軒下で産まれたノラの子猫を、夫が棄てて来いと言う。
シャムと黒縞の間の子猫で、とても美しい。ようやく開いたばかりの目を
大きく見ひらいて、警戒心もなく足元にすりよってくる。
広い敷地の家のことゆえ、放っておけばよいのでは、と促すと、
最近いらいらしている夫がことさらに反対をする。
車の出し入れに子猫が絡むのも怖いのだと言う。
バケツに3匹をいれ、近所を回る、親猫がわかる範囲で飼ってやりたい。
案の定どこもない。
バケツに蓋をして、車にのった。遠くの公園へゆくのだ。
せいいぱいの抵抗に、可愛さを言い募る。
かえって逆効果だった。
子猫を置いて帰った夕方、そっとその公園へ行ってみた。
もういなかった。
次の週、夫が、後悔して、あの公園へ子猫を探しに行こうと言った。
一緒に行った。
親猫が、2週間あまり家のそこここを探し回っていた。
乳もやらぬのに、次第に顔がやつれていった。
何故、あんなにしんどい所に、何年も居続けることができるの?
真実に近いものは痛い。真を返すのは辛い。
真を返すと、それは鏡のように自らに跳ね返る。
言葉に及ばない自らの姿を常にみるのは辛い。
「屋根裏」
百年の余もたった、東の家の屋根裏に通じる階段は、
扉の奥に隠された急勾配で、無垢の黒い板でできていた。
かび臭いような、埃臭いような匂いが鼻をつき、
昼間であっても薄暗い屋根裏がかすかに見える。
本当は禁止されているあの場所へ、一人でおそるおそる
上がってみる。半分あがって怖くなっており、もう一段あがって、
躊躇って飛び降り、さらに一段あがって、ようやく着いた。
木のつっかい棒であけておける天窓板をあけ。光を中に入れた。
60wの裸電球がぽつんとぶら下がる。
琉球人形の目が光る。亀の置物がぶらさがる。わけのわからない物の入った
柳行李がいくつも連なり、ねずみの糞が転がっている厚くつもった埃の床。
古い茶箪笥、革のトランク。使わなくなった蚊帳の束。
重なっていた座布団を叩き、きれいそうな所をみつくろって座る場所を作る。
今日ここに来たのは、お呼びがあったからだった。
綺麗な姫様より、亀と一緒に遊んでたもれとご所望で。
小一時間ほど、貝合わせをして遊んで帰った。
多分、だんだんずれていったんだ。
最初の言葉を紡いだとき、あれは素直な自分であったのだから。
言葉は留まる。人は動く。そういうことなのかもしれない。
削ぎ落とした自分自身であれかし。
虚飾は認めない。偽悪も認めない。偽善も認めない。
等身大の自分自身であれかし。
嘘を許されたる領域にて、
嘘の夢を編みあげていく。
いと、うれしや。
嘘の夢に逃げ込んではいけないと、彼が言う。
本当にそう?
虚飾の彩りをもて、ようよう語られる事もきっとある。
斯くあれかしと語る時、いかでその斯くが夢なるをしらんや?
