801 :
叉緒璃:
+++++++++SOMEDAY+++++++++++
朝がくるたび嬉しくおもう
君に会えると思っているから
望むことはたくさんあるけど
君に言いたいよこの気持ちを
届けたいよ好きな気持ちを
もうすぐなのに勇気が出ないの
臆病な僕はいつも後ずさりで
空回りでどうしようもないけれど
傷ついたことも無いとは言えないよ
それでも君と未来を歩んでいきたい
いつか迷わずに進んでいける日がくるはず
本当の気持ちを大きな声で君に伝えたい
金雲に理想を押しこめ
風の内側のみ
巻かれ宙に浮く我が体
やさしさに抱かれるうち
螺旋の軸 逆さになり
新しい物語は始まる
望んだ意志にならずとも
幼い少年が白衣を纏っている
一人歩きしていく私の影
振り向かない
繰り返さない
アルペジオは狂えるの
一言
一言
繋いでくれ
ああ、
人が風景に馴染んでいく
803 :
溶解:02/06/28 20:23 ID:Eby7oHU+
全世界の痛みを引きうけた
キリストみたいな男が
自爆のテロを敢行したってよ
俺はニュースを見て震えあがり
おののき言葉をなくした
命を賭けられるってことがどんなことか分かるか?
俺はそんなか細い祈りを聴いた
頭も心も溶けてなくなりそうだ
命を賭けることは祈りなのか?
救いなのか?
ただ一つのことだけを信じて
砕け散っていくことは
ロマンチックなのか?
それならば俺は堕落してたい
信念に縛られて欲望を投げ出すよりも
今ここでおまえとセックスして
限りなく甘い時の狭間に射精してたい
それは俺にとって
ずっとロマンチックなことだ
おまえを抱き寄せて
柔らかい髪の匂いを嗅いで
煙草をくわえていれば
足の先から溶けてなくなりそうだ
804 :
鶫:02/06/28 20:36 ID:b4WVXMC1
S・ケィプ
チョコレートの海に溺れて 私は泣き出してしまった
哀しい事より楽しい事より 何よりとても恥かしかった
幾ら甘い事がこの世の全てを覆っても あの失敗は取り返せない
あの人が私に言ったコトの撤回はきかない
もう二度と 甘く美しいものだと思って誰かを好きになどなるもんか
この思いは冷えて固まるチョコレート。
熱いうちに 私から全部流れ出てしまうのよ。
評価しとるヤシ凄すぎ
でも漏れが思うに
評価出来るようになると
自分の詩が書けなくなるんじゃないか?
確かに作品の出来は良くなる
だが、自分らしい言葉が綴れないんじゃないか
これは漏れの考えの一つだがな
文字の血漿、痼付く僕と言う結晶。
線と点交わり、きらめく信号走る、走るよ坩堝の回路。
影像が鼓動を創造。
心臓は遠い。
君が戻した君の腕。
まだまだ遠い
雨は翌日に届いたよ。
風も翌日に凪がれたよ。
走りだした羽根の軽やかさ。
凪がれる波に握る舵の確かな感触。
羽根羽ばたいた。
羽根飛んだ
807 :
ゐっゆ:02/06/29 09:16 ID:???
>>806 イメージを沸き立たせるメインの主題から展開 ロンドで幕・・・には程遠い漢字のヘバリツキ具合。なんか浮かんだ心象
を追っていって 自分オリジナルのリアルな景色にぶつけてみて そのスパークがまた言葉になり 指先の染みとなって また
書こうとする
3連目の下から3行目の航海の表現があまり羽根のフワフワ感を動力とした交通手段に思えない というか ひな君どーしちゃったんだよ?
>>806 「痼」の後には()つけてルビふって欲しい
「。」は本当に必要だったかな
「凪がれる波」がいやかな・・ 凪ぐ波でない理由がわかんないから
>>807の批評が見えないわけじゃないけど、これいいたかったんで
『Craizy Beat!!』(can you keep a mind・・・?)
空を夜が支配し ネオンが輝く 眩しく踊る揺れる妄想ハーレムシティ
狂った人々を救うためにボクはこの街に舞い降りた
『欲望に囚われちゃいけないよ このままだと全てが破滅する』
そう言うボクの頬を君は優しくなで 抱き寄せ乱暴に唇を重ねる
口の中で暴れ絡む舌と咽せるような香水の香りが
Aahhh・・・!!??未体験ゾーンにトリップさせる
芽生え始めた感情 ゾクゾクするほどの劣情
耳に響くCraizy Beat!!
光が消え空を闇が覆い 今日も踊る濡れる妄想ハーレムシティ
人々は何かを求め彷徨い歩く 何が本当に欲しいかも分からずに
軋むベッドの上で神の声を聞く『与えられた任務を忘れるな』
別に忘れてる訳じゃないよ ただ もうそんなことどうでもいいだけさ
風になびく君の赤い髪がボクの胸をえぐる
Aahhh・・・!!?? なんて気持ちいい痛みだろう
抑えてた感情の解放 感情の名は劣情
耳に残るCraizy Beat!!
夜が明けかけても決して止まぬ 今日も 踊る蒸れる妄想ハーレムシティ
ベッドに横たわり君に問う 君はどこから来たの
『そんなことはどうでもいいでしょ。今はただこの時を楽しもうよ?』
ボクの上に乗り 君はブラックホールに『ナニ』かを導いた
風になびく君の赤い髪が ボクの首を絞める
Aahhh・・・!!??なんて心地よい苦しみだろう
体の奥から昇る感情 そのまま昇天した劣情
響くリズムCraizy Beat!!
