【詩】全員「名前はいらない」で書き込むスレ

このエントリーをはてなブックマークに追加
933名前はいらない:2009/07/29(水) 20:06:52 ID:myIoqwg/
懸念事項は解決した
その筈なのに
拭い去れない不安感と自信の無さ
劣っている気がして仕方ない
もっと頑張らなければいけないのに
しっかりしなくてはいけないのに

バスには乗れない
乗りたくても
どうしていまわたしはこんなところで

判っているけれども判りたくない
934名前はいらない:2009/08/01(土) 05:33:49 ID:NBXsgJ5A
いつまでもそばにいない
そんなことなどとうにわかっていた

この手の中で光らないことも
この耳に流れないことも
この口に通らないことも

よわくはないからきょうもここで
せんかいをつづけるだらく

積極的に忘れて欲しいものと
癒着している忘れて欲しくないもの
術式は広範囲

ランプの点滅を告知するには
告知する側にこそハンカチ
935名前はいらない:2009/08/26(水) 00:05:20 ID:sSh7Y3Nk
全ては過ぎて
私は今日も吸っては吐く
持ち歩く錠剤は一種の御守り

患部への効果は感じないが

治療は誰にもできない
この足で立たなければならないことは
承知の上

あなたに縋っても無意味だが

その清涼な空気に触れると
疾患は癒える
そうあることを願っていた

夢だった
夢のまま
936名前はいらない:2009/08/26(水) 00:31:02 ID:sSh7Y3Nk
優しい過去も
優しい今も
優しい未来も
全て亡くしてしまった

積載されたものものは
キャパシティーオーバーする度に
優しいそれらから消失する

記憶をおさめた箱を埋めることはできない
私の足は如何なる土をも踏めていない

懐古主義のペシミストが
強烈に羨望しては得られない
優しい世界に

あなたはいる
私はそれを眺めることさえままならない
937名前はいらない:2009/08/31(月) 01:30:22 ID:ej+DJLgb
それは

忘れたくない人がいます
それはあなたです

忘れてほしいようで
忘れてほしくない人がいます
それはわたしです

いつまでもなぞっていたいのに
忘れてしまいます
それはあなたと過ごした時間です


あなたです
938名前はいらない:2009/09/24(木) 08:15:14 ID:0gClwCzy
世界は眠気を中心に回っている

私は出来れば今すぐ一生眠っていたい
けれどそれは許されないので
私達には朝がやって来る

そして許してくれる優しい夜は
驚くほど短い

世界はまぶた一枚
939名前はいらない:2009/09/30(水) 00:02:32 ID:ADqd15XV
どこにも
ここにもない
あそこにも

私が身を削っても
親指は小指へ
人差し指は中指へ

私はどうしてここに
私はどこに
私はあそこにいられない

どこにもいない

一番力の入らない
一番立ち上がりにくい
940名前はいらない:2009/11/12(木) 04:10:02 ID:uWlOaxCJ
泉の底が見えてきている
言葉は
枯れるものだ

世界から零れ落ちる
落ちている
落ちたら

わたしはどこにゆくのでしょう

底も天井も視界に入るというのに
未だに宙ぶらりん

いつか世界から零れ落ちたその時
どこかの誰かは拾い上げてくれるだろうか

今にも始まりそうな
もしくは終わりそうな
もう始まっているような
もしくは終わっているような

枯渇
渇望

忘却
941名前はいらない:2009/11/30(月) 01:55:47 ID:peIiwaeE
世界は私でしかできていない
だから私を終わらせたい

そしていつか嘲笑いたい
私を造り給う愚かなわたしを

醜い世界を
卑しい世界を
苦しい私を

わたしが存在しなけれぱ
私の世界はもう少し良かった

わたし存在しなければよかった
942名前はいらない:2009/11/30(月) 02:02:39 ID:peIiwaeE
その時は海がいい
まっ逆さまに落ちていきたい

