>>本スレ616-617 けむる森
お話しとしては面白く出来てるんだけど、読点の多さか記述の正確さか分かんないケド、
とにかくお話しを語る事に偏り過ぎじゃないかしら?
蛙との出会いから最後までキチンと読ませる割に、詩を読んだって満足感に乏しいのよネ。
湖の中で落ち葉と戯れる幻想的な光景とか丁寧だし、
スローモーションの世界の中での運動みたいな着眼点も評価出来るんだけど、
作者の力量の割に、それが発揮出来てないんじゃ無いかって感じるのヨネ。
それはそうと、中心に行くに従って深くなってるのは、アリジコクじゃないかしら?
まあ、そんな瑣末な事はどうでもいいんだけど、
イメージ掴むためのキーワードだと思うんで指摘させてもらうわネ。
>>本スレ624
ここでは落ち葉が背景として使われてるのよね。
まっ黄色に染まった夢の中と現実を結びつける季節感の説明として、
イチョウの葉は短歌、俳句で言うところの季語として存在してるんだけど、
これが墓参りを直接的に表現してるかって言うとそうでもないのよね。
会話を挿入する是非はともかく、何故これだけの事を答えるのに、
しばらく考え無くちゃならなかったのかって考えると、
イチョウ以外の黄色の存在を疑うベキなんでしょうケド、実は何にも語られちゃいないのよネ。
そういう意味で不満は残るワ。
>>本スレ625-626 再輝
アレゴリーねぇ。
語られてる内容に関してはどうこう言う筋合いは無いんだけど、表現自体は稚拙だと思うワ。
枯れてるトコも緑のトコも全部同じ調子でメリハリが無くって、
羨ましかったり、憎らしかったりって感情が表現されてるようには感じないのよネ。
>>本スレ634 決然と
何か、って単語使われちゃったダケでもう食傷気味ヨ。
そこで表現を保留しちゃってちゃ何も感じないワネ。
>>本スレ638 ボビバ
湿気た落ち葉の匂いとかまで感じれば、もう少し面白くなったかしら?
短い割に表現されてるイメージは多いから楽しめるワネ。
>>本スレ646 リズム
タイトル通りリズムは良いのよね。
“手に持つは”だけ文語調になるのはご愛嬌としても、読ませる方向で考えられてるとは思うのヨネ。
ただ、この詩が落ち葉ってテーマで投稿されたという前提を外した時に、
果たしてこの詩のドコから落ち葉を読み取れば良いのかってのは疑問ネ。
ブックカバーの模様が銀杏だからって、1、2連から落ち葉を感じ取るってのは無理ダワ。
それと、最後の“、、、、、”だけで前半の評価はガタ落ちヨ。
>>本スレ650-652 Human Touch
上手く落ち葉を3〜7連と繋げたつもりなんでしょうケド、どうにもバラバラの印象ヨネ。
気になるのは“死ぬる”“オノレ”って違和感のある選択なんだけど、
これも全く詩の中に活かされて(それとも異化されて)いないってのは、
作者自身が気付かないコトにはどうしようも無いコトなのよネ。
>>本スレ654 無様
落ち葉を死体に見立てるって発想は面白いんだけど、それを踏み歩いて歩く爽快感とかには欠けるのよネ。
発想だけで表現力が無いとしか言いようが無いワ。
最終行の唐突さも、もう少し丁寧に書かれていれば3,4連と対応しそうなトコなんだけど、
残念なコトに唐突なだけでそれ以上の効果って無いのヨネ。
>>本スレ659 冬の季節
とりあえず“飛び降りるように鮮やか”ってのが、イメージとしてチィっとも鮮明じゃ無いのよネ。
落ち葉がどうとか書かれていても、結局描かれているのは“私”の心情バッカリで食傷しちゃうワ。
>>本スレ660 秋の音
音に関しては丁寧に書かれているワネ。
それに対して、続くのが音の説明以上のものになってるかって言うと疑問ダワ。
“シーン”という音が、ここで書かれるベキだったのか作者には考えて欲しいし、
弾でなくて玉である理由も、詩の中から見つけられないのよネ。
>>本スレ669 枯葉の下で
真空管と書かれてるケド Snowdome の中の世界ネ。
滑るように異化されてく世界が好みなんだけど、
1連の老女と5連の老人は関連してるのか曖昧なままでちょっと不満ダワ。
関連しているのなら、5連は“彼女”でいい筈だし、
互いに関連してないのなら1連は別なイメージを出して欲しかったトコネ。
>>本スレ682 ゆくえ
これはチョッと上手いと思ったワ。
2連の後半が書き込み過ぎかなとも思えるんだけど、ありそうな情景、ありがちな言葉でも、
説得力のある文脈で現われれば充分に詩情を醸し出せる典型だと感じたワ。
特に、3連で吐かれた息が最終行になってやっと声になる感覚とか、
単純な時間経過とは無縁のトコにある溜息って感じでドキっとしたワヨ。
>>本スレ683 無題
動詞と単語並べたダケじゃん! って釣られてみたい気もするんだけど、
それ以上に読ませるリズムになってない韻の方が問題じゃないかしら?
落ち葉のイメージも貧困だしねぇ。
>>本スレ688 失恋
〜の間に括られた言葉が、詩の中で特別な箇所である筈なのに、
一本調子な自文と変わりなく書かれていて、何の効果も挙げて無いのよね。
部分部分では面白い表現とかあるんだケド、そういう気になる部分の方が目立っちゃって、
全体としては平板なモノとしてしか感じないのヨネ。
>>本スレ698 (仮)落葉
投稿した後で気付いたかも知れないケド、各連の最後の感嘆符が半角のままで良かったのかしら?
BBSに投稿されてブラウザ上で読まれる事を意識してたら、こういうトコもこだわるべきヨ。
それ以外の部分は、タイトルとの関係を考え込ませるコトを含めて面白いと思うワ。
>>本スレ700 青春と落ち葉
メタ詩として読めばイイのかしらネ?
それを前提にすると、良く出来てるのヨ。
馬鹿馬鹿しいホド大袈裟で大上段に構えた語群に大笑いさせられちゃったワ。
言葉の選び込みもセンスを感じるし、題材の切り口も面白いワ。
この詩に限っては“・・・。”もパロディとして機能しちゃってるのヨネ。
あえて言うなら、3連がパワー不足ってトコかしら?