精神病院系出張診療所

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952名前はいらない:03/06/12 01:00 ID:aZ6gzflJ
ストーカーなんですか?
953霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/12 01:33 ID:Qh1DNbCz
>952さん
そんな腐った真似をする暇があれば、私は図書館から借りた本を片づけます。

=========
誰かの目というのは
心の中で鉄条網を作り出す

好きなリズムも
好きな言葉も
好きな誰かも
好きな何かも

マイナスへ傾倒しだすから

素通りしてきっと
胸の中に積もる
ひっかき傷を治癒させる

素通りがまた
新しい鉄条網の素に
なっているのが事実でも

前を向かなければ
どの方向へも行けない
瞬間や事実が
確実に訪れるものだから
954霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/12 01:40 ID:Qh1DNbCz
頑張れ 頑張れ 頑張れ 頑張れ

壊れたレコードみたいに
いじけたオウムみたいに

繰り返されて繰り返されて
起爆装置がゆるゆると動く

プラスの言葉を
マイナスに受け取る

この思考回路は
すでにショートした欠陥パーツ

最後の扉が開く日までは
部品交換出来ぬまま

Easy Smile
貼り付けたまま

ありがとう ありがとう ありがとう

今日も復唱している
心のなかの表層に浮かぶ
おきまりの台本
955霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/12 01:52 ID:Qh1DNbCz
家臣が王様にお辞儀をします
 「今日は、贈り物がございます」

王様は家臣にちらと目をやり
 「くるしゅうない、よきにはからえ」と
欠伸混じりに言葉をくださいます

家臣は王様に深々と一例して
王様のもとへとにじり寄り

その中指の逆むけを ついっ!と力を入れて
一気に剥いてしまいました

驚いた王様は ぼんやり眼もどこへやら
 「これは何事だ、なんの戯れじゃ」と
髪振り乱し杖振り乱し叫びます

家臣はしゃあしゃあと答えました
 「王様、今日の贈り物は『刺激』でございます」

これを聞いた王様は、あっけにとられて家臣を眺めつ
逆むけから滴る赤い雫を眺めつ して

 「なるほど、たしかに余は一時怠惰から抜け出しぞ」と
諦め顔を呆れ顔に笑いを滲ませ
中指の傷から滴る血のぺろり、と舐めてしまわれました


(呑気な王様と悪戯好き家臣とのささやかでどうでもいい物語)
956霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/12 02:00 ID:Qh1DNbCz
>955
>諦め顔を呆れ顔に → 諦め顔と呆れ顔に
>血のぺろり → 血をぺろり
957霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/12 02:05 ID:Qh1DNbCz
見ず知らずの誰かに
「嫌い」をぶつけられたところで
驚きの感情しかわき上がらないわけです

見ず知らずだと思っている誰かが
実は見知っている誰かだったとしたら
哀しい気持ちが確かに溢れてくるでしょう

ですが
見知っている人たちは
卑怯な真似には縁がなく
嫌いなら嫌いで
正々堂々その言葉をくれる筈です

彼らは私と違って
いつだって強く凛として前へと進んでいるのですから

故に
「嫌い」をくれる見ず知らずの誰かがいても
やはり私は驚くだけで さほど意には介さずに

こうして勝手気ままに言葉を連ねているのです
958たもいの刺身:03/06/12 22:19 ID:6bN6k0xr
「おんぼろげ」

自分を基軸にしてさ
散りばめられた宇宙の飛び石
遠く遠くまで広がってるらしいけれど
見えているのは精々一個二個三個目の向こう

おんぼろげー
だったら目の前の石にさ、
次への飛び石あるってことだけ確認して
右足乗せたらば、まずのおんぼろげー

そんでまた目の前の石にさ、
次への飛び石あるってことだけ確認して
左足乗せたらば、またのおんぼろげー

欲張っても闇の中
三個目四個目は未確認だもの
目の前ので行き止まりじゃないって
たったそれだけ確認出来てればキラキラの
君繰り返した伸ばした尻尾が何か良いもの引き連れてるかもなんだ
959たもいの刺身:03/06/12 22:32 ID:6bN6k0xr
「脳」

