192 :
胤舜 ◆2YNp7KAeiU :2006/11/27(月) 19:56:59 ID:/93yHT2f
『 この世の果て 』
この世の果て
んなもんは海岸線
こうしてみれば?
言われた通りするだけか
楽勝だって明日なんて
君だけは違うんだって
言われ続けたいか
腐れた考え気化する前に
考えた自分を責めろ
真っ直ぐに輝け
さもなきゃ
明日なんて来ないぜ
このままじゃ
この世の果て
なんて大概にせい!
逃げ腰の魂を逝かせる前に
生まれた自分を褒めろ
真っ直ぐに輝け
さもなきゃ明日なんて来ないぜ
このままじゃ
193 :
胤舜 ◆2YNp7KAeiU :2006/11/27(月) 20:16:59 ID:/93yHT2f
『 反動 』
燥ぎ過ぎ
首が回らぬ
筋肉痛
子供らの
嬉しい顔を
撮る為に
俯せで
上を向いたり
無理をした
昨夜には
死にたいなんて
思ったり
何も今
逝かなくたって
いつか逝く
必ずね
誰も避けては
通れない
これが今朝
見事なまでの
反動だ
リセットボタンがあったなら
とっくにリセットしてたかな
生きる辛さ
自ら絶つ痛さ
本を読んだ
「自殺自由法」という本
自逝センター行きたくなってみた
生きる喜びを感じる時間はさぞ少ない
苦しみ耐える時間は長く・・・
天国 地獄 大地獄
強い者が弱い者を殺す
それだけか
弱い者にはめっぽう強いやつ
人間なんてそんなものか
平和な世の中が来ればいいと思うけど
身の回りを見渡してとてもそんな気はしない
友達一人
助けてあげることが出来ないんだ
生まれ 芽をのばし 花を咲かせ
実をつけ 種を残し枯れる
種が土に根付き また一巡り上昇を目指す
少し気温は上昇し、上着は着ていかないことにする
線香を炊き
手をあわせ
良い天気だよと呟いた
今年も桜が咲きました
17年前のあの朝も
桜が舞っていたのを思い出します
198 :
名前はいらない:2007/05/20(日) 14:24:33 ID:LbkfRtx5
ぐるっぱ どん
ぐるっぱ どん
真っ赤な真っ赤な脈動が
ぐるっぱ どん
と、こめかみを打つ
咽をマグマが押し上げる
ぐるっぱ どん
ぐるっぱ どん
燃える草千里
墜ちる鳥一羽
真っ赤な真っ赤な脈動が
窓の無い小屋いっぱいに
ぐるっぱ どん
と、火を放つ
199 :
名前はいらない:2007/05/20(日) 14:59:31 ID:aOsbfhFP
雨が降る
石仏は黙ってうたれる
雨が降り続く
静かに田の水は蓄えられる
秋の恵みが約束される
やがてくるだろう
晴れ間と小鳥たちのさえずり
恵み
優しさ
そんな静かさの中にいたい
200 :
祐希:2007/05/22(火) 03:12:01 ID:Y3vS8wel
[愛情の輪廻]
ヒトはいずれ辿る
死という運命
人生の中で何が大事?
大事なのは過程
ヒトは愛情を渡す生き物
そして貰う生き物
生きてきた過程の中
どれだけの愛情を
貰えたか?渡せたか?
大事なのはそこにある
多くの愛情を渡せたなら
それだけ貴方は
愛されているから
いつか灰になっても
愛情は涙として
落とされ皆の心の中に
貴方は生きているから
気付いていますか?
身近なヒトの愛情に
渡せていますか?
