独りよがりな見解かもしれませんが、ひとつ。
今回の朗読会に対してのスレストは、非常に残念でした。
別スレでの
>悲しいかな詩作、リーディングなどはやはりマイナーであるという現実をつ
きつけられた
という一言に尽きるでしょう。
朗読会をとおして詩活動の多様さを垣間見たことについては、主催者をはじめ
としたスタッフに惜しみない感謝の念を送りたい。
特に、都立くんの徹底した現場主義には頭が下がります。リーディングの意義
を頭で考えるだけでなく、参加したリポートは充分に有意義だと思う。彼らを
責めるべきではないと思います。
リーディングは、まだまだこれから伸びていく分野だと考えています。
逆に、伸びていかなきゃ話にならん。
金を取ってみせられるレベルの朗読会はまだ一握りだし、詩ボクだって放送に
耐えられる代物かといったら疑問だし、SSWSでも詩人はラッパーより一ランク
下に見られているようだし。
現代詩の底力は、まだまだこんなもんじゃねえぞ、というのが、ぼくの偽らざ
る心境です。
活字で活躍してる詩人がリーディングにどんどん参加してくれるのが理想では
ありますが、そんな人は一握りだし、第一その人が朗読が下手だったら、その
詩が死んじゃうよね。
吉増剛造さんのリーディングはみたことないんで、何も言えないけど。
朗読に際しては、オリジナルにこだわらなくてもいいんじゃないか、というの
が、ぼくの持論です。自分の血肉になっている詩を上手に読むことで、新たな
感動を観客に与えることができれば、それはそれで充分に意義のあることだと
思います。
これからのリーディングは、観客を楽しませることに主眼を置いてほしいと思
います。
さて、2ちゃんにおける朗読会の扱いですが、これからプロを目指す人の詩活
動においては、リーディングはひとつの車輪として将来重要なものとなるであ
りましょう。
けっして「不可欠」である、とは言いませんが。
詩板でも、朗読会の火は消さないで、火種として取っておきたいものです。
将来、自然発生的に、「また朗読会やろうよ」という時には、オフ板でやるも
よし、専用HPを立ち上げるもよし、告知や途中経過だけ、雑談スレやオフ会ス
レで報告するのもいいかもね。
今回、「ひとつだけなら朗読会スレもOK」という声もありました。有り難い
ことです。ただ、運営側へのタレコミ→スレストor削除、という危険が絶えず
存在しますが。
ま、今回のことに挫けず、楽しくやっていきましょう。長文失礼しました。