脳がオーダーしてる
お砂糖が欲しいって、
だけども君はダイエター
ノンシュガーの薬味で誤魔化してる

脳が意見してる
それじゃないって、
だけども君はダイエター
誤字脱字アレレ阿呆になっちゃった

赤ちゃん出来たら鬼になる
突き飛ばし貪るチョコレート(白)
我慢してたの限界なの満ちる部分は壊れてる
満腹って何ですか
ごちそうさまって何ですか
赤ちゃんもチョコが欲しいのですか
愛されたいため骨だけになり無理してないない鬼になる(白)
960たもいの刺身:03/06/12 22:41 ID:6bN6k0xr
「白い魔法」

夏は明るいのに湯気だして
幸せの条件が場違いそうにしてる
白いものが好きだと産声からのやり直し
赤ちゃんの味がすると目を閉じて
小さな睫毛をもう一度
許されるから、
贅沢だね

魔法の葉を摘みにいく
月桂樹とか教えてくれたの若いの
公園が汚していないところ、
教えてあげようか
君も赤ちゃんになりたいのならば黄色い柵の南側
ブランコから注がれる子らのお待ちかね、
クリームシチューに魔法をかけて
汗かき親子がフーフーする夜
風と熱の押し付け合い
ここには白い愛
961たもいの刺身:03/06/12 23:12 ID:6bN6k0xr
「お魚卸せます」

どうでも良いことなんだけど
私が文字でさえ遊べないジャンル
幾つかのうちの一つとして「性描写」「残酷」

思春期のころはそれなりに
危うく犯罪までかの妄想もH本ひとつで広がった
エロに加わる残酷が不思議な加速をくれるのも感じていた

私はHな絵がかけない、
トイレに卑猥な詩もかけない
特に興味の過不足もなく迸りなどないけれど
気紛れくらいで書いてみたい「詩遊び」の一貫やら一部

文字ごときさらに匿名しても
私はやっぱりHも残酷も書けない見られない
妄想、非妄想とて無茶を書ける人が羨ましい、
抉ったり 殺したり 混ぜたり・・・
これ以上「−たり」の例えさえ書けない

「書いたもの跳ね返る自分に突きつけられるが」
・・・説明さえもままならぬ
カマトトぶる気はサラサラない
嫌味や罵声はトップクラス、
私はなんだろう・・・
962かまとっと、おとと:03/06/12 23:18 ID:6bN6k0xr
私はどうしてだろう
私はなんでだろう
私はなんだろう
これは一体どうしてだろう
これは一体なんでだろう
これは一体なんだろう

名前もわからないのよ、
知らない人の前で知らない人になって
どんな残酷なことを書いてもいいじゃない
どんなエゲツナイ猥褻を書いてもいいじゃない、

書けない、そんな文字打てない・・・
カマトトだ
うるさい
馬鹿・
難しいことを考えるのは嫌いだって言ってるでしょーーーーーーー!!!>自分

(はい、やーんぴ・・・)
963かまちょちょ:03/06/12 23:21 ID:6bN6k0xr
もうずーっと1000取り遊びしてない・・・うずうず・・・
964名前はいらない:03/06/13 01:15 ID:DOL3U3hd
鬱カマどこだ?
965887:03/06/13 01:39 ID:rgwhyY7p
ラストのカキコが感動するような詩だったらいいなぁ…
966名前はいらない:03/06/13 01:48 ID:WPMqcm28
たもいに1000やって...
967霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/13 03:51 ID:95A78RxG
>たもいさん
気持ちいい食べっぷりに心から感謝します。
エログロは、エログロが得意な人にお任せいたしませう。
たもいさんは、たもいさんらしい詩を書いてください。
そして私は、私に書ける詩を連ねるのです。

>887さん
もしくは、感動するほど可愛くて華麗なAAとか……。

>>966さん
運を天にお任せします。いっそあなたが1000を攫うとか……。

==========
あと、33レス
968霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/13 03:53 ID:95A78RxG
無駄をいろどる言葉たち
昔の人は言いました

のれん に うでおし
ぬか に くぎ
にかい から めぐすり

最後のだけは、ちょっと違いますが

ようするに意味はなく
結局のところ甲斐もなく

負の言葉でも波動でも
接続の一動作で消えるのです

そんなものです
そんなものです

この世界は夢の一端
気が合い 心が近い誰かと
時折、現実が繋がるだけで

土台は「夢」で出来た場所
969霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/13 03:56 ID:95A78RxG
それほど時をおかずして
この場の夢は費えましょう

