934 :
う:02/09/05 17:42 ID:gFUuo+4d
軽やかに流れる 木漏れ日に溶ける 朝
私たちは ワンピースに身を包んだ
ひとり ふたり さんにん あら もうひとり 入りそうよ
いやだわ この時期は これくらいがちょうどいいのよ
重苦しく流れる 蒸気に揺られながら
私たちは 街へと繰り出すの
でも あれなものね 私たち 長い付き合いだけど
だれかひとりは 嫁ぎに出てもいいもんや しれないかしら
街の歪で流れるさんにん
私たちはいつでも このワンピースの中に
やっぱり もうひとりくらい 入りそうよ
あら あそこに 素敵な ご婦人
わたし ちょっと声を かけてしまいましょうか
次は「公園デビュー」でお願いします。
935 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/06 03:09 ID:TWBaPZaT
華美にも地味にもならない服装にした
軽くはたいただけのナチュラルメイク
言葉遣いもちゃんと気を付けたし
態度だって気を付けた
これで完璧だと思ったのに
しがらみは思いのほか厳しく
物心つかぬ子にも及ぶ
排他的な社交場
矛盾だらけ
知らなかった世界
知りたくなかった世界
公園デビューという名の魔物
次は「魚肉ソーセージ」
実際、幼女の膣に入るのかなぁ
937 :
名前はいらない:02/09/06 09:35 ID:vluOHizI
938 :
名前はいらない:02/09/06 09:40 ID:OjBPqW0Q
「夢の島」
捕獲された魚が
やがて都合良くかたちを変えられてく
偏食な子供たち
ソーセージなんておまけなんです
手に余る程のハムカツだって
あっけなく平らげられて
魂の穏やかに逝った時代
嗚呼、生産ラインは止まらない
次は「落とし物をした気がした…」で。
940 :
名前はいらない:02/09/06 16:01 ID:qHXoOy0H
「落し物をした気がした」
気がつくともう四時。。。
君との約束の時間だね
でももう今日は僕は行けないんだ。。。
路傍のコスモスのような君に
恋をしたのは去年の秋
夏がすぎ、君の心は離れてしまったね
いつかは止まるメリーゴーランドのように。。。
会いたい。。。でも会えない。。。
そんな気分で、僕はもう疲れきってしまった
気がついたらもう秋
初めて会った時の、衝撃的な位美しい君の横顔。。。
僕は重大な落し物をしたらしい
そして永遠に君を見失ってしまうのだ。。。
941 :
名前はいらない:02/09/06 16:06 ID:qHXoOy0H
おっと、お次の方は、こんなのいかがかな?
「いのち輝くとき」
942 :
名前はいらない:02/09/06 20:47 ID:DTy0KURZ
いのち輝くとき
たとへば 光の中に立つて
手招く君の姿を
たとへば 精一杯の笑顔で
全てを愛す君の姿を
たとへば 草原の真中で
風を馨らせる君の姿を
一番近くで 見てゐる時
こんな僕であろうと 少しだけ
君のよふに
命といふものの輝きを
感じる事が出来る気が
してゐるのです。
次は「缶ジュース」
943 :
名前はいらない:02/09/06 20:48 ID:JqoL+fju
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液体を内に秘め
口づけた瞬間
あなたの身体に潜り込む
ほら 今
あなたの血糖値を上げ
インシュリンを発動させ
ついでに脳みそも活性化させ
あなたの身体をのっとる
知らなかったでしょう
まあ
私に意識など無いから
あなたであることに変わりないのだけれど
次は「献血」
ところで次スレは…?
