1 :
名前はいらない:
新スレ立てました。
前の人が出したお題で詩を書くスレです。
詩を書いた人は必ず次の人へお題を出しましょう。
では、前スレからのつづき「神童」で始めましょう。
2 :
名前はいらない:02/09/07 22:34 ID:lMkIXfOC
■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
「 知 を 、 あ り が と う 」 −− 内山安二さんへの感謝の気持ちを込めて
学研「ひみつシリーズ」「コロ助の科学質問箱」の作者である、漫画家の内山安二さんが先日ご逝去されました。
漫画家として、最後の時は一般の人に原画を見て欲しいとの生前の内山さんの願いに沿って、今週の日曜日に
新横浜で「お別れ会」が開催されます。
内山さんの作品を通じて「知」の喜びと楽しさを知った方々は多いと思いますが、故人の功績を偲び、改めて
感謝の気持ちを思い起こしませんか?
「お別れ会」の概要
【日時】2002年9月8日(日)午後1時〜午後3時
【場所】横浜市港北区新横浜3の4 新横浜プリンスホテル
【服装・香典等】
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1030987217/507 ※スレッド (有志により、下記スレのプリントアウトがご遺族に手渡される予定です)
【訃報】漫画家の内山安二氏が死去―「ひみつシリーズ」「コロ助の科学質問箱」等 ★2
http://news2.2ch.net/test/read.cgi/newsplus/1030987217/ ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■
神童
神の子が賢いと誰が決めた?
誰だって罪をおかす
人を憎む
誰だって醜い
美しさを忘れ神童だって汚れて行く
手は赤く染まり
堕落した心と向かい合う
*********************************************
次の御題は「百合」で御願い致します
それでは皆様、ごきげんよう・・・。
3番げっと・・・。
4 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/07 23:27 ID:ouaYzsME
匂いがきついし
花粉が服に付くと
取れにくいんだけどさ
でも白くて大きい
貴婦人の花を
あなたはいつも
玄関の花瓶に生けて
私にとってはそれは
当たり前の光景だった
あなたがいなくなって
私は仕方なく自分で生けた
そのとき初めて
百合が意外に高い事を知り
あなたがいないことを実感したのです
次は「昆布」
スレ立てお疲れです〜
5 :
名前はいらない:02/09/07 23:37 ID:yrh+ijuk
誕生日に送れる詩を下さい。
明後日は妻の誕生日なんだ♪
6 :
名前はいらない:02/09/07 23:48 ID:XgXHbr3I
7 :
名前はいらない:02/09/07 23:50 ID:yrh+ijuk
>>6 そのつもりだけど、参考にしようかなって。。
>>7 とりあえず、このままじゃスレ違いなので…。
ゆらゆらゆら
私は漂うのではない
海の中に風が吹いているから
そよいでいるのだ
ゆらゆらゆら
いつか
この身が浜辺で果てるまで
水の中の草原で
私は空の夢を見る
で、次は「妻の誕生日」
9 :
ましゅう ◆MASyU/iM :02/09/08 00:39 ID:y6Q3yg9O
何年か前のこの日
世界中でどれだけの産声が上がっただろう
ある命は声を上げることもできず
ある命はここまで生きることもできず
どこまで続くともしれない日々を
君は今日まで歩いてきた
誕生日を
年の数だけ迎えること
その足跡を一緒に祝うこと
そしてこれからも傍にいるということ
君が生まれたということ
ここに生きているということ
誕生日おめでとう
こんなの如何?次は「ショートケーキ」
10 :
名前はいらない:02/09/08 00:51 ID:ZvpLIznc
ふ〜ん
11 :
名前はいらない:02/09/08 00:57 ID:Z9NHCb3c
そうなんだ
12 :
名前はいらない:02/09/08 00:58 ID:Z9NHCb3c
おめでとう
13 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/08 02:33 ID:ktvpO06x
ショートケーキのイチゴは
最初に食べる?
それとも最後?
そんな質問をされて
迷わず最初と答える
甘酸っぱいものは甘いものより
先に食べたほうがいい
これが建前
最後まで残して他の奴に
好物のイチゴを取られたくないから
これが本音
こいつの2人きりだから
誰も取りやしないけど
それでも最初に食べるくらい
誰にも取られたくないのだ
次は「言語」
14 :
SHU:02/09/08 12:00 ID:W/NF1/If
本気でなにかを言えという
何を考えているかわからないという
私はいつも考えずにものを言う
伝える為に言語は発生して
伝える為に進化している
君が言うことはわかるけれど
君に心を見せたいんだ
思考の混乱すら知って欲しいんだ
この欲望の全てを見せたいんだ
進化して意味を失っていく言語と
思考のともなわない言葉は似ている
私の言語は破綻していると君は言う
私の言葉は意味を成さない
つぎは「大道芸」で。
15 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/08 15:27 ID:uLlMEB1M
陽が僕に光を与える
影は血の滲むような日々を
そっと隠して
全てを操るように
この両手は宙を掻く
投げ出されたボールは
僕の手の中
曲が彩るこの時間
ゆっくり花を添えて
百万回のキスでさえ及ばぬ
沢山の夢をみせてあげる
次は「足枷−あしかせ−」でおねがいします。
>>1 スレ立てご苦労様です。
前スレの948さん
お褒めの言葉ありがとうございます。
とても嬉しく思いました。これからも精進したいです。
16 :
みゅう。。:02/09/08 15:37 ID:tZf4eYbz
足貸せ足貸せ
それは無理。
車椅子には乗ったことあるけど、
なんせ前に一本折っちまったからな。。
足は大事に使わなきゃ。
自分の足で歩いていこうよ。僕たちの進むその夢の果てまで
次は,
Dream comes true むずいかな??
夢は叶う
なんて
誰が決めたのかしら
夢というのは
叶えられないから見るのであって
叶えるために
あるものではないの
だから
夢というの
こんなのでよろしいのでしょうか…。
次は「ドライフラワー」でお願いします。
18 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/08 16:22 ID:uLlMEB1M
いつかのみずみずしい思い出は
干からびて遠くを思い出せる
最後まで握られていた紅い薔薇は
赤黒く色を落ち着かせ
日の沈む橙の世界によく似合っていた
もう一度口付けを落としても
二度と蘇らぬ 屍
美しさ
この花に似て
次は「薬」でお願いします。
19 :
名前はいらない:02/09/08 19:58 ID:SJ9Qgm7b
薬
色とりどりのカプセルや錠剤を
戯れに飲み込んで 笑う
簡単に 病気 という言葉を使う
貴方の両腕は驚くほど細い
真っ白な部屋に 黒尽くめの僕は
君を何時か連れて行かねばならぬと言うのに
何故こんなにも 君に与えてやりたいと思うのか ?
万能の薬と言うものがあったなら
他のどんな人間でもない
自堕落で綺麗な君に 与えたい と
次は「林檎」
20 :
名前はいらない:02/09/08 20:07 ID:2PMpjscp
ここに梨がある。
殺人事件発生。
流血。夥しい量の血液。
梨に降り注ぐ。
ここにあるのは赤い梨。
コレは梨?林檎?
赤い梨。
何処へ向かうつもりだ。
次は「爪」でヨロ
21 :
名前はいらない:02/09/08 20:10 ID:V9k7tZZH
口先だけの甘い言葉、ただ、俺を独身にしておくための時間稼ぎの狂言と見た
22 :
↑:02/09/08 20:16 ID:FJS13aPX
どこに書いてるんだ。
23 :
名前はいらない:02/09/08 20:38 ID:V9k7tZZH
あのブスはまだ懲りずにたわ言をのたまわっているのか?
いいかげんにしろ
24 :
名前はいらない:02/09/08 20:44 ID:V9k7tZZH
たわ言言うなら言えば良い。だけど、人を巻き添いにするような
たわ言は言うな。
25 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/08 20:46 ID:30gs2eDj
無駄に伸び続ける爪は
あなたを求めて壁を引っ掻く
想いの強さに反り返り
深く傷ついて割れてしまった
嘲笑う月に吠えて
静かに泣く私を優しくできるのは
この手の中で踊るあなただけ
解って、どうか解って
どこかで狂ってしまった愛を
次は「蜜」でお願いします。
26 :
名前はいらない:02/09/08 20:48 ID:V9k7tZZH
頼むから、欧州行ってもう、帰ってこないでくれ。
あなたは、もう、取材にならないんだ、○○子がいれば、充分なんだよ
ごめん、みんなそう思ってる。
27 :
カトリーヌ:02/09/08 20:52 ID:e/8+AlH1
蝶はひらひらと
蜜を求め 花に舞い降りる
決まった動きはなく 左右にひらひらと
蝶は孤独 蜜をすする
蝶は感情は無い
ただ淡々と生きている
蜜は蝶に語りかけた
あの人は今どうしている、と
お前の好きだったあの人は何処へ行った、と
誰がお前の感情を奪い取ったのだ、と
次は「茶色」で
28 :
名前はいらない:02/09/08 20:54 ID:V9k7tZZH
わからん、わからん、あなたと心中して人生めちゃくちゃにしたい
男なんかいない。残念だけど1億積まれてもいるかどうか?
29 :
名前はいらない:02/09/08 20:55 ID:V9k7tZZH
以上、終わり
茶色に染まった小瓶。
テーブルの上にあって、
愛らしい嘴ひとつ、
テレビを何と無く眺め。
注がれる日を待ってる。
お刺身に、納豆に、
天ぷらに、目玉焼きに。
間違ってなのかどうなのか。
エビフライになど、
傾けられる。
茶色の液体。
怪訝そうに、あわ立って。
そんな日もあるさ。
そんな日もあるの?
それでも、待ってる。
注がれる日を。
茶色の小瓶。
そして大体、ガラス製。
次は「うさみみ」で。
貴方は大好きだと言うあの子
私はとっても嫌いよ
だって声オバサンじゃない
私と15歳以上違うオバサン
美人だと言うけれど
私はそうは思わない
目尻の皺でとしがバレバレよ
でもお仕事だもの可愛い声もだすでしょう
其れは其れ
普段どんなかも知らない癖に
大好きだなんて良く言えたわね
ね
某うさみみの声優さん好きの貴方へ
次「緑茶」
32 :
ぶれんど豆:02/09/09 00:06 ID:4pNLI6gC
掛け声で
よいこらせの
どっこいしょの
こらさっさ
婆ちゃんが
立ち上がる
それから
こらさっさの
どっこいしょの
よいこらせ
婆ちゃんが
茶を淹れる
緑茶を淹れた
年取るたびに長くなる掛け声
年取るたびに旨くなる緑茶
俺もたまに掛け声かけて
茶を淹れてみる。
でも、婆ちゃんほどの味はでない。
次は「トゥシューズ」でお願いします
>>31 声優と言われてもどんなアニメなのか知らねえyo!!
ウワァァァン!!。・゚・(ノД`)・゚・。
34 :
魚:02/09/09 12:42 ID:QeIkagtG
早朝の駅のホームで
背筋を伸ばした少女がいた
ピンクのTシャツ
ブルージーンズ
赤くて華奢な ミュール
細く長い首の上に
まっすぐ前を見る真剣な顔
きっちりと 「おだんご」
『あの子はきっと
バレエをやっているのね』
・・・小さいけれど使いこんだ
トゥ・シューズ。
===
次は 「まぶた」でいかがでしょう?
35 :
名前はいらない:02/09/09 13:02 ID:hOLBUKsR
近く来る冬を待ち侘びて
諸の人、
皺と皺を寄せ合って
日の戯れと働いた
その日のまぶたに写づるは、
家庭の灯りか
一人の部屋か
町は老け、人も老けて、
閉じたまぶたの裏に願いをかけて、
明日もまた待ち侘びぬ。
次は「渋滞」で。
36 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/09 19:13 ID:ptOhBQ8M
ずらりと並び
発せられる時を待つ
健気な言葉達
時間をかけてゆっくりと
心から続く永い道
紅い唇が動くたび
道は進んでいくよ
あと少しなの
私の想いが伝わるまで
次は「民族衣装」
37 :
名前はいらない:02/09/09 19:15 ID:xMV04ASl
ケッおめえのたわ言は聞き飽きた。勝手に言ってろ
だれかと結婚するまで、果てしないたわ言を
38 :
名前はいらない:02/09/09 19:19 ID:xMV04ASl
怨念で俺を呪う気か?○○にもなって、おばさんのくせに
いいかげんにしろ。悪いのはおめえだ、おめえ、自業自得なんだよ
金もアル、人もいる、縁もある。悪いのはおめえがやる気なかったからだよ
ボヶいい加減に目を醒めろ、俺を巻き込むな
39 :
名前はいらない:02/09/09 19:21 ID:xMV04ASl
ひどいようだが、君のため、仮想空間で恋してもしかたないじゃないか
40 :
名前はいらない:02/09/09 19:24 ID:xMV04ASl
おめえはいつも自分が都合悪くなると他人も巻き込む
なんも関係ない人間まで不幸にする。悪い癖だ
41 :
名前はいらない:02/09/09 19:28 ID:xMV04ASl
俺は現実世界まで拘束しないが、おめえはいつも現実世界まで出てきて
干渉する。そして、エゴのため他人を不幸にさせる、ウンザリだ
ウンザリなんだよ、演技も狂言も
42 :
名前はいらない:02/09/09 20:45 ID:Fed2bGIN
民族衣装
女たちが一針ずつ縫い込めた想いは
太陽や風や大地に宿る神々を映し
色鮮やかに冴え渡るそれらは
瞳の中までも入り込み焼き付ける
神よ 人よ 海よ 風よ 命よ
このまま永遠に 我らに光を
次は「缶詰」
てゆーか喧嘩は他所でやれ
缶詰
キミを閉じ込めた奥の部屋
誰も近付けさせない
ボクの缶詰
キミと二人
ボクの缶詰
鍵はここだよ
外に出たいかい?
柱に繋いだ縄は食い込み
キミはより美しく
ボクの玩具
大事にするよ
離さない
ボクだけの缶詰
**************************************
次の御題は「悪魔」で御願い致します
それでは皆様、ごきげんよう・・・
44 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/09 21:24 ID:ptOhBQ8M
あなたのその口付けも
声も指も瞳も
全てカンヅメに閉じこめて
もう、あなたを思い出さないように
思い出は、いつまでも思い出
来る時を受け止めて
土色に腐ってしまえばいい
次は「疑問」でお願いします。
45 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/09 21:30 ID:ptOhBQ8M
被ってしまいましたね(^_^;)
それでは、悪魔を詠ませていただきます。
君が僕に囁く
"私を殺めて"と
震える声は心を剔り
伸びる影は嘲笑うかのように
二人を縺れさせる
耳元で言葉を継ぐ君は妖艶
快楽を求めて体をくねらす
死さえも快楽に変え
何処までも堕ちてゆく
愛おしい悪魔
次は「混純」でお願いします。
誌ね
性欲は食欲に似る。
食欲をにおわせない性欲は
絵空事にしか聞こえない。
故にワンパターンになってしまう。
獣になるがいい。
混「沌」、っすかね?>45
49 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/10 17:04 ID:hyVieeQP
>>48 そうですね。指摘(?)ありがとうございます。
変換が出来なかったようです。
それでは 混沌 で改めてお願いします。
50 :
名前はいらない:02/09/10 17:08 ID:cDHp5mNV
51 :
名前はいらない:02/09/10 20:59 ID:mzxLPzmR
混沌
ぐちゃぐちゃとねば付く思想を
カンバスの上で無防備に晒す
まるでそれが
世界の総てであるかのように
その目は半ば狂っていて
その手は混沌とした世を掴む
ある日気まぐれに手を止め
其処に一滴の水を垂らすとき
その水の中に
世界が生まれている ?
次は 良心の呵責 で
突き刺さった破片
壊したのに残った
大抵は何事も無い
でもふとした瞬間チクリと痛む
抜けない 深いところ
簡単に抜ければ苦労は無い
次は「リズム」で。
鼓動 ひとつ
秒針 ひとつ
なにもない 世界
どく どく どく
裸足で佇む わたし
心臓のリズム
どく どく どく
刻むしか能のない
役に立たない 時計
かち かち かち
ため息 ひとつ
ぺた ぺた ぺた
足音 ひとつ
心臓のリズム
どく どく どく
どく どく どく
鼓動 ふたつ
リズム ふたつ
次は 映えない日常のような映画
54 :
名前はいらない:02/09/11 20:33 ID:1e1pABmf
映えない日常のような映画
曇り空 風もなく
細波も 月乱す
女が独り 波を見て
男を想い 涙する
醜い 醜い女 。
あたし ?
スクリーンの中にいるのは 。
次は 花束
55 :
さとこ:02/09/11 20:48 ID:sKfYf7T+
ばほ
ばっほばっほ
あかいろに
あかいろに
くきが
ささり
ばっほ
ひとたば
ばっほ
次はみそしる
56 :
名前はいらないぃ:02/09/11 20:57 ID:kn9wi2vJ
私のつくる お味噌汁は
味が濃いって。
味を調えてる時点では
きっとおいしいはず。
しょっぱくなっちゃうのは
涙がポロポロ入ってるから。
次は「カロリーメイト」お願いします。
57 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/11 21:08 ID:7MWl6TCO
ごらん?あの空を
今日も陽が暮れていく
そう、あなたと同じ
いつも慌ただしく
カロリーメイト
あなたの心もいつか
そのような潤いの足りないものにならぬよう
私が腕を振るってあげるから
今日は、私の家にいらっしゃい
次は「狐火」でお願いします。
58 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/11 21:47 ID:4tekwIQU
狐火の灯る日は
何の日だろうか
嫁入りがお天気雨なら
狐の葬式だろうか
狐の命が炎になって
ゆらゆら揺れて
暗闇の中
黄泉の国まで照らして
迷わぬように
導いているのだろうか
その手を引くのは
母親だろうか
在りし日のように
走って転んだりしないように
ゆらゆらと揺れて消えた
狐火の夜
次は「もみじ」
59 :
名前はいらない:02/09/12 10:05 ID:3lKMHRs/
「もみじ」
頭上から襲いかかってくる
紅い手裏剣
思わず横に飛んでかわす
空想の中で忍者が
山は大笑いするほどの山火事で
きっと鹿も大笑いしているのだろうな
と思えるほどで
すべての山火事はこうあるべきだ
光る光る
目の中で光る
僕のシンチンタイシャ
ただ世界がもみじだというだけで
――――――――――次は「ぶどう」でお願いします。
60 :
名前はいらない:02/09/12 10:29 ID:nUwmU2zN
ぐへへへへ
ブドウはね、ツブツブがいっぱいくっ付いてるんだぜ
ぐへへへへ
どうだ気持ち悪いだろう
取り外すと毒毒しい汁がだらだら出てくるんだ
ぐへへへへ
ブドウはきもち悪いぞぉぉぉぉ
ほぉら食べられなくなってきた
かわりに僕が1個口に入れてやろう
ぐへへへへ
ばくん
ぐへへへへ
うわぁまるいのが口の中でころころうごいてるぅぅ
きもちわるいぞぅ
ブドウのはいった口を君の方にむけて空気をためた
ああもうこれ以上空気をためられないぃぃぃぃ
(ぐへへへへ)
そしてブドウが1粒ぼくの口からすぽぉーーんと飛び出した
ぐへへへへ
じゃあもうそのブドウいらないね?
ぼくがもらったよ
ぐへへへへ
ごちそうさん
次は気が向いたら 「すぽぉーーん」 で。
いやなら「葡萄」でおねぇがぁいしまぁぁすぅぅぅぅぅ。それではまたぁぁぁ。
61 :
名前はいらない:02/09/12 12:13 ID:u3ynfxJU
↑きもい。
62 :
名前はいらない:02/09/12 12:24 ID:3lKMHRs/
スパァッ、と放って
ストォーーンと落ちる
粋な彼奴のフォーークボール
すぽぉーーん、と抜けて
ガシャァーーンとバックネット
グズなおいらのフォーークもどき
でもお題にかなってるのは
おいらのほうさ
そういうわけで
おいらの勝ち
――――――――――次は「どごぉーーん」でお願いします。
ふられてどごぉーーーん
でもあきらめきれないでどごぉーーーん
何でこんなに好きにさせたのどごぉーーーん
私だけ愛してるって言ってどごぉーーーん
もう愛してないの?
うおおぉぉぉん。
私を泣かせないでね。
64 :
名前はいらない:02/09/12 14:15 ID:midRNEmX
こ の ス レ さ ず い ぶ ん 変 わ っ た よ ね 。
65 :
名前はいらない:02/09/12 14:19 ID:Il9rfXB7
↑自作自演
66 :
名前はいらない:02/09/12 14:20 ID:midRNEmX
↑自作自演
67 :
名前はいらない:02/09/12 14:22 ID:midRNEmX
こ の ス レ さ ず い ぶ ん 変 わ っ て し ま い ま し た ね 。
68 :
名前はいらない:02/09/12 14:25 ID:m95fewJG
↑そんなに構って欲しいか? 寂しいんだなぁ・・あんた。(w
69 :
名前はいらない:02/09/12 14:28 ID:midRNEmX
↓それは、あんただろ。(w
70 :
エゴ太ま:02/09/12 14:48 ID:giP+dZFQ
ちね
71 :
名前はいらない:02/09/12 14:53 ID:zNU3vpF6
>>63さん急用らしく、こいちじかん放置されています。
次のお題は『次のお題』で宜しくお願いします。
72 :
名前はいらない:02/09/12 15:23 ID:oE6Zd+23
とある街中で聞いた有線。
どこかの誰かに似ていたっけ?
仲間になったり、敵になったり。
励ましあったり、いがみ合ったり。
いろいろ忙しい間柄。
自分を探し、さまよってる時、わけ隔てない笑顔で接してくれたあいつ。
へこんでいたとき、毒舌のリンチでかつを入れてくれたっけ?
明日で俺と同い年。あれからどれだけ成長できたかな?
その答えは、それぞれの胸の中に。一日ばかりはやいけど、
次の年のお題は何にする?
HAPPY BIRTH DAY TO YOU☆
次のお題は バキューん♪で・・・
もうね、、、エゴ太サイコー!
74 :
来訪者:02/09/12 20:54 ID:fCehFeIr
バキューん♪
軽快なリズムで撃ち殺す君
小銭を鳴らせて順番を待つ僕
ダダダダダダダ
ビルを走り抜け投げ込む手榴弾
盛大な爆音と勝利のメロディ
「どうぞ」と去って行く君の姿に
僕も撃ちぬかれた気分だった
只のある日のゲームセンターで
騒音は一瞬遠のいた。
次は『秋空』
皆さん書きにくいお題と邪魔は止めましょう。
もう空はあんなに遠い
厳しい日差しの中で
膨れ上がった雲の切れ端
あと少しで届きそうだったんだ
なのに
知らん顔で高くなった空
濃い茜色の風に吹かれて
次の季節に
踵を返した
次は「水たまり」
76 :
31:02/09/12 23:54 ID:Ncck9Xt+
雨が降ってる今週
やむことの無い雨はあたしを不快にさせるの
拭いても拭いても濡れてしまうし
傘なんて役に立たないの
ねえ
この水たまり
どうしたら乾くかおしえてよ
次は「夕刊」
>>33さん
某アニメとでも言っておくにょ
77 :
ぶれんど豆:02/09/13 03:01 ID:vKPqrSC9
ガチャン
階段に響く音
ポストには夕刊
インクが記す
私が生きた今日
この世界には
知れなかった
喜怒哀楽が
散りばめられて
夕暮れに
インクが滲む
灯り、点けないと。
78 :
ぶれんど豆:02/09/13 03:03 ID:vKPqrSC9
次は「歯」をテーマにお願いします。
79 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/13 19:22 ID:64lEPTfn
胸に残る亡骸を
そつと手に取り口付けませう
カラカラと鳴る
頭蓋骨を愛おしく
撫で上げたのなら
いつか私の肌を噛んだ
その歯を舌と唇で愛しませう
ほら、愛は消えない
今でも、この手に残る愛の感触
何処までも冷たくて
次は「眠れる森の美女」でお願いします。
80 :
来訪者:02/09/13 20:51 ID:t5mnRf9l
眠れる森の美女
何時までも何時までも
罪のない白い顔で
眠りつづけている
燦燦と降る太陽の光も
涼やかに流れる水も
もう君は見ることはない
君が見ないものを
僕が見て なんになる?
だから だから 。
次は『うたかた』
それでもあれは
本当に起こったことで
だれも知らなくても
あなたが忘れたふりしてても
わたしはこの目に 身体に
焼き付けている
たとえ一度だけでも
あれは本当にあったこと
でなければ
この胸がこんなに痛いはずがない
次は「服従」
82 :
ぶれんど豆:02/09/14 00:59 ID:q7iv23BH
犬が啼いてる
首に服従という
輪をくくられて
安穏とした
愛玩物という存在
振り上げられた
支配者の手に怯え
上目に伺う機嫌
犬よ
吼えよ
牙を剥け
切り裂け
吼えよ
吼えよ
私は犬。
次は「マウス」でお願いします。
肌に突き刺さる
鋭い痛み
注入される
渦巻くクスリ
結果なんて分かってる
だけど死なずにはいられない
鼻につく匂いの
痛みのクスリ
私を殺して
次は「猫かぶり」でお願いします。
84 :
来訪者:02/09/14 20:03 ID:t8FFJAWd
猫かぶり
マスカラだらけの目を見開いて
斜め60°ジャスト下方からの目線
照らてらと光る唇は人工ピンク
工夫を凝らした白い肌
磨きぬかれたベージュの爪に
半ば覆い隠すセーターの袖
そんな物ばかり身につけた
君の中身は一体なんなの?
そんな可愛らしい声で
僕が背を向けた瞬間に
牙を剥いているんだろう
君が振りまく総てが
何時か君自身だと信じられるように
僕は今は目を閉じていよう
次は『髪の毛』
右手の先で弄ぶ
くるくるとした動きの方が
僕の話よりも愉快かね
アイロンで正された直線
曲げられると堪らなくて
元に戻りたくて
あ 枝毛できちゃったぁー
そう
それはとても有意義だろうね
さようなら
次は「サンダル」で。
86 :
名前はいらない:02/09/14 21:39 ID:ts+r5TY+
流行おくれの厚底サンダル
捨てられないのは 君のことが好きだから
君の視線の高さから 世の中はどう見えてるのか
チビな私は いくら背伸びしても届かないから…
早く歩けないから 二人歩く速度も遅くなるでしょ?
こんなゆっくりな二人が好きなんだ
「転ぶなよ」 まるで親みたいな言い方
子供扱いされると ムカついたりもするけれど
それでも繋いでいてくれる手が暖かいから
そんな優しい君が好きだから
まだしばらくは 厚底卒業できないみたいです
次のお題は「造花」でお願いします
87 :
_:02/09/14 21:45 ID:ngaZ0/td
laugh and laugh your life away
ひとふさひとふさに
ひとひらの花びらを
いちまいずつ
風にそよぐことはなくとも
そこを通り抜ける風は
作り物ではないから
もうなにも
成す術もなく
ただ黙って枯れていく様など
見たくはないのです
今は
なにも
あなた バラの花が咲きましたよ
見事な赤です
見えるでしょう
そこからでも
種を落とすことはなくとも
もう枯れはしないのです
それは素敵なことでしょう
次は、「パートナー」でお願いします。
89 :
mixi ◆mixiK.U. :02/09/15 01:43 ID:20tuV1Mf
「 相棒 」
何となくもったいなくて
貴方の隣に居続けた
貴方は私の愛する相棒
恋愛感情はないけれど愛すべき人
口にするのは冗談と趣味の話
貴方の話は刺激的で面白いから
何時間でも一緒に過ごせるよ
恋人といるよりも楽しいと思うと
貴方は「嫁さんといるよりも楽しい」と言う
それは結構 微妙な発言だけど
お互いに本音を語るのが ルールだから
愛してはいないけど愛すべき人
貴方の隣にもう少しいさせてね
90 :
mixi ◆mixiK.U. :02/09/15 01:44 ID:20tuV1Mf
次は「日食」でお願いします。
『日食』
かぷっ・・・くわあっ
闇がやってくるよ
間の抜けた擬音と共に
かぷっ・・・げっぷ
返しておくれよ 偉大な君
もやしばかりじゃ生きていけないから
ぐえっ 実力行使
人間万歳 生き物万歳
笑っているのは月と太陽
次は『ブラインド』で、お願いします。
93 :
名前はいらない:02/09/15 02:47 ID:4/MGBNdq
暑いな 目がくらむ
まぶしいな 字が読めない
おお ありがとう
ちょうどいい
簾を編み 作り出した格子
その陰に手をかけては
ため息さえつく暇も無かった
夕方になっても光球を
まるで苛烈なものを見るような目付きをして
キミはネクタイを緩めてみせ
まるで無関係の私は
空間も時間もねじれた地点で
光球の瑞々しさをおもった
格子に触れながら
次は「ソリチュード」で。
大切なこと
一昨日の嘘
昨日の夢
上手な偽善
ぎりぎりの虚勢
見透かす誰かを恐れながら
忘れたふりして知らん顔
見てみぬふりしてまた明日
目隠し鬼の行列
明日そこに
私が加わる
次は、「三つ編み」でお願いいたします。
96 :
名前はいらない:02/09/15 02:56 ID:4/MGBNdq
このスレ感想もなんもないのかよ。オナニーの見せ合いじゃねか
まあ とりあえず次は「逆十字」で
きゃー!同時だわ、しまったしまったごめんなさい。
次は、「ソリチュード」でお願いします。
98 :
名前はいらない:02/09/15 02:58 ID:4/MGBNdq
ん・・・いいよ、「ソリチュード」で
私が混乱させてしまったのかな…
ご迷惑かけてすみません。
101 :
名前はいらない:02/09/15 05:28 ID:4ooe7/yt
「ソリチュード」
反町中毒
略して
ソリチュード
次は「ファイナルファンタジー」
104 :
ARK ◆ANGEL/12 :02/09/15 09:18 ID:cMOxLWv1
「ファイナルファンタジー」
現実は ゲンジツと成して狂気爛漫絶叫劇場
過去は 思ひ出と濁して変脳惨劇危篤天国
逃げる
逃げる
逃げる
ゲンジツはイラナイ
現実もいらない
逃げる
このゲンジツから
逃げる
この現実から
僕の
ファンタジーへ
次は「虐殺地獄」でお願いします
105 :
来訪者:02/09/15 11:20 ID:SC1y2AXl
虐殺地獄 地獄絵図
簡単に言う額縁の中
紅い川 青い空 涼しい朝
白く洗われた 蝋のよな身体
三つの色 透明な風
吹き抜け昇る
魂の色?
潔さも 執着も 洗い流された
地獄後の 。
次は 王冠
>101
いいのかなあ?
横になった草っぱら
落ちていたのは
ガラス瓶の金の蓋
これはきっと小人の王様が
滅び行く王国のため
自ら討ち出でんとする時に
愛しき姫君に残した王冠
なんて考えてみたり
空にはイワシ雲、泳いでいく。
次は「ジンクス」でお願いします。
私が家へと帰るとき
来た道を振り返ると
その日は決まって星が降る
天に向かって手を伸ばし
明日を思うと日が沈む
ジンクス
足下にみんな散らばってる
不安を希望に変えるための
ちっぽけな気休め
ジンクス
次は「春夏秋冬」でお願いします。
109 :
名前はいらない:02/09/15 16:39 ID:WY1HRVfI
春夏秋冬
過ぎて行く四季の折々を
ずっと低く近く眺めてるがきどもが
なんか最近羨ましいんだ
桜の花びらが落ちる瞬間とか
向日葵の花下から眺めたりとか
名前も知らない花の美が弾けるのとか
椿の蕾みちぎって剥くのとか
クローバー探したりとか そんな。
その瞬間にも今の俺に近づいてたのか。
それならそれでいいかもなんて
冷たくなった風を駅のホームで感じてた。
次は 夕暮れ時
夕暮れ時
空を見たら紅かった
まるで このナカを流れる液体みたいに
夕暮れ時
外を見たら人が
帰る場所へ歩いていた
何度私は見ただろう
この時間の空をそしてその時の全てを
色さえ変えることができずに
私はまた
夕暮れ時を見る
居場所が無いままずっと
私はこの夕暮れ時を見る
次は 電気
でお願いします。
「電気」
その5M先の人型物体からの反射光が
角膜、水晶体、網膜を通り視神経で
電気信号に変換され
脳髄を微弱な電気で刺激する
普通はそれだけのはずだったのだが
たった今網膜で神の奇跡がはたらき
視神経が焼き切れんばかりの
高圧電流が流れた
だから一目惚れは目眩と電流で痺れるのさ
帯電した唇で痺れさせてやる
次は「3年生の文化祭」でお願いします。
今年で卒業もう此処には未練は無い
体育祭も充実したし
音楽祭もまあまあだったし
そういえば今年は文化祭、雨で中止だったっけ
もう
今となってはどうでもいいけど
次は「コーンポタージュ」
あなたのもとに
通い妻るにあたって
幼な妻のわたしは
がんばって料理を覚えようと思いました
あたたかいものがいいな と思って
コーンポタージュ。
おいしい?
次「登校拒否」お願いします。
114 :
名前はいらない:02/09/16 19:28 ID:cP0NNKaz
登校拒否
僕は学校へ行かない。
彼女も学校へ行かない。
お隣同士、似た者同士
僕らはいつも同じことをする。
ランドセルは、使わない。
だって、色分けなんて嫌だから。
顔は違う。でも、中身は同じなんだ。
正確には、半分なんだよ。
だから、泣くのも怒るのもいっしょ。
だから、いなくなるのもいっしょ。ね。
次は 散弾銃 でお願いします。
115 :
age:02/09/16 19:38 ID:cP0NNKaz
あげ
116 :
名前はいらない:02/09/16 20:03 ID:mT4G78BY
打つ時こういう音がする
『死ね死ね市ね市ね死ね死ね市根死ね」
ね?
次『エゴ』
117 :
朝倉 ◆HUrY3.ic :02/09/16 23:07 ID:JlPxFy8V
エゴを求めエゴに生き
最後にエゴに食われて死んでいくボクラ
次、枯葉で
118 :
碧谷 ◆T5I/FREE :02/09/16 23:17 ID:COSKfZIm
忘れ物を思い出した気がした。
そうして、後ろを振り向くと、もう枯葉が散っていく。
そんな、秋の最中の風景に、もう戻れない時を見た。
――――――
次は「体温」でお願いします。
延長線上の筈の今日
キリギリスは鳴けなくなった
全ての音が
一斉に 失われた
寒気の降臨
誰も居ない光景が
四肢に染み熱を吸い上げる
肌に霜 央に氷柱
伴侶を亡くした流金が
餌の落ちるのもうわのそらで
静かに後を追う
硝子に つけた額
お前の気持ちが分かる気がした
何枚も引き出した布団で 縮こまり 沈みゆく
返って来るぬくもりに
滞る体温に
縋ることで繋ぐ生
明日は木枯らし 次は薄氷
冬が やって来る 次は「喪失感」でお願いします。
120 :
藪鳩くん ◆VabUhato :02/09/17 02:34 ID:Cp135jWX
風には方角を与え
土には熱を
熱には視力を与えた
鳥には羽根を
河馬にはあくび
リスには軽さを
栗には才能と孤独とを与えた
クジラには汽笛を
人には叫びを
モグラには敵を
時間には闇を
植物には憧れを
動物には諦めを
光には虚無を
星々には喪失感を与えた
次は「無垢」で
121 :
コック青空:02/09/17 02:36 ID:HeqkNPiQ
「喪失感」
こう なんていうか
こう 部屋に帰って 鍵空けて
靴を脱ぐとこが妙に空いてる、と
あん?
と。
オレの靴しかねえじゃん?
と。
部屋に上がると物干しに
あん?
オレの服しか掛かってねえじゃん?
と
正直な感情的に
喪失一割、解放九割
なのだが一割がわりと痛い、と
そういうことを繰り返すのだ、と
ーー
うたたさんのお題が感傷的すぎるのがいけないのだ、と。
次のお題は「命がけパンチ」だぞと。
122 :
コック青空:02/09/17 02:38 ID:HeqkNPiQ
藪鳩くんとかぶったから、当然次は「無垢」だぞ、と。
あらら偶然ですねw>122 お題は早いもん順ってことですか
124 :
コック青空:02/09/17 02:44 ID:HeqkNPiQ
たまにあるんですよ、こういうの。
不思議なもんで。お題は当然早いもの順です。
達人がときたま二つのお題をまとめてポエムにしたりします。
(もちろんこれは催促なんですが、大きい声では言えません)
125 :
藪鳩くん ◆VabUhato :02/09/17 02:58 ID:Cp135jWX
「骨盤ゲイム」
お見舞いするぜ! 仲間たち よろしこ
氷河が溶けて生まれるぜ スピードパーーンチ!!
呑気なゴムボートの野次馬のむれが
おれの スピードパンチ(↑↓ー→→→↓ 発音)を待ちわびてやがるぜ、、
しかしだしかししかしだなやじうま
先程からのおれの下半身は見ていたか?
いや ドーピングじゃない!誓ってない!
こんなおっきーの見たこと無いのか、そうか、、
(ここで氷河の一角がざわざわしだす)
生まれるのか?ついに!
三ヶ月間だけ身ごもった宇宙のマリファナファクトリー
ハッシシバーゲンアムステルダマ
そんなわけで仲間たち よろしこ
雀が鳴いてるから多分今日も平凡幸せ
次は「怠い体」で
あるとき目を覚ますと
身体中に配線が施されていた
蛸足コードは森羅万象に接続済み
毎日一本一本発見 → 確認のため引っぱって →
耳を当てる → その先に繋がっている想像
→ 弦をはじく音 → 始まりの予感
チューブ内で気泡が弾ける音 →
細胞が分裂 → 死滅していく感触
ノイズ音 → 無への不安 → 無力感
無音 → 絶望 → 捨て去りたい欲求
※注意コードは取り外し不可
途中経過 → ノイズ音或いは無音 → 3分の2
残り本数 → 全体の3分の1程度
不必要なコードが絡み合って身体が重く感じる
弾ける音もだんだん聞こえなくなる
考えるのがおっくうになって
無視を引き摺る
次は「連鎖」
127 :
ARK ◆ANGEL/12 :02/09/17 06:56 ID:eheIH1gW
感染したら脳内に爛れて崩壊
転がる死体は無数に続く
病は蝕む全世界
ちぎれた体は
今も
感染しつづける
愚情な連鎖反応
次は「タバコ」
白い波が寄せてくる
僕は防波堤に腰掛けて
火を点けるセブンスター
タバコはしけっていて
海もしけっていて
僕は一人で
水平線には太陽
境界線のかすかな光
煙を追って見上げる空
明日は晴れるさ、きっと。
次は「待ち時間」でお願いします。
129 :
魚:02/09/17 09:14 ID:3xavawFr
待ち時間の過ごし方
現在の自分
ただ待つことができなくて
鏡を覗いたり
気は向かないけど活字を追ったり
開き直って寝てみたり
かなり
そわそわ、そわそわ
私の考える「大人」は
まだまだ遠い 遠い道のり。
待ち時間の過ごし方。
映画に出てきた かっこい
大人の待ち時間に憧れる。
==
次は 時間 でいかがでしょ?
できればここで一時停止して欲しい
欲を言うと
そのまま再生しないで欲しい
見失ってしまったままで
伸びきったテープでやり過ごしたくない
巻き戻しなどあり得ないことを
忘れかけていた私への罰を
淡い記憶に浸る前に
いっそこの時を止めてくれ
次は、「シャワー」でお願いします。
131 :
age:02/09/17 20:44 ID:L+qCezdA
君の弾丸のよな言葉のシャワーに
いつも首まで浸かって居たいんだ
聞き流しのラジオなんかより
脳味噌をさらけ出す君の音楽が
僕を何時までも放さないんだ
お願いだから何時までだって
ここにいるよと言い続けてよ
雨なんかより上等で綺麗な
君の言葉のシャワーで包んで
次は ファスナー 。
そこを開けて
英雄の真実とか
洗いざらいの排泄とか
怠慢による窮屈からの脱皮だとか
そういうことではなく
今目の前にある
あたしによって
突き動かされるものを
信じて
さあ そこを開けて
それとも
あたしが開けようか
次は「早朝」
133 :
ARK ◆ANGEL/12 :02/09/17 21:43 ID:bsRturVt
ゆっくりと部屋の床から天井へと光が上がって行く
床に転がる屍を照らし出す
洗面所に流し込んだ小腸はまだ頭を覗かせている
流れないのは僕の情
いつになったら
照らされるのだろうか?
次は「マッチ」
乾いた音で
小さな頭を震わせて
やせっぽちの身体を焦がして
そのまま尽きてしまっても
それでもいいと決めたから
火をつけてください
わたしに
永遠に続く儚い夢を
あなたの手で
灯してください
次は、「バレリーナ」でお願いします。
135 :
コタ:02/09/18 00:38 ID:DgYNL6Vy
ポリエステルの波
八重咲の空気の中
お前が見せるのは
地球ゴマの夢
地軸の傾きを
お前の脚が蹴る
スポットライトごと
揺らぐ視界
跳躍の軌跡に合わせて
お前は恋をする
遠い放物線の先に光る
遥かな時間へ
お前は意志
俺はお前に憧れる
生命の樹のように
瞬間を永遠へ貫く回転体
次は「オプション」でお願いします。
136 :
魚:02/09/18 11:25 ID:lej7DEVf
私は
この世界の中で
ただのおまけかもしれない。
いようがいまいが
陽は昇り 陽は沈む。
お父さんは出勤し
お母さんは歌をうたう。
花は実を結び
川は流れるだろう。
だけど
それでいいじゃないか。
ここはおまけでできあがった星。
楽しく行こうじゃないか
==
次は ネット でいかがかな?
巨大な球形の滴
電気信号の海
身体を置き去りに
私は泳いでく
末端から中心部へ
末端?中心部?
やれやれ、わかっちゃないのね
いつまでも細胞気分では困るわよ
わたしはあなた
私は顔無き人々と出会い
情報を取り込んでく
深く深く潜ってく
まだわからないの?
新しい世界だとでも思っているの?
これは手段
ひとつの中の相互認識
すぐにわかるわ
だって、
あなたはわたしだもの。
次は「遠心力」でお願いします。
あなたに大きく飛ばされて
そして、驚くほど近づくの
私を引きずるその魅力が
遠ざけては近づかせ
強い力で私を放る
でも、解ってるの
私はまた、あなたの元に戻るって
そして、知ってるの
私はまた飛ばされるから
ずっと手を繋いでいられないって
次は「仮面」でお願いします。
139 :
名前はいらない:02/09/18 20:40 ID:92ObE4jn
仮面
仮面を被ろう なにも見えぬように
仮面を被ろう なにも見ないように
とびっきりの笑顔の仮面で
泣きながら総てを騙そう
僕の素顔など皆忘れてしまえば良い
何時か君達より先に僕が消えても
君達が僕の顔など描けぬように
仮面を被ろう 笑う 笑う 無表情。
次は 曼珠紗華(彼岸花)で。
140 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/18 21:15 ID:m+hSC18y
天上に咲く
あかいはな
風にわらう
あなたが帰ってくるから
あの河原には
きっと今年もはなが咲く
いつでもあのはなは
死者を迎える
どこであっても
いつであっても
それは
天上に咲く
あかいはな
次は「ハンモック」
妙に赤い夜のネオン
街の外で見ていた、はず
「ジャンクの山に電灯なんて上等すぎる」
どこまでも吹く錆臭い風
ふと、躯の下のコードが揺れれば
明日の暮らしを考えて
組んでいた腕も
ゆっくりと滑り落ちる
こんな場所に似つかわしくない
青い星の夢でも見てみるつもり
次は「海と名づけられる」でお願いします。
「猫」
僕は海と名づけられた
本当の名前はチガウけれど
僕は海と呼ばれよう
あなたが喜ぶのなら
僕は海と呼ばれよう
海のように鳴き
海のように甘え
海のように抱かれよう
僕の眼はマリンブルーじゃないけれど
海辺で出会ったわけじゃないけれど
決して海にはなれないけれど
あなたも分かっているけど
僕は海と呼ばれよう
いつか一緒に海に行こう
あなたと海がそうしたように。
次は「高速道路」でお願いします。
143 :
魚:02/09/19 09:55 ID:5mkPvb4R
ぶっ飛ばそう 高速道路
アクセルふんで 高速道路
おいらは今 ご機嫌さ
空は青いぜ
雲は白いぜ
おいらは今 ご機嫌さ
太陽まぶしく
風が びゅうびゅう
かっ飛ばせ 高速道路
鼻歌だって 絶好調
おいらは今 ご機嫌さ!