くたくたのボロ雑巾を
ゴシゴシ洗って、漂白剤につける。
他愛もない悪意が、妙に心に刺さる時があって、
それはやっぱり、疚しい想いがあるときらしい。
後ろめたさが皮肉に負ける。
同じ言葉が妙に心を溶かすときもあって、
それはやっぱり、責める気持ちが入ってないかららしい。
頑なになってしまった檻が、優しさに錠を解く。
整える。少しずつ整える。
ごみを拾う、床を掃く、畳をふきあげる。
床を磨く、シンクを磨く、浴槽を磨く。
布団を干す、シーツを洗う、布団に掃除機をかける。
便器を洗う、枕を叩く、建具を拭く。
庭を掃く、花を飾る、雑草をとる。
冷蔵庫を掃除する、棚を整理する、本を積む。
庭木を切る、肥料をまく、消毒をする。
ネズミ捕りをかける。猫にえさをやる。ゴキブリ団子を作る。
抜きごぼうを洗う、にんじんの葉をてんぷらにしておく。
ふきをとる、伽羅ブキを炊き上げる。
仕事を仕上げる。ご飯を作る、片付けをする。
宿題をみる、請求書の支払いを起こす。
とりあえず、これだけやってから、2chに来るようにする。(不安)
いきなり、破って反省。
「雨の夜」 (リライト2)
車輪が水溜りをはねる音が聞こえた、12時、
買ったばかりの白いレインコートをはおり、長靴を履く。
花柄模様の傘を広げて、水に街灯の光が反射して、白い輪を
いくつも作る静かな夜の中に滑り込む。
黒のカーテンに守られて、
水のメロディ、ステップ踏んで踊りだす。
回る、回る、闇が落とす白い線。
傘が回る、花が回る、白いコートが翻る。
靴が回る、水が回る、レースのしぶきを作りだす。
古い歌を口ずさみながら、秘めやかに夜の雨の中をゆく。
足の赴くままに、どこか見知らぬ町をゆく。
あの人もいらない、あの子もいらない。
霧にけぶる雨の中、優しい夜に溶けてゆく。
鎖と枷をはずしたら、何をするんだろうか
多分、独りになりにいくと思った。
人並みに寂しがりやで、めんどくさがりやで、誰かの手がいつも欲しいし、
手をかける誰かをいつも欲しがっているのに、
きっと、枷がはずれたら、独りになりたがるんじゃないかと思う。
病気になると、いつも独りになりたいと感じる。
どんな看護の手もいやだと思う。
弱くなったら、やっぱり独りになりたいのだ。
邪魔されずに立て直すために。
誰にも見られることなく歯を食いしばれるように。
古い子守唄が頭の片隅を離れない。
金襴緞子の帯しめながら、花嫁御陵は何泣くのだろう。
涙は、心を浄化する。
だけど、影への通路にもなるかもしれない。
われだけしかない涙は、浅い。独りしかない涙は、意地汚い。
「月夜の団子」
月夜に団子を食った狸が、
月でタンゴを踊り、
築地に団子を買いに来た狐が
月のたんこぶにつまづいた。
痛かった月は歪んだ顔を雲に隠してしまい
狐はあせって団子を月にあげた。
団子を食べた狸、団子が食べれない狐。
回る団子、団子は天下のまわりもち。
団子食べて光る月。
祇園 八坂神社の角から2軒目
小さい、小間物のたながある。
鼈甲、螺鈿、桐の櫛、きらびやかに並ぶ
その中に、小さい珊瑚の玉簪。
半玉さんが桃割れに挿しておくよな細い簪。
そっと買っておきましょか。
いつか、飾れる日がくるよに。
男が女に心を砕く、
いかに、その要求が苛烈であろうとも、
否、苛烈であればあるほどに、心を砕く。
かの苦心苦労を、一生重ね通すには、
女の方にもそれだけの力と手ごたえがあるに相違ない。
愛憎の諧謔の極致となる法悦。
針鼠が針を立てる。
用もないのに針を立てる。
安心したいらしいのだ。
針を立てれば、かえって疲れるだろうに。
針を立てれば、眠ることすらできないだろうに。
トラファルガー広場の角のホテル
1週間の逗留を決めた。
雨が降ったりやんだりする、灰色をした石の街に
ささやかに溶け込んでしまうには、そのくらいの時間が
かかりそうだと思ったんだ。
黒いレインコートをはおって、バックバックを斜めに担ぎ、
長い黒い髪を洗いざらしに伸ばしっぱなしにした、小さな
烏のような女が、ゆらゆらと霧の街を漂い歩く。
犬が多くて、落し物も多い歩道を、思わず下向いて歩く。
古本屋で古い演劇パンフと、マザーグースの楽譜を買った。
毎日通った美術館で、守衛がドーナッツをご馳走してくれた。
同じぐらいの娘がいるそうな。
のみの市で、レースの襟飾りを買う。襟周りの長さに合わせて