945 :
名前はいらない:02/09/07 10:44 ID:VwMwQHG3
この夏
蚊が少ないねえ
と友人が言う
立秋を過ぎてまもなく
午睡はかゆみで中断した
足の裏だった
米粒よりも小さい虫ケラの
子孫繁栄のために
血を提供した
次「みず」
946 :
まいむまいむ ◆ZB7P7aBI :02/09/07 12:02 ID:n+f1yPqV
降る
溜る
飲む
流す
洗う
沸く
久遠の循環を
汚してはならない
例えそれが刹那でも
邪魔してはならない
この星と
この体を巡り
還る場所なく還っていく
この星と
この体は
そういう『みず』に
生かされている
次は「潜水艦」
947 :
狐火 ◆Hug/FVTI :02/09/07 14:42 ID:2lY4ApaL
少年だった男は夢を見た
記憶も鮮明に残らぬほど幼い頃に
自由に描き上げた絵の中には
大海原に潜り 中を照らす潜水艦
沈むほどに光は消えて
深く蒼い水の色に
全てが綺麗に染まった
夢は現に
現は夢に
男は消えぬ夢を見た
現となった消えぬ夢を
次は「痛み」でお願いします。
948 :
名前はいらない:02/09/07 14:59 ID:ZjNwai/X
横レスすまそ。
>947はちゃんと行数、制限内に納めてるよね。
しかも、詩の雰囲気を損なわずに。
うまい人だと思う。
ひどいよ
君のせいだよ
私のせいじゃない
痛いよ
君のせいじゃない
私が勝手に痛がってる
結局 勘違い
次は「メロディ」で
口ずさむ
例え曖昧でも
適当なハナウタでも
口ずさめば音楽になる
時に激しく
時に優しく
そして切なく
この心に響く
リバーブとディストーション
思いのまま
これが今のわたしの
メロディになる
次は「神童」
と、いきたいところですが、新スレ立てますか?
950になりましたし。レス待ちます。
951 :
名前はいらない:02/09/07 22:34 ID:0D8ApxsO
たてました。
勝手にいつかのようにやってみる。自己満足だけで生きる。
「神童」から、続けます。
かみさまのこども
かみさまのような
才能を持ったこども
例えば歌が上手だったり
例えば楽器の扱いがすばらしかったり
例えば素敵な絵をかいたり
例えば運動神経抜群だったり
いろいろ天才的な才能のこどものこと
才能のない世界だったら
かみさまのこどもは
多分普通のこども
そのままのこども
朝から夜まで
笑って遊んで
泥だらけで
おかえりなさい
さ、続ける人の存在は?
次は「修正曜日」
ペンキで空を塗りたくる朝
汗だくの黒エプロンに
こびりついた白のかす
日めくりカレンダーは一日
破って丸めてごみ箱へ
半分以上の青を眺めて
時計を見てため息ひとつ
タクトをふる彼は
音の整理をする為に
電気羊の夢の研究をする彼女は
獏の世話をする為に
ペンキで空を塗りたくる私は
人の先入観を消す為に
いつも11月31日は
私たち三人の修正曜日
次「機会帝国訛り」
「機会帝国訛り」
機会は奇跡か
否 生成可能な奇跡である
その技術を極限まで高め
政策・戦略に応用した
それが機会帝国
彼らは語尾に
「今だッ!」
が訛って
「〜〜ニダ」
が付くようになっていた
哀れ機会帝国
機会を生成するも
そのしわ寄せは国民に
それでもマンセー
機会帝国マンセー
次は「土踏まず」でお願いします。
そこは
触れる場所では
ないのだという
だからこそ
そんな名前が
付いたのだろう
きっと
だから私は
砂場に入って
土を感じていたとしても
そこだけは
上手く交わすように
歩いている
そんな感じ
そんな感じです
一ヶ月…待った甲斐が有りました。