貴方の最高の愛情を
201 :
モトメル:2007/06/09(土) 03:41:51 ID:O2aaDLTo
君の声を愛だと思った
バスを待つ間
そのことばかり考えていた
醜い自分残っても鼻のこと
アバタだらけの頬のこと
でも
きちんと
言葉にできた
誕生日の夢みたいに
希望が遠く響いて
反ってくるまで
バスを待ちながら
ペンキの空き缶いっぱいのタバコを見つめながら
その意味を考えながら
ビルの隙間のような空間に居て
三回以上後悔した
猫が足元で二度鳴いた
あぁ
舐めていいよ
202 :
目に靄が架かる:2007/06/09(土) 15:39:49 ID:o9Hxdzaj
『どうでもよくて』
生きる為に必要なもんは沢山ある
死ぬ為に必要なもんはロープか高い場所さえあれば十分だろ
今日は何人死んだだろう
彼らの分を奪った奴ら 何処かできっと笑ってる
意味が解らないのは元々で
許せないのは弱いからで
そう出来ているからで 仕方が無くて
今日も僕は動くだろう ドックン ドックン鳴る鼓動
意味も無くただ鳴り続ける事しか出来なくて
君が側に来ると 強く鳴るのは気のせいで
いつか止まる事は知っていて 信じたくなくて
気が遠くなりそうな時の中
気がつくと終点は目の前で
早すぎて 速すぎて 悲しくて 空しくて
忘れ名草を摘みにきて、何かを忘れてしまったの
この花は誰かへの手向けの花かしら
忘れたのは私自身なのかしら
204 :
再生する夏:2007/07/28(土) 16:14:28 ID:c+kQAU79
まだ夏の高揚が私たちの膝元にある午前11時
四番がバットを振り抜いた
甲高い金属音を曳いて打球は右に飛ぶ
一塁手はボールの描いた軌跡に飛び込むが
既に右翼手は落下地点を目で追っている
ボールは逃げる仔犬のようにグラウンドを跳ねる
右翼手の周りの空気が粘りを持っているように見える
ボールが内野に返球されるまで暫くかかりそうだ
そんな瞬間に私は目を閉じ
誰も見ていない瞼の裏に潜り込む
可能性の中に嘘があり
嘘の中に可能性がある
空っぽの兎小屋にはまだ温もりが残っている
目を開けてスコアボードを見る
明日が常に明日であるように
夏空に轟く歓声があらゆる生を祝福している
205 :
名前はいらない:2007/07/30(月) 02:55:47 ID:SmbP1dHC
最初は
暖かい薄暗い
何者にも傷つけられない
僕だけの世界から追い出されて
悲しくて
僕の知らない世界に来て
怖くて
僕をこの世に創り
僕をその腹で育んでくれた
あなたに会えて
嬉しくて
大声を上げて泣きました
最後に
私に様々なモノを見せてくれた
世界が
尊くて
私に、数え切れないほどの感情を与えてくれた
貴方達に出会えたことが
愛しくて
それらと
今生の別れが
ただ
ただ
悲しくて
私はそっと静かに泣きました
206 :
名前はいらない:2007/07/30(月) 15:23:23 ID:ohGZkaKT
ダメだ 浅野忠信主演のフォーカスみたいになってる
君の名を 呼ぶことこそが 生きる糧
君の居場所が 僕の生き死に
僕の全ては 確かであり 常に綱渡り
君を忘れた屍は 今の僕には考えられない
羽ばたきは 幻想のように僕を惑わす
美しい君に このまま誘われればよいのか
それを振りほどけばよいのか
210 :
名前はいらない:2007/12/29(土) 18:15:18 ID:CIArHaCP
「ことことと」
先週降り続いた雨が今頃になってセメントの床を濡らす
モップでいったりきたり擦ると柔らかい猫の毛がたくさん集まる
イーゼルを片付けている間にテレピン油をひっくり返さないよう猫は庭に出した
新聞紙を丸めて花瓶に詰める
重たい花瓶なので割れるとやっかいだろう
本棚の中身は知り合いに分けて
残りは古本屋を呼んで全て処分した
その金でモップと荷造り紐と中古の発動機を買った
庭で猫を待ちながら発動機を動かしてみる
見た目は古いが咳込みながらもちゃんと回り始める
工業製品特有の、絆のような信頼が感じられる
伸びすぎた芝生が柔らかい
猫はまだ帰ってこない
発動機の唸りがことことと空に伸び上がっていく
211 :
名前はいらない:2007/12/29(土) 18:48:27 ID:/1M21oPw
なんだよ。
モノローグばかり。
詩じゃねえ。
どういうのが詩なの?