夜に映える赤い月がボクの心を狂わせる
Ahan・・・何かが・・ボクの体内(なか)から溢れ出しそう
感情で理性が破錠 底のない無限&夢幻の劣情
耳に響くリズム・・・ボクと君のCraizy Beat!!
駄文スマソ。
810 :
クワジ:02/06/29 15:06 ID:WnxqmsKU
「矛盾の詩」
すべての人類に死刑の判決を
罪のない人は死んだほうがいい
罪のある人は叫ぶべきだろう
大義名分がこの世の常だぜ
芸術なら裸も拝めるし
正義なら人も殺せるさ
お前の命はいくらなんだい?
殺されたハトに涙して
涼しい顔でヘビを殺す
貴様のその手は真っ黒じゃないか
道化の笑顔が処世術なんだな
呪い毒づき地獄を生きて
明るく楽しく愉快に死ねよ
811 :
爾卦:02/06/29 19:46 ID:iA1rwhnN
暗い夜道に人が居る
森の向こうで声がする
囁く蟲が泡になり
都心の光は消えていく
夢現
心が枝にぶら下がり
下水の魚が歩き出す
今も広がる歪みと痛み
ビルはもう人間のオブジェだ
812 :
海良:02/06/29 22:23 ID:f5vKvXe6
難しいよね。
生きてくコトは。
痛いばかりだよね。
生まれたこの世は。
それでもまだこうして生きているのは
僕というモノに夢を見ているからなんだ。
813 :
静かな朝:02/06/30 00:45 ID:V5Ty2nzd
目が覚めると 僕は泣いていた
どんな夢を見ていたのだろう けれども全然覚えていない
なんでだろう 体は軽かった
たくさん泣いたはずなのに 羽根のように体は軽い
重い体引きずり起こし 窓を開けると深い霧 静かな朝
なんでか僕は 霧の中歩き出した
鳥も鳴かない静かな朝
霧はどんどん濃くなって
気付けばあたりは真っ白で 振り返ってみても真っ白で
来た道はすっかりわからない
どうしようか
それにここはどこだ わからない
あたりは全然見えないけれども 僕が知らない空気の匂いだ
僕は僕の家で目が覚めたはずなのに
それなのに ここはどこだろう
誰もいない静かな朝
どれだけ時間が経ったのだろう
まわりは変わらず真っ白で
歩き疲れた僕は大きな木の下にしゃがみ込んだ
何してるんだい 頭の上から降ってくる声
聞いたことのある声 でも 懐かしい声 えぇと 誰の声だろう
道に迷ったんだ ここはどこ?
姿は見えない 懐かしい声 静かに答えて こういった
ここは君のなか そして 君は僕
ああそうか 懐かしい声 僕の声だ
見上げると 声の主が居た 僕が居た
紐に首がぶら下がってる 僕が居た
嫌なことから逃げたかった
一人になりたかった
でもわかった
深い深い霧の中で
鳥も鳴かない静かな朝に 誰もいない静かな朝に
一人は嫌だって 僕はわかった
霧が晴れてく 静かな朝は終わりを告げ 静寂の夜が 訪れた
814 :
813・訂正します。「静かな朝」:02/06/30 00:49 ID:2PBiIwpp
目が覚めると 僕は泣いていた
どんな夢を見ていたのだろう けれども全然覚えていない
なんでだろう 体は軽かった
たくさん泣いたはずなのに 羽根のように体は軽い
その気もないのに跳ね起きて 窓を開けると深い霧 静かな朝
なんでか僕は 霧の中歩き出した
鳥も鳴かない静かな朝
霧はどんどん濃くなって
気付けばあたりは真っ白で 振り返ってみても真っ白で
来た道はすっかりわからない
どうしようか
それにここはどこだ わからない
あたりは全然見えないけれども 僕が知らない空気の匂いだ
僕は僕の家で目が覚めたはずなのに
それなのに ここはどこだろう
誰もいない静かな朝
どれだけ時間が経ったのだろう
まわりは変わらず真っ白で
歩き疲れた僕は大きな木の下にしゃがみ込んだ
何してるんだい 頭の上から降ってくる声
聞いたことのある声 でも 懐かしい声 えぇと 誰の声だろう
道に迷ったんだ ここはどこ?
姿は見えない 懐かしい声 静かに答えて こういった
ここは君のなか そして 君は僕
ああそうか 懐かしい声 僕の声だ
見上げると 声の主が居た 僕が居た
紐に首がぶら下がってる 僕が居た
嫌なことから逃げたかった
一人になりたかった
でもわかった
深い深い霧の中で
鳥も鳴かない静かな朝に 誰もいない静かな朝に
一人は嫌だって 僕はわかった
霧が晴れてく 静かな朝は終わりを告げ 静寂の夜が 訪れた
815 :
813:02/06/30 00:51 ID:2PBiIwpp
IDが変わった…??814と同一人物です。
彼女はどれくらい狂っているか言わない
あなたに揺さぶられて
今日も正気を取り戻す
彼女は笑うエキソダス
悪魔が彼女のようだって
誰も想像していなかった
彼は彼女を救うため
サーカスに入った
ブラックマジックを覚えるために
彼女はまともな時にこう言う
あなたはコントロールしている
でもコントロールしないでとも言う
あなたはコントロールできるとも言った
彼女はまともな時にこう叫ぶ
私を本物に変えて
私が本物なら
ブラックマジックを見せて、と
失ったものはあるけど
あなたと彼女は
被害者じゃない
あなたのおかげで這う彼女
彼女のおかげで這うあなた
お互い盟約を交わしたの
このことについて
誰も口出しはできやしない
幻
例えば凍てつく寒さの夜
風の慟哭が聞こえたり
例えば哀愁の果てを覗いた時
他が希薄に思えたり
きっとすべては『幻』
『本当』は違うところにある
見える世界はきっと『幻』
『真実』は違う
・・・はずなんだろう?