誰にも見つけられない
誰にも見つけられたくない
いま既に海にいるようだ

赤は救ってなどくれない
それなのになぜ流れるのでしょう

赤は圧迫でしかない
それなのにどうして必要なのでしょう

だからその時は
海で
943名前はいらない:2009/12/07(月) 00:04:36 ID:818tmG5j
許されるのならば
個体を選択してみたかった

形容を違えたとまでは思わなくとも
きっとより楽な筈

いつかの記憶でも
ここに答えを見出だせていない己ばかり
それはつまり
常にけがれている

リンゴなど食べたくなかった
944名前はいらない:2009/12/07(月) 00:11:46 ID:818tmG5j
どうしても世界は回る
私達に拒否権はなく
また参政権もない

神々の政はきっと
白と黒の四角
片手は白か黒を
片手は水でも果物でも

いつからいつが
確かにこの私だと言えるような力は無い

どうしても生きたいわけでも
どうしても死にたいわけでも
ただ動いている

ただ繰っている
945名前はいらない:2009/12/07(月) 01:52:05 ID:gj2Bt+jv
彼が私のすべてを否定したように 
私は君のすべてを否定しようとした
でも無理な話だよ 
私は君の人格を尊重する事でしか 
君と仲良くなることはできない 

仮面を被った奥で私がどんな顔をしていても 
その虚無を一時でも見られてしまえば 
それで私と君の関係はおしまいです
人間は、どういう時に楽しむのだろう 
私にはむつかしいテーマだ 

私は仮面を被って生きていく 
一生

946名前はいらない:2009/12/08(火) 21:40:03 ID:8c2pnaJ7

箱のなか
ことば
箱のなか
蓋をして
開けるなよ
鍵かけて
寝かせるか

1年後
開けて頂く
ことば

風船や
しゃぼん玉みたいな
関係

その背景
写って

947名前はいらない:2009/12/08(火) 22:45:13 ID:1LbwXNjW
花はほんとうにうつくしいのか
といっている

あか きいろ しろ

花は 私だ
といっている

わたしも
わたしだ という

花は できるよ
といっている きがする

おおきいこえで
ちいいさいこえで

わたしたちは
わたしだ といい

花はうつくしい といったり
ながめてみたり
ふれてみたり
さがしてみたり
うつくしいのか といったりする

それって なんか
みんなと 生きているきがする
そんな かんじがする

あお ぴんく むらさき

だから うつくしい きがする
948名前はいらない:2010/01/02(土) 12:53:03 ID:2G/Z1ISQ
冬は驚くほど月が綺麗
簡単じゃない美しさに寂しくなる

寂しさと時間は何時の間にか通り過ぎて
またここにあって
すぐ先で待っている

月明かりを享受できていることを
感謝するべきだと囁くこの脳は
誰の時間を満たすのだろうか

この寂しさは何時の私を救えるのだろうか
949名前はいらない:2010/01/06(水) 21:33:02 ID:tGinEpHq
スイッチが見つからない
何度押しても暗い
電気が点けられず焦った

慣れない大きな枕とベッドには
ふかふかの布団と白々としたシーツ
落ち着かずとりあえず椅子へ

カーテンを引いて景色を眺めようか
窓の開け方が分からなかった
暗くて何も見えなかった
けれど、すべてが心地良い時間

目覚めの朝は快晴で窓の外には非常階段

どこにでもあるのだ
踏み出せばいつだって
950名前はいらない:2010/01/24(日) 10:46:26 ID:AzEP8WkS
田舎の畑の真ん中で、君と私は立っていた。
私はいう、ぼくに存在意義などない、有機物と無機物でできたただの物体だから、と。
君はいう、それでも意義を一番欲しがっているのは君だね、と。
田舎の畑の真ん中で、蝉の声と客の乗っていないバスの音が響いた。
返す言葉も、ない。私はバスに乗ろうとそれを追いかけた。
951名前はいらない:2010/01/24(日) 13:28:37 ID:xyN1LNnx
性悪説の何よりの証明はこの心
常に欺瞞で満ち満ちている
カマをかけて反応を伺う

