1 :
あんたちょっと名無しさん:
高房の頃に隣に住んでた、当時21・2歳くらいの
若い奥さんの話。
ほう
3 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/11(木) 23:22:52.65 0
あ、ちなみにスレ立て初なんで。
文章拙いとは思いますがどうぞ一つ。
初めて会ったのは高校入って(実際には中学卒業した直後の)春休み。
当時僕の住んでいた、とある超小さい会社の社宅の隣に、加藤さん
夫婦が越してきた。
旦那さんは30手前位で、奥さんは20歳位。結婚してまだ2年目の若い
夫婦だった。
5 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/11(木) 23:33:05.89 0
当時俺の親父は営業部の室長だったらしい。が、めちゃ小さい会社なんで
そこまで大した収入もなく、家族も5人暮らしだったので貧乏というわけではないが
中の中位の生活だった。
んで、加藤さんはその親父の部下で、去年の終わりに以前に隣に住んでいた一家が
出て行ったので、親父の計らいもありそこに引っ越してきたらしい。
親父の部下ということもあって、当然家族ぐるみで仲良くなった。
特に奥さん、名前はゆらさんとしようか(容姿もそのまんまだった)。
ゆらさんはまだ21歳で、うちの上の姉ちゃんよりも1つ下だった。
年が近いこともあって、嫁同士、つまりはうちのオカンよりも親しく
なっていた。
7 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/11(木) 23:41:45.06 0
俺はというと、実はかなりの姉ちゃんっ子で、上の姉によく遊びに連れて
行かれてた事もあった。姉がゆらさんと仲良くなってもそれは変わらず、
自然と3人で遊びに行くことも多かった。
中野、渋谷、池袋……学生がよく行くような町に駆り出されては荷物持ちを
やらされて……という感じで遊び回っていた。
俺の親父の会社は所謂中小企業の下みたいに小さな会社だったんですが、
普通に忙しいらしく、土日休みも取れないという日が多々あり、ゆらさんも
旦那さんが返って来ない日は、家で一緒にご飯を食べたりして仲良くしていた。
ゆらさんは旦那が帰って来なくても平気な人らしく、普段は飄々とした感じに
上の姉と一緒になって俺をからかっていた。
時たま俺に、「旦那が帰って来ないのはいいけど、夜1人で家で寝るのは寂しいと
漏らしていたのは、今でも記憶に残っている。
子供もいない2人暮らしじゃ、当然だなと、当時の俺でも思っていた。
9 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/11(木) 23:51:44.44 0
家族5人のうちは、相当に騒がしい毎日を過ごしていました。
俺は末っ子長男で、上に2人、それぞれ7歳、3歳年の離れた姉が居たので
そこにゆらさんが入ってもう1人増えた、みたいな感じで、ちょっと
嬉しかったです。基本的に姉大好きなんですよ、俺。キモイでしょ?
当時の俺は高校入りたてで、友達も割と居たほうなんですが、基本的に休みは
上2人の姉(上とゆらさん)に連れられて遊んでいる方が多かった気がします。
10 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/11(木) 23:56:36.25 0
隣に加藤さん家が越してきて2ヵ月が過ぎた頃、ある事件が起こります。
まぁ普通の夫婦喧嘩なのですが。
加藤さん宅ではなく、うちの方の両親が、です。
当時の俺は、高校入って何に触発されたか覚えていませんが、髪の毛金髪、
耳ピアス大量、学校指定の制服は着ないで、私服で通うという、所謂『高校デビュー』
とやらをして、かなりおちゃらけていました。中学時代から素行はあまりよくはなく、
問題児扱いされていた俺ではありましたが、基本的に家族関係は良好だと思っていて、
何も言われないのも取り分け心配にされていないからと、楽観していたのです。
しかし、当の両親はそうは思って居なかったらしく、俺がグレたとずっと思っていたようで
ある日、10時にバイトが終わり家に帰ると、そこは修羅場と化していました。
床には文房具やらプラスチックの食器やらが散乱し、カーペットには何かを零したかのような
シミ、テレビは画面が割れていました。
お袋の姿は無く、親父が1人、リビングのテーブルで酒を煽っていました。
俺「なにこれ、どうしたの?」
親父「ちょっとそこ座れ」
うちの親父は、姉2人にはベタベタで甘いのですが、その分俺には相当厳しく
してきました。
本能のうちに、怒られるなこれ、と直感しました。
12 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 00:13:49.73 0
俺「…………」
黙って部屋にカバンを置き、茶碗にご飯を盛りつけ、親父の正面の席に座ります。
親父「…………」
それには親父も特に目くじら立てることはなく、ただ酒を飲んでいます。
リビングに俺と親父、2人きり。普段話もしますが、親父は基本的に俺とは
あまり話しません。男同士なんですよ。
俺=黙々と飯食う。腹減ってたんで。
親父=酒呑んで猫の顎撫でる。
そんな感じの時間が10分、15分ほど続いて、俺が飯を食い終わり食器を
かたして、烏龍茶をコップに注いでさぁ親父の正面へ、というときに、
親父がすっくと立ち上がり、いきなり俺の右頬に強烈な左をぶちかましました。
俺「…っが?」
俺は訳も分からず殴られたことで、戸惑い半分、怒り半分に親父を睨み付けます。
親父「お前最近何やってんだ?あ?」
13 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 00:25:33.79 0
いきなり言われ、訳も分かりません。はぁ何言ってんのコイツ?とか考えてました。
親父「こんな時間までどこ行ってたんだよって聞いてんだよ!」
親父、怒鳴ります。
俺「いや、バイトだけど?」
俺は普通に答えます。しかし親父は
親父「誰がそんなもん許可した?ええ?」
俺「いや、あんただよ。扶養控除の判子押したじゃねーか」
親父「親に向かってあんたってなんだコラ!」
今度は髪をつかまれてテーブルにガンガンと頭を打ち付けられます。
超痛かったです。
親父が言っていることがあまりにも支離滅裂だったので、俺も負けじと反抗します。
俺「言ってることが滅茶苦茶なんだよ糞ジジイ!」
そう言って親父の爪先をなんと踵で踏み抜きます。
相当効いたらしく、親父は「ぐぅっ!」とか言って俺の髪から手を離します。
親父「てめぇ……親に向かって何すんだコラぁ!ふざけんじゃねえぞ!」
俺「こっちの台詞だボケ!何いきなりキレてんだよ!訳わかんねーっつの!」
この時は俺もマジでキレました。だって理不尽じゃん、こんなの。
姉ちゃんたちだって、帰りは遅いし、俺だけ糾弾されるのもマジで納得が
いかなかったんですよ。
俺「何が言いてえんだよてめえは!文句があるなら口でいえ口で!」
俺は親父の胸ぐらを掴んで締め上げるようにして言いました。
俺の身長は175の中肉で、親父の身長は160ちょっとの痩せ型。負けるわけもない。
親父「もうてめえ出てけ!お前なんかいらねえよ!」
親父が突然口走ります。もうホント訳分からんと。
呆れて物が言えないとはこのことかなと、その時にしては冷静に考えていました。
14 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 00:34:06.19 0
俺「ああ出てってやらぁ!こんな家うんざりだよ!」
そう言って俺は部屋から財布と鍵束を持って、玄関へ。
上の姉と、あまり俺に干渉してこない2番目の姉も心配したのか、部屋から
出てきて俺の顔を見つめています。
俺はリビングにいる親父に向かって、鍵束から家の鍵だけ取り出し、リビングに
見える親父に向かって思い切り投げつけます。なんか同棲中の彼女みたいだねと、
後になってからかわれます(笑)
ガチャッ。思い切りドアを開けます。
するとそこには、隣から聞こえてくる喧騒に驚いたのか、ゆらさんと旦那さんの姿が
ありました。
旦那さんの顔は良く見なかったのですが、背の低いゆらさんの顔は、廊下の蛍光灯に
照らされて良く見えました。
少し瞳に涙を浮かべています。
俺はそんな4人に軽く会釈をし、駐輪場に行って買ったばかりの原チャリにキーを差し込み、
エンジンをかけて家を後にしました。
当て所なく原チャリを走らせます。
とりあえず家から遠くに行きたかった。
どこまで来たのか、分からないほどに景色が変わり、俺は一旦休憩を入れることに。
自販機で冷たいコーヒーを購入し、親父に殴られた頬を冷やします。
口の中が切れたのか、少し鉄っぽい味もしだしました。怒りで気付かなかったんです。
コーヒーを一気に飲み干して、さぁーてどこ行くかぁー、なんて考えていたところで
携帯に着信がありました。
俺はんだよ、と不機嫌ながらもサブ画面表示を見ました。
着信10件
えええええええええええ!?
こんなに来てたの?と驚いてしまいました。しかし原付に乗るとき携帯は
常に座席の中に入れていたので気づかないのも当然です。
携帯を開いて中を確認すると、まず、上の姉、2番目の姉、母、母、ゆらさん
ゆらさん、ゆらさん、加藤さん、ゆらさんの順にメールが入っていました。
なんでゆらさんのメールが4割もきてんだよよ、内心でびっくりです。
確かに仲はいいけど、でも飽く迄お隣さんの息子さんじゃん。ここまで心配するか
フツー。しかも自分と対して変わらない子供に。とか思ってました。
16 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 00:52:54.15 0
それぞれのメールを確認するとまず
上の姉『大丈夫?おとーさんには私から説教しとくから帰っておいで』
2番目『↑上の姉とほぼ同じ』
母『今晩はホテルに泊まります。来なさい』
母『お父さんには明日お話します。なのでとりあえず連絡しなさい』
ゆらさん『リョー君(ガチ当時のあだ名)大丈夫?怪我してない?私でよかったら話きくよ?』
ゆらさん『どこにいるの?大丈夫なら車で迎えに行くけど……』
ゆらさん『明日も学校でしょう?とりあえず今日はウチ泊まれば?』
加藤さん『今日会社で少しあったんだよ。多分それで気が立ってて、でリョー君が
居なくて更にイライラしちゃっただけだと思うから、心配しないでいいよ』
ゆらさん『本当に大丈夫?心配だからとりあえず連絡してね?』
…………俺、泣きそうでした。てか泣いてました。目頭を抑え、鼻がツンと痛みます。
ちくしょう……。いきなり悔しさが込み上げてきました。
親父にもだけど、連絡をくれたみんなにもです。
正直、一生帰らねえぞとか思っての家出だったんで、ここまで優しくされると決意が鈍ります。
それに対しての悔しさと、絶対に俺の味方で有り続けてくれるという言葉に、泣きました。
いつの間にか、その場に座り込んで泣いてました。
嬉しくて悔しくて、それでも嬉しくて……訳分からなくなってました。
17 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 01:06:33.80 0
まず最初に連絡入れたのがお袋でした。
電話して1コールで出ました。
母『今どこにいるの?』
俺「知らん。原付で適当にかっ飛ばしてたから」
母『とりあえずアンタ、こっち来なさい。今日はホテルで――』
俺「いや、いいよ。適当にやるから」
俺は母の話を、すげなく断ります。理由は
母『いいわけないでしょ!?アンタまだ高校生なのよ!?』
俺「なぁ母さん。あんたさ、俺が殴られてる間、どこにいたの?」
母『……………………』
多分、俺の予想は当たってます。だから嫌でした。
俺「寝室に、いたんだよね?なんで一緒に話さなかったの?」
俺の口調はとても冷淡だったと思います。今はともかく、あの時俺の味方は
誰も居なかったんだから。
俺「今日は友達んちの泊まるよ。安心して」
母『……そう。分かった』
そう言って俺は電話を切ります。切って直ぐ着信。上の姉でした。
上姉『リョー、大丈夫だった?お父さんにも困ったもんだよね〜』
やけに明るい口調でした。
俺「いや、別に」
俺はその口調に若干イラッときました。
上姉『あ、それでね。あたしとまーちゃん(2番目姉)、今日は友達ン家に泊まる事にしたから』
俺「マジで?」
つーことはあの家、今親父と猫一匹だけってことか。寂しいジジイだなざまーみろ。
上姉『うん。ルーちゃん(猫)も連れてきた(笑)』
徹底してんなぁ!ちょっと親父が不憫になっちゃったよ!
上姉『さすがに今日のは酷かったからねー。しばらく帰らないつもり。まぁ反省してろジジイ、
みたいな?(笑)』
時々姉の性格が羨ましくなりますよ、ホント。サバサバしてるから。
上姉『あんたどーすんの?これから』
俺「さぁ?適当にやるよ」
俺はお袋に掛けた言葉をそのまま言いました。
18 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 01:19:14.31 0
上姉『あっそー。もし行くとこないならこっち来なよ?いちおー住所教えておくから』
そう言って電話を切って、メールが入ります。上の姉から、その友達の家の住所の書かれた
メールを一目見てブラウザを閉じます。
「マジにどーすっかなぁ……」
正直、行く宛はないです。学校とは全く逆方向に来てしまったので、友達の家もありませんし
あっても正直、行きたくないです。ぜってえ笑われるから。
海でも行こうかな原チャリで、と半ばそう思い始めたとき、携帯が激しくバイブ。
着信はゆらさん。とりあえず出ます。
俺「Hi!」
ゆらさん『あ、やっと繋がったぁ〜。心配したよリョー君』
……スルーでした。まぁ地味な逆だったんでいいけど……。
俺「どうしたんですか?こんな時間に」
ゆらさん『あ、その言い方は冷たくない?これでも本気で心配だったんだからね?』
わかってますって。
ゆらさん『……今どこ?』
俺「富士山行こうかなと』
冗談言ってみたりします。
ゆらさん『早まっちゃダメっ(;゚Д゚)!』
焦ってる焦ってる。この状況で冗談が出せるとは。意外にまだ俺余裕あんぞ?
ゆらさん『ねえ!?聞いてる、リョー君!?』
俺「ゆらさん……今までありがとうね……」
もうちょっとからかって見たり。いや本当、なんでこんな時に冷静でいられたのか
今でも分かりません。多分理由はゆらさんの性格にあると思います。
若干天然な人なんで。
19 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 01:20:40.72 0
上姉『あっそー。もし行くとこないならこっち来なよ?いちおー住所教えておくから』
そう言って電話を切って、メールが入ります。上の姉から、その友達の家の住所の書かれた
メールを一目見てブラウザを閉じます。
「マジにどーすっかなぁ……」
正直、行く宛はないです。学校とは全く逆方向に来てしまったので、友達の家もありませんし
あっても正直、行きたくないです。ぜってえ笑われるから。
海でも行こうかな原チャリで、と半ばそう思い始めたとき、携帯が激しくバイブ。
着信はゆらさん。とりあえず出ます。
俺「Hi!」
ゆらさん『あ、やっと繋がったぁ〜。心配したよリョー君』
……スルーでした。まぁ地味な逆だったんでいいけど……。
俺「どうしたんですか?こんな時間に」
ゆらさん『あ、その言い方は冷たくない?これでも本気で心配だったんだからね?』
わかってますって。
ゆらさん『……今どこ?』
俺「富士山行こうかなと』
冗談言ってみたりします。
ゆらさん『早まっちゃダメっ(;゚Д゚)!』
焦ってる焦ってる。この状況で冗談が出せるとは。意外にまだ俺余裕あんぞ?
ゆらさん『ねえ!?聞いてる、リョー君!?』
俺「ゆらさん……今までありがとうね……」
もうちょっとからかって見たり。いや本当、なんでこんな時に冷静でいられたのか
今でも分かりません。多分理由はゆらさんの性格にあると思います。
若干天然な人なんで。
なんか2重投稿しちゃいました。スマソ。
21 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 01:34:15.81 0
俺「天国って……良いところなのかな……幸せになれるかな……」
更に悪ノリ。
ゆらさん『ねえホント今どこ!?迎えに行くまでそこに居て!?いい!?』
楽しい楽しい。
でもそろそろ切り上げないと可哀想な気がするのでネタばらし。
俺「冗談だよ。今は多分神奈川」
ゆらさん『あ、そうなんだ……よかったぁ……』
電話越しにも、ゆらさんの安堵する表情が思い浮かびます。
俺「心配しなくていいよ」
何となく言ってみました。しかし
ゆらさん『そんな訳にいかないでしょ!』
怒鳴られました。耳イってぇ……
ゆらさん『今どこ?』
俺「だから多分神奈川……山だから住所も分かんない」
山の麓ではありますが、街頭も少なく、住所も分かりませんでした。
ゆらさん『電柱見なさい!書いてあるでしょ?』
そう言われ、自販機横の電柱に目を向ける。
俺「えっと……○○市〇丁目〇番地……』
つい言ってしまいましたが、時間も時間だし、どうせ来ないだろうという気持ちもありました。
ゆらさん『分かった』
22 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 01:46:15.34 0
ハイ?今なんと?
俺「あ、ちょっとゆらさ――」
ガチャリ、ツー、ツー、ツー
切られました。え?マジで来んの?こんな時間に?
時刻は既に11時を過ぎていました。周りには全く人の気配は無く、ポツンと佇む
自動販売機の光と、頼りない街頭の明かりしかありません。
「や、こんな時間だし、どうせ来ねーだろ」
そう思っているのなら、原付でどこかに行ってしまえばいいのに、何故か俺はその場から
動きませんでした。
自販機の横に原付を止め、椅子に座っていると、うつらうつらと眠気が襲ってきます。
そう言えばバイトだったし、疲れてんだな。飯も食ったし、と思いながら、俺は少しだけ目を
瞑ります。
どれくらい経ったでしょうか。目を覚ますと、まだ辺りは薄暗く、今度は言いしれない不安が
襲って来ます。
外こええーとか思って、眠気覚ましにコーヒーでもと思い、自販機で2本目のコーヒーを買おうと
財布を取り出してお金を入れます。
その時に、車が1台、ずっと向こうの曲がり角から来るのが見えました。
狭い路地なので、このままだと原チャリが邪魔だなと思って、移動させようとしたとき
声がかけられました。
23 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 02:03:52.84 0
「あ!いたいた!リョー君!」
ウッソォ!?マジで来やがりましたよあの人!何時だと思ってんだ!?
俺はゆらさんの車に駆け寄ります。
「マジで来た(笑)」
口では笑ってますが、内心、ちょっぴり引いてます。キモチワル(笑)とか思ってました当時。
「そりゃ来るよ。心配だもん」
ゆらさんはそう言ってエンジンを止め、俺の隣に立ちました。
格好はショートパンツにキャミソール。上から茶色のカーディガンを羽織っていました。
服の上からでも分かるくらいに、やたらと胸が大きいのも特徴です。
「わ、顔腫れてるね……大丈夫?」
そう言って俺の顔をつんつんしだすゆらさん。
「痛い痛い!」
「あ、ごめんね?」
そう言って申し訳なさそうな顔をされると、怒るに怒れない。本当にこの人俺より年上なんだろうか。
「んで」
仕切り直すようにゆらさんは言います。
「どうするの?これから」
「……………………」
今までは電話越しに、これからのことを相談してきた俺ですが、こうして面と向かって言われると、
何を言っていいのかが分からず、言葉に詰まってしまいます。
「どこか、アテでもあるの?」
ふるふると、俺は首を横に振ります。こっち方向が学校ではないことはゆらさんも知っているので、
俺の友達が住んでいないということは分かるはずです。
「どうする?」
だから聞かれても答えられんっちゅーの。どうしろってんだよ。
そこでゆらさんから、衝撃の提案が出されました。
「どこかに泊まろうか?」
「はい?」
24 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 02:16:51.17 0
いきなりで訳分かんね。つか展開早すぎだろとか、当時にして思いましたね。
なんのエロゲーだよと。そんなフラグは積んでませんと。言いたかったですね。
しかしゆらさんにそれを言うと(エロゲの例えではない方法で)、返ってきたのは、意外に普通の返事だった。
「うちの旦那がお父さんに捕まっちゃってさぁ。今やけ酒に付き合ってあげてるんだ。それで今日は飲み通す
とか言ってたから、どこか行っててって」
「うわぁ……」
はた迷惑な話である。勝手に巻き込んでおいて迷惑までかけるとかマジうちの親父死ねとか、
普通に思いましたね。
でも、そこまで迷惑かけられていて、どうして俺のことなんて構うんだろう。正直鬱陶しくないか?それ。
「そんなことないよ」
ゆらさんはそう言った。
「いつもお世話になっている家の子だもん。放って置けるわけないじゃん」
「うおぉ!かっけえ!マジかっけえ!男前過ぎんぜゆらさん!」
俺は夜だということもはばからず、言った。
やべ、ちょっと興奮してきた。クラクラする。
「ちょ、大丈夫?とりあえず車に原付積んで、移動しよう?この辺じゃ、泊まれるとこなんて
ないだろうから」
そう言って2人で原チャリを車に積んで、ゆらさんの運転でその場を後にした。
25 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 02:30:13.17 0
今日はもう寝ます……
支援なんてないだろうけど、とりあえず明日もこの時間に
おやす
26 :
おしえて!エロいひと:2012/10/12(金) 04:48:03.58 O
中途半端に終わらせやがって…
27 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 11:00:29.99 I
>>1です
今学校で、夜はバイトなんで…12時過ぎぐらいに
うpしようと思います…
すいません…
28 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 11:30:40.73 I
誰も興味ないだろうけど、一応スペック
俺=当時高校1年16歳 175センチ中肉
彼女居ないれき生きてきた軌跡
ゆらさん=当時20歳 160センチスレンダー巨乳
二人エッチのゆらさんガチ似
美人
上姉=当時21 7歳じゃなくて5つ上でした、スマソ
165センチ痩せ型 中乳
割と美人らしい
29 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 15:31:38.66 I
>>1です。
少し時間空いたんで、不慣れですがケータイからカキコします。
俺「これからどうすんの?」
車に原付を積んで、乗り込んだ時の第一声。
ゆらさん「とりあえず、◯◯(隣市の名前)まで行こうか。そっちならホテルもあるだろうし」
ゆらさんからホテル、という言葉を聞いて、なんか異様に緊張してしまう俺がいます。
そりゃそうですよ。普通の高校生ですよ。そういう知識も身についてきますよ。
ゆらさん「なければ、漫喫でもいいだろうし…とりあえず行こうか」
そう言って車を走らせるゆらさん。なんて優しい人なんだろうと思いました。
車を運転するゆらさんを余所に、俺はと言うと、朝から学校、そのあとすぐバイト行って疲れていたし、
いきなり親父と喧嘩した心労から、すぐに船を漕ぎ始めてしまい、目を覚ました時には、ホテルに到着
していました。
30 :
あんたちょっと名無しさん。:2012/10/12(金) 15:54:09.17 I
どこかに着いたような振動で、微睡んでいた俺の目が少し開きます。
ゆらさんが隣で「リョー君、起きて。着いたよ」と言って俺の体を揺すります。
「ん…はい…」
俺はまだ寝ぼけていました。ゆらさんに連れられホテルへ。
ゆらさんは受付を済ませ、俺の手を引いて部屋に行きます。
部屋に着くなりゆらさんは、部屋に隣接された扉の向こうへ行ってしまいます。
俺はそれを気にすることもなく、フラフラとベッドに歩み寄り、そのままダウン。
しばらくしてゆらさんが戻ってきて、「リョー君、お風呂沸いたから入りなさい。疲れてるんでしょ?」
と言ったので、再び眠りに就こうとしていた俺も、寝ぼけたまま
「ういす…」と言って洗面所へ行きます。
服を脱いで風呂場へ入り、湯船から発せられる熱気を顔に受けた時、意識が覚醒。
急いで風呂を出て、ゆらさんのもとへと行きます。
俺「ゆらさん!ここどこ?」
ゆらさん「ちょっ?タオルぐらい巻きなさい!」
俺、全裸でした。
落ち着きながらベッドの掛け布団を腰に当てます。
俺「んで、ここどこ?」
ゆらさん「それで隠すんだ…いいケド…◯◯市の『キャッスル』っていう
ブティックホテルだよ」
ゆらさんはジェスチャーで、風呂入れと言ってきました。
俺は掛け布団を置いて風呂場へ。
ブティックホテルって…ラブホじゃん…
31 :
あんたちょっと名無しさん。:2012/10/12(金) 16:00:56.61 I
なんか言い知れない緊張感が、すぐに襲って来ましたよ。
風呂入って髪洗って、なぜか念入りに身体(股間重視)を洗って、湯船に浸かります。
全然一息も入れらんねえ!やべえよこれ!
初ラブホ来場が、隣の奥さんとか…それなんてエロゲー?とか言われそうです。
30分ぐらい入って出ました。洗面所には、見慣れぬトランクスがありました。
「?ゆらさん、これなに?」
「さっきコンビニで買ってきたの。今日はそれ履きなさい」
どうやら俺が寝てる間に買って置いてくれたようだ。すげえ心遣い。いい奥さんです。はい。
32 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/12(金) 16:07:13.65 I
>>1です。
すみません。このあとバイトなんで落ちます。
続きは12時過ぎぐらいになると思います。
33 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/13(土) 00:46:28.52 I
>>1です。ただいま帰りました。
飯食いながらうpします。もつ鍋ウマー。
34 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/13(土) 00:58:49.76 I
俺はあてがわれたトランクスを履いて、さぁどうしようか、と思いました。
ラブホ初体験の俺っちは当時、バスローブの存在を知りませんでした。
服は先ほど、ゆらさんがトランクスを置いて行ったときに回収して、すでに洗濯機の中。
うだうだしていても仕方ないので、俺は真っ裸で出て行きます。
ゆらさん「あ、やっと出た。お湯加減どうだーなんでまたマッパなの!?」
トランクスも脱いでました。俺の息子はよくいきりたたなかったなぁと褒めてやりたい。
俺「いや、熱いし」
ゆらさん「パンツくらい履きなさい!」
顔を真っ赤に染め上げて叫ぶゆらさん。本当に人妻かよと思いました。
俺「いつも家でこんなんだし?」
ゆらさん「嘘吐くな!!家ではふつーに服着てたじゃない!」
はい。以前ゆらさんが居ることに気づかずに、ふつーに裸体晒したことがありました。
別に俺は気にしないタチだったんですが、姉たちにフルボッコにされました。
それ以来、普通に脱衣所で服来て出るようになる習慣がつきました。
いいところで とめるなヨ〜
?
36 :
おしえて!エロいひと:2012/10/15(月) 15:23:15.98 O
早く書き終わらせよう
37 :
おしえて!エロいひと:2012/10/15(月) 17:40:10.19 i
まだかwψ(`∇´)ψ
39 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/17(水) 18:36:47.56 I
>>1です。間空いてしまいスマソm(._.)m
ちょっと具合悪くて入院してますた
今日あたりに書き込むんでノシ
40 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/17(水) 18:52:50.02 0
というか、なんでわざわざ履いたパンツを脱いで出ていってしまったのか、未だに分かりません。なんでだろ?
とりあえずゆらさんに「履いてきなさい」と言われ、俺はトランクスを履きバスローブを羽織って、ホテルのベッドが置いてある部屋に入った。
なんというか、当時の俺はとりあえず知識しかなく、エロ本なんかでホテルの様相なんかは理解しているつもりだったのだが、しかしそれにしても生々しい。
ベッドはあるし冷蔵庫もある。テレビもあって、それでいて音楽も聴ける。それなのになんと生活感のない部屋だろうかと、改めて思った。今はそうでもないけれど。
バスローブを羽織った俺は、なんか恥ずかしくなってしまい、ベッドに腰掛けるゆらさんの事を直視出来ませんでした。
ゆらさん「どうしたの?」
そんな優しい声で話しかけないで……切に願います。なぜならその時、俺の愚息が超反応を起こしたからです。
俺「と、とりあえずゆらさんも風呂入っちゃえば?さっぱりするよ?」
俺はなんとかゆらさんをこの空間から排除すべく、それっぽい理由を並べてみます。
しかし、そんな俺の激甘な策略なんかが、大人の女性に通用するわけもありません。
ゆらさん「私はいいよ。家で入っちゃったし」
俺「さいですか……」
41 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/17(水) 18:53:26.04 0
これはマズイ。そう思った俺は、どうにかしてゆらさんの気持ちをそらす方法を探します。
俺「あー。なんか喉乾いたなぁ」
これは一応、本音だったりします。眠っていたということと、風呂に入ったということで更に喉が乾いてしまいました。
ゆらさん「あ、じゃあ飲む?」
俺「はい?」
ゆらさんはそう言うと、冷蔵庫から缶ビールを取り出しました。
俺に寄って手渡してきます。俺前かがみです。
俺「でもこういうとこの飲み物って高いんじゃ……」
よく知らないけれど、旅行とかに行ったとき、大抵こういう物は高いと思います。
ゆらさん「大丈夫。買ってきたやつだから」
俺「は?いつ?」
どうやらゆらさん、トランクスをコンビニで買う際に、一緒に買っていたようです。抜け目ないです。というか最初から俺に飲ませようとしていたようです。
未成年なのに。まぁ飲酒経験はあるし、割と強いと自負しているので(親がめたくそに強いんです)特に気にはしませんが。
42 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/17(水) 19:03:29.12 0
プシュッ。
ゆらさんは缶を空け、グイと一気にビールをあおります。
俺も負けじと一気飲み。さすがに自身があるとはいえ、一気をやってしまうと回りも早いです。
なので2人して、ビール3本ほどでややほろ酔いに。
ゆらさん「やっぱビールは美味しいねー」
俺「そーだねー」
ビールの美味しさが分かるとはなんと生意気な高校生!と、今にして思います。4年早いんだよ。
ゆらさん「そーいえばさー」
俺「なに?」
ゆらさんはベッドの上で上機嫌に俺に話しかけてきます。俺は返事をしてビールを口に含みます。
ゆらさん「リョー君ってエッチしたことあるの?」
俺「ぶっ!?ゴホゴホッ!」
俺は吹き出してしまいました。いや、てっきり「彼女でも居るの?」とかいう、軽目の質問を予想していたんですよ。それならなんとか想定内なんです。
ゆらさんは俺の想像の斜め上を滑走していきやがりました。
ゆらさん「だっ、大丈夫!?どうしたの?」
さすさすと背中をさすってくれました。いや、アンタのせいです。
俺「いきなりの質問に驚いただけだから大丈夫……大丈夫……うん」
最後らへんの「うん」は、自分に言い聞かせました。酒飲んで少し落ち着いた俺のバカ息子が再び目を覚ましやがったので。
俺は咳き込むフリをして、なんとかバレないように息子の位置を調整します。手で。
43 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/17(水) 19:14:05.67 0
しかし俺の愚息は収まる気配はありません。なぜだ!?
理由はゆらさんが俺が吹いたビールを拭き取ってしゃがんだせいです。
俺の目の前に飛び散ったビールは、床に染み付いてしまいました。
それを吹くためにゆらさんは俺の目の前で屈みこんで拭き取っていました。
何が言いたいのかというと、その、いろいろ見えちゃってます。はい。
軽く開いたカットソーの隙間から覗く巨乳の谷間とか、短くないスカートが少しめくれて中が見えそうになったりだとか。
でも1番はやっぱりうなじ。エロイうなじが目に飛び込んできて、俺の息子は更に元気に。
ふざけんな。この体制は洒落にならん!どう思った俺は、必死に逃げ道を探します。
ゆらさんはまだ地面に集中している。狙うなら今しかない。
そう思った俺は立ち上がり(前かがみ)トイレに行きました。
俺「ちょっとトイレ行ってきます」
ゆらさん「?はーい、いってらっしゃーい」
ゆらさんは俺の突然の行動に少し不信に思ったようだが、特に気にも留める様子もなく、俺はトイレに行くことが出来ました。
俺「ふぅ――――――――……」
疲れた。ホント疲れた。なんでこんなに疲れているんだ俺は。ていうかなんだこの状況は。
トイレに入った安心からか、俺はいろんなことを考えてしまいます。
一応トイレに入ったので、トランクスは脱いでます。俺は自分の息子を睨みつけます。もうちょいでバレるところでしたから。
バレたらマジ気まずいどころの話じゃねえって。ホント、勘弁してよ、と俺は息子をなだめます。しかし、息子の頭に登った血は、一向に引く気配を見せません。どうしよう……
そこで俺の出した結論は1つ。
ほう
45 :
おしえて!エロいひと:2012/10/19(金) 12:42:51.14 0
いつになったら話の続き書くんじゃい パンツぬげねぇじゃねぇか
46 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/19(金) 14:08:28.62 i
>>1です。
パンツ脱ぐような話はまだ先だから履いといてください。
47 :
おしえて!エロいひと:2012/10/19(金) 14:14:54.06 0
48 :
おしえて!エロいひと:2012/10/19(金) 15:41:12.69 i
49 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/19(金) 16:52:15.60 0
>>1です。家に帰って来ました。続き
とりあえず1発抜いてトイレから出た俺。オカズは勿論ゆらさんのうなじ&鎖骨。
鎖骨ってエロいよね。浴衣とか大好きなんです。
トイレから出てゆらさんの第一声
ゆらさん「長かったね」
俺「きにすんな」
やべ、もしやバレてる?
なんか異様にハラハラしてました。でもその場でそんなこと言うわけにもいかないので、とりあえずもと座ってたソファへ。
ゆらさんはなんか俺がトイレに入っている間にまたビールを空けたらしく、かなり上機嫌。
ゆらさん「リョーくーん、肩揉んで〜」
言い方がやけに艶かしい。ほんのり気させている頬とか物凄くハァハァ……。
とか言ってても、今の俺っちはさっきまでの俺っちとは違うのですよ。なんせ1発抜いてきたからね。息子もついさっき俺に絞られたばっただから反応する訳もないだろうと考え、俺は「しょうがないなー」とか言ってゆらさんの肩を揉んだ訳ですよ。
ゆらさんはベッドの端に腰掛けていて、俺はその後ろ、ベッドの上で膝たちするようにして肩を揉みました。
50 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/19(金) 16:58:46.70 0
まずはじめに。
ゆらさん全然肩凝ってない。むしろ俺のが凝ってるくらいにプニプニ。
超柔らかい訳ですよ。そりゃもう。経験してしまった現在の俺の感覚で、あの柔らかさは普通におっぱいの柔らかさでした。
あのきょぬーでこんなに柔らかいのか?と当時の俺は思いました。
俺の肩揉みは結構家でも好評で、小さい頃はよく親父や母さん、今でも姉、加藤さん(ゆらさんの旦那さん)を揉んでいるくらいです。
ゆらさんにしたのは初めてでした。
ゆらさん「んっ……上手ねー……あ、はぁん……」
俺「………………………………………………………………」
公明の罠かと思いました。
51 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/19(金) 17:11:41.61 0
クッ……こんなところに伏兵がいたとは油断した。
俺の息子は猛り狂いそうになりました。しかし、先程言ったようにその時の俺は所謂賢者モード発動中。ちょっとやそっとじゃあびくともしませんよ。
俺は自身のまだ完全に伸びきっていない如意棒に対し、やや誇らしげ。ふふん、こんな程度で俺の息子を誘惑しようだなどと、甘い甘い。
俺はその時気づいていませんでした。
賢者モードの名残か、それとも肩揉みに夢中だったかは分かりません。
俺の目の前で、うなじがエロイ格好で待ち構えていることに。
52 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/19(金) 17:12:54.22 0
すいません、これからバイトなんで落ちます。
ではではー
焦らすね〜
54 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/20(土) 05:18:35.92 i
今バイト終わりました。
帰宅しても疲れてるから書き込みは夜になります。
あ、でも花火見に行くので遅くになります。
期待してます
調布ですね
期待
57 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/20(土) 12:54:11.23 I
おはようございます
>>55 あ、やっぱ分かりましたかwさすが2ちゃんw
今から出るので更新は12時ぐらいになります。
ちなみに相手は一緒に行くのはゆらさんですwwww
でわでわー
58 :
おしえて!エロいひと:2012/10/20(土) 23:42:47.04 0
59 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 00:21:18.76 I
ただいま帰りました。
>>58 裏山には行ってません。居酒屋です。ベロベロ。
今から風呂入ってくるんでそのあと書き込みます。
60 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 00:57:23.70 0
>>58 自分は何を勘違いしているのだろう。恥ずかし(///)
61 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 01:13:42.35 0
>>51続き
前述の通り、相当なうなじフェチである俺は、目の前に見えるうなじに、性的な感情を抱かざるを得なくなりました。
つまりは勃ちました(///)
しかし、俺はゆらさんの後ろに居るので、振り返られない限りはバレない。そう思い、邪念をうち晴らすべく俺は肩揉みを続けました。
モミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミモミ……
一体幾許の時間が過ぎたのでしょうか。既に10分以上揉んでいます。肩を。
なのに俺のこの愚かしい息子は、一向に冷静になるという気配も無く、むしろガッチガチです。
まぁ理由は分かりますけどね。
ゆらさん「ん……んぁあ!……あぁ……は……は……イイよ……上手じゃなっ……んむ……」
俺「…………………………」
無理ですよこれ。こんなエロイ声に耐えられる男子高校生なんて存在するのでしょうか?
断言します。絶対無理!AV見てる時だってこんなに興奮したことねえのに、生で喘ぎ声に似たよがり声なんて聞いたら、そりゃもうフルスロットルですよ。
あ、ちなみにもう1つ原因がありまして。
俺とゆらさんの真正面。ベッドの向こう反対側に大きな姿見があったんですよ。
その時のゆらさんの表情とか、俺が肩を揉む度に揺れる撓わな2つのおっぱいとかとか。
そんなんが見えてました。眼福です。じゃなくて!
62 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 01:23:06.84 0
そんな悠長に事を考える余裕も、俺にはなくなりました。
一体どうやったらこの愚息を鎮火させられるか、そのことで一杯になりました。
どうするか。つかこの状況でどうやって鎮めろと?さっきトイレに行ったばかりだから、2回連続はさすがに怪しいし、しかも先程抜いたばかりなので、もうしばらくはイけそうにありませんし。
更に時間かかってしまったら、さすがのゆらさんでも気づいてしまいます。どうすれば……。
その時でした。俺がどのようにして高ぶりを抑えようと、右往左往しつつ肩を揉んでいた時でした。
ゆらさんが不意に、こう言いました。
ゆらさん「ねえ。今度は腰揉んでくれないかしら?」
俺「……はい?」
それは……どういうことだ?俺はゆらさんに聞き返しました。
ゆらさん「最近腰も張ってるのよねー。もーパンパン。だからお願い」
ゆらさんは頭だけを仰け反らせて、俺に向かってウインクしました。クソう。すげぇ可愛らしいじゃねえか。
俺が年上萌になった原因がこれです。このせいで俺は同級生と付き合えなくなりました。
そんなことは置いておいて。腰を揉めというゆらさんは、俺を押しのけ(幸いにも俺の息子の状態には気がつかなかった、あぶね)ベッドにうつ伏せに寝転びました。
……えー…っと。これはつまり?
ゆらさん「跨って♪」
でしょうねー。だとは薄々思ってましたよ。
63 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 01:38:15.77 0
しかし実際問題、跨るの危険じゃね?と俺の中の理性がそう告げます。そりゃそうだ。もし何かの拍子に俺の愚息がゆらさんの背中に押し付けられたりした日にゃ、一生顔向け出来ません。
下手したら刺激でイっちゃうかもしれないし。でも断るのも怪しいし……滅茶苦茶葛藤。
でもそんな葛藤も関係なく、ゆらさんは無情にも「はやくはやくー」と言い放ちます。ちょっと待ってよと声を大にして叫びたかった俺の気持ちは誰にも分かるまい。
急かされてこちらを振り返られでもしたら、それこそ危険なので、俺はゆらさんの背中―膝の辺りに膝立ちするように跨りました。
なんとか愚息……珍宝が当たらないように若干腰を浮かせながら。
しかし俺は直ぐに後悔します。
まず膝立ち、これはまだ大丈夫なんですが、問題はポジショニングと体勢。
膝の所で膝立ちしているので、まさにそのお互いのポジションは正にプレイ直前。
更に俺の体勢は腰の辺りを揉むという指示のもと、若干前かがみ。まさにセックスの体勢。
しかもゆらさんの体に自分の珍宝を当てまいと必至に腰を浮かせているので、若干疲れてガクガク。正にピストン運動。
極めつけはゆらさんの喘ぎ声。もうイきそ……じゃなくて死にそうです。
俺が腰をひと押しするたびにゆらさんは身を捩らせて
ゆらさん「あ、いいわ……上手よ……んぅ!そこ!もっと強く……グリグリしてぇ……」
俺「………………………………」
主観AVを見ている気分になりました。
64 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 01:56:18.53 0
俺は言われたとおり、ゆらさんの指示する箇所を親指でグリグリしました。
その度にゆらさんはエロイ喘ぎ声を出していました。
もう俺の珍宝は破裂寸前にまでガッチガチ。バスローブの上からでも分かるほどにテント状態。
困難見られたらマジで人生終了だな。やや自嘲気味に考えてました。その時
ゆらさん「……ッッッッっ!!!!!!!!!」
突然ゆらさんの体が、腰の辺りからビクン!と跳ね上がりました。
え!?何どうしたの!?そんな疑問が次々に沸き上がりますが、俺の最重要問題は珍宝が当たらないようにと腰を更に上げることだったので言葉を出す余裕がありませんでした。
ゆらさんは体をブルブルと痙攣させ、何かに耐えるような吐息を漏らしていました。
ゆらさん「……ん…ッ…んんッ……」
ブルブルと小刻みに震えるゆらさんの体は、なんかすげえエロイです。くびれとかマジスバラシイくらいにキュッ、となってます。
しばらく痙攣したあと、またも突然ゆらさんは、まるで操り人形の糸を切ったかのように、「……はぁ」と言ってベッドに倒れました。
俺「ど、どうしたのゆらさん。大丈夫?」
俺はベッドから降り、ゆらさんの顔をのぞきに行きました。
正直、マジに心配になりました。どこか痛いツボでも押してしまったのだろうかと、ハラハラしてしまいました。
その時のハラハラ感で、俺の息子はようやく落ち着きを取り戻します。というか萎えました。へなへなという音が聞こえそうなほどに一気に。
ゆらさん「……ん、大丈夫。何でもないよ」
ゆらさんの顔は朱色に染まっていました。どこか恥ずかしそうな、それでいて満足したかのような表情でした。
俺「本当に大丈夫?どこか痛かったとか?」
ゆらさんの表情を見たあとでも、俺はまだ少し心配でした。しかしゆらさんは
ゆらさん「大丈夫よ、本当に。……リョー君のマッサージが気持ち良過ぎたみたい……あは」
そう言ってうつ伏せの状態から起き上がるゆらさんはこう言いました。
ゆらさん「汗かいたし、お風呂入ってきちゃうね」
そう言って洗面所へと歩いていってしまいました。
65 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 02:21:53.58 0
1人ベッドに取り残された俺は、少しの間ポカンとしていました。
一体何がどうしたのだろうか。不安が湧いては溜まり湧いては溜まるの繰り返し。
一体どうしてあんな急に……と、そこまで考えたところで、俺の中で1つの仮説が生まれました。
それは俺がよく見るAVからの知識……先程のゆらさんの反応は、俺の見たことのあるそれとあまりにも酷似しています。
激しい愛撫やセックスの時、時たまAV女優がする反応。
そう、絶頂。つまりはオーガズムというやつです。その反応にそっくりでした。
しかし俺の中の理性はそれを否定します。
どうして腰を揉んでいただけなのにイくんだよ訳わかんねえよと。それはご尤もです。なのでその仮説は直ぐ様却下。
そんなんありえねーし。そんなエロ本やAVや漫画みたいなこと、現実に起こるわけねーし。
茶化すような物言いですが、その時の俺は実際かなりクールにそう考えていました。
ありえない、と。
ゆらさんが浴びるシャワーの音に耳を傾けつつ、俺はベッドに寝転がります。そう言えば少し眠気も襲ってきました。
枕元にある、有線や部屋の照明のスイッチなどがある器具の所に置かれたデジタル時計に目を遣ると、なんと時刻は午前3時半。
そりゃ眠いわけだよなぁ……そう言いながら俺は天井を仰ぎ見ます。
目を瞑ると、その日遭った出来事がふつふつと蘇ってきました。
学校で同級生の女子との会話。後輩(女子)との会話。男子女子入り乱れての昼ご飯。部活(当時は軽音部に所属。ベースでした)での練習。バイト先の女の子との会話。バイト先の年上の女の社員さんとの会話。バイト中に買い物に来た
同級生の女の子との会話。知らない女性客との会話。
そして家での親父との喧嘩。
楽しかった1日の終りをまとめてぶち壊した親父に、ふつふつと眠っていた怒りが沸き上がります。
今まで忘れていたのが不思議なくらいに。
うつらうつらと考えてたら、眠気が本格的になって来てしまい、俺はそのまま夢の世界へと突入してしまいました。
66 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 02:24:23.01 0
今日はもう眠いし、明日野球があるのでここまでにします。
なんか意外に読んでいる方がいて、嬉しいです。
明日は一応16時前後位に来ます。
でわでわー
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
69 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 17:15:31.22 0
ただいま帰りました。
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
71 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 17:54:43.68 I
F5連打注意www
72 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 23:46:39.44 0
>>65続き
朝。目を覚ますと、目の前に鎖骨が見えました。
ゆらさんのです。どうやら昨日俺はあの後、風呂からあがったゆらさんに気づくこともなく一夜を共にしたらしいです。同じベッドで。
俺「……………………」
俺は以外にクール。寝起きは機嫌が悪いんですよ、俺。頭も働かないので冷静に情報処理をします。
ゆらさんは、バスローブを着て寝ていました。鎖骨は胸元のちょっとはだけた所から見えました。
エロイ。もともと朝勃ちしていたので、特に気にもしてません。俺はそのまま枕元に置いておいたケータイニ手を伸ばし、カシャッ!