だったら・・・
だったら君は何?僕は?
それすら分からなくなる・・・
でも・・・
それこそが『幻』なんだ・・・
818 :
名前はいらない:02/06/30 14:13 ID:w/GynmPX
誰か評価して下さいよ
>>818 まず、あなたがみんなのを評価しからいったらどうでしょうか?
>>818 ハンドル消して書き込んでまで欲しいのですかね。
>>817 we are familiyの1さんですか?
私のつたない文でよろしければ批評します
>>817 言葉の響きだけに注意した印象を持つ。それと前半と後半が噛み合ってないようだ。
問いてるのか、訴えてるのか曖昧。それゆえ詩のイメージが固まらない
読み手を意識した表現が必要と思う。(ちゃちゃいれるようだけど第二連まではあの詩にそっくり)
>>816 詩の完成度こそ高いが、メッセージが足りない。
一つの世界を魅せるだけでなんの心情もない。ただ感じず読むだけになってしまう。
一つ一つの言葉の響き、連鎖、余韻をもう一度確認してインパクトを高めたい。
実力はあると思います。
>>814 演出ということを考えたい。いかに強く美しく新しく感覚を演出するか。
これは「〜〜た」「〜だろう」などの連打で作文みたくなってしまっている。
表現の幅を広げて詩を豊かにしたいところ。オチは良かった。
ただそれだけのためにあれだけひっぱったとなると、やはり退屈さは拭えない。
>>812 呼びかけ→答えという場合には、「答え」が本番でありとても重要である
しかし
>>812のは単純すぎた。「難しいよね。生きてくコトは。」と「痛いばかりだよね。生まれたこの世は。」
は同格であると感じる。それゆえ一つの視点からでしか語られてなく、単調になり展開が薄れてしまう。
イメージを広げるため捻りが欲しいところ。
>>811 比喩は上手いがそれゆえ因果関係が歪んでしまった。
むしろ比喩を使いたいがためだけに詩を作ったんじゃないかという印象さえする。
きちっと筋道を構成したい
>>810 どうしても安っぽさが滲み出てしまう。青春期の高校生が口にするような皮肉。
特に毒口の場合は使い古された表現を使うのは禁物。
風刺の斬新さがないからだ。特に最後はありきたりなので頑張りたいところ。
・・・なんか自分は否定的な文でしか批評できないようなのでこれで終わりたいと思います。
824 :
クワジ:02/06/30 19:51 ID:V7+NDTeK
>>823 んあー、キビシイ。すごくムシャクシャしたときに書いたヤツで
たぶん自分なりに言いたいことがあったんだと思うんですけど・・・確かに詩ではないですねコレは。
批評ありがとうございます。・・・頑張ります。
825 :
爾卦:02/06/30 20:13 ID:OjXuvFa8
風に揺らぐ電線
小指の爪が剥がれてきた
ステンドグラスは外の光を歪める
だから嫌いだ
映らなくなったテレビは喋る事を覚えた
リモコンを押しすぎて小指が壊れた
おかしなことをすると体に悪いのだと思った
ならば光を曲げる色ガラスも体に悪い
私は真っ直ぐに電気を運ぶ電線を好ましいと思う
826 :
りふ ◆C.REYoUc :02/07/01 02:33 ID:fLQHTpG9
荒地
儚い空 茜たたえて覆っていた日
孤独に生きる 紅葉を見た
何も言わず じっと動かず
冷たい風に 葉を散らしてゆく
寂しさ抱いた この心には
とても とても 強く見えた
この地に生きる ずっとずっと前から
この地に生きる ずっとずっと後まで
そっと息づいている 荒地の中の命よ
いつか 再び 戻ってこよう
旅路の途中 切なさに潰れそうになったら
何も言わず 時を奏でる
其の姿 ずっと 忘れない
&I'll walk again...
雲間から 差し込んだ 太陽
さあ もうお別れの時間
誰も知らない 私だけの物語
紅葉は知っている
・・・何も言わず 時を奏でる 其の姿 ずっと忘れない
&I'll walk again,maybe in little happiness...
827 :
◆fSf0DsNw :02/07/01 03:10 ID:DPLPX0/R
泣きながら 飲む 牛乳は
鼻から出そうになります
笑いながら 飲む 牛乳も
鼻から出そうになります
結局 同じ なら
笑っていたい
>825=>826=へ
難しい言葉並べてるだけで面白さにかける。
>827
お前は面白さだしてるつもりだろうけどいまいち。
外人つれた女の小賢しげな顔
声の大きな個性派の群れ
冴えない寝顔の青びょうたん
イライラ電車
中国語スペイン語姦しい
似合わない化粧眉をそれ
イライライライライライラ電車
ハードカバー広げる老人
大の男が爪を噛む
図書館以外にあわない女
モデル美少女足を組む
イライライライライライラ電車
口を閉じろ得意げなお前
イライライライライライラ電車
歌詞みたいな詩ですが、評価よろしくお願いします。
>>829 読後感が気分悪くても、新鮮だが、ルサンチマン
みたいなものを感じる詩は一般的にいって読みたいと思う詩では
ないよな。「ネットでしか自己主張できない俺」とか
そういう自己言及があれば、相対化してて小気味いいんだけどね。
832 :
名前はいらない:02/07/01 18:07 ID:TkAjUfxs
一面の暗闇の中で薄い光を見た。
いくつもの小さな光が静かに輝いている。
ただ、幸せに感じたその瞬間(とき)を
今は懐かしく感じる。
いつからここに愛想を尽かしたのだろう?