==
次は・・ ラッパ で行きましょう。
144 :
ARK ◆ANGEL/12 :02/09/19 17:10 ID:3TUTeJvk
天使の奏でるその旋律に
人々は目覚める
その音がこだまする町には
誰もいない
それでも天使は
今日もラッパを吹く
決して目覚めぬ
人々を待って
次は・・・そうですね
「階段」
昇っても昇っても
決して辿り着かないんです
あんなにも近く
私の眼に見えているのに
手を伸ばしても名を呼んでも
決して降りてきてくれないのです
だから、昇るしかないのでしょう
決して辿り着かなかったとしても
遙か彼方へと続く階段で
揺れ遊ぶ星が私を呼ぶから
次は「チョコレート」でお願いします。
水色じゃないから
辛くないから
丸もあるけど
大体は長方形だから
茶色で甘くて
貴方の想像とかけ離れてる
地球のおかし
口で溶けて
香ばしい香りと
甘い感覚が
口の中に広がる
地球のおかし
水色じゃないから
辛くないから
丸もあるけど
大体は長方形だから
貴方の星とは違う
地球のお菓子
……次は「お化粧」
147 :
名前はいらない:02/09/19 22:21 ID:aUKIARol
お化粧
白粉 紅 眉墨と。
飛びきり腕の良い髪結いを頼んどいてや。
今日はうちの 1年目やから。
うちはここに来てから 初めて化粧というものをしったんや。
豪い奇麗な姐さんがたに お粉はたいてもろたんや。
うちはここに来た事 後悔なんぞしとらへん。
うちはここで 奇麗に化粧して 奇麗なべべ着て。
死ぬまで畳の上に居るんや。
うちの化粧は、うちの顔や。うちの誇りは、うちの化粧や。
次は 花街
朱い 竹籤でできた籠に
極楽鳥が開いて居る
目尻の紅をつと流して
鼈甲 珊瑚 塗りの簪
纏う夜の華 飾太刀の鞘
御身を拝むは今宵 旦那一人
柳が 桜が
その根を小判に絡ませる
けむる緋は 呪の縛
上等な 山高帽さん
今宵はこの座敷に休みなされ
牡丹に芍薬大輪ばかり
どれでも手折ってくんなまし
上等な 煙管の旦那
今夜はうちにお決めなさいまし
初物から高嶺の花まで
お気に召す手をとりなされ
闇をいなす灯りが
街が人を呑んでは今日も香る 次は「俺は」でお願いします。
俺は 俺は と主張する奴に忠告したんだ
聞く耳持たないと 嫌われるよって
俺は 俺は と言う奴に忠告されたんだ
優柔不断な奴はもてないよって
大した差も無い 2人の口喧嘩
互いに 蔑んだり 蔑まれたり
次は「貴方」
150 :
ドン亀 ◆ApTDQoHQ :02/09/20 00:16 ID:WCCXlXnv
「貴方」
貴方は金粉 俺は人糞
貴方はクイーン 俺はキャイーン
貴方は優美 俺はブービー
貴方は金髪 俺は豚骨
ゲームをしても いつだって貴方に勝ちを譲るよ
豪華客船に乗っても 俺は貴方の椅子でいいよ
ジャングルで迷っても 貴方は俺を食べていいよ
でも他の男には譲らない 俺の貴方だ
次は「左右非対称」でお願いします。
「左右非対称」
幾何学的な絨毯(じゅうたん)を
目玉をぎょろぎょろ動かして
幾度も幾通り、宇宙に作り変え
バランスとって旅をする
次は「会」で。
さながら怪談さ
黄泉の国へ降り立つのだ
餓鬼に迎えられ閻魔の元へ
さながら会談さ
沈痛にしわを深め
歴史的な握手を交わすのだ
さながら俺は快男児
威風堂々対峙する
苦悩苦悶を退治する
浄玻璃の鏡を閻魔に向けて
さながら後は階段さ
笑みはいらない
振り返ってはならない
ただ地上へ戻るだけ
どうだ、この会に集ったお前たち。
聴いたか、俺の英雄譚。
さながら俺は快男児。
…俺は上手に踊ったか?
次は「推理」でお願いします。
「決定的瞬間」
別にさ
冴えてるって訳じゃないし
目ざといって一回言われたけど
そんなの、あたし知らないもん
ただ
ポケーと口開けてると
キミは視界のすみっこで
何でかびみょーにキョドってました。
ていうか
風に吹かれて
びろびろに揺れてる
アタシのじゃない
毛。
毛?
ガサ入れのつもりじゃ
…無かったんだけど
次は「媚び過ぎな男」。か?
にこにこにこにこにこにこ・・・・
壊れた玩具か
出来損ないの人形みたいに
笑顔を見せるあいつ
罵詈雑言も意に介さず
媚び過ぎな男
次は「読書感想文」で
活字の行列を噛み砕いて
また活字にしろとあの人達は言うけれど
取り残された教室で
ひとり太陽の傾きを感じているけれど
ガチッて
噛んだシャーペンの先で
カーテンと一緒に
白くて無口な原稿用紙が舞ったのを見た
上手に言葉にできないから
黙って帰ることにした
次は「無口なギタリスト」で。
私は体を持たぬ
私は言葉を持たぬ
私は表情を持たぬ…
真実を見つめる瞳と
それを歌える声があればいい
かき鳴らせ、旋律を
歌い上げろ、決して燃え尽きぬ、己の想いを
次は「木星」でお願いします。
158 :
ARK ◆ANGEL/12 :02/09/21 20:45 ID:74OTOeJr
気づいていない・・・
あの時、僕は確かにガスで溢れた
極寒の世界で生きていた
あの時見た小さな光の先にあった青い星を
毎日 毎日見つめていた
僕は今 この星で あの星を見つめている
僕は今 あの星で この星をみつめている
次は「始末」でお願いします
159 :
糞猫:02/09/21 20:55 ID:LQJvXup8
かつて夢を売り歩いた男が
くびれた外套を纏って
つまらないものを売る
返却された大量の夢の欠片が
400グラム百円だそうだ
夢を見た後始末
次「豚の尻尾」で
フリフリおしりに
揺れるよ揺れる
くるくるくるくるシッポなの
歌うよ歌う 声高く
♪お願い僕を食べないで
トコトコあんよは 地を進む
揺れるシッポも一緒でしょ
くるくるシッポの持ち主よ
さてさてさてさて 何処行った?
遠くの遠くのあの丘で
月を眺めてこんばんは。
次は「火傷」でお願いします。
161 :
ぶれんど豆:02/09/22 00:59 ID:o/Z3H4qB
熱湯をかけたら水ぶくれが出来た
あなたはどんどん萎んで
水泡はどんどん膨らんで
あなたしわしわ
球の中では体液が回ってら
指で突いたら破裂した
あなたの体重カケル0.6だか0.7だか
そんな量の液体
わたしに降りかかる
しょうがないから
わたしは腰に手を当てて
言ったでしょ、火傷するって。
なんて決め台詞
さぁ、コーヒーでも淹れよっか。
次は「コマーシャル」でお願いします。
162 :
名前はいらない:02/09/22 17:19 ID:NXgwWg3w
暇だったからテレビをつけたの
たわいのない番組見下したような顔で見ていたわ
大きなテロップ・・答えはCMの後!
こうやってじらすのはせこい
ラーメンのCM・・歯ブラシのCM・・
おなじみのタレントの顔・・
化粧品のCMを見た時・・・
胸の鼓動が早くなった
自分が宣伝しているのだ
こんな事を言っていた
『この化粧品は人生を変えてくれたの』
その言葉を聞いた時訳の分からない
衝動にかられた
デパートに行った
お目当ての化粧品を探していたがなかなか
見つからない
その時肩を叩かれた
振り向いたら若い男がいた
君を大物タレントにしたい
人生ががらりっと変わった瞬間
化粧品のCMの出演が決まった
あの化粧品・・・
次は「京野ことみ」でお願いします
163 :
名前はいらない:02/09/23 00:14 ID:ZbNLW3rB
ブラウン管で見る君は
時にはただのOLだった
薄くなりゆくその影に
なおもわが目は引き寄せられた
紙面を作る役の君
あるいはレザーに身を包み
カメラに向かい笑う君
触れられもせずただ見つめ
潤む声でその名を呼ぶは
若かりし日々のただの夢
何時のときにかその肌の
香りをかがむとくわだてる
Next お題は「シーラカンス」にてお願いします
164 :
コタ:02/09/23 02:08 ID:I5S1DicM
からだの厚みに時を封じて
未だ
光の届かぬ圧力のなかで揺蕩っている
人目を避けるお前の
眼は青く鈍く
シーラカンスよ
お前の歯の隙間に
3億年がはさまっている
次は「歪み」でお願い致します。
学校の廊下に展示してあるシーラカンスは乾いた石に見えました
其のプラスチックケースを一度開けたことがある人に聞いたら
「ただただ臭いだけよ」
と云われてしまった
でも私は開けてみたい
純粋に開けたいだけ
開けて如何するでもなく
もうこの世に存在しない貴方に近づける気がしたのかしら?
次は「木目」
166 :
165:02/09/23 02:15 ID:5OrnEbJm
被った・・・歪みでどうぞ
プリズムを置き
光が当たるようにする
歪んだ光が私を照らす
照射されるべき空間は沈み込んで
私の姿が際立っている
私は輝いている
光線の中で
粒子をうけて
歪みで
歪んで。
次は「王家の墓」でお願いします。
あ、↑のお題ナシで。
お題「木目」をお願いします。
169 :
名前はいらない:02/09/23 20:50 ID:Gw+NvGnW
木目
下手な大理石なんかより
落ち着くから良いわというのは彼女の言で
どちらかというと僕は
あの水気を含んだ視線を好きになれない
雨の日 あの夏 風鈴の音が
何時までも僕の頭にフラッシュバックするからだろうか
覚えているのは 湿り気を帯びた空気を通した
木々の中身の視線たち。
次は 黄金の林檎 でお願いします。
170 :
名前はいらない:02/09/23 21:10 ID:DZv3kF+T
『黄金の林檎』
輝く其の姿は最も美しいだろう
滑らかな其の表面は全てを映し出す
切れば光が溢れ出し
断面からは甘い蜜が滲み出る
黄金の林檎に触れるな
其れらは全て主のものだ
次は「矛盾」でお願いします
171 :
PureDream:02/09/23 21:56 ID:1Ojvp1Wb
誰かに語り掛けるこの言葉は
心の中から出てきたものじゃない
頭が混乱したときに
偶然出てきただけだから
本当に言いたかったのは
もっともっと
温かい言葉だったのに
心の奥底で渦巻くものと
外界に飛び出したものが
不協和音を奏で始める
そして
始めて矛盾というものを
実感した瞬間だった
次は「宇宙」でお願いします
君にも見えるだろう
全てを見守るこの空間を
時と一緒に色を変える
君の心も同じだろう この広い宇宙と
君が望めばいくらでも
輝ける星は浮かべられるだろう
遠いものじゃないよ
気が付かないだけなんだ
次は「寂しさ」でお願いします。
173 :
PureDream:02/09/23 22:29 ID:1Ojvp1Wb
僕はここにいるんだ
僕は確かにここにいるんだ
僕は自分を貫き通したいんだ
僕は自分をただ大切にしたいだけなんだ
ただそれだけなんだ
そう思えば思うほどこみ上げてくる
この悲しさは
どこから来るんだろうか
次は「霧」でお願いします。
174 :
下手れ:02/09/23 22:42 ID:rocgTO6j
視野に曇り
だからこそ
僕はよく見る
最近は物事見えすぎている
自分の心に霧かけろ
次は『太陽』で
175 :
悪夢(アクム) ◆pPqwiQaM :02/09/23 23:07 ID:68mct+uo
「太陽」
大きく熱い貴方の元へ
僕は何時も考えた
鳥になれたら貴方に会える
蝋の翼をはためかせ
貴方の元へ訪れた
僕を抱いて羽根を失い
地上に落とした
貴方に会いたくて
願いは溶けて
僕は地面に広がった
**********************************************
次の御題は「悪魔」でお願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・
176 :
下手れ:02/09/23 23:17 ID:rocgTO6j
ニタニタと笑うね 薄気味悪い
ヨダレを垂らして だらしない
彼等を悪魔と見るのか
障害を持ったものたちを悪魔と見るか
その心が悪魔じゃないのか
見下すように 微笑むね
奇声を発っして 去ってゆくね
その心が悪魔じゃないか
次の題名は『静寂の楽園』でお願いします。
。。此処スゲーなぁ。
一人の美女がドレスを洗っていた
ひんやりとした川の水
心地良い風
小鳥のさえずり
葉の匂い
美女は全裸だかそんなのは
当たり前
他の住人も裸でくつろいでいる
ドレスを着るのは皇女様のみ・・
がさ・草が揺れた
一人の若い美男子
皇女の婚約者
二人はすぐに土に寝た
抱き合い時を過ごしていく
× × × × × × × × × × × × × × × × × × ×
次の題名は「シャーマンキングのリゼルグ」です。
マイナー?
178 :
名前はいらない:02/09/24 20:08 ID:iNJr71tZ
白い狂気を纏う病的な男
掴む事もできない願いを
瞳に隠すことで何を装う
其処にあるのは執着と虚空
何を得るかも判らぬままに
次は 百塔の町
もっとまともなお題求む
だいぶ違う(ワラ
私は旅人
世界中の国の事ならほとんど
知っている
その中でも心に響いた街
そこは白いガラスのような
透明な塔がたくさん並んでいた
塔はシンプルなデザイン
ピラミッドみたいな形
人はいない
冷たい空気
いるのが不気味に思えてきた
百の塔が男を見つめているかに
見えた
あの独特の視線
男は塔の方を上目遣いで見た
特に異常は感じれない
その後の事は覚えていない
次の題は「精神」です
しかし>178は駄目・・リゼルグは美少年なのよ
精神って何だろうね
魂?心?
違うよね 字が違えば中身も微妙に変わってくる
本当に何だろうね
でもね
どうにもならないときに
歯をくいしばって ニヤリと笑ってると
自分の背後に精神が燃えた炎があがるんだ
哀しいときに
秋空を見つめながら 涙を流すと
その中でキラリと精神が輝くんだ
許せないときに
それを睨みながら 拳が裂けるほど握りしめると
血と一緒に精神が流れ出るんだ
そして
嬉しいとき楽しいとき
口を大きく開いて 腹の底から笑うと
顔全体から精神が振響するんだ
「だから何?」って思うでしょ?
自分でも何が言いたいのやら
とりあえず
精神は無駄遣いしないで
ここ一番に取っておくと素敵かもね
次は「買い換え」でお願いします
>>179 禿同だけど、あのお題は詩にしにいよ。
「買い換え」
え〜のん入ったで、にぃちゃん。
まぁ寄っていきぃな。
え、なんて?
まぁ見てのお楽しみやさかい。
これなんかどや?
ええでこれ。
キズなし、曇りなっしや。
値段か?こないなもんやな。
高い?負けろ?あほ言うたらあかんでぇ。
ほな、これにしとき。
手頃や。0.8やで。
勉強?もぉ、かなんな〜。
堪忍してやぁ。
出血大サービスやで、ほんま。
これ以上下げたら、わしこれもんや。
今日はメンタマだけでええんか?
シンピィも入っとるで?
さよか、ほなおおきにぃ!
*シンピィ=大脳新皮質…のつもり。適当
次のお題は「肌寒い」でお願いします。
182 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/25 18:27 ID:Tm2CRVTE
肌を震え上がらす寒さは
一体誰が運んできたの
薄く体を覆うこの布は
風を通してしまうから
ねぇ、抱いて頂戴
あなたが寒いというならば
大丈夫、私が抱いてあげるから
次は「金木犀」でお願いします。
ホント…金木犀好きだなぁ、自分。
183 :
来訪者#:02/09/25 20:33 ID:WSytASE5
金木犀
金木犀の匂いがする
甘いのに切ない 苦しいのに嬉しい
胸の詰まるよな 其処だけが色付いて
もう先に歯が痛い
金木犀を食べたの?
金木犀も食べたの
だから 歯の痛みにはキス
むせ返るような風の中の 恋
次は 水族館
184 :
瀬:02/09/25 21:00 ID:TG/IZAUF
秋の落日は薄い金色
うたた寝していた膝から
滑り落ちた読みかけのお伽話
初めて恋を患った乙女は
頬を染めてため息をついた
それは、なんて甘く柔らかな…
薄金色の窓の外
風にくすぐられる乙女を見たり
次は「廃虚」でお願いします。
良スレですね〜。
185 :
コタ:02/09/25 23:49 ID:NsBQ13/P
廃墟
残り火がこだまする
光だけが満ちた
乾いた場所
網膜は見えぬものを映し
鼓膜が音のない音に震える
闘っていた者よ
お前の血は 凝った
笑っていた者よ
お前の笑みは 散った
思い深かりし者よ
お前の唱えた歌は 流れた
記憶は記憶の形ですらなく
かけら
として
時折ぶつかり合っては
音を立てている
時が沁みてくる
これまで と これから の
あわいに立って
沈黙に荒れていく現身
「廃墟」で書きましたが、「水族館」の方がお留守でしたか?
(違ったらごめんなさい)
次は「密閉」でお願い致します。
「密閉」
瓶の中の小人は
特に外に出たいわけでもないらしく
ただ何となく瓶の中にいるのですが
いかんせん瓶の中には食い物もなく
瓶の外の大人(おおびと)は
特に小人には興味もないらしく
ただ意味もなく外の世界を生きるのですが
いかんせん瓶に戻るには身体が大きすぎて
そうして二人
互いに傷をつけあうしか出来ないのです
--
次のお題は「サンマ」でおねがいしむす。
187 :
瀬:02/09/26 00:42 ID:Lvpt/OoZ
懐かしき故郷は遥か遠く
もう、戻ることもない
思いでに耽るのも
最初で最後ならいいでしょう?
あんな男につかまるなんて
私、若かったのね
街の灯りが点り始めれば
女達は煙りを燻らす
優しい顔だけど気をつけて
手には寒気がする程冷たい
刃物を持ってるから
そして、
私は捌かれるのを待ってる
まな板の上で
じっと
せめて霙くらい添えて頂戴ね
醤油は…少しでいいのよ
訪問者さん、前回かぶってしまってゴメンなさい。
ってことで、次は「水族館」でお願いします。
188 :
瀬:02/09/26 00:44 ID:Lvpt/OoZ
↑来訪者さんの間違いでした。
189 :
藪鳩 ◆VabUhato :02/09/26 00:46 ID:kag3Ao3H
「水族館」
どこまでも
泳ぎつづけても
水族館
つぎは「二葉」で
「二葉」
青の匂いを立てながら
過疎の街を歩くのです
白い石畳の街は風船のような人間が
地面から5cm
足を浮かせて漂い
風に任せて流れていきます
うつろな笑い声
蜃気楼から
青の匂いを立てて
私は一葉
地面から足を5cm浮かせて
風に任せて流れていきます
どこかできみを見つけたら
私は二葉
背に風を受けて歩けるのです
--
瀬さん、すげえ。
次のお題は「いわし雲」でおぬがいすまつ。
この昼下がり君は何を想う?
私という存在は何のためにあるか
こうして考えていても時は経ち月日は流れゆく
そう
あのいわし雲のようにゆっくりそして速く
次は「みかん畑」で
192 :
se:02/09/26 17:04 ID:Lvpt/OoZ
なぁ、おかぁちゃん
あの一番高い所の
一番おおきいの採っておくれよ
ほしたらオレ高く掲げて走るよ
たわわに実をつけた木々の間を
お日さんに笑いながら走るよ
ひと回りして戻って来たら
きっと、おかぁちゃん言うねんで
あんた蜜柑みたいやなぁ
193 :
se:02/09/26 17:07 ID:Lvpt/OoZ
次は「爪」でお願い致します。
194 :
下手れ(どっかの人:02/09/26 17:13 ID:nJntblk7
蜜柑は土から栄養を食す
蜜柑の最期は鳥、人間、昆虫に食される
鳥は肉を栄養として死へ変化する
昆虫は鳥と同じく死に果てる もしくは鳥に食われる
人間は煙になり神に食される
神の一部になるのは
小さな命一つ一つを理解してきた者
食されない人は永遠の暗闇に堕ちてゆく
僕もこのままではそうだ。きっと。
だから、これから存在する全てを想う
次の題名は携帯電話でお願いします
195 :
下手れ(どっかの人:02/09/26 17:14 ID:nJntblk7
げぶ。俺の抜いて爆
196 :
下手れ(どっかの人:02/09/26 17:22 ID:nJntblk7
爪は肌の延長と言われてる
だから、肌の綺麗だった君の遺品として納めてる
でも、いくら爪を撫でても いくら爪を眺めても
あの肌の感触とは程遠い
そして僕の君へ持っていた肌の感触の記憶は消えてゆく
次の題名は『眠気覚まし』で
197 :
se:02/09/26 18:41 ID:Lvpt/OoZ
今日も眠れない
気も進まなきゃ筆も進まねぇ
明日までだ どーすんだ
真っ白な原稿用紙は山
わかってる今夜がヤマ
あーあーあー
ブラックも飲み飽きたね
あーあーあー
肺がん覚悟の3箱目
あーあーあー
後ろ振り返っちまったなら
Ah〜Ah〜
四角い天国が手招きしてら
198 :
se:02/09/26 18:44 ID:Lvpt/OoZ
ナンデ、オダイヲ、ダシワスレルンダ…
次は「ママ」で、お願いします。
199 :
来訪者#:02/09/26 19:47 ID:UxqJPX0S
『あなたのためよ』とママは言うの
フリルもリボンも白い家も
赤い髪をお下げにしながらママは言うのよ
いつかいつか貴方もあの女のようになるのならないわよねそうよね
そう言って何度も何度もあたしを撫でた
白くて細い 労働を知らない手
ねえママ 私きっといつか 貴方を殺す
次は 聖人 で。
清い涙を流すでしょう
遥かを見据え続けた末の答え
あなたはその涙でもって生きて
そして死に向かうことを誓うでしょう
嗚咽すら漏らさない口で
あなたは光を飲み込んだ
救いを求められ続ける孤高の人
次は「足踏み」
「足踏み」
ホームの向こう側
足踏みしてる
眼鏡かけたおじさん
ギター持ったおにいさん
ヒールの高いおねえさん
足踏みしてる
あの人もこの人も
乗り遅れないように?
あせってる?
おかしいよね?
君だって、足踏みしてる
タントンタントン
おかしくなんかないさ
いつかは前に、進むんだ
タントンタントン
でも…踏み外さないようにね。
次は「木炭」でお願いします。
- 遮断された幼き記憶 -
カッカと叫びちぎり
魔女の化身である双頭の虎は
しなやかに振りかぶったその手を地に下ろし
尻をすくっと持ち上げ
こちらを見つめ吠えたぎる
真っ赤に充血し大きく見開いたその目は
僕をギロギロと舐め
大きな足を踏み鳴らし
飛びつき襲いかかる
武骨に曲がったその爪が
もはやこの身を切り裂いたと覚悟した、そのとき
叩き付けるような疾風と共に姿は消え失せ、
遠く茜色の空に雲がごうごう唸って
流れていった。
次はラグタイムでお願いします。
うわわ。。誤爆してしまった。ぶれんど豆様のお題で次の方宜しくお願いします。。
チリチリ
なだらかな視線
頬を撫でる
優しい風
夕暮の田舎道
チリチリ
赤みがかった灰色
反抗的な橙
思い詰めた表情は
一体何を
見つめようとしている?
チリチリ
真っ黒な手のひら
渡される
白い手袋
煙が支配する世界
木の棒
竹の筒
息を吸う隙間の
微かな風景
チリチリ
赤い粒が飛ぶ
黒の粒も飛ぶ
呼吸の感覚は
徐々に短くなり
顔は汚れて
間抜けになってゆく
チリチリ
手にはふたっつ
小さい塊
白いワンピースは
炭に支配されている
サンダルで小石を蹴って
両手に一つづつ
真っ黒な手のひら
ばあちゃんに
怒られるのを楽しみにしてる
次は、「東京フルーツ」
206 :
うにれもん ◆unil/dMM :02/09/27 16:07 ID:9ggGEVSv
おっきな土手の上の方から
回って、ぐるって、廻って、みてる
街に旅立つ鳥の方へさ
目をやり、身をやり、心を、とがして
誰かが作った街の上に誰かが生まれた誰かを作り
土手は川の赴くままに、何処かで、途切れて
歩いて、さあ、夜まで、歩いて、昼には、ちょっと、ばかし長いが、
軒並みに綴られた眼差しに見詰められ、溶けるのは、あんみつの餡
彩られた果実だけが、異様を催して、ついには、甘味にほろ酔える
鉄塔を指で叩いて、グルーブを身体に叩き込んで、指を指してまぁすぐに
見上げた鳥は空気の渦で飛び廻るように、見上げる鳥は星の色に甘味を掬い上げるように
飛んでゆけ、言われんでも、もう何処かへと
とりあえず、歩いて、街並みを全部吸い込んだ頃には、また噴き出す
東京色の煙を、ほどよく味わっては、如何、如何?甘い、苦い?どっちも、
またひとつ、火を灯す
この部屋が噴き出す煙は、まるで天空
星にならん、星にならんんー!!
あぁ、今日もまた東京に浮かぶ、永遠なれ、永遠なれーーー。
「東京フルーツ」
次は「ワン トゥ ワン」でお願いします。
飛んで 静かに 戻る仕草
雨の日 水の飛沫に 少し笑うの
マイナス イオンの 天国地帯
慣れない 調子を 撫で付けて
一歩 二歩 ミュールの音だけ
響かせて ジャンプ
カフェテラスの 赤白パラソル
しっとりと ムースの乗った コーヒー
足組替えて 笑う 美人の子
遠く なびかせる くるくる
何かの儀式 みたいに そっとね
響かせて ジャンプ
素敵よ ねえ また
戻って 進んで 跳ねて はじく
戻って 進んで 戻って 進む
次は、「電車かもしれない」
…どうでもいいけど、影響されすぎ。
思ったままの行動
感じたままの言動
やめる事はできないの?
とめる事ならできるの?
僕に何ができる?
1分遅れの僕
そうか融通のきかない君は
もしかしたら電車かもしれない
次は「交錯」
209 :
下手れ(どっかの人:02/09/28 07:17 ID:BjbbjzfC
交錯
思い出に貴女を映して
思い出に涙を重ねてる
昔の女に何処か似ている
どうしても最後が写ってしまう
別れたくも無い筈だったのに
自分から別れようと言ってしまった
今に思い出を重ねてる
涙に染まってはいけない
貴女が居るのにどうして
どうしても別れを意識してしまう
この痛みは何の為?
貴女を離さない為…
二度と間違わない為
次は『爆発』
>180
マンキン読んでいるの・
211 :
名前はいらない:02/09/28 11:49 ID:zgWZDkd4
爆発
騒がしい夜の帳に
一瞬だけ夢を溶かして
儚さは夕闇に散った
真昼の王冠
言葉だけ
ほんの一瞬
痛みに任せれば
後は絶頂
導火線を指先で噤めば
ほら、もう夜が始まる
明日へは決して繋がらない・・・
永遠の夜
大きな光に瞬いて
その中へ弾かれて
(次は人形師)
212 :
コギャルとH:02/09/28 11:50 ID:hB6tAQYa
213 :
名前はいらない:02/09/28 11:54 ID:Pvz+LL6g
>>212 > 織 田 敏 憲
犯罪の温床を宣伝するな。馬鹿者めが。
214 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/28 12:02 ID:G4qBvAVV
旋律にあわせて
僕ら静かに踊ろうじゃないか
冷え込む夜に輝く月
文句ナシの素晴らしいステージ
安らかに闇に溶ける君を
ビスクドールに仕上げて
そっくりのガラス玉を埋め込むよ
僕の愛を命の代わりに吹き込んで
君は永遠を生きる その美しさと共に
次は「バニラ」でお願いします。
むせ返る甘い空気
愛することしか許さないつもりか
焼きあがったばかりのシュークリーム
はみ出したカスタードクリームに黒い点々
匂いだけで満たそうとした
誰かを思い出した
次は「三つ編み」で宜しくお願いします
216 :
下手れ(どっかの人:02/09/28 14:27 ID:BjbbjzfC
三つの綺麗な艶の在る髪を
重ねて絡ませた髪型の貴女
三つの綺麗な蛍光色の糸を
重ねて絡ませて願いを込め
貴女といつまでも居たいと
手首に貴女を模った願いの糸を
切れない様に強く強く結んだ
このまま時間が止まるように
次は「一人に」でお願いします
217 :
名前はいらない:02/09/28 17:45 ID:qDtL6wTV
留め金を外されて
シュールな夢の入り口へ
今宵も一人迷い込む
あなたはだぁれ?
君は誰?
口の無い僕らは何も言えないね
橘の華が咲いて
永久が始まる・・・
次は「螺旋階段」で
218 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/28 18:05 ID:G4qBvAVV
ぐるぐる続く どこまでも
終わりを知るのは だれかしら
暗い闇は徐々に薄れて 燃える月に怯えては
私の後ろに隠れて影になる
ねぇ、きっとこの階段は 燃える月に続いてるのね
怖がらなくてもいい 月の光だけは
夢を渡り歩く私たちに どこまでも優しいから
次は「遠距離恋愛」でお願いします。
姿を見せて
声を聴かせて
今にも
あなたが想像上の人になってしまいそう
確かな実体に触れなくては
確かな想いだけが先走りして
針が振り切れて
不安と寂しさが幸福と愛しさに勝ってしまう
私は
自分の妄想と恋愛しているわけではないのに
早く次の約束の日になれ
次は「みちくさ」でお願いします
220 :
悪夢(アクム) ◆pPqwiQaM :02/09/28 23:00 ID:LmeQ6cNi
「道草」
帰り道
君と手を取り歩いた堤防
カバンを投げだし
河原で二人話し合った
御互いの事
将来の事
先の事なんて分からないのに
僕達は夢中で話した
少し幼くて
少し大人で
「さよなら」なんて感じなかった
***************************************************
次の御題は「歌」で御願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・。
「歌」
詩?
唄?
唱?
歌?
歌?
うた?
ウタ?
こんなくだらない題しか思い付かない>>220は人間失格ね
次の題は「不登校」もしくは「原沙知絵」
「歌」
放課後の北校舎三階
誰も居ない三年生の教室が並ぶ
一月の凛とした空間に
その歌声が響いていた
美声の主はお前だった
目が眩むような夕焼けにライトアップされた
黒ずくめの歌姫
その男は俺に気づき
「あ、どうしたの?」
と言った
緑色の黒髪とマントがなびく
辺りを包む幻想は瞬く間に消えてしまった
まるで見られた瞬間に逃げ出す森の兎のように
いや違う
歌という儚い「気体」が
ドアを開けたために逃げてしまったのだ
俺の横をガスが通り抜けたその感覚は
失恋の空虚によく似ていた
スマン、真ちゃん、お前を勝手に詩にした。
次は「方程式」でお願いします。
>210
アニメをリゼルグが出てきたところあたりまで見てた。
ごめんなさい。
次の題は「不登校」もしくは「原沙知絵」でお願いします。
-不登校、そして..-
目の前の泥臭いお尻を見て歩くのが嫌になって
列を外れたら年長生に怒鳴られた。
号令でぐわっと鳴くの嫌になって
くえっと鳴いたら蹴飛ばされ、髪を立てたら鶏君に眼つけられた。
私は眼鏡のめだか君のように真面目にはなれないし、
ハムスターさんのように学園のアイドルにはなれない。
自分の存在意義が見出せなくなってしばらく群れを離れる事にしました。
道の途中で狼さんにあったら、以外といい人でした。
彼の私への愛はちょっと異常だけれども
最近そういうのにも慣れました。
あのまま素直に進学して上等な北京ダックになるよりは、
狼さんと底なしの快楽に浸りたいです。
>今度こそっ..次のお題はラグタイムでお願いします。
225 :
名前はいらない:02/09/29 02:32 ID:I+9d6rEd
目の前 ああ
くらくて
―ほしが 流れてく
さかさまに映る たばこの煙 誰が吸ったの?
つきは紫
―ほしがふえて なのに くらい
飛び散った。
次は「ひだまりのいとしさ」でお願いします。
226 :
藪鳩 ◆VabUhato :02/09/29 02:37 ID:bovc88rO
日溜まりに眠る
過去の思い出
キラキラと光り
水底へ落ちる鱗のように
母体からはぐれた
薄ぺらな鱗
日溜まりのいとしさは
僕を潜水艦に乗せて
水底へと向かう途中で座礁
それでも
君は
日溜まりに眠る
つぎは「模様」で
227 :
名前はいらない:02/09/29 06:03 ID:Q+lUffA1
しゃぼんダマ好き。縞模様が面白い。
光りにあたるとグルグルした模様が、
クルクルと動いてて何だか飽きない。
飽きる前に割れちゃうから飽きない。
同じ模様が浮かぶ事ってあるのかな?
つぎは「朝6時」でお願いします
毎朝の目覚ましが 狂ったように雄叫びをあげて
身体は5分前から身構えている
これは何度目の朝なのか
じきにやってくる
束の間の休息は終わった
頭を抱えて僕は 叩きつける 昨夜の夢と6時を告げる目覚まし時計を
次は「来訪者」で
229 :
:02/09/29 11:32 ID:WqhvfObS
「来訪者」
薄緑色だった螺旋階段は
もうその姿を留めていない
今のなっては
錆び付いた鉄筋が剥き出しになり
住人は老人と、未亡人・・・
そして、僕と妹
妹は売春婦になり
悪い病にかかって去年死んだ
隣からは未亡人の喘ぎ声と
老人の腐臭
その音はヒールでもなく、
泥の付着したスニーカーでもなく
しばらく考えた僕は
妹の位牌を窓から投げ捨てた
(次は絵本)
不思議な世界に迷い込んだ
綺麗な洋服を着た美人がいたり
「魔法」というものを使う人がいたり
犬や猫が喋ったり
やたらと星がでっかい世界
でもそこは
二次元の紙に書かれた虚像だけど
その上に書かれた絵は
僕の目を輝かせた
ママの言葉で眠ってしまった
午後8時
僕はそのとき
夢を見ていたような気がする
次は「手錠」でお願いします。
231 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/29 13:33 ID:U1SR37Xg
この手を動かぬように
あなたを傷つけないように
手錠をはめて 鍵は捨てて
動かぬ手を引いてくれる あなたが居るから
私は自由を捨てたように見せた
あなたは私を束縛したの
けれど本当はね
束縛されてるのはあなたなの
次は「ブーゲンビリア」でお願いします。
232 :
名前はいらない:02/09/29 22:46 ID:JfVnGfZJ
痛いくらいに空が青く
鬱陶しいぐらいに空気が澄んでいる
目の前に見えるブーゲンビリアの花
ここが文字通りの楽園
一人の少年がボクに近づき話しかける
「ブーゲンビリアの花言葉は『情熱』なんだよ」
「この赤い部分は実は花じゃないんだ」
「この花は南国でしか育たないんだよ」
「少し黙ってくれ…」
言い放ち『情熱』の花を握りつぶす
楽園ごと無くなってしまうことを願いながら
次のお題は「部屋」でお願いします
233 :
下手れ(どっかの人:02/09/29 23:15 ID:IgkSgPgx
誰も此処にはもう来ない
部屋主の消えた部屋
木霊するのは、そう思い出
この家の主は彼を忘れない様に
この部屋を残している、ずっと
誰の息も会話もずっと無い
部屋主の消えた部屋
家の主が入っては泣いて出て行く
消えてしまった彼を忘れない様に
僕もずっと待っているよ
朽ち果てるまで彼を待っているよ
次のお題は『欠伸』でお願いします
234 :
名前はいらない:02/09/29 23:39 ID:bP4jI0i1
ずーっとぼーっと待ってるうちに
時計の針はひとまわり
鳴らない携帯見ているうちに
日付もひとつ足されてる
もうあきらめてしまおうか?
思った途端に鳴り出した
「もしもし?」
あわてて欠伸を噛み殺す
次の御題は「音」でお願いいたします。
235 :
おうどう ◆Mr.SWAN. :02/09/29 23:50 ID:tP+X1XZm
音
音を初めて聴いたのは
巨木が倒れる時だった
闇夜 雷鳴 ジグソーパズル
しまうまがそこに座ってた
だから私の最初の音は
しまうまの独り言
子供の頃の事だ
次は"もう見えない"で。
236 :
糞猫:02/09/29 23:57 ID:64CNnLBN
「音」
仰向けのカフェイン中毒者が
闇夜の静寂に目を閉じる
覚醒しつづける意識の苦痛
耐え切れないほどの孤独の螺旋
ループする思考から逃れようと
冷たい静寂にいくつもの音を見出す
時計の秒針
緩んだ蛇口から落ちる水滴
盛りのついた猫の声
そしてやがて
耳の奥から聞こえる
自分の悲鳴に気づくのだ
237 :
糞猫:02/09/29 23:59 ID:64CNnLBN
お題は235さんので...
あの日落としてきたもの
校庭で手を繋いで空に映した影送り
裏山の秘密基地、仲間だけの王国
必死で集めたビックリマンシール
机下にこっそり隠したエロ本
顔を背けたあの子にもらったラブレター
もう見えない
もう聞こえない
もう...
おっと..次のお題は「午後の紅茶」でお願いします。
私は甘過ぎるといったのに
あなたはそれが一番素敵だという
夢の中にいたのは いつだったか
私達が透明でいたのは いつだったか
あれは 甘過ぎた 甘過ぎた
―--------------―−−−−−−−−−−−−−−
次は「祖父」でお願いします。
祖父は都合良く
ただ
チープに臭いに敏感で
受ける傷とか
膨張する不快さを
撫でて撫でて
よろしくやってた
血を吸う
皿
並べることと
僕らのことと
一瞬が足をすべらせた命日
次は「ビタミン」 で
242 :
下手れ(どっかの人:02/09/30 18:09 ID:Q9vNoQCy
居なくなって初めて思った
あぁ僕にはキミが必要だと。
目を眩ます程の欲望じゃないけど
キミを奪わないと生きてゆけない
静かな血液の流れ 流されて流されて
自分の仕事を探して 果ててゆく
ドレだけキミが足りなくて
去ってゆく人がいるのだろう。
目を眩ます程の欲望じゃないから
キミを足りない人へ向かわせよう
静かな海の流れ 流されて流されて
自分の仕事を探した
飢えに苦しみ 果ててゆく人の為に
僕の手の中で暴れていた財を
静かな河の流れ 流されて辿りついた
死が常に渦巻く街へ辿りついた
栄養失調(病人)になった僕が気付いた
苦しみをこの国に優しさとして与えよう
ちょっと内容が違うかも汗
じゃぁとりあえず次は『馬鹿』
243 :
来訪者#:02/09/30 20:42 ID:Bn1tnNrN
馬鹿
いつものように彼女に浴びせかけられている
ひそやかな罵声の中にその響きを聞く
くすくすと笑う声と侮蔑のこもる可愛らしい声で
それらの言葉は飛び交い
彼女の抵抗の無い背に当たっては 砕ける
どうして 何にも憎いことなんて無いの
どうして ひとつもあなたは恨まないの
非難めいた顔なんてしない私に
安心しきった彼女らは言う
だって あのこは ばか だもの
次は 改良
244 :
ゆんゆん:02/09/30 20:55 ID:amgQqPup
今僕にできること まずは過去を振り返り清算をすることと
教室の窓から 春を感じながらため息
誰でもいいからさ あの子に気に入られるようにこの僕を
ネジ一本でイイから 改良してくれるといいんだけど
ああああ この世に生まれた事を 幸せとか拷問と感じる
ああああ ほんの少しでいいから 安息のパーツつけてよ
次のお題は 「もし母親にエロ本がばれたら」
245 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/30 21:06 ID:Np9QpwjV
少しの興味で手に入れた
少しの快楽を知りたくて
手に入れた"それ"はベットの下
何故隠すのか解らない 何故恥じるのか解らない
きっと、僕らそのように創られてるんだ
恥じらいを持つように 性がどれだけ僕らを魅了するかを知るように
かつて、少女だった母に 見つかるのを恐れるために
次は、悲鳴でお願いします。
悲鳴・・・情けない
それだけよ・・私は無敵なんだから
次は「原サチエ」でよろしく・・・
あの人・・日焼けサロンにでも行っているのかしら
ポッケに入った名刺が一枚
誰だったけな
ハラサチエ
記載された番号にコールしてみる
繋がりませんか
ハラサチエ
住所へのそのそ出かけてみる
違う人だよ
ハラサ チエ
パソコンネットでググルで検索
わかったような
わからんような
俺がハラサチエだ、ても無理あるし
…ああ、全くもって頭が痒い。
本当にワカランです。有名な人?
次は「原サチエ」(もしくは「ものさし」)でお願いします。
尺って肘から拳までを
古人は基準としました
でも違うと思ったから
尺は絶対的な尺となり
今でも舞台裏では 尺 らしいです
センチに語るより
しゃくにさわる言葉
欲しいよね
メートルだってさ
いつなんどきメトロに
語られるかもしれないし
次は「奥行き」でおながいします。
僕の生まれた狭いお家の中で
小さな、過去の、絵本を開く
四角い枠の向こうに
広がるもの
もの
世界
僕の、世界。
――――――−−−−−−−−−−−−−−―−−−−−−−−−−−−−→
次は「†」でお願いします。
罪の報いの死
そして
十字架の縁
説明なんてない
彼の国では
ただ
十字をきるのだ
神の御名下に
次のお題は「サメ」でお願いします。
251 :
名前はいらない:02/10/02 00:59 ID:F2XKzUZ+
「サメ」
ギザギザノハガタ
この心に刻んだのは
見えないサメ
あなたが放った
凶暴なサメ
次は「牛乳瓶の蓋」でおながいします
252 :
B4:02/10/02 01:56 ID:IQTeYS1Q
あ、久しぶりだ
フルーツ牛乳だ
いちご牛乳もあるよ
みんな瓶入りだよ
お風呂屋さんみたいだね
紙の蓋がついてるのかな
つーことはあの「蓋開け」で開けるのかな
あ、爪切っちゃったからな
あの蓋を開けるやつで
開けてください
すみません、一本ください
あ、電車だ
次は「秋葉原」で。
253 :
neri ◆lw8TzHjk :02/10/02 02:18 ID:nsW2/ysn
あの科学者の卵が
牛乳瓶の蓋を研究対象に選んだのは
失恋したためだと梟は言う
彼を振った女は唇の横にほくろがある年上の娼婦で
思考を溶かすダマスクの香りを纏っていたらしい
(それが安物だとゆうことを彼のような男は知る由もないのだけど)
27年彼が集めた知識をなかったものにさせるその匂いは
ついに彼に埋れていた記憶を蘇らせた
つまり「丈夫に育つように」と無理やり飲まされた
苦手だった牛乳の味を思い出させた
牛乳の味の記憶までもをなかったものにするまえに
女が身請けされ店を去ったため
彼は今まさに飲まれんとする瓶の中の牛乳の
世界中の牛乳の
忌まわしい存在を封じ得るより良い牛乳瓶の蓋を開発すべく
傷心ながら今夜も
牛乳屋が目を覚ますまで蓋の開発を進めるのだ
次は「残像」
254 :
neri ◆lw8TzHjk :02/10/02 02:20 ID:nsW2/ysn
あ、すみません。次は「秋葉原」でお願いします
255 :
来訪者#:02/10/02 20:02 ID:GUh/ga+o
秋葉原
この街は嫌いだ どこにでも平然と感情があふれる
通りすぎる風など感じる隙もない 声や音や想い
電子音 ボタン音 金属音 足りないのは銃声
完全なる欲の街 向かう方向が少しばかりいろいろな
音 靴音 ざわめき 流れる 様々に
ああ この街が嫌いだ
つぎは 秋空の如く で。
閑寂もまた紅梅なり
257 :
yuu ◆vYueMMw6 :02/10/02 20:36 ID:/VdWdcIQ
散りゆく夏の記憶の名残
熱せられたコンクリートを
無邪気に駆けた日々
台風の夢
突き抜けた秋空
夜の帳と帰る子ら
つぎは 夏の終り で
無価値金(価値のないお金)
むかついています
夏の終わり・・・憂鬱だった
学校始まるでしょ?
>247
有名です。一応ドラマとか出ているけど・・。「お水の花道」です
お題が出ていないので夏の終わりで続けます。258さん、申し訳ない。
いつぞやに
見かけた影は
誰のものだったか
艶やか
それだけの記憶
ボールを転がして
坂道から思う
蝉は死んでしまった
ビニールプールも破けてしまった
あの笛を鳴らしていたお兄さんを
見かける事もなくなった
けだるさに身を任すことも
クーラーに負けじと覇気を鳴らす日も
全て遠くなってしまった
あの影は
誰のものだったか
貴方ではない
親友でもない
多分
この季節が終わり
センチメンタルな私を
慰めにきた
優しい
夢の中のあの子なのだろう
お題忘れた…
では次、「つきじ」
261 :
来訪者:02/10/03 20:48 ID:UcTc+Eaj
築地
築き上げたこの地も
もうすぐ終わるとな
誰かの童歌だったか
それとも只の虚言か
妾にはとんと解らぬが
そんな噂が在ったとな
春 うららかに桜舞い
夏 涼やかに蛍舞い
秋 艶やかに椛舞い
冬 ひそやかに椿落つ
この築地の庭もいつか崩るると
それもまたひとつの季節か
次は チョコレート
262 :
ましゅう:02/10/03 21:00 ID:xR2IVUPf
チョコレィト色のコートの少女が
キャラメル色のブーツを眺めていました
それは溶け出したばかりの香ばしい色彩
このコートの足元で
どんな靴音を鳴らすのか
思ってはみたけれど
少女はコートのポケットに手を入れて
元来た道を行きました
街の木は紅葉色
その中で チョコレィト色のコートが
優しく香って少女に滲んでいくからです
その中で 甘く包みこまれたいのです
263 :
ましゅう:02/10/03 21:33 ID:xR2IVUPf
あ、忘れてた!次のお題は、「トレモロ」でお願いします!
-ラ・カンパネルラ-
目覚めよ
嫉妬の狂気
重盲の鎖をば 捻じり切れ
連ね打ちたる鐘の音
先行く人の
時を告ぐる朱雀の声
十指の潰えざる許された愛は
軋み響く鉄扉を閉ざさぬや
真紅のダリア香る揺動のトレモロ
波紋の消え逝く先まで貴方は待てはしないのでしょう?
ピアノに愛された唯一の人
さぁ、彼の光柱へ
>次は「錯綜」でお願いします
265 :
来訪者#:02/10/04 21:07 ID:UzoiLyM3
錯綜する記憶 走り出す想い
置き去りにして 僕は迷路の中
空の色は日に七色 花の色は移る事無く
蝋燭は蕩けずに 浮き立つ炎の顔を見る
一体何を見てたんだろう
一体何を捜してたんだ
僕も彼も彼女も 愛も恋も憎しみも虚無も
全てはぐるぐる 夜空の木馬
浴槽に映る白い彼女 赤く
夕陽に走る彼の背中 赤く
僕は1人白い部屋の中 いつまでも
錯綜しうる 孤独は何処に
次は 恋
恋なんか嫌い
気持ち悪い
納豆みたいな言葉
恋してきれいになる
ふざけるんじゃないわよ
ブスはブスよ
鯉・・変換ミスしちゃた
恋はチョコレートみたいに甘いのかしら
そんな事言う馬鹿がいそうだわ
おほほほほ
では「不細工」で
267 :
マリー・ドナラキア ◆FQQgUBbgLg :02/10/04 23:38 ID:4c077BZw
鏡を見れば不細工
窓ガラスに映れば夜景に浮かぶ美女
水たまりならば枯淡の母
PCモニターには背後霊
ナイフの刃に映る殺人鬼
ビデオの中には姉様のそっくりさん
写真の中では電波な女王
でも鏡を見れば不細工
さぁ、あなたの目にはどんな女が映っているの?
