ヒャダルコ
という言葉に
デカダンス
を感じる
と言っていたあいつは
天才
なのか?
血の道歩き剣を取れ
火の馬駆って星になれ
人間一人に重すぎる
世界一つに軽すぎる
桜が散る 桜が散る
風に散る
ちがうよ
あれは飛び降り自殺
イオナズンは
ポップアートだ
あいつは
言った
理解
できない
普通で在ることを難しいと思っていた
私はいつも特別で在りたかったから
そして気が付いた事
私が特別で在りたかったのは
私が普通であるからだ
937 :
名前はいらない:2006/04/17(月) 20:30:14 ID:VFIkG0fB
汁物言わず。言う者知らず。
背中がちくちく痛いときはこれから天使になるんだと思った。
いつまでも空が飛べないまま病室で囚われの姫
傷跡はそれでも誇れるものの一つでここのすべては大切なもの
なのにさらに広い空を夢見てしまうのはなぜだろう行ったこともないのに
覗き込んだラムネのビー玉大きく見える気になるにきび
彼は突然喋りだしてこんなことを言ったんだ
「これから君のつらい気持ちを僕が食べてしまうからそのあと僕を潰しておくれ」
にきびを潰すと痕になる体質のわたしは彼が潰れないように
そっとクレアラシルを塗ってみた。つらい気持ちはゆっくりのんびり消えていった
大切なものほど壊してしまいたかった
放課後の教室のあの瞬間も帰り道に見たあの夕日も
ずっとずっと続いてほしかったものはいつかなくなってしまうから
自分の手で終わりにしたかっただけなのに
壊れてしまったあとにいつも後悔してしまうのはなんでだろう。
どこまでも遠くに行きたかったのはきっと幼かったからで
誰かに守られている安心感があったからこそ走ることができた
何の庇護もなくなってしまったときから足が固まったまま
自由っていうのはゆるい縄で制限された中でこそ自由なんだって思った
機屋の娘として生まれたのに
着付けのひとつも出来ません
きることのない着物ばかりが
箪笥の肥やしになっています
祖母が内職してた絞りの着物
隣のうちから聞こえる機の音
絹の肌ざわりが私の故郷です
943 :
名前はいらない:2006/05/18(木) 10:49:57 ID:vHMOIcDh
こんどの週末会いに行くよ 長い距離を超えて
僕らは恋をした 冷たい雪の中
ポケットにすべりこんだ 君の手は暖かい
944 :
矢倉 ◆tHQfQPPPks :2006/05/18(木) 22:49:56 ID:vZCoozU6
今人生の温度が高い
こんなに高くなったのは何年ぶりのことだろうか
いつまでこの温度が続くのだろうか
ほっとけばすぐ冷めてしまう「それ」は
心の中を今日も熱く沸騰させた
-=´-ァ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::/ |:::li:::: ::::. ::::ヽ.
/::::::::::::: :::::::::::: ::::;/変態:|,,!:::iヶ;::::::::::::ヽ
,.':::;:::::::::: .::::::::.:::;∠''''''" l:ノフ仁メ、!::::::::::、:ヽ
. /:::;ィ::::::::::: :::::::::,、イー'゙i` ,'/ "iーケ`i::::::::::;:`iヾ 僕の気持ちはいつも君に届かない・・・
'/ノ;:::::::::::::::::::::| "´ ̄ .::::/ヽ` ̄ ノ:::::;ノ:::ト、! それは梅雨の雲が・・・僕の心を多い尽くしてるからかな・・・
ィ-イ:::::::::::::::::;、l //// ' /,:イ´::ノ:! '| 多分・・・きっと梅雨が明けたなら・・・
!::::ハ::::i´!| ヾ _,:.‐.‐ュ、 ノ;:::/`' 僕の気持ちが届くと信じている・・・
V ヽ:ヽソ、  ̄ クイ/ その時までに・・・僕の心がつぶれてしまわないように・・・
ノ,ィ;::::::::ヽ、 /ィ_' ´ 雲の隙間のお星様に祈っています・・・
_,.`=', ` ` 'ー-‐''l/"7'
く{" '´! /'〉 }
ヾ.、 l ,. /" ,.'-------- 、..___
ヾ、 r'ゝ、,,./ /'/  ̄`ヽ、
-=´-ァ::::::::: ::::::::::::::::::::::::::/ |:::li:::: ::::. ::::ヽ.
