たい気がしました。
しかし詩人がそう書きたくなかったのでしょうから、こちらが場所を変えて読んでみる。
朝起きてベットの中でこの詩を呟く。想像しましょう。いい雰囲気ですね。

>>243 Φ!

>>244 jさん、これは【 】をつけてみてはどうでしょう。百科事典みたいに...
【感情の起伏】 人間の心の欲求・・・・・          
【怒りの標的】 何に対して怒ってるか・・・・・
【喜怒哀楽】 怒りの対象

>>245 あっ妻がいたのですか
>>246 いい詩です。私の心を読んでくれているようです。
255名前はいらない:02/11/26 23:59 ID:jW3yTAbk
さあ時間がきたようです。1さん 健闘しました!!!
2564th ◆HdqTLODCXU :02/11/27 00:12 ID:8re6mfYb
>>254 懲りないなぁ あしたまたヴィトンだぜ        君それ妄想はいってるよ 愉快だけれど
257名前はいらない:02/11/27 16:04 ID:/eKrzwzg
『指針(格言的に)』

何にだってなれる。僕が選ばなかった全てを愛するなら。
何かを選び、何かを切り捨てるなら、それは僕に相応しくない行為。
切り捨てられたものは、いつかここに戻ってくるから。
いや、それは切り捨てることができないのだから。
僕はあらゆる可能性のなかで、僕の選びたいものになる。
他の魂のことは?
今までその疑問と闘ってきた。
(実際この疑問は、僕たちが1つであることから生じる、自然な疑問だった!僕は僕でありながら、あなたであることができるの
か?全てであることができるのか?僕が切り捨てたものの行き場は?それはいつか僕を襲う脅威となるだろう。争いが生じるだろ
う。僕はそれをどう扱えばいいか分からずにいた!)
今、その難問に応えよう。
僕が僕を愛するとき、僕はあなたを愛している。
全てを愛している。
僕が僕を愛さないなら、決して何者も愛することはできない。
僕は僕になり、あなたはあなたになり、世界は世界に、神は神になる。
僕が僕の自由を認めるとき、僕はあなたの自由を認める。
僕はいつもなりたい僕であり、あなたはいつもそうでありたいあなたなのだから。
258名前はいらない:02/11/27 18:26 ID:o+oivOyI
終わらない終末

自分を殺せ。欲望を殺せ。思考を殺せ。
考えるな。耐えろ。もう少しの辛抱。
我慢して、抑制して、押さえ込んで…
避けられないこと、辛く悲しいこと、今すぐ逃げ出したいこと。
全部受け流すように、自分を騙し、全て突き刺さる。
傷口は見るな。何一つ失うことなど無いと、叫ぶ声は震えてる。

ある日、疲れ果て、立ち止まり、休み、崩れ、座り込む。
ひとり止まったまま…
何かを失くしてく…
誰かを忘れてく…
259neo:02/11/27 19:11 ID:zCIbMh5Z
>>257
今、真剣に読みました。
あなたが、そう考えるまでにどんなプロセスがあって、
どんな夜を過ごしたのかはわかりません。
そしてあなたのその答えが正しいのか、そうでないのかも、
私には漠然としています。もっと深く読んでみなければ
しっかり掴まえられないような、とても難しい問題です。
きっとこれは、誰にでも当てはまることなのですね。
でも何か暖かく大切なものが、あなたのところから
ここに流れてきたように感じました。
今日は、あなたの詩を読むことができてよかった。
ありがとう。
260ame:02/11/27 20:41 ID:nACkbEXk
 【「それは、嘘なんだ。」】

反射する光 暗闇のない一日を過ごした
周りの人々はシラナイフリをみつめて
「  」と言い始めた行進の先には
目のない動物たちの群れがいる

デジタルの羅列はペンのインクもない
鉛筆の芯のとがった先にはカタツムリ
「  」と書き綴ったノートの切れ端が
僕の足元をすくって倒すだけ

回転する風景の一枚絵を飾って
君が傘をさして立っていたのは
街灯のない道のようであの風景の中だ

「  」と形容したのは遥か昔の姿
目の前の飛び回る影に囲まれて
静かな騒音といっしょにコワレテユクカラ

潰れた今の腕を抱えて僕は
叫ぶでもなく

ただ黙るしかないんだ


周りの人々はシラナイフリをみつめて
「  」と言い始めた行進の先には
あの一枚絵の風景が君を抱いて笑っているんだ
261スリム・シャイディ:02/11/28 05:52 ID:6ySLPgla
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けばけばしいケロイドの月は決して武装解除しない


夢遊病の淫婦バビロンは、
千年王国の雛型を掌中におさめ、軋ませながら、
千の罪の頂に腰をおろし脚を組みかえて、
潜在意識の煙を吐き出しながら、言ったものだ、

「癒える筈のない弾痕を、虚偽の包帯で被覆して、
それを高らかに吹聴できるようになった時、
人はあらゆる人性から開放され、初めて理解するだろう、
さながらペテン師の、強盗の、殺人鬼の美徳を!」

我が精神と呼応する夜の世紀、おお、血に飢えたる兵よ!
モラルと戦闘を続け、狂気の彼方へ進軍する、
一匹の狡猾な野狐であるがよい!
秩序の砲弾に傷付き、命を落とそうとも、
墓石には誇らかな黒百合を乱れ咲かせよう!


けばけばしいケロイドの月は決して武装解除しない
262スリム・シャイディ:02/11/28 07:04 ID:6ySLPgla
3行目『軋ませながら』、カーーット!!
263名前はいらない:02/11/28 22:42 ID:8hf9OTgk
『水』

楽になるために 『僕はダメなんだ』と呟いて
否定された自分に安らぐ日々
確認したいんだよ 今とは違う姿も…

何も出来ない奴 鏡の人物が憎くて
その全てを疎ましく思っても
切り刻めないから 愛する術を探す

どんなに叫び狂っても
君を愛せるのは 僕しかいないんですか?
首からの鮮血を浴びるより先に
熱いシャワーで気分を変えて
そのぶ厚いプライドを捨てろ

消え行く泡のように いつかは大海を泳げるの?
冷えてきた頭と熱した体 確認したいんだよ
とにかく正解をくれ

時は今も流れてく 傷だけを癒していきながら
気づいてみれば ただ案じてもムダなんじゃない?
今ここで僕が死んでも 歴史はどうにも動かない

小さな泡のように 消えて行くのが僕なんだ
絶望は拭えていないけど それだけで安らげる
そこだけに気がつけた この水に濡れる部屋の中
264クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/11/29 05:23 ID:xFleGkbW
「破片」
 私だけのホットプレートにラジオを落として火をつける
 最高のまま変わらない
 静かに張り詰めた空気が過熱されてゆき火花を纏っている
 睫毛の下から覗いている ナイフのようなアイラインに手を出さないで
 行くときは一緒だから 遮断機に手を翳して地下鉄を待つ
 いつか焦げ付く前に没落するのだ
 私はけして手を出さないから
 その成りゆきをきちんと見せて
 私だけの服
 私を右腕ひとつ分変えた存在に対して礼を払おう
 スパナを投げ付けて 連声 仕掛けには後ろから回り込み
 刈って帰す その線上
 遅れて聞こえるものだ 悲鳴
 「ああそうだ」と納得に応じたように纏っているものだ 鮮血
 そう
 そうして壊す
 確実に時は訪れる
 迷わない それ以前に その判断の機会はない
 右の肩が破けたシャツを着ている
 デザイン
 シチューとドリアと銀のナイフとチェイサーとマイクロヒーター
 壁画に印し 私の行為の一瞬になる
 時間は何度かに分けて刻まれる 木の幹のように傷がつく
 さっくりと刻むのだ 思えるはず その情景
 さあ思う ビルの三階 階段の角につま先を立ち 右手を振る 振り回す 腰を捻らせ 首を自由に回せ 背骨が軋む お前は邪魔だ バランスの上に立つ ワイヤーロープがそこにはあって すぐに消えてゆくはずだ 感触だけ強く刻んで 喪失
 ビニールテグスにこれ以上ないほどに強く縛られたのだ
 研ぎ澄まされ
265:02/11/29 15:46 ID:sPgngpni
>>252たく馬鹿なんだから。文章も読めなくていちいちつっかかってくんなよ!
何なんだ?某スレ228って?知るか!どこどう弄ったら君みたいな偏執症になるのか・・・
確かに2ちゃんねるは匿名だから好き勝手な事発表出来るけどリスクとして余りにも酷い馬鹿が罷り通っている
>>252こいつが正にそう。君は今まで何かここや他のスレで詩を発表した事があるのか?
赤の他人を「同一人物だ!」と勝手に自分の頭の中で捏造するのまでは止めないが
他の住人にまでデマ拡散するのは止めい!
以上、余りもエゲツナイ人への反論でした。
「j」と他の人の批評の文体が違う事はまともな住人の皆さんなら分かると思いますので今後とも宜しく。
266名前はいらない:02/11/29 15:49 ID:Quu9ncBQ
怒るなよ
2ちゃんなんだし
267:02/11/29 15:53 ID:sPgngpni
>>266だって濡れ衣だしさ・・・分かってくれる人は有難いんだけど
268名前はいらない:02/11/29 19:15 ID:8MBE1b6/
ここへ来て、「j」= 「to」説 、浮上 ‥‥www.

んな事より、早く詩と批評やろうよ。
このスレ、わりかし言葉をマトモに考えてる人、多いんだから。
269名前はいらない:02/11/29 19:17 ID:OJ2V2WhL
270名前はいらない:02/11/29 19:24 ID:8MBE1b6/
>>269
オレ のあと、つけてくんの止めてくんない ?
濡れ衣、着せられるじゃねかよ。
271スリム・シャイディ:02/11/29 20:15 ID:aMt/27Zn
シ・ョ・ウ・ボ・ウ車出動ーーーーーーーーーーーー!!(藁キティ人形
272ひかる:02/11/29 21:49 ID:3GWKBqDV
英雄と悲劇の復活 



 夕方 遊歩道を跳ねるように走る
 軽やかな体はある予兆に満ちる
 英雄と悲劇の復活.... 再び充満した生が
 全身は熱く火照り高揚感に満ちる
 美しく赤紫に沈む黄昏ゆく夕暮れ
 来た 来た 遂にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
 何が訪れた何が訪れた 至高の時は訪れた
 豊満な強力な魂はいつも 地獄の如き苦しみから喜びへ抜け出して来る
 美しく変わりゆくこの姿 笑い踊る 奴隷達を踏みつけて
 僕は再び突っ込むだろう 神風特攻隊の精神で
 残酷な英雄の世界 全てに打ち勝つのだ 
 誰にも僕は止められず....
 僕は美の完成を目指し 死狂い続けるだろう



      by ひかる 2002/11/29
273碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/11/29 22:19 ID:iO3wXZh1
あたしの詩じゃないんですが。批評してみる?って聞いたら任せるっていわれたんで、載せてみますた。
お願いします。

――――――
恋に傷付いたその胸に 血のように赤いワインををそっと君に
それは真実狂わせる悪魔の秘薬 弱く醜い僕という名の媚薬

欠けた心は毒におかされ その指の先まで僕に犯され
君はどこまでも沈み込んでいった 今はもう帰り道もわからないんだ

卑怯な恋 最低な恋 君の心の隙間 強引にこじ開けた
止められない 手にいれたい 僕の心の悪魔 欲望に火をつけた

僕の両手は紅くそまりすぎて 白い翼はすでに剥がれ落ちて 鏡に写るのは醜い悪魔 きっと君の天使なんかじゃない
274名前はいらない:02/11/29 22:24 ID:kf5nWqaF
しかし、「いかいか」=「ひぐらし」=「夕暮れ」=「都立家政」
はいくらなんでも正しいと思う。
2754th ◆HdqTLODCXU :02/11/29 22:32 ID:fQmg2peq
一匹に憑かれたね やだやだ  吐き気がする      toは知り合い

>>273 毛糸の数色が入り乱れ遊びしめって広がっていく光景でも浮かべながらこんなこと書くと時間とか音が浮かんでくるようなのできるかもね
276名前はいらない:02/11/29 22:33 ID:bwQIAlLv
>>274
そのことは詩板おいて絶対に正しい。
(最近は捨てハンに走っているが・・笑)
277名前はいらない:02/11/29 22:37 ID:44GCzWPj
>>273
ただのそれらしい言葉の羅列
典型的な勘違い野郎だ
278指摘するまでもないことだが:02/11/29 22:38 ID:t7o5k5XE

「いかいか」=「むこうの317」も正しい。
279名前はいらない:02/11/29 22:45 ID:1E72ynx7
>>277 に同意!
>それらしい言葉の羅列

そんな感じ。表層的で深みが無い。
簡単に言うと、カッコばかりつけている詩と言える。>>273
2804th ◆HdqTLODCXU :02/11/29 22:48 ID:fQmg2peq
>>274,276-279 のIDの人 もう1度書き込んでくれ  このスレ今日はだめだな
281ひかる:02/11/29 22:48 ID:3GWKBqDV
「英雄と悲劇の復活」 



 夕方 遊歩道を跳ねるように走る
 軽やかな体はある予兆に満ちる
 英雄と悲劇の復活.... 再び充満した生が
 全身は熱く火照り高揚感に満ちる
 美しく赤紫に沈む黄昏ゆく夕暮れ
 来た 来た 遂にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
 何が訪れた何が訪れた 至高の時は訪れた
 豊満な強力な魂はいつも 地獄の如き苦しみから喜びへ抜け出して来る
 美しく変わりゆくこの姿 笑い踊る 奴隷達を踏みつけて
 静かな黄金の光に包まれて変容する僕の身体

 僕は再び突っ込むだろう 神風特攻隊の精神で
 残酷な英雄の世界 全てに打ち勝つのだ 
 誰にも僕は止められず....
 僕は美の完成を目指し 死狂い続けるだろう



      by ひかる 2002/11/29


282277:02/11/29 22:50 ID:44GCzWPj
詩ってのはこう書くんだ
題:約束したよね
青空まぶしいこの街を一人で歩いていくよ
道端咲いたレンゲソウ 二回目感動はないけれど
ねえ いつか二人で約束したよね?
このまま二人でどこまでも行こうって
ねえいつか二人で約束したよね?
このまま二人でどこまでも生きようって
283名前はいらない:02/11/29 22:52 ID:2bQRpX9S

>>273 の詩
言葉が、そらぞらしくて空虚だ。
284277:02/11/29 22:52 ID:44GCzWPj
>>283
だから俺がそう言ったじゃねえか
285名前はいらない:02/11/30 02:17 ID:+tD0MYq/
さっきまで、僕は【クロラ】という人の書いた【あんな歩合を掻き集め】という詩を読んでいました。
はじめ、描かれた情景のつながりが、よく分らなかった。、、、多分、プルースト来の「意識のながれ」の伝統に則した方法で、
自分の目(もちろん、心の目も含めて)に映った光景を、一日の終わりに日記にしるす様に断片化して描いたものなのだろうと思っていました。
最初から不思議だった事は、いちど読み終えると、再び、冒頭の <朝。>へ自分が連れ戻されていく事でした。
この循環を続けるうち、次第に情景が浮かび上がってきました。
海沿いの町の朝、( 魚介類の加工工場、兼事務室なのだろうか)電燈を灯し、窓外を眺める。
机上には図書館から借りた本や事務書類、帳簿、出納表などが並べられている。窓はスムースに開かない、、、等々。
目にする光景と、心の中の光景の双方があえて、不規則に提出されているから、読者には作品の像が、直線的には結ばれない。
しかし、だからこそ、一読後、読者は冒頭の <朝。><太平洋、、、雨、、、>、力のある語にもう一度、よび寄せられる。巧者だと思いました。
他の作品と比べて、自然と人の営みが共生している、つまり詩を窓口として人が自然へ運ばれていく。

ネット上の文字は活字化されない限り、いづれ、落ち、倉庫内で埋もれてゆく。
このコトバたちが、浜辺に落き忘れられた指輪の様に砂の中へ埋もれる前に、波にさらわれてしまう前に、何か書き残しておきたい気持ちに駆られました。
286ジュイェ:02/11/30 04:43 ID:ix1szQ/5
本当のこと

僕の書くものが 何かを成すとは思えない ただやり過ごすため
何かをやり過ごすために 書かれている 書いている間は 何者でもない ことを
忘れさせてくれるのだ 遠くなった影を追いかけ また 捕まらぬように
これから先 何かを成すことは決してない が 純粋に幸福だよ やり過ごしている間は

すべて受け入れよう あなたがたの言葉 批判的な言葉 すべて受け入れ
新たな自己を築こう 批判を流すのでなく 受け入れ 立て直そう
言葉は人を殺せない 受け入れるためにある
深くえぐられた傷を 治そう 治されないものはないから
傷つけるための道具ではない そうでなくたって
人は死んでいく 傷ついていく
言葉は何のためにある
脅し恐怖させ錯乱させ揶揄し笑い飛ばし 無力にするためではない
生かすためにあるのだ 治癒するためにあるのだ
世の人々よ それだけは忘れるな
そして 自分もな

僕の言葉は甘いだろう けれども 僕は言い続ける 言い続ける
弱ったときは こんな馬鹿な男も いたのかと 思い出してください

287名前はいらない:02/11/30 17:16 ID:KaCmqIZl
韻を踏むの欲しくない
説明するんじゃ意味は無い

うたが欲しい

其処に求めるものはある

点すと楽しい目薬は
流れにまかせてみぃんな
とんでったのに
288クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/11/30 18:56 ID:981L1zql
>>285
そこまで読み込んでもらえたら
作者はとっても幸せです。
289きりん ◆sV2PTzTYLA :02/11/30 20:33 ID:r9TORux7
お久しぶりです。どうも。本スレずっと荒れてるね。ここにはもう真面目に
詩を投稿&批評したい人はいないの?……と、遥か昔に新スレ挨拶文ま
で用意してるのに、どうも立てるタイミングを逃したので書き込みw。個人
的には「誰が誰なのか」も、感情的な煽り合戦も興味はないけど、“もの書
き”として言葉は大切に(でも、荒らしたい人はよそでやったら?)。

>>223 toさん
ギリギリの感情がよく表れてる。「あ〜んして とんとろり〜ん」のオノマトペ
が3連目の一層の『悲しみ』を誘う伏線に。情景描写も豊かで独特の世界
観がある。ただ、少し素材の持ち出し方が唐突。「海」「クッキー」という語
(イメージ)の強さを抑えて、より効果的に活かしたいところ。

各人思うところはあるだろうけど、一人で批評を頑張ってたtoさんに、敬意
&慰労の念を込めて。状況が状況だけにレスは結構です。ほかにも数編
気になるけど……。改めて、みなさん投稿&批評頑張ってください。
290♪12月26日の贈り物( 人の形のために ):02/12/01 23:20 ID:mRK9U9k/
もう、詩(ウタ)は歌わない
愛を歌いたかっただけの頃
愛を読みたかっただけの頃
愛を手に入れたかっただけの頃
ただデパートの軒先だけで、売れたかった頃
もう歌はない
詩人だけれど歌わない、もう二度と愛の詩は歌わない

雨上りの日、波の上、二本足で立った
風の吹く日、リボンに結わかれた花束、片手に抱えた
人と群れることしか出来ないオレに
何をさせたかったって云うんだよ
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥「 エリ・エリ・レマ・サバクタニ 」
死人が姿を消した頃、街から詩も失くなった
銀紙、平たく道にこすりつけると
木の葉とコトバが宙を舞った
人と馴合うことしか知らないオレに
どんな喩え話をさせたかったって云うんだよ

君みたいな素直なコ、とても信じられないよ
目の前で、昨日、実は会っていても
気づかずに、明日、すれちがっても
もう、愛は歌わない
詩を歌いたかっただけの頃
詩を読みたかっただけの頃
詩を贈ってみたかっただけの頃
ただ、シャッターの横で声を張上げたかっただけの頃
氏人だけれど志を歌う
ショウウインドウの中で照らされて、もう一度、誰のものでも無い愛を歌う


291290:02/12/01 23:33 ID:mRK9U9k/
◆皆様へ、とくに
「きりん」さん、「4th」さん、「j」さん、「ame」さん、「碧谷」さん、「クロラ」さん。
批評きぼんしまつ。
292ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/02 23:57 ID:ZqnpQiMx
(今回からトリップつけまして)

うわ、自分も指名されてる( ̄□ ̄;)!!
どうしよう、批評は苦手なんだよなあ……。
まあ、せっかく指名してくれたんだし、がんばります。ご期待には添えないでしょうけど……。

とりあえず、共感を求める人たちの詩の「感性」というものはわたしにはわからないので、
それについてはそれを得意とする人がきっと批評してくれるものとして。

自分が思ったこととしては、第1連と第3連が平易で単調すぎるかなと。
第2連が「」や・・・とか、また言葉の選び方も面白い部分があって、わりと変化に富んでるのと比べると、
どうしても単調すぎてさらっと流しがちになってしまうような気がするので。
こういう傾向は、歌には向いているだろうけど、それから何かを想像しようとするときに、
解釈や想像の「あそび」が全く無くなってしまうわけで。
変化・目の動きを止める表現を意識して書くようにしてみてはどうでしょうか。
考えて想像して組み立てて読むのも詩の読み方ですから。

前に別スレで同じこと言ってるのですが、
「叫び」「語り」は、それはそれで伝えたいことでいい、けれども
それがストレートに出てしまってるだけでは、表現の構成も何もない状態になってしまうのでどうかな、と。
例えば、別れだの悲しい時などのぐちゃぐちゃした心中は、言葉でもやっぱり混乱しているものだと思うし
突き詰めて考えていこうとすると、その途中に表現の方法はいろいろあるはずなので、
また、題材1つ取っても、詩は必ず恋愛やその他諸々の愛を書く、というわけではなく
(個人的には「愛」という表現は空虚なのであまり好きではないため、自分は普段使わないけれども)
絵と同じで、書こうと思えば何でも書けるわけなので、いろいろなことに挑戦したほうがいい、と思うわけです。

もし、290さんが「感性」を重視してるのならゴメンナサイm(__)m
その時は、今自分が言ったことは忘れて、むしろ逆をついていくことすらオススメします。

あと、ものすごく偏りがちな趣味を持つ自分なので、合わないと思ったらやっぱり忘れてください(^^;;;
2934th ◆HdqTLODCXU :02/12/03 06:04 ID:CcR3rIQU
>>290 二本足と銀紙の足元に漢字「愛」が点状に並んでる >>292 伝わります
2944th ◆HdqTLODCXU :02/12/03 06:13 ID:CcR3rIQU
余談 命がけスレ1のレスの>>3,8,14が僕で 人間活動が止まっていない 僕および僕以外のって感じ
295名前はいらない:02/12/03 06:33 ID:YOV69UbA
>>293,294
モオ、ヤメテクレ
その内、貴スレへの message 贈ります。
瞳に映る月とその光を映したシャボン玉
空を泳ごうとして空気に溺れる魚達
地に立つ少女達の肌は死人の様な白
髪は夜の闇の如き漆黒
涙は血の色より赤く尽きることはなく
溺れ死んだ魚達は閉じれないその瞳で
変わりない世界を虚ろに眺めるばかりで
僕はというと変わりない明日のことを考えながら
屋上からしゃぼん玉を吹いているだけ
297岡田克彦 ◆ikGay75MZI :02/12/03 11:20 ID:sQ7wL3mt

ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
298名前はいらない:02/12/03 14:58 ID:TI9tRWvo
>>293>>294出て行け邪魔だウザイかったるいお前の詩イジキタナイお前の作るスレ要らないウンコ臭いナックルボンバー必殺パンチ
299タヌタヌ♪彡:02/12/03 15:03 ID:Mi5q8h9U
↓ほら、早く300げっとしなよ!
300カンナ:02/12/03 15:42 ID:B5j+2199
ゲット
301ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/03 22:45 ID:zpq4UA19
>>296 りゅんりゅんさん
月の光を映したシャボン玉は夕闇の世界の映像に似た何かを包みながら
どこかへ飛んでいくか割れて消えていくかして、目の前から去っていくわけで。
それは「変わりない」日常とは正反対の幻想=欲望でありながら、
やはり一連の流れで現実へと繋がってしまうということでもあって。
さて、目の前の「しゃぼん」玉に見えてしまっている自分=僕は、どのしゃぼん玉の「外」にいるのでしょうか?
そして、どのシャボン玉の中を望むのでしょうか?

というのは深読みのしすぎですかね(^^;;;

おもしろい詩だと思います。
ちょっと気になったのは、7行目と8行目で「変わりない」という言葉が2度出てきてしまうところ、でしょうか。
同じ連の隣の文ですから、どちらかを少し表現を変えてみてはいかがでしょうか?

あと、すごく個人的な思いとしては、1連だけというのはもったいないなあ、と(^^;;;

やっぱり批評になってませんね。駄文ゴメソナサイ。


(そして、もっときちっとしたこと言える批評者を、自分からもキボンヌします(笑))
302:02/12/03 23:30 ID:Woott+6e



沈んでしまう
冷たい世界へ

水面を見上げても
光は揺らめき、消えるだけ

言葉を奪うのは
ただ波ばかりではなく
この汚れた心と
海鳥のなきごえ

一度だけ見た
あの空の色も思い出せずに

私は
沈んでいく
303『二人』:02/12/03 23:33 ID:4ysR5zlI
君へ言葉を告げたのは もう二回目で
すぐに返す呟きは 僕へ現実を突きつける

二人で話した夜もあったね
解り合えているつもりでの

胸のうちを そう吐き出して
誰より真っ直ぐに向き合っていたよ

静かな沈黙の隙間から また二回目の
『好きだった』と君へ 振り絞る想いだけさ…

明日世界が終わるなら 僕らきっと結ばれて
そんな二人もあるんだろうと思うんだ

窓際で寄り添って ただ共に笑いあう
それが今なら あと二分後に消えてもいいよ… けれど
すぐに返す呟きで 僕は現実へ戻される…

本心偽らぬ二人 僕の隠し事は消えた
これで良かったと 笑い飛ばせないのはなぜ?

『出会えて良かった』と 本当の声で言いたいよ
ただ 『ありがとう』とだけ言って それに代える
また僕ら良い友達へ。
304スリム・シャイディ:02/12/04 06:27 ID:JChdZbhd
[MATHER]

マ・マ・ミ・ヤーーーッ!!
マ・マ・マーーッ!!
マ・マ・ミ・ヤーーーッ!!
マ・マ・マーーッ!!

「お前の隠君子の薫り、まだ覚えてんだけど・・!」

マ・マ・ミ・ヤーーーッ!!
マ・マ・マーーッ!!
マ・マ・ミ・ヤーーッ!!
マ・マ・マーーッ!!

「もしあたしが24年後に生まれてたら、ねえ・・」
305スリム・シャイディ:02/12/04 06:29 ID:JChdZbhd
批評おねがいします♪
306名前はいらない:02/12/04 06:55 ID:uImQk9gV
「今はもう動かない」

分かっていた 世間じゃ皆こう言ってるもの
人は死ぬために生きる そしていつか死ぬ
だけど別れが突然過ぎて 私は少し怖くなった
生きることが そして死ぬことが
だけどあなたが その顔に
浮かべていた あの優しい微笑み
素敵だった 死が美しく思えた
分かったよじいさん 私は生きよう
ひゃくねん休まずに チクビ勃つ チクビ勃つ
おじいさんも一緒に チクビ勃つ チクビ勃つ
そんな心意気で 私は生きよう
そして私もいつか陽気に 微笑み死ぬのだ
307スリム・シャイディ:02/12/04 07:04 ID:JChdZbhd
>>261
も、ついでにおねがいします♪
308あけ:02/12/04 12:29 ID:A+KtN4MB
しぼんだメープルシロップ
ゆるいぷりん
プリンはてん
だだだだだんごろう

309あけ:02/12/04 15:28 ID:AJy+oVYl
たたみのうえに
くなしりがみえる
たろうはちまん
えとろふちゃん

さばくのかいじん
さばごろう

みずにとかした
ココアこな

さばごろうが
のみほした

さばくのうえに
えとろふがみえる
310あけ:02/12/04 15:42 ID:AJy+oVYl
はじめまして。訳のわからない詩ですみません。
本人にはすべて理由があって書いています。
よろしくお願いします。
311名前はいらない:02/12/04 16:17 ID:nVxG+f3Z
312名前はいらない:02/12/04 17:26 ID:uFE+Z62H
309は暗号ですか?
313白鑞金:02/12/04 17:46 ID:j+6aF1BQ
>>296りゅんりゅんさん
>>301ameさんにほぼ同意の上で、誤解をおそれず言わせていただいていいですか?
>尽きることはなく→尽きることなく
>眺めるばかりで→眺めるばかり
>僕はというと変わりない明日のことを考えながら
 屋上からしゃぼん玉を吹いているだけ 
→さて私はといいますと明日のことなど考えもせず
 屋上を吹くしゃぼん玉です
これなら一連で二連分(強引)。少しはもうかったでしょうか?

>>302もさん
>海鳥のなきごえ
「鳴」と「泣」とをあなたの優しさで懸け結ばれたのかもしれませんね。
しかし先に「汚れた心」と言ってしまったのですから、ここはひとつ、きっぱり
「鳴」としたほうがさっぱりするのでは? でもやっぱり、心残りかなあ。

>>303二人さん
何だか救われた気がしました。微妙ですよね。

>>308あけさん
「メープル」どうしても必要ですか? いっそ取ってみられてはいかがかと。
するとラストの>だだだだだんごろう が、生きてくるような。

>>309あけさん
>たたみのうえにくなしりがみえる>さばくのうえにえとろふがみえる
これだけで一行の詩が二つ成立しているように思えます。「ココア」はひらがな
で充分読めますし。あとは暗喩、直喩、僻喩、乱喩、曲言法…、わからなくて
ごめんなさい。
314アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/12/04 21:53 ID:wJekwxGl
「都市の風景」

限りない人々の夢
白い肌が生まれたままの姿だった頃を思い出すより暴力的に
全ての答えは独りでは辿り着けないところ、か細い手足の届かないところにあった
長きに渡って、人々は紙切れの束の価値に気づかなかった
やがて無数の知恵達は美しく単純な図形の羅列を覚え
小人の手足をバラバラに切り刻み
その時まだ不毛と思えた可能性の大地へばら蒔いた
荒涼たる砂漠の真ん中で、農夫の人生が皺に刻まれ始めた
あっと言う間に人間のイメージは爆発的に増大した
それはまるで、闇の中でらんらんと無数の目を輝かせ続ける、鋼鉄の蜘蛛だった
所々から排煙を立ち昇らせ、何処へ向かうとも知らずに同じ顔の子供を生み出し続けた
個人達は、自分が巨大な脚のどの毛先の上に住んでいるのかも知らず
ホテルの四階の窓から、明け方の大通りを、白い息を吐きながら歩くトレンチコートの老人を眺めていた
しばらくはその大きさの庇護の下に安らぎを得たが
尖がった頭を持つ種族だけは、やがて訪れる茫漠たる孤独の砂漠を恐れていた
怪しく光る六本のつるで、ありとあらゆる怒りを、ウィスキーのグラスよりも強く叩きつけた
誰もが何も無かったような顔をしていたが
青白い長方形の光が頭脳を捕らえて離さない時代が来ると
突如夜景の寂寥は、凝縮された筋肉へと変貌し
寝ている間に生えた自らの棘に気づかぬまま、隣人を抱きしめてしまう
美しい物へと向かう力、それは時に地獄への床を踏み抜く
全人格を投じて誰かを想うことが、再び恥ずべき行為では無くなったというのに
ああ、人間は
取り返しもつかない亀裂を世界中に残したまま
都市という野獣の胃の中で
いつまでも消化不良のままくすぶっている異物と化してしまった
遥か昔、暖かく溶け合ったコーン・スープの村の神話を聞きながら
315ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/04 23:43 ID:yexMMORK
>307
ああ、そういえば260番台あたりは批評者いなかったですからねえ。
そんな自分も>260で書いたけど批評はもらえてなかったりしますし(^^;;;
というわけで?スリム・シャイディさんの2つの詩について。

>261[LIKE A LOMMEL]
さて、ここから見えてくるのは全ての罪人における攻撃欲望……衝動。
そして罪人になりうる人間全て逃れられることのない高らかな脳内の宣言を
もし言葉にするとしたら、甘美なかたちをしたその言葉のような、何かだとして、
そうすると、決して武装解除をしないケロイドの月=戦争を司る神とされる火星が妥当でしょうか?

……というのはいつもの深読みしすぎによる妄想です(^^;;;
3連目は「」がないことを考えると、2連目に呼応した語り手の叫びと考えられ、
2つの映像が重なり合うように感じられます。
であれば、1連目と4連目も巻き込んだステレオ化ができたらもっとおもしろかったかも、と思いました。

>304[MATHER]
なんというか、「間違ってる」という映像?が浮かんできました。
まず、題名の{A}。それからただ叫ぶようなリフレイン。設定の無い会話。全てにおいて突き放されたまま。
「ー」が一個足らない行。ただ、それがあまりにも巧妙に見えすぎて、見えすぎてしまうので、
……自分はちょっとだけ笑いを覚え、この詩が好きになるのでした。(めでたしめでたし)

不可思議と奇妙を突き詰めていくと、笑いに繋がるのです。と、自分は勝手に納得してます。
316ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/04 23:58 ID:yexMMORK
>314 アッシュさん 「都市の風景」

都市はいろいろなものを飲み込んだまま離さず
それ自体が膨れ上がった状態で増殖していったものでした、という物語は
あの四角張った建物の中にいる限り皆が想像する1つのディストピア的イメージですが
さて、その風景という表現自体、そしてこの描写の仕方などは自分好みで
もともと自分としてはつっこみようの無い詩な気もするのですが……。

ただ、気になるのは
あまりに連続した詩なので間合いがとれず息継ぎが難しい、ということです。
何連かに分けて、風景のイメージへの変化を促す間があれば親切かな、と思いました。
……まあ、自分自身もかなり不親切な詩を書いてるので、人のことはいえない気がしますが(^^;;;)
317ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/05 00:01 ID:UUF0/xos
そんなわけで自分も投稿です。
誰かの批評キボーン(笑)

「ユラメキ」

雪のない昼の雲に似た力のない太陽を低く
向こうの林の中の一番高い木を三角測量して
あの空の知らない高さを求めようとしても
周りを包むユラメキがいつもそれを許さないのは
日曜日の眠る前に見たガラスのない窓に映った景色そのもので

次々と目の前の空間を轢いていく車の向こう
耳の消えたかたつむり歩くように
影が消えて また消えていくだけの道路は
もう雨もなくただ音を立てて割れていくだけなのです

 あのしっかりした車のハンドル抱えて
 笑いながら落ちて(気違えて)いく人々を見て
 あなたは今日は何に似てくるのでしょうか?

月のない夜にユラメイタ
あの300階建ての塔を思っては
彼は地面だけを見て走り去るだけだというので
彼女は彼の叫びと言葉を繰り返してくれました
318続き:02/12/05 00:01 ID:UUF0/xos

 ──明日は陽炎が,足元から連れ去るだけなんだ──

そうしてある特定の人々が今日も明日もいなくなり
残った人々が 夏の夜は暑いからといって
ある円柱の周りで馬鹿げた踊りを続けている
そんな忘れてしまってもかまわない妄想さえ
休日の夜の夢では当たり前のように放映されるので

月曜日の朝早くだけ起こされた
一枚の紙のような薄さ加減の目眩ましは
次のような公式で表せると嘯くのです

「あの窓の外のユラメキ × ノンレム睡眠 = 今朝の睡魔の強さ」


今日もただ眠いだけなのです
319ななほし:02/12/05 01:07 ID:Vnuxj2U2
>290 :♪12月26日の贈り物( 人の形のために ) :02/12/01 23:20 ID:mRK9U9k/

 ありがとう〜 想像より長い感じだけど、なんとなくメロディーとかリズム
をかんじる〜

 最後また歌うの? これは以外……場合によってはトリミングしていいですか?
 あるいはメールででもご意見よろしく〜 
320あけ:02/12/05 01:32 ID:eMuA82O8
>313白鑞金さん。どうも私の詩に批評してくださってありがとうございます。
今まで誰に見せても「訳が分からん」「もう見せるな」と冷たくあしらわれてきたので、
うれしいです。今後ともよろしくお願いします。
321あけ:02/12/05 01:36 ID:eMuA82O8
>312名前はいらないさん。 これは暗号ではありません。
でもどうとってくださっても結構です。
また投稿しますのでよろしくお願いします。
322290の長女 (高1):02/12/05 06:31 ID:P8OiFQBb
>319
「とりみんぐして、どうぞ佳いメロデイイをつけて下さい
ほおむ ぺいじにキー☆ワードをのせておくと、このスレの方も
きっと佳い志を presentしてくれると思います
クリエートシステムと4thさんにどおぞ宜しく」
、、、パパ言ってますた。月曜から定試で私、今日オール♩
( お肌に悪いっす)
323:02/12/05 07:33 ID:iyS4PZ7+
「飛べない鳥」
           
               私は鳥。
      私は、皆と同じように生まれ同じように育った。
            ただ一つだけ違った
            私は飛べなかった
          いつになっても飛べなかった。
        仲間達は、あの広い大空へ飛び立っていく
           だが、私は飛べない。
        だから、私は自分の羽を白く塗った。
     嘘と言う名の絵の具で、私は自分を真っ白に染めた
       そしたら、人間が私を拾ってくれた。
       私は、そうやって生きる道を見つけた。
   今日も嘘や偽りの白い羽で、私は偽りの愛をもらい生きつづける。
      そして、いつか自分も空を飛べる夢を見る
         だが飛べない、それが現実
         私はあの青い空には届かない
      だから私は今日も嘘で自分の羽を白く染める
      
             私は飛ばない鳥

         
       

  

  


>>313
むつかしいとこですね。
あーでもそゆふにはしないかなあ。
325NUDE PET:02/12/05 14:46 ID:yjQaqGA1
私はその瞬間、確かに宇宙に触れた。

躯や魂、思考、過去未来、そして運命さえも、かいま見たような、
非道く遠近法の狂った風景に追い込まれているような感覚に支配された

感情を殺してしまうことで自らを護っていた私は、その瞬間、確かに生きていた。

果てしない混乱と狂気の渦の中からゆっくりと光のほうへ進み、

そしてあの時、私はもう一度誕生した。
326:02/12/05 16:49 ID:JnPKaKpY
>>313
批評してくださってありがとうございました。
実は作詩は初めてで、どんな酷評をいただくのかと
ビクビクしていましたから、ホッとしました(笑
これからも投稿したいと思いますので、よろしければまたお願いします。
327名前はいらない:02/12/05 18:35 ID:RGrBrVEr
「両想い」

抱き合っても
1つにはなれない
だから私は君を愛す

あの曲も全部覚えた
君とくちづさめるように
ぬくもりを二人で分け合って
未来に想いを託す

抱き合っても1つにはなれない
だから君は愛せ
私を強く
328名前はいらない:02/12/05 19:35 ID:KP0Tczj7
幸せ

あなたは・・・幸せですか
生まれてきて幸せですか
私は生まれてきたくなかった
本当に私がうまれた時あなたは喜んでくれましたか?
きっと誰も喜んでくれなかったでしょう? 
でもあなたは愛してくれる
でも全てが嘘だと思ってしまう
私は疑い深いですか?
真実の愛がほしいとは言わない
でも、お願いです
    たった一瞬でもいい
           幸せをください  

329名前はいらない:02/12/05 20:56 ID:P8OiFQBb
>328
作者には、その算り、全くないのでしょうが、、、
あたしには、いきなり福永法氏がデムパに乗り移って
現出したように思われ、、、。
パロにしては時期はずれとも思われ、、、。
330白鑞金:02/12/05 21:58 ID:57IDAOc7
>>323桜さん
>私は飛べなかった→私は飛ばない
自覚と成長とを感じます。芭蕉やボードレールの模倣者はいても、一茶やリル
ケの立場で詠える人はまずいないでしょう。こんな歌があります。「此のうへ
は白きものとてしぐれけり」加賀千代女。季節を歩いてみませんか?

>>325NUDE PETさん
「from Confusion」の意志と>ゆっくりと進み、とのバランスに手応えあり。
僕などいまだに「trial and error」の連続ですから。

>>327さん
「両想い」とは一体何でしょう? あなたの詩を読むとそれは「力強さ」と
「涙」なくしてはありえないもののよう。詩の姿も簡潔でいいと思います。

>>328さん
疑い深くない人間などいるでしょうか? 
>お願いです 
あなたのそんな心の叫びがすべての詩。形式にこだわらないで大きな声で、
>幸せをください
「愛」の意味すら今一つよくわからない僕ですが、何か出来ることがありませ
んか?
331327:02/12/05 22:35 ID:CGFoVQ92
>>330
批評ありがとうです。嬉しいです。もっと厳しい批評カモンです。
332アビ:02/12/05 23:12 ID:hDGSXXxW
はじめまして。よろしくおねがいします。



まるくあった裂け目よ
その内にわたしを忘れないとして
その背をさすってやる事なぞできないから
糸を切った凧の様に
ゆすぶって ゆらめいて
ここは
ふでぶてしい結び目

話の話が
数えもしない肢を小さく短くしている

走らない 走れない事を特権と云いたげに
転げ回って汚れている

そして
陽の目をみない棘

 吐いた唾がくるぶしを濡らす事もあります
 時には隠遁
 時には融和
 入場券を買ってから映画館に入らなければ

脱脂綿は
むずがゆいばかりに乾いて
盛り上がる頬の隅々を拭い切れない
333名前はいらない:02/12/05 23:30 ID:CGFoVQ92
>>323
>吐いた唾がくるぶしを濡らす事もあります
ここだけが敬語なのがすごく気になる。
それから情景が思い浮かばない
334あけ:02/12/06 01:25 ID:WlrXdSIr
たにまちみちに
ひがくれる
おなかがいたくて
おにごっこ
ばすごっこ

きれいきたない
みつやくん
みつやサイダー
みつやくん

あぶらとりがみ
あぶらとり
ばすけもうまく
なったかな

たにまちおりて
よぼうのかぜばら
こんてなおんなと
いいかいわ
どきどきにん
335白鑞金:02/12/06 06:07 ID:ouI3uGwI
>>322アビさん
>糸を切った凧→糸の切れた凧 としたほうが、いずれにせよ、空間的広がり
と揺さぶり、つづく「結び目」がより引き締まるのでは。「話の話」、さりげ
なく光っています。
>吐いた唾がくるぶしを濡らす事もあります
 時には隠遁
 時には融和
 入場券を買ってから映画館に入らなければ
→吐いた唾くるぶしを滴って
 わたしは街の隠遁者
 時には大河の三角州
 入場券が目に沁みるなら
 早く潜り込んでと映画館が云う
>むずがゆいばかりに乾いて→むずがゆいばかりの乾きよう

>>333あけさん
>たにまちみちにひがくれる
なんでもないと言えばなんでもない、あの特有の虚しさ、よく出てると思いま
した。「サイダー」→「さいだあ」、徹底してほしいところ。
>どきどきにん→どきどきどきにん リズム感がほしいですね。
336スリム・シャイディ:02/12/06 06:41 ID:Vl1iFt9H
<<315
ameさん、批評ありがとーーーっ!!