=================
次は「ビデオ」でお願いしますわ。
年老いた緑色のソファー
に仰向けになって
貴女の顔越し
に見る
天井の回転羽が
影落とす睫毛(マツゲ)の下
の瞳に映る私
の向こうの灰色の回転羽が
気怠い四角の
の黄色い砂
を勾(カドワ)かす
だから
あなたとわたしの
上海は
ビデオテープ
よろしく巻き取られた
ままになっている
そういうことだ。
>>258 なるほど。芸能人に疎いのでわかりませんでした。レス有難う。
次は「迷子(マイゴ)」でお願いします。
「迷子」
あたしは常に迷子だった
どこへ行っても母親が居ず、父親は遠くだった
そして その辺の草や動物たちと戯れて時間をすごした
そう やっぱり迷子だった
デパートへ行って迷子になれば
あたしはおもちゃ売り場のくまのぬいぐるみとおしゃべりをしたし
遊園地で迷子になれば、案内役のおじさんのとこで
遊んでいた
そう そうやっていた 幸せな子供じだい
次は「幼少の頃」でお願いします
272 :
is:02/10/05 02:31 ID:yLV1QrMy
ここはどこ?
歩いても歩いても
靴の紐が何度ほどけて汚れても
タイルの道が消えないんだ
ここはどこ?
足の下が痛いんだ
誰にも挨拶できないんだ
交番がある場所も分からない
帰りたいのに
影はただ伸び
やがてとっぷりとした
夜の中にぼくは取り残された
====
次は「錠剤」で。
273 :
is:02/10/05 02:38 ID:yLV1QrMy
あっ(*゚Д゚)カブターヨ…
「幼少の頃」でもぎりぎりおかしくないかもしれないが…
あわーごめんなさい〜
いやぁ こっちこそ タイミングわるぅござんした・・・・・・スマヌ
275 :
is:02/10/05 03:04 ID:yLV1QrMy
次のお題は「幼少の頃」でお願いします〜
276 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/05 11:04 ID:PqvpPeI9
新鮮で、色鮮やかであった
全てが不思議に溢れて 知らずに手を伸ばす
花の香りと 母の暖かさ
父の力強さと 変わらずにあった風景
甘酸っぱい香りが漂う記憶は
私を泣かせた
今は亡き私を愛してくれた人たち
かつて、私が愛した人たち
小さな手には、愛がのせられた
消えずに残る 思い出はまだ、心の中に
次は、「癒し」でおねがいします。
あなたはやさしいひと。
だから。
捨てきれないのも知ってる。
だから。
ナップサックに穴が開いてる。
だから。
お姫様だっこで運んであげる。
癒されたかどうか教えて。
次は楽しみをうたって。
278 :
来訪者#:02/10/05 22:28 ID:tSLvt2Kw
花々は君を幾重にも守るから
一つ一つゆっくりと君を捜そう
しなやかに指を伸ばして
かしゃりと音を立てて崩す
枯れ行くままに止まった時の
残像のよな花々を崩す
これが苦しみであるものか
これが絶望で 永遠であるものか
ああ 腕だ 細い腕は
花々と同じ枯れた色をしている?
次は 聖歌
279 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/10/05 22:32 ID:ctlysjqZ
たのしみ
私のたのしみ
貴方を犯かす事
常に怯えた瞳で
私とお喋り
可愛い貴方
刃物を向ければ言葉も出ない
何時も以上に怯えた瞳
刺して上げる 何処が良い?
貴方の心
私に頂戴?
********************************************************
次の御題は「花嫁」で御願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・。
レストランウエデングの花嫁
排気ガスの中横目に通りすぎる車
せっかくの料理もまずくならない?
ドレスも真っ黒にならない?
次は「胴長短足」で書いてください
僕は彼をこっそりと
「ちくわ犬」と呼んでいた
お歳暮のボンレスハムに
肉球備えた生物を
「餌を与えないで」の文字が
「危険噛みます」になった夏
コーギーは腹の肉にのり
肉球浮かせるのを止めた
今その腹を握ったなら
みょいんと音立て伸びることだろう
足はまだ見えない
ちくわ犬の足は まだ見えない 次は「畑仕事の合間に」でお願いします。
偉大な大地に、芽吹いた愛を
大事に育て上げ、この手に取るとき
陽は変わらず、同じ色で輝き続け
僕らをじっと見つめていた
お茶でも飲もうか 疲れたろう?
お話しをしよう、創り上げられる先を
僕ら、創り上げた愛を配るよ
別々に花が咲いて、みんな幸せ
…みんな幸せ?
次は「手鞠−てまり−」でお願いします。
283 :
is:02/10/06 20:32 ID:CHAFHpZL
跳ねて跳ねて小さな色よ
私のもとに戻っておいで
弾め弾め小さな丸よ
乾いた砂利を散らしておいき
ひとうつふたあつみいっつ。
次は「ココア」で。
284 :
下手れ(どっかの人:02/10/06 22:15 ID:hhaYSoSS
冷たい部屋でたぷんたぷん
水よりも感情のある貴方
『さて、今日も奴を癒すか』
いつもの様に動かされるカップ
注ぎ込まれる、透明のコップに
シルクよりも艶やかな姿は
コップの中でゆらゆら揺らめいてた
暗闇の中でひっそりと
細かい粒々が囁きあう
『僕等、どうなるんだろう』
一年ぶりに動かされる瓶
中には勿論、甘い甘い粉
粉達は動きたく無いようで
湿気と協力しあって硬い物になってた
それでも銀色の円盤は僕等を襲う
それでも僕等は此処から動きたくない
ふと覗かせる、粒々が見た物
シルクの様な艶やかな姿
『あの人となら一緒に居たい』
粒々はそう思ったらしく、
湿気の封印は解かれるかの様に
暗闇から銀色の円盤で奪い去られていった
そしてシルクと粒々は人の身体を癒しにいった
・ちょっと滅茶苦茶かな?。。
次は『トロイの木馬』
それはトロイの木馬なのだ
中から人が
吐き出され
産み出され
膿出されるのだ
それは糸か羊膜か
押し込められた兵たちの息吹一つ一つ
澱の如くに昇り昇り昇りつめる
…褒美という名の、欲の塊
次は逆に
「ふつ、と落ちて、粉の舞う」でお願いします。
286 :
コタ:02/10/07 01:43 ID:fZqw49Zc
夜話
美しいひとが
椿を活けて
去る
闇に
白々と
発光する
赤々と
影を落とす
根を失った
椿
さようなら
俺は眠る
美しいひとの香りを
香りのない花に追いながら
冷たい部屋に
ふつ
と落ちて
黄金の粉の舞う
どこかで
蛾が
添い遂げた
夜に 次は「風に散る」でお願いいたします。
287 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/10/07 10:45 ID:KiX0ZDYT
舞う花びらひらひらと
儚く落ちゆる
交した指待ちぼうけ
空を切る
嵐の前の日は
凪の平和
ここにあなたはいた
当たり前の幸せ
感じられずにいた
儚く消えた仄かな夢は
椿のように首を落とし
もう二度と願うことさえ
できなくなっていた
嵐の次の日は
澄み渡る晴天
あなたはもういない
嵐に攫われて
花のように散って
舞う花びらひらひらと
儚く落ちゆる
交した指待ちぼうけ
空を切る
次は「音」
288 :
名前はいらない:02/10/07 11:51 ID:ESSQwiPX
無声
私は声が聞こえない
私はあなたの声が聞こえない
けれどあなたの体温を感じることはできる
私は歌が聞こえない
あなたの歌う歌声はわからない
けれどあなたの心の旋律は感じることは出来る
吐息 と顔にかかる吐息
アツイ 熱い 鼓動
わたしは無声の世界
けれどあなたの音は 聞こえるのだ
次は「シルク(絹)」
柔らかく
艶やかで
包まれて
シルク
目を閉じて
丸まって
陽だまりに
シルク
絹織人よ
紡ぎたもう
織りたもう
詩人のように
綴りたもう
シルクよ
詠いて
優しく
白く
次は「神無月」でお願いします。
290 :
名前はいらない:02/10/08 00:52 ID:DEb9rJRl
『神無月』
服装は様々
食事は賑やか
勉学に励む者有り
読書に励む者有り
よろしい
よろしい
素晴らしい
この季節
楽しもう
見て感じて考えて
神無月に感謝
素晴らしい
※次は『受験生』でお願いします。
291 :
名前はいらない:02/10/08 01:09 ID:KQoWJicp
『受験生』
勝者と敗者に別れるというが別にここで全てが決まるわけではないし
べつにそこまで頑張らなくてもいいさ
駄目なときは何やっても駄目だし
うまく行くときは自然と上手く行くもんだから
次回は『髭〜ひげ、大人の男の色気〜』
眉の角度と通った鼻
年を重ねた浅黒い肌
黒髪の陰の双眸の下
精悍さを増す無精髭
唇に
頬に首に
あなたの口づけはいつでも
髭の外套を纏って来たる
狼の鼓動と
優しい温度で
ライオンの鬣に混じる
暗い雄の色を 匂わせながら 次は[ジェントルメン]でおねがいします。
293 :
名前はいらない:02/10/08 01:29 ID:2Zk6ZDnT
はじめて貴方の部屋に泊まった朝
洗面所で髭をそってる貴方を見てドキッとしたよ
あぁ男なんだな
いつも優しくて特別男らしいとも思った事無かったけど
昨日の晩より男な姿にドキッとしたよ
その手で抱かれてたのかと思ったら体の芯が熱くなって
初めてもっと貴方が知りたいと思ったよ。
もう少し、そのまま振り向かないで・・
↓次は高速道路でお願いします
294 :
名前はいらない:02/10/08 01:30 ID:2Zk6ZDnT
ひぇぇ!スマソ・・株ってますた・・。
次はジェントルメンでお願いします
視界の女性が皆入るまではドアを押えて直立する
彼女らのため椅子引いて回りいつまでも座ることはない
なぜなら俺はジェントルメン
・・・訂正。
失敬。
なぜなら私はジェントルメン
ご老体背負い 歩く者
それでレディの荷物持ち兼
ボディーガードも引き受ける
ごみ拾いそして分別もするし
家事は 妻と半分にシェア
今日 ちょっぴり吐血した
負けてはならんあいむじぇんとるめん すいませんでした、次は[高速道路]で。
296 :
名前はいらない:02/10/08 02:52 ID:fg8iwDOS
『高速道路』
煙る空に影をおとして
音もなく流れる光を
ただぼんやりと
見つめている
ざわめきはうつろに遠く
うなりとなって響く空気
ただぼんやりと
聴いている
ラジオから流れる
憂鬱なトランペット
退屈な余韻を残して
いつのまにか止む音楽
にじむ景色は
そっと触れた印象の痕跡
あふれては消える
部屋にはいくつかの奇跡
次は「夜間飛行」で
297 :
296:02/10/08 02:53 ID:fg8iwDOS
最後は奇跡じゃなくて奇蹟でした。
奇跡って、、、
298 :
下手れ(どっかの人:02/10/08 03:42 ID:adqfHFml
風に包まれて、飛んでゆく、あの彼方へ
月へ花火の様に、飛んでゆく
一瞬の覚醒の為に身を引きちぎる
月の光が雲を揺らめかす、翳る
後少しで月と言う夜の頂点へ逝ける
やっと、逝けた、月へ辿り着いた
身が殆ど削られた、残されたのは一欠けらの身
蒼い星を見れば、僕の破片が飛び散る
月の光に照らされて、残骸すら美しい
儚い自分の破片を見つめて、切なさに疲れて、
月へ辿り着いた事で、心は満たされて、
身が引き千切られたせいで、身体は疲れて
今夜の花火に似た夜間飛行は終わった
静かに、ゆっくり、静寂と共に意識を遠のかせて…
『精子と卵子』でお願いします。
299 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :02/10/08 23:47 ID:Ha97h0S2
月曜日に「チキチキマシーン猛レース」スタート!
火曜日 暗い蜜の味を知る
水曜日 塩酸の洞窟をくぐり抜け
木曜日に母なる地球の待つ秘室にむかい
金曜日 大いなる球体に辿りつく たったひとりの勝者
土曜日 静かに太陽が輝き 球体は回転をはじめる
日曜日
[それは神の生誕の日]
次は『天地創造』で。
300 :
汚い地球:02/10/09 16:34 ID:CQaZHCrp
神は耳糞をほじくった
それが大地である
神は鼻糞をほじくった
それが天地である
神は鼻水をたらした
それが海である
神は歯糞を捨てた
それが動物であり人間でもある
神はおならをした
それが風である
次は「楽な自殺方法」です
人に言われたことだけやって生きる
出された宿題全部やる
保険入って明るい老後
自分の言葉は何処にも無い
自分の気持ちは何処にも無い
それだけ 簡単 自分を殺せ
俺はそうなるなら舌かみますが。
そういうのって意味ないんです。
次は「DIVA」で。
302 :
下手れ(どっかの人:02/10/09 20:46 ID:LZ5vDGzZ
此処に関わりの無い人は皆、彼女だけ見つめて
彼女に関係する、引き立てる人は思えなくて
社会で生きるのに、上下が絡みすぎて
芸術にすら上下関係を持ち込んでしまった
彼女が憎い、実力は私の方があるでしょう
嫉妬心、が染めてゆく
此処に関わりの無い人は皆、私を見つめなくて
彼女の場所を奪わないと私は無いのと同じ
社会で生きるのに、芸術の心を消した
その心が伝染してしまった、脇役の天才に
此処に関わりの無い人は皆、彼女だけを見つめて
彼女の場所だけを奪い取ろうとしていて
自分の居場所を忘れて、嫉妬心に染められてく
彼女はもう此処に関わりの無い人になってしまった
DIVA…存在は偉大だ、
DIVA…支える人の存在こそ偉大だ…
此処は芸術の世界だ、自分を忘れるな…
次は、『恋人と不倫相手』でよろしく。
>>300さん、まだおられますか?フラッシュにして良いですか?
304 :
銅鑼衛モンちっち ◆FMiYTdsunc :02/10/10 15:16 ID:HDgUByr5
>>300さんは、いづこへ、、、???考え直したんです
>>300さんの詩。フラッシュにすると、永久的なもの
になる可能性があります!で
>>300さんの詩、自分とても好きです。確かに、この世は、クソのまみれだと思う
訳です。が、しかし!公衆に出まわる可能性がありますので、
>>303のコメントは、水に流してください。
んじゃ、自分、“詩”? 初挑戦でします!
『恋人と不倫相手』
さよならよりも
もっと 悲しい事は
いつか他の誰かを
媚薬のせいかトパーズか
愛してしまうことなのさ
次は、『理由』でよろしくお願いします。
>300です
『理由』
ちょっと・・貴方はどうしてA子に暴行を加えたの?
先生は私の前に現れた
口紅がずれている・・思わず笑いそうになる
プッ…つい笑ってしまった
何がおかしいの?
鏡を渡した
先生が鏡を覗いている隙に一発蹴りをいれた
私は口紅ずれている女が嫌いなんだよ
そう言い捨てて今日も私は獲物を探す
次の題は『精神性が高い』で
307 :
名前はいらない:02/10/11 01:00 ID:xmUApJG4
「あんまりふらふらしてないでって」母さんあんまり心配しないで
崖のふちを早足で歩くようにこのまま危ない感じで行きたいの
大丈夫バランスとれてるから そこそこ頭も使ってる
やめてよ「早くぼくの奥さんになって好きな事すればいい」なんて
めまいがするわ 私は私の言う事しか聞かないの
貴方にはガッカリね さっさと行ってちょうだい
崖の上を行くようにいつも風を受けて裸足で感じて五感を張りつめて
自分の限界を超えていきたいの 何も食べないで眠らないで思い出す
もっと自分がどうありたいか どの瞬間も自分であるように・・
次は月光でお願い致します
>>307 カコ(・∀・)イイ!
崖から落ちる覚悟さえあれば、
眺めはその時自分のもの。
空の飛び方さえ解る。そんな気になれる事って
結構大事かも知れない。
勿論蛮勇では無く。
青白い みんな青白い
あんなところでは
何も生まれるはずがない
痛みを軽軽しくメロディに乗せて
虚勢を張りつづけているのは
疲れないのかい
本当の痛みは君の見えないところで
増殖していってるよ
月明かりの下でね
だから君には一生わからないよ
太陽のしたでにやついている君には
次は甘くないケーキでお願いします
「幾ら何でも苦過ぎだよネ。」
あのひとのために奮発したの
前から目を付けてたリキュール
だけど今鼻を突くのが
どう考えても芝生の臭い
おずおずと指で触れたそれは
目の前で煙と消えた
…ごめんなさい 大事なオーブン
何よりも大切なオーブン
焦げ臭いのは大嫌いなキミ
キレイに拭いてあげるからね
前よりもっとぴかぴかに
今度はずっと。今よりずっと。
次は「病は気から」でお願いしまふ。
311 :
名前はいらない:02/10/11 21:09 ID:Po5dfEzW
どうしてそうやって下を向いて
だんまりを決め込んでしまうのか
そんな事だから何もかも見えない
いつも君の前を通りすぎる風も
君には何も与えてくれないんだ。
微妙なズレすいません。次は ダイヤモンドリング
312 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/11 21:32 ID:OGMbf86F
この手にはめられる
いつか見た輝きの ダイヤモンドリング
小さな頃、母に見せられた輝きと
とてもよく似た輝きだった
"ごらん、この地に生まれた石の輝きを
あなたもいつかはめる時が来る 愛を知る日が来る"
記憶は静かに蘇り
時は来た
次は「星に願いを」でおねがいします
313 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/11 21:38 ID:kFUzoAqu
昨日してしまった「不倫」をテーマに書きました、、、
盗んだ欠片輝きだして
ぼくらは花の降る夜へと
すべりだす
その頬を濡らす涙
冷たいダイヤモンドリング
その心で触れられないもの
もどかしくて
繰り返す言葉冷たい炎を燃やす
いつしか時は地平をにじませて
夢は姿を変えてゆく
そして君は見る
変わらない日々を刻むもの
次は「深海」でおねがいします
314 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/11 21:43 ID:kFUzoAqu
かぶってしまったので
つぎのひと、
>>312さんのお題でおねがいします。
ツキが無い
だからホシよ
ラッキースター☆になっとくれ
もう二度とかぶらないように
俺のが没にはならないように
頼んだぜ 約束だかんな
俺のラキー★スター・・・ 次は「深海」でお願いします。
316 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/10/11 23:29 ID:kFUzoAqu
317 :
名前はいらない:02/10/11 23:39 ID:V9IG5DYc
深くて深くて息ができない
貴方のこと知りたいのに
貴方の事わかりたいのに
暗く深い海の底
貴方の痛みを今、思い知る。
318 :
名前はいらない:02/10/11 23:42 ID:V9IG5DYc
次のお題、書き忘れました。すみません。
次は「使用人」でお願いします。
319 :
名前はいらない:02/10/11 23:53 ID:N8En5daM
使用人・・・
やめたらすぐ御主人様の暴露本を書く・・・
裏切り者・・・
次は「ラーメンライス」でお願いします。
320 :
名前はいらない:02/10/12 01:08 ID:ulAmjTwf
おれのご馳走はラーメンライス
母ちゃん毎月仕送りありがとう
あんまり無理しないでくれ 父ちゃん死んでから
苦労苦労の生活で たまには母ちゃんの物も買ってくれ
遠く離れて暮らしてるけど 冬になるとそっちの雪の深さを思い出す
母ちゃんそっちは寒いだろう たまには自分の物を編んでくれ
かならず帰る かならず帰る 母ちゃんもうちょっと待ててくれ
おれのご馳走はラーメンライス
次は「夕飯」でお願いしまつ
321 :
名前はいらない:02/10/12 01:11 ID:ulAmjTwf
307でつ。ほめて頂いてウレスィー ありがとございましゅ
322 :
名前はいらない:02/10/12 01:29 ID:8klZaDj7
夕飯がたとえインスタントのラーメンだったとしても、
幸せな毎日であればそれでいいのかもしれない
そして、僕は、保田圭ちゃんさえいれば、OKなのだー
次は、「アンドロメダ大星雲」
目指す星は遠くて
光る雲の中へ消えて行く
届かないなら
手を伸ばしても同じ
光が走る速度でも
気は遠く 消えうせて
年を消費する
出来る事はただ
レンズ越しに遠い昔を
見る事だけ
神が語るお話の
お姫様は生き続ける
あの 雲によって
何千何億の 光の固まりによって
空を見上げる かぎり
次のお題を書き忘れました…
次は「流れ」でお願いします。
326 :
名前はいらない:02/10/12 15:52 ID:j6yOzO1c
人の流れはいつでも冷たく俺を流す
お前なんか要らない
お前なんか要らない
人の痛みもわからない
気付かないお前なんて
・・・・要らない
そういわれている気がするんだ
327 :
名前はいらない:02/10/12 15:54 ID:j6yOzO1c
次は「漆黒」でお願いします。
328 :
名前はいらない:02/10/12 17:02 ID:QXPS9Zsw
午前二時メル友由香から
会いたいメール
30過ぎの独身女
いったい何を期待して
246を駆け抜ける
世間話もそこそこに
ほろよい気分に背を押され
二人はもうすぐ深い仲
丘の上には漆黒のP!エレキバン
僕は何をしているんだろう
まだわかいのに・・・
あの子はなんて思うだろう
こんな僕を・・・
次は「ガード下」でお願いします。
329 :
名前はいらない:02/10/12 21:28 ID:jRRmkISt
ガード下見上げた空があまりに青くて
いつかのペンキのような色と同じとはとても思えない
どこへ向かって 何を見て
君と僕の距離は 今よりずっと近くて
どうしてこんなにも 変わってしまうのか
またガード下 見上げる眩しいほどの空
この光の中 かき消されてしまおうか
次は「羽根枕」
330 :
:02/10/12 22:06 ID:jRRmkISt
331 :
コタ:02/10/13 01:00 ID:uDi5vgSz
あなたのいない今夜は
羽根枕のように
軽くて
密度の薄い
夢を見るよ
おやすみ
おやすみ
次のお題は「眉間」でお願い致します。
332 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/10/13 02:16 ID:4SYc9YRs
100度で湯が沸くことに疑問を感じてから
いろんなことが飽き飽きしてきた
すべての球技に飽きた
関節を曲げたり伸ばしたりすることに飽きた
目蓋を閉じたり開けたりすることに飽きた
ビートルズを聴いている父親に飽きた
アメリカ映画のよくあるアスファルトの乾きかたに飽きた
ガソリンの臭いに飽きた
一週間で区切られている時間に飽きた
24時間にも飽きた
眉間に皺をよせることにも飽きた
奇跡にも飽きた
100度で湯が沸く世界が退屈
人を殺したらどんなかんじなんだろ
次は「魔法」で
333 :
名前はいらない:02/10/13 10:23 ID:eZG0As1v
もしも魔法が使えたら
そんな子供のような空想を頭で組立てている
なんだってできるのに
アニメのヒーローはどうして何にもしないんだろう
この手に全てを掴めたならどんなに幸せなんだろう?
現代の魔法は融通が利かないんだ
僕の魔法は元に戻る事を知らない
もしも魔法が使えたら
この僕をずっと幸せにして欲しい
他のものなんて要らないんだ だから
たった一つだけ叶える為の魔法が欲しい
次は 月と負け犬
334 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/13 10:37 ID:eU3RgWT3
憎たらしいほど 美しい
暖まって冷えていくこの季節を
変わらず涼しげに 月(あんた)は見下ろしてた
酷く沈む心に 何時までも青白い月光
叩かれた頬を 冷えた風で抑えるばかり
いつも、月(あんた)に見られちまう
無様に負けちまうトコを
次は「ベビーベッド」でお願いします。
水は流れて
溺れた 静かに
望まれて 立ちあがるはずが
足を 滑らせるように
溺れた 静かに
どちらなのか
どんな名前を付けようか
踊るほど 楽しみだったのに
溺れた 静かに
空のベビーベッドが 悲しかった
溺れたから 眠ることなく
もう誰も ここでは眠らない
次は「証明」でお願いします。
336 :
名前はいらない:02/10/13 20:35 ID:U/vb49F5
僕はここに居るんだ ねぇ
ここに居るんだよ?
誰かに知ってもらう事で
誰かを傷つける事で
誰かを幸せにする事で
不確定論理はこの際忘れよう
引きずり込まれるまでだとしても
僕はここに居るんだ。
NEXT 可視光線
337 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/13 21:06 ID:eU3RgWT3
追いつこうとして 必死に追いつこうとして
続く七色の可視光線へ 僕たち、裸足で駆け出した
止まること知らない光は 当てもなく真っ直ぐに
僕たち、置いて伸びてった
届かなくても手を伸ばして 掴めなくても空を掻いて
僕たち、夢を追うのに必死だった
捕まえるために 逃がさないために
僕たち、鏡を背負って駆け出した
次は、ビスクドールでお願いします。
338 :
名前はいらない:02/10/13 23:03 ID:eq8E+/q8
初めてじゃない
その流し目
微笑むくちもと
見たことがある 見たことがある
あなたが抱かれる腕
いとしい娘の腕
その風景
見たことがある 見たことがある
あなたに羽があったなんて知らなかった
-----
ちょっとずれた……次は「アドバルーン」でお願いします
パパはお前の頬が好きになれなかったよ ドール
指先が伝える冷たさと乾きが 良く似ていたんだ
4年前のあの日 激しい雨が止んだ朝
流された庭の土からのぞいた可愛い マリーに
パパはお前の頬が好きになれなかったよ ドール
変わることのない冷たさと乾きが 良く似ていたんだ
涙を何粒落としても小鳥の体温は宿らなくて
彩色された薔薇色が破壊衝動かき立てる
ビロードの服もベルベッドのコートも 買ったじゃないか
まだ足りないのかい足りないのかい ああ 悪い子だね
どれだけ乱暴に断っても無臭のお前の栗毛が
パパは近頃とってもトッテモトッテモTOTTEMO不満だよ ドール 次は「おうちへ帰ろう」でお願いします。
あ、すいませんでした。次は「アドバルーン」でお願いします。
341 :
名前はいらない:02/10/14 02:25 ID:niDd1piS
心が荒みますよココは
頭が割れますよココは
体が汚れますよココは
色々死にますよココは
モノが壊れますよココは
山が消えますよココは
海が乾きますよココは
ゴミだけですよココは
嘘だらけですよココは
涙だらけですよココは
傷だらけですよココは
血だらけですよココは
さあいらっしゃいいらっしゃい
そうここは宇宙のゴミで恥さらし
地球という名のアドバルーン 次は「おうちへ帰ろう」でお願いします
342 :
キッド:02/10/14 02:28 ID:p+eKCict
「アドバルーン」
ある秋の晴れた昼下がり
アスファルトにたゆたう巨大な影
見上げれば
アドバルーン
デパートの屋上から
快晴の真っ青な秋の空へ向けて
それはプカプカ浮かんでいるというより
真っ直ぐに屹立しているように見えた
僕は何故かふと
胸の奥に微かな火花を感じ
逃げるように家へと帰り
靴を磨いた
次のお題は「灯篭」でどうぞ。
343 :
キッド:02/10/14 02:31 ID:p+eKCict
341の方、大変失礼しました。
次のお題は「おうちへ帰ろう」です。
どうぞ。
おうちへ帰りましょう
コンビニ前で座りこんでいた僕に
赤い服を着た若くて綺麗な女が話しかけてくる
2流芸能人よりもスタイルの良さそうな女
それでも僕はおうちへは帰らない
ホームレスだから
次の題は「カウセリング」です
345 :
名前はいらない:02/10/14 14:01 ID:FAh1hhF8
人に話を聞かせて何になるものか
僕の中の何が消えるわけでも
何が出来るわけでもないだろう
声に出しても 字に書いても
消えることのない何かが
そう易々と
溜めていたモノを出してみるのも
良いかもしれない
次は「手」です
346 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/14 14:32 ID:Ammux2xP
力強かった手 他には何も要らないと思った
僕を抱き上げて 耳の後ろを撫でさする手
あんたが居れば、僕は…
音の鳴るオモチャや 噛み心地が良いぬいぐるみ
フリスビーだって要らないって思った
なのに 何処へ行くんだい 僕の"あんた"
僕を 何故置いていくの
僕を いつも通り、強く抱いておくれよ
好きだったその手 僕を撫でずに電柱にくくりつけた
僕は 僕は 初めて、その手が憎いと思った…
次は「無責任」でお願いします。
347 :
きとら:02/10/14 16:31 ID:LDz+liSN
あなたには銀のクルマがあっていいわね。
自慢なんでしょ。よくにあうわよ。
ふたりでいるとき いつもお酒をのんで
きょうは疲れた すっかり口癖になったわね
わたしはしごとをみつけたわ
ふたりで描いた夢 もう話すこともなくなったわね
あなたは新しいクルマがほしいのね
わたしは
わたしは
かなしいのかな 涙さえわすれたわ
次は「アルミ」でお願いします。
348 :
名前はいらないぃ:02/10/14 18:44 ID:8MV9wlMV
ちょっと力を込めれば
すぐに折れ曲がる
キンゾクなのに弱いのね
イメージと違ったわ
冷たい色なのに
こんなにやわらかいんだもの
ちょっと攻めたら
すぐに謝って
まるで あの人。
次「モノラル」お願いします。
349 :
微熱くん ◆e3/504x/.Q :02/10/14 19:29 ID:WLaXqWBL
失われた位相
左右は瞬時に線となり点となる
FMラジオ放送の
空中線電力10キロワットも
どうもこの山あたりでは
力つきてしまうらしい
見渡せば
空は広いし
山は雄大な
パノラマなのだけども
次「硝子(ガラス)」でお願いします。
350 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/14 20:18 ID:0FjWrmPa
壊れてしまうのが怖いだなんて
悪い冗談だ よしてくれ
勝手に創られた硝子細工
何処まで続くかも解らない
空間にただ浮かぶ この地
351 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/14 20:19 ID:0FjWrmPa
ああっと!!
…失礼しました。
次は「怖い絵本」でお願いします。
352 :
きとら:02/10/14 20:38 ID:tDhCEuFv
このつづきが読みたいですか?
この先は保証できないのです。
幻想 魔法 火を噴く竜
いいえこの先び描かれているのは
あなたの真実の顔です。
次は「お菓子」でお願いします。
353 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/10/14 22:13 ID:qqpvPB3v
「お菓子」
僕のお菓子は君の身体
君の全てが僕のお菓子
小さな身体を僕にください
怖がらなくても平気だよ
僕が優しくして上げる
***************************************************
次のお題は「花嫁」でお願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・
ねえ 幸せ?
って昨日の夜聞いてみた
頬を染めて君は静かに頷いた
今日の君はまた頬を赤くして
真っ白なドレスに包まれてる
一度も口にしなかった言葉
飲み込んだまま
君はあいつの手を取ってロウソクに火を灯す
いつか消化されるかな
今は
胸の辺りで「好き」が僕を突き刺してる
本当の笑顔の君を見送る僕の顔は
ちゃんと笑えているだろうか
次は、「居酒屋」でお願いしまする。
355 :
名前はいらない:02/10/15 01:06 ID:cFSGKYRX
さみしいのはお互い様だけど、
きみは女だから得しているかもしれない
そうやって白いこなで塗りたくっても、
隠しとおすことはできないだろう
だからヴェールをかぶるんだね
なるたけ彼の前で美しい花嫁でいるために
でもそのかわりがあったんだ
純白のヴェールが君の顔に暗い影を落としているんだよ
>>355は、かぶってる上にお題もないらしい
つうわけで、次は>ましゅうタンが出したお題「居酒屋」です
ウヒ
「居酒屋」
つまみを頼んだ
酒を一口飲む
テレビを虚ろとした目で見る
おぼつかない手つきで酒をそそぐ
こんな事している場合じゃないのに・・
次の題は「もしも>300の詩をフラッシュにしたら・・・」です
358 :
名前はいらない:02/10/15 20:17 ID:fhGkrfBf
言葉が光るなら
世界は光溢れるだろうに
白く黒く包むだろうに
この世界に無言などないから
次は 素足にハイヒール
359 :
コタ:02/10/16 02:16 ID:kIXuRIXt
ぎこちなく
ハイヒールを履いた
剥き出しの薄い皮膚を
細い骨が持ち上げている
ストッキングは
とうに 引き裂かれた
あのか細い音を憶えているか?
歩き易い靴よりも
美しいハイヒールを選ぶ
お前の意固地さが好きだ
わざわざ 踵が埋まるような
ぬかるみ道を逃げていく
お前の不器用さが好きだ
お前の踝は
いつでも あれ のように甘い
次のお題は「十字路」でお願いします。
クシャミした女が
むき出したふくらはぎをさすりながら
脚を組みなおす
一コマ90分
秋 早朝の大講義室
暖房はまだつかない
ニットのカーディガンだけが頼り
女と目が合った
キッと視線を作り直して
手ごたえの無い黒板に向き直った
カツカツ
ヒールの音を立てながら
もっと寒くなってしまえ
そう思って窓の外を眺めた
次は、「来年の手帳」でお願いしまする。
356さん、スレ動かしてくれてありがとう。
と思ったらギャーかぶっちゃったよゴメンナサイ。
ちゅうことで次のお題はコタさんの「十字路」です。
アーン逝っちゃいます。
362 :
コタ:02/10/16 02:59 ID:kIXuRIXt
「十字路」
右の角から
何が飛び出すのか
どきどきしてるんだ
左の角から
そっと覗く影を
イキナリ踏んで逃げるんだ
そいつは運命か!?
いやいや 安っぽいね
出会い頭の激突
ラムネみたいな嘘っぽい星が
いくつ飛ぶのか数えたいんだ
自己レスすみません。 ううー、タイミングって難しいですねぇ。
次は「来年の手帳」でお願い致します。
363 :
下手レ:02/10/16 03:14 ID:kxh71HD9
貴方との結婚の日がメモされた手帳
あの頃、開いていては笑顔になってた
今、このページを開いては涙で頬が濡れる
来年こそ結婚出来るっていったじゃない…
願いは叶わぬまま
来年の手帳は涙で濡れてページがもう開かないよ
俺も、前回そういうのがありましたよ。
タイミング難しいです。
じゃぁそのまんま『タイミング』でよろしくお願いします
364 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/16 19:28 ID:4wgEgLmN
雲よりも遙か上
光の満ちる世界にいる
時間担当の天使さん
パチンッて指を鳴らしたその時
"グッドタイミング"って書かれた懐中時計が
針を進めながら与えられるよ
針が指すのは、最高の瞬間
迫るタイミング 良く見計らって…
今だ!!
次は「ムーンストーン」でお願いします。
365 :
名前はいらない:02/10/16 19:58 ID:DcTUVC0y
「宝石は嫌いだけど シトリンだけは例外なのよ」
ずいぶんと古い云い回しをする君は
不機嫌な顔でそう言って僕の贈り物を受け取った
あれはいつの誕生日だったっけ 。
「月の光を固めたムーンストーンを頂戴」
山ほど並んだ小さな金剛石よりも
身を飾るには清楚過ぎる月光石を
横柄で天邪鬼 妙に古風で聡明な君に
月光を集めた美しい鉱石を贈ろう 。
次は 缶コーヒー
モーニングショットの缶がずらりと行儀よく並んでいる自動販売機
モーニングショットの缶があふれでているごみ箱
モーニングショットが売りきれている大型ス―パ
在庫を揃えるのが大変だと愚痴をこぼしているス―パのおばさん
無理もないだろう・・モーニングショットは世界中で売りきれ続出なのだから
今日も自動販売機の前で嘆いている学生の集団を数え切れないくらい見た
工場も生産に追い付かない
不景気もこれで解消されるに違いない
だがが缶コーヒで景気が良くなった日本であった
次の題は「缶詰から出てきた天使」です
午後の砂粒のような時間に
サンディミートの缶詰を開ける
赤い缶切りが僕の祈りの残りカス
いろんな欲望が通り過ぎていった
それを開け終わると同時に
テレビから聴こえてきた唄は
POLICEの 印象に残らないような歌だった
あの時の傷を思い出してる
午後の砂粒のような時間に
サンディミートの缶詰を開けて
赤い缶切りで ほお張った
少しフシギな気分さ
気付いたら 天使なんて どこにもいなかった
というわけで天使の存在を忘れてたし、次の題も忘れてました。
次は「散々な日曜日」で。
369 :
is:02/10/17 00:27 ID:sBLLSsaI
予定があった
光を採りに断崖絶壁午前八時
寝坊した
剃刀で勇気を試そうとしたら歯が欠けた
二回目をする気にはならない
臆病者だからできない
バイクの無理な走行もキップを切られただけで終わり
川に飛び込むその前に溺れた子供が人を集め
車道に飛び出す袖を掴んだのは力が抜けるほどの美人だった
ああ、そうかい分かったよ
ぼくに死ぬなと言うのだろう
ああ、神の休息日なんてくそくらえだ
――
次は「川の音」でお願いします。
370 :
is:02/10/17 02:00 ID:sBLLSsaI
誤字ハケーン(汗
「歯」→「刃」
剃刀なのに…ぐあぁ
川は泣いているの?
子供がそう私に訪ねた
目をキラキラさせながら私の答えを期待している
私はこう答えたんだ
「あのね・・賢ちゃん・・川も森も海も木も動物も植物も人間もみんな泣きながら生きているのよ」
その答えを聞いてつまらなかったのか雑草をむしり取っている
それらをさらに細かくちぎっている
私はそれを見て真剣に答えた事を悔やんでしまった
暇なので石を拾って川に向かって投げようとしたが
方向が外れて子犬の頭に当たりそうになった
子犬の脅えた顔・・川が泣いているとは息子は変わった子だ
次の題は「パリコレモデルと日本人」です
372 :
コタ:02/10/18 04:14 ID:KJsHt+r0
かの美しき人たちは
口を揃えて言う
「日本人であることを肯定すればいいのだ」と
古き佳き
ジャポニズム礼賛
あの神秘はもう消えて
ファッションヴィクティム溢れる
この国だけれども
かの美しき人たちは
黒い瞳と黒い髪と平坦な肉体を愛された
パリコレモデルとしても
いまや ランウェイはワールドワイドに美人見本帳
ちゃんと馴染んでるよ 三毛猫みたいな
キャットウォークに極東の音色
訛った bon jour も素敵なものさ
ああー、難しいよ。駄目駄目だ。
次は「三毛猫」でお願いします。
ふと目を開ける。
飛び込む青い空。
ふと気づく。
身を起こす。
そこには・・・
あいつが居なかった。
どこへ行ったのだろう。
気まぐれなあいつ。
すると向こうで、
急ブレーキの音。
走った。痛いくらいに。
そこには、居なかった。
車も、居なかった。
帰るしか、無かった。
家の扉が、開いていた。
そこにいたのは・・・
あいつだった。
オレの大事な、三毛猫。
なみだが、止まらなかった――
めちゃくちゃ難しいなぁ、これ。
一貫性無さ過ぎだろ、自分。
とりあえず次は「雨」でお願いします。
374 :
is:02/10/18 19:50 ID:EHv/5Ky1
ガラスを打つ水の音、
落ちて流れるその筋が好き
歩けば靴はじんわり湿り、
気色悪くてでもそれも好き
雲の上でぎらぎらしてる太陽だって、
きっと休めて嬉しいはずで、
花も葉っぱも喜んでいて、
隣で傘を持つ人が、
私を引き寄せ笑うから、
世界をいっそう好きになるのだ、こんな日は。
次は「においがする」で。
においがするよ
いいにおいがするよ
あんたと寝るといいにおいするよ
もう一回やろうね
そう言いながら下着を探す
次は「実は美人ですのよ」
例えば
私が眼鏡をはずすとする
そうしたら
あの男はどんな反応するだろう
例えば
私が長い髪を下ろすとする
そうしたら
あの女はどんな反応をするだろう
メリハリ計画を達成し
完璧なメイクを施し
香水よりも甘美で豊潤な言葉と色気で
真の姿を皆の前に曝け出す
私の前にひれ伏しなさい
膝をついて脚をお舐め
もっと私を見なさい
誰も相手にしてやらないから
だから まだ 次は、「頬ずえ」で
本当の姿は見せてあげない お願いします。
377 :
下手レ(因みに2ch初心者:02/10/19 04:31 ID:XiQhdpSa
悩ましげに頬杖をつく
現在という雑音の中
過去を漁って静寂を汲み上げてる様さ
その白い音、五線譜の上には
迷い、悩みの種が蒔かれてる
頬杖をついた指揮者の指揮は
いつも無音で音楽では無いけれど
彼の人生はとても奥深くて
哀愁が漂う悩みは人の心を揺り動かした
彼は何も語っていない
しているのはただ、頬杖なだけさ
彼は遠く過去から悩んでた
石になる前から悩んでたずっと
記憶の五線譜の上に白い音が乗ってた
長い長い音は螺旋様で人には気付かれない
いつまでも纏わりついてた
彼はそれに気付いてしまった
石になる前に頬杖をついていた
次のお題は『暗闇の天国』
ここは明るいと思ったのにな
光があたって明るいと思ったのにな
真っ暗じゃないか
すべてが真っ暗じゃないか
こんな暗さじゃ何も忘れられやしないんだよ
こんな暗さじゃ前を見ることもできないんだよ
次のお題は「星より高く」
379 :
名前はいらない:02/10/19 06:27 ID:llaVZkbj
目指していた
あの星より高く 遠くの星を
悔しかった
自分に向けられることの無い あの星の光と闇が
時間を引き裂き 空間を踏みにじる
目指していた あの星の高さを そしてその向こうを
地上から大空へ
心に植え付けられた 錆びた翼だけを頼りに
だから私は今も目指している かつて自分のいたあの星の高さを
次のお題は「空想」
380 :
下手レ(因みに2ch初心者:02/10/19 20:21 ID:XiQhdpSa
ぼくは空想する
理由は現実が嫌いだから
ぼくは空想する
理由はそこには愛がある
ぼくは空想する
時期にそれも現実になるよ
目を瞑れば広がる理想郷
此処と違い、殺し合いはない
ぼくは空想する
時期に妄想になろうと
ぼくは空想する
次のお題は『宇宙の外』でお願いします
381 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/19 20:30 ID:ujhaokgL
私は言葉を愛していた 詩を詠むことを愛していた
止めずに続けたいと思った だから、止まらずに歩いた
「つまらないから やめなよ
そんなの考えて書いてるから 状況が良くならないんだよ?」
ねぇ、あなたに何が解るって言うの?
ねぇ、あなたに私を満たせることが出来るって言うの?
そんな下らないため息を、言葉にして吐き出した
あの人を、心から、初めて憎んだ
私の創り出す 言葉遊びの世界を
崩したあの人が とても憎いと思った
私は星や月を愛していた
たとえ命はなくとも、呟かれた言葉の数だけ
自由に輝ける その存在が羨ましいと思った
私は、まだ座らずに 自分の心の居場所を探している
猫を被らない 本当の私を愛してくれる人が 居るところへ向かって
自由に浮き沈みの出来る 宇宙の外へ向かって
あぁ…やっぱり、詩は止められませんね(泣)
誰になんと言われようと、やっぱり、詩は大切だからなぁ…(ノД`)ホロリ
次は「自分の持つ、大切なモノ(コト)」でお願いします。
382 :
is:02/10/19 21:35 ID:LYvDMqQR
足音 音楽 眠れる布団
雨 晴れ 太陽 おいしいご飯
自転車 窓枠 通じる電話
通いなれた食堂 通りすぎる町並み
聞きなれた声 新鮮な野菜
水をやる植木鉢 花の咲く茎の先
葉を照らす夕日 ふと見えた一番星
自分 あの人 散歩している犬と飼主
友達 恋人 顔も知らない文通相手
好きだと言えること 言える命があること
存在している奇跡 生きてきた軌跡
大切なことはそれらの全て
狐火さん元気出して。
お次は「弾む指先」で。
383 :
名前はいらない:02/10/19 23:21 ID:PI+SXCsk
魔法の杖が、振られて。
白い指先が夕陽に煌く
軽々と、ひたすらに美しい、虹
隠していた糸を、そっと振るような
調律を知らない古いオルガン
今はただ、声を震わせて。
そこに貴女がいるという事
381のような思いをした方…私だけでは無かったのですね。
正直ホッとしました。
今もその手合いは思い出すだけで反吐が出ますけど、
それでも、目の前の空は変わらずに、胸をときめかせてくれる。
それが答えですよね?きっと。
次は「風に揺れる麦」でお願いします(w
「風に揺れる麦」
黄金の波の中で
風を見つめている少女
白いワンピースと
赤いリボンつきの
白くて大きい帽子
風に飛ばされないように
少女は片手でしっかり押さえ
風に連れ去られないように
僕は片手でしっかり手を握る
残った手に持った学生鞄を
放り出して抱きしめる
少女の片手が僕の背中に回り
帽子は飛ばされていった
穂が擦れ合う波の音に
言葉は消されてしまったが
少女がくれた唇は
柔らかく震えていた
故郷の麦畑は
今年も波を立てている
ヤター!トリップミツカターヨ!!
みんなで詩を紡いでいきましょ〜♪
次は「お楽しみの時間」でお願いします。
385 :
コタ:02/10/20 03:16 ID:+aXeBj7G
味覚が麻痺するほど上品なチョコレート
全身全霊傾けて磨きあげた鏡
いちばんわたしに似合う服
それから
わたしよりも
17cmほど背の高いあなたの
意地悪なお作法
さて
全て揃えた
下手糞なわたしを見ないで
手探りで突きとめて
光を妨げて
クローゼットに隠れて
体温を伝えて
これからがお楽しみの時間
次は「愛さなくていいから」でお願いします。
もういいから
そこで申し訳なさそうに
言葉を探さなくていいから
耳を垂れ下げた犬みたいに
私を見なくていいから
吐き気がしそうです
あなたはいつだって私に甘すぎる
優しさと甘さの温度差の中で
あなたは私を見失っている
そこに理由を求めると
いつも言葉を失うあなたが
堪らなく愛しいと思う汚い私を
泣くことでしか自分を表現できない愚かな私を
一番高くて近いところで
愛さなくていいから
言葉で私をなだめようとしないでいいから
あなたのやり方で
表現してください
ええと、次は「振り返ったら」でお願いします。
387 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/20 15:08 ID:+Y2jiVk3
眩しい橙の夕日を背に
懐かしい木々の匂いを感じた
葉の間だから差す 暖かい光は
幸せに思えたあの頃が 強く思い出された
振り返れば 何処までも続く森の道
逃げられるのなら 走っていきたかった
引き留めるやかましい声から 自由になりたかった
過去など捨てて 生まれたばかりの心から
私の足だけで 翔ていきたいと思った…
次は「TVゲーム」でお願いします。
>>382 ありがとうございます。その暖かなお言葉に、ホッとしました…(泣)
想いのウチを吐き出せる、この板と暖かい方々に感謝をしています…
>>383 そうですね。私が生きている間は、詩を愛し続けていくつもりです。
唯一私を出せる場所として、ここが見つかったコトをとても嬉しく想います。
共に、頑張りましょう。…暖かいお言葉をありがとうございました。
私は天才児
だからね毎日勉強しているのに急がしいんだ
だからおばちゃん・・それを他の子供に売ってね
またこのテレビゲームを売る事はできなかった
次は「明智光秀は本当に賢い武将なのか」です
389 :
キッド:02/10/21 20:06 ID:RGFrMwhP
お題の意味がいまいちわかりませんが、まあこんな感じで書いてみました
「明智光秀は本当に賢い武将なのか」
信長という天才を前にして
彼が歴史に名を残すには
本能寺に主君を討つしかなかったのだろう
そういう意味では
信長を討ったのは
実に賢明な判断であり
賭けに勝ったといえる
自らの腹に刀を突き立てながら
彼が最後に想ったのは
ささやかな勝利の喜びだろうか?