自分が本当に言いたいこと、伝えたい思いのことを詩って言うんじゃないのかな
僕の世界はモノクロで
映写機のように回り続ける。
過去の思い出ぐるぐると。
眼が回る位ぐるぐると。
そうしてそのまま地面に着地。
モノクロの中、唯一広がる赤を見ながら
意識はいつまでもぐるぐると。
走馬灯に囲まれて
赤い水溜まりのその中で
映写機のフィルムはぷつりと切れた。
215 :
名前はいらない:2008/01/29(火) 05:21:01 ID:TlMgUu6h
声に出して読むと死ぬ…という伝説のある詩、『トミノの地獄』です。 黙読はセーフ。
http://pinkchiffon.web.infoseek.co.jp/booktomino.htm 「トミノの地獄」 西條八十作、詩集「砂金」収録。
姉は血を吐く、妹は火吐く、可愛いトミノは宝玉(たま)を吐く。
ひとり地獄に落ちゆくトミノ、地獄くらやみ花も無き。
鞭で叩くはトミノの姉か、鞭の朱総(しゅぶさ)が気にかかる。
叩けや叩けやれ叩かずとても、無間地獄はひとつみち。
暗い地獄へ案内をたのむ、金の羊に、鶯に。
皮の嚢(ふくろ)にゃいくらほど入れよ、無間地獄の旅支度。
春が来て候(そろ)林に谿(たに)に、くらい地獄谷七曲り。
籠にや鶯、車にゃ羊、可愛いトミノの眼にや涙。
啼けよ、鶯、林の雨に妹恋しと声かぎり。
啼けば反響(こだま)が地獄にひびき、狐牡丹の花がさく。
地獄七山七谿めぐる、可愛いトミノのひとり旅。
地獄ござらばもて来てたもれ、針の御山の留針(とめばり)を。
赤い留針だてにはささぬ、可愛いトミノのめじるしに。
216 :
名前はいらない:2008/01/29(火) 06:10:26 ID:4Y+IX946
プ(^_^)コレ童謡でしょw
217 :
名前はいらない:2008/01/30(水) 23:15:52 ID:krDht9Gz
>>215 トミノの地獄は、呪歌云々より意味合いが気になる。虐待の詩だとか戦争の詩だとか、解釈色々あったけど、結局何だったのかな
愛しい人たちよ
何も知らずに 極楽へとどうぞ
私は ヨミへと下るかもしれない
探さないでね 手掛かりなど残さないから
私は特に 悲しくないの 何も知らずに極楽へどうぞ
愛しい人たちよ
もしも私の心から血が流れていたとして
そんなことで罪が問われるなんて あってはいけない
どうか 何も知らずに極楽へと どうぞ
ムクイ花 悲しむのは 誰だろう
袋小路、迷い道。
抜け出すなんて訳ないさ
歩く気力があればいいんだ
僕と君の差なんてほんの少ししかないさ
僕はそれを良しとせず君はそれを踏み込んでしまった
たいした違いなどなかったはずなのに
僕は時の中におり君は時の歴史にいる
それは僕にとって譲ってはならないものであるのだ
222 :
こわい:2008/11/06(木) 21:39:25 ID:OXn+P4or
枯れていくのがとてもこわい
擦り切れていくのがとてもこわい
失われていくのがとてもこわい
このまま
このままの道を
黒い甍の薄暗い道を
帰り道の見当たらない手探りの迷い路を
烏のさんざめくくだり道を
行きながら生きながらえ
転びながら
いきを押し殺しながら
進み進みいくのが
とてもこわい
223 :
名前はいらない:2008/11/06(木) 22:19:11 ID:WaiXtkVy
その賄賂、代償か
崇めた人生よ
霞みゆく ア ナ タ
脈を絶つ
黒装束が、待つ
血が入ってくる
毒を盛る知恵を持たない
肉塊から産まれた
やがて、悪霊となる
雲泥たる羅刹の児として眼球を得たならば
その業を示せ
愚弄せし、死、シ、Shi、… …?
旧月 其之ムカシ
俺ha貴様ノ腹喰いやぶ不って降臨した悪魔蛇*:〓〓けビ〜、 は。ハナヤ死ねギャ馬場誰mo彼もコロスよは@{]]肉かい
224 :
名前はいらない:2008/11/16(日) 11:31:32 ID:oMncjbH5
焼けつつ世の稀にて
我の思想は何処へと綴る?
塵は散れども灰は胚へと
燃えつつ木の葉も息持つ肺へと
積りし炭は何時の蕾と生らんかと?
血臭い夜空は物の怪
轟く弥次馬の笑みもまた物の怪
爛れる命は何処へと流れる?