まんせー。愛してる。
次は「それぞれの日常」、お願いします。
…大変申し訳なかった、誤字。
機会→機械ですね、ハイ、大変申し訳なかった…
真っ白な洗濯物の中で
一陣の風が吹いた
その時彼女は
飛ばされていくハンカチーフを目で追い
それから我に返り
あれが彼から貰った
大切なお気に入りだと気付いて追いかけた
その時彼は
午後の日差しを受けて
睡魔に食べられそうなところを
頬を撫でる風に救われて
欠伸と伸びをしてからもう一仕事と
机に向かった
風が抜けていく
街の間を人の間を
高速道路も車より早く高く
すり抜けていく
遮られても駆け抜ける
その中で
閉ざされた薄暗い部屋の中で
一度も風に長く伸びた髪の毛を揺らすことなく
一人の少女が息を引き取った
たった一人で
けれど確かに
その時微かに 次は、「夕焼けと朝焼けの違い」
白いカーテンが でお願いします♪失礼しました。
揺れた
その日は朝焼け
カーテンを勢いよく開けると
赤い 薄らいだ光が
私の目を突き刺した
これから日が始まる
靄と冷たい空気が
私を祝福してくれる
その日は夕焼け
眩しく霞む赤紫
暖かい色も 温度も
チャイムと共に
滑り落ちていく
さよなら
小さい言葉は
明日のはじまり
私はブランコから
幸せを願う
今日のはじまり
今日のおわり
明日のはじまり
昨日のおわり
思いはいつも
消えずに残る
明日も笑って
生きるとしよう
ちょっとずれ。
次は「蛇柄」でお願いします。ヤハー
「蛇柄」
すらっと伸びた脚を
コークボトルのような体をも
艶めかしく包み込む
まだらの鱗
その目に射すくめられ
息も満足にできない
蛇の長い腕は
熱く体を締め上げた
長い舌に口が開かれ
下唇に牙を立てられり
脳髄が毒に侵された今
怖れは悦びに変わる
熱い熱い体の中に
飲み込まれて締め上げられる
熔けていく身体と精神が
爆ぜて意識が絶えた
次は「わからずや」でお願いします。
>>情景描写撮影所
一ヶ月もお待たせしてスイマセンでしたm(_ _)m
なかなか浮かばなかったもので…
あなたが
わたしを
愛するように
わたしも
あなたを
愛してるのよ
キスも
抱き合うのも
あなたから
頬をよせあうのも
額をよせあうのも
あなたから
わたしのことは
しらんぷり
あなたは
今日もしらんぷり
そんな
あなたは
わからずや
でも
もっと
もっと
わからずや
なのは
たぶん
それを
いつも
優しい目で
見てる
見逃してる
ばかなわたし
次は「ベル」でお願いします。
改行問題で離れてしまい…すいません。
>Ippeiさん
続けて下さる方がいるとは思わなかったので、
心底びっくり致しましたよ、本当。
何はともあれありがとう、のお言葉を。
>ましゅうさん
大御所さんがいらっしゃった…!(私観的ですが)
こ、こんにちは!
リンゴンリンゴン!
それは突然鳴り響く
全ての人に祝福を!
鳴り止まぬ感動を!奇跡を!
無人島に漂着しても
電車でスリに合って無一文になっても
親友と思っていた人に裏切られても
リンゴンリンゴン!
それは降り注ぐ日差しと
同じくらい平等に日常的に
大音響で鳴り響いている
聴覚とは異なる方法で聴き取る
雨に洗われた空の透明度
光よりも速く
聴こえる時は突然
ようやく目が合った時と似た鼓動
次は、「柘榴」でお願いします。
メッセージが届くはず >情景描写撮影所様
実は、ずっと書き込むタイミングを見てました。
全ての人に祝福を!
>>954の題が分からなかったんです(涙
鳴り止まぬ感動を!奇跡を! あと、私からしたら、あなた様の方が大御所さん
ですよ〜!こんにちは、はじめまして!