それともかつての主君信長への哀悼の意だろうか?
いずれにしても
小栗栖で切り落とされた彼の首は
きっと心安らかな表情(かお)をしていたにちがいない
390 :
キッド:02/10/21 20:07 ID:RGFrMwhP
次のお題は「体力の限界」です。どうぞ。
391 :
下手レ(因みに2ch初心者:02/10/21 21:28 ID:7qSFZ8Uu
視野が少しずつ狭くなる
瞑る目は切なくて
貴方はもう此処に居ない見たい
風が作る長い道のり
私はそれを打ち消すかのように
意識を強く持っていたつもりだった
その内、貴方は少しずつ増えていった
分裂してゆくみたいな人と話しているのよ
誰が一番強いのか分からないの…まだ
安らぎに満ちて寝て、お願い…
優しさはいつしか
苦しみ、痛みに変わっていたのよ…
貴方を風葬して重くなる
私の一人が中から居なくなったようで
私は貴方の記憶諸共抱いてゆくのね
力の無い私は貴方を守れる筈も無く
多く降りかかった人格に負けて
貴方を手放すしかなかったの…
でも、許して私も今貴方の方へ向かうわ
私は、真の貴方じゃなかったみたいだから…
少し違うかな。
次のお題は『甘い吐息』です。よろしく。
>>387 私も詩、好きですね。詩を愛してゆきましょう。
今後、人生の道端にある罠に引っ掛かっても強く生きられるように。(謎
謎、黙ってロムしてる。
393 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/21 21:50 ID:VFCIiFv/
波打つような紅い雲を
まだ青さの残る若い空が寄り添ってた
いつか、私もあのようだったと
思い出す自分に嫌気が差した
いつもため息ばかり
あの頃は、それさえも幸せな日常だと感じていた
甘い吐息など 感じたくたって感じられない
変わってしまった自分に 驚いたのは
遠くを懐かしく想った 今
次は「優しいそよ風」でおねがいします。
>>391 ええ、共に愛しましょう。
言葉は、愛することで輝きを増す。
酷く残酷な言葉であったとしても。 愛と共に消えずに残る。想いを秘めて。
心暖かな方々にお会いできて、とても嬉しく思います。
>>392 あなたも、一緒に詩を愛でてみてはいかが?
394 :
竪琴師補:02/10/21 22:33 ID:wLd9ZC/g
あなたのいるところには
いつも風が吹いていた
わずかな空気の流れに触れて
花もカーテンも淡く滲んで
まるで輝くようだった
それはわたしの胸にも触れて
いつも優しい愛撫を待った
わたしは腕に抱かれたかった
優しい風が吹いていた
いつも風が吹いていた
--------------------------------------
このハンドルでは久々です。
常連さんが変わったような変わらぬような??
お次のお題は『雷鳴』でお願いします。
>389
少し違う・・。彼自身の性格とか知能とか・・です
『優しいそよ風』
貴方がふんわりとなれば私もそうなれるの
ふんわりとなるのはむつかしいかもしれないけど
ムカムカするのは簡単かもしれないけど
私は貴方みたいになれる一時を今も待っています
次の題は『衆道』です
唱えるように
救い求め
精進怠らず
衆道極めん
堕つるか昇るか
果てては悟りか
板間に冷たし
師走の勤行。
衆道=簡単に言うとホモ、だそうです。
次のお題は「一期一会」でお願いします。
397 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/10/23 01:13 ID:yGFCS8Of
どこかのテレビに出てた莫迦なアイドルが
「一時期に会うこと?」などと抜かしていた
莫迦な奴など嫌いだが
そういう奴に会うことも
「一期一会」なんだろう
感謝などはしないだろうが
それでも笑って付き合ってやるさ
次は「ダンデライオン」
398 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/10/23 01:26 ID:JBEWkZIf
風に吹かれてどこまでも飛ぶって?
あんたはそれでもいいってのかい?
地球(ちたま)の7割は海っていうぜ?
あんたそれでも飛んでくってのかい?
ほらもう正午もまわってる
もうじきでっかい山風が吹くぜ?
なんでそんなにおちついてるのさ?
俺なんて心配でしょうがないさベイベー
お前にはきっと見えてるんだろうな
しかと地に根を伸ばす未来が
そしてお前は花の頃を過ぎ
何百となって飛んでっちまうんだなぁ
あぁ俺にも見えてきた気がするよ
じゃあな 小さな勇者さん
肌寒くなってきたから帰るよ
季節はずれの勇者さんよ
次は「握力」で
399 :
碧谷 ◆m0T5I/FREE :02/10/23 01:36 ID:H8XTGUhF
君が私の手を握った時に気付く
君の手の逞しさと力強さ
私とは違う力は 思い切り握れば私の手など潰してしまう
だけどそうしないのは
君の常識で
もしも本当に嫌いなら握り潰せたはず
手を振り払うこともできるはず…
君の握力が伝えられた瞬間
距離を感じて 少し泣笑い
同じくらいの力で手を握って もう一回あの道を帰りたい
――――――
次は「お風呂」でお願いします。
バスタブに浸かって
目を閉じて
灯りを消して
蝋燭なんて
わたしには似合わないけど
凍えた手足に温もりを
少し熱めのお湯に痺れよう
シャンプー、リンスにコンディショニング
デリケートな敏感肌に
忘れないでねケアソープ
タメイキの代わりに軽めのハナウタ
ココロ温まったなら
忘れよう、キレイサッパリ
さあ、目を開こう
次は「風見鶏(カザミドリ)」でお願いします。
401 :
コタ:02/10/23 03:11 ID:NiLVV/Fe
私の脚は重くて
柔らかい土地では
深くめり込んでしまう
悪いことに
それも気持ちがいいの
あなたは
ヘルメスのサンダルを履いて
いつもあの屋根から
笑いかけて
その日その日の風向きを
教えてくれました
あなたの振った手の
美しさを忘れないでいるから
その伸びやかな少年の脚が
充分に羽ばたけるよう
どうか私が朽ちてしまっても
風を見ていて
次は>393さんの「雷鳴」をお題に。宙吊りになってるようなので。
402 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/10/23 10:02 ID:PycyRUtZ
轟音がした
思わず見上げると
割れた空の隙間から
女の手がにゅるりと伸びて
おいでおいでをしている
そこは天国ですか?
そして気が付くと
老木と僕の体は
真っ二つに割れて
僕は女の手を握っていた
空の上の地獄で
雷鳴を聞き
思い出すのは
初めて女の
手の温もりを知った
僕の死んだ日
次は「幸せであれ」
403 :
que sera sera:02/10/23 12:06 ID:fVzqotp1
君の手は、暖かかった。
ずっと、握っていたかった。
でもそれは、叶わないだろう。
君はもう、僕を見ていないから。
去っていく、君の背中。
出来ることは、見送るだけ。
まだ一つだけあるとするなら、
それは君にこう言うだけ。
「ありがとう、お幸せに」
そう、君を思うからこそ。
そう、臆病な自分に言い聞かせるために。
そして、去りゆく君へ、最後の愛を込め。
お次は「煌めき」でお願いします。
404 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/23 18:42 ID:irbPz7/F
陽 消えて 夜が来る
月 もうとっくに割れて
星さえも 崩れた後
闇夜 あなたと 私が 居るばかり
この目に 与えられた 光も意味は 持たなくて
信じ合う 口許だけが
愛の わずかな光を 静かに 闇に目立たせた
触れては 離れ 熱を感じる
あなたとの 間に生まれる 化学反応 愛 煌めいて
次は「悲鳴」でお願いします。
「悲鳴」
冷たいビルの屋上で
蒼い月を背に受けて
長い両手を翼のように
拡げ眼を血走らす
あの音が聞きたいから
赤い紫のあの音を
路地裏の女を今宵も
殴って二人のステージへ
目覚めるのを待っている
絶望の瞳が見たいから
そして指から切り裂こう
紅の音が
響き渡って
月と混ざって
紫の
悲鳴に
次は「髭剃り」でお願いします。
「髭剃り」
シェーバーなど使わない
クリーム塗って
優しく剃ってあげるよ
カミソリが言うことを聞かないときは
あなたの血で濡らして黙らせる
ぬかりなく
剃ってあげるよ
頬ずりしても
もう私を傷つけないように
それでもまだチクチクしたら
カミソリでチクチクしてあげる
ホラ顎を上げて
まだ小さいのが ひとつ
次は「逃走」でお願いします。
407 :
que sera sera:02/10/24 16:51 ID:G8wIdUgY
ミラーに光るライト。
それは赤かった。
右足が力を込める。
左足がペダルを蹴る。
エンジンは唸りを上げ、
限界を知らせている。
ハンドルをひねると、
タイヤが悲鳴をあげる。
ふと、思う。
何で、逃げてるんだ?
答えは、聞けなかった。景色が、回っていた。
眼下には、血まみれの自分。
何に追われていたのか?
今はもう、わからない。
お次は、「笑い」で行ってみよー!
・・・じゃなくて、お願いします、はい。
408 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/24 19:54 ID:suUMaeiH
何かが面白くして漏れる 笑い
自分に呆れかえって漏れる 嘲笑
愛しい人への思いの表現 微笑
国境を越えて 微笑んで見せても
何故だかみんな 同じように知ってる 笑い
手を叩くこと 握手をすること 抱き合うこと
キスをすること 慰めること …笑うこと
君は忘れては居ないだろうか
平等に与えられた 簡単で重要な表現
笑いを
次は「ビー玉」でおねがいします。
409 :
is:02/10/24 20:22 ID:dMh5rS8F
さわるとひそかに冷たいそれを 爪ではじいた
痛みの残る指先から離れていったガラス玉
その一瞬の瞳を射る輝きよ 呪われよ
たくさんのビー玉をすくいあげて高らかに笑う少年は遠く
ばらばらと恐ろしい音を響かせて落ちたはずのそれは無音だった
心臓をえぐる音は永遠にラムネびんの底でくぐもっている
お次は「紅茶クッキー」で。
410 :
キッド:02/10/25 00:12 ID:KiaCNcnc
「紅茶クッキー」
日曜日の午後
たまにはちょっとオシャレにティータイムでも
と思い
頂きものの紅茶クッキーの箱を手に
その場に立ち尽くした
紅茶クッキーを食べる時には
一体何を飲んだらいいのだ?
次のお題は「垂直」でどうぞ。
いつも遠くから見てた
あの大きな岩は
今にも転げ落ちそうで
いつしか飛んでいきそうで
帰り道、ばったり君に出会ったら
右手に猫じゃらしを持って
左手に君の手を取って
あの大きな岩のところへ行きたい
君の持ってる素敵な三角定規で
二人で息を殺して垂直を測ろう
今にも転げ落ちそうで
いつしか飛んでいきそうだから
どうか垂直で、垂直でありますように。
次のお題は「オジサン」でお願いします。
[オジサン]
風はどんどん冷たさを増し
ワイシャツにベストというわけにはもう いかなくなっていた
煙草一本吸うために ジャンパーを羽織る男を映す窓は
向こうに冬の夜を控え妻の視線を真似ていた
ベランダのサッシはここ2年歪み たてつけが良くない
枯れた朝顔のつるが残る手すりは 霜でも降りたように白く
もたれる場所も無くした手は わきへもぐり込んだ
ガラス越しにテレビの音と 娘が何か言っている
今日 最後の一本
残業時間と反比例して 小遣いが減る日本経済は おかしいと思った
妻と娘との付き合い方を 本で仕入れる俺はおかしいと
ここから落ちても喜ばれかねんなどとも 少し思った
ささやかな灰を乗せる軽い皿に 落書きの跡はもう無く
俺の姿が無い居間は 完璧に一つの家族を作り
フー・・・ 何度吹いても
煙は願った形を作らず
会社へ電車で3時間のこの空に 星は掠れていた 次は「初心者」でお願いします。
>>341 名前はいらない(ID:niDd1piS)様 ありがとうございました。お手数をおかけしまして。
413 :
名前はいらない:02/10/25 12:57 ID:OKQo851k
初心者とベテラン
「はじめまして」
初心者だからって何もしないでいいと思ってんのかしら?
「じゃあ、今日からお願いします」
なによだってしょうがないじゃないわかんないんだから
「あの、これをやってもらえます?」
教わろうともしないし
「あの、わからないんで…」
あっちから教えてくれたっていいじゃない
「ああ、そう?じゃあいいわよ」
ほんと、気が利かないんだから
「すみませーん」
もっとちゃんと教えりゃいいじゃないのよ
ったく、これだから・・・
次は「病室の壁」
俺は全治4ヶ月怪我を医者の息子から負った
それを医者は知らない
知らせてやる
俺はクレヨンを隠し持っていた
白くて綺麗な壁には似合わない汚い字でこう書いてやった
『山田先生の息子にぶん殴られた!』
それを小さく書いてしまった俺
だってあの医者はノーベル賞受賞しているから・・
次は「光秀はノイローゼ」
415 :
ひろし:02/10/25 14:34 ID:gt8/dEF7
本能寺の紅蓮の炎を見つめ 私は何を思っただろうか
私が仕えたはずの男
天下を統一できたかもしれない男
そして私が憎んで止まない男
いや 憎んでいたのか
私は彼を憎んでなどいない
私を彼を尊敬していたはずだ
私は彼に仕えることこそのみ 生きる証としたはずではなかったのか
秀吉の狂気に震え 農民の追撃に耐え 私はここにいる
彼ではない 別の男とともに
私が仕えなかった 男とともに
なぜそうなったのか
私は信長を憎んだのか
いや 憎まされたのだ
誰に
そうだ 今仕える男によってではなかったか
私は何故ここにいるのだ
次は「連続」
サイコロを手のひらでいじりくる
それに飽きたら投げる
そして渋茶をすする
テレビのリモコンを探す
しゃがんで床に目を走らせていたら
何かが膝を邪魔する
それはサイコロだった
数字は4
今日は4月4日4時4分4秒・・その時サイコロは4を出した
次の題は「横田めぐみの娘は子役」です
そう思いませんか?
417 :
名前はいらない:02/10/25 23:32 ID:VVhx3j45
彼女の涙は空色をしていたと主張する彼女を僕はけっしてゆるせないのだ。
よくみてみろ。なぁ、よくみてみろ。
へへへ、空色ってのはなぁ、空の色なんだよと、
そうさ、女性らしくない口調で言ったのもきにくわない。きにくわないのさ。
そこで僕は言ってやった。
「こんなの子役さ、嘘だらけだ」
ソースはないけど確定デス!
そしたら彼女の瞳から泡がでてきた。とうぜん僕はそれ見てカニを思い出した。
途端に僕の類い希なる想像力は舌にカニの味を再現させた。やっほう。
早速炊飯ジャー始動。彼女の瞳の泡が消える前に、前に炊きあがったご飯をみて、僕は大満足。
彼女の部屋を去るとき、勿論僕は鍵をかけた。しっかりかけたよ。
次の題は「日本語」
418 :
ましゅう ◆ACMASyU/iM :02/10/26 01:11 ID:DDcVnpkb
ちいさなころ
せかいがてのひらで
あらわせていたころ
どこのくにのひとも
おなじことばで
はなしているんだとおもっていた
今こうして考える間も
私はこの言語に捕らわれている
とおいところにすんでいても
このままはなしかけたら
ことばがかえってくるのだとおもっていた
私はこの言語で
愛することも罵ることもできる
ねえ どうして
私はこの言語で物を思うの
ここにうまれて そだって
この国でしか使われない孤独な発音で
なまえをもって だれかをもとめて
そして あなたの名前を呼ぶの
せかい きょうつうの なまえで 次は「メロウ」
419 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/10/26 01:30 ID:qzWzhSad
商店街のアーケード
人混みを掻き分けるようにして
メロウがフィラソフィして駆け抜けていったんだ
16歳だったから
なにもわからなかったけど
その日見た夕日は
灰色だったのを憶えてる
そのまま歳をとって
エレクトリックに居着いて褪せてた
俺は今決意したんだ
明日
人混みを
駆け抜けることを
つぎは「帰郷」で
孤独な旅に出て 誰の手も借りずに生きて行こうと思ったが
なぜか 自分が行倒れた
辛かった
頼れるものは何もなく 自分すら 信じることができなくて
家族さえ 信じられなくて
すべてを捨てた
大切なものを見失った
大切なものがなんだかわかった時 やっと やっと
家に帰れることができたんだ
次 「苦しみあがく」でお願いします
421 :
名前はいらない:02/10/26 04:38 ID:plsMiUHU
@
宿題を夏休みの前日に急いでやる人は多いと思います
仕事の量が多すぎて不満な人や
少なくて不満な人もいるでしょう
給料多くて嬉しい人もいれば、嬉しくない人もいるでしょう
それはいいのです
それが素晴らしいのです
私はエデンの園にいます
純白の絹より上質な布のドレスを身につけています
ダイヤモンドより高価な宝石を大胆に使った指輪をはめています
上質な部屋で毎日、カクテルを飲んだりします
園にいる人々は人間とは比べるのは失礼なくらいの価値観を持っています
園にいる人々は人間とは比べるのは失礼なくらいの美貌の持ち主です
私もそうなりました
もう地球には戻れません
戻ったら、想像を超える何かが待っている事でしょう
これが私達の唯一の悩み事です
次は『悩む事の原因が解からない』です
これ私の実話です
423 :
デニー:02/10/26 11:16 ID:23bVKTJs
ただぶっきらぼうに暮らす 日々を
放棄して 海へ飛び込みたいのに
何も 出来ない自分を罵倒し続けて
それでも人に救いを求めている
何をこんなに苦しんでいるんだろう
何が私を悩ませるのだろう
壊れたビー玉はもうもどらない
私はなにをこんなに悩む?
私はなにをこんなに悔やむ?
ぽっかりと落とし穴に落ちたようで
叫んでも誰も助けてくれない そんな空間
わからない わからない
すべてを無にしても わからない
ただの空虚
次は「なにも知らない」でお願いします。
血まみれで 抱えられて生まれてきた
音も 色も 光も 何もかも知らなかった
ただ、そんな不思議が溢れている世界に
恐怖を覚えたから泣いた
この身を抱く 優しい表情をした人は
私をゆっくりと撫で 愛し子よ、と呼んだ
私は何も知らなかった
私は何も知らなかった
次は「暗闇の中」でおねがいします。
425 :
竪琴師補:02/10/26 20:21 ID:n7BZ68PK
あなたの声を聴いた
闇のなかで振り向いた
時も感覚も すべてが満ちる
飽和して昏い暗闇で
あなたの声を聴いたんだ
幻聴かと思うほど
それはかそけし声だった
灯る想いが導いた
落ちた花をいとおしむ
いとど寂しさ月となれ
胸のなかのかけらがたより
いでく想いよ歌となれ
あなたの声を聴いたんだ
なにも触れない闇のなか
こごった景色に風が生まれた
あなたの声を聴いたんだ
暗闇のなか 振り向いた
--------------------------------------
お次は『はい』でお願いします。
灰でも盃でもハイでも、あなたのお好みでどうぞ。
『肺』
私はおばあさんの死体を解剖した
したくてした
まず肺を見た
ぐちょぐしょねばねば
それをいじった
幼稚園の頃の唯一の記憶です
次の題は『人間は汚い』です
あんたには触れないの
あんたには触れたくないの
ほかそこのお金をあげるから
とっとと行って目障りだから
どこかへ早く早く速く!
そういった彼女のことを
考えて私は密かに
胸を痛めて嘆いた
架空の人物でさえ
そう嘆ける自分に
大いに感動する
次「たばこ」
脱力した日々を過ごしているあなたは
「希望」という名のタバコを好む
なんだか可笑しい
白けていくばかりの私が
赤マルを吸うのよりは
いくらかまともだろうが
火を灯す
その向こうで
揺れて立ち上る煙の方が
私たちより意味があると思った
今は
肺をニコチンで満たそう
目に見える形で
落ちていこう
あとは昇るしかなくなるまで
次は「占い師」でお願いします。
嘘を吐かれた
もう疲れた
もう弱い脆い私は
あの日
何かを憎みたくて
びりびりにしてしまいたくて
もう悦いことだけしか信じられないんだよ
次は「おちる」でお願いします。
430 :
キッド:02/10/27 01:44 ID:CP/YB6PH
「おちる」
友人が崖から落ちて死んだ
僕は崖の上からそれを見てた
夢の中での話だ
しかしたとえ夢の中とはいえ
なぜ僕が落ちなかったのだろうと
不思議に思う
僕は自分で思っているより
意外と大物なのかもしれない
あるいはただの偽善者か?
次のお題は「もち」です。どうぞ。
とおいとおい つきのうえ
うさぎが もちを つくという
なんまんねんも つく もちは
いつになったら たべるのかしら?
せいきを こえても まだつくの
うさぎのおもち しろくがかやいて
次は「ぬいぐるみ」でおねがいします。
432 :
あん:02/10/27 14:14 ID:yTxbap5y
狐火さん。こんにちわ。こちらでも会いましたね。
なんか向こうのスレとちょっと似てますが・・。
「ぬいぐるみ」
抱いてるんじゃないよ
抱かれてるんだよ
寄りかかって
からだをあずけて
何も言わないけど
あったかい
本当は背中がきしむほど
抱きしめてほしいの
でも今のあなたには
こころがきしむだけ
心もとないけど
苦しいより辛くない
次は「まくら」で。
最近すごく寝やすくなりました。
貴方の肩に寄りかかりました
貴方は眉を少ししかめました
それでも私はさらに体重をかけます
それで腕をからめます
貴方は私を邪魔そうな顔をして見ています
やがて貴方は苛立ち立ちあがりました
私の息は途絶えました
「これは商品化できないな・・」
「流行ると思うんですけど・・この絡み枕」
「そうだけど痣ができそうだよ」
次は「純粋無垢になりたい」
本当そうなりたいです
434 :
デニー:02/10/27 17:56 ID:GJ8qrUZS
子供の頃 光って見えた七色の宝石
あれはいま どこにいっちゃったんだろうなぁ
子供の頃 大きく見えた真っ青な空
あれはいま どう見えるんだろうなぁ
大人になればなるほど 知らなくて良かったものを知って
子供の頃憧れてた 大人なんて どこにもない
醜くて汚らしくて希望など見えない そんな大人になってしまった
あの頃に見えていたモノは なんだったの
大人になればなるほど 忘れていってしまう大切な「モノ」
どこへいったのかわからない 大人になるに連れて落としてしまったから
もう一度もどれば 本当の笑顔がだせるのだろうか
作った笑顔で世渡りしている
心を純粋にすれば もういちどわかるのだろうか
純粋無垢になって 笑いたい はしゃぎたい 遊びたい
もう一度 純粋無垢になりたい
あんなに大事にしていた七色の宝石は どこにいったの
あんなに見つめていた青空は どこにいったの
435 :
デニー:02/10/27 17:58 ID:GJ8qrUZS
すいません 次のテーマを書くの忘れていました。
次のテーマは「何をやったらいいのだろう」です。おねがいします。
436 :
南国ポエマー:02/10/27 18:19 ID:Mi+lqKPp
何をやったらいいのだろう
世界は広くて困るなー
とりあえず考えず目の前のことを
積み木のように組みたてていれば!
階段みたいになるのかも
次のお題は「やけど」ダヨ!
437 :
来訪者:02/10/27 19:35 ID:PhOg3GZA
あの日一瞬で 全ては消え失せた 。
火傷が痛む いついつまでも
じんわりとした痛みは 皮膚に根を張るようで
触れもしないのに 其処にある事を主張して憚らない
あぁ 痛いのに忘れてはならぬと
顔にも 腕にも 背にも
生々しく残る傷達よ いつになれば開放してくれる?
次は「復讐する女」
「復讐する女」
荷物を詰めて
汚い靴を履いて
もうすぐ町を出る時間が迫るのを
左側の意識で傍観している
見ていろ、見ていろ、見ていろ…
いつか赤い靴で 此処を歩く為
次の題は何ですか?
440 :
名前はいらない:02/10/27 20:37 ID:gBETxFDK
じゃ「目隠し」ってのは如何?
441 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/10/27 21:47 ID:WiEjRWZx
えっ・・・じゃあ、「目隠し」
僕の心を見ないで
きっと僕を嫌いになっちゃう
僕の全てがばれない内に
君の両目を縫い合わす
白い糸は赤くなり
涙で色が滲んでる
悲鳴が出ないその口は
僕の舌で愛撫する
身動きの取れない
君は誰よりも何よりも
奇麗だよ
僕が面倒見てあげる
君の全てを満たしてあげる
*******************************************************
次の御題は「猫」でお願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・。
442 :
名前はいらない:02/10/27 21:51 ID:pTZN3jy+
ほっとけよ、どうせ、なんもできないんだから
443 :
名前はいらない:02/10/27 21:53 ID:pTZN3jy+
俺は、そんな所へは行かないぞ。そんな考えだから
世界でどこも相手にしてくれないんだぞ。
紳士じゃないってこと
444 :
名前はいらない:02/10/27 21:55 ID:pTZN3jy+
直さないと考えを
445 :
島崎高一:02/10/27 22:16 ID:uwMJrY1Y
「猫」
毎日をノンビリ過ごしているかのように見える彼ら。
陽だまりでウツラウツラ…
ハッと気づいたように目を覚まし、大きく欠伸。
・・・ちょっと待ってください。
これでも精一杯生きているんですよ。
ただ、ノンビリしている時間が少し多いだけで。
なんでも自分の物差しで計るのは辞めてください。
貴方には貴方の、僕には僕の物差しがある。
だからもう少し、オヤスミナサイ。
いやはや、彼も生きています。
僕も生きてます。
・・・次はね、カップラーメン!
446 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/10/27 23:03 ID:j5AI7b5/
「カップラーメン」
君はいくつの命を救ったんだろう
君はいくつの幸せを作ったのだろう
言葉にすれば簡単だが君はほんとに温かい
君を見ると時間が短く感じ
君を見ると透き通った心になる
言葉にすれば簡単だが君はほんとに温かい
「女子中学校」
夢のように甘くて
夢のように柔らかい
乙女の花園
可憐な歌声
・・・そんなイメージ抱いていないか?
真実は、真実は
女の園の真実は……
そんな綺麗なものじゃない
これ以上は、恐ろしくて言えない
ああ。花の女子中学校
次は「覚醒」でお願いします
頭の中の形ない石が
鈍い音を立てて中身を掻き回すんだ
場所も都合もわきまえず
朝も 昼も 夜も
おかげで俺はいつも寝不足の気持ちで
彼女のお世話もしたりするわけだが
そして昨日の夜
奴が言ったんだ
俺がお前の目を覚めさせてやる
目が覚めた頃には
お前には信じられない程
爽快な思考と鋭利な五感を手にしているさ
どうしたことなんだ
生暖かい液体の中身動きが取れない
外の音が漏れて入る 響く
彼女の声と俺の声
俺の声
声が出ない
ここはどこだ
ここは
まさか
次は「涙化粧の女の子」で
449 :
来訪者:02/10/28 20:49 ID:hxAk3fLz
涙で濡れた顔は堪らなく嫌だ
どこかに微かに媚を含んで
瞳から溢れさせる事さえしなければ
それは綺麗な飾りのままでいられるのに
何故そうやって僕を萎えさせるのか?
化粧の流れた醜悪な顔で見ないでくれよ
顔を歪めて叫ぶのをやめてくれよ
どんな薄氷の関係でもかまわないから
どうか上手に笑っていてくれないか。
次は「ロリータ」スケートしたいなぁ…。
リップクリームはほのかな桜色
化粧直しをしている女子大生
ステイックを持つ手がどこか不安定
落としちゃうぞ・・そう呟く
私は余裕にアイラインひいています
隣の子はフャンデ必死にベタベタ着けています
彼女はそれらを物悲しそうな顔で見ていた
私はまた呟く・・泣いたら化粧無駄だぞ
ざわめき立っている化粧室に金属音のパレード
涙をキラキラさせながら、しゃがみ込む
次の題は『全て効果音のように』です
目覚めていても
起きていても
俺は「リアル」を感じていない
「リアル」が欲しくて
俺は壊した 走った 叫んだ
でもそこから弾けるはずの音は
俺と「リアル」の間の虚空にきえちまった
俺に今
聞こえているたった一つの音
俺の生きてる証
俺の心音
たった一つの「リアル」
よっしゃ、次は「なんでやねん!」でよろしく(w
「なんでやねん」
テレビをつけました
小人が「なんでやねん」と言いました
溜息を着きました
小人が「なんでやねん」と言いました
その小人にあんた白痴ではないかと・・そう聞きました
無反応でした・・・「なんでやねん」小さな声で言いました
「幸子ー夕飯できたわよー」
「なんでやねん」
「早く着なさい」
「なんでやねん」
「あんたはまったく出来の悪い子供だね」
「どうしてそういう事言うのよ・・・」
「なんでやねん」
小人は地球に何かを洗脳させたみたいです
次の題は「人間は鬼。。私は天使」
そう思った事マジであります
だいたい人間はうるさいし人いじめて最低
453 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/10/29 00:06 ID:ZSm4Vr+L
「人間は鬼。。私は天使」
本当は知っている他人と自分の違いを
本当は知っている自分と他人が同じだと
残虐な笑顔とよこしまな感情
通りすぎる鬼は自分の鏡 見えない天使はあなたの欲望
人である限り人を無視できない
人が人をやめることはさようならの5文字では終わらない
「昭和天皇」
454 :
キッド:02/10/29 01:00 ID:Rg5GOv7c
「昭和天皇」
大戦末期
米軍は沖縄を制圧
広島と長崎には原爆
血気盛んだった閣僚たちは
自分たちで勝手に始めた戦争を終わらすことができずに
天皇陛下に泣きついた
ポツダム宣言の受諾は
彼がなしえた唯一の
そして史上最大の政治的決定だったといわれる
愚かな戦争の
無数の悲劇の一つ
というわけだ
まったく敬意と同情の念を禁じえない
455 :
キッド:02/10/29 01:02 ID:Rg5GOv7c
次のお題は「しめじとマイタケ」です。どうぞ。
456 :
ビーンズクリーム:02/10/29 01:16 ID:ThVqbQiN
「しめじとマイタケ」
ひらひらところころ
バターで焦がれて
つるん
つまんでぱくり
ひらひらところころ
水とあぶらで煙りをはいて
つるん
つまんでぱくり
きみたちこんなにちっちゃかったか
------
次は「カギを閉める」でお願いします
457 :
名前はいらない:02/10/29 01:31 ID:uMr9Tj83
「かぎを閉める」
素早く 手際よく 厨房のかぎを 閉めてみる
素早く 手際よく 厨房のかぎを 閉めてみた
僕はリアル厨房のかぎを閉めた
僕はリアル厨房のトラウマになった。
...............
次は「五分以内にお届けします」でお願いします
458 :
コタ:02/10/29 02:06 ID:inKTs2Rl
ささやかな悪意でお願いをしたのよ
あの人を
叩きのめして
踏み付けにして
えぐっちゃって
放り出して
って
そしたら
電話の向こうでバイトのお兄ちゃんが答えたわ
「五分以内にあなたの願いは
先方にお届けします」
って
五分
五分ですって?
ああ
そんなに近くにいたのね
神様
次は「揺れる」でお願いします。
459 :
名前はいらない:02/10/29 03:27 ID:umfpVzIo
「揺れる」
夢を見た。
CDショップにいる夢だ。
夢を見た。
家にいる夢を。
電車が揺れた。
揺れた夢から目が覚めた。
次のお題は「財布」でおながいします。
「財布」
もっとスマートにいこう
札付きの紋章に唆されずに
西から来た迷信に惑わされずに
関係ない
私には求めるべきものがある
中身から隙間風が吹こうとも
それは あなたを手に入れたから
秋に買うなと言われようと
秋の色が好きだから
あなたを懐に忍ばせて
形崩れて色落ちするまで
この気持ちに花を添えて
使いこなせる女になるわ
次は「毛糸のマフラー」でお願いします。
461 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/10/29 19:03 ID:gMGDhC7e
来る冬の寒さに向けて
そして、来る君の温もりと距離に向けて
せっせと毛糸のマフラーを 編んでいる途中なの
出来上がるのは 紅いもの
転がされては縮んでいく 毛糸玉もあと少し
永遠を思わせるほど 遠く長く編まれてく
小指に繋がる紅い糸 ゆっくりゆっくり編んでいく
君が横に並んだのなら 二人でまいて歩こうよ
縮まる距離は暖かさを生んで
あたし達 長い道を歩こうよ
夢だなぁ…こういうのって(笑)
次は「暗幕」でお願いします。
>>431 あ、どうもですー。てへてへ。
こちらでも書かせてもらって居るんですが、やっぱり難しいですね(笑)
463 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/10/30 00:27 ID:521g2pmL
「暗幕」
暗闇の先にかすかな光
人々の吐息と 乾燥した空気
暗幕の先には夢がある 希望がある
そこに立つには絶望がある 挫折がある
心が振るえ 吐息が上がり 体中の血液が頭に集中する
ベルがなりあたりが静まり返った時
始まりの暗幕が開かれる
「サイエンス」
「サイエンス」
ギラと光る実験器具
それらを白いハンカチで丁寧に拭いていた女
オレンジ色したアイシャドウは崩れていた
フャンデーションも汗で所々落ちている
「君・・化粧直さないの?」
その女は、頷いた
「直してあげようか?」
首を横に振る
今時ここまで丁寧にやる奴はいない
ベテランの俺より真面目にやっている
「すごいね・・。」
軽く頷いただけ・・・。
「ここまでさー硬派な女珍しいよー」
俺は彼女を椅子ごと倒した
ガラスの破片と彼女・・握り締める
次の題は「ノイローゼ症候群」です
465 :
キッド:02/10/31 00:56 ID:ymt1Pb/1
「ノイローゼ症候群」
・・・・・・・・・あぁ
・・・・・ ・・・・・
疲れた・・・・・・・・
・・・ ・・・・・
・・・・・・・・・
もうだめだ・・・・・
・・・・・・・・
・・・・・・・・ ・・・
・・・・・・・
死にたい・・・・・
・・・でもどうやって死のう
・・・・・・・面倒くさい
・・・・・・・・考えんの・・・・・
あぁ・・・・・・・
・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・ ・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・
466 :
キッド:02/10/31 00:57 ID:ymt1Pb/1
次のお題は「婦人警官」です。どうぞ。
「婦人警官」
どうしてそこまでパフを叩くのさ
粉くさくて近くにいたくないよ
スカ―トの丈も短すぎて、色気を感じないよ
むしろお尻が見えそうで嫌だよ
パンツも見えているけど、シミが付いているよ・・・
ここまで見る俺は婦人警官フェチでしょうか?
別に興味は無いけど気になるんだよ・・あの警官
(それは恋です・・。アタックしましょう)
甘い香りがして、とろけそうになった
その声は俺を変えてくれたんだ
次の題は『ボイコット菌』です
468 :
is:02/10/31 22:55 ID:wbGTVZr0
ねぇあたし授業なんて行きたくないわ
彼女の言葉で少年達は決起した
学園天国彼女の隣はこの世の天国
彼女の瞳は長い睫毛に縁取られ
小生意気な口調は時々弱弱しい
そんな彼女の我侭に彼等はこぞってボイコット
授業なんてほっておけ
彼女が笑うなら授業なんてくそくらえ
ぞろぞろ背中を付いてくる男子達を彼女はしかし
振りかえって一言
あたし以外の人もさぼっちゃったら意味ないでしょう、ばかね!
次のお題は「チョコレート・バー」。
469 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/10/31 23:53 ID:JZozPdhG
「チョコレート・バー」
甘い黒がときめきの証 無邪気に笑う子供達
舐めても幸せ かんでも幸せ 幸せの黒
寒さが近づく頃 甘い恋の黒
切なさと愛おしさを混ぜた恋の放浪者達の一瞬の恥じらい
チョコレート・バーはみんなの友達そして家族・恋人
チョコレートの黒は幸せの黒
「柿の木」
「柿の木」
俺のダチが柿は嫌いなんだと
そんなの俺に言うなよって言ったら
こんなこと聞いてくれる奴は
俺以外いないんだと
落ちてた新聞を開いてみる
・・・母親が自分の息子を殺したんだってさ
自分の息子を? 母親が?
俺は嫌な気持ちになって新聞をすてた
そういや俺の育った孤児院には
古い柿の木があった
古いからやっとなったたったひとつの実を
俺が石を投げて地面に落とした
そういやあのとき柿の木は
泣いたのかなと思う
ちっ、と舌を鳴らせて俺は歩き出す
そういや人間は泣かなくなったなと思いながら
次は「形のないもの」で。
はたして俺のは詩なのか?(w
t
471 :
下手レ(因みに2ch初心者:02/11/01 15:59 ID:k3/HdRI6
形のあるモノは掴めると限るの?
形のないモノは掴めないと限るの?
愛は、揺ら揺ら彷徨って弱くなった二人が
偶然出会ってうまれるもの。
それは形のないモノ。見えない。
でも伝わるだろう。心が満たされる何か。
弱さゆえに分かる心を満たす強い幸せ。
形のあるモノは儚く散ってゆくの
形のないモノは誰にも気付かれない
触れられなくて綺麗な儘で存在している
空気にも触れられない。
それは形のないモノ。
輪郭がない永遠。永遠は滲んで、風になる。
風は人を優しく包む。
それは形のないモノ
心に重ね合わせられる。
形ないモノばかり持った二人が出会ったから
永遠の愛になった。
『睡眠薬と、、、、』
、、、、に何か他の名前を入れてくらはい
では、お願いします。
「睡眠薬と貴方と」
かすんだ目に写った貴方・・恋してしまいました
もうキスする事もないわね
次の題は『明智光秀』です
473 :
沙夜:02/11/01 20:33 ID:n8X/NWlb
好きな偉人を述べよ と言われて
彼の名を出すと 彼は奇妙な目で私を見ました。
何故ですか 私は答えます
彼は 正しく哀れだからです。
私は彼が大好きです。
474 :
沙夜:02/11/01 20:34 ID:n8X/NWlb
次のお題は『優しいひと』
475 :
名前はいらない:02/11/01 21:13 ID:j9ccATXo
あ、どん底です。助けて!!
知ってて今日も貴方にメールするの
「今何してるの?」
勿論返事なんか来るわけがない
もう疲れました
何が幸せで何が不幸?
其れすら麻痺して今も分からない
でもたまに来る貴方からのメールが嬉しい
「今から寝る」
其れだけでいいの
優しい人
477 :
名前はいらない:02/11/02 09:53 ID:0qee7iyJ
ことわる
478 :
名前はいらない:02/11/02 17:03 ID:3pAMx0nd
次のお題が無いな。
漏れが勝手に書いちゃうぞ。
479 :
名前はいらない:02/11/02 18:02 ID:JQryOCcY
次のお題は「株式会社」で
480 :
あん:02/11/02 21:07 ID:TIL8INAS
「株式会社」
あの娘が彼の心の51%を占めたとき
彼はあの娘に奪われてしまうの?
私の気持ちが彼の心の
100%を占めてるなんて
1度だって思わなかった
ほんの10%だって
彼の心に居られれば良かった
でもいつの間にあの娘は彼に?
株式会社じゃないんだから
あの娘と彼を共有するなんて
できないよ
481 :
あん:02/11/02 21:09 ID:TIL8INAS
では次は悲しいお題「リストラ」で(爆
「栗鼠」と「虎」じゃ駄目ですよ。
その他って何よ?
大量タイプ?
Bタイプ?
CT機?
裏もの?
こういう時はその他選ぶな!!だからお前はハゲやねん!
483 :
名前はいらない:02/11/03 01:33 ID:klM+0uER
机 コピー機 窓の外
鏡張りの夕日は灯る明かりに溶けてしまうだろう
そうしたら僕は 僕が いや僕のせい?
煙が落ちて 黒い床に消える。
氷の瞳をした月が映す 紫。
溶ける日は―
次は「SERENDPITY」
少しだけ手を伸ばしてみて
まるで知らないふりをして
目を閉じたまま
見つける偶然のトリック
新星を探して一季節
つぎは「温度」でおねがいします
月明かりも差さない四隅の一角でシーツを絡め取る
ゆるゆると、不気味な感触のそれは
羊と土と青白い炎を混ぜたような曰くいい難い色彩をはなち
懐に温かく
私は心穏やかに自身の鼓動を感じるのである
次のお題は「テンプレ」で。
「テンプレ」
テンプラとテンプレ
居酒屋のメニューにあった
迷わずテンプレを選んだ
次の題は『心臓マヒ起こして顔ビヨ―ン』と『批評されない詩の哀れさ』です
両方とも描いてください
487 :
名前はいらない:02/11/03 11:35 ID:tx0n/GzU
「心臓マヒ起こして顔ビヨーン」
僕の母さんは
世界で一つだけの
たった一つだけの
存在だったのに
どうして
なすびみたいになっちまったんだ
まるで 植え付けられてほったかされた
胡瓜のように
無駄に引き延ばされた約束のように
美しかったあなたの顔はもうない
次は「先天性免疫不全症候群」でおねがいします。
488 :
名前はいらない:02/11/03 11:40 ID:tx0n/GzU
書き忘れました。
「批評されない詩の哀れさ」
あれから1週間が経つ。
僕がこのスレに詩を書いてほったかされたのが
あなたのために書いたのに
読んで欲しいのに
無視しないで
一文字でも書いてくれ
暖かくても冷たくてもいいから
とにかく何か伝えてくれ
そうすれば僕はなんでも受けいられる
言葉がないのか
伝えられないのか
ならば貴方に詩を書いて欲しい
そうしたら僕が君へ伝えてあげる
次のお題は486のでいいです。
489 :
名前はいらない:02/11/03 11:45 ID:tx0n/GzU
すいません、487の「先天性免疫不全症候群」で。
490 :
名前はいらない:02/11/03 13:20 ID:QozZPCss
「先天性免疫不全症候群」
先天性
後天性ぢゃなくて先天性
命と同時に体に生まれた免疫不全
彼女から感染した不治の病
僕の生は母にさえ望まれなかったのか?
次のお題は『納豆のネバネバ』でよろしく。
491 :
肉小路泥子:02/11/03 13:31 ID:Xh6xQriS
納豆ネバネバ、口臭くちゃいよオジハン
ギャル服と、そのメイク無理があるのよオバハン
黄色い服が痛いなオジジ
加齢臭だねオババ
気付いていないねオジチャン
法令線凄いねオバチャン
素敵な感性だねオジチャン
夢見がちな君に乾杯だよオバチャン
クラブでオールはキツイねオジチャン
二次会に行きたがるねオバチャン
百均だよオジチャン
若い子潰しだよオバチャンそれそれ
わっしょい、わっしょい!
次のお題は「挙動不審のイソギンチャク」でよろしく
492 :
下手レ:02/11/03 14:54 ID:NnxskZ66
お前は揺ら揺ら情けなく揺れているじゃないか
俺よりも体は数倍大きいけれどそれで意味があるのか?
教えてくれ、情けない毛の様な物を揺らめかせて
何をしているんだ?それを何に使うんだ?
ちょっと模索させろ。俺はイソギンチャクへ身を寄せた
そうさ、悪口を言ってもいつも揺れていたイソギンチャク
身を寄せて優しいとばかり思っていたのさ。
だが、世の中そんな甘くないんだな。
俺の腹をイソギンチャクの毛が貫く、瞳もだ。
あぁ今は脳までもやられたようだ。痛みが失せた。
こいつに食われてるのか、そりゃ大失敗だ。
何だか海の中で挙動不審に一点張りで揺れてる
最初は妖しいと思ったんだがな、近くによっても何もないから
だが、近さが違かったようだな…
ん、死の前に一つ思おう。俺はこいつの一部になる
俺はこいつになる。こいつは俺になる。
この暗示で少しは楽になれるだろう。
な、挙動不審…
すまん、詩じゃないっぽい。
次のお題は「現実現実現実現実現実」でよろしく。
「現実現実現実・・」
過去過去過去・・・
現実を見るのがつらいと逃げるこれが・・逃げです
それを・・・
心理学の時間・・消しゴムのカスを丸めながら・・どうしてこうするのかと
先生に尋ねても・・・相手にされない・・わかんないでしょ・・?
次の題は『ここのスレの詩を批評してほしい・・>493』です
私本当批評して欲しいです
495 :
名前はいらない:02/11/04 00:53 ID:n2AkciDE
「ここのスレの詩を批評してほしい・・>493」
なんてお題で詩が書けるかよ
叫んで飛び出した真夜中の寒空の下
重いゼリーの闇に寝静まった街を
歪んだ月が不公平に照らしている
赤に染まる二本の鉄線の先には
もう明日の気配
496 :
名前はいらない:02/11/04 00:56 ID:n2AkciDE
お題書き忘れた
つぎは「大気圏」でおねがいします
497 :
is:02/11/04 02:34 ID:exA07r78
私達を包むのは 広くて大きい透明なシーツ
空を通る雲も 夜を訪れる星も
私達はシーツ越しにしか見れないのだけれど
ねぇでもそれは幸運な事じゃない?