写メ取りました。鎖骨と胸元の。なんでか知らないですが、この時の事は後悔していません。
しかし至近距離からシャッター音を聞かされても目が覚めないゆらさんの寝つきは素晴らしいものです。
いたずら心に火が付きます。
俺はスースーと可愛い寝息を立てて寝入るゆらさんの胸にそっと手を伸ばし―
胸を揉みしだきますということもなく普通に顔を洗いに行きました。
さすがに人妻相手ではキツイです。
洗面所で蛇口を捻り、水を出して顔を洗っていると、ゆらさんが目を覚ましました。
ゆらさん「……ん。………くぁ…」
ゆらさんは体を起こし大きな欠伸をしながら思い切り仰け反るように体を伸ばしました。
その時、はだけたバスローブからちょっとおっぱいが見えたのは秘密です。
俺「あ、ゆらさんおはよう」
ゆらさん「んー」
ゆらさんも相当寝起きが苦手なようで、目を擦りながらはだけたバスローブを直していました。多分無意識にやっているっぽいです。
73 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/21(日) 23:59:45.84 0
ゆらさん「ぉはょー……リョー君昨日はよく寝れた?」
ゆらさんはベッドから起き上がってこちらに歩きながら言いました。
俺「うん、結構ぐっすり」
俺はそう言って洗面所をゆらさんに明け渡しました。ゆらさんはそのまま洗面所に入っていき、洗顔と歯磨きを始めました。
俺「そういえばさー」
ゆらさん「んー?」
ゆらさんは歯を磨いている最中だったので、返事はできない様子。でも俺はそんなこと構わずに続けます。
俺「昨日のマッサージでなんでいきなりからだビクンッ!てなったの?」
ゆらさん「ぶフッ!?ケホケホッ……」
ゆらさんはむせました。水で口をすすいでから俺の質問に答えます。
ゆらさん「な……なんでそんなこと今?」
ちょっと動揺しているのが分かるくらい、声が小さいです。若干顔も赤らいでいました。
俺「いや、昨日は大丈夫とか言ってたけど、でも我慢しているとか考えてたら不安で不安で寝れなくてさー。だから教えて」
ゆらさん「さっきぐっすり寝てたって自分で言ってたじゃない」
まぁ方便であることは当然ゆらさんも気づきました。でもスゲー気になるんで押し通す。
俺「ねーねー」
ゆらさん「しつこっ……はぁ」
俺の「ねーねー」コールに根負けしたのか、ゆらさんは顔を赤らめて目を逸らしながら言いました。
ゆらさん「その…………………………………………………………足攣っちゃって」
嘘でしょ?それ。もしそれが本当ならマッサージ中である俺に言えばいいじゃん。
とは声に出しては言いません。恥ずかしがっているのなら隠させてあげましょう。ちなみに後になって聞いた話では、ガチで軽くイっちゃったらしいのですがw
俺「そっか。足大丈夫なの?」
素知らぬ振りで一応聞く俺、紳士でしょ?
ゆらさん「うん。大丈夫。お風呂で揉んできたから」
と言ってゆらさんは右手でVサイン。いくつだよあんた。
74 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/22(月) 00:12:15.67 0
俺はケータイ画面を開いて、今何時かを確認しました。午前9時20分。昨日チェックインしたのが恐らく12時前後で、10時間のフリータイムらしかったので、
チェックアウトまでまだ少し時間があります。
俺とゆらさんがお互いに身支度を整えていると、プルルルルルルルル―プルルルルルルルル……と、備え付けの受話器が、大きな音で鳴り出しました。
ゆらさんがその受話器をガチャッと手に取って応対しました。
ゆらさん「はい、はい……いいえ大丈夫です。分かりました」
ゆらさんはそう言って受話器を起きます。
俺「あと30分?」
ゆらさん「うん。お腹も空いたから早めに出ようか」
俺「そだね」
俺は普段から朝、昼、晩飯ともにガッツリ食す方なので、その提案に乗ることにしました。正直、腹もものすごく空いていましたし。
俺は髪を整えて、昨日洗濯しておいた服を再び着込み、ゆらさんも丁度化粧が終わり、一緒にホテルを後にしました。
今にして思うと、スゲー体験ですよね。
2人して同じ出口から出ていくのはとても恥ずかしかったですが、朝ということもあり、そしてホテルの多い地区だったので、周囲にあまり人が居なかったことが幸いでした。
ゆらさん「楽しかった?」
ゆらさんはホテル備え付けの駐車場で車に乗り込みながら言いました。
俺「スゲー楽しかった。ラブホってあんなんなんだね。ゆらさんはなんか慣れてたね!」
俺の軽口にも、外に居る時のゆらさんは落ち着いた対応をしてくれます。
ゆらさん「あははー。また行きたくなったらいつでも連れてこようか?」
勘弁してください。
辛抱たまわん、はよはよ
76 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/22(月) 16:41:43.05 i
ただいま
くぅ……まだか……支援!
78 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/22(月) 23:53:24.92 0
すんません。忘れてたwwwというかゆらさんと姉ちゃんと飯食って来てました。
>>74その後
その日、俺は学校を休みました。
起きたのが9時少し前だったので、当然遅刻です。なんか行く気にもならなかったので。
先ずはゆらさんと朝ご飯。近くのファミレスへ。適当にモーニングセット注文し2人で食事。
ゆらさん「今日はどうするの?」
俺「んー、どうしようかな。正直、学校行く気分じゃないし」
ゆらさん「じゃあどっかで遊ぼうか」
俺「そうだねー」
適当な会話でした。まぁ俺も学校休むから、一緒に遊ぶ友達も学校行ってるわけだし、ゆらさんはゆらさんで、うちの姉ちゃん以外の友達この辺には住んでいないらしいので。
飯を食って会計。ここは俺が払いました。
ゆらさん「え、いいよー。私が払うよ」
俺「いいって。昨日のホ代出してもらつたし、今日は俺の暇潰しに付き合ってもらうんだから。それに少しはカッコつけさせてよ」
ゆらさん「でも、高校生だし、お金あんまないでしょ?」
俺「大丈夫。バイトで稼いでるから」
バイトは当時は高校生にしてはやりすぎと言われるほどに働いてました。4月5月で15万位は稼いでました。
ゆらさん「………………むー。ナマイキ」
顔を膨らませてむっとするゆらさん。反則です。
俺は会計を済まし、先ずは家に原チャリを置いてこようという話に。ゆらさんはついでに着替えたいそうなので、一度家に戻りました。
家に着いて、当然誰も居ません。猫も居ませんでした。やるな姉ちゃんwww
俺は服を脱いで洗面所で少し体を拭いて、部屋に戻り服を着替えました。
部屋で着替えている時、俺はふと机の引き出しに目を向けます。そこには俺の大事な物が入っていました。
約6センチ四方、ギザギザに刻まれた小さな袋の中に、直系5センチ程の輪っか……
そう、近藤です!俺は近藤を財布、鞄、尻ポケット、にそれぞれ2つずつ入れました。
出て行く際、リビングに置き手紙を残していきました。
【今日は帰りません】
そうです。俺は既にこの朝の時間で、その日も帰らないという事を心に決めていたのでした。
79 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/22(月) 23:55:20.16 0
ていうか昼間見たらスレ消えててビビッたwww
過去ログ探し回ってやっと見つけたらゆらさんに捕まってしまいましたw
スマソ
80 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 00:09:28.18 0
俺「おまたせ」
ゆらさん「おっそーい!何してたの?」
近藤さんを配置してましたなんて言えません。俺は「ごめんごめん」と言ってゆらさんをなだめます。
俺「どこ行こっか」
ゆらさん「もー。そういうのは普通男の子がエスコートすんだよー?そんなんじゃ彼女出来てから大変だよ?」
ゆらさんは俺の額を小突いて言います。かなり愛嬌ある仕草でした。
俺「じゃ、映画でも見に行こうか」
これは自分でも無難じゃないかと思います。しかも正解だったようです。
ゆらさん「あ!いいねいいねー!最近行ってないんだー」
よっし!どうやら掴みはおkの模様。ムードを大切にね。今夜決めるんなら大事に大事に。
ゆらさん「それじゃ、早く行こ♪〇〇〇でいいかな?」
ゆらさんはそう言って車へと向かいます。が!それを俺は止めました。
ゆらさん「なに?どしたの?」
俺「どうせなら電車で行こうよ」
俺はそう提案しました。車で行った方が早いのですが、しかし問題は駐車場がなかったからです。コインパークは馬鹿になりませんし。
ゆらさん「あー、そうだね。そうしよっか」
ゆらさんはご機嫌なのもあってか、俺の提案に案外早く乗ってくれました。これが俺の策略だとも知らずに……。フフ腐。
俺とゆらさんは歩いて徒歩5分程度の駅へ。そのまま電車に乗り、目的地へと向かいました。
81 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 00:22:41.93 0
電車は各停だったのか割と空いていて、俺とゆらさんは座席に座りました。一番角っこにゆらさん、その隣に俺が座りました。
ゆらさん「なに見るー?えへへ」
テンション高めにはにかむゆらさんは、まるで少女のようでした。巨乳だけど。
もともと童顔ではありましたし、俺も初めて会ったときは人妻とは思えませんでした。巨乳だったけど。
若干天然なところも、見た目と相まって幼く見えるのかもしれません。巨乳ですけれど。
しばらく話しているうちに、ゆらさんはコクン、と船を漕ぎ出してしまいます。
俺「眠いの?」
ゆらさん「ん?んー……なんだろう。乗り物に乗ると眠くなるんだよねー」
まんま子供ですね。巨乳だけれど。
俺「着くまで寝てていいよ。着いたら起こしてあげるから」
ゆらさん「ん、でも……」
ゆらさんは申し訳なさそうに俺の事を見ます。そりゃそうだ。年下の、しかも高校生のガキにそこまで世話焼かれたら、年長としては恥ずかしいのだろう。
しかし俺は紳士なのですかさずフォロー。ゆらさんが眠ってもいいような理由を作ってあげます。
俺「今日は俺にカッコ付けさしてくれるんでしょ?だったらそれに甘えなよ」
多分この時の俺の顔、人生で恐らく1・2番に入るくらいキリッ(`・ω・´)としていたと思います。ゆらさんは少し顔を赤くして、しかしそのまま
ゆらさん「ん、分かった。ありがと……」
と言って俺の肩に頭をコテ、と置いて寝入ってしまいました。
まぁ昨日は相当飲んでたみたいだし、起きて直ぐに運転したから疲れたんだろうな。俺はそう思ってゆらさんを落とさないように器用に頭を撫でました。
ゆらさんは「ん……」と反応しましたが、逆に安心したのか、さっきよりも深い眠りにつきました。
俺は、ていうかなんぞこれ、デートみたいでね?とか思ってました。
82 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 01:11:59.33 0
電車に揺られること20分。各駅は時間がかかるので、ゆらさんもぐっすり眠れたようです。
ゆらさん「ん、……ふ、くぁ…ああぁ」
電車を降り、ゆらさんは大あくび。そして俺に聞いてきます。
ゆらさん「ところで、何見に行くの?」
当然俺は、以前ゆらさんに確認しておいた映画をピックアップします。というかそれがあってこその映画提案です。
俺「オールウェイズ三丁目の夕日(笑)」
ゆらさん「あっ!それ見たかったんだぁ!早く行こう!」
俺「へっ?ちょっゆらさん!?」
ゆらさんはそう言って俺の手を握りました。
子供とかにするような繋ぎ方ではなく、なんというかその……恋人繋ぎっていうやつです。指と指を絡める奴。
そんな手の繋ぎかたなんてしたことも、ましてや女の子と手を繋ぐことすらもあんまりない俺は、明らかに狼狽してしまいますが、今日の俺はいつもとは違います。
昨日一晩生殺しされ続けた高校生の性神力ナメンナヨ?そんなお手手繋いでなんて余裕ですよ。とか思っていた時期が俺にもありました。
ゆらさんは俺の手を繋いだまま、あろうことかその手を自分の胸元まで持っていき、腕を組んだのです!
俺「!?」びっくりして声も出ませんでした。しかし、驚きすぎたのは幸いでした。声が出ないほどだったので、ゆらさんに気づかれることもなく済みましたから。
ゆらさん「あ!やってるやってるー!ね、早く早く♪」
ゆらさんは俺の同様に気づくことなく、更に俺の手を強く胸に抱いてグイグイ引っ張って行きます。なんだ?誘ってんのか?ユーワクしてんのか!?俺の動揺はとうとう疑念にまで昇華しました。
しかしゆらさん、おっぱいでけーな。今までなんどかニアミスで触れたことはあったけれど、こんなに長い時間触れている事はなかったので、じっくり分析できます。
なんていうの?マシュマロとかではなくて……あれです、ヌーブラ。あれの100倍位柔らかくて気持ちいいでし。
なんで当時高校1年生の俺がヌーブラの感触なんてものを知っているのかと言うと、それは詳しくは話しませんが、中学の時の同級生(女子)との体験でした。言いませんが。
そんなことを考えているうちに、俺とゆらさんは映画館の受付へ。
83 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 01:12:44.45 0
ゆらさん「オトナ一枚、高校生一枚」
受付のお姉さん「かしこまりました、オトナ一枚1200円、高校生学割料金で900円になります」
ゆらさんが高校生割を知っていたのには驚きでした。この映画館は当時の俺が結構な頻度で来ているものだったので、俺は当然知っていたんですが……
ゆらさん「前に言ってたじゃない、リョー君。ここの映画館、高校生の客呼び込む為に割引してるから通ってるって」
そう言えばそんなことも言ったような気がする。覚えてないけど。まぁ話した事を全部覚えていられる訳もないのですが。
俺は受付のお姉さん(ちなみに顔見知り)に2100円を支払う。
受付のお姉さん「丁度頂きます。上映時刻は10分後となっております。お間違えのないよう、ご注意ください」
ゆらさん「リョー君、私飲み物買ってくるね」
俺「あ、じゃあ俺の財布で買ってきてよ。はい」
ゆらさん「りょーかい♪」
ゆらさんは俺から財布と受け取り、階下にあるストアへと向かった。俺はそんなゆらさんの背中を眺めつつ、店員さんに話しかけられた。
受付のお姉さん「彼女さんですか?可愛い人ですね」
俺「でしょ?でも彼女じゃないんですよ」
受付のお姉さん「そうなんですか?あーでも確かにお客様、いつも男友達と来てましたもんね」
俺「余計なお世話です」
よくこんなに知らない人と話せるとか思う人もいると思いますが、実はこの受付のお姉さんは知り合いなんです。顔見知り程度なんですが。
84 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 01:28:27.89 0
あれは高校1年の入学式の1週間後のことでした。
俺は出来たばかりの友達数人と映画館に行きました。
そこであの受付のお姉さん似出会いました。
俺とそのお姉さんはメアドを交換しました。おしまい。
>>83続き
あ、補足ですが、俺の見た映画館では、半年くらい経っても人気映画が放映されているとこなんです。なので昨年放送された続・オールウェイズ3丁目の夕日もやっていました。
今にして思うとそれで新作と同じ料金とか詐欺すぐるぉ(´・ω・`)
ゆらさんが両手にペットボトルを抱えて帰ってきました。
ゆらさん「おまたせ♪」
俺「お待ち。じゃ行こっか」
ゆらさん「うんっ!」
ゆらさんは再び俺の腕を抱えます。今度は普通に腕組み。しかしきょぬーが腕に当たる当たるぅヘヘ。
ゆらさん「たのしみだねー」
俺「そうだねー」
平日の昼間ということもあり、映画館には人は少なく、俺とゆらさん。後はカップルが3〜4組み程。そりゃそうだ。新作じゃねえもんな。
俺は映画の見やすい、近すぎず遠すぎずな真ん中の席に座りました。ゆらさんはその隣へ。
ゆらさん「はいこれ。飲み物」
俺「ん、ありが……と?ぬ?」
俺はまだ明るい映画館内で目をパチクリさせます。ゆらさんが買ってきたのは
俺「なぜにドクターペッパー?」
ペットボトルタイプのDr,Pepper。これはキツイ。嫌いじゃないけど、明らかにこれで1時間半は持たないよ。
ゆらさん「あ、それ好きなんだー私。えへへ」
俺「じゃあなんでゆらさんは普通にオレンジジュースなの?」
なんかおかしいぞ。矛盾しているよそれ。
ゆらさん「だって映画見ながらじゃ合わないでしょ?ドクターペッパー」
俺「んなっ……身勝手な……」
俺は絶望します。これ飲みながらの1時間半は無理だ。口が薬臭くて吐いてしまうだろう。しかしゆらさんが次に発した言葉で、俺は一気に地獄から天国へ。
ゆらさん「だから、飲みあいっこしよっ♪」
Dr,pepperさんありがとう。
85 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 01:50:58.24 0
寝ます。
最近スレが行方不明になります。
見つけづらいことこの上ない……
おやすみなさい(-_-)゜zzz…
>>85 バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
87 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 15:05:31.59 I
ただいまああああああああははははははははははははははははははははは…
はぁ…
89 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 15:37:35.07 I
いえ、ちょっといろいろありまして…
また後ほど報告含めカキコします。
90 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 16:00:02.87 0
>>84続き。
ブザーが鳴り響き、館内が暗闇に包まれます。俺は席に備え付けの飲み物置きにドクターペッパーを置いて映画に集中します。
もともと、ホンワカしたような内容の映画なので、ドキハラな展開なんてものはなく、ゆらさんが驚いて俺の体に抱きついてくるなどということもありませんでした。
が、何故かゆらさんは俺の座席の肘掛に置いてある手に自分の手を重ねてきました。
俺は勿論驚いたのですが、ゆらさんの方をチラリと見ても、どうにも無意識でやっているっぽいので何も言えず、映画が終わるまでそのままにしておきました。
1時間半は、短いようで長いようで。でもやっぱり短いのかなと思います。
ドクターペッパーとオレンジジュースをゆらさんの希望通り互いに交換しながら飲み合いました。しかしドクターペッパー味強い。オレンジの味なんてかすれてしまいます。
1時間半の映画が終わり、俺とゆらさんは映画館の外へ。
ゆらさん「あー、たのしかったぁー!よかったねー」
俺「そうだねー」
以前も何度か一緒に映画を見に行くことは多々有りましたが(当然2人きりではなく姉と一緒に)、ゆらさんはどうやら、見た映画の感想を言わないタイプらしいので、俺も特に何も言わずに置いておきました。
ゆらさん「んー。お腹すいたと思ったらもうこんな時間かー……どうする?」
俺はケータイで時間を確認します。午後2時半。昼飯時をちょっと過ぎていました。
俺「んー、そうだね。どこかで食べよう。確か下にカフェがあったはずだし。そんなに食べないでしょ?」
ゆらさん「そーね。お腹は空いてるけど、そこまでいっぱい食べれそうにもないかな」
俺とゆらさんは階下にあるカフェへと向かいました。
平日で、時間もまだ2時半なので、客も学生も全く居らず、広々とした快適なカフェへ入ります。
俺「なんにするー?俺は――これ」
そう言って俺はサーモンベーグルとチョコクレープに決定。
ゆらさん「じゃー私はこれ」
そう言ってカルボナーラとティラミスを注文。
俺「それ美味しそうだね。一口ちょうだい♪」
ゆらさん「リョー君のベーグルも美味しそう。あーん♪」
もうどっからどーみてもカップルじゃんとか、その時は思ってもなかったです。
待ってる
92 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 16:13:39.49 0
しばらく2人でイチャイチャ(?)していると、ゆらさんのケータイが鳴り響きました。
ゆらさん「ん?……あ、旦那からだ」
ゆらさんはそう言って、「ちょっとゴメンね?」と言って席を外しました。
そういやこの人、人妻だったっけ、とか思ってしまうほど、ゆらさんの言動は学生のそれにしか見えませんでした。
1人で飯を食うのもわびしいので、俺はしばらく待っていました。
5分ほどでゆらさんは戻ってきました。
俺「なんだって?」
俺は聞いてみました。そりゃ気になりますし。ゆらさんもその俺の質問に、さして気にした訳でもないらしく、にこやかに答えてくれました。
ゆらさん「んー……今日もうちの旦那、お父さんに付き合わされて、帰らないらしいんだよねー……ご飯要らないってさ」
顔は笑顔ですけれど、その笑顔にはどこか寂しげな影に彩られ、僕の心をちくりと差し込みます。自分の父親がかけている迷惑なので当然か、とも思いました。
俺「そう……」
俺は特に何を言うこともできず、申し訳なさに顔をうつむかせてしまいました。ゆらさんはそれに気づいたのか、
ゆらさん「あっ!べ、別にリョー君のせいじゃないよ。あ、でも誰のせいでもないっていうかその……」
ゆらさんの困ったような顔は、更に俺の良心を苛みました。こんな可愛らしい人に、こんな表情させてもいいのだろうか、と。
その時、今度は俺のケータイがけたたましく鳴り響きました。
着信音は椎名林檎の『林檎の唄』出だし。激しいギターフレームがお気に入りの曲なので、電話着信の音に設定してあったのです。
着信は母から。
俺「ちょっとゴメン。母さんから」
俺はそう言って席を外しました。その時のゆらさんの表情は、見ていないので分かりませんでした
93 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 16:24:54.66 0
>>91ありがとう。
俺「もしもし?母さんどしたの?」
俺は電話に出ました。
母『あんた今日学校は?』
俺「休んだ」
母『はぁ』
お袋は嘆息し、そして言葉を紡ぎます。
母『お母さん、今日も帰らないから』
俺「は?なんで?」
俺は突然言われた訳の分からない告知に、純粋に疑問符を浮かべます。いきなり何言ってんだこのババァ。
母『今日お父さんと話したかったんだけど、お父さん今日は帰らないって言うから、お母さんもムカついたから友達の家に泊まることにしたの』
なるほど。朝の時点で決まってたようだ。なら朝のうちに連絡しろよ。
俺「分かった。じゃあ今日は家帰っても誰も居ないんだね?いつ帰るの?」
母『さぁー。いつになるか分からないけど、少なくともお父さんが帰ってきたら帰るわ。お父さん、多分明日も帰らないだろうから』
俺「ふーん」
興味なさげに相槌を打ちましたが、しかしこれは好都合!お泊りできる口実が出来たのだから。
俺「姉ちゃんたちは?いつ帰るの?」
母『岬(一番上の姉)もまさみ(二番目姉)もいつになるか分からないわねー』
俺「ふぅん……分かった、俺も適当に過ごすよ。親父が家に帰ってくるまで俺も帰んないから。帰ってきたら呼んでね」
母『はいはい。それじゃね』
プツッ…ツー…ツー…ツー
俺はケータイをポケットにしまいます。よっし!大チャンス!コレキタ━━━(゚∀゚)━━━!!
94 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 16:36:44.44 0
俺はゆらさんの待つカフェへと戻ります。
ゆらさん「お母さんなんだって?帰ってきなさいって?」
俺「ううん逆。今日は帰らなくていいって」
ゆらさん「へ?」
ゆらさんに現状説明。
ゆらさん「ふぅん。そっかー。それじゃ、今家には誰も居ないんだよね?」
俺「そういうことになるね。どうしよっか」
俺はニヤニヤしてしまいそうな顔を無理やりなだめて、所在なげに言いました。まぁ俺の予定では今日もゆらさんとお泊りなんだけどね。
とか考えていると、ゆらさんから思いもよらない言葉が。
ゆらさん「え?帰ろうよ」
俺「え?」
俺は今ゆらさんが言った言葉を理解できず、一瞬固まってしまいました。今なんと?
ゆらさん「え、だから、お家に誰も居ないんなら、別に畏まる必要もないでしょ?今日明日は帰らないってお母さんも言ってるんだし、家出過ごしても大丈夫でしょ?」
俺「………………………………………………………………………………」
自分としたことが、迂闊だった……。そうかそりゃそうだよな。今なら家帰れるんだし。
俺「んー、でも飯とかどうすれば」
ゆらさん「うちで食べればいいじゃない」
ですよねー。そのほうが安上がりですもんねー。俺は絶望します。天国から地獄、とはまさしくこのことなんでしょう。俺は言いしれない虚無感に包まれました。
が、しかし、ゆらさんは再び俺を引き上げてくれます。ティラミスのように。
ゆらさん「明日は土曜で休みでしょ?だったら泊まって行きなよ」
俺「はい?」
俺は素っ頓狂な声を出してしまいました。マジですか?隣とはいえ、さすがに自宅お泊りはしたことありません。それなら自分の家出寝ますもん。
ゆらさん「旦那が居ないと、あの狭い社宅でもなんだか広く感じちゃうから寂しいんだよね。どうせなら夜通しで飲み明かそう!」
ゆらさんはパンと柏手を打ってそう言いました。(´;ω;`)うう、なんていい人なんだ……俺は感動してました。
脱道程までもう少しw
96 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 16:51:06.47 0
カフェを出てしばらくは買い物をしました。
服を見たり靴を見たりと、目的なしに歩き回るのは得意なんです。
ゆらさん「リョー君の買い物って、なんだか女の子みたいだね」
俺「どういう意味?」
ゆらさんの言った言葉の意味を図りかねている俺ガイル。
ゆらさん「男の人ってさ、大体欲しいモノって、家で決めて買いに行くでしょ?服にしろなんにしろ。でも女ってそうじゃなくて、その場で見て悩んで決めるんだよ」
俺「なるほど。それだと確かに俺は女みたいな買い物だね」
まぁ姉ちゃんやあんたの影響なんだけどね。
ゆらさん「女の子の買い物が長いと、男の人って大抵うんざりしちゃうでしょ?だからリョー君の買い物の仕方は女の子に好かれる買い物なんだよ」
俺「マジスかッ!?」
それ聞いて俄然テンション上がる俺。
ゆらさん「そうだよー。少なくとも私は好き。だって一緒に見てもらって一緒に決めた服なら、愛着もいつも以上になるしね」
そういう会話をしながら過ごし、時刻は既に5時半。俺たちは地元に帰りスーパーへ。
ゆらさん「んっんー♪」
心なしゆらさんの機嫌が高いのを感じました。
ゆらさん「ここ最近、週末になると旦那は飲みに行っちゃってるから1人でさ。そっちに良くご飯ごちそうになってたじゃない?」
俺「そう言えばそうだったね」
ゆらさん「だから週末に、自分以外にご飯つくるの久しぶりで、なんだか嬉しくって。やっぱ食べてくれる人居ないと作りがいもないしね」
そう言いながらゆらさんは次々と食材を買い物かごへ放り込んでいきます。何作る気だ?
ゆらさん「お鍋にしようかなと」
俺「あ、いいねー」
時期的には外れてますが、しかし夏前に最後の鍋というのもおつなもの。俺は賛成しました。というか鍋大好き。
ゆらさん「お酒お酒ー♪」
ビールやら日本酒やらをカゴにバンバン入れまくるゆらさん。そんなに飲むの?
ゆらさん「私だけじゃないよー。2人で飲むんだよー?」
さいですか。もうここまで来たら何も言いますまい。俺は諦めてゆらさんに財布を渡しました。
97 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 17:06:04.20 0
家に帰り、俺はそのままゆらさん宅へ上がり込みます。
俺「お邪魔しまーす」
ゆらさん「いらっしゃーい」
ゆらさんはそう言って、玄関を上がり、冷蔵庫に食材を入れていきます。
ゆらさん「鍋だけど、出来るまでまだ時間あるし、先にお風呂入っちゃえば?」
俺「そうだね。じゃあ家で入ってくるよ」
俺はそう言って荷物を持って出ていこうとすると、ゆらさんに阻まれました。
俺「なんですか?」
ゆらさん「うちで入りなさい」
俺「えー……それはどういう意図で?」
俺は素直に訳分からなくなりました。
ゆらさん「久しぶりに、自分の家で料理するんだから、雰囲気も楽しみたいんだよー」
ああ、なる。そういうことですか。俺はゆらさんの言わんとする意図を汲み取ります。
俺「つまり、擬似夫婦ごっこがしたいということですね分かります」
ゆらさん「もー、恥ずかしいから言わないでよー(///)」
ゆらさんはそう言って顔を赤らめました。
ゆらさん「久しぶりに、シャワーの音聞きながらご飯作りたいんだ♪」
意外と少女趣味みたいです。俺も特に断る理由もないのでOKしました。
俺「じゃ、家から服持ってきてこっちで風呂入るよ」
ゆらさん「ん。いってらっしゃい」
ゆらさんはそう言って再びキッチンへ。
俺は一旦自分の家へと戻りました。
98 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 17:19:51.89 0
自分の部屋から服と下着、それから明日の着替えを持って再びゆらさんの家へ。
俺「ただいまー」
俺がちょっと冗談のつもりで、新婚っぽく玄関に入ると、ゆらさんは奥からパタパタと小走りで駆け寄ってきて、「おかえりなさい」と言って微笑んでくれました。
不覚にもすげードキドキしました。こんないい奥さんいるのに家に帰れないなんて加藤さんは不幸だなと、他人事のように思いました。
ゆらさん「お風呂にする?ご飯にする?そ・れ・と・も……」
なんか小ネタも挟んできました。つか古い。しかしここで乗らなくてはゆらさんに要らぬ恥をかかせてしまうことになるだろうと、電光石火の如く思考えおフル回転させた俺は、
「もちろん、ゆらさんで♪」
と言いました。まぁゆらさんも冗談で言ったんだし、ここはきっと「何言ってるのよーさっさとお風呂入っちゃってよ♪」とという返しが来ると思ってました。
しかしゆらさんは
ゆらさん「ふぇ……?」
と、何故か顔を赤らめてしまいました。
俺「さぁって!お風呂お風呂!」
俺は一瞬で状況を理解し、流れ変えるために、ワザと大きな声で風呂へと向かいました。
冗談じゃないのか?だったらなんなんだよ……。
俺は風呂場でそんなことを考えながら体を洗いました。
うちとは違うシャンプーにボディソープ。洗顔、たわしタオル。そのどれもがゆらさんが普段使っているものだと思うと、少しだけ興奮しましたが、それと同時に旦那さんも使っていることに思い至ると萎えました。
俺「はー、さっぱりした」
俺はそう言って風呂場から出ました。ゆらさんはキッチンには居ませんでした。
どこにいるのかと、部屋の中をキョロキョロと見回してみると、ゆらさんはリビングのソファの前に座っていました。
俺「何してんの?」
ゆらさん「ふわああああっわわわ」
露骨に驚いてました。何してたんだよ。
ゆらさん「もーびっくりするから出たなら出たって言ってよね!」
いや、気づかない自分が悪くね?とは思っても口には出さない俺マジ紳士。
ゆらさん「お風呂、どうだった?」
俺「ん、いい湯加減だったよ」
ゆらさん「それじゃ私も入ろっと♪」
99 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/23(火) 17:42:06.34 0
ゆらさんはリビングに併設してる寝室へ小走りで入っていき、寝間着を持って洗面所へと向かった。
俺はなにしてようかなー、と所在なげにぼうっとしていた。しばらくぼんやり蛍光灯を眺めて、目が少し焼けた頃にふと思い出し方のようにあれの設置をしておこうと思った。
あれ――そう、近藤である。しかしどこに設置するのがベストなんだろう。枕元は忘れたりしたら危険だし、常に自分で持っておくというのもなんだかなぁ、と思いながら俺はカバン、財布に入れた近藤を3つ全て取り出す。
3つ。この3つの近藤をどのように配置するかによって、今日の作戦の成功率は大きく変わる。
枕のした……このまま財布の中、鞄、ポケット、既に装着……どれをとってもまともに見えない。
しばらく考えて、まぁなるようになるだろうと開き直り、俺は近藤をそれぞれ下の場所へ戻――――あれ?
ふと、違和感に気づく。なんだろうこの言い得もしない不安感。何かに気づいていないような……あ。
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!?
俺は絶望にも似た声にならない声を出す。
今朝俺は、鞄、財布、そしてズボンのポケットにそれぞれ『2個ずつ』近藤を配置していたのだ。
今日1日来ていた服は家でパジャマに着替えたので既にない。なので消去法で考えても、この場に近藤は、最低4つなくてはいけないのだ。
なのにそれが1つ減っている……なぜだ……?一体いつ?誰が?どこで?何を考えて?
俺の心は混乱しきっていて、既に正常な思考を保てなくなっていた。混乱の極みの中、俺の出した答えは
俺「しょうがない。忘れよう」
諦める、だった。ここでうじうじ考えても、なくなったものが帰ってくるわけでもない。どうせどこかで落としたんだろうと無理やり結論づけて忘れることにした。
そんな俺を、誰が責められようか。
100 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/24(水) 01:45:22.22 I
うははははははははははははは!
笑うしかねえよ!笑えねえよあはははははははははは…
101 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/24(水) 11:53:38.56 I
誰も居ないけどもういいや
昨日ゆらさんに
エ ロ 本 見 つ か っ た
\(^o^)/オワタ
人妻モノだったら…ゴクリ
何?この暇人釣り師w
105 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/24(水) 16:06:13.70 0
>>102 正解www
>>103 昨日学校でゆらさんからメール
『話あるから今晩家来て」とのこと。
家帰る。
俺秘蔵のコレクションが布団の上に。
12時頃ゆらさん宅へ。
ゆらさんに問い詰められる。テーブルの上には俺のお気に入り5大作品。どれも人妻物。
説教。
こんな感じ。ゆらさん「別に持っててもいいけど内容がねぇ……」
殺してくれ……
>>105 釣りであって欲しいよ
俺が一番信じらんねえよ……
106 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/24(水) 16:17:12.49 0
>>99続き
ゆらさんが風呂から出てきました。ゆったりとしたパジャマでほんのり赤みがかった頬が色気たっぷりでした。
ゆらさん「ご飯にしよっか」
そう言ってテーブルの上に食器を並べていきます。俺も手伝い、いよいよ食事。
普通の鍋。しゃぶしゃぶでした。
ゆらさん&俺「いっただっきまーす!」
そう言ってビールの缶を空け半分ほど飲む。
ゆらさん「やっぱいいよねー、ビールは」
俺「そうだねー」
昨日と全く変わらないやり取りをして鍋をつつく。普通に食事をしていました。
ゆらさん「おいしい?」
俺「うん。すげーうまい」
まぁ鍋なんて誰が作っても大差ないだろうけど。しかしそれでもゆらさんは嬉しそうにはにかんでいました。
ゆらさん「ありがと」
ゆらさんは一言だけそう言いました。しばらくは2人で談笑しながら食事を続けていました。
ややお腹が膨れ、さてシメかなと言ってゆらさんはうどんを持ってきました。うどん大好きな俺は大喜び。
俺「さっすが。ゆらさん分かってるねー」
ゆらさん「リョー君いつも鍋にはうどんだって言ってるじゃんw」
確かに。餅も好きだけどね。
ゆらさん「お餅もあるよ。食べる?」
俺「食べる!」
そういう感じに鍋は終了。
107 :
おしえて!エロいひと:2012/10/24(水) 17:05:27.21 i
108 :
おしえて!エロいひと:2012/10/25(木) 03:43:27.72 O
う〜ん、なんだかほのぼのするね。
そんな時代もあったなぁ…
ちょっと今から夢の中で17年前にデロリアンで行ってくる。とりあえず支援
109 :
おしえて!エロいひと:2012/10/25(木) 18:38:27.57 0
今日はなしか、さみしいなぁ…
111 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 22:24:09.99 0
ただいま
おかえり!
113 :
おしえて!エロいひと:2012/10/25(木) 22:52:27.99 i
おかえー
114 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:00:05.62 0
>>106続き
食後、うだうだと2人でリビングのソファで酒を飲みながらテレビを見て寛いでいました。
ゆらさん「ねー。リョー君」
不意にゆらさんが話しかけてきます。
俺「なに?」
ゆらさん「好きな人いるの?」
まぁ予想していたというか、昨日来なかった質問が今になってきたという感じで、特に驚くこともありませんでした。
俺「今は居ないよ。まだ学校も始まったばかりだしね」
ゆらさん「えーでも高校入って2ヵ月でしょ?普通なら好きな人の1人や2人居てもおかしくないんじゃない?」
俺「まぁそうだろうけどね。現に周りに既に付き合ってるのも何人かいるし」
俺「でも、別に好きじゃない人と付き合わなくちゃいけないなんていう決まりはないし。好きな人できたら考えるよ」
ゆらさん「ふーん」
ここで一旦会話が途切れます。俺はなくなった酒を追加しにキッチンへ。
ゆらさん「あー私もお願い。梅酒ね♪」
俺「はいはい」
ゆらさんは俺のお袋から教わった作り方で、自家製の梅酒を作っていました。天日干しした梅に氷砂糖を入れて焼酎に漬けるやつ。
甘い酒が苦手な俺でも飲めるくらい控えめな味で、今日初めて飲んだけどかなりグイグイイケル。俺はソーダ割で、ゆらさんはロックで飲んでいた。
俺は冷蔵庫の製氷機から氷を取り出して、コップの中に入れる。梅酒を入れ、自分のにはソーダを入れて割ります。結構強いんですよね。
俺「お待た」
ゆらさん「お待ちー」
ゆらさんは俺の手からコップを受け取ると、グイと一気に半分以上飲む。大丈夫かなこんなに飲んで。そう思うほどにゆらさんのペースは早かっ
た
116 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:16:52.28 0
このままじゃ直ぐになくなるなと思い、どうせなら氷と梅酒の漬けてある瓶持って来ようかなと立ち上がったとき、袖に重さを感じました。
ゆらさんが俺の寝巻きの袖を掴んで言いました。
ゆらさん「ろこ行くのー?」
口調は若干ヘロヘロで呂律が回っていない感じでした。聞き取る分には違和感は少しでしたが。
俺「酒とってくるよ。ていうか飲みすぎじゃない?」
ゆらさん「なにおー。ワタシの酒が飲めないってのカー」
だめだこりゃ。会話ができん。そう思った俺はゆらさんを無視してキッチンへ向かいます。何もなしで飲むのもきついなと思い、何かアタリでもないかなとキッチン内を物色していると、ゆらさんが後ろから抱きついてきました。
俺「ちょっ!?ゆらさん!?どしたの!?」
ゆらさん「にゃははーーつっかまえったー♪」
相当酔っているようです。この飲み方には心当たりがあります。知り合いの―というか同級生の女の子がこんな感じの飲み方でした。
いわいる絡み酒ってやつです。
ゆらさん「あー。いっけないんだー。ひとんち勝手に探しちゃダメなんだぞー」
俺「何かツマミでもないかって思ってさ。なんかないかな?」
俺はゆらさんを刺激しないように、冷静に対処します。この手の酒飲みにはこう言う対処が一番だということを、俺は身をもって知っていました。
ゆらさん「別に要らないよー。お腹空いてなーい」
俺「まぁそうだけどさ……」
確かにさっきご飯を食べたばっかなんで、正直お腹は空いていません。でも俺は何か食べながらじゃないと、酒が飲み進められないんです。
ゆらさん「べっつにいーじゃんかー。ほぉら、来てよー」
ゆらさんはグイグイと俺の背にしがみついて引っ張っていきます。まぁいいか。そんなに重要なことでもないんだし、と思って俺もリビングに戻りました。
アイスペールに氷を満タンに入れて、梅酒の瓶と炭酸を持ってリビングのテーブルの上へ。ゆらさんはさっき俺が持ってきた酒を既に飲み干していて、梅酒をガンガンコップに注いでいました。
117 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:33:08.07 0
俺「飲むの早くない?も少しペース落として」
ゆらさん「うっさいなー、いいじゃん別にー。にゃははー」
テンションテラ高め。鬱陶しいと思いつつ俺はゆらさんに話しかけました。
俺「なんかあったの?」
ゆらさん「なんかってー?」
ゆらさんは酒を飲む手を止めて、俺の方を見て来ました。顔は依然、酔っていてトロんとしています。紅潮した頬に、不覚にもどぎまきしてしまいました。
俺「や、なんか酒飲みまくってんなーと思ってさ」
ゆらさん「んー……」
ゆらさんは氷をカラン、と鳴らしてグラスを眺めていました。物思いに耽っているような表情で。
ゆらさん「…………………………………………」
目を落とし、少し寂しげに顔を俯かせます。少しその状態が続いて、不意に喋り出しました。
ゆらさん「最近さー……なんか淋しいんだー」
俺「淋しい?」
ゆらさんはボフッとソファに首をもたれかけて、天井を見つめました。
ゆらさん「最近旦那の帰りも遅くて、ご飯1人で食べてるんだ」
それはさっきも買い物の最中に聞いていました。でも俺の家で食って行けばいいじゃんと思ったんですが……
ゆらさん「そんな毎日ご馳走になるわけにもいかないでしょー?お母さんとは仲はいいけど、なんていうか友達って感じじゃなくて……だから気兼ねしちゃってさ」
俺「…………………………………………」
俺は黙って話を聞いていました。
ゆらさん「そりゃ、みさちゃん(1番上の姉のゆらさんの呼び名)やリョー君が居れば、食べに行きたいけど、みさちゃんは仕事で、リョー君は最近バイトばっかりじゃない」
俺は高校入って直ぐにコンビニとスーパーの2つのバイトを掛け持ちしていました。日曜は毎週休むことにしているのですが。
ゆらさん「日曜は旦那は家に居ることもあるからさ」
ゆらさんは寂しそうに、無理やりといった感じに笑顔をつくりました。その笑顔の、なんと辛そうなことか。
ゆらさんの演技と思いたかったんですが、かなり酔っているので、おそらく本当に淋しいんだなと分かってしまうのが、いたたまれなかったです。
118 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:46:29.19 0
ゆらさん「ね、リョー君。リョー君はエッチしたことある?」
俺「なんでいきなりそんな……」
ゆらさんの表情は、茶化したような風でもなく、至って真面目な表情でした。
ゆらさん「ワタシはね、結婚してからなんだ」
俺「マジで?」
確かゆらさんが結婚したのは高校卒業してすぐだったと聞いています。その年まで経験ナシだったのか……?