紛失癖はトップセブンの中でも常に首位
そうやって失うばかりの日々
何かを生み出せるものへの強烈な羨望は
暗い欲望への積立金

欠陥だらけの体を思い空を仰ぐ
エリ・エリ・レマ・サバクタニ
952名前はいらない:2010/01/24(日) 13:36:01 ID:xyN1LNnx
不愉快な歌が時折流れる私の箱庭
見下ろして笑むあなたは
救うつもりなど端から無い
無数の道楽は住人を摩耗させる

それでも祈る
どうか救いを
どうか赦しを

だって私は箱庭の住人
953名前はいらない:2010/02/01(月) 00:55:25 ID:6uzG6ovY
いつかの空想も
今の想像も
全ては溶けている

形にならないものを
一生懸命に手繰り寄せて
時間は流れてしまう
胃は呻いてしまう

食べたいものなど無いのに
欲しいものなど無いのに

そう、本当に本当に必要なものなんて全然ない
それなのに堆積の日々

形になれないのなら
どろどろに溶けて
漂流してみたい

あなたの傍へ
あなたの傍で
954名前はいらない:2010/02/01(月) 01:03:49 ID:6uzG6ovY
適切な言葉について考えた
この脳ではまだ見つけられない
更新されたものはもうこれには触れていなかった

行為の情景が浮かばない
けれど関係が切れることは寂しい
それだって首一枚
今の関係は切れていないとでも?

モラトリアムが迫る
執行の後のこの脳の状態を想像できてしまう

何も
変わらない
これが答えでしょうか
955名前はいらない:2010/02/22(月) 13:33:13 ID:+DRX6hsr
あったはずの繋がりが眼に見えて消えてゆく
あれほど確かに思えた物だったのに
無くなるときはなんと儚い事か

君は私の失った片割れだと信じてた
ずっとこの先も、きっとそばにいると思ってた
二人で一つだと思ってた

それがこんなにあっさりと、その繋がりが消えるなんて

不安で動揺して寝れない日もあった

でもきっと仕方ないんだよね

君の人生の目標と、私の人生の目標があまりに違い過ぎた
一時的にともに過ごすには最高の仲間だっただけなのだ

いずれこの場所から離れるその時が来れば、最初から私たちは別々の道を歩む運命だったんだ
君が欲しいもの、私が欲しい物がちがっただけだ

残念だよ、隣に君がいないなんて

あの時、いつでもそばにいるって言ってくれた言葉が胸に突き刺さる

友達としての私の役目はおわったのかな?


さようなら、ありがとう
君がどう思っていようとも、君はいつまでも大事な友達だよ
956名前はいらない:2010/02/26(金) 22:55:51 ID:TPaF0DtB
光らない世界
鳴らない16和音
きっといつも欲しいものなんて
どこにもない

ただ眠りたい
ただ眠りたい

意味を見出せない日々と
「お電話ありがとうございます」
なぜここにいるのかとセンタクモノを点検しても
分かるわけがない

ただ沈みたい
分からないものを分かることができるものなんて
どこにもいない
ただ沈みたい

だから眠りたい
ただ、眠りたい

そこでなら光るかもしれない
それは私だから
957名前はいらない:2010/02/26(金) 23:23:44 ID:TPaF0DtB
深い深い底で漂う内にグロテスクに変容して
この手が光を浴びることができないのが
誰かのせいではないのならば
この憎しみと共に呼吸をすることが正しいのでしょうか

この目に映る歪な世界を知らない
絶望と共に生きることを知らない
世界は浅瀬ばかりだ

浮上の方法が分からない
この手を引いて教えてください
そこでは生きれないことを知っているから
どうかそこに連れて行って

間違っていてもいい
もう何も楽しくないもう何もしたくない
光を浴びるのは最初で最後

その手でそう導いてくれませんか
958名前はいらない:2010/02/27(土) 07:12:24 ID:woTf+bzG
カレンダーに追われるように夜が明けると
規則的な電子音が左耳に響く
今日は土曜日
あの日は日曜日だった