大気圏を突破しようと言うあの子の勢い込んだ声は
私には戯言のように聞こえたから
だからそう言ってしまったのだ
(あの子の不満そうな顔はきっと私を殺すだろう
若いってそういうことだ、きっと)
だってそうでしょう、庇護のもとにあることが
それに甘んじている事が
あのシーツの中にくるまっている事が
私達の命を繋いでいるのよ
大気圏を突破したら自由だけど 私達死ぬのよ
死ぬのよ
言った言葉は妙に血を騒がせた
夜空を見上げれば下弦の月に靄がかかっている
雲が冷たい空気中をゆっくり西へ動いていた
あの子はもう 大気圏を突きぬけたろうか
次は「波の向こうに消える」でどうぞ
「波の向こうに消える」
小さい頃 眠る前に祈ったこと
生きるというものの本質を
臆病に触れていたもの
蝉の抜け殻 フィルム 祖父の写真
おしろ
消えかけた頃になると
いつも拾いに行く
次は「砂糖」でお願いします
「砂糖」
砂糖をかけたご飯は贅沢だ
砂糖をかけたパンは贅沢だ
砂糖をかけたそばは贅沢だ
砂糖をかけたうどんは贅沢だ
砂糖をかけたせんべいは贅沢だ
・
・
・
・
「読む人の立場を考えてくれないのね・・・」
「しょうがないよ・・。砂糖ちゃん」
「そうね・・。コショウ君」
「だって塩君は僕達の関係知らないもの」
こんな光景見てみたい
次の題は『大阪城』です
>>498みたいな詩は好きだな。
ついある曲をイメージしてみたり。
もっとましなのないんかい
502 :
名前はいらない:02/11/06 02:11 ID:g38wXH3A
つか、ジモティーなら書けそうなお題だけど。
誰もいないのかな?
503 :
名前はいらない:02/11/06 06:03 ID:axHBlTAV
ジモティーじゃないですが書いてみます。
「大阪城」
ま た 大 阪 か
なんて言わないで
昔は
大昔は
天下の台所って呼ばれてたんだから
そう、そう、
トントントン
しゃくしゃく
エビフライ?ういろう?
違うの
た こ や き
た こ や き
お こ の み や き
た こ や き
そう、そう、
天守閣にのっけて
タコの足でしゃちほこ
大阪城!
とんとんとん……
とんとんとん……
次は「ストリート」でおながい。
504 :
来訪者:02/11/06 20:47 ID:ZMJ2eCKA
想い交錯するストリート
若者は座り込み一瞬を夢語る
いつまでも子供で居たいと
大人達は足早に 時々立ち止まっては
所在なげにあたりを見渡す
いつかここにも居られなくなる事を予感して
少しだけぼやけた視線を前に戻して
また歩き出す ストリート
つぎは『時雨』
505 :
下手レ:02/11/07 01:30 ID:OKsSsGC6
時雨
風が少し残った落ち葉を舞い上げる
僕の心はあの道路の様に露にされた
春を想い、告げた心は、砕かれた
静まりかけていた心に
冬の冷たい風はまだ悲しみが足りないかの様に
冷たく切なく覆いかぶさってゆく
心を守っていた残り少ない理性すらも
風に吹かれて剥がれ落ちてく
風は何も残さずに去っていった
路にはありの儘を晒していた
春はまだ早いさ、冷たい雨
もう理性も何も残ってない
冬の冷たい風をまだ楽と感じさせるか、この余韻
今更になりながら、痛みが再び。
止んでは、また降る、止んでは、また降る
まるで時雨のように
次は『男と女』でお願いします
じき終わるさ
こんなこと どうだっていい
「自分に言い聞かせるようなセリフ」を吐いて
君に重い影が落ちる
もうこんな時間なのか
ふと見上げた窓の外は雨で
勢いを増すでもなく 弱めるでもなく
ただ 降り続けていた
ガラスに打ち付ける雨音のリズムは
脈を走る鼓動と重なって
閉ざされた教室の温度を上げた
この雨も じき終わる
無意識に窓の外からそらした視線が
君と重なった
君は物分りの良い顔で
にやり
と笑った
じき終わる雨は
窓の外だけを濡らしていた
次は、「白ネズミ」でお願いします。
507 :
下手レ:02/11/07 01:31 ID:OKsSsGC6
(゚Д゚)!
ぎゃあ〜またやっちゃったあ〜!
あうあう、私のは速やかに無視して、次は「男と女」で
よろしくお願いいたします・・・。あうあう。
509 :
下手レ:02/11/07 01:34 ID:OKsSsGC6
(゚Д゚)まぁそういう時もあるさ!
はい、ありがとうございます!それにしても同時とは・・・。
下手レさん、どうもです。謝謝!
気を取り直して。次の方、どうぞ☆
511 :
詩人に梔子:02/11/07 04:54 ID:VQnxQfca
「男と女」
原初 全ては一であった
二ではなく 一
全てはそこから出で そこに戻った
幸せだった 不幸せだった 何もかも在った
だから 何もいらなかった
しかし 孤独の軋みが 寂しさの病が
一の時代の終わりを告げる
鐘が鳴る 幕が上がる 世界が割れる
痛みを伴って 二が一になる
僕らは 別れを選んだ
いつか再び出会うために
それは幼年期の終わり
僕らは繋いでいた手を離した
いつか再び 繋ぐために
512 :
詩人に梔子:02/11/07 04:55 ID:VQnxQfca
「白ネズミ」
屋根裏の白い影
まだ誰も見たことは無いけれど
きっとそこにいる
僕の額の上に 君の足元に
きっとそこにいる
ピンチになったら現れる
家計を助けに現れる
君がいると信じられるから
僕らは空を飛べる 地を這える
さあ そろそろ出てきておくれ
家計がピンチなんだ
明日の米にも困ってるんだ
さあ そろそろ出てきておくれ
家庭がピンチなんだ
明日の話題にも困ってるんだ
きっとそこにいるんだろ
さあ そろそろでてきておくれ
・・・長くなってすんません。次のお題は「洗濯物」でお願いします。
「洗濯物」
強風に飛ばされたシャツは
泥にまみれて
ああ、まったくと
つまらぬ不平を浴び
そして籠に放られるのみだが
もし、シャツが自力で歩けたなら
なんとするかね
君が、そのシャツであるならば
なんとするかね
次は「カーテン」で
514 :
名前はいらない:02/11/07 13:40 ID:4oSPcB6y
常に染めっぱなし お前は染色職人か!
常に〆っぱなし お前は会計検査院か!
常に占めっぱなし お前は独占企業か!
常に締めっぱなし これは独占禁止法か!
常に絞めっぱなし お前は絞殺死体か!
常にシメッパナシ これはアニメキャラの名前か!
常にシメッパナシ Pメールかよ!
常に閉めっぱなし お前の家の窓際のカーテン
1M100円のカーテン
カーテンを開ける日は掃除の日だけ
掃除の日はいつ来るの?
次は「兄弟船」で
515 :
キッド:02/11/07 20:39 ID:h6+vpMG6
「兄弟船」
彼らは兄弟だった
事務所では「ブラザーズ」と呼ばれていた
兄は格闘技が好き
弟はパチンコが趣味
長い一日が終わると
彼らは交代で風呂を使い
万年床の上に座り込み
発泡酒の缶を鳴らす
話は尽きない
沈黙も苦にならない
彼らは血を分けた兄弟なのだ
今までも
そしてこれからもずっと
たとえ彼らの肉体が滅んだとしても
その絆が引き裂かれることは
ない
516 :
キッド:02/11/07 20:40 ID:h6+vpMG6
次のお題は「泥まみれ」です。どうぞ。
春
泥にまみれて
苗を植え
秋
汗にまみれて
稲を刈る
四季折々の風を頬に受けながら
今日も
少しのご飯と一杯のみそ汁をいただく
泥にまみれた生活だけど
そんな泥が私を生かしてくれる
ああ
いつか
そんな生活してみたい
お次は「弱虫」でお願いします
こんなにも
こんなにも
心に響いた
君のことば
僕はまける
君のすべて
心のいたみ
あの、午後
きいた言葉
「弱虫」
僕の小さな
心にひそむ
悪魔のこえ
君にだけは
しらせたい
それは誤解
だがそれは
言い訳かも
次は「牛乳」でお願いです。
519 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/11/07 22:17 ID:f2+C7qXW
「牛乳」
牛乳飲むと吐くの
臭いが嫌いで
味も嫌いで
色も嫌いなの
子供の頃母が僕に
無理矢理飲ませた牛乳
その日から僕はトラウマ
牛乳見ると吐き気がする
牛には悪いが
死んでくれ。
******************************************************
次のお題は「首輪」でお願い致します。
それでは皆様ごきげんよう・・・
「首輪」
犬。
首輪をしている。
あっ、
目が合った。
「お前とは違うんだよ」
っていったら、
「俺と同じさ」
だって。
ちぇっ。
次は「明日あさ目覚めたら」で。じゃ、また。
すべきことなどあるはずがなく
したいことも定めきれず
惰性の欲望に逆らえず
こんな自分にも逆らえず
ただ横たわるだけで眠れず
手を伸ばしても届かず
手を伸ばしても掴めず
手を伸ばしても触れてもらえず
伸ばした手は引き戻せず
涙を拭えず
苦しい胸もさすれず
けれど気違えることもできず
嗚咽だけが漏れる
明日あさ目覚めたら
その18時間後に
また同じことを繰り返すだろう
せめて誰かに触れられていたい
次は「お気に入りの靴」でお願いします。
ところで前スレはまだ終わっていませんよ〜。
この靴を履いてる
なんでか毎日
この靴を履いてる
幸せな気分になれるから
少し嬉しくなるから
だからこの靴を履いてる
赤い 小さい花がついてるやつ
かかとが低くて
私の背に丁度良いやつ
くるっと回ると
可愛くなる気がするやつ
幸せな気分になれる
少しだけ暖かくなる
そんな
そんなこの靴を履いてる
次は「2ちゃんねる」で。
>Ippeiさん
宣伝、ありがとう!
電子的迷宮
それがリアルだと叫ぶ文字の羅列
同時進行の隣人は何する人ぞ
取り込む
取り込まれる
駆け引き
野次を飛ばして
原始的言及
後に引くことはできぬ
私もここの一部
何かを取り込み
同時に取り込まれていく
とりあえず
私は視力を失った
次は「自画像」で
自画像
ついつい眉を濃く書いて・・睫毛をたくさん書いて・・輪郭もまっすぐにして・・・・
やっちゃうよね・・?
うん・・随分綺麗じゃない・・?
でしょーあたして天才
話している女達が、細川ガラシャとお市とは誰も解からない
次の題は『呪い』です
525 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/11/08 21:48 ID:KzBmUhxJ
「呪い」
私の事が好きになりますように・・・
貴方、私が好きですか?
きっと好きなハズよ
だってあれお祈りしたのよ
嫌いなハズがないワ
ねっ?そうでしょ?
それでも手に入らなかったら
貴方に何するか分からないワ
殺しちゃおうかしら?
呪っちゃおうかしら?
食べちゃおうかしら?
うふふ、出来ないワ
だって貴方は私の大好きな人だもの
***********************************************************
次のお題は「硝子」でお願いします。
それでは皆様、ごきげんよう・・・
526 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/11/08 23:14 ID:tp07PqKV
「呪い」(脱字があったので書き直しです・・・。)
私の事が好きになりますように・・・
貴方、私が好きですか?
きっと好きなハズよ
だってあれだけお祈りしたのよ
嫌いなハズがないワ
ねっ?そうでしょ?
それでも手に入らなかったら
貴方に何するか分からないワ
殺しちゃおうかしら?
呪っちゃおうかしら?
食べちゃおうかしら?
うふふ、出来ないワ
だって貴方は私の大好きな人だもの
***********************************************************
次のお題は「硝子」でお願いします。
それでは皆様、ごきげんよう・・・
527 :
コタ:02/11/09 04:36 ID:DnteC5Ux
触れないで
触れないで
冷たいのだから
肌を裂いてしまうから
光すら
とどまってはくれない
どうか
私が壊れるときの
美しい調べだけを聴いていて
次のお題は「遠くの森」でお願いします。
大樹に茂る紫の苔
湿度が頬をかすめ
ふと我に返る
濃紺のそよ風が
赤い落ち葉を凪ぎ
暗い桃色の若葉を揺らす
道などなく
木洩れ日もなく
獣の気配もない
冷たい静けさが
湿度を増していた
来た道など知るはずもなく
誰もこんな遠くの森に来るはずもない
ここに来てはいけなかった
けれど不思議と恐怖も寂淋もなく
私はスカートの裾を汚しながら
深く深く進んでいった
濃紺の大きな口の中に
次は「古びたカンペン」でお願いします。
>>情景描写撮影所氏
もったいないスからね^^
529 :
名前はいらない:02/11/09 17:04 ID:GgoTflsY
嬉しさも寂しさも退屈も愉しみも
表面にひとつひとつ窪みになっていったのだという
今この目の前でも
やさしい影をひとつひとつ残して
形を変えてゆくのだと
中古加工は目にする度欺瞞だらけだと思うけれど
こうして
懐かしく手に収めてみれば
そんな事はどうだって良いみたいね
重く沈んだ冷たささえ
少しずつ心を整えてゆく
次のお題:「吉本ボディーランゲージ」
「吉本ボディーランゲージ」
殴られるのがすきなんちゃうねん
頭がわるいわけでもないねん
でもな
だれかが少しの間
笑ってられたらいいな
と思うんですわ
あんさんそうは思いませんか?
ホラ そこの
ちじれた海藻みたいなおにいさん
顔にでてまっせ
も〜(藻)つかれた って
あれ?
うけへんかった?
まあボクもつかれてますけどね
がんばりましょう
わらって生きるために
次→「ミルキィーは・・・の味♪」
奇抜なのキボンヌ
531 :
白黒熊 ◆jL65hPSneg :02/11/10 01:52 ID:ZcgVuP1D
乳海MIXできたミルキィ
超スウィートなアムリタ風味
Ageless手に入れてすぐMelt
down down Dawnは近い
コーヒーを入れたらすかさず
Creap But I'm a creep
I'm a weird
神になんてなれやしない
なりたくもない
次は変幻自在でおねがいします
わたし なんでもできる
わたし なんにでもなれる
でも わたしが わたしでしか ないのは
わたしのままで いいからよ
見える?
透けた血管に流れるもの
いまから消えるから
見ていてね?
ああ こんなにも
なんにでもなれる
でも なにになれればいいの
わからないから
わたしのままで
変幻自在という
枠組みの悩み
次は「乾燥注意報」でお願いしまする。
533 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/11/10 21:20 ID:+O0f86F3
乾燥注意報 発令中
私の肌を乾燥させるのは
秋の冷たい風です
潤っていたはずの唇も
遠慮なく乾かします
ねぇ、リップクリームを頂戴な
乾燥注意報 発令中
私の心を乾燥させるのは
貴方の心ない一言です
揺れていた健気な心は
ささくれ立って 剥がれ落ちます
ねぇ、涙を頂戴な
泣けるはずもない私
潤いが与えられない貴方
この流れ行く秋風と共に
カラカラに乾いていくしかないのでしょうか
乾燥注意報 発令中・・・
誰か、この煩い注意報を消し去って頂戴な
次は「電卓」でおねがいします。
「電卓」
はいはいはい、って
指が吊って 痛い、痛い
そのうちそんなことも感じなくなる
要領と頭が良くなる 全くそれは すごい
寂しさとか 憂いとか 指の吊る痛さなども
忘れる
デジタルの世界(頭がいい、すごい)。
1234567890
はいはいはい
次は、「熱」でお願いします。
口元がひきつる
線香花火の幻が見える
いや 見えない
まだ見えない
そのうち眠っていた重力が目を覚まして
隠れ鬼の勢いで探しに来るまで
もうこんな情景に流されてやらない
この足は地についてるはずだ
泥まみれでも 血まみれでも
頬の筋肉が強張る
心臓が別人格で喋りだす
もうダメだ
私やられちゃってる
天井から鈴を持った天使にそそのかされてる
気付いてるんでしょ?だなんて
私に言われなくても 言い聞かされなくても
体内異常気象
もう君の好きにして
次は、「爆発」でお願いします。
536 :
ゆり ◆YURIRsZ6T6 :02/11/11 19:29 ID:YQlLmSF9
「爆発」
今日の衝動買い女は
アルバム中古で二千円也
お洋服古着で三百円也
あたしが壊したものは
洗濯鋏だけじゃないよ
気付いて欲しかっただけなんだ
壊れちゃってるんだけど
あなたにも直せない
次は「外国のお菓子」で。
537 :
来訪者:02/11/11 19:42 ID:Tel/xIkF
綺麗な缶に入った御菓子が欲しいの
夢のよな 甘い甘い
ジェーン・メイプルのお洋服
大きなリボンで蝶々の擬態
ふわふわの大きな縫いぐるみ
外国の御土産はアンティックドール
それから綺麗な缶入りの
甘い甘い御菓子を頂戴
次は『自分勝手な女』
538 :
夕焼け:02/11/11 22:03 ID:8w8bHFee
一人暮らしを始めたいと思う。
僕にはここが合わなかったんだ。
家だというのに落ち着ける場所がない。
だから出て行こう。
何の気も使わず、誰にも邪魔されないで、のんびり暮らしていこう!
生きていこう・・・
きっと僕にはこの社会が厳しすぎたんだ。生きるうえで。
常に何かに追われている気がする。
心安らぐ場所が必要なんだ。今の僕には・・・
あぁ、あの穏やかそうな雲と一体化したい。
気持ち良いだろうなぁ・・・暖かくて。
僕の心にはきつすぎたんだ。この世界で生きることが。
この世界に住んでいると、傷つき過ぎて壊れてしまいそうだ。
だからそうなる前に雲よ!僕と一体化しておくれ!
539 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/11/12 02:06 ID:fSWc6204
「夕焼け」
かあさんの背中見て歩いた道
ゆ〜や〜け小焼け〜の赤と〜ん〜ぼ〜
手を繋いで歌いながら楽しかった
大人になると言えなくなる事たくさん
あの頃の夕焼けが今感じれない
ゆうや〜けこやけ〜の赤と〜ん〜ぼ〜
今でも口ずさむこの歌は過去への回帰なのか
ただ懐かしむ心の内なのか分からない
540 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/11/12 02:07 ID:fSWc6204
「東京砂漠」
541 :
名前はいらない:02/11/12 02:33 ID:iq49fixM
砂漠の砂をかぞえましょう
本当の自分をさがしましょう
運命の人をみつけましょう
そこにはきっとあるでしょう
東京砂漠
「生きる」
542 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/11/12 02:41 ID:aAQDAuUj
生きることは遠くにあつて
ここそこにあるのは
生き難い意味
そして体
こんな早朝に路線バスが通った気配
ありもしない生へと向かうのか
それとも
生きたという言い訳を乗せて
あの世へゆくのか
次は「外国」で
543 :
Q太:02/11/12 04:40 ID:RZpZ53qX
がいこくは
お船のたびで
いくところよ
がいこくは
異人さんにつれられて
いくところよ
がいこくは
青いおめめのお人形の
ふるさとよ
がいこくは
白人ばっかりでは
ないのよ
次は「じゃんけん」で
544 :
巴:02/11/12 08:37 ID:CBdWxWtk
誰かが勝てば
誰かが負ける
誰かが負ければ
誰かが勝つ
全神経が片手に集中する瞬間
勝負は決まる
…あいこかよ…
次は「身長」で
545 :
名前はいらない:02/11/12 08:59 ID:bkFI1hn0
俺は、小人小人になったのではなく、小人にされた
成長ホルモンを抜かれて身長のびなかった。
誰に抜かれたかは、分かるだろう?
546 :
名前はいらない:02/11/12 09:07 ID:bkFI1hn0
ちびは、もう、人生負け犬だな、あきらめてるよ
547 :
あん:02/11/12 16:11 ID:i31Hp8+S
あなたのためにもヒールは履かない
女らしくも見られたいけど
「あなた」っていう男もたてなきゃ
あなたあっての「わたし」だもの
548 :
あん:02/11/12 16:11 ID:i31Hp8+S
ぢゃ、次「体重」・・
無責任なわたし・・・。
体重もっと減らせないかなぁー
毎日毎日そればっかし考えてたあの頃
今思うと懐かしい、そしてせつない
自分が嫌いで、もっと違う何かになりたかった
もっともっと素敵で、綺麗で、かがやいてる自分以外の人に
でもそんなの無意味だった
気がつくと私の肩に止まっていた青い小鳥が
元気に鳴くのをやめてしまっていたんだ・・・
青い小鳥さん、どうか行かないでずっとずっと私の肩に止まっていて!
君を幸せにすることが、私の生きる目標だったのだから・・・
550 :
is:02/11/13 00:05 ID:H3uN5++U
お次のお題はなんでしょう?
なければええと…549さんの詩から拝借
「青い小鳥」でどなたかどぞー
仕切りっぽくてゴメソ。
[青い小鳥]
「捕まえようとしていたけれど
そんな物に形は無かったのだった。」
そう言って物語を終わらせようとしている君が
なんとも 痛い
あたしはいつだって傍にいてあげるから ね
(君の心臓や精神は、全く小鳥そのものなのだ。)
鳥の色をした空を仰ぐ
形の無い果ての無い宇宙無形態
あたしたちはここに確かに影を落とす
手をつないで 消えないで 形無い物ならばせめて
ぬくもりぐらい 感じさせて ね
次は「ピアノ」でお願いします。
552 :
名前はいらない:02/11/15 02:20 ID:eYS9Gd+C
近所のお姉さんがいつも弾いてたあの曲を
私も弾きたくて大人になって習い始めたピアノ
思うと通り弾けなくて・・全然指が動きません
なんど練習してもちっとも上手くなりません・・
夢をみました
ショパンもモーツワルトも自在に弾けて
手だって自由自在に動いたの!
目がさめたら何故だか涙が止まりません
思うように行かないのは指だけじゃなかったからかな?
仕事も生活も何もかもうまくいかなくて夢とのギャップに
うちのめされて・・
違う 自分の身の丈に合わない事を望む私自身に嫌気がさしたんだ
あさましい私に・・
でもピアノが弾きたいの!!弾きたいの!!
今日も練習する。明日も練習する。
必ず弾いてみせる・・想いはただ密かに燃える
↓次は「電話」で
553 :
巴:02/11/15 14:59 ID:iYzOPB9y
鳴り響くベルに目を覚ます
時計の針は深夜を示す
眠い目をこすりながら
隣の受話器に手をのばす
「もしもし?」
「ハァハァ・・・」
「どちら様?」
「カワイイね」
かみ合わない会話
延々続いてく
詩になってないので・・・次の方、再び「電話」でどうぞ
ぱ・ぽ・ぴ・ぷ・ぴ・ぺ・ぱ・ぱ◇◇
でぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
でぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
左耳に差した電話コード
胸から腹へとU字をえがく
右耳に当てた受話器は真鍮の
装飾がはげている
百合紋のシルバー はめた指が立て膝の上 台形を叩く
でぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
でぃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜 ッツェ
・・・
『・・・もしもし?』
聞えてきたのは
◇◇ぱ・ぽ・ぴ・ぷ・ぴ・ぺ・ぱ・ぱ
◇□◇ぽ・ぷ・ぱ・ぱ・ぺ・ぷ・ぷ・ぷ ・・・
次は「まぁこんな日も」でお願いいたします。
久しぶりのメールは不吉な羅列で
靴の裏には誰かの吐き捨てたガムがこびり付いて
動かない列車は悲しい事情とシャカイの責任で
天気予報の企みが僕をアメに濡らす
それから
煙草とライターはもちろん忘れてきたし
漱石は自販機に入ってくれそうに無い
さてさて
雨宿りの門の下、凍える同輩猫一匹
偶然の一致に口端が緩むも
道草食ったが明暗か
雑踏眺める駅のベンチで貰い煙草
袖振り合いの多少の縁者は口髭を蓄えた英語の教師
なかなか辿り着かないようだね
…まぁ、こんな日も。
霜月の照れ笑い。
次は「灯台」でお願いします。
556 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/11/16 23:10 ID:FfVhkGKG
「灯台」
迷子になったらあれが目印
君と決めた約束の場所
遠くても
僕らは一緒
海を照らすあの灯台
僕等を導くあの灯台
君に逢いたい一心で
あの場所目指して僕は走る
*****************************************************
次のお題は「柩(ひつぎ)」でお願い致します。
それでは皆様、ごきげんよう・・・
557 :
キッド:02/11/17 00:49 ID:SIX8NhKS
「柩」
今彼女に宛ててメールを出した
でもすぐに
消去されてしまうだろう
返信はもちろん
ない
永久に
次のお題は「活字」です。どうぞ。
558 :
藪鳩 ◆oUVabUhato :02/11/17 01:00 ID:eOZuiDOv
こうやって
画面に向かって
まったりしていると
差し迫ったものはなにもなくて
誰かの記憶のなかに居るような
ざらざらとした安堵を感じる
そしてそれは
活字で「幸せ」と書かれている響きと
よく似ている
次は「ぽつん」で
559 :
キッド:02/11/17 01:29 ID:SIX8NhKS
「ぽつん」
高校時代
昼休みはいつも読書
教室の一番後ろで一人ぽつんと
足を机の上に投げ出して座り
チャンドラーだの
夏目漱石だの
カミュだの
芥川龍之介だの
まったくよくあれだけ読んだものだと思う
そして昼休みは今でも
続いている
まるでトロッコの線路のごとく
560 :
ゆかる:02/11/17 01:32 ID:SSKFr5as
score
ノートに書き記した
今現在の気分も
消しゴムで消すときには
もう変っているんだろうかな
右手の中に納まった
自身は脆くて折れやすいから
早く使ってしまおうよ
周りに流されて騒いで
それでも自分は持ち続けて
短縮されたまま終わって
後悔したってダメだって
561 :
キッド:02/11/17 01:32 ID:SIX8NhKS
次のお題は「門」だ!どうぞ!
562 :
ゆかる:02/11/17 01:33 ID:SSKFr5as
書き込みの場所間違えました。
すみません。
563 :
キッド:02/11/17 01:35 ID:SIX8NhKS
うおーっ!
どうなってんだ?
>>563 もちつけ!ID(・∀・)カコイイゾ!!
「門」でいいんじゃないでしょうか。>次の人
566 :
キッド:02/11/17 01:56 ID:SIX8NhKS
わーい!みなさんありがとう!
次のお題は「門」です。どうぞ。
ではさっそく「門」
門をくぐれ
門をくぐるためには3つ必要な動作がある
一つ
門を見つけ辿り着くこと
気づくことができた君は幸福である
一つ
門を開くこと
開ける力をつけることができた君は屈強である
一つ
門の敷居をまたぐこと
その一歩を踏み出すことができた君は蛮勇である
門をくぐるたびに君は大きくなる
時には目の前の門に恐れ逃げ去ることもあるだろう
だが君のためにも是非ともいつかはくぐれ
門や塀を飛び越えることも難しいが
できるならば堂々と門をくぐれ
とにかく くぐれ
くぐったら次の者のために門を閉じ場所を誰にも教えるな
これが優しさと気づくのは彼が門をくぐった時になる
そしてまた くぐれ
とにかく くぐれ
くぐれ くぐれ
お次は「スタッカート」でお願いします
568 :
たもい:02/11/17 02:14 ID:ISqb1Hlc
( ´Д⊂ヽ門がんがって書いたのに・・・・。遅かった。だぁ。
569 :
Ippei ◆KIno895986 :02/11/17 02:23 ID:ks84iEuN
570 :
たもい:02/11/17 02:25 ID:ISqb1Hlc
>>569 ごめんなさい。んな気にしないでくだされ。w
タイミングもセンスのうちです>そなのか?
そこ覗かせてもらいます。ありがと。(ぺこり
571 :
コタ:02/11/18 00:37 ID:lbKBFOt8
「スタッカート」
猫の髭を
微細な光線が 逃げ惑う
軽く 明るい 朝
足取りはスタッカート
はじかれて
散って
また 跳ねて
小さな弧を描きながら
前へ 前へ
幸せに 出会いますように
次は「雨音」でお願いします。
572 :
is:02/11/18 02:24 ID:RDGtSNRc
電波越しに飛び込んでくる擦れたあなたの声は雨音のようよ
あたしの名前を呼んで 空中を走る見えないものに乗せてちょうだい
そうすればあたしは空を飛べるわ
あの家のラジオからこのコンポにも そこを走る車の中にも
あたしの名前があなたの声で雨音みたいにざあざあ響くのよ
ざあざあ ざあざあ
雨は恵みなんだって
雨は潤いなんだって
雨がないと人は死ぬんだって
そんなものの音に似た空気の震え方で
あたしの名前を空に飛ばしてよ愛しのDJ
======
次は「宅配便」でどうぞ。
573 :
is:02/11/18 02:28 ID:RDGtSNRc
そしてコソーリ571の詩が好きでたまりませんと呟いて雲隠
あなたに真心を込めて送るよ
楽しみに待っていてくれよ
俺の言葉
そっと紐解いて
包み紙を開けて
割れないように気を付けて
細い指で取り出して
大切に胸に抱いてくれよ
届いたかな、あなたの心に贈り物
俺の大事な宅配便
次は「ブラック」でお願いします。
「ブラック」
あなたのユーモアと
あたしが記念日に飲み干した
液体の色
全く苦過ぎる 堪らない
寒気はあっても もう
笑うしかないんだわ
帰って来ないんだわ
間違えて押した缶コーヒーブラック
あなたももう見えない
次は「仮定法」でお願いします。
576 :
soup ◆8nlcMzxscU :02/11/18 20:08 ID:+6a7rcJe
「仮定法」
xを君だと仮定してみようか
その場合もちろん私はyとして
明確な答えを出したところでどうにもならないよ
明確な答えなんて二人の間には出てこないよ
それでも仮定してみようか
想定してみようか
いつまでも交わる事のない
x軸とy軸を
・・・自分でもわけがわからなくなりました・・・
次は「プリンアラモード」で。
577 :
らんぷ:02/11/18 20:53 ID:SUrDumvj
プリンアラモード
甘く官能的なプリンアラモード 窓ガラス越しに私を魅了する
冷たくヒカル鋭利なバニラアイス バジルの双葉はチャームポイント
謳い出す黒いチェリー 兎のフリしたリンゴ 目が醒めるキウイフルーツ
主役はみどり 抹茶プリン
ただしこれは作り物 形を楽しむものなの
はい次!「ソーダ水の青は・・・」後続けてくださいませ。
578 :
名前はいらない:02/11/18 21:14 ID:aPljj/fS
ソーダ水の青は
ソーダ水の青は 海の青さに通じない
窓の外にあなたの姿を探しながら
ただの水になっていく時間を見つめていた
あなたの笑顔が虚ろな記憶になっていく
もう何も望むものなどありはしない
そして
ソーダ水の青は海の青さに通じない
次「おもちゃ箱の中に」でよろしく
579 :
ニッキ水:02/11/18 21:15 ID:ho3bkgva
「ソーダ水の青は・・・」
クラシカルなフォルムの小瓶
何処か懐かしく
くすんだ色をしたラベルのロゴ
残り半分まで揺れる透明な液体
透けるような青を飲み下すと
空の味がするんだってさ。
実際、飲んで見た。
炭酸が口の中で弾けてぴりぴりする。
少しも甘くなんてなかった。
現実的なかの非現実的な世界で
ソーダ水の青が壁に揺れている
生あたたかい光にまみれながら
これを幸せの水と言う人がいたならば、嘘。
ソーダ水の青は・・・
580 :
珈琲:02/11/18 21:22 ID:ho3bkgva
しまった!かぶりましたね。
このスレはスピード勝負か?
「おもちゃ箱の中に」
みかんのダンボールを覗けば・・・
水に浮かべる黄色いアヒル
暗いところで光る半透明なブロック
ランプつきのスケルトンのミニカー
アロエの切れ端 キャンディの包み紙
おもちゃの指輪にコンパクト
次「スパゲティ」でよろしこ。
581 :
名前はいらない:02/11/18 21:29 ID:aPljj/fS
すいません、新参者が先を越してしまいまして。
スパゲティ
どうして僕を判ってくれないの?
なぜそんな風に僕を呼ぶの?
こんなにいつも会ってるのに
いつも君を喜ばせてるのに
僕をパスタと呼ばないで
そう 僕の名前は「スパゲティ」
次「スピーカー」でお願いします
582 :
珈緋:02/11/18 21:36 ID:ho3bkgva
「スピーカー」
其の機械は音を拡張させて
リピーター・リピーター
午後の合図を告げている
流行の唄を流している
リピーター・リピーター
聴いてるの?聞こえないの?
それともキキ流してるだけ?
その痛みは甘く繰り返し
私はその機械を枕に眠るだけ
583 :
珈緋:02/11/18 21:38 ID:ho3bkgva
次は「ブランチ」でお願いします。
584 :
名前はいらない:02/11/18 22:17 ID:jCLAbO1+
パパっ♪ 今、テレビで王様のブラ●チをやってるよ!!
早く早く、見ないと損しちゃうぞぉ!!
次のお題は、「安売り」でお願いします。
命の安売り
恋の安売り
生活の安売り
途切れることなく
安売りで満ちている
誰かの心に忍び込む
安売りの誘惑
次は「真面目に遊ぼう」で
586 :
下手レ:02/11/19 15:45 ID:qAnY9OMk
『真面目に遊ぼう』
寝る事も飽きて、
サァ何をしようか
サァ何処へゆこうか
何もしてない日々
だから、脳裏には何も映らない
サァまた眠ろうか
サァどうしようか
ラララ、ラララ
知らぬ間に僕は夢の中で一人佇んでいた
サァ何をしようか
どれだけ疲れたか知らないけど
そうさ夢を見るのは久しぶり
だから、この自由な世界で何かをしたい
でも、何もする事が思い浮かばない
日々、何もしていないから
自由となった今も何も出来ないまま
だから、僕はまた願うんだ
自由を失くして、また仕事に埋もれようか
ラララ、ラララ
ラララ、ラララ
僕は起きて一言言った、あの子供の様に
遊べたらいいなと
ラララ、ラララ
子供は歌うラララ
写真の中の自分に向かって言ってた
写真の中は自分に向かって言ってた
次は『近くの●●●●・・・』
587 :
キッド:02/11/19 23:58 ID:eG7X3QJf
「近くの●●●●・・・」
駅の近くのラーメン屋
つぶれた
遠くの妻より
近くの愛人
アパートの近くの川
河川敷に居ついていた三頭の小ダヌキが
台風による増水で流された
誰も俺に近寄らないでくれ
588 :
キッド:02/11/19 23:59 ID:eG7X3QJf
次のお題は「剃髪」です。どうぞ。
589 :
コタ:02/11/20 01:31 ID:1dP6jUg1
河は流れ
千筋に裂かれ
末に出会い
振り返らない
何を忘れたとしても
下ろした髪すら
誰の眼にも晒すまい
波涛のしじまに 揺れよ
海の広さに 散れよ
>572 isさま、拙作を好いてくださって本当にありがとうございます。
励みになります!
isさんの雨音のイメージの重ね方は私にはできない。厚みがあって素敵です。
失礼しました。
次は「地下室」でお願い致します。
590 :
ぶれんど豆:02/11/20 03:18 ID:mFNcD1+8
地下室に私は居る
轢かれた野兎は茶け
仰向きて走りて県道の夜空は
朝露瞬く獣道となった
漸く知りてお前は
静かに両腕に身を任せれど
際限は知らず、重たく、冷たく
地下室では
置き場所を失くした私が
灯る蛍光に映え
玉霊たるお前の瞳に宿る
掌は染みて還らず
今年が最後らしいので、「流星(群)」でお願いします。
591 :
らんぷ:02/11/20 17:40 ID:qtGAuCYy
流星群は悪魔の涙 スラリスラリと時を切り裂く
黒い暗幕 舞台裏には 揺れる炎が微かにかおる
今宵は月の見えぬ夜 静寂よりも音もない
淫乱きわまる 魔おんなが 一足二足 森を越え
山羊の顔した闇男に 冷たいキスをねだる夜
流星群はその美しさ 故に悪魔に奪われた
592 :
らんぷ:02/11/20 17:41 ID:qtGAuCYy
失敬!!次は「マネキン」
593 :
名前はいらない:02/11/20 17:50 ID:+/M1G+Gr
私バイトのマネキン。
オイコラくそがき、菓子食いまくってんじゃねーよ。親はどこなんだ!!
ま、うりあげと私の給料は関係ないからいいけどね。
余ったお菓子と景品はおもち帰り。るんるん。
お題・・・先生と恋愛
594 :
GEORGIA:02/11/20 18:05 ID:H2Ghxx+h
「先生と恋愛」
先生、人を愛することって何ですか?
どんな感じなのかな。
教えてあげるよ。ほら、こんなふうに・・・
(自主規制)
あ、シアワセのことだね。
次「シンポジウム」
595 :
らんぷ:02/11/20 18:30 ID:qtGAuCYy
シンポジウム
死とは信憑性のない眠りであろうね。
うん?何を言い出すかと思えば、又いつもの空言かい。
何処がおかしいというのだい?
死とは絶対による眠りだよ。
違うね。君は絶対と言い張るようだが、君は死んだことがないだろう?
ああ、だがね疑わしい眠りが死であるとは一体どうゆう意味だね?
(w
「深いと浅い」
596 :
BOSS:02/11/20 18:35 ID:qingN8UC
「シンポジウムさんの旅」
シンポジウムさんは、必ず仲間と共に酒を飲む。
これはギリシャでの出来事。
でもいつもまにか、世界中で、そんなことをしていた。
そんな旅が、以前あった。
次のお題は、「お米」
597 :
BOSS:02/11/20 18:35 ID:qingN8UC
すまん、ニアミスだ。
598 :
BOSS:02/11/20 18:42 ID:qingN8UC
「深いと浅い」
眠りが深いと、浅い眠りより疲れがとれる。
これ常識。
次のお題は、「ストーブ」
599 :
あん:02/11/20 21:13 ID:PfDDgWKd
「ストーブ」
ストーブが温かいのは
お母さんが裏庭のタンクから
灯油を汲んで来てくれるから
外は冷たい雪
手袋ひとつせず無言で
目盛りが落ちると
また外へ出て行く
温かいのは
お母さんの優しさ
次のお題は「喪中はがき」
「喪中はがき」
空色に鳩のマーク
朱色のクーピーで
"A HAPPY NEW YEAR!!"
まるで脈絡のない、散文で
きっと君は呑気に笑うだろう
鳩のマークは平和の象徴
例え表面上だけでも
君が認めるなら僕の友達
I'S JUST FRIEND...
滅多に逢う事はなくても
各々が信じる道を歩こう
人は生まれた限りいつかは死ぬ
これは必然。
だからこそ懸命に生きよう!!
YOU ARE JUST FRIEND
OF MY HEART ...
601 :
GEORGIA:02/11/20 23:24 ID:H2Ghxx+h
次は「カフェテリア」でお願いします。よろしこ。
602 :
らんぷ:02/11/22 20:20 ID:G7hX/tID
カフェテリア
ある街の あるとおり ある古いカフェテリアには
とある白い猫がいたりする 私はその猫のファンであるわけだが
そのある猫はいつも十字の窓にこぼれ落ちる日の光で暖をとっているわけだが
ある日ある時その時いつしかいつも其奴は腹を出して眠っている
私は通りを歩きながらいつもにゃあにゃあ挨拶をする
全くもって起きるわけもあるまいに
ある時は手足をピクピク動かしながら眠り
ある時は白目をむいている
道を歩く人々もみゃあみゃあ鳴く私もお構いなしで
あるがままの君に私は憧れているわけだが
あまりにも気持ちよさそうに眠っているから
そのままぽっくりいっちまうんじゃないかと心配になるのである
じゃあ次!「水族館」
603 :
コタ:02/11/23 02:17 ID:ysVfU5Xg
「水族館」」
海を
河を
切り取ってきた
壁のようにそびえ
圧力で作られた
水の回廊
ここに来ると
無数の魚眼レンズが
私を射抜く
冷たい血の巡りで
ちょうど
水底のようだ
銀鱗が反射する光は
どこから?
足取りは次第に
たゆたう風情になる
回遊魚の渦に
眩暈して
死んだ魚が
浮き上がるように
あるいは
沈んでゆくように
乾いた通路には
マリンスノウのように
時が溜まる あー・・・。次は「カレーライス」でお願いします。
「カレーライス」
一晩寝かせたカレーライスの味について
いつも君は語るけど
僕には全然わからない
だって家は8人家族
作ったその日にスッカラカン
一晩寝かせたカレーの味のでるカレーライスについて
いつも君はケチョンパチョン
僕はとってもやり切れない
君んちだってボ○カレー
夜中に来るカレーの精は怪しいよ
夢にも出てくるカレーライス
一晩寝かしたカレーライス
いつ食べようか?
だから、君のカレーライス。
次は「(深夜の)コンビニ」でお願いします。
上の題はナシで、次は「まくら」でお願いします。
枕の下に鋏を入れて
今日もみじめに眠る
私には様々な諦めがある
(雌である事)
カッターナイフで切られた
左胸が痛い
今日もみじめに眠る
鋏で枕を切り裂いた
少女の夢を見ながら
次は「弱い」でお願いします
607 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/11/23 19:51 ID:R2kSEdS0
息をしないで 声を出さないで
泣かずに よく考える
悩みは尽きぬ 人は生きる
耐え抜いて 逃げぬように
死なないで よく考える
忘れてしまった悩みは
優しすぎる旋律に思い出されて
泣かぬように 耐え抜いた
時間に負けて 流される
泣いて 泣いて
泳がずに 漂って
息をして 声を出して
深く眠りについて
弱さは優しさ
溶けてなくなる
次は「名付け親」でお願いします。
608 :
そめいよしの:02/11/23 21:16 ID:DBt/p9iN
「名付け親」
岩の陰を辿ってみた。
役目を終える者を追うことは無く。
私が私であるその責任を与え
現実に目覚める機会を与えられ
意義を見出すのを手助けしてくれた。
岩の陰に彼が戻ってくるのを祈って。
609 :
そめいよしの:02/11/23 21:40 ID:DBt/p9iN
次は「湯呑」でお願いします。
610 :
AQUI77 ◆pJMariYC26 :02/11/24 16:14 ID:2KXqrKMF
「ゆのみ」
それはいつもとつぜんに襲ってくる
ラジオから流れてくる
きみの好きだったaikoのうた
助手席にすわると見える
きみの貼ったトムとジェリーのステッカー
年賀状を整理しているときに不意に出会った
きみの小さくまとまった文字
いろんなところできみのかけらを
みつけてしまって
いつもどうしようもなくうちのめされる
あのとききみが病室でつかっていた湯呑で
いまお茶を飲んでいることを
妻は知らない
---
どうもはじめまして。
つぎは「解の公式」でおねがいします。
611 :
名前はいらないぃ:02/11/24 18:21 ID:dKy2u+G7
いつも退屈だった
数学の時間
「この公式を覚えておけば〜」
先生はだらだら喋る
僕はその間中
ずっと淫らなことを考えてた
沸いて出てきた金髪美女が
「X=〜」で掻き消される
金髪美女も“X=〜”も
どうせ明日には忘れてるだろ?
次「後頭部」お願いします
612 :
is:02/11/24 20:20 ID:eeVwEWnA
景気良く叩かれて
振りかえればいつもの彼女
痛む後頭部
朝の日差しの下でくすぐったそうに笑っている彼女
ぱあん、と音を立てたその手の平
ひるがえるスカートの襞と
薄く透き通る茶色い髪と
蹴った砂粒 広がる校庭
あの日々がもう戻らないのはいつだって知っていたのだ
本当は 本当は
道路の真中で 彼女が笑ってぼくを見た時から
613 :
is:02/11/24 20:21 ID:eeVwEWnA
次のお題は「シチュー」でどうぞ〜
僕の心が舞い躍る アニメの音も届かない
オレンジライトに照らされて 湯気のトーガをかき分けて
腕まくりしたその手から 置かれた白いカラーパレット
赤玉黄玉緑玉 いよいよ始まるit's show time!
宿題忘れた時だって 喧嘩に負けた時だって
こいつがあれば吹っ切れた magic potion No.9
親父は煙草を吹かすけど 俺はこいつでトリップさ
一体何回食べただろう made in mother ya ya year!
月日は過ぎるよ30年 線路は続くよどこまでも
子供の夜行列車から 母は降りたよ5年前
彼方の味は帰らない 俺の列車は戻らない
もいちどトリップさせてよと 今日も待ってるmade in wife
次のお題は「東京」で。
615 :
soup ◆8nlcMzxscU :02/11/24 21:38 ID:ziIyy/5x
「東京」
そ知らぬ顔で人々が行き過ぎる
みんながみんな東京人をきどってる
冷たくて人に関心が無く、冷めている若者
携帯電話をかけながら、足早に去っていくサラリーマン
ビル風に身を縮めながら、小走りに去っていくOL
ショーウィンドウの中を、ぼんやり見つめる女の子
みんながみんな東京人をきどってる
だけどみんな家に帰って灯かりをつけて、
今日も暖かい夕食を誰かと食べていたり、
音の無い寂しい部屋のテレビをつけて長電話、
そして東京人の夜は更けていくの
おやすみなさい
おやすみなさい
明日またあの街角で。
それでは次は「百夜」で。
616 :
迷走の詩人アリンス ◆SBTpKOHSrk :02/11/24 22:06 ID:MqMMS03K
「百夜」
ただ過ぎていく何もせずに過ぎていく
焦りや孤独感、存在感の無さすべてがうつろ
夜が来て朝が来てそれの繰り返しで終わる毎日
踏み出せない苛立ちや、変われない自分への怒り
空を見ても分からない、晴れた空でも分からない
何が何か分からない、すべてがうつろに曇りだす
悲しみも怒りも嫉妬もあらゆる感情を押しつぶし
能面をかぶり生きていくそうしないと耐えられない
百夜の無情が自分のなかで消えていく存在のなさとともに
「悲しみの賛美歌」
「悲しみの賛美歌」
君は歌ってくれるよね 大きな瞳を輝かせ
君は笑ってくれるよね 幸せそうな表情で
君は踊ってくれるよね ピンクの髪を泳がせて
君は愛してくれるよね それが僕へのプログラム
パチンとボタンを押すだけで 広がる僕等のanother world
30cm四方の箱の中 空飛ぶ幻想pinky world
シングルベッドでハレルヤ シングルプレイでヤレルヤ
昨日も今日もリピート そして明日も流れるsadness hymn
次のお題は「2002」で。
618 :
コタ:02/11/25 02:05 ID:GqaDq/7g
「2002」
悲しいことばかりを
前の年からひきずった
かてて加えて
遠くへ行ってしまった
あの人も
この人も
愛しい人
ばかりだった
スタートラインから まだ
ほんのちょっと
先が見えないって
わくわくするけど
とても不安 でしょう?