『さようなら』。
辞林には(感)別れる時の挨拶の言葉。さよなら。としか書かれていないが、
私はこの言葉がまず第一義的に2度と会えなくなるかもしれない可能性をほのめかしており、
そして第二義的に、また明日すぐに会えるのは明白であるが、形式上発さねばならぬ言葉であると了解している。
好きな恋人が「さようなら」を言う。しかしながら現代社会において、これも「真の別れ」ではない。
「死人に口なし」、とはよく出来た格言であるが、人は真の別れが来た時、言葉を伝える手段を持っていないのだ。
ここにきて私は、高級なコミュニケーション手段である筈のコトバについて考え込まずにはいられないのである。
言語学者ソショールは自著「一般言語講義」において、「言語記号が結ぶのは、もとの名前ではなく、概念と聴覚映像である。」
と唱えている。つまり、『さようなら』という言葉(言語記号)には、「さ」と「よ」と「う」と「な」と「ら」で構成された、
一連の音階があり、そのコードが、個人個人の「さようならという実感」を、彷彿させているに過ぎないという訳だ。随分ニヒルじゃないか。
「さようなら」の実感自体はどうにも千差万別であろうが、それはジョン・レノンの場合においても、例え人を殺した後にふとつぶやいた場合においても、
その言語コードに生命を吹き込むのはその者自身であることに変わりはない。
秀才は、「たかが1コード1メロディ」で今日も大忙しだ。全く平和なものである。
さようなら。



337白鑞金:02/12/06 08:01 ID:ouI3uGwI
>>336スリム・シャイディさん
>言語学者ソショールは自著「一般言語講義」
→自著ではありません。それに「一般言語講義」→「一般言語学講義」ですね。

>「たかが1コード1メロディ」
それがまさしく、音声の多様な変化や、刻まれた文字の自由な解読を許してい
く原点なのではないでしょうか? ニーチェいわく「求めることに倦みはてて
より、見い出すことを私は覚えた」つまり、新しい工夫を果てしなく追うので
はなく「いまここ」を新しく見い出すということですね。ちなみに僕は「一作
一律」のやりかたで、公募の賞金稼ぎで生きてきました。昨年は競争率7100倍
を突破した上、年間第1位の作品として丸々1ページを飾らせて頂きました。
10万円ゲット。ヌハハハハ…。
338名前はいらない:02/12/06 08:15 ID:SvA9DmeF
『サヨナラ』

一瞬でも君を信じれなくなったから
この恋は終わりだね

『必要とされてる』って思ってたから
少しくらいの弱気やら
ちょっとぐらいの愚痴は受け止めてきたよ

『都合のいい人』で終わっても
それもアリだよと思ってやってきたのに…

遊びなのには気づいていたけど
それを否定する僕がすぐ側に居て
『いつかはきっと』と思っては 良い人になりきったんだ

君がいいと言ったものには手を出したし
答えようのない言葉にも優しく接した でも…
一瞬も君を信じれなくなったから
この恋は終わりだね

『ずっと好きだったよ』
って 届きもしない言葉を壁に伝えては
それをサヨナラにかえる それだけなんだ
339アビ:02/12/06 11:09 ID:MAksg4Ci
333さん、白鑞金さん、レス、ありがとうございます。
白鑞金さんには、添削までしていただきました事、大変に感謝いたします。
性懲りもなく、もう一品、よろしくおねがいします。


 そうなのだ
 我々ほどに満ち足りるものがどこにいる
 忘れられないものよ

とは云えど
わだちに浮き立つ
こうもりの耳やふくろうの眼やことごとくを
負荷の傘の下にしまい込んでやりたいのだ

使徒 悪魔の脊椎にもみえるそれらが
如何にして支えて補っているか
暴いてみたいのだ

本当の夜会の時刻の訪れを
その間で待ち受けよう

ふと
誰かの白々しい息衝きが
握ったこぶしたちを打っている
340あけ:02/12/06 11:34 ID:iIhPyAIK
335白鑞金さん、批評&添削ありがとうございます。本当にやる気が出てきます。
カタカナで書いたところは迷いに迷って、どうしてもそうしなければ気が済まなくて。
でももう一度考えてみます。
最後はわざとリズムをはずしました。
これももう一度考えてみます。
ありがとうございました。
341ひかる:02/12/06 14:00 ID:/YLIrKqV
批評御願いします。280番台で書きましたが

「英雄と悲劇の復活」 



 夕方 遊歩道を跳ねるように走る
 軽やかな体はある予兆に満ちる
 英雄と悲劇の復活........ 再び充満した生が
 全身は熱く火照り高揚感に満ちる
 美しく赤紫に沈む黄昏ゆく夕暮れ
 来た 来た 遂にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
 何が訪れた何が訪れた 至高の時は訪れた
 豊満な強力な魂はいつも 地獄の如き苦しみから喜びへ抜け出して来る
 美しく変わりゆくこの姿 笑い踊る 奴隷達を踏みつけて
 静かな黄金の光に包まれて変容してゆく僕の身体........

 僕は再び突っ込むだろう 神風特攻隊の精神で
 残酷な英雄の世界 全てに打ち勝つのだ 
 誰にも僕は止められず....
 僕は美の完成を目指し 死狂い続けるだろう
342白鑞金:02/12/06 15:37 ID:5KwpgoeE
>>338さん
「君」からすれば、そんな別れ方はないでしょう、と思い、傷ついているかも
しれません。なぜなら、あなたのそんなさりげない思いやりがあってこそ、今
の私があるんだと、「君」はよくよく知っているかもしれないじゃないですか?
ただそれを表に出していないだけのことで。あなたがそこまで惚れこんだ「君」
が、まさか、あなたのことを忘れたりするわけないじゃないですか? 「君」
を育ててくれたあなたのことを。どうしても「恋」を終らせると言うのなら、
それこそ「愛」が待っているのでは? 「それだけなんだ」なんて弱気な言葉
で終らせておいて、一方で>一瞬でも君を信じれなくなったから、はちょっと
ないのでは? 冷たすぎると思います。虚しすぎると感じます。「君」にとっ
ても、あなた自身にとっても…。さっそく、全面改訂板の発表をお願いいたし
ます。
343名前はいらない:02/12/06 15:53 ID:F8dSLAJy
百八つ
金の音聞いて
今年こそ
今年こそはと
思いつらねる

批評して。
344名前はいらない:02/12/06 15:57 ID:g0xcKyro
恋愛依存 愛されていないと不安定
そんなわがままがいとおしくて

恋愛から遠ざかり
そっとあなたを抱き上げてみる

本当に必要とされたいために
ひとときの女にならないために
345あけ:02/12/06 17:53 ID:NYmR235d
いすのしたには
かわいいぺちか
あおいそらから
くろこげしたい


346338:02/12/06 22:23 ID:cb2pWL09
>>342
ありがとうございます。正直、これを書いた時は相手に絶望してました。
これを書いたのが既に1ヶ月ほど前のことですし、
結局は、俺のイタすぎる想いのせいか、振られました。
あれだけ、ありがたいレスをもらって恐縮なのですが、添削推敲は出来ません。
その時にのみ表現できるものだと思っていますので…ゴメンなさい。
読んでくださりありがとうございます。
347あけ:02/12/07 00:34 ID:N31J4i1x
ひもがふれてる
やまのおく
あけちみつひで
ひげのおく
おおさかばんぱく
しげている
ひもがふれてる
ふれている
りょうがわからふと
ちゅうりっぷ
たきざわおさむに
さんげつ
うめぞの
はしるせんたん
のこるりょうたん
348白鑞金:02/12/07 00:41 ID:tktt9r30
>>341ひかるさん
意欲の程はよくよく伝わってきました。有望株だと信じたいです。惜しむらく
は、いろんな書物からのモザイクかと思われてしまうことでしょうか。そこで
僕ならこう書くかなあという気持ちであなたの詩を素材につくってみました。

夕照の散歩道 飛び跳ねながら翔てゆく 軽やかな裸身は 空前の予兆に満たされつ
太陽と深淵との 神聖なる復活に立ち会うのだ

充満し切った生命の樹は 全霊かけて 熱く火照り高揚し 
ざわめく血潮に打ち震え 憂いに煙る紫の陽の黄昏に

来た 来た 来た 来た 遂にキタ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!
何が来たなど愚問でさえない 至高の時がやって来た 至高の時は訪れた

豊潤にして強力なその姿 地獄の修羅場をくぐりぬけ 歓喜の大空仰ぐのだ
かわりゆくこの姿 狂い踊った奴隷とともに 静かな黄金に身を横たえて
僕は光に包まれてゆく…

僕は再び突っ込むだろう頂点に 華乱れ散る精神で 
残忍きわまる神話の世界 全てに打ち勝つ無血開城

誰にも僕は止められず 美を墓碑名と心して
いま栄光へ 旗の下 暮れる万里を越えてゆこう

あまりの改作ぶりに、われながら反省しています。何の参考にもなれなくて、
ごめんなさい。      
349338:02/12/07 00:54 ID:eP+nKsWR
『回想』

いつかの思い出が疎ましいほどに
僕はもう遠い所へやってきました

『お互いに頑張って行こう』って君が笑う度
応える僕は必死になって 君の一番を目指しては
見えない壁にしがみ付いていたよ

砂時計をどう返してみても
逆さまには流れない時間

今を憎む気持ちと思い出の交わりは
楽しかったあの頃を 苦痛へと換えて…

久しぶりに会う君に
『もう昔だよ』って 作り笑いを浮かべては
幸せそうな君の隣のをまだ眺めてる

優しそうな人だよね
『もう昔だよ』って 作る笑いになる僕は
本当の祝福が まだまだ出来ずにいるんだ
350スリム・シャイディ:02/12/07 01:38 ID:lH4n9UqD
>>337
hihyou有難うございます。ブベラァッ!!


みなさ〜ん!聞いて!
彼のあたまは
変幻自在  摩訶不思議♪
彼のこころは
諸行無常のひびきあり♪
アタイとあるいているときも
雲の彼方のSON−GO−KU気取りなの♪

OW Year・・・ねり梅まずいッスねえ!
OW Year・・・あいつだよ!佐渡弁の歩く百科辞典っちゃ!!
OW Year・・・アソコのボウズ・・!東条英機に似てねぇか??
OW Year・・・カメーン!ニンジャーッ!ワ・タ・シ・ハ・コ・ビ・ヤ・シラナイネェーーッ!!
351流星群:02/12/07 02:15 ID:d4Da2otp
星の砂を喰い
夢の華を食う 美醜な姫よ
今 心を解き放て 氷雨の元
その腐乱な心を解き放て
さまよう幽鬼の手から逃れるべく
この夢路を走り続けろ
352白鑞金:02/12/07 02:53 ID:tktt9r30
>>339アビさん
しまいこんでしまえば、いま見えているものさへが、さらに見えなくなりはし
まいかな。いずれにせよ、暴露即硝子張りというのなら、賛同したい気もすれ
ど。
 
 とりあへず知らせたまへよ夜会の時刻

>>343さん
「金」とした、あなたの素直さに好感が持てます。ムダもない。「つらぬる」で
なしに「つらねる」ところに可愛いさあり。

>>344さん
本当の強さとは何か? 僕の方こそ考えさせられました。
>愛されていないと不安定
そうでない人などいるでしょうか。あなたもまた、その一人であって、だからこそ
>本当に必要とされたいために 
といえる場所まで昇ってくることが出来たのだと思います。こちらこそ、と言いたい。

>>345あけさん
なんとなくわからないでもないです。「ペチカは踊る」ってセリフ、ドストエ
フスキー「悪霊」にありましたね。

>>347あけさん
>さんげつ うめぞの
ヒント下さい。
353白鑞金:02/12/07 05:37 ID:tktt9r30
>>349338さん
>添削推敲は出来ません
なんておっしゃりながら、最新改訂版は出来ましたね。
>少しくらいの弱気やらちょっとぐらいの愚痴は受け止め答えようのない言葉
>にも優しく接してきた
そんなあなただから、きっと、もう一度、詩作できる。そう思っていました。
>本当の祝福 
こればかりは何とも難しいのが、誰しもの本音ではないでしょうか? 「彼」
ばかりを見詰めているあいだは。

>>351流星群さん
一直線な呼び掛け、一塊の簡潔さ、一ケ所に狙いを定めたあなたの声は、確か
に一個の詩魂となって、かの人の元へ届くことでしょう。そう必ずと、僕も及
ばずながら願っています。スピード感こそこの詩に命を与えているのですね。
354バブー:02/12/07 06:50 ID:zPGzEvgQ
扉を開けたらそこは楽園・・・なんて夢物語 誰が信じるのだろう
聞き飽きた言葉の数だけ 真実を見失い
吐き出した嘘の数だけ 答えを見つける

そんな君に灯る儚い炎は 私の前では輝けないのね
355ひかる:02/12/07 13:13 ID:28CgWMY+
僕の詩よりいい。言葉遣いが上手い。貴方詩人になれますよ。僕の才能はないな。
356ひかる:02/12/07 13:14 ID:28CgWMY+
357放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/07 13:27 ID:wdDoP82X
>>355

どっちも同じ程度のレベル言葉遊びから抜け切れていない。
描写すると言うことと詩的な単語ならべるとは違う。
短歌や俳句を見て勉強して。
358まま氏:02/12/07 13:28 ID:fnt1KHAK
309 :まま  p2239-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp :02/12/03 02:51
創作と人格は切り離すべきだと俺は思うんやね。悪人が名作作ることだってあんしや。
でもまま氏が書いてしまうと名作エアーの一部分も才能なしのゴミ扱いになるわけよ。
儚いよねえ。まあ俺は才能あるけど。あっはっは。

俺はここで昔官能小説書いてたよ。今だったらかっこうのオナニーのネタだなドピュ
359放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/07 13:29 ID:wdDoP82X
紅葉の山 思い出すは 夏の空
360ひかる:02/12/07 14:31 ID:28CgWMY+
>>357

詩心が理解出来ないバカだね。
361みてー:02/12/07 14:44 ID:hg5CpF5h
http://www.horae.dti.ne.jp/~kozasa/
の野の野の野の
362ひかる:02/12/07 15:05 ID:28CgWMY+
363ひかる:02/12/07 15:09 ID:28CgWMY+
>>355

どこが言葉遊びだ。僕は内容は自信がある。言葉遣いがまだまだ。
364白鑞金:02/12/07 15:12 ID:4nV2txfW
>>359放浪さん
文学板も含めて何度も言うように、僕は「詩人」ではありません。
ここには、あなた方から勉強させて頂きたいと考えて、書き込ませてもらって
います。俳句・短歌、大いに結構。なぜなら、それこそ僕が今まさにやってい
ること。やってきたこと。

第四回放哉賞入賞作

 ことわりもなしに夕日が差している (4.19付・朝日新聞夕刊文化面参照)

最新作

 月の下を砂利が冷えきる  (ちくま書房「放哉全集」全3巻・出版記念パ
               ーティにて披露)

従って、僕は、「自由律俳人」なのです。(アマチュアとことわっていますが)

追伸 ひかるさん、頑張りましょうね。放浪さんとも仲良く。
365名前はいらない:02/12/07 15:15 ID:WTEdvjCl
あっ そう
366名前はいらない:02/12/07 15:16 ID:WTEdvjCl

まぁ なぁ
367名前はいらない:02/12/07 15:18 ID:WTEdvjCl
なんなんだか?
368名前はいらない:02/12/07 15:19 ID:WTEdvjCl

ということなんだよ。なんかあるか?
369あけ:02/12/07 15:26 ID:gkXjfM/p
>>352白鑞金さん。批評くださりありがとうございます。ドストエフスキーは大好きです。
一生かかって、読み解いていくことになるでしょう。まだ悪霊は読んでいません。
347のさんげつ、うめぞの。うーん、精神が不安定な状態で作った詩なので、
自分でもどんな意味だか忘れてしまいました。その時はちゃんと理由があったのですが。ごめんなさい。
370クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/07 15:30 ID:9QjSieVB
「交換する遊び」
 小腸と外耳の境目で待っている
 風とアルミニウムの間で待っている
 やがて出会って言葉を交わす
 おやすみなさいと三月の隙間で待っている
371あけ:02/12/07 15:45 ID:gkXjfM/p
よせてはかえすじんじゃのなみ
みぎのはからはがこぼれる
みみずくばれしたたいしかん
たいしかんにはとほごふん

みみずくばれにはあおやまこっこ
よせてはかえすたいしかん
ししのかおからいぼふたつ
しおばらいきにはたいしかん

みることなすことたいしかん
ひげのこまちにたいしかん
やるきなさそなたいしかん

いつもおなじのたいしかん
くげぬまくんにもたいしかん
どこにもいかないたいしかん
372放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/07 15:50 ID:Ll4TkEiC
>>364

正直それでよく入賞できたね。
君の歌からは何も見えてこない。

ことわりもなしに夕日が差している 

この歌のどこにおもしろみがあるのかと。
373放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/07 15:58 ID:Ll4TkEiC
まぁ、新聞の賞なんてレベル低いから、産経の朝の歌だっけ?
あれみたらわかるだろ?

ことわりもなしに夕日が差している

この詩は読み手にイメージさせる情報を含む言葉が明らかに欠落
している。読み手が突然この詩を突きつけられたとき読み手とし
てはどう料理することもできない。
たとえば、これがよくある日常の一場面を描写したものなのか、
または、詩の中にいる人間の感情を景色に見立てて歌っているのか
そのどちらにしてもおもしろみ、情報、方向性、すべてにおいて欠落
している。そして、歌謡曲などによくある使い古された表現レベルの
表現と構成力しかないこの歌。正直駄作
374名前はいらない:02/12/07 16:36 ID:1K2kR3Wo
>>364
「ことわりもなしに」が圧倒的な力をもってかかっている。
ことわり=「理」、「断り」
どちらとして読んでも意味が通じ、
人間の世界に開いた穴のように、あるいは不意の不法侵入者の
ように、「夕日」が奇妙な姿となって
現れている。
ことわりもなく、夕日がそこに差し込んでいるのだ。
句はここで見事に完結している。その後を作るのは、読み手の
記憶や思想である。
言葉をこねくりまわすことなく、シンプルにここまで夕日の
「存在感」を表現できるというのは、凄いと思いました。
経験に訴える句だと思うけれど、人生経験の未熟な若い人たちにも
何かを感じさせる力はあるのではないでしょうか。

>>373
あなたは「ことわりもなしに」を、どう読んだの?
これはとても多くの情報量を含む言葉だと思わない?
375ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/07 17:07 ID:RpWHAH+t
>>373放浪の名無しさん
自分は、俳句はあまり詳しくないし、いろいろ事情があるかもしれんのだが、
一応聞いておこう、と思ったので。
>>359のあなたの句、二重季語ではないかと思うんだが、問題ないのかな?
376流星群:02/12/07 19:05 ID:d4Da2otp
白鑞金さん、批評、ありがとうございました☆またかきますので、よろしくお願いします☆
377今日はame:02/12/07 20:12 ID:kL2nn/3Q
‥‥‥ ナヌ‥‥ 今、性別不明、年齢負傷、ハヤッてるの ?
このスレで ?
378アビ:02/12/07 20:15 ID:XJWpFcaE
白鑞金さん、再度の批評、ありがとうございます。


神秘的なものは
無内容で退屈なものである

ほら
ここが
飛行機雲
379白鑞金:02/12/07 20:17 ID:GmeyCnYl
>>373放浪さん
まず、拙句について>>374氏のご丁寧な読み込み、そしてフォローへ深く感謝の
意を表させていただきたく存じます。ありがとうございました。

さて、放浪さん。よく聞いていただきたい。放哉賞は、新聞社主催のものでは
ありません。種田山頭火や尾崎放哉を育てた自由律俳句誌「層雲」並びに、
放哉がそこで人生の最後を終えた小豆島・南郷庵の主催です。
僕の句は入賞つまり佳作でした。佳作は10句。そのうち3句のみが朝日新聞
文芸批評欄「詞華の森」で取り上げられました。そのなかの一句が僕の作です。
ところで、10句から3句まで厳選された人物は一体どなたか? 俳句・短歌
に通じておられる方なら知らぬはずのない、プロの女流俳人・大石悦子氏である。
ということは、僕の「夕日」の句について、
>そのどちらにしてもおもしろみ、情報、方向性、すべてにおいて欠落
>している。そして、歌謡曲などによくある使い古された表現レベルの
>表現と構成力しかないこの歌。正直駄作 
と決めつけたあなたは、大石氏の選句眼にそれこそ真っ向からドロを塗り付け
たことになってしまう。これは現在、そしてこれからの日本俳句界に対する、
この上ない非礼かつ無礼にして、とんでもない発言であり、詩歌に殉じた先達
をも含めたこの世界への、あなたからの挑戦状と受け取られてしまうであろう。
いや、既に、こうしてインターネットで発表されてしまったからには、あなた
の今後の俳句人生を案じるほか仕様もない。が、ここは自由なネット世界でも
ある。そしてそこに唯一、望みがあると思いたい。いまからでも遅くはない。
そう、何かそれなりの誠意を、是非、言葉であらわしていただきたい。

ちなみに僕は、賞金稼ぎなんかもやってはきました。続けておれば、もしかす
ると、そのほうがずっと楽に暮らせているかもしれない。そこをあえて「此の
道」を選ばせていただくことにしました。もちろん理由はあります。貧乏して
でも。それが僕の支え。それが僕の恩返し。そしてそれが僕の存在証明。

もう一度、伝えます。まだ、間に会うかもしれないと。       敬具
380マタイによる福音書5:02/12/07 21:04 ID:kL2nn/3Q
もう、間に合いません
381ななしくん ◆4DGPgRhQFI :02/12/07 21:15 ID:sRJAZb9D
  嫌いになった歌

嫌いになった歌は もう歌わない
夏を駆け抜けた車 金色のオープンカーだった

毎日耳から注ぎ込んだ毒薬は もう唇から出さない
変わり果てた姿で僕を苦しめる 君の歌はもうあっちへ行け

冬景色のなかを 金色の風が駆け抜けていく
僕の心臓に尽き刺さってしまっている 君の爛れた顔
秘匿されていた草原が やがて濡れた姿で襲いかかってきても
僕は気づかぬフリをして 金色を見つめつづけるだろう

美しかった時がこんなにも 流れを止めて蒸れている
やがて朽ちて 腐臭を放ち 寝室で僕を苦しめることに
なるだろうことは ありふれた本にも記されている
追い払うため 逃れるために 忘れたいのに

嫌いになった歌が 唇を割ろうとする
まるで僕の身体ごと あの日爛れた君の歌だ

嫌いになった歌が すべてになろうとする
まるで僕を包む世界ごと 黒く爛れた君自身だ
382名も無き吟遊詩人:02/12/07 21:37 ID:7nmnqil1
大したうたも書かずに書き込むのは無礼と承知の上で・・・
>白鑞金さん

ここは批評の場であり、尚且つスレタイには命がけとまで銘打っておられます
放浪の名無しさんの発言は正にそれなのでは?
批評の批評は野暮というものです。さらりといきましょう

まだ夏と
あき待ちまどろむ
ぬるひなた
サクリと切れる
風一振りか
383放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/07 21:43 ID:vVGx+BkX
プロの女流俳人・大石悦子氏

だれだよこいつ聞いたこともない。緒戦はその程度の人物よ。
そもそもプロって何よ。短歌や詩をかくひとにプロなんているのか?
そういう風にカテゴライズしてる時点でレベル低いんだよ。
それかあまりに応募総数もしくはレベルが低かったためしかたなく
お前のが佳作に選ばれたんじゃない?

384白鑞金:02/12/08 00:59 ID:uXaFM7+h
>>382名も無き吟遊詩人さん
ありがたい諌めのお言葉、恐縮です。

>>383放浪さん
>そもそもプロって何よ。短歌や詩をかくひとにプロなんているのか?
>そういう風にカテゴライズしてる時点でレベル低いんだよ。
僕も二十代の頃はそう思っていました。一体誰にそんな線を引く資格があるの
かと。うたいたいときにうたいたいことを詠えばいいじゃないかと。いま三十
代前半です。僕は僕と同じ病を背負っている仲間達に向けて、この画面を通し
て、うたっているつもりです。プロとかアマとか、関係ないと思っています。
ただ、恩人への礼儀として、プロと呼ばせていただきました。より正確にいう
なら「プロ意識」というものです。スレ主のPorkさんや、坂口安吾のいうよう
に「イノチガケ」でありたい、僕はそう自負できればいうことはありません。
385マタイによる福音書5:02/12/08 02:56 ID:3fDxjYJ9
>384
押寄せるコトバの波の一々に、一個人が到底、対処できるものではないですよ。
作者側にも follow して来れる人は必ず居る筈。
此れまでの貴方への批判は、恐らく、一寸した挨拶代り。
私も、たまには御迷惑かもしれませんが、お手伝いをさせて貰います。

386白鑞金:02/12/08 03:57 ID:anU7jaJr
>>385マタイによる福音書5さん
ありがたいお言葉、拝受させていただきます。迷惑などと滅相もございません。
こちらこそ何の役にも立てない、一個人にすぎぬものと思っております。
とりあえず、山から下りてみたいと思います。今後ともよろしくお願いします。
387放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/08 11:54 ID:eTMTo/5a
どいつもこいつも言葉の力を信じてないから、くだらない飾り付けで
誤魔化すんだよな。
388放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/08 12:11 ID:eTMTo/5a
芭蕉や子規みたいに言葉の力を信じればくだらな飾り付けを
しなくても圧倒的な力を引き出せるんだよ。詩板にそれができる
香具師はひとりもいない。
389まま:02/12/08 12:15 ID:YcJeE+aG
128 :まま p7146-ip01aobadori.miyagi.ocn.ne.jp :02/11/03 10:57
 http://tmp.2ch.net/test/read.cgi/mog2/1039226333/l50
          ,. ‐-.、,.‐'´         `‐、
           /  / / //|. ト ヽ    ヽ
         , '   , ' .,イ _∠!/  | ! ヽ !ヽ. ヽ  ヽ __
       /   /// イ/ /   | ̄ヽトヽ. !   /  ヽ
      /     ' ,イ /,ィャ、      ‐ュ 、 ヽ i  l     ヽ
    /      /|/l ! {,,il|     {,,,,ill|ヽ ヽ|-、/l     
    ,'     /   ,'  ゞリ      ゞッ   ,イj } i.    
 .   !  ,.‐'´     l '"   丶___  '''''  ,_ヒノ  i   │
 .  i, ‐'´   ,、、、‐ 、ヽ、.  |'    |   /'´ノ/⌒ゝ‐、  |
       ,、(、‐、 )、__) `''‐ヽ._,ノ,、‐'i  / /´ _,、、 '  ヽ |
      (、-‐-、)' \   ,i `;" ~ /`>,ノ、ノ  ,、  i ヽ!
      {,,、‐-、 )\\~''''''‐--`―'‐'' ,´/ ,、‐';ー(  , ヾ、ヽ
      {__,,、‐' | i ヽ`、`ー‐--,,、-=='-‐‐‐<_r''' |、`t' ノ|っヾ、
       `ー/ | `、 {''''。''~:::   ::  。   ::|  ノヽ i_,',r'ミ. |
        /  i    人  ...ノ  丶.. ..ノ :i  i | i. | ヽヽ |
        /   ! / ,i            :i  i |iヽ|   /
       i    iノ ,' /           :i  ' | |ヽ|;  /
       i  ー''´ :,' /             i    ! | | |ヽ'
       i     / /       ’        }   i | |\
       |    ./ i             i  ./  i i  ヽ
       |   /  i'     、  ::  ,    'i /  | :|   \
      /|  /  i      ヽ_j_ノ     |'   / i    \
     / ノ / i:  |      ::| |::       l  /  |ヽ    }
    / / /   i.  |      ::|. |::       | ノ   | ヽまま
390半ノ助:02/12/08 12:26 ID:WxCEwOvA
>>388 んなこたーない。
391ななしくん ◆4DGPgRhQFI :02/12/08 12:36 ID:uAche2/7
>放浪の名無し

大した根拠もなく 偉そうなこと言ってんじゃねーよ(笑)

というかお前のせいで白鑞金さん逃げちゃって
俺の>>381が批評してもらえねえだろーが! どうしてくれる!
392名前はいらない:02/12/08 12:38 ID:uAche2/7
というか

どうか批評お願いします>白鑞金さん
393放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/08 12:52 ID:eTMTo/5a
  嫌いになった歌

夏を駆け抜けた車 金色のオープンカーだった
>まぁ、いい感じだな、金色が夏呼応していいぞ。

毎日耳から注ぎ込んだ毒薬は もう唇から出さない
>くだらない表現で誤魔化すな、耳から注ぎ込んだ毒薬?なんだそれ
雰囲気で言葉を使うなしっかり描写しろ。

僕の心臓に尽き刺さってしまっている 君の爛れた顔
僕は気づかぬフリをして 金色を見つめつづけるだろう
>心臓に突き刺さったとか、金色を見つめるだとか。詩的な単語を並べるな
読み手がいることを意識して、きちんと描写しろ。

美しかった時がこんなにも 流れを止めて蒸れている
やがて朽ちて 腐臭を放ち 寝室で僕を苦しめることに
なるだろうことは ありふれた本にも記されている
追い払うため 逃れるために 忘れたいのに
>だめ。構成も言葉選びもどっかでみたようなものばかり。
もう少しひねれ。

全体的見て読み手を意識していない。ゆえに描写がわかりにくいし、
言葉からイメージを具現化することすらできない。くだらな表現でを
並べるのが詩ではない。

394白鑞金:02/12/08 12:56 ID:HHe4hOLz
>>392さん
これから私用で出かけます。帰ってから、多分夜に。
395ななしくん ◆4DGPgRhQFI :02/12/08 13:02 ID:1EdcfeRs
>>393
誰がお前に批評してもらいたいと言った!

やめろ! 俺の詩がくさる!

でも まあ有り難うね
396名前はいらない:02/12/08 14:22 ID:xFsrWn0M
>>393
お 前 ち ゃ ん と 頭 つ い て る ?
397(。・_・。) ◆AaMV0hIAII :02/12/08 21:21 ID:ju4i3sc/
++チョコレート++
チョコレートのすきまからのぞいた顔が
少しだけ笑った

甘いものが頭の中で響くようにと
理由をつけて食べてみるのも
たまにはいいかな

笑うだけが人生じゃなくて
言えないことたくさんあったけど
幸せだって言い聞かせて
痛い傷は自分で治してた
ひとりきりだと思ってたんだ
けどそれは
ただの強がりだったよ
支えなしで立てる足なんてなかったのに

ありがとう
そして今かじるチョコレートも
空から降ってきたわけじゃない
たくさんの手で作られた
たくさんがつまったもの
天までお金をつんでも届かない

誰かのために
ありがとうを伝えるためのチョコレート
きれいに洗った手で
私は何年がかりでも作りたい
そしてそれを届けられる足を
今 私は持っている気がするんだ
ありがとう
398ひざの上で:02/12/08 21:37 ID:XFY121eJ
私のひざで眠るあなたは まるで小さな子供みたい
あなたの見ている夢が 私のふとももに染みこんでくる

子猫のように丸くなって 深い眠りに落ちるころ 
熱いからだの重さを残して あなたはもう此処にいない

一人きりで夢を見るの どんなに近くにいても
だからお願い夢から覚めて 新しい朝が来るとき 
ほんの少しで少しで良いから まっすぐわたしの目を見て

ひざの上で 眠るあなたへ 
ひざの上で 眠るあなたへ

一人きりで夢を見るの どんなに近くにいても
だからお願い夢から覚めて 新しい朝が来るとき 
たった一度で一度で良いから 私の名前を呼んでね

ひざの上で 眠るあなたへ 
ひざの上で 眠るあなたへ
399だめ ?:02/12/08 23:37 ID:3fDxjYJ9
>397
L6> 人生 → チョコレート
L9> 自分 → チョコレート
L13 足 → チョコレート

>398
L2> 見ている → 見ていた
L3> 子猫のように丸く → 溶けぬ氷
L4> 熱い → 略
400名前はいらない:02/12/08 23:39 ID:+tLuLy6p
400      ゲトッ。。
401詐欺師:02/12/09 00:25 ID:yXf1ifcy
硝子が光った。
ビンは汚い。
ジュースの入っていたビン
調味料の入っていたビン
芸術的でも、なんでもない。
無駄の無い、ただただ、金を稼ぐ、入れ物としての価値しかないビン。
ラベルを貼られ、雑なつくりに、目をやる価値すらないビン。
だから、それを、捨てたんだ。
僕は、海で、ある物を拾った。
角が磨かれ、丸くなった、宝石のような、小石のような、硝子を、
拾ったんだ。
それは、元はビンであったもの、それの、なれ果て・・・・。
どんなものでも、いつかは、美しくなる時が来る、
空を舞う蝶のように・・・・・。
402詐欺師は悪魔で平和主義?:02/12/09 00:48 ID:yXf1ifcy
>>393さん
まだいますか?
貴方に、評価してもらいたいです。
まあ、実際。色々な人に評価はしてもらいたいから、
誰でも良いんですけどね。
辛口だから、その分いいかな、と思ってね。
ああ、自信がある訳じゃないです。

それから、思うんだけど、厳しかろうが、優しかろうが、フォローなしだろうが、ありだろうが、
関係ないだろ? それも、評価している、と言う行為だと、思うんですが。

そりゃ、さあ。自分で、書いた力作とかをさ、コテンパンにボコスカに、言われたら、
そら、嫌だろうが、(俺だって嫌だし)それだったら、それで、

もしそれが嫌なら、
自信がないので、優しく評価してください、なり、初めて書きましたなり、
上手くかけませんなり、書こうぜ?
 
そうすれば、辛口は、駄目よ。という、暗黙の了解なり、なんなり、
あるやろ?
ああ。でもな、評価ではなくて、バカにしているのは止めようぜ、
けなすのも、どうかと思う。
けなした奴は、自分で詩を書いてから、けなしたら いいんだよ。。
そうすれば、書いた奴の大変さ分るからさ。
なんて、考えたり、思ったりしてみたり〜〜〜。
403ななしくん ◆4DGPgRhQFI :02/12/09 01:29 ID:bcPVZucb
>>402
あんたはわかってない
>>393は いつも自分勝手な根拠で他人の作品をけなす有名人
辛口なんじゃなくて 煽りの名人なの

たまには誉めることもあるけど
「詩とはこうあるべきだ」という狭い自分の枠を作っちゃってて
そこにあてはまった場合のみ誉める奴なの

前科あるからどうしようもないのさ
まぁ俺も前科あるんだけどね〜(笑)

とにかく俺は 奴の枠にあてはまるように意識して詩を書くつもりなんて
ないよ
404アッシュ:02/12/09 01:44 ID:Z3c4+VW3
>>316
批評有難うございます。
マクルーハンの妄想チックな理論をヴェンダースが映画化したみたいなノリで書いてみました。
どちらももはや忘れ去られている作家であるだけに、レトロフューチャーな泥臭さが出たかな?と思います。
技術的な指摘、ありがとうございます。これから気をつけて行こうと思います。
405だめ ?:02/12/09 01:45 ID:3moaX6Rm
>401
L3> ビン → 略
L4> ビン → 略
L6> ビン → 略
L7> ビン → 略
L12>元はビンであったもの → 略
L14>蝶 → 蝶のかけら
406アッシュ:02/12/09 02:25 ID:Z3c4+VW3
「皮肉屋の死 又は男であるということ」

屋上からの景色は末期の口元に笑みを強いた
胡麻粒のような人間
研ぎ澄まされた視覚と聴覚が、この街の食い違い続ける全ての歯車の縮図を、頭脳の一番端っこにスッポリと収めた
さしづめこの一歩は、偉大なる飛翔か
騒ぐ野次馬は皆阿呆面をして、まるでいつかのあの娘みたいだよ
瞳の奥の空虚な光で俺を騙した…
だが決意した瞬間、俺は誰よりも寂しくて、誰よりも偉いんだ

この平和の上の俺の人生にドラマがあるならば
自分に運命などというものがあるならば
それを証明するだけのために俺は翔ぶんだ
どこまでも高い場所を見据えて

……………
遠くから声が聞こえた
「面白い人が好きだな」
良く聴く台詞だ
全く下らない、馬鹿な女どもさ

俺は大声で笑った
目覚まし時計を止め、唇の恍惚をイメージし直し
トイレでひとしきり用を足す

ファンタジーはまだ息づいている
俺はまだ若い
俺はまたこの卑俗な楽園へ帰ってきた
次の獲物を狙う野獣のような心持へ
407南の詩人:02/12/09 03:57 ID:CD8Q3cni
「青春時代」

俺の精液がゼラチン状に固まる時
それは隣の犬が吠え声を挙げる午前零時
愛の固まる真夜中に俺は性器をただ擦っているだけ
ああ愛などは俺にとっては形而上学の表わすビジョン
すべての音は静止している
波紋のない森の中の池のように
今日もこの時間は一千万の人間達が
煌びやかな性交に耽るのだ
そんな奴らを尻目に見ながら
俺は月光に照らされひたすら自己を慰める
空白の片腕は女の乳房ではなく青いアスパラガス
を握るだけ
日々は鈍い色の精液のように凝固していく

暗がりの中俺はオルガスムに到達した
井戸の底よりも暗く孤独なオルガスムに・・・

(未完)
408南の詩人:02/12/09 04:05 ID:CD8Q3cni
>>405
読みましたが文章平野啓一郎みたいですね。
中上健次の処女作を詩に表わしたという感じでした。
確か「紅い儀式」だったかな・・・。
まああれも散文ではありますがほとんど詩といえるでしょうね。

肝心の詩は
男・・・理想(セックスとは観念だ)
女・・・生活(セックスとは生殖だ)
という図式が感じられました。非常に観念的
で結構俺の趣味に合います。

偉そうにいってすいません。よろしければ
カスですか>>407に批評でも一つお願いしたいのですが・・・。
409南の詩人:02/12/09 04:18 ID:CD8Q3cni
>>405
思うことあってまたレスした。
・・・・・・の後の部分は時間が空転しているのでは。
つまり前半部分が皮肉屋の妄想ではなく実際の行為として
跳躍したとすれば皮肉屋に死が訪れる。その死の後
に女子学生の話声を聞きトイレにこもる。これは知覚
活動の一般なのではないか。死者に知覚は存在しないため
時間の順序が矛盾している。三次元的時間軸のなかでは
逆説となり得る。しかしこれこそが四次元的時間軸
の世界ではないだろうか。つまり空間が歪んでおり時間の
概念が付加されたため常識を逸脱したシュルレアリスム
的な作風となった。
しかしこの詩だけでは四次元世界を表現したとはいえない。
「三次元世界に属するものの四次元世界の俯瞰」ということ
だと思う。

アッシュって洋楽にありますね。 
410だめ ?:02/12/09 07:35 ID:3moaX6Rm
>407
ムルソーはサルトルが巧みに指摘するように、例えば「愛」と呼ばれるような一般的感情とは無縁の存在である。
人は常に相手のことを考えているわけではなくとも、それぞれの感情に抽象的統一を与えてそれを「愛」と呼ぶ。
ムルソーは、このような意味づけを一切、認めない。彼にとって重要なのは現在のものであり具体的なものだけだ。
現在の欲望だけが彼をゆり動かす。
/異邦人/文庫版解説/白井浩司
「12月9日の粉砂糖」

傘を下ろし目を瞑って掌を空にひらく
3、2、1で目を開き
地面に落ちる雪の気持ちを考えている

人々は白い息を纏って僕は煙草に火をつける

再び傘をさして歩き出す掌の水を抱いたまま
1、2、3歩、足を進めてから気付く
僕の足跡を隠してしまった雪の思惑を考えている

あまいあまい粉砂糖を振った街
僕は煙草の煙か吐息か判別不能の白い息を吐いて空を見上げる
412なんとなく。:02/12/09 09:45 ID:f8cXFPeA
「ネコよりか上!」

ナァナァ鳴くなネコ!
あ〜可愛い。なぁ〜

僕の帰りを待たなくていいって!
一人で自炊でもしときなさい!
あ〜可愛い。なぁ〜

なんだか。帰ってきたら
ネコは独りで白目むいてた。
予想だにしないほどあっけなく。

なぁ!ナァナァ鳴いてみせてよ!ネコ!
なぁ!ナァナァ泣いてみ?ネコ?

安売りのカップラーメンにやられた、ネコ。
ネコに自炊は無理だろぉ〜!

もう
ナァナァ鳴かないネコ。
ナァナァ泣くボク。
413白鑞金:02/12/09 10:51 ID:gnCgEWnr
>>381ななしくん
遅くなりました。では、いきなりですいませんが、
>嫌いになった歌は もう歌わない
「嫌い」に未練が残っています。
→いやになった歌は もう歌わない
決意、決まるのでは? ところが、
>夏を駆け抜けた車 金色のオープンカーだった
という過去形の方が目立ってしまっているような。理由は「金色」です。これ
が決意のほどを薄めているのではと思います。徐々に「金色」へ盛上げてみては?
>変わり果てた姿で僕を苦しめる 君の歌はもうあっちへ行け
→変わり果てた姿で僕を苦しめるから 以下はトル。
>冬景色のなかを 金色の風が駆け抜けていく
→冬を駈け抜けていく金色の風 この「金色」は光って見えます。
>僕の心臓に尽き刺さってしまっている
谷川俊太郎の「血とまじりあってしまった歌」というフレーズと比較するのも一興かと。
>秘匿されていた草原が→乱歩の「淫獣」が使えたらなあ。
>やがて濡れた姿で襲いかかってきても→ずぶ濡れた姿で襲いかかってこようとも
>流れを止めて蒸れている→もの憂く澱んで蒸れている
>やがて朽ちて→やがて朽ち >ありふれた本→別の言葉で。
>爛れた君の と続くので、>僕の身体ごと→僕の体ごと に換えて生々しさを。
>まるで僕を包む世界ごと→僕をまるごと呑みこむ世界
後は言うことなし。色にも色々あると思うので、工夫してみられてはどうでしょう?
まとめますと、もう少し輪郭の鮮明さと起伏とがほしいかな。そう思いました。
参考文献としては「人魚の嘆き・魔術師」・谷崎潤一郎・中公文庫。「色彩論」
ゲーテ・ちくま学芸文庫。なんかです。


414月に疲れたピエロ:02/12/09 11:25 ID:fNnOcLiF

 説明不可能のイメージ(それ)からテーマの陳述をおぺぺぺぺ (・∀・)ぱおーん

##謙虚こそが不完全な人間に存在するもっとも優れた美点なの?ですぎょん¥、か?##
                                −マイマイ星からの通信−

415月に疲れたピエロ:02/12/09 11:27 ID:fNnOcLiF


言葉の爆発**破壊言語***しそうになるまえに
すかさずエゴイズムを亀が甲羅に頭をひっこめなさい!
高ぶった神経を埋め立てる替わりに生まれるもの(それ)があるからのだ。’’

 それがわからない奴にはこれ(※1)を与えよう。

紫色の神経に触れると毒気を帯びた電流が走る。ビリビリ 「 気 持 ち い い で は な い か 」
大人であっても善と悪とにすらバランスを保つことすら困難であるのに、
そのようにデジテル的にすら判断するベケトルの用意されていない
説明不可能のイメージは (それが気分いいものならば) 既に侵食している。


※1= @@めらくしょぱんち@@

416月に疲れたピエロ:02/12/09 11:31 ID:fNnOcLiF


― ― ― ― ― ― ― ―

じんりん 《人倫》  @人と人との秩序関係. A人としての道. ◆ 〜にもとる. B人間.
しんるい 《親類》  血縁や婚姻でつながる人々.親戚.親族.
じんるい 《人類》  人間 *他の動物と区別していう語. ◆ 〜学 人類とその文化を研究する学問.
しんれい 《心霊》  たましい.霊魂.
しんれい 《神霊》  神のみたま.神.

― ― ― ― ― ― ― ―

417月に疲れたピエロ:02/12/09 11:32 ID:fNnOcLiF

じんるいあい 《人類愛》                  
   ・・・すでに現代の辞書から淘汰された死語だからそれを信じていないのか?
信じるのか?   …信じるのなら汚らしい語感をもつ言葉を全て、捨ててみそ…
そうすれば救われる、救われるのはあなたの心情だ!
しかしそうしなければ後悔する、そら後悔するぞ!
気付かずうちに心情がその歪んだ音波によってバイアスかかっていたなんてことに。
それは顔にまで伝染する。表情に腫瘍ができるなんて! ほらほら後悔すれ!
「バカ」を口癖にしたあまり口が歪み、「殺すぞ」と言い過ぎたあまり目つきが上ずり・・・・
こんなことならば 「めっきょっめっきょってるぽ!ww」 を口癖にしたほうがいい。
言葉の選別は心情の選別だ。選別された心情が表情だ。 気立てがよければレディー、愛される。
美しく思われたいのならまずそのハイエナづらで陰口を叩く喋り方のような喋り方をやめなさいみたいな。
「キショッ」というしかめっ面はキショイという次元を通り超えてて控えめに言っても「おぞましい」
「あいつさぁ(ゲラ 最近調子こいてね〜(藁、今風バリバリ?みたいな(プ 」 と言おう口を開いたその時その瞬間
「わーわ 今日もぽよよんぽよよん きゃぴきゃぴぴ☆ 」 そう間違えて口走ってしまいなさい。
悪意のかけらもない偽装はラ・ロシュフコーの箴言の攻撃の的になってはいない。
だから安心してっ。。そして忘れないでいてね。。。危険日にも。。。
一生だ! 一生続けろ!!
海の蒼さは深遠。できれば永遠にもぐってゆきたいではないか!
 ……息苦しい…… でも空気を吸うために浮き上がるな!そのまま死ね!
話を元に戻すが、言葉が美しいからといって必ずしも美しくなるという意味ではないの。。。
たとえば偽善者の巧言令色にはありったけの汚らしさを感じるんじゃないのか!?
  感じてるんだろ? ん? ほら。。
んだとゴルア違うとでも言うんか!? バカ死ね糞が殺すぞ綺麗!綺麗! あんやだ自分のバカッ☆
418月に疲れたピエロ:02/12/09 11:34 ID:fNnOcLiF

Σ (゚゚∀゚゚ ) アッ 言い忘れるな!
原付ふかして悪ぶるような幼稚さなんてかえるぴょこぴょこむぴょこきょこ!!!
なぜ性欲の猥褻さのように悪に憑きまとい 邪悪さについてしか述べようとしない!
サタン的論法で感性的に正しいものをひっくり返すことのできる言い回しスキルなぞ、知性には含まれない!!
不正の取引をする者!
ほら”この深層でほら””見てみろ!プログラムにエラー!が!生じてるー あははーー(^^;
忘れるな!矛盾したことする人間の顔はパーツごとに矛盾していることを!
違う!!猫は魚を盗んでもそれは彼らにとって矛盾していないからかわいいのだ みゅーみゅー。
以上の音信を要約するとこう叫べ!