それを嘆いて哀しんで
詮無い愚痴は言いますまい

ここは流れていくところ
ここは変わっていくところ
ここは移ろい過ぎるもの

通過点にすぎぬなら
今を楽しく送りましょう

欠落の焦燥はみな同じ
願いの重みがいや増して
憂鬱の枷を厚くします

身を任せ 心を任せ 時に任せ
受け身の日々にて得るものを
そっと小箱にしまうのです

=========
あと31レス
970あんず風味:03/06/13 22:01 ID:72pB4tfl
ああ、ラストスパートなんだ…。
さみしいなぁ。。
971たも少女:03/06/13 23:09 ID:sGDBe4xb
「膝の水」

危ないんだ膝までの水位
小さい方のプールだからって
水は慌てんぼに意地悪するから
葉っぱのふりしてるあの子
うとうと雑音が子守唄
付き添いのカニパン
口で甘くして
ぴとーと、
付いてる水面
はしゃぐオジサンの飛沫
お顔にかかって迷子になるよ
上下左右は下上右左になって、
水臭くなった安心をどうしよう
今は慌ててるから飲み込めないんだ
972ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/06/13 23:22 ID:j/qU41Mh
ほほほ。1000ゲトは俺のものぢゃ!


つーわけで、
ここから先、
俺以外は、
書くな。
973たも少女:03/06/13 23:25 ID:sGDBe4xb
「結構忙しいの」

わたぁしは、平地で扱けたおしてぇ
起き上がったらドアノブに激突してぇ、
チカチカってして
まいっか綺麗かもぉで時計みてぇ
わぁお時間ないじゃないって
振り返ってぇ
段差3センチで足くじいてぇ
もぉ行くのやめちゃおっかなって
ゆぅっくり玄関出たら雨降っててぇ、
んだよ傘だよってペッチン開けたらば指つめてぇ
うぅ・・・て・・・
駅についたら休日ダイヤでぇ
時刻表見たら遅刻じゃないもぉって
でも逆方向の時刻表だってことに気付かなくてぇ
来ないなぁ、来ないなぁ・・・
見たら足先から血が出てて
何だ痛いはずじゃない
ちぃりぃし、ちぃ
最後の一枚あったよラッキー
からっぽの袋を内緒でポィってぇ
して後ろのおばさんに「ゴルァ!!!」ってわぉ
ごぉめんなさい
のかわりに「はぁ?」ってしてぇ
来ないなぁ、電車来ないなぁ
そんで色々が痛いなぁ
家に帰りたいなぁ
ってそんなこんなで波乱万丈
974たも少女:03/06/13 23:27 ID:sGDBe4xb
そうはいかん・・・>>973ツルツル
975たも少女:03/06/13 23:36 ID:sGDBe4xb
「中国製」

大雨ホームの一箇所になかよしこ
っぽく皆が集まる不機嫌そうな顔
息詰まるって再び開いた傘さして、

わたしむれからあめへでた

傘を破るかなとか、柵の外朝顔が種のもと
見とれてる聴いている私は間に寝ぼけてる

わたしはむれからそとへでた

雨が破るかなとか、朝顔のひらひら打たれ
後に晴れたりしたら頑張れそうにないやつ
濡れきってから熱されるからアナタが心配

雨漏りの傘にからかわれ
見上げたらば降っていた
私は小さな篭りの中でも
外とおなじく濡れていた
976ドン亀 ◆YdTp8oxx7. :03/06/13 23:47 ID:j/qU41Mh
俺は病みすぎて
病んだ状態が
普通になっちまった
だから
正常です
いえい

むっ。巡回に来てみれば狂った少女がひとり言葉の遊び。け、けしからん。
977たもい:03/06/13 23:49 ID:sGDBe4xb
「お静かに」

隣の新築、幸せそうに騒いでる
我家のが少しだけ多く幸せだから
赤ちゃんの泣き声と猫撫で声に許可、
そちらセメンの網戸から
こちら陰の庭を通り抜けて
拡声器になってるの気付かずに
間取りも伝わるアナタらんちは丸裸
このところ御一人住まいにて私ここにね、
テレビの音あげてやろっか
たろり嗾けてやろっか
「行ってこぉい!」
やめて
たろりん、
吠えたら駄目よ
それより声を聞かせてやろっか
エッチな歌でも熱唱してやろっか、
どうだい、たろりん私を愛してるんだね
978たもい:03/06/13 23:52 ID:sGDBe4xb
>>976ツルツル
嘘つけ仮病だ・・・。ああでも、何が普通かわからんちんね。
病気のときも素敵目で居られるようにと、そっち頑張ろっかな。
(テカ、霧都クンと愉快なナカマタチは来ないのカナァ・・・1000近い・・・)
979たもい:03/06/14 00:07 ID:vlyhyNms
「連れ去ります」