いつから故郷に帰りたくなったんだろう?
まだやるべき事があるのに
やらなければならないことがあるのに
逃げちゃダメだ。
成し遂げなければいけない。
なんでもいい。
いまできることを
やれるだけやってみよう。
故郷の思いでを心の内に秘め
彼はまた動き出した。
どうしていいのか、わからん。でも、自由にやってるんだから
邪魔するのはやめてよ。俺は俺なりに幸せを模索してるのに、
貧乏な俺にまた無駄金をつかわすの?それって残酷だよ
834 :
名前はいらない:02/07/01 18:11 ID:TkAjUfxs
詩ってほとんど書いたことがないんですよね〜
で、とりあえず書いてみました。
予想通りヘボいのだ。
>833
834が書いたの?(と仮定して)
確かにヘボい。俺が見てもそうなんだからまず間違いなく。
まず、詩なのかという疑問が沸き上がってくる。
いや、俺が詩だって言ってんだから詩なんだよと言われればそれまで。
がまあ、たいていのやつは手紙?独り言?って感想じゃない?
じゃあ詩とは何かというところでいろいろ意見が分かれてくると思う
けどさ。その辺は、もっと詳しいやつに聞いてくれ。
ただ素人の俺が読んでも?だな。(他の人は知らんけどさ)
もっとストレートなその思いをだな、なんかこうぼやかしてさ
いろいろ飾っちゃったりしてみるといいんでないかい?
ごめんな。あんまり気にせんでね。
>>831 ちょっとストレートすぎましたか。パンク板から来たもので…。
次からはそのあたりも考えてみます。
新鮮って言うのはかなり嬉しかったです。
どうもありがとうございました。
837 :
名前はいらない:02/07/01 19:24 ID:nO5LGEag
地球という星があった
地球に人間という生き物がいた
人間の中に田中洋二という名の男がいた
私はその人間を憎んだ
そして殺した
このナイフで
母さん
海は静かです
ここから飛び込んでも優しく受け止めてくれるようです
小さかった時あなたが雪の中で私を抱いてくれたように
社会は私に償いを求めるでしょう
私はずっと償ってきたのに
消えるのだ
この宇宙に流れる時の大河の中で
漂っていた私の苦悩に満ちた精神とけがれた肉体も
そして歪んだ深き業の年月も
田中洋二という人間が自分の子に殺されたことも
奴が私を思春期から性の対象にしてきた事も
造物主よ
あなたは私の魂を弄んだのですか
私の魂には深き業の烙印があるのですか
そして私は再び間違ったのですか
>>834氏と同じ
詩書いたこと無いから
スレ汚しただけならすんまそん
サヨナラなんて、もう嫌で・・・。「離れたくない」只それだけの理由で。
いつも僕のそばに居てほしかった。いつも私の隣に居てほしかったハズなのに。お互い愛してたのに。
僕の居場所はどこにいってしまったの・・・?
あの頃あの時の二人の思い出ずっと忘れない。
これからも思い出、二人で作っていけると思っていたけれど君は、もう、ここにはイナイ。
僕が住む、この街から、いなくなったんだね。・・・遠くへ消えてしまったね・・・。
悲しみの数を数えてた。「離したくない」これってワガママなのかな?
いつも、クダラナイ事ばかり話して笑ってた。いつも一緒に笑ったり泣いたり怒ったりできたハズなのに。
過去も現在も未来も永遠に。思い出のメロディまだ耳に残っている。
いつ頃いつ時の好きな気持ち変わらない。ずっとずっとずっと君と僕の心に流れて感じるメロディ。
僕が居た、この街から、いなくなったんだね。・・・・近くに居てほしかったな・・・。
この場所には二度と戻ってこないかもしれないけど君の事忘れずにいたいし忘れる事なんてできやしない。
サヨナラ・・・言いたくないけれど僕の愛した君はもういない。
せつない心ずっと痛いよ。痛くて痛くて、どうしようもないよ。
言いたくない言葉だけれど前に進む為に言わなきゃいけない言葉だから言うね。
一生愛したかった君・・・サヨナラ GOOD BY・・・。
840 :
839:02/07/01 20:13 ID:???
周りの人間と賛否両論なんです。
僕は良いと思うんですが・・・。
批評お願いします。
>>839 すまないが…はっきりいえば否といわざるおえない。
理由は三ヶ月間詩作してから
>>839の詩をふりかえってみると解かると思う。
百万の屍を積み上げて、私は手を伸ばそう。
知る辺の屍を階段のように積み、私は登ろう。
笑みを浮かべたままの屍を踏みつけ、私は目指すのだ。
後悔してはならない。後悔など屑のようなものではないか。
私は登るのだ。
私は目指すのだ。
泣きながら、
泣きながら・・・泣きながら。
843 :
839:02/07/01 22:47 ID:???
844 :
839:02/07/01 22:50 ID:???
スマソ。誤爆しました。
>>841 「こいつぁひでぇや」ってことですか?
なるほど、参考になりました。
ありがとうございました。
?
846 :
エヌ:02/07/01 23:19 ID:31NKfeT5
なんでこんなに傷つくんだろ バカみたい
ヘコまずにいられないのはなんで??
別にあの人に好かれなくたっていいし
大好きなあなたはここにいる
「頭の硬い、イジワルな人はほっときなよ」
でもね 不安だよ
いつか私にもそんな日が来るよ
「ずるくて卑怯者」というあの人の言葉どおり
私は本当に 卑怯者かもしれない
あの人は 私かもしれない
傷つく分だけ優しくなれますよと言うけれど
その分ひねくれてく自分を知ってるよ
あなたは全部の私を 認めてくれるかなあ?