咽ぶ日々からの脱出を
何度も計る私の目には
既に何も映らない
ふと目にした
柘榴は赤々と熟れ
すらりを足を伸ばす遊女のように
私を見下して笑ったようだ
垣根の茶色はさながら
誘惑される男だろうか
しかし今意地の悪い妄想に
捕らわれている暇はない
ああ速くこの紅を捨て
三石橋に身を投げる準備をしなくては
次は、「リレー」でお願いします。
>ましゅうさん
あ、すいません…
機械帝国訛りなんてお題じゃ書ける詩も書けませんよね。
大御所さんて、私には勿体無い言葉ですよ!
ありがとうございます!はじめまして!
「リレー」
父は死んだ
その死に様は波高き社会に負けた一兵卒ではなく
愛する家族を護る炎に命を焦がしながら魂の薪をくべ続けた
一家の主として
そして男として
何より人として
雄々しくあまりにひたむきな姿だった
父は仕事に追われた
人は家庭を顧みない男と思うだろう
しかし父はいつも家族のために闘っていた
己を摩耗しながら
娘は幸せな結婚をした
息子は大学を出て研究者になった
理解のある嫁ももらった
妻は慎ましいながらも不自由のない生活に幸せを感じていた
ただ夫との時間が欲しかった
それだけが後悔だった
父の不幸はそれだけであろう
今 息子は研究所にこもってひたすら試行していた
妻も顧みず ただ人の笑顔を創り出すために
父の精神は引き継がれる
その子 孫 そのずっと先も
気づかないうちに渡されたバトンをリレーする
魂の遺産を
次は「氷河期」でお願いします
冷たい時期は終わったはずで
僕はもうここには居ないはずなのに
吹雪はままならないままここに居座って
僕は絶対零度の中素っ裸で立ち尽くしている
何故かしら世界は少しづつ狂ったふりをして
僕を責め立てて自由を奪っている
壊死を繰り返してゆく僕の身体は既に
短い命を馬鹿にする態度のようで
小さい謝罪も風でかききえて
長かった溜息は失われるだけ
氷河期というもつれる言葉のような
その季節は僕をなぶって
いたぶって殴りつけて反吐をついて
奪って 奪って 奪って
ただ
奪って 奪って 奪って
全て消して笑っていた
次は「水面」。
何も自分の姿が見たくて
水面を覗いているのではないのです
強すぎる光に反射して
底も水色も見えぬこの水面を
私は、ただただ覗くだけなのです
大切な人を見るように
私の瞳孔は開き
姿を捕らえようと眼は泳ぐのです
何も私の存在を確かめるために
水面を揺らしているのではありません
必死に掴もうと腕を動かし
水面の静寂を壊しています
冷たさなど感じないのです
あなたは何処に沈んでいるのですか
あなたは此処に眠っているのですか
次は、冬季限定、でお願いします。
ま、悪いことは言いません。あんたら2チャンネラーに代表される
下界の凡人連中には、ベートーヴェンの晩年の弦楽四重奏がちょうどよいです
から、そのあたりをお聴きなさい。
間違えても、ぼくやドビュッシーの作品は聴かないように。
豚・に・真珠・でございましょう、ファッハッハッハッ・・・・・
で、ぼくのホームページK.OKADAワールド
(URL;
http://debu1957.hp.infoseek.co.jp/)には
あんたら2チャネラーには似合わない私の傑作の音楽がついていますので、
ぜーーーーーったいに来ないで下さいね。
「冬季限定」
君と待ち合わせた中庭は
校舎が朝日を遮って
蔦の張ったまあるい池は
氷の張った不忍池
僕らは冬季限定調査隊
日々厚くなる氷を飽かずに調べた
僕らだけの中庭は
朝もやと、白い息と、二人の上気と
ミトンを取って触れる氷面
君の頬は山茶花で
僕らは冬季限定調査隊
いつか氷上を渡り行くのだ
「冬季限定・続き」
神聖な僕らの決行日
白熊の罠を抜け