働かない寅が年に一度だけ
大息ついて腰をあげるかも
怠け者の大柄は目立ってて
尊敬とか危ういよ、
さすがにさ・・・
普段寝ている寅はその日だけ
死んじゃうかもの戦いに出る
普段働いてるオカピは、
まず、死ぬ事は無いって
安定ってやつかな役所とか?
行ってらっしゃいさせないで
眠らせたその大寅を袋に詰めて
私は空の大魔人みたく逃亡してしまう
980たもいシェフ:03/06/14 00:19 ID:vlyhyNms
「作るは楽し」

明日おから餅に挑戦するよ
混ぜてチン〜♪
掬ったら出来るって、
頂き物「あじゃら餅」で閃いた
お菓子やお酒くれるだけが取り得の会社
感謝、いろいろを少しずつ子らキャッキャ言う
あじゃらは不思議なもちもちで
帰りの私ら笑わせた
もちもちっと
作るん
だ<楽しみのことね料理先生なり>


(ヒトリデ 1000トッチャウ ユウキナイノデ ガマンブレーキ...)
981とろい:03/06/14 00:25 ID:vlyhyNms
「無駄使い」

あるんだろうけど壁カベ
今のところ前後左右、
見渡せる限りに
時間がたーーーーーーーーーーーーーーーーーっぷりあるって
遠すぎる壁は見えなくて
する事遅い私、
時間上手に使えない私には
人より沢山目かなり沢山目の余分が欲しい
好きだぁ楽しいこぉしてるん無駄ばっかり勿体無い
982あんず風味:03/06/14 00:59 ID:F8awHcMI
わたしの更科日記夜目にも白く映るよに
毎夜毎夜のごとく燈籠の下で書き記したの
四季咲きした阿片の牡丹色がコバルトブルゥに色付くから
decadentはきっとモルヒネ加えたCelluloidなのね
あなたと芸術院でヨイトマケ見ながら飲んだCH3OH
まだわたしのpietaがね「もっともっと」ってせがむのよ
密葬で見たひっつめ髪のめしいビロード落として割ったわ
附け焼刃なんてゆうけれど其れはなんてprimitiveなんでしょう
さっきヴェランダで浸潤したわ
もう本葬のときが来たのね

嗚呼、わたしここにもっと居たかった。
嗚呼、わたしここで「斜陽」読みたかった。
983霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/15 00:37 ID:ao0GztMy
>あんず風味さん
この場所を惜しんでくださって、ありがとう。
最後はちょっと、慌ただしい世界になってしまってごめんなさい。
また、HP、遊びにいきますね。

>たもいさん
今回も素敵な食べっぷりありがとう。
残り10と数レス、目指せ1000ですわ。
それから先は……。何も考えてませんが(笑)

>ドン亀ちゃん
ちはちは。お初のお越し、ありがとうございます。ポエポエ団、首領様。
まだ、完全引退ではないようで、嬉しい限りです。
んんん、1000取りが平日に起こるといいんだけどねえ。

=======
まさか、このスレがこんなに早く埋まるとは思いませんでした。
ここはもともと、1さんがたてて、いつのまにか誰もいなくて、利用させて貰っ
ていたところでしたから、その2は作りません。
某スレでの活動もありますし……。倉庫でゆっくり眠りにつかせたいと思います。
1000は、お好きなように、ご自由に狙ってくださいませ。
984霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/15 03:08 ID:ao0GztMy
白い私は遠い昔
黒い私は近い昔

今は二つが混ざり合い
灰色の私が一人きり

狭間にあるはずの色は
大人のずるさや冷たさを
受けて、浴びせて、得た色で

白と黒との狭間にあった
熱さや痛みも遠くなり

懐かしくても戻れない
過去を見ている今の私は

半端で居場所もなく
怠惰で冷え切った

輝きのない曇った硝子
古ぼけ煤けて汚れてしまって

文様鮮やかだった磨りガラスの

面影は
記憶の隙間に
残るだけ

======
あと16レス
985霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/15 22:59 ID:ANIiUmzR
釈然としない
事態だとしても