無に還る
もう頭はいらない
全て消える
『 』
死しても尚目から落ちる涙には何の意味があるのか
シの歌を歌いに
セイの中を旅す
228 :
名前はいらない:2008/12/31(水) 23:28:30 ID:bqI3G2jt
飲み込む端から足の先が土に消える
溶け出した細胞膜が内外を混ぜこぜにして水になる
遙か遠くに見えていた空が随分と近くなった
そして音を久しく忘れていた
鐘の根が合図となり四股が灰になる
そして僕は空に混じる
やがて遠くの空の下僕は生まれる
溶け出した幾千年に募る記憶を背負いまた
230 :
イタチ小僧@銀河新年 ◆8rr1u/54T2 :2009/01/01(木) 23:49:37 ID:AOKXbHtO
あっはぁ〜。死にてぇ。
231 :
ヒゲG:2009/01/04(日) 21:15:05 ID:/nWTxh9f
初書き込みのヒゲGです。
みなさんよろしく。
天使の祈りより
タイルにキッス
二年、五年、十年
生き抜いた証
ひまわりの園
子どもたちに笑顔を
明日からの自分
心に刻み込もうじゃないか
夢を描け
希望の光
いたずら天使
あやかに届けと
楽しみに待っている
笑いの渦
争いなき時代が来ることを
タイルの中に封じた笑顔
解き放てと
232 :
ヒゲG:2009/01/05(月) 17:38:11 ID:vdz+30ou
泣き虫天使
あきらめない
くじけない
うつむかない
顔を上げよう
魂に届け
今まで生きてきてよかった
ありがとう
心に満ちる思い
泣いた涙の量
心を耕せ
心の成長の糧にと
ひまわりに囲まれて
泣き虫天使
喜びの渦の中へ
いざなえ
分かちあえ
どこまで生きれば、充分に生きたと言えるだろうか
それは瞬く間の生を終えた乳飲み子の二親の涙が
地に落ちて乾いて見えなくなるまでの時間だろう
どれ程の事を為せば、生きるに値したと胸を張って言えるだろうか
それは「私たちは無為の人生を送ったのだ」と
家族に囲まれながら笑みを湛える老夫婦の自負と同じくらいでよい
何を失えば、もう死んでもよいなどと思えるだろうか
それは充分に生きた全ての時間と生きるに値した全ての自負
そしてそれと引き換えにすることのできる程の何かを手にした時だろう
あなたの目が澄んでいたので 僕は逃げ出した
何処へいくかも分からずに
235 :
名前はいらない:2009/02/04(水) 16:36:13 ID:hFjxJLA1
悲しみの果てに
私は夢を見る
そう、もう二度と会うことができない貴方の
無言の背中
聞こえない声に耳を澄ませて
この夢さえ失えばもう未練は何もない
私の心に漂う夢のぬくもりよ
誰にも気づかれず息づく
儚き愛しき景色
体温
お前すら失えば私に生きる意味はない
私さえ忘れてしまえば
この世のどこにも
欠片一つ残らないのだと
悲しすぎるこの事実よ
今だけはどうか
底知れぬ私の孤独のために泣いてくれ
愛する ことの愚かしさを
どうか
許して欲しい
僕が産まれるずっと前から太陽は輝いていたんだね。
僕が死んだ後もきっと輝き続けるのだろうね。
地球のお腹の中にも熱いモノが有るんだね。
僕のお腹の中の熱いモノはすっかり冷めてしまったと言うのにね。
237 :
キザハシ:2009/02/20(金) 23:17:05 ID:kymoIahP
それをじっと見つめていると
もうほどけてしまったことに気づく
黒い服の人たちが列をなして頭を下げたかと思えば
突然誰もいなくなって
煙だけまっすぐ立ち上るばかり
じゅんじゅんにゆっくりと
言葉をなくしていくことが怖いので
知らないフリをしてみないフリをして
キザハシ飲みこんで
サヨウナラ
輪廻
それは唯一の
希望
死ねよ
だが断る
「マリナ・イスマイール、貴女がこれを読んでいるとき、俺はもうこの世には」
「武力による戦争の根絶。、ソレスタルビーイングが、戦うことしか出来ない俺に、戦う意味を教えてくれた。あの時のガンダムのように」
「俺は知りたかった。なぜ、世界はこうも歪んでいるのか」
「その歪みはどこから来ているのか」
「なぜ、人には無意識の悪意というものがあるのか」
「なぜ、その悪意に気づこうとしないのか」
「なぜ、人生すら狂わせる存在があるのか」
「なぜ、人は支配し、支配されるのか」
「なぜ、傷つけあうのか」
「なのになぜ、人は、こうも、生きようとするのか?」
「俺は、求めていた。貴女に会えば答えてくれると考えた。
俺と違う道で、同じものを求める貴女なら、人と人が分かりあえる道を、その答えを」
「俺は、求め続けていたんだ。ガンダムとともに」
「ガンダムと、ともに」