暗く冷たい。光の届かぬ漆黒の世界。
深い深い海の底。その闇に蠢く。それは私。
冷たい水と見渡す限りの漆黒。変化は捉えどころ無く。
それが私の1日の全て。そこだけが私の住む全て。
光溢れる世界に憧れる。
もっとも遠い世界に憧れる。
けれど私の住む世界は海底。
海底の。漆黒の闇の中。今日も冷たい。
次は「地上の世界」
933 :
錯乱器:02/02/27 01:54 ID:OlJqa2kT
海底
まわりを見ても真っ暗闇
光の届かぬ奥深く
壊れた船が眠ってる
壊れたバイクが眠ってる
誰かわ解らぬ骸骨一つ
中には魚が住んでいる
今年死亡届が出た彼は
去年は行方知れずのどこ行く人ぞ
みんなみんなが眠ってる
となりのアンコウ小さな光
灯してエサを探してる
次「見える物」
934 :
阿吽:02/02/27 02:12 ID:???
地上の世界に見えるものを
削いで削いで削ぎ落とし
尚且つ残った物だけを
大切に思うようにはしているものの
もっと説明をしろと言われ
説明を始めると
これは長すぎやしないかと思ったり
それは長すぎますと言われるので
また削いで削いで削ぎ落とすうちに
説明不十分が生まれる訳なので
もっと数学を勉強しようと思うのです
935 :
阿吽:02/02/27 02:13 ID:30zJYI1n
次の題「地図」
936 :
錯乱器:02/02/27 03:03 ID:OlJqa2kT
ごめんね〜
また、なんかだぶった見たい。
ってことで
地上の世界
交差点には人がいっぱい
みんな、なぜだかイライラしてる
一人が銃を持っていた。 そいつが人を撃ち殺す。
一瞬みんながびっくりし。
次の瞬間みんなが一瞬地面にひれ伏す。
次の瞬間そいつが自殺。
次の瞬間みんながおどろき隠せずどぎまぎしてる。
次の瞬間警察到着。
次の瞬間みんなが携帯で話し出す。
次の瞬間人の命も話しのネタに成り下がる。
久々出てきた地上の世界。
明日また、あそこに戻ります。
で、次が「地図」
937 :
gli:02/02/27 03:14 ID:???
出かけたついで
地図どおりに歩く
道、道、道の応酬
気がついてここに
地図見てて
どこにも行けなくなる
道はこの先にしかなくて
解っててそれを行く
どこにも辿りつけない道を
また地図見て
やっぱりここにしか行けない
やっぱり解ってるのに先を急ぐ
解ってるような顔しながら
次のお題は
「ドーナツ」
938 :
竪琴師補:02/02/27 05:52 ID:wtfYtkX0
ここがかの地だと言われても
ピンとこないのは仕方がないよ
あなたが手にしているそれは
ひとの描いたものなのだから
あまりに遠く感じるのなら
自分で歩いて見てくればいい
漠然として戸惑うだけじゃ
心許ない厚みのままだよ
ただの図面でしかない地図を
確かな記録にしていくために
ひとは出かけて行くんだよ
++++++++++
時間を掛けて考えて、かえって悪くなったクチ……
もう朝です。
お次のお題は『日の昇るころ』でお願いします。
939 :
竪琴師補:02/02/27 05:57 ID:wtfYtkX0
あなや!!!!
ボケボケしているうちに、書き込みがたくさん Σ( ̄△ ̄;)
板を汚して申し訳ないです。
940 :
まいむまいむ:02/02/27 13:04 ID:TKUDIP+3
日が昇る頃
彼女が言った
「これで最後にしましょう」
僕はそれを聞き
これで最期にしてやった
次は「イタリアン」
941 :
曲り角:02/02/27 18:02 ID:RipxG20S
イタリアンのベジタリアン
ベジタリアンのイタリアン
ベジタリアンのイタリアン
イタリアンのベジタリアン
次は「ベジタリアン」
942 :
rara:02/02/27 18:21 ID:DWSMp5He
っていうか、つまらん。
>>933 バッティングしましたな。よくあることです。
>>934 なにやら意味深です。
本当の意味は?・・なんて聞いちゃイケマセンね。(^^)
>>936 さもありなん、と思う次第です。
>>937 私もその一人です。(ワラ
>>938 内容とは違いますが、ドライブに行きたくなってしまいました。
>>940 (T_T)ただ泣くしか!泣けますね。
短いけど心に染みるものがありました。
>>941 (^^;)
「ベジタリアン」は難しいね。
誰かおながい。
>>942 つまらんのなら、イカした投稿してくれYO!