受け入れる
くらいしか
することもなく

眺めてる、のが関の山

逃避
と言われたら否定も出来ず

明日の天気を気にして
暗い空をひょいと見る

漠然としてる人の感情は
月も星もない夜空みたいに

とりとめもなく
つかみどころもない

====
あと15レス
986名前はいらない:03/06/16 23:49 ID:VOlAHTOn
保守
987霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/18 01:11 ID:X0RqmNFa
私の中の
日付と曜日のカレンダーが
ずれている

気付いていたつもりで
分かってはいなかった

ずれている ずれている ずれている
意識の奥から苛むようにリピート

矯正し調整し補正し修正し
思考時計をいぢりまわす

ずれは 少ない方がいい
呟いては 入れ替える 部品
988霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/18 01:25 ID:X0RqmNFa
「ローカル」と銘打って
過剰摂取した
誰か彼かへと宛てる
メッセージたちを

ホルマリンのピクルスにして
捨てもせず使いもせず

暗幕で隠した小さな一室に
所狭しと並べておく

『勿体ないから』
が、口癖だった
祖母の背中を思い出した
989名前はいらない:03/06/18 21:05 ID:E1uPA2wa
>>987-988
waratta
990霧都 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/19 00:38 ID:n6SwL+lN
>>989さん
昨日のあのドタバタのあとでは、申し上げることもなく、、、(恥
(988は、あのドタバタと無関係なんですけれど、ね:汗)
書き込み、ありがとうございます。

======
あと、10レス。詩の落とせない日(帰
991989:03/06/19 20:23 ID:4R1nA+Kr
は?
何?





たが何か?




意識 過剰


は?
は?
は?


992人が消えた街の話 1 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/21 00:48 ID:qx/SoL2U
うら寂れた小さな街、誰も彼もが顔見知り
どこへ行っても、何をしても
誰かの視線が降り注ぎ
秘密など あってないような街

背い高男氏は、そんな自分の生まれ故郷に
ほとほと嫌気がさしておりました

彼にとって友と呼べるのは
一匹の大きな犬だけ
家族などはとうの昔に他界し
心を許し気持ちをさらけ出せる相手は
たった一匹の犬しかない
背い高男氏は そんな人生を歩んでいました

ある日 小悪魔が煙のように現れて
犬をつれて歩く 背い高男氏に言いました
「只今、出血サービス中、あなたの寿命1年で願いを一つ叶えます」

背い高男氏は喜び手を叩き
早速悪魔に願います
「やあ、ありがとう。たった1年の寿命でいいのかい?それじゃあ
 『僕が嫌いな奴と、僕を嫌いな奴を、この世界から消して欲しい』
 こんな願い事でも叶うかな?」

小悪魔は深々礼をして
「お安いご用、お任せください。
 では、この契約書にサインと拇印をお願いします」

背い高男氏は頷き
小悪魔に言われた通り サインをし
自分の血で拇印も押しました
993人が消えた街の話 2 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/21 00:49 ID:qx/SoL2U
小悪魔は
またまた深々と頭をさげ
「契約が成立いたしましたので、あなたの願いは叶えられました」

言うが早いが小悪魔は
煙のように立ち消えて
男と犬だけ残りました

「ああせいせいした、これでもう、嫌な目には遭わないな」

背い高男氏は犬の頭なで
犬は背い高男氏にすり寄って
二人は家路を進みます

しーんと鎮まる街の音
灯りも暗く、人もいず
背い高男氏は少し首を傾げ 足をせかせか動かします
犬は主人に忠実で 周囲を警戒しています

「今日は随分と、静かだな」
背い高男氏は呟きます

それもその筈
この街で 背い高男氏が嫌いだと思った人は、背い高男氏のことを好いていて
この街で 背い高男氏が好きだと思った人は、背い高男氏のことを嫌っていて

だから 誰も彼もが 消えてしまったのです
994人が消えた街の話 3 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/21 00:52 ID:qx/SoL2U
みんなが消えた街のなか
背い高男氏と犬は二人きり
小悪魔は 二度と現れず
それきり 誰も 現れず

ふと、背い高男氏の脳裏によぎった一つの疑問が
彼を さらにこの誰もいない街へと 縛り付けます
「もしかしたら、この街だけではなく
 世界中の人がもうどこにもいないのかもしれない」

