〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 3rd edition〜〜
最初は性器を隠した
女は次に乳首を隠した
なぜだかはわからない
僕たちは体内に爆発を隠して生まれてきた
噴き出す汗は太陽の肉汁だ
溢れ出す精液は精神の脳汁だ
丸裸で町へ出た
誰も俺のことを見てくれなかった
不思議だ
犬さえ俺のことを不思議がってくれない
夏の猛暑に私は痒くなっていたのだ
おまけに膝上には猫が住んでいる
あぐらをかいているのがたまらなかった
私は獣のように正座をするべきではなかったのか?
女は丸裸で歩いているのがたまらなく恥ずかしい
気づくまでもなくずっと恥ずかしかったのだ
通行人は男も女も老いも若いも犬も猫も
じろじろなめまわすような湿度で見るから
女はヤツデの葉を拾い 最初は性器を隠した
男はヤツデの葉を拾い 暴力だけを隠した
犬はヤツデの葉を拾い 噛って遊んだ
初めてのSEXの時驚いたことは
女の服を脱がすとそれが落ち葉となって
白いベッドにバラバラになって溶け
唾液色の染みをつくったことであった