食べるために殺すのは
悪い子じゃない(・∀・)イイ!
うん、確信してるよ!
でも殺さないのに食べるのは
とっても悪い子(・А・)イクナイ..
野菜を焼いてもいぢめても
のーれすぽんすでとってもお気楽
はれた日にスイカをかじって
わんつーすりふぉー
お気楽音頭さーー!
つぎは「まっ暗」で〜。
ベジタリアンを気取ってサラダを食べてみた
善人のふりをしてボランティアを手伝ってみた
敬虔な信徒を装って教会で祈ってみた
スーパーマンを真似て宙を舞ってみた
世界はそれでもなにひとつ変わらず
時はそして絶えることなく
僕はやがて
まっ暗
わはは、ちょっとこじつけというか蛇足というか・・・
次は「真実味」でお願い。
946 :
Ray.na ◆CujopyKE :02/02/28 03:10 ID:44UpKG0q
いつも走っている。ただひたすら走りつづける。
立ち止まると、走ることに理由を探してしまいそうで。
そうなるとほんとは理由なんてないことに気づいて
もう二度と走り出せなくなりそうで。
走り続ける。 時に疲れて足をとめそうになる。
そうするとおせっかいやきたちが近寄って、やさしく言葉をかけてくる。
傷を抱えているね、なんていう。
ふたをして忘れてしまったはずの過去を穿り出して、
一緒に見つめていこう、助けてあげるよと誘惑する
だけど負けない。
彼らを突き飛ばして、やさしい誘惑を振り切って、私は走り続ける。
そうしないと二度と走れなくなるような気がするから。
私は一人で生きていく。
レイナ?
948 :
Ray.na ◆CujopyKE :02/02/28 03:16 ID:44UpKG0q
うん。私のことを知ってるの?
詩に挑戦してみるよ。趣味になったらうれしい。
なんせ趣味って言えるものがずっとなかったから。
だからこれからもよろしく。
あのレイナ?
950 :
Ray.na ◆CujopyKE :02/02/28 03:22 ID:44UpKG0q
覚えてるんだね。
もう覚えてる人が少ないことをひたすら祈りつつ書き込んでます。
今後ともよろしく。
貴方の名前はどこかで目にしたことがあります。
当時のことをよく知らないので、なぜ罵倒されていたのかはわかりませんが。
とにかく、頑張ってください。
952 :
Ray.na ◆CujopyKE :02/02/28 03:38 ID:44UpKG0q
ありがとう。早速スレッドを立てました。
今後ともよろしくお願いします。
953 :
soup ◆lcMzxscU :02/02/28 15:28 ID:3QJmNrgG
「真実味を感じても、本当に真実なのかなんて誰にもわからないよね?」
あの時、無邪気な顔をして君は言った
それはぼくの心に刺さったまま、刺のように抜けない。
何年も経った今でも、君がもういない今でも、
ぼくは真実について考える。
君のあの時の笑顔とアンバランスな言葉の奥に何が隠されていたのか。
それが君のくれたぼくの人生の宿題なのだろうと。
次は「お茶」でオネガイします
ところでこのスレ続きは無し?
954 :
黒瓜:02/02/28 20:52 ID:???
浮沈する細い緑を飲み込む
向かい合わせのふたり
一言ずつ言葉は凍り
苦味を意識する暇もない
ああ、茶柱と、言えばよかった
飲み込んだ後に気がついて
舌の奥に渋い
いったいいつまで続くのか
次は「腐食版画」でお願いです。
スレだれか立ててくだされ。
955 :
名無しばか:02/02/28 20:58 ID:9GEBkiTv
自分が立ててきますがよろしいでしょうか?
1の文(このスレの)そのまま使って
黒瓜さんのお題最初に乗せて…そんなもんで良いですかね?