ゆらさん「そうだよー?付き合った人はいたけど、なんていうかエッチにまでは発展しなくてさ。別にしたくもなかったし」
そう言ってグラスの中の酒を一口、ちびりと口に含みました。
ゆらさん「別に結婚まで守ってた訳じゃないんだよ?ただ単純に機会に恵まれなかっただけ」
ワタシモテモテだったしねーにゃはは、と言って再び酒を口に。
ゆらさん「だから結婚して、今の旦那とエッチするようになって、なんていうか、幸せだった。好きな人に抱かれるっていうのが、こんなに嬉しいことなんて考えても見なかったのよ」
えー……っと、どうリアクションしていいのか分からず、俺も酒を一口口にふくみました。
ゆらさん「でもエッチもここ最近してないんだよね」
俺「そうなん?」
俺はなんていうか、そういう気分にもなれず、ただ冷静にゆらさんの話を聞いていました。
ゆらさん「うん。旦那も最近疲れてるらしくて、家帰って来ても相手してくれないし……でもだからって、自分から誘うのもなんだか気が引けちゃうしね」
ゆらさんはソファにもたれかかって体育座りをしていました。両手で自分の肩を抱きながら。
ゆらさん「結婚2年目でセックスレスとか……さすがに予想してなかったなぁ……」
ゆらさんはそう言っておもむろに立ち上がります。少しふらついて居たので、俺は立ち上がってゆらさんの体を支えました。
ゆらさん「ありがと……。やっぱリョー君は優しいね。そういうとこは女の子にモテると思うんだけどなー」
そう言って寝室へと行ってしまいました。寝るのかなと思いましたが、しかしなんて話かければいいのか分からず、俺は再びソファの前へ座り酒を飲ん
119 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:48:45.39 0
>>118 なんかさっきから最後の文字が切れるな。次から気を付けます。
120 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/25(木) 23:57:33.86 0
5分ほど経ってからゆらさんが戻ってきました。
ゆらさん「おまたせー」
先程よりかは酔いも醒めているのか、少しだけまともそうに見えました。
俺「おかえり。落ち着いた?」
俺はゆらさんの方を見て言いました。
ゆらさん「うん。ありがとねー」
そう言ってゆらさんはもとの位置へ。俺たちは再び酒を飲み始めました。しかし俺はさっきの会話が気になってしまい、どう切り出せばいいのか分からず、ただテレビを見ていました。
ゆらさん「ゴメンね?いきなり恥ずかしい話しちゃって。びっくりした?」
俺「そりゃまぁ……でもいきなりなんであんな話したの?酔ってたから?」
俺は酒を飲みながらゆらさんに聞きました。ゆらさんのその時の表情は、今でも鮮明に覚えています。
なんていうか、ニヤニヤが止まらない、って感じ?そんな感じの、意地の悪いニヤニヤです。
ゆらさん「うん。なんかこれ見たら我慢できなくってさー」
そう言ってゆらさんはパジャマのポケットに手を突っ込み、ごそごそと何かを取り出そうとしています。俺が酒を口に含んだその時、それは姿を表します。
俺「ぶぅ――――――――――――――――――ッ!?!?!?!?!?!?!?!?!?」
俺は思わず吹き出してしまいます。なぜだ!?なぜそれをゆらさんが!?俺は目をむいてそれを凝視します。
そう、ゆらさんがその手に持っていたのは――何を隠そう、近藤さんでした!
121 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 00:12:09.07 0
しかも!それは俺の財布に入っていたものと全くの同種!表面の模様からそれは分かりました。
俺「なっ…なんっ……なんでそれをっ!?」
俺はもう訳が分からず、とてつもなく混乱してしまいました。どうしてゆらさんがそれを持っているのか、一瞬は分からなかったのですが、しかし直ぐにゆらさんが答えを言ってくれました。
ゆらさん「昼間の映画の時。私に財布渡したでしょ?ダメだよーもっと慎重にやらなくちゃ」
昼間、俺はゆらさんに財布を渡し、ジュースを買ってくるように頼みました。その時に盗られたようです。
俺「な、な……な…なな、なななんのことでしょうか」
ここへ来て惚けようとする俺。すげぇ恥ずかしい。恥ずかしさで死にそうでした。
ゆらさんが更に追い打ち。
ゆらさん「とぼけても無駄だよー?実はさっきリョー君の鞄から同じの見つけたし。戻しておいたケド」
そう言ってゆらさんはそばに置いてあった俺のカバンを手にします。その中にはあと2つ近藤が在籍しています。
俺「返せええええええええええええええええええええええええ!」
ゆらさん「え?きゃあっ!」
俺はゆらさんに飛びかかり、そのカバンをひったくろうとしました。しかしバランスが崩れ、ゆらさんの上半身に覆いかぶさるようにして倒れ込んでしまいました。
俺「あ、ゴメン」
俺は一気に冷静になって、ゆらさんの上から飛び退りました。ゆらさんは顔を真っ赤にして、「私もゴメン」と、申し訳なさそうに言いました。
ゆらさん「いや、そこまでテンパるとは思わなくって……いつも冷静なリョー君がどんな反応するのかなーって思ったんだよね」
そういってゆらさんはたはは、と頭を掻いて笑います。そんな顔されると何も言えない……
俺は白状します。
俺「そうだよ、俺のだよ……でも別にやましい事考えてた訳じゃなくて……その」
俺の見苦しい言い訳を、ゆらさんは遮りました。
ゆらさん「何言ってんの(笑)高校生なら普通持ってるでしょうに。てか持ってなかったらそれはそれで不健康だよ。いざって時にも困るしね」
ゆらさんはそう言って、近藤を俺に返してきました。いや、返されても……
ゆらさん「ただ、それ見てたらなんか悶々としちゃってさ……あー、リョー君もそう言う年頃なんだなぁーって、感慨深くなっちゃってさ」
まぁまだ会って2ヵ月しか経ってないんだけどねー、と茶化したように言います。俺、すげーいたたまれない……
122 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 01:23:05.58 0
ゆらさん「使ったことはあるの?」
もういっそ殺せ……
俺「ありません」
ゆらさん「うっそ!?マジで!?」
俺「うっせー!あんただって結婚まで処女だったんじゃねーか!」
ちょっと怒鳴ってしまいました。が、ゆらさんは特に気にした様子でもなく、
ゆらさん「へぇー、まだなんだぁ……ふぅーん」
あ、なんかやな予感。俺は少し居住いを正して、不貞腐れたように酒を煽ります。炭酸も既に抜け、ぬるくなった梅酒が不快でした。
ゆらさん「エッチしたいと思う?」
俺「そりゃ……それなりには」
まぁ正直なところ、かなり。でもそれって健全な男子高校生なら普通ですよね?
ゆらさん「ふぅん……そうかぁ」
ゆらさんは意味深な笑みを浮かべています。不気味です。
まぁそんな感じで夜も更けていきました。
123 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 01:24:04.99 0
午前2時ぐらいでしょうか。俺もゆらさんもそれなりに(というかしこたま)に飲んでいて、随分酔いが回ってきてました。
ゆらさん「ふぁ……」
俺「そろそろ寝ようか」
眠そうなゆらさんを見て、俺はそう提案します。
ゆらさん「そうだねー……所でリョー君、明日バイトは?」
俺「休み」
明日は偶然休みでした。特にすることもないので原チャリの整備でもしようと思ってました。
ゆらさん「そっかぁー。じゃ明日も出かけよう!」
俺「マジですか?」
まぁ流れ的にそうなりそうな予感はしていましたが……。
ゆらさん「どこ行く?」
俺「んー…2日連続で映画はさすがにないから……渋谷でも行こうか」
特に用事はないけれど。
ゆらさん「いいねー。渋谷。随分行ってない気がする」
俺「俺たちと最後に行ったのは……もう3週間位前だっけ?」
ゆらさん「そうだねー。楽しみだなぁ。服買っちゃおっ♪」
そうと決まれば早いもので、俺とゆらさんは直ぐ様寝る準備に入ります。というかかなり眠いのは事実です。今日は朝普通に起きたからなぁ……。
俺「俺はリビングで寝るよ」
ゆらさん「えー、何言ってんの?」
はい?なんのことでしょう?
ゆらさん「一緒に寝よーよ」
どうやらまだ酔いは醒めていないようですな。
124 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 01:33:29.90 0
ゆらさん「えー、同じベッドじゃないのー?」
うっせ黙れ。さすがに同じベッドはツライぉ(´・ω・`)
俺「おやすみ」
無視して電気を消します。暗くなればゆらさんも寝るだろうという魂胆です。
ゆらさん「……ねぇ、起きてる?」
俺「起きてるよー。まだ2分経ってないじゃんか」
俺はのび太じゃないんです。5秒で寝れるという特技は相当なものだと思います。
ゆらさん「…………ねぇ」
なんかさっきからやかましいな。
俺「なに?」
俺は少し鬱陶しそうに返事をします。
ゆらさん「…………」
どうやら寝たのか、ゆらさんはすうすうと寝息を立て始めます。俺もようやく寝れる……。さすがに飲みすぎた。
うつらうつらと夢の中へ……と思ったのですが、そうは問屋が卸さなかったです。
ドスン!と俺の腹に衝撃が。
俺「ぐぇっ!?」
なんかどうにもみっともない声ですが、しかしいきなり腹に何かかのしかかってきたら、誰でもこんな感じの声を出すと思います。
俺は目を開けますが、部屋は暗く、何も見えません。しかし俺の上に何かが乗っかっていることは分かりました。
俺「…………ゆらさん?」
俺は、この状況で俺の上にのしかかることできる唯一の人の名を言いました。
「……………………」
返事は無く、ただただ沈黙が流れます。
やがて目が暗闇に慣れてきて、人影がボウっと見えました。ゆらさんです。
俺「どうした――」
俺の言葉は途中で区切られてしまいました。何故かというと、ゆらさんが自分の上半身を、俺の体に押し付けてきたからでした。
125 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 01:48:24.88 0
倒れ込むようにして、やさしく俺の胸に手を置いてゆらさんは俺の体に密着します。
俺「………………ゆらさん?」
ゆらさん「……………………」
無言。無言かよ。何か言えよと思いましたが、当の俺すらも、声を出せずに居ました。
3分ほどその状態が続いた時です。不意にゆらさんが俺の耳をカプ、と噛んできました。甘噛みです。
俺「……………………!?」
声にならない声を上げる俺。いや悲鳴ですか。その時の俺の心情としてはまさに「?」でした。訳が分からなかったです。チェリーだし。
耳を噛んでいた唇から、薄く吐息が漏れ出してきます。耳に吹きかかる吐息。気持ちよかったです。
しばらく耳をはみはみされていると、今度は舌が俺の耳たぶに触れます。
ちょっ、ちょっと待ったァ―――――――――!それは危険だ!エマージェンシーコール発令!
ちゅぱちゅぱといやらしい音。AVでしか聞いたことないその音に、俺の心拍数は上昇します。
既にドキドキでは収まらないレベル。心臓が張り裂けそうになりました。
ゆらさん「……ん……むぅ…」
ゆらさんはそっと俺の耳から離れ、もとの位置―いえ、俺に覆いかぶさるような体勢になりました。顔と顔とが超近い。
暗くてもその表情はよく見えるような気がしました。ほんのりとゆらさんの頬に赤みが差しているのも分かりました。
ゆらさんと俺は無言で見つめ合ったあと、キスをしました。ゆらさんの方から俺の唇に自分のそれを押し当ててきて。
人生で最初のキスでした。ショックというよりは戸惑いが大きく、俺の心は乱れに乱れまくっていました。
ゆらさん「……ん……」
どれくらい時間が経ったのでしょうか。1分にも10分にも1時間にも感じましたが、実際には数十秒でした。
ゆらさんは俺の唇を離れ、再び俺の顔を、上目遣いで覗き込みます。恥ずかしそうに。
ゆらさん「いきなりごめんね?」
と、ゆらさんは言いました。そしてすぐに言葉を繋げます。
ゆらさん「我慢……出来なかった」
これなんてエロゲ?と、冷静に感想を抱いている自分が嫌でした。
126 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 02:11:39.96 0
気づけば俺も、ゆらさんの肩を抱いていました。
俺「……ホント、どうしたの?今日はつくづくなんかおかしいよ?」
俺はゆらさんの頬に手を当てます。熱くなった頬に触れた俺の手を、ゆらさんはそっと握ってきました。
ゆらさん「……昨日のマッサージの時かな」
ゆらさんはもう一度俺の胸に身を寄せて話し始めました。
ゆらさん「昨日マッサージしてもらってたとき、私の体がびくってなったでしょ?」
俺「ああ、そう言えば」
答えてくれなかったから忘れてた。
ゆらさん「人に体を触られるの、久しぶりだったの。旦那も最近は構ってくれないし……それで……」
俺「感じちゃったと?」
ゆらさん「恥ずかしいなー。もっとオブラートに包んでよ」
顔を見なくても、ゆらさんの表情が手に取るように分かるような気がしました。
ゆらさん「脇が一番感じるんだ、私。昨日のリョー君のマッサージの時、少しだけ触れてたでしょ?」
俺「あー、気づかんかった」
ゆらさん「それで、気持ちよくって……さ」
俺はつい笑ってしまいました。しかも大声で。
ゆらさん「そ、そんなに笑うことないじゃない……」
俺「あぁ、ゴメンゴメン。なんか、予想通りというか思ってた以上とか」
俺はよじれそうになる腹を必死に押さえつけました。
俺「昨日のあの時、見ててイったのかな?とは思ってたけど、まさか本当だったって」
ククク、と笑いが込み上げてきました。馬鹿にするようなものではなく、なんというか、微笑まし、という感じの。
ゆらさん「なっ…か、軽く!軽くだよ!?本気ではイってないよ?」
俺「はいはい」
俺はゆらさんをなだめます。
127 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 02:21:21.67 0
ゆらさんの頭を優しく撫でると、「ん……」と言って俺の胸に頬をスリスリさせてきました。
ちょうどその頃、俺の愚息はMAXボルテージに。ギンギンでした。
ゆらさん「………………(ニヤリ)」
そんな効果音すら聞こえてきそうなほどに、いい笑顔でした。いやらしい笑顔でした。
俺「ちょっ?ゆらさん!?なにすんの!?」
ゆらさんはもぞもぞと、体をバックさせます。
ゆらさん「んー?いや、苦しそうだなーって」
なんとあけっぴろげな。ストレート過ぎ。確かにキツかったですけど……。
ズルリと俺のズボンを脱がしにかかるゆらさん。
俺「きゃーっ!」
なんかいきなりで悲鳴が出てしまいました。その声で、ゆらさんのどこかのスイッチが入ってしまったようでした。
ゆらさん「意外と大きいね……びっくりしちゃった。もっとこう、ソーセージ位かなと思ってたんだけど」
俺「それはさすがに失礼じゃないっすか!?」
俺は下半身を丸出しにした状態でゆらさんに抗議の声を上げる。
小学校時代は巨〇ンの異名を持っていたこの俺に向かってなんたる言い草!小学校時の女子には、「お父さんより大きー」とか言われてました。
ゆらさんは俺の愚息をそっと包み込むように触れます。それだけでイキそうになるほど、俺のティン子はガチガチでした。
ゆらさん「どれくらいでイクかなー?」
ゆらさんの嗜虐欲は、多分この頃から芽生えたのだと思います。
128 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 02:44:35.79 0
2分後。
俺は敗北の2文字に打ちひしがれていました。早ぇ……ここまで我慢が効かないとは自分でも思わなかったです。
ゆらさん「たくさん出たねー」
ゆらさんは洗面所から戻ってきました。なぜか。ご想像にお任せです。
俺が座り込んで落ち込んでいる正面に、ゆらさんは座りました。
俺「クッ……屈辱だ……」
恥ずかしさと絶頂で、俺の息は既に絶え絶え。しかし、ここで終わるような男ではない!
俺は真正面に座るゆらさんに飛びかかります。今度はこっちの番だ!
ゆらさん「きゃあっ!」
ゆらさんは小さく短い悲鳴を上げ、俺に組み伏せられました。俺はまず胸を攻めるべくパジャマを脱がしにかかりました。
ゆらさん「んっ」
パジャマを脱がされているゆらさんは小さく反応して、なすがままになっていました。
パジャマを取り払うと、大きな胸がブラに支えられてそこにあった。
フロントホックを片手で外し「なんで手馴れているの?」という声を無視して、俺はゆらさんの胸にそっと触れる。
ゆらさん「ふぁっ!」
ピクンッ、と体が小さくではあるけど激しく反応して、ゆらさんは吐息を漏らしていました。
俺はそっとおっぱいを責めました。
しばらく胸を弄っていると、ゆらさんはもじもじと体を捩らせていました。
感じているのかどうなのかの判断がつかない俺は、とりあえず続行。ゆらさんの吐息が激しいものに変わっていきました。
ゆらさん「ん……はぁ、はぁ……あンっ!……んく……」
昨日とは違い、なんだかやけに興奮しました。いや昨日も興奮してたんですが。
俺はそのままゆらさんの下半身へと手を伸ばしました。
129 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 02:50:26.77 0
今日は寝ますおやすみ☆GOODNIGHT☆(;д;)
はよはよ
主はドSかよ!このタイミング…どうすりゃええねん
132 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 11:11:31.61 I
133 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 16:14:17.49 I
ただいまんこ
おかえり!
135 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/26(金) 20:12:33.27 I
すいません、ちょっと出ます。
12時ぐらいにまた来ます
がっくりんこ
おいおいパンツ脱いだまんまなんだよ!!
138 :
おしえて!エロいひと:2012/10/27(土) 01:15:30.69 O
時間すぎてんぞ〜
12時ってまさか明日の昼の12時だったのか?
139 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 02:15:06.29 0
うっわゴメンナサイ!寝てしまった!酒はいるとどーもなぁ……
これからカキコしていきます。すいません
140 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 02:27:28.64 0
>>128続き
ゆらさんの下半身は、それはもうぐっしょりでした。女性のそれに触れること自体初めてなので、基準がいまいち分からなかったのですが、あれは多分相当なものでした。
ゆらさん「……っん……はぁっ!」
下着の上から触れても、相当に意激が強いらしく、一撫でするたびにゆらさんは荒い息を吐き出します。俺はポジションを変え、ゆらさんの下半身まで顔を下げました。
あ、ちなみにしているところは床に敷いた俺の布団の上です。ゆらさんはクッションを背もたれにして、ビクビクト痙攣しています。
俺は下着の上からゆらさんのオメコを弄り倒します。
ゆらさん「んぁっ!……あぁ…あぁぁ……あ、ぁあ、あ……やぁ……あぁ……」
ゆらさんの声が一段と激しくなっていったのを確認した俺は、少しだけ強く弄ることに。
ゆらさん「あぁ!?……やぁ、や、や、や……ぃやぁ!」
ビクン!と一際大きく体を痙攣させ、ゆらさんは体をのけぞらせました。
クッションに体を埋めたゆらさんに、俺は聞きました。
俺「……イった?」
ゆらさん「…………(コクン)」
早ぇ―。さすがに初体験の俺に女性をイかせる程の技術はないわけで、久しぶりだから快感が大きかったようです。
ゆらさん「ん……」
俺はゆらさんのパンツを下ろしました。ここで初めて、明かりが点いていないことを後悔しました。
なんも見えねえ。これは手痛いミスです。チェリーなおいらはどうしていいのか分かりません。
とりあえずAVで獲得した知識をもって、ゆらさんのオメコに直に触れます。
ゆらさん「ちょっ、待っ……んぅ…!」
俺がゆらさんのお腹の方向から、だんだんと下に下がるようにしてクリに触れると、ゆらさんは再びビクゥッ、と体を震わせました。
141 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 02:42:30.25 0
ゆらさんの小ぶりなクリを発見するのには、少し時間が掛かりました。見つけるまでは、多分この辺だろうなぁ、という所を撫で付けるようにしてました。
俺「…………?」
これか?少しぷっくりしてて、小さなぽつっとした感じの……。
クリ発見。俺は早速弄り倒します。
………………………………………………ムキッ。剥きました。
ゆらさん「はぁっ……!!!」
ゆらさんはクリを剥かれると、先程以上に体を、まるで電気を通されたかのように跳ね上げました。
これがあの伝説の……!俺はなんだか感慨深くなってしまい、クリを、ペロリ、と一舐め。
ゆらさん「ひぅっ」
ゆらさんの小さな、悲鳴にも似た吐息が聞こえ、俺の興奮度は更に上昇します。なんていうか、もっと聞きたい、と思いました。
ペロペロぺロぺロ…………………………………………
ゆらさん「ひゃぁっ!……や、だめ、リョーく…ふぁあ……!……そこ、だめだってば……ン!?」
犬のように舐めて舐めて、時には吸ったり口に含んだり……そんな事を繰り返します。同時にオメコも弄ります。
表面をなぞって見ると、すでにもうヌルヌルで凄い状況でした。なんていうか、大洪水みたいな感じ。
優しくクリを刺激しながら、俺はゆらさんのマンコに指を1本、挿入しました。
ゆらさん「ん……くぅ……」
ゆらさんの体に、一瞬力が入ったかと思うと、同時に弄られているクリからの刺激で、直ぐにビクン!と反応します。
俺「……大丈夫?」
普通のチェリボーイならやらないであろう気遣いを、俺は発揮します。なんという紳士でしょう。ゼントルマンです。
ゆらさん「、…ん、だいじょぶだかふぁっ!?」
だいじょ――まで聞こえたところでクリ攻撃再開。最早留まるところを知らない俺の口と、未だ先っちょまでしか入っていない人差し指で同時に刺激。
少し指を弄って慣れてきたのでもっと深くに入れてみます。一昨日爪切っておいてよかった、と切実に思いました。
142 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 03:07:04.44 0
ゆらさん「ん……んんんんん……」
耐えるような声を出すゆらさん。チキンでチェリーな俺は少し心配に。
俺「……痛い?」
しかし俺の心配を裏切って、ゆらさんは(多分)微笑みながら言いました。
ゆらさん「大丈夫……入れる…ときは……こんな声が出るんだよ…」
ゆらさんは息をハァハァと荒らげて言いました。問答無用とのことなので、俺も遠慮はいたしません。
人差し指をゆっくりと、それでいて長いストロークで出し入れを繰り返します。
←〜〜〜〜〜→〜〜〜〜〜←〜〜〜〜〜。←こんな感じに一定のテンポで一定の深さまで。
ゆらさんは出し入れするたびに息を吐くような声を出していました。
ゆらさん「ふっ……んぁあ……あぁぁ……んぅ……」
その間はさすがにゆらさんの反応を直に見たかったので、クリへの攻撃はお休み。
しばらく出し入れし、少しずつスピードを早めていくと、それに応じてかゆらさんの声も激しくなっていきました。
ゆらさん「あぁ…はぁっ、はぁっ……んんっ……んぁあ!」
しかしさっきまでクリを弄っていた時とは違い、少し反応が鈍くなっていました。
どうすりゃいいのかなぁ、と考えながら弄っていると、不意に人差し指に、何かコリっとした感触が。
なんだ?と思い、ゆらさんの中を探っていきます。弄るたびに聞こえるゆらさんの喘ぎ声も半ば無反応に。
指を上向き―つまりお腹側に向けて確かめて見ると、確かにそこに、おできのようなポコン、とした何かがありました。
なんだろう?と思って、少し強めに刺激してみます。押し出すように。するとゆらさんの体がビクッ!となりました。
俺「え?え?」
ついつい戸惑いの声を出してしまいましたが、これは明らかに感じているそれでした。
えーっと……聞いたことがあります。女性の膣内で、感じやすいところは子宮口とそれから……それから……なんだったっけ?
ど忘れしました。しかし今はそんなことを考えている時でもないです。なので俺は早速そこを中心に刺激していくことにしました。
143 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 03:23:57.13 0
指を上向きにして、スナップを利かせるようにして手首を動かします。
ゆらさん「あああっ!やっ、やぁあああっ!」
ガクガクと体を揺らすゆらさん。明らかに先ほどとは違う反応。なんだこれ?俺は楽しくなってきてしまいました。
もっともっと強く、それでいて優しく……と思いましたが、どうにも指一本では限界があるようでした。
なので俺はもう一本指を挿入します。ゆらさんは感じすぎているので気づいていないっぽかったです。
指ニ本でその突起を挟み込むようにして刺激します。
ゆらさん「くっうぁあああ!だめ…だめぇええええ!」
時間にしてはおよそ十数秒でしょうか。しかしそれだけでゆらさんはイってしまいました。しかも潮まで吹いて!
突然ゆらさんの体が跳ねたかと思えば、今度は指を入れていたオメコからおしっこのように吹き出しました。驚いてつい指を抜いてしまいました。
ゆらさんはしばらくビクビクとケラ打をこわばらせたあと、くたっ、となって後ろに倒れ込んでしまいました。
俺「えっ!?えっ!?なにどうしたの!?」
突然の出来事に俺、軽くパニック。潮吹き動画なんて腐るほど見ていた当時の俺ですが、しかし自分でそれを行うだなんて思いもせず、ただただ呆然としてしまいました。
この時、思い出しました。そうだ、俺が刺激していたとこはG-スポットだ!と。
俺「だ、大丈夫!?ゆらさん?ゆらさん!?」
しかし当の俺はパニック状態から抜け出せず、ゆらさんの体をゆさゆさと揺すりました。
ゆらさん「…………………………」
ゆらさんはしばしぼーっとしていましたが、俺の顔を確かめると、優しく微笑んで、唇にキスをしてくれました。
ゆらさん「……凄かった……あんなの初めて……」
ゆらさんは体をクテッ、とさせて俺に言いました。その言い方に、俺は凄くドキドキしてしまいました。
ゆらさん「あんなことできるなんて……実は初めてじゃないんじゃない?」
ゆらさんは茶化すように言いました。
俺「いや、初めてだよ。どうすればゆらさんが気持ちよくなるのかなって考えてたら、つい……」
いまだ心配そうに見つめる俺の頭を、ゆらさんは優しく撫でてくれました。
ゆらさん「……もう」
と一言だけ言って、体を起こしました。
144 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 03:39:36.36 0
ゆらさん「お布団……濡れちゃったね……」
ゆらさんの潮で布団は濡れて冷たくなっていました。夏なので特に気にはしないけど、少し不快感があります。
ゆらさん「べっど……連れてって」
俺「え?」
ゆらさんは俺の顔を恥ずかしげに見つめ、言いました。
ゆらさん「腰抜けちゃった……リョー君があんなに激しくするから。続きはベッドで、ね?」
そういうことかぁあああああああああああああああああああああああ!
俺はゆらさんをお姫様抱っこで抱え、すぐ隣りのベッドへと放ります。
ゆらさん「きゃっ!もう、乱暴なんだから」
ゆらさんはベッドに仰向けになって寝転びます。俺は直ぐ様その真正面へと陣取りました。
ゆらさん「待って……んーっと」
そう言ってゆらさんは枕元にあるサイドテーブルの引き出しから、何かを取り出します。それは
俺「近藤?」
ゆらさん「そ。さすがに生はダメ」
まぁそりゃそうだよな。俺だってヤだもん。怖いし。俺の当時の友達にも、中学出て直ぐにガキ作ったバカがいたので。
ゆらさん「待ってね……」
ゆらさんはそう言って体を起こし、俺のもとに前かがみになって近寄ります。
ピッ、という音がしました。近藤を守る袋を破った音です。ゆらさんは近藤を俺の息子に押し当て、先っちょに空気が入らないようにして器用に被せてくれました。
近藤装着完了。実はこれも初めてだったり。近藤仕様オナはしたことなかったんです。
ゆらさん「ん、おっけー……いいよ」
ゆらさんはそう言って再び仰向けに。俺はゆらさんに覆いかぶさって、ティン子をゆらさんのオメコに当てます。
ゆらさん「……ん」
クチュ……、という音がしました。当たってます。しかし俺はまだドウティーノ。いまいち入れるコツが分かりません。
しかしそこでゆらさんが俺のティン子に軽く手を添えて、入口へと誘導してくれました。
ヌルルッ……と、俺のチンコはゆらさんのマンコへとすんなり挿入されました。童貞卒業の瞬間でした。
145 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 03:41:26.58 0
ゴメン、寝る。現在進行中で見てる人はゴメンナサイ。居ないだろうけど。
明日はバイトです。もう時間通りにカキコ出来ないと思うので、時間は未定。
でも絶対一回はカキコします。
ではおやす(-_-)゜zzz…
この野郎ー!w だがうらやましい… 待ってるぞ!
147 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 16:20:23.83 0
さて、バイトまで少しあるので書いていきます。
>>144続き
意外なほどにすんなり俺を包み込んだゆらさんに、俺はもう萌えまくり。ゆらさんの紅潮する頬とかに優しくキスしたり、胸をまさぐったりと、まるで恋人にするようにしました。
彼女なんて居たことなかったけど(´;ω;`)
俺は挿入してしばらくは動けませんでした。さっきゆらさんに手コキしてもらった時とは比べ物にならないほど気持ちよくて、動いたら直ぐに出てしまいそうでした。
ゆらさん「動いていいよ……」
いえ、動けないんすよ。という俺の気持ちを、当然ながら知る由もないゆらさんは、無情にも言います。こうなりゃヤケだ!なるようにならぁ!そう開き直った俺は、ゆらさんの腰を両手で持ち上げるようにして抱え、腰を振りました。
俺(あれ?意外と大丈夫か?)腰を振りながら、俺はそう思っていました。なんだか、イキそうにはなるけれど、我慢できそうな感じ。
いける!いけるぞ!と自分を鼓舞し、俺は更に激しく腰を振りました。
ゆらさん「あン!あぁ、ひぁ、んぅ、や、やぁ!」
ゆらさんの声が段々と激しいものに変わり、俺はますますデッドヒート。興奮が治まりません。
パンパンパンパン……………………
しばらく本気で腰を振っていましたが、そこで俺に異変が。
疲れた……。何も考えずにピストンするもんだから、俺の膝はガクガクに笑っていて、既に限界でした。しかしそこは根性で!と思った瞬間、ゆらさんが言いました。
ゆらさん「……体勢……変えよ」
ゆらさんはそう言って俺のティン子をヌルルッ、と抜いて俺に背を向けました。こ、これは……!バックという奴では!?俺は早速ゆらさんの後ろからティン子を挿入しました。
ゆらさん「ん……んぁッ!」
ゆらさんは入れた瞬間に、なんと自分から腰を振ってきました。後ろに向かって腰を振るゆらさんの、なんとエロイこと。それだけでイキそうになってしまいます。
俺はしばらく立ち膝で腰を振っていたのですが、しかしそんなのも長くは続きませんでした。直ぐに疲れてしまいました。
どうすれば……俺は悩んだ挙句、少し立って腰を振る事に。膝で中腰になって、ゆらさんのオメコを下に向かって突くようにしました。
これが幸いにも功を奏したのか、ゆらさんの反応も更に激化。
ゆらさん「ああっ!んぁあ!…だ、だめぇ!ダメダメダメダメぇ――――――っ!」
ゆらさんの声が、正に叫び声のように響いたかと思うと、ゆらさんのオメコがキュッ、と思い切り俺のティン子を絞め上げました。
俺はその刺激に耐え切れずフィニッシュしてしまいました。
148 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 16:39:47.11 0
ゆらさんの体が、まるで昨日のマッサージの時のように仰け反り、プルプルと何かに耐えるように緊張したかと思えば、瞬間、間を置かずに直ぐにビクビクッと勢い良く震えました。
イった……?イった……!?マジで!?ウッソありえねー。童貞の俺の感想でした。いや、素人の俺にそこまでの技術は当然ありませんし、何かの間違い……そう、ゆらさんは久しぶりだから感じてしまっただけなんだと自分の心に言い聞かせました。
ゆらさん「、っ、っ、んぅッ……ふぁ、あぁ、あぁっぁぁあぁ」
ゆらさんは体が震えるのと同じ感覚で、喘いでいました。とても可愛いかったです。
ポフッ、とゆらさんは、その体をベッドに沈ませました。俺はその上から覆いかぶさるように崩れました。こ、腰が……。
どこか満足したかのような声で俺に言いました。
ゆらさん「気持ちよかったぁ……凄いねリョー君……旦那より上手だったよ」
俺「そ、そっすか……」
俺は既に満足に答えられるほどの気力も失い、まさに方針状態。ハァハァと荒い息を、ゆらさんの耳元で吐いていました。
ゆらさん「…………しちゃった……ね」
ゆらさんは恥ずかしそうに言いました。俺は未だにゆらさんの中に入っていたティム子をゆっくりと抜き取りました。「んっ」とゆらさんは声を出しました。
俺「そうだね……」
思考回路がショートしてしまった俺は、どこか投げやりに答えました。暗がりの中に慣れた目で備え付けの時計を見ると、時刻はすでに午前3時半。さすがに眠かったです。
なのでその日はそれでおしまい。俺はゆらさん腕枕をして寝ました。ゆらさんはなんというか、エッチの後に甘えたがる性格らしく、俺の体に足とかを絡ませて寝てました。
俺はそんなゆらさんの肩を、腕枕していない方の手で抱くようにして寝ました。
149 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 16:54:06.45 0
次の日、俺とゆらさんは8時頃に起床。ゆらさんのお手製朝ごはんを食べて、身支度を整えて昼前に渋谷へと行きました。その時の描写は特に何もなかったので割愛。
午後6時ごろ、家の前でゆらさんと別れ、家に入ると親父が居ました。リビングで母、上姉、2番目姉の前で正座させられていました。
俺「何この状況」
俺がそう言うことは当然というか必然でしょう。
なんでも、親父は今日昼ごろ帰ってきて(時刻を聞くと俺とゆらさんが出かけて数十分後でした。あぶねえw)、母に連絡。母は2人の姉を連れ、親父と話し合い。
親父は自分の非を全面的に認めました。2日前、加藤さん(忘れていると思うけどゆらさんの旦那さん)に聞いた通り、仕事でちょっとごたついてしまい、イライラして帰ってきたところ俺が居なかったので、母に八つ当たり。
なんでも親父は、俺が夜遊びしているとずっと思っていたようなんです。バイトだったんですけどね。
んで母と喧嘩して更にイライラしているときに俺が帰宅。そのまま勢いで殴ってしまったということ。全くいい迷惑です。
いつもは母に「仕事のことで口出しするな」と言っておきながら、仕事で何かあると八つ当たり。馬鹿じゃねえのかと思いました。
しかし俺も、前日起こった出来事のおかげで大人の階段を上がったため、広い心で親父を許しました。
俺「いいよ別に。もう気にしてないから。ただ別に俺は夜遊びはしてないってことだけ覚えておいて」
それだけ言って親父と和解。その日は親父の全面奢りで俺たち家族と、迷惑をかけてしまったゆらさん夫妻とで焼き肉に行きました。
レバ刺しが美味しかったです。
食事の途中、なんどもゆらさんと目が合って、妙に緊張してしまったのはしょうがないでしょう。
そんなこんなで6年前、俺が親父と喧嘩して、ゆらさんと関係を持ってしまった話でした。
ゆらさんとは今でも月2回位でエッチしています。
先週の土曜は花火にも行ってきました。
多分これからもこんな感じなのだろうなと思います。
ではこれからバイトなので、帰ってきたらまたなにか書こうと思います。
いくつかあるので箇条書きにしていきます。聞きたい話があればレスください。
150 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 17:02:47.08 0
1.ゆらさんとその後
2.1年の夏休みの旅行の話(ゆらさん登場しません)
3.縁日で(ゆらさん登場しますがメインではないです)
4.1年の文化祭(同上)
5.加藤さん、親父と単身赴任。そしてゆらさんとのクリスマス
6.映画館の受付のお姉さん
7.初詣
8.三学期末試験(同上)
9.姉バレ
10.2年のGW
11.俺、夏前に告白される(ゆらさん友情出演)
12.初めての彼女(ゆらさん未登場)
13.2年目の文化祭
14.彼女との別れ
15.行く年来る年
16.3年の夏休み
17.最大の危機
18.最後の文化祭
19.大学受験
20.卒業後の事
意外と沢山あるwww
リクなければ上から書いていきたいと思います。ゆっくりになりそうですが、出来るだけやってみます。
151 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 17:03:54.07 0
一応時系列に並べていってはいます。
乙カレー
153 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 17:12:57.73 0
あ、ちなみに
>>150での出来事は高校の時のことで、大学入学後の話もあります。
それは
>>150を全て話終えてからカキコしていきます。
パンツはいた
155 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/27(土) 18:31:54.99 i
自分の話なのに勃起する俺ェ…
バイトカットされましたー!
今から遊んできます!大学の友達と。
でわでわー
4
全部エロい話し?
主の表現がよすぎてビンビンだ。また頼むぜ!
ここは主の専スレだし、存分にどうぞ
出来れば、一話づつ纏めて上げてくれると
有り難い
160 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 14:12:27.75 0
おはようございます。
もうめんどいので、1から順に書いて行きたいと思いますぉ
161 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 14:13:07.22 0
1.ゆらさんとその後
件の事件から1ヶ月後。夏休み直前の話。
テストも近づき、俺は勉強に部活、バイト、全てに追われる忙しい毎日を過ごしていました。
夏休みは色々と計画していて、それを全て実現させるには、どれ1つとして疎かにするわけにはいきませんでした。
当然のようにゆらさんとのエッチも出来ませんでした。たまに遊ぶけど、それでも俺は少しでも自分の時間を有効に使うべくスケジュールを立て、遊び終われば速攻で帰る、みたいな感じでした。
まぁゆらさんも分かってくれてはいたと思います。
そんな日々を過ごしていき、テストを翌週に控えたある日。
俺はとうとう過労で倒れてしまいました。マジで死ぬかと思いました。
寝不足と貧血が同時にきてしまい。俺は3日間の入院を余儀なくされました。
倒れたその日に2つのバイトに連絡。それぞれに理由を告げ、休みを貰い、俺はベッドで点滴を打って貰ってました。
俺が入院したとき、普通の一般病棟だったんですが、何故か俺の病室には誰も居ませんでした。
俺が入った日に退院患者と死亡患者が重なったらしく、次の日までは誰も入らないとのことでした。
そこまで大きな病院でもなく、重病患者などは大きな病院に移してしまうので、しばらくは1人でゆっくりできると思ってのんびりしていました。
翌日の朝、ゆらさんが血相変えてお見舞いに来てくれました。
ゆらさん「リョー君!?大丈夫!?」
ゆらさんは俺のベッドまで駆け寄ると、心配そうな顔でそう言いました。
俺「大丈夫だよ。少し貧血なだけ。点滴なんて大げさだよ」
俺は騒ぐゆらさんをなだめつつ言いました。いくら周りに誰も居ないからといっても病院。騒ぎすぎは禁物です。
ゆらさん「そうなんだ……よかったぁ〜」
ゆらさんはへなへなと、力が抜けたようにヘタりこんでしまいました。
162 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 14:14:56.31 0
俺はベッドから起きて、ゆらさんを据置のパイプ椅子に。
ゆらさん「なんか逆だね。リョー君が患者さんの筈なのに」
ゆらさんは椅子に座ると、笑いながらに言いました。
俺「全く……母さんも大げさなんだよ。そりゃ倒れた俺が悪いけど、そこまで騒ぐことでも――」
俺がそこまで言いかけた時でした。
パァン!と頬に痛みが走りました。ゆらさんが俺の頬を張った音でした。
俺「……ゆら、さん?」
ゆらさん「大げさなんかじゃないよ!すっごい心配だったんだから!」
ゆらさんの瞳には大粒の涙が浮かんでいました。
ゆらさん「昨日の夜、お母さんから話を聞いて、私がどれだけ心細くなったか分かる!?不安で不安で眠れなかったんだから!……グスッ……」
ゆらさんはベッドの俺の手をそっと握りながら、続けます。
ゆらさん「バイトするのはいいけど、もっと自分の体を大切にして!お願いだから、もうこんな心配させないで……」
俺は何も言えませんでした。自分が情けなくなってきたからです。
俺「……御免なさい」
俺はそう言って、ゆらさんの頭を撫でました。手はゆらさんが離してくれそうになかったので、体勢を変えて逆の手で。
ゆらさんは、まるで小さい女の子のように泣き続けていました。
俺「大丈夫……もう無茶はしないよ。平日のバイトは減らしてもらうことにするからさ」
俺の言葉に、ゆらさんは顔を上げます。頬が朱に染まり、目を瞑ってきました。
その唇に、俺はそっと自分のそれを押し当てました。
ゆらさん「……足りない」
俺「えっ?」意外な言葉が聞こえた気がします。
四円
164 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 14:17:51.17 0
ゆらさん「足りない。……もっと」
ゆらさんはそう言うとパイプ椅子から立ち上がり、ベッドの上に座りました。
えぇーと、これは……。マジですか?俺、これでも病人ですよ?