霜柱を踏み鳴らし
月の明かりが白く冷たく
僕らの影を深揺らせる
眼前に、限りない氷漠
刻まれる、風紋
軋む、クレバス
降りて舞う、オーロラ
冬の夜のしっとりと重たい空気の中で
暗黙につないだ手は確かに温かで
凍りついた池の舞台
僕らは同じ幻想に居た
もう互いに見知らぬ人になって
互いに思い出を手に入れて
あの時間も沈んで結晶に
でも、僕らは冬季限定調査隊
だから冬の朝には輝いて
せめて冬の夜には取り出して
冬季限定の思い出を
次は「鶏の逃避行」で
970 :
Ippei ◆KIno895986 :02/12/08 16:41 ID:yRH9Z1zi
喰っては産んでの生活に
すっかりうんざりしちまって
隣のサチコが逝ったから
あたいはいよいよ抜け出した
喰われるために喰わされる
ボウヤを一匹失敬さ
御荷物増えるだけなのに
あんなに純な目するからさ
ああ あたいもヤキがまわったね
鶏ごときが逃避行
これから一体どうなるか
聞かれた風も困るさね
どいつも追ってきやしない
たかが二匹の鶏さ
国道またいで川越えて
小さな山に行き着いた
ああ あたいもヤキがまわったね
ここらで一つ落ち着くか
これから一体どうなるか
聞かれた風も困るさね
ボウヤが喰われて死んだのさ
とっても良い雄(ヤツ)だったのに
犬の目玉を墓に添え
生まれる命を温めた
ああ あたいもヤキがまわったね
しばらく涙は止まらない
これから一体どうなるか
聞かれた風も困るさね
次は「充電」でお願いします。
[充電」
コードレスな二人
そんなフレーズ聴いた後
繋がってないこと考えた
信号待ちの車の中は
煙草の匂いにヤニ付いて
猫背な形の染みたシャツ
師走の乾いた本通り
銀杏の臭いに悪態ついて
職務質問受ける奴
携帯ピーピーいってるよ
電池がありません
充電してください
わかってるんだよ、そんなことは。
次は「ハスキー犬はどこに消えた」でお願いします。
973 :
名前はいらない:02/12/09 05:18 ID:kfvl8ubF
満ちた月をはっと見上げて
ながあく蒸気を立ち上らせて
ブチの彼氏が呟くことには
「急に北へ帰りたくって。」
黒ビールがかきごおっちゃって金のスプーンですくってたんだ
キミも一緒にどうだい?って
振り返ったらヒタヒタと
しっぽをぶっとく立ち上げてさ。
おいてけぼりの地図が息まいた
「ここが北極だろ!」だって。
金のスプーン回ってる。
これ全部もらいっと。
次は「マイカーであの坂と橋を」で正直すまんかった。
あぼーん
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
お・だ・ま・り、あたしを誰だと思ってるの? おそれ多くも、あ・た・し・よ。
年に一度では 我慢できない
あいたい あいたい あいたいな
流れ星のたびに ずっとずっと願っていた
そしたら 49番目の流れ星の時に
「お嬢さん、私も愛しい人に会いに行くところなの、
良かったら途中までお送りするわ。」
気付けば 大きな川を越え
流れ星に別れを告げて
君のとこまで一本に続く 細い坂を歩いていた
あいたい あいたい あいたいわ
君も同じ気持ちで いてくれてるの?
考えて 足がすくんだその時に
「どうして、君がここにいるんだ?今から
この車で迎えに行くとこだったのに」
銀色 二人を乗せ走り
大きな川をゆっくり越えて
私の家までまっすぐ伸びる 緩い坂を走っていった
何ていうか、続けてよかったのでしょうか…(普通に5が進んでるので)
一応、次は「トップコート」でおながいします。
この方は 私を愛してくださるかしら
この方は 私を裏切らないかしら
この方に染まっても 私は生きていけるかしら
どうでしょう? どうでしょう?
