〜〜詩で遊ぼう!投稿梁山泊 3rd edition〜〜
700 :
青春と落ち葉:
嫌な秋だ。
嵐も吹雪もない、おれをまいてくれるものは何もない。
静かすぎる!
そんな時にこそおれの心は荒くれ立つ。
人が見える。
人の波と街とが溶け合った空が見えるぞ。
人でありながら人を否め、また人に舞い戻ってくるおれが!
あぁ、落ち葉よ。まだ何者でもないものよ。
お前が見上げたその先は天国なのか?
ならば地獄は下か。
人外の形相でおれにたった今踏みつけられ
沈み腐ってゆくその先か?
何がちがうというのだ。
どこもかしこも似たような臭いばかりだ!
金輪際おれはお前を見つける自信などないぞ、例えどこにいようとも!
あぁ、お前はいったいなんなのだ。
どこにいるのだ。
こたえてくれ。
心あるうちに・・・。
おれが人間になる前に!