やがて忠実な友である犬が
年老いて逝ったあとも
背い高男氏は一人、街を彷徨い

世界へと出ることも出来ず
誰かが来る気配もなく
今は 唯一の希望となった
やがて訪れるであろう寿命の日を 心待ちにして
今日も背い高男氏は、街を彷徨っているのです
995人が消えた街の話 3 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/21 00:58 ID:qx/SoL2U
自己批評
「背い高男氏」の頻出が煩わしい。
テーマはありきたりで誰でもが考え出しそうな内容。
だからこそ、誰の中にもこんな退廃的な妄想が隠れているのではないか、という意識で
つらつらと書き綴った。
これだけ長いと詩というのは、はばかられる。どちらかと言えばミニ小説。
とすると、甚だしく板違い。

=====
あと5レス
996 ◆SNOW/oy/Uw :03/06/21 01:11 ID:qx/SoL2U
995のタイトル消し忘れた(鬱
=======

信じることが力になるのか
力があるから信じられるのか

小さなシンクロニティに
小さな幸せが揺れて

初夏の湿り気が 花の香りを運んで
登り続ける温度計の赤を 取り巻く

「もうすぐ」が
何をさしているのか
知らぬふりの 夢

万華鏡の断片しか
浮かび上がらぬまま
過ぎていく
日時計の時間たち

=======
あと4レス
997うたた寝死人 ◆utatasFSi. :03/06/22 00:28 ID:f0JPn4+X
[閉鎖の刻]

乱数を撒き散らす町を遠く
時が風の形で過ぎる丘に
潔癖までに白い棟の
出張診療所

カモミール群れる玄関口には
重箱の畳み方で婆(ばあ)が座り
ありとあらゆる事につき
 ―――それはカッシニの空隙から始まりパスタが撥ね上げるソースに至るまで―――
悪態ばかりをまくしたてては
「お前には解らん」と結ぶ

医者を失った患者の長衣が
幽鬼のように庭に惑う
 婆(ばあ)は扉を固く閉ざし


新たに赴任した医者であると会釈すれば婆(ばあ)は泡を飛ばした
―――はっ どの顔下げて医者だい ええ?
     医者じゃない大学だって出てない お前は患者だよそれも重度の お前の知識とやらはまやかしさ
     お前の名はそれじゃないどれでもない お前は名など持っていはしない
     お前が見ているものが在るのかい世界に此処に本当に在るのかい? お前は気違いだよ気狂いだよ
     何が正常だい 云ってご覧よ
     お前は本当に其処に居るのかい在るのかい 世 界 は い つ 実証され尽くしたんだい!!!!!!!
998 :03/06/22 00:30 ID:f0JPn4+X
一つを答えれば
浴びせられる問いは十にも増えた
 カモミールの白が
悪意を帯び始める夜の半歩手前
私はPTSDの形成についてをぼんやりとなぞり起こし
婆(ばあ)は布テープとガムテープと
それも足りなくなると予備の包帯で
診療所をぐるぐると巻きつけにして封印を施していた

いつしか私の口からは蛍の光がか細く流れて

完結された診療所の
カモミールと同じ冷を帯びる白
私は頬に当てた手の小指越しに建物の満足げな窓を見上げ
仲間たちに手を引かれるままに
崩れ落ちながら
否意識を視界を上昇させて
最後の声を受け止めようと腕を伸ばす高く   届かない

私の頬を
海の騒ぐが如く嬲り空を塞ぐカモミールの闇と白
999 ◆AqPgTxvy6I :03/06/22 11:28 ID:DHFnrukY

静かな砂に圧して
六月にけむる渚に 弧を描いて
点描のように続く足跡の内側には、
しろい波がしらが

寄せて、引いて
寄せて、引いて

ふくれあがる群青の波に洗われて
直列する惑星と恒星と
その先のすばる、あんたれす、べが
膨張と収束をくりかえす星雲をこえてゆくときに
ひらく、光年のばらよ
伸び上がる双頭の馬

疾走する原子が寄せて、引いて
並列するDNAが寄せて、引いて


波打ち際から覗きこんだときに 目が合ったのは
やはり 私であったのか、
どうか
1000是空 ◆kagiJeH2ao :03/06/22 20:20 ID:Od13eCzu
涙の1000

バイビ〜
10011001
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。