ゆらさん「キスだけでいいから……」
ゆらさんはそう言って、俺の頭を両手で抱えて固定し、キスをしました。濃厚なヤツ。
自ら俺の口に下を入れ、絡めて来ます。
ゆらさん「んっ……んむっ……」
しばらくキスをして、離れていきます。意外なことに、俺の愚息は無反応。多分疲れからだと思います。
ゆらさん「……………………」
ゆらさんは恥ずかしそうに俯いて、立ち上がりました。なんて声をかけていいのか分からず、俺は黙ってしまいました。
ゆらさんはバッグを手に持ち、言いました。
ゆらさん「今日は帰るね……」
そう言ってまた俯いてしまいます。そして、恥ずかしさに耐えるようにして、顔を真っ赤にして言いました。
ゆらさん「週末……っ、旦那がまた帰って来ないから……うちに来てね……」
その後にバイバイ、と言って病室を出ていきました。ゆらさん……マジですか。
そんなことがあって3日目の午前中。俺は退院しました。病院の看護婦さんとアドレスを交換して帰りました。
テストは次の週の月曜から。なのでまだ3日程あります。ていうかそれ以前に余裕ですし。こう見えて勉強は出来る方なんです。
俺は迎えに来た一番上の姉(面倒なんで今度からミサ姉という感じで書きます)の運転する車で帰宅しました。
とまぁ、こんな感じです。予定通りゆらさんとは週末にエッチをしました。
翌週にはテストで、赤点は1つもなし。俺の事を嫌っている教師からはカンニング容疑をかけられましたが無視しましたw
部活もテストもバイトも、とりあえずは全てこなした俺はテストが全て終了した日、そのまま家に帰って溶けるように眠ってしまいました。
了
続き読みたい…
166 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 21:28:58.88 0
もうちょっとで書き終わりますんで、も少し待ってくださいね。
看護婦ルートもでてくるのか?
つづき希望
169 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/28(日) 23:53:01.42 0
2.1の年夏休みの旅行の話
夏休み。俺は高校の部活のバンドメンバーと2泊3日で海に行って来ました。
ゆらさんは来ていません。当然でしょ。いや、正直誘ったんですけど、ゆらさんに断られました。
用事があるとのことです。
当然、俺たちはまだ高校1年生で、運転免許なんて持ってません。なので電車です。
一緒に行ったメンバー紹介。
俺 高校1年生 バンドメンバー リードギター、サブボーカル担当
身長175センチ 体重55キロ 中肉
性格 スケベ
彼女居ない歴=生きてきた奇跡≠非童貞
ミナ(仮名)高校2年生 女子 バンドメンバー ベースボーカル
身長160センチ位 ほっそりした感じの可愛い先輩 ひんぬー
性格 おっとりしててバカ ギャルゲーみたいな女子
処女
アキラ(仮名)高校1年生 俺のクラスメイト 男 バンドメンバー ドラム担当
身長165センチ 細マッチョ バカ
性格 バカ
童貞
なつき(仮名)高校2年生 女子 バンドメンバー サブギター サブボーカル
身長170センチ位 スラッとした感じの美人さん やや乳アリ
性格 オタク
処女
このメンバーでの、静岡県伊豆半島にあるミナの別荘に旅行に行きました。
170 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:00:40.14 0
俺「いやー、楽しみだなー、別荘」
行く途中の電車内で、みんなでトランプをしつつ、俺は言いました。
ミナ「そうだね♪このメンバーでの遠出も初めてだし、なんか新鮮でいいね」
ミナは俺の手に握られたカードを、引き抜きながら言いました。
ミナ「ぬあーーーーーーー!またババ引いたーーーーーーー!!」
トランプのババ抜きです。最初は大貧民やっていたのですが、俺のワンマンゲームになってしまったので、ババ抜きに。
なつき「うるさいよミナ。電車なんだからもう少し静かに」
なつきはミナのカードを引いて言いました。
なつき「……………………ちッ」
ババ引いたな?分かりやすい奴め。
アキラ「なーなー。オレらってこれからどこ行くん?」
この明らかに馬鹿そうな発言をしたのは、俺のクラスメイトのアキラ。かようにバカです。
俺「いいからさっさと引け」
俺がなつきのカード引くように促すと、アキラはそれを引きました。
アキラ「ぐわああああああああ!」
俺はそんなアキラを一瞥して、アキラの手からカードを引きました。
俺「あがり」
ミナ&なつき「「ウッソォ!」」
俺は揃ったカードを捨てて、最後の一枚をミナに渡し、窓を眺めます。
俺「海、見えてきたな」
海に行くのは久しぶりで、実は結構興奮していました。しかも今回はミナの家の所有している別荘に、俺たちだけで行くので、宿泊費なんかもかからないのです。
なつき「一生懸命バイトしてたのに残念だねww」
なつきは俺の顔を見て、皮肉を込めて言いました。
俺が夏前に倒れたことは、みんな知っています。
俺「うっせ」
俺は結構、学校ではクールなキャラで通っているので、会話はこんな感じです。
171 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:01:36.84 0
電車を降り、バスでミナの別荘へ。
ミナ「ここだよー」
バスを降りて先頭を歩いていたミナは、指を指して言いました。
俺「おー。結構いい別荘だねー」
正直な感想でした。普通の一軒家みたいな家です。これが別荘とかどんだけ金持ちなんだコイツんちは。
なつき「アタシも初めて来たけど、すっごいねー。ミナは家も大きいし。親、なんか悪いことやってんじゃいの?」
なつきが冗談めかして言いました。
家の中は、意外な程スッキリしていました。飽く迄別荘なので、家具とかはあまりありません。冷蔵庫、オーブン、ガス台、風呂、トイレ……。
意外な程、中は綺麗でした。なんでも、管理人がいるらしく、定期的に掃除をしているのだとか。パネェ。
部屋数もそれほど多くはありませんでした。2階に大きな部屋が2部屋。
ミナ「もともと、小学校まで住んでた家なんだよ。中学でこっち来て、お父さんが売らないでとって置いたんだー」
金持ち過ぎんだろ。
ミナ「部屋割りなんだけど、どうする?」
俺「まぁ普通に考えて2:2だろ。男子女子で割れんじゃん。それでいくね?」
さすがに男女で混合はダメだろう。いくら高校生とはいえ。俺が言えたことじゃないだろうが。
しかしこのナイスな提案に、あろうことか俺以外の全員が却下。
なつき「それじゃつまんないじゃんwwどうせなら男女で組もうよ。もしくはみんなで交互で雑魚寝」
ミナ「さんせーさんせー!」
アキラ「よっ!なつきちゃんかっけー!」
なんだこの一体感とアウェー感。結局、男子同士、女子同士でグーパーをしました。
結果、俺となつきがグー。アキラとミナはパーということに。
なつき「よろしくー♪」
いつもはドライななつきが、なんだか嬉しそうな声で言いました。
俺「そうだな。ヨロシク」
ミナ「ねー。そろそろ海行こうよー」
ミナの提案で、俺たちは着替えて海へ行きました。
172 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:02:31.04 0
昼過ぎ。海はミナの家から目と鼻の先で、歩いて行ける距離にありました。
なので俺たちは別荘で着替え、女子は上にパーカーを羽織って海まで歩いて行きました。
ミナ曰く、なんでも観光客はあまり来ない地域らしく、俺たち以外に遊んでいるのは、同い年くらいの地元の子供が3,4組程。それ以外は誰も居ませんでした。
アキラ&ミナ「「ひゃっほおおおおう!海だー!」
バカ2人。叫びます。
俺「アキラー。先にパラソル立てるぞ」
俺はそう言って、ミナの家の倉庫に置いてあった2本の大きなパラソルを砂浜に立てました。
下に遠足に使うようなシートを引いて、俺は4つ角に重石を起きました。
なつき「さーって!泳ぐかぁー!」
なつきはそう言ってテンションを上げ、羽織っていたパーカーを脱ぎました。
黒のビキニ。黒は収縮色なので、程よい胸が大きく見えました。すげえ似合ってら。
なつき「ん?どした?」
俺「あ、いや。似合ってんじゃん」
俺は正直に言いました。なつきは満足そうに頷いて、シートを固定している俺の前で前かがみになりました。
胸を強調させて。
なつき「でしょー?この日の為に新しく買ったんだー♪へへっ」
胸の谷間しか見えませんよもう……俺は少しだけ元気になってしまった息子を隠すようにして、なつきに言いました。
俺「ほ、ほら。ミナにオイル塗って貰えよ。日焼けするぞ?ミナー」
俺はそう言ってミナを呼びました。ミナは俺を確認すると、こちらに寄って来ました。
ミナ「そうだねー。なつき、オイル塗りっこしよー」
ミナの水着は、ヒラヒラの着いた、なんというか子供っぽい感じの白いワンピース。うん。エロくない。
俺の息子も反応しませんでした。むしろ萎えてくれましたのでよかった。
女子2人のオイル塗りっこを横目に、俺はパラソルのセットを終わらせました。アキラの野郎は手伝いませんでした。既に泳いでいます。
173 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:04:09.10 0
オイルを塗り終わった女子2人と、既に海に入っていたアキラと一緒に、膨らませたビーチボールとかで遊んだりしていた。
時間は直ぐに過ぎていきます。既に午後3時半。
ミナ「ふ、ぁ〜〜〜〜〜〜〜〜……」
ミナが眠そうな欠伸をしました。
なつき「朝も早かったからね。そろそろ帰る?明日もあるし」
俺「そうだね。じゃぁ帰るか」
俺はそう言ってミナとアキラを起こし、なつきはミナにパーカーを着せ、みんなで別荘まで戻りました。
別荘に着くなり、アキラとミナは即効で眠りに就いてしまいました。
なつき「こりゃ当分起きそうにないね」
俺「だな……どうするよ?」
俺はなつきに聞きました。
俺「今日の晩飯とか。外に食いに行くにも、そんな予算はねーし……自炊か?」
なつき「そうなるねー。普通にカレー作ろうか」
お、いいねカレー。やっぱこう言う旅行でカレーは定番だしね。
なつき「さっき海に行く途中に、スーパーがあったから、そこに買出しに行こうよ」
俺「おっけ」
俺たちはそう言って、ミナから鍵を(黙って)借りて家を出ます。鍵を締め、スーパーまでの道を2人で歩いていきました。
時刻は4時を回る頃。俺となつきはスーパーに着きました。
カレーの材料をカゴに入れ、ついでに酒も買う。メンバーはみんな飲酒経験者なので問題ない。高校生ですが。
顔も割れていないから、スーパーで酒を買っても何も言われないのが一番便利でした。
俺「さ、て。そんじゃ帰るか」
なつき「そうね。これだけあれば足りるでしょ。むしろみんなお酒飲むんだから、こんなに買う必要ないんじゃない?」
俺「明日の朝食う分だよ。朝飯作るのダルイだろ?」
俺はなつきにそう言った。納得したようになつきは頷きました。
なつき「明日の晩ご飯は?どうする?」
俺「明日はバーベキューだろ。倉庫にセットあったし。炭だけ買えば出来るぐらいだよ」
そんな会話をしながら、俺たちは別荘に着きました。
174 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:04:50.50 0
バカ2人はまだ眠っていました。ミナはソファで、アキラは床で。
なつき「じゃ、早速作っちゃおっか♪」
なつきは上機嫌そうに鼻歌を歌っていました。
俺「料理できんの?」
俺は買い込んだ酒と氷を冷蔵庫に入れながら言いました。
なつき「バカにすんなwカレーなんて余裕よ」
なつきはそう言って料理を開始しました。コイツエプロンしねーのな。ゆらさんはいつもエプロンしながら料理するので、なんだか違和感があります。
なつき「あればするけど、ここにないしね。持ってきてもないし」
なつきはそう言って玉ねぎを刻み始めました。
俺も手伝うことにしました。そこそこはゆらさんの料理を見て覚えていますし。
俺は余分に買ったじゃがいもでポテトサラダを作ることに。じゃがいもを茹でている間、人参の皮を剥く。
なつき「りょーちんも手際いいじゃん。料理できるんだね」
俺「少しな。あんまうまくねーけど」
俺は人参を小さく刻みながらに言いました。
なつき「ねー。りょーちん……」
なつきは料理する手を止めずに、静かに俺に話しかけてきました。
俺「何?」
なつき「リョーちんって、エッチしたことある?」
俺「……え?」
なんかセクハラ聞こえた気がする。
俺「えーっと……なんて答えればいいの?」
なつき「普通に答えなよw」
なつきは小さく笑いながら言いました。つーか、俺の周りの女には、この手の質問する奴しか居ないのか?
175 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 00:06:11.31 0
俺「えー……ある」
なつき「あんの!?」
あ、やべ。正直に言わないほうがよかったかも。俺はちょっぴり後悔しました。
なつき「だれだれだれだれ!?」
なつきの食いつきは凄まじかったです。ていうか包丁危ないし!
俺「なぜ言わなきゃならんのだ。ていうか、今俺は質問答えたんだから、次はなつきが答えろよ」
俺はなつきをなだめながら言いました。
俺「お前はあんのか?」
なつき「ぅ……、エッチって…こと?」
なつきは口ごもりました。なぜ言いあぐねるのか分からん。
なつき「うぅ〜……言わなきゃダメ?」
俺「当然」
俺は料理を再開し、なつきに言いました。
なつき「……………………………………………………」
沈黙の長さが、なつきの迷いを感じさせました。
なつき「…………………………ない」
俺「マジで!?」
なつきの小さな声は、料理の包丁の音に掻き消えてしまいそうなほどに小さかったのですが、俺はしっかりと聞き取れました。
177 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 01:04:16.28 0
俺「ふぅん……」
俺はさして興味もなさそうにして言いました。
なつき「……変かなぁ?」
俺「は?」
俺は素っ頓狂な声を出してしまいました。
なつき「この年で処女とか……ありえないと思う?」
…………それ俺に聞く?
俺「いや、別に普通じゃね?」
俺は冷静に答えます。丁度じゃがいもに火が通ったので、俺は皮を剥きながら答えます。
俺「別に焦る必要は無いと思うよ?俺の知り合いにも、結婚するまで処女だった人いるし」
なつき「ウッソマジで!?」
まぁその人が俺の筆下ろし相手なんだけどね。
俺「うん。だから、別に気にすんなよ。好きな人出来て、その人でいいって思うんならいいじゃん」
なつきはなんか納得したような顔で軽く頷きました。
なつき「やっぱりょーちんは聞き上手だよねー。すらすらと自分の悩み話せちゃうよね」
俺「そうかい」
俺たちはそうして、晩飯を作りました。
178 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 01:06:08.88 0
みんなで飯を食い、洗い物を終え、酒盛り開始。
10時位までずっと騒いでました。
隣家が遠いので、大騒ぎ出来るのが幸いでした。
ミナの倒お父さんの所持していたギターやベースが、倉庫の中から見つかって、即興でセッションしたりと、楽しい時間でした。
ミナ「ふぁ……」
ミナが眠そうに目を擦っていました。コイツは酒がかなり弱いです。
アキラ「うー……うぁー……」
ミナ「すー……すー……」
2人してリビングの床にそのまま寝てしまいました。風呂には入っていたし、大丈夫だろうということで、俺となつきは部屋から掛け布団を持ってきて2人に掛けて、2階で酒盛りすることに。
俺もなつきも、結構強く、そしてペースも早くなっていました。
なつき「だからぁ〜……いい男が居ないんだって〜……どうやったら彼氏出来るの〜?」
なつきは相当に回っていて、俺もそれをなだめられるほど冷静ではありませんでした。
俺「知らねえよ。ガンバ」
しかし口調は意外にクール。俺は意外と、酔っていても記憶は飛ばない質なのです。
なつき「じゃぁ〜さぁ〜……」
なつきは酔った声で俺に言いました。衝撃的な言葉を。
なつき「リョーちん、付き合ってよ〜」
…………いや、こりゃ酔ってんな。ガチ酔いだ。
そろそろ寝かしたほうがいいなと思い、俺はなつきを抱き上げました。
なつき「んにゃっ!?にゃっはは〜。なぁ〜にするき〜?」
俺「そろそろ寝ようぜ。明日も遊ぶんだろ?」
俺はそう言って、なつきをベッドまで運び寝かせました。なつきは素直にベッドに横たわり、俺はそれを見て片付けをしてこようとした、その時
俺「…………なつき?」
なつきが起き上がり、俺のシャツの裾を引っ張りました。軽く摘むように。
179 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 01:38:03.59 0
なつき「……………………」
目が据わってました。ちょっと怖かったです。
俺「……どうし――」
まで言いかけた所で、なつきが俺に飛びかかりました。
俺「きゃーーーーーーーーーーーーーーーー!」
俺は叫び声を上げます。驚きました。めっちゃビビリました。なつきが飛びかかってきた衝撃で、俺は後ろに倒れてしまいます。
受身なんて取れませんでした。
俺「……な、なつきさん?どうしました?」
俺は据わってしまったなつきの目を見て言いました。焦点のあっていない目は虚ろになり、俺の事を縛り付けました。
なつき「………………」
なつきは無言のまま、顔を近づけてきて――コテッ、と俺の胸に倒れこみました。
俺「……はい?」
俺は訳が分からず、とりあえずなつきを落とさないように抱えながら起き上がりました。
なつき「すー……すー……」
寝てました。安らかに。俺はホッとしました。とりあえず何も無くて良かった、と。
そのままなつきを再びベッドに乗せ、俺は階下へ。
酒盛りの片付けと、汗掻いたのでもう一度風呂にと思って。
飲み干した空き缶を片し、俺はパンツを持って風呂へ。夏でしたが、湯船も張っていました。
きっとなつきが気を利かせてくれたのでしょう。デキル女め……。
俺は頭と体を洗い、湯船に浸かりました。10分ほどで上がり、体を拭いてズボンを履いて、歯を磨いて髪を乾かし、自室へと戻りました。
しかし暑い……熱帯夜です。しかしクーラーは嫌いだ。なので俺は窓を空け網戸にし、上半身裸で寝ました。それが間違いでした……。
180 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 01:39:01.37 0
翌朝。
なつき「きゃーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!」
俺はなつきの悲鳴で目を覚ましました。
俺「なんだ!?どーした!?」
俺はそれで飛び起きました。
なつき「こっちのセリフだぁーーーーーーーーーーーー!」
なつきはそう言って、掛け布団で体を隠します。何してんのコイツ?
なつき「な、な、な!」
日本語になっていませんでした。
なつき「なんであたしもリョーちんも……裸なのッッ!?」
俺「へ?」
俺は上半身裸で寝てました。ベッドはなつきの隣のシングル。なつきはその隣のシングルで。
俺「いや、暑かったから」
なつき「んなっ!?」
なつきはなにか勘違いしたように、顔を真っ赤にしました。
なつき「熱かったって……何したの!?アタシも裸だし……!」
俺「へ?知らねーよ。寝るときは着てたじゃん」
どうやらなつきは、寝てる間に暑くて服を脱いだらしいのです。でも、それを俺となにやら恥ずかしいことをしていたからだと、盛大に勘違いしていました。
俺はその旨を丁寧に説明、補足して、ようやっと誤解を解いたのはそれから30分も経ってからでした。
181 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 01:39:41.95 0
階下に降り、寝てる2人を叩き起こし、4人で仲良く朝食。
そのまま海へ行き、昼まで遊んで、その後にバスに乗って町の方へ行きました。お土産を買いに。
なつきも、もう気にしていないようで、普通に仲良く買い物を終わらせて、そのまま別荘へ。
食材と炭、串を昨日と同じスーパーで買い、別荘でバーベキュー。外での食事は美味しいです。
その日も夜遅くまで酒盛り。その日は4人で深夜遅くまで。2時ごろ就寝し、翌日は午前中に海で遊び、帰路に着きました。
帰りの電車で、寝ているミナやアキラを横目に、俺となつきは2人で話をしていました。
ピロートークというか、恋バナ?
なつき「リョーちんのタイプは?」
俺「年上。4歳以上上のみ。なつきは」
交互に質問と返答を繰り返していく感じに。
なつき「2歳年下まで。じゃー次の質問。彼女は?」
俺「居ない。居たことない。なつきは?」
なつき「アタシも。居たことない。じゃあ初エッチの相手は?」
やべ。この質問は危険すぎるので、適当にごまかします。
俺「中学の先輩の先輩の先輩の先輩。4つ上だった」
と、ここで俺の質問が終わってしまいました。しかし、なつきの質問は終わっていないらしく、俺に了承を得て質問してきました。
なつき「好きな人は?」
俺「居ない」
即答しました。そしてあからさまに眠そうに欠伸を掻いて眠りに就きました。
あのまま答えてたら、下手したらゆらさんの名前出しそうあったし、ナイス俺!ファインプレーだぞ。
そんな感じに旅行は終了。地元まで帰ってみんなに別れを告げ、俺はゆらさんに迎えに来てもらいました。
その日は疲れていたので、そのまま家でお休み。
以上、夏休みの旅行の話でした。
了
182 :
おしえて!エロいひと:2012/10/29(月) 02:28:52.40 0
ストーリーの書き方面白いねw
また読みたいから近々続きヨロ(´・Д・)」
183 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 02:34:46.41 0
もうちょっとで次が出来ます。
それ投下して寝ます。
184 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:09:24.75 0
出来ました。投下開始
3.縁日で
高校生になり初めての夏休みも、既に半分以上が過ぎ、俺は夏祭りに行きました。
花火大会です。当時は震災前で、まだ夏に花火を行なっていました。それに行ってきました。
ゆらさんとではありません。女子とです。
登場人物紹介
俺
>>169参照
なつき
>>169参照
かえで(仮名)高校2年生 女子 なつきの中学の同級生
身長160位? イギリス人と日本人のハーフ ひんぬー
性格 いい人
以上の3人です。
185 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:10:11.59 0
夏休みも半ばが少し過ぎた頃、俺は毎日多忙しでした。バイトに部活。宿題にゆらさんの相手……へとへとでした。
寝不足ではありませんでしたが、それでも、日々疲れが取れることはありませんでした。
ある日、なつきから電話が。
なつき『あ、リョーちん?8月○○日(何日か忘れた)ヒマ?』
俺「バイトー」
なつき『休め♪』
そんな殺生な!
俺「なんでだよ。なんかあんの?」
なつき『花火大会行かない?』
俺「花火?興味ない。じゃね」
なつき『ちょっちょっちょ!待って待って!女子も来るよ?他校の』
俺「おk行くわ」
即答しました。基本的に俺は女の子大好きです。好みは年上ですが。
なつき『早いね……まぁいいや。その子、どうしてもリョーちんに会いたいって言うからさ』
俺「おkだ。バイト休む」
なつき『それじゃ当日、○○駅のマックの前。6時にしゅーごーね?OK?』
俺「分かった。バイト調整しとくよ。んじゃな」
そんな感じで花火大会の予定が決まりました。
186 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:11:01.63 0
花火大会当日。バイトを調整し、午前中に上がらせてもらって、俺は駅前のマックに到着しました。
なつき「お待たせー」
なつきは時間通りに駅前マックの前に来ました。浴衣で。
そう言えばなつきの容姿紹介してなかったんで、今から。
身長170センチ位。やや乳あり。長い黒髪を常にポニテにして俺を惑わす魅惑の先輩。結構モテるらしい。
なつきは浴衣を来てやってきました。
俺「……おぉ…」
思わずそんな声が出てしまうほど、なつきの浴衣姿はよく似合っていた。
黒地の着物に、染め抜きでアゲハ蝶が描かれている。帯びは白。手に持った巾着のなんと可愛らしいことか。普段のボーイッシュな服装とは違い、なんか新鮮でした。
俺「似合ってんじゃん……浴衣」
なつき「リョーちんこそ……どうしたのそれ?」
俺の服装は甚兵衛。灰色の麻布の甚兵衛で行きました。俺、結構勇者wwしかも金髪ですぜ?目立つこと目立つこと。
俺「その子は?」
なつき「ああ。紹介するね。ワタシの中学の同級生で、かえで」
かえで「かえでです。りょーくん、ヨロシク♪」
俺はかなり戸惑ってしまいました。というか、見蕩れてました。
まず、1番目を引くその容姿。
俺「えっと……外人さん……じゃ、ないよね。名前日本人だし……ハーフ?」
かえで「ふふっ。そうだよ。母がイギリス人なの」
どおりで。目が蒼い。しかし髪は綺麗な黒髪のロング。
彼女の浴衣は、空色の生地に菊の花が刺繍されている上等なものでした。住む世界の違いを知らされました。
なつき「それじゃ、行こっか♪」
なつきの言葉に、俺は従い着いていきました。
187 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:11:38.60 0
途中でかえでとなつきと話をしていました。
俺「へぇー。2人は小学校から一緒なんだ」
かえで「そうなの。でも高校は別になっちゃって……さみしいなー」
なつき「ワタシだってさみしいよー。でもしょうがないじゃん。やりたいことあったし」
なつきのやりたいこととは、それはバンド活動です。
俺「かえでがこっち来ればよかったのに」
かえで「私もやりたいことあったしね。そっちの学校じゃできないんだよ」
俺「やりたいことって?」
俺の質問に、かえでは微笑んで答えてくれました。
かえで「縫製。デザイナーになりたいんだ、私」
俺「そうなんだ。俺の姉ちゃんと一緒だな」
俺の1番上の姉、ミサ姉は縫製の専門を卒業し、今はアパレルで経験を積んでいます。
以前、俺がゆらさんのフロントホックを片手で簡単に外すことが出来たのは、姉ちゃんの部屋にあったトルソーとフロントホックのブラで練習したからです(笑)
かえで「そうなんだー。もしよかったら今度会いたいな」
俺「いいよ。話しておくよ」
俺はそう言って(名目で)かえでのアドレスを難なくゲット。こういう感じでアドレスを増やしています。
なつき「あ、もう着くよ。出店やってる」
河川敷に着いて、今更ながらその店の多さに圧倒されます。
河川敷一杯に詰め込まれた出店はいろんな種類があります。
食べ物、ゲーム、まぁ基本その2種類ですが(笑)
俺「まずは腹減ったな。なにか食べようか」
なつき&かえで「「おー」」
そうして出店巡りを開始しました。
188 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:12:14.94 0
出店の料理は高い。痛感しました。ビール1杯400円……3杯で1200円……コンビニで買ったほうがよかったかなぁ……
かえで「そんなことないよー。こういうとこで買うから楽しいんじゃん」
かえではビール片手に言います。意外と飲めるらしいです。まぁ金払ってんの俺なんですけどね。女子に払わせるなんてプライドが許しませんよ、ええ。
俺は焼き鳥を頬張りつつかえでに聞きました。
俺「あれ?なつきは?」
かえで「なにか買いに行ったよ?」
全く、子供じゃないんだから、どこ行くかくらい言ってから行けよ。俺はそう思いつつ、少し休憩を挟もうとかえでに提案しました。
かえで「そうだねー。じゃ、そこのベンチで休もうか」
そう言ってなつきにメールで居場所を告げ、2人でベンチに腰掛けました。
かえで「ふふっ」
かえでが静かに笑いました。
俺「どうしたの?」
かえで「こういうの初めて。いつもはなつきと2人とか、女子同士とかだったけど、男子と一緒に来るの、なんか新鮮」
俺「そう。それはよかった」
俺は砂肝の串をくわえながら言いました。楽しけりゃいいや。そう思ってました。
かえで「なんかりょーくんって、大人っぽいね」
俺「そう?」
かえで「うん。クラスの男子とかとは全然違うよ。なんか余裕ってかんじ」
俺「慣れてるからねー。年上の女性に振り回されるのは」
実際姉やらゆらさんやらに振り回されてますから。ゆらさんに至っては俺は不倫相手だし。
俺「楽しけりゃ、それでいいでしょ」
俺はビールを煽りながら言いました。
189 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:12:53.50 0
かえで「実はね?正直に言うと、今日花火行きたいって言い出したの、なつきなんだ」
俺「そうなの?」
うすうすは気づいてましたけど。
かえで「私も去年行けなかったし、いいよ、って行ったら、男の子も一緒だって言うんだもん。びっくりしちゃった」
俺「そりゃ、知らない男と一緒とか、気まずいよね」
かえで「違うよー。なつきが男の子誘ったことが、だよ?」
俺「え?」
俺はいつもどおり、間抜けな声を出してしまいました。
かえで「なつき、ああ見えて結構モテるんだよ?中学では同級生で告白しなかった男子居ないくらいだし」
俺「いや、それは盛ったべ?」
さすがに嘘くさいです。
かえで「あははwwまぁ少し盛ったけど、でもモテモテだったのは本当。だってなつき、かわいいもん」
そう言ってかえでは、なつきのいいところを次々と挙げていきました。どこからそんな褒め言葉が出るのか不思議なぐらいです。
俺「そうだったんだ……」
かえで「同じ部活のメンバーなのに、知らなかったの?」
俺「うん」
かえで「じゃあもっと知ってあげてね?本当にあの子可愛いんだから」
そんな話をしていると、なつきが戻って来ました。
両手には焼きそばと綿菓子が2つ。まさに祭って感じです。
なつき「あーーーーっ!やぁっと見つけたーーーーー!」
俺「おせーよ。何してたのよ」
なつき「これ買ってたの。はい」
そう言って焼きそばを俺に、綿菓子をかえでに渡しました。
かえで「ありがとう、なつき。綿菓子大好き」
俺「そろそろ花火始まるから、見やすい所行こうか」
俺たちはそう言って移動しました。
190 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:13:43.34 0
場所は河原、橋の下です。人は多いですが、みんな出店の方に歩いていく人たちばかりなので、人の通らないこの場所は意外と誰も居ません。
かえで「なんか、秘密スポットってかんじ♪」
かえではそう言って川原をぎこちなく歩いていました。
なつき「いいとこねー。ここなら花火ちゃんと見れそうだし」
橋の真下なので、遮るものが何もなく、かつ屋根があるので、まさに秘所なんです。
俺「お、始まるみたいだね」
市のアナウンスから、花火開始のインフォメーションが流れ、そして――
ドォン!ドォン!ドォン!と連続して、大きな菊の花が夜空に咲き始めました。
かえで「綺麗……」
なつき「すごいね……」
2人とも、うっとりした顔で花火を見上げていました。俺もそれを見上げます。
まずは普通のポピュラーな打ち上げ花火。菊の花や、なにかキャラクターなどの星が、夜空にうち上がっては消えていく。
100連荘、大輪、仕掛け花火にナイアガラ。多種多様な花火がうち上がり、大盛況の内に終了した。
なつき「いやーすごかったね!やっぱ花火はいいねー!」
かえで「そうだねー。大迫力だったねー」
俺たちはそう言う話をしつつ、熱も冷めてきた祭の会場を後にした。
了
191 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:18:20.54 0
追記
その後、なんとなく腹が減ったので2人と別れたあと、ゆらさんと居酒屋へ。
ゆらさん「へぇ〜……女の子2人とねぇ……」
酔ったゆらさんは、なんか不機嫌そうでした。
俺「いや、何もないよ?ただ花火見て遊んできただけで……」
ゆらさん「ふぅん……私を誘わずに、女の子2人と一緒に花火をねぇ……」
そこか!怒ってんのはそこっスか!?
ゆらさん「今日、旦那帰って来ないんだ……だから――」
ゆらさんのその時の表情は、今でも忘れられません。
ゆらさん「今夜は覚悟しなさいね?」
俺「ハイ……(´;ω;`)」
完了
192 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 03:19:37.95 0
よしっ!今日はもう寝ます!
多分今日のカキコ数は過去最多です!
また明日来ます!でわでわ(-_-)゜zzz…
193 :
おしえて!エロいひと:2012/10/29(月) 08:02:48.15 i
なつきとの関係気になるwww
続編に大いに期待\(//∇//)\
195 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 11:08:16.70 I
>>194 リア充なのかなぁ…
一回同級生の女子に「女の敵!」って言われたことはありますけどw
196 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 11:10:07.49 I
でも俺としては、意外と自制が効くほうかと。
我慢できますしね
>>193 それは後々楽しみに…フフフ
197 :
おしえて!エロいひと:2012/10/29(月) 17:05:48.77 i
198 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 18:35:33.74 0
ただいま。
もうちょいで4.1年の文化祭が書き終わります。
しばらくお待ちを〜
199 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 18:56:22.44 0
できたー!投下開始!
4.1年の文化祭
夏休みが終わり、2ヵ月が経った、10月の第4土・日曜日。
俺の通ってた高校の文化祭の時のお話。
エロ描写ナシです。
登場人物紹介
俺 高校1年生 スケベ 非童貞
夏休み終わり前に髪を切り、黒髪の短髪に。セックスピストルズのシドヴィシャスみたいな髪型です
なつき 基本
>>169参照 ちょっとおっぱいが大きくなった
彼女も長かった黒髪を切っていて、ショートボブに。ちょい大人っぽくなった
ミナ 基本
>>169参照 相変わらず可愛いバカ
かえで
>>184参照 相変わらずの可愛さ
200 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 18:57:01.28 0
文化祭での部活のライブのスケジュール調整も終わり、俺はなつきとミナと3人で回ることに。アキラは他の友だちと回るとのこと。
文化祭当日。
俺「ライブ楽しみだな。去年は2人とも文化祭で何したの?」
ミナ「当然バンド。なつきと、他に2人の女の子と」
なつき「でも文化祭のあと、直ぐに2人辞めちゃってさー。だから今年リョーちんたち誘ったんだよね」
ほう。そう言った経緯があったとは。知らなかった。
なつき「あ、そうそう。リョーちん、今日かえで来るよ」
俺「マジで?ライブ見に?」
かえでとは、夏休みの中盤頃、なつきと一緒に花火大会に行った他校の女の子です。
俺「そっかー。じゃあかっこいいとこ見せないとなー」
俺はなつきたちと共に校舎内を回って、文化祭の雰囲気を楽しんでいました。
数十分後。
なつき「かえで着いたって。迎え行ってくるね」
俺「俺たちも行くよ。な?」
ミナ「うん。かえちゃんと会うの久しぶりだから楽しみー」
ミナの言葉に、俺はちょっと驚きでした。
俺「え?知り合いなの?」
ミナ「うん。去年なつきちゃんが連れてきたんだよ。今年も見てくれるなんて嬉しいな」
ホワワァ〜ンという感じの柔らかい微笑みで、ミナは言いました。
昇降口に行くと、かえでが立っていました。
かえで「やっほー。久しぶり〜。リョー君、ミナちん。元気してた?」
俺「久しぶり。元気だよ〜」
ミナ「久しぶり〜。かえちゃんは元気だった?彼氏出来た?」
ミナは多分冗談で言ったのでしょう。かえでも笑いながら答えました。
かえで「さっぱりだよ。うわぁーん、男紹介して〜(*´∀`*)」
なつき「顔とセリフが合ってないよ(笑)」
そんな感じでかえでと合流しました。
松
202 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 18:57:55.13 0
しばらく校舎を4人で見て回り、俺たちのライブの時間が近づいて来ました。
なつき「じゃ、そろそろ行くから。はるにゃん(なつきとかえでの中学からの友達らしい)とか呼んで一緒に見に来てね〜」
俺「じゃね、かえで。また後で」
ミナ「後でね〜」
俺たちはそう言って体育館へ。
ステージは幕が下りていて、俺たちは端にある控え室へ入りました。
アキラ「おっせーよ。何してたの」
アキラはすでに服を着替えていて、俺たちも着替えながら答えました。
俺「文化祭見て回ってたんだよ。お前は?」
アキラ「おー、それがよー。お化け屋敷で喘ぎ声聞こえてきてビビッた」
俺&ミナ&なつき「ぶっ!?」
そんな会話をしていると、どうやら俺たちの前のバンドの演奏が終わったらしく、こっちに捌けてきた。
俺「そんじゃー……行くか」
一同「「「おーーーーーーー!」」」
そうして俺たちは、暗いステージの上に歩きだしました。
演奏する曲は6曲。最初のつかみはYUIで『rolling star』。
ミナはバカっぽい言動とは裏腹に、声と歌はかなり上手いものでした。
MCも完璧にこなし、ライブは大盛況の内に終了。
俺たちは袖に捌けて手を叩き合いました。
その日はそれで俺たちの出番は終了。かえでと合流し、ついでにはるにゃんを紹介してもらい、そのまま5人で文化祭を最後まで楽しみました。
203 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 18:59:10.53 0
次の日の文化祭でもライブがあるのですが、そこで意外な来客が。
ゆらさん「やっほー。リョー君楽しんでるー?」
俺「ゆらさん!?来たんだ!」
俺は内心、めっちゃ喜んでました。
俺「でも前に、行かないって言ってなかった?どうしてまた」
ゆらさんは微笑んで言いました。
ゆらさん「ん〜、リョー君の晴れ舞台を見に……かな?」
なんか言い方に棘……というか、裏を感じました。その時はまだ分からなかったんですが。
という訳で、俺はゆらさんと2人、文化祭を回ることに。
ゆらさん「本当は旦那が休みだったら、一緒に来んだけどなぁ」
どうやら、休みだと思っていた旦那さんが、突如休日出勤に駆り出されてしまったらしいです。なので暇だからここに来た、と。
俺「まぁ楽しんでいってよ。ライブも見ていってね」
ゆらさん「うん♪楽しみ〜」
ゆらさんはそう言って俺の腕に絡みついて来ました。まぁ見た目からして、姉と弟っていう感じの構図に見えるだろうから、大丈夫だとは思います。多分。
と、そこで。ゆらさんが喫茶店に入ろうと言いました。いや!ここはダメだ!俺は必死になって抵抗しますが、ゆらさんの押しには勝てません。観念しました。
2年3組の喫茶店で、なつきに出くわしました。
なつきはウエイトレスの服装で、目一杯の笑顔で「いらっしゃいませー」と言ってましたが、俺とゆらさんの姿を確かめると、笑顔のまま硬直。
しかしすかさず接客を思い出し、「こ、こちらへどうぞー」と言って席に案内してくれました。
なつき「ご、ご注文はいかがなさいますか?」
なつきの顔はヒクついていて、あからさまに緊張のそれではなかったのですが、ゆらさんはそんな彼女の表情を見て言いました。
ゆらさん「この、カップル限定オムライスってやつ、お願い。あ、あとクリームソーダ2つ」
ちょっ!?ゆらさぁああああああああああああああああああん!何言ってんのアンタわぁああああああああああ!
ピクッ。なつきの方が戦慄きました。
なつき「も、申し訳ございません。か、カップル限定オムライスのほうは、先程終了してしまいました」
ゆらさん「えーそうなの?残念。じゃ、普通のオムライス2つ」
ゆらさんは特に気にした様子もなく言いました。
なつき「かしこまりました。少々お待ちください」
なつきがパーテーションで区切られた厨房の方へと消えていきました。
204 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 19:00:27.54 0
直後、俺のケータイにメールが。
差出人は当然なつき。
なつき【件名 誰?】
後で詳しく聞くから
端正な文章でしたが、余計に緊張させられました。
俺「そろそろ出番だから、また後でね」
俺たちは30分ほどで喫茶店を出て、ゆらさんにそう言いました。
ゆらさん「うん。じゃあ見てるね。バイバイ」
そう言ってゆらさんを体育館まで送り、俺は控え室へ。
控え室には既になつき、ミナ、アキラの3人が。
なつき「………………」
無言が怖いなぁ……
俺「よう。大丈夫?」
なつき「は?何が?」
なつきの声はドスが利いてました。こええよぉ……
なつき「その話は後で。とりあえず今はライブに集中!いい?」
俺「分かりました(m´・ω・`)m」
俺はそう言って着替えを済ませ、ライブ開始。昨日と同じ曲を、違う並びで演奏し、大成功。
そして裏へ捌けました。
205 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 19:02:24.47 0
なつき「よっしゃー!だーいせーいこー!」
なつきはゆらさんの事を忘れたかのように、ぴょんぴょんと飛び跳ねて、ミナと一緒に喜んでいました。
さて、どうするかな、と思ったとき、俺のケータイにメールが。
ゆらさんからです。
ゆらさん 【件名 すごかったよ!】
リョー君、凄いかっこよかった!私は今日は帰るから、後は友だちと楽しんでね♪
気遣いなんだろうけどなぁ……
俺は着替えを紙袋に入れ、ギターとエフェクターをしまい、なつきのもとへ。
俺「なつき」
なつき「………………」
おいおいおいおい。さっきのはしゃぎようはどこ行った?と言わんばかりにテンション↓。
俺「さっきの人だけど……あれ隣のお姉さんだよ」
なんとなく、隣に住んでる奥さん、とは言えませんでした。
なつき「そうなの?」
俺「うん。よくお世話になってるから、遊びに来てくれたんだ。別に彼女とかじゃないからね」
不倫相手ですけどwwwそんなことは言うわけありません。俺は丁寧になつきに説明していきました。
黙って聴き終えたなつきは納得したように頷いて、にこやかに俺の顔を見て言いました。
なつき「そっか……それじゃあ今日は遊ぼう!後夜祭楽しみー♪」
そう言って俺の腕を引っ張って、再び文化祭の騒がしさに巻き込まれていきました。
了
良いテンポだ
次回作に期待
207 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 19:07:45.76 0
追記
なつき「本当にあの人彼女じゃないの?」
後夜祭で、なつきと話していると、そんなこと聞かれました。
俺「違ぇよ?彼女いないって言ったじゃん」
なつき「うーん……でもリョーちん、年上好きなんでしょ?」
俺は持っていた飲み物を吹き出しそうになりました。
なつき「あの人、どう見ても未成年じゃないし……ど真ん中じゃないの?」
俺「バァカ。そんなんじゃねーよ。ただの隣のお姉さんだっつーの」
なつき「ふぅん……」
なつきは、どこか納得していない、というような表情で、手にもったオレンジジュースを一気に飲み干しました。
なつき「…………カップルオムライス頼んだくせに(ボソッ)」
俺「…………」
小さい声だったけど、ハッキリ聞こえたなつきの声を、俺は聞かなかったことに。
完了
208 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 19:23:30.86 I
カキコつかれたぁ〜
今次書いているのですが
もう少しかかります。
それでは少々お待ちを
一日一話でも良いよぉ
ガンバ!
あんまり無理しない様に!
211 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 21:04:19.01 I
ぬるぽ
212 :
おしえて!エロいひと:2012/10/29(月) 22:10:44.39 0
主のストーリー本当に好きだw
俺高校生活日本じゃなかったから、こんな青春羨ましいやw
213 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 22:28:55.91 I
>>212 あざす。
俺も書いてて楽しいです。
もう少しで次ができますので、
214 :
おしえて!エロいひと:2012/10/29(月) 23:29:23.35 0
待ってるよんψ(`∇´)ψ
215 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:34:41.10 0
出来た!投下!