服を作らないといけないんだろう。
ロンドン塔に烏が棲む。王家の冠がもとは牢屋であった部屋に
陳列してある。あのビーフィーターは日本人が嫌いだった。
日曜日、人恋しくて、礼拝のある教会へ行った。
独りでは生きられない、独りでは絶対に生きられない。
針を立ててみても、穴に隠れてみても、独りでは生きられない。
どきどきしてる命が、ゆっくり螺旋を描いて、水の底に沈むように、
沈みきってしまって、腑におちたら、
一本づつ針をしまって、穴から出ていこうかと思う。
手を動かす。
鋏を持って、木の枝を切る。
鎌を持って、草を刈る。
箒を持って、畳を掃く。
包丁を持って、胡瓜を刻む。
一本づつ、針を収めていく。
絢爛豪奢な夕暮れの文様の中に立ちて、
赤みをいや増していく空を見つめる。
肌色の影を帯びた黄金色の雲がたなびき、
太陽の最後の微笑みが彩りを磨く。
いかに情けない一日であろうとも、
この地は営々と、曇りなくも正しく回転し続け、
いかに酷い人間であろうとも、
この空気は、公平に、偽りなくこの身を包むのだ。
瀝青より漆黒へと変化する背後を振り返り、
緑より、影へと姿を変えゆく山々に恐れを抱く。
彼の地には吾の見知らぬものが棲んでいる。
否、よく知るものやもしれぬ。
感傷は糞だ、虹色の糞だ。
さっさと流してしまおう。
「西へ往く船」
リン、チャン、シャン、キンキンキン。
ヒューーーールーーーーシャン。
雅楽のオンが空気を伝わる。
顔を赤く、あるいは黒く、または水色に染めたものどもが
葛篭をかついで、列をなす。
朱の装束、黒い直垂。青の装束、金の靴。
ケイ、シン、サイ、 チンチンチン。
オユー−ーーーーーン。
街のように大きい船は、白と金で塗られ、
船首には、世界をこゆる龍。目と額には水晶の球を抱く。
甲板には船室では我慢できないと誇示しるかのように、
色鮮やかな天蓋が点在し、風が吹けば飛んでしまいそうな
小さい木造の建物が乱雑に建っている。
均衡をとるためであろうか、ひときわ丈の高い塔が、船首と
船尾にマストとはまた別にたち、窓から何者かが覗く。
万国旗のような旗が何百となくぶら下がり、よくよく
見ると、どの一枚をとっても見覚えのない印であるのだ。
リン、チャン、シャン、キンキンキン。
ヒューーーールーーーーシャン。
船と船のたもとの行列には、異形のものたちが並ぶ。
皆一様に、透明な微笑みを浮かべ、なにやら浮き立つような
雰囲気が漂う。
異形に混じり、ときに人がいる。
今は僅かとなりし、この船に乗る切符を持ちし者どもよ。
ケイ、シン、サイ、 チンチンチン。
オユー−ーーーーーン。
その切符を持たぬ吾。
破壊工作指令1
西へ往く船を破壊せしめよ。かの船が港を出る前に。
時々思うんだけど、日本を殺すのに、何も国内テロを起こす必要ないんだよね。
タンカーやら、輸出入船舶に、炭素菌とかなんかテロってわかるように
撒けばもうアウト。
明日から、鎖国に逆戻りだわ。
情けをかけられし身なればと、想うことこそ情けなきかな。
いと尋常なる頭蓋の中身に、悔しき枕を食いちぎる。
心半分、彼岸に置きし彼らこそ、この世の美と快楽と彩りを司る。
吾、犬となりて、かの足元に這い蹲らんや。
猫ほどの矜持も許されまじ。
エンパシー
エスパーでない君だけど、
僕のために涙を流す、
僕の代わりに真っ赤に怒る、
今日の僕の哀しみは、昨日の君に似てるかも。
テレパス、エンパス、シンパシー。
シンクロ、同調、シンクロニシティ。
明日の君の喜びは、昨日の僕に似てるかも。
エスパーでない僕だから、
曲がりくねった鏡の迷路の果てにある、
君の心を探すんだ。
少しでいいから、手を出して、
お願い、指の先でいいからさ。
「即物的共感性質」
今朝間違って鉛筆削りに共感を起こしてしまったんで、
鉛筆を削る度に、感じて、感じて、はあ〜〜んん〜〜。
これは是非、あの人の鉛筆を削ってみたいなんて思ったりしたのだ。
昨日は、布団に共感しちゃったんで、妙に両方で焦ったりした。
起きるに起きられないジレンマ、
動くとはまるし、動かないと出れないし。
姉ちゃんを大声で呼んで、布団をはいでもらったのだ。
満員電車の車両、キャップつきの鉛筆、学生帽子。
コーラのストロー、おっちゃんのメガネ。
花嫁の花束、ピンクのレースのガーターベルト。
フォークダンスの指先、あの人の靴。。うわっち!