956 :
kanon:02/02/28 21:27 ID:P+CBZDpH
塗られ
汚され
重ねすぎた無意味な絵の具
ひび割れた白
誰の心
僕の心
>>955さん
よろしくお願いします。自分のは省いて構わないんで。
終焉を迎えるまで
まだ幾ばくかの猶予がある
あとは下がる一方のスレの中でなお
つたなきを意に介さず
脱力と風情を感じつつ
散りゆく花を惜しむように
頂上への一歩を踏み出そうではないか
次は、はじまりを予感させる何かで。
世界が最も寒く
いちばん暗い時
空に星の瞬きなく
地に灯すものなく
荒れ狂う風はもはや鳴りをひそめつつ
吹きすさぶ雪もその勢いはすでになく
彼方の雲に染みゆく紅
紅い花散りぬ
未だ名残雪の緩まぬ頃
谷の鶯の時を計りし頃
いち早く密やかな花をつけ
いよいよ雪消えし頃
鳥の喉揮わせし頃
紅い花散りぬ
精密に区分けされた蜜柑の駅
嘗ては人に溢れた薄暮の待合室で
ふと右手が暖かくなり 私は
あなたへの手紙をしたためる
胸を突いてでる言葉は
あなたへの望郷の念ばかり
満開の夜の桜を思え 桜に寄り掛ったまま
動かなくなった旅の老僧を思え
眼を閉じた老僧の人生を思え 微笑したままの口許を思え
墓標に乗った天使たちが
凄まじい速度で喇叭を吹き そこにいた皆が
天井に描かれた審判の門に吸い込まれてしまった
死を飲み込むほど巨大化した闇の中で
私は夜明けを探し 山を探し海を森を探す
そして澄明な輝く膜に包まれた
あなたの誕生をいつまでも待つ
モノに溢れた砂漠の中
行き交うは魂の探求者たち
派手なネオンは絶望を七色に染め
調子外れのリズムは虚無の昂揚を促す
失った心を否が応でも探さずには居れず
死してなお人工の昼間を彷徨うその躯から
それでも糧を得ようとあらゆる罠を張り巡らす
毒虫たちもまた彷徨える探求者
ああ 彼等はすでに答えを自らの内に持てるのに
裁きの日至りて眼前の審判の門に気づくことなく
モノに溢れた砂漠の中を行き交う
スレのルールを尊重してお題をひとつ。
次は何か終わらないもので。
増殖し続ける灰色の図形 タンギーの終末
心の砂漠に別れを告げ
「十一月の階段」をひとり登る
樋を伝わる水滴 石を穿つ波紋
蒲の穂のそよぐ草原で
黄昏のメリーゴーランドがくるくるまわる
始まりは終わり 終わりは始まり
閉じた眼をゆっくりと開け
白く柔らかい羽根のあなたを見上げた
お題はそのままで、「終わらないもの」でいきましょう。
螺旋の階段を独り登る
いつの頃から登り始めたのか
どこへ行き着くのかも知らず
独り階段を登り続ける
螺旋の階段を登るように降りる者と出会った
彼は言った この先には何もなかったと
私は言う あなたの先にも何もないでしょう
私は知っている
完璧な直線は無限に続く円の一部なのだと
登ることは降りることに等しく
彼が私は彼自身であることに気づくまで
私たちは螺旋階段を独り登り続ける
次は「好きなもの」でどうぞ。
鉛筆のやわらかいにおいがする夕暮れ
「灰色の菫」というバーに行く
二重螺旋の椅子に腰かけて
永遠の宝石の眠りを思ったり
テミストクレースの死の行列
を眺めたりして 幻影の
あなたの到着を待っていた
黄金の音に微かに酔った頃
いつの間にかあなたは僕のとなりに座っていた
あなたと僕とコク・テール作りと
ぽつり ぽつりとこうして始まる
会話こそ
僕の好きなもの
私の好きな詩人、西脇順三郎のオマージュです。
次は「旅」「旅人」をテーマにどうぞ。
965 :
◆HH0poems :02/03/11 23:01 ID:uZxHFsdt
いつか訪れる人を待とう
ひと袋の種子を抱えて
いつか訪れる人に託そう
今年収穫した穀物の種子
彼は往く先々で種子と喜びを分かち
世界は豊穣の黄昏に染まるだろう
世代を超えて旅をするイメージということで。
次は謎めくもので。
しまった!!!sageが抜けてた!!!今更つけても意味ない???