5.加藤さん、親父と単身赴任。そしてゆらさんとのクリスマス。
11月下旬。とある出来事の話。
俺の親父が仕事の関係で突如、愛知に転勤になりました。転勤というより、1年間の短い期間だけの異動というだけの、そんなに深刻なものじゃないんですが。
飛ばされたとかそういうんじゃないです。ご安心を。
問題なのが、その異動に、直々の部下である加藤さん(皆さん忘れがちだろうけどゆらさんの旦那さん)も勅令が下り、2人一緒に単身赴任するということに。
当初はゆらさんも着いていく、という話になっていたのですが、ゆらさん曰く「知り合いが誰も居ないところに行きたくない」と言って加藤さんは単独で行くことに。
マジ加藤さん不憫でした。(つд⊂)←こんな感じでした。
今回は、親父と加藤さんが2人で単身赴任しに行って、クリスマスまでのお話です。
登場人物紹介。
俺 身長175センチ 体重55キロ 中肉
性格 ドライ 性癖 何よりもうなじと鎖骨、最近はくびれも好き
ゆらさん 久々の単独 身長160センチのスレンダー巨乳 最近またおっぱい大きくなった
性格 Sっけありの天然さん 性 超敏感・早漏体質
216 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:35:20.52 0
東京駅に午後2時。
加藤さん「それじゃまこさん(俺の母の仮名)。ミサちゃん、リョー君。ゆらをヨロシクお願いします」
加藤さんはそう言って、親父と共に新幹線へ乗った。
母「さてー。それじゃお腹空いたし、何か食べに行きましょうか」
ミサ姉&ゆらさん「「さんせー!」
加藤さんが不憫でしょうがなかったです。さすが俺の母。ドライだわぁ。
みんなで地元に帰り定食屋へ。その後、5時から居酒屋へ。いや、俺高校生なんだけど。しかし母曰く「見えないから大丈夫」とのこと。いい加減すぎるゎ。
俺たちは居酒屋で飯を食って家に帰りました。ミサ姉と母はしこたま飲んでいて、帰るなり直ぐに家で爆睡。俺も寝ようかとした矢先、ゆらさんに引き止められました。
ゆらさん「もう少し飲まない?」
2つ返事でOKしました。俺はゆらさんの家で梅酒のソーダ割りを。ゆらさんは梅酒ロックを飲んでいました。
まさに初めてゆらさんとエッチした時のような雰囲気に。
ゆらさん「ところでさー」
ゆらさんは酔っ払った口調で俺に聞いてきました。
ゆらさん「あの―…なつきって子。リョー君の事好きなんじゃないの〜」
俺「ぶふっ…ゴホゴホッ……何言ってんのさゆらさん」
俺はむせてしまいました。
俺「だいたいあいつは先輩で、バンドメンバーなんだから、そんなことあるわけないっしょ?」
俺はそう言って否定しましたが、しかしゆらさんは止まりません。
ゆらさん「いや〜、そんなことないと思うよ?だいたい、嫌いな人と一緒にバンド組むなんてないでしょ?」
俺「まぁ……それはそうだけど」
俺はゆらさんの言葉を、言い返さずに聞きました。何が言いたいんだろう。
ゆらさん「でも残念だね〜、なつきちゃん」
ゆらさんはそう言うと、梅酒を一気に飲み干して、俺に四つん這いになって近寄って来ました。俺はつい後ずさりしてしまいます。
ゆらさん「リョー君にはワタシが居るから……ダメなのにね」
妖艶な表情でゆらさんは俺にキスを。舌を入れられ、俺もとろん、と抵抗できなくなってしまいました。
最近は、いつもこんな感じでエッチに入ります。2人とも、シラフでは恥ずかしすぎてエッチなんて出来ないんです。酒の力で恥ずかしさを消しているのです。
217 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:35:53.10 0
ベッドに移動し再開。
ゆらさん「ん……ふふっ。もう大きく……」
そう言って俺のの上から、俺のティン子をまさぐり始めます。服の上からとはいえ、気持ちいいです。いつもなら直ぐにイってしまう早漏の俺ですが、しかし今日は違います。
さっき家で一回抜いて来ましたもん!これを見越して!
ゆらさんは俺のズボンを脱がしに掛かりました。いつもは酔って居ても電気は消すゆらさんですが、今日はなぜか明かりを点けたまま。
ゆらさん「たまには……ワタシのも見て……」
ゆらさんはそう言うと、自分の服を脱ぎました。下着姿になったゆらさんの胸は、以前よりも大きくなった気がします。俺が揉んでいるからでしょうか?
俺はゆらさんに息子の世話をしてもらっている間、なにかすることはないかと考えを巡らせました。
何となくブラの上からゆらさんのおっぱいを揉み、ひらめきます。
俺「ゆらさん。足こっちに向けて」
ゆらさん「……んぅ?」
ゆらさんは口にくわえた俺の息子を決して離すまいと、そのまま俺に足を向けます。そう……いわゆる六九というやつをやろうかなと。
ゆらさん「……ひぅっ!?」
ゆらさんは俺の息子を離さないまま、小さく悲鳴を上げます。俺がゆらさんの下着の上から、オメコを弄ったからです。
パンティを脱がし、あらわになるゆらさんのオメコ。明るいのでよく見えます。
ゆらさん「んぅっ……んむっ……んっ…んっ……」
ゆらさんと同時進行で、俺はクリを攻撃。ゆらさんの息が荒くなります。エロイぉ。
そして
ゆらさん「んんっ……んーーーーーーーーっ!んーーーーーーーーーっ!!!」
ゆらさんは俺の息子をくわえたまま、ビクンと体を跳ね上げてしまいました。
俺「相変わらずイきやすい身体だね」
ゆらさん「だって……ひゃぅっ!?」
再び攻撃開始。今度は指を入れGスポットを攻めます。しかしこの体制はキツイ。上手く指が動かせません。
俺「ゆらさん……ちょっと」
ゆらさん「……?」
俺はゆらさんに指示して、膝立ちするようにしてもらいました。そして前からゆらさんのオメコに指を2本入れます。
218 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:39:17.69 0
ゆらさん「んッ!」
ゆらさんは一瞬体を強ばらせ、それでもすんなり指を受け入れました。
俺はそのままゆっくりストロークを続け、Gスポットへの攻撃を開始します。高速で手首を動かし、それと同事に片方の手でクリも攻撃。
ゆらさん「あ、あああ、ぃやああああああああああああああああああっ!?」
ゆらさんは叫び声を上げました。そしてひとしきり叫び終わると、糸が切れたようにベッドに倒れこみました。
ゆらさん「あ、あ、あ……」
しばらくガクガクと体を痙攣させ、声にならない声を唇から漏らしていました。
俺はそんなゆらさんを見ながら挿入体制に。近藤装着。手馴れたもんです。
ゆらさん「や……まって……」
しかしゆらさんに止められます。
ゆらさん「まだダメ……まだ……」
俺「………………」
S心に火がつきました。俺はゆらさんの言葉を無視し、待つ振りをして一気にゆらさんに挿入。
ズドン!という音が聞こえそうなほどの勢いで、ゆらさんの奥まで。
ゆらさんは体を一瞬仰け反らせたあと、しばらくプルプルと震え、涙目になりながら俺を見つめました。
ゆらさん「……いじわる…」
俺「ありがとう」
最高の褒め言葉です。俺はそのまま、奥を突き上げるように腰を振りました。
ゆらさん「んぁあっ!あ、はぁっ!だ、ダメダメダメダメ!い、ゃぁああぁあああっ!」
ゆらさんは早漏です。すぐイっちゃいます。最初の頃は、久々だとか思ってましたけど、なんどもするたびにゆらさんは敏感になっていきました。
ゆらさん「あぁあぁああああああああっ!?!?」
ゆらさんは一際大きな悲鳴の様な喘ぎ声を出し、体が跳ね上がりました。体を仰け反らせると、おっぱいが俺に突き出されるみたいになるので、乳首をクリクリしてあげました。
219 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:39:58.97 0
ゆらさん「あ、ああぁ……あぁぅっ……くぁっ…!」
体がプルプルと震えたあと、ゆらさんは絶頂を迎えます。すかさず俺はピストン開始。
ゆらさん「っっっっっっっ!????!?!?!?」
ゆらさんはイってる最中に腰を振られたので、更によがり始めます。俺の腰を抑える手は力なく、俺に押さえつけられてしまいます。
俺は全力で腰を振ります。ゆらさんは未だに絶頂の真っ最中。そして――
俺「くっ……」
ゆらさん「ゃあぁああああああああああっ!」
同時にイきました。同時はやっぱりいいもんです。気持ちよさが半端じゃない。
2人で並んでベッドに横たわりました。
ゆらさん「……ヒドイよ……」
俺「よかったでしょ?」
ゆらさんは拗ねた子供のように、俺の胸を叩いていましたが、俺が頭を撫でると疲れてしまったのか、直ぐに寝入ってしまいました。
俺は母のケータイに『今日は友達の家に泊まる』というメールを送り、そのままゆらさんの隣で就寝しました。
ゆらさんは俺の胸を枕がわりにして眠っていました。もうなんども経験した光景ですが、見るたびゆらさんがいとおしく思えてなりません。
本当はダメなことなんだけど、ゆらさんが望むなら、それまでは一緒にいようと、俺は思っていました。
220 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:40:37.98 0
俺「クリスマス?」
1週間後。12月の初旬。ゆらさんの家で晩ご飯をご馳走になった後。
ゆらさん「そ。クリスマス。予定は?」
俺「あー、特にないけど……ちょっと待って……。」
俺はそう言って手帳を取り出します。えーっと24日、24日……と。おや?
俺「22から26まで休み」
そういや俺、この辺は連休が欲しくてこう言うシフトにしたんだったなぁと、後になって思い出しました。
ゆらさん「ホントッ!?やったぁ!」
ゆらさんはまるで子供のように手放して喜びました。
俺「えっと……クリスマスがどうしたの?どこか行くの?」
ゆらさん「うん!ここ!ここに行きたい!」
ゆらさんはそう言って、とあるパンフレットを取り出しました。
俺「温泉?」
ゆらさん「そう!温泉!2泊3日で!」
俺「いや、無理でしょ」
俺は冷静に答えます。
俺「このタイミングで予約なんて、入れられるわけないでしょ。もっと前から入れなくちゃさ」
ゆらさん「それがそうでもないんだよね〜」
ゆらさんはニヤリと笑います。
ゆらさん「実はそこ、今年旦那と行く予定だったんだよ。夏後に予約して。旦那、単身赴任言っちゃったからどうしよっかなって」
なるほどね。
俺「キャンセルするのも金がかかるから、どうせなら行きたいと。俺と一緒に」
ゆらさん「うん♪」
そう無邪気な笑顔で言われるとこっちは恥ずかしい。天真爛漫、という言葉がよく似合う笑顔でした。
俺「ん〜…じゃあ行こうか!温泉!」
ゆらさん「やったぁ!」
そうしてクリスマス、ゆらさんと温泉に行くことになりました。
221 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:41:16.59 0
クリスマス1週間前。俺はプレゼントを買いに原宿へ。
俺「さって……何買うか」
俺は原宿の近藤専門店へ。
俺「これいいなぁ……買おっと」
近藤12人入3ダース(計36人)を買いましたwwwまぁ必要だろうし。
俺は結構1人で渋谷、原宿をウロウロすることがあります。姉に連れられて慣れているのが大きいですね。
しばらくうろついていて、大通りから裏原を抜けてすぐの所で1つの店を発見。
『Stone Market』
たしかピアスやら指輪やらの、結構質のいい品が売っている店です。今(2012時点)はもうないですが。
ゆらさんもピアスしているし、ここでいいかな。そう思って店に入りました。
様々な種類のピアスやネックレスなどの装飾品が売っており、その中でも1番目を引く物が。
ロザリオでした。珠を繋げて作る、本格的なもの。ああ、これいいなぁ、と一瞬で感じ取り、それを購入。1万2000円でしたが、プレゼントという旨を言うと割引してくれました。
1万円まで。まぁ自分用にピアスいくつか買ったんですけどね。
そうして店を出ました。プレゼントを買ったので、後は適当にぶらつくことに。
適当に見て回り、その日は終了。そのままバイトへ行って、帰りにゆらさんの家で食事して終わりました。
222 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/29(月) 23:41:55.93 0
12月22日。昼頃に俺はゆらさんと一緒に温泉へと向かいました。
場所は箱根。定番です。到着したのは4時過ぎ。
駅を下り、早速旅館へ向かいます。
駅に近い温泉で歩いてすぐの所にありました。
受付でチェックインを済ませ、部屋に。
割といい部屋でした。日当り良好。窓からは景色が一望出来、部屋の外には露天風呂が。なんだこの部屋。
ゆらさん「この日の為にお金貯めてたんだ♪」
俺「やっぱ俺、せめて自分の分は払うよ。なんか加藤さんに申し訳ないし」
俺は行く前からずっと、ゆらさんにそう言っていたんですが、ゆらさんは頑として受取りませんでした。曰く「キャンセル料払うよりはマシ」とのこと。
ゆらさん「そんなことよりもさ。温泉行こう♪」
ゆらさんは早速浴衣に着替え、はしゃいでいました。俺もうじうじしてても仕方ないので、乗ります。
浴衣に着替え(ゆらさんの前で)俺たちは階上の温泉へ。
混浴もありました。しかしさすがに恥ずかしいので入らなかったです。しかし聞いたところによると家族風呂なるものが存在するらしく、予約すれば2人貸切で露天風呂に入れるんだとか。
後でこっそり予約してこようと画策しました。
ゆらさんと一緒ではないので、風呂での描写は割愛。そして俺は風呂から上がりました。
ゆらさんはまだ出てきていないらしく、ここで俺は家族風呂の予約をしてしまうことに。
1階の受付に行き、予約をする。なんでも家族風呂の予約は、予約入った順に2時間ずつというのがルールらしく、俺は運のいいことに、食後30分後という最高のタイミングをゲット!
神は俺を味方しているぜぇ……!
受付を済ませ予約の木札を貰い、急いで階上の浴場へと戻りました。ゆらさんは丁度出てきたところで、ほんのり赤い頬を惜しげもなく披露していました。
ゆらさん「気持ちよかったぁ〜」
俺「そうだね〜。極楽だったねぇ〜」
俺、結構ジジくさいですね。
部屋に戻ると、既に食事の用意がしてありました。
俺たちは中居さんにビールを注いでもらい(予約では2人とも成人ということにしてあったので問題なし)乾杯。
料理を食べ終わり、さぁ何しようか、と思った所で室内据置電話が鳴り出します。ゆらさんが受話器を取りました。
ゆらさん「はい〜……えっ!?……は、はぁ。わかり……ました」
キタ━━━(゚∀゚)━━━!!家族風呂だコレ!俺は内心ガッツポーズ!よくやった俺!グッジョブ俺!
ゆらさんはゆっくりと受話器を置いて、据わった目で俺を見つめます。あの……怖いでし……
ゆらさん「どういうことかなぁ〜。リョ〜く〜ん?」
223 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 01:09:53.01 I
test
224 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 01:12:14.32 I
パソから書き込めん…
規制されました…しばらく
もしくは明日までかかるかも
225 :
おしえて!エロいひと:2012/10/30(火) 01:37:30.82 0
待ってるよん(●´艸`)
226 :
おしえて!エロいひと:2012/10/30(火) 03:49:17.14 O
久しぶりに更新が楽しみになるスレだわ。ボチボチでいいから頑張って書いてくれ。
227 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 10:47:04.99 I
まだ書き込めないっす…
いつになれば解除されんのよ…
書ける様になるまで、オナ禁&エッチ禁止ねw
229 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 11:13:18.16 I
>>229 マジだよ
だって近所の青年がこんなに良い思いしてるなんてw
はよ!はよ!
232 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:07:17.42 I
荒ぶるゆらさんをなんとか納得させ、俺たちは家族風呂を入るべく混浴へ。
混浴の入口の前には札を掛けるための取って?みたいなのが付いており、受付で渡された木札を掛けることで、入浴しているか否かを判断するシステムみたいです。
ゆらさん「本当に入るの……?」
ゆらさんは顔を真っ赤にしていました。俺たち、こんな関係を続けて早半年近く立ちますが、一緒に風呂とか入ったことないんです。なのでゆらさんもここまで恥ずかしがっているんです。
俺「マジマジ!てか、せっかく予約したんだから入らなきゃ損じゃん!ほらほら」
ゆらさん「うぅ……」
恥ずかしがるゆらさんの背中を押して、俺たちは混浴の洗面所へ。何故かゆらさんは俺から離れて服を脱いでました。
俺「ゆらさーん?早くはいろうよー。時間勿体ないよー?」
233 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:11:38.72 I
俺の催促に、ゆらさんは答えました。
ゆらさん「さ、先行ってて!恥ずかしいから……」
どうせ見られるんだし、つかもう見られてるんだし、今更何を恥ずかしがるんだろう?女心は未だに分かりません。
俺「サブッ!冬だしなぁ〜……先に湯船浸かるか」
さすが12月。気温は氷点下です。肌に刺さる風が痛いこと痛いこと。
俺「っっっっ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!」
風呂に入ると、かじかんだ手足の先がしみるように痛い!声にならない声です。
しばらく風呂につかり、体が馴染んできた頃に、後ろの方から静かに、カララ…という音が聞こえました。
振り返ると、そこにはゆらさんが立っていました。
俺「…………」
バスタオルを体に巻いて。
ゆらさん「おまたせ……」
234 :
あんたちょっと名無しさんあんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:13:50.43 I
タオルで隠しているくせに、みょーに恥ずかしそうにはにかむゆらさんはスゲー可愛いです。
ゆらさんは寒いのか(当然です)トトト、っと露天風呂に駆け寄って、掌でお湯をすくい体に少しかけ、湯に浸かりました。
俺「………………」
ゆらさん「な、なに?」
俺の冷ややかな視線に気付き、ゆらさんは言いました。
俺「いや……湯船でタオルはマナー違反でしょ」
ゆらさん「ゴフッ!」
ゆらさんがむせました。
ゆらさん「けほっけほっ!な、な、」
俺は戸惑うゆらさんに更に畳み掛けます。
俺「あ〜あ〜。残念だなぁ……折角ゆらさんと裸の付き合いができると思って楽しみにしてたのになー」
白々しく言います。
俺「俺はこんなにさらけ出してるってのに、ゆらさんは恥ずかしいんだー。歳上なのに」
235 :
あんたちょっと名無しさんあんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:15:36.32 I
ぴくッ、とゆらさんのこめかみが動いた気がしました。俺は更に続けます。
俺「ゆらさんは俺に裸を見られるのがイヤなんだー。俺でさえ頑張ってるのにねー。歳上なのに」
ぴくぴくッ。さらに続けます。
俺「そもそも――」
ゆらさん「あー!もうっ!分かったわよーーーーーーーっ!」
ゆらさんはそう怒鳴り、立ち上がってバスタオルを外しました。下から照りつける照明に当てられたゆらさんの裸体は、素晴らしく綺麗でした。
俺「……………………」
ゆらさん「……………………」
気まずい沈黙が流れます。
俺「……その……ゴメン」
俺は先に折れる事にしました。さすがに女性に恥かかせて、謝らないわけにもいかんでしょ?
俺「ゆらさんが恥ずかしがってるのが、なんというか、可愛くてさ……ついいじめたく……」
236 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:18:32.95 I
言ってから、あ、これフォローになってねえ、と思いましたが、しかしゆらさんの反応は予想外でした。
ゆらさん「クスッ」
柔らかな笑みをその顔にたたえ、ゆらさんは縁石に腰掛けました。なにかの彫刻のように綺麗でした。
ゆらさん「私こそ、ゴメン」
ゆらさんは俺の正面に腰掛けています。今度は俺が恥ずかしくて直視できませんでした。
ゆらさん「リョー君が、楽しい旅行にしようと頑張ってるのには気づいてたんだ。でも、やっぱり恥ずかしいからさ……少しだけ時間かかっちゃった」
ゆらさんはそう言って、湯船にちゃぽん、と浸かり、俺の正面へ。
目と鼻の先。そのくらいの距離に、ゆらさんの顔がありました。
ゆらさん「ありがと」
そう言って、湯船から立ち上が り、2人でキスをしました。
237 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:20:02.96 I
風呂から上がり部屋に帰ると、既に布団が敷いてありました。混浴で既にテンションMAXになっていた俺とゆらさんは、そのままエッチに突入。
しかも、流れに任せて生で……。折角買った近藤はいらない子でした。
さすがに中には出しませんでしたが、6回戦ほどでヘトヘトで、お互い汗まみれになってしまい、外に備え付けの露天風呂で2人で仲良く入浴することに。
月はなく、部屋の電気も消していたので、見えるのは本当に目と鼻の先だけ。
俺はゆらさんを後ろから抱きかかえるようにして、ゆらさんのうなじにキスをしました。
その日は朝まで連続。結局10回以上もwwwゆらさんに「元気だねぇwwさすが若者」って言われました。アンタも変わんねえだろうが。
夜明けになり、朝食は 予約していなかったらしいのでそのまま昼まで寝て、12月23日。11時頃に起きて風呂に入り、2人で箱根を観光。
その日の夜は外で飯を食い、そして夜、その日も意識が飛ぶまで。今度は近藤を装着しました。さすがに怖かったので。
何回やったか分からない頃、ゆらさんが疲れはてて、全く動けなくなってしまったのでビビリました。翌日聞くと、意識が飛んだとのことでした。失神しちゃったんですって。
翌日はお土産の物色。いろんなものを沢山買いました。
そして午後11時。俺はゆらさんに風呂に行こうと提案。2日連続なので、さすがにここは疲れを癒そうと言うことになりました。
風呂から上がり、ゆらさんと一緒に部屋に戻ります。
部屋に戻ると、ゆらさんは早速ゴソゴソと 自分のバッグをあさり始めました。化粧水かな?そう思った俺は特に気にもせず、自分のバッグをあさります。バッグの一番奥に入れていたもの。
クリスマスプレゼントです。荷物で潰れないように、厳重に保管しておいたんです。時刻は丁度……12時。今だっ!
238 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:22:10.35 I
俺「ゆらさん…?」
ゆらさん「リョー君♪…?」
2人同時に声をかけてしまいました。
俺「先にいいよ」
ゆらさん「そう、じゃぁこれ……プレゼント」
そう言ってゆらさんは、長方形の箱を俺に。
俺「ありがとう。これ、俺から」
そう言って俺は、同じく長方形の箱をゆらさんに。
ゆらさん&俺「開けていい?」
またも同事。これはもう笑ってしまいます。
俺「先に開けていい?」
ゆらさんは優しく微笑みました。俺は箱を包む紙を丁寧に剥がしていきます。
俺「……これ…」
それは―ネックレスでした。しかも十字架。俺はついつい笑ってしまいした。
ゆらさん「え?どうしたの?イヤ―だった?」
俺「違う違うww開けてみて」
ゆらさんは俺の言葉に頷くと 、優しく丁寧に箱をあけました。
ゆらさん「うゎぁ……綺麗……」
ゆらさんの手には、俺が選んだロザリオ。俺とゆらさんは顔を見合わせて、ぷっ、と吹き出してしまいます。
お互いに似た様なプレゼントを交換して。俺たちはしばらく、嬉しくて泣くほど笑いました。
そして、さっきまではしないと思っていたのに、ついついその日もエッチしてしまうのでした。
翌日。その日は昼に出発するので、俺とゆらさんは外で最後の観光をしました。
俺の首には十字架が。ゆらさんの首にはロザリオがそれぞれかけられていて、クリスマスに相応しい贈り物でした。
了
239 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 15:22:51.72 I
翌月。
ゆらさん「リョー君……遅れてる」
生理が来ないと言われたときは生きた心地がしませんでした……
完了
乙
解禁ですw
241 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 17:02:10.29 0
かけぬ
242 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 17:11:37.18 0
書けるじゃん!?
243 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 17:43:23.78 0
今 6.を書いています。
そろそろうpできます。
244 :
おしえて!エロいひと:2012/10/30(火) 17:54:32.47 i
なんて羨ましいwww
245 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:02:26.81 0
出来ました。うp開始
6.映画館の受付のお姉さん
ゆらさんと初めてエッチした日の昼間。チョイ出で登場した映画館の受付のお姉さんとのお話です。
ゆらさんは出てきません。かわりに映画館の受付のお姉さんが出ます。
登場人物紹介。
俺 リョー(仮名)
高校1年生 身長175センチ 体重55キログラム 中肉
趣味 バンド 映画鑑賞 ゆらさん弄り オ〇ニー 性癖 うなじ、鎖骨に並々ならぬ愛情を注ぐ。
最近はマネキンを見て勃ちそうになるorz
受付のお姉さん あやな(仮名)
24歳の受付嬢 ゆらさんとは違うタイプの綺麗な感じの美人さん
身長170センチ位 程々に乳アリ 俺好みのサイズ
趣味 映画鑑賞 ドライブ(自分運転) 性癖 匂いフェチ しかし臭いのは不可らしい
俺の知り合いの女の人の中で最年長
この人とのデートの話です。
246 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:10:52.12 0
12月も終わりに近づいて27日。この日、俺は映画を見に行きました。友だちと行く予定だったのですが、急に都合がつかなくなってしまったらしく、しょうがないので1人で行きました。
11時半ごろ、いつもの映画館へ。受付で観たい映画のチケットを買います。
上映開始は12時丁度。それまではまだ時間がありました。飲み物でも買ってこようと思ったとき、声をかけられました。
受付のお姉さん「今日は1人?」
この人は受付嬢のあやなさん(仮名)。今年の4月にこの映画館で知り合って、仲良くなったお姉さんです。ちょくちょくメールもしていました。
この映画館の割引情報や割引券、新作映画のチケットなんかを安く手に入れてくれたりと、色々と世話になってました。
俺「はい。実は――」
俺は聞かれたので理由を言いました。
あやな「ふぅん……。じゃぁ。このあともどっか行く予定だったり?」
俺「え?んー、どうでしょう……予定は何もないんで、多分そうなってたでしょうね」
あやな「ね、ね。今日私、2時半上がりなの。もしよかったらこの後、遊びに行かない?」
俺「え?」
俺はいつもどおり察しの悪い声を出しました。
あやな「最近遊んでないの〜。ヒマなのに誰も都合合わなくて……だから、ね?」
俺「そうっすね。いつもお世話になってるし……大丈夫っすよ」
俺はOKすることに。
そうして俺は飲み物を買いに行き、1人映画を楽しむことに。
映画はNANA2。ハチが宮崎あおいから市川由衣に、レンが松田龍平から姜暢雄に変わってました。
247 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:19:13.77 0
12時から1時間半後……既に時計は2時近くをさしていました。
あやなさんが上がるまではまだ少し時間があるので、俺はケータイでメールを出し、階下のカフェへ。以前ゆらさんと行ったところです。
あまり腹は空いていなかったので、俺はホットコーヒーを注文。
先程ヒマ潰しの為に買ったファッション雑誌を読みながら待っていました。15分ほどすると、店の扉が開きました。
あやな「おまたせー。待った?」
俺「いえ全然。俺も今来たところです。早かったですね。あ、すいませんコーヒーお代わり」
俺はウエイトレスさんにコーヒーの催促をしました。コーヒーに限り、2杯目以降は無料らしいので。
あやな「待ち合わせてるって言ったら上がらせてくれたのよ。あ、私もコーヒー……と、このバニラクレープを」
やっぱり女性は甘いもの好きなんですね。
俺「あやなさん、最近は仕事どのくらいしてるんです?ほぼ毎回会いますけど」
あやな「ほぼ毎日よ。休みは大体平日だから、リョー君と会わないのも無理ないわね」
俺とあやなさんは普通の会話をしてました。あやなさんはウエイトレスさんの持ってきたコーヒーを一口飲んで、俺に聞いてきました。
あやな「リョー君って彼女何人居るの?」
俺「ぶっ!?」
俺はコーヒーを吹き出しそうになってしまいました。
俺「な…何を人聞きの悪い……」
俺は口元を紙ナプキンで拭いながら言いました。
あやな「えー、だって結構女の子連れてるじゃん。年上のお姉さんだったり、黒髪の可愛いこだったり、ハーフっぽい子だったり」
マジ黙れ、と思いました。俺の評判が下がっちゃうじゃないか。
俺「あ、あれはただの友達ですよ。友だちと2人きりで遊びに行くことなんて、別に普通でしょ?」
俺は精一杯の言い訳をしました。しかしあやなさんは、意地悪そうに笑みを浮かべます。
あやな「ふぅん…。リョー君はただの友達と腕を組んで遊びに行くんだ?」
俺「……………………」
もうヤダこの人怖い。
248 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:29:12.56 0
あやな「リョー君とは結構顔合わせてるのに、こうやって会うのは初めてよね」
俺「そうですね。あやなさんはだいたいいつも仕事でしたもんね」
あやなさんの私服を見たのは初めてでした。
俺「なんというか、普通の服ですねww」
あやな「どーいう意味よそれ(笑)」
しばし談笑。3時くらいになって店を出ました。
あやな「寒っ〜〜〜〜…やっぱ12月は冷えるわね」
あやなさんは両肩を抱えて言いました。俺はマフラーを手渡します。
俺「俺は今は必要ないんで、使って下さい」
あやな「いいの?ありがとう」
そう言って俺のマフラーを首に巻くあやなさん。
あやな「あったか〜い。これ結構上物だね。カシミア?」
俺「あ、分かりました?」
奮発して買ったのです。寒いからね。
俺「それじゃあ、どこ行きますか?」
あやな「洋服とか見て回りたいわ。最近服買ってないし……というわけで原宿行きましょ?」
俺「マジ?今から?いいですよ」
俺たちは原宿へ。
さすが12月も残り僅かになった原宿。込み具合が半端じゃありません。
俺「すごいっすね……ここまで混んでいるのは初めて見ましたよ」
あやな「そう?私は結構来るから慣れてるけど」
さぁ行くわよ!と言ってあやなさんは俺の手を引いて竹下通りへ。
適当に服屋を物色しつつ、楽しみました。
俺個人の考えですけど、竹下通りって女物の服屋が少ない気がしませんか?気のせいですか?あまり通りから外れることもないので分からないんですが……。
大通りを越えて裏原抜けた所に、ゆらさんへのクリスマスプレゼントを買った店『Stone Market』が目に入りました。
249 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:37:24.70 0
あやな「あ、ストーンマーケット!私あの店好きなんだ。入ろ?」
俺は腕を引っ張られ、言われるがままに店に。あまり行きたくはなかったけど……。
しかし相変わらずの品揃えで、テンションの低かった俺もついついはしゃいでしまいます。
俺「お、このピアスいい感じ。♪買おっと」
ピアスをいくつかカゴに入れていると、肩を叩かれました。振り返ると、クリスマスの時割引してくれた女の店員さんがそこに。
俺「どもっす」
店員さん「またプレゼントですか?」
ニヤニヤ加減が腹立ちます。
俺「ええ、まぁ……」
ここで曖昧な返事をしてしまった俺が、多分1番悪いと思います。
店員さん「それでは、こちらはどうですか?今年一番の売れ線のピアスです」
そう言って店員さんは、対になったピアスを俺に見せてくる。
単純なワンポイントのピアスだが、石がついている。これは……ダイヤでした。
店員さん「本物のダイヤで、証明書もついてます。でもこれでこのお値段ですよ!」
値札を見ると、値段として【¥12000】と書いてあった。1万2千円か……確かにダイヤなら安い。
あやなさんにはいつもお世話になっているし、これくらいの物ならあげても嫌がられることはないだろう。俺はそう思い、そのピアスを購入することに。
店員さん「お包みしますねー」
店員さんはそう言って、俺が買った自分用のピアスとは別に、綺麗にプレゼント用に包装してくれました。
全額で2万200円だったのですが、以前と同じく割引してくれました。俺はもうお得意様らしいので、今回は一気に3000円も。
1万7千200円で購入。次いであやなさんも自分でネックレスを買っていました。
そんな感じに買い物をしていって、気づいたら時刻は6時半。
あやな「どこかでご飯食べて行きましょ?お腹すいたでしょ」
と提案してきたので、それに乗ることに。あやなさんの地元の駅に降り、居酒屋へ。
俺はゆらさんと母にそれぞれメール。【今日はご飯食べてきます】と。
250 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:43:28.08 0
寒いので2人で日本酒を熱燗で注文。
俺&あやな「かんぱーい!」
俺とあやなさんは、お猪口に入った酒を一気飲み。身体の奥から熱くなって、五臓六腑に染み渡ります。
あやな「ぷはぁ……美味しー!やっぱ日本酒はサイコーね」
そう言って俺の猪口に酒を注いでくれたあやなさん。
俺「あやなさんと飲むのは初めてだけど、お酒好きなんだ。話合いそうだね」
あやな「そうね。まさか私も、リョー君がイケル口だとは思わなかったわ」
いい気分になって酒をかっこみます。ほろ酔いになってきたところで、俺はあやなさんに先程買ったピアスを渡すことに。
俺「はい、これ。プレゼントデース」
やや酔っていたので、口調はこんな感じに。あやなさんはぽかんとした顔をしてました。
あやな「プレゼントって……私に?」
俺「他に誰が居るんすかwあやなさんにだよ」
俺がそう言うと、あやなさんはプレゼントの紙袋を受け取ってくれました。
袋を開け、中を改めます。
あやな「うわぁ……ピアス?うれしい」
あやなさんはピアスを眺めて言いました。
あやな「着けていい……?」
俺「いいよ」
俺がそう言うと、あやなさんは自分の着けていたピアスを外し、俺の渡したプレゼントを着けました。
あやな「似合う?」
ダイヤのピアスは、あやなさんの黒髪によく映えました。
俺「すげー似合ってるよ」
俺の言葉であやなさんは更に上機嫌に。しばらくは2人で歓談しました。
しばらくしてあやなさんが
あやな「リョー君ってモテるでしょ?」
と言い出しました。
251 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 18:47:57.23 0
俺「そんなことないよ。この前クラスの女子に『女の敵!女たらし!』って言われたww」
12月の初旬に言われました。結構傷つきました。
そんな自虐的な俺の言葉にあやなさん、大爆笑。
あやな「あははwwwwwっww敵ってwwwwwふふっ、あははっwwwwww」
いや笑いすぎでしょ。
あやな「ごめんごめん……どうしてそんなこと言われたの?心当たりがないわけでもないでしょう?」
俺「んー……あるにはあるんだけど」
俺は1から説明しました。
プレゼントはゆらさんの他に、クリスマスの前に、クラスで仲のいい女子3.4人、バンドメンバーのミナ、なつき、なつきのクラスメイトのはるかさん、かえでにあげました。
なつきのクラスメイトのはるかさんに渡したところを、クラスの女子に見られて、その後『女の敵』って言われました。
あやな「それじゃあ言われるのも無理ないわね。典型的なジゴロじゃない」
俺「失敬なっ!プレゼントあげてそんなこと言われるだなんて!俺は傷ついた!激しく傷ついた!」
結構心にぐさりときました。厚意が無駄になったような感じ。ショックです。
あやな「でもねー……そんなこと言われるって事は、多分好かれてるからだと思うのよ。嫌いな相手には言わないじゃない?」
俺「そうだろうけど……でも俺がモテないってのは本当ですよ?今まで彼女出来たことないし」
あやな「それは彼女作ろうとしなかったんじゃないの?多分その気があればすぐにでも出来たと思うわ」
あやなさんは朱色に染まった頬を綻ばせて言いました。
そのまま俺たちは、遅くまで飲んでしまいました。
ゴク、、、
253 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 19:03:15.47 I
俺「終電逃した……」
ありえねー、とか自分で書いてて思いました。ついつい酒が進んでしまい、気づけば時刻は午前1時前。
あやな「いいじゃなーい。どうせだから私ん家で飲み明かしましょうよ〜」
あやなさんはそう言って俺にもたれかかってきました。
俺「そんな大学生みたいな理由は嫌だ……」
まだ高校生なのに……高校1年生なのに!
俺「ていうか明日仕事は?」
あやな「明日はお休み〜。やったぁー」
あやなさんはしこたま飲んでいたので、すでに足元フラフラ。俺が支えていないと、立っているのもやっとでした。しかしよく吐かないな。
あやな「私の酒の強さ舐めないでよね〜」
ヤバいこれは危険だ。この駅から俺の地元まで歩いて帰れない事はないのですが、 しかし俺も相当飲んでいたので、そんなめんどくさいことはしたくありませんでした。
しょうがない……
俺「あやなさん。家まで送るよ」
このまま放置は出来ないので、俺は仕方なくあやなさんを家まで送ることに。
あやなさんを背負い(既に歩けなくなってました)、駅とは反対方向に10分ほど歩きます。
あやな「ここ、ここ〜」
あやなさんは俺の背中から顔を出して言いました。
普通の賃貸マンション。綺麗すぎず古すぎず。そんな感じの小奇麗なマンションの2階にあやなさんの家はありました。
人を背負って階段を登るのは大変でした。
あやなさんから鍵を受け取り、家の中へ。
普通の1LDKです。女性らしく、可愛いぬいぐるみやら雑誌やらが、綺麗に並べて整頓されてまし た。
あやなさんをソファに寝かせ、俺はその横に座り暖房を入れました。
俺「ふーっ……」
やっと一息つける。俺は上着を脱ぎました。
トイレを借りようと洗面所へ。ユニットバスでした。
俺「……………………」
そう言えば1人暮らしの女性の部屋に入るのは初めてで、今更ながら緊張してしまいました。
浴槽の用を足し、手を洗いながらふと、浴槽の方へと目を向けます。バスカーテンがかかっており、無性に奥が気になりました。本能でしょうか?
俺はカーテンをシャッ、と勢い良く開きました。
ブラジャーがすぐ目の前に干してありました。静かにカーテンを閉じました。
悶々としてリビングに戻ると、あやなさんが目を覚ましていました。
俺「大丈夫?随分酔ってたみたい だけど」
254 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 19:16:36.44 I
あやな「あー……うん、大丈夫……お風呂作るね」
風呂……風呂ッ!?俺はゆらさんとの箱根温泉旅行を思い出してしまいました。やべえ、そう言えばあの時は一緒に入ったんだよなぁと感慨に耽っていると、俺の息子が空気を読まずに起き出しました。
俺はそれを悟られないように、あやなさんを送り出しました。
しばらくぼーっとしていると、ジャー、という音が。あやなさんが湯船に湯を張り始めた音でした。
あやなさんは浴室から出てきました。洗濯物を持って。
俺「……っ!?」
俺は思わず目を背けます。あやなさんはそれを見てか、「クスッ」と笑い俺に言いました。
あやな「別に気にしてないからいいよ見ても。むしろリョー君的には見たいんじゃない?」
俺「そ、そん なことあるわけねーしッ!?」
声が上ずってしまいました。あやなさんは更に大笑いしました。
あやな「あはは…!大丈夫よ。ていうか、見られたくないんだったら最初から家になんて呼ばないわ」
あやなさんはそう言って、キッチンへと向かい冷蔵庫を開けました。
ビールの缶を持ってきて、俺に手渡します。
あやな「それじゃー、本日2回目の乾杯♪」
俺「……乾杯」
2次会開始。とまではいきません。俺も相当飲んでましたし、あやなさんに至っては泥酔状態。進む訳がありません。
しばらくビールをちびちびやりつつ、2人で話しました。
俺「あやなさんは彼氏いないの?」
あやな「居たらリョー君と遊んでないわよw彼氏欲しいわぁ〜」
そんな感じの話をしていると、風呂場 からバダバダバダ……という音が。
あやな「やばっ。あふれちゃった。止めてくるね」
そう言って風呂場へ。俺はビールを煽りつつ待ちます。
あやなさんが戻って来ると、こう言いました。
あやな「お風呂入る?」
何言ってんだこの人。いや入りたいけども。しかし俺は紳士です。
俺「先入ってきなよ。昼は仕事だったんだし、疲れてるでしょ?」
俺が優しくそう言うと、あやなさんは頷いて寝室から寝間着を持って浴室へ行きました。
255 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 19:26:49.71 I
レディーファーストを主義とする俺ですが、酔っているときの自分の性欲には適いません。
さっきあやなさんの下着を見て悶々としてしまった俺は、あろうことかそれを手に取ってしまいます……なんてこともなく、静かにビールを飲んでました。
シャワーの音が聞こえ、俺は静かに目を閉じます。なんだか色々あって疲れたな……と、目を瞑ってしまいました。
ついウトウト……寝るつもりはなかったのですが、意識は完全にスリープモード。
「……ー君……リョー君」
誰かの声で目を覚ましました。
あやなさんでした。
あやな「もうっ。こんなところで寝ると風邪引くわよ?せめてお風呂入っちゃいなさい」
俺「……なにその格好!」
俺はあやなさんの言葉を無視して、大声で 言ってしまいました。
あやなさんの格好は、バスタオルに身を包んだだけの、言ってしまえば素っ裸でした。
俺「さっき着替え持っていってたじゃん!あれ着ろよ!」
あやな「えー。だって風呂上がりのビール早く飲みたいじゃない♪」
あやなさんはそう言って腰に手を当て、伝統的なポーズでビールを飲みます。角度的に、かなり際どい場所が見えそうでドキドキです。
俺「ふ、風呂頂きます!」
俺はそう言って浴室へとダッシュ!やべえ、あのままあそこに居たらおかしくなる。絶対に。ていうかあの人、俺のこと弟かそう言う目でしか見てんじゃねえのか?
一応健全な男の子である俺は、風呂場で精神統一をすることに。何も考えず、ただ湯船に浸かります。
俺「ふぃ〜……」
あやな 「リョーく〜ん(シャッ!)」
俺「うぉあぁあああ!?」
いきなり浴室のカーテンを開かれ、俺は思い切り叫んでしまいました。
あやな「?なに驚いてんの?」
俺「なんの用スカ!?早く閉めて下さい!」
あやな「いや、着替えここに置いとくよって。私のスウェットだけど、メンズだから着れるし」
あやなさんはそう言って、流し台の横のサイドテーブルに寝間着を置きました。
あやな「もしかして興奮してた?だったらゴメンねーwww」
俺「ありがとうございました早く閉めて!」
もうヤダこの人怖い。
256 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 19:35:49.47 I
風呂から上がると、あやなさんはパジャマを着て布団を敷いてました。1つだけ。
俺「……なんすかコレ?」
あやな「ん〜。布団1個しかないからさ。一緒に」
俺「ソファで寝ます!」
俺の拒絶にも、あやなさんはめげません。
あやな「ダメよー。掛け布団もないし、それに寝てる時は暖房消すから、何もナシで寝たら死んじゃうよ?」
クッ……策士め……
仕方なく俺とあやなさんは同じ布団に一緒に寝ることに。なんだよマジで!これエロゲーか!?いつから俺の世界は2次元になったんだ!?どこで選択肢を間違えた!?