    錯  乱  し  た  精  神  は  ブ  ラ  ク  ラ  !  !  ←テストに出る

419Dragon:02/12/09 12:31 ID:Z3c4+VW3
>>409は肝心な一行を認識し損ねることで、過剰に複雑な論理に迷い込んでいるのではないか。
「目覚まし時計を止め」
つまり「………」の正体は単なる夢オチである。
前半部分が人間の悲劇、即ちドラマを求めた皮肉の行方だとすれば
それが寸断された直後の極めて現象的な感覚の描写は、アイロニーからユーモアへの転落
形而上学的な俯瞰の眼から、卑俗で生活的な現象のレベルへの転落をテーマとしているのではないか。
作者が>>404においてヴェンダースを引き合いに出していることからも
哲学者的な態度からの脱却を容認する立場であることが読み取れはしないか

もしこの態度もしくは覚悟が真実のものであるならば、作者は詩などというものに興味を示さなくなるのが真実であろうから
ある意味では矛盾も含まれているとは言えるかもしれない
420Dragon:02/12/09 12:33 ID:Z3c4+VW3
とかいってDragon=アッシュでした
まー要するに力不足で内容が伝わらなかっ…(轟沈
421 :02/12/09 12:56 ID:yhyvvoQZ
422猫姫:02/12/09 14:36 ID:PzJn03A2
白み始めた空が時の流れを虚しく伝えて沈みかけた月は君の姿を闇へと葬った。
闇を流れる透明な物質は行く手を阻み消え行く君を見送りながら見上げた空はひたすら空虚で泪の中で漆黒の闇と冷たい幻が幽かなひかりへと化してゆく。
壊れ行く僕に与えられた微かなひかりは温まる間もなく消えてゆき、幻のようなひかりを求め極寒の地をひたすら走る。哀れな僕には差し伸べられる手すら決して在りはしない。
―いつの日にか辿り着ける―淡い夢を見ていた   ―確実に近づいている―想像にすぎなかった
―可哀相な僕―憐れみを求めていた        ―死んでしまいたい―同情が心地よかった…
幻の世界に浸りながら現実から逃げ続け事実を覆い隠したのは嘘の言葉。虚言を吐きながら虚しさだけが降り積もる。
重さに耐え切れなくなったのは必然の結果。潰された僕は自業自得。
振り返った僕は幻を見た。探し続けてきたものがそこに在った。無意識に動く自分の体は吸い込まれるように歩き続けた。止まることなど出来なかった。
僕はそこが幻だと知っていた。それでも現実には戻れなかった。
心地よい幻に浸りながらこの身が朽ちてゆくのを感じていた。消え行く自分が嬉しかった。
僕は落人。



















423南の詩人:02/12/09 18:24 ID:FfQ18xtk
>>410

よくわかんない・・・。

>>419

俺も書きながら「過剰」に複雑な論理だなと思っていました。
詩というカテゴリーを超えられてこその現代詩だと考えているので
ぶち破った作品を求めていました。(自分が創作するという意味でも)。
夢オチという結論はある意味で最初からわかっていました。
でも「夢オチ」ということになると「既成の詩」になって
空しい。だからこその新しい意味を持たしたかった。

「皮肉屋の・・・」を簡潔に評するなら
非常に観念的、文学的でかつ一人歩きの文である。

424 :02/12/09 18:27 ID:OHahMrvr
425南の詩人:02/12/09 18:28 ID:FfQ18xtk
詩人になるつもりが
いつの間にか下手な批評を始めてしまった・・・
426白鑞金:02/12/09 18:30 ID:xFHPR5wx
>>397さん
まるで、しんしんと降り積る雪のような想いを感じました。あなたのその素直
さを、是非、そのまま大事にして下さい。それぞれの「ありがとう」に微妙な
ニュアンスの違いがあって、置くところに気配りされているようです。そして
最後の「ありがとう」には、読み手の方も思わず「こちらこそ」と言いたくな
ってしまいました。トータルして静けさを与えてくれる詩だと思います。その
調子その調子! またね。
427あけ:02/12/09 18:45 ID:jhgqFhBR
わたしはさけ
さけがこぼれて
タクシーがいしゃの
わきになだれこんだ
タクシーがいしゃの
うけつけじょうは
いきもみだれて
きょう
かえったら
なにしようかと
かんがえた
ひっこそうかと
かんがえた
せめてしぜんにひっこそうと
かんがえた

ゆうひをみながら
かんがえた
ダンボールになにをつめようかと
かんがえた
はなをすすって
かんがえた

428南の詩人:02/12/09 18:57 ID:FfQ18xtk
「現代のドン・キホーテ」
かつて革命家が眼孔を死んだ魚のように開かせて
武器を取った時代もあったのだ・・・

血のようにほの暗く愛の概念に取り付かれた男が
現代性の矛盾に今日も反旗の色を掲げる

すべては終わったことだと民衆は男を相手にしない
過剰に愛撫する一人娘をそっと地下室に隠蔽するだけ

男がやって来ると街の人間は一斉に石を投げ始める
まるで不治の疫病を持った背徳者の私刑でもあるかのように・・・

だが年頃の頬を林檎色で濡らす娘たちは彼をそっと
見つめる 新種の珍獣としてではない また一人の男としてではない

現代性からの逃亡に緋色の心臓を奪われたのだ
その愉楽への希少な代償として または生贄として

彼の心臓は既に男の美しい心臓ではなかった
血は抜かれ誘惑の笑みを浮かべたサタンに毒々しい葡萄酒を抽入された

男の心臓は月夜に輝かしい鯨のような青を見せる
それは反抗の象徴以外の他でもない
429アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/12/09 19:45 ID:Z3c4+VW3
>>423
>>410は多分カミユの「異邦人」の解説を引用してるんですよ。
僕も読んだこと無いんで意味わかんないです。
ブクオフで100円で大量に売ってるので買ってみては?

ただ文面から察するに、さほど本題からズレてはいないような気がします
430南の詩人:02/12/09 19:50 ID:FfQ18xtk
>>429

読みましたがカミュは好きな作家ではないので
深読みする気になれませんでした。

あなたの詩は結構映画の影響受けている気がします。
フェリーニとかかな。
431G:02/12/09 20:42 ID:XyzsdXJc
ワタスノオナニーワタスイズム
432詐欺師:02/12/09 23:28 ID:xne2G1NR
>>410さん。  
じっくり読んで分った。なるほどね。・・・ありがとう。
かなり、さっぱりして、主体が分りやすくなるね。うーむむ。 
それから、別の可能性として、 L3〜L10 のビンをモノ という言葉に置き換えると大分違う。
最後に 海の中で舞う蝶の欠片。
と置く どうだろうか?


433名前はいらない:02/12/09 23:29 ID:06W/Jn7G
434詐欺師―なにがあったんだ?:02/12/09 23:33 ID:xne2G1NR
ごめんなさい。

>>405さん。
の間違えです。
だめ? さん。ごめんなさい。
435名前はいらない:02/12/09 23:39 ID:yVg8oI/A
実存主義って何であーも暗くて、気が滅入るものばっかなんだろう?
あの当時の新しい風ではあるけれどね〜。目に映らない物にも
エクスタシーを感じることができなくなったら、本当クソつまんないだろうに’w
436お前と オレのことだ:02/12/10 04:31 ID:nzNmYCBa
>>417 >>422 >>428 >>435
母親の葬儀で涙を流さない人間は、すべてこの社会で死刑を宣告される恐れがある、という意味は、
お芝居をしないと、彼が暮らす社会では、異邦人として扱われるより他はないという事である。
ムルソーはなぜ演技をしなかったか、それは彼が嘘をつく事を拒否したからだ。‥‥‥しかし、生活を
混乱させないために、我々は毎日、嘘をつく。‥‥‥彼が問題とする真理は、存在する事と感じる事との
真理である。それはまだ否定的ではあるが、これなくしては、自己も世界も、克服する事はできないだろう。
人間とは無意味な存在であり、すべてが無償である、という命題は、到達点ではなくて出発点である事を
知らなければならない。
/異邦人/文庫版解説/白井浩司

437名前はいらない:02/12/10 07:46 ID:aw+vSazL
批評は?
438名前はいらない:02/12/10 08:45 ID:lupb+O/G
南のなんとかさんは
自スレにいればいいのになぁ。
439クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/10 09:49 ID:lWXFqdJo
ムルソーって、リウー医師よりずっとかっこいい。

ーーーーーーーーーーーーーーー

「初雪」

 期待に指を這わせるキーボードの
 童貞に滲んだ使い魔の芳力に
 手紙を託し出られない町の
 入り口をすべりきて
 ひとめをなぶるささいな腕力を
 遊ばせる念波
 顧みてここに深く眠れるまで
 白く滲みた空、遊雲群を近付け目を焼いて
 一面が歴然に
 帰り道に片手押さえ
 まだ沁み入る前の誤差も凍り
 トカ酒と砂鉄に駄賃を交わし
 周回の切れ目の味に一夕二人
 恋が途切れるまで
440名前はいらない:02/12/10 13:26 ID:ulln0obm
「あけ」さんと「j」さんと「スリム・シャイディ」さん
詩の投稿待ってます!
皆さんはこの中で一番リクエストしたい作家はどなたですか?
441あけ:02/12/10 14:53 ID:sz1SkUUv
かしかしかしか
かしかしか
おたるのいもは
かしかしか
442放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/10 16:04 ID:DWwGH6sr
「現代のドン・キホーテ」
かつて革命家が眼孔を死んだ魚のように開かせて
武器を取った時代もあったのだ・・・
>死んだ魚とかいう例えはよくある例えであるし、ここで使われている場合、
読み手に伝わりにくい。もっと読み手を意識した言葉を選んでね。
血のようにほの暗く愛の概念に取り付かれた男が
現代性の矛盾に今日も反旗の色を掲げる
>たとえば、動脈を走る血液のようにドロ暗い愛の概念ってしたほうが
 わかりやすい。どのようにほの暗いのかとつっこまれたおしまい

すべては終わったことだと民衆は男を相手にしない
>過剰に愛撫する一人娘をそっと地下室に隠蔽するだけってなんか雰囲気でかい
 ただろ?そういうのやめれ

男がやって来ると街の人間は一斉に石を投げ始める
まるで不治の疫病を持った背徳者の私刑でもあるかのように・・・
>不治の病疫=背徳者って自分の中でしか通用しない価値観は詩にしても
 他者につたわらん。

だが年頃の頬を林檎色で濡らす娘たちは彼をそっと
見つめる 新種の珍獣としてではない また一人の男としてではない
>じゃぁどのようにみてるのですか?という問いにが読み手にでてくるそれを
 解決できるだけの情報が示されていない。

現代性からの逃亡に緋色の心臓を奪われたのだ
その愉楽への希少な代償として 
彼の心臓は既に男の美しい心臓ではなかった
血は抜かれ誘惑の笑みを浮かべたサタンに毒々しい葡萄酒を抽入された

男の心臓は月夜に輝かしい鯨のような青を見せる
それは反抗の象徴以外の他でもない
>くだらな、言葉飾りは言葉の純粋性を汚すだけ
443白鑞金:02/12/10 16:13 ID:e05j1Fz+
>>286ジェイェさん
>言葉は何のためにある
>脅し恐怖させ錯乱させ揶揄し笑い飛ばし 無力にするためではない
>生かすためにあるのだ 治癒するためにあるのだ
>世の人々よ それだけは忘れるな
>そして 自分もな
同感です。殺人剣から活人剣へ、いつの日か、目指してみたいものです。

>>418月に疲れたピエロさん
>矛盾したことする人間の顔はパーツごとに矛盾している
その反時代的な矛盾こそ、シェーンベルクに「月に憑かれたピエロ」を作曲さ
せる原動力を与えたのではないでしょうか?

>>411りゅんりゅんさん
静寂さの中にあって、しかもこれ以上沈んではいけないポイントをよく心得て
いらっしゃるようです。
>人々は白い息を纏って僕は煙草に火をつける
ムダの省き方に手腕の冴えを感じました。

>>427あけさん
この詩はいいと思いました。あなたがこだわってらしたカタカナ部分、今度は
逆に生きて見えました。
444あけ:02/12/10 17:24 ID:lLCHs77j
>>443白鑞金さん。ありがとうございます。なかなか新しい詩が浮かんでこないのですが、
またいい詩が出来たら投稿したいと思います。よろしくお願いします。
445あけ:02/12/11 00:50 ID:muTm7Fh/
>435名前はいらないさん。実存主義はしっぽの先だと思います。
446qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/11 15:33 ID:9Ygmq4sI
「安堵、レプリカの安堵」

先逝く無礼をお許し下さい、
全ての鍵は海に投げました。

金属の摩擦音 摩擦音

垣間に差す 空の呪われた青 方法はどうあれ
私の愛する全ての人を 軽々しく許す
呪われた青

明日は大学にいるはずです、
独訳の句集を読むはずです。

感情の摩擦音 破裂音

快と不快に 帰郷する一元の海 孤独感の果てで
機械化したふたつの目を 穏やかに写す
帰郷する一元の海 合鍵はまだ

誰かが忍ばせているけれど
447名前はいらない:02/12/11 19:01 ID:jWNl17U7
うちらの批評家先生、夕方、どっかのバーでオネイサンと遊んどったど。
448ウエミック:02/12/11 19:56 ID:v3GSACzE
ドジョウ

オスの 粋のいい ドジョウ
  ザラザラの紙に 打ち上げられた
古典学者の原稿だ。古典学者の原稿だ。
     そのドジョウ
  口をネチョリヌチョリとさせながら
冬の灰空よろしく 糞をばらまく


田んぼの沼の メス ドジョウ
  機械仕掛けの 沼の横 工場に 打ち上げられた
プラスチックの工場だ。プラスチックの工場だ。
     そのドジョウ
  目のネチョリヌチョリとさせながら
冬のベルトコンベアに卵を落とし グチョリと潰れた


生まれたての 幼いドジョウら
  冬休みの 体育館の 卓球台のかたわらに
    打ち上げられて つぎつぎ打ち上げられて
体をピチョーリピチョリと 寄せ合って
  床に 積もったホコリを集めて 死んだ
一匹一匹 ピチャッと 死んだ
  死体で 黒い山ができ 床を覆う
449ウエミック:02/12/11 19:57 ID:v3GSACzE
ドジョウ・その2(>>448と繋がっている)

学生服の汗っぽい 男子生徒に
 ほうきで 隅っこに集められ 水色のポリ袋に捨てられた
教師は 家へ持って帰り すっかり水で 流してやると
 鶏卵をべっとりつけてやり 粉フラレ から揚げにされ
乾いた線路沿いの 小さな 家の食卓に 上がった


”本日は晴天となるでしょう
関東地方の各地に 乾燥注意報が 発令されています
大漁のドジョウが あがるでしょう。”

楊枝を咥えて シーシーと
さらっと温かい お茶を飲み
霊長類人間どもは いつものように 天気予報を聞く


あぁ、確かな偶然が、必然になるように。
450:02/12/11 20:31 ID:jWNl17U7
ひっでえ
451ウエミック:02/12/11 20:33 ID:v3GSACzE
>>450
すいません。
452ウエミック:02/12/11 20:35 ID:v3GSACzE
>450
詩書くのやめたほうがいいかな?
453名前はいらない:02/12/11 20:52 ID:jWNl17U7
>452
批評家の判断を煽ぎませう
454ウエミック:02/12/11 21:05 ID:v3GSACzE
批評家さん>>448-490よろしくお願いします。

>>453
うん!
455ウエミック:02/12/11 21:07 ID:v3GSACzE
訂正。
>>448-449でした。。。。。。。
本当にスイマセン。
批評家さんよろしくお願いします。
456ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/11 21:37 ID:HjRnMY2g
お久しぶり?です。どうも。
仕事場で倒れてしまい、2,3日寝たきりでした(^^;;;
まだ体調戻らないので、最近のとこだけで。

>>448-449 ウエミックさん
個人的に、この詩は好きです。
なんというか、表現が意地悪な作品が好きなもので、
そんな皮肉というか、ちょっとした隙間から見える黒めの笑いが
思わず意地の悪い笑いを誘ってしまうのですわ。
強いて言えば、最後の一行まで行間はひねくれてほしかったなあと。
たぶん嫌いな人は嫌いでしょうけど、自分としては、これはアリですね(^-^

そういえば、「たま」の知久さんがこんな詩を書くような……

>>446 qwertzqwertyさん
鍵の落ちる音、鍵のこすれる音、みな安心しつつも心を乱される音で
「呪われた青」の空=「帰郷する一元の」海はすなわちいつも交わって混ざる。
書は、捨てようとしても捨てることができずに、人は今日も海の前で
どこにも帰れないでいる、そんな不信感が、レプリカの安堵。
ただし、独白とも書置きとも取れる「、」「。」こそがその感情で
合鍵を誰かが忍ばせていることが、(レプリカの)安堵。

もう少し、言葉に絶望してみるのもいかがかと(とはでしゃばりすぎましたね、失礼)。

ではでは。
457南の詩人:02/12/11 21:42 ID:lnb4YLzz
>>442

だいぶけなされたが批評あるがとう。
>>407の拙作もぜひ読んで欲しい。
458南の詩人:02/12/11 21:59 ID:lnb4YLzz
「ミルク・カーマストラ」

凍える黄昏の中で 
学生達の笑い声が 煙草の煙をそっと消し向ける
空は名もない景色 色が次元が違うのだ
その色は我々を嘲笑し 宇宙の明るみへ・・・

今日は学校が早く終わったのだ
皆 明日の輝かしい黄金色の星へ流れていってしまった
あらゆる美の中で すべてが時を持たない
愛の日々は銀河のどこにあるのというのだ

でもそれは学校では教えてくれない
そこでは人並みの幸福しか与えてくれない
頭のいい少年たちは いつかその嘘にきづくのだろう
でも彼らは教えられたものを見ているのではない 次元が違うのだ

雪が世界を変えてしまった
その意味などない 人びとは恨みを寄せる
子供たちは理由はいらないのだ
humanizmなど虚構に過ぎないのだと 肉を

宇宙に捧げる その巨人に抵抗もせず
愛は少女にあるのではない
少女と秘密に見た オリオン座
闇の中の星ぼしにあるのだ

少女の夢は成就しやすい
だが 少年の夢は闇の輝きに奪われる
が 彼らの夢こそ
我々の源泉といえる
459珈緋:02/12/11 22:02 ID:Z3Y39IZB
>>458
…深いですね。
最後の一節が特に。

僕にもいずれ分かる日がくるでしょうか?
460南の詩人:02/12/11 22:04 ID:lnb4YLzz
>>442
>じゃぁどのようにみてるのですか?

そのことを説明してしまったらすでに詩ではないのでは。
内容も読んで、感想を頼む。
いちゃもんみたいですまない。
461アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/12/11 22:26 ID:SvOAzpUb
>>430
まー映画の影響は受けてますが、フェリーニは嫌いです。
傍若無人で観客のことを考えない嫌な奴だと思います。
ヴェンダースのような人に優しい映画が好きです。
462(。・_・。) ◆AaMV0hIAII :02/12/11 22:41 ID:Zn/0N3K5
・・。かがみ。・・
くしゃくしゃに紙を丸めて
あせっている自分を笑った
あの月に投げてしまおう

走りたいと思っているとき
足が土にからまって走れない
走りたくない時はいつだって
走れるのにね

つまらない今日を忘れようとしないで
苦しみを覚えて笑っていよう
同じ間違いを繰り返さないように
まっすぐがいつも正しいわけじゃないけど

それでもつぶやきたくなる
「私に誰よりも走れる足をください」
誰もが思っていることだけど
誰かが持っているものだから
そしてそれをかなえられる自分自身を
つくっていきたいって思うんだ

その強さがやさしさにかわったとき
あの月に投げた紙を広げて
宝さがしをしたい
463所詮感想ですが ◆WvShSU0mOg :02/12/11 22:43 ID:6UGDZMVL
>>448-449
これだけ多くのスレがあり、詩があると、
どうしても興味のある方の作品以外は飛ばしてしまったり、流し読みしてしまうのですが
「ドジョウ」はじっくりと拝見させていただきました。それだけ、詩想ののたくる作品だと思います。

 特に>ザラザラの 〜 /古典学者の原稿だ。   はぞくりと良いなぁと思いました。
ただその後の繰り返しが、語を強めるのではなく薄めてしまっているように感じます。
このリズムで繰り返し部分を抜いてしまうと、それはそれで座りが悪そうでもありますが、、、
 ベルトコンベアの卵、積もったホコリを集めて死んだ、とリアルにグロテスクで巧いですよね。
そのダークトーンに突如挿入されるカラッとした5連。ここで全体のニュアンスが変わるのが面白いです。

最後1行の内容に必然性が見いだせない程度の私の私見ではありますが、
ウエミック様は尊敬すべき詩書き様かと。<<452 勝手に次作を楽しみにさせていただきます。
464ウエミック:02/12/11 23:14 ID:v3GSACzE
>>456
ありがとう。
自分はブラックに書いたつもりは無かったのですが
ただ、情景を描いたらこうなりました。私は、ブラックな部分があるのだなぁ〜と再確認。
ありがとう。

>>463
ありがとう。
一日掛けてゆっくり考えたから、その努力が報われていたようで
本当にうれしかったです。
繰り返しですが、ここは自分も大分迷いました。
最初のリズムを崩すべきか、踏襲すべきか。
中ほどを取ったのが実際です。
まだまだ修行不足です。
最後の一行は、勢いです。
この詩においてこのことが言いたい!とぼんやりと浮かんでいて
最後に答えを言葉にしたかったのです。
しかし、なんとも難しく。
複雑なものになってしまった。。。
今考え直すと、最後に答えなんてないほうが、詩として正しいような気がしました。
ありがとう。
465スリム・シャイディ:02/12/11 23:51 ID:7WjpMf1l
[大量殺人者に捧げるソネット]



コキュトスの湖畔に終夜横たわり、
氷点下の冷酷の、なよやかな幽玄の、
絶対零度の背信の化けの皮を剥がそうと試みた
汝らの獲得していた夕凪の神智だ

リチャードは戦慄きを黙殺した・・・「BORN TO RAISSE HELL」
ハーバート・マリンよ、司法制度はLSDだ、
アルバート・フィッシュ、我が霊肉に二十九本の釘を打ちつけたまえ!
気付いたかゾディアック、我々は十二宮から遠く離れた遊星にいる、

久遠の誉れを、喝采を!!
あらゆる道義を化膿せしめた者達へ!
憂いのデジァブを強姦せしめた者どもに!

紅真珠の瞋恚が人類の褥、
幇間の悔悟が退廃の落日、
はたちの蜜月、駘蕩と構え、シニズムの手品で今宵爛熟せり!!





ひひょうおねがいします(w
466南の詩人:02/12/11 23:55 ID:HwFt31xE
>>461

少しずれた話になってしまうが、
フェリーニの「道」は本当に素晴らしい。
人間の優しさとか哀しさが一杯の映画だと思うよ。
他の作品は好き嫌いかもしれないが、「道」は
感動した。僕にとっては大好きな監督の一人だな。

467南の詩人:02/12/11 23:57 ID:HwFt31xE
>>459

ありがとう。
468珈緋:02/12/12 00:00 ID:lO65jZ6Q
>>462
素直な人柄が滲み出てますね。
469名前はいらない:02/12/12 00:27 ID:Fo373J6n
>>442
>じゃあどのようにみてるのですか?

その次の行からちゃんと書いてあるでしょ。。。
470南の詩人:02/12/12 00:38 ID:/pgPyl/S
>>469

内容を言ってくれないか。
内容がいいと思わないならあの詩のことはもういいよ。



471南の詩人:02/12/12 00:41 ID:/pgPyl/S
>>469

というかすまん。
聖書読んだ事ある?あの詩はしょうじき言葉はどうでもいいんだ。
472469:02/12/12 00:51 ID:Fo373J6n
>>470
感想になりますけど。
ニーチェの「ツァラトゥストラ」と、コリン・ウィルソンの「アウトサイダー」、
それから現代の超人たち(ミュージシャンとか)みたいなものを
連想して読みました。
思想というか、アウトサイダーの現代における状況を表現したものだと
感じました。
女の子が出てくるくだりがいいですね。このへん、ツァラトゥストラ
あたりと全然違ってる。
最後の連が謎めいていて、よくわからなかったけど迫力ある色彩で
好きです。
473469:02/12/12 00:56 ID:Fo373J6n
>>471
聖書は人並には読んでると思います。
つまり、断片的に読んだことがあるのと、あらすじを一応
知っている程度です。

>言葉はどうでもいいんだ
うーん。そんなような(内容重視みたいな)ものは確かに
感じましたけど、言葉で作られているんだから「どうでもいい」
ということはないのでは?
思想を伝えたいとか問題提起をしたいとかもし仰るのであれば、
詩よりも論文で伝えたほうがいいような気がします。
もちろん詩は疑似体験というか、たとえで伝えることができる
わけですけど、その場合、やはり「言葉はどうでもいい」ということは
ないのではないかと。
474南の詩人:02/12/12 01:11 ID:/pgPyl/S
>>469

>>うーん。そんなような・・・・・・

いやあお褒めありがとう。正直俺は
「言葉はどうでもいい」なんてチロルチョコの大きさほども
思っていません。僕の意見は「言葉がすべてだ」です。

なぜどうでもいいなんて言ったかというと実は
さっきのは批評というより添削みたいに感じたので、
「ミュージシャン」の発言みたく適当に答えてしまいました。

ニーチェもコリンも読んだことはありません。なんか
凄いの出してくれて恐縮です。俺は言葉は結構うるさいと思ってます。
ちっともどうでもよくありません。ちなみにあの詩は
セックスピストルズと聖書をミックスジュースにして
作った下手なキリストの詩です。キリストのパンク性を
引き出したくて・・・。

だから「緋色」だとか「サタン」なども言葉飾りではなく
自分としてはめちゃくちゃマタイ伝を意識しましたので、
まあ「内容重視」かな、と思います。

批評>>472>>473
ありがとうございます。またいろいろよろしくお願いします。
475キッド:02/12/12 02:22 ID:x6PkGQXW
>>465
もしかして、ジェフリー・ダーマーさん?
詩人としての実力は認めるが、やはりサイコ礼賛には
ついていけない。タブーに挑むのは素晴らしいと思うが、
決して足を踏み入れてはいけない領域というのもあると思う。
まあ、個人的な感情論かもしれませんが。
476白鑞金:02/12/12 03:03 ID:k/uUXC9w
>>446qwertzqwertyさん
ameさんにほぼ同意の上で、
>金属の摩擦音 摩擦音→どちらかの「摩擦音」を別の言葉で。いっそのこと、
この行すべてをオノマトぺにしてしまうとかどうでしょう?
>大学→ちょっと当り前すぎるかと。「共同墓地」とかどうかなあ。
>快と不快に 帰郷する一元の海→快と不快を回帰する無限の海
>誰かが忍ばせているけれど→誰かがこっそり忍ばせている

>>448.449ウェミックさん
>「糞」、見慣れてくるとインパクトがない文字なのです。
>冬休みの 体育館の 卓球台のかたわらに
ヒヤリと青い孤独感がよく伝わってきますね。
>床に 積もったホコリを集めて 死んだ
>一匹一匹 ピチャッと 死んだ
>  死体で 黒い山ができ 床を覆う
→床に積もってホコリと化した 一匹々々丁寧に 死体の山が床を覆った
>持って帰り→持ち帰り >から揚げ→天婦羅
>霊長類人間どもは いつものように 天気予報を聞く
→いつものように 天気予報を聞く われら人類
ラストはトルで。どうでしょう?
477キッド:02/12/12 03:29 ID:x6PkGQXW
半角と全角間違えた。恥ずかしい。
478白鑞金:02/12/12 05:38 ID:k/uUXC9w
>>465スリム・シャイディさん
余計なお世話かと考えたりしながら、これを書いています。まず、あなたの挑
発的かつ攻撃的な姿勢のほどは、よく伝わってきました。ところが、この作品
は詩というよりも「アジビラ」に見えてしまうんですね。惜しいと思いました。
特に二連目などは、バブル全盛期に流行っていた「現代殺人百科」/C・ウィル
ソン/青土社や、AC/DCの「HELL’S BELLS」なんかを思い出してしまいました。
どこかもの寂しさを感じます。総力戦や大量破壊兵器、仁義なきテロを既に見
てしまった人々の目には。それと外国の有名人ばかり、列挙されているのが、
気になるところ。もし手に入るのなら「別冊歴史読本・日本猟奇事件白書/新
人物往来社/1988.7月号を通読されてみては? 「日本書記」から「シャブ地
獄連続殺人」まで、SMや百人斬りなど、時代背景や心理学からのアプローチ、
さらには世相を反映した浮世絵の勉強なんかも出来てしまいます。嗚呼、歴史
とは、こんなにも悲しいものなのかと、「善悪の彼岸」を垣間みた気にさせて
くれることでしょう。あなたのその感性なら、きっと。
>>443
ありがとうです。
つかあんま考えないで書いてるから、たまにこういうとこに出すとびくびくするなあ。
480qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/12 11:08 ID:p5A1EEG9
>>456
ご批評ありがとうございます。
機械が書いたような感覚を目指したところがあったので、
たしかにあまり絶望感には満ちていないですね。
もう少し練り直してみます。

>>476
たしかに「大学」はあたりまえ過ぎましたね。狙ったとしか
思えない選び方でした。別の方に推敲していただいたのは
初めてです。参考になります。
ありがとうございます。
481アッシュ ◆ASHwujdGNY :02/12/12 14:00 ID:K+XmBNHj
>>466
確かに「道」だけは別かもしれません。
僕も「道」には感動した口ですけど、他の作品見てると二重人格としか思えませんね(w
特に「8 1/2」なんて、もー完全に金持ちの妄想。
あんたの独り言なんて聞きとーない!と叫びたくなったりします。
ただ、僕の境遇には全く重なる所の無い世界で生きてる人々の心の声ですから(特に「甘い生活」)
共感できるわけないですよね。仕方ないです。

彼の監督としての実力に文句を言うつもりは毛頭ありません。その点では一級品だと思います。
482流星群:02/12/12 15:05 ID:Es0VNb6F
鎖も鋼も私の一部になる
さびた鉄の匂い
そこに潜む悪魔の陰
その微笑におそれをなして
まだとらわれたままで
刻一刻と近づく死の匂いにふるえたままで
そこにやどる悪魔の魂
存在に気づかぬまま
こわいくらいの威圧感が
一瞬にして姿を消して
今一度私の前に現れたとき
それはもう私ではなくて
今一度目覚めた時
そこにもう私はいなくて
483流星群:02/12/12 15:07 ID:Es0VNb6F
批評お願いします★
484スリム・シャイディ:02/12/12 18:32 ID:9PSsNYs2
失礼・・・さてみなさん、お初にお目にかかります、ね。
まず>>478さんをはじめ、あらぬ誤解を招いてしまった方々に
この場を借りて、深い謝罪の念を表明したいと思います。(ペコリッ

さて、先程の私の詩に関してですが、ピストルズとも、聖書とも、ニーチェとも、
直接の関係はありません。冒頭のコキュトス湖とはダンテ神曲に登場する、
地獄にあるとされる湖の一つで、罪人が凍り漬けにされているという恐ろしい場所らしいです。
文末、『はたちの蜜月、駘蕩と構え、シニズムの手品で今宵爛熟せり!!』
とは、現在私が思う純粋な心境変化への憧憬衝動とでもいったところでしょうか。

批評家の方、感想をくれた方、どうもありがとう。
これからも切磋琢磨するのでよろしくお願いします!!
485:02/12/12 21:17 ID:ufmIN7r8
人が死んでいく
赤い赤い醜い血をおとし
死んでいく
あたしの前で苦しみながら
死んでいく
悲しみながら
死んでいく
怒りながら
死んでいく
その前で私は笑ってる
人間はなんてたのしいんだ
怒り泣き苦しみ
赤い赤い血は
またおちる
           血はあたしの一生   
486アビ:02/12/13 00:07 ID:jPlWFlDW
泣くのだ
泣くことにあきるまで

その奇しきしわ 遺産は
波のようにも見える

こんなにも
赤鉛筆一本を
細く鋭くとがらせて
湿った劇を打ちこんでいた

粉々の展開や暗転を
間々にそわせる
こっけいな近視眼者たち
487アビ:02/12/13 00:18 ID:jPlWFlDW
それはみえないから
それがみえないから
こうべを抱える人たちとそぞろ歩く

 あなたたちの家々の火を
 両のてのひらにくるむと
 笑うような
 殴るような
 快さが滲むのです

わたしも
列の中で
あんなわざを身につけるのだ

自身のしっぽを食べた犬が横切る

泥ではねをゆすいだ雀がかすめる

 さてはて
 これも愛玩事物
 それも愛玩事物
 あれも愛玩事物

もしくは
みてみぬふりなのだ
488ウエミック:02/12/13 01:02 ID:DWRTfdjS
>>476
参考になりました。
特に床に積もってホコリと化した 一匹々々丁寧に 死体の山が床を覆った
の部分。
ありがとう。
489冬のムルソー:02/12/13 02:11 ID:MEgK5Q9m
>487
L1>それは → 略
L4>火を → 灯を
L12>犬 → 男
L13>雀 → 女
L19>みてみぬ →みずにみる

※他人のネットワークに勝手に侵入して、コトバを持出し、自作に応用するのは
止しましょう。

>484
今回の発言、旧スレ、>900、909 と統べ期待しています。
490あけ:02/12/13 02:22 ID:VmqsohLH
おどるはくりゅう
みてみたい
おおつかねねも
よろこんだ
ひろがりすぎて
とんかつたべた
たべすぎて
Qちゃんブー
Qちゃんブー
491白鑞金:02/12/13 02:35 ID:8XyhCkDZ
>>462
あっという間にとても成長された気がしました。特に3連目、
>つまらない今日を忘れようとしないで
>苦しみを覚えて笑っていよう
>同じ間違いを繰り返さないように
>まっすぐがいつも正しいわけじゃないけど
そして、
>その強さがやさしさにかわったとき
「強さ」と「やさしさ」とは両輪ではないかと。
「強くなければ生きていけない。やさしくなければ生きていく資格がない」
「プレイバック」/レイモンド・チャンドラー/早川文庫
>宝さがしをしたい→宝探しに出かけよう

>>482流星群さん
前半が同一のイメージでやや芒洋と感じます。う〜ん…、
>鎖も鋼も私の一部になる 後半への布石として「なる」→「なっていく」
>悪魔の陰→邪教の影 >悪魔の魂→火酒の魂
後半は余情を持たせようとされたのかと思うのですが、>>351のスピード感こ
そあなたの詩に息を吹き込んでいるのでは? 従って、思いきって全体をより
コンパクトに凝縮されてみれはいかがでしょうか?

492白鑞金:02/12/13 02:36 ID:8XyhCkDZ
>>485凛さん
「赤」は目立つので連打は避けたほうが。→赤く
「醜い」はありきたりかなあ。→煙れる
というわけで、
>赤い赤い醜い血をおとし→赤く煙れる血を流し
>怒りながら→怒りに充ちて
>その前で私は笑ってる ここは反転させるポイントになると思うので「笑っ
てる」→「笑っている」ときっぱりさせてみては? まあ、「笑ってる」の方
が、イタズラっぽい無力感が出ているかもしれませんね。
>人間はなんてたのしいんだ
>怒り泣き苦しみ
>赤い赤い血は
>またおちる
→なんてたのしいんだろう人間は
 怒り泣いて苦しみのたうち
 赤く光れる血は また
 ほとばしる
>血はあたしの一生→血は女の一生
う〜ん、正直、悩んでしまいました。
 
493なぜ、そんなに素直なの?:02/12/13 07:55 ID:MEgK5Q9m
>482 >485
発表する前から、私の「作品」への評価と換装を有難うW.
494名前はいらない:02/12/13 11:22 ID:DWRTfdjS
>>493
意味不明
495流星群:02/12/13 14:25 ID:QEHnHJ1h
白鑞金さん、ありがとうございました☆スピード感かぁ・・・☆なるほど☆ではこれはどおうでしょうか☆

暗く冷たい闇の中で
孤独にさまよう自分と戦い
唯一輝く心の星に
たった一つの願いをかける
どうか朝日を見れますように
496放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/13 17:04 ID:ZD0WAey9
暇なんで詩でも書いてみますか。

朝霧に 見え隠れする 野の花

青草が 生い茂る夏 麦わら帽子

夕暮れに 思いを乗せた 凧一つ

猫一匹 こたつでねむる 夢の中


497白鑞金:02/12/13 17:57 ID:lgQ3N4Vd
>>495流星群さん
やはり、あなたには五行詩が似合うのではと、思いました。あなたの性格なの
かもしれませんね。直線的なところなんかが。それと、自分とのたたかいは、
「たたかい」もしくは「闘い」で。
>暗く冷たい闇の中で→暗く冷たい闇の中
>孤独にさまよう自分と戦い→ひとひらの自分との闘い >唯一→ひときわ
>たった一つの願いをかける→かける願いはただ一つ
あとはそのままでいいかと。参考文献、「雑木林?。」/大井修一郎五行歌集/
市井社・「此の道六十年」/荻原井泉水/春陽堂書店 です。前者はどちらか
といえば癒し系、後者は玄人好みの気鋭さと短律研究に。
498流星群:02/12/13 19:38 ID:QEHnHJ1h
白鑞金さん、ありがとうございます☆(●^o^●)今まで自分の中に秘めてきた想いというのを、こうした場でみなさんに伝えられるということを本当に嬉しく想います☆
みなさんが詩をかくとき、また思いつくときというのはどのような時か分かりませんが、
私が詩をかくときは孤独感・絶望感に襲われ自分を見失った時です。気がつけば勝手にペンをとりただただ、その時の確かな想いだけをかいる自分がいます・・
やるせない怒り・深い悲しみ・人生に対しての失望・・・・
もう一人の私はそのようなすざんだ感情の中にいます
だから私の詩には明るい詩がありません☆  現時点で34もの詩ができあがっております。
少しずつ公表していくつもりなので、その時はみなさんの批評・感想などどんどんお聞かせ下さい☆
よろしくお願いします♪
499南の詩人:02/12/13 20:48 ID:IDycWMVK
「月の俯瞰」
星が見える中わたしたちは眠りについた
愛という概念が混合した腐ったジャズ・ベースの撲殺の中

愛をわたしたちが子羊のように育んでいるのではない
宇宙のベクトルと共に言い表せない感情がわたしたちという

カテゴリーを支配しているのだ その全体像は未だ描写できない
なぜなら次元が異なるからだ 愛の概念はひとつひとつ違う

次元ごとに 宇宙はわれわれという奇跡を残してくれた
形而下による着火弾のような爆発の速さの中で

賭けというにはあまりに希少すぎる確率の中
わたしたちは偶発的に握手した

月の見える丘で・・・

500白鑞金:02/12/14 00:34 ID:kYJ0X1vg
>>422猫姫さん
見ておられますか? もし見てらしたら、もう少し読みやすい形に仕上げ直さ
れて、ぜひとも、最新改訂版を発表して頂きたく存じます。内容は、まるで自
分自身のことが他人の口を借りて語られているかのようで、詩の原点のような
ものが、ここにあるのではないか、そんな気持ちが湧いてきました。
>僕は落人
もう一度、あなたの詩を!
501白鑞金:02/12/14 03:00 ID:5qI8ki7G
>>479ヽ(*´ー`)ノりゅんりゅん☆さん
僕もびくびくしながら書いています。お互いさまなんだと思うと元気がでます。

>>480qwertzqwertyさん
そうだったんですか。こちらこそ、ありがとうございます。

>>488ウエミックさん
>参考になりました。 そうでしたか。たとえお世辞でも何か嬉しいです。

>>498流星群さん
詩によらず、言葉の明暗は読み手の受け止め方次第なのでは? ちなみに僕の
好きな音楽などはほとんどが短調です。短調の持つ力を初めて引き出したのは
モーツァルトの25番、スピード感では40番4楽章。ロックではマイケル・
シェンカーとランディ・ローズ。素朴なものでは南米アンデスのフォルクロー
レなんかがオススメかと。孤独感の共有を。 
502凛とするイクラ:02/12/14 04:06 ID:BUnLQTCE
葬式の日というのは(その1)

枯草舞う
土ぼこり
目が霞む

鮎焼く 七輪の音
パチパチと
煙(けむ)の中

蒲池の流れ 穏やかに
青色水藻 泳がせる

雷魚は溜まる 川の中
僕が川に駆け込むと
鱗剥げ剥げ泳いでく

その鱗 流れてく
血のつきし ダイヤのやう

503凛とするイクラ:02/12/14 04:08 ID:BUnLQTCE
(>>502に続く)
僕は沈下橋から飛び込んだ
いっせいのーで飛び込んだ
白き水 青き水 起しつつ
視界は真っ暗 黒の黒

走って またまた沈下橋

足の裏から 火の血が上がり

わはわはわははわはははは!

飛ぶ飛ぶ飛ぶ飛ぶ沈下橋

誰もいない夕焼けごろ
僕は、川へと飛び込んでいる

顔は歪になっている 

わはわはわははわはははは!