気になるのなら 塗ってしまえ。
テストテスト、あなたが私に似合うのか。
テストテスト、あなたを私は愛せるか。
つやつやに光る心
傷つけぬよう 厚く塗って
除光液を頂戴な。
>>976 続けちゃっても良いんじゃないかと思います。
後少しで1000ですし、使っちゃっても良いかと。
そんなわけで
次は「ラズベリー」でお願いします。
「ラズベリー」
甘くてかわいい
ぱちゅ
でも意外に寒さに強いし
やせた土地でもすくすくと育つ
手間はかからないし
大きくなりすぎない
プランターでも育てられるし
自家受粉で実をつける
そんな芯の強いところが好き
だけど
あんまり手がかからなすぎるのも寂しいよ
ちょっと弱いところを見せてよ
でもね
話しかけると大きく育つから
いいや^^
この板は1000取り合戦が無くマターリしてて
半角やシャア専から来た自分はビクーリしますた。
1000までつないでいきましょう。
では次は「銀の小箱」でお願いします。
979 :
コタ:02/12/27 03:50 ID:tluPa22a
「銀の小箱」
銀の小箱の中に 母は
小さな私を入れた
大切に
離れてゆかぬように
あの日の私は
今もあの箱の中
だけど おかあさん
あの日の私には
おかあさんが見えない
銀の小箱の内は
二組の合わせ鏡
小さな私が
際限なく増殖する
銀の小箱を手に
私はやるかたなく
おかあさん
おかあさん
折角Ippeiさんは可愛い詩を書かれたのに、こんなんですみません(w
続いていますねぇ、凄いな。
では次は「海の青」でお願い致します。
海の青 空の青
君の中に眠れる 蒼い可能性
無は白く 何も知らない
君もそうだったはず
いつか、君は泣くことを覚えてしまって
海を創った 果てしない可能性を秘めた海を
落としたはずの塩辛い雫は
徐々に広がり、無の空を映し出した
何も知らぬ白い空は
映し出された蒼い姿を知ったから
今も海と同じ蒼で居られる
海 君 空
蒼という合わせ鏡にたたされた
僕も 君に溶けてしまひたひ
次は「年賀状」でお願いします。(*゚−゚)
Σ(;´Д`)ゴバーク!!ハゲシクスマソ…
「年賀状」(*゚−゚)
親父の年賀状
リストの編集は俺の仕事
動く人生を記録する
転居の方を更新 新しい知人を追加
喪中の方にチェック 亡くなった方を削除
父が打ち込んだおかしなデータを修正
名前欄の「喪中」や住所欄の「在フランス」とか
リストの印刷は俺の仕事
老眼気味の父の為にフォントを大きくし
一行おきに薄緑の網掛けをする
宛名の印刷は俺の仕事
一度に30枚までしか装填できないプリンタで732名を刷る
インクが乾きらぬうちに積み重なる
仕方無いので一枚一枚机の上に広げる
毎年手書きの家族のイラストを
近況報告付きでプリントゴッコし
コメントを一枚一枚まめに書くのは
親父の仕事
>>979 うわあ、照れます。すてきな小箱、ありがとうございました。
次は「刃こぼれ」でお願いします。
ママ ちゃんと私を見てよ
パパは一向に帰ってこない
お兄ちゃんは写真の中で笑ってる
ママ ちゃんと私を見ていてよ
毎日キッチンで包丁を研いで
切るお野菜とお肉はどこにあるの
昨日帰り道で男の人に声をかけられた
どうでもよくて面倒で
そのまま寝てしまった
帰りは夜中になったのに
ママはベッドでぐっすり寝てた
枕もとでお兄ちゃんが笑ってる
ママ ちゃんと私を見て
研ぎ石と包丁だけが消費している
ママ 包丁は刃こぼれしていないのよ
私とママが欠けているのよ
ママ 私を見て
昨日の男は どこかパパに似ていた
私だけは そばにいるのに
次は、「クリームシチュー」でお願いします。