いくら足掻いても今の傾きを救うことはできないことを
あの日曜日の午後のわたしは知っていた
あの瞬間に私たちが響くことはないことも

それでも抱いていた淡いものも消えて
この手には何が残るのでしょう
濃さを増す斜線は救いの予兆でしょうか
更なる喪失でしょうか

そしてわたしが私を抹殺するのでしょうか
959名前はいらない:2010/03/04(木) 00:28:26 ID:EJzk4Ol4
引かれた白線はやがて消えるけれど
わたしはその白さを忘れない

忘れられない

誰かの靴跡が踏み躙った線を
激しい風で掻き乱された線を
冷たい雨に打たれた線を

みんな忘れる
上手に綺麗に何事も無かったように
そうしてまた別の線へ

そこに確かに存在したというのに
今もわたしの中にあるというのに
960名前はいらない:2010/03/07(日) 19:54:38 ID:HVePngZr
回転を繰り返す間に泣き出しそうになった
そこにあったのは共鳴というよりは衝動
円を描くその時に涙は零れなかった
理性は本能に勝ることが多い

どんなに沈没しても
生きて
生きてしまう

咀嚼を繰り返すことに慣れきって
ラマダンなど不可能だ
空を仰ぐその時は足元が定まらない
自分さえ見えていない

堆積の日々からは逃げられず
ただその日まで生きる

生きてしまう
961名前はいらない:2010/03/13(土) 00:14:48 ID:ahdSofUZ
しみていく
思考や記憶や行動が漏れて
どこかから溶けてしみて消えていく

それは痛みを伴っていて
ちょうど一月前を思い出す
今でも忘れられないことこそが
私の弱さの源でしょうか

自分で選んだ今だというのに
漂白されたそれを見ても
嬉しいと思えなかったのは
今はもう繋がれないからでしょうか

徐々にしみていくものが私を腐食させて
いつか私自身の足を踏み外させる

もう踏み外している
962名前はいらない:2010/03/13(土) 00:32:19 ID:ahdSofUZ
謝らないで
答えは分かっていた
それでも選択したのはいつ終わるともしれないエンドロールを
いい加減もう見たくなかったから

それでも選択したのは答えを知っていたから

それでも
それでもまだ
まだ名前をなぞってしまう脳がここにあって
記憶を再生する脳がここにある

わたしはきっと名前を見つけられない
あなたはきっと見つける
そこに私はいない
963名前はいらない:2010/03/16(火) 03:28:10 ID:+IsWBzgU
笑ってしまうことで少し救われた
できれば、それを共有してみたかったけれど
できなかったということは
できなかったということでしかない

甘いお茶は思い出してしまうから
この手は選べない
それでも、避けていたあの音に触れることができた
まだ聴くことはできないけれど

確信が囁いている
涙が舞台の袖に控えている

笑ってそのメロディーを聴く日が来るだろうか
964名前はいらない:2010/03/17(水) 01:05:05 ID:Ghk/QPhL
どこにもいないよ、自分なんて
どうすれば正解なのか
何が救ってくれるのか
欠けても満ちても届かないことは同じ

どうしてこんなにも不完全なものが生まれてしまうのか
何も埋めてくれない
水の中に埋めてほしい

不安定な私にはお似合いだ
965名前はいらない:2010/03/24(水) 19:08:28 ID:/STm86+y
世界に押し潰されそうになる度に
脳の中で密やかに「ねえ」と問うても
だれも誰も応えてくれない

さらけだすことができていれば
私はわたしを好きになっていたのでしょうか
私は答えてくれない
わたしは答えられない

暴れているかのように
脳の中の何かが不規則にリズムを打ち始める
いつかこの脳が破裂した時には
硬く握られた拳が出てくるのかもしれない

ごとりと地に落ちたそれは
皮の剥けた指を隠すように
多くの視線から醜い自分を隠すように
ぎゅっと身を硬くしているだろう

そしてその内に地を叩いて
不器用にリズムを取り始めるだろう
「ねえ」と
966名前はいらない:2010/03/26(金) 02:01:57 ID:bv8nzAst
ウンコしたときに、神にウンコがベットリ付く奴は、ケツ毛を剃れ。