じゃまな虻など 気に止めず 真っ赤な目ん玉 まぶたで隠し

わはわはわははわはははは!
504凛とするイクラ:02/12/14 04:08 ID:BUnLQTCE
>>503に続く)
「おーい!おーい!」
喪服の男が叫んでる
「おーい!おーい!」
喪服の男は泣きながら

飛ぶ飛ぶ飛ぶ飛ぶ沈下橋

枯草舞う舞う
土ぼこり

505凛とするイクラ:02/12/14 04:10 ID:BUnLQTCE
>>502-504
批評お願いします。

訂正:血のつきし ダイヤのやう→血のついた ダイヤのよう
506名前はいらない:02/12/14 08:30 ID:zQTDRgJL
死んだ友達が僕に言う
「昨日ってオレの命日だよな?」
僕は知らないって答えたんだ
そしたら「お前は今日だよ」って
そーなんだって思ったけど
それだけ
507名前はいらない:02/12/14 08:40 ID:zQTDRgJL
たすけて
失いたくないよ
色々。人もそうだし僕自身も
変化は喪失と獲得。
喪失があるから変化は嫌い
たすけて
失いたくないんだ
苦しんだ
変化するものがあっても、変わらないもの
があれば大丈夫かも
でもそれって何?何なの??
想い?誰かに対する想い??
環境が変わっても愛する人との生活は変わらないわ
愛する人との生活が変わってもその人との想いは変わらないわ
でも、愛する人の想いが変わったら…
見捨てられたら…
だから、愛する人は自分
変わらないから。物語を作れるから
でも、苦しい。時に相手に興味を持ったら…

508名前はいらない:02/12/14 08:42 ID:zQTDRgJL
506と507の批評おながいします〜
509南の詩人:02/12/14 08:48 ID:TKlSC7T5
>>458>>499批評お願いします。
510放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/14 13:32 ID:DvnHHCPq
>>496

批評してくれよ。
ここに書いたら批評してくれるんだろ?
やっぱ、白鑞金は子供だな(w
511放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/14 13:37 ID:DvnHHCPq
自分の詩にけちをつける香具師は批評しない。
本当に、子供だな。
ネットで書き込んだ時点で批評の対象になるってことに
気づいてないのかな。ネットの本質すら理解できていない
香具師が批評とは笑わせてくれるよね。
愚か者は自分の立場をしらず、自ら敵対していく(w
512名前はいらない:02/12/14 19:09 ID:BUnLQTCE
513名前はいらない:02/12/14 19:11 ID:BUnLQTCE
>>511
もちろん、白鑞金さんが平等に批評してくれないのは腹が立つかもしれない。
しかし、お前がなぜスルーされたか考えてみろよ。
スレが荒れるからなんだよ。
わかったか?
514名前はいらない:02/12/14 19:30 ID:pWgDeYIF
実は、批評の対象になるとは知らず、書いていた。
発表するのが楽しくて(w
でも、批評掲示板に行ってないから
批評されないよ?
批評してくれても嬉しいけど。
放浪の名無しさんは実は放浪じゃない。
批評して欲しいかまってチャンだと正直に言え。
515白鑞金:02/12/14 20:02 ID:GG5u7eBy
>>511放浪さん
昨日から歳事記など参照しつつ考えていたところ。スルーなんてつもりはまっ
たくなし。他に気になる作品もあるので、もう少し我慢して待ってて下さいね。

>>513>>514さん わざわざフォロー、ありがとうございます。 
516白鑞金:02/12/15 01:02 ID:MfCsplaD
>>458南の詩人さん
>学生達の笑い声が 煙草の煙をそっと消し向ける
内面がムダなく写実表現へと重ねられていて、目に浮かんできました。かく云
う僕もそんな経験あります。
>空は名もない景色→何度見ても同じ空
>その色は我々を嘲笑し→その色は我々を翻弄し
>今日は学校が早く終わったのだ→今日は学校が早く終わった
>愛の日々は銀河のどこにあるのというのだ
→多分ない。ということをあなたは知っている。ゆえに怒気をこらえるような
フレーズになったのかな。>愛の日々→愛の日々など
>人並みの幸福→月並みの言葉
>頭のいい少年たちは いつかその嘘にきづくのだろう 
→頭のいい少年たちは そんな偽善に気付かぬフリをいつもしている
>でも彼らは→彼らは >その意味などない→その意味までも変えてしまった
>子供たちは理由はいらないのだ→小供たちはただ手をのばす
>少女と秘密に見た オリオン座→いつか見上げた あのオリオン座
>星ぼし→星々 でないと「うめぼし」を連想してしまいそうで。
>少女の夢は成就しやすい→少女は夢を失われても その意味をこそ成し遂げる
ラスト3行はニーチェいわく「硬くなれ!」とヨハネ伝冒頭「はじめに言葉あ
りき」を交互に味わって下さい。そして、最後に残しておいた「カーマストラ」
梵語で「性愛の書」の意ですが、「性愛」と「性交」とをごっちゃにしている
本が目立って仕様がない昨今、しっかり前者にシフトしようとしているあなた
の一貫性に好感を持ちました。「ミルク」が効果的。
>humanizm 議論のあるところでしょう。「ヒューマニズムについて」/M・ハ
イデガー/ちくま学芸文庫。参照して下さい。あなたの思っておられるそれと
はまた違った思考に出会えるのではないでしょうか? 
517放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/15 09:44 ID:g/BwTHey
>>513

君は何もわかってないよね。

・放送禁止用語ぐらいで頭ごなしに否定したりしません。
・好き嫌いは入りますが、出来る限り公平に批評します。
・どんな詩も真剣に批評します。
・こいつアホじゃないか?というぐらい律儀に、真剣に批評します。
・批評家大量募集します。

もう一度読み返してみなよ。公平と書いてあるでしょ?
愚か者全体を見る目がないよね(w

>>514
君の解釈は偏見に満ちてるな。
ここは、書き込めば批評してくれるスレなのですよ(w
やっぱ、詩板はアフォばかり。
518名前はいらない:02/12/15 12:08 ID:L6Na29rQ

あっ そう
519名前はいらない:02/12/15 17:10 ID:97W2F7Z6
こうこうとやかましく光を放っていたあの星どもの姿はすでに無く
残された白い月の頼りない輪郭に、彼らは肺の底の息を漏らした

彼らは無法者ではなかったが
また決して道徳家でもなかった
彼らは眠れぬ夜に騒ぐ仲間たちの、世にも不快なる宴を背に
青白い光を映す紙へその思いを託すだけである

宴は止むことがなく
誰しもが足元に黒くなめらかなる蛇を従え
瞳の奥で人格を燃やしている
そしてその心の内の闇をあらわにするたびに
口からは紫色の煙が吐き出されるのだ

彼らは仲間たちに目を向けることさえできなかった
それで彼らは紙に託した思いでもって
お互いを慰めた
でもそうではないのだ
返事が欲しかったのだ
はるか彼方、見知らぬ誰かから

再び闇がその厚い外郭でもって彼らを覆っても
宴は止むことがない
やがてもっとも醜悪な存在たる彼らは
いよいよ涙して世に憎しみの詩を投じたのだが、あわれ
未来永劫誰一人として彼らの嘆きに気づくことはないのである


………批評よろしくお願いします。

520Pork:02/12/15 23:05 ID:EKSsbUYV
>>496

暇な感じが良く伝わってきます。

感興を欠いているように感じるのは
一つのスタイルなのでしょうか。
視覚以外の感覚がほとんど出てこないのは
特異な印象を与えます。
秋の凧はその中でも情緒を伝える数少ない
題材であり、暇の中に埋もれさせるには
惜しいように感じます。ここは膨らませる
余地があるのではないでしょうか。
521Pork:02/12/15 23:09 ID:EKSsbUYV
>>517

君は何もわかってないよね。

・放送禁止用語ぐらいで頭ごなしに否定したりしません。
・好き嫌いは入りますが、出来る限り公平に批評します。
・どんな詩も真剣に批評します。
・こいつアホじゃないか?というぐらい律儀に、真剣に批評します。
・批評家大量募集します。

もう一度読み返してみなよ。出来る限りと書いてあるでしょ?
愚か者全体を見る目がないよね(w
522あけ:02/12/15 23:31 ID:uMLMUFxC
あかい
せりか
しずむ
あめの
しろい
こむし
しろい
こむし
523アビ:02/12/16 09:13 ID:9Mte1mPX
なにがしと名づけられなかった
なにものとして扱われなかった
そんなよどみへの畏敬もなく
百年の額縁一枚一枚に挟まれて
乳売りのらっぱを聴く

知れるばかりの舞台に
確かめられない手で触れ
確かめられない足で這い
主の名を吐く

沈黙の礼讃であったか

愛憎の構築であったか

かえりみれば
煌めく稲妻も
潤える若葉も
けたたましい符丁をよそに
すこやかな眠りについている
52410:02/12/16 22:37 ID:3HMpp9Sr
暗い世と叫ぶ社会と偉そうな大人たち
『考える力が無い』と言い続ける口で
ただに答えを撒き散らすだけ

底抜けに明るいアイドル達ですらが
もう照らすことの出来ない心の闇
自らが覗き込む先へ 鏡を向けたとて
いたずらに見つめれば殺される

僕ら 若年の10代なんです
強いつもりでも小金はないし
現実の知ったかぶりで 夢も忘れたさ
憧れへ注ぐ物は嫉妬と…?

『団塊』と呼ばれた世代の影
今じゃ 回れ右を逆らうのも 許される個性です
抵抗する末に辿り着く安住 何時の間に去る時分

自分を探して迷い込む仮想にて
『都合が良いですね』それですら出会い
繋がらない手の行き場を探しては
人間の有るべき場所へ 逆手はネズミ

僕ら 若年の10代なんです
『希望』を探すには余りにも寒い中
まだ世界を変えられる気を起しては
理解者のいない寂しさを忍んでる…

広告が量産されての志
今際の財産を想像して 先生が走る
何も出来ないと知り それを否定する努力の年。
525薙牙煉:02/12/17 01:27 ID:hbNvb6dp
「知る」
いつか、知るだろう。
人間なんかより、この世界の方が優れている事を、
いつか、知るだろう。
人間もこの世界の一部であると言うことを、
いつか、知るだろう。
崩壊と再生は繰り返され、それは進化しても、退化しても、変わらない事を、
いつか、知るだろう。
人は悪魔を尊重し、人は神を尊重している、という事を、
いつか、知るだろう。
遥かなる未来と、遥かなる、過去を、
いつか、知るだろう。
全てを、知ることができないという事を・・・・
いつか、知るは筈だ。
526薙牙煉:02/12/17 01:42 ID:hbNvb6dp
いつか知るは筈だ。→いつか知る筈だ。
に、訂正。
527トト:02/12/17 01:47 ID:L5oyfA3k
ごめん
528あけ:02/12/17 02:20 ID:vV/VPXlI
レンガ
タイル
ひよこ
タイル
ゆれる
カーブ
セレモ
ニーホ
ーース
あおい
とうい
すのう
えのあ
げはし
ろいせ
んたく
もの。
529白鑞金:02/12/17 04:54 ID:SJ/MSHuP
誠に勝手ながら、私用の為この一週間ほど、お休みさせていただきます。
師走は何かと忙しい。時間が出来れば、少しづつ見ておきたいとは思っています。
Porkさん、戻ってこられてたんですね。うれしいことです。(ほっこり)

>>52410さん
あなたの言いたがっていること、言わずにおれないでいること、これはすごく
難しい。超難問かと思われます。いわゆる「団塊」諸氏、多分だけどね、かれ
ら自身が一番よく考えこまずにはいられない時代に突入してしまっていること
は確かだと思います。その問いは今もまだ、形を変えつつ続いていますよ。あ
ちこちで見かける誰かの笑顔さえもが、その答えでもあり、一方では再度の問
いでもあるかのように見えてしまうことすらあります。この先、ほんと、どう
なっていくんでしょうかね? ところで、あなたはあなたでどうしたらいいと
思われますか? ラストの行に光あり。光というものは光り続けている限り、
何かを与え続けるものでもあるのでは? でもね、十代という文字、試練や逡
巡に充ちていて、だからこそどう生きるかは、あなた自身が、あなた自身で、
あわてずに、じっくり考えてほしいと思います。道なんて一杯ある。何よりの
証拠は、既にあなたが歩んでますよね。「詩作」イコール「思索」という形で。
下手なシャレしか言えなくて、すみません。
530qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/17 12:10 ID:X30PlCcq
「ビニールラップ」

裏切りと死後硬直の手が紅茶を注ぐ なよやかな午後のこと

手の美しさに 速度が勝って ポットが落ちている
白 白に汚れていく それを見た それに触った

かしこまる 「それ」と似ている心情の川
嘘をつかずに生きていくことは 出来ません

薄らいでもまだ消えない いつかの歩道で振っている手
その川で 東京駅のホームで 町田の喫茶店で

特権を持つ神は 今この部屋にはいない
特権を持つ神がいないから 死体に霊は宿りません

敢えてなにかをするための手 紅茶のポットを起こして
あるだけのビニールラップを取り出して
死体に巻きつける手

川の流れが止まって
それをタオルでぬぐう手

無神論なみだをぬぐわずに
川をタオルでぬぐう手
531ame ◆yUHAxrOw2c :02/12/17 20:05 ID:byh4YbYx
まだ体調が戻らない……。

>>530 qwertzqwertyさん
死人を指す言葉は全て生きているという裏切りの中で
白に汚れていくことは結局何もかも失う感覚。
あたふたしながら倒したポットを起こしても
流れ始めた紅茶は戻らないわけで。
というわけで絶望するべきは時間。
両の手ですくっても零れ落ちる水のように本当は止まることが無いのに
ポットの中でだけは、そして文章の中でだけは止まっているふりをしていた、ということ。
つまり、全てが裏切りで嘘つきなもの。ただし、その対象は自分なのだけれども。

「特権を持つ神〜」のくだりがおもしろかったのです。
視覚的に凸凹つけてみるといいかな、と個人的には思いました。


>>525 薙牙煉さん
ん〜と、教訓だけというか、なんというか。
真摯なのはわかるんだけど、あそびがないというか、絵にならないというか。
なんだか、>>292で書いたこととかぶりそうなんで、そっちを参照、ということで(^-^;
いろいろな部分での「ひねり」や「映像」などを盛り込んでみてほしいな、ということで。

>>523 アビさん
先ほどのqwertzqwertyさんの「白」とは逆に。
目に見えないということは、間に何かが詰まっている、ということなので
それにもし完全な「名」があったとしたら、それはその言葉を言われることすらなく
自分の域しか聞こえないような空間はただそこにあったわけなので
ただ何かをいつまでもつぶやき続けながら気が狂うしかないと思うのです。
それはつまり、「黒」なわけで、そして全てのイメージを内に閉ざす「闇」なわけで。

「夜来たる」を知ってるなら幸いですが。
532 ◆HU7XfvOYA2 :02/12/17 20:48 ID:zFLvnudS
「自動生成」

ホーリーランド
偶然長靴の
トトトと思った
喉を用意しない
布団に連結合体
裏切りの季節
スイッチに犯される
小さな夢

533名前はいらない:02/12/17 22:11 ID:ChdXBb2l
「無限のしりとり」

しりとり
リオデジャネイロ
ロリータコンプレックス
酢飯
しなちく
楠田絵里子
コンドーム

痴漢
んああああああああああ
あああfはいdふぁおsdふぁふぉs
sぢfはsfsふぉいdfhs
sfsdfsdそいおいsd
っっっっっっっd

狂いながらしりとりしようぜ・・・
死ぬまでね・・・
534吉田吉田吉田:02/12/18 14:36 ID:GJNmBdLy
「無題」

蟻よ花よ鳥よ
僕はみなさんに謝罪しにいこうと思うよ
そのために菓子折りも買ったし
今までの詩も書き直した

蟻よ花よ鳥よ
詩人たちはあまりにもみなさんを
逆転させ 略奪し 言葉の奥へ押し込めた

蟻は球体の地面を押し付けられ
始まりも終わりも無い

花は上下さかさまに植え替えられ
まんべんなく悲しみを降りかけられた

鳥はさらに悲惨
記号にさせられる訓練だ
降りたつ地はなく与えられる餌は視神経のみ

蟻よ花よ鳥よ
僕はみなさんに賠償金を支払うために
長い言葉の道を歩いていた時

恐ろしい心霊体験に遭遇し
ションベンを漏らしながら
そこで蟻をみた
僕は崖を転がり落ちながら
咲く花をつかめなかった
鳥はただ 飛ぶだけでこの世界と別れた
535クロラ ◆oNwpnhIJYU :02/12/18 15:44 ID:xJV8hqWC
「焦点をめがけて」

 部屋によどむ空気という得体のしれない気体なのか何なのかわからない縦横の存在が今にもかたちを変え
少しずつ膨張してゆくのを俯瞰するの子どもの一生は前後にかぎりなく長く
それなので毎日その手の中で遊んでいたプラスチックの切れ端をひとつ失った心の抜け穴の大きさは
縦に出逢ってからの感覚時間の長さを、横にそれに比較しての五感が行き届く範囲の狭さをもって
それは五円玉の四角のようにありありと宙に浮かびます
 そして失ったものへの無裁量な情熱の吹きだまりが琥珀となってそれからのだんだんに広がってゆく世界と
整理されてゆく手近な場所での効果も受け付けずにそれがひとつかふたつ残されたままになります
 おもちゃはその触感がいったん忘れられてそれから五感を伴わない姿のない映像として保管され
イメージのない鈍重な感情に包まれてやがて細胞の動きがとまりその鉱石はできあがります
 対象が人間であった場合も同様でその場合の相手の意思、反応のひとつずつが付属して
ダイヤモンドの切り込みのように様々な角度からの視線を受けて反射することもできます
 一方的ではあっても何か語りかけるその人は仮死状態であるか夢の住人であるのも同じことで
このすっかり区分けされた心の枠から取り出しさえすれば現実と殻の内側は混濁し
それを観察する目はどこにも定まらずときには同時に同所でまた出逢うこともできるように思えます
 ただそれには宿主である人間の(少なくとも心の)死亡がなくてはならないので
実際にはかの人たちが解放されたときに当人がそこにいることはできないのですが
それでもやがてその人に訪れる自由があるという希望を抱くことだけはできるのです
 だから老人は今や三角錐の頂上で莫大な過去を見下ろし
あの原石をたしかにこの手に取り自分の幾重にも覆われほころび補修された心を零さずに抱き
あとほんの僅かな人生の先端から飛び立つときに
見下ろせば登り口であったあの地点で死んでいった幼い自分も交差して見失ってしまったかの人も
わたしが地面に到達する瞬間すぐに生まれ変わるのだと、まるで子どものころのようにはてしなく感じられる一瞬の間際に思うのです
536アビ:02/12/18 19:21 ID:sKNI8HeN
↑天才
537アビ:02/12/18 19:29 ID:sKNI8HeN
クロラ ◆oNwpnhIJYU が天才

おびただしいわたしが
抗いようもない流れに
またあまる

語られたことの
色づきや味わいが
書かれたことに
めざましくささくれだっている

反復を経て
銹びは
おののきを含んで
届かない理由をうめる

 刃にのって
 枯れても冷めてもいないから
 それは真の模様です

染められる前には
αはαであった

ここから
思いつくまでつぶてを投げよう
538名前はいらない:02/12/18 20:15 ID:oRzF63Qc
なんだ、白労金さんと3rdさんだったのか。
539名前はいらない:02/12/18 20:19 ID:qv6w+esm

http://petitmomo.com/mm/

ここがちょっぴりエッチ系のめぐが運営している出会いサイトです。
もしよかったら使ってみて、、、
ヨロシクです。

めぐ(^o^)-☆
540Pork:02/12/19 00:39 ID:2rEPc7OF
ご存知の方はごぶさた様。
ミンチになりそうな近況です。

>>537

まさに詠んでいる事が状況として
伝わっている気がします。

しかし場数というのも大事です。
文字での表現に特有の部分は拭えないわけで
どうしても心のままとはギャップが生じると
思います。

それは決して不利な事でも良くない事でもないと思います。
個性にも魅力にもなりえます。

と、いうような考えが読んでいて浮かびました。
541Pork:02/12/19 00:41 ID:2rEPc7OF
>>535

前段の部分が、かなり長い人生の期間を念頭に置いていると
了解するのまでが難しいので、幼い日の記憶の残り方の描写が
実際には問題ないのですが、美しいながらも的確な表現なのか
疑問を抱いてしまいました。
誕生から末期までを一点から眺める視点はそれだけで面白く、
興味深いです。「その人」の存在に触れながらも隠くすように
描写しているのは作品の持ち味そのものですから、子供の過去の
感興との関係性が後段に至るまで発見できない事は不親切な
印象を与えるのも仕方がないのでしょう。
ただ視点が高い所から見ているにも関わらず記述する対象が
線形的な順番がなのが気にかかります。
542Pork:02/12/19 00:56 ID:2rEPc7OF
>>534

絵画における鼻の描写にも似た
本源的な問題を含んでいると思います。

個人的な課題ではなく古くから人間が
挑戦しつづけた事ではないでしょうか。

そうした題材を哲学的にではなく、
あくまで詩的に捉えているのは
良い印象を与えます。

七連目がある意味悲劇的な結末となっている
印象を受けますが、未消化な気分を残しますので
多少膨らませても良いのではないでしょうか。
蟻や花や鳥ばかりではなく、あなた自身も
不本意な境遇に立っているのではないかと
思いました。
543ヒッキーの心情の様な詩を作ってしまった(w:02/12/19 02:19 ID:k2EQ+qvq
僕は朝がこわいんだ
夜よ
ずっと僕を暗闇に閉ざしておくれ
闇の中で弱い僕を守ってほしい
太陽よ
ねぇおねがいだから・・・
僕に光をあてないで
544マヨネーズ皇帝:02/12/19 02:53 ID:PBO3DtZm
野島伸司大流行ですねw どうしたんでしょうかほんとにw
545となりの席のますだくん:02/12/19 02:54 ID:t/M3WwlJ
これも野島伸司なん?なんてドラマ?また人間失格かな?
546マヨネーズ皇帝:02/12/19 02:56 ID:PBO3DtZm
人間・失格 第7話 そんなに好きなのかな。微妙にアレンジしてるとこが
許しがたい。
547マヨネーズ皇帝:02/12/19 02:59 ID:PBO3DtZm
ネタにマジレス カコヮルー-ィ

以上!
548名前はいらない:02/12/19 02:59 ID:lHPEM61X
543はばれないと思ったんだろーな。
なんせ、八年前のドラマだし。
て優香マヨネーズ皇帝さん何気に野島ドラマファソでしょ?
549めがね:02/12/19 02:59 ID:nr0+VDij
「金髪の夜」

男はクッキーを頬張る。貪る。
ドカベンのバックミュージックと共に。
男には女がいる。合コンで知り合った女だ。
一見愛し合っているようにみえる。おめでてーな。
男はお湯を注ぐ。紅茶だ。ダージリンには目が無い。砂糖は1本だ。
男は歌う。古時計の替え歌だ。そこはかとなく、下品な歌だ。
男はテレビを変える。こんな時間に何がやっているというのか?
男は話を振る「彼氏の携帯電話はチェックするの?」サッパリだ。
男はダシの十分に取れた紅茶をすする。旨そうだ。旨いのか?
男はタバコに火をつける。言い訳だ。あぁ、誘惑にも負けた。最低だ。
男は風邪をひく。のどが痛い。そういえば声がダミ声だ。きしょ。

男は・・
男は・・・
男は・・・・

カリ。        完
550マヨネーズ皇帝:02/12/19 03:01 ID:PBO3DtZm
>>548
野島伸司の高校教師見て 脚本家にあこがれて 事務所に作品送り付けて
いつのまにか挫折して えーー(以下略

551名前はいらない:02/12/19 03:22 ID:I0CBC17/
やあ暗闇よ、僕の古い友達よ
また君と話をしに来た
ある幻がそっと忍び寄り
眠っている間のその種を残していったから
僕の脳裏に植え付けられたその考えは
今もなお生き続けている
静寂の音の中で
552マヨネーズ皇帝:02/12/19 03:58 ID:PBO3DtZm
サウンド オブ サイレンスはシングル盤よりアルバムのやつのほうがいいよ。
553551:02/12/19 04:03 ID:bKd80CHj
>マヨネーズ皇帝さん
なんでバレタの?なんでバレタの?
怖いよー。うかつにパクリも書き込めないよー(涙)
554南の詩人:02/12/19 11:39 ID:cirj8pjC
>>516さん丁寧な批評ありがとうございます。励みになります。
大学受験が忙しくあまりここを訪れる機会もありませんが、
時間を見つけて詩作に取り組んでいきたいと考えております。
先の詩は青臭い詩だと思っていましたのでてっきり相手にも
されないだろうと考えていたら多少評価していただき正直面喰らった
感慨です。また次作書いたとき批評お願いいたします。
555まさき:02/12/19 11:51 ID:QboGYI3Q
556南の詩人:02/12/19 11:55 ID:cirj8pjC
愛と未来のないただ理不尽な空間だけが青と白と赤
の空に広がっている

隣の少年は独り言ともつかない話を僕に飛ばしている
その鉄砲玉を僕はかわすこともなく激昂することもなく
ただ卑小な威力を受けているだけ
僕の鍛えぬかれた鋼のように自負する肉体を

しかし鉄砲玉は僕の体に病原菌のように混在することなく
突き抜けてしまう 少年の鉄砲玉の成分は
明日への不安なのだ だがこんな残酷な空を見ていると
その危惧すらも吸い込まれていきそうだ

我々も宇宙の一部だから 人間による制度を遂行することは
僕はできない この大宇宙が僕に信仰の愛を求めるならば
僕は無垢の少女の首をおびただしい鮮血とともに
この色なき空に捧げるだろう それが僕のこの空への殉教だ

制度による愛情を獲得するために作り出した僕のこの
強靭な肉体を恨む 少女の愛を得たいのではなかったのだ
あの非情なまで暗いそらの青白い光を浴びて
宇宙の愛が欲しかったのだ

僕は今日 今まで溺れた娘を殺しに行く
557名前はいらない:02/12/19 22:49 ID:BCg6I2K9
>556
空は人によって見える色が違うと言います。
青だったり灰色だったり水色だったり。
556さんの見ている空の色は暗いんでしょうか?
すまそ、なんか批評ではないですね。
単なる感想です。
558名前はいらない:02/12/19 23:29 ID:WZsFoEWo
真っ暗な一本道を 影の猫が通ります
今日私は たくさん落し物をしました
でも私に それを拾う勇気はありません
大切な物とか 大事にしたい人とか 
昔より 大分減ってしまいました
月が当たらない この道は
もう半分くらい 闇になっていて
私はもう立ち止まりたくなりました
ただの闇になった時君は 私を見つけてくれますか?

猫が鳴いてる
559名前はいらない:02/12/20 07:41 ID:2Hef5yHQ
落 → 盗
拾 → 返
560アビ:02/12/20 13:57 ID:YnRLPVIW
ameさん、Porkさん、ありがとうございます。私は文学的教養、学識がまるでない人間ですので、稚拙な点にはご容赦なく指摘を頂ければ幸いと存じます。

観よ
くさびとたがねをたずさえて
からに唇をそえる盗掘家を

ささやかなゆるしの中で
表とも裏とも知れないながら
しびれの様な力を注いで 叩いて
そこにいることをふみ落とす

彼らの肉は
そうやって生じたのだ

その埒外で
わたしと云えないわたしたちが
幸いとばかりに
透きとおる破片をつかんでいる

これは謎です

 これは意味であり理由です

ある森が
昼の造形にそって
いちに根ざすこともなく
雑音を育むこともなく
虹の様なのぞみ おそれの中で
虚実を帯びる光景から
ひとりは
何時まで何処まではなせるのだろうか
561南の詩人:02/12/20 14:30 ID:Bp1qZOnl
>>557
感想ありがとうございます。
>>556に批評も出来ればお願いします。
562あけ:02/12/21 01:36 ID:O+umIjS1
論理の網
おきあみ
みどりのジュータン
芝浦桟ばし
駅前シューさん
網に陥る
網をつくって
網に陥る
親指なめて
足に陥る
論理の網
おきあそ
網を選択した段階で
すでにその階にいた段階で
つぎはリストラ
563RUNA:02/12/21 05:09 ID:u928CrHl
僕と君は
二人でいる意味を失くしてしまった
お互いに何も作用しなくなってしまった
ずっと前から
その事に気付いてたのに
気付かぬフリをしていた
僕は怖かったんだ 認めてしまうのが
ずっと事実を否定していたかった
君と一緒にいられるのなら
それが 例え
偽りの幸せだとしても
構わなかったんだ
564名前はいらない:02/12/21 23:55 ID:FhFM+BpL
下がり過ぎだよ、誰か批評してくれよぅあげ。
565あけ:02/12/22 01:40 ID:J4kOnAA5
ええそうなんですよいろいろあってけっきょくそうなっちゃったんですよなんでですかねえ
よくわからないんだけどしぶやでけんかがあってそれでそうなっちゃったんですよわたしは
CDをかったんですよそれから大丸デパートで買物をしてしゃけの切身を3きれとトマトケ
チャップをかったんですよみんながぼくのことをどうおもっているのかそのときかんがえて
みたんですよそのこととしぶやでけんかがあったことと大丸デパートと日本橋となんのかん
けいがあるのかかんがえてみたんですよ。でもけっきょくケチャップはかんけいないことが
わかったんですよそれは排除してもいいとでもわたしはこれまでけっこうしょうじきにいき
てきたつもりなんですよけっこうシャイだねといわれたこともかんけいあるんですよでもけ
っきょくひきにげなんかしていませんよ
566あけ:02/12/22 01:49 ID:J4kOnAA5
けっこうピュアだねといわれたこともあったんですけどピアノに行くときはいつもはらいたいふり
をしてものおきでマッチをすったり花のにおいをかいだりしたんですよでもそのこととしぶやのけ
んかはかんけいないのですねわたしのこうぶつはゴーヤちゃんぷるーですよわたしはおんせんもす
きですよあしたはあめですねわたしは自己本位ですつまりそのこととしぶやでけんかをみたことが
かんけいあるんです花びを中だちとして中だちは仲だちって書くそうですがここでは通用しないん
だばかやろうてめーありがとうこうちゃにケーキ、いいですねーちょっと小粋なパリジェンヌとい
ったところですかそれがじつはいちばんかんけいしているんですしゃけの305きれに。
567白鑞金:02/12/22 03:06 ID:QL31w46S
>>502凛とするイクラさん
1・2連、こういうの、好きです。では3連目から、
>蒲池の流れ 穏やかに 青色水藻 泳がせる
「池・青・水」、流れとしては美しいと思います。が「葬式の日」としては、
このフレーズで早くも完結してしまっている印象を受けてしまいはしませんか?
もう少し写実あるいは渋味がほしいかなあ。>雷魚は→雷魚が 
>鱗剥げ剥げ泳いでく その鱗 流れてく 血のつきし ダイヤのやう
→鱗燐々しぶきを散らせ 残る波紋にダイヤの破片 血に染まる
>白き水 青き水 起しつつ→白い波 青い波 舞い込まれ 
>走って またまた沈下橋→駆け抜けては また 沈下橋
>足の裏から 火の血が上がり→足の裏 ひび割れた爪 火の血吹き上げ
>誰もいない夕焼けごろ 僕は、川へと飛び込んでいる
→誰にも見えない夕焼けへ 橋の真ん中 立ち尽す  「じゃま」は漢字で。
>「おーい!おーい!」喪服の男が叫んでいる
>「おーい!おーい!」喪服の男は泣きながら
→「おーい!」と喪服の男 「おーい!」と故里の山
>飛ぶ飛ぶ飛ぶ飛ぶ沈下橋→沈下橋 誰も覚えてなどいない
>枯草舞う舞う 土ぼこり→沈んでゆく 枯草と 土ぼこり

孤独感、よく伝わってきました。それを冷静に受け止め、言葉に変換する作業
は、よほど抑制を効かせないとまとまりがつかなくなってしまう。あなたの場
合、「飛ぶ」の連打と「わはは」の置き場に、工夫がほしいと感じました。で
も、笑うしか残されていないような感情を、そう簡単に技術で処理しろなんて
言われてもねえ…。


568ひかる:02/12/22 03:13 ID:iNtjTcPI
「裏切りは嘘」
 


 捨てようと無理にでも頑張ったんだ
 今は自然に想いが消えてゆく
 だけど最後に.... やっぱり捨てたくない
 僕の仲間たちとの深い邂逅は忘れられず
 別に捨てなくたっていいんだ 残酷さには反するけどさ 一応は仲間だものまずい訳はない
 ねえみんな本当に僕のこと忘れちゃったの? 
 僕を一人ぼっちにしないでよ 悲しくてたまらない
 こんな悲しみには耐えられない いつも浮かぶ僕の幻 僕の妖精達
 こんなことはあってはならない こんなことが現実であってはならない
 僕はこんなに精一杯に みんなのことが大好きなのに どうして僕を裏切るの
 こんなことは嘘だ 夢でなくてはならない これは現実ではない
 ベッドに身を横たえ 目を瞑り 眠ってしまおう
569名前はいらない:02/12/22 09:07 ID:milZ0sOy
捨てようとして捨てきれない何かが作者それぞれの内面にあって、作中の一語にフト
顔を表す事があるのかも知れない。
「新国家ニューポリス」>>33
「入滅」>>113
「世界はカオス」>>171
「神風特攻隊」>>272、、、、etc.
不思議なひかる語ばかりに気をとられて全体の批評ができない。
何のシンボルなのだろう。
( 今度、前スレ、HPも読んでみます)
570名前はいらない:02/12/22 09:11 ID:milZ0sOy
>>535 (清)あまり、考え過ぎ無い方がいいよ。
>>537 (紫)あまり、考え過ぎた方がいい。
571凛とするイクラ:02/12/22 09:38 ID:FkTckyDd
>>567
すげぇ。
本当に、見違えました。
奥ゆかしさが生まれた。
ありがとうございます。
572Pork:02/12/22 17:03 ID:J8G9QNfH
>>568

自身の認識に対する疑いが印象的です。
現実であるのか、そうでないのかという
点には読みてを引き込むものがあると思います。
そうした曖昧さを含みながらも仲間たちという
確固たる存在が程よく絡まり、逃げが見られません。
一般的に一つの要素に偏って表現しがちなのですが
バランス良く各要素を取り上げていると思います。
また共感できる題材ながら、埋没を免れる個性が
評価できると思います。
573Pork:02/12/22 17:04 ID:J8G9QNfH
>>565-566

字面もまた一つの表現であるので、それはアリですが
Webという見え方が閲覧者に依存する環境では
困難なチャレンジになったのではないかと思いました。
さらに、それが句自体の表現への制約になったであろう
事とその労を想像してしまいます。

やはりこれは題があると締まるのではないでしょうか。
読み手の散漫になりそうな視線を最初にどこかへ
引き付けないと流されてしまう可能性があり、それを
防ぐためにも題は有効かと思います。

何気に仮名だけで書いたにしては読み易く、
書き手の工夫の跡が感じられました。
574Pork:02/12/22 17:05 ID:J8G9QNfH
>>563

二人でいた頃の事に触れていないのは不親切と感じました。
自身ではすべてを把握しているので疑問を感じないでしょうが
第三者が何も知らずに読んだ場合には、そもそもどんな意味で
あるとか作用があったのか解らないのですから、その恐怖や
否定や偽りの幸せがどれほどの重みか、あるいは軽さなのかを
感じ取るのが難しいようです。もちろん説明臭い話を多量に
混ぜ込むと本来の持ち味が変わってしまう危険がありますので
その加減を見極めるのは創意と工夫の求められます。
575ひかる:02/12/22 19:36 ID:iNtjTcPI
「詐欺師ゼウスへの怨恨歌」
 


 ゼウスよ、お前は俺をペテンにかけた。
 俺はこの鎖から解放される為に、お前に謝罪したのだ、反抗を妥協したのだ。

 しかしお前は俺を騙した。お前に謝罪の言葉を口にした瞬間、俺は死んだ。
 後には俺が与えたあの火によって、全人類が破滅するだろう。
 


               
                              by プロメテウス  1999年8月16日

576ひかる:02/12/22 19:37 ID:iNtjTcPI
「新プロメテウス解縛」
最高の充実を求める者に与えられた ゼウスからの永劫の懲罰
 堅く鎖で岩につながれ 大鷲に肝臓をついばまれ続ける

 謝れば許すだと 俺は破滅したくはない
 俺は自分で鎖を解く こんな鎖は自力で解いてやる

 思えば....、こんな鎖はただ体に巻きついているだけではないのか
 大鷲などただの錯覚ではないのか
 堅い捕縛についばむ大鷲 全て思い過ごしではないのか 
 なかなか錯覚とは気付きにくい錯覚であるが

 しかし良い休息にはなった

 新生 気分も新たに
 はっと錯覚から目覚め 鎖を振り払う 

 混沌は誤謬だ世界はある 
 ある中で俺は生きる 美の完成を目指して

 俺は真理に殉教する


 

                by 勝利のプロメテウス  1999/8/30
577南の詩人:02/12/22 20:03 ID:2umAtOMy
「無題」
「あの流れ星が落ちた池に人が現れるってさ・・・」

僕は遊園地に今日行った
無人の銀世界の雪の日に
すべての音は雪に支配され黙り込み
愛という概念はここではまったく虚数のようだった が
またその薄いカーテンがすべてを覆っているとも言えた

観覧車は凍えた風貌を見せ
観覧車の中では短い髪の少年が眠っていた 死んでいるのだろう
今意識を有しているのは僕だけだ
世界に神々が銀色のミルクをぶちまけたのだ

僕は凍った遊園地に飽きた
僕は年頃の少年と同じように並々ならぬ
発情した性への憧憬を沈黙させているわけにいかなかった
僕は母や父や隣人達から拒絶された
狂気というものを掌で飼っていたかったのだ

578南の詩人:02/12/22 20:03 ID:2umAtOMy
池のまわりを取り囲む吹雪が僕の邪魔をした
しかし僕の眼にも凍った池水の表面に乗った少女が見えた
少女は薄着で黒い眼をしこちらをみ
邪険そうに僕の手を払った

少女は処女さながらの桃のように赤い頬を歪ませ
笑った 嘲笑のように僕は感じたが
すぐ僕はそのスケートリンクを歩き始めた
少女は後ずさりすることなく待っていた

僕は少女の青白いうなじに接吻を与えた
僕は彼女をそこで抱いた・・・

「あの池には投死者がたくさん春になると浮いてくるよ」
579qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/23 02:52 ID:mNrJs+iL
Porkさんも帰ってきた。

>>531
ありがとうございます。
視覚については随分な浅さでした。
また推敲して載せます。

>>578
はじめまして。

死に至る感情の動きと、無感動で美しい少女とのぶつかりに、
不穏ながら衝動があったのでしょう。「僕の邪魔」は鋭い描写だと
思います。

「凍った池水の表面」にて、読者の感覚は研がれますが、「スケートリンク」
によって、その表現と解釈の広がりを狭めてしまってはいないでしょうか。

最後の1行の独特な匂いが好きです。
ポイントは、「たくさん春になると」あたりの文法の不穏さだと思います。
これが1行で締めくくっている際の力になっていると思います。

冬から春への時間的距離を、何かしらの手段で紙面に表せると、さらに
締まると思います。
580あけ:02/12/23 04:54 ID:ii+Wb2u/
>573Porkさん。批評ありがとうございます。題を考えるのは苦手ですが、考えてみます。

ゆだるしせん
うごくあしもがいこくあさふわりとぱたんととじる

しょ
くるいがないでしょひきちぎられたくちべに

いっそのことかけいじりはしってはくびしん
ちえのわをくぐるはくびしん

くのじにまがったあ、そうですか
そうですかおとうさん

ちゅうふくからふかんする
581南の詩人:02/12/23 22:42 ID:EbOeDeum
>>579
ありがとうございます。
「あの池には春になるとたくさん投死者が浮いてくるよ」
ですかね。丁寧かつ核心に迫る批評、非常に嬉しい限りです。
また季節を主題とした詩を試みてみようかと考えています。

582白鑞金:02/12/24 16:42 ID:kbNMyiBM
>>496放浪さん
>青草が 生い茂る夏 麦わら帽子
→夏草に 見え隠れして 麦わら帽子

>猫一匹 こたつでねむる 夢の中
→猫一匹 こたつの夢の 背のまろさ

>>507
芭蕉翁いわく「不易流行」。いわば「すべて変わってゆくことこそ、変わらな
いこと」。人の心も、その言葉も。あなたには酷な思想かもしれませんね。
変わってゆくかもしれない、いやそうに違いない将来の不安を、まず素直に受
け入れること。次に、それらをリストアップして色付けしたりします。そして
ここにジャンプ台が待っています。変わるたびにまた、新しい出会いが待って
いるということ。その時点で書かれた詩こそ、あなた自身の成長ぶりの見せど
ころだということ。手応えはご自分で感じられるはず、そう信じています。か
く云う僕もまだまだ道の途上です。おんなじだなあ。
>物語を作れる  何と羨ましい。空っぽの誰かさんをあなたの物語で一杯に
してあげて下さいね。全体の印象では、惜しいかな、「叫び」と「哀訴」との
空転に終ってしまっています。「言いたい事」を「伝えたい事」へと、抑制を
効かせてみられては? 「うなじの引力」。
583放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/24 17:20 ID:rSOz0OmM
>>582

あんがちょ。俺も偉そうなこと言ってるがまだ、始めたばっかで最近
ようやく書き始めて、勉強してるとこ。
偉そうに言うには実力が必要なんでひたすら勉強中。
俺も、時々批評に参戦するかも。
584ひかる:02/12/24 19:45 ID:Na1VwEuH
「仏陀の声」



 深いところに息づく心
 大らかな 優しい仏陀の声がする

 人は道徳によっては救われない
 反道徳によっても救われない
 混沌たる世界の中 全ての欲望を滅却することこそ救いの道 安らぎの道なんだ
 そして全ての生きとし生けるものに慈悲を垂れよ
 僕の心の深きに息づく想い

 仏陀の深い優しい声がする

    
     
        
          by ひかる 2002/12/24
585名前はいらない:02/12/24 19:58 ID:1EKQgck2
流れる星は生きている。
586名前はいらない:02/12/24 20:09 ID:ITxZxXx9
やくそくしよう ゆびきりをして
いつまでもかわらないともだちさ
あきらめないよ みらいへのかぎは
きみとならば きっとみつかるよ
あおくてひろい このそらはいつも
わたしたちをつないでいてくれる
あきらめないで みらいへのかぎは
きみとならば きっとみつかる
はずさ かもね かもね だよね?
・・・だよね・・・
587名前はいらない:02/12/24 21:03 ID:1EKQgck2
人間の未来は明るく見えるが、電灯のようだ。
電灯から、遠ざかれば、暗くなる。少なくとも
太陽のようではない。
588名前はいらない:02/12/24 21:10 ID:nASiW3sW


もうちょっとでクリスマス。。★彡
パートナーは見つかりました?(o^.^o)

http://abba.hp.infoseek.co.jp/1/

589南の詩人:02/12/24 21:44 ID:A/3J7LHO
「観念と闇の塔」
いかなるものとも関係性を断ち切った
<光>だけが僕が生活における唯一の伴侶と言える

無常だった なにもかも無存在だった
時空空間を超え超音速の次元に流れ星のごとく
到達した僕にとっては すべてが意味を為さなかった
紅く燃え蒼の飛沫が滝のように舞う
あの惑星での全事象はすべてが子守唄だったのだ
形を持たない具象達が我々を子羊のように眠らせるために
麻薬の愛を込め安らかに安らかに唄ったのだ

神の国は偽りと暴力性だけが充満した
国家だった 法という正義の制度を名目に
僕達は眠らされている 死んだ家畜だ
僕は自由になりたかった
僕は裸足で駆け出したかった
空中の闇に犯され二度と生態活動を伴う
事象と関わりを持つかと思った

590南の詩人:02/12/24 21:44 ID:A/3J7LHO
僕は砂漠に出た
片脚に不具を持ったラクダの肉を
三日三晩食べつづけた
昼は咽喉が焼け夜は寒さに首が凍てつき
あらゆる自己同一性というのを吐き出した
つもりだった その夜 僕は不思議な光景を
目の当たりにした

黄と白と赤の装束を着込んで無表情でこちらに
果てしなく冷たい水を振り掛ける男をみた

癒されたかった・・・
591白鑞金:02/12/24 23:27 ID:z0oQCPO7
>>519
>こうこうとやかましく光を放っていた→煌々と騒音を放っていた>無く→なく
>誰しもが足元に黒くなめらかなる蛇を従え
→誰もが足元に黒くなまめく蛇を従え 「黒」は他の色でも冒険してみては? 
>人格を燃やしている→「人格」燃やしてどうする? 考えてください。
>そしてその心の内の闇をあらわにするたびに
→そんな心の闇をあらわに絞り出そうと
>口からは紫色の煙が吐き出されるのだ→全身から紫の煙を這わせるのだ
>それで→そこで>思いでもって→思いをもって>慰めた→慰め合ってきた
>でもそうではないのだ→いや そうではない
>再び闇がその厚い外郭でもって彼らを覆っても 宴は止むことがない
→ふたたび闇が厚い岩肌で終幕を告げ来たっても 宴の炎は止むことがない
>いよいよ涙して世に憎しみの詩を投じたのだが、あわれ
→涙は砂漠へと 世に憎しみの詩を放つ     あわれ→トル
>未来永劫誰一人として彼らの嘆きに気づくことはないのである
→歳月はこだまなく流れ 誰にも気付かれぬまま 風の中 反故と化す
随分と手を入れてしまいました。ごめんなさい。添削というより、あくまで、
批評と取っていただきたいと思います。「のだ」は、ほんとに必要なのだと信
じる部分にだけ使って。ラストはロマンチズムに流したのではなく、逆に、覚
悟を決めて切ったと思って下さい。全体的に勢いを感じます。しかし、どこか
で弛緩させないと読み手の側には、ちと、のしかかられそうな気がして、ウン。  

592Hiro:02/12/25 06:58 ID:fFybJ3X2
夕べ開けたよ。
少し、困っちゃたよ。どこにも売ってないマフラーなんて。
だって、アルバム制作の打ち合わせって言ってたから、オレ制服で行ったろ。
なのに、あんなキレイな恰好してたから、オレ困っちゃったよ。
( ほんと言うと、メリクリとかしぶこうやデパートの周りって苦手なんだよ。
それに、2人だけ見られると、まだ女子にも男子にもマズイだろ)
大きな文房具屋で、この前、ポインセチア色の Diary売ってた。
今度わたす。でも、それはただのお返しというだけであって、別に意味なんか
全然ないんだぜ。
君、文字書くの巧いから、そのうち何か書いて見せてくれ。
駄目な映画を盛り上げるために。人生ってヤシを少し深く味わうために。
( あと、写真、はやく返してね。よろぴこ )
593qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/25 14:15 ID:QK8zvEKk
こんにちは。

>>580
「ふわりとぱたんと」で良く調子が整えられ、「しょ」で味のある
裏切りが生まれていると思います。なので、次の行になだれ込むように
言葉を注ぐと、黙読しても音読しても少し変な感じがします。

おそらく、あけさんの詩は、リズムを作って壊し作って壊しすることで、
詩文の解釈とは別な快感を得られるのではないかなと思います。
後半の「くのじにまがったあ、そうですか」なども特に。

例えば「くるいがないでしょ」で、一端改行するのは手かもしれません。

また、もし直感で書き進められているのでしたら、もっと短い時間、
1、2秒の直感にまでインスピレーションを尖らせると、より惹き付ける
詩になると思います。
594名前はいらない:02/12/25 19:29 ID:nY7KSfm2
いつもそこに居る彼らいったい何を思っているのだろう
ひっそりと静まりかえったへやの中
息を潜めて何を思っているのだろう
たまに響く「ノック」の音
ひっそりとした仲間がまたひとりふえた
永い時が流れていく
辺りに夜の闇がかかり始め
ふと思い付きその衝動を押さえられず
窓から顔をだしてみる
そこには夜の静寂のままの部屋が映った
いつもそこに居る彼らいつたい何を思っているのだろう・・

いつまでも
永遠に・・
595白鑞金:02/12/26 00:25 ID:Wi+jF4OC
>>563RUNAさん
とても他人事とは思えない詩です。たとえば、フランス料理店のシェフが店で
出している「料理」と、普段、家で取っている「食事」との違い。あなたのこ
の何気ない「つぶやき」にも似た独白には、後者の良質さが淡々と、ストイッ
クな線をはみだすことなく綴られていると思います。個人的には痛いところも
含めて満点の星。

>>558さん
この手の詩には手を入れたくないのですが、あえて、技巧的アプローチを。
まず、>>559さんの添削を踏まえた上で。「猫」は最後の一行までとっておきま
しょう。でないと、ラストがバレてしまっているんです。作者の方では案外、
見落としている点かもしれません。そうすれば、特に「猫」にこだわることな
く、「海・砂利・案山子あるいはただ単に虫」等、視野が広がるのでは? で
も「猫」にこだわりたかったあなた自身は無論、そのままで。視野を。
596あけ:02/12/26 01:40 ID:4oX4S4Ea
>593 批評、ありがとうございます。リズムが変わるのは逆さ柱みたいなものかなと思っています。
これからもよろしくお願いします。

ユリゲラーも
おどろいた
おどるせんどう
りょかんにて

つまりなんなの
これなあに
天の橋立
みよちゃんしっかり

おどるマント
さあとんとん
のりやのぼっちゃま
さあとんとん

ユリゲラーも
おどろいた
おどるマンション
よこながし

せんごやみいち
よこながし


597白鑞金:02/12/26 02:07 ID:Wi+jF4OC
>>584ひかるさん
>安らぎの道なんだ→安らぎの道なのだ
「ブッダのことば」/中村 元訳/岩波文庫を見ると「詩句」である点、後期
ニーチェやボードレールのアフォリズム集と同形式ですね。しかしこれらばか
りではどうかな、と思ったりもします。大物喰いの野心家だと誤解されるかも
しれない。で、アドバイスとしては、凡兆「ながながと川一筋や雪の原」や、
一茶「大の字に寝て涼しさよ淋しさよ」なんかも、たまには読んでほしいなと
思いました。

>>586さん
すべてひらがなで統一。にもかかわらず、読みづらさを感じさせない。一目瞭
然なのは多分、あなたがここに込められた想いが、あくまで落ち着きを失うこ
となく一貫しているからなのではと思います。それにしてもラスト二行、
>はずさ かもね かもね だよね?
>・・・だよね・・・
自分で自分に言い聞かせて、それが祈りから遂には儚く消え入ってしまいそう
です。せつないですね。かく云う僕もそうなんですけどね。しかーし、今後は
是非とも、ここでこそ踏んばっていただきたい。参考図書・「赤光」/斉藤茂
吉はじめ、アララギ派の歌集なんかどうでしょう?

