「iとc」
ちょうど1年前
貴方と過ごした数日間が今でも“永遠”の感触を僕に思い出させて
それが目の前から終えてしまったことを思い出させられるよ
今でも
「僕にはもう詩は必要ない」 と
波打ち際で幸福を感じていたんだ
いつか破滅して僕は独りになってしまうことは始めからわかっていたんだ
でもこんな風に終わるとは考えられなかった
それももう 少し前に通り過ぎていったことだけれど
僕はもう雑多な事にまみれて
いつもぼやいている事だけど かなりいろんな部分を失ってしまった
貴方のことも
殆どもうどうでも良くなってしまった
愛と死は
いつも僕と貴方の間でカタチを変えながら漂い
貴方を新たな生へ導き 僕は深い後悔のなかで留まり引き受けた
ある愛情を ある憎悪を そしてそれらの死を
そして僕はそれらと決別し
貴方は冷たくなった僕を不思議に思うだろう
そして埋めようもないこの空白に僕は詩を捧げるだろう