まったく頭がエロくって困るのだった。
這い蹲りし犬もまた、この大地に足をつけ、この大気に包まれる。
何ものかを喰らい、いずこにてか眠り、なにものかを慈しむ。
なんぞ、想いが軽ろうはずもあらんや。
まさに、今、ここに、この身のある幸福を思ふ。
来年の春からは背広を着ているんだな
それでいいんだ決まっているんダカラ
周りは自分より偉い奴ばかりになって
一日中外回りで靴底をすり減らしながら暮らすんだな
頭を下げ続けて自分もすり減っていくんだろう
それでいいんだ決まっているんダカラ
最後の夏休みも冬休みも動員されて
ハッピ姿でスーパー家電市の呼び込みをするんだ
大学で計算させられた生涯報酬はたかが知れたものだ
共稼ぎの結婚生活を選んで子供が出来たら
軽に乗り換えるんだろうな
そしてたいして出来もよくない子供の塾のために
俺の妻はパートにでるのだろう
家電業界はこの先もどん底だ
Yでんきのポイントカードにはどこもかなわない
技術職ではないから中年になったら
リストラにあう可能性がつよいと言われた
少しずつ歳老いていって子供が独立したあと
頭の薄いおやじがもう一度ソアラのハンドルを握ったところで
サマになるはずもない
何を取り戻せるわけでもない
それでいいんだ決まってしまったんダカラ
本当は蒸発してしまいたい
かっこ悪くても構わない
今じゃ心底そう思う
君からもらったTシャツは全て捨てたよ
せめてもの強がりだった
希望は絶望に変わり
絶望は諦めに変わる
僕が口にすべきはありふれた言葉じゃなく
君を傷つけてしまうくらい力のある言葉だった
愛情も食べ過ぎれば気分が悪い
吐き捨てるように言った君は
自分とは違う生き物だと思った
それが僕への最後のやさしさだった事に気がつかず
薄っぺらい失恋の真似事をしてたのは自分だった
そして心からこう思う
君の相手は僕じゃない
幸せであれ
784 シーツ 03/09/17 20:14 ID:7LAg5qKy
なさけようしゃなく洗われて
ぱんぱんと叩きのばされ
いやおうなしにしゃんとなってしまう
シーツよ
同情するぞ
ついさっきまでおれといっしょに
暗いへやで
やわらかくしなしなとしめって
あのひとに淫猥にまとわりついていたのに
いまや
青空のした 日にさらされて
おれたちが散々まきちらした体液のなごりもなく
あっけらかんとまっしろ
なんだかなあ
あのしっとりした至福はどこにいったんだろうな
おまえも無念だろう
だが案ずるな
かたきはおれがとってやる
今夜 そりゃもうみっちりこってりと
だからしずくたらして泣くのはよせ
シーツ
度胸をきめて
いさぎよく干されてこい
↑誤爆
保守?
お前な、自分は汚いとか言うなよ
それからな、自分には何もないとか言うなよ
一日一日生きて
一日一日また生きる
真っ黒な腹だから切なさがわかるんだよ
まっしろな尊さに焦がれながら
まっくろなまま生きればいいんだよ
一晩一晩眠って
一晩一晩また眠って
何もないから次の朝が来るんだよ
積み重ねしか価値のない人生は
自分を嘲笑って終えるしかないんだよ
今はコールタールの色でもさ
焼かれて骨が晒されたとき
清しいカルシウムであればそれでいいんだ
きっといい音がするぜ
俺が両手で打ち合わせてやるからよ
その響きを忘れないでやるからよ
辺りは雪が積もり降っている
男は譜面台の前の椅子に座り、左手はチェロに添えられ右手は弓を握っている
女は白い毛皮のコートを着て男の後ろに立ち
両手は男の両肩の上を通って男の胸の前で重なっている
女は男の耳の近くに口を寄せ何事か呟く
男は頷くと譜面に視線を定めたまま弓を動かし弦を振動させる
女はと時々、男の耳に舌を絡めたり両手を男の胸に這わせたり男の股間に手を延ばしたりする
辺りにチェロの音が低く響き渡る
960 :
985猛禽:05/02/02 18:58:17 ID:I/lkO3qZ
>>959 わたしは、チェロは神様の楽器だと思っています
エロティックな、そして崇高な響きに時間を忘れて
酔い痴れることもあります
ううううううう……あなたはこわいヒトですね
961 :
959:05/02/02 19:38:27 ID:86L6btQS
>>960 どうしてこわいの??