ぐらついているの
去りがてに
ねぇ
そんなに シンメトリックに
私を見ないで
次は「真っ白い皿」でお願いします。
「真っ白い皿」
透けるように 白い陶器の
このままでも十分すぎるほど奇麗な皿
手を離せば
音を立てて壊れそうな
明日にも似た
割るもよし 描くもよし
どうせなら立派でなくてもいいから
一輪だけ花を添えてあげてください
できれば スパゲティだの 何だの
のっけて… 使ってやってください
そうして戸棚から古びた皿を持ち出して
時々でいいから 思い出してください
こんな皿もあったんだなぁって。
次は「くだもの」よろ・・
620 :
らんぷ:02/11/25 14:35 ID:w0EWHP0E
くだもの
朝目を覚ますと
わたしはやっぱり
果物だった
昨日の夕焼けをむさぼったカキの実だった
たねはない 必要が無かったから
わたしは甘くないのに 食べられるという必要性があった
なにかしら存在理由はあるもんだ はやく はやく 食べてください
私はひどくせっかちなのです 私は渋いのですが もう熟しているのです
しぶいのは だれにも知られたくないけど じっさいとても渋いから
お水を 一杯用意して下さいね でも栄養はたっぷりあるんです
きっと きっと あなたの病気も治しちゃいます
最後になってわたしをさらっていったのは
くろいおおきなカラスでした わたしはカラスの中にとけこんだ
わたしはカラスになったのです
次は 「神話」でお願いします
621 :
天才オレ:02/11/25 14:40 ID:Wnym510Q
オレの神話を知ってるけ
一晩で100人の女をいかせたぜ〜
すげーだろ
オレはかみ〜
天才だ〜
オレ以外はみんなバカ〜
オレ様にひれ伏せクズども〜
次は「ジサクジエン」でおながいします
「自作自演」
わかってやってんの、ソレ。
わざとやってるとしか思えない。
あたしへの当てつけかしら?
君はいつから気づいてた?
僕が自分に嘘をついて生きてるってことに。
あたしね、その耳障りの悪い声と、
生臭い息が 大ッ嫌い!!
早く私の前から失せて頂戴!!
消えて欲しいと頼んだら
本当に 居なくなるんだもの
あんた、馬鹿正直だね
次「ホイップ」で頼む!!
623 :
珈緋:02/11/25 16:36 ID:2xmOe13v
「自作自演」
わかってやってんの、ソレ。
わざとやってるとしか思えない。
あたしへの当てつけかしら?
君はいつから気づいてた?
僕が自分に嘘をついて生きてるってことに。
あたしね、その耳障りの悪い声と、
生臭い息が 大ッ嫌い!!
早く私の前から失せて頂戴!!
消えて欲しいと頼んだら
本当に 居なくなるんだもの
あんた、結構律儀だね
次「ホイップ・クリーム」で頼む!!
「ホイップ・クリーム」
揺らめく炎でlight up 魅惑の胸元bump up
聖夜の欲望rise up 君の全てをshow up
目を伏せためらいtone down 素直じゃないよとsmack down
貫く灼熱run down 汗ばむdouble knock down
街に降りしきる雪 君に降りしきる雪
どこが違うって? 温かいだろう?お前への愛の分だけ
さっき食べたホイップクリーム 今食べさせたホイップクリーム
どこが違うって? 温かいだろう?お前へ産地直送さ
まだ足りないよとtone up 奏でる指先smack down
煮え立つ激情hurry up 無限の愛をdrink down
次のお題は「韓国海苔」で。
625 :
キッド:02/11/25 22:20 ID:/9GfRvnH
「韓国海苔」
付き合い始めて早4ヶ月
歌舞伎町で「L.A.コンフィデンシャル」を観て
薄暗い裏通りを
そのまま新大久保方面へふらふらと
弁当屋でカラ弁を2つ買い
いざ
というところで君は
スーパーへと
その日初めて僕は知ったのだ
韓国海苔なるものと
君の本当の名前を
626 :
キッド:02/11/25 22:21 ID:/9GfRvnH
次のお題は「プライバシーの侵害」です。どうぞ。
「さつじんきにもプライバシーはあるのですか」
はい
皆
人には知られたくない秘密というものが
一つや二つ必ずあるものでしょう
たとえば
ある日を境に姿を見せなくなった
恋人が
実は冷蔵庫の中で
いくつかの肉片に分かれて
僕の胃の中に収まるのを待っている
これは誰にも知られてはならない
秘密です
実は
こうした秘密の晩餐を行うための
食糧確保が
すでに千回を超えていること
これも誰にも知られてはならない
秘密です
こういった人には言えない秘密は
誰にもあることでしょう
これを暴く行為が
プライバシーの侵害とよばれるものです
もっとも
私の頭に二つ
角のような瘤が生えているのですが
場所が場所だけに隠しようがありません
鬼のようだねと言う人がありますが
まあこれはいいでしょう
本当のことだし
次は「修羅雪姫」でお願いします。
629 :
コタ:02/11/26 01:54 ID:xqtFzMAM
「修羅雪姫」
ご覧
血煙があがるのを
君が 憧れていた景色だよ
やさぐれて見せたり
乱心を自慢したり
手つきだけでは
笑われるのだよ
さて 次は
姫よ
君の番だね
君のヴァイオレンス
君の破滅願望なんて
机上の空論だってことを
じっくり味わうがいいさ
映画にありましたよね?未見ですが。
次は「未知との遭遇」でお願い致します。失礼しました。
手のひらを合わせれば
相手の思考が丸わかりしてしまう
そんな時代になってしまった
宇宙人に夢を抱いていた子供は
もういなくなってしまった
私はサイバーな頭をして
ぼつりと立って空を見上げる
未確認物体は所狭しと
空を飛び交い衝突事故を起こしている
ぎらぎらしたシルバーの機体は
いつになっても私の吐き気しか誘わない
太陽に目を細めていた時も
もう遥か昔の出来事
ああ 大昔ははたして
私の生まれる何千年前ははたして
このような現象もなく
人々は目をきらきら
きらきらさせて空を宇宙を
見ていられたのだろうか
まだ私の目を奪う
古臭い映画はどこだろう
かび臭いフィルムは
あの映画はどこだろう
私はまだ
まだ 捕まったままで
夢を見たい
…次は 根暗 で。
631 :
is:02/11/26 17:06 ID:xeuAEYll
人の中心を しっかと貫く一本の線があるのなら
おそらくそれは老樹のような 細い老樹のようなイメージだろう
私の根はそしてきっと 腐っている
ぼろぼろに朽ち果てて 闇に塗り込められた色で
支えなく立ち尽くす私自身が倒れゆくのを
朽ち逝くのを冬の始まる道の前で
呪わしげに笑みを浮かべて待っている
腐りきった根元
私の心臓
ああ ひとはこれを根暗というのだろうか
そんな暖かいものでは 私は ない
>>589 遅くなりましたがありがとうございます〜
コタさんの詩はどれも空気が好きです。感触が暖かくて。
お次は「チョコレートの甘味」で。
632 :
soup ◆8nlcMzxscU :02/11/26 18:32 ID:RRY79ADz
「チョコレートの甘味」
小さな小さな幸福感が欲しくて
寒くて寂びれた公園のベンチに座り
ささやかな木漏れ日を浴びながら
ポケットに入っていたチョコレートを一口
君のことを思い出していた
甘くて苦いチョコレートを食べていたら
いつのまにか涙が頬を伝っていた
ああ 今の僕には金も無い
ああ 今の僕には夢も無い
ああ 今の僕には君も無い
ああ 今の僕には何も無い
だから僕は
小さな小さな幸福感が欲しくて
寒くて寂びれた公園のベンチに座り
ささやかな木漏れ日を浴びながら
チョコレートを一口
小さな幸福感が欲しくてまた
チョコレートを一口
お次は「プラネタリウム」でオネガイします
633 :
悪夢(アクム) ◆m7pPqwiQaM :02/11/26 22:14 ID:5tBZF+H/
「プラネタリウム」
夜のお部屋
星の吐息
天井見つめて僕を見て
瞳に映る偽物の星
偽造の夜に溶け込んで
何回も聞く七夕物語
不幸の二人闇に消え
手を伸ばしても
星屑に消え
見に来た人を
夢に誘う
***************************************************
次のお題は「指切り」でお願い致します
それでは皆様、ごきげんよう・・・
「指切り」
拝啓 未来の俺
調子は最近どう?
瞳に力が無い
何か忘れて無い?
街並み流れる色
溜め息白けた色
瞳は濁った黒
鏡で面見てみろ
昔に誓った夢
叶えられないよ俺
走ってないからだね
約束破ったよね
拝啓 未来の俺
もいちどチャンスをくれ
お前に追い着く為
今すぐ走り出すから
次のお題は「波」で。
「波」
ひいて
満ちて
またひいて
また満ちて
いつもそればかり
何をやってもそう
静まらない波はないよね
そうだよね
わかってるよ
でも
いつも同じことの繰り返し
ひいては満ちて
満ちてはひいて
湖になりたい
この流れ
せき止めてやりたい
でも
そんな気持ちも
ひと時限りのもの
長続きしないで
またひいていくんだ
-----------------------------
ありがとうございます。
次は「私の中のもう一人の私」で御願いします。
愛想笑いのこびり付いたその顔に
目尻に年不相応の皺のあるその顔に
パンチ一撃食らわして
面をむしり取ってやりたい
脳味噌の裏に住むお前
鉛筆が歪んだ口を描き終わる前に
耳の穴から出てこいよ
お前の顔を見せてみろ
鏡に向かって自画像を描く
お前はまた嘘をつく
俺の手で俺の瞳で
逆さに映るこの俺に
なあ、お前
頬を伝うこの涙は
いったい誰のものだ?
次は「ピカソと詩」でお願いします。
(ピカソだけでもいいです。)
637 :
錯乱器:02/11/28 20:02 ID:UP5Gj6HZ
ピカソと詩
ぐるぐる回る絵の中に
音をならして入っていけば
銃声ならしておちていく
夢のような紙芝居は
すべてを手に入れられない仕業
このままこいつを燃やしてしまえば
そのまま俺は英雄だ
次は「現実から妄想へ」
638 :
夜刀・錆人 ◆fM2NOXdVR. :02/11/28 20:18 ID:9mq9ZmxD
「現実から妄想へ」
居る時には不在 居ない時に存在
英雄や神々と 彼は歩むのがお好き
嗚呼 天辺で翻る王よ そのような高みでは
勇壮な呼びかけも 起床ラッパほどには役立ちはしない
それでも彼は言うのだ 俺の声に従えと
狭い部屋の中で 彼は王様だと主張する
次は「変装」でお願いします。
野良猫の毛皮
冬支度の気配
ああ もうこんな季節になってしまった
凍てついたアスファルトが右足の小指を噛む
野うさぎとオコジョが
坂を転げ落ちても
冬の間は白でいられる
私は何色に身を隠そう
シンと静まり返る夜
いっそあの流れ星になってしまおうか
次のお題は「おへそ」でお願いします。
640 :
GEORGIA:02/11/29 00:25 ID:XryhIdXY
「おへそ」
へそは基盤とした躰の軸
へそコーヒー沸かすより
ホットミルクでも飲もう
へそのゴマ採りは醍醐味
次は「モノクロム」で」お願いします。
641 :
no name no fase:02/11/29 02:56 ID:klyzALnk
一抹の感情
あのときの私
運命を変えたあの日
たった今過ぎ去った瞬間
昨日はセピア色
明日はまだ白紙
やがて色あせて
モノクローム
642 :
名前はいらない:02/11/29 02:59 ID:2oNtu4KU
643 :
no name no fase:02/11/29 03:00 ID:klyzALnk
忘れてました。次のお題、「夢」で、おねがいします。寝て見る方ね
五里「夢」中
はっと目覚め
遅刻だ遅刻だと
大騒ぎしたあげく
気がつく
なんだ夢の中じゃないか
と一安心して眠りにつくという
夢を見た
という夢を
夢のなかで見た
と思ったらそれも
実は夢で
だんだん夢か現か
判然としなくなった
あげく
目が覚めたが
どうやら
それも
夢の中だった
ような気がする
という夢を
見て
本当に夢なのか現実なのか
はっきりしない
がたぶんこれも夢だろう
すべては夢の中
次は ロボット をお願いします
646 :
李 ◆MD76fFko5o :02/11/29 17:09 ID:7XG9R2WZ
壊れたロボット
アル中のステップ
どしゃぶりの雨のなか
アル中のステップ
次「人間的」
647 :
名前はいらない:02/11/29 19:11 ID:2KxyFd/Q
人に生まれて生きています。
間から味噌はみ出てるよ。
的祭りだよ。今夜は。
次「一週間も風呂入ってない」
648 :
鴉:02/11/29 21:24 ID:poFCiEcm
汚ねぇ手でさわんなよ お前なんかお呼びじゃねぇ
断然際立つ個性派の お前のワンルームはゴミ箱城
風呂の湯抜かねぇ 下着も替えねぇ ゴミ出しなんて冗談じゃねぇ
髪の毛脱色 黄土色? 悪臭漂うそのクチで
『一週間くらいヘーキだ』って? ふざけんな顔洗って
出直してこい!
次は「雪化粧」
649 :
名前はいらない:02/11/29 21:28 ID:kf5nWqaF
雪化粧はよくないと
飲むコラーゲンに走り
言われた言葉が
脳みその皺もつるつる
「老いる」
650 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/11/29 21:38 ID:dcr38/x7
人の冷たさも 愛も 暖かさも
それを知るのに、遅すぎたとさえ思うときがあった
ねぇ 人というのは
人を知るたびに老いていくのね
あなたも、君も、あんたも
酷い人だったかも知れないけれど
何か置いていってくれた
形のないものだけれど
生きる上で、心の支えとなるものを
大好きよ、みんなみんな
老いて行くたび そう思う
知らないことを残すのは
私、悔しいと思うわ
だから教えて 私は誰なのか
私は誰なのかしら
私は誰なのかしら
次は「耳かき」でお願いします。
「耳掻きはふろあがりに綿棒で!これ最強。」
ホントはもの凄く真面目
に考えてたんだけどね…
暇があれば練り直そっと。
次、「失跡」でお願いしまぁす。(はぁと
653 :
名前はいらない:02/11/30 06:43 ID:nQ2EZEkm
失跡効果で心も体もリフレッシュ。
筋肉も付いて背も伸びる。
よって女の子にモテモテ。
私もこれでもてました。
次「障子の張り替えでブルースリーのごとく」
654 :
沈殿さん:02/11/30 12:40 ID:P8LI+X7J
床は艶良くささくれて
黄ばんだ障子は年季の厚み
濡らさぬ指でこじ開けて
居るのは青い猫
衣文掛けの金の端
止まった蝿を眩しげにさだめる
青の美しささて置き
私に気付かぬ無防備は愛しく
優越の笑みをこらえる
蝿飛び猫跳び取り逃がし
振り返る
無防備は
青に魅せられた私
655 :
沈殿さん:02/11/30 12:41 ID:P8LI+X7J
↓『予感』でお願いします。
656 :
名前はいらない:02/11/30 13:44 ID:DztZFRTP
もう10日もやってねえ
溜まりまくってんぜ
今寝たら夢精しちまう予感
うううう出してえ
つーかやりてえ
風俗行く金はねえ
あ、やべえ
勃ってきた
あーもうだめだ
俺は絶対夢精する
次は「田代まさし」でおながいしますた。
657 :
名前はいらない:02/11/30 13:46 ID:ILQPY8U2
658 :
名前はいらない:02/11/30 13:51 ID:eY7iiI1X
>>656 2ちゃんで、人をダマすことをおぼえ
エロサイト閲覧で、エロ馬鹿となる。めでたい、めでたい。
そこで、おれも一行開けておく。(爆笑
659 :
沈殿さん:02/11/30 14:33 ID:P8LI+X7J
>>658 順調に糞を吸収できる性質なんですな。
こっちでも糞
あっちでも糞
糞あらば吸い込み同化
糞あるところに我あり
660 :
名前はいらないぃ:02/11/30 20:02 ID:hIFaMYfn
今日は朝から 雨が降りそうな予感がしてたんだ
予感というより
雨のにおいがしていた
だからあんなに晴れてたのに
僕は君との待ち合わせに
傘を持っていったんだ
それなのに君が
ばかじゃないのなんていうから
けんかわかれして
今は土砂降り
きっと今頃君はずぶ濡れ
だけど もう知らない!
次「白」お願いします。
「ぬいぐるみからはみだした内蔵」
例えば 真綿みたいに
真っ白な わたがしを
舌に溶かして食べてみたい
粗目食ってるのとたいして
変わらないんだけど。
まぁ、それでもいいや。
何でもいいや。
壊れたわたがしの機械で
とまらない 綿飴は
ふわふわと膨らむばかり
怒った時の顔みたいだよ。
真っ白っていうものは無い
かならず色味を帯びている
それと、いまひとつ
白い服を着た人が清純派!
とは限らないと思うんだ。
(騙されてるほうも・・・)←聞くな。言うのも馬鹿馬鹿しい話じゃ。
次、「ナイトメア」でお願いしましたッ!!
663 :
コタ:02/12/01 03:52 ID:FzWEbhTD
「ナイトメア」
濁流とか
夜の海とか
重い腕でかいさぐって
違う
この岸ではない
次の記憶は?
ああ
幾百の嘘の上手な唇たち
なぜ 紅い
目が覚める
覚めたふりをする
反復する蹄の音
泳ぎ着いても
また 暗い砂漠
次は「ノーブル」でお願い致します。
664 :
名前はいらない:02/12/02 11:43 ID:e6sZ6c4l
なんだそのひらひらの服は?
なんだそのワイングラスを持つ手つきは?
お前は何気取りか?
お前はアレか?アレ気取りなのか?
そう言えばお前って一家三代魚屋じゃなかったっけ?
お前はなんだ?映画か?昨日観た映画なのか?
なんだよそれ?え?フランス語教室か?
NOVAか?英語はもういいのか?
英国の方は嫌なのか?
雰囲気か?やっぱ雰囲気で選ぶのか?
ボンジュールじゃねーよ。とりあえずそのワイングラス置けよ。
次「羅漢伏虎拳」でお願いします。
それTVのコマーシャルみながら適当にかいただろ
きをてらいそこねるのは恥ずかしいね
恥ずかしいね
667 :
名前はいらない:02/12/02 16:08 ID:wGSS84us
668 :
名前はいらない:02/12/02 16:49 ID:tYzNFH1f
書いてるうちはどんな詩でも世界最高です。
後で見る時に「我ながらキモイナァ」そう思ってしまうほどです。
全く困ります。
669 :
名前はいらない:02/12/02 16:50 ID:FPr5h0Ic
670 :
名前はいらない:02/12/02 20:57 ID:5x8kxwLq
「羅漢伏虎拳」
困っちゃうなあ
自分の子どもと一緒に風呂に入って勃ったときは
もうマジでどうしようと思います
入れたい入れたい入れたい入れたい入れたい
困っちゃうなあ
どうしよっかなあ
後ろなら入るかなあ
ちょっとあてがってみよっかなあ
我が娘。よそんな目で見ないでおくれ
パパはパパはパパはパパはパパなんだぞ
あれやっちゃうぞ
つーかもう我慢ならん
羅漢伏虎拳がとても好き
次「鳩山さんちのゆきお君」でお願いします。
671 :
名前はいらない:02/12/02 21:00 ID:DXx4EOcb
あほもほどほどに>670
673 :
名前はいらない:02/12/02 21:09 ID:DXx4EOcb
ヽレ
/ |
/ _、_| ( )
F _」`| ( )
ヽ_Wノ y━・ 気持ちはわからんでもないぞぅ>670
/\フV
674 :
名前はいらない:02/12/02 21:16 ID:ukykukNf
鳩山さんちのゆきお君
このごろ少し変よ
どうしたのかな?
代表辞めろと言っても
みんなで辞めろと言っても
いつも答えは同じ
「………(;TДT)」
つまんないな
次は「富士山」でお願いします
676 :
Ippei ◆KIno895986 :02/12/02 23:10 ID:t0WSysMH
リテイクです
鳩山さんちのゆきお君
このごろ少し変よ どうしたのかな?
代表辞めろと言っても
みんなで辞めろと言っても
いつも答えは同じ
「………(;TДT)」
つまんないなぁ
鳩山さんちのゆきお君
このごろ少し変よ どうしたのかな?
楽しみしていた 早大講演
壇上 涙で濡れていた
今朝は元気になったかな
辞 め ろ
返事がない
鳩山さんちのゆきお君
このごろ少し変よ どうしたのかな?
いなかへ行ってた小沢が帰ってきたら
たちまち必死になっちゃって
新党構想持ってきた
考え無しの思いつき
ちょっぴり酸っぱいな
677 :
名前はいらない:02/12/02 23:28 ID:zRAYG7gO
ヽレ
/ |
/ _、_| ( )
F _」`| ( )
ヽ_Wノ y━・ ゆきお君のサイトみておいた方がいいよ。べんきょになる。
/\フV
678 :
たもい:02/12/03 00:05 ID:F/UnjEQy
679 :
たもい:02/12/03 00:13 ID:F/UnjEQy
↑
あなた誰やねん!が言いたかったの。
ゆきおちゃんは知ってる。w(弁明)
ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;
http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
681 :
名前はいらない:02/12/03 13:53 ID:fHoPAlLA
「富士山」
息がうまく出来ない
空気も冷たいし
視界が霧に妨げられ
真っ白な世界
「てっぺんに立とう」
と僕に言ってくれた人が
僕の前を歩いてる
なるべく高い場所へ・・・
そうすれば何を見下ろせる?
お前のみたいものを見るんだ
泣いていた日々を振り返って
この人の言葉と重ねてみる
悲しみを打ち消すように
だから僕は歩き続ける
僕の前にいる人の背中が大きく見えた
だんだん赤い光が僕の目に入ってくる
次は「偽りの神」でお願いします。
682 :
名前はいらない:02/12/03 14:57 ID:47ESXZsr
ん?なんだお前偽物じゃん。
次「足の裏に柿の種が張り付く時」
683 :
らんぷ:02/12/03 18:46 ID:EbxlqfvJ
足の裏に柿の種が張り付く時
ああ、足に味覚があったらばと思ったりして
しかし、もしも犬の糞をふんだときの事をすかさず思いめぐらして
ああ、足に味覚がないのは合理的だわと思ったりする
もったいないと思っても
蟻さんが食べてくれると言い訳をつぶやく
柿の種一つでこんだけ悩めるわたしって苦労性かもしれない
と悩んでみたりしたりして
さて、「体温」でお願い
684 :
GEO☆RGIA:02/12/03 21:22 ID:rOmiacJW
冷たい雨はすっかり君の熱を奪う
その悴んで凍えそうな 手を…
僕は そっと温めてあげたいんだ
冷え切った心に明かりを灯すように
そして歌をくちずさんだなら
君は 優しく微笑んでくれる
僕は心の温める詩を書くんだ
そして肩を寄せ合って笑おう?
他愛も無い話なんかしたりしてさ
君と時間を共有してみたいよ
次「プラトニック・ラブ」でお願いします。
あなたに触れたい
あなたと抱き合いたい
ただ 抱きしめてくれる
それだけで私はいいから
それだけで私はしあわせだから
あなたに抱いてもらう事は不可能
だからお互い辛くなるからやめようって言ったよね
だけどそれだけが全てじゃないよね
二人で見た空の色や
二人で交した言葉の数々
二人で居眠りしたあの公園や
二人で抱き合ったコンビニの駐車場や
そんな事を思い出すだけでとてもあなたが愛しい
あなたがとても愛しいよ
次は「ピアニカ」でオネガイします
686 :
名前はいらない:02/12/04 12:27 ID:odP6eFU5
この銀色!!
この銀色!!
俺の息吹を吸い取れよ!
この銀色!!
この銀色!!
吹いたことねーよ!
小さい頃は吹いたよね?
音がまとまって出てたよね?
この銀色は正直いって好きではない。
お前の頼みでも吹かない。
次は「マッハ犬」でお願いします。
「マッハ犬」
地平線の向こうから奴の吠える声が
悪を許さぬ声がする
(バウッ バウッ バウッ!!)
聞こえた時には君のそばに
マッハ・スピン!
地響きよりも早く
ドップラー・タックル!
倒してやるぜ
光り輝くその姿
音速の戦士
マッハ犬
次は「灯油缶」でお願いします。
つーか
>>686はハーモニカでは?
いや、アリアリですけど。
688 :
is:02/12/04 17:54 ID:IjGtftH1
蹴り倒せば灯油缶
鈍い響きで転がりぬ
冬空逝くは灰の雲
薄くざらつく空の影
川の流れの音遠く
氷の如く硬ければ
冬よ来い来い我が下へ
白き呼吸に染まりゆけ
燃ゆる焔の突く天が
ひらりと溶けて舞い落つる日に
落ちよ白きもの
触れよ覆えよ町並みを
冬の予感に目閉じる町を
冷たき優しき身体にて
冷めさせたまえ寒き予兆よ
それは侘しい灯油缶
拾い上げるは軍手の、君
屈んだ身体で顔を上げ
頬を掠める雪を待つ
次は「風邪とアイス」で。
アアン風邪引いた…
689 :
音:02/12/05 01:12 ID:Uw0EvspS
今年もまたひとつ 冬を迎えた
木々にしがみつく枯れ葉たちが
冬の女王の吐息に吹かれて落ちる頃
わたしはいつも風邪を引く
温かいベッドの中
ぼんやりと天井を見つめ想い出す
去年はあなたが居たね
熱いわたしの身体を優しく冷やしてくれるように
あなたの大好きなアイスをいつも差し出してくれたね
熱が少し下がった頃 アイスを買いに出かけた
残りの熱も下げようと想う
けれど ぜんぶ冷え切ってしまわないように
あなたとの想い出はずっと忘れない ずっと温かいままで…
次は「雪の想い出」でおねがいします。
690 :
名前はいらない:02/12/05 06:56 ID:+lWaRYcN
忘れてはいけない。
雪 印 !!
忘れてはいいけない。
雪 印 !!
不祥事ゆすさな〜い
心からゆるさな〜い
次は「曲がり続ける池野」
691 :
珈緋:02/12/06 04:05 ID:Ly6BwJ95
「イキドマリ」
引き返す事を知らない君は
今日も曲がりくねった道をひた走る
気が済むまで 飛ばしたて
ふと上を向いて 空を仰いだならば
うっすらと広がる白い三本のライン
ぷっかりぷっかり流れていくうろこ雲
目の前に広がるは地平線じゃない
寂れた工場と黒い民家だけだ
次「クラウティア」でお願いします。
あぼーん
693 :
恩田朗 ◆/0FEgWNVKI :02/12/06 10:49 ID:oYgF3oHU
「クラウティア」
愛している
心の底から
俺の生きる望み
おお
クラウティア
ン?
俺の愛してたのはクラウディアだったっけ
ごめん! 人違い!
=============
次は「ロウソク」でお願いします。
失礼します。
初めてなのでうまくいかないのですが一句よませてもらいます。
白百合の
風の吹きしる
庭の隅
下手なのでご了承ください。
ポエムも読ましてもらいます。
雪
あぁあのマークはいつになったら解けるのかな?
早く解けてほしい。
チーズや牛乳と一緒に。
どろどろと溶けてほしい。
不祥事は消せないよ。
こんな感じです。
696 :
名前はいらない:02/12/06 11:27 ID:ijJ4vIWs
697 :
コタ:02/12/08 01:17 ID:Yp1HClym
「蝋燭」
すべらかな肌
静かに燃え
ゆっくりと溶けた
さようなら お前
束の間 闇を温めてくれた
夢の女よ
次は「泡」でお願い致します。
698 :
ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :02/12/08 01:23 ID:Bc6FzevS
「泡女」
あわわわわ
あわおんな
おおおおおおお
デリィ〜シャス☆
あわっ
あわっ
イイ!(・∀・)
さて何を話せばいいのやらもぉ面倒くて面倒くて
==================
次は「笑い」でお願いしますだ。
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
悪質で陰険な嫌がらせを繰り返す偽善者集団創価学会!!
笑いたいから、百面相をした
鏡を見て 百面相をした
でも、笑えなかった
ちっとも面白くなかった
君がいないと
僕の心は弱々になる
隣に君がいないと
泡のように、笑顔が
僕の心から消えてしまう
次は「栄養」でお願いします
胸が空く 夜長には
ゆっくり目を閉じ 眠りに抗って
やがてくる 夢現の彩りを
空白に注ぎ込むのです
次は「合成」
703 :
名前はいらない:02/12/08 06:44 ID:d7W5Hi9s
いいえ次は「モイスチャー」です。
704 :
コタ:02/12/09 02:26 ID:CPFrrvIx
「合成」
ここに私はいた覚えがないのに
見知らぬ景色に
私が馴染んでいる
これは私のからだに違いがないのに
有り得ない感触に
私が沁み入られている
いつかの予感の実体化
だけど 物質界を
際限なく拡げるのは
やめてください
3本足の神様
内からも 外からも
私と 私でないものが
溶け合い 拡散し
転生
だろうか
では、次を「モイスチャー」で。
「モイスチャーミルク」
1リットルのパックを鷲掴み
タンクトップのあんたは
風呂上りに牛乳ラッパ飲み
当然、片手を腰に当て
当然、口からこぼれ出す
首から提げた手ぬぐいと
よれよれゴムのトランクス
あんたがプハーってやるのを
あたしは待ってる
でっかい口を見詰めてる
そら、開いた
さあ飛び込んで
あたしはあんたの舌の上
寝っころがってドロドロよ
湿気に浮かれてスベスベよ
離れないから、マッチョマン
あんたはあたしの美容薬
気色悪かったかも…。
次は「サンタの憂鬱」でお願いします。
706 :
is:02/12/10 03:37 ID:ctqgLapX
会いたくないんだ あの子には
プレゼントを届けに行った時
僕はまだサンタの仕事を引き継いだばかりで何も分からず
着慣れないだぶだぶのサンタ服を着ていた
(なんでだぶだぶだったかって?
プレゼントをぎりぎり貰えなくなったくらいの歳だったからさ)
そんな年にあの子に会った
といっても去年のことさ よく憶えてる
降り積もった雪は夜中に凍りついて
下弦の月はようやく地平線に昇り 物音はなく
そんな静かな夜に僕はやっとのことで最後の家に辿りついた
もう少女を終えそうな歳の彼女が 熊のぬいぐるみを抱えて窓から顔を出す
あら、サンタさん
若いのね、私と同じくらいだわ。
僕は無視すれば良かったのだろうけれど 忘れれば良かったのだろうけれど
雪の白さは目に眩しくて 夜もあまりに静かだったし
トナカイが後ろで首を振ると鈴が澄んだ音で鳴って
そこでふにゃりと微笑んだ少女の顔があまりに綺麗で
会いたくないんだ彼女には
今年はプレゼントをあげてはいけないのに
胸ポケットには小さなガラスのブローチが
雪の結晶のようにくすんで冷たく綺麗なガラスのブローチが
きまりを破ればサンタ廃業
ああでも僕は彼女に会いたい
707 :
is:02/12/10 03:38 ID:ctqgLapX
次のお題は「林檎」でどうぞ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
「林檎」
齧ってみたら矢張り甘くて甘過ぎて
あたしはイヴになったような気がした
舌の上の不自然な生理機能に
目眩を覚えながら
つみのあじをかんじて
そっと目を閉じて
赤いキスをする
あたしはきっと少女A
もうもどれない
アダム アダム
次は「烏(カラス)」でお願いします
711 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/11 00:18 ID:zSMZUj9D
あたしにも
その黒い翼をくださいな
闇に溶けるその姿なら
誰にも気付かれず
傍にいられるでしょう
ほら
転げるあたしの脳をついばみ
願いを叶えて
あたしはそのまま烏になって
あたしを殺した愛しい人に
永遠を誓いに行くんだから
次は「ピジョンブラッド」で
712 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/12/11 18:45 ID:PWGj+lOv
今宵も月が昇った
冷える外気に、曇る窓
雪降る夜に 君と二人
薄暗いここで 何も語らずに
色に託したのは 燃えるような紅
喉を掻き切ったって 出せはしない
美しく薫り高い 紅いカクテル
ピジョンブラッド
輝かしいルビーの指輪に
暖かい口付け
恍惚の表情が全てを語る
ピジョンブラッド
快楽の始まりに名付けられた血。
次は「舌先」でお願いします。
713 :
珈緋:02/12/11 21:27 ID:Z3Y39IZB
僕の舌は熱いものを受けつけない
零れる赤い液を舌先に受けながら
上手く踊らされてる君は操り人形
途切れがちなオルゴールみたいに
きりきりとネジを巻き沈んでいく
「永眠」
714 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/11 21:44 ID:wXvDcYjc
ぜんまいを巻く人は
もういない
ところどころ
錆びてしまって
もう片腕も
動かせないの
円形の舞台で
ずっとあなたの為に
踊っていられると思ったのに
あなたの終わりと同時に
私の終わりはきた
もう私には
油を注す人がいない
おやすみなさい
次は「冬の蛾」
透明な槍
翻した時に射ぬかれてしまった
サナギの頃
恋焦がれた夜空の下
雑踏の中で沢山の矢が放たれ
休息の物陰は暴かれ 追われ 狙われ
模様を見せる間もなく散った燐粉
この大きな羽は少し大きすぎるらしい
冷たく強い風に乗ることさえ許されないらしい
もういい
私はこの季節に終わる
失速して
落ちた
黒い模様は
初めて陽を浴びた 次は「爪を赤く塗る」で。
716 :
珈緋:02/12/12 03:27 ID:lO65jZ6Q
「赤いペディキュア」
そっと塗る 乾くまでじっと待つ…
血にまみれたみたいで キレイね
指は汚しちゃうと 目立つから…
足なら大切な人にしか見せない
似合ってないのに素敵だなんて
言わないで… 自惚れたくないの
こっそりと 微かに残るラメは
きらきらと 暑過ぎた夏の名残…
次「無法地帯」でお願いします。
717 :
que sera sera:02/12/13 03:38 ID:rcy5v29K
「無法地帯」
砕け散るビンの破片
回りには莫迦が集まり
今夜の飯を食らうべく
俺の姿をじっと見ていた
怒号が響いたその瞬間
襲い掛かる莫迦の群れ
ふとつぶやく声が聞こえ
莫迦どもをいなし振り向いた
立っていたのは若い女
年の頃の子供のようだ
しかし猛っていた莫迦どもは
ひれ伏すように固まっていた
仕掛けたのは誰だったろう
そんな事さえ忘れるくらい
長い間ぶつかっていた
勝敗さえも付く事が無く
いつのまにか女は消えた
それから2度と会っていない
彼女の事を思い出すたび
荒野に咲く花のようだと
仲間にいつもこぼしている
いつかまた会えるなら
またぶつかり合ってみたいものだ
そしてもし勝てたならば
娶ってみてもいいかなぁ。
次は「騒音」でお願いしますです。
其れを決定付けるもの
あたしの脳味噌次第って
簡単なこといって
決定付けて
決定付けて
分別して
分別して
何時からか
あたしは
白昼夢をあいしていたのだ
けれどそれが
虚の無いしあわせであったりもするのだ
(只そのことについての反論だけは
あたしは決して赦さない)
次は「のび太くん」で。
721 :
soup ◆8nlcMzxscU :02/12/13 22:16 ID:NxFmUt+l
のび太、それは小さい時の私
のび太、それは小さい時のあの子
のび太、それは弱いフリした正義の見方
のび太、それは日本中の子供の憧れ
のび太、それはドラえもんによって成り立つ存在
だけどね
だけどさ
小さい頃ってあんなだったよね
ガキ大将にいじめられたりさ、
テストの成績悪かったりさ、
憧れのおんなのこがいたりさ、
お小遣いが増えないかなあって思ったりさ、
イヤミな同級生がいたりさ、
だから、私は彼を愛しく思うのです。
だから、私は彼に自分の過去を見るのです。
そう、涙が出るほどに懐かしいあの頃に。
そう、帰ることは決して出来ない甘酸っぱいあの頃に。
次は「深海の午後」でオネガイします。
722 :
名前はいらない:02/12/14 10:30 ID:edzTyt9Z
もしもし、伊東?
俺俺、池田だけどさ。
うん、え?おまえんとこ今深夜二時なのか?
わりぃ、俺の所まだ昼の一時だぜ。
寝てた?え?起きてたのかよかった。
寝てたら悪いことしたなと思ったんだが・・・。
え?お前の所雪降ってるの?
そうか、今冬だからな。
俺のところ?俺は深海だから景色はかわんねぇよ。
次「下痢をすると何故肛門がヒリヒリするのかなぁ」でお願いします。
どうしていつもカーテンを開けてくれないのかなぁ
下痢をすると何故肛門がヒリヒリするのかなぁ
息をする時にヒューってなるこの笛みたいのは何かなぁ
父さんと母さんはどうしてどんどんしぼんでいくのかなぁ
何でいきなり泣くのかなぁ
今日も聞きたいことがいっぱい いっぱいあるんだけれどなぁ
どうしてこんなに眠いのかなぁ
なんか・・・
また・・・
聞けそうにな・・・・・・
あのさ どうして
次は「土曜日の陸亀」でお願いします。
724 :
鴉:02/12/14 21:58 ID:hNy6sSyX
陸を這う彼らを 私は決まって土曜日の午後
眺めても何か返すわけじゃ無し
別段そんな事する必要も無いのだけれども
それでも何とは無しに
陸を這う彼らを 私は決まって土曜日の午後
何をするでもなくしゃがみ込み
そのざらざらした首を眺むる
次は「花曇」
725 :
コタ:02/12/15 01:28 ID:9xx+kGRb
「花曇」
殴られて
薄い皮膚の下に
痣が拡がっていくように
薄い雲の下で
花弁が舞う
たおやかな首が
静かに俯いて
震えている
この指は
届かない
痣はいずれ消える
花弁もまた
踏みしだかれて
柔らかく腐って
雨が流すだろう
その日まで
どうか
陽光で貫かないで
次は「ココアを一杯」でお願い致します。
「ココアを一杯」
嘘くさい温かみの中で
私が安心してると思ってる?
茶色の渦の中で
君は何を誤魔化したつもりなの
右肩が少し痙攣する
何一つ隠し切れていないのに
次は「ハーマイオニー」で。
あの子はいつでも 黙ってる
本を小脇に 唇を引き締めて
鬼気迫る顔で歩いてる
鼻の頭を紅潮させて
可愛いあの子の綽名は「 」
次は 冬の朝
728 :
名前はいらない:02/12/15 20:37 ID:8BXTPh9E
おや
729 :
名前はいらない:02/12/15 20:38 ID:8BXTPh9E
−−−−−−−−−−−−汚いシモネタが
730 :
名前はいらない:02/12/15 20:39 ID:8BXTPh9E
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−あるぞ
731 :
名前はいらない:02/12/15 20:40 ID:8BXTPh9E
だからね
732 :
名前はいらない:02/12/15 20:41 ID:8BXTPh9E
−−−−−−−−−−−−−−−お掃除
733 :
名前はいらない:02/12/15 20:42 ID:8BXTPh9E
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−します
【冬の朝】
陽光の温もりを裏切るよに
寒き北風が過ぎてゆく中で
枯れ落ちた草花の中に伸びる ひと苗の薔薇を見る
枯れかけたそれは 造花めいた冷たさを捨て
ひどく生き生きと 美しく見えた
次は「曇り硝子」で お願いします
「曇り硝子」
あなたは冬の窓辺に向かって
熱い息を吐いた
磨いても空ける事は無い
ざらついた猫の舌のようだと
どうでもいい戯言も吐いた
そんなことはどうだっていい
あたしは素直にその指を 舐めたいと思う
冬の朝 冷たいあたしを抱きしめてください
もう壊しはしないから
次は「生理痛」でお願いします
737 :
デニー:02/12/15 21:22 ID:D9qcY/g9
いたい
いたい
いたい
からだが今生きていると言う証
わたしがここにこうしているという証
すべてがいたく
いたい
いたい
いたい
心さえも
次は「支配」で、宜しくお願いします。
【支配】
すべてを恐れしその男 重き甲冑 纏いしが
過ぎし重みの その所為で 自ら潰れ 果てたと言う
男よ なにを恐れしか 何者も住まぬ 廃墟の宮で
男よ なにを思いしか 恐怖の果ての 無様な最後に
野晒しの骨 無情に笑う 自らすらも 御しえぬ男を
弔い人も誰も居ぬ 孤独の宮の民なき王を 声なき声を響かせながら
次は「秒針」でお願いします。
「秒針」
遅い
なんて遅いんだ こいつは
一文字一文字をまるで舐めるようにいやらしくなぞる
なめくじのような
なめくじのような視線の助平親父のような
ああ 遅い
遅くて いやらしい
一文字一文字をまるで恋人のように愛おしそうに愛撫する
なめくじのような
なめくじのような舌を這わせた痴女のような
ああ 遅い
遅くて いやらしい
そもそもたかが一周するのに何分かけてるんだ
あ 一分か
次は「商店街の福引き」でお願いします。
740 :
名前はいらない:02/12/15 23:46 ID:jXqyUkHx
【商店街の福引き】
ああ・・・
何て事だ・・・
『白』は、ティッシュの、白か・・・
もしあなたが『金』ならば・・・
私が苦しむ事はないでしょう。
741 :
↑ですが:02/12/15 23:47 ID:2KEqwyAD
次ぎは【寒中水泳】でおながいします。
泳ぐ
軋む水面は
いつか私の体温を奪って
私は白くなる
怠惰な体をずんぐりと膨らませて
絡まるのは
この間投げ捨てたアノ子の髪の毛
温かな海を捨てた私には
冬の海がお似合い
ここで
身を震わせてクロールしようと思う
沈むまで
穏やかな波は少し乾いている
ぽつん ぽつん
鳥肌を立てて
生理現象を越えて泳ぐ
波音は
この間投げ捨てたアノ子の産声
次は「夢の続き」でお願いします。
743 :
que sera sera:02/12/16 00:39 ID:ga4kqK/V
飛び起きて
見回す
自分の部屋
変わってない
なんだろう
今まで見てた
夢がまだ
続いているよな
そんな気がして
なんだったかさえ
思い出せない
なのに心に
深く刺さり
僕を揺さぶる
夢は続く
自分でも
知らぬまま
自分でも
分からぬまま
この夢は
続いてく
お次は「スカイブルー」でおねがいします。
744 :
2C番長:02/12/16 00:45 ID:VOswSEd6
【夢の続き】
あの人と…
あんな事や
こんな事を…
えっ?そんな事も!!
エッチだなあー
…そして、目覚しのベルが。
なーんだ夢か。。。
すると、隣にはあの人がいる!
さあ、今から【夢の続き】を始めましょう。
次は【忘れもの】でおながいします
745 :
マイケル:02/12/16 00:53 ID:yYAc8UwN
746げっとの予感・・・
過去のとある場所に 心 を置き去りにしてきた
以来、私の一部はずっと欠落している…
現実感がまるでなく、果てしなく空虚な空間
貴方の 忘れ物 は見つかりましたか?
何処で落としたかも覚えて ないんですか…
探すことは? そう、諦めちゃったんですね。
私は 泣き喚くような ことはもうしない。
けれど 此処から溢れる感情はどうだろう?
未だに何かを… 追いかけてやしないかなぁ?
次「バタフライ」で、お願いしました。
747 :
2C番長:02/12/16 02:13 ID:68HATuAW
【バタフライ】
とてももろくて、こわれそうなあなた。
ひらひらと舞うあなたを見てます。
見ていてあげれない日には
あなたを想い…
いつか、本当に飛び立ってしまうのかと思うと…
胸がいたくなります。
次は【悪い遊び】きぼんぬ。
748 :
コタ:02/12/16 03:03 ID:INB1blUF
「悪い遊び」
ここに
火を点けて
空になるまで
燃やして
身を賭して遊んで
何も
残らないように
次は>743さんの「スカイブルー」でお願い致します。
749 :
2C番長:02/12/16 04:01 ID:VOswSEd6
【スカイブルー】
ストローの穴から見る空は…
とても丸くて
とても青くて
とても小さく…
じゃーそんなモン使って、見るなよー!
…だって、覗きたかったんだもーん!
次は【タフガイ】でおながいします。
750 :
詩人に梔子:02/12/16 04:11 ID:LFT+JDiR
「スカイブルーの戦場で」
君に誓ったあの日は 目が覚めるような青空だった
その誓いが敗れる今日も 目が覚めるような青空だ
遠くで聞こえる叫びは 死に行く者たちの声だろうか
それとも生き延びた者たちのものだろうか
もう手は動かない 手があるのかさえ 分からない
体を彩る赤色は誰の物なのか
霞む瞳は涙のためか
・・・私は何をしている?