/::::::::::::: :::::::::::: ::::;/変態:|,,!:::iヶ;::::::::::::ヽ
,.':::;:::::::::: .::::::::.:::;∠''''''" l:ノフ仁メ、!::::::::::、:ヽ
. /:::;ィ::::::::::: :::::::::,、イー'゙i` ,'/ "iーケ`i::::::::::;:`iヾ 僕の想いは最後まで君に届かなかった・・・
'/ノ;:::::::::::::::::::::| "´ ̄ .::::/ヽ` ̄ ノ:::::;ノ:::ト、! どうして届かなかったんだろう・・・
ィ-イ:::::::::::::::::;、l //// ' /,:イ´::ノ:! '| 最近・・・僕はいつも星を見ながら考える・・・
!::::ハ::::i´!| ヾ _,:.‐.‐ュ、 ノ;:::/`' その時いつも思うのは・・・鳥のような翼がないからだ・・・
V ヽ:ヽソ、  ̄ クイ/ 神様・・・どうか僕に翼をください・・・
ノ,ィ;::::::::ヽ、 /ィ_' ´ そして僕の大切な人たちへ・・・
_,.`=', ` ` 'ー-‐''l/"7' 僕の想いが届くことを祈っています・・・
く{" '´! /'〉 }
ヾ.、 l ,. /" ,.'-------- 、..___
ヾ、 r'ゝ、,,./ /'/  ̄`ヽ、
つもりつもったゆめのなかの埃
めかくし鬼さんこっちへおいで
たのしいおはなしはここまでだよ
いま消えたのはやさしいこころ
手のひらがひんやりと肩を叩くよ
「きな粉」
音たてて崩れた 女の靴の踵
砂粒のように粉々に と言ったら
きな粉って言ってよきな粉って だって。
私のヒールを勝手に詩にするのはよして
ごめん、分かった と言いつつも。
私は腹の内で答えてやった
おお、美しい君よ!
君はなにゆえにわたくしが君から詩情を見い出そうとするのを咎めるかぁぁ!!
ざまぁざまぁ。
目覚める直前の夢がファンタジーで、
常識から外れれば外れるほど現実に対応しきれない。
ぼんやりした記憶の中で本物はどれなのか探している
夜明け。
>>838 |∀・)ノ ◆xFSmZdQFQIさま
スレ違い失礼します。
詩板本 2冊目スレッドにて2005年分の投稿作品による作品集を企画しています。
桜(無人村にて) を是非掲載いたしたく。掲載許可をいただけますでしょうか?
951 :
名前はいらない:2006/06/15(木) 00:51:49 ID:oENgI73X
わに
952 :
名前はいらない:2006/06/15(木) 16:19:33 ID:xIcBEOnc
遙かなる夢路のはて、新しき星へと辿りつく
953 :
名前はいらない:2006/06/15(木) 22:05:57 ID:K+pmACuA
ナイフそのものが犯行を起こした
被害を受けたのはシルクの布で
その目撃者は監視カメラ
事件を最初に口にする郵便受け
その隙間を埋めるようにして
人という人が遅れて配置に着く
慌ただしくも平和な一日
954 :
山羊:2006/06/15(木) 23:29:38 ID:DzujCWNx
無茶な手術で父を殺された
ああまさしく殺された遺族の
礼儀正しい記者会見
刑務所にいれろ!と叫んでもかまわないのに
報復を!と
息巻き喚いてもかまわないのに
俺たちは彼らの怒りを許す
俺たちは俺たちの父と母の為に
怒りを許す
>>951 お呼びでしょうか、御用事でしょうか、何事でしょうか
このごろなかなか顔を出さずに申し訳ございません。
それともわたくしのことではなかったのでしょうか
それなら申し訳ございません。申し訳ございません。
祈りにクツを履かせてあげる
もう少し大きくなったら
クツひもの結び方を教えてあげようね
車には気を付けて
ケンカなんかするんじゃないぞ
みんなと仲良くするんだぞ
それじゃ、行ってらっしゃい
957 :
名前はいらない:2006/06/19(月) 11:41:04 ID:tJt48mzc
ここは芳しき花園か、はたまた凍てつく氷河か
「きな粉・2」
きな粉だって随分詩的じゃないかねぇ君い
思わせ振りな名称 もとの形状
大豆は多くのための血肉に 粉をひくという行為―睨まれた
だが心の中で私は おお君は何故ゆえ(中略)ざまあざまぁ。
きなこを黄色い粉って黄な粉って
書くのって少し粉っっぽい
でもその由来は大豆だと忘れず
豆乳 豆腐 納豆 イソマルトオリゴ糖らと
確実に だぶらないように献立を練る
こなき爺いは
黄な粉を投げる
そんな気がした
砂かけばばあが
砂をかけているところを
見たことはない
961 :
朱鈴:2006/07/21(金) 16:20:05 ID:LFX2vn5h
強いって何だろう?