やっぱカチューシャとか使わないとダメかな・・・
IEから詩を書き込むとどうしても短くなるし。
みなさん
*前の人がお題を書き込むスレその2*
をお楽しみください。こっちはsageて。
なんか秘密基地って感じですな。のった。
後ろは向かない
あいつがいるから
ヘドロ色をした
あいつがいるから
ぐずぐずしている
あいつがいるから
泣き声が汚い
あいつがいるから
手は差し伸べない
宇宙にも放らない
光にも向かない
君に恋をするから
テーマとずれたのは御愛嬌。
次は「駄菓子屋さん」で。
続けてくれる人いるの?まあいいか。
でもみんな即興でよくかけるよね〜
969 :
◆HH0poems :02/03/11 23:55 ID:uZxHFsdt
・・・ということで
*前の人がお題を書き込むスレその2*
のほうで「駄菓子屋さん」(も)テーマに書いときました(^^;
続きはあちらでいかがでしょ?
こうもsageが抜けると笑うしかない。。。
マタマタリソースノロウヒ・・・
誰かが見ていないのなら自作自演に善がるのみ。
誰かが見ているのならsageで貴方と続けるのみ。
ナツメ色のナッキ飴に
光をかざすと
駄菓子屋のおばあちゃんが
にこりと笑う
水の色のソーダ水に
夕暮をかざすと
となりの家のなかよしが
くすっと笑う
そうだ僕は甘いキャラメルが好きだから
あなたは誰かに
甘い夢を乗せてあげて
誰もいないと思うからね。
「パレード」で続けます。
痛い声
騒ぐ音
ゆっくりと
蝕まれていく文化
あたしが残したもの
原色のテープ
首に巻きつけて
ピエロのカッコで
ぷらんと落ちる
今日は年に一度のお祭り
あたしは
いつも防腐剤まみれで
汚い顔で
大きいはりぼてに乗って
首吊り死体の英雄でいる
おっとお題忘れ。
頼まれてもいらずに「トリップ」。
ヤベ
誰か来た。煽り屋さんですか、ヤベ。
さげてくれてありがとうね。
トリップ。
トリップ。
風船抱えて
上にいる
貴方と二人
おかしくなるまで
トリップ。
トリップ。
おおかみ咥えて
血を飲んでる
貴方と二人
おかしくなるまで
トリップ。
トリップ。
わかっているから。
そろそろじさくじえーんがきついと思いつつ
次は「たまご」
コチコチ コチコチ
二重性の分離
白と黄色
いやらしい感覚
透明のボウル
協調性のあかし
ぐるぐる ぐるぐる
固まれ
その儚さと共に
今更何を求めているのか。
虚しさを心に秘めて次は「受話器」
977 :
:02/03/29 12:23 ID:oCDwZyL0
受話器取る
今日も無言だ
この野郎
次は「鮭」
978 :
名前はいらない:02/03/30 00:19 ID:dFADmJDU
「蛙」
かわいそうにあの娘
あんなに泣いてるよ
あんなに大きな声で
あんなに沢山の涙を
何があったのかなぁ
ゲコゲコゲコゲコ
みんないいかい
ゲコゲコゲコゲコ
あの娘の泣き声を隠すんだ
ゲコゲコゲコゲコ
ゲコゲコゲコゲコ
雨を呼ぶんだ
ゲコゲコゲコゲコ
あの娘の涙を隠すんだ
ゲコゲコゲコゲコ
ポツポツポツポツ
ザーザーザーザー
ゲコゲコゲコゲコ
これでいい
これで好きなだけあの娘は泣ける
ゲコ ゲコ ゲコ げこ
次は 「菜の花と月」
979 :
名前はいらない:02/03/30 00:22 ID:dFADmJDU
よく見たら「鮭」でした。「蛙」と見えた私はバカ
おまけに「2」もあったんですね。あはははは
980 :
死致:02/03/30 00:27 ID:???
花は灯りを頼り
月は灯りを無くした
月の陰は泣いている
菜の花は仲間の陰で揺れている
次の題は「飽和した者、又は物」
「飽和した者」
船の甲板 キミは一人で
真っ黒な波に 呑まれて消えた
嘆き足りない キミの両親
何処思って 空気に消えた
あんまり美しすぎるから
全ての事を飽和させ
海を憎んだ 僕は一人で
叫ぶ想いも ままならず
命だろうと 飽和して
真っ黒な波に 呑まれて 消えた。
***
そろそろ次スレ立てる頃ですかね?
次の題は「あの白鳥」で。