ずるくなんかない こんなにへこんでんのに
わかってくれなくていいけど
でも ほんとのこと言うと
なんでこんなに傷ついてんのかなあ
反省なんかしないよ
だけど 傷つくのはイヤだなあ
バカみたい どうして上手くない?
こんな掲示板で心を通わすなんて無理、頭がおかしくなってくるよ
ごめん、もうねるよ。あなたが誰かも分からないよ
849 :
坂道:02/07/02 00:21 ID:8Q61SCcW
学校までの道のりの ちょっと長い上り坂
競争だ 君は言う
君と私は駆けっこして 毎日この坂を上ったね
男の子なのに私に追いつけない君
見かねた私は立ち止まって 黒いランドセルを持ってあげたっけ
桜が咲いてた日も
蝉が鳴いてた日も
落ち葉が舞ってた日も
雪が降ってた日も
君がこの街から出てった日も
君はいつも 私の後ろだったね
君が居なくなってから
私は歩いて坂を上るようになったよ
赤いランドセルは黒い鞄になって
やんちゃな格好はセーラー服になったよ
いつも君は言ってたっけ
足が速くなってお前に勝ちたい
お前に追いつきたいって
ねぇ ホントはね
私が君に追いつきたかったんだよ
君はいつも私の中で ずーっと私の前にいたんだよ
君は居なくなっちゃったから
最後まで追いつくことは出来なかったけど
もう何度目かの桜が咲いた日
私は変わらず 坂を歩く
競争だ
懐かしい声 振り向いた私の後ろには君
答える間もなく 君は走り出した
私も走った あの時と同じように
でも私はすぐに追い抜かれて
どうしても追いつけない
坂の途中で君は立ち止まって
私の鞄を持ってくれた
やっと追いついた
そう言うと君は微笑んだんだ
私は追い抜かれちゃったけど
どんなに走っても君の前を走れなくなったけど
でもね
なんだかやっと 君に追いついたような気がするんだよ
私は息を切らしながら笑って言った
足 ホントに速くなったんだ
あの頃と正反対 君が前 私が後ろ
でも ホントは並んで歩いているような そんな気がするんだ
オホーツクを照らす
太陽を陣取る光に
深海の貝殻の面影を残し
陽気な扇の形を与え
鉛でできたその体
溶けないよう祈る
私は鉄筋で太陽が陣取る光を貫き
頑強な一筋の光を作る
一筋の光を結んだ結束は錆びて
顔に痣があるカモメを貫くであろう
私はカモメが来るまで
このかつて鰊で栄えた廃虚のもと
やがてカモメが来るのを待つ
先人の残酷な風習が
浸透した風は軽く
一切のやさしさも持たず
私は叫ぶ
建築家の作った
赤い電話ボックスが
私は神だと言って
笑っている
>>849 いい詩ですね。あんまりまとまった事言えないけど良かった。
853 :
人形使い:02/07/02 00:58 ID:TWBI7lxZ
ひなさんいないの?さみしいのぅ。
『回想』
ぼくの燻らせた煙が通る窓
窓から見えるおかしな形の屋根をかぶった町並み
町並みをしなやかな足どりで行く乙女
乙女が透き通る声で口ずさむ歌
歌に微かに震えている七色のガラス
七色のガラスを磨く冴えない男
冴えない男のかつて夢見た海の向こうの幻の都
幻の都を訪れるという光る羽持つ鳥
鳥の鋭い瞳を多い尽くす抜けるような青空
抜けるような青空を見上げる失った男
男が旅路の途中に踏みしめてしまった草
踏みしめられた草が昨日の朝垂らした露の放つ甘い香り
露の放つ甘い香りをかいだ黒い猫
黒い猫の毛を優しく撫でつけるぼくは
それらの空想に少し笑って
地球儀をゆっくり、キッチリ一回分だけ回した
854 :
パクリですが:02/07/02 01:02 ID:8fklpk94
12月24日 今日はクリスマスeve
君と二人で楽しく過ごそう
大きなイチゴケーキおいしそうだね
とっても甘くておいしいよ
白いワインでもどうですか
ヌメヌメギトギトドロドロの
これは僕からのプレゼントだから
そのヒクヒク乾いた口でも癒せばいいよ
また僕は部屋を散らかしてしまったようだね
もう今日は遅いから早く帰りなさい
冷蔵庫の中に。。。。
― 惨劇の夜より 加害者の僕から ―
855 :
人形使い:02/07/02 01:18 ID:TWBI7lxZ
ゐっゆさんは訪れるかな?itaisure1さんもズバッと批評しちゃって下され。
今夜もう一片
『開闢』
傘を開くと雨は降り始める
見上げたからそこに雨雲が垂れ込める
差し伸べた手の平は
雨だれを天から吸い寄せて
一粒ごとに温もりを与えてゆく
たぶん真理と離れたところで
この手によって開かれていく宇宙
856 :
クワジ:02/07/02 01:21 ID:dCxcljtG
「遠い海へ」
何てことのない昼下がり
遠い海を見つけにゆく
麦わら帽子の君と二人
オンボロの赤い自転車で
息せき切って走り出す
潮の香りが肺を満たす
菜の花の咲く砂丘の向こう
海岸線がかすかに見える
春の陽が射す波打ち際を
そっとフレームに収めたら
穏やかな凪の海を背に
君は悲しく微笑むだろう
ほどかれた君の手のひらから
音もなく砂がこぼれ落ちる
カミソリのような日々を過ぎ
僕らは大人になれたんだろうか
今はもう何も言わないで
削れた胸に頬を寄せて
犬のようにただ求めあう
言葉も忘れて
甘くやさしい鼓動の中
僕は君の海を見た
冷たくゆれる涙の海
花びらのようなさざ波を見た
潮の退いた浜辺へ
遠い夕陽が沈んで