オレは電気シェーバーの際ぞり用の刃でやってる。

剃るとあら不思議、あら簡単、ウンコがほとんど付かなくなる。

トイレットペーパーの消費が減る。
967名前はいらない:2010/03/28(日) 01:29:13 ID:OXOuIoNo
激しい人になりたくない
そう思うこの心が既に激しい場合は
私はわたしを否定して
私はわたしを抹殺していることになるのでしょうか

激しい腹痛に襲われることを
半分の世界は知らない
生まれついての理不尽が付き纏う
世界はなぜ表と裏があるのでしょうか

恨む
誰を?
祈る
誰に?

押しても引いても見えない姿に翻弄される小さき世界
ならばいっそ潰えさせてくれ
告知したのならば殺して
無駄な延命装置などつけないで


968名前はいらない:2010/04/08(木) 00:30:06 ID:6MyuebUR
本当は分かっているんだ
けれど分かりたくないんだ
あまりに難しいことばかりなのに
あまりに簡単だから

すぐに泣いてしまうんだ
もう遅いことばかりで
わたしはいつも後悔している
私が見えなくて

会いたいもう会えない
誰か助けて

わたしのどこがわたしなのですか
969名前はいらない:2010/04/08(木) 08:07:48 ID:6MyuebUR
ジリジリと痛む喉は何を訴えているのだろう

繰り返す痛み
繰り返す涙
繰り返す後悔

繰り返す世界

惨めさの象徴を露わにして
思った
気付いてでも気付かないで
助けてでも助けられない

喉を潰したい
リピートボタンを壊したい
夢は
今日も思い出せない
970名前はいらない:2010/04/09(金) 08:05:36 ID:aZTNwrsS
指が記憶した数字を
脳が反芻する配列を
全て忘れてしまえたらと
願って
本当は忘れたくないと
泣いた

何億もと言うのなら
やはり意味があったのだと信じたい
あなたもそう思ってほしかったと
願って
膨大な時間が蓄積された

でも
あなたにとっての私はただの記憶なのでしょう
数字や配列の意味に祈ったわたしなど
もう

忘れたのでしょう
971名前はいらない:2010/04/09(金) 08:24:01 ID:aZTNwrsS
波間に浮かぶ気持ちはもう沈んだ
けれど溶けて消えてはくれない
音もなく海中を漂って
いつも
どこかにいる

耳抜きはできず記憶は水に浸かる
深く静かに溺れて
ここがどこなのか分からない

遥か頭上でいつも光っていた
手を伸ばして私もそこに行きたかった

誰もいない青い世界
あなたはいない
972名前はいらない:2010/04/10(土) 23:38:44 ID:0zPox4+3
塞がった世界は無味無臭で
本当はこの状態がデフォルトなのかもしれない
スパイスで味付けして
偽装工作に及んでいただけ全て

陳腐な映画より永田町の動向が面白い
生臭い世界を笑う
俗物の醜さはエンターテイメントに丁度良い

井の中の蛙にとっての神は井戸だったのかもしれない
973名前はいらない:2010/04/10(土) 23:52:58 ID:0zPox4+3
偽物だらけの世界に笑う日々
巧妙なイノセントに自然は見当たらないのに
大衆は馬と鹿

偽物だらけの世界に笑われている群集達
含有物の確認をどうぞ
合成着色料で作られた自我

下品な素顔に模倣された個性を塗りたくっても
暴力的なことに変わりはない
ヒステリックな振る舞いには冷笑するしかない

信仰の洗脳を希望する
汚れた脳を洗うべきでしょう
974名前はいらない:2010/04/12(月) 00:43:28 ID:gGV4QA2Y
本質的に汚いわけではなくて
全てが醜いなんてことはないし
生まれついて悪いわけでもない