あやな「……………………」
豆球にして、一緒の布団で寝ました。
同じ布団でと言っても、あやなさんは直ぐに寝入ってしまったようです。よかった……< BR>俺も気にせず、なるべくあやなさんに触れないように眠りに就きました。
しばらく寝付けずに寝返りを打つと、あやなさんがこちらを見つめていました。
俺「…!っぅぉぉぅ……」
結構ガチでビビリました。あやなさんは口を開きました。
あやな「なんか、恋人みたいね」
そう言って俺の手を握ってきます。ドキドキしました。この状況には似たような経験があります。ゆらさんの時と殆ど同じでした。
俺「……いやその……」
俺の言葉を待たず、あやなさんがキスしてきました。
俺「!?」
マジで驚いてます。なんで?と思いました。
あやな「最近ご無沙汰なのよね……だから、ね?」
そう言って俺の手を自分の胸まで持っていきます。なんでこんな状況に?俺が聞きたいですよ もう……
あやな「……イヤ、かな……?」
そんな上目遣いで言われたら、男として引き下がるわけにはいかないでしょうに。多分分かってやってんだろうなこの人怖い。
俺はあやなさんの胸を揉み始めます。
257 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 19:42:22.18 I
あやな「んっ……」
あやなさんの体が。ピクンッ、と反応します。感触で分かりました。あやなさんブラしてねえ。直に触れているような感触でした。柔けー。
ゆらさんのようなきょぬーも好きですが、このぐらいの手頃な大きさも、俺は好きなんです。
あやな「んっ……んん……」
もじもじと、あやなさんの体が動きます。俺はそのまま胸への攻撃を止めずに、あやなさんのパジャマの下を脱がしに掛かりました。
あやな「あ、やっ」
そう小さく言っただけで、抵抗する様子もないあやなさん。俺はそのままあやなさんの秘部を攻撃開始。
あやな「んんっ……んはぁっ……」
ビクビクと体をうねらせて、俺の指の動き1つ1つに反応するあやなさん。俺はクリ責めを開始。体を移動さ せ、あやなさんの秘部を直視します。
あやな「や、見ちゃダメ……」
そう言って初めて、あやなさんは手で隠して抵抗しました。しかし力は全くと言っていいほど入っておらず、俺が軽く払いのけただけで露になってしまいます。
俺はクリを攻撃開始。優しく舌で舐めまわします。
あやな「んぁあっ!?」
口で包むように、あやなさんのクリを弄ります。
あやな「あ、ぅあっ!?ハァハァ……んぅっ!」
しばらく刺激に耐えているような声で、あやなさんは鳴きました。俺は、ゆらさんとのプレイで手に入れた秘技を実行します。
ぺろぺろぺろぺろ………………クリッ
あやな「んぁあぁああああああああ!」
口でクリを剥きました。ただでさえ敏感なクリを、口で剥くというのはどうなの だろうかとゆらさんで実験したのですが、あまりの刺激にゆらさんに「もうやめて」と言われたほどです。
あやな「あ、ああ、あ、あ、あぅ……」
あやなさんは声にならない声を出します。俺はそのままあやなさんのクリを舐め続けました。
あやな「あ、あ、あ、あ、だ、ダメ……!」
静かな声でそう言うと、あやなさんは体をビクン!と痙攣させて、布団の上に落ちました。
俺はそのままあやなさんのマンコの中に指を入れます。痛くならないように優しく。紳士ですから。
258 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 20:59:09.62 0
ヌプ……あやなさんの中は、ゆらさんのそれとは少し具合が違いました。なんていうか……腹側がザラザラしてました。後で知ったのですが、かなり珍しい『数の子天井』と呼ばれる名器だそうです。
あやな「ん……」
あやなさんの耐えるような声が聞こえました。俺はそのまま指を奥まで入れます。すると、コツッ、と何かに触れました。これは……子宮口とやらか?俺はそう思い至りました。
ピーン。イイこと思いついた。俺はそのまま子宮口とクリを同時責めすることに。するとあやなさんの反応は、格段に激しくなりました。
あやな「っ……!!!!っ……くぁっ!?……はぁっん、ぅぅうぅぅうああぁああああぁ!!?」
本の少しの間弄っただけだというのに、あやなさんはそれだけでイってしまいました。早。取り分け俺の指技が上手いということはないと思います。
あやな「はぁ…はぁ………上手じゃなっ…んぅ」
俺が指を引き抜くときに、あやなさんはそう言いました。
あやな「ふふっ……気持ちよかった」
そう言ってあやなさんは俺のズボンを脱がしに掛かりました。
あやな「お返し♪」
そう言って俺の息子を虐め始めました。
259 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 21:10:58.30 0
3分後。以前よりかは我慢比べも得意になった俺の息子ですが、相変わらず疲れんの早いです。
あやなさんは俺の息子をずっとくわえ続けてました。
しばらくして「ぷはぁ」と口を離します。……え?ウソ?
俺「飲んだの?」
あやな「へへっ」
あやなさんは無邪気に微笑みました。綺麗な人だと思いましたが、その時の顔はまるでいたずらをした子供みたいでした。
急にあやなさんが凄まじく可愛らしく見え、俺はそのままキスをしました。別に気にしませんし。
キスをしながらあやなさんをそっと横たえさせ、俺の財布に入っている近藤を装着します。
あやな「……んっ」
ヌルルっ、と静かに先っぽだけを入れ、少しこすります。
あやな「んっ……んぅ……」
あやなさんは我慢できないと言わんばかりに、自分の腰を静かに後退させてきました。俺はそれを優しく制します。
あやな「……むー…」
あやなさんは意地悪された女の子みたいな顔で俺をにらみます。俺はそのままキスをしました。
あやな「んっ……………………。………………んぅっ!?」
ズン!と、キスをしている最中に一気に奥まで。コツコツと先っちょが奥に当たる感触が。
あやなさんはブルブルと震え、しばし体を痙攣させていました。しばらくして震えが治まり、俺の顔を睨みつけます。
あやな「…………イジワル…」
目には涙が。ごちそうさまです。俺はそのまま思い切り腰を振りました。
あやなさんの反応は凄く、常に体が痙攣しているほどです。
あやな「やっ、あ、ぁあぁ、や、やっ、やぁ、ああああああああっ!」
あやなさんの体が、背骨が折れるんじゃないかと思うぐらいに仰け反りました。直後、中がきゅぅぅうッ!と締り、俺のティン子を締め付けました。
締まった直後、刺激に耐えきれす、俺もイってしまいました。
あやな「はぁっ、はぁっ、……っ…はぁっ……」
あやなさんは体をぐったりさせて、力なく横たわってました。
あやな「上手だったね……慣れてるの?」
俺は答えず、そのままあやなさんの横で眠りに就きました。
260 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 21:30:01.52 0
その日はそのまま就寝。次の日。
あやなさんが朝ごはんを作ってくれました。
あやな「昨日はすごかったわねー。あんなに激しいのは初めてよ♪」
俺「ゴフっ……朝からそんな話やめてよ……」
俺はインスタントの味噌汁を啜りながら、言いました。
あやな「ていうか、リョー君さ。あんなテク、どこで身に付けたの?明らかに素人じゃ――」
俺「美味しかった!ごちそうさまですっ!」
俺は無理やりはぐらかすことに。あやなさんは怪しんでたけど。
その日はあやなさん、昨日ので腰を少し筋肉痛になってしまったらしく、俺はそのまま家に帰ることに。
その日の夜、ゆらさんの相手をしたことは、まぁ当然ですよね。
以上、No.6 映画館の受付のお姉さんの家に泊まりエッチした話
これにて
了
261 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 21:32:04.23 0
追記
あやなさんとのことがあったその日の夜。
ゆらさんとエッチするときに、言われました。
ゆらさん「……昨日ナニしてたの?」
女の勘って凄いですね。超絶必死にはぐらかしました。
もうヤダ女って怖い。
完了
怖えー
263 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 21:52:07.76 0
>>262 女の勘マジ怖いです。あれはおしっこ漏らすレベル。
次の話は今書いてます。規制引っかからないように5分おきぐらいに投下シマス。
264 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 22:36:16.46 0
出来たんでカキコ開始。
7.初詣
今回はゆらさん出ません。俺となつきの2人だけ。
登場人物
俺 高校1年生 バンドメンバー スケベ
なつき 先輩女子 バンドメンバー 更に胸成長 黒髪がちょっと伸びてセミロングくらいに
2人で湯島天神でお参りしてきた話。
265 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 22:42:18.97 0
元旦。俺はなつきと2人で、湯島天神へ初詣に行くことに。
当初はゆらさんと行こうと思ったのですが、当のゆらさんは年末年始で実家に帰省してしまいました。
俺はじゃあどうするべ?と思い、12月29日。とりあえず片っ端から連絡。クラスの女子、ミナ、かえで、はるちゃん、あやなさん、看護婦さん……。
しかし上記の人は誰も捕まらず、最後に連絡したなつきがヒット。なつきも誰と行くか悩んでいたとのことで、丁度いいから一緒に行こうと言うことに。
それになつきは今年受験生なので、湯島天神で願掛けするのもいいかなとか言ってました。
2人で予定を決め、そして12月31日。大晦日の日の夕方。なつきと俺は地元駅に集合。
なつき「やっほー。久しぶりー」
なつきは振袖(晴れ着?)を着ていました。黒地ベースの生地に淡い菊模様。綺麗な金色の帯びでした。
ゆかたも似合っていたし、こいつ意外と和服が似合うんだな。と思いました。
俺「やっほ。似合ってんじゃん。和服」
俺はまずそう言いました。なつきは得意満面の笑みで言います。
なつき「へへー。この日の為にパパにおねだりしちゃった♪」
俺「お前っ!まさか援交したのか!?」
なつき「ちがっ!本当のお父さんにだよ!援交なんかするか!」
まぁ俺のボケなんですけど。意外なほどなつきの反応がよかったです。
俺「じゃあ行くか。もう混み始めてるし」
なつき「おっけー。ふふっ。楽しみ♪」
そうして俺たちは湯島天神のある文京区へと向かいました。
266 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 23:05:03.80 0
さすが大晦日。湯島天神の込み具合は想像以上でした。
湯島天神の入口付近で、俺たちは言いました。
俺「やべえなこの人ごみ」
なつき「そうだねー……」
なつきはそう言うと、後ろから俺の手を握ってきました。
俺「は?」
なつき「はぐれたら大変でしょ?」
なつきはそう言って俺の手を引いて歩きだしました。
それにしてもなんだこの人の多さ。手を握っててもはぐれそうです。
なつき「リョーちんはなにをお願いするの?」
なつきがそんなことを聞いてきました。
俺「まぁ湯島天神って言ったら学業でしょ。学力アップ。なつきは?」
なつき「まぁ同じかな。ワタシの場合は合格祈願?」
随分気が早いです。まだ1年以上も期間があるんですけど。神様も忘れちゃうよ。
なつき「いーの。ワタシは推薦狙うんだから、勝負は4月から9月までなの」
俺「そうなの?推薦ってどこの?」
なつき「A大(バレるので伏せます。聞かないように)」
俺「マジで?結構レベル高いんじゃねえの?」
なつき「フフフ……こう見えてワタシ、成績は結構いいんだー♪」
なつきは誇らしげに胸を張ります。
俺「そっかー。頑張れよ」
俺はそう言ってなつきに言いました。なつきは嬉しそうに顔を綻ばせ、ニカッ、と笑いました。
267 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 23:15:04.25 0
午後11時50分。既に今年も残り10分となり、湯島天神は大盛り上がりです。
俺となつきは少し離れたところでそれを眺めながらベンチに腰掛けていました。
なつき「今年ももう終わりだね」
俺「どうした?いきなりおセンチなこと言っちゃってww」
俺は手にもったビールの缶を傾けながらなつきに言いました。
なつき「いいじゃん別に。今年はいいことも悪いことも一杯あったし」
俺「へぇー。悪いことね。何があったの?」
なつき「教えないw」
なつきははぐらかしました。
俺「じゃあいいことは?」
なつきは顔を俯かせ、静かに言いました。
なつき「……教えない」
俺「なんだそらw」
神社がわっ、とどよめきます。時計を見ると、既に新年まであと数十秒。カウントダウンが始まったのです。
境内『10秒前ー!じゅー!きゅー……』
俺「今年ももう終わりか……早えなぁ……」
なつき「リョーちんもおセンチになってんじゃん」
俺「うるせー」
境内『ろーく!ごー!……」
俺「…………」
なつき「…………」
俺となつきは、ただ黙って立ち尽くしていました。時が過ぎるのが、これほど遅く感じたのは初めてでした。
境内『にーい!いーち!!!!!!』
うわぁあああああああああああああああ!!
新年になり、湯島天神は大盛況。
俺となつみも、言わずともお互い向かい合って「今年もよろしく」と言いました。
268 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 23:39:28.43 0
そのまま参拝を済ませ、おみくじを引きました。
俺は【大吉】
内容はよく覚えていませんが、金運は『努力あるのみ』、恋愛運が『最高潮でしょう』となってました。
なつきはおみくじを見せてくれませんでした。なんて書いてあったんだろう。
気にしてもしょうがないので、俺たちはそのまま地元へ直帰。なつきは一回家で服を着替え、もう1度合流し、居酒屋で朝まで飲み歩きました。
朝5時くらい。
俺「うー……飲みすぎたー」
なつき「ワタシもー……当分お酒はいいやー……」
俺たちはそう言って家路に。なつきのことが心配なので、家まで送ることに。
なつき「ウチの家族、ママの方の実家行ってるんだよねー。だから誰も居ないんだ」
俺「お前も行きゃよかったじゃん。どうして残ったの?」
俺はそう聞きました。
なつき「アンタが誘ったんでしょー?全くもー……」
どうやら俺の誘いで残ることにしたようです。いい奴だなぁ……。
なつきの家に行くのは初めてでした。
可もなく不可も無く。普通の戸建の一軒家でした。
俺「一軒家うらやましー」
なつき「リョーちんの家は?」
俺「社宅だよ。狭くてしゃーないよ」
なつきは俺の言葉を聞くと、提案してきました。
なつき「上がってく?寝てけば?」
俺は少し考えました。確か今日、叔父さんが来るんだったな……あの人酒飲ましてくるからなぁ……
俺「そうだな。少し寝かして。このままじゃ死ぬ」
なつき「ぷっ、なにそれ。まぁいいか。上がって」
俺「お邪魔しまー」
俺はそう言ってなつきの家にお邪魔しました。
269 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 23:50:52.47 0
なつきの家は、まぁ普通の家でした。
俺は2階に上がりなつきの部屋に。
なつき「ちょっ!?なに勝手に入ってんの!?」
俺「え?だってなつきも寝るんだろ?別に何かするわけじゃねーんだし、一緒でいいじゃん。つか昼に起こして」
なつき「何もしなくても一緒に寝るとかねーよ!」
やべえ。どうにもゆらさんとかの時と同じように振舞ってしまいます。あの人ホント気にしないもんなぁ。
俺「じゃー俺はどこで寝んのよ。リビングはヤだよ?お前の家族が帰ってくるかもじゃん」
なつき「そ…れもそうね。まぁいいか」
意外な程あっさりなつきはOKしました。まさか本当に帰って来ねえよな?
なつき「その代わり、リョーちんは床。アタシがベッドね。分かった?」
俺「分かったから早く寝かして……思考が腐る……」
俺が急かすと、なつきはてきぱきと床に布団を敷いて、俺の寝床を設置しました。
俺はそのままの格好で眠ることに。もうこのさい私服でいいや。早く寝たい、という気持ちが勝ってしまいました。
なつき「じゃあワタシ、お風呂入ってくるから。部屋の中見ないでよ?」
俺「ヴぁーーーーー」
返事にもなっていない返事を返しました。パタン、という音が聞こえ、なつきは出ていきました。
瞬間、俺は立ち上がり部屋を物色。タンスを開けました。
俺「これは……」
ブラ発見。サイズは大体……Cくらいか。あいつ結構胸あんじゃん。ブラを仕舞い、続いて机の引き出し。
そこで俺は衝撃的な物を発見。
俺「…………」
俺にも馴染み深いそれが、箱に入ってました。薄さ0.03ミリ……見なかったことにしよ……。きっとあいつも、ただ興味があっただけに違いない。
忘れて寝よう……俺はそう思い、与えられた布団に入って眠りに就きました。
270 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/30(火) 23:57:28.97 0
バチン!
俺は衝撃と共に目覚めます。
俺「なっ!?なんだ!?」
なつき「起きろオラァーーーーーー!(n‘∀‘)η」
なつきは笑いながら俺の頬をビンタしていました。
俺「なにしやがる!」
俺は寝起きドッキリのような起こし方に若干不機嫌。寝起きは悪いんです。
なつき「だってぇー起きないんだもん。揺すっても摩っても擦っても」
俺「お前どこ擦りやがった!?」
俺は下半身を守るように構えます。なつきは顔を赤くして否定します。
なつき「冗談に決まってるでしょうが!そんなとこ触りたくもないわ!」
あ、そう。でもゆらさんはそんくらい喜んでやるぜ?とは言わないし言いたくないです。
なつき「どうする?これから」
俺「あー?ああ、もうこんな時間か……」
壁に掛けられた据置時計を見ると、時刻は既に12時半を回っていました。
なつき「………………」
俺「……お前は?誰かと約束あんの?」
俺は黙っているなつきに聞きました。
なつき「ミナもかえでもはるにゃんも捕まんないんだよぅ……」
なつきは寂しそうに俯いて言いました。はぁ……
俺「じゃあどっか遊びに行くか。俺も別に絶対帰らなきゃいけないなんてことはないし」
俺の言葉になつきの表情が、パァッ、と明るくなりました。単純なやつ。
271 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 00:07:27.85 I
俺「それじゃあ、そうだな……とりあえず風呂貸して。さすがに入りたい」
なつき「あ、うん。分かった。着替えは?」
俺「仕方ないからこのままでいいか……」
俺の言葉に、なつきは困ったような表情。
俺「風呂入って、一瞬家に帰って着替えてくるよ。そのあと遊び行こう」
なつき「うんっ♪」
俺の提案に、なつきは嬉しそうな声で返事をしました。
なつきの家で風呂を借り、もう1度服を来て、なつきの家の原チャを借りて家に。
家では既に酒盛りが始められていました。俺を巻き込まんとする姉や叔父をなんとか振り払い、服を着替えてもう1度なつきの家へ。
なつきは着替えて、門扉の所で待っていました。なんだこいつ可愛いじゃねえか……。
俺「待った?」
なつ き「ううん。今出たとこ」
なんだこの待ち合わせしてた恋人同士みたいな会話は!俺はそんな気持ちを無視して、とりあえず町に繰り出すことにしました。
俺「といっても、この時期どの店もやってねえよなぁ……」
さすがに元旦で始まっている店は少なく、ゆっくり寛げそうな店はありません。
なつき「もう1回お参り行こうよ♪」
なつきの提案で、地元の神社に初……二度詣でに行くことになりました。
神社は、さすが湯島天神、と思いたくなるくらいに人は少なかったです。
まぁここも学業の神様なんですけど。たしか藤原なんとか……?だったっけか。あまりよく覚えていません。
俺となつきはお参りして、もう1度おみくじを引くことに。
俺はまたも【大吉】内容は、金運【最高 潮】恋愛運【モテモテですね】と書かれていた。ナメてんのか?
当然のごとくなつきはおみくじを見せてくれませんでした。
俺「なんで見せてくんないの?あんまり良くないとか?」
なつき「そ、そうじゃなくて……恥ずかしいじゃん……」
俺「何が?たかが占いで恥ずかしいこととはなんぞ?」
なつき「もーっ!いいじゃん別にぃー!」
なつきがキレました。なんとかなだめて、気に結びそのままスーパーへ。
大手スーパーは開店していたので、そこで酒を購入。さすがに品揃えは少ないですが。
なつきの家に行き、2人で酒盛り開始。
272 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 00:16:15.17 0
酒を飲んでいるとき、結構突っ込んだ話に。
なつき「ねぇー。リョーちんって好きな人居んのぉ〜、にゃはは」
明らかに酔ってますねコレ。
俺「さぁ〜どうだろうね〜……なっちゃんは?」
俺はさりげなくはぐらかし、なつきに意趣返し。なつきは答えました。
なつき「居るよぉ〜……。もうその人大っ好きなんだぁ〜……。まだ告ってはないけどね」
俺「へぇ〜誰々?」
俺は更に情報を求めます。しかしなつきはフフフ、と笑って答えてくれませんでした。
なつき「内緒♪その内分かるだろうしね〜。にゃははは〜」
相当酔ってますねコレ。
その日は遅くまで酒盛りし、俺はもう一泊しました。
次の日、今度は俺がなつきを起こしました。
俺「オラっ!起きろー」
耳たぶを摘んだり弄ったりして起こしました。なつきは
なつき「ひゃぁっっっ!?!?!?!?!?」
と大声を出して飛び起きました。その日はなつきの両親が帰って来るらしいので、俺は昼過ぎまでなつきと談笑して家に帰りました。
了
273 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 00:21:40.93 0
追記
家に帰るとゆらさんが居ました。今帰って来たとのこと。
母も姉も出かけていて、俺とゆらさんの2人で酒盛りをしました。
なつきの家に泊まった事を言うとゆらさんは途端に不機嫌に。
ゆらさん「2人でナニしてたのかなぁ〜?」
ゆらさんのストレス発散に付き合わされて、その日は終わりました。
翌日ケータイを見ると、なつきから【ありがとう 楽しかった】というメールが来てました。
完了
274 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 00:24:58.36 I
もうすでに奥さんオンリーの話ではない件www
でも一応あったことを時系列順にならべてはいます。
今日はもう疲れたので、また明日カキコします( ^_^)/~~~
275 :
おしえて!エロいひと:2012/10/31(水) 07:33:09.34 0
ゆらさんもいいけど、なつきもかわいいねwww
なつきとの展開が楽しみ(●´艸`)
よかですねー
277 :
おしえて!エロいひと:2012/10/31(水) 12:43:13.08 i
今晩楽しみ〜\(//∇//)\
278 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 16:23:36.14 I
>>275 なつきは実際可愛いですけど、なんつーか、友達って感じでした。
11.で進展ありかも!?
279 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 16:30:07.87 0
ただいま。
これから書くので少しまっててね
280 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 20:25:47.18 0
あれ?誰も居ないのかな?とりあえずうp開始。
8.三学期末試験
3学期末付近に起こった全ての出来事のまとめです。
登場人物紹介
俺 高校1年生 助平
なつき 高校2年生 受験生
基本この2人です。
281 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 20:35:52.28 0
ホワイトデーが終わった頃の話。
俺は期末試験に向けて勉強してました。
ある日、夜勉強していると、なつきから電話が入りました。
俺「はい?どしたなつき」
なつき「一緒に勉強会しない?」
俺「なんで?」
全くもって脈絡のない話でした。
俺「そもそも俺となつきじゃ、学年が違うじゃん。どうしろと?」
俺は1年で、なつきは2年です。出題範囲以前からが違います。
なつき「いーじゃーん!1人じゃ勉強する気にならないんだよぉ〜」
俺「孤独を乗り越えろ。そうして人は強くなる。じゃね」
なつき「お願い!なんでも言うこと聞くからぁ〜」
ピクッ。俺のセンサーに面白そうな言葉が引っかかりました。
俺「なんでも?」
なつき「エロいこと以外」
俺「交渉決裂だね。そんじゃ」
なつき「マジで!?何させる気だったの!?」
相変わらずなつきのツッコミはいい感じにキレてました。
俺「まぁいいや。いつやんの?」
俺は本題に入ることに。正直、自分も1人で勉強なんてする気が起きないタイプなので、このお誘いは割と嬉しかったり。
なつき「ん〜。じゃあ来週辺りにうちでどう?」
俺「了解。詳しくは明日学校で」
なつき「んじゃね〜」
そういうことで、なつきと(なぜか)勉強会を開くことになりました。
待ってた
283 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:11:18.59 0
翌週。俺はなつきの家へ。
俺「勉強会っつっても、お互い教え合えるのってないよね」
以前上がったこともあるなつきの部屋へお邪魔した俺は、床に座りながら言いました。
なつき「それぞれ勉強していって、分からないことがあれば教え合うって感じでいいんじゃない?」
なつきは俺の前にコップを置いて、麦茶を注ぎながら言いました。
俺「OK。んじゃ始めますか」
なつき「おー」
そうして俺となつきは勉強を始めました。
数十分後。
俺「じゃーもっかい。せーの」
部屋に響きわたる、ブルース・ロック。ギターの基本中の基本です。
俺のブルースギターに合せ、なつきがアレンジを加えていきます。いわいる、簡単なセッションですね。
なつき「今のいい感じだったね!結構カチッて合わさってた!」
俺となつきは勉強そっちのけで、ギターを弾いていました。いや、そりゃーそうですよ。
はじめは真面目に勉強していたんですが、しばらくするとなつきが集中を切らしてギターを弄り始めたんです。
俺「真面目にやれよ」
なつき「一回弾いたらね〜」
なつきはそう言ってギターを弾き始めます。クラプトンの『ティアーズインヘブン』。俺の好きな曲です。
軽音部に入って、最初になつきに教えたのがこの曲でした。
俺「そこ、違う」
なつき「え?どこが?」
なつきの演奏は、まぁ普通なんですが、細かいところが少しずつずれています。
俺「こうだよ」
俺はそう言ってなつきの部屋にあったもう1本のギターを持って弾きます。
なつき「あ〜。そっか」
なつきは納得したように続けます。そんな感じでセッション開始しました。
284 :
おしえて!エロいひと:2012/10/31(水) 21:15:45.49 0
ノイ: : : : / ,,-==ミヽ、 ,,=='゙゙゙}: : : : : : : : : : : : : :
从 : : : f ´ `ヾゞ、 ィ'゙゙´ |: : : : : : : : : : : : : :
i|: : : : :| _,,,,,,,,,,,, ヽ:::. .::: ,,-─-,,,,、l: : : : : : : : : : : : :
l|: : : : :| ゞ=二{:::::}ニゝ <゙{::::::}ニ≫ヾ、: : : : : : : : : : :
ノ: : : : : } `二二ニ/ .:: \ヽニニ''´ ヾ : : : : : : : : :
/: : : : : :l . . .:: ::. =@ ヾ: : : : : : : : みてるよ
/: : : : : : :|:: / `\ ヾ: : : : : : :
: : : : : : : |::: / ( r、 ,ィ、 )ヘ . . : :::::l: : : : : :
: : : : : : : |:::: / `´ `ー'´ ~ ヽ .: : ::::::|: : : : : :
: : : : : : : |: : :: .::゙ ,,─‐、__,,─、 ヽ . : : :::::゙、 : : : :
: : : : : : : :l: : : : :: -‐弋─----──-、 ...: : : : ::::} : : : :
: : : : : : : : l: : : : : / `''─---─'''´ ` . : : : : :::: ::::::} : : : :
285 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:20:53.16 0
マツコ乙wwwwwwwwwwwwwwwww
>>283続き
俺「結局勉強しなかったな」
俺となつきは部屋のテーブルに突っ伏しました。
なつき「うぅ……リョーちんとなら大丈夫と思ったんだけど……やっぱダメかぁ」
俺「まぁちゃんとやればできそうじゃん。また今度やろうぜ」
なつき「明日はちゃんとやろう!じゃなきゃ何か意味がない!」
俺「明日もやんの?別にいいけど」
3学期の試験期間はバイトは休んでいました。そんな話をしていると、部屋がノックされました。
なつきの妹「おねえちゃん?ご飯だって」
なつきの妹でした。文化祭に来ていたので覚えています。確か中2だったと思います。
なつき「ああ、分かった。どうするリョーちん。食べてく?」
俺「んー、どうしよっか……」
妹「リョーちんのご飯もあるって。食べてきなよー」
どうやらなつきのお母さん、俺の分の夕食まで用意していてくれたらしいです。
俺「んじゃ、食べていこうかな」
妹「やったー♪」
どうにも、なつきの妹に懐かれてしまったようですけど、俺には心当たりがありませんでした。
階下に降りリビングへ行くと、結構豪勢な食事が用意されていました。
俺「すいません、ご馳走になります」
なつきの母「いいのよ。いつもなつき、リョー君にお世話になってるみたいだし、このくらいは」
なつきのお母さんは結構会ったことがありました。文化祭にも来ていたし。
母「なつき、どう?ちゃんと勉強した?」
ギクリと、俺となつきが驚きます。してねえ。
なつき「し、したよぉ。何言ってんのお母さん」
母「でもさっき、ギターの音聞こえたし」
俺「気分転換ですよ!ちゃんとやりましたよ。なっ、なつき」
なつき「う、うん!しないわけ無いじゃんこの時期に」
母「ふぅん……」
訝しんでいましたが、どうやら誤魔化せたようです。
286 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:35:14.29 0
俺「うまっ!このトンカツ凄い美味しいです!」
なつき家の食卓に並んだ俺は、サクサクに揚がったトンカツを頬張りながら言いました。
いや、マジで美味しかったんですよ。
母「ふふっ、ありがとう。そう言ってもらえると嬉しいわ」
なつきのお母さんはまだ若いです。(なつきに)聞いたところまだ35だとか。えーっとそうなると。
18歳でなつきを産んだってことです。若っ!?
母「ところでリョー君」
俺「はひ?(はい?)」
トンカツを頬張っているところを、なつきのお母さんに話しかけられました。
母「なつきと付き合ってるの?」
俺「ごフッ!?」
なつき「お母さん!?何言ってんの!?」
どうして女の人っていうのは(年齢問わず)こういう話を唐突にするのかなぁ!俺はトンカツを麦茶で流し込みながら言いました。
なつき「そういうんじゃないってばぁ……ただの部活仲間!そんだけだよ」
俺が言いたいことをなつきが全部言ってくれたのでありがたかったです。
母「でも最近、なつきずっとそのピアスしてるじゃない。それリョー君に貰ったって言う奴でしょ?」
なつき「なっ!」
それは俺も気づいてました。そのピアスは俺がホワイトデーのお返しにあげたものでした。
なつき「いいじゃん別に!気に入ってるんだから!」
母「へぇ〜そぉ〜ニヤニヤ(´∀`*)」
なつきのお母さんは含み有りげな笑みで微笑んでました。
そんな感じで食事は終了。俺はそのまま帰宅しました。
家に着くと、なつきからメール。
from なつき 題名【違うからね?】
さっきのお母さんの言ってたことは忘れること。OK?
ということらしいので、俺も即効で【OK】と返信しました。
287 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:45:27.74 0
次の日もなつきの家でお勉強。今度はちゃんとやりました。
しかし俺は昨日なつきのお母さんに言われたことが気になってしまい、妙に緊張してしまいます。
俺「なつきさー」
なつき「なに?」
机に向かって勉強しつつ、なつきに言いました。
俺「結構おっぱい大きいよな」
なつき「死ね」
一蹴。まぁそうですよね。更に続けます。
俺「なつきさー」
なつき「なに?」
今度は面と向かって言いました。
俺「引き出しの近藤ってどうしたのアレ?」
俺は正月、なつきの机の引き出しから発見した例のブツの事を聞きました。
なつき「………………っ!?……なっ!?」
なつきは一瞬ポカンとした表情でしたが、すぐに茹でタコのように真っ赤に。
なつき「な、ななな!なんでっ!?」
超動揺してます。俺は畳み掛けます。
俺「マジであんの?冗談だったんだけどwww」
俺はカマを掛けた振りをしました。なつきの目に涙が浮かんでいました。
なつき「……っ!……っ!……ッ!!!(///)」
なつきは無言になって俺に色々投げつけます。顔は更に真っ赤に。俺は更に苛めてみました。
俺「え、マジであるの?ちょっと見せてよ(笑)」
なつき「んなっ!?」
なつきの顔が、真っ赤を通り越して蒼白に。サァァ……という音が聞こえそうなぐらい。
なつき「……………………」
突如無言になるなつき。え?これはまさか……。なつきはすっくと立ち上がり、机へと移動しました。
俺「ちょっ!?冗談冗談!俺が悪かったからもういいって!」
さすがの俺もこれには焦ります。まさか本当に……?
なつきは俺の言葉も無視して、机の引き出しから箱を取り出しました。その箱には、薄さ0.03ミリの表記が……。
なつき「……………………」
再び無言で俺の正面に腰を据えるなつき。俺は近藤の箱を持ったままポカンとしてました。
288 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:49:52.31 0
気まずい沈黙が流れます。ど、どうするべ……?
俺「……これ、どうしたの?」
とりあえずこれを手に入れようと思った経緯を聞いてみました。
なつき「…………興味あったから」
俺「そうっすか……」
ダメだ。これ以上話を続けられる自信がないです。俺は悩みます。
しかし、そんな俺の気持ちを知ってか知らずか、なつきが沈黙を破りました。
なつき「……どう思う?」
俺「はい?」
なつき「ワタシが……女の子がこういうの持ってて、どう思う?」
いや、どうって……
俺「別にいいんじゃん?ないよりかは健全で。あって困ることはないんだし」
俺は以前ゆらさんに言われたことをそのままに言いました。
なつき「そう……だよね!うん!」
なつきは途端、上機嫌に言いました。テンションの不振り幅が激しくてついていけません。
その日はそのまま帰りました。晩飯も誘われましたが、さすがに2日連続は申し訳ないというのと、なつきのお父さんが居たので。
289 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 21:56:29.99 0
それから毎日、なつきの家で勉強し、2人してなんとか試験を乗り切ったのでした。
俺はまぁ、なつきの近藤を追求してからというもの、なんだかちょっと気まずくなってしまったのですが。
なつきは気にしてないようなので、俺も特に気にすることもありませんでした。
続.
ガンバ!
291 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:00:17.33 0
そろそろ次が出来ます。
12時位にはうpできるかも
292 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:26:16.14 0
出来ました。行きます!
9.姉バレ
2年生に上がる直前の、春休みの話
登場人物
俺 高校1年生 スケベ
ゆらさん 専業主婦 3月半ばに21歳に 巨乳
ミサ姉 アパレル 21歳 彼氏なし
以上3名です
293 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:30:02.18 0
3月下旬。相も変わらずゆらさんと仲良く日々を過ごしていた俺です。
俺「来週はどこ行く?」
ゆらさん「ん〜、定番は行き尽くしたからなぁ……」
俺はゆらさんの家で、来週の予定を考えていました。
相談内容はデートする場所。
ゆらさん「近場はダメでしょ〜……でももう大抵のところは行き尽くしたし……これ以上は旅行に行くくらいの計画じゃないと行けないしね……」
お台場、渋谷、原宿……まぁまぁ普通のデート場所は既に遊び終え、どこにするかという話。
俺「別に無理して遊び行かなくてもいいと思うけどね。かわりに金貯めて遠出するかとかでも全然いいし」
俺はなるべく、時間が空いたときはゆらさんと遊びに行くことを心がけていました。バイトは特に心配する必要も無いし。
冬休みの時点で、俺はバイトの数を1個に減らしていました。
ゆらさん「でもさ。やっぱ遊べるときに遊んでおきたいじゃない?旦那が帰って来たらまたしばらくは自由に遊ぶことも出来ないんだし」
ゆらさんの旦那さん(忘れてると思うけど加藤さん(仮名))は、去年の暮れから俺の親父と2人で、愛知に単身赴任に行ってました。期間は1年間なので、今年の11月頃に返ってくる予定です。
俺「まだ半年以上あるじゃん。そこまでカツカツにしなくても……」
俺はそう言いながら、ゆらさんと東京観光雑誌を眺めます。こういう雑誌系で紹介されている東京案内なんて、実際に東京に住んでいる人は行かないものです。
俺も生まれて20年程(現在)経ちますが、未だに東京タワーすら行ったこともないですし。
ゆらさん「……………………」
ゆらさんは俺の言葉に、肩を落として項垂れます。
俺「あ、いや別にゆらさんと遊びたくないってことじゃないよ?たださ、そう毎回毎回遊びに行くなんて面倒じゃん?」
俺は必死にゆらさんを慰めます。
俺「だからさ、たまにはどこにも出かけないっていうデートでもいいんじゃないかな?」
俺がそう言うと、ゆらさんはゆっくりと顔を上げて言いました。
ゆらさん「……それだ」
俺「え?なに?」
ゆらさん「次は1日中、私の家で過ごそう!」
こうして、ゆらさんと1日中家で過ごす、というデートに決まったのでした。
294 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:35:21.15 0
翌週末に、俺は朝からゆらさんの家へ。
つってもお隣、しかもほぼ毎日のようにお邪魔している家なので、特に感慨もなく玄関を開けました。
ガチャガチャ!
アレ?と思いました。俺は毎回、家でゆらさんの家に行く前にメールを出して返事を貰ってから行くので、大体鍵は空いているのですが、その日は何故か鍵が掛かっていました。
俺「どうしたんだ?寝てんのか?」
それはありません。その日も当然メールで、【今から行くよ】的なメールを出して、ゆらさんの返信を待ってから家を出ました。
なので起きているはずです。しかし、鍵はかかっている。なんなんだろう、と思って、俺はインタフォンを鳴らします。
ピンポーン、という音が、扉の向こうから聞こえてきました。しばらくして呼び鈴のところから、『はーい』という可愛らしい声が聞こえます。
俺「俺だよ〜」
と言いました。すると『はいはーい』と言って内線が切れます。トトト、という足音が聞こえ、玄関の扉が開きます。
俺「やっと開いた〜。どうしたのかと……――」
俺は言葉を失います。
そこに居たのはゆらさんですが、しかしいつものゆらさんではありませんでした。
まず髪型。ゆらさんはいつもストレートの黒髪を下ろしっぱなしにしてます。しかし今日はポニーテイルにしてました。
服装。冬場のゆらさんは、大体いつも防御力の高い厚手のセーターを着ています。しかし、今日は何故か布のうっすい白のキャミソール。
そして下は、超絶短いスカート。しかもヒラヒラしているようなものではなく、スーツ地っぽい感じのピッチピチのスカートでした。
さらにその上からエプロン着用。可愛らしいハートマークが、お腹の辺りにプリントされた、まさに初々しい感じのするエプロンでした。
一瞬見ただけでは、まず裸エプロンだと勘違いしてしまうでしょう。
俺「……えっ、と」
俺は見るからに戸惑ってましたが、しかし次のゆらさんの一言で更に混乱してしまいます。
ゆらさん「おかえりなさい、あなた♪」
俺「はいっ!?」
俺は素っ頓狂な声を出しました。が、即座にゆらさんに腕を掴まれて室内に引きずり込まれてしまいました。
俺「ちょっちょちょ!?なにこのシチュ!?ドッキリか?」
未だに混乱しっぱなしの俺に、ゆらさんは静かに説明してくれます。
ゆらさん「今日は私とリョー君は、『新婚さん』なの♪」
俺「新婚さん?」
俺は言葉の意味が分からず、キョトンとしてしまいます。
295 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:42:50.03 0
ゆらさん「そ。今日は私のこと『ゆら』って呼ぶようにね。間違えたらオシオキだから♪」
ゆらさんはそう言って振り返り、リビングへと去っていきます。
えーとこれはつまり……。『新婚さんゴッコ』というやつか?そういうプレイか?
まぁそこまで思い至ることのできた俺は凄まじく聡いと思います。結構ガチで混乱しますよコレ。
俺は靴を脱いでリビングへ。こもるような熱気が部屋を包んでいました。
俺「暑っ……暖房かけすぎじゃない?」
俺の言葉にゆらさんは答えます。
ゆらさん「今日は2人で薄着で過ごすの。その方が面白いでしょ?」
なるほどね。ゆらさんは俺をいじめたいと見える。薄着になればその分、ゆらさんの色んな部分が見えるわけで。
当然ながら俺も男。反応してしまうでしょう。それをみてゆらさんは楽しもうとしている、というわけですな。
俺「まぁいいんだけどさ……それにしても暑い……ゆらさん、飲み物――」
とまで言ってハッ、とします。さんづけしちゃった……。
ゆらさんはイヤラシイ笑みを浮かべて俺に近寄ります。
ゆらさん「ばっつげーむ♪」
ゆらさんはそう言って、俺の首に両手を回し固定。え?ちょっ待っ……
ゆらさん「ふぅーーーーーーー」
俺「ああぁぅぅぅふぁあああああ……」
耳に息を吹きかけられました。まさかこれが罰ゲームか!?
ゆらさん「ふふっ。罰ゲームごとにどんどんキツくなっていくからね♪」
そう言ってゆらさんは麦茶を持ってきてくれました。これはキツイ……!早速俺の息子が……!
俺はそのままソファに腰掛けます。暑いので重ね着していた服を脱ぎ、半袖に。
ゆらさんはソファの前のテーブルにお菓子を置き、俺の隣へ。
エプロンを外していて、その大胆な服が露になっています。特にその大きな胸がキャミソールの布地をお仕上げて、それはもうイヤラシイことイヤラシイこと。
直視できずに正面のテレビを見つめていると、ゆらさんが俺の肩に寄り添ってきました。
俺「……なんだか今日は大胆だね……」
ゆらさん「そうかしら?うふふっ」
ゆらさんは俺の腕にその大きな胸を押し付けながらに言いました。
え、ちょっと待てよ……?この感触は……!?
ゆらさん、ノーブラでした。
296 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:47:37.74 0
俺「ゴメンっトイレ!」
俺はそのまま前かがみにトイレへ直行。情けない……。
しかしこのままではゆらさんにいいように弄ばれるのがオチ。なにか手はないかと悩みます。
そう言えば……。1つ、ゆらさんの提案していないことがあったので、それを提示してみることに。
俺はトイレから出て、再びゆらさんの隣へ。茶をしばきつつ。ゆらさんに言いました。
俺「ゆらさん。今日は俺のこと名前で呼ぶの禁止ね」
ゆらさん「バッツゲーム♪」
しまったァぁあああああああ!油断していた!俺の馬鹿!と自分を責めてももう遅い。
ゆらさんは俺の正面に回り、俺に乗りました。体位的に言えば対面座位という感じの体勢。
ゆらさん「お・し・お・き♪」
そう言って俺の耳を……ペロリ。
俺「ぅおわぁああはあはあ……」
ぺろぺろぺろぺろ……2分ほど舐め続けます。先程の息吹きから、一気にレベルアップしたんじゃないでしょうか?