そして僕らは静かに
静かに眠ろう
857 :
あくゆう:02/07/02 12:50 ID:J+nYoMz1
お世話下さいました皆さん。
どうやら 今日明日でつきるようです。
最後の最後までお見捨てにならず
お叱り下さいましたことを感謝いたします。
お言葉通り馬鹿でした。
それが 今 身にしみます。
遅すぎるとお笑いになりませんように。
せめてそれに気づいたことをほめてやって下さい。
俺だけは死んで行く時に
おふくろのことを思い出すまいと思っていたが…
やっぱり浮かんでくる。
あんたは俺の何なんだ。
顔さえみりゃ泣いていたな。
だがもう泣くなよ。おふくろ。
涙の種が消えて行くんだ。
あんたの涙の種が消えて行くんだよ。
女か…
顔も忘れた。名前も忘れた。
道ばたの石ころのように拾っては捨てた女たち。
俺が死んで泣くやつ千人 笑うやつ千人
知らぬそぶりが千人か…
それでいいんだ。
まとめてアバヨを云わせてもらうぜ。
寒くなって来ました
そして暗くなって来ました。
お別れです。
抵抗しません。
無抵抗です。
弱者の最大の武器です。
厳しい評価は大歓迎。
貴様が厳しい評価をすればするほど俺の無抵抗は輝くのです
さあ、かかってこい
俺はいつだって無抵抗。
抵抗しません。
無抵抗です。
弱者の最大の武器です。
厳しい評価は大歓迎。
厳しい評価
厳しい評価
何とぞよろしくお願いします
ぷりーず
貴様て(w
860 :
マル:02/07/02 18:02 ID:qlZrv4lH
この世は無情である
ただ枯れゆくのを待つのみ
虚ろな目で空を見上げ
深い溜息を漏らすのみ
喧噪の波に揉まれて今日も愚者は行く
無抵抗です
皆はヒキョウモノというけれど
いきなり暴力的になんてなれません
ナイフを持たせたいのかな
なんてナイフを持った人々を攻める大人たちは
無抵抗を攻める
いやだよ、なんて言葉で抵抗してみても
やめてくれないのがイジメなので
バスジャック少年はナイフを取った
さて、悪いのは誰でしょう?
>859 この貴様は尊敬語に一票
いつの時代の話だよ(藁
864 :
閖:02/07/02 19:48 ID:???
「忘却」
煙を吸い込んで吐き出して
徐々に脈打つ早さが増してく
思春期は物思い
恋愛を説く
何年前かの約束を果たそうとしたけど
所々に蝕まれた記憶を繋げられないんです
透明で無色で鮮やかに
よりどりみどりの選択肢
思春期の性欲願望
もどかしさと解く
何年後かに約束を果たせればいい
でも所々穴がぽっかり開いているんです
学ぶ事を少し置いて
学ばぬ事に専念して
現実逃避を繰り返すというのはどうでしょう
865 :
名無し歌:02/07/02 20:06 ID:Ab/ShUCJ
我々は旅人だ
そう旅人だ
旅人は終わりのない旅を続けている
この道であっているのか?
旅人は不安になって振り返る。しかし、そこには人の姿はなく目に映るのは無限に広がる
砂漠のみ、
みんなはどこにいってしまったんだ?
旅人は不安に駆られ走り出す。しかし、能率は上がらずにただ時間だけが無情にも過ぎて
いく。
あぁもっと早く出発していれば良かった。旅人の心は後悔の念ではち切れんばかり、
も..もう一歩も歩けない
ついに旅人は足を止めその場に座り込んでしまった。
旅人はそこで足を止めてしまうのか?
結末は君の努力次第で自由に変えられる。
そう、答えは君の手のひらにある
もう、だれでもいい。車に乗って楽する
>822
クラシックサイダー様ご批評ありがとうございます。
喪失感を表したくて、淡々と書いたことが、逆に
単調にしてしまったようです。端的で厳しいご批評
ありがたく頂戴いたしました。またよろしくお願いいたします。
868 :
名前はいらない:02/07/02 21:50 ID:H3tRpXo6
「後悔空模様」
いくら背伸びをしても
いくら手を伸ばしても
もうあの空には届かない
そう?だったら自由にするよ
ところで、なっちは?どうなったの?
白夜が鎮静剤
白い大地が
黒い森の黒い炎の不在に
むせび泣く
辺境の空に
しがみつく月も
願う星もなく
凍てつく大地に
冷たい血が流れる
泉は枯れたわけではない
黒き森を統べる虎のように
狡猾に侵入者を待ち望む
小さなファシストから逃れた
白い雪、古い傷
甘いアサシンを待つ
白い雪、新たな傷
優しく殺してくれたなら
歓喜の糖蜜が
白い大地の
渇きを癒す
俺の心は無為自然、なんでも受け入れるよ
ただし、心のこもってないのは、だめ
何億のお金より、心のこもったジーパンの方が良いに決まってるじゃないか?
そう思わない?俺はそう思うけどな
873 :
朔羅:02/07/03 02:01 ID:???
以前書いた詩を
ちょこっとリメイクしました。
評価してもらえませんか?
【ハクチューム】
アスファルトに叩きつけられる赤い太陽
今日は青く感じるだけ
悲しいことなど隠し通すだけなのに何故こんなに溢れるのだろう
昨日貴方の云った其れが胸に残る
言葉なんて確信の無いものに振り回されて
貴方なんて存在に振り回されて
一昨日した約束 後悔する今朝 不眠気味
初めてではないけれど奥が痛いの
貴方でいっぱいだったのよ
隙間無く溢れてた
全てを許したの
痛い傷跡 目に見える幻想 甘い声 優しい温もり
なのに何故?