ただよごれてしまっただけ

だからこそ知っている
美しいものや響くものの存在を
それはささくれだった私を優しく包んで
わたしを想起させてくれる

忙殺された世界は
いつも本当は隣に居てくれたりする
救いの手は本当はちゃんとある

だから私達は忘れられない
あなたのことを忘れられないのも
その中にわたしがいて
わたしは私を救えるから

ただわすれてしまっていただけ
975名前はいらない:2010/04/12(月) 22:57:30 ID:giQdkcac
わたしに何を望んでいるというのでしょうか
いつの罪が今の罰なのですか
それがわたしにばかり降りかかると感じるのは
おかしいことですか

自由になりたいと願うことはいけないことですか
そのために何もかもを捨ててもいいて思うのは
裁かれることですか
一度でも犯した者は許されないのですか

あなたを憎みたくない
でもそれは難しい
わたしが見ることができる磔のあなたは
あなたじゃないから

どこにいるのですか
死んだ時にやっと会えるのですか
976名前はいらない:2010/04/12(月) 23:02:47 ID:giQdkcac
助けて
助けて
助けて
助けて

飽きるほどに祈ったら叶えてくれますか

助けて
助けて
助けて

いつか許してくれますか

助けて
助けて

しがらみから自由にしてくれますか

助けて

手を差し伸べてくれますか

神様
977名前はいらない:2010/04/12(月) 23:56:14 ID:giQdkcac
あなたの何を信じれば救ってくれるの?
罪を告白すれば本当に許してくれるの?
欲張らないから
もうこれ以上は泣きたくない

もう見捨てたということ?
からかって遊んでいる?許すつもりなんて無いんでしょう
救う気なんて無いんでしょう

絵画の中で頭がたれていたのは
祈りのためじゃない
それは絶望

それは残酷なあなたのせい
978名前はいらない:2010/04/13(火) 00:21:53 ID:3xS7TC0w
酷いものだ
あなたが作った世界は欠陥だらけだ
このわたしのように

あなたが作った身体をさすって
現実の冷たさを感じてきた
思い出せないほど昔からずっと

暖色で描かれるあなたは知らないのだろう
979名前はいらない:2010/04/15(木) 23:40:34 ID:YfuUFppu
足掛け十二単
好きなのは桃色
なんやったんろ・・・
一つも忘れてない
忘れるはずもない
ただ千切れてるだけ
繋げられないまま
ばらばらなまま

竹の葉の落ちる様を見ててさ
くるくるとまわりながらね
別々の場所にね
・・・

980名前はいらない:2010/05/05(水) 03:20:51 ID:D6fkZo3S
娯楽は無数
でも琴線は僅か
つまり本当に必要なものなんて数少ない
ばかりか全然ない

オーバーな演出に心臓を握られ
過激な連写に目を覆う
そんな時間は楽しくない

転がる駄作を上手く避けられなかった
失敗だ

削がれた健全さを取り戻すのに
不健全な会話しかない自分が情けない
娯楽の除去を
世界の消滅を
981名前はいらない:2010/05/08(土) 03:18:27 ID:kuaLMagG
ただ一つのもの
それさえあれば
それでいい

一人きりでも
確かにあるという確証があれば
きっと世界は寂しくない

証明があれば
生まれゆく後悔は霞む
少しは自分に感謝できる

確かなものが
ほしい
982名前はいらない
明日はきみの最後の誕生日
お祝いの言葉 届くかな
きみが帰ってくる頃には
私はなにをしてるかな

囁くような 小さな声も
小鳥のような その声さえも
聞こえるような

もっと近くで

もっと近くに

泣かないと決めていたけど
きみと最後に会えたら
きっと きっと 泣くのだろう

明日はきみの最後の誕生日
おかえりを言うのは まだ早いけど
きみが帰ってくる日のために
オカエリナサイの練習をしよう