ゆらさん「ん、おしまい。それで?名前呼ぶの禁止って?」
ゆらさんは座位の状態のまま俺に言いました。
俺「そ、そう。もし言ったら罰ゲームね。OK?」
ゆらさん「いいよ♪じゃあなんて呼べばいい?」
ゆらさんは未だ座位の態勢を変えず、言いました。そろそろ俺の息子も限界です。てかワザとグリグリしてるな?
俺「そうだな……じゃあ、『ご主人様』で」
ゆらさん「おっけー。ご・しゅ・じ・ん・さ・ま♪」
これは俺の負けでしょうか?しかし言ってしまった以上、もう後には引けません。
俺「なにするよ?1日中家に居るんでしょ?」
ゆらさん「どうしましょうか、ご主人様」
俺「……………………」
うぁーーーーーー背中が痒いよぉーーーーーーーー!
後悔先に立たずとはよく言ったもので、今の俺は正にそれ。恥ずかしくて死にそうでした。
しかしゆらさん、どうにも罰ゲーム受けてくれそうにないな……どうやって貶めるか……。
そんな事を考えつつ、とりあえず映画を見ることに。
『タイタニック』
結構好きな映画です。
297 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:52:23.83 0
ゆらさん「グスッ……」
映画も終盤に差し掛かり、ジャックが海に沈むシーン。俺もちょっと泣きそうでした。
最後にローズおばあちゃんが眠りに就き、そのまま夢の世界でみんなに祝福されてジャックと再開したシーンでゆらさん崩壊。
手で目を擦りながら泣いています。
俺はそんなゆらさんにティッシュを渡しました。
ゆらさん「ありがと、リョー君……!?」
よっしゃ!してやったぜ!
俺「ハイ罰ゲーム♪」
俺はそう言ってゆらさんに目を瞑るように命令。
ゆらさん「……………………」
ゆらさんは緊張した面持ちで唇をキュッ、と引き結んで、罰ゲームを待って居ました。
俺はそんなゆらさんの首筋にちゅっ。
ゆらさん「ひゃぁうっ!?」
突然の刺激に、ゆらさんはビクンと体を弾かせます。
ペロペロペロペロ……
5分ほど舐め続けました。舐め終わり体を離すとゆらさんはクテッ、と体を脱力させ、ポーっ、としていました。
顔を紅潮させ、目がトロン、としています。
俺「ゆら、何飲む?」
俺は立ち上がりキッチンへと向かいます。ゆらさんはしばらくぼーっとしていたので、とりあえず麦茶を出しました。
ゆらさん「………………」
火照った体を冷やすように、ゆらさんはお茶を一気に飲みました。
俺「次はなに見ようか……」
そう言ってテレビの下の収納スペースのDVDを物色。既に勝手知ったる〜というやつです。
俺「何が見たい?」
ゆらさん「なんでも……いいよ。リョー君の見たい奴で……あ」
罰ゲーム確定。やべえこれ楽しい。俺はそう思い始めていました。
298 :
あんたちょっと名無しさん:2012/10/31(水) 23:59:06.81 0
罰ゲームはくすぐり。ただくすぐるのではなく、ゆらさんの性感帯を中心に、触れるか触れないかのギリギリの所で責めました。
ゆらさん「んんっ……ひゃっ……くぅ……」
ゆらさんをリビングのテーブルの横に寝かせ、手を這わせます。触れているのか触れていないのか、俺にも分からない位の感じで。
胸も触ります。しかし、乳房だけに留めて、乳首にはノータッチ。絶対に触れませんでした。
するとどうでしょう。ゆらさんのキャミの下から、ピンク色の綺麗な乳首が段々と盛り上がりを始め、とうとうビンビンに。
これはエロイ。しかし触らない。どころか、乳首が立った後、絶対に胸は触らないように責めました。
内もも、膝の裏、鎖骨、首筋、うなじ、耳……。
10分程攻め続けると、とうとうゆらさんが泣き出しました。
ゆらさん「も、もうダメ……おかしくなる……」
そう言って仰向けの状態で体をもじもじとうねらせています。
俺「何が?どこがおかしくなるの?言ってみて?」
俺、ドS心に火がつきました。言葉攻めの開始です。ゆらさんは顔を紅潮させて、目に涙を浮かべて言いました。
ゆらさん「あ、あそこがもう……我慢できない……///」
ゆらさんは足をキュッ、と締めました。
俺「ちゃんと言わなくちゃ。どこが我慢できないって?」
最早羞恥プレイです。ゆらさんは手で両目を覆い、恥ずかしさに耐えるように言いました。
ゆらさん「私の……、んこ、が……もう……」
俺はゆらさんの両手を引きはがし、目を見て言いました。
俺「聞こえないから、ちゃんと目を見て言ってよ。どこが我慢できないって?」
両手を左手1本で押さえ込んで、右手は未だにゆらさんの性感帯を刺激。
ゆらさんはとうとう、大粒の涙を零しながら言いました。
ゆらさん「私の……っ、お、まんこ、が……もう……我慢できません、ご主人様ぁ……」
プツリと、自分の中の何かが切れる音が聞こえました。
俺はそのままゆらさんの上に乗っかるように、キスをしました。激しいのを。
ゆらさん「……っん!……んーーーーーーっ!んーーーーーーーっ!!!」
ゆらさんはキスをした直後、体を弾ませました。大きな胸がブルンと揺れて、俺の胸に押し付けられました。
俺「……キスでイくなんて、さすがゆら。エッチだなぁ」
ゆらさん「……はっ…はっ…だ、だって……」
俺は大粒の涙を流すゆらさんの胸を、服の上から揉みしだきました。
299 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:05:52.59 I
同時にスカートの中へ手を突っ込みます。既にぐしょぐしょで、前戯も必要なさそうです。
それはゆらさんのパンツを脱がし、スカートを捲り上げて少し弄ってみました。
俺「すげー濡れてる……意地悪されて興奮してたんだ」
ゆらさん「ち、ちがっ……ぅ……」
ゆらさんは必死に否定しますが、そのたびにゆらさんの秘部はヒクヒクと動きます。
俺「ふーーーーーーーっ」
ゆらさん「ひゃぁあああ!?」
息を吹きかけると、ゆらさんの体がまたも跳ね上がります。
俺は自分のズボンを脱いで、近藤を装着し、挿入体制に。こんだけ濡れてたらもう必要ないだろう。
俺「入れるよ?」
ゆらさん「…………(コク)」
静かに頷いたゆらさんのオメコに、俺のティン子をゆっくりと… …入れない。
ゆらさん「……え?そんな……」
ゆらさんのオメコに擦りつけるように、俺のティン子を擦り合わせます。
俺「ん?なんだかあんまり欲しそうじゃないからさ。欲しいんだったらちゃんと言いなよ」
ゆらさんの顔が、なんだか絶望の淵に立たされた少女のような表情になりました。涙を流し、悲愴な表情は俺の嗜虐欲を増加させます。
ゆらさん「わ、私の……おま、おまんこに……りょ……ご主人様の、それを、入れて……」
さすがにチンコ、とは言えなかったようなので、まぁ及第点としました。
俺「よくできまし……った!」
ゆらさん「!?っっっ――――――〜〜〜〜〜〜〜っっっ」
ズンッ!と勢いよく奥まで挿入。ゆらさんは体を仰け反らせ、しばらくイっていました 。
300 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:11:14.13 I
俺「そろそろ動くけど大丈夫?」
ゆらさん「……あ、…はっ…はっ…はっ……」
返事がないのでしょっぱなからラストスパートの勢いで突くことに。正直俺も直ぐにでも出したいくらいでした。
ゆらさん「…っ!?ぁ、あぁあああああっ!あああああ!い、あああああ!ダメダメダメイっちゃ…イクぅ!」
ゆらさんの体が一際硬直したかと思うと、まるで電気が通ったかのように一気に弾けました。
同時に俺も射精。なんだかいつもより量が多い気がしました。随分長い間出てました。
ゆらさん「あ、あはっ……は、は、は……んぅ……」
ゆらさんはしばらく声をかけても反応がありませんでした。そこまで気持ちよかったのか……。
なんか癪なので、俺はゆらさんのオメコに指を挿入 。
ゆらさん「え?んぁっ!?ダ、メぇ……」
そう言われると虐めたくなります。俺はそのままゆらさんの中を掻き回します。同時にクリも攻撃。剥いて、舐め尽くしました。
ゆらさんはそれだけでもう1度イってしまいました。その後ぐったりと眠りに就いてました。
その日の夜。俺はゆらさんと飯を食いに行くことに。昼間のプレイで、ゆらさん、腰が痛くなったそうです。
ゆらさん「あんなに激しくするから……」
外でそういうこと言うのはやめてください。行きつけの居酒屋に入る直前、ミサ姉から電話が入りました。
ミサ姉『もしもし?あんた今からヒマ?』
俺「これからゆらさんと居酒屋。どうしたの?」
ミサ姉『あ、そうなんだ。ちょうどいいや。私もすぐ行くから待ってて』< BR>俺「、分かった」
俺は電話を切り、ゆらさんにミサ姉が来ることを告げ、2人で待つことに。
十数分後。ミサ姉がタクシーに乗って現れました。
ミサ「待った?」
俺「待ったよ」
ゆらさん「全然♪お疲れ様」
三者三葉の言葉を交わし、居酒屋へ。
俺「それじゃー、お疲れ様!」
ミサ&ゆらさん「おつかれさまー♪」
こうして3人で飲み始めました。
301 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:15:12.93 I
しばらくして酒が進み、結構砕けた話へ。
ミサ「ていうかリョウ。アンタ彼女作んないの!?その年で1人身なんて淋しいわよ〜?』
俺「っせ。テメーこそ早く彼氏作れや」
ミサ「私は大丈夫。結構言い寄る奴居るしねん♪」
そんな感じでピロートークに突入。
ミサ「アンタさー。もうエッチは済ませたの?」
俺「……何よ急に。兄弟でする話でもなくね?」
そこにいる人で済ませました、なんて、口が裂けても言えません。
ミサ「ふーん……その反応はすでにヤったな?」
昔からミサ姉は勘が激鋭いんです。それでなんど痛い目見たことか……。
ミサ「ゆらちゃん。コイツの初体験誰か知ってる?教えてよ〜」
ミサ姉はなんと、よりにもよってゆらさんに――当の本人に確認 しだします。
ゆらさん「さ、さぁ……私も聞いてないから」
ゆらさんは少し緊張した顔ではぐらかしました。
ミサ「ふぅん……」
何やら納得していない顔。これはマズイ。
俺「ミサ姉!次何飲む!?」
俺はそう言って話を変えることに。
ミサ「ん〜。じゃあ梅酒ソーダ」
俺は店員を呼び止め、梅酒のソーダ割りを注文。とりあえずこの場は誤魔化せたようです。
302 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:18:18.67 I
飲みは深夜まで続きました。
ミサ「はぁ〜…飲んだ飲んだ」
既に俺たちの他には客が2・3組ポツポツとしか居らず、店も締めの時間に差し掛かっていました。
俺「ていうかこんなに飲んで明日大丈夫なんか?仕事は?」
ミサ「へっへ〜。明日は休みなのだァー」
ピース。超嬉しそうです。
ゆらさん「それじゃあ、もうお会計しちゃおうか」
俺「そうだね……はいコレ、よろしく」
俺はゆらさんに財布を手渡します。女に奢られるほど落ちてはいません。全額俺持ちです。
ゆらさんは俺の財布を受け取って。
ゆらさん「はい、行ってきますご主人様」
と言いました。
ミサ「ねえ。今なんでリョウのことご主人様って言ったの?」
俺「さぁ。気のせいじゃない?」
やべえ えええええええ!これマジでやべえ!どうやらゆらさん、昼間の癖が抜けていなかったようです。言った後も気づいてないし!
ミサ「ねえリョウ……。あんたまさか……」
ミサ姉は静かに言いました。
ミサ「ゆらちゃんとヤってないでしょうね?」
俺「んなわけねえじゃん!?何言ってんの!?」
俺は超必死になって弁解します。さ、さすが俺の姉ちゃん。目ざといぜ……。
ミサ「んー、でも最近、アンタたち仲いいじゃん?1年くらい前からかな?丁度アンタがお父さんと喧嘩したときくらいから」
やべえ!この人やべえ!どんだけ勘いいんだよ!俺は必死に否定の言葉を探します。
ミサ「そんくらいから、アンタ、ゆらちゃんとしょっちゅう出かけてるじゃん?みんな気にしてないけど、 なんか仲良すぎじゃね?とか思ってたんだよね」
俺は言葉を失います。これは……もう無理かも……
ミサ「クリスマスだって、お互いに違う人と箱根行く、って言ってたけど、実は2人で行ってたり?」
俺「そ、そんなわけないじゃん。え何?ミサ姉は俺とゆらさんが不倫してると思ってんの?」
ミサ「うん」
うんってアンタ。
303 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:22:17.32 i
ミサ「まぁ別にどうでもいいんだけどね、不倫してようがしてまいが」
俺「え?」
ミサ姉の言葉に、俺はキョトンとしてしまいました。
ミサ「別にお互いがそれでいいって思ってんなら、それでもいいと思うのよ。私も経験ない訳じゃないし」
なんとミサ姉、不倫経験あるそうです。初耳だ……。
ミサ「ま、あんたらがどう思ってようが、私には関係ないって事。好きにすることね」
なんと放任宣言来ました。俺とゆらさんの不倫事実が嘘であれ真であれ、ミサ姉は気にしないと、今言いました。さすがドライ。乾いてます。
俺はその日、ミサ姉を家まで連れて帰り、ベッドに寝かせたあと、ゆらさんにその話を包み隠さずに話しました。
ゆらさん「んー。ミサちゃんなら多分気づ いていると思ってた。だって頭いいんだもん」
とか言ってましたよ。だったら最初からそう言えよ。それなら俺だってこんな緊張せずにすんだっつーの。
その日はゆらさんの家でお泊りしました。久々にエッチナシで、2人で抱き合うようにして寝ました。
結局、ミサ姉は次の日以降何も言うこともなく、この話は終わりました。
以上、姉にゆらさんとの関係バレそうになった話
これにて
了
304 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/01(木) 00:29:10.25 I
よっしゃ書き終わった!
今日はもう寝ます!
明日はバイトなんでそんなに書き込めないとは思います!
一応夜に一回顔出します。
でわでわ( ^_^)/~~~
305 :
おしえて!エロいひと:2012/11/01(木) 17:51:49.94 i
まだかな?
307 :
おしえて!エロいひと:2012/11/01(木) 23:38:03.16 0
おいおいどうした
309 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/02(金) 00:49:17.10 i
310 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/02(金) 01:01:21.93 I
ただいま(・ω・)ノシ
311 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/02(金) 01:50:05.20 0
うぅ……やっぱ今日は無理だ……眠すぎる……。
なので寝ます。すいません。
一応、明日もスレチェックに来ますので、それではGOODNIGHT
312 :
おしえて!エロいひと:2012/11/02(金) 16:56:37.14 i
313 :
おしえて!エロいひと:2012/11/03(土) 01:56:15.66 O
はやくぅ〜ん
314 :
おしえて!エロいひと:2012/11/03(土) 08:53:49.06 i
これだけ詳細に書いて旦那にばれないのかね??
315 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/03(土) 10:29:59.01 I
おはようございます。
>>313 すいません、これから出なきゃならんので、夜に一回顔出します。
>>314 加藤さんは、ネットやらないんですよ。
ゆらさん宅にパソコンはありますけど、仕事用でネットに繋がってないんで。
ゆらさんもパソコンやらないというか、そもそも機械オンチw
316 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/03(土) 14:23:39.37 i
なつきと一緒によみうりランド行ってきました
しかしバイトでもう帰宅せな…
317 :
おしえて!エロいひと:2012/11/03(土) 19:24:53.29 i
なつきカワユス
なつき
あいしてる
俺と
321 :
おしえて!エロいひと:2012/11/03(土) 23:28:00.58 O
お前は…
322 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 00:33:04.55 i
ただいもwww
写メってどうやって貼るんだろ?
323 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 00:46:37.68 i
おかえり〜
おかえり〜、待ってました。
文章書く画面で写真アップのコマンドあるよ。
325 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 00:47:41.98 i
たぶんアップローダーで写真UPして、リンク貼るんじゃないかな?
2ch常連じゃないからわからないやw
まだかな〜w
しかも写メ期待しちゃっていいの?w
327 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 00:58:34.02 I
>>324-326 詳しくありがとう。
写真は期待するようなもんじゃないです。
なつきを1人でヒュー↑ストンに乗せて下から撮ったやつなんで。
一応顔バレはかわいそうなんでww
イェーイw
329 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 01:08:57.02 I
飯食って来ます。
330 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 01:10:13.99 i
((((;゚Д゚)))))))今から?ww
331 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 01:12:08.92 I
家でねwww
さすがにハングリーです。
332 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 01:30:18.11 0
うp分からんwwwww
マジどうすればいいんだ?パソ初心者バロスwww
333 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 01:32:11.56 i
iphoneで見てるからPCわからんw
何とかしてちょw
334 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 01:47:56.85 0
まぁいいや、うpダリ。
ゴメスwww
335 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 02:13:34.10 0
今書いてます。
17歳のGWの時に行ったよみうりランドの話です。
そもそも今日よみうりランド行ってきたのは、この話を一昨日書いていて思い出したからです。
も少しで書き終わります。しばしお待ちお
336 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 02:48:15.05 0
出来たんで投下開始。投下し終わったら寝ます。
10.2年のGW
2年生の時のGWのお話。
出てくる人。よみうりランドでのお話。
俺 高校2年生 4月で17歳になった
なつき 高校3年生 受験生
以上でし(´・ω・)ノシ
337 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 02:52:04.09 0
なつき「リョーちん♪」
放課後、部活を終えて帰宅する途中、電車内でなつきが話しかけてきました。
俺「なに?」
俺はイヤホンを片方外し、なつきに言いました。
なつき「遊園地行かない?」
俺「遊園地?どこの?」
なつき「どこでもいいけど……近場がいいかな」
俺「よみうり?」
地元近くによみうりランドがあります。結構有名かと。ドラマの撮影なんかにも使われますし。
なつき「いーね、よみうりランド!行こうよ!」
俺「別にいいけど、いつ?」
なつき「来週からゴールデンウィークでしょ?その辺に行かない?」
俺「いいよ。他には誰か誘うの?」
なつき「んー…、」
なつきは少し考え込みました。
なつき「ミナもかえでも勉強忙しそうだし、2人で行かない?」
俺「分かった。そんじゃ、詳しい日取り決めようか」
そんな感じに2人で遊園地に行く事になりました。
338 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 02:58:25.30 0
GW2日目。俺となつきは地元駅前に集合。そのまま各駅電車で揺られることおよそ10数分。
よみうりランド前駅到着。
2人でロープーウェイに乗り込みます。偶然にも、俺たちの他に乗車客は居らず、2人きりでの時間でした。
なつき「あーっ!みてみて東京タワー!見えるもんだね意外と!」
なつきは大はしゃぎしてました。受験生なので、恐らく最後の息抜きにとでも思っているんでしょう。
俺「都庁も見えるな。結構ハッキリ」
そんな会話をしつつ、到着。受付でフリーパスを2枚購入し、入場しました。当時は、服に貼っ付けるタイプのワッペンでした。
なつき「子供のころに来た以来だから、結構久しぶりかも〜」
なつきは園内入ってすぐの大階段を降りながら言いました。
俺「俺もそんなとこかな。ここ最近は忙しくて来てないし」
なつき「じゃー、今日はめいっぱい遊びましょー」
俺「おー」
テンションを上げてまず最初のアトラクション。
バンデッド。入口降りてすぐの正面に見えるジェットコースターです。
俺「あれ乗ろうぜ」
なつき「………………(フルフルフル)」
顔を横に振ります。あれ?なんか面白そうなので俺のセンサーに反応が……。
俺「なぁ、行こうぜ」
なつき「ムリムリムリムリヤダヤダヤダヤダぁーっ!」
嫌がるなつきの腕を無理やりつかんで、俺は引きずるようにして引っ張りました。
というかこいつ、絶叫系ダメなんだな。結構意外でした。活発そうなイメージなので、こう言った乗り物はオールOKなのかとばかり思ってました。
なつき「うぅ〜……本当にダメなんだってば!おしっこ漏れちゃう!」
俺「トイレに行ってきなさい。というか年頃の女子がおしっこ漏れるとか言うな」
俺はなつきの腕を引っ張って、無理やりに列に並ばせます。
なつき「うぅ……やっぱ来なきゃよかったぁ……」
俺「何言ってんの。誘ったのはお前じゃんか」
なつき「言い出したのはリョーちんだよっ!!」
俺はなつきの後ろをガード。目を離した隙に逃げられないようにするためにです。
339 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:04:04.50 0
俺「大丈夫だって。結構平気なもんだよ?怖くない怖くないww」
なつき「リョーちん楽しそうだね……ワタシが嫌がること大好きだもんね……」
ガックリと肩を項垂れて、なつきは言いました。ここまでしおらしくなったなつきを見たのは初めてでした。
なつき「うぅ……」
なつきは胸の前で両手を、祈るように握っています。カワええ……。
10〜15分ほど並び、やっと俺たちの順番が回って来ました。
しかも先頭。俺が前回の発車のときに断ったので、先頭になったんですwwww
なつき「余計なことを……」
俺「だーいじょぶだって。ほれ、レバー下げれば動かないし」
俺は観念したなつきをなだめます。しかしなつきは未だ緊張の中から抜け出せない模様。
なつき「うぅ……嫌だよぅ、怖いよぅ……うぅ……」
レバーにしがみつき、目をつむっているなつきを見て、不覚にもキュンキュンしてしまった俺でした。
ブーーーーーーーーーーーーーーッ!とブザーが鳴り響き、ガタタンッ!と列車が動き出します。
なつき「うぅうぅうぅうぅうぅ……怖い怖いもうヤダもうヤダもうヤダお願いリョーちん助けて……」
なつきはそう言って、レバーを握っていた手を離し、俺の手を掴んできます。でもなんというか、痛い。
力入れすぎです。折れそうです。
しかし、俺も全能ではありません。1度固定されてしまった以上、逃れるすべはないのです。
俺「大丈夫、俺の手握ってりゃ直ぐ終わるよ」
なつき「うぅうううう……分かった(´・ω・`)」
なつきは観念したように、俺の手を優しくキュッ、と握ります。
なつきの手はあったかかったです。
340 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:09:54.36 0
なつき「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???」
レールが登り始めた時のなつきの叫び声www全然大丈夫じゃねえやww
なつき「ヤダヤダヤダヤダヤダ死んじゃう死んじゃう死んじゃう死んじゃうーーーーーーーっ!!!!」
頂上に着いた時のなつきの叫び声。
俺「……bふふっ……」
笑い出しそうになるのを必死にこらえる俺。ホント、なつきは飽きない奴です。
俺「あ、ほら都庁見えるよ」
なつき「いやーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!???」
聞いちゃいません。そしてトロッコが落ち始めます。
俺「うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおッッッ!!!!ひゃっほォォォぉぉぅ!!!!」
俺はこう言う絶叫系大好きなんです。大はしゃぎ。しかし隣のなつきの観察も忘れません。
隣に目を遣ると、なつきが
なつき「――――――――っ!!―――――――――っ!」
声にならない声を出して、目をギュッ、と瞑りながら俺の手を必死につかんでいました。
可愛いなぁ、と余裕のある俺は少しいたずらを。
俺「うおおおおおおおおおおおおおお!」
なつき「!!!!やぁああああああああああああああああああああ!!??」
俺はなつきの手諸共、両手を上に高くかざしました。なつきは俺のその行動にようやく声を出して絶叫し、俺の手をたぐり寄せるようにして両手で掴みました。
そうしてバンデッドは終了。
なつき「一生乗らない……」
恨み言を俺に吐いて、なつきはぐったりとベンチに腰掛けました。
俺「まーまーww折角遊園地来んだし、こういうの乗らなくちゃ」
俺はなつきにオレンジジュースを買ってきて渡します。なつきはしずしすとそれを受け取りながら言いました。
なつき「ワタシ本当、ああいうのダメなんだって……おしっこ漏れそうになっちゃった……」
俺「トイレに行け」
なつきはトイレに行きました。
341 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:20:04.13 I
次に選んだのはSLコースター。
なつき「これなら規模小さいし、意外と大丈夫かもwww」
俺「……そーかそーかwwそれはよかったな(ニヤニヤ)」
SLコースター……。それはよみうりランドでも、有数の、「大丈夫に見えて意外と怖い」系No.1に輝く乗り物です。
これが意外と、本当に怖いんですよ。線路は短いから時間的にはそんなたいしたもんじゃないですけど、しかし速度が意外と速いんです。
あと、線路がガッタンガッタンなる感じが本当に怖いですね。地面スレスレを滑走するときなんかも、金玉ヒュンってなります。
なつき「いやあああああああああああああああああああああああ!!!」
案の定、なつきは開始5秒で絶叫。
俺「わははははははははははははっはははは はははははあははは!!!」
こうしてSLコースター終了。なつきはもう本気泣き。エグエグと涙を拭っています。
俺「ほらほら、もう大丈夫wwだからそんなに泣くなって」
俺はなつきの背中をさすりながら、なだめました。
なつき「うっく……ふぇぇ……」
なつきは小さい子みたいに泣きじゃくります。幼児退行かっつのwww
俺「休憩がてら、クレープでも食おうよ。奢るからさ」
俺がそう言うと、なつきはようやく泣くのを止め、小さく頷きました。
俺はそんななつきの手を引いて、園内のクレープショップへ行きました。
なつき「見て見て!いっぱいあるー!わー、どれにしよう!!!」
クレープショップの前で、商品が書かれたフリップを見て、なつきは元気になりました。マジか よコイツ。嘘泣きだったんじゃあるまいな?と思ってしまうほどの変貌ぶり。
俺「俺はチョコバナナクレープ。なつきは?」
なつき「じゃぁー……チーズケーキクレープ!!」
期間限定のクレープ(ちょっと割高)を選び、なつきは満面の笑みを浮かべました。
俺「じゃあ買ってくるよ。どっか席……」
とまで言いかけた所で、なつきは言いました。
なつき「おごってもらうんだし、ワタシが買ってくるよ。お財布貸して♪」
342 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:22:20.02 I
俺はなつきに財布を渡し、端っこの、日の当たる席に座りました。向かい側のゲームコーナをぼんやりと眺めつつ、しばらく待っていると
なつき「おまたせー」
なつきが帰って来ました。俺に財布を渡し、俺の右隣へと座ります。
俺「サンキュ。俺これ好きなんだよねー」
チョコバナナクレープ。子供の頃から俺は、クレープ買うなら必ずこれです。
なつき「それおいしそー」
はむはむとクレープの端の方をかじりながら、なつきが言いました。
俺「ちょっと食う?」
なつき「いいの?ありがとー……はむっ」
パクリと、俺のクレープを、一気に半分以上も口に含みやがりました。
俺「ああああああああああああっ!!!!????おまっ……おまっ!!!!!!」
なつき はもごもごと口を動かし、やがて、ごくん、と飲み込みました。
なつき「おいしー♪」
口周りに大量にホイップをつけたなつきは、満面の笑みで言いました。コノヤロウ……
俺「お前のもちょっと寄越せ」
俺がそう言うと、なつきはなんの躊躇もなく、クレープを差し出しました。
俺はそれを、半分以上口に含み、そして
俺「ぐっ!?ゲホゲホっ!」
むせました。なつきはそんな俺を見て、ケタケタと快活に笑いました。
俺は復讐を誓いました。
343 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:28:17.17 I
俺の誓った復讐、それは――『よみうりランドの乗り物全制覇』でした。
多分これが最も最適でしょう、と、俺は判断しました。
まず小手調べに、『スペースシップ』
宇宙船の乗り物に乗り、回転していく、『ヴァイキング』の様な乗り物です。
なつき「……………」
俺「ニヤニヤニヤニヤ」
俺はなつきの腕をがっちり固定し、身動きできないように。
この『スペースシップ』端の方が怖いです。滞空時間と、回転距離が一番長いので、嫌いな人間には相当精神に来るでしょうwwww
なつき「…………ぃゃ……」
乗り込む際、か細い声で言うなつきに、俺は容赦もせず、無言で背中を押します。
なつき「ぃゃ……ぃゃ……!」
シートに座り、体をレバーに固定されるなつき。し っかりと俺の手を握りつぶします。痛い。
しかし、この痛みの向こうに、面白い出来事が待っているかと思うと、ワクワクすっぞ!
俺「ニヤニヤニヤニヤ」
俺はもう満面の笑み。なつきの嫌がる顔は最高のオカズに……あ、いえなんでもありません。
なつき「……ね、さっきはゴメンだからもう許して……?」
俺「ニヤニヤニヤニヤ」
ブーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!
なつきの嘆願も虚しく、無情にもブザーが鳴り響きます。
なつき「…ヒッ…」
小さく悲鳴を上げ、なつきは体を強ばらせました。そして
なつき「いやぁあああああああああああああああああああああああ!!」
再び絶叫のなつき。最高に面白いです。
344 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:39:32.30 I
なつき「うぅ……」
スペースシップを乗り終え、元気のないなつきの手を引くように、俺は次の拷問へ。
『ホワイトキャニオン』
もはやよみうりランドの代名詞とも言えるこの白いジェットコースターは、他の絶叫系とは格別に違います。
まず、痛いです。がたがたと左右に振られるように、骨組みである材木が揺れ、通過するたびに体が揺さぶられます。
頭を左右のクッションにぶつけながら、次に戦うのはその速度。時速100キロ(だったかな?)位の速度で滑走します。
次の恐怖が、『手を挙げられない』です。
ホワイトキャニオンのその白い木の骨組みは、ジェットースターの通過道を囲うようにして配置されています。手を伸ばせば届く距離に。
つまし手を伸ばすと腕が 吹っ飛ぶという、まさに恐怖のジェットースター。それになつきを伴って乗り込みます。が
なつき「いやいやいやいやいやぁーーーーーーーーーーーーー!!!!!」
なつきは自動販売機にしがみつき、断固拒否。これは困りました。
なつき「絶ッッッッたいヤだ!!!!ぜぇっっっっっったいヤダーーーーーー!!!」
これは無理かも、と思いました。まるで駄々っ子のように、いやいやを連発するなつき。
俺「だいじょぶだって。死にゃしないよ」
なつき「ヤダ!死んじゃうもん!絶対死んじゃうもん!うぅぅぅぅぅぅ!!!」
こりゃダメだ。俺はそう判断しました。
俺「分かったよ。そんじゃ、次何乗る?」
俺は声のトーンを下げ、なつきに、まるで小さい子供をあやすような口調で 言いました。
なつき「………………観覧車……」
俺「マジすか」
観覧車は、ホワイトキャニオンとは全くの逆方向の端にあります。遠っ!
俺「なぁ。せめて他に色々乗りながら観覧車行こうよ。まだ早いだろさすがに」
俺はそう言いましたが、しかしなつきは頑として引きません。
なつき「ヤダ。観覧車がいい」
しょうがねえなぁ……俺はOKしました。
345 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:46:57.94 I
観覧車まで歩いて、2人で乗り込みます。
密閉空間に10分間。見知った相手とはいえ女子と2人で乗車。なんて、今考えても恥ずかしいです。
俺「……………………」
なつき「……………………」
お互い無言で、ゆっくりと観覧車が回ります。
後になって聞いたら、お互いに緊張してしまったんです。俺も、なつきも。
俺「……町が見えるな」
俺は自分の住んでいる街を眺めつつ、なつきに言いました。
なつき「そうだね……」
なつきはそう答えると、また押し黙ってしまいます。会話が続かない息苦しさに、呼吸が出来なくなりそうになりました。
ふと、なつきと目が合います。一瞬でしたが、ほぼ同時に。俺がふと気恥しさから目を離してしまうと、観覧車がギシッ、 と傾きました。
なつきが俺の方に座り直したんです。
俺「……どした?」
俺は窓の外をジッ、と見つめているなつきに言いました。なつきは何も言いませんでした。
しばらくして頂上に着き、するとなつきが口を開きました。
なつき「リョーちんさ……」
俺「ん?」
なつき「好きな人居るの?」
俺「……………………」
多分、その時の俺の顔は、相当真っ赤になっていたことでしょう。
346 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 03:57:19.92 I
俺「どした?急に」
俺はなつきとは反対側の窓を眺めて言いました。
なつき「前答えてくれなかったじゃん……去年の夏休み」
そう言えば前にも聞かれていたことを、俺は思い出しました。なつきとバンドメンバーの4人で旅行に行った時、帰りの電車でなつきは俺に同じ事を聞きました。
俺はその時は、多分自分はゆらさんが好きなのだろうと思っていたので、何も答えないで眠ってしまいました。その時の答えを、なつきは今、聞こうとしているようです。
俺「さぁ」
俺はそう言いました。照りつける太陽が眩しく、俺は目を細めます。なつきの表情は、目が焼けてしまい、あまり見えませんでした。
なつき「さぁ、って……」
なつきは残念な子を見るような目で俺を見ていま した。表情は見えないけど、口調から察するに、です。
俺「分かんねえな。多分、好きな人は居るけど」
俺は曖昧に答えます。
俺「まだ自分でも、本当に好きかなんて分かんないし。だから今のところは、さぁ、だよ」
俺はなつきの目を見て言いました。焼けた目は回復し、なつきの表情がよく分かりました。
なつき「……そっ……か」
なつきはそう言うと、プイとそっぽを向いてしまいました。耳が赤くなっていたけれど、多分日のせいでしょう。
観覧車での長い10分間が、ようやく終わりに近づき、なつきは俺の正面へと座り直しました。
なつき「………………****」
なつきは何か言いました。この時の言葉は、今でも教えてくれません。なんて言ったんだろう……。
俺「あ?なに ?」
なつき「なんでもないっ!にひひ」
なつきはニカッ、と笑いました。不覚にもその笑顔に、ちょっとドキドキしてしまいました。
その後はゴーカートやら、あまり絶叫するような乗り物にも乗らずに過ごし、6時ごろ、帰路に着きました。
その後なつきと飯を食いに居酒屋へ。その頃に知った、超絶安くてオイシイ店へ。今でも通ってますww
9時ごろまで少し飲んで、そして帰宅。なつきを家まで送り、俺も自分の家に帰りました。
以上、2年のGWのお話でした。
続…
347 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 04:03:11.10 i
終わりました。寝ますzZZ
もし写メの張り付かせ方分かる人居たら素人にも分かる感じに教えてくださいね。
でわでゎ〜ノシ
348 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 05:59:00.05 i
お疲れ様〜\(//∇//)\
画像UPできるように調べるかなw
2ch素人だけど頑張るw
349 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 11:29:41.05 0
猫の所だけピント合ってるって、特殊なレンズなのかな?
噂の魚眼レンズとか?ww
すれ違いでスマソ(。-_-。)
352 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 12:57:07.01 0
354 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 14:03:49.68 0
355 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 14:10:05.76 0
なつき…小さすぎてわからんw
夏希は健康そうで大好き\(//∇//)\
356 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 14:16:52.32 0
357 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 14:19:58.18 0
ちなみに俺はフツメンwww
最近窪塚に似てるとか言われるけど多分勘違い
358 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 14:25:33.34 0
アキラはムカつくけど瑛太に似てるwww
死ねばいいのに
>>351 なつき1人でフリーフォール乗ってるの??ww
360 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 14:50:06.26 0
>>359 写真撮るからっつって無理やり乗せましたwww
あの後泣かれて大変でしたw
361 :
おしえて!エロいひと:2012/11/04(日) 17:45:29.72 0
主はかなりドエスでオモロw
なつきをもっと調教しちゃってw
362 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 18:28:23.34 i
>>361 嫌ですwww
なつきは純粋な子なんです
穢さないでください
え〜〜〜〜〜w
そこが楽しいんじゃんww
ユラさん調教しちゃう?w
>>363 ゆらさんはもともとMなんで調教の必要はないですwww
((((;゚Д゚)))))))まだ足りないでしょ?w
目隠しとか…ネクタイで両手縛るとかw
燃えるよwww
366 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 19:42:16.06 0
>>365 ヤダ
そこまでディープなことはしたくないです。
それでディープかww
ちょっとわがまま言ってみましたw
引き続き楽しみにしてます!
大学生に無理言わないで(><
怪物が出来ちゃうw
大学生か〜w
俺も大学生の時は不倫してたわw
歳上の婚約者持ちとw
370 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 22:13:40.08 0
>>367 あ、でも一回ノーブラデートはしたことありますwww
ゆらさん巨乳だからすごいすごいw
371 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/04(日) 22:22:58.96 0
さて、そろそろ次書きます。
少し待ってて下さい。
楽しみにしてるよん!
そろそろかな?
374 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:01:19.59 0
そろそろですなw
てか思い出しながら書いてるんで結構かかりまする
375 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:11:33.93 0
出来ました。投下開始。爆死注意。
11.俺、夏前に……
夏休み前の最後の週。とある出来事のお話。
俺の人生の中で一番嬉しくて、めっちゃ大喜びした時のお話。
376 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:18:10.64 0
俺「今年はどこ行くよ」
放課後の部活中、俺はメンバーに対して話しかけました。
メンバーは4人。俺、ミナ、アキラ、そしてなつきの4名。
去年はこの4人で旅行に行ったので、今年も行くことになったのです。
アキラ「しょーじき、今年もミナに別荘でいいんじゃねえの?あそこ楽しかったし、金かかんねえのが1番でかいよな」
俺「そうなんだよなぁー。去年は結構いい感じに予定組めたもんな。実際、旅館とか泊まってたらあそこまではしゃいで遊べなかったもんな」
アキラにしてはまともな意見でした。
ミナ「でもさー、2年連続で同じとこっていうのもつまんなくない?どうせならもっと遠くに行きたいなぁ……」
ミナは反対しました。
俺「遠くって、具体的にどの辺よ?」
ミナ「沖縄?」
俺「無理」
そんなとこに滞在できるほどの金は無い。俺はバイトの貯金があるけど他の2人が無い。
俺「お前マジで分かってる?沖縄行くにはマジ、いくらかかると思う?お前の考えている以上に金がかかるんだよ。高校生って事を自覚しろ」
俺はミナに言いました。
ミナ「うぅ……沖縄……」
俺「そもそもお前ら、去年の修学旅行沖縄だったじゃん。今更行く必要ねえだろ」
ミナとなつきの2名は、去年の4月頃に修学旅行に沖縄に行ってました。ミナは恐らく、それで言い出したんだと思います。
なつき「確かに、沖縄には行きたいけど、正直お金は無理ね。リョーちん達はいいだろうけど、ワタシ達は受験生だし、親にそんなに負担掛らんないし」
なつきは困ったように言いました。
俺「つーわけで、今年も去年と同じく、ミナん家の別荘ってことでおk?」
ミナ「おk……」
ミナはテンション低く、了承しました。こうして俺たちは、今年もまた、ミナの家の別荘に行くことになったわけです。
377 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:26:18.52 0
話し合いの次の日、土曜日のバイト終わりにケータイを確認すると、なつきから着信が。
制服を着替え、外に出てコール。プルルルル――ガチャッ。ワンコールで出ました。
なつき「もしもし?りょーちん?」
俺「うん。どした?電話したみたいだけど」
俺は電話の訳を聞きました。
なつき「お願いがあるんだ……」
俺「何?」
なつきは割と深刻そうな顔で俺に言いました。
なつき「電話じゃなんだから、今から会える?もし都合悪いんなら明日でもいいんだけど……」
なんだか急を要する感じの声のトーンです。なので俺は今から行くことを伝え、原付にまたがりなつきの家へと向かいました。
なつきの家に到着すると、彼女は家の門扉の前で手持ち無沙汰に立っていました。黒いタンクトップにピンクの短パン。白くて細い足が綺麗でした。
俺「待った?」
なつき「ううん」
なんだか恋人通しのような会話だなぁと思いつつ本題へ。
俺「どうしたん?話ってのは」
なつき「うん……実はね……?」
なつきは悲しそうな目をして、俺に言いました。
なつき「ワタシ……今年の旅行、行けそうにない……」
俺「はぁ?なんで?」
という俺の問いは、愚問でしょう。
なつきは今年、大学受験を控えた受験生。俺とは立場が違います。
なつき「お母さんに話したら、今年はダメって言われちゃった……」
俺「……………………」
なつきは去年、親に借金して旅行費を借りたそうです。今年もそうしようとしたところ、ダメだと言われた、ということです(ちなみに去年の借金は、既に返済済みとのこと)
俺「うー…ん。困ったなぁ……」
正直、俺は悩んでました。4人で行くのが楽しいのであって、なつきが欠けてしまったら、行く必要も感じられなくなってしまう。しかし無理強いしても面白くないし……。
どうしたものかと悩んでいると、玄関のドアが開いた。ドアの隙間からひょっこり顔を出したのは、なつきの妹でした。
378 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:36:47.69 0
今日のは破壊力たっぷりです。
書いてて超絶顔熱いですwww
379 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:37:26.22 0
妹「あれ?リョーちんだ!どうしたの?どうしてここにいるの?」
結構大きな声で騒ぐ妹。今何時だと思ってんだコイツ?