そうだ帰るんだ
彼女の待つ あの青空の下に
立ち上がり 大地を蹴る
生い茂る緑を書き分け 友たちの血を後に
私は青空の下を駆ける
彼女の瞳と同じ色の深い深い青の下を
爆音が遠くなり 静寂が私を包む
海の青と空の青
混ざり合って視界が青に染まる
私は帰るんだ 彼女の青空へ
どうしようもなく美しい あのスカイブルーへ
君に誓ったあの日は、目が覚めるような青空だった
その誓いが果たされる明日は、目が覚めるような青空だろうか
次のお題は「お祭り」でお願いします。
751 :
デニー:02/12/16 10:41 ID:XYors0Ch
お祭り
祭り囃子が聞こえるよ ほら
にぎやかな人の声も聞こえるよ
人々の熱気があふれているよ
一緒に行こうよ 君も 手をとって
でもその瞬間
祭り囃子も 人の声も 熱気も
君も
消えてしまった
残ったのは
高いビル
無情な人の声
熱気等無い人々
次は、「卒業」で宜しくお願いします。
壊れてしまったオルゴール
ちぎれたテディベアの首
あんなに悲しかったことを
忘れていた
私はなにも変わっていないと思っていたのに
乾いたピアノの音が聴こえる
調律しなくてはいけないのに
高音だけが鳴り響く
私は
耳を塞いで歌うことを覚えた
あ、お題忘れてた。あわわわ。
次は、「背筋を伸ばす」でお願いします。
失礼しました。
背中から感じる…
感じ取れる…、何とも言い難いこの感触。
ああ、
ああそうか、
僕は今、、、
『マッサージ・チェア』に座っていたんだっけ。
気持ち良くて忘れてシマタ。スマソ。椅子よ
次は【歯グキ】でおながいします。
755 :
名前はいらない:02/12/17 09:20 ID:Y6d55hKf
唇を指でこじ開ける
天蓋無き赤玄のエアーズロック
真っ白な象牙のかがやきを見上げるのでは無く
根底に奇妙に筋走る峰を
側面の高みまで昇りつめ細く細く脈打つマグマのほとばしりをこそ
称える日があるのだと
次は「エゾに咲ける花」でお願いします。
756 :
いら:02/12/17 20:44 ID:bK3VWDt3
雪に塗れ ゆらり咲く花
風冷たく 身を切ろうとも
身動いでは 飄々として
さらり氷 溶け去る日まで
ゆらり咲く花 蝦夷の地に
次は「月影」
757 :
恩田朗 ◆/0FEgWNVKI :02/12/18 09:59 ID:2rcRSUfK
[月影]
大型懐中電灯サーチライト
庭から林へニンジャが踊る
地上の月光水銀灯ピカリ
デジタルゴーレム煉瓦を崩す
かに道楽ネオン川面に化粧
トビウオ男が泳いで渡る
さて月影だ
青白い幽霊女のうなじ
過去を発掘する学者気取りの盗ッ人顔
その頭を幽霊女かじり
学者気取りはマウントを返して押し倒し
冷たい女陰をスコップで堀り進む
幽霊は丘の上から放り投げられ
男は女陰だけを嬉々として堀り進む
青筋たてて堀り進む
月影の下で 人間が何をしているやら知れない
=====================
次は「心」でお願いします。
こころここにあらず
ころがりおちるこころ
ここまではこうこつの
ここちよいこころ
次は「タバコ」
759 :
匿名予防:02/12/18 10:08 ID:SKQGBbjt
心コロコロ転がって
この頃ゴロゴロする私
くらげに借りた
ゼリーの透明
君への想いしまい込み
開けた夏
開けた秋
開けぬ冬
心コロコロ転がって
君を離れれ
あの人へ
///////////////
次は「初めて」で。
760 :
匿名予防:02/12/18 10:09 ID:SKQGBbjt
たばこやります。ごめんなさい。
761 :
匿名予防:02/12/18 10:15 ID:SKQGBbjt
三角のグラス間違えた
まるがりーた
どらいまてぃーに
好きな方は白い方
目の前の君間違えた
ときめきとの字
見当たらず
缶珈琲の代わりに煙草
との字の代わりに見つけた煙草
20歳で君からもらった煙草
////////////
「初めて」でお願いしま。
初めて世界に触れたのは
50音表
あかさたなはまやらわ
おこそとのほもよろを
無限の可能性
次は「言葉」
763 :
匿名予防:02/12/18 10:35 ID:SKQGBbjt
誰かの言葉は誰かに入り
安っぽい加工
歪んだプレス
その誰かの言葉は私に入り
悪趣味のラベル
似合わないキャップ
そのその私の言葉
君に入るなら
せめて
原瓶に戻り
その透明を見て欲しい
//////////////////
「興味」でお願いします。
764 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/18 13:40 ID:PtAROSGS
今週興味を持ったもの
サンタの衣装
坂道の角度
かわいい絵本
KOKIA
チャイニーーズクッション
それからそれから
君の前の彼女と
君の好きなもの
次は「油絵」で
765 :
花の宴:02/12/18 14:44 ID:WVYdED54
重ね過ぎた貴女への思いがひとふでごとに石油の臭い
貴女への覚醒かこの染み付く臭いの覚醒か
白に白重ねるだけの毎日だけど
今日置いたこの色は昨日は無かった白なんだ
↓次は『守る』で宜しく。
766 :
いら:02/12/18 21:15 ID:VAN//Rwd
何処にか消え去りし君よ
見守る事さえ許さぬ君よ
髪揺らし残酷に去リ行け
守る事叶わぬ雪のよな
横顔に手添える春風のよな
君の目も見ること叶わぬ
指先に果実の赤染め
頬に白鷺の羽乗せ
髪揺らし残酷に去リ行け
守るべき守れぬ君よ
次は「視線」
767 :
7誌:02/12/18 21:25 ID:ewTp/Soz
『ビタミン たっぷり
C1000 タカダ』
自販機のそれに 俺の目は釘付け
120円入れて ポチットナ〜☆
次は「お年玉」でお願いします。
768 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/19 00:25 ID:EFv+WB2l
「お年玉いいなぁ
あたしにも頂戴」
「クラスメイトなのに?」
「鎮痛剤でいいから
うんと強いやつ」
痛みごと全部忘れられるような
そんな薬をポチ袋いっぱいに
あたしにください
それだけでいいの
次は「ひよこ」
ひょこひょこと
お尻を振って歩く黄色い軍勢
その数およそ24匹を
私は食べた
ぺろん
断末魔もピヨピヨ
次は「少年ダンサー」でお願いします。
少年が踊る
ヒラヒラと靡く飾りをつけて
薄紅色の唇を開き
頬を紅く昂揚させ
その美しき表情で客達を魅惑し
ひらりとその視線をかわし
薄紅色の唇の端を曲げ、笑みを浮かべたら
ライトの中へ消えていく
汗を飛び散らせ
ひらりひらりと
少年が踊る
お次は、「蓮の花」でお願いします
771 :
is:02/12/19 20:13 ID:gF5g4I/M
死出の花なら君にあげよう
天上に咲くと
天上に咲くと
ほととぎすが鳴くほとりで
湖に浮かぶそれを
いずれ儚く消える君なら
蓮の花を君にあげよう
伴っていけばその花が天国への交通証
お次は「あんまん」でどうぞ
772 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/12/21 21:56 ID:EpC8khGj
暖かく 柔らかい
とても白くて 頂点の紅い飾りが綺麗
愛らしくて 寒い日の宵によく似合う
君の胸のような 食べ物
今日のような 憂いの雨の日に
会えぬ君を思い 口に含む
黒い餡 私の舌を焼いて
暖かい温もり
君を更に恋しくさせた
次は「情緒不安定」でお願いします
a
「情緒不安定」
目を閉じても
いろんな有象無象のものたちが
暗い場所から湧き上がってくる
あたしは何も考えたくなくて
もっと きつく きつく
目を閉じた
あなたの声が聞こえる
叫んでも朝はやってこない
あたしの目の前に遮断された可能性は
いったいいくつあるの
次は「白い頬」でお願いします
776 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/22 01:29 ID:HX28/5+f
髪の長い君と歩く
冬の街に夜の灯り
紺色の長いコート
ストライプのマフラー
同じ速度で歩く
僕の横に君がいる
楽しそうに君は話すけど
僕にはその表情が見えなくて
ただ揺れる髪の隙間から
のぞくいつもの白い頬が
少し上気して紅く見えたのは
寒さのせいだろうか?
それがもし
僕のせいだったとしたら
少し嬉しいと思う
でもきっと
寒さなんだろうな
次は「グレープフルーツ」で
777 :
詩人に梔子:02/12/22 02:59 ID:5Z9oHrJW
風邪を引いたの
ママが横で私の嫌いなグレープフルーツを切ってるわ
額に当てられたタオルが 濡れ過ぎて気持ち悪い
ママが横で私の嫌いなグレープフルーツを切ってるわ
苦い薬を飲まされたわ 味の薄いお粥も食べたのに
ママが横で私の嫌いなグレープフルーツを切ってるわ
ぐるぐると回る視界と世界
頭の中で増え続けるの 回っているのは私?世界?グレープフルーツ?
学校の給食はなんだったのかしら?
学校の給食も回っているのかしら?
ママがグレープフルーツを切ってるわ 回りながら切ってるわ
嫌いって何度も言ったのに 回りながら切ってるわ
また風邪を引いたら ママ優しくしてくれるかしら
ママが回りながら切ったグレープフルーツは 少しだけ嫌いじゃないよって
今度はちゃんと言えるかなぁ
ママが横で私の嫌いなグレープフルーツを切ってるわ
回りながら 切ってるわ
次は
>>749さんの「タフガイ」で。
>>749さん。俺のせいでお題を宙ぶらりんにしちゃってごめんね〜
778 :
うにれもん:02/12/22 03:33 ID:vAD8Rtt9
俺のペットはタフガイ
夢から冷めたらグッドバイ
筋肉だけが友達さ 金銭感覚ゆらゆらさ
済し崩しに詰めた状態は それだけに済めばロウハイさ
タフガイ長く生きてくれ 俺の死に水とるまでは
お前は理不尽な暴力に殺される運命を 忘れてかわしたエンジーなんだ
頭に生やすデイジーはお前に全てを囁きやがった
さぁ夢をみな 手の届く間まで 夢のスイート血を嘗めな
俺に世界はいらない お前と水があればいい
笑いなタフガイ ほどよく臭い吐息が 満ちかけていくんだタフガイ
次は「意味不明サンダー」でお願いします。
百均で見つけた七輪小脇に
ながながマフラー5メートル
地面につかないように走るぜ
意味不明サンダー!
腹巻湯たんぽ掘りごたつ
ミニミニ盆栽違い棚
案外古風で日本好き
意味不明サンダー!
ぁ〜あ〜今日も走るぜ一枚下駄で
師走の比叡颪(おろし)が身に染みわたる
新聞、NHK、訪問販売
愛想笑いで切り抜けろ
ぁ〜あ〜お前は一体何者なのだ
今日もふらふら流行に揺れて
作詞作曲鼻歌気分
後ろ指なんか見えないし
陰口なんか屁でもない
俺は意味不明サンダー
意味不明さんだ〜♪
スマンカッタ
次は「残り一枚のカレンダー」でお願いします。
780 :
2C番長:02/12/22 07:55 ID:caV76jmL
残り一枚のカレンダー…
『来年こそは…』と、欲情ばかりで、
過ぎさった感謝を忘れてるだろう
この、最後の一枚に、
意味なんてない。
『ココロのカレンダー』は常に一枚、しかも風が吹いただけで
ちぎれそう…
…な、ギリギリな者たちよ!今すぐセロテープで補強するのだ!
ダサクデスマソ。
次は【クリスマス?は?何それ?】で頼みます
781 :
que sera sera:02/12/22 11:35 ID:Dy65p4WN
ただの日常
黙っていても
流れてくる
そのはずなのに
町は浮かれ
心躍らせ
何かをみんな
待ってるみたい
愛してるよと
囁く恋人
玩具を買う
老齢の夫婦
思い切って
聞いてみた
その友人は
クリスマスだと言う
僕は告げた
ああそうかと
しかし心は
そう言わなかった
クリスマス?は?何それ?
心をよぎった
・・・世捨て人
そうなるのだけは遠慮したい。
次は、「年始の行動」でお願いいたします。
783 :
名前はいらない:02/12/22 12:59 ID:U6qO0sSR
うぉあぁぁぁぁッ!!!!
頭ん中を太陽とシスコムーンの「冬の太陽」がエンドレスで回るぅぅぅぅぅ!!!!
784 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/23 11:42 ID:SUhTLDB7
きっと来年も
初もうでで
いいことあるように願って
おみくじで
中吉をひいて
テレビで
隠し芸を観て
代わり映えなんて
しないんだろうけど
変わるのは
年賀状の量と
お年玉の額くらいでさ
次は「ヨーグルト」
毎朝 あたしはカスピ海のヨーグルトを食べます
そして脈絡なく 君の挑発的な黒髪を思い出します
風は静かな方がいいです
人間は時間と共にいろんなことを忘れていって
私だって 人生を進めながら
あなたの断片を失っていってます
何ひとつ色褪せないものはないのに
あたしはそれがかなしくて美しいです
次は「鋏」でお願いします。
787 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :02/12/23 22:15 ID:lj2IJQy4
そりゃさーこりゃ雀ん舌をチョン切った
ひでーもんかもしれんけど
あんたが嘘をつかなけりゃ
あたしを好いてくれるなら
あたしはもうこんな鋏を持って
あんたの舌を切ったりせんよ
暗い蔵に閉じ込めて
脅したりなどせんよ
次は「クリスマス」
788 :
名前はいらない:02/12/23 23:26 ID:J31i+QzI
街灯に 静かに浮かんでは消える そういうラブソング
垂れ下がった両腕 肩で時間がまだ降りてくれない クリスマスなんてもう無い
でも 歌ってた
音を繋ぎ 記録装置
雑誌の背中に問う
『うたう事、幸福ですか』
答えてくれたら いいのに
『こんな日でも。』
信号 ひとつ変わる
雪を砕く星なんてあったとしても いらない
声を聴けるのなら
次は「B」又は「U」でお願いします。
Understand
Up
Use
Unhappy
Underline
UFO
Ugly
Unicorn
Unionjack
Until
Us
「今思いついたUの付く単語」
次は「つめたい指先」でお願いします。
790 :
狐火 ◆5EHug/FVTI :02/12/24 19:14 ID:vlkIJQG0
酷く凍えた夜ですね
降る雨さえも色を変え
私に冷たく降り注ぐ
何回其れを掴んでも
この手に残る物はありませぬ
溶けては滴り また凍る
私もまた あなたに抱かれては
溶けて凍って また溶けるのでしょう
砕けて死ぬことの出来ない
冷たい毎日
冷たい指先。
次は「テントウムシを捕まえて!」でお願いします。
791 :
サマンサ:02/12/24 20:49 ID:hL95xhnu
792 :
名前はいらない:02/12/24 20:57 ID:q/y+oHIq
野中良
赤いワンピースの女の子
私の手を取りこう言った
「テントウムシを捕まえて!」
左手にはひしめくナナホシテントウ
はて ここは一角だけ忘れられた草むら
とり憑かれて女の子は身を投じる
小さな赤い虫を求めて
慌てふためく左手が
次第に力を込めて
小さな手のひらいっぱいの赤い群
覆い被さり包み込む
赤いワンピースの女の子
気付かずに新しい赤い虫を探す
包み込んで 力いっぱい包み込んで そして
もう赤いワンピースを着ることはなくなった
収拾つかなくなりました。すみません。次は「小さな蝶のタトゥー」で。
794 :
超馬鹿下手レ(無睡眠+酒:02/12/25 09:30 ID:qYvJk/G+
『小さな蝶のタトゥ』
霧の中ので
羽はボロボロでおちてゆく
また思考回路も傷つきはじめたから
何処へいきたい
何処にいるのか
霧を包むカラの外から、中から
彼女を見ているけれど
とても辛そうだ
彼女は優しく美しいから霧のカラに嫌われ、傷ついている
出口をつくってあげようとした
ペーパーナイフでカラをゆっくり割り抉じ開け
彼女のセカイに光を見せてゆく
無表情の霧にクルしき表情が見えてきた
あと少しださぁこっちへおいで
タトゥを教えてくれ。
蝶と気付えてあげるから。
(小さな)ってあんま意識してない…死
しかもつかめたと思った瞬間消える。鬱
次は『折れた竹刀』
795 :
強化月間:02/12/26 00:51 ID:vj6b9Rk0
破壊の歌が、流れぱなしのこの国で
意地悪な地雷が
僕の足をつかまえた
大地に突き刺さる
僕の足は折れた竹刀
弱すぎた折れた竹刀
次は (海の底)でお願いします。
空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空空
雲雲雲 鴎
鴎 鴎 雲雲雲 雲雲
潮
船 波 波 船 波 潮
海面海面海面海面海面海面海面海面海面海面海面海面海面海面海鯨面海面
顎
魚 魚
魚 魚魚
魚 魚
溺死体
難破船 宝 深海魚
底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底底
次のお題は 奴隷 で
月は奴隷だ
地球の周りを走る事しか
出来ない
地球は奴隷だ
太陽の周りを歩く事しか
出来ない
光る星も奴隷だ
そこに縛り付けられて光る事しか
出来ない
宇宙は果てさえ見えないのに
次は
「空中」でお願いします。
「空中」
先生、
私の長い髪の毛だって
お空を飛ぶことはできません。
でも私はふらふら
大きな力の中で
浮いています
私は少女ですか
女ですか
十六歳、なんて歯が浮く言葉
何をすればいいですか
あたしを浮かせて
大人たちは何を期待している?
アインシュタイン先生
あたしは少女ですか
女ですか
800 :
ゆり ◆YURIRsZ6T6 :02/12/26 20:55 ID:Rebzpmp+
次は「すばる」でお願いします
801 :
デニー:02/12/26 21:09 ID:4oCteUFV
宇宙と
地球と
僕
すばるは光る
明日と
未来と
希望を
見つける為に。
次は「モンゴル」でお願いします。
802 :
強化月間:02/12/27 01:23 ID:u3dFSCiY
見上げたモンゴルの空に
みつけた大きな風
両手をひろげて
裸足で駆けていく少年に
幼いころの僕を重ねて
瞼閉じれば
鳥のように
僕は
モンゴルの空に
次は「ゲーム」でお願いします。
803 :
名前はいらない:02/12/27 06:56 ID:vWOWZsfm
好みの効果音
並べた隣で腰振り踊った
見て見てお尻
温かい理由はコレあたしだから
区別してゲーム
目の前に被せる手のひらひとつ
視界だけ奪うはあなたのゲーム
もうひとつゲーム
乾いて欲しがる大きな指の腹
滑らせて埋まるはあたしのゲーム
804 :
名前はいらない:02/12/27 06:57 ID:vWOWZsfm
お題忘れてた。
次は「毛布」でお願いします。
805 :
白鑞金:02/12/27 07:22 ID:Hokz7fDx
ま昼の 陽射し ぽかぽかと
今日は 洗濯日和です
お昼ごはんを 済ませたら
さっそく 干しにまいりましょう
ベランダで パタパタはたきをかけまして
じっくり待った 一時間
陽射し傾くすんでのところ
ふっくり やわらに 頬ずりかける
ま昼の仕事はこれだけで
後は夕暮れ待つばかり
さあ 仕上がった ほかほかの
毛布で大の字 深呼吸
残りの文庫が 待っている
次は「寄鍋」でお願いします。
806 :
名前はいらない:02/12/27 09:47 ID:F2wIqtaI
白瀧は 切って入れろよ バカヤロウ
おいおまい 割ったつくねを 戻すなよ
寄せ鍋を 真っ暗闇で やったなら 食えなくなるので そんな鍋止せ
次は「マクドナルド」でお願いします。
807 :
名前はいらない:02/12/27 10:15 ID:sylQ7Rlu
-A.D20xx 夏-
その日もマスコミは騒ぎたて
この事件の責任者を祭りたてようとしている
大きなビルの中でどっかの社長さんが倒れこんだ
それが全ての始まりで
それでやっと皆気づいた
「あの時のアレが原因に違いありません」
「だからやめようと私は言ったんです」
「全ては国の責任だ!」
そんなこんなで異常プリオン乱交パーテー
だからオレも頭が痛い
だからアイツも頭が痛い
だからミンナ頭が痛い
-A,D2002 冬-
だから今日も自転車で15分
すみませんバーガー2つ、いやポテトは要らない
次は「窓ガラス」でお願いします
「窓ガラス」
まーるかいてちょん
まーるかいてちょん
曇りガラスに人の顔
女の子は不満げな表情
小さな手のひらが窓ガラスを撫でる
その向こうには虹
次は「空き缶」
誰だっけ
顔が付いてるって言ったのは
ただのボコボコ缶なのに
こっち向いてるって
見られてるのがわかるって言う
ただアルミが裂けてるだけなのに
君の目はどこ 手繋いでも
ふわふわふわふわふわふわ
思い切ってその缶を蹴ったら 音
君の手は私を強く握り返して 目が
次は「木目」でお願いします。
本物じゃないのに木のフリで
威張ってるそぶりが見え見え
この模様、
よく見て、
継ぎ目があるじゃない
蹴ってみて
割ってみて
幾重になってる?
本物の木の目は
もっと強突張りで
睨むような
ああ、
そう、
奥の優しさは見せたがらずに
火にも怯まないし
----------
次は「茶封筒」でお願いします。
「茶封筒」
あたしはお手紙をきれいに開けられません
だから適度に重たいものなんて
送ってこないで下さい
手紙は書いて
待ってるのがいいです
返事はいいです
しあわせにしといてください
812 :
ゆり ◆YURIRsZ6T6 :02/12/27 19:58 ID:RWdXtlt1
次は「ドアノブ」でお願いします
813 :
AQUI77 ◆pJMariYC26 :02/12/27 23:52 ID:K4a74pp/
「ドアノブ」
そうっと
こわれないように
こわさないように
まわす
かちゃっ
ぶじにあいて
あたしはふうっとためいきをつく
もうぶらぶらで
いつとれてしまうかわからない
だれかあたしのどあ
しゅうりしてよ
もうげんかいみたい
---
次は、「アルトサックス」でおねがいします
814 :
強化月間:02/12/28 01:15 ID:za/P4Vhh
蟲みたいな楽器
もちろん毒あり
鳴き声に
しびれたら
つらい過去に
おぼれます
視覚を奪い
聴覚を麻痺させ
嗅覚を刺激するでしょう
そんな鳴き声で歌います
もしかしたら
泣いているのかもしれませんね
アルトサックスが
次は「独立」でお願いします
この頬の冷たさに
気付かないふりをして
2人は私を見なかったことにした
あの子と彼をどうしてくれよう
作り損ねた泥人形の無様さ
こんな思いをさせるとは
思えば奇妙な話
私も彼もあの子も
地に足をつけた別の人間なのだ
何故3人で寄り添ったままで
知らないふりしていけるのだろう
すぐそばにある気持ちに
気付かないふりをして
私だけ見なかったのがいけないとでも
そういう訳でもなかったのだけれど
今度会ったら正直に言ってあげよう
私は素直に喜んでやらないよ
どんな顔をされたって
大丈夫
もうあんな風に
寄り添わなくても生きていけることも
本当は気付かないふりして分かっていたから
次は「爪先立ち」でお願いします。
816 :
らんぷ:02/12/30 19:47 ID:hPcs/Prg
例えば細い細い道があると
私はつま先だちで歩こうとする
一本の綱のような細い道
私は道を踏み外したりしたくないのだ
だからそろりそろりとこそ泥のように
つま先立ちで歩こうとする
だってこの道は高いビルとビルに渡した一本の綱だから
軽業師の私は踏み外す事があってはならない
例えば、寒い寒い冬の日
私には靴がない
どんどん足から熱が奪われてゆく
私は精一杯の抵抗をして
つま先たちをする
だから雪には足の裏がつくことはなく
変な方の足跡がつく
わたしは思わず笑ってしまう
「徒労」で宜しく
817 :
下手レ:02/12/31 03:40 ID:Zp5wmb2i
徒労
愛は 最近恋人が死んだ
金は 恋人に使われた
食は もう要らぬもう生きたくない
睡は 消して狂った世界に行きたい
金は 泥棒に盗まれた
食は 次は捕まえる為に痩せるからいらぬ
睡は 泥棒に怯える
愛は 盗まれる恐怖を消す為、捨てた
食は 贅沢できないならいらぬ
睡は 贅沢する為に仕事に費やす
愛は やつれる姿を見て去った
金は 病院に担ぎ込まれ消えた
睡は 仕事場が嫌いな奴ばかりだから夜に頼る
愛は その辺の女を口説きまくる
金は 睡眠不足で仕事に専念出来ず消える有様
食は 人生上手くいかず、妬け食い、太る
『昼寝のし過ぎ』でよろしくおねがいしますm(_ _)m
818 :
コタ:02/12/31 04:26 ID:SFhF2HFY
「夢のまた夢」
明るい水の中を泳ぐように、ひなたに転がって眠る午後。
瞼のスクリーンは血液の流れと陽光のマーブル模様を描き出し、
落ちて行く感覚と浮かぶ感覚。
その合間に、不意に、何かが私を抱きとめる瞬間がある。
何という心地良さ。何もかもを赦されるような、何もかもが緩むような、
からだが光にとけて、微細な砂のように散ってしまいそうな。
ああ
飛ぶのだ
散骨されるように
何回も 何回でも
おねがい
欲を出すと目が覚めてしまう。
昼寝のし過ぎで瞳孔は蕩け、粘り気のある液状の目覚めが迎えに来る。
重さを取り戻したからだを静かに起こすと、もう日は沈むというのに、
剥き出しの目に、なんと眩く世界は乱反射することか。
……すみません。
次は「ページをめくる」でお願いします。
みなさま、良いお年をお迎えください。
819 :
名前はいらない:02/12/31 09:57 ID:4gd71eOB
ぱらり
ぱら り
ぱ ら り
ぱ
ら
り
わ たし の
ペー ジ が
め く ら れた
も う お し ま い
次は「時間」でお願いします。
良いお年を。
なんとなくさ
埋めてみたよ
B5用紙に一枚分
なんとかさ
埋まったよ
白紙に羅列、一年分
今、思い出せることは
こんだけだけど
行間、文字間、「ま」の丸の中には
ちっさいのが詰まってる
いっぱい、さ
これから何枚…なんて言わないさ
だからさ
聞いてくれよ
紙飛行機、どこまで飛んだろう
次は「人波」でお願いします。
よいお年を…
821 :
名前はいらない:02/12/31 20:57 ID:odMy/F0m
この波をかき分けたら
どこに辿り付く
なにが見える
だれに会える
こんなに沢山の人の中で
君という人がただ一人とは
街頭の大画面では聞き覚えのある歌を
名前の知らないオペラ歌手が歌っている
彼女は切々と
誰を求めて顔を歪めて歌うのだろう
僕はだれを求めている
君は僕を呼んでいる?
身体中を振動させて共鳴させて
それが可能な人がこの中にどれだけいる
人の流れは止む事を知らず
息を止めて
僕は先へ進む
進まされる
大晦日だし、次は「煩悩」でお願いします。
822 :
is:03/01/01 01:51 ID:5vtLO/br
今年は聞こえなかった
煩悩を晴らす百八の鐘
ああだから
こんなにも苦しいのでしょうか
仏様
助けてください
たすけて
からだにあながあきました
からだの中にぽっかりと
余計な期待をしたからいけないんです
そんなに都合のいいわけがなかったんです
欲を散らさなかったばち でしょうか
たすけてください
からだにあながあきました
こころはやみに
あたまはしろく
たすけてください
たすけてください
次は「おぞうに」で。
あけましておめでとうございます
みなさんに幸せがやってきますように
私も幸せがほしい
823 :
Ippei ◆KIno895986 :03/01/02 16:20 ID:mKz3NnQs
「おぞうに」
ごぼうのように
すくすくのび
にんじんのように
あざやかで
しいたけのように
あじのある
みずなのように
さわやかな
ゆずのように
かんばしい
とりのように
げんきのよい
おもちのように
ねばりづよい
そんなひとに
そだってください
あけましておめでとうございます。今年も繋いでいきましょう。
isさんを始め、皆に幸せを!
次は「今年こそ」でお願いします。
824 :
名前はいらない:03/01/02 16:39 ID:Y0OAjZD6
「今年こそ」
ああ、こんにちわ。
去年はいいろいろ有りましたが
皆々様のおかげもあって
無事、乗り越えることができましたね。
去年はホントにがんばった
今年もホントにきばり時。
共にがんばりましょうな。
こちらこそ。
今年こそ。
お次は「羊のねむり」でお願い致します。
825 :
コタ:03/01/03 03:37 ID:hbJSTbpF
「羊のねむり」
羊は眠る
荒野の果てで
自分のとも
仲間のとも
つかない
豊かな羊毛に
埋もれながら
羊は眠る
固い頭蓋を残し
美しい角の捩れに
巻き込まれて
溶け合って
羊毛の海を拡げながら
そうして
残った頭蓋たちは
黄金の眼球を瞼に隠し
輪になって
日が昇るまで
いつまでも
いつまでも
数を数え続けるのさ
皆さんにとって、今年が良い年になりますように。ついでに私にとっても(w
次は「コマ(独楽)」でお願い致します。
お爺様が亡くなってから
初めてのお正月がもたらしたものは
やたらとスペースが空きすぎたコタツの
虚しいゆとりだけではない
お母さんと二人で
お爺様の書斎を暮にお掃除した
本の山に埋もれて見つかった
埃まみれの古い木箱
お婆様は2年前に亡くなりました
お爺様は気難しいふりして
ずっと寂しいということ
私達は知っていました
お母さんと私は
木箱の蓋を開けました
懐かしい空気と新しい空気が混じりあい
きゅるりと錆びた金具が鳴きました
赤と白の二つのコマが
寄り添うように眠るように
対になった其れが入っていました
裏側にはそれぞれに
お爺様とお婆様の名前が彫ってありました
回すためのコマではなく
ずっと支えあっていた二つのコマ
お爺様 今ここに
お婆様の隣でおやすみなさい
明けましておめでとうございます。さあ続けていきましょう。
次は、「おみくじ」でお願いします。
827 :
名前はいらない:03/01/07 01:01 ID:yJa4WANv
毎日、夢を見る
いつも同じ夢を見ている
進む足袋の爪先は
霧に幾重にも包まれて
大きな杜のはらからへと
深く深く向いていた
平らかな大理石が
木々の隙間に艶めくむこう
白墨の鳥居をくぐって
広い鍔に傘を得た
ふとついた息に首もたげ
見やった柱に貼りつくそれは
何故だか常に
―「待ち人 来たらず」
次は「義務と覚悟」でお願いします。
828 :
soup ◆8nlcMzxscU :03/01/07 02:27 ID:GGDrz4+e
「キリギリスになった愚かな蟻の小さな覚悟」
「権利を主張する前に義務を真っ当すべしである」
あの時吐いた言葉が
今は自分の胸に突き刺さる
ああ、わたくしは何と高慢な人間だったのでしょう
ああ、わたくしは何と堅い人間だったのでしょう
ああ、わたくしは何と会社人間だったのでしょう
ああ、わたくしは
わたくしは時代が時代であれば恐らく
「自分の発言には責任を持ち、覚悟のもとに行動せよ」
あの時、あの年、あの場所、
わたくしは愚かな働き蟻でしかありませんでした
周りを見ることもせず、
ひたすら穴蔵の中へと食料を運びこみ、
それがわたくしの喜びだった
それがわたくしの誇りだった
それがわたくしの義務だった
↓続く
829 :
soup ◆8nlcMzxscU :03/01/07 02:27 ID:GGDrz4+e
↑続き
愚かな働き蟻は、キリギリスになって思うのです
唄を歌うのは大事な事だと
唄を歌うのは幸せな事だと
唄を歌うのが私の義務だと
愚かな働き蟻は、覚悟の元にキリギリスとなり、
わたくしの義務を真っ当する
これがわたくしの喜び
これがわたくしの誇り
これがわたくしのわたくしである理由
〜〜〜〜〜
次は、「眠り」でオネガイします
果てたらばここで
夢を見ましょう
たらたらと続く
無形のベッドで
あなたになおも
抱かれて果てる
夢を見ましょう
冷めてゆく
想いを
涼やかに
つめたい小石のように
床へちらばせて
果てたらばここで
夢を
なおも
抱かれて
果てる
夢を
----
次は「のど飴」でお願いします
831 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/07 21:09 ID:lHTxuKmf
声が出ないから
のど飴をください
私は
叫び疲れて
助けも呼べないの
この思いすら
言葉にならないの
こっそりと
鞄に忍び込ませた
コンビニののど飴
店員に見つかって
聞かれても
何も答えられない
どうか私に
のど飴をください
次は「タクシー」
<TAXI>
まず最初にじわじわと 手をあげる
気合を入れずにマターリとおびえるように
で、キキっとくるまがとまってドアがあき
それがはじまり
みるからに愛想の悪いおんちゃんで
しかたないから
賽銭箱ってでかかったっけ?と
思いつくまま適当なことを言ってみると
まあ当然ブスっとしているわけで
もう一度"でかかったっけえ?”と
下品さまじりの声で言うと
"そうでしょうねえ"
と平凡に普通に常識的に答えた
まあ成り行きの初詣、の手前
神社前で降りて階段を一段二段
のぼって去るのを確かめてから
本当の行き先へと急げ
朝日のあたるでかい家
まだ開かない国立博物館を
ちらり、と横目に見て
いくつかの窃盗を
ワクワクと企てながら走る
次、「鮭」
「鮭」 帰る場所を見付けた、君は皿の上。 次、「たこ」
834 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/08 10:25 ID:7qXqP3uA
糸を切って自由になる
でも傷付いてしまうの
外の世界はコワイから
私は凧
繋がれた今に
自由はないけれど
傷付かないでいる
今が幸せです
なのに
無情な烏が
私を傷付けた
飛ぶことさえ
できなくなり
私は捨てられた
今度は
燃やされて
煙になって
空に行く
私は凧
私が燃やされる日は
あの日のような晴れがいい
次は「ヘッドホン」
「ヘッドフォン」
耳元で
あなたへ歌を
聞かせようと思って
両手で
あなたの
耳をおおって
隙間から
歌を
ヘッドフォンみたいに
-----
次は、「あの雨雲はどこへ行った」でお願いします
広野原
丘をくだる一本道
とつぜんの雨
途方にくれるわたし
やさしい声とともに
さしだされたいっぽんの傘
肩ふれあいながら
うつむきあるいた
あのひとにまた逢いたくて
あの野原の道で
空見あげたたずむ
あの雨雲はどこへ行った
次は「松」でお願いします。
小学校の校庭の片隅にあった松の木が
今日 中学校の帰りに見たら無くなっていて
それでちょっとがっかりしてた帰り道
お気に入りの落書きのある壁の
小さな洋食屋さんも無くなっていて
この街はどんどん変わってゆく
僕だけ取り残される
次「骨」お願いします。
838 :
ビーンズクリーム:03/01/08 22:58 ID:rgWkzvVa
「骨」
中指のこりこりとした
首の付け根のこりこりとした
あなたという皮膚が包む
「あなたの骨」という骨
鎖骨のゆるいカーブを
そっと
噛んで
きっと
めまいがするほど
白い白であろう
その
あなたの骨
見えるはずない
でも
あたしには見える
今あなたを剥いだら
めまいがするほど
白い白であろう
その
----
次は、「ヒーター」でお願いします
839 :
コタ:03/01/09 02:20 ID:Y4LnI32d
「ヒーター」
ヒーターを出したよ
きちんとダンボール箱に入れて
しまっておいたんだ
ヒーターのスイッチを入れたよ
寒がりのきみが選んだ
超強力なやつ
暖まる部屋
ヒーターのまん前に
ころりと横になって
ねえ
ここちがいいよ
もどっておいでよ
ヒーターはつけっぱなし
僕は
乾いていく
次は「みかん」でお願い致します。
841 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/09 09:49 ID:qBZB/kTf
甘いミカンが好き
腐ってしまう
ちょっと前
そんなミカン
ちょっと悪ぶった
年下の男が
好きなの
でも悪になったら
食べられないの
そのときは
お腹が丈夫な
あなたにでもあげるわ
ハニーオレンジの髪を
無造作に束ね
友人はミカンに手を伸ばし
そんなことを言った
ミカンの色によく似てる
次は「スロット」
842 :
名前はいらない:03/01/09 13:46 ID:E+9veeYS
「胎動」
回路のみなぎり、この力
待ってる
差し込まれたエネルギーパックの中で
血玉の赤い光が
「灼き尽くす」禁断の光が
ウジ虫だらけの街並へ
反吐の出そうなネオンの群れへ
悪趣味極まるあのビルへ
そして遂には憎むべき奴へ
向かい
一瞬で
ぶち破り灰にするのだ
即ちこれこそ浄化の力!!!!
俺は叫び続ける
この細いスロットの中で
ひたすらに待ち続けるのだ
必定のその時こそを
次は「バンプの『k』について」でお願いします。
つか、己の余りの厨振り故、回線切って逝(ry)
843 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/10 15:28 ID:pO1ifLIl
ホーリーナイトって
文字読めたのかな?
聴く度に思うんだけど
それでもいい曲だし
まぁいいか
次は「マイペース」
844 :
名前はいらない:03/01/10 15:37 ID:1y5YH5tb
下見たままでも
空飛べるし
左右の確認しなくても
失くしたもの見つかるし
みんなが幸せに見えないといっても
こんなにあたしは幸せだし
深呼吸で肺を満たしたら
ま、いいか で
こんな遠くにもこれたよ
-------
次は「五線譜」
ライトに照らされ
眩し過ぎる白鍵
誰の為といわず
歌う指を躍らせ
頭の中で
そっとページをくる
弾け飛んでいく
musical notes(音符)
ーーーーー
次は「鴨(カモ)」
847 :
名前はいらない:03/01/11 15:34 ID:aJvuKNOn
「おひっこし」
何度繰り返しても
きっと飽きない
大きな灰色の塊が来ても
曲がらない脚を持ち上げている
ひかる水草も懐かしい
あの桟橋はそう高く無く
でも
大事なものを抱えて
ひたすらに丸い。
不具合過ぎて
文句は特に無いかも。
次は「あやしい」でお願いします。
あすもまたきっと
やりたいことたくさん。
しんじているみらいへ
いつかたどりつけますように。
次は「手袋」でお願いします。
すっぽり捕まってしまった
100%ウールの策略
街には羊の細胞が溢れてる
めぇめぇめぇ
君のお気に入りの赤い手袋
めぇめぇめぇ
泣きながら
俺の小指を噛んだ
次は、「六弦」でお願いします。
850 :
名前はいらない:03/01/12 00:08 ID:LNb7bqQo
851 :
名前はいらない:03/01/12 00:09 ID:UmWKyw3a
852 :
ななほし:03/01/12 00:37 ID:gvHNKB9Y
六弦くださ〜い
いーですね。
えっ? 日本語だったらいいですよじゃないの?
いーでしょ。
だらか、ヘンですよ。くださいといったって買うんですよ。
あなた言う事ヘンですよ。
えっ? あ、……。すいません私まだよくわからないので……。
六弦と言うのが……。わからなかったんですよ。
ああ、そう……か、そうそう、いーですよ。
あ、ああ、やっぱり。 ありがとうございます。
300円で〜ス
次の方……。
「明るい黄色い部屋」って御題になりますか?
853 :
名前はいらない:03/01/12 00:37 ID:6xEkPOH0
854 :
糞猫:03/01/12 00:44 ID:fDWZBFVJ
ひまわりの匂いのするペンキで
1つしかない窓の青以外
全部黄色に塗りつくした
ペンキのついた右手で
黄色い線を引きながら頬をぬぐって
これ乾いたら誰かよぼうって
お日様ののぞく窓見ながら
昼寝した
ひまわりに追いかけられる夢を見た
つぎ「とんぼ」で
855 :
たもい:03/01/12 01:34 ID:dI+kscR6
とんぼの前しゃがみこんでる
指クルクルして何してんの
とんぼ見て君見て
とんぼ見て君見て
とんぼ見て君見て
ぽとん
次は「かさなる(り)」で
透明絵の具と
不透明絵の具は
今日も
混ざり合うことなく
滲むことなく
にらみ合いで完結する
それを
重なりとは認めない
にまり
面相筆が盗み見
次は「あざ」でお願いします。
>>850 853
誰?なんなのさ?まったく
>>852 すみません。ギターのことを言ってるつもりでした。
857 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/12 13:09 ID:RxDij6Tu
生まれつきのあざが嫌いなの
右手首、目立つ所
だから私
右利きなのに
右手に腕時計
クセになった
だけどママが言った
これは神様のしるし
私が私である証
それから
少しだけすきになったあざと
今日も私は生きている
次は「スケート」
858 :
コタ:03/01/14 01:47 ID:q30R4lwC
「スケート」
乾いた氷は滑らない
スケートが滑るのは
エッジが摩擦熱で氷を溶かすから
それなら
私の肌は
何に摩擦されたのだろう
いつのま
溶けて
こんなに滑って
エッジのように
鋭い何かが
よぎったのだ
忘れてしまうほど
鋭い痛みを残して
ちょうど今
私の肌に軌跡を描いている
あなたの指のような
鋭い何かが
次は「夜空を見た」でお願い致します。
859 :
ビーンズクリーム:03/01/14 10:03 ID:08Jfc83N
「夜空を見た」
顔を頭上へ向ける
黒の空が広がる
空気摩擦で
ゆらゆらと瞬く星に
叶わないと
思いたくなくて
叶えてと
願った
ちぎった真綿の白が
口元から夜空へ
上っては消える
願いは
強く
あたしはただ
夜空を見ていた
----
次は「おはじき」でお願いします
860 :
名前はいらない:03/01/14 18:08 ID:03h8OF7y
青いみずがこぼれおちる
ぽしゃりぽしゃり ひろがる
まりをつくように
さりさりと
ざりざりと
ゆれる手のひら
おちるかげ すきとおって
やがて
はじける
次は「目覚めの祈りは」
窓際ベッドでまどろみ
透けて金色射し込み
天気予報を小耳に挟み
焦げた匂いはパンの耳
まぶたの色 ピンク色
祈り捧げて目覚めるんだ
もうちっと昇れよ 頼むぜ太陽
晴れろや
晴れるや
目覚めの祈りは ハレルヤー!
次は「遠浅」でお願いします。
862 :
ビーンズクリーム:03/01/14 22:52 ID:kxWI7P1s
細かな波が
織るように
凪ぐ、凪
どこまでも
青緑の
遠くに山が見えて
あれは
きっと
山脈
くるぶしまで
透明な波をかぶって
どこまでも歩く
長い人生を終えたあなたが
灰になった朝
あたしは
そんな夢をみた
----
次は「いま、まさに」でお願いします
唇はふさがったまま
ぼくは指先で話している
生き物の長い歴史
闇とともに始まったこの世のことわり
それと同じ強さで
輝いている きみの瞳
見つめられながら
ぼくはあいまいに話を終え
いま、まさに
固体は 液体になる
____
次は『刺激』で。
無機質な建築物の影に飲まれる群衆は皆、平和暈け
「何か面白いことは無いか?」そう云いながら
夜のネオン街を、当て所ももなく彷徨うばかりである
酒や誂えた快楽に溺れ 好き放題に遊び暮らす者共
道端に無造作に棄てられていく…自身の影は、
置き去りにされたままのあの日の心そのもの
わだかまりは絡まった糸屑のように、混沌と…
手当たり次第目の前にある壁を壊したい欲求と
何処にも戻れない気持ちが、焦燥感を生み出す
だいたい「愛情」という言葉なんて
ありきたりでピンとこないでしょ?
…欲しがってる。そうでしょう?一瞬だけの快感を。
いっそのこと取り返しのつかないくらい。もっと深く…
君とならそれでもイイという声が甘い誘惑が罪の始まり
次「パノラマ」でお願いします。
865 :
コタ:03/01/15 02:32 ID:IjWcP4XL
「パノラマ」
どうしていつも
記憶の中のものの方が
鮮やかなのだろう
金髪の人形
皿の上のジェリービーンズ
遊園地のメリーゴーラウンド
あの日
私を抱きしめた人の
肩越しに見上げた夜空
押し寄せる
詰め寄ってくる
圧倒的な風景
どうして
どうしていつも
私だけが見えないのだろう
次は「昼の月」でお願い致します。
866 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/15 10:17 ID:+Mqdz6wZ
白い月
夜の輝きはなく
そこに在るだけ
そう
誰から必要と
されている訳なく
ただ地上を
見つめている
いつも一緒で
いることが当たり前で
意識して大事だと
思えなかった
そんな友達が
白い煙になって
空へ還った日
高い高い煙突の横に
昼の月
初めて
失って初めて
大事だったんだと気付く
今でも空を見上げて
白い月を見つけると
儚かったあの子を思い出す
次は「セルフポートレート」
867 :
ビーンズクリーム:03/01/15 17:39 ID:+n2H1gnm
あなたが呼んだ時に
カシャリと
音が聞こえた気がした
たぶん
あなたの中に
あたしの笑い出す
一瞬前の顔が
焼き付いている
幼いあたしを
抱き上げて
桜の下で
薄い桃色と
薄い水色と
強い風
あなたが呼んだ気がして
振り向いた
たぶん
あたしの頬は桃色で
綿帽子の花嫁が
あなたの中に
焼き付いている
今日の佳き日
868 :
ビーンズクリーム:03/01/15 18:00 ID:+n2H1gnm
↑
すまんです。行が多くて一度に書き込めなかった。
次は、「蛍光灯」でお願いします。
いつもの午後
湿った空気、
雨を予感させる、どんよりとした灰色の雲
そんな薄暗いあたりの景色が
私の心を、重く、暗い意識の底に沈めていくのです
窓ガラスに映り込む蛍光灯の白い映像が、
まるで未確認飛行物体のようで
はっとする一瞬
やがて、心はまた、あこや貝のような
意識の殻に閉じ込もってしまうのだった
次は「サリドマイド」
870 :
名前はいらない:03/01/15 20:04 ID:wYxvo2Kc
駅を降りた所から 見渡せる団地
夕闇の中 窓辺から
蛍光灯の灯り
人々が帰る その中に
もう私の帰る家はない
けれど 今も 幼な子は
腹を空かせて あの中に
帰っていくのだろう
窓辺の灯りを 頼りにして
>お次は「大人」でお願いします。
871 :
名前はいらない:03/01/15 20:14 ID:wYxvo2Kc
>>870 です。
ごめんなさい。かぶってしまいました。
では、「サリドマイド」で
それは おそらく 誰も予想にしなかった事
長い年月の封印が切られて 新しい命が芽生えた
毒といわれた それも
一方では 命を助けるという
人間とはなんと 貪欲
人間とはなんと 恐ろしい
>お次は「大人」でお願いします。
872 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/01/16 09:50 ID:IHauOZsx
自分の行く先を
手探りで見つけだす
目的地目指すところ
きっとあの人
なりたい理想の
大人はと言われたら
今は迷わず彼女を指す
生きたいように
日々を過ごし
そんな彼女の
日常はきらきらして見えて
自分もいつか大人になり
道を歩き生きてくけど
今の気持ち忘れないで
憧れた人を目指そう
今はこんな子供でも
明日はだれも知らない
次は「水族館」
873 :
名前はいらない:03/01/16 16:01 ID:U+o/hm/C
君がいこうといったから 君がすきだといったから
君が楽しいといったから 君が素敵だといったから
だから僕はずっと我慢していた だから僕はずっと帰りたかった
もうすぐ限界がくるよ
たくさんの水が僕を襲ってきたらどうしよう
たくさんの魚が僕を襲ってきたらどうしよう
たくさんの水にのみこまれたらどうしよう
たくさんの魚にのみこまれたらどうしよう
たくさんの魚が僕を見ている たくさんの魚の口が動いてる
たくさんの魚の鱗が光ってる たくさんの魚が陰に隠れてる
水族館の水槽の中 音もなく 喜怒哀楽 生老病死 あふれかえる世界
874 :
名前はいらない:03/01/16 16:02 ID:U+o/hm/C
>次のお題は「磁石」
875 :
名前はいらない:03/01/16 16:15 ID:5dcd4ZDt
876 :
ビーンズクリーム:03/01/16 23:24 ID:qIPC+FJb
「磁石」
北からくる馬に乗って
空をめぐる
カラスがつついても
おかまいなしで
探し物がみつからない
南の風のにおいと
東の花のにおいと
あなたがいう
本当に確固たる心情を
もうずっと探している
あたしの右手には
磁石がついているのだから
あなたの場所は
いつでもわかる
あなたへ帰る磁石があるから
泣かずにそこで待っていて
探し物は見つからない
-----
次は、「こわがり」でお願いします
877 :
(。・_・。) ◆AaMV0hIAII :03/01/16 23:38 ID:BI98x8Lu
((こわがり))
急なむかい風によろめいて
のぼった坂をいっきに転がっていった
あっけなくて簡単で
喉のおくでのぼりつめたものが
ぷっつんと切れて楽になった
霧でぼやけた部屋の空気を
小さな窓から追い出して
そのあとおそったこの気持ちは
いったいなんだろう
********
「カーテン」でお願いします。
878 :
ビーンズクリーム:03/01/16 23:55 ID:qIPC+FJb
「カーテン」
風に舞った
の、かも
しれなかった
スカートのような
愛というより
やわらかな
くちづけならよかった
真剣な目が近付いて
耳たぶを噛んだ
破れそうな心臓が
恥ずかしくて
押し退けた肩のむこうで
ふわりと
夏がくる、と思った
----
次は、「蓋」でお願いします。
881 :
名前はいらない:03/01/17 00:16 ID:005QCSV0
お題 うんこ
882 :
「そして、また閉じた。」:03/01/17 05:35 ID:TVISPcKJ
オルゴールの蓋を開くと、
懐かしいメロディは耳に入ってくる。
あの頃に聴いていたのが、
同じメロディだったかを判断できる訳もなく。
ベットサイドの灰皿と空き瓶。
少しだけ飲み過ぎたらしい。
君の知っている私は、もういない。
君は、私の知っている君のままなのだろうか。
****
次は「キャンディ」でお願いします。
ふつうの女の子になりますと言ってた
あの子たち
今はどうしてるのかしら
ふつうのおばさんにはなれたのかしら
次は「F」でお願いします
あぼーん
885 :
名前はいらない:03/01/17 16:47 ID:tqL7eynu
"FABLE FACT"
幾つもの嘘で塗り固めた真実は闇の向こう
言葉で飾りたてた私の見窄らしさを許して
君は本当は優しい? 知った被らないで
振りをしているだけなら かなしいこと
I can't so much as write my dream...