如何してよ?
後に何が残るというの?
此処で云ってみせて
答えなんて無いくせに
常に時と貴方は裏切り者ね
3年前のあの日誓った永遠は
貴方だけが誓ったのでしょう
貴方が本気で私は虚言
でもね私 貴方の愛が本当だと判っているの
だから愛に応えたの
だから今日も云って上げるわ
あら?遠慮なんていらないの
“愛しているわ”
だから貴方も
“愛してる”って云って頂戴
874 :
名前はいらない:02/07/03 02:19 ID:QsQ3OV0d
毘沙門天の樹
枯れ色の絨毯に落ちた冷たい雫は
千年の理想の瞬く間の夢の痕
いつか春日の大地に咲いた花は
一睡の夢を見て栄華を散らせた
笹で手を切る童子のように
痛みさえ探求と心得て
古の風を守護し
愛欲を信念に捧げ
孤独に向かい歩いた
正義の色は褪せることなく
馬上の杯に貴方が馳せた
遠き理想に置き去りのまま
そんな冷たい雫は
きっと枯れ色を潤し
大地に深く根を張り
我欲の時代を静かに見守る
誰にも知られることの無い
友愛を夢見る樹となるでしょう
875 :
名前はいらない:02/07/03 02:21 ID:QsQ3OV0d
迷子の白鳥 空を行く
みんな何処へ行ってしまったんだろう
こんな広い湖に一人にしないでおくれ
まだ白い羽も生えそろっていないのに
桜色の魚も一人で捕まえられないのに
そんな目で見ないで
哀しい顔をしないで
僕は生きてるんだよ
みんな遠くへ行ってしまったんだろう
あんな広い空を一人で飛べるのかなあ
まだ白い雲を見上げているだけなのに
七色の虹が掛かる訳さえ知らないのに
母さん何処にいるの
父さん何処にいるの
僕此処にいるんだよ
途方にくれた太陽が
冷たい風を燃やした時
彼は飛び立つ
僕は生きているんだよ!
876 :
名前はいらない:02/07/03 02:36 ID:IuPLezq1
貴女の肌を濡らす宝石のような雫に、
この心奪われ、この心惑わされ、何度も貴女を求めている。
しなやかな姿態に欲望を募らせ、甘い声に愛情をかき立てられ、
どこまでも続く快楽に向かって浮んでゆく。
悦楽への堕落と、届かない愛情を胸に、
貴女を求め続けている…。
878 :
名前はいらない:02/07/04 00:13 ID:zxpdeQoc
ハクチュームって白昼夢?
879 :
犬大好き ◆3JQ6Se9. :02/07/04 01:00 ID:Is9F193K
「犬大好き」
このまえ腐った犬が
浮かんでいたドブをまたいで
姉ちゃんがおしっこ
真っ白なわれめから
夕焼けにキラキラとおしっこ
姉ちゃんの金のおしっこ
夕焼けに油の虹が
浮かんでるドブにおしっこ
このまえ雨上がりの水に
浮かんでいた腐った犬
ごめん犬
なんかドキドキする
ごめん犬
なんかうらやましい
880 :
朔羅:02/07/04 02:05 ID:???
881 :
t:02/07/04 04:04 ID:RaCvtseT
『別れ』
この部屋の窓からは眺められる貴方の姿
声をかければ届きそうな距離だけど・・・
貴方は探してはくれないの?
貴方に探してほしかったのに・・・
貴方に見つけてほしかったのに・・・
こんなに近くに僕はいるのに・・・
もう会えないの・・・?
ただ過ぎ行くときは悪戯に
僕を苦しめて・・・
小道を下ると 涼しげな清流
底には 生きのいい魚影が数個
帽子を脇に挟むと
バランスを取り 傾いだ小舟に乗り込んだ
櫂 漕ぎ出す
そよ風 にわかに騒ぎ出す
シミ一つない 真夏の青の天井
一度たりと繰り返しのない でも 似通った岩壁達
心当たりのない 懐かしさ
抗うことない
ただ 下りの道のり
遠くに聞こえる 鳥達の話声
樹々の世間話 どうも明日は雨が降るらしい
人間(ヒト)以外にも 会話があるなんて
街は ヒト以外とおしゃべりするには にぎやか過ぎる
舟底に寝転ぶと 雲達が舟を追いかけて来る
瞼の裏の ありし日々
まどろむ笑顔
下りの時間は ゆっくりと流れる
883 :
分闡明:02/07/04 16:13 ID:uQJ08xDG
茶器っとチョ気っとスレっ枯らし
てんてんテンパッてGo!
884 :
クワジ:02/07/05 01:05 ID:gOC0s17f
>>879 「腐った犬」「ドブ」「おしっこ」など、汚穢に満ちたイメージの言葉を
どこかキラリと響かせてしまう、不思議な魅力があります。
計算してるようでテキトーっぽい文体もステキ。ちょっとエロティック?