598ひかる:02/12/26 15:56 ID:YzpDZ1A0
道なんだ、の方がいいです。
599_:02/12/26 16:23 ID:ymEN39c+
600519:02/12/26 16:26 ID:7aMvq4J4
>591 白鑞金さん、批評ありがとうございます。こんなに細かく見てくれるとは(笑)。
人から自分の詩を批評してもらったのは初めてですが、とても参考になりました。感謝です。
601名前はいらない:02/12/26 22:15 ID:iPU7EGwo
>>598
説なく同意
602白鑞金:02/12/26 22:39 ID:9KhSD4D9
>>598ひかるさん
出来れば理由をお聞かせ願えませんか? こちらの主旨としては、あなたの様
々な気持ち(お説教にならないようにとの謙虚さ・あなた自身の思い入れ・お
のれの言葉を持とうという意志・それに反して言葉のほうが先に人間を支配し
ているという振り切れない事実など)を込められた上で、あえて「なのだ」で
はなく「なんだ」を選択されたのでは、とは感じました。しかし、書き手の側
の真意をよく把握できないままでは、どうかとも思ったので、一応、基本的に
語尾を整える方をとらせてもらいました。では、また。

>>600519さん
>人から自分の詩を批評してもらったのは初めてですが、とても参考になりま
>した。
そうだったんですか。こちらこそ、少しでもお役に立てたのなら、云うことな
いです。ありがとうさんです。
603放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :02/12/26 22:44 ID:mXKM/PKl
>>602

俺は道なのだの方がいいと思う。
道なんだとしたら口調としても違和感を感じるし、
前後の文体のつながり、緊張感をすべて切ってしまう。
604名前はいらない:02/12/26 22:45 ID:iPU7EGwo
>>602
是れ以上、駄目な映画を盛り上げるのは止し球へ。
605−9℃の魚:02/12/27 15:17 ID:k6xrNA6D
 ひからびた
 傷口は
 固まって
 染みとなる

 ふりあげた
 右腕は
 ただれ落ち
 朽ち果てる
 
 よびかけた 
 声ですら
 届かずに
 ころがって 
--------------------
 初めまして、よろしくお願いします。
606天皇陛下 ◆Z1OQSGwL5A :02/12/27 15:20 ID:fJdXw/or

ひらがなの詞スレが下がりすぎたのでこっちにかかせていただきます
_________________________


『だめぽ』


もうしんでしまいましょう しんでいいですか  

うなだれたぼくのよこに はないちりん

だいだいいろのゆうひは ほそながいかげをつくった

めからなみだがこぼれ やがてみずたまりができた

ぽっちゃんぽっちゃん おさかなだ あたらしいいのちだ
607歌15歳:02/12/27 17:52 ID:YsjiV6Gd
いつだって永遠に続く道しるべを
手探りで探していた
冒険者のように勇敢なふりをしながら
いつだって怯えきっていた 

暗闇の中、見たものは白いあなたの姿でした
粉雪が吹雪く寒い日 あなただけが暖かでした
何処まで続くのか、永遠の道しるべを
すこしだけ照らしてくれたのは あなたでした
体が焼け焦げてしまいそうな熱くてたまらない、あの日
北風になってくれたのは そう あなたでした

悲しいとき、助けてくれたのは
いつもあなたでした
苦しいとき、救ってくれたのも
そう、あなただけでした

いつしか 共に歩くことを覚え
永遠に続く道しるべを あなたは照らしながら
そう、僕はそれを頼りなくさがしながら
そう、2人共に、歩くことをおぼえました
そう道しるべが続くそのずーっと先の方まで
見えない先のほうまで
一番、はしっこまで
共に歩くことを、誓いました

感想おねがいします
608あけ:02/12/27 23:15 ID:4xTk31NY
あぶらのひもの
ひかげのこ
かんしゃくだまを
ふみつけて
おしろいばなを
ふみつけて

あさがおのぼる
いしゃのいえ
ざらつきかげんに
ねっとりかげん

きょうもきょうとて
かいらくえん

あすもあすとて
かいらくえん

いしやのせきゆは
さばくのこ
いしやのせきゆは
せきゆおう

とまべちからも
せけんのおと

かいだんのへり
C2のもり
609白鑞金:02/12/28 00:14 ID:3zY8iNqn
>>605ー9℃の魚さん
「声がころがって」。なかなかのアイデアだと思います。先日、僕が参加した
句会でも出ました。そこで、>ころがって  で、どうなったのか。余韻から
読み手は読み取ってくれるでしょう。ところで、先に<染みとなる >朽ち果
てる と言い切っていますよね。なぜ簡単にそう書かれたのかまでは推測する
以外ありませんが、これらはよく見かける常套句ではありませんか? なので、
余韻で読ませるのも手段ではあるけれど、「声がころがって」どうなのか。こ
こでこそ、感傷に流されず切れのある語尾を、模索してほしいなあと思いました。

>>607さん
「評価してあげるよスレ・9」で評価してしまいました。のぞいて下さい。  
610karumina:02/12/28 03:17 ID:3HZ3dWeR
声がする
ザワザワと
声が聞こえる
君が聞こうとしなければ、
それは、ただの雑音
耳を傾けるほどの
素晴らしい、詩がそこにある。
だから、捕まえてみて、
飛び交う声を
だから、聞いてみて、
その思いを
そこには、きっと、
素晴らしい詩がある筈だから。
611karumina:02/12/28 03:18 ID:3HZ3dWeR
読んでくださった方。
もしよければ、評価をお願いします。
では。
612白鑞金:02/12/28 04:45 ID:nr8gDF+I
>>610karuminaさん
>声が聞こえる→声がまじわる
いま、この詩を見ているすべての読者を想定した上で、「君」の一字が大変、
効果的な響きを帯びて届いてきます。まるで特定の読み手、一個人に焦点を
絞って聞かせる技法で、ある意味、トリッキーな仕組みを感じました。ラスト
の>素晴らしい詩がある筈だから。 は、実は知っているとも、に違いないと
も、そう信じたい、信じているとも取れるようですが。どうなんでしょう。詩
というよりも、「伝言」のように読めてしまいました。
613名前はいらない:02/12/28 05:07 ID:ucXIL2ci
614天皇陛下 ◆Z1OQSGwL5A :02/12/28 05:57 ID:fEkH7TPz
『ロ−ライダ−』

ミラ−に吐息かけて 曇った鏡を拭いてみたら 仮面をつけたピエロがいて
そいつは僕を指差し 羨み 笑い 時に涙した
ただそこに小さく輝いてる光あって それはすぐ僕だと分かった

僕は走った スピ−ドあげて走った 何時もの川辺まであと少しなんだ
グリップと一緒に握り締ていた煙草は粉々になっていた
________________________________________________________________
星に願う事って 何かに寄りかかっている事だって まだ認められずにいた
そっと肩に置かれた手 後ろ振り向いたけど誰も居なかった
ただそこに暖かい残像があって それはすぐ君だと分かった

僕は彷徨った 日が暮れるまで彷徨った 夢を壊して大人になるのが嫌だった
ポケットの中の携帯電話 気づいたら少し冷たくなっていた
________________________________________________________________
遠くに見える大きな雲 ここは何処なんだろ?今日は何曜日だっけ?
そんな意地悪言わないで 空っぽになったふりして本当は知っているでんしょ
ただそこに春を知らせる風が吹いていて それはすぐみんなだと分かった

生きる意味を失って 生きる意味を探して 答えに近づいて 傷ついて また遠ざかった
はずれた片方のイヤホン ずっと嫌いだった歌が僕の今の心癒してくれたよ
________________________________________________________________
615南の詩人:02/12/28 10:39 ID:xi4RM2EH
白鑞金さん、よろしければ>>589
の拙作にも批評お願いします。
616空気製造工場:02/12/28 15:22 ID:nnm3Wtrb
今日も目隠しをして歩く
何の上を歩いてるか分からない
砂漠 階段 雑草 屍 薄氷 

今日も手袋をして掴みそこなう
何を掴みそこなったか分らない
飴玉 小銭 花びら 夢 幸福 

今日も化粧をして自分を隠す
どれが本当の自分か分からない
笑う 泣く 怒る 悲しむ 蔑む

少し立ち止まって空想してみる
此処は処刑台の上
掴みそこなったのは明日
目隠しで隠された表情は笑顔

それでも一人だという事には変わらない
もしかしたら隣に誰か居て同じ事を考えて居るかも知れない

一歩踏み出したら見えない隣の人と一緒に落ちるかも知れない

けれど、ずっと一人で歩くんだ
たとえ処刑台にしか続かない道だとしても
617−9℃の魚:02/12/28 17:38 ID:DVwuxzbQ
>>609
白鑞金さん
 どうもありがとうございました。声が転がるのは発
した声があまりの寒さに空中で固まってゴトリと落ち
るのをイメージしました。んで相手には届かないと・
・。安易です。
 切れがあって口当たりの良い詩を目指して精進しま
す。
618白鑞金:02/12/28 17:56 ID:JoyS/Qbm
>>617−9℃の魚 さん
「口当たり」にこだわることはないと思いますよ。そのあまり、読み手にコビ
を売ってしますことになるほうが、はるかに危険。
>切れがあって口当たりの良い詩を目指して精進します。
→切れがあって自然や自分を、自在に詩の言葉に託して下さいね。
619歌15歳:02/12/28 19:14 ID:XNHJJaYV
白鑞金さん評価ありがとうございました、拝見させていただきました
誉めてもらった?のかな えへへ
ありがとう。
貴方、が多すぎたところは気にしていました
620karumina:02/12/28 19:50 ID:SpabLKux
白蝋金さま。
評価してきただき、ありがとうございます。
しかし、凄い、評価のしかたですね。
一つ一つの文を細かく、評価していただきとても嬉しいです。
それから、その他にも、読んでくださった方。
もし、居ましたら、ありがとうございます。

詩って、それぞれの書き方、があって、それぞれの読み方がある。
思いや、風景を文字にして 伝える。
どんな小さな囁きも、何度も繰り返して、洗練したならば、
詩になると思う。
だから、私は、あると思っている。
621名前はいらない:02/12/28 21:18 ID:Sw3SmMDD
>>606
>>614
ナニゲにおじちゃまくさい。
人に口先で direct するだけで世渡りして来た
みたいな,,,,,,,何て言ったらいいんだろ。
,,,,,,,,,,,,,,,うん、そおだ、ハートが無い。
622ヒラヒラと飛び散る:02/12/28 23:17 ID:JTolUoSR
>575
神の火  たしか、核 のことでしたよね?
確認したかっただけ。です。
623野良猫:02/12/29 02:10 ID:qBLsCOfM
後ろの病

影がいつも側にいて
 
不信な俺は見張られて

痛みを頭にくれるから 

がんがんがん やりすぎて ぎんぎんぎん ぎんぎらぎん
ぢんぢんぢん 後ろはよぉ どんどんどん どん底よぉ
624名前はいらない:02/12/29 02:21 ID:0BrKFG3u
暗闇の中を歩いていました
何も見えない闇の中で
偽りだけを見つけていた
すべての事を頷く事でやり過ごし
何もかもを棄てていた
偽りの笑顔 偽りの言葉
そんな中で 自然とすさんでいく心
そんな時 貴方という存在を知りました
偽りなどかけらもない笑顔で
真実だけをぶつけてくる貴方
誰よりも大切な貴方だから
誰よりも愛しい貴方だから
どんな時でも微笑んでいてほしい
625名前はいらない:02/12/29 04:01 ID:oETnVPrP
バックして
下水道の水が吸い上げられ
道端に溢れ
水滴となり
結晶となり
空へ雲へ逆行
火の消えた煙草は道端から
俺の手に戻り点火され
燃えるその先端にケムリが吸い込まれた

バックして
肝心なものは
もうちょっと前にあったのに
626夜を君に届けたい:02/12/29 04:55 ID:SgZ2Udz1
信号と月。夜の四辻の音階の隅で点滅する僕の眼差し。歩くたびに転調する僕の咳が
昇華して、下弦の空洞となったもの。
目配せされるまま鍵盤を踏むと、ビルとビルの隙間から呪文の抑揚に運ばれる僕が聞こえる。
心とやらから抜け出して、ようやく一人になれる夜。
花は君へ向けて献げれば好いのだった。
公園の水飲み場。楽しいから笑っていた頃の僕へ、僕だけの詩をきかせてやる。
悲しくないくせに涸ききることのない、銀色の僕ひとつ。
昼の間、僕が s と思こんでいたものは、実は s でなく。
砂場の傍ら。セロファンで照々坊主つくり、襟巻きでジャングルに吊るす。
住み慣れた一人を脱ぎ捨てて、やっと一人になれる夜。
僕を乗せた無人のブランコ、揺らぎ了える頃、遂に楽しいフリをせずとも済むのだった。
あれ程、好きと思い込んでいた寓話、昆虫の元型、微熱、天体のキイフオルダー、さっき、
チリ紙と一緒に器へ流した。
既に、悲しくないのに、悲しみを装う必要は無く。
概形とグラフ。戻る場所がないのなら、いづれ、舗石にうつり変わろう。
草石や甘石、軽石や意志の無い石、苦石や砂塵。僕の言いつけを決して守らない、猫だった
頃の僕の足跡やまじないの煙が・・・・僕の奏でた( 「確かにそう信じ込んでいた」 )・・
・・どこにも無い木枯らしに、無音の風に変性した陳腐な「僕の飛沫」に吹き飛ばされて、
浄められれば好い。
一度、靜止していた地球が回転を始め、プラネタリウムの底が白み出す前に、僕の夜の遠く
からやって来て、四角くなった僕の背を叩き、通り過ぎて行く。
僕の靴音が、一枚きりになれた僕だけに、響けば好いのだった。
627詩人に梔子:02/12/29 09:47 ID:NCwLxLZr
「シグナル」
世界が僕を必要としていないのは
生まれた時から知っていた
だけど僕に世界は必要だ
不公平だと思う
そこでしか生きられないのに
世界は僕を必要とは言ってくれない
誰もがそうだとしても
僕は必要とされたい
笑いかけてもらいたい

ああそうか

これが現実か

この苦しみが 現実か

「僕は此処にいるよ」
「僕は此処にいるよ」

この信号は世界に届いているだろうか
この信号は君に届いているだろうか
628qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/29 13:39 ID:myoOkqsQ
おはようございます。

>>625
「バックして」ですぐに改行することで、なんともいえない寂しい空白を
残していて良いです。
「バックして」いるものの「俺」がそれを冷静に見ている、その冷静さ
が痛いほどにこの詩を支配しています。

最後までバック出来なかった虚しさも、非常に巧く現れていると思いますが、
“バックしきれず元通りになってしまった”世界の描写を最後に置くと、
「逆行」とのギャップを生むことができるのではないでしょうか。

ただ、ギャップを生んだら、この虚しさを消してしまうかもしれない。
この詩での訴えを、途中で止めたのは故意だったのでしょうか。
629qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :02/12/29 13:45 ID:myoOkqsQ
マルチ失礼します。
「白い壁」

記憶の淵から耐えられず 抜け出そうとしている合図
苦しいポップソングの向こう側からゲストたちがやってくる
おかしい 聞き覚えのある口癖と 照らし合わせのコタツ上
一人部屋なら たよる辞書などなくても いいはずなのに
黒髪の長い髪の女性 歌手という名札のほかに
あるはずだ 草はらを彷彿とさせる あまい不可思議
俺を捕らえブラウン管から離さない 探せば探すだけ
何かがもげていく 隣の 白い壁を見る
何かがもげていく

  10年ほど前に父親の転勤で関西に移り住む
  慣れない街 どぶ川のにおい 同級生たちの荒くれ
  臆病な俺は隠れて 自分の部屋に構えて
  砂糖菓子を食べ 深夜番組を見た
  深夜番組の使いまわした 偽装パーティは
  いつも俺を ぬるくぬるく迎え入れた
  手を振っていた スリーサイズが名前のような女達
  一人だけ気になった 俺を見る目は ハタチだったはずだ

白い壁に溶け入る歌声 歌詞の安易な物語に苦笑しながら
知らない従姉を紹介されたような 温度を
俺は与えられる
たとえテレビとは言え 苦い顔を向けてしまう弱さ これが弱さ
まだこの脳ラウンドの隅にいるはずだね とりあえず
寒いぬくもりを引伸ばし 煙草を取りにいく いずれ
たくさんのことがわかるだろう
630鮭王子☆寿司 ◆FWVxFsItGQ :02/12/29 14:45 ID:2Cdrfwoe
詩は時に人を傷つけ
詩は時に人を癒し
詩は時に人に新しい何かを与えてくれる
そんな詩にいつか出逢いたいものだ
631白鑞金:02/12/30 00:27 ID:BeYc6+Q1
>>589南の詩人さん
>いかなるものとも関係性を断ち切った
詩とはいえ無理な表現かと思います。哲学に学んでほしいところ。
>なにもかも無存在だった→なにもかの無にひとしかった
>時空空間を超え超音速の次元に流れ星のごとく到達した僕にとっては
→時空を越える流星が到達した世界 そこでは
>神の国は偽りと暴力性だけが充満した国家だった 法という正義の制度を名
>目に僕達は眠らされている
→神の国を跋扈するのは虚偽と暴力 法の名の下 僕達は惰眠に震えている
>死んだ家畜だ→うつろな家畜の群れ
ラストの「持つか」は、捨てゼリフとしても乱暴に思えます。まるで盛り込み
たい気持ちがドンブリ鉢からあふれ出して、隣席の客の顔面にまで飛び散って
いるかのよう。言葉の絞り込みをお願いします。でもテーマ自体は、よく伝わ
っていますよ。あわてないで。

>>590
個人的にはこちらのコンパクトな仕上がりの方が好みです。トータルした落ち
着き、詩情、比喩表現がうまく醸し出しているエキゾティズム。ところで、
>自己同一性→外国ならアイデンティティの一言ですむんですけどねえ。日本
ではまだ、詩の言葉としては、非常に取りにくいのではないかと。参考図書、
「アイデンティティ」/E.H.エリクソン/金沢文庫、「現代思想・臨時増刊・
精神異常」/青土社。ラストの告白は、読み手の気持ちとピタッと重なってき
ます。とりわけ、日頃から強がりを言っている自称・大人にはムカッ・グサッ・
フンッなどなど様々な反応が期待されて、面白いと思いました。
632南の詩人:02/12/30 00:33 ID:ZgBdLmvI
「手紙」
塩化アフェタリンを体内に抽出すると
人体は悪寒と狂熱に脳内を犯され
魚が群れ子羊が小村伝統のダンスを踊る
Utopia共同体を見るという噺を昔叔父に聞いた

ある日キャンパスに描かれた裸体の娘と青白い林檎
の油絵の筆を持つ手が重病患者のように止まったとき
僕は叔父のあの迷信噺を思い出した
同時に少年時のnostalgicな生活の腐臭を想起した

僕は娘の口に紅い血を筆で分け与えてやり
部屋を出る準備をした 娘はひとかたの貴婦人のように
僕を嫌悪の感をたっぷりと帯びた唇で嘲った
僕はその喧嘩を巧みな遊撃手のごとく迅速に処理し
空気の死んだあのdecadenceな横町を通り抜けた

633南の詩人:02/12/30 00:34 ID:ZgBdLmvI
黒人の何ともつかない瞳をした女が乳房を恥ずかしげもなく見せつけ
僕に×を買わせようとした 従順な犬のように僕は
土のように冷え乾いた胸元から袋を取り出し
女が鴉のような満面の笑みを浮かべる程大金を
支払ってやった

僕は自分のapartmentに帰るとその錠剤を
溶かしバレットで絵具と合成させ寒さに身を震わせた
少女の髪に丁寧に塗ったくってやった
まもなく娘は狂乱の熱のために青白い
凍えの象徴の林檎をかじるだろう 僕のeveだ

僕はその光景を眼孔に涙をわずかながら滲ませ体内に
×を経口した その行為が一つの教義の重大なceremonyとして
生贄を死刑執行人である僕は自己の肉体を対象に選んだ
神はその皮肉に歓喜し失笑を止まないだろう

咽喉を小石のように滲ませ食道を過ぎた が
何もない
冷えも熱さも涙も嘔吐物も死もなく
日常性だけが僕の周囲を満たしていた
面喰らった印象だった 狩られた狐が僕だったのか

634南の詩人:02/12/30 00:34 ID:ZgBdLmvI
・・・熱が頭を銃弾のように暴打した
刹那ともいえない程の時間に僕の全存在が自己の意識下から奪われた
その奪い手に僕は奪回のための反旗の旗をひるがえすことはないだろう
熱が動いてる 体内で精神患者が乗り回す馬のように
その爆発は周期性も持たずただ心を殴りつづけるだけ
もしも心という現象が有在するというならそんなものは
すでに壊れてしまい宇宙空間の暗闇に無責任な矢さながら
放り出されただろう
「ああ! ああ!」絵の中の寡黙な娘は僕を見つめる
僕は絵の創作者という対象でありpsychedelicを描写するのは僕
操り人形が娘 僕は曲芸士
が なぜ僕の眼にはすべての外観が果てることのない
色の虹で埋まっているのだろう立体性に著しく欠ける
平面性の中で僕は今存在している
ならばなぜあの裸の娘はあれほど奥行きのある瞳で
こちらを微笑しているのだ
存在が僕
非・存在があの娘
ではなかったのか
そちら側は一元が二元となり
こちら側が二元が一元となった理屈だとでも
お前の嘲いは言いたいのか

ああ 

感覚を忘


・・・「おおい、家主さん。あの部屋はいつ
あんな別嬪な娘さんが引っ越して来たんだ?
おかげで生活にゆとりが出るねえ! はっは!」
635Pork:02/12/30 00:39 ID:bA9VkVV6
>>630

集合論的に語れば言葉は時に人を傷つけ癒し、
そして何かを与えるものであるから、それに
内包される詩もまた必ずやそれが可能であり、
そして出会う事もありましょう。
しかし、ここで描かれているのがあなた
自身の手からなる詩についての事であるならば
それを上手くは伝えてはいないかもしれません。
出会った時の甘さなどが加味されると
スィートで良いと思います。
636Pork:02/12/30 00:40 ID:bA9VkVV6
>>629
しかし石化した過去の中には私が
羨むものが隠されているような気がします。
基本的に完成度は高いと思いますし、
細かい点を取り上げるのもわずらわしい
でしょうから好みでいいますともげる音が
聞いていみたいです。もう少しその身を包む
境地を共有してみたいと思いました。
637Pork:02/12/30 00:40 ID:bA9VkVV6
>>627

個人的経験から言うと世界から必要とされるのも
時として不快なものです。それが世間という名の
部位だとひときわそうですが。

ここでは世界という語がやや無造作に使用されて
いると感じられます。あなたが必要としている
世界と、あなたが必要とされたい世界は、さらに
あなたが発信を続けている世界は別の「世界」で
あるのではないでしょうか。

であるならば、もう少しその点をシャープに出した
方が印象に残るのではないかと思います。

同様の事が「現実」にも言えそうですが作品中の
比重が高くないようですので、そのままでも
十分でしょう。
638Pork:02/12/30 00:41 ID:bA9VkVV6
>>626
けだし音楽の持つ変性の作用は強力なものです。
それを詩という形で刻んで残すというのは有意義で
あると思います。後段において、その音楽に対する
核心が揺らいでしまっている部分がありますが、
この点を曖昧にはせず、核心から揺らぐまでの
流れを見てみたいと思いました。
同様に、君に届けるはずの音達がいつのまにか
「僕」に伝われば、という妥協をへ至る変化も
興味を引きます。
変性によって得た開放感や豊かなイメージや
想念は、多くは触れませんが楽しいものと
思います。
639南の詩人:02/12/30 00:41 ID:ZgBdLmvI
>>631

どうもありがとうございます。白鑞金さん。
丁寧な添削と批評、非常に参考になります。
実は批評された詩は繋がっているのです。
まあ後半部分が評価してもらえたので嬉しい限りです。
あの詩は正直他者の眼からみて欲しかったので
勉強になりました。

また機会がありましたらよろしくお願いします。
640Pork:02/12/30 00:41 ID:bA9VkVV6
>>625

映像としては解りますが文章で表すと
情感が欲しくなるところです。
もうチョットという気分がかなり
手前から予感させられると読み手も
引き込まれ易いのではないでしょうか。
641鮭王子☆寿司 ◆FWVxFsItGQ :02/12/30 01:56 ID:hNKjxMAN
アドバイスどうも☆
642どおもです>626<:02/12/30 02:18 ID:HZg220Io
L1 > 転調 ← ポルタメント
L3 > 隙間 ← 五線
>15> 戻る場所が ← リタルダンドでき
L16> 猫 ← 音符

発表する直前に僕の直したとこです。
・・・お言葉、今、胸に満月がいっぱいです。
>>638 (♩♩)
643白鑞金:02/12/30 02:57 ID:BeYc6+Q1
>>632南の詩人さん
>塩化アフェタリンを体内に抽出すると       落ち着いて下さいね。
たとえば「塩化」。天然には植物の体内でのみ生産される窒素を含む塩基化合
物の総称を「アルカロイド」といいます。例、「アヘン・アルカロイド」。
「植物の体内でのみ生産される」はずの物質を人体から「抽出」するのは、万
が一にはあるかもしれませんが…。>噺 が二連目では>迷信噺 になってま
すね。リアリズムでいくのなら多少手間でも、調べられてから本当にそうなの
かどうか確認の上で、再度、詩の言葉にひねってほしいなあと思います。それ
から>>634でも言えることだと思うのは、あなたは「こころ」という言葉に生
理的とでもいえるような嫌悪感を持ってらっしゃるように感じます。確かに、
説教くさくて年寄くさい響きがありますよね。口にする人物によっては強烈な
うさん臭ささえにおって来たりきます。ところで、あなたは>psychedelicと
いう英語を使っておられる。psychedelicイコール「心を拡げる」でもあるわけ
ですが、こちらの方にはそれほど嫌悪感を持ってはおられないような。
いずれにしても、あなたの詩のラスト「オチ」には独特の味わいを感じます。
期待してしまいますね。というわけで、受験のほうは大丈夫なんですか?
644:02/12/30 03:09 ID:HZg220Io
激W
645karumina:02/12/30 03:16 ID:sc/3cCfC
「白き雪たち」
綺麗なものには触れたいんだよ。
私は、雪たちにそう言う
でも、私は知っている。
私が一歩踏み出すのなら、
綺麗に編みこまれた、
白い結晶たちが崩れてしまう事を、
でも、私は、見たかったよ、
ただそれだけだったんだ、
雪を優しくすくい上げ、夜空に放ったんだ、
雪が舞うその瞬間を見たくって、
でもね、編みこまれた雪たちは、
塊になって落ちたよ、
私は許せなかったんだ、少しの、雪を犠牲にし、
白き結晶を放ったのに、雪たちは舞ってはくれなかった、
後に、ぽっかりと穴を開けた、
それを、埋める術をしらなくて、空を仰いで喜んだ、
白き結晶が、落ちてきた、穴を塞ぎにやってきたんだ。
646karumina:02/12/30 03:19 ID:sc/3cCfC
あぁ・・・これと言った強さが無い詩が出来た。
と個人的には思いますが、どうでしょうか?
長い詩?文章的な詩?は書かなかったもので・・・・。
初挑戦です。
もし、読まれた方いましたら、評価お願いします。
647Hale:02/12/30 06:38 ID:EEtmUxT+
□自殺する勇気

ほんのすこしの勇気で 痛みからさよなら

最後の痛みは これまで受けてきた全ての痛みの
何十倍も何百倍も優しくて暖かい

身内や数少ない友人は悲しむというけど
しばらくたてば みんなあたなを忘却に消し やっかいものもいなくなって
あなたのいない世界を みんな幸せに過ごしてくれる

あなたもきっとそう 新しい世界で きっと幸せになれる

ロープ、ナイフ、崖、樹海、屋上への階段…

だから さあ 勇気を出して


-----------------------------------------------------

死刑が見とめられているということは、生きる資格のない人の存在を
認めているということだと思う。
安楽死が認められているし、これも生きる苦しみから逃れるための手段に
死を選ぶことを肯定しているということだと思う。

こうした世の中、反自殺キャンペーンをこれでもかととなえている社会が不思議に思えてくる。
6484th ◆HdqTLODCXU :02/12/30 06:55 ID:7wXmkpu4
>>647 自殺したら死体は煙になって跡形もなくなる なんてルールが自然界にある惑星のことでも妄想したら
649詩人に梔子:02/12/30 07:01 ID:qaVjPdb9
>>637 Pork様 批評ありがとうございます。解り易くて参考になりました。
これからも俺が2chで息絶えるまで、よろしくお願いします。
って何か、プロポーズみたい・・・
650名前はいらない:02/12/30 11:38 ID:dYgTREaE
628さん。625の詩を書いた者です。携帯から失礼します。まづ、評価ありがとうございます。 その通りです。あれで止めることであの詩における最高の虚しさが、現せると考えました。そこまで読んで下さる方が居られる事、すばらしい。またお願いしたいです。
651懸けてるようですが↓:02/12/30 11:48 ID:18bkB89r
今こそ読み返せ!三島由紀夫の檄文
http://book.2ch.net/test/read.cgi/book/1035062870/

199 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:45
>>197 どこかで勝負しますか? 
負けたほうが切腹あるいは小指を詰めるというのではどうでしょうか?
………………………………………………………………………………
200 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:47
>>199 いいよ。
………………………………………………………………………………
210 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 00:53
>>207 金では覚悟が足りません。あるいは来年の文學界新人賞などに
同時に応募して、負けたほうが指を詰めるという事でもいいです。
………………………………………………………………………………
211 :吾輩は名無しである :02/12/05 00:55
>>209
まちがいなく駆動は負けたら逃げるよ
………………………………………………………………………………
233 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 01:17
神奈川県相模原市栄町5−16サガミコーポ203号室
ここが僕の家です。くるならこいや。
………………………………………………………………………………
254 :工藤伸一 ◆H/j1HkWi6c :02/12/05 13:56
>>253 しかし腹を切るのであれば大きな勝負にしたいです。
三島賞受賞を賭けるなど。参加者のなかで受賞者が出なければドローでご破算。
参加者のうち誰かが三島賞を受賞し、負け組みがこぞって公開切腹ショウをすれば
とんでもなく話題性がでます。参加者全員の作品が候補に挙がればその時点から、
「このなかの誰が腹をかっさばくのか?」と文芸ファンならずとも息を呑んで選考
の進み具合に注目する事うけあいです。こういった身を賭した文学復興への方法論
こそが、三島の心意気を受け継ぐ事にも繋がるのではないかと思うのです。
652(。・_・。) ◆AaMV0hIAII :02/12/31 00:14 ID:SvwYJhAX
。。まぼろしの空。。
あたたかい手でみかんをつかんだ
お日さまのようなすっぱさがしみて
涙がとまらなかった

どこまでこの声が届くのだろう
どんなにさけんでも
空は高くて 広くて
しんしんと降る雪があたりをさえぎる
もうもどってこないことは知っていた
それでもこのみかんを届けたくて
走った 冷たい息をこらえて
空までの階段をのぼった
その深いしわを思い出しながら

白い病室にかこまれて
「すぐに治るよ」とやさしく笑ってくれた
出かける時はいつだって一緒だった
トランプを何回もしたよね
冬になるとみかんのダンボール箱どっさり
一緒にたくさん食べた

あなたが大好きなみかんを食べた
あなたが大好きなトランプを広げた
それでも
空までの階段は見えなかったよ
会えないことは知っていた
それでも会えるような気がしていた
653白鑞金:02/12/31 00:32 ID:xcSm5mBU
>>651
三島の檄文。「われわれ楯の会は、自衛隊によって育てられ、いわば自衛隊は
われわれの父でもあり、兄でもある」で始まるあまりにも有名な文書ですね。
マルクスの「資本論」とともに何度か、読み返し、味わった季節があります。
十六年位前の事でしょうか。大学在学中で、当時はアジビラこそ見かけるもの
の、「檄文」と呼べるほどのものは残念ながらほとんど記憶に残ってはいない
ですね。詩とビラとは元来フィールドを異にするものと考えております。が、
三島のあの「檄文」はただ単なるアジテーションの類いではなく、まぎれもな
い一塊の「詩」である。作家・三島というより、詩人・三島というイメージの
ほうが「切腹」や「市ヶ谷」という言葉よりも、美しく響くのは僕だけなのだ
ろうか。それはそれとして文学賞と切腹になんか関係あるんですか? それこ
そ文芸復興どころか、ほとんどチャンバラであって、文学賞自体がもう完全に
パフォーマンス以外の何物でもなくなってしまいはしまいかな? 


654白鑞金:02/12/31 00:36 ID:xcSm5mBU
>>651ヘ つづき                       
そういえば……。
切腹についてふと思い出したことがある。ひとつは僕の友人(アル中・五十後
半位)で、彼の父は彼がまだ子供だった頃、二十六歳で原因不明の切腹をした。
彼はまあ読書家で、あれかこれかと、色々考えもしてきたが、父の切腹の原因
は、いまもってわからない。けれども、父の倍以上の年になって何だかわかり
かけてきそうなこともある、そう言っていた。もう一つ、時代は関ヶ原へと遡
る。敗北した西軍の中に安国寺恵瓊なる毛利の政僧がおり、捕らえられ三条河
原でさらし首になったと教科書には載っている。が、くわしくは、恵瓊は捕ら
えられる前に自刃している。三条大橋から四条大橋を越えてすぐの、どんぐり
橋東岸がその場所だ。いまは鴨川の遊歩道としてのどかそのものである。さて
僕は中学時代、どんぐり橋の下でお茶屋の倅とバクチクで遊んでいたら、僕ら
のうしろにまだ束ねておいたままのはずのバクチクが、いきなりもの凄い轟音
を響かせた。どどーん! ライターは僕の手の中。「なんで?」僕らは半分、
鼓膜が破れたかと二人顔を見合わせたまま岸を上がり、その日は会話らしい会
話のなく、すごすごと引き上げたのであった。「切腹」。それは他人がどうの
こうのと口出しすべき事柄ではないのである。ましてや文学の為? 開いた口
がふさがりそうにない。  


655下手レ:02/12/31 03:15 ID:Zp5wmb2i
 盗作
一つ机に無造作に置かされた本
 
 君の為にとっておいた読んでおいてくれ
感動する、涙を流すから

でも僕は本には泣けなかった
 でも泣いていた


何処かの一行にも書いてあっただろう
 
 人生そんなに上手くいかないって
この机の温もりも残ってない

あぁ悪いけどこの本には泣けない
      この本をぬらしてしまった

僕は太陽に向けて本を乾した
数時間たてばそれは塩まみれだ

正直つまらなかった本だったよ

だって
 目を覚ませ、目を覚ませって言ったのに
目を覚まさなかった主人公の友人

正直つまらなかった、つまらなかった
 泣かせる場面が貴方と重なりすぎだったよ
656夜を君に届けたい:02/12/31 05:10 ID:Uya+swVq
>653
>654
ガンガレ!汚い言葉、チリ紙と一緒に器へ流そう。
657名前はいらない:02/12/31 05:15 ID:KuYpgzpK
◆◇◆◇◆最新情報◆◇◆◇◆
http://yahooo.s2.x-beat.com/linkvp/linkvp.html
658白鑞金:02/12/31 05:37 ID:xcSm5mBU
>>652(。・_・。) さん
>お日さまのようなすっぱさがしみて
実に上手い表現。なのに技巧的なものを感じさせないところがいいです。僕な
どはもう「太陽と死は直視できない」等の表現を見慣れてしまっているから、
かえってあなたのこのような詩に出会えると、正直、ほっとした安らかさを与
えられます。知る人ぞ知る泉のようだなあ。新鮮です。
>冷たい息をこらえて→切れそうな息こらえ
>白い病室にかこまれて→白すぎる病室
で、あえて一言。ラストがどこか言葉たらずの印象なんですね。書き手の側で
は完結しているとは思うんです。が、読み手としては、たとえば連を改めた上
で、もう一行ほしいかなと思いました。
659qwertzqwerty ◆CRIJFCPTEE :03/01/01 16:53 ID:BCo8X5LM
>>636
ありがとうございます。
「語り」と「擬音」って、頭の中では同時に起きているから
紙の上に表しにくいですね。
今年も磨いてきます。
660 ◆RGdgiggqvY :03/01/01 23:27 ID:yDv1gyo6
『波』
未だ見ぬ日々の始まり 揚々とした意気で
明日明後日を駆けるため 過ぎ抜けた時に糧を探し
何度か書き留めた言葉で決意する

例え自分だけが傷ついて 顧みてくれる人がいなくても
数え切れぬ失敗に埋もれ それに潰されていても
考えてみれば どんな孤独にでも 誰も独りじゃない
この世に存在する瞬間に 二人もの祝福を受けたのだから

円柱の中に浮かぶ 未来の申し子 神にも背く存在
野望と希望から生まれ 救世主より居場所を探す
遅まきに登場する大王か それとも…

未だ見ぬ日々の始まり 早々と流れ行く
近い将来を見据えては 今現在を眺め
確かに歩いては また大きな波へ飲まれてく…
661南の詩人:03/01/02 01:39 ID:/ybLiN/Q
「ある健常者の報告書」
真夜中の路に小石が音を立てた

腐臭漂う路地には内部の精神世界に目ざわりな
黒い猫を飼った病人達が死んでいた
多量の黒い蟻の混合物のような麻薬物質を治療のためだと言い
眼に油を浴びた微笑みで経口摂取したのだ
死者に救いは来る 
神ではなくこの闇に隠れている街じゅう一杯の
蝿や蛆どもが
彼らの咽喉もとを喰い散らかすだろう
大砂漠のハイエナであるかのように・・・

車の音がした また密売を始めるのだ
奴らは薬を売るためではなく
この泉が沸き立つ聖らかな街に死の象徴ともいうべき
蛆どもを撒き散らせているのだろう
しかし常習者達は自分の自己同一性を売人達が差し出す
小黒の塊にしか見出せない
彼らは腐乱したオレンジだ

662南の詩人:03/01/02 01:40 ID:/ybLiN/Q
何物も所有せず 幾人の血液が付着した俗悪な注射器を持つだけ
生命機能の明善を彼らはいかなる証拠を持って法廷で証明するのか?
街の人は侮蔑と嫌悪の入り混じった感情で彼らをすかし見る
卑属なcategoryを眺めることで自己の排泄を済ますのだ

そろそろ街に夕暮れが来る・・・
この夜は鴉どもが空中を舞い少女が夢想する星々を
黒煙のカーテンさながら隠し消してしまうのだ
人々は硬い扉の頑丈な錠をかけ麻薬の眠りに入るのだ
外では狂人がナイフをちらつかせ叫んでいるのだから
狂人は惨めに垂れ下がった機能を持たない性器で
力の限り少女強姦を祈るのだ
耳を澄ませば犬のものともつかない
卑猥な罵声が聞こえるだろう
血の噴出す音と臭いが街全体をこだました・・・

やがて街に朝焼けが訪れ凍死した麻薬常習者の首に
鼠や蛆や蝿どもが寄り添うのだ 



663Pork:03/01/02 01:46 ID:ASykdyQG
批評のついてなさそうなのをピックアップ!

>>614
>>616
>>623
>>624
>>645
>>655
>>660

見逃しはゴメンね。
664ジュイェ:03/01/02 05:14 ID:+TryQfem
失神
              
という熟語に 隠蔽された意味  
その出来事には 消滅を余儀なくされた人びとの 
叫びが 光となって瞬く その寸前
微分の遡行に 
泡立ちの向こうに 同化していく宗派
ぼく自身のさかのぼり 
泳げたいやきくん 泳げ
手をつないで 
次第にきみの身体を覆う衣も
ぼく自身の皮膚も 
見分けがつかなくなって
幼子の少年の茶目っ気を
ぷつぷつ潰し歩く
明滅を 
点滅を
ウインドウの 照り返しに溜めて
透けていく 
身体
中指の爪の先の微細な傷跡の軋みのスジから
シャワーの破裂音の ぼたぼたを頭垂れて
耳澄まし続け
ボタボタヲアタマタレテ ミミスマシツヅケ
ドウシンエンヲエガク
ミズタマリニツップシテ
カミヲ
ウシナウ
665クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/02 07:17 ID:lKOwLAsN
「視界の底」

 貴方は、
 残された昼食の皿の汚れを眺め
 本棚に仕舞われた物語の情景を思い
 二時間後の未来へ繋がる方法を思い
 民族紛争の殺戮へ向けて
 判断によって十万人を殺害する政治家へ向けて
 爆音と閃光によって音と光を失った老婆へ向けて
 同じニュースの画面を見ている友人へ向けて
 貴方は思い
 けして解かれることのない不完全な方程式を見る
 小説家の伝説を守った彼の恋人の筆跡を見る
 そんな目で
 冬のストーブを思い
 無垢について思い
 キリスト教徒の母を思い
 妬みを、優美を、的確な判断を、刹那的な自殺を、崩れ落ちる瞬間を、喜びを、瞬発思考の発想を、命の境界を、約束の時間を、
張り裂ける心を、許しを、不平等を、不文律を、後悔を、性衝動を、生前悪を、パロディを、優しさを、思い込みの見極めを、
流動的なシステムを、夕食のメニューを、天才の存在を、極限状態に振り切れるように生まれる天啓を、絞殺の方法を、
彼女の機嫌を、吐く息の色を、嘆きを、すれ違いを、自然を、食物連鎖を、罪悪を、飲酒を、法律を、人の潜在義務を、
心理学の位置づけを、傍観を、生理周期を、疼きを、朝焼けを、正しくない法則を鵜呑みにすることを、
大人と子供の関係を、雑誌の発売日を、ヒーターの温度を、歴史学者の風貌を、鏡に映った姿を、
思考の画像を、夢の気持ちを、貴方を見る。
666南の詩人:03/01/02 21:24 ID:p4gcIefQ
「黙」
どんなに世界が豪奢で愛欲と金の記号に溢れていようとも
僕は潮の引き下がった海岸でひとりでいるそうだ

雪が降っていた
哀しいという感情がなぜゆえにこの自然現象から発するか
考えてみた 人のいないということ
肉のぶつかり合いで生ずる熱を未だかつて味わったこと
のないこと
寒色系の魂のない煙が砂浜から上っていた

僕の内面世界では人間どもと話をする時
共産主義の生命線となる壁よりも高く頑丈な
コンクリート状の壁を隔ててお喋りをするのだ そこでは
人間どもの美醜 皮膚の色 言語も判別することはできない
僕の内部世界が噴出す特殊言語のみによって意思疎通するのだ

冷たくただ荒涼であるとしか言えない真冬の海岸線・・・
遠くではその寂寥の光の色づかいを衣服にした鳥どもが叫んでいる
カア カア カア と止まない灰色の不協和音は僕を
知らない場所のプラットホームの掲示板の中の
人間の希少さだと認識させる


667南の詩人:03/01/02 21:25 ID:p4gcIefQ
この閉鎖された地を逃げ出せばすればストーブに暖められた
恋人達のホット・コーヒーの匂い立つ街の真中に戻される
そこで僕は何を思うのだ
擦り切れたジーン・パンツに雪まみれの長髪で
冷やされた股倉にはちじみきった惨めな青春の性器を垂らせて
マッチ売りの少女でさえ僕には強姦の対象でしかないのだ

遠方の国では今日も麗しい朝焼けが訪れるのだろう
僕はあの鳥どもが向かう新しい国の岬に立ってみたい
下を見れば科学染料で海表に彩られた前衛芸術の見える
この稚拙な岬ではなく
女の性器を犯して焼いてしまう真に男性的な
岬を僕は求める
日常性や人間性を脱却した非情な性器に僕は
憧憬の念を向ける
その岬で僕は太陽に殺されたい
668アビ:03/01/02 21:27 ID:03JS32qU
夢も
群れをなして
模索の上に
かたいこぶしをふるう

横たわるしこりの
苦い草をなぐ営みへ
浮かぶ事や溺れる事もできた

色めく階段から
天地無用のがらくたを分けて
火花の母が手まねく

上っていたのか
下っていたのか
いずれの先も見えないのだ

そして
この重さを支えているものを数えなければ
かかとには
干からびたとかげの尾

誰かが
その性質と作用を食べている
669謹賀深遠:03/01/03 03:28 ID:bx86if7R
「新しい緑」──進化したBicycle

今暫く閑靜に、そぞろ歩きつづけたいのに、最早、住宅街の坂道をまっしぐら
・・・・・走レ走レ走レ!!!
四足獣、ひものもどきの骨格とリコーダーに巻きついたサラサラの発光体、タータン・チェックをなびかせて
○「Ufufu,,,,,,,,,(あなたの欲しいモノ知ってるもん)」と、感性まみれのお喋りGirl
○「Ahaha,,,,,,,,,(きみの仕事の邪魔するツモリないよ)」と、サッカーだらけの爽やかBoy
祝ゆる一つの芽生えの端緒、あたかも異星の回し者、若至は宇宙の回りもの
画して、ピアノ線の輪転機・・・・・廻レ廻レ廻レ!!!
○「(ホント? 優しくしてくれなきゃダメだよ),,,,,,,,,fufufu」と、理想を持たないカルツオーネ
○「Hahaha,,,,,,,,,(アタマの中身はいらないよ)」と、完成望まぬカポナータ
真紅のヒメジオン100本と100錠のハルシオン携え、オヤ?アイモカワラズ、アイデスカ?
Here Comes The Sun Sunと放射する大車輪・・・・・進メ進メ進メ!!!
この際、ひと思いに、コンパス、ペダル、パイプ、チェイン、ハンドルと同一化実現した<慣性>は
白タートル前屈させ、女子に不明の痛み、眉間に挟んだ
各種誤解と中傷と愛と誹謗の街の坂、Winter・Greenの時空切り、
ハモニカの喚声官制汗性感精管生還政鼾声陥穽缶生歓声を駆け抜く
670ひかる:03/01/03 23:50 ID:2I9TNLxm
「想い」



 人生の中で一番辛いことは何?
 それは仲間と決めた人々に忘れ去られてしまうこと
 死に別れるよりも辛いんだ
 僕は絶大なる誠意を込めて仲間達を愛しているけれど
 僕の想いは 空漠とした荒地に取り残されてしまう
 詩想は止むことがなく 想いは詩に零れる
 こんな詩は 僕の切実なる想いから綴られている訳だが
 僕は詩よりも 仲間達との真の再会を選びたい
 優しい顔と生きた目と素敵な声と心満たされる肌のぬくもり
 僕の愛情の深さは 新たな仲間との出会いを避ける
 もうこんな辛い思いはしたくない
 孤独な猛獣として生きんとする理性はあれども 
 この想いには遂には勝てず
 今日も昨日も 切々と想い 切々と綴る
 もはや裏切りを知れども 完全に知るを恐れ 完全には知れず
 一体何時までこんな日々が続くのだろうか....