強い人って誰だろう?
力を持つ人?知恵を持つ人?それとも心の強さとか?
基準がないから正解も無いけど…正解はたぶんこれだ。
“強い人なんてものは存在しない”
962 :
名前はいらない:2006/07/21(金) 17:07:32 ID:Qgr5X9jQ
通勤にバス
今朝は雨降りで私が傘
お腹の赤ちゃんと
隣のあなたの寝言
『姫 愛してるよ。大好き』はっきりした寝言
びっくりして、慌てて『うん』って返事したの
返事した後で少し笑っちゃった私。
切なさと愛しさが溢れて来てあなたの寝顔を見つめてた。
鳥が海に落ちるように
魚が陸に上がるように
歯を食いしばって
自分を痛めつける気持ちが
あなたに分かりますか?
あなたなんかに分かりますか?
鳥に聞いて下さい
魚に聞いて下さい
苦しいのかと
辛いのかと
そしたらどちらも
血の涙を流し
いつまでも
雨を降らすでしょう
毒入りのジュースの缶
転げ落ちて
サイレン鳴り響く夏の午後
秘められた頭蓋骨のその中に閉じ込められた
密室の中で繰り広げられている思考の渦が
のんびりと全身を毒して行き黒い色に染め上げる
へんに優しい声を出して能面のような笑顔を見せて
やわらかくて傷つきやすい部分だけを攻撃するこの世界
「月」
形を変えても
見えなくても
空には確かにあるから
歩いてゆける
夜風が昼間のほてりを冷まし
風鈴がちりん、と音を冷やす
いつもとおんなじ夏の夜
寝る前に泳いだ蚊帳の緑色
あしたもきっと焼ける日差し
見てた夢の続きは星祭
970 :
流:2006/08/18(金) 01:19:47 ID:PWnZmqOa
ひとり散り行く花の中
君と会ったのもココだった
同じ花の庭園で
君は妖精のようだった
春にだけ来る妖精そのもの
君はフラリと姿を見せて
僕の心を持っていく
春だけ見せるその姿
僕等に春を知らせてくれる
この夏の気温は高すぎて私はきっと沸騰してしまう
太陽の攻撃かわして目的地まではたどり着けない
見えるはずのないものが見えてきた蜃気楼
夏の空気を泳ぎきるなんて私にはとても出来そうにない
ほおずきが色づき始めて
あさがおの種がカラカラ音を立てて
浴衣の裾を秋風が通り抜けたから
もう夏とは別れなんだと思った
烏の影に導かれて夕方の三日月にのぼる
秋の空は高すぎて指先が届きそうで届かない
烏はわたしを置いていってしまう
黒の影は小さくなり最後に点となった
薄っぺらな三日月を見上げる
「秋雨上がり」
くるっくる・ちびくまの手
山の明かりを見つめてる
しばっしば・またたきして
お星が降ったんだねと指す
夜は終わる。明星が瞬く。世界が変わる。
冷えた空気に陽が射して暗闇が過去に変わる瞬間。
僕らはコーヒーの湯気を立てて闇とお別れをした。
さようなら。さようなら。さようなら。
「ぬくもり」
てのひら
ほほ
うでのなか
くちびる
おかあさんがてをひいてもらったかえりみり
うるさかったセミのこえはもうきこえない
ちかくのスーパーでチョコレートをかってもらったら
にのみやさんちのポチのあたまをなでるために
かどをひとつはやめにまがってとおまわり
えみちゃんがてをふっているよ
ろぼっとをこわしたことはゆるしてあげようね
うちはすぐそこ げんかんまでかげがのびた
半そでのシャツを取り込んで
長袖のシャツを引っ張り出す
天気良好洗濯日和
足元の猫と遊びながら高い空を見る
風が涼しくって、気持ちがいいね
(≧▽≦)
多くを求めるほど 裏切られる
何一つ求めなければ 独りに苦しむ
そこそこを求めて ほどほどにしとくと
中 途 半 端
といつも罵られる Otz
ああ、風が吹くよ。
食べたいもの、たまには食べよ。