酔い痴れていただければ幸いです
962 :
猛禽:05/02/02 21:04:56 ID:JclJ07cL
>>959 酔いしれてしまいましたさ(Ф∀Ф)ノ アホみたいに
この詩板ではめったに会えない音楽に
さんきゅ、
>>959 不思議なご縁をありがとう
963 :
猛禽:05/02/02 21:08:00 ID:JclJ07cL
追伸
>>985のレスアンカーは
>>958のミスでんがな
お願い忘れて
思い出さないで一生(Ф∀Ф)ヘラヘラ(恥
>>958 なんかもう、むちゃくちゃ泣けるんですけど。
あなたいい人だけど、意地悪だぁ……orz..
ごめん、これは勝手な言いぐさ。刺さって痛かっただけです。
いい詩をありがとう。
965 :
猛禽:05/02/04 02:52:36 ID:sRHLPw6w
>>964 わたしこそ、レスありがとう
…それより早く寝れとひとこと
幾つものウソをついて
そしてそれはそのうち真実になって
怖いほど固まってしまい
どうしようもなくなったから逃げた
あなたたちにありがとう
気づいていたくせに黙っていてくれて
ありがとう
バイ♪
元気で。
967 :
名前はいらない:05/02/18 04:23:36 ID:1QonSX7H
968 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :2005/03/29(火) 21:33:58 ID:IbE+dE2k
ゴキブリが嫌いだ
とてつもなく嫌いだ
肩に止まっていらいきらいだ
絶対俺に勝てるはずがないのに
こっちに向かってくるから嫌いだ
勝つ気じゃなくパニくって来るからもっと嫌いだ
まんじゅうとかチーズケーキを食べてる時
そうだな半分くらい食って、よく見たらゴキブリが入ってた
なんて考える俺が嫌いだ
969 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :2005/03/29(火) 21:37:32 ID:IbE+dE2k
ロマンスのない空に月でも出ないかなんて考える
ふわふわした感じであったかくて心地いいものを考える
そんなもので空がうまればいいなんて
一言ではいえないそんな感じを言葉にしたくてでもできないから
なんかこう、ふわふわしたものを考えてしまう
970 :
mayuki:2005/03/29(火) 21:39:53 ID:YMyJf2Rc
ゴキブリを初めて殺した夜
泣いて追悼文を書いた
人間にだけはうまれかわるんんじゃないよ
そう書いた
971 :
快楽童子 ◆plhXCa4.HY :2005/03/29(火) 21:48:20 ID:IbE+dE2k
馬鹿が好きだ
バカでもいい
ばかになるとちょっと路線が違うな
かわいい子に上目つかいで「バカ」なんていわれたら
ハンマーで隣の鈴木をつぶしてもいいくらいだ
これが時間がたつと「ばか」になってきて
こっちも本当にばかにされた気がして許す気持ちも減ってしまう
昔は「バカ」なんて言ってたのに今じゃ「ばか」かよおいおい
しまいに目だけで「ばかじゃないの」見たいなボディランゲージしてくる
いらねーよそんなボディランゲージ
おめーが外人に唯一つうじるボディランゲージはそれだけだよ
バカはバカなりにバカやってんだよ
なんて言いたくなる、けど言うとアレだから言わない
やっぱ会話は大事だね
気をつけないとね
>>970 すげー!俺なんて100連敗中くらいだよ。
「黄色い家の屋根の下」
私の人生の中で
幾ら頑張って働いて金を貯めたって
ゴッホの1枚の画の方が高くて
どんなに悩んだって
ゴッホの1枚の画の
宗教的とも思える苦悩に負けるのではないか
と素直に思っている
だが 私がゴッホの画に対峙した時
彼の画に対する情熱とか
労働者を描き続ける信念とか
そういうものをほんの少しだけ理解できたような
ある種の共鳴を一瞬感じたから
こんなにつまらない人生でも
何とかやっていけるような気がするのだ
ゴッホは狂って若くして死んでしまった
死んでしまった理由を考えても解らない
生きていく理由もよく解らない
不可解だが美しいものを彼は見ていたのだ
「曖昧な願い」
もし いつか
とても美しい女性が
涙を流しながら あなたを殺さねばならない理由がある
と私に訴えるのならば
私はその女性の願いを聞き入れ
何処かきれいな夜景の見える処へ行って
穏やかに死ねる方法を考えるでしょう
何光年にも広がる星空の美しさを眺めながら
私はそこへと還ってゆく夢をみるのでしょう