409 :
「そら」:
尊重と 村長と
それはまったくもってどっこも似ていないのに
村長を尊重しなければならない
無念な時がある
私はむしろ
私が村長になって
村人すべてを村長に任命したい
生後間もない村長も
人生で今一番自分が無敵だと思ってる村長も
孫の名前を覚えることで力を使い果たして恍惚となってしまう村長も
どれも同じくらい尊重からは程遠くして
それより私がよっぽど尊重したいのは
誰もが砂利の駐車場に車を停めるから
私一人泥の駐車場に車を停めてみたら
川が溢れて泥が流れ出して
私の車だけが遠くへ行ってしまった時の
なんて自由な脱力感
それだ
で
尊重を村長してみたりもした
意味がわからなくなった
こどものあいだをつまらせてみる
こっども
ああ
もうどーでもいーね