I don't know what to coll your name.
「僕にだけ本当の話をこっそり教えてよ。」
次、"SC "でお願いします。
secret canon
蔦
灰皿 孫の目
喫茶店
管
昏睡 祖父 の目
脳外科
見詰める
喜
愛憎 寂
川、河 水
重なって
又、降る
次は「タワー」でお願いします。
望楼
岬にすくと立ちし望楼
忍び寄り立ち込むる夕靄
立ち込め
立ち込め
岬にすくと立ちし望楼
止む事無く打ち寄する静波
打ち寄せ
打ち寄せ
岬にすくと立ちし望楼
昔日彼方より思わるる人影
思われ
思われ
岬にすくと立ちし望楼
嗚呼望楼に月が昇る
次は「水仙」でお願いします。
888 :
Canopus ◆DYj1h.j3e. :03/01/19 09:39 ID:Ht7gPZRZ
『水仙』
あまりにささやかな事件だったので
ぼくはそれを忘れようとした
しんしんと降りゆく神話の雪のなか
ひっそりと川辺に咲いた一輪の水仙の
永遠に失われた視力を
愛するこだまを探し求める姿を
それは 春の訪れというには
あまりに哀しく ささやかな事件だったので
ぼくはそれを忘れようとした
次は「馬」でお願いします。
889 :
山崎渉:03/01/19 13:31 ID:33JLtwpT
(^^)
「馬」
嵐を従えて
睨みつけるお前を
たてがみを濡らして
豊かな陰影を地面に落とすお前を
見上げて
割れたヒズメへと
雫が伝って
晴れた草原を走る夢を見る
抱かれながら
お前に
次は「お皿」でお願いします。
きみは今朝出ていった
台所にはきみのつくった
最後のスパゲティーにラップがかかって
つめたいお皿のつめたいスパゲティー
温めなおそうかと手にとってみただけなのに
どうしてなみだがとまらないのかな
つぎは、「デジタル」で。
892 :
ビーンズクリーム:03/01/19 22:51 ID:ma0bs8GQ
「デジタル」
生温い東京の
明け方の舌の上で
味もないネスカフェが
最後の愛撫をねだる
労働の夜明け
今日も日が落ちて
また日付の変わるまで
どこかの着信音が
また
アナログの模倣
デジタルの申し子
まだ 指が君を覚えている
肌も番号も声も粘膜も
さして
音もなく
感覚より視覚の
「0:00」
また 今日が終わる
また 今日が始まる
-----
次は「前と後」でお願いします
893 :
コタ:03/01/21 02:05 ID:2Gi+AhlM
「思い出」
前に立って
口づける
後に回って
抱きすくめる
どちらも
おなじくらい
痛い
なのに
その感触でしか
あなたを
憶えられない
何もかも忘れてから
私を取り囲む
姿のない
あなた
なんだか舌足らずです。ごめんなさい。
次は「触角」でお願い致します。
894 :
名前はいらない:03/01/22 23:48 ID:Fj/31eer
age
「触角」
ふりふりふりふり
ひたひたひたひた
ちょんちょんちょんちょん
かさこそかさこそ
つんつんつん
ささささっ
ぴた
そろそろそろそろ
>>893 わかるよっ
次は「新発見」でお願いします。
靴の踵を踏むと
可笑しな窮屈感と
違和感がわたしを襲う
背も低く見える
いいことなんてなし
そう思っていたけど
何だろうな
わたしがそれをして
あの人がそれを見て
あの人が密かに笑いを堪えているのを
わたしが見て
思わずこの行動は
あの人の笑顔を創るものだと
そう思い込んでしまって
だからわたしは
さりげなく
靴の踵を踏んだりしてる
あの人に関する事柄だけの
発見という名の悪魔は
いつもわたしを惑わせて
わたしを可笑しな人間に変える
それこそ
今もわたしに襲い掛かる
可笑しな違和感に似て
次は 居場所 でお願いします。
897 :
is:03/01/23 11:08 ID:aGMKsV0O
この場所
炬燵の中
わたしのへや
この場所
道路のひかり
慣れてきた町
この場所
この世界
わたしの世界
わたしは立ち そして座る
わたしが思考する限り
わたしの居場所はここにあり
わたしが眠りに落ちるたび
わたがしみたいな眠りが甘い
Peace!!
お次は「真冬のイチゴ」で。
ねえこの果肉を
噛んで噛んで噛んで噛んで
赤とかピンクとか白とか全部
砕いて砕いて果汁を飛ばせて
寒いから ねえ早く
噛んで噛んで噛んで暖めて頬張って
凍えそうだから 早く
食べて
次は「おやすみなさい」でお願いします。
899 :
ビーンズクリーム:03/01/23 22:08 ID:nhR7yLi2
「おやすみなさい」
唇でまつげをつまんで
左の胸をかして
眠るまで
足を絡めて
胸の中に確かに海があって
今は静かな
そんなふうに触らないで
あたしの海が波立ってしまう
今日は
全部
愛やら恋やら
名前すら忘れて
おだやかに
明日は白の梅の花を見に行こう
おやすみ
おやすみなさい
-----
次は、「缶コーヒー」でお願いします
あの人の歌の中だけ時間が止まってる
死んでしまったから止まってるんだろう
昔は百円で買えた温もりも今は百二十円
誰もが大人を憎んでるうちに大人になって
絶対に大切だと思ったものも
いつか消えてしまうようなものばかりで
再び気付いた時には缶コーヒーは幾らになってる?
硝子を割るバイクを盗む家出の計画を立てる煙草を吸って逃げ場もない
君が大人になった時に缶コーヒーは幾らになってる?
次は「ヒステリック」でおながいします。
901 :
昼酔軒:03/01/24 18:02 ID:Y3zZkPMX
子供達が壊れていく
善悪も知らず 罪を犯す
ヒステリックな親達は
「家の子にかぎって」とだけ
底に何があるのか知らず
ヒステリックな学校は
「大人しい子供だったのに」
側面を見ただけで 何も知っちゃいない
騒ぐだけのマスコミ
みんながみんな ヒステリックなのさ
肝心の子供は 放って置かれたまんま
結局、事件はまたどこかで起きる
次は「儚い夢で」お願い致します
誰も知りません
ええ
本当のことなど誰にも知りようがないのです
冬の冷たさに凍えた蛍の群が
干からびた光で空から降ってきました
それは あまりに突然のことだったので
光の向こう側にいたあなたを見失ってしまったのです
一瞬 閃いたイメージを
私は責めるわけにはいきませんが
そのとき 死んだ光に魅せられた私を
私は許すわけにはいかないのです
あの夜 この手を取って あなたが言ってくれたこと
それを儚い夢にするわけには
いかないのです
あの夢の中で
私は光を蹴散らせて
あなたの元へ行かねばならなかったのです
それは 儚い夢で
よく分からなくなっちゃってスミマセン。
次は、「伝言ゲーム」でお願いします。
903 :
名前はいらない:03/01/25 01:54 ID:m1y95FZZ
二人でしても伝わらない
間に誰もいないのに
相手の気持ちが理解できない
悲しい伝言ゲーム
又の名を恋愛という
次は、「本当の気持ち」でお願いします。
904 :
is:03/01/25 22:01 ID:UhDitvzf
いつもいつもいつもね
笑うことしか出来なくて
あなたがいるのは幸せで
どんな会話も暖かいし
だけど本当は
それでもいつも考えていることは
あなたが
このまま死んでしまったらどうしよう
あなたが
私をここに置いて行ったらどうしよう
その不安と恐怖が
私をいっそう幸せにする
あなたの背中を見ながら 本当の気持ち。
とっても遅レスなのですが
>>823 Ippeiさんありがとうございました。
お次は「雪の味」でお願いします
905 :
うにれもん ◆pbunil/dMM :03/01/26 05:38 ID:lzWQJr4d
皮膚が冷えるまで雪の寒さに気付かなかった
そしていつの間にか雨に代わっていたことを知った
口を開けて 舌だして
じっと待っていた
それなのに こんな不条理 あっても あっても 可笑しくない
目の前で雪は雨になった
とても苦い味がした
私はまだ
雪の味を
知らない
次は「撲滅」でお願いします。
906 :
名前はいらない:03/01/26 05:51 ID:mUw8t5kQ
907 :
匿名サン:03/01/26 06:49 ID:6yVWTJAP
撲滅
撲滅せよ撲滅せよ
全てを破壊し
全てを抹殺せよ
信じる心も
敬う気持ちも 全ていらない
神はいない
だってあの日
彼女を私から永遠に奪ったのは
神様自身だった
神様だったんだ
次は「明日」でお願いします
908 :
快楽童子:03/01/26 09:01 ID:NDL69EIi
「明日」
昏く 湿った 花園を 歩く
見つけるんだ 白い壁を わらわれながら
見つけるんだ 白い壁を からかわれながら
気の遠くなるような花びらが二人を祝福している
背景に塗られた黒が二人を照らしている
昏く 湿った 花園を 歩く
のいてくれ 秘密を握った 草花たちよ
のいてくれ 獲物を狙った 羽虫たちよ
たまりかねた私は
あなたの白い頬を
たたいて
昏く 湿った 花園 で
手を伸ばせば届きそうな所で へたりこんだキャミソールが まだ私をゆびさしている
くちびるから垂れた唾液が うつくしくみえた 時に爆笑する細い肩紐に 欲情した
そう 早くさがそう 壁を 早くさがそう
その向こうにある 絶望を
求めて
>次は「変態」で
909 :
モゲラ:03/01/26 10:41 ID:v9YkFcKs
僕を酷い気持ちにさせてくれ
僕を傷つけてくれ
僕を殺してくれないか
僕は狂ったわけじゃない
こんなに君が好きなだけ
<憎悪>
次は「憎悪」ってことですか?
911 :
コタ:03/01/26 23:44 ID:HgAyqlG9
>910
そのようですね。
Ippeiさん、お書きになりますか?
「朱雀大路」
憎む
飢餓を
狐狸が棲む
盗人が棲む
顧みる者がない里は
さびれ 荒れ果て 朽ちて行く
棄てられた
引き取り手のない死体
死人の肉を啄む獣らの声が
闇に包まれた 朱雀大路に響き渡る
悪あがきをした所で 朱雀大路に降る雨は やまない
次は「鎧」
913 :
コタ:03/01/27 03:12 ID:yVHvu7k7
私は爪の先に鎧を着け
何枚も何枚も着け
その重みを速度に変えてあなたを
私は髪を鎧の中に仕舞い
厳重に厳重に仕舞い
一筋たりとも絡みつかぬ用心であなたを
殺そうと思ったのだった
私の爪の先から鎧が剥がれ
寒い青の鱗のように剥がれ
こそげ落としてまで剥き出しにされてあなたに
私の髪は鎧の中からはみ出し
押し込んでも押し込んでもはみ出し
わざわざ自分を縛り付けにいくようにしてあなたに
曝け出されているのだった
失敗したレジスタンス
なんと無様な死に損ない様の私
最後の慈愛が あなた とどめの一撃
>911に余計なレスをつけました。ごめんなさい。
次は「スプーンの背」でお願い致します。
914 :
コタ:03/01/27 03:13 ID:yVHvu7k7
うっ、最後の一行も、前行と同じく末尾揃えにしたかったのに、なぜ?
すみませんでした。
次は「スプーンの背」でよろしくどうぞ。
腹を抱えて笑うピエロを
私が見ていた
銀に映る彼を
誰が見ていた?
魚眼レンズの群れはまぼろし
玉乗りライオンだけが
眼球に閉じ込める
彎曲に歪んだ
彼を誰が見ていた
硝子に叩きつける雨の雫
木枠に染みるざんばらな光り
背中越しに映った
ふたつ穴の彼を
誰が見ていた?
転がる死体は
私を見ていた?
血溜り淀んだ中
スプーンの背の赤を
今誰が見てる?
次は「解読不能」でお願いします。
なにがしたいんだろう?
「わたしは」
そう言いながらも
なにかをしてる。
「あなたも」
*************
次のお題「メニュー」でお願い。
917 :
コタ:03/01/29 23:36 ID:SWtAJvf7
「メニュー」
わたしにできることを
ここにすべて並べた
あまりにも味気なくて
せめて金文字で飾った
どうせ
さして役に立たないことばかり
神様がメニューを手に取ったけれど
どうも注文を決めかねる
昼下がりの白い部屋の底で
神様は長い長いことメニューを眺め
仰った 静かに微笑みながら
「お水をお飲みなさい」
>895のIppeiさま
いまさらで失礼ですが、コメントくださってありがとうございました。
次は「ファストフードで満腹」でお願い致します。
くそ 折りたたみ傘め
肝心な時に鞄に無い
そういえば昼をまだ食ってない
4時…いらいらするはずだ
えー ハンバーガー4つとマックスターをバリューセットで
爽健美茶で あとナゲットを バーベキューソースで
あ、ポテトは塩多めで ケチャップ下さい
ああ この安っぽい油の臭い
最高に有害なジャンクフード
たまらん
とりあえずハンバーガーを2個処理
ポテトを紙の上に広げ 隅にケチャップの山
ナゲットにソースをつけ頬張る
マックスターをペロリ
残ったナゲットと2つのハンバーガーもペロリ
マックインフォメーション
へえ マトリックスの2が出るんだ
うわ、ダサ 超笑える
等速跳躍!さすが電脳世界!勘弁しる!
テキストに目を通しつつポテトを一本一本片づける
下っ腐
次は「充電」でおねがいします。
>>917のコタ氏
いえいえとんでもない。ちなみに
>>911のときはぷらら規制でカキコ出来なかったんです。
ごめんなさい。そして早レスありがとうございました。
俺の携帯は
電池が限界になるまで言わない。
限界になってはじめて
「じゅ・・・充電して下さ・・・」
ぴーーーーーーーーーーーーーー
あ、死んだ。
我慢しないでもっと早く言えよ、って言いながら
俺は充電してやるんだ。
ううーん 思い通りの言葉が出てこない・・・
次は「武器」でお願いします。
鉈を持ちつつ
背後に首をやる
殺伐と灰色だけが
原を覆う
切付け合う視線を無視して
血の滴る頬を擦る
種子島の
ハイカラな武器は
それでも狂気を止めず
独裁者に無機質に
尚媚を売っているように
私には見えた
自由など
領地など
之ほどまで
無駄でしかないものを
貪欲に求めて
次は 密室 で。お願いします。
921 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/02 00:21 ID:S4TbFwbG
あたしは密室にいる
出口も入口も無く
窓も扉も無い
あたしはここにいる
いつからいるかは知らない
出る方法も知らない
そして
出る気も無い
息もしないし
何も食べないし
寝ることもないし
多分あたしは死んでる
ただ座ったままで
もう見えない瞳で
一点を見つめるだけ
ここは
ガラスケース
あたしは
誰かの気持ちのミイラ
次は「小さな手」
922 :
コタ:03/02/03 22:56 ID:2QseZ83h
痛みを伴う細い月
宵の窓辺で
あなたの小さな手を夢見た
冷たい風の中で
ガラスのようなきららが
あなたの小さな手からは溢れて
溢れて
溢れて
止まらなかった
私はそれを掬い止めること
叶わず
ささやかな頬の熱
あなたの小さな手が触れた跡を抱いて
あなたの小さな手を夢見た
>918 Ippeiさま
ご丁寧にありがとうございます。作品、「下っ腐」とは凄いΣ(゚д゚)オソレイリマシタ
次は「霜柱」でお願いします。失礼致しました。
田なかの小みちはきっしきっしさっくさっく
しもばしらふんできっしきっしさっくさっく
朝のさんぽみち
林のこずえはすっくすっくつんつん
葉っぱをおとしてすっくすっくつんつん
どこまでも青いそら
こだちの上からぴぃぴぃちぃちぃ
小鳥がうたうよぴぃぴぃちぃちぃ
かわいいおんがくか
田なかの小みちはきっしきっしさっくさっく
しもばしらふんできっしきっしさっくさっく
朝のさんぽみち
次は「コートの襟」でお願いします。
924 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/06 11:18 ID:9EImvsmP
襟にボアのついた
コートを買ったの
ふわふわであったかくて
とっても可愛いの
お店で一目惚れして
衝動買い
ちょっと高かったけど
お気に入りなの
でも取り外しできるから
襟からボアを外したまま
だって
コートの襟をすっきりさせて
君からもらったマフラーを
いつも巻いていたいから
次は「ハガキ」
925 :
ぱん田:03/02/06 11:51 ID:S/vdCirZ
それは。ことり。と届いた。
四角い紙。
文字という記号の羅列。
すぐにでも破り捨てられそうな
「葉書」と書く、それ。
嗚呼
こんなものでも
あたしの心を満たしてくれる。
***
次の御題は「水」で。
ぬるり
どろり
固体と
液体の
はざま
私が
流した
涙は
ひたひた
溢れて
月と
一緒に
バケツに
漬かる
月は
私の
涙で
今日
塩味の
雨を
降らし
海は
真水に
染まって
ゆく
…。
次は 濁色の石 でお願いします。
927 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/09 22:21 ID:Usi4gI8V
それは私かもしれない
光るわけでも
透き通るわけでも
好まれるわけでもなく
ただ転がって
果てしのない終わりを
待っているような
だから私は
川原で見つけた
濁色の石を
私の心の中に
転がしておくことにした
私の中の黒い暗い濁った
そんな部分を石のように固くして
転がしておくことにした
次は「トカゲ」
たまごを孵した
小学生のころ
教室のうしろの水槽で
ちいさいちいさいそれは
まるでおとなのミニチュアみたいで
しっぽをぴくんぴくんさせる
孵ったばかりでも
しっぽは切れるのだろうか
むかしのあたしはそう思って
しっぽをもってぶんぶんふりまわした
でもしっぽは切れなかった
そのあと
孵ったばかりのとかげは
なにごともなかったように
水槽のすみに落ち着いていた
じっとみていたあたしはつまらなくて
もういちど水槽からとかげをつまみあげて
3階の教室の窓から
おもいっきり放り投げた
ソフトボール投げも
遠くに投げられないあたしの肩じゃ
とかげはぜんぜん遠くにとんでゆかなくて
そのしっぽすら切ることができない
---
つぎは「雨の朝」
929 :
コタ:03/02/11 03:21 ID:qgGHfond
「雨の朝」
膝に触れていた肌を探す
伸ばした腕に
冷たいシーツの窪み
いつもいつも
グレーの朝
まるで
夜が明けないみたいに
部屋の中には足跡はなく
ドアを出てから濡れた足跡が続いた
ひやひや。次は「浮遊」でお願い致します。
浮かぶ 春
一本のベルで
心臓が小鳥になりました
プロペラのように
羽根の唸る音が爪先に届き
私だけの地震で
この星の原子がひとつ変化しました
ついに灰色の角膜が剥がれたのです
行くしかないのです
子供たちと黄色い風船
向こうの歩道橋に 何かが反射している
誰ですか そこに行ってもいいですか
心地よい 薄布のはためき
そっと 触れてもいいですか
次は「懐かしさ」で
暦に従って季節は移っていくけれど
僕は時間に流されるだけで
ここ幾日か微熱は続く
雨音が遠くで聞こえる
なぜか夏の夜を思い出す
弟と布団を並べて眠っていた頃
橙の豆電球とその向こうに天井の染み
タオルケットの肌触り
目を瞑れば
弟の寝息と裏の田に住む蛙の鳴き声
そして雨音
近くの音と遠くの音、空間を感じさせて
土壁も軋む床も雨戸も憎い天井も取り払って
僕は飛んでいく
そう
あの頃、僕は空を飛んでいた
雨降らす雲の上、月夜の下を
誰もが年老いて、消えていく
たまにはいいと思う
懐かしい思い出を取り出して
せめて自分だけでも
それでいいと思う
次は「沖縄」でお願いします。
「沖縄」
原色の空気と異色の食べ物
目に奇妙と映る物全てが私を癒してくれる
同じようでいてはっきりと違う
同じようでいてはっきりと違う
人々も言葉も土地も思想も
意味だけ求めていてはとても捕まえられない
次のタイトルは「薔薇と月」で
934 :
ビーンズクリーム:03/02/14 01:28 ID:J4zx1PkD
愛でるものの対象ならば 月を
選ぼう
裏側の闇は見ないように
クレーターのふちを
指でなぞる
泡立つ背骨の感覚が
透明なゼリーを産んで
気高く香るものの代償ならば 薔薇を
撫でよう
無造作に掴んで棘をも受け入れて
唇すら差し出す
膝をついてお願いしている
救ってくれないか
救ってくれないか
----
なんか意味不明になっちまいました(汗
次は「地下鉄」でお願いします
935 :
ベン:03/02/14 02:24 ID:lVnmoQiZ
急いで乗り込んだ車内は多少混雑していた
そんな時は左手で手摺りをしっかり握り
ペニスをいじり続けるんだ
濃い肌色を
みせつけるように
いつもの地下鉄の車内で
いつもの朝のご挨拶
以上
次は『始業時間』でお願いします。
936 :
autumn:03/02/14 05:45 ID:Id3tKo1e
改札のざわめきが遠くへ去り
時がまどろみを取り戻して待合を満たす
空っぽになった電車の中へ光がふりそそぎ
ほんやり、とまぶしくなる
寒気と温もりのはざまで
車掌のアナウンスがひびく
冬の朝、ちょうど始業時間くらいの電車に乗るのが好きだ
次は、『岩と島』でお願いします。
937 :
名前はいらない:03/02/14 07:58 ID:Qj60P4/7
君の靴紐がとれてた あの日の
坂道の交差点 横目に
歩き出す 意味は 知らない
そのままで良かった
いつも反れた道 右へ
そこまででいつも迷って 迷って
なしくずしに 夏が来る
雨の匂いが する
振り返る意味 知らなくて
恐いのだと思った
暗い 下駄箱
次は「せきれい星」でお願いします。
938 :
名前はいらない:03/02/14 11:36 ID:5CpJ5IoH
「鶺鴒」
見て 星が砕けて散っていく様を
微かに蒼く その光りを揺らして
やがて消えていった あの日の声
星は 瞬く間に羽ばたきを絶やし
ゆっくりと沈む 地平線に刺さる
あの闇の向こう 落とした羽根は
やがて朱に染まる そして消える
次は「夜想曲」で、お願いします。
939 :
名前はいらない:03/02/14 12:32 ID:8eJKNm8S
オレンジ色の空が
ネイビーブルーに変わり
蛍光灯の星ぼしが町並みを照らした。
今日はどんな夢を見よう
あの時交わした約束を思うは
消え去りし日の面影をなぞらえるかのよう。
夜想曲は塗り替える。
過去においてきた思い出さえも。
次は雫
940 :
名前はいらない:03/02/14 14:54 ID:CRo8l73q
鈴虫は昨日まで夢をみてた
うれしくもなく 悲しくもなく
ただ泣いてた
なぜだろう?
悲しくて泣いてた?
うれしくて泣いてた?
あの子にきいてみようよ。
あの子にしかわからない
一粒のやさしさ。
次は 初春で。
941 :
名前はいらない:03/02/14 19:48 ID:Nh4nvNzr
初春 このスレに言葉補充
桜咲く かすかなる色 明日はなる実を
思い重いカバン画板用意し押韻し調子いい
桜咲く まだまだだ カサカサだ 声はガラガラだ
インフルエンザ 韻踏む検査
に利用しちゃった 日曜になった?
まだまだ はいっ、次飾る ぶちかます
942 :
941:03/02/14 19:52 ID:Nh4nvNzr
次は「韻鏡」で
943 :
ぶれんど豆:03/02/18 23:18 ID:3kwu+kJs
前世 夢に見て 女
汽車にて走りて
スウツにて
ビロオドにて
抱き寄せて
更に前世 されどまた夢
口寄せて 女
何ぞ ささやく
指にてなぞりて 唇
瞳に読みて 涙
韻鏡に引く 女 その言葉
生まれ転じて巡りて逢いて 何時も輪廻
現世 大陸より春が来る
黄沙にて春霞
ゆめうつつ
夢現
次は「サスペンス」でお願いします。
やってしまった
だって愛情あるし
片手にゃ切り傷 僕がつけたんだよ
そんな君は美しい
愛してると僕がささやく
君は僕を切りつける
僕は喜ぶ でも、君は僕なんだ
でも僕は君じゃない
片手にゃきり傷僕がつけたんだ
ーこのあと二人は・・・?(つづく)
「ああ、おもしろかった。さて、掃除しなくちゃ」
テレビを見ていた主婦。
「あんなことありえないよねぇ」
ベランダには子供の死骸があった
次は「スカーフ」で
滑り込ませるようにして
なだらかに布を差し込む
トレーシングペーパーのような
黄色い布を巻き込む
君がぼくを見つけて
刀で継ぎ目を切り取った
その布が本来の意味を果たせずに
ちぎれていくのを見て
ぼくは悲しくて
分からなくなって
ただ咳と吐き気を繰り返し
君に折檻を受けていた
そして擦り切れたノートに
赤ペンで30個目のバツを付けた
次は 死に方 でお願いします。
946 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/22 04:41 ID:nmU1wiju
死に方を選ぼうと思った
悪いことをしてはいけないと諭してくれたおばあちゃんは
仕事をしてない叔父さんに年金目当てに殺された
布団の中での餓死だった
そんな叔父さんを今度は苦労人の叔母さんが
保険金目当てに殺した
何年もかけて少しずつ食事に砒素を盛ったって
すっかり派手になった叔母さんは
年下の浮気相手に殺された
別れたかった一心でおなかをナイフでぶすりと刺した
それを見てしまった従弟に浮気相手は殺された
やらなきゃやられると正当防衛
叔母さんの血で滑ったところを必死で刺したって
その話を従弟に聞いて
どんな気分?って聞いたの
教えてくれなかったから自分でやってみることにした
小さな小さな従弟の肩を階段の上から押してみた
踊り場でぐにゃりと曲がってもつれたマリオネットみたい
私は
死に方を選ぼうと思った
次は「椅子」
947 :
名前はいらない:03/02/22 05:58 ID:bV9T60nX
おばあちゃんはいつも
窓ぎわの 木漏れ日椅子 に座っている
ふんわり揺れて 僕を手招き
あたまをなでて 飴玉をくれる
おばあちゃんは時々
むかしむかしの戦争の話をする
おっきな爆弾が落ちてきたんだよ と話す
僕は ふぅん といって
ガリガリと飴玉を噛み砕く
おばあちゃんはいつも
窓ぎわの 木漏れ日椅子 に座っている
ふんわりゆれて・・・
●次は「名前」でおねがいします。
名前の無いものは無いと言う状態が無い、が名前の無い物なのだ
或いは有ると言う状態が無いのだ、しかし有ると言う状態が無い物なのだ
名前が有ると言うのはどちらも有ると言う事なのだ
だがどちらも有るだけで無くない事も無ければ矛盾が生じるのだ
神が混沌と平定の狭間に人を置いたから
人は狭間のものしか見えないのだ
逆に言えば人は狭間以外を知った時
人は人ではなくなるのだ
人で無くなった人は人ではないからそれらを理解して良くまた理解できるのだ
しかしそれは人でありそれは理解できないのだ
あぁ言葉の中に埋もれるのはただ単純な物さえ示す事が出来ない矛盾なのだ
名前とは矛盾の渦の中に在るのだ
人であるものには名前は分からない物なのだ
次のお題は「人」
949 :
名前は知らない:03/02/23 02:14 ID:QMWp9/m5
1、空き缶が転がって来た時
私は「ぐぅっ」小さく叫び 後ずさりました
カランカランと転がる缶
気になって仕方がないのですが 動けませんでした
2、空き缶が転がって来た時
私は「ぐぅっ」と小さく叫び 後ずさりました
カランカランと転がる缶
気になって仕方がないので 恐る恐る近寄りました
1は飼うには不適格
2は飼うには適格 「愛犬購入のポイント」
……人見知りする性格でも 一旦友だちになったら永遠に友達だよ
950 :
名前は知らない:03/02/23 02:24 ID:QMWp9/m5
次のお題は「鯉のぼり」
951 :
autumn:03/02/23 17:53 ID:+5a5AuMq
わたる高風
たなびく雲に
ことしも立ててみました
鯉のぼり
いちねん前の
端午の節句に
お祖父さまがくだすった
鯉のぼり
両手ひろげて
空みあげながら
あなたはうれしそうに叫んでいた
「こいののり」
未練がましいからやめなさいと
お父さまには怒られました
けれどどこかものさびしくて
立ててみました鯉のぼり
あちらのお節句はどうですか
あなたの初盆まだですけれど
このお空を泳いで帰ってきてくれませんか
この鯉のぼりを目印に
952 :
autumn:03/02/23 17:55 ID:+5a5AuMq
次は「ひなまつり」でお願いします。
匂い立つ 春
懐かしすぎる 淡い色の梅
鼻につく 防虫剤の香り
退化する己の心と
はしゃぐ血を分けた幼子
気品漂う 雛人形の横顔
育ち行く 我が子に
その微笑み重ねて
柔らかい髪を そっと撫でた
次は
「恋人と仲直り」
でお願いします。
ねえ、そんな都合のいいことってあるの?
君の裏切りを許せるほど寛容な男じゃないんだ
ああ、でも君の泣き顔
見ているのが、悲しい
ああ、でも許すのは悔しい、ので
まだほうっておこう
ああ、木漏れ日がまぶしい
次は電気機器でお願いします
冷たい外見に
簡単に扱える 中身
便利だね 何よりも
君なしでは皆生きていけない
人の生活を楽にして
人の心をいやしくした張本人
土に還らない 無表情の塊
次は「赤い花」でお願いします。
何もない緑の草原で
白い蝶がひとり
飛びつづける
あの日見た
赤い花もとめて
飛びつづける
次は「ボクサー」でお願いします。
染まらない 濃紺のシルエット
強くなるためじゃなく
白を 黒を すり抜ける
拳、握り締めて
焼き尽くす奔流 狂おしい程に
選び出す孤高
この身すら跡形も無く
切り裂いた壁 影の形
ただ その一瞬に
次は「反略奪派宣言」
958 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/26 16:29 ID:47E0lXmR
知っているわ
あなたはボクサー
自分の夢を追いかけた
知っていたわ
私は女
現実しか見えなくて
今はもう
ブラウン管の向こうで
血を流すあなたを
心配することしかできないけど
知っていてね
あなたと私の人生は
一度だけ交差したから
次は「菜の花」
959 :
まいむまいむ ◆jUZB7P7aBI :03/02/26 17:07 ID:j/nLR6FI
かぶったので前の人のお題で
960 :
飢饉 ◆tsQRBnY96M :03/02/26 22:13 ID:EtHRJ+9y
花婿が花嫁を抱きあげ 新居の敷き居をまたぐ
…略奪に他ならない
―紀元前753年 ロムルスはパラティーノの丘に城壁を築き
ローマ建国の意思表示
大多数が男で構成されていたローマ 女の補充を謀るため
サビーニ族の女を強奪
怒り心頭、サビーニ族の男達 女の返還要求したのさ
対するローマの男達 結婚式をあげました
千年に及ぶ大帝国の繁栄は
略奪なしでは語れない
花婿が花嫁を抱き上げ、新居の敷き居をまたぐ
…略奪愛に他ならない
次のお題は「剥奪」
961 :
名前はいらない:03/02/26 22:36 ID:nHgx4Zox
とりあげられたのさ、ああとりあげられたさ、おれがなにしたっていうんだ、なにもしちゃいないさ、はたらかざるものくうべからず 次ぎ「図星」
962 :
名前はいらない:03/02/26 23:49 ID:4D9OUyAW
「働くふりをすれども 働くふりをすれども
我が暮らし 楽にならざり」
暮らしが向上しなくて当然だ
中退後、恋愛に走った啄木よ
短針が くるりと一周
拘束時間 長い 長い
実務時間 短い 短い
貧しくて 当然だ
「働けど 働けど・・・」
次のお題は「ねん挫」
963 :
ハサキ:03/02/27 00:03 ID:d1ReCG1i
引き摺って
堪えて
現実は水の様で
捕らえ所が無い冷たい底
比例して 足の熱さ
はまだ冷める気配は無い
次のお題は「ピエロ」でお願いします。
964 :
名前はいらない:03/02/27 00:18 ID:7zQcRRXN
あの縦縞の衣裳
なぜ縦縞か知っているか?
刑務所の囚人 よこ縞の服を着せられる
鉄格子の向こうから見ると
チェックだ
逃亡してもすぐにわかるように
チェックなのさ
なぜピエロが縦縞の服なのか
知ってるかい?
王様の側にいるから
罪人にならないのさ
誰も罪をとがめられないのさ
愚かなピエロが今日もおどけている 次のお題は「登録」
朝起きると隣に女友達
(登録しますか?)
パンツ履いてない女友達
(登録しますか?)
好きでも嫌いでもない顔だち
(登録しますか?)
どちらにしても安いセックス
(登録しますか?)
それも運命と
開き直る前に
(消去しました)
_____
次のお題は「理科」
愛の入ったビーカーの中に
嫉妬と憎しみを数滴入れて
反応を見て
立ち上る煙を
どうか そのまま吸い込まないで
心の窓を開けて 換気をしたなら
覚悟を決めて 手で扇いで嗅いでみて
様々に色変わってゆく 心模様
化学式では表せない 曖昧さと複雑さ
一定しない恋愛事の結晶は
そう簡単に解るモンじゃない
次は「オアシス」でお願いします。
967 :
密子 ◆xbEQQRP33c :03/02/28 00:27 ID:iN015Yfv
オパールの指輪をはめた少女 お母さんの借り物かな
「ア、オパール取れちゃった!」
シビアだね オパール転がり 溝に落ちた
すみません 手助けできず すみません 次は「公僕」
大声で
ありがとうというと
何を唐突にと
目をきょとんとさせる
その顔に
やはり私は
感謝を絶やさずには
いられなくなる
次は インク でお願いします。
969 :
飢饉 ◆tsQRBnY96M :03/02/28 01:09 ID:CR4PvQlR
介錯なしで切腹を成功させる秘けつ
強い精神力
丈夫な肉体
切れ味の良い小刀
西郷隆盛、武市半平太…十文字、一文字を三回繰り返し 割腹
一文字すら満足に切れず 死ぬ武士が圧倒的さ
介錯なしの切腹を強要した土方は田舎侍
血しぶきは赤
インクの赤
次のお題は「光彩」
970 :
昼酔軒@見習い:03/02/28 08:12 ID:F+Sfy943
黒尽くめの世界は何も見えやしない
白尽くめの世界は眩しいだけ
赤尽くめの世界はけばけばしいだけ
青尽くめの世界はどこか悲しい
緑尽くめの世界は退屈すぎて
沢山の色が光彩を放ち
沢山の色が虹彩に飛び込む
だから、今日もちょっとした光景が
微妙に表情を変えてくれるから
この世界の景色に退屈し続けることは無い
次のお題は「クリムゾン」でお願い致します。
971 :
つたない文章で失礼:03/02/28 10:03 ID:cTKukdXk
君の口紅の色
君の抱える花の色
君の大好きなケーキの色
君が僕にくれた恋の魔法
僕の世界は君の色に染まり続ける
次のお題は「猫」でお願いします
972 :
名前はいらない:03/02/28 12:07 ID:ZiyAn5Tu
爪はちゃんと切ろう
歯磨きもちゃんとしよう
口くちゃい 最強
お前も磨けよ。
次「3月」ね。
973 :
快楽童子:03/02/28 15:25 ID:NMKG39Xv
三月に来るといっていたあの人は まだこない
代表的弥生人顔のあの人は農作業を見ると血が騒いだ記憶がするようで いね、いね、と言っていた
玄関口では三月を告げる靴ベラが鳴っているのに まだこない
きゅ きゅ きゅ
次の三月はもうこないことを知っているはずなのに トチ狂ってトチの実食うようなおバカさんはほうっておこうかしら
『三月』という標識の角でその顔をみつけた時 ちょうど『四月』に変わる寸前だったので せかしたのに
きゅ きゅ きゅ
次は「ロードランナー」
974 :
ミンチ ◆jvBtlIEUc6 :03/02/28 23:34 ID:o7CtIvHj
「メロス以下」
俺は激怒した
なぜ走らなければならない この俺が
誰のために?
自分のためじゃない
俺は望んで走っているわけではない
誰かのために走る 糞くらえだ
俺は俺のために走る
次は「チャップリン」
975 :
ラッキーアイテム:03/03/01 15:06 ID:7pAqWSg/
976 :
名前はいらない:03/03/01 18:54 ID:ed7rrS7j
あなたは楽しい人
いつもみんなの人気もの。
あなたは悲しい人
本当はずっと独りぼっち。
あなたは美しい人
誰かのために今日も演じ続ける。
あなたの名前はチャップリン。
本当の名前はチャップリン。
「卵」
その殻を破って 出てくる何かに
憧れや好奇心、恐怖や魅力を感じる
無い物ねだりで 何か希望を持ったりして。
もしも 火を噴くものだったら
もしも この世の物とは思えないほど美しい物だったとしたら
もしも 得体の知れない奇妙な物だったとしたならば
のぞき込んでみる人間の顔を楽しむのは
身を隠している何か
火を噴くぞ 魅了してあげる 驚かせようか
動き出すその前に
その好奇心は安全なものなのか
興味を持っても良いことなのか
よく かんがえてごらんよ
ほら 卵が割れる。
次は、「心の冷え性」でお願いします。
978 :
◆WTkSZHjrL. :03/03/01 23:30 ID:6wHJZtrd
あったかい、あなたのてのひら、すき。
わたしはすぐに つめたくなってしまうから
はなさないで、おねがいよ ずっとあたためて
ゆうひがしずんでも からすがさみしそうにないても
あなたがつなぐゆびを ずっとにぎりしめていたいわ
次は「最後の嘘」でお願いしまっす。
979 :
ミンチ ◆jvBtlIEUc6 :03/03/02 00:50 ID:1u/MIuDj
「気付かないフリ」
指きりげんまん
嘘ついたら 針千本飲ます “指切った”
俺への同情心からか?
グロテスクなものはご免だね
かごめ かごめ 籠の中の鳥は
いつ いつ 出会う 夜明けの晩に
鶴と亀が滑った 後ろの正面 だぁれ 君は誰よ?
人材今年4500人中500人リストラ予定
傾くまでの月を見しかな… 次は「極楽浄土」
理性を無くし
情欲に溺れ
極楽浄土の時を刻む
熱い鼓動
幸福と快楽を見間違い
溺死しかけたボクの頭上
冷たい雨が止めを刺す
次は「傘」でお願いします
雨 降り止まず
黒色の傘を離せずに
人気無い路地を長靴で
びちゃびちゃびちゃ と
深い溜りを荒らして歩く
雨垂れ柳を見つけては
真下に立って跳ね
傘と同じ色の猫を見つけては
Kと呼んで封筒を差し出す
ぼたぼたと
雫は落ちることを止めず
私もまた
滑稽な言動を止めずに
靴下に染み出す泥や
赤いコートに跳ねた水も
同じように呆れを
止めずに私に纏わりつく
艶やかな街角とは
かけ離れ過ぎた黒色の傘
艶やかな街角から
忘れ去られた古い路地
同調を求めず
されど同意を計り
腕に取り付けられた
機械的な時計を
私は水溜りに捨てた
次は 白昼夢 でお願いします。
982 :
◆WTkSZHjrL. :03/03/02 13:02 ID:njHcmDdm
はじまり照らす真昼の闇
眩暈覚えた胸に問う
全て夢だったと分かるまで
3年もかかってしまった
>>983 「合図」
うごかず自滅
うごけば破滅
カウントダウンは尻に
自滅 をひっさげて
一昨日より昨日より短くなる
あわてて逃げる先は断崖で
破滅 がてまねいて
一昨日より昨日より深くなる
自滅と破滅のせんたくをせまられ
考えられるのは 可能性 のみ
うごかず確実にくる 自滅
うごけば奇跡を含む 破滅
飛べ!
>次詩人
「攫う(さらう)」
遅い昼に
目を覚まし
何げなく
>>981詩を読んでしまった
私の意識は
胸座をつかまれ攫われ
再び見た夢へと引き戻された
その私の足跡の中には
もう泡の泥水が溜まっていて
ささくれの雨は
肋骨の隙間から心の臓を突き刺し続けた
そして半分しか光を受けない目で無理やり
コメディアンの様に笑い
顔面からその場に倒れこむ
口一杯に含んだ泥は全部
はだけた黄色い傘の内側にぶちまけてやった
そいつは骨が壊れていて
いつ後ろに居る人の目を潰そうかと
ワクワクしている
俺の友達
なんだか楽しい
なんだか楽しい
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>>981詩イイ!
次は、「携帯の着信音が怖い」でお願いしますです。
985 :
:03/03/02 15:56 ID:qT6/TyRa
大好きな人が出来る度
その人の着信音考えに考えて
流行の曲でないものを
キーは低くなく高くなく
そして少しずつ
大好きな曲が数を減らす
大嫌いになって
それも大嫌いになって
あの時あんな気持で聴いていた着信
いまでは朝の目覚ましみたいに怖い
>おつぎ
「手に入れる」で宜しくです。
986 :
◆WTkSZHjrL. :03/03/02 16:06 ID:910Srw7N
今日も私のご機嫌とり
何が欲しい?どこに行きたい?
自分は何も捨てないで、私の心だけ手に入れようとする
薬指に光る指輪がしゃくで、冗談半分で言ってやったわ
「婚姻届にはんこを頂戴」
半分本気だけどね
>>987 「微熱」
987 :
コタ:03/03/03 02:51 ID:yzYdy3Zv
あるかなきか
僅かに熱を出した
お前を引き寄せて
掌に
唇を包む
密やかな
呼吸のはやさ
お前の潤み目の中で
夜が漂う
頬を胸につけて
お前の熱を吸う
午前三時
夜が明けたら
お前はいつものお前の顔で
大丈夫 と笑うのだろう
耳朶が朝焼けに染まる前に
言おう
お前が
好きだ
次のお題は「鋼鉄」でお願い致します。
「鋼鉄」
にんげんは燃えるの
炭になるの
炭ってなぁに
たんそデス
炭素の原子記号も知らないような明かぬ時代の記憶には
裏庭の奥の出来立てのアパート,工事中
コンクリートの壁と綱渡りしながら
十字架目指してほいほいほい
みあげたときには 凄かったものだ
そらへと続く 懺悔の証
来たるゆうひに映え映えと
つよくひかった感がある
にんげんってたんそなの
そう なんじゃなーい?
じゃあたんそがちいさいと にんげんじゃないの?
―強かった十字架
あれからにんげんはいただろうか
黒々とした黒檀のイメージしかないものが
にんげんには多いのだ
―――――――
即興失礼。 次はーー「最低」
次でそろそろ新スレにしたほうが、、、ねぇ?
「最低」
僕は嘘なんて突かない
僕は君を悲しませない
僕は今も頑張っている
僕は君を大切にする
僕はあまり強くない
僕は嘘をついている
僕は秘密を持っている
僕は負けるのが怖い
僕は花粉症で
僕は涙腺が緩くて
僕は運動が得意で
僕は勉強が苦手で
僕は僕を赦せない
僕は君を愛せない
僕は最高にはなれない
僕は平凡にしかなれない
最低なのは
一言目が「僕は」から始まる事だ
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次は「手品」で。
っていうか次スレですか?
んじゃ次スレに移しますね,勝手に(汗
−−−−−スレ立て終わり。−−−−−