好きです、こういう詩。
886 :
pino:02/07/05 20:29 ID:S3pder/u
君と僕の記念日
目の前にある 覚悟が目障りだ
君と僕にある あの空間が嫌でしょうがない
言葉知らず ただ鳴くしかない君よ
僕と出会い 少しは楽になったかい
つまりこうだろう、死にたいんだろ
でも駄目だ、生きるんだ
今年はいろんなことがあった
君に全部を話すよ
そうだ、今日に名前をつけよう
君と僕の記念日だ
「眩暈」
最後に佐野が投げたボール
回転してゆっくりと
太陽の光に煽られ
目の前で消える
夏の淡い霞みの中
リノリウムの床の冴える白さと
病院の湿潤な空気に
忘れていた記憶が蘇る
ボールが飛んできた後
私の記憶が途切れるのは
あの時考えていたのが
あなたの美しい肢体だったから
渇いたボールは弾み
リノリウムは反転し
高い天井の蛍光灯の明かりに
うっすらと照らされた輪郭は
私の心臓の早さに合わせ
暗い夕べへ
一枚一枚落下してゆく
佐野が投げたボールの
沈留していたステッチ
とてもつたなく
ボールはゆっくりと
私の眼前で大きくなる
889 :
黒瓜:02/07/06 02:09 ID:???
犬
影を歩む野良犬は橋を怖がる
川をのぞく勇気があるなら
その背骨の歪みは何か
遮られた停止信号を
何故に知り得たのか
川が流れる
交差する犬と犬
互いに知り得ぬ
目はどこへ
どこへ行ってしまったのか
君の背後に降りかかる
朱の滝だけがそれなのか
犬よ、犬
助けられずに綱を牽く
> 888
リアリズムへの素朴な信仰。
ボールはすでに死喩に近いのではないかな。
890 :
名前はいらない:02/07/06 02:21 ID:zBgyPvHI
言霊の蝋燭灯して 静寂の海を歩く
流れる潮を感じて 自分の鼓動となびくよう
叫んで潰れた声で 洗い流して耳鳴りを
断ち切れない色なんて無いから
生まれればいい もう一度
ここは言葉の海だから
>889さんへ
死喩。確かに。実はボールもボウルと書こうとして、
私の表現の埃っぽさに驚いたのでした。
自分の中の情熱のようなものを
どのくらい取り出して書けばいいのか
分からず、つい古い表現に隠れているのかも
しれません。詩が好きだから書いているのですが。
黒瓜さんの詩の野良犬の薄汚さと
朱の滝の対比がフランスの映画のようで
好きです。
他板でこんなんありました
http://natto.2ch.net/test/read.cgi/middle/1025811222/4 4 :馬鹿 :02/07/05 04:55 ID:l0yi8PaI
いいかいボビー 娼婦には 金をやるんじゃねー
娼婦には 娼婦には
今日 サリーが 帰ってくるんだ
そのお金で 踊りに 行けばいい
彼女は お前に キスをするだろう
シャイなお前も 今回ばかりは 抱きしめるんだ
いつも 俺に言ってるんだから
「早く会いたい 抱きしめたい」
前みたいに 抱きしめず 別れるのは つらいだろう
今日は 一杯 おごってやるよ
これで 勇気が出ただろう
今日 サリーが 帰ってくるんだ
そして ボビー ボビー お前が俺に
ジャック・ナイフで 切り裂かれる日 でもあるんだ
893 :
名前はいらない:02/07/06 03:51 ID:isqnvbMQ
カスとの議論はアホへの転落
相手にするだけバカをみる
894 :
名前はいらない:02/07/06 03:51 ID:zBgyPvHI
KING OF BANDIT JING4巻より〜
その昔 詩人がいた
言葉を金で買う詩人がいた
買い集めた美しい言葉を
継ぎはぎしたり並べ変えたり
しているうちに
孤独をしのげる名声と
生きるに困らぬ富とを
手に入れた
ある日 詩人はひとりの村娘に出会った
その時自分を襲った
心臓のギャロップ
脳髄のトレモロ
それを娘に伝える言葉が欲しくて
詩人は手当たりしだいに
買い漁ったが
ぴったりの言葉は
みつからなかった
富は尽き 人は遠のき
やがて詩人はさびしく死んだ
その晴れた朝
いくばくかの涙と
葬送曲は流れたが
弔いの言葉は聞こえてこない
詩人がとっくに
買い占めていたから
(作者不詳)
結構いいセンスしてて好き
895 :
朔羅:02/07/06 03:59 ID:???
897 :
朔羅:02/07/06 04:20 ID:???
>>889 僕としては・・鉄橋の線路上で轢き殺された犬を連想しましたが。
あるいは、川に流されたその先に朱色の滝が?
あなたの詩も死喩とリアリズムに満ちておりますよ。
その意味では非常に鮮烈な印象を受けました。
>>890 一つ一つの言葉が意味するものは伝わってきます。
ただ言葉の海への過度な物乞いはよすべきでは・・
>>896 >>897 ほっとくのは勝手だが文章の書き方が林檎と言わざるを得ない。
漏れ以外に林檎を連想した方は,いると思われ。
タイトルからして林檎のパクリじゃないか。自覚がないのか???
じゃあ聞かせてもらうが、あんたは林檎ファンでは無いか?
後、マルチポストはやめろよ。
900 :
アリアセンシス:02/07/06 17:23 ID:fp9wQR5y
散り散りになった淡い過去の群れが
月がおぼろげに浮かんだ闇夜の晩に
秘密の集会をひらく
何とはなしに俺の背中を押してきた
輝かしくも寂しげに打ち捨てられていた栄光が
そっと忘却の雨雲の内に微笑む
無機質に散らばった記憶の破片は細長いチェーンに絡まれて
虚しさを瞳に浮かべながら
冷たい快感に身悶えする
盛りあがった腰の青白き肌に指を沿わせ
俺は自身の生温い過去を愛撫する
過ぎ去った雨音は 夏草の匂いに包まれたまま
赤い屋根の上から落ちてくる
俺の内にあっては 星さえ手が届かなかったおまえ
おまえは夜空に舞った イチヂクを投げつけたような鈍い音とともに
潰れてしまった