 今日も切々と想い 切々と綴る



          by ひかる 2003/1/3
671669:03/01/03 23:54 ID:bx86if7R
訂正:第十行「真紅の」(のぞく)
「乾性の」と、させて頂き度く存じます。
附:推敲不十分、不注意、ご斟酌願います。
爾後、詩作の機会あり次第、当方、留意致す所存です。
672アビ:03/01/04 10:47 ID:bBTxHEGz
撫でつける指先はしっくいのあらさ

それぞれの名は              ここにあるものとここにあることを
ありふれた砂や垢をかぶって       幾度も秤にかけながら
誰にもかえりみられない          わたしの右に左に希釈していく

こんな檻の中で
歪みを歪みとして
端から端までを直線に置き換えることも
望みを吐くけものの内臓を
解体してより抜くことも
一つの形には難しい

あなたが与えたものや奪ったものが
回復と葛藤を続けて
ここにふくれているのがみえないのか

浸かる水が                銹びを含んで
その最期まで赤く             比喩に塗り込められていく
仮面の奥にひそんでまつろう       糸織りの手袋たち
673Pork:03/01/04 14:44 ID:WtF5KivE
>>614

歌詞として書かれたように読めました。
題から判断して、もう少しライダー感が
あっても良さそうに感じました。
全体を統一するものが薄いようですが
曲が付くならば充分おぎなえるでしょう。
674Pork:03/01/04 14:45 ID:WtF5KivE
>>616

4連目が1から3連目を受け止めきれていないように感じました。
周囲を知る事ができないもどかしさに対してなにかしら
まとめる所があったほうが4連目へのつながりが良いように
思います。空想がやや唐突に始まるようにも感じられるからです。
また、主題が分からない点にあるのか、それとも一人だという
ところにあるのかが曖昧なのが気になります。
675Pork:03/01/05 02:12 ID:VVFU/AZa
>>623

病んでいる症状を書いているような気がします。
しかし病んでいるという感触は感じられません。
表現の割には言葉が足りないように感じました。
痛みを主題としたい気持ちが感じられますが
時間を置いて表現を膨らませてはどうでしょうか。
痛みより陽気な感じに見えてしまいます。
痛みが主題でないならば、影であるとか
見張られている事に焦点を当てても面白いと思います。
その様子を加えるだけでも試してみて良いと思います。
676白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/01/06 07:19 ID:zunYQWW5
>>534吉田吉田吉田さん
たとえば鳥の中の「鴉」だけでも、千年以上に渡って様々な詠まれ方をされて
きたようです。下記の詩はその「鴉」に限って年代順に整理させてもらったも
のです。よろしければ参照して下さい。また、>>542でPorkさんが言われている
ように、「不本意」な扱われ方は紛れもない事実でしょう。なにも花鳥風月に
限ったことではないと思います。しかし、言葉のないところに一体何があると
いってよいのか。「ある」とも「ない」とも言えない。「あ」さえも言えない。
言えないところには「無」すらない、「無」が一体何を顕わしているのか、そ
れさえが言えないのですから。
参考図書「詩・ことば・人間」/大岡 信/講談社学術文庫。

万葉時代がありまして
烏は雪を飛ぶだけで

平安時代はきらびやか
烏は歌から消えました

花鳥風月その影を
そより吹く矢の釉薬

笛の音残って琵琶が哭く
夕風ま萩を散らす世に

暮れて寂しき歌人の
凍れる庭をかすめては

鎌倉南北室町と
鏡は無常をつれづれに
ふたたび烏を詠わせる
月に吠えてる犬みちづれに
677クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/01/06 11:51 ID:CvmX5L77
「祝い」

 人物の絶えまない死亡に群がり骨肉をついばみまた身をひるがえし去り行き巣でつがい群卵を枝に産みつけまた孵り第二陣を飛び立たせる蝙蝠が削り取ることで造り出してゆく人物のかたち
 作家の絶えまない身を刻む衝動とぶつかりあい音をちらばらせ土に落ちる欠けた刃の粉しぶきを浴びて養分としまた降り注ぐ一粒を着床さしめ芽を出す植物が枝となり絡みとる作家のすがた
 やがて年月を経て腐り落ち土に返り糸の雨を浴びて黙り死亡の宣誓を旗に掲げオブジェとなって枝の繊維から外気に逃げる最後の一呼吸を風で飛ばし国土をこえて放射状にまき散らすいのち
 登場人物のひとりずつが右手を下腹につけ深々と頭を下げ拍手の弾幕をまとい幕が降りてから皮膚ともに脱ぎ捨て作家の顔面から落ちた粉の一粒ずつに群がり補食し排泄してまた交換する死
678:03/01/08 00:17 ID:Fumwfg0V
目の上の轆轤
>>665 画して、、、、
679あけ:03/01/08 22:47 ID:ju6HEhFa
「虫歯のしゅうへん
東横線」


そらにほしが
あるかぎり
田園調布には
エルロイが
ピンポンしゃちほけ
あそんでれ

むしばにきんが
あるかぎり
丸子橋には
内山が
空のデートと
いかしたよ

くってねてねて
くってねて
武工大にも
松の木が

忘れた女優と
水沢アキ
井村屋あずきと
水沢アキ
680あけ:03/01/08 22:48 ID:ju6HEhFa
居酒屋ゆうれい
水沢アキ
河原で練習
原タツのり
大藪春彦
水沢アキ
舘つてとまらん
館山の
寒中水泳
ボートこぎ
ひとりでありを
ひとりつき
大きな小さな
黄色な橋を
ひとりごといいながら
あるく
時間よよこに
ながしけれ
ジェームスエルロイ
ながしの子
681名無しですが…:03/01/09 03:40 ID:twiqsmYI
本気で書きました。ご批評、よろしくお願い致します。

「妄りなるかな」

夢のほとりで あなたにあった
胸も背骨も一ミリごとに押しつぶしてくる
むせ返る闇夜の中で
フクロウのささやきさえ心臓をつかみ
石くれの狭間は草一本の慈悲すら見当たらない
まどろみの中で

僕はとても静かな気持ちだった
怨嗟の言葉を一つずつ書き留めた石礫を踏みしめ
こぶしを握りながら
泥と血で塗り固まった素足で歩き回り
とがった砂利に何度も何度も足を取られていても
うつろな笑みを浮かべたまま

すると
怯えきった雛鳥が一羽
吹きすさぶ突風に振り回されて
運悪くこのひび割れた手にさ迷い込む
そこには
繊細に震える両羽と
安らいだ小さな胸を息づかせる
わずかなぬくもりが伝わった

(次のレスへ)
682名無しですが…:03/01/09 03:41 ID:twiqsmYI
>>681から続く)

聖者の笑みを浮かべられるほど
僕はどす黒い
清らなかな涙をこぼせるほどに
心は凍てついたままだ
そんな掌の中に 君は飛び込むのかい
その小さな体で
その無邪気な仕草で
その 全てを溶かす ため息をもって
683名無しですが…:03/01/09 04:09 ID:twiqsmYI
ああ、すみません!
>>681
3連目を訂正しまして、
「繊細に震える両羽と」→「繊細に震える両羽」(と、を取る)
であります!
684名前はいらない:03/01/09 06:02 ID:jycflMt4




糞スレの皆様に、作曲家・岡田克彦ファンクラブからのご案内です。氏のホームページ
(URL;http://www.geocities.co.jp/MusicHall-Horn/1091/)に新しいエッセイ
『2ちゃんを侵す「老害」に関するコメント』が掲載になりました。
(URL;http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/essay53.html
非常に的を得たエッセイですので、2ちゃんねらーは全員読みましょう。
685アッシュ ◆ASHwujdGNY :03/01/10 11:40 ID:46lWnffO
くそったれワールド

くそったれの世界では
自然は常に単純な形への道を歩まされていた
ちょっと前までは心地よかったローテクのなまくら加減
しかし膨張する街が、やがて過剰な混乱をもたらした時
再び世界は遠ざかって行った

貧乏な僕は、決して触ることができない法則の存在を知り
ジレンマのあまり泣き叫び
しかし大人になる為に
誤魔化しの呪文を覚えた

やがてあらゆる愛する物の正体までが
どこかのくそったれの作り出した幻想であると気付くとき
僕は初めて恋をする

僕は無限の泥沼に産み落とされた、卑小な微生物
それでも最小限の歴史を刻む権利を与えられた

果たしてそれが
邪悪な平和という法則の慈悲であったとしても
最も不確かな自分を武器に
どこまでも不真面目に生きるということ

それがくそったれどもの人生
686Pork:03/01/11 00:35 ID:pOCPuV7y
批評のついてなさそうなのをピックアップ!

>>624
>>645
>>655
>>660
>>664
>>665
>>666
>>668
>>669
>>670
>>672
>>667
>>679
>>681
>>685
「誤回答」
イッツアファッキンアンサー
学校に通っていればテストがやってくる
イッツアファッキンアンサー
赤ペンで二本の線をクロス
イッツアファッキンアンサー
これが僕の何を決め何の役に立つのか
イッツアファッキンアンサー
先生のことが嫌いです先生は僕を嫌ってるから
イッツアファッキンアンサー
僕はあの子が好きですあの子は僕を好きだと言ってくれたから
イッツアファッキンアンサー
僕は勉強が嫌いです
688Pork:03/01/12 21:34 ID:D7tbzQio
>>624

暗闇を歩いていた時代の事と大切な貴方の事と、
二つのテーマに分かれてしまっているのが
惜しく思えました。

どちらかに注力するか、でなければ両方に
もっと分量を割いて充実させないともったいない
気がします。

とくに偽りに生きている時に真実だけを
ぶつけてくる存在とであった事、それは
とても重要で大切であろう瞬間だと
思われるのでその部分に触れていないのが
惜しく思われます。
689Pork:03/01/12 21:35 ID:D7tbzQio
>>645

最後の「穴を塞ぎにやってきた」という処理は
上手だと思います。無邪気な心情につづられて
いるわけですが、結晶たちが崩れてしまう事を
内心知りながら雪たちに語る部分だけ打算的な
大人の姿勢を映しているように見えました。

結果として崩れたのではなく予見できたという
事が利己的なまでの無邪気さとは色調が違う
ような気がします。

力強さは気にしなくてもよいのではないでしょうか。
690Pork:03/01/12 21:36 ID:D7tbzQio
>>655

盗作・・・・なんですか?
スキがないですyo。
691祝ご聖人:03/01/13 07:49 ID:rLSuOB19
僕はこんな男なので構わないのですが、
最近、誰かがあちこちで声を掛けられている姿を目にして
多少、思うところが出てきました。
すっかり、大きな渦の中に巻き込まれてしまったような。
、、、無論、それで本人が満足なら、何も語ることはありません。
692アビ:03/01/13 12:26 ID:jLn3EMRC
今日を欠席する
あなたたちの恋人たち

 わたしは
 頑なに耳目を集めて
 軋みや唸りを受け入れてきた

 こんな偏った形に
 何の価値を繕うのかを問うこともなかった

点呼係が
箱の中に手を差し伸べて
四方に散らばるひすいの駒を
一列横隊に並べ替える

乳のような嘆きも蜜のような呻きも
色褪せた息吹きとして
組み敷くことすら許されない

その一つ一つが調べる刹那に
全てを見て全てを見失う夢がある

正午の陰鬱
693天皇陛下 ◆Z1OQSGwL5A :03/01/13 16:27 ID:Bv2jhjcQ
赤と蒼

恋文に君の頬染まる鬼灯の朱
俯いて小さく肯く夕焼けの赤

挨拶し私の鼓動早く朝顔の蒼
天仰ぎ澄み渡る心は大空の青
694天皇陛下 ◆Z1OQSGwL5A :03/01/13 16:30 ID:Bv2jhjcQ
なんで文字数あってるのに文字がづれるんだろ、、、、
695名前はいらない:03/01/13 16:38 ID:9977k6Or
僕も以前から疑問でした。
696Pork:03/01/14 00:06 ID:dtaKqo4k
ブラウザーのフォントの設定でプルポーショナル・フォントを
指定しているからですな。例えばMS P明朝とか。

P が付くのはプロポーショナルな証し。
英字で言えば"H"と"I"で同じ幅を取ったら不自然でしょ?
そこを考慮したフォントがプロポーショナル・フォント。

wwwは見る人の環境に見え方が依存するから
きっと揃って見えている人も世間にはいるでしょう。

それより、たまには批評もしてくださいな。
えらい溜まってて難儀ですよ、さすがに。

ええ、昨日買ったNewマシンにDVD+RWドライブを
突っ込んで遊んでるのは確かにあたくしですがね。

ちなみにPen4の2Gで、静音電源のおかげで
しずかな環境です、はい。K6-2とは大違いで
快適かつ感激です。
697名前はいらない:03/01/14 05:37 ID:N7A7fEQE
>>664 「失神」
観念をイメージ化する際の言語について考えさせられました。言い換えるなら、
魂や霊と一つになれる言葉とは何かと。
現代詩(戦後の作品)には、神聖なものを畏怖する精神が不在であると、何かの
本にございました。地表にある数多くの言葉の内から人は何を選択し、また、
何に選択されるのでしょうか。
よく分かりません。所詮、L'ETRANGERに過ぎませんので。(自作自演、自業自得、
自画自讃の区分さえ詳らかでありません)
「ことばのつえ」共通認識、説得性とは、、、ご意見を詩作として、或いは
何らかの形で頂戴いたしたく存じます。
698名前はいらない:03/01/14 06:04 ID:N7A7fEQE
>>665 「視界の底」
或る作品に触れるとき、恐らく人は、少なくとも冒頭部分については真面目に
讀んでくれる筈。その作者サイドからは「掴み」の部分にL5(民族紛争)他、
今回は、社会性を連想さす語を織込んできた。
後は、手慣れた循環法。作中の語を一々の音符のように配列して全体へ統合する
天賦があるから(←コレ、曖昧な表現でイイでしょ?)読者は作品の雰囲気に運ば
れて行く。
作中に〈花〉、〈音楽〉の含まれない文字の部屋。けれど、僕には以前、
深夜放送で一度だけ観た事のある〈鬼火〉という仏、映画で背景に流れていたサテイ
のピアノが聞こえてくるような気がしました。
699HEROIN:03/01/14 06:55 ID:N7A7fEQE
>>679
>>680
例えば、誰かひとりの男を煙に巻き、欺きつづけて、君は誰かが名乗り出るのを
待っているタイプの女だ。

ひらがなもようのおふとんで
おめめをだしたじへいしょう
いつでもなにかひとりごと
げーのーざっしのよみすぎで
わたしひまんでべんぴでつ

愛されぬタクサンの人たちが、君を臆病者に変えてしまった。
ちっとも謎めいていないし、今更、秘密もない。
違う!ぼくらが見たいのは希望に満ちた光だ。
700まーじ ◆W7.CkkM01U :03/01/14 07:44 ID:K35tI4QL
七百!
701うんこすこ ◆ombJMIMr2Y :03/01/14 09:28 ID:rjjBpDsG
クリック↓
702天皇陛下 ◆Z1OQSGwL5A :03/01/14 18:43 ID:Mk8FHI3V
>>696

治りました
しかし字がカクカク
703簿:03/01/14 20:52 ID:rfIPSQx1
俺の姿が見えるのか
いやきっと見えている
君は俺に話しかける
確かに鼓膜を震わせる
君は透明なのか
いや俺が見ていないんだ
俺の姿が見えるのか
俺の声も聞こえるのか
もう君の声は聞こえない
情熱のバラは色あせた
雲を掴むような感触
ただ心には感じる
君といた時間を
704名前はいらない:03/01/15 02:51 ID:iDdI76ao
ぐるぐるとぐったりの
シャボン玉のまんなかに
充血があるのをみつけたのは
緯度もないひびわれた荒れ野で
日々わずかに騒ぎすぎたせいだ

メガホンたたいて手のうえを
這い回るヒトダニを十匹撲殺して
角質層にしみわたるコラーゲン
飲んで借金もない首がわめきちらす
ありもしない証文を書いて墨射す
いいかげん千切れ飛ぶまで回った
酔いも乾いて

そうして

ショボンと落ちたね
あのシャボン玉
そうして異土をすこうし潤した
酒か涙か溜息かは
けつまづいた意思によるが

しょんぼりの商工会議が
誰もいない荒れ野で示唆されるなんて
しらなかったもので

もうみえたぞ
だまりこくったおおさわぎ
落ちかけた太陽をすこし拡散させる
空気の粒がひとつひとつ
705アビ:03/01/15 16:48 ID:61TIPsmR
見ず知らずの律動に
ゆすぶられる反射光や
場所を移す支柱の中で
祈る鉄がある

おどろおどろしい返り血を吸いながら
小さい掌にあったことを
つまびらかに問い糺されない

状態の目録を
さまざまな赤に比べられて
注釈にしまわれる

誰もが
名札のない住処で
影響と本質の下に
ありったけの耳目を売るから
ここは行き違いを繰り返して
かびた幻のようにあたたかいのだ
706Pork:03/01/16 00:52 ID:ot47BJPG
>>660

あまり波が感じられないのが残念です。
むしろ穏やかな人生の姿が見えてくる気がします。
上手に印象を伝えているとは思います。
ひとつの決意とも取れる姿勢が通低しているので
対象が多岐にわたっているにもかかわらず
まとまりを保っていると思います。
707Pork:03/01/16 00:53 ID:ot47BJPG
>>666-667

随分と正直にありのままを表現していると感じました。
それだけに荒削りな一面もまた拭えません。
理知的な面と感情的な面が独特の混在を見せています。

共感を最初から諦めている表現は、しかし一方では
伝えることも企図しているわけであり、その点において
工夫の余地があるのではないでしょうか。
書かれた内容に従うならば、塀の内側に篭ったのは
あなたであり、そこには出口があり、そこは暖かく、
そして街があるわけです。
しかし内と外であなたは変わらぬはずでは?

とは言え、こうした二面性の演出を見せる手腕は
なかなかでしょう。縮んでいる場合ではないです。
708ジュイェ:03/01/17 00:09 ID:q2RnkLXW
>>697 自戒を込めたものなら。ただ、詩法は人それぞれだと思います。
   言葉への問いはこれからも続くでしょう。

「孤独ではなく」

そう思う
天才がいない時代に 天才でない者が
天才のふりをするのは 偽善より悪い
締め上げ 選び抜き
届かせるトラヴァーユ なのは重々承知
語法の破壊も 幻視のシュールも あっていい
それでも忘れてはいないか 日本語者であることを
だからこそ
痕跡を残した 手がかりを望む
読む者に力を与える 書いた者が力を得る
うたのため
見つけ出す労をいとわぬ おろかさを引き受けて

孤独ではなく孤立している
そう思う
自分を淵へと追いやって 敗北に歓喜し
飛び立ちながら打ち震えるのは 美学
だが
うたではない
眼を見開いて
孤立を孤独へ転化する かなしみを受け容れて
709名前はいらない:03/01/17 19:39 ID:gY6zSjeZ
「命」にもなって

(1000 − 709)× (1/5)
≒ 58 「日」

卒業式だけにひとり「か」けて
710山崎渉:03/01/19 13:30 ID:33JLtwpT
(^^)
711昔の人:03/01/19 13:40 ID:fVWfFlAU
「さよなら君よ」

言葉の羅列は僕を自由にした
感情が希薄になるのを感じた
およそ何もしてやれなかった 無力な僕ですが
君を思えば涙だって流すし 嗚咽だって上げる


どうしても閉塞を嫌うなら
パーティーを開こう、君の大好きな、
大好きな人だけを呼ぼう
世界は狭ければ狭い程きっと平和さ
幸せなんてきっと そんな陳腐なものさ

過去をとやかく言う資格は僕には無い
一度君を捨てた僕には
願いは欲望を映す
祈りは渇望を映す
感情に従順な君と、理性に囚われた僕
表現には得手不得手がある
手段なんて幾らでもある
712昔の人:03/01/19 13:41 ID:fVWfFlAU
(続き)
存在を確かにする お互いを握り締める
零れ落ちるのは何だ
崩れ落ちるのは何だ
視覚に囚われない 聴覚を信じない
今ここにある熱、僕の腕の中の熱、
感覚で行動するのは君の専売特許
慣れないことは控えよ、とは誰のお言葉だったか
目を閉じる 今は
今だけは、汚れたくないんだ


純粋を愛する、純粋な心はとうに溶けてしまった
届かない影を追いかける 何と不毛な愛情
君がここにいたのなら、
僕は何にだって為れるのだって
何にだって動じないって
今やっと知った
二度と戻らない熱を、僕は両の腕に抱いた


713Pork:03/01/20 00:48 ID:6pnz7xt5
>>668

綺麗にまとまっています。
先行きに対する希望や苦悩が
よく現れていると思います。
非常に素直に書かれていると思います。
もう少し叙情性があっても
面白いかと思います。

もしくはそうしたものを
超越した開き直りが強調されても
面白そうです。

正直、とかげは読み取れませんでした。
何かを選ぶために切り捨てなければならない
ものがあるという事でしょうか?
ちょっと手がかりが欲しく感じました。
714Pork:03/01/20 01:10 ID:6pnz7xt5
>>669

ハイな感じがうらやましいです。
意外に批判的ではない視点がいい味を出していると思います。
言葉遊びが主なわけですが、読みやすさを考えればいくつかの
連に分けたほうが望ましいでしょう。
勢いを殺さない工夫はもちろんチャレンジではありますが。

一番ざんねんに思うのは、自転車のイメージが途中で
弱くなっていることでしょうか。
勢いを優先させた結果なのでしょうけれどそれが自転車の
疾走感とは必ずしもつながっていないように思います。
715Pork:03/01/20 01:12 ID:6pnz7xt5
716白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/01/20 02:52 ID:63HeN+ba
>>715
>やれやれ、先は長い。
Porkさんならではの一言ですね。なごませていただきました。Thank you.
717あぼーん:あぼーん
あぼーん
718名前はいらない:03/01/20 18:04 ID:QQQRBZqw
濁る部屋 薬の長に 漂えど 埋れる肌 独りで居るコト


初カキコですよろしくお願いいたします。
719名前はいらない:03/01/21 05:33 ID:U8qdFeHn
エライ方がお忍びで、お成りになるスレって、此処ですか?
720名前はいらない:03/01/21 05:33 ID:EHZ+Lm+p
http://www6.ocn.ne.jp/~endou/index2.html
      ★こんなサイト見つけました★
721↑隔離:03/01/21 05:42 ID:U8qdFeHn


722↑隔離↑:03/01/21 05:44 ID:U8qdFeHn




723Pork:03/01/22 23:40 ID:z8RuTSOp
>>716

励みになります。ありがとうございます。
まあ、強いられているわけでもないですし
ボチボチと続けるばかりです。

惜しむべきは日記サイトの更新が進まない事と
二週間も遅れて付いたレスが見てもらえるかと
その点ばかりでしょうか。
724Pork:03/01/23 00:04 ID:MWvMk69y
>>670

詩とそして仲間たちを上手に絡めていると思います。
現実として詩の原動力として別れがあるという点が
よく出ていると思います。
その別れにあるやや複雑な背景を想像させる所が
興味をひきつけていると思います。
しかしその事件も消化されつつあるのかのような
後味があります。もしそうであるならば、展望と
なるような部分があると広がりが出るかもしれません。
725Pork:03/01/23 01:08 ID:MWvMk69y
>>672

象徴を上手に使っていると思いますが
それでも全体を読み解く手がかりが
多くはなく私語の様相を感じます。

キーワードとしての檻がもう少し前面に
出てきても良いのではないでしょうか。
そこから出てゆく事も可能であると暗示
されていますが、それでもあなたが不自然を
受け入れながら留まることを選択するならば
その事に対する感情が排除されている事が
惜しいような気がします。
726名前はいらない:03/01/24 17:32 ID:1j7b8ryP
ああ あの時の僕たちの空は
今だもまだ色あせてないかな
青い 青い
どこまでも雲一つない青空を
君と同じ景色を見ていた
あのころ
そして
いつの間にか日は夕暮れ
やがて僕は君を見失う
今はただ
沈みゆく太陽に君を想うだけ
727726:03/01/24 17:35 ID:1j7b8ryP
やってしまった(汗
詩で間違えちゃったよ・・・。
今でも、でつ。
(今だもってなんだよっ)
728Pork:03/01/25 21:36 ID:jjoRSTvQ
>>677

各連がそれぞれ創作、あるいはそれを取り巻く
情景なり交流を扱っているわけですが、その
各々に祝福を与えているという事なのでしょう。

連をつなぐ縦糸がよわく、内容として読めば
確かに存在するのですが、感情を抑えている
事もあり、読み手を選んでしまう事もあるでしょう。

また創作の局面が近景を写したり遠くに離れたり
するところで整理をしてみたいという欲求に
駆られました。

また主体となる自分がちらりとでも
覗えると面白い味が出そうに思います。
729Pork:03/01/25 21:37 ID:jjoRSTvQ
>>681

未整理なものを感じますが後半に現れてくる
情景には読ませるものがあります。

一、二連目がわかり難く、例えばあなた
というのが政敵なのか恋人なのか
北斗のケンシロウなのか。
あるいはフクロウではなく
カラスが鳴いたらどうなるのか。

もとよりは夢の幻影、そこまで
厳密にとるのも酷なのかもしれませんが。

ここは雛鳥との対比が求められる部分な
わけですが、雛鳥の持つ徳性に対する
何かしらが二連目にあってもように思います。

730放浪の名無し ◆YffIGX9Bno :03/01/25 21:50 ID:BrWkWnOL
詩人コロセウムでは批評してくれる方を募集中です。
好きな作品だけを批評して頂いてもOKです。
よろしければ手伝ってください。お願いします。

http://www.readingstation.dyn.to/poe.cgi
731名前はいらない:03/01/26 06:17 ID:E6lJgww9
>>711「さよなら君よ」
作品が人達への問題提起であると同時に、その回答へ至る思索の軌跡であると好い。
作品自体が一個の象徴(世界)となって、語りかけて来る様なら素晴らしい。

@言葉は人の感情を自由にする
A個人の感情は解放された方が好い
B内輪の儀式は必須である
C過去にではなく、今を充足さすために手段は問われない
と、作者は提示します。〈願い、祈り〉を個人の範疇内の表現手段と規定します。
>>712
以上の前提から作者の思索と葛藤が始まる。
@〈存在〉の再確認
A〈視聴覚〉を否定し〈目を閉じた時の熱〉、、これも感覚と思えるが、、を肯定する。
B存在には〈何にだって為れる、動じない〉可能性があるという。
∴〈目を閉じて〉感ずる〈動じない〉〈戻らない熱〉、、生物の体温、、を慈しむ。結局は触覚の最優先?
──── * ──── * ──── * ──── * ────
>>712
あまりにも有名な「人生=サヨナラ」説と作中の語をヒントにこんなことを考えさせて貰いました。
人は何に対して「サヨナラ」と言うのか。〈熱〉の起こりがBig Bang という神の手の働きへまで遡及され、マグマが剥き出しであった状態の星に水が注ぎ、冷却し、いつしかそれが海に変わり、光が差し込み、海中の
分子と分子が愛し合って微小な有機体が誕生した日のことを。
いつかやって来る「別れ」の日には、そうした現象のひとつひとつの繰り返しにも言葉をかけてみたいのです。
「‥‥作用なら。」と。
作品へ戻るなら、A、B両概念の対立、葛藤は読める様に思えるのですが、読後の後味、肌触りについては?

732名前はいらない:03/01/26 07:02 ID:E6lJgww9
>>726
・・・人は死ぬとき、ナグラれたことを思い出すヒトと、ナグッタことを思い出すヒトとにわかれる・・・
ヒトは誰かにナグラれたら、ナグリかえす前にナグラれた訳とナグッタ理由を確認すべきだろうか?
/「ナグラレタラ、いつか」(アタクシ、現在執筆中)より引用。

@青空は青く見えるのはなぜか?
A太陽が沈みゆくと日が暮れるのはどうしてか?

上記、問題提起につき若干の考察を試みました。
@光は各波長に従い、ラジオ波、遠赤外線、赤外線、可視光線、紫外線等に区分され粒子と波の性質を持ちます。
この発光スペクトルを調べることにより物質、分子の同定が可能なわけです。光度分光計を用いて各スペクトル別に
分類し、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫、と名付けます。空即是色というヒトもいます。
A地球が自転を一回終了する前に、ヒトは必ずといって好いほど、日の沈む姿を目にするものですが、それでも地球は周っていると
ガリレオ・ガリレイが独語したのは17世紀のことにすぎないものの、原初来の人類の目にも映じたであろう日没の光景から、
詩の言葉、普遍性を感ずるのは、あながち私ひとりの印象として逢着さすには荷が重いとの感を余儀なくされつつある今日この頃でございます。
733名前はいらない:03/01/26 11:11 ID:2NBAF19z
たとえば僕は君に何ができるだろう
もし君の目が光失ったら
代わりに僕が光照らそう
もし君が世界を敵に回しても
僕だけは味方
君が僕を忘れなければ
僕はいつも君のそばにいるのだから
734名前はいらない:03/01/27 18:06 ID:+xSXqocg
「気になる木」

葉っぱの無い木を見たんだ
国道を一本それた通りで
何かをうっとうしく感じているのか 
それとも待ちくたびれたのか

雨はいつも悲しい音ちょうど今日は何かの日だと言う
そんな事も知らずにどっちに行ってもその音は途切れる事もなく

「今日はどこまで?」いつもの様に
しがみついたその手はかろうじて離してはないんだ

葉っぱの無い木はずっとそんな僕が
来るのを待っていたにちがいない
だったらこんなに大げさに
唄なんかになるわけないんだから

半分くらい枯れた木がそこにはあったけど
それより今日はなんの日だっけ?
ごめんね君には今構ってられないんだ

「今日はどこまで?」いつものように
しがみついたその手はかろうじて離してはないんだ

735j’:03/01/28 17:16 ID:4CyPcTPD
『感電感覚』

バシュッ!
電気プラグ抜こうとしたら突然感電した

びっくりした
指が痛い
一体何が起きたのか?

恐る恐る再び指をプラグに当てる
バシュッ!!

「ぐあああ!イテ!」
一瞬火花が散った
冷や汗ものの刺激だ

バチイッ!!!
指先に激痛が来た!

右人差し指が黒くなって来た
何でこんな真似するのだろう?
痛いの好きなのか?

ビリビリビリッ!!!!
「アアアアアアーーーーー!!」

遂に体中電気が走った
感電感覚体験だ
感電感覚だ

ボオン!
家が大爆発した・・・
736名前はいらない:03/01/28 17:57 ID:ldVprU9D
(・∀・)<ワ──イ!
737名前はいらない:03/01/28 20:43 ID:Z2EnOgNE
756 :ドレミファ名無シド :03/01/28 20:10 ID:8Sl9C5Wq
果てしなく続く等高線の上、僕は今日も自動操縦のハイテク列車に寝そべる

通り過ぎてった自分、次に会えるのはいつになるでしょう?

大空を飛ぶ鳥を見上げ、今僕が思うことは、

高い山になりたい

鋭く空を突き刺す、高い高い山になりたい

点になった等高線、いつまでも自分を感じていられることでしょう

今日は自動操縦のハイテク列車から、ジャンプでもしてみる


なんか緊張するな〜、ドックンドックンいってる。
こんなの書いたの初めてだ。でもなんか楽しいねこういうの。
批評ヨロピクおねがいします!僕ってあるけど女だよ〜ん。


ちょっと感動すらしちまったよ。
おまえらこんぐらい頑張って書け


738命がけで詩を批評するスレ二番塚:03/01/31 20:43 ID:AsnXlQv3
(・∀・)≦オマイラ、オレノコト

(・∀・)≦3日モホットイテ

(・∀・)≦ドンナ、タトエバナシヲ、サセタイッテイウンダヨ!?

739アビ:03/01/31 21:15 ID:oQ25gLnH
ある透きとおった感情は二つをへだてる
それは
ある透きとおった感情に二つはへだたることでもあって
ある透きとおった感情は二つをへだてられることでもあって
ある透きとおった感情に二つはへだたられることでもあった

名残り惜しげに、満足げに、二つはそうあることを課して 課されて、全身に入り混じらせて幅をひろげる
ことで、お互いの一部を占めている。

わたしたちも、もはや一つと云えないわたしの中に、わたしだけのものではないそんな感情を含んで 含ま
せて 含められて 含めさせられて、妄想と云うにはあまりにも貴重で平凡な理想の汽車を今は廃線となっ
て久しい軌条に乗せて、かつて中心に白くまるいきつね火をぷかりとはらませたうろに向かわせている。

その異形が彼方に現れ始めるや否や、路線沿いの住人が一斉にもの干し竿にかけていた洗濯ものや
毛布や布団を部屋に取り込んで窓をかたく閉め切った。火の粉がつくのを嫌うからであって、また
炭の煤は粒子が粗くて目に入ると角膜を瑕つけやすいからでもあった。

だから、軌条は市街地や住宅地を避けて左右に大きく蛇行しながら敷くことを余儀なくされた。そ
の為に、僻地のものの多くが目を病んだが、駅はあれどもそこから離れず 離れられずにその住ま
いに留まって、今日を鳥のあざやかな夢に従いながら暮らしている。

いつにもどこにも透きとおった感情を共有しない させない革命家たちの手袋はひどく黒ずんで青
ざめている。

切れ切れのわたしたちは走り続ける車両から窓の向こうに彼らを見つめることも見すごすこともで
きるが、二つでも一つでもない彼らはわたしを見とどけることも見とがめることもないのは、季節
外れの陽炎のように理由のない存在であるからではないか。

老いた転轍係が、鎚を振りかざす。
740Pork:03/01/31 23:23 ID:vAaNErvS
>>738

うるへぇー!
いまんとこ、こっちは一人でやってるんだ。
あの長いリストの先にいるんだろう?
三日で片付けられるってぇんならやってみしてくれ。
741Pork:03/01/31 23:36 ID:vAaNErvS
>>685
日常生活に隠れた心情を良く出していると思います。
一連目がやや内容を取るのが難しくて、遠ざかって
行った世界がどういったところなのか、あるいは
くそったれの世界をさしているのかが判りづらいです。

また「僕」がくそったれの一員なのかが鮮明には
判らないです。そのため、くそったれの世界を
描写する言葉をどのように読んだら良いのか
戸惑いを生むところです。
たとえば微生物がある種の人間的法則を超えた
存在なのかどうかで意味が変わってくる部分が
あると思います。

しかし全体的には過剰に陥らず、まとまった構成で
書かれていると思います。
742Pork:03/01/31 23:54 ID:vAaNErvS
>>687

続けて客観的な回答が続くなかで、好きな子までが
相対的に扱われているのはとても強く印象に残ります。
そして最後に初めて主観的に主張が出されるのも
見事なオチだと思います。

惜しむらくはメリハリがないのは否めず、
読み手を最後まで引き付けるのが弱く
なんとか工夫で強弱が欲しいところです。
正直、リライトの強い誘惑を感じましたが控えます。
下手にいじると持ち味を壊す恐れもあるからです。

代わりと言う訳ではないですが、「何の役に立つのか」
分からない所が人生の可能性なのだと思います。

画家志望のアドルフ・ヒトラー君がある日建築家に
なりたいと思い立ったとき、絵に数学は関係ないと
勉強しなかったばっかりに進学できなかったという
私の好きなエピソードがあります。

人は多彩な可能性を持って生まれて知らないうちに
それを捨ててしまいます。嫌いなものを好きになる事は
できないでしょうが、夢を持って可能性を探ってください。
743名前はいらない:03/02/01 00:26 ID:c7XlirQh
Porkさんいつも批評有難うございます。
私も批評してみたいんですが批評する程上手く
言葉をまとめられないような気がします。
これからも詩の批評よろしくお願いします。
744名前はいらない:03/02/01 05:29 ID:yfvGrjaw
>>743
同意、同意、同意
>>>731.732
筆先かわいてる、、、往ってよし!
745名前はいらない:03/02/01 06:47 ID:H536LELO
「夜明け」

いま、夜が明けようとしている
カーテンの隙間から紫の光が

窓を開け、一服
近くを通る高速を眺める

「街はいくつもの怒り、悲しみ、後悔とか飲み込んでいるんだなぁ」

などと心の中で思う。なぜか

別にやなことがあったわけじゃない
おかしい、詩人かよ、と恥ずかしくなったが、なぜか
すがすがしい

よし、今日という日に期待しよう
746745:03/02/01 06:50 ID:H536LELO
はじめてポエム板を見てなんとなくかいた次第ですが
批評してください
747名前はいらない:03/02/01 07:46 ID:BOwfLz6b
>>745
正直、ダメですね。
おそらく韻や、語感で書こうとしたものではないと思いますが
淡々とした描写で描いているにもかかわらず、現実感を映すわけでもなく
自身の決意を描ききれているわけでもない。
何を書こうとしているかの対象が不鮮明、それならそれでいいのだけれど
だからといって対象を捨て切れているわけでも全く無い。
「一服」「〜でいるんだなあ。」「恥ずかしくなった」「などと心の中で思う」
これらの語彙も文章を単純に幼くしているだけで
「紫の光」といった含みを見せている語と相反して
その効果を全く生かせていない。
詩としてまとまりを持たそうとしているのか
もしくはアヴァンギャルドに破綻させたいのか。
いずれにしても中途半端です。
748名前はいらない:03/02/01 07:59 ID:yfvGrjaw
>>747
L5「街はいくつもの〜」
おれこういう言語化されたシーン、趣味だけどなあ、、

749名前はいらない:03/02/01 08:10 ID:BOwfLz6b
>>748
言語化された挿入句の効果自体は
方法としていいと思うんだけど
俺が気になったのは「でいるんだなあ」っていう語尾のほう。
なんか幼く見えて仕方ないんだよな。
おそらく登場人物がある程度の年齢にもかかわらず。
750名前はいらない:03/02/01 08:21 ID:yfvGrjaw
>>749
ひとたび、恋をするとヒトの大脳は一過性の退行状態に陥ることが
往々にしてある藻のなの、、、。
人を想って、窓の下を眺めているの。そんな自分にテレテルの。
751名前はいらない:03/02/01 08:53 ID:yfvGrjaw
>>747
詩を書くって競争じゃ無いでしょ。
人の作品を批評する前に、日本語の読み方
勉強して出直してきたま、、、ヘッ
752ame ◆yUHAxrOw2c :03/02/01 15:47 ID:8HWDwKIU
ごめん、745についておいらもちょっと言いたいので。
>>745
気になるのは、一連目とその後との乖離。
一連目の風景描写が全くその後にからまないので、イメージだけがおいてきぼり。
逆に二連目以降の心理描写がストレートすぎるわけで、
相乗効果が期待できないように思われるのですわ。
>>747の言うとおり、中途半端だと思うのです。
方向性としては、一連目を活かすなら、もう少し風景描写がちらばってほしいところだし、
主題を生かすのなら、もう少し主題を隠してみたいところ。
主題自体はだいたいが使われすぎて、どれを使ってもありきたりになってしまうところなので
語彙と手法を磨いていくほうがいいと思います。

というのが個人的な趣味に基づいた意見です。
まあ、全く逆の方向(語彙や手法なんていらない、共感こそが全ての世界)
への展開へもありますので、そちらを目指すのもありだと思います。
その場合は簡潔な文と表現が求められるそうですが、自分にはわからない世界でした……。

ついでに>>750の解釈は、ちょっとツライかと……
「人を想」っているかどうかまではこの詩だけじゃ読めないし。
五連目の感情は「」を想起したこと自体への感情ととるくらいかと。
753日本語復習帳:03/02/02 09:18 ID:3m9P7yVl

詩のぶれど
色に出にけり
我が恋は
ものや思フト
人の問ふまで

PS.お久です。また、硝子玉のcomposition みたいな作品よませて下さい。
754白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/02/02 09:28 ID:VEGhnZaO
>>753
しのぶれど猶しひてこそ思ほゆれ恋といふ物の身をし去さねば

こちらの歌は「よみ人知らず」なので、著作権などまるで無視してそのまんま。
755白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/02/02 09:33 ID:VEGhnZaO
>>754訂正です。>去さねば→去らねば          
いやはや、すみません。
756日本語復習帳:03/02/02 09:38 ID:3m9P7yVl

(・∀・)≦oha────!
757名前はいらない:03/02/02 10:06 ID:W6nInVjo
ホントにどんな詩でも批評してくれるのですか?おながいします
「電波交信曲」
僕等はパノラマ きらめく謎の少年少女
僕等はパノラマ きらめく謎の少年少女
時代を映して 夜空に輝く
鏡の破片さ パノラマ・アワー
モダンなスレでは アンテナ伸ばして
電波の恋人 パノラマ・アワー
ゆんゆん ゆんゆん ゆんゆん ゆんゆん
ひらめくストロボ 次スレに見る夢
素敵な>>1さん パノラマ・アワー
渦巻くレスの 軌道に乗って
楽しくピボット パノラマ・アワー
ゆんゆん ゆんゆん ゆんゆん ゆんゆん
758夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/02 17:50 ID:7Ojv87q4
いつ見て青々とした夏の空

759夏の蝉時雨 ◆YffIGX9Bno :03/02/02 17:54 ID:7Ojv87q4
>>757

とても香ばしい電波がでておられる詩ですね。
760名前はいらない:03/02/02 17:54 ID:YvvIeiH7
∵.☆:* ・∵.゜.☆.・∴.,★ :*・∵.:☆.。.:*・:* ・∵.+:*・∵.゜ ">*・.:.。.:*・:*・

∵.☆:*・∵.゜.☆.・∴.,★ :*・∵.:☆.。.:*・:* ・∵.+:*・∵.゜ http://jsweb.muvc.net/index.html
★☆★幸福になりたーい!!★☆★
761Pork:03/02/02 23:10 ID:Dqbgg32d
>>743
いやー、正直いうと二週間もたってから
レスしている現状があるわけで、痛い
ところを突かれたなというのもあったんです。

>>744
まあまあまあ、命がけなんだし。

>>745
なんか盛り上げてくれたんですっとばして簡単に。
要するにテーマとして普段は出てこないような言葉が
思い浮かんでしまった事に対する戸惑いですとか
喜びとかが主題だと若干伝わりづらい部分があるわけで
それは、そうした感興を催した朝の光景がそうした
気分と関係があると取りづらいところに由来するわけで
それは朝の描写をもう少し工夫すると解消されると
思います。
でも自然と湧き上がってくる言葉というのは重要なので
大切にしてくださいね。
762Pork:03/02/02 23:19 ID:Dqbgg32d
まだまだ続いてます
もちろん批評家大募集中です

>>691
>>692
>>693
>>703
>>704
>>705
>>708
>>709
>>718
>>733
>>734
>>735
>>737
>>739
>>757
>>758
763Pork:03/02/02 23:30 ID:Dqbgg32d
>>691
時事性のある内容なので旬を過ぎると
批評する方も難しい面もあるのですが
簡潔に流されている状況と切り取って
批判を加えているのは上手だと思います。
前段の自分がどういう者なのかであるとか
声をかけられている姿とかは簡潔に過ぎる
気がします。おそらく声をかけられているのは
テレビに、という事でしょうが違うかもしれません。
こうした詩的でない部分で曖昧さがあると
時が経過してから読むと伝えたい部分まで
消えてしまう事があります。
764Pork:03/02/02 23:44 ID:Dqbgg32d
>>692
これも成人の日をテーマとしているのでしょう。
一月以上も経過すると辛いぶぶんです。

言葉を丁寧に選んでいる感じが好感が持てます。
実際この問題に関しては世間では汚い言葉が
使われることが多いことを考え合わせるから
そう思えるのかもしれませんが。

あなたたちの恋人たちへ呼びかけている所も
内容を非常に柔和にしていると思いますし、
ひすいの駒と比喩する事も美しさとそして
対象の持つ価値を同時に表していて良いと思います。

観察や描写に比べて読み手自身の立場や感想や
主張が優しさの他は弱い所が人によっては
物足りなさを感じさせるかもしれません。

多少自己主張が強くても良いとも思いますが
どちらかと言えば読み手の好みに属する部分です
のでそんなに神経質になる必要もないでしょう。
765challenge to the ENKA:03/02/03 06:09 ID:wK6s+5J0
♪君と僕の唄う詩──きのう、今日、あした

いくつかの詩(ウタ)があったとさ
孔雀の比翼、ときめかせ
マホガニーの玉手箱、片手に抱えて投げキッス
宙舞うガーネットのさえずり、あったとさ

いくつものドアをくぐりぬけ
止まり木まえの焦げ目たち
かなでる節もあるってね
きのうと明日が踏みつけて、共に鳴りだすマッチ箱

なく訳はわけなくわななくガード下
鉄と車輪のせめぎあう、ときの琴銭あるからさ
ホームと舞台の十字路で、コートの背中の足跡へ
終電レールの弾いてやる千鳥の絶叫(『イテエ〜〜っ!』)あるのかあ?

