闇行脚:
浅い意識のまま
ただただ 降りてゆく
薄明が姿を変え
暗き底を形作る
坂を下りきった先の
漆黒の闇へ
古びた町並 た
魔除け札は剥れ だ
戸を叩く者も絶え た
声は無い だ
顔の無い 降
魔物のような影が り
私を坂の下へ引き摺る て
止める事のできぬ足取り ゆ
狂った枝々が く
空を覆い尽くし
ギギギと犇めき合い
闇となる 闇
に
その先に
浮遊する 魅
得体の知れぬ 澱んだ空気 入
手招きをする ラ
坂の終 レ
止められない
ル
誰か
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ホラー・オカルトものに挑戦してみました。感想いただければ幸いです。