極詩

「愛」
産まれながら悪な人はいない。
純白のシルクのような善は、何色にでも染まる。
素直な愛をもらわなければ、黒々とした悪にでも。
世の中には、悪がはびこる。
世の中には、水の中ように屈折した愛が多い。
または、金箔のように薄い愛が多い。
人を善にも悪にも変える、愛とはそういうもの。
生涯、善でいられるような愛をくれる人を探している。
いつか巡り合えることを信じて。

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