波だに浮かべたチケットやアクリルブーケ投げやって
ワケなく呑んだワケもなく冗舌であったワケ
きのうは明日のおとといで、明日はきのうのあさってさ
ワケのわからぬ支配人
酔ったふりして言ったワケ、、、once upon a goes by、、、波風きみでもくるってさ

────2003.22.Jan.作成

批評まりがとう。また書いた時にはよろしゅう。
767名前はいらない:03/02/03 07:48 ID:85nwLykR
768白鑞金 ◆o9gM/GpPsI :03/02/03 07:53 ID:TTpUUYmA
>>767「天気」、ややウケました。ところで「拾い物」は何でしょう?
769名前はいらない:03/02/03 07:59 ID:4QEFuEF3
「節分」

冬が終わる
今日の日は
豆にやられた
鬼たちが
今年もひとり
泣くでしょう
「いたい、いたい」と
泣くでしょう
770↑Pu・・・・・っ!:03/02/03 08:06 ID:wK6s+5J0
読んで今、コーヒー吹き出しまつた
771ひかる:03/02/09 16:06 ID:LOw8dGDM
大好きになった記念のキス 



 精神病院で出会った僕の素敵な女の子 中島さん
 性格の良さと可愛い容姿に惚れたよ
 愛の復活か それとも中庸に女を欲するか
 純粋な思いを込めたさ 
 
 でも彼女は結婚相手を探し中 結婚しない主義の僕のことなんか相手にしていない
 ダメってことで告白したさ 君のことが好きだった 恋人として付き合いたかった
 でも僕のことなんか相手にしていなかった
 彼女は素直で純粋で屈託なく 優しいさ 一緒にいると落ち着くよ
 もう僕の出る幕じゃない 頑張っても不可能と見えている

 幸せになってね 僕も協力するよ
 別れ際 彼女の左手を取りキスをする(よけるなー(T^T))君のことが好きになった記念にね
 これからも友達でいるだろうけど もう恋は不可能ゆえ消え去るだろう
 お別れのキス 彼女の左手へ 大好きになった記念のキス


           by ひかる 2002/2/9


772 ◆kRJYO3yCbs :03/02/09 19:10 ID:TMUsbjCE
火傷


簡単に反転する日常
扉を片手で閉じるだけで事足りる

酔う事も無く
醒める事もできず

なんて剥き出しの声
なんて剥き出しの眼差し
放火される肉体
濡れた身体は 苦しいくらいよく燃える

囁きながら燃え広がる 
柔らかな火災
濃密な香り
肉色の炎

朝が来る度
緩やかに日常は戻って来るのに

それでも時々 かすかに痛む

幻の火傷のひきつれ。

773名前はいらない:03/02/09 20:28 ID:qxoCi7vi
逸れてしまった日から 
何年が過ぎたでしょうか
眩し過ぎた憧れの日から
今の僕はどう映るでしょうか

蒼い薪の炎は永遠にもう
戻らないのでしょうか
情熱に支配されていた瞳には
今の僕はどう映るでしょうか

羽根の無くなった僕には
もう飛ぶことはできないでしょう
永遠に続く夢など無いのでしょう

774Pork:03/02/09 22:06 ID:bvcN8p8b
>>693

色彩に注目しているのは良いと思います。
一点の色が入る事で印象が変わる事も多いです。
この場合はやや使いすぎている感もしますが
そういう意味では実験的な印象も受けます。

それぞれの色が取り上げられる元となった
エピソードが色に負けていたりあるいは
必ずしも判りやすくはないのは残念です。
少なくともなぜその色なのかを想像させ
られたいところです。
775Pork:03/02/09 22:37 ID:bvcN8p8b
>>703

身体的な表現が続くのでメンタルな関係で
君の事が感ぜられないと必ずしも伝わらない
ところが難点でしょうか。

冷静に情熱が失われた状況を描いていますが
そのことの代償として君の姿が判らなくなるほどに
強いはずの精神的な何かがあったであろうことまで、
同時に読み取れなくなっているようです。
その事が何か不自然さのようなものを生んでいるよう
に思います。
心に感じる時間のことを中盤に持ってきても
バチは当たらないように思いますよ。
776Pork:03/02/09 22:57 ID:bvcN8p8b
>>704

前半と後半の落差が効果的です。
気になるのは前半が後半ほどに
使われている単語の感触が整って
いないように感じた部分でしょうか。

一二連目がなまじ意味が通じてしまう部分が
あるため作風を捉えてもらえない可能性を
高くしているようです。
まず最初から破綻を予兆させる空気から
始まっていますが、その事から時系列的に
その前に安定して楽しかった時期があったと
予想されます。その頃の事を利用して
工夫をする余地があるかもしれません。
777Neil February:03/02/12 10:08 ID:kqQrFY0N
「枯れない花」──2/14に因んで
(1)
今の道はストレイト
スクリーンの真ん中をつぶつぶの線型ながれて、眩しくも、曇ってもいない空
シートベルトにつながれて、誰かがハンドル握ってる
サイドブレーキ引かれたら、缶コーヒー買ってくる、ごみ収集袋の所まで
もう知らないとは言わせない、世にも不思議なお墓のオ・ハ・ナ・シ(ココホレ、わんわん)
ぎりぎりで大盛りのチョコカレー、はい。カロリー。はい。リターン。
まっ、、、いいか、習慣は第二の天性
(2)
元の道はカレイド
曲がり角の手前から、どきどきの万華鏡、キザなぶれすが肌色シートふり回し、水のいらない花束
晴れた日に透明な傘さしかけて、余りにやさしい銀行氏
天災は忘れた頃にやって来る、森の中のキャンプ場で、ヴイヤベースつくれなんて
時のないカプセルは金星のウインカー
新しいパソシハイテクよ。朝帰りしたくって、ちょっと愛の排気ガス
信号が点ったら、お互いに走りだす
(3)
ハンドルと私はステイブル
光速の矢印は滑走路、お気楽でniceなひとり乗り
ヘッドレストはeternal pillow、世界中がウゐンクしてくれて
霧にみちたジンリキ、検問帽子ふきとばし
果てまでペダル踏んづけて
つぎのアール突き抜けて、ラップした車ごとジャンプして
白菊になったのであーる
‥‥↑はっと→ずっと↓しっと♂やっと♡ほっと↑↑ひっと!ねっと
私の中のあの人に、きっとすんで済せるわ
トキドキは輪の中、でもドキドキは薬指
嘘つき未満、どろぼー以上。そんな二人で始めれば、地球の常識は宇宙の非常識
愛は世界の常備薬、としこえの混合でとこしえに廻りつづけるわ

778Pork:03/02/13 00:16 ID:Jg1N3jQO
>>705

無機質ながら何やら生命的な物を対象にしているようですね。
さまざまな描写は多様な、さながら社会を描いているように
見えます。こうして書いている私の文章もその構成要素に
なりえそうな気がします。

しかし個々の焦点の扱いが小粒ではないかと思います。
それというのも生命性も無機質的な要素も充実しては
いないため、一つの対象が複数の性質を持つのかあるいは
複数の対象を並べて異なる性質を浮び上がらせているのか
読み取りづらいからです。

しかし元来意思の疎通は努力なしでは達成できぬものであるので
齟齬を意識することは詩作上良いことのような気もします。
779Pork:03/02/13 00:16 ID:Jg1N3jQO
>>708

私が評を加えるべき筋合いではないかも知れませんが・・・・。

強い決意には励まされるものがあります。
やはり何が本物なのかを何者も知り得ない
そんな状況で表現を続けることは恐れを
抱かせる点に同意ですね。
自分がクズを生産しているのではという
不信や無力感から逃れる術があるなら
私もほしいです。
まして自分の表現が他人とは似ないときには。
そしてその表現が真剣に追求した結果であるならば
なおさらです。
780名前はいらない:03/02/13 01:12 ID:84BDGw6V

朝露に震える木の葉を数えながら
ごく僅かずつ 夜は巡っていく
つばめが眠るあの丘の上で
蓮の葉がお互いに肩を寄せあう
太陽の心に万物を支配する力を与えろ

山の頂きの彼方 見張人に監視の目を注ぎ
葡萄の夢を優しく揺り起こす
なぜ 見守ろうとしないのか
なぜ 大声で叫ぼうとしないのか
美味い葡萄酒を作るには愛が必要だ
太陽の心に万物を支配する力を与えろ

城壁に辿り着いたあの男は何者か
抱えきれぬほどの疑問を投げかけている
やがて 太陽が姿を消す夕暮れ時
男は他人に与えることの意味を悟るのか
太陽の心に万物を支配する力を与えろ

781お願いシマウマ:03/02/14 17:15 ID:Nh4nvNzr
YO!詩書く奴等調子どう?
刺客は貫く押韻道
死角ついてくるのは狂気よ
興味NO!
全部嘘でも本当でも無いぜ
センス糞でも、奔走!ベロ巻いて・・
782Pork:03/02/15 18:22 ID:GC2XEtgD
>>709
これはさすがに悩まざるを得ませんでした。
判然としないと言う事は多様な読み方が可能だと
割切って読解をしてみました。

まず「命」をどう読むかです。なる「命」は通常は
「みこと」と読んでいいでしょう。しかしこれは
神道で(死亡して)神になったという事なのでしょうか。
ひとり「か」ける、という表現に符合するようです。

1000は日数でおおよそ三年間。中学または高校でしょうか。
夏休みの八月を除いた日数なのでしょう。
であるなら709は経過した日数でしょうか。
三年に満たず二年を越える。
そして最後の一年を五で割ってみる。
素直に割らずに1/5を掛けているのは「欠けていた日数」と
かけたのでしょう。

実に、はかないですね。もう少しで卒業でしたでしょうに。
上の読解であっているにしろ違っているにしろ、
あるいは読み手に任せているにしろ、ハードルが
高かったです。電卓を片手に読んでみました。

でもきっと辞書を片手にカンタベリー物語を読むよりは
簡単な事なのでしょうから、アリな気もします。
書き手の心情最優先で良いと思います。

遠回しの表現がなにか心の忌避のようなものも
感じさせます。
783Pork:03/02/15 18:23 ID:GC2XEtgD
>>718
含みのある表現で幅を持たせているようです。
場の空気は上手い具合に醸し出されています。

「埋もれる肌」というのに艶っぽい印象を受けました。
独りでいる事をネガティブに扱う事が世間では
多いですが、その是非は放置して心地良さそうにも
読めるところが新鮮に感じました。
784名前はいらない:03/02/15 18:54 ID:sTBfbKpp
今日も足の踏み場もない
雑踏を 突き抜ける
鋼のように 錆びた瞳で
病んだ世の中 蔑すんで見る
物色する連中
徘徊する子猫
刃をまとった ロボットたち
接触すれば 痛いから
この身は鋼に包んでおこう
785コクリコの父:03/02/15 19:59 ID:XLhKm47J
>>782 Pork担当先生
>>592 Hiroのこと、ずっと、想ってます。
第二ボタンだけじゃ、イヤ。
きのう、手作りチョコあげたのに、うかぬ顔。
お酒の方がいいって、、でもありがとう。
私、賭けてるの。また、送ったら教えてね、ワクワク」

以上、>>322 娘に成り代わり父がご連絡申し上げ候。
786Pork:03/02/15 22:37 ID:EOzROfla
>>785
なるほど。今気が付きましたが
そういう「日」だったのでしょうか。
お嬢様にはよろしくお伝えください。
今日の杯を捧げます。

>>733
>>734
>>735
>>737
>>739
>>757
>>758
>>765
>>769
>>771
>>772
>>773
>>777
>>780
>>781
>>784
787名前はいらない:03/02/16 03:04 ID:lBAea6nB
愛が千切れた
小さな鳥が空に迷う
離れた貴方
振り返りもせず
遥か遠く飛んでいった

大きな鳥籠
この空さえも捕われてる
愛を求めた
どれほど飛んでも
此処から見えはしないのに

あの太陽に近付き過ぎて 翼が溶け
光を求めすぎて 躰(からだ)が焦げ
堕ちていった私は 緑に還り
再び貴方と 巡り会う

青い檻の中で…


    

788:03/02/16 03:33 ID:/aUa3eH+
俺が小学5年のとき、兄ちゃんは持田香織がめっちゃ可愛いといった。
俺は兄ちゃんの部屋に忍び込んでELTのCD全部にさりげなくキズをつけた。
俺が中学1年のとき、兄ちゃんの部屋でえっち本を見つけた。
俺は容赦なく母親にチクッた。母親は兄ちゃんの留守中に黙って本を捨てた。
俺が中学3年のとき、兄ちゃんが彼女を家に連れてきた。
俺は玄関にあった彼女の靴の底にロウを塗った。彼女は帰りがけに玄関で派手にコケた。
俺が高校3年のとき、兄ちゃんは親に内緒で彼女と旅行にいった。
俺は彼女の両親に匿名でチクッた。兄ちゃんは彼女と別れさせられた。
みんなほんとは俺のせいなんだ。いつもいつも嫉妬してごめんな兄ちゃん。
俺のマンコに免じて許せ。兄ちゃんの好きにしていいから。

すきだぜ兄ちゃん
789名前はいらない:03/02/16 04:10 ID:+PSqwRSG
>788
カッケェー
790名前はいらない:03/02/16 05:18 ID:+RkoOjuk
>788 最後は
愛してんぜ兄ちゃん
のほうがカッケェー
791名前はいらない:03/02/16 08:47 ID:yPfeXRqx
アスレチックが消えたなら
僕に何が出来ようか
連なる輪っかを潜り抜け
次に網目をよじ登る
そこから滑って泥水にぼ・ちゃ・ん
今度は回転する輪っか
四つん這いで踏ん張って
加速をつけて飛び移る
回・る回・る回・る回
落ちない様に掴まって
一気に岸を飛び越えて・・・・
とにかく
どこまでも続くし
とにかく
どこへでも行けるし
とにかく
動かされるんだ
枠の中で枠の中で
わく・の・な・か・で
何か事件が起きて
アスレチックが壊されたら
僕に何が出来ようか
自由を知らない
この僕に
792名前はいらない:03/02/16 10:03 ID:gIXpmJSQ

朝露に震える木の葉を数えながら
ごく僅かずつ 夜は巡っていく
つばめが眠るあの丘の上で
蓮の葉がお互いに肩を寄せあう
太陽の心に万物を支配する力を与えろ

山の頂きの彼方 見張人に監視の目を注ぎ
葡萄の夢を優しく揺り起こす
なぜ 見守ろうとしないのか
なぜ 大声で叫ぼうとしないのか
美味い葡萄酒を作るには愛が必要だ
太陽の心に万物を支配する力を与えろ

城壁に辿り着いたあの男は何者か
抱えきれぬほどの疑問を投げかけている
やがて 太陽が姿を消す夕暮れ時
男は他人に与えることの意味を悟るのか
太陽の心に万物を支配する力を与えろ
793319:03/02/16 11:33 ID:9YBiq8+j
■■わりきり学園■■

コギャルから熟女まで

素敵な出会い

ゲイ、レズビアンなどコンテンツ豊富

http://www.geocities.jp/kgy919/deai.html




794名前はいらない:03/02/16 23:14 ID:XlAEl5EH
ぶって
たたいてなげいて
きって

ぶって
こわしてつなげて
なめて

ぶって
わらってばかにして
つねって

ぶって
こわくなってないて
しんで

ぶって
愛おしくて愛おしくて
だきしめて


ぶってさけんですりへってはらへらしてはらへらしてはらへらして
きがついたらまた朝。
795名前はいらない:03/02/16 23:22 ID:neZCcUOZ

http://www10.plala.or.jp/EUREKA//4%20index.html

命がけのコトバと云うのを聞かせてもらおうじゃないか。
796名前はいらない:03/02/17 13:12 ID:FdwzL6o1
命がけ?
797名前はいらない:03/02/18 12:35 ID:VXNmtvSo
いのちくれない
798白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/18 12:44 ID:cF/lgrbw
>>795
>命がけのコトバと云うのを聞かせてもらおうじゃないか。

いばるな。

「坂口安吾全集」/ちくま文庫。熟読すべし。
799ユリーカ:03/02/18 14:57 ID:VXNmtvSo
>>798
>>いばるな。

キミこそ権威主義的だな?
風博士では「人間は勝ちません、しかし絶対に負けません」とかナンとか云う一言だけは頂いているが…

「赤塚不二夫シリーズ/曙文庫刊」(入手困難)。熟読玩味スベシ。

自分がいちばんバカだと思ってりゃいいの!

http://www10.plala.or.jp/EUREKA//4%20index.html
800名前はいらない:03/02/18 15:12 ID:GGWCn7LJ
801ひかる:03/02/18 19:59 ID:BWR87qtU
「我はシヴァなり」



 我はシヴァ
 108のターンタヴァダンスで世界を破壊し創造する
 真理は残酷さ 黄金の中庸 神たることの確信 
 残酷さからナーダーンタダンス 完璧な反駁の踊り

 我の額の第三の火の目は愛を焼き殺し 真理そのものを焼き殺す
 真理は生き返った しかし昔の美しさはない

 ディオニュソスのニーチェと結託し 神人と貴族の集い国際貴族主義連合を樹立し運営する
 世界はカオスなり ターンタヴァダンス 移り変わり行く法則
 無限の可能性の世界 されど多くの世界は力なり 神人たちの結託
 貴族達は真理を信ずる 殉教の戦士たち....

 サティーは焼死した 愛とは力の争いに過ぎない このことから全ての道徳が反駁される
 力の法則ギリシャのアポロン主義も火の目が焼き殺した 無機と有機の混沌たる世界 変容 ターンタヴァダンスでの創造と破壊 一瞬一瞬に移り変わる嘘
 されど黄金の中庸は救う 使い捨てる真理 遊戯としての世界  
 意志の強さの行く果ては黄金の中庸 我こそは最高の強者なり

 108の踊りを踊り 世界を創り破壊する 
 我こそはシヴァ 恐怖の神 全てを司る最高神

 ひかるの身に顕現せり 我はシヴァなり 



           by ひかる 2003/2/18  

802名前はいらない:03/02/18 20:02 ID:E5brjQCL
803名前はいらない:03/02/18 20:08 ID:cnTFmCSJ
>>802
「書いた詩・・評価してあげるよ? Part10」にもリンク貼ったでしょ?
それはここのルールでマルチポストってやつで禁止されてる行為です。
気をつけてください。
804名前はいらない:03/02/18 20:09 ID:hlklxk81
狂気だね。
805名前はいらない:03/02/18 20:10 ID:cnTFmCSJ
さっきから絡んでくるね。なに?
806名前はいらない:03/02/18 20:11 ID:hlklxk81
偶然だよ。                      
807名前はいらない:03/02/18 20:15 ID:fCABirpe
必然だよ
808名前はいらない:03/02/18 20:20 ID:cnTFmCSJ
>>806
そのID昨日見た覚えがある。何か詩書いてたでしょう?
809CABirape:03/02/18 20:27 ID:fCABirpe
そうだよ

810白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/18 23:11 ID:DZ28qiPS
>>799ユリーカ
>キミこそ権威主義的だな?
>風博士では「人間は勝ちません、しかし絶対に負けません」とかナンとか云う一言だけは頂いているが…
>「赤塚不二夫シリーズ/曙文庫刊」(入手困難)。熟読玩味スベシ。
>自分がいちばんバカだと思ってりゃいいの!

確かに君は君自身が言う通り「いちばんバカだ」。
次のように安吾は言わせている。
「お前のいうことはすべて正しいがお前が言うな」と。

次に赤塚不二夫。赤塚のギャグが決定的に変化した、もっと云うと、あまり面白く
なくなった。奇を衒うばかりで笑えなくなったと言われている時代がある。そ
れはどのあたりか。熟読したというのなら、キッチリわかっているはずだ。そ
の理由についてもシッカリと述べよ。そして、赤塚不二夫という名は、漫画界
では「権威」ではないとでもいうのか。

出直せ。
811白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/02/18 23:17 ID:DZ28qiPS
>>799ユリーカ
ただのスレ汚しよ。私はここのスレ主は真摯な批評家だと信じている。
おのれの尻ぐらい、ちゃ〜んと掃除してから出て行け。そして、出直せ。
812馬皿:03/02/18 23:18 ID:GV8nZP+Q
踏み越えむ道は険しく荊棘なれど
砕かで止まず醜の醜草
荒浪と砕けて還らぬ身にしあれど 
寄せてかへさむ御代の弥栄
弾丸は尽き太刀は砕けて傷重く 
喰む糧なきも撃ちして止まむ

評価お願いいたします。
813やきそば:03/02/19 01:20 ID:wZ2yT3OH
〜行方不明〜

半年に一度 身を隠して
森林浴 花になる
俗世間の垢 洗い落とす

三年に一度 髭のばして
大都会 公園になる
俗世間の裏 なめてかかる

十年に一度 名前忘れて
君の庭 犬になる
俗世間の夜 穴に埋める


「いかがでしょうか」
814名前はいらない:03/02/19 02:31 ID:ipia3I/7
『郷愁』

色無き風は時つ風
涼しさ纏い母校の庭で一人
夕日を隠した雲は暗くに聳える山々
凄む獣の姿は母が伝えし昔話
懐かしむに風巻颪が颯颯と
膨らみ翻る着衣は帆
松涛は広く 砂煙は波打つ
それは海の如く
若き日の船出は何時の事か
その時着いた港は何処の陸か
全ての科戸は
私の心
815名前はしらない:03/02/19 03:23 ID:b29284KD

深い意味での愛や思いやり、
心もとなさ、優しさを感ずる。

816お前はいらない:03/02/19 03:31 ID:b29284KD
≫815

スレ違いでした(皆さんスイマセン)
817j':03/02/19 13:44 ID:/1mbrpkr
『美少女・酢を一気する』

一気!一気!
ゴク!ゴク!ゴク!
居酒屋に大きな轟が広がる
見目麗しき美少女の姿が見える
美少女は焼酎か何かをラッパ飲みしている

一気!一気!
ゴク!ゴク!グビ!
美少女の周りには八人の男女の輪があり
皆手を叩き 叫び 笑い そして美少女に集中している
美少女の必死の姿に

一気!一気!
グビ!グブ!ガフ!
一升瓶を一気飲みする美少女 只者では無さそうだ
とてもじゃないが僕には出来ない と思いきや
よおく瓶を見ると「酢」と記載してあるではないか!

一気!一気!
ゴク!ボフォ!グベ!
17,18歳なのかあの娘は? 素晴らしい
酢を一升一気 素晴らしい
さあ!みんな!集まれ! 酢を一気飲みする美少女を称えよう!

一気!一気!一気!一気!
グブ!ブフ!ゴックン!ゴクン!

ゲボオ!
818名前はいらない:03/02/21 00:29 ID:rzmw10+P
うええまいります
819名前はいらない:03/02/21 00:44 ID:Pqg2LpLK
この上、4階、美少女制服売り場でございマア〜ス
820名前はいらない:03/02/21 02:45 ID:rzmw10+P
その上、6階、バカとアホウの喧嘩でございま〜す
821& ◆rVlDnCeseQ :03/02/22 05:20 ID:UD7dr/+s
聖窓(1)〜(4)
(1)
幾ら耳を澄ませても人の声は聞えない。
成程、生きようと素因はやって来る。表面で一見、無規則に、実は、或る法則に付置され。
内で、擬態、分裂、増殖、配列、断片の連鎖に括られ。
静かなobject,蒼白の壁に決って在室し、理論単位の傍らに佇む。クッキイを徐ろに嚙んでいる。
keyとkeyの間、手探りした小指どうしが触れると、一つのobject自ら語りだす。
虚と虚が二乘され、一の手に重なれば、iの符が流れ出す。どんな人込みに居てもひとりが分る。
矢印を指に変え、霧の名称を辿り、そっと唇をスクロールさせてみる。
すると、閉じられた瞼の裏側は金色の光源で一杯だ。
虹彩が窓をすり抜けたのに気づいて、他のobjectたち、それを必然と含み笑い。
───iとは鍵と鍵穴の関係だ、と。
(2)
樣々の窓がある。点いて誰も居ない、仄暗いのに中で蠢いている。
素因のアクロバットする極彩の窓がある。
夜のカーテンの襞で、卍形に放擲され、撒き散らされ、ひとたび燐光を発し、床に着き、入りたものたちは
遷り孵らない。裡で滅び、折悪しく現れる形もある。cueに1個のdocument。
或るobject規定する。
───胎児ハ相続ニツイテハ既ニコレヲウマレタモノトミナス。
曇りガラスの内側は降っても晴れても曇ばかり。皹割れた隙間から霧の一層が流込むと割当てられた因子が
偏光し、中が見えない。そこに生まれた一件のobject。
百六十万の沈黙した目の閉ざされる頃、動きだし、起される。まどろみかかる度に肩を揺すられる。
オ`、、、と。
822& ◆rVlDnCeseQ :03/02/22 06:02 ID:UD7dr/+s
(3)
涸渇した大地に雨が打止むと、水という天体の中にある。
交差路のブラウン運動にスポイトで一滴、垂らすだけで、慌てて散らばるので、objectたち腹を抱えてたか哄い。クモノカサモ咲ク。雨ニモマケズニ。
当時から、地球は広大な墓場だった、と口にする。カミハ人ノ発明デアルと紙に書く。声に出して、一切はラクガキだと言ってみる。
それを聴きつけたobject,ひとり嗤い。
───アリガタキ現象アマリニ科ナシ。
───美ヤ愛ハ選択肢ノ問題ダ、と。
川沿で一列に並んだobjectたち、昨冬立枯した電柱に化け、風の吹く日に横顔で合図しあう。溺死者たちを
一刻も早くラクにしてやる為に。
そらを見上げた別のobject,撓んだ電線に停まり、卵の中から知らぬ顔。
(4)
曇りガラスの外側は降っても晴れても曇ばかり、ただ一面は霧ばかり。
原初の海と月齢を装置(install)されたammonite、一旦加熱すると内部で廻り始めるので、出掛けのシャワー
前に体温計一本銜える。
Spermaたちの精霊、鞭毛一本首から吊るし、ドアノブを握る際、久しく溜った咳払い一つ。
>>明日の同じ頃、ここで会うのは止そう。雨期と乾期には何処か別の場所で暮らそう。
窓の外で卒塔婆のふりしたobjectたち、耳を欹てマンホールの底から一斉に電令し合う。轢死者たちが速やか
にアスファルトの色に塗込められる様に。
・・・・不明のゾーン等、元々どこにも無かったのかも知れません。摑めぬ一塊となり偶々、一点に蝟集した、
此れまでと此れからとが砂時計の中で一握りに圧縮されて、一瞬、寄添っていただけなのかも知れません・・・・
余白の頁の更新がクリアされ、この仮想の窓を脱け、この仮象の街へ甦る朝、唖者の様に祈る。近未来にかえる
架空の殻の継目から、

「どうか、これ以上、新しいものを拵えて私たちを苦しめないでください。宙に存したありとあらゆる
objectたちが、二度と不幸になることが在りませんように。」 



823アビ:03/02/22 13:48 ID:6eFUY/O0
まるくあった裂け目だ。そのように生じる他にないのは、密室の丸ごとの気狂いや身悶え
に含まれる等しさやおかしさ。
                 ついに殴られるあなたを見つけ出すことができないあなた
の猫背を撫でさすってやれないのは、生きているものと生きられた筈のものがそこに並べ
置かれたなら、わたしは光と影の帯流に爪先すらもかすめられずにはじき出されていたか
も知れないから。
         見つめないでくれ。射ぬかないでくれ。

ささげられた果実の皮の発色一つ一つの構成を、誰も把握に努めない。
つぶてを放る。ヤブレル。このすべからくは、望んだものや望まれたものであって、敵で
すらなく。痩せた白紙であったり、太った白紙であったり。
糸を切った凧のような構図がゆすぶって ゆらめいて、話の話は肢を小さく短くして。走
らない、走れない。その刻みのところどころが、こなごなに暈けて安定を保つ。
もろびとの乳や蜜のおびただしい送り迎え はばたき。

ただの一人も否定しないからこその、夢の孤独があった。
                                銹びているのは、塞ぎきれない
おびただしい断面か、凝らされた泡か。

砂が吹き込むばかりのうろの底で、あり続けることの正誤をカタロウ。求愛や越権。
わたしたちは一蹴を待った。昼夜を繰り返した千年の生地を練りあげる。折りたたむ。あ
なたたちは一撃を待つ。老いたケルビムのまどろみに。刃こぼれに。能うことに期待はで
きない。

止揚された日常と謝肉祭のあわいだ。折りにふれてしたり顔をうかがわせるものの怪たち
は可燃性か、不燃性か。
              彼らからのべつに手渡される 受け取る書簡の続きを綴れ。
824名前はいらない :03/02/22 23:22 ID:/3ZFmpOu
ピカソさん、こっち、こっち!
825 ◆RGdgiggqvY :03/02/22 23:55 ID:ZwP41XKS
誰もが描いてる 希望の未来図は
僕の描いてるものと同じだろうか?

同じでないから素晴らしいはずなのに
違いを認めない力はどんどん大きくなっていくばかり…

『想像してごらんよ』
このメッセージに乗せて ただ皆で
一つのことを たった一つだけ祈ってほしい…

『皆が笑って過ごせるように』
嘲笑や高笑いでなく ただ皆が 違うカラーで笑えるように
考え言葉が違っても 心から お腹の底から笑えるように
手を取り合って 皆で笑おう ただ未来を見つけるために

『想像してごらんよ』
このメッセージに乗せて 世界中の人のために
826オクリン:03/02/23 15:53 ID:6TXLTfHI
「キラキラ」
心が躍動する疾走感を感じながら
煌めく光の中を
僕たちは駆け抜けていく
春から夏へ
街から街へ
人から人へ
心は常に移ろいながら

重なり合っては離れてゆく
機械仕掛けの長針と短針が
僕たちの好奇心を加速する

数え切れない出会いと別れの
坩堝の中で
交感神経をダイレクトに刺激する
欲望だけが
僕たちを遠い未来へと
駆き立てる

希望という微粒子を
キラキラと肩ではじかせながら
僕たちは今日も走り続ける
827名前はいらない:03/02/23 15:56 ID:RJmxirIz
◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇

http://www5b.biglobe.ne.jp/~ryo-kyo/osu.html

◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇
828Pork:03/02/23 22:24 ID:O4Y8ddy1
>>733

まず、君と言うのが何を差すのか
必ずしも明示されてはいないけれども
普通に考えると愛する異性でしょう。

で、内容的には口説いているわけですが
はたして彼女の方がこの詩で心を動かされるかを
想像してみます。

口説かれる身として読んでみると、いささか
「僕」の身勝手さが気になってきます。
本当に光で世界が照らせるの?
味方になるのは良いけれど世界を相手に闘えるの?
それも忘れないという条件付きで?

忘れてしまったら暗闇に投げ出して
世界と共に私の敵になるのでしょう?

恋愛相談ではないのですが、彼女を口説くなら
もう少し迫力のある愛情を示すべきでしょうし
それは詩にも通ずる部分があると思います。
詩としては逆にエゴに焦点を当てて膨らませるのも
興味深いと思います。恋愛にエゴはつきものですから。
829Pork:03/02/23 22:43 ID:O4Y8ddy1
>>734

一二連目あたりに推敲の余地を感じます。
表現の差している対象が不明瞭です。
せめて暗示くらいは欲しい所です。

しかし木に対する印象ですとか、
その時の自分の状態などは簡潔に
描かれていて構成の良さを感じさせます。
何よりも木を発見できた事が最大の
収穫だったでしょう。
そうしたインスピレーションは大事だと思います。
830Pork:03/02/23 22:59 ID:NJ0DIfmw
>>735

自分の望んではいない事をしてしまうというのは
十分に詩の題材としては成立していると思います。

それが恋愛であるか感電であるかの違いはあるにしろ
ときどき見かけるテーマではありますがナンセンスな
ぶんだけ不条理さがピュアに出てきていると思います。

最後の大爆発も暗示的で効果的だと思います。
けれども全体的に語彙が多くないという印象を
与えます。

日常語で描こうと言う信念があるとしても
まだ工夫の余地があると思います。
難しいところは、主題である指の痛み
ばかりを描写するため大味な印象が
生ずる点ですが、かといってここを
手ぬるくするとテーマがぼやける危険も
あるのが悩ましいところです。

831名前はいらない:03/02/26 21:06 ID:YryKGCUf
『高揚とした昼下がり』

太陽の陽射しが七色の花達に微笑む
僕は花と太陽の話に耳を傾ける
毒々しいまでの愉快な関係
陽射しの槍が僕のカシスな心を貫いた


832名前はいらない:03/02/27 01:49 ID:30ESI+u8
凡な印象受けませんよね
批評家さん?皆さん?
833名前はいらない:03/02/27 19:14 ID:LopwenvM
>太陽の陽射しが

・・・・。
電球の球?頭痛が痛い?
834ame ◆yUHAxrOw2c :03/02/27 23:39 ID:K6uvgFDs
>831
行数少ないわりに(せいで?)表現が重なりすぎていると思う。
内容的にも、骨格しかない印象。
もっと広げて散らしてみたほうがおもしろいはずだと思うので、それを読んでみたい気持ち。
具体的には、今の4行をそれぞれ連のどこか目において、3〜4行ずつの4連の詩くらいにはなりそう。
表現的には自分好みでイイ感じになりそうだけに。がんばって。

835Pork:03/03/02 21:54 ID:3hsvLoeo
>>739
最初から最後まで形而上的な題材を
扱っているわけですが、途中の
汽車を巡る情景が非常に現実的な
描写であるためその事を忘れそうに
なります。

しかし革命家の存在により突然、
その情景もまた現実ではなく
心中の美しい幻影である事を
思いださせられるわけです。

そして二つをへだてるはずの
透き通った感情がその性質ゆえに
一つの関係性を築きそして数々ある
関係の中で「透明である」点が
その題材の特性である事が
明かされるわけです。

題材も表現も大変意欲的ですし
惜しみなく力量が投入されている
と思います。
少し力を抜いても良いかもしれません。
836Pork:03/03/02 22:20 ID:TifkAf6l
>>757

どんな詩でも批評しますがイジメないでくださいね。
限界はもうすぐそこです。
レトロフューチャーな感じが良く出ていると思います。
基調としてシルバーメタリックな情景を感じさせ、
それが次第に崩れてゆきますがここで一貫して
メタリック感が続いている所が好みの分かれる部分でしょうか。
崩壊してゆく感覚が電波的にも思えます。
意図としては電波な要素が現実に紛れ込む事でもなく
情景が崩れてゆく事でもなく、電波な表現様式での
ある種可能性を探る事にあるのでしょう。
楽しい一編だと思います。
837名前はいらない:03/03/07 17:30 ID:Et/MmZ4J
ganbare
838澪 ◆WTkSZHjrL. :03/03/07 17:57 ID:cJ40Mihg
『三角関係』

どろどろ渦巻く 僕の中で眠っている感情が
いつか 僕を破って 流れ出てしまう前に

どくどく脈打ち 僕の中で暴れ狂っている感情が
いつか 僕を殺して 飛び出してしまう前に

君に この感情の名前を伝えたい
例え 君を困らせるだけだとしても
839ラルゲット──K.595に捧ぐ──:03/03/08 05:35 ID:zj5bscr3
次の角を折れる時、風に紛れ省かれる術は無いものか
不用意に、当初の光と行き違い
あの賑やかな舗道を、人は行き交うだろうか、恋人たちは建物の角で、今日の語らいを続けるだろうか
カフェのガラス扉を透りぬけ、失せらるる事が望ましい
ポケットに手おさめ、指紋つけず
襟立てず歩を運び、白コートの内面に浮かばれる時節が思われる
、、、、夥しい湖畔の砂礫から、その年一つが択ばれた
片側の手袋はなれ、鏡を跳ねて滑空した
地表を平行に周回し、いづれ、ヒールへ戻るだろう
返ることを求むなら落下せず着地して、白い爪先に結実する日が来るだろう
───春になると、ちぎられた金紙が降って来る?
・・・・・天涯を囲む樹海
───ああ、昼の星座がCompactの異義を粉々に申し立て
・・・・・湖の中心にブラックホール
半周もしなかった、少年の日と相似だった、隕石は数度、叩いただけだった
数秒で成層圏を突き抜けた・・・・・オシロスコープの上に波紋

次の年も、たおやかなワンピースの曲線は、そこかしこを揺らぎ止まぬだろうか
明快な彩色のネクタイは、上着の下をそよぐだろうか、ビル群を仰ぐ些やかな呟きは、排除されぬまま、たゆたうだろうか
掌を合わさず、しなやかに、通り去ることが望まれる
耐えかねて、試験開始直前に握られた、宇宙の構図が忍ばれる
笑い声と泣き声に相関のない公式を
デパートの屋上で光線に略される手立ては無いものか
無言の弾丸に貫かれ
サンプルケース内のパスタ皿に浮かぶフォークのように
宙を翔ける一方の手袋として
階段の踊り場で、閑却された片手袋と対峙する
不意に、束ねらるる日が願われる
───歌声でなく、口づけでなく、愛でなく、ましてアラセイトウの花でなく
畢竟、無内容の標本箱として、額内の無人のカンバスの中で
更に、希求する。明日が光り、本日と等価の微笑を絵空ごと投げかくに先立ち
840名前はいらない:03/03/08 05:39 ID:BJdNlz7h
★その目で確認すべし!!★
http://www.pink-angel.jp/betu/linkvp/linkvp.html
841少しばかり:03/03/08 06:37 ID:jW5gUqGt


二つ並んだ煙草のパッケージ
チョコレートの香りのするそれは
一方が空で 一方が未開封

人間というものは
こんな物 なのかもしれない

一方が空で 一方が未開封

こんな物 こんな物

842名前はいらない:03/03/08 06:41 ID:zj5bscr3
Fuman.................。ooO(~へ°)/
843Pork:03/03/09 22:29 ID:ziVC+g+S
844Pork:03/03/09 22:43 ID:ziVC+g+S
>>758

ある意味表現が過剰であり、ある意味表現が足りないでしょう。

過剰であるというのはすなわち対象をすべて盛り込んでしまって
いるため読んでいて想像を働かせる余地の少ない点を指しています。

足りないという意味は、一方では他の対象も盛り込み
なおかつ今ある対象を損ねないで表現する余地がある
という点を指します。例えばあからさまに「青々」とは
言わずに他のことを盛り込み、なお読み手に必然的に
青い空を想像させる、などといった事です。

しかし見どころは時制が不明確な点にありそのため
夏の空が本当に見たものなのか、そもそも本物の夏の
空を指しているかも疑わしいというところでしょう。

そうなってくると空は心中の象徴ということになり
青く高い空は自由と開放感を求め、そして得られずに
いる事を描いている事になります。深読みしすぎでしょうか?
しかし、そう読んだほうが美しく感じると思います。
845お前はいらない:03/03/10 00:17 ID:ysFiO4rw
>>1
『批評家大量募集』とのことですので、
新レスから遡り、感想、印象他、言葉の
集合について感ずる所を些かづつ
述べさせて頂く事とします。
今月一杯まで、わたくし事あり
不定期となりましょうが、少しずつ。
飽くまでも、素人の私見ですので
お気を悪くされぬよう、お願いします。

846お前はいらない:03/03/10 00:45 ID:ysFiO4rw
>>838「三角関係」
【構成】
三角と銘打つからには確実に3頂点があり、
樣々に形態を替えこそすれ、一定の二次元的空間は
維持し続けられる、という前提の提示から
出発されたものと推察し、、、
【印象】
L2>流れ出てしまう
この点から理知のみで割切れない、いわく言難い
人の愛憎のドロ沼感を読者に換起しようとする
試みかと、、そんな風に読解しました。
L6>君を困らせる→君と僕と、その周りの樣々を、、?

847 :03/03/10 00:50 ID:HzQbfONL
「感情」という言葉を、「粘着性液体」に変えてみるとか。
精子や愛液じゃないよ。
848盲目詩人:03/03/10 02:48 ID:UboCzKNS
私も批評に参加させていただきます。私の場合は批評云々よりも
ここをこうすればなどという感じで参加させていただきます。
私も他の皆様同様、素人見ですので多くの意見の一つとして受け入れていただければ
幸いです
849盲目詩人:03/03/10 03:02 ID:UboCzKNS
>>838
君に この感情の名前を伝えたい
例え 君を困らせるだけだとしても

君に この感情を伝えたい
例え この感情で君を殺してしまうとしても
と考えて見ましたがいかがでしょう?差し出がましい事申し訳ございません。



850↑↑↑↑↑:03/03/10 03:09 ID:ysFiO4rw
>>♀
851j’:03/03/10 12:48 ID:sVHIWwv7
『歌を歌おう』

歌を歌おう
ラー♪ラー♪ラアー♪
歌を歌えば気持ち朗らか
ラララー♪ラー♪
どこかで誰かが今日も歌うよ
いつでも歌って幸せ探そう
ラー♪

852:03/03/10 12:53 ID:SNPKrmp9
え!?なんで今居るんだ!!??>>851
853:03/03/10 13:00 ID:SNPKrmp9
もう居ないのか?ヒマだったから話したかったのになあ>>851
854Pork:03/03/11 01:03 ID:HTSaGa9s
お前はいらないさん、盲目詩人さん、加勢ありがとうございます。
私もなかなか批評できない状況なのですが気負わずにゆきましょう。
855Pork:03/03/17 00:30 ID:gfjrEeKl
>>765

言葉の選択が秀逸だと思います。
場面ではなく空気が感じられます。
少し都会的で、でも底辺のあたりで。
そんでベイエリアでミュージックな、ね。
で、ぼけているようで仲間がいて。
そんな世界は詳しくないから実のある事は
書けないけれどいい感じだと思います。
856Pork ◆bKNWS.Pork :03/03/17 00:33 ID:gfjrEeKl
試しにトリップなど。飛べるかな?

