ささいなこと それは小さな彩の息吹であること

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悩み方なんて当に忘れた
自然と詩をかたどる様すら忘れた

然る後 僕は詩を忘れた


「いいじゃないかいいじゃないかいいじゃないか」
群集に唆されるインテリのように滑稽に動くことを
強制されたと言わんばかりのヒステリックの塊
短絡思考は変わらないまま惰性系で過ごす日常を
無批判に放置したままエネルギー切れのぽんこつ

「いいじゃないかいいじゃないか」
耳鳴りがする耳栓をしよういつかの
誰か 何処だ呼ばせてくれ声を出させてくれ
疲労困憊の心配すらないのに一丁前の
疲れ方ばかり気にして誰か 何処にと呼ぶ

「いいじゃないか」
深淵にこだまする
体育座りは変わらない
顔を上げてみても
冷め遣らぬ息吹