>>769

素直です、正統です。
塩梅を変えるとするならば
冬の終わりの変わり目を強調するとか。
それとか、鬼たちが一人でいる事に
クローズアップしてみるとか。
鬼たちはプライドが高いのかな。
その痛みが染みるからなのかな。
鬼たちは孤独が好きなのかも。
857Pork ◆bKNWS.Pork :03/03/17 00:34 ID:gfjrEeKl
>>771

恋愛相談から入ると、名を捨て実を取る、
これもありで二人の関係の呼び方がどうあれ
楽しければ確かにそれでオッケーな事は
意外に良くあるエゴの捨て方かな。

恋愛の詩が、まあ良く言われますが観念的と
いうか精神的というか、そういう傾向が
散見されるわけですが、その中にあって
ディテールが丁寧に扱われていて吉では
ないでしょうか。悲劇的な要素を持ちながら
キスをよけれらてしまうというコミカルな
風味も持ち合わせていて多彩です。
858Pork ◆bKNWS.Pork :03/03/17 00:36 ID:gfjrEeKl
>>772

日常の何かを投影しているならばちょっと
読み取れなかったです。
(私も不調で・・・・抑圧が強いのかな?)

そう。で、非日常の話しなわけです。
ちょっとセクシャルですね。たぶん。
結構、現実的な経験のはずなのに
どうしてか現実味を欠いている事が
面白いというか個性的です。

あるいは現代的、今時はそうなのかもネ。
相手の姿も見えていないし。
また深読みをしすぎているかと不安にもなる。
でも続けると反転は二回あるはずです。
日常からの脱却時、これが冒頭部分っすね。
そして日常への回復。あまりに当たり前に
回復される日常はやはり一種の反転なわけっす。
そこのコントラストが鮮明だと、
んー面白そうだな。
859from765:03/03/17 06:05 ID:B+tu7j8u
>>855 to Mr.Pork
ご批評有難うございました。
拙作を発信する際、事前に人の印象を求める事もあります。
>765に就いては広告代理店勤務の方々(30代後半)に、
批評文と似た環境で意見を求めたものです。
霧、波止場、波だとかいった有り勝ちな語を若干リニューアル
する為には、、といった素人の試みです。
L3、L17部分から、今回ご指摘と同様の印象を頂戴しています。
PS.
お礼がてら、簡単なコメントを付しお知らせする事としました。
860名前はいらない:03/03/21 01:08 ID:46KUlwA8
「白痴(たわけ)プロペラ」

プロペラが鉄の箱から開放された
空気を切り裂き
上昇する

ぶら下げていた
鉄の箱は重力を帯び
砂漠に落ちる

自由に飛び回るプロペラ
プロペラは意志を持った 圧倒的な力を持ち
上昇する 上昇する
いまや鉄の箱の抑圧はない!
どこまでも高く 空の果てまで! 高く!

青い空 白い雲
それにあまりに不釣合いな黒いプロペラがひとつ
高速で回り 螺旋系に上昇する
穏やかな砂漠の頭上を

861名前はいらない:03/03/21 01:09 ID:46KUlwA8
しかし
プロペラの死は訪れる
あまりに強大な力が
プロペラを内部から崩壊させて
見るべき視野を失い
力は分散する

ほどなくして
落下したプロペラ
再び空へと飛ぶことは出来ないだろう
灼熱の砂に埋もれ
プロペラの切り裂く音も
聞こえなくなる

鉄の箱はお荷物ではなかったのだ
空を舞うための原動力であり
全てを落下させる重力と 高みを目指すプロペラの
仲人だったのだ!

プロペラは死ぬまで気づく事はなかった
862名前はいらない:03/03/21 01:09 ID:46KUlwA8
>>860-861
批評お願いします。
863名前はいらない:03/03/21 01:12 ID:46KUlwA8
あげ
864南の詩人:03/03/21 05:02 ID:32JZzJuu
>>817

何か非常に印象に残ったので批評を残したい。
表現は陳腐だし実にこれといって大した題材
ではないのだが、リズム感と音の良さは優れている。
「美しい」詩ではない。が、なぜか心にこびりつき
忘れたくても忘れられない決定的な感覚を表わしている。
ローリング・ストーンズのミック・ジャガーの歌声のように。

個人的にはランボオを思い出しました。不潔で背徳的ながら
何か一瞬の輝きが潜んでいる感覚・・・。

いい詩だと思います。批評というか単なる感想になってすいません。
865きのう、みゆき通りの角で:03/03/23 13:06 ID:hdUrgDrt
〈プロポーズ〉
>決めたんだ。これは人類普遍の原理なんだ。
>自覚したんだ、君と出会って。恒久の平和を念願し、人と人との関係を支配する崇高な理想を。
>愛する人の公正と信義を信頼し、僕らの安全と生存を保持しようと決意した。
>平和を維持し専制と隷従、圧迫と偏狭を地上から永遠に除去しよう。
>この法則は普遍的なものであり自己と他者を対等関係に立たせようとする僕たちの義務だ。
>自らのみに専念して人を無視してはならない。
>そして、君と僕とでグローバルな世界で名誉ある地位を占めたい。
>人たちが等しく恐怖と欠乏から免れ、平和の内に生存する権利を有する事を確認した。
>今、僕は君に誓う。名誉に賭け全力を挙げてこの崇高な理想、目標を達成する事を。
866:03/03/23 13:21 ID:62AXTVvK
泣き叫ぶ君に僕は自己嫌悪
零れ落ちた涙が水晶だといい
心の奥底は冷え切りそんなこと考えて
そんな事表に出さず肩を抱いて慰める
涙湛えたその眼で僕を睨む君を
愛しいと共に憎いと思う
一瞬後に君は吹っ飛び
鼻から血を
真っ赤な血を流して
また僕を睨みつけた
そんな君を美しいと思い
また僕は自己嫌悪
   そんな自己満足でした。おしまい
867↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑↑:03/03/23 13:36 ID:hdUrgDrt
〈愛の爆弾投下〉
勝手なタイトルつけちゃいました。
抗議と訂正、オナガイシマツ。
868採点:03/03/23 14:14 ID:qlSH3h7E
>>860題名がいい!詩の文体も文句なし!だが如何せんオチが分かり易いのが難点
プロペラが地に落ちる事に対し感想をつけた詩なのだがよくあるパターンだ。
但しこの詩自体が悪い詩と言う訳ではない。この文体が結構他の詩人も使ってるから
衝撃度が少ないと言うだけ。でも100点満点中85点の高得点だ!纏まってて良い!
869>:03/03/23 14:21 ID:hdUrgDrt
↑自□自□?
870名前はいらない:03/03/23 16:20 ID:6WtUg5Hb
>>868
おかえり、旅行はよかったかい?
871アビ:03/03/23 17:23 ID:ZMVY++vx
あなたたちが大切に思って抱えるものが、水とか気とか、そんなまぶしい色をしているの
だろうか。わたしは素直に信じられないのに、求められるまま、ただ曖昧なうなずきを繰
り返してみせた。
          にかわの羊が百年の間眠ることもできずに佇むそこは、歌のような速さ
で装いを変えていくのに、誰も手を拭かずにいられる理由なぞ、一度たりとも考えたこと
はないから。
        唇に、はいずみを注してあげよう。

芯に小さい棘をくるんで、観るものを巧みに愛撫するシャボン玉。偏在と炸裂。
この扉には云われなき絶望のかたちが幾つもカクサレテイテ、写本や肋骨の捧げ銃に囲ま
れながら、そこに追いやられていく 当てはめられていく。
なくなるのでもなく、よみがえるのでもなく、壜づめの拠りどころの名を与えられる。く
ずかごに放る石の類。

受肉されなかった、ここのこぶしや瑕だよ。喘ぐものに唾を吐くものだよ。
                                          その姿を覚え
書きした一項が、今日の全ての西陽。
872860:03/03/23 21:13 ID:IRW9wXU7
>>868
ありがとうございます。
僕とあなただけにしかわからないけど凄く嬉しかったよ。
873名前はいらない:03/03/23 21:17 ID:AGwV05R5
★男はココを見るべし★女と金とサンプルムービー★
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874デルタ:03/03/24 22:53 ID:knx3vLhH
「永遠」

ひとは 冷たい石の下で その幕を下ろすという
喜び 笑い 欺き 騙され
長い長い旅の果て―――
ぼくらは 一体何を手にすることができるだろう
そして 何を残せるというのだろう

行き着く先は 暗い石の下だというのに

それでも 何かは残せるはずだ
無機質な その石に願いを込めるんだ
そうすれば 手を合わせるその人の胸に
ぼくは 生き続けるんだ

そうだろ?
――― ぼくたちは 永遠なんだ
875消え行く女:03/03/25 11:42 ID:WvG3425a
進むべき道を見付けたのに
私だけの幸せが有るはずなのに
足元に絡まる 過去の存在
ぼやぼやしてたら 飲まれてしまうから
ふりきって走るよ
もし 奴等が見えても
ダメ....止まってあげない


876Pork:03/03/25 23:34 ID:aBA8Wh4p
>>773

主題は良くわかります。
しかし広がりに乏しい印象もまた残ります。
すなわち夢を追う自分から夢を失くした
自分がどう見えているか、本当は解っている
はずだと思います。

そしてどんなに眩しくとも今の自分から
夢見がちだった自分に手放しに憧れるのも
難しいように感じます。

どこか抑制を加えてしまっていて
物足りない印象が残ります。
877名前はいらない:03/03/28 03:34 ID:Sl2PLI+3
僕が壊れても ねぇ わからないでしょ?
もう、君の事なんか わからないくらい、、、

完璧主義者の 欠陥商品の僕等
よく似ているから なんとなく感じてたんだ

ほら 臆病な子猫 詰めを立ててる
孤独になるにはまだ早すぎたのに

怖くなるほど流れてほしい
全てをおし流すほどの時間
いびつな愛とねじれた夜が 汚れた指の隙間にみえる

帰りたくない 帰りたくない

今は只眠りたいだけ
衰弱していく良識が
ほら 夜にとけていく
878名前はいらない:03/03/28 03:35 ID:Sl2PLI+3

今は只眠りたいだけ
衰弱していく良識が
ほら 夜にとけていく

かけた月を見て 気をちらしてる
「その、きれいな石は、おいくらですか」

気がふれるほど あふれつづける
指の先まで染みついた記憶
狂ったように悲鳴をあげて
全てがカラ回りはじめる

ゆるしてほしい ゆるしてほしい
吐き捨てるように繰り返す僕
街灯の下 不器用に舞う
アゲハ蝶


僕は君に嘘をついた ひとつ
879黒犬:03/03/29 00:29 ID:7gsaR/tp
初心者批評ですが……失礼します。

>871
雰囲気がやわらかく、暖かい感じの文章に好感を覚えました。
文章1つ1つから色々な事が伝わってきて、色々と考えさせられます。
ただ、たくさんの事が伝わりすぎて主題がやや分かり難い気がします。
何を一番伝えたいのか。何を一番言いたいのか。
其処をもう少しはっきり書ければもっと素晴らしい詩になると思います。
880黒犬:03/03/29 00:45 ID:7gsaR/tp
>874

絶望的な問いかけから希望へと発展していくのが良いです。
感情の広がりも広く、テーマも伝わりやすい、とても良い詩ですね。
しかし死に対する考えや思いが少しありがちな気がします。
永遠や死、希望などはとても使い古された題材なので、
もう少し独創性が欲しいところです。


881ひかる ◆bodgOoQOHA :03/03/29 00:59 ID:VqHVDXhF
「音の中の神々」



 許された芸術至上主義
 それは音楽にある
 エリック.サティ 黄金色の音色 必然性を持って出てくる新鮮で意外な次の音々
 音の中に戯れるピアノ
 古典的 いやそれを超えている
 無邪気 陽気 美しい かわいい
 おそらくは人類最上の音楽
 音の中で戯れる神々
 最高の世界は音の中にある
 これは新しい真理である


      by ひかる 2003/3/28


882名前はいらない:03/03/29 06:18 ID:IJ3IWdUN
赤い紙切れ出しました。
弱い自分に出しました。
揺らぎ続けたこの心
決意させたは紺碧さ
父よ母よ愛しき君よ
何の為にが誰が為か
鳴いてくれるな海猫ら
いざ消えゆかん波の間に

あの人が忘れぬ様、手紙を書こうだとか
そんなことしてる間に、隣の柿も熟れた。

昔、読んだ小説の最期は似ていたとか
そんなこと忘れてて、なんだか独り照れた。

883名前はいらない:03/03/29 06:18 ID:IJ3IWdUN
水をあまり濁さず、飛び立つ方法とか
そんなこと考えて、気と共に日も暮れた。

青い、濃く青い夜
月の出ていない夜
自分自身に由る
酷く特別な夜

赤い紙切れ出しました。
弱い自分に出しました。
揺らぎ続けたこの心
決意させたは紺碧さ
父よ母よ愛しき君よ
何の為にが誰が為か
鳴いてくれるな海猫ら
いざ消えゆかん夜の間に
884Pork:03/03/31 00:17 ID:Ax7RX7O+
>>777

曲が付く事を想定しているようですね。
ですので「もう少し整理して・・・・」
なんて野暮な事はいえませんが、
気にならないと言えば嘘になります。
特に人の死を、白菊が読み違え出なければ、
軽く扱っている点などですね。

全体的に素材を軽く扱っている点こそが
特徴なのですが、素材に味を消しすぎては
いないでしょうか。(1)の惰性の生活にしても
(2)の恋愛にしてもレトリックに埋もれて
ナンセンスと読まれてしまう可能性があります。
あとは曲しだいの面がありますので、
なんとも言いがたい所ですが。
885777:03/04/02 06:11 ID:rz2aLG7U
>>884 Pork上司殿
(1)
<AABC><AABA><ABAB>等、四分音符八小節32文字以内の基本を職業pianistより
教示されていますが、あまり実行せず、専ら総花的に記し作曲側の取捨を期待してしまいます。
(2)
詩に関わる「ノンセンス」の語を目にするにつけ、マザーグースの世界が想起されます。
(3)
「si」という言葉が通常の生活、宗教、医学(人の生死を扱うベルトコンベア工場?)の世界で、若干づつ意味合いを異にしている様に思える事があります。
PS.
いつも、ご意見を有難うございます。
今回は、一杯¥200前後のコーヒーショップ女子従業員の方、複数に感想を求めた所です。
若年へ向かうにつれ(暴W、、、して貰えた模様です。OK^
886名前はいらない:03/04/02 14:13 ID:fydDZ7TW
高層ビルの硝子いっぱいにひろがった青空の水面に飄飄とただよう雲は夏の白鳥が飛び立ったしぶきの跡
一粒の涙はもはや底に沈み
楽しかった刹那の時の思い出が
乾いた肌に淫靡に突き刺さり
君の瞳に哀しさだけが映りこむ

やっぱり、つたないですかね・・・

887白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/04/02 16:42 ID:sXw2vJjs
はるばる行ったこと思い出す武蔵小金井駅前の坂なだらかな坂道を二人
888空と僕のあいだ:03/04/02 19:06 ID:o7d8Qdwg
さっきまでの空が曇り空に染まりゆく中
僕はただ空の行方を見てた
何もできない僕を包み込むような曇り空を
889名前はいらない:03/04/03 03:27 ID:aOtsHBST
それは 君が流した 瞳 濡らす涙にも似て
あの日 忘れた筈の 声が 呼んだ気がした

夢 映す 鏡  何もない部屋で
今 君を 想うままに 彷徨う時

瞳に映る  何も 見つめられないなら
答え探したままで 一人夢を見るままで

あの日 君が失くしたものを拾い集めてみても
欠けて 見えない破片 君の香り 漂う…

夢 映す 瞳  何もない 闇で
今 君を 想うままに 彷徨う時

瞳に映る  誰も 愛せは しないなら
閉ざした 心の中 貴方だけを探してる

月灯りだけの夜…
890あけ:03/04/06 00:44 ID:CY42XS2G
いぬはげんきか
たかしまちょう
ぬりえをたのしむ
よるのえんとつ
891Pork:03/04/06 21:45 ID:Gfg0XtAk
>>780

非常に写実的で細やかな描写が印象的です。
同時にその的確な描写のゆえに情景としての
辻褄に疑問が生じてきてしまう部分が気になります。
(例えば夜に朝露は生じないとか葡萄を揺り動かす
主体が出てこないとか見張り人を監視するとか・・・・)

こうした点もあまり写実的ではない描写であったのなら
気にはならなかったかもしれません。

そして太陽の心を必要とすると感じさせる情景が
次第に強まってゆくという展開になっていますが
それにしても一連目においてはあまりにも必要性が
明らかではなく、それは夜の描写としては確かに
美しいけれども読ませるけれども蓮の葉が肩を
寄せ合うのはそれほどまでに問題視される事なのかと
自問させられてしまいました。

辛口ではありましたが、総体としては面白いと思います。
892Pork:03/04/06 21:54 ID:Gfg0XtAk
>>781

えー、得意分野ではないですが頑張って見ます。
やっぱり聴覚的に聞いてみない事には理解が
どうしても不足してしまうのではと思いますし。

真ん中へんくらいまではイイ感じに
言葉が重なって来ていると思います。
リズムや音ばかりでなく確かに詩情でも
悪くないと思いますが、後半ですね。
全部とセンスがイカスのか、嘘と糞が
泣かすのか、どうなんだろうと感じました。
韻を踏むというにはセンテンスが長いような
気がしました。
893Pork:03/04/06 22:06 ID:Gfg0XtAk
>>784

一つの味わい方としてですが、
錆びた瞳と鋼に身を包む存在と
言うのは、間違いなくロボット達と
同様の異形の存在ではないかと思うのです。

物色や徘徊をする生身の存在とは別に
蔑みながらも病んだ世の中の一属性として
存在しているわけで、短い中に複雑に
世界を描出して見せているわけです。

こうした視点はこれだけで終わらせるのは
惜しいように感じましたので機会があれば
構想を広げてみてはどうでしょうか。
8942年C組14番 さかいひろみ:03/04/09 22:16 ID:bbvYf5pZ
<新学期>

教室へまぎれこみ黒板のそばへひらひら
遅刻してまだ来ない【現在完了】
【付帯のwith】時にチョークもろく折れて
はなで笑わないで、公園通り【付加疑問】
【条件節】今日・親・旅行
革靴のない玄関にNIKEと白いブーツ【前置詞の用法】
ハンガーに春休みの金ボタン。ラケット、新しいボール、PC、本棚のプラモデル、CD、なぜか小っちゃなテデイベア、へんなポスターはってない。
コーラ出してくれるまで、クロオセットの中、ぽろ、ヴェスト、ブレザー、あにえすのタイ、わりかし整頓【する予定のgoin'to】
じゃなかったけど、初めて【倒置法】
【交換のほお】were it not for【反実仮想】
天井のふしめ、まな板のつくる寄り目【受動態】によって
【関係代名詞】ごめんな、友だちに言うなよ
寝息たててるほっぺためさめないで【婉曲な願望】
nutshell、えんぴつの芯、日光の匂い、花びらちぎれ校庭ではらはら【分離のof】
【使役動詞】ほかにも誰かつくれよ
idiom idiot kick the bucket【慣用句の例文】?
気にしなくていいよ【抽出話法】
【未来を示す時制】きっと、来月はやってくるよ

席替えのあと風にのり制服の肩にひとひら
笑わなくていいよ
・・・・・・もう、無理しなくてもいいよ
895Pork:03/04/12 21:48 ID:QyIjK/OV
>>787

細々と気の付いた事を書いてゆきますと
大きな鳥かごというモチーフは興味深いです。
この世界をも囲うケージとは、空すら
そしておそらく太陽も囲うそれは
牢獄のようなものなのでしょうか。

そうした束縛的なアイテムが散見されるのが
とても気になります。愛すらも小鳥をしばる
制約のようです。機械的なまでに決定付けられた
運動のなかで展開されるように見えます。

ある種、愛と自由のない偏った世界が
描かれているわけですが、その凄みの
ようなものが出ていると面白いかと思います。
896Pork:03/04/12 21:48 ID:QyIjK/OV
>>788

やはり、意図したものであるにしろあまりに
愛情なり嫉妬なりが感ぜられないですね。
オチがあるわけですから、それを引き立てる
ために制約が生じるのは確かです。
しかし改めて読み返したとき、そこですら
発見できないというのは、私の感性の欠如
かも知れないですが、残念に思います。
事実の羅列の比重がやや高いように思います。
それがオチの後であっても真心より生じた
言葉が欲しい所です。
897Pork:03/04/12 22:00 ID:QyIjK/OV
>>791

二つの要素から構成されているように思います。

一つはアスレチックの描写。
そしてもう一つがあなたにとってのアスレチックの重要性です。

あなたにとってアスレチックは必要なものです。
しかしその描写からは、必ずしもそんなに楽しそうな物とはみえません。
それがいよいよ鮮明になるのは最後の部分であり、悲劇的な
制約の中の幸福である事が示されているわけです。

この最後に説得力を持たせるにはアスレチックの
描写は必要でしょう。しかし、ここを主題としているならば
アスレチックの描写が過剰な感もいなめません。
美味しいところが出てくるまで待たされている
ような感覚を思い出します。

また同時にある種のアスレチックへの幸福感とか
それに対する疑問が生じるも確かに書いてあります。
この部分を鮮明に打ち出しても良いのではないでしょうか。
ここが主題なのではないでしょうか?
898Pork:03/04/12 22:20 ID:IepV3dNZ
>>794

単純で非常に暴力的ですね。
危害を加える立場が非常に端的に書かれています。

具体的なことが省かれているのは、何か臆する
ところがあったからでしょうか。
暴力と何かの種類の愛情だけが並べられている事が
ちょっと印象的ですね。

そして基本的に自分のことだけ、加害が加えられる
相手も、加える事も愛情にしろ空腹にしろ時間の
経過にしろ、すべてが書き手の主観だけで構成
されていますね。なかなか実験的です。
「しんで」なんて、なかなかサラっとはかけません。

あるいは陳腐になるかもしれないですが
何をなげいたのか、何を笑い、何をばかにしたのか。
そして何がこわくなったのか、そうした事を織り込んで
みてはどうでしょうか。その愛おしさは「よくある」
愛情とは違うはずですね。あるいは同じでしょうか。
個人的には掘り下げてみる価値があると思います。
899Pork:03/04/12 22:24 ID:IepV3dNZ
>>799

馬鹿でも権威主義でも結構なんで、批評してみない?
もうすぐスレも終わりそうだしさ・・・・。
900Pork:03/04/12 23:02 ID:IepV3dNZ
900げっと!

ちなみに次スレ(まだやる気!?)ではこのスレの
批評は多分しないよ。リンク張れないしさ。
いや、ほかの批評家はどうかは知らないけれど。

>>801

ヒンデゥーの神々についてウンチクを傾けると
確かに彼らは色々なものになって地上に顕現するので
そういう意味ではまっとうな視点に立っていると
言えるでしょう。例えば仏陀もヒンドゥーでは
ビシュヌ神の化身の一つとして扱われていて
仏教を内包してしまっています。

しかし複雑な神群においてシバを最高神と
言い切るのは信仰的立場で変わってきます。
まあ、シバ本人が言っているのですから
異論を挟むというのは不敬というものかもしれません。

また世界の均衡を保つのが神と悪魔の違いと
いう事を考えると今は、そうした世の中という
ことでしょうか。

それはさておき、繰り返されるモチーフが
くどさを感じさせないの力量は健在と言えましょうか。
確かに神に用いるべき言葉が使用されていると思います。

901クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/04/13 10:55 ID:mludiX2V
久しぶりに。

------------------------
(タイトルなし)

 ひとの居ない小さな道で
 猿に出逢うと
 私はまるで、背が少しずつ、縮んでいくみたいで
 猿の瞳を見つめてしまうと
 いつの間にかアスファルトのでこぼこの段差に足を捕られてしまいそうで

 昨日食べたものの中に
 薄緑色のアイスキャンディーがあったということが
 その堅さとか、匂いとかが
 マンホールの丸さに似ているということ

 などが、私の瞳を覗き込む猿の瞳に映っている私の
 瞳の中の猿にはすべて見通されていることだろう、と

 しかし、猿が交通事故に遭って
 赤黒い目印に変わってしまうことなどは
 空想から一歩も外へ飛び出していかないので
 私はまるで、ひとの居ない、小さな部屋に居るように、安心して
 誰も居ない、小さな部屋を覗いているビデオカメラのレンズように安心しているんだ!
902東京Benn大津:03/04/15 04:20 ID:EgmIVCVk
<惨事>
1:オレ詞かいてます
2:Fly me to the moon
3:眠れない人が誰かに伝えたい
4:0時〜5時
5:いつ、どこで、誰が
6:言いたい事だけをイって
7:直感で消えない咳をしても=Sympathy=
8:このスレのコテハンさん狂人に月評価してage
9:酔っ払いこの「アクム」の■赤■黒■
10:素人も意味不明を詩で表現してほしいんです
11:ふと心に浮かんだレトリック
12:命懸けでまた会う日まで恐縮です
903のり:03/04/15 04:25 ID:lOYMkGUy
  「幸せ」

今日、花を見つけたよ。
今日、「好きだ」って言って貰えた。
今日、あなたがそこにいた。
今日、あなたが笑っていた。
本当に幸せだよ。

幸せを見つけるとき、そこに一杯哀しみもあった。
今も心の奥に哀しみがあるんだ。
だから、幸せが見えたんだね。

明日もまた、哀しいことがあるかも知れないね。
でも、今日の幸せが心の奥にきっとあるね。
あなたがそこにいた幸せが。

904白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/04/15 04:37 ID:ZKWFW8y6
>>902
>2:Fly me to the moon
スレ主の白鑞金といいます。「惨事」と題された中、2番目に上げられた理由
など説明願えればありがたいのですが。列挙という形では、少々困惑を感じて
しまいました。
905あぼーん:03/04/15 04:44 ID:xPrmi5dG
あぼーん
906東京Benn大津:03/04/15 04:48 ID:EgmIVCVk
約40分前時点に於ける、当板アクセスの際の状態を自然主義的に
列挙したまでであり、他意はございません。
907名前はいらない:03/04/15 04:54 ID:lLvI4o0/
908堕天使:03/04/16 12:36 ID:sqH0UZea
909sawatari:03/04/16 17:18 ID:Tad0xKiv
念願のHPが出来つつあります。一度着てみてください。
http://www.h3.dion.ne.jp/~sawatari/index.html
910名前はいらない:03/04/18 00:22 ID:Rv/bkbky
age
911名前が欲しい:03/04/19 00:49 ID:S46OyG/q
普遍の真理を詠った詩に共感
美しい単語の配列に感動
ほろ酔い機嫌の天才達に夢中
沸騰点の低い心を持つ幸せ
912白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/04/19 00:58 ID:jcVE3VG1
>>911
>沸騰点の低い心を持つ幸せ→臨界点へ控えめな心で幸せ
913Pork:03/04/19 21:48 ID:jx89tdOr
>>812

ある主の空気を作る事には成功していると思います。
しかし短いなかでも、場面が大地であったり海であったり
行数を使わないだけに曖昧さは困惑を生むでしょう。
あるいは荒波が一つの比喩であったとしても。
また、これは感性によって違ってきますので一概には
言えないのですが情感をまねく語が登場しないように思います。
むしろ情感を感じた事実を語として表現しているように
思われます。
914Pork:03/04/19 21:49 ID:jx89tdOr
>>813

味がありますね。
しかし緩急がないのは難しいのではないでしょうか。
起承転結の類いがないという事はある種のリスクです。
新しい定型を生み出そうとしているともいえるでしょう。

現実味のある語を選んで使用しているようですが
冷静に計算すると十年で二十四回ほど行方不明に
なるという事はかなり幻想的なはずです。
なにか私が誤解をしているような気もします。
しかしその幻想を感じさせるものが欲しいです。
915Pork:03/04/19 21:49 ID:jx89tdOr
>>814
その表現のスタイルには罪はないです。
語彙も豊富なようです。

しかし時間と空間の不明確さが気になりました。
郷愁は一般的に遠くにあって思うものですが
実際に母校の庭に立っているように読めます。

また、そこを旅立っていた事ですとか
その先の展開についても書いていますが
この表現対象の切り替えが明確ではないため
これもまた伝えたい事を、ポイントが不明確に
なっています。
916山崎渉:03/04/20 01:32 ID:tQHi8HIt
   ∧_∧
  (  ^^ )< ぬるぽ(^^)
917やきそば:03/04/20 01:52 ID:jvpYvmjz
>>914
む〜、深い。
ありがとう。また、よろしく。
918やきそば:03/04/20 01:58 ID:jvpYvmjz
さっそく、次。 新作。

実際、唄書きなので、基本的に、歌詞の形になっておりますが、
そこらへんは、自由に鑑賞して下さい。

よろしくお願い。


    〜春の雨の後〜

ちぎれてった雲が ようやく陽に光る
ぬるく頬を湿らす 風が横切る
春の雨の後に 僕は少し ニタリ
体を斜めにして 十字路を蹴った

夕べの風に 花は吹き散ったか
水たまりに捨てられた 冬のアドレス  
春の雨の後に 僕は少し ニタリ
軽くなった踵が 帰ろうと言った

春の雨の後に 僕は少し ニタリ
軽くなった踵が 帰ろうと言った…
919名前はいらない:03/04/20 02:35 ID:mVYOsuJ3

お前が格好いいと思っている言葉を
お前は面と向かって人に吐いたことがない
そもそもお前は誰かと話したことがない
相手の方を見ながら、独り言を繰り返しているだけだ
920採点:03/04/20 16:53 ID:Q5/01OLw
>>851,>>919,>>341,>>596,>>584の詩の批評求む。
自分ばかり採点するのも何だし。
921Pork:03/04/20 17:14 ID:vEVaGGkL
>>920

うん。批評家が少ないのは寂しい事だよね。
922非常勤:03/04/20 17:29 ID:+tvERSjO
>>921
此れまで、再三のご批評、thanksです。
ついに卒業も見え始めましたが、Pork主任のスレッド
第3楽章の立上がりを見て安心しています。
私も昨秋来の皆さんの作品やResを読み直させて貰い、
笑ったり、愚考を巡らせている所です。
923特になし:03/04/22 05:39 ID:Ab2YBrIZ
>>851『歌を歌おう』
【構成】
L1:呼びかけ
L2:歌声♪
L3:状態、提案(不特定多数へ向けての?自らの内面へ向けての?)
L4:♪
L5:L6:状態、願望、、、
【印象】
詩全般の志向する所を一言に要約するなら、生命感の発露の言語的表出、とでもいうことになるのでしょうか。
生存してあらばこそ人は喜、怒、哀、楽、そのいちいちを言葉に託す生物であると。
こんな場面が思い出されました。
大学院へ籍を措いていた頃、朝、研究室の扉を開け、車座に着席するや否や、決まって
「ああ、今日も好い日だ。人生は何と素晴らしい。」
とひとり言つことの習慣化していた退官まぢかのProf.のいらした事を。
毎朝、耳にするにつけ、当惑を禁じ得ない私でした。額面どうりに受け止めて良いものか、反語的表現なのか、はたまた余人には推量し難い含蓄の秘められた言葉であるのか判断に苦しんだものでした。
類似の印象を、この作品から感じました。いわゆる「明るい詩」に触れるにつけ、多少の違和感を覚える厨房時代よりの私です。
生が、きらめき、飛翔するものであるとしたら、人はそこに自足する筈で、敢えて個の喜びを言語化する理由は何なのか、といった疑問です。
詩のOriginに就いて詳しい方のご意見を仰ぎたいものです。
924特になし:03/04/22 06:24 ID:Ab2YBrIZ
>>919
【構成】
L1:お前が
L2:お前は
L3:そもそもお前は
L4:相手の、、、だけだ
【印象】
上記、語りかけにより読者への挑発、詰問、問題提起を意図された作品かと読解しました。
L2:人に→異星人に
L3:お前は→人類は
・・・・と置き換えて読み返してみると、特別の破綻、問題提起のない、至極穏健な作品と言えはすまいか。
925Pork:03/04/26 21:10 ID:IXlq3PBe
>>821-822

長いのは苦手ですが、がんばってみます。

まず形而上的なものを扱っているようで
案外身近な事を主題としているようなので
そのつもりで見てゆきたいと思います。

まずobjetct達のふるまいがなにやら
ユーモラスに感じました。こここそ
抽象化が働いた部分なのでしょうが
それにもかかわらず彼らが
多彩な振る舞いをする所が面白いです。

おなじく多彩な暗喩が味わいがありますが
そのすべてが理解できるかといえばできません
でした。しかし、まあ、理解できれば良いという
物でもなし味わいが楽しめるのでよいかと思います。
そんなobjectも良いのではないですかね。
926ベラドンナ:03/04/26 23:34 ID:/+U0sGyu
18日遅れの赤子
3日きりの命
9人の尽きせぬ涙
生涯忘れ得ぬ名前

927思い出せない:03/04/27 05:16 ID:CPz52KH/
>>584「仏陀の声」
【構成】
L1:広義の形容
L2:同上
L3:否定vs否定:L4
L5〜:メッセージ、希望(読者へ向けての?作者の内面へ向けての?)
【印象】
以前>>569でも触れたのですが、旧スレより拝見し(ゼウス)(プロメテウス)(新国家ニューポリス)etc.といった語を作品世界を照らすためのアクセント、スパイスの類と心得ていました。
さしずめ、心理学の某流派の術語を緩用するならanimaを芸術家するためのanimus的用法とでもいった所でしょうか。
具体的には、こうした語が丁度、ひ弱な女の子が拳を振上げて何か強がりを主張している、といった印象でした。
作品の独特ではあっても、こじんまりとした世界が却って強調されてしまう、或いは意識的にそうしている、との感に捉えられていた従来でした。
(つづきあります)
PS.作中の宗教関係の用語に関しては云々出来る能力ありません。
ただ、漠然とカミハホトケニナイと思う許りの私です。
928思い出せない:03/04/27 06:16 ID:CPz52KH/
>>341「英雄と悲劇の復活」
【構成】、、、こんな見方をしてみました。
L1:<る>→<る>
L2:<ろ><ら><る>→<る>
L4:<り>→<る>
L5:<れ>→<れ>
、、、以下、略。
50音「ら」行を意識的に活用してリズム感を付与しようとの試みかと推察します。
これはreadingする事により納得できるように思えます。
【印象】
>>362でHPの紹介あり、作品への印象が変わって来ました。
この作品でも、ややもすれば表題として「或る愛の・・・」とか名付けたくなる様な所、
、、、至高の存在へ、地獄から、黄金の光、神風特攻隊のように、、、
つまり人間界の愛から抜出して、美の完成へ精神的な異次元へ到達する為の過程、
一種、霊性獲得の為の物語とそれに伴う悲劇、といった所なのでしょうか。
作中の語が表現の一素材というより、何か抽象的な目標それ自体を為しているといった印象です。
他、HP内の日記、俳諧等、大部の作品とあわせ連作の一環として読むと理解され易くなるのではないかと思われました。
しかし総体として、文字を記すことへの思い、丹念さ、一途さを感ぜざるを得なかった。
>>360同様、異論、反論、自注ほかございましたら、お願いします。
どうも、お粗末で申し訳ありませんでした。
929Pork:03/04/29 13:22 ID:Hh+2hIdN
>>823

孤独のようなものが一つのテーマとなっているように読めました。

特徴的なのは多くの場合には、こうしたテーマの場合には
孤独感が動機として書かれることが多いのに対して放置
されるというある種客観的な視点が強く出ている事でしょう。
その孤独の解消のために、ただ待つという姿は印象的ですね。
ただ象徴的な表現の積み重ねるあまり、わかり難くなっている
ことは否めず、どこかに確固たる立脚点を据えておいたほうが
印象的な表現も引き立つのではないかと思います。
930ひかる:03/04/29 17:45 ID:FCHmjPvF
「淫乱女とのセックスを目指して」



 僕はまだ童貞です
 そんな中 淫乱女 久美ちゃんと出会いました
 メールでラブコールの連続
 簡単に彼女を落としました 
 愛なんて幻想で女なんかクズだがセックスを楽しもう
 ああ 明日は彼女との初デート
 キスと抱擁は約束させられたがセックスまでいきそうだ
 だましてこの女をモノにしよう
 セックスがどんなものか味わってみよう
 美男子の女遊びの始まり....


  by ひかる (2003/4/29)
931ひかる:03/04/29 17:46 ID:FCHmjPvF
「コンドームはどこにある」
 


 見当たらない見当たらない
 コンドームが見当たらない
 僕は明日のセックスに期待してコンドームを探しているのに
 コンドームが見当たらない
 どこの薬局にもコンドームが見当たらない
 孕ませる訳にはいかないし でもセックスは初体験 やってみたいし
 中出し駄目なら顔かけ腹かけするわけにもいかないし
 だってせんずりするのは恥ずかしいじゃん
 コンドームよどこにある


   by ひかる (2003/4/29)


932白鑞金 ◆XQOqpD8gDY :03/04/29 20:30 ID:hzlGvlbE
>>930>>931
石橋を砕いて渡る気構えを。いつのまにかスケールが小さくなっているような
感じがします。大風呂敷は問題外として、発想に自在さ、豊かさ、楽しさを。
四畳半が流行れば四畳半を、ではけしてないと思いますよ。
933:03/04/29 22:31 ID:1IgSzJJ2
>>596あけさん
、、、にも批評のリクエストありますよ。
前、一度してたっけ?
934Pork:03/04/30 23:03 ID:/JDEKO7j
>>825

そう、しかし、だ・・・・。
それもまた一つのバリエーション、
ある種の不寛容のなのかも知れない、
涙に耽るひと時を許されぬかも知れぬと
そんな、憂慮を抱かせるのです。
世界の広さと難しさは、そんな不安を
含むほどなのでしょう。
それとも一つの皮肉なのでしょうか。
絶望を知るものにはあまりに真摯な
姿勢でまぶしいほどなのです。
935名前はいらない:03/05/01 16:10 ID:2xixgph8
彼が商売を再開する日
きっと渋谷には長い行列が出来るだろう
僕らは雨がふっているのを見るのが好きだからその日はきっと雨がふっているだろう
その光景はきっとたいして壮観で警官はなんと間違えるだろう
警官を馬鹿にすることはこの世で1番面白い

彼が商売を再開する日
ひさびさに僕らは愉快な気持ちになれるだろう
都内のさまざまな場所からさまざまな人間、学生、会社員、画家、主婦、工員、老人
なんかが集まり
粉やカプセル、葉なんかを大きく高く腕に掲げ空に見せ付けるだろう
そうして僕らの禁断症状は何か叫びながらゆっくり、あるいは性急に溶け始めるだろう

彼が商売を再開する日
僕らの靴紐がかまって貰いたそうに解けるが僕たちは誰も見ない
学校には教師しかいなくなる
電話なんか電話じゃなくなるんだ ひどく愉快だろう
彼は弱虫だから留置場ではきっと檻の中に入れなくって
母国の言葉で何か祈ったんだろう
「壁はなんの罪も犯さない、どんな壁も自由に」
僕らは彼のわからない言葉から運ばれてくるものが大好きだ
誕生日にもらったペットボトルや奥歯を大切そうに抱えながら
覚えるべき事は覚えたし あとはニコニコするだけ

彼が商売を再開する日
いなくなった君のお父さんがふらっとそこへ戻ってくる
僕らは夜じゃない
白い太陽なんだよ
936j’:03/05/02 16:40 ID:/v9RKVbg
937あけ:03/05/03 00:25 ID:/dpX87Go
す〜いすいすい
すいようび
あなたもよろこぶ
すいようび
938北条綱成 ◆WkC5FA63bs :03/05/03 14:30 ID:hrfQd7Pk
僕の詞も批評お願いします。たくさんあるので他の批評スレにも
分割して書き込みます。
939北条綱成 ◆WkC5FA63bs :03/05/03 14:30 ID:hrfQd7Pk
がんがん夢を育てたよ。
さなえちゃんが今日もかわいく見えたのも
そのせいなのかなあ。
必死に手を伸ばせば空を飛べる気がしたよ。
940北条綱成 ◆WkC5FA63bs :03/05/03 14:30 ID:hrfQd7Pk
ドラえもんってたくさんいると信じたい。
夢じゃないものもあるかな。
目をつぶしても見えないものがあるなら
心眼って何かな。
941北条綱成 ◆WkC5FA63bs :03/05/03 14:31 ID:hrfQd7Pk
歌を聴いてると歌詞を深読みしすぎて
いつも危ない想像をしてしまうね。
今日も土が茶色く見えた。
942名前はいらない:03/05/03 14:34 ID:3TPZNrq1
943名前はいらない:03/05/03 21:06 ID:1puz+Jbt
944Pork:03/05/03 23:31 ID:DN/qh350
>>826

恋愛詩が多いご時世、「僕たち」は少し誤解をしました。

で、問題の「キラキラ」です。
これが希望であるなら随分と立場が弱いと思いました。
最後の三行だけですから登場するのは。
まあ、些細といえばささいです。

どう読めたかという話をしますと、
欲望と出会いと好奇心と別れという
キーワード、そして人から人へ心移ろう
ことから、これもある種の恋愛詩であると
しかし随分と肉感的だと感じました。

そういう時代なのだと妙に納得しましたが
そうした情景を描くのならば、ストレートに
描出しても良いのではないでしょうか。
疑問も感じずに遍歴を表現しているにしても
掘り下げて、どういう欲望か、心の移ろいか
丁寧に書いてはどうでしょう。

ああ、でもマブシサに夢中なのかも知れませんね。
945Pork:03/05/04 00:10 ID:+lrqtmHS
ありゃ、リンクが多すぎたか・・・・


>>838

つまるところ、明示的な三角関係ではないのですね。
素直に感情を出していると思います。
欲をいうと動機をもう少し読んでみたいですね。

つまり鍵は「出てしまうと」どうなるかという点でしょうか。
そして出てしまう前に伝える事には、あなたにも困惑が
あるのではないのでしょうか。
946クロラ ◆oNwpnhIJYU :03/05/04 20:08 ID:2SxBY/wI
「竹」

 170センチメートルのてっぺんに立って
 きみはあたりを見回している
 電信柱にのぼったほうが用は済むと思うけれど
 気にいってくれたのならすごく嬉しい

 でも雨が降ると地面がぬかるんでしまって
 僕の足はだんだんと埋まってしまう
 なんだか140センチメートルになった気分
 でもこんな景色もだいぶ気に入っている

 やがて血液が冷えて黒ずんでしまうと
 まるで古くなった浴槽にこびり付いた
 水垢のように悪戯を感じさせない
 からだの奥深く、深く、深く、悪戯を隠している

 こうして病人のように顔まで埋まって
 眼球に直接張り付くものを
 「視界」と呼ぶのはどんな気分だろう
 頑強な竹の根が水道管を貫いているのが見える
947アビ:03/05/04 23:49 ID:r+ToCygW
このフチに立とうと云うのだ。筆や鎚の先が限りなく折れる仕組みを措いて向かい合う。
てのひらに一杯の火の根、水の種。
三つのわだちに、こうもりの耳やふくろうの眼が群がる。憧れたかったもの、果てたかっ
たものがおかしい。
傘を差す。あそびめが入って 排して、眠って 回って、身を研ぐ人の目盛りの影に、苦
い薬を添わせる。
黒のあぶくをたてたスープ。さじの吃水線で、にじんだ角や鋏がかち合っている。オモリ
には足りない。吹き溜まりからはるかに離れて。再度、振る舞いを違えよう。
誇らしげにしまわれる主人公たち。無内容で退屈なものに黙って忘れられない。なまぐさ
く息衝く。
鹵のような説法に、にわか月をからませる ほぐす。それから、双子の犠牲。
映画館は、ここではハナサレナイ乳売りのらっぱが響いて、壁を剥がされていく。先は坂。
どちらにもけばけばしい。
軸線と葉脈。魔法の代価を払ってください。
948名前はいらない:03/05/05 00:06 ID:QaC9vEAb
笑ってないのに
本当は
笑ってないのに
皆、自分を騙している事も
隠したくて
恥ずかしくて
誰にも
本当の自分なんて
見せられない
そうやって本当の自分を
隠してきた
傷つけてきた
失ってきた
誰にも
見せた事の無い
自分を
見て欲しかった
でもそれも
わがままかな
949名前はいらない:03/05/05 00:09 ID:uyLG18LD
勢いよく坂を駆け下りる
腕をぐんと横に伸ばし
くらえ
ラリアッーーーート
なぎ倒されろこどもたち
アスファルトに沈め
泣く隙は与えない

みんなそうなんだからみんな知ってる
狡猾さに知能が追いつかない可愛さが評価されることを知っている狡猾さを

人間社会の螺旋を切断しろ
一瞬の出来事だ
泣く隙は与えない
950Pork
>>839

ちょっとK.595を聞いてみました。
旋律が覚えられません。悲しい。

オペラではないですし旋律が複雑になるのも
当然かもしれません。

で、詩の方ですがなるほど似た印象を受けます。
語の調子とか流れとかですね。

感情的に非常にニュートラルな印象が面白いというか
興味深いです。所々に価値判断が出てきますが、
そうした部分でも既に結論が出ていて思い悩みが
見られません。こうした事も含めて理系的な感じがします。

モーツアルトにしては無骨な語が選ばれている事が
気になる点でしょうか。確かにそれはある種の複雑さを
生み出してはいますが、軽やかさに通じる成分も
欲しい所です。冷静な部分がそうなのかもしれませんが
やや種類が違うのではないかと思いました。