俺「いや、なつきに話があってさ。会いに来たんだ」
俺の言葉に、妹はなにか勘違いしたように更に騒ぐ。
妹「大事な話!?まさか逢い引きってやつ!?きゃーーーっ!?」
うっせコノマセガキ……ちょっと黙れよ。と半ば本気で拳骨食らわせようとした時でした。
扉の向こうから、足音が聞こえました。奥からなつきのお母さんが出てきました。
母「さな?なに騒いで……ってあら!リョー君じゃない!どうしたのこんな時間に!」
なつきのお母さんは明らかにテンションを上げ、俺に駆け寄って来ました。
母「あらあらあらあらぁ!ずいぶん見ない間にまたかっこよくなっちゃってぇ!本当どうしたのよ!」
と言って、俺となつきを交互に見遣るなつきのお母さん。頬に手を当てて嬉しそうな顔をする。
母「あらっ!?あらあらあらあら!もしかして……お邪魔しちゃった?」
はい、ウザイです。と言いたかったが、まぁ他人の親なので言わないでおきました。
母「リョー君、もうご飯食べたの?」
俺「いえ、バイト帰りなんで……」
俺がそう言うと、なつきのお母さんは嬉しそうに笑いました。
母「だったら食べていきなさいよ。ウチもまだご飯の最中だから、構わないわよ」
俺「あ、いえ、いいですよ。なつきと話に来ただけですし」
俺のその言葉に、なつきのお母さんはす、と目を細めました。
母「話?なんの?」
少し声のトーンを低くしたなつきのお母さん。
俺「夏休みの旅行のことで――」
とまで言いかけたところで、なつきが怒鳴るように言いました。
なつき「ねえお母さん!お願い!旅行行かせて!今年で最後なんだから……お願い!」
なつきはお母さんに頭を下げて言いました。俺は何となく、なつきが行けないと言った理由が分かりました。おそらく、お母さんが反対したんでしょう。
母「ダメよ。全く……あなたは受験生なんだから、夏休みに遊ぶ時間なんてないわよ?」
なつき「旅行から帰ったら真面目にするから!絶対に!約束するから!だからお願い!」
なつきはまだお母さんに頭を下げていました。しかし なつきのお母さんは相変わらず首を縦に振りませんでした。
380 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:47:37.34 0
俺は少しイライラしていました。自分の家が放任だから、こう言う感じの親と子供のやり取りを見たのも初めてで、困惑していたというのもあります。
母「いい?なつき。お母さんはね、何もなつきが嫌いで言ってるんじゃないの。分かる?」
なつきのお母さんは言います。
母「心配だから、言うのよ?もしその受験に失敗したら、どうするの?バイトしながら予備校なんて、絶対無理よ?どれだけ大変か分かる?」
淡々と、結構プライベートな話を玄関先でするなつき親娘。いつの間にか妹は姿を消していました。
なつき「頑張るから!絶対に!ちゃんとやることはやるから!だからお願いします!」
なつきもなつきで、諦める気配がありません。そんなやり取りを見ていた俺は、なつきのお母さんと目が合いました。
母「あら……ごめんなさいねリョー君。恥ずかしい話聞かせちゃって……」
恥ずかしそうに言うなつきのお母さん。
俺「どうしてダメなんですか?なつきも、旅行行ったらちゃんとガンバるって言ってるじゃないですか」
俺が気になっていたところはそこです。なんでそこまで自分の娘の事を信じないのか、理解できませんでした。
母「そういうんじゃないのよ……もっと個人的なことで……」
俺「お金……ですか?」
こういうのは、口ごもると言うことは大抵、そのことだ。見た感じ、家は裕福そうだけど、実はそこまで優雅ではないのかもしれないし。
母「ええ……ウチは下の妹も高校受験だし……正直、なつきに貸せるお金はないのよ……本当、恥ずかしい話でヤになっちゃうけれど……」
なつきのお母さんは申し訳なさそうに言いました。でもさっきは、まるでなつきの成績のことが心配で反対しているそぶりだったのに……。そこが俺は気に入りませんでした。
俺「なつきは旅行の後、ちゃんと受験頑張るって約束しましたよね。もし行けるのなら、それで大丈夫ですよね?」
俺の言葉に、なつきのお母さんは訳分からんといった表情をしました。
母「ええ、そうだけど……この子、成績は悪くないし……」
そして俺は、言葉を吐き出しました。
俺「なつきの分の旅行費は、俺が出しますよ。それなら問題ないでしょう?」
なつき&母「!!!???」
2人同時に驚いていました。なつきは下げていた顔を上げて、なつきのお母さんは、口に手を当てて俺を見つめていました。
寝ずに待ってた(´・Д・)」
早く爆死させて〜w
主カッコよすぎwwwww
383 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:52:03.99 0
なつき「だっ!ダメだよそんなの!!リョーちんに申し訳ないよ……」
なつきは俯きながら、俺に言います。なつきのお母さんも続きました。
母「そうよ!そこまでしてもらうことなんてないわ!」
ここは親娘同意見のようでした。しかし俺は引くつもりはありません。
俺「旅行に誘ったのは、俺です。幹事として、みんなでちゃんと思い出を作りたいんです。なつきが居なかったら行く意味なんてありません」
俺は言い切りました。
妹「きゃーーーーーーーっ!?リョー君カッケェーーーーーーーー!!」
玄関真上の窓から、なつきの妹が顔をひょっこり出して叫びました。どうやら上から一部始終見ていたようです。
母「妹!うるさい!ダメよリョー君、そこまで迷惑かけられないわ。それにリョー君もまだ高2でしょう?お金なんてないでしょう?」
俺「大丈夫です。1年の時からずっとバイトで貯めてるんで。今貯金80万位ありますし。宿泊はミナの別荘なんで、交通費と食事代だけなつきの分は俺が持つだけですし」
なつき「だ、ダメ……だよ……そこまでしてもらったら……ワタシ……」
なつきは俯いた顔を更に沈ませて言いました。若干耳が赤いです。フルフルと肩を震わせて、グスッ、と鼻を鳴らしました。
俺「別にあげるつもりは無いよ。貸すだけ。ちゃんと返してくれるんなら、なつきの今回の旅行代は俺が全部持つ。それだけの話」
俺はそこで、キッ、となつきのお母さんを見遣ります。なつきのお母さんは少しポカンとしていました。
俺「許可してくれなくても、勝手に行くと思います。俺はなつきと一緒じゃなきゃ嫌です。3人で行ってもつまらないし。お母さん。お願いします!」
俺はそう言って頭を下げました。なつきのお母さんは、少し沈黙して、そして、
母「はぁ……」
と溜息を着きました。俺は顔を上げ、なつきのお母さんを見ました。
母「分かった……。なつき、行ってもいいわよ」
なつきは俯かせていた顔を上げ、涙ぐんだ目でお母さんを見ました。
なつき「本当!?ありがとうお母さ―!」
まで言いかけて、なつきのお母さんが制しました。
母「お礼はリョー君に言いなさい。それと条件」
なつき「条件?」
なつきは首を傾げました。
母「ちゃんとお金は、今年中にリョー君に返す事。それと帰ったら、ちゃんと勉強もすること。いいわね?」
なつきのお母さんはそう言って、家の中へ入って行きました。入りがけに、「ご飯食べてってね」と言われました。
玄関先に、俺となつきが取り残されました。
384 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 01:57:44.72 0
なつき「……リョーちん…、ありがとう……」
なつきは目に涙を浮かべながら言いました。俺は少し照れくさくなってしまい、言いました。
俺「別にいいって。知らない仲じゃないし。お金の事は、まぁ気にすんな。貯金80万はマジだし」
ガチで稼いだ結果です。俺頑張った。1年次超頑張りました!
なつき「ううん……本当に嬉しい。ありがとね……」
なつきは目に溜まった涙を手で拭いました。その仕草がなんだか、女の子らしいというか、なんというか。可愛かったです。
なつき「……」
俺「……」
何故か一瞬、お互い無言になってしまいました。
なつき「ご飯……たべてって……?」
俺「おおぅ……」
返事をして、俺はなつき宅へお邪魔することにしました。
なつきは直ぐ様、2階へ上がってしまいました。泣いてしまって恥ずかしいのでしょう。
リビングに入ると、なつきの妹がソファにうつ伏せに寝転がり、足をバタバタさせて悶絶してました。
妹「『なつきの分の旅行費は、俺が出しますよ』……キャーーーーーーーーーーーー!!」
俺「何やってんだお前」
妹「うぉわぁ!びっくりしたァ!」
妹はソファから撥ね起きて、俺を凝視しました。しばらく俺の顔を見つめて、顔を赤くして再び、今度は仰向けになって足をバタバタさせて悶絶し出しました。今度は俺の声まねをして。
妹「『許可してくれなくても、勝手に行くと思います。俺はなつきと一緒じゃなきゃ嫌です』……くぁーーーーーーーーーーー!痒い痒い痒い痒い背中が痒いきゃーーーーーーーーーーー!」
俺「恥ずかしいセリフ連呼すんな!泣くぞ!俺泣くぞ!?」
俺まで恥ずかしくなってしまいました。
母「妹ー!うるさいわよ!リョー君に迷惑かけないの!」
キッチンの奥から、料理の皿を持ってなつきのお母さんがやってきました。
俺「あ、すいません。結局ご飯ごちそうになってしまって……」
俺はぺこりと頭を下げて、会釈しました。なつきのお母さんはニコニコと笑みを浮かべて、言いました。
母「いいのよこれくらい。リョー君には娘たちがいつもお世話になってるんだし。来てくれると楽しいしね」
なつきのお母さんは、これ以上旅行についてはタッチしないようです。俺も気にせず食事をいただくことにしました。
385 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:01:09.17 0
ご飯を食べ終えると、なつきが上から降りてきました。服を着替えて。なんで着替える必要があるんだ?と思いつつ、なつきは言いました。
なつき「そこまで送ってく……」
なんだか目が据わってました。覚悟を決めたような、そんな表情でした。
俺「お邪魔しましたー」
俺はそう言って見送ってくれたなつきのお母さんと妹に挨拶して、なつき宅を後にしました。
なつき「…………」
俺「じゃ、俺、原付だから。また明日、学校で――」
そこまで言うと、なつきが俺の半袖シャツの袖をキュッ、とつかんできました。
なつき「コンビニまで行く……」
俺「そ、そうか。じゃ、一緒に行くか」
という訳で原付を押して最寄りのコンビニまで歩いていきました。
俺「……………………」
なつき「……………………」
無言。妙に気まずいです。どうしたんだ?と思いました。
俺「旅行、楽しみだな」
なつき「…………」
俺の勇気の甲斐なく、再び無言。そう言えば最近、なつきと2人きりだとこういう状況に、多々なります。GWのあとくらいからでしょうか。
コンビニまで後直ぐのところ。時間的に一際人通りが少なくなる道で、なつきが立ち止まります。
俺「どうした?」
なつき「……………………」
なつきは以前、黙ったまま。俺は原付を停め、なつきの傍へ近寄ります。
なつき「そこに居て!……動かないで……」
なつきは俯きながら言いました。動きの機微までは分かりますが、既に時間は11時過ぎ。街灯からも外れていて、表情はよく見えませんでした。
俺「どうしたんだよ。急に。なんかあったの?」
俺はなつきに聞きました。依然なつきは動きません。
386 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:10:45.10 0
しばらくの沈黙の後、なつきの口が開きしました。
なつき「……リョーちんさ……好きな人……居るの?」
それは前に、よみうりランドの観覧車で聞かれた質問でした。
俺「だから分からないって。まだ――」
なつき「正直に答えてっ。居るの?」
なつきは喰い気味に俺の声の上から被せてきました。
俺「…………居る…かも……」
その時、俺は1人の女の子を思い浮かべました。ああ、多分俺の好きな人は今頭に浮かんだ子なんだろうなぁ、と思いました。
俺「なつきは?」
俺はなつきに、同じ質問を。今度はなつきもちゃんと返してくれました。
なつき「居る……」
俺は少し動揺してしまいました。なつきに好きな人が居る。たったそれだけで。
俺「へ、へぇー。誰 ?」
俺は同様を隠そうと必死になって平静を保ちました。
なつき「………………(ス)」
なつきは、指を1本、ス、と正面に指しました。その先には……―俺が居ました。
俺「……………………は?」
俺はつい、と体を横に移動させます。その動きに合わせて、なつきの指は俺を追尾しました。
俺「えー……っと……」
俺は恥ずかしさと混乱で、なかなか状況の整理が付きませんでした。そんな俺に、なつきが歩み寄ります。
真正面に立って、俺に言いました。
なつき「……好き…」
なつきは顔を俯かせて、俺のシャツの裾をキュッ、と掴んで言いました。
なつき「……ずっと、好き、でした……多分……一昨年の文化祭から……ずっと…」
俺「多分?一昨年?」
2年前、俺がまだ 中学生の頃。今の高校の文化祭に行ったことがありました。
なつき「ワタシのクラスに来て、自然に目が向いて……その後、4月に学校で見かけて……」
この距離なら、なつきの顔が伺えました。耳まで真っ赤で、目を伏せて……。すげえ可愛いです。
きゃーーーーーーーーーー書くの恥ずかしwwwwww
387 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:11:33.56 0
なつき「一緒の高校だって思えたら、なんだか嬉しくて……リョーちんが軽音部に入ってきたときは、ホント、泣きそうだった」
なつきは俺の胸に顔を埋め、鼻を鳴らします。胸がなんだか、すごく熱くなってきました。俺の鼓動はきっと、なつきにも聞こえているはずです。
なつき「一緒にバンドすることになって……毎日が楽しくて……去年の旅行の時……好きだって確信できて……」
なつきはつらつらと言いました。
なつき「今日のでもう……我慢できなくなった……」
なつきは静かに、言いました。
なつき「リョーちんは……誰が好きなの?」
俺はなつきの肩に手を乗せ、顔を見ました。静かに、はっきりと言いました。
俺「……最初は好きな人居なかった。でも最近―こ ないだ遊園地行ってから、思い浮かべる子が居る」
なつきはハッとして、目を潤ませました。
俺「俺に言わせてよ……男なんだし」
そう言って俺は、なつきの肩を抱き寄せました。なつきは俺の為すがままに、顔を再び俺の胸に押し付けます。
俺「俺は……なつきが好きだ。俺と付き合ってくれませんか?」
俺の言葉に、なつきは黙って俺の胸をこするように頷きました。涙でシャツが濡れるのが、ハッキリ分かりました。
こうして俺となつきは、恋人になりました。
388 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:12:58.15 0
その日はそのままコンビニに行き、茶とかお菓子を買い、そしてなつきを(原付2ケツで)家まで送って、俺は家に帰りました。
家に帰ると、なつきからメール。
Fromなつき
【件名 よろしくお願いします】
本文 ハート←絵文字10個位。
件名で本題言っちゃって書くこと無かったらしいですwwwww
それが分かってめっちゃ笑いましたwwwwww
そんな感じで、EP11.俺、夏前になつきに告白される話
これにて
了.
こっちが恥ずかしいわw幸せ者め!カッコいいな!
((((;゚Д゚)))))))
((((;゚Д゚)))))))俺のなつきが…
392 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:16:31.43 0
後日談
なつきとは今でも続いてます。
ゆらさんとのことは、とりあえず内緒にしたままにしてます
了
>>389 この位の年の高校生って、やたらカッコつけなとこあるじゃないですか。
俺もまさにそれで、女にばっか言わせてかっこ悪いと思ってたんですよwww
今では恥ずかしすぎて絶対無理www
>>390 ( ´Д`)y━・~~
>>391 俺のだバカヤロー
wwwスマソ(。-_-。)
395 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:28:09.24 0
>>394 変わりにアキラをあげるから我慢して
つ(バカ)
396 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:29:11.40 0
うし!
寝まする(=゚ω゚)ノ
アキラいらねw
おやすみ〜(´・Д・)」
398 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 02:49:30.57 0
ども、今日暇な方聞きませんか?寝とられ好きなカップルです。体験談を聞いて下さる方を探しています。かなりの爆乳で天然なんで騙しやすいので。フリメでお願いします。同じ寝とられ性癖の方仲良くして下さい!!フリメ
[email protected]σ(*´∀`*)
おい
401 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 20:56:09.71 0
ただいまんもす
今から書く
明日読む
403 :
おしえて!エロいひと:2012/11/05(月) 22:40:44.99 O
おかえりんご
待ってるよ〜
ガンバ!
405 :
おしえて!エロいひと:2012/11/05(月) 23:24:16.63 O
ん〜
一から、も一回読みたくなるなー
406 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 23:26:31.18 0
も少しかかります。
1から読んで来るといいでせう
つ(過去)
407 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/05(月) 23:52:24.48 0
408 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:05:36.95 0
よっしゃ、カキコ開始。
12.初めての彼女
なつきと付き合うことになってから、初めてイベント。
バンドメンバーとの旅行の話です。
登場人物
俺
高校2年生 彼女アリ!ヒャッホゥ!
Not童貞
なつき
高校3年生 彼氏アリ!俺、俺!
処女
ミナ
高校3年生 彼氏ナシ
処女
アキラ
高校2年生 バカ 彼女ナシww
童貞
以上の4人です。
パチパチ
410 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:15:26.81 0
俺となつきが付き合い始めて、初めてのイベント。夏休みに旅行に行く話です。
詳細は去年の旅行と同じ、ミナの家の別荘に、今度は4泊5日。結構な長さになります。
俺となつきは地元駅で、ミナとアキラは新宿で待ち合わせることに。
俺「……」
なつき「〜〜〜〜〜〜♪」
2人で電車に乗っている最中、なつきはずっと俺の腕にしがみついて鼻歌を歌ってました。
正直、超恥ずい///
いくら平日の昼間とはいえ、周りに人はたくさんいます。その殆どが俺となつきを凝視しているような気がしました。
俺「なつき……?」
なつき「ん〜〜〜〜?なに?」
なつきは笑顔を崩さすに、上機嫌のまま言います。
俺がなつきと付き合うようになって、既に3週間程。2人きりのとき、なつきはいつもこんな感じになります。
登校時、昼休み、部活前、放課後、下校時……。正直疲れます。しかし、上機嫌に鼻歌を歌っているなつきは凄く可愛らしいので、なんにも言えなくなってしまいます。
俺「あのさ、そろそろ着くから……離れて?」
なつき「ヤ」
ヤ、って……。まさか俺も、恋人という肩書きになっただけでなつきがこうも変貌するなどとは、当然思ってもいませんでした。
そりゃそうでしょう。あの若干クール気取ってた女子が、ここまで甘えた声で擦り寄ってくるなんて……。
正直、苦手なタイプの女性像です。俺は放任してくれる人が好きです。
俺「あ、あのさ……あんまりベタベタされるとその……恥ずかしいっていうか……」
なつき「どうして?」
きょとんとして首を傾げながらなつきは言います。ちくしょー。可愛いじゃねえか。
なつきは俺と付き合い始めて少し、メイクを変えました。濃くもなく薄くもなく。適度に整えた化粧は、なつきの可愛い顔を、よく引き出していると思います。
俺「どうしてって……ほら、人が見てるし?」
なつき「見られて困るもんじゃないでしょう?」
なつきは更にギューッ、と俺の腕を深くつかみます。程よい大きさに育った、俺好みのおっぱいが、肘に当たります。おおぅ……。
俺「い、いやほら。も、もう新宿じゃん?そろそろ離れないと歩きづらいっていうかなんていうか……」
俺は必死になつきに言い聞かせようと努力しましたが、結局なつきは電車を降りるまで、俺の腕から離れる事はありませんでした。
411 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:28:27.51 0
新宿到着。山手線に向かいます。そこで待ち合わせ。なつきもようやく俺の腕を開放してくれて、腕が軽いです。
ミナ「あ、おーーーーーい!こっちこっちーーーーー!」
ミナの姿が見えました。既にアキラも来ていて、俺たち待ちだったようです。
アキラ「おっせーよ!何してたんだよ!」
俺「ミスって各停乗っちまった。スマン」
なつき「ゴメンねー?」
俺となつきは同時に謝りました。ミナもアキラも、特に気にしている風でもなく、そのまま伊豆へ行く電車に乗りました。
電車内。4人がけの座席で、俺たちはトランプ開始。しばらくババ抜きに興じていると、ミナが話し始めました。
ミナ「ねーリョーちんさー」
俺「なんだ?」
藪から棒な感じにミナが言いました。
ミナ「もしかして彼女できた?」
なつき「ゴフッ!?」
何故か俺ではなく、自分の番ではないのでお茶を口に含んでいたなつきが吹き出しました。
俺「ど、どうしてそんなことを?」
俺はなつきが吹き出したことを悟られないように、ミナに少し大きな声で言いました。俺となつきが付き合い始めたことは、まだ誰にも言ってません。
とりあえずなつきの受験が終わるまで内緒、と、なつきが提案しました。なんでだろうか。
ミナ「んー……なんとなく、かな?」
ミナは口に指を当てて言いました。コイツ……いい勘してるなぁ……。ただの馬鹿じゃないと初めて思いました。
ミナ「最近、リョーちんなんだか嬉しそうだなー、って。彼女でも出来たのかなーって思って」
本当に鋭いです。これ以上はボロが出そうなので、俺は適当に躱してそのゲームが終わって寝ることに。
ミナもアキラも眠かったようで、2人して仲良く肩を寄せ合って寝ていました。
なつきも、俺の肩に寄りかかり、眠りに就きました。
412 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:34:14.53 0
今回はちょい長いので前半・後半に別れます。
今日は前半だけうpします
m(_ _)m
413 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:46:05.89 0
午後2時に別荘に到着。去年と同じように部屋割りを決めます。
ミナ「去年は私とアキラ一緒だったから、今年はリョーちんとがいいなー♪」
なつき「ダメに決まってんでしょーがー!!!」
なつきは怒鳴りました。コイツアホだと思いました。
ミナ「…………」
ほらぁ……いきなり怒鳴るもんだからミナ、超びっくりしてんじゃん。
なつき「あ、いや、やっぱここは去年と同じく、公平にグーパーで決めなくちゃ。ね?」
ミナ「う〜〜〜〜…分かった」
ミナは渋々納得し、そしてグーパー。俺となつきはお互い、旅行前に口裏合せでグーになるように工作していました。どうせ去年と同じ部屋割り方法になるだろうと踏んで。
結果。グー4人。
一同「…………」
俺ミナアキラなつき全員グー。これは面白いです。2回目も俺となつきはグー。しかし今回も4人ともグー。2階連続です。
茲はどうするかとなつきにアイコンタクトを贈る俺。すかさず返すなつき。どうやら変更ナシのようです。
そして――3回目も4人が4人ともグー。
ミナ&アキラ「…………」
俺&なつき「…………」
妙な視線を感じます。ミナがジィーーーーーーー、と俺となつきを交互に見つめていました。
そして
ミナ「全員グーなら仕方ないね!今回は雑魚寝だね!」
と言って終わってくれました。バカで助かりました……。
414 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 00:58:51.31 0
ジャンけん騒動を終え、俺たちは海へ……行こうとしたのですが、今回は日取りが長いこともあって海には行かず、早めに夕飯の準備をすることに。
そのまま体力を温存して酒盛りに入ろうという魂胆だそうです。
とりあえず、ミナとアキラには家の掃除を(風呂やキッチンの)申し付けて。
俺となつきで去年も利用したスーパーへ買出しに行くことに。5日も滞在するので、そこそこの量を買い込みに。
なつき「んっん〜〜〜〜〜♪」
スーパーに着くと、なつきは上機嫌に買い物へ。食材を次々にカゴへぶち込みます。
俺「酒酒……っと」
俺も、とりあえず滞在が長いので、酒を大量に購入。ビールを箱買いです。
買い物を終え、持ちきれない荷物はスーパーから台車を借り、別荘へ戻ります。
俺「結構買い込んじゃったな……冷蔵庫入るかコレ?」
なつき「大丈夫じゃないかな?結構大きい冷蔵庫だし」
そんな会話をして別荘到着。ミナはキッチンを掃除し終えていて、リビングのソファでゆったりしていました。アキラはサボってました。
俺「テメェ何サボってんだコルぁ!(#゚Д゚)」
アキラ「あいたァ!だって退屈だったんだよぉ!」
そんな感じにアキライジメて、なつきとミナが料理を開始。ミナが料理作れるなんて初めて知りました。
俺はアキラがサボった分の風呂掃除をして、リビングでくつろいでました。
アキラ「あーリョーちん」
俺「あんだ?」
アキラが話しかけて来たので、俺はぞんざいに返事をしました。
アキラ「彼女欲しくねー?」
俺「いきなりどうした?」
アキラは唐突に言いました。
アキラ「だぁってよー。高2の夏だぜ?彼女の1人もいねーなんてさみしいじゃねーか」
俺「まぁ……そりゃ、な」
確かに。この青春真っ只中の夏休みに、彼女なしとは些かさみしいものです。俺は居ますけどww今まさに旅行中ですけどwww
415 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:09:49.34 0
アキラ「なぁリョーちん。お前はどっちが好きなの?」
アキラは言いました。
俺「どっちが―とはどういうことだ?」
まるで選択肢があるような言い方じゃないか。
アキラ「だからぁ……なつきとミナ、どっちが好きなのってこと」
俺「はあ?」
俺は変な声を出してしまいました。幸いにも、キッチンの女子2人には聞こえていないようです。
アキラ「これさ、俺の勘なんだけど……あ、オフレコで頼むよ?俺の勘だと、なつきはリョーちんの事好きなんじゃねえかなって思うんだよね」
俺「…………」
意外と良い勘してるじゃないか。コイツ意外に馬鹿じゃないのかもしれないです。
俺「んな馬鹿なww」
とりあえず、付き合っている事実は隠しておきました。なつきの要望なので。
俺「どうしてそう思うんだよ」
アキラ「んー。なんつーかさ。なつきのお前を見る目とか……態度とか?俺とは若干だけど違うんだよね」
そうだったのか?俺にはよく分かりませんが……。
アキラ「まぁ俺もミナから聞いたんだけどなww」
俺「お前それ言っちゃダメじゃね?普通」
アキラ「そうなん?まいいか。オフレコってことでww」
やっぱコイツ馬鹿です。ん?いやちょっと待て。
俺「お前、いつミナからそんな話聞いたの?」
俺はアキラに聞きました。基本、俺たちは(俺となつき以外は)、放課後の部活中にしか絡みません。それぞれ(俺となつき以外は)家の方向も違うので。
アキラ「いつって……2人で飯行ったりしたときとか?」
俺「2人で行くの!?マジで!?それちょっとkwsk頼むわ!」
ちょい食い気味になってしまいました。しかしこれはかなり意外なことでした。
アキラ「いや別に……休みの日とか学校帰りに……?」
俺「お前ら付き合ってんの?」
俺は冷静になって聞いてみました。
416 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:15:33.33 0
アキラ「いや、そうじゃねーって。ただミナの奴がいつも誘ってくんだよ」
俺「へぇ〜……そういやお前って□□(町の名前)方向だったよな?」
アキラ「へ?ああそうだけど?」
俺は更に続けます。
俺「いつもどの辺で飯食ってんの?」
そこが気になります。超絶気になってました。
アキラ「俺の地元付近だけど……?」
アキラは訳が分からんといった表情で、言いました。
俺「ミナって△△(町の名前)だったよな……逆方向じゃん」
そう。ミナの地元は、アキラの地元とは全く正反対の方向に位置してました。ちなみに俺となつきの家はその中間です。
俺「んで毎回、お前の地元に、ミナが足を運んで来てくれている、って?」
アキラ「あ、ああそうだよ。それがどうしたんだよ?」
ん〜〜〜〜〜〜……。
脈ありじゃね?俺はそう思いました。とりあえず核心を突くことに。
俺「お前はミナのことが好きなのか?」
俺がそう聞くと、アキラは明らかに戸惑いました。
アキラ「べっ!別にんなんじゃねーしっ!?ただ可愛いとは思うけど、好きとかじゃねーしッ!?」
声が裏返ってました。こりゃ確定だなと、俺は思いました。
そういう感じの会話をしていると、どうやら食事の用意が出来たようです。俺とアキラは食卓へと向かいました。
417 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:21:45.72 0
夕飯を食べ終え、酒盛り開始です。
結構騒ぎまくって飲んでいましたが、俺は途中、適当に理由つけて席を外すことに。
洗面所に行き、直ぐ様なつきをメールで呼び出します。
なつき「どうしたの?大事な話って」
俺「ああ、実は―」
俺はアキラの話を包み隠さずになつきに話しました。いえ、オフレコとは言われましたけど?なつきは彼女だし?例外かなと?
なつきは話を聞いているうちに、キラキラと目を輝かせてました。
なつき「それホントっ!?きゃーーーなんか恥ずかしーーーーっ!?」
なつきは両頬に手を当てて、もじもじしました。
俺「んでさ、アキラ方は、もう確定なんだけど……」
俺がそこまで言うと、ミナは合点がいったという感じにピースしました。
なつき「ミナの方の確証が欲しいってことね!そういうことならワタシの出番!」
うししし、と歯を見せて、少女のようになつきは笑いました。こいつのお母さんや妹の事があったので、多分こいつん家は家系的にこういう話が大好きなんでしょう。
俺「そんじゃ、俺はどうにかしてアキラを連れ出すから、その後よろしくな」
なつき「おっけ♪」
そう言って俺たちは、『アキラ×ミナ作戦』を実行に移しました。自分らが付き合っているという余裕と自信がもたらした作戦ですが、後悔はしていません。
418 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:30:15.38 0
しかし連れ出そうにも、どうすればいいのか分かりません。とりあえずアキラを潰そうと思ってリビングに行くと、俺の心配は杞憂に終わりました。
アキラ「んかーーーーーーーーーーーー」
既に潰れてるバカ1名。
俺「どしたんコイツ?」
ミナ「なんかいきなり『俺の酒飲みっぷり!とくと見よ!』とか言って焼酎一気したww」
なるほど……以前の俺でしたら、ただのバカの行動と一蹴に付してしまうところですが、事情を聞いた上では導かれる答えが全く違いますね。
つまりアキラは、ミナと2人きりで緊張した、ということでしょう。そう思うとなんだか、面白い奴だなと想い始めることが出来ますね。
俺「このままじゃどうにも出来んから、とりあえず上に持っていって寝かし てくるよ……なつき、俺の酒作っといて」
俺はなつきにそう言い残し、アキラ背負って2階へ。以前にも人を背負って階段を登ったことはありますが、さすがに男は重いです。
俺は2階でアキラベッドに寝かし、再び階下のリビングへ。
なつきは俺の焼酎水割りを作って待っていてくれていました。
なつき「ん」
俺「サンキュ」
3週間で随分以心伝心出来るようになったと思います。俺の求める酒の味でした。さすが俺の女。
ミナ「最近なっちーとリョーちん、仲いいよねー……」
ミナが顔を少し染めながら言いました。
俺「そうか?まぁ家近いしな。よく遊ぶし。お前はどうなの?」
ミナ「へ?」
俺はミナに質問します。
俺「お前は彼氏作んないの?」
俺の問いに、ミナは困っ たような表情をつくりました。
ミナ「んーー……欲しいけどねーー……」
ミナは茶を濁したような言い方をしました。俺はもう少し深く聞くことに。
俺「じゃあ好きな人は?居るんか?」
ミナは俺の問いに爆笑します。
ミナ「リョーちんどしたの〜?今日はやけに質問魔じゃんwww」
419 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:31:28.29 0
俺「いや、気になるじゃんか。1年も同じバンドで組んでる仲間なんだし、さ」
俺は当たり障りのない返事を返します。ミナも酔って居るので、特に気にしてもいないご様子。
ミナ「好きな人は居るよぉ〜?教えないケドね」
ミナはそう言って缶の酎ハイを煽りました。俺は諦めず更に聞き込み。
俺「じゃあヒントだけでも。俺も知ってる奴とか……それくらいなら大丈夫だろ?」
俺の質問に、ミナはんー……と少し考えたあと、答えました。
ミナ「しょうがないなー……じゃあヒント。リョーちんも知ってるしなっちーも知ってる。んでそいつ凄いバカ」
決定しました。ミナの周りにいて俺やなつきも知っている底なしの馬鹿と言えば、あいつしかいません。
俺(なつき、こりゃ両 想いだぞ!絶対に(ヒソヒソ))
なつき(だね……ワタシたちの周りに居るバカって、ミナかアキラしか居ないもんね(ヒソヒソ))
俺とミナはヒソヒソ話で結論づけました。よっし!そんじゃこの俺様が人肌脱いでやろうじゃあねえの!
とりあえずミナを潰すことに。強めの酒飲ませて眠らせて、2階のアキラの隣のベッドへ。
俺「んー…どうするか……」
俺は1階でなつきと相談し始めました。正直、どうしていいのかさっぱりです。
なつき「とりあえず……2人同時に意識させることが大事だと思う……かな?」
俺「2人同時?」
俺はなつきに聞きます。少し意味が分からなかったんで。
なつき「だから、お互いが好きあってるってことを、同時に匂わせるの。どっちか片方だけだと、気まずい だけでしょ?『あれ?コイツもしかして自分のこと……?』っていう空気が大事なの」
俺「なる。さすが先日まで悶々と過ごしてきた方。見解が違いますなぁ……」
なつき「バッ!?」
なつきはそう言って、俺に飛びかかりました。
ドサリと、俺は後ろに倒れこみました。
お互いに息のかかる距離……お互いの吐息が、唇に触れます。
俺「……………………」
なつき「……………………」
しばらく見つめ合って、そして――
なつき「……ん」
俺からキスをしました。
実はなつきとはこれが初めてのキスだったりします。
420 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:34:31.49 0
なつき「…ん、んむっ……はぁ……」
割と濃厚なものでした。恥ずかしさで死にそうな顔をしていたなつきですが、しばらくして、今度は自分から唇を重ねてきました。
なつき「……んぅ……クチュ……んんっ……」
しばらくキスを堪能していると、俺の膝に違和感が。これは……?
なつき「……んっ…!んぅっ……!」
なつきが俺の膝に自分のあそこを擦りつけてました。スカートを履いていたなつきのパンツが直に当たって、俺のハーフパンツのズボンを湿らせていました。
俺「……えっと」
ちょっと混乱。なにこれどういう状況?なつきはそんな俺を潤んだ瞳で見つめ、言いました。
なつき「はぁ……は、……ワタシ……もう…」
なつきはしゅる、と上に着ていたパーカー を脱ぎ始めます。
俺「待った」
そこで俺のストップがかかります。
なつき「……え?」
パーカーを脱いで下着姿になったなつきは恥ずかしさからか、もしくは俺に止められたショックからか、顔を真っ赤にしていました。
俺「なつき。大事なことだから聞きたいんだけど……いいか?」
俺は真剣な声でなつきに言いました。なつきは黙って聞いています。
俺「旅行来る前に、お母さんとなんていう約束した?」
俺の言葉は、なつきにとっては予想外だったらしく、なつきはどもりながらに答えました。
なつき「帰ったら……ちゃんと、する?」
俺「でしょ?だったら今、こういうことはしちゃいけないと思わない?」
なつき「…………」
俺の言葉を、なつきは黙って聞いていました 。
俺「こういうことを1度でもしちゃったら、多分ダメだ。自制が効かなくなる」
なつき「ワタシは……大丈夫だよ……」
なつきはしゅんとして答えました。いつの間にかお互いに向き合うようにして座っていました。
俺「なつきは大丈夫でしょ。女だし。そうじゃなくて、我慢できなくなるのは俺の方」
なつき「え?」
俺の言葉に、なつきは戸惑いを隠せないようでした。
俺「1度したら、多分、直ぐにもう1度したくなる。自分でそう思う。男だしね。んでそうなったら、多分俺は、なつきは、堕ちるとこまで堕ちると思う。だから、今はまだダメ」
なつき「りょー……ちん」
俺の彼女は、俺の名前を呼びます。もう1度、キスをしました。今度は座って正面を向いて。
俺「キスなら 、いつでもしてあげるからさ……受験終わるまで頑張ってよ」
421 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 01:35:43.47 0
前半終了
今日はもう寝ます
おやすみなさい(´・Д・)」
422 :
おしえて!エロいひと:2012/11/06(火) 01:42:51.90 O
ふーん…
ミナはなんでジャンケンしたがったんだろう?
423 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 02:09:36.77 0
じゃんけんではなくグーパーっすよ。
それにしたがったのはミナじゃなくてなつきです
リョーチンかっこいいわ!
俺なら即ハメしてるよwww
425 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 10:43:02.08 0
>>424 なつき処女でしたし
やったら絶対ハマると思ったんでww
なつきがwww
426 :
おしえて!エロいひと:2012/11/06(火) 12:41:59.88 O
セフレ淫乱ゆらさんが居たから
我慢出来たくせにw
428 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 15:39:29.94 i
429 :
おしえて!エロいひと:2012/11/06(火) 17:59:37.86 0
オナ前の気分高揚させるのにちょうど良い(^^) 続きはまだか〜
430 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 19:39:26.23 0
>>429 俺もこれ書いて寝るといい夢見れますよ。
主にエロ系www
431 :
あ:2012/11/06(火) 22:10:58.51 0
ただいまー……
さてこれから書こうかなっと……
432 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 22:12:04.63 0
ミスったwwww
↑上の奴俺っすwwww
ガンバ!
434 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/06(火) 23:58:56.75 0
ゴメ、明日早いんで寝ます…
つか結構量が…
量があるならオケ(´・Д・)」
明日が楽しみだ〜w
やっと追いついた
クソ、なんていい性活してるんだリョーちんめ!
全部書き終わってからモゲロ
>150の彼女との別れ??
なんだと…(。-_-。)
どんな話になるだろw
439 :
おしえて!エロいひと:2012/11/07(水) 16:37:47.21 O
ふむ…ゆらさん友情出演あったっけ?
440 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/07(水) 16:39:24.12 0
>>436 うふふふふふ
>>437-438 その時のお楽しみ。
てか、既に5年くらい前の出来事で、実は結構うろ覚え。
記憶を補完しつつ、「あー、そうだそうだこんなことあったわー」って感じで思い出しながら書いてます
441 :
おしえて!エロいひと:2012/11/07(水) 16:39:41.72 O
フィクション
442 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/07(水) 16:43:21.65 0
>>439 あ、今気づいたw
書き忘れですwww
なつきと付き合い始めたことの報告を書こうと思って素で忘れましたwww
443 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/07(水) 16:47:59.76 0
>>442 お前wwwそのシーン大事だろがwwwwww
445 :
おしえて!エロいひと:2012/11/07(水) 22:47:34.22 O
>>444 エラそーにゆうな!!続き書いてくれへんようになったら、どうすんねん!!
446 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/07(水) 23:22:25.37 0
かなり書く時間ないです
このレスも電車で書いてます…
日曜日までカキコ出来んかも…
時間見つけつつ少しずつうpしていきます
((((;゚Д゚)))))))カキコ無かったら悲しむ人がいるよ…I.MY.ME.MINEだけど。
448 :
おしえて!エロいひと:2012/11/08(木) 00:16:01.80 O
ほら!!ちょっと気を悪くして、放置プレイじゃないか!!
りょ〜ちんっ(≧ε≦)
449 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 00:43:17.32 0
いや、ただ単に学校残っ…
そうだよ!傷ついたよ( ´Д`)y━・~~
www
りょーちんはそんなにもろくないw
451 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 00:57:54.47 0
>>450 ありがとう
そんなの現実じゃ3〜40人位しか言ってくれないですよ…
452 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 01:29:11.07 0
再開ッッッッッ!!
1日目はそれで終了。俺となつきは2階の寝室で就寝。勿論ベッド別です。そんときちょっと我慢出来そうになかったです、はい。
2日目の朝。俺は9時に起きました。なつきはまだ隣のベッドで寝ています。
階下に降りても誰も居ないので、とりあえず朝風呂に入ろうと思い、浴室へ。
浴室の描写は前回の旅行ではしていなかったので、ここで説明をば。
普通の風呂場なんですが、その広さが異常で、優に10疊くらいあります。俺の部屋よりも広いです。
大きな窓があり、さんさんと太陽の光が差し込んで来ているので、朝は電気いらずです。
湯船を沸かし返し、その間に歯を磨いて、沸いたところで風呂場へ入ります。
髪を洗い体を洗って、浴室に浸かります。最高に気持ちよか♪〜(´ε` )
体が温まり、少し眠くなってしまいました。本の少しの間目を瞑っていると、うつらうつらと意識が……
俺は本の少し眠ってしまいました。昨夜も、割りと多めに酒を飲んでいたので、さすがに起きるの早すぎたな、と思いました。
そこで事件発生。目を覚ますと、浴室の外から何やら物音がしました。
洗面所の電気が点いて、シルエットが浮かびます。
俺「ちょっ!ま…―」
一瞬で意識を覚醒させた俺の停止も虚しく、バスタオルを巻いたなつきが入って来ました。
俺「……………………」
なつき「………………や」
なつきは意外なほど、特にリアクションも取りませんでした。いや、なんつーかもっとこう……きゃーとかあんべ?
俺「ど、どしたんよ?」
俺は恐る恐る聞いてみました。なつきは説明を始めます。
なんでも、朝起きて、隣のベッドに俺の姿が無かったことで不安になり、階下に降り浴室で顔を洗おうとしたところ、選択カゴに俺のパンツがあったことに気付き、驚かそうと思ったのだとか。
俺「さいですか……」
俺は意味も無く脱力。なつきは風呂内に侵入してきます。
俺「あ、じゃあ俺揚がるゎ……」
若干前かがみで浴室を脱出しました。
てか、なつきのやつ結構胸ありました。Cぐらいになってました。
453 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 01:43:34.17 0
風呂からあがった俺は、2階でバカ2匹を起こそうと思い、服を着て階上へ。
しかし上がると、2人は既に起きていました。
俺「あれ?起きてたの?」
ミナ「あー…リョーちんおは〜……」
テンション爆低のミナです。寝起きは悪いんですよコイツ。
アキラ「うっす。リョーちんおはよう」
アキラは対照的に、寝起きはそんなに悪くはないようです。
俺「飯にするから、早く来いよー」
ミナ&アキラ「「うーーい」」
俺はそう言って階段を1階へ。
既になつきは風呂から上がっていて、朝食の準備を。メニューは昨日のカレーと食パン。
俺「……うっす」
なつき「……あ、うん……」
何故か気まずいです。さっき、バスタオル越しとは言え、そして一瞬とはいえ同じ風呂に入ってしまったからでしょうか。
俺「……今日は何するよ?」
とりあえず、当たり障りのない会話をすることに。
なつき「海行くんでしょ?」
そうだった……。気まずい相手に、いい天気だね、とか言った時くらいの速さで会話終了。
しかし、俺もまだまだ天には見放されていはいないようで、直ぐにミナ達が降りてきました。
これほどこのバカ共を待ち望んだ事はありません。
俺「飯にすっか」
一同「「「は−ーい」」」
そう言って朝食開始です。
454 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 01:57:20.76 0
飯を食べ終え、俺たちは着替えて海へ行く準備をします。
俺「アキラさー……」
着替えがてら、アキラに話しかけてみます。
アキラ「あー?」
アキラはズボンを脱いで真っ裸。こっちみんな気色悪い。
俺「ミナに告ったりしねーの?」
アキラ「ぶはっ!?」
アキラは海パンを取り出そうと屈んで、そして前のめりにコケました。
アキラ「な、何をとっぴょーしもないことを……」
俺「いや、だってお前、ミナの事好きなんだろ?」
俺は昨日の、ミナとの会話を思い出していました。
アキラ「そっ、それは……」
こいつもこいつで、嘘がへったくそです。バカですし。
俺「いいんだよそういうの。正直に言え」
俺は海パンに履き替えつつ、アキラに言いました。
アキラ「す、……好きだ、よ……」
顔を赤くしてアキラは言いました。気持ち悪い。野郎同士の会話で顔赤くすんなっつの。
俺「じゃあ告れ。旅行中に」
アキラ「ハァッ!?」
俺のナイスな提案に、アキラはめっちゃ困惑。そりゃそうでしょう。
俺「いつまでもウジってんじゃねえよめんどくせえ。バッと言ってババッと決めてこい」
俺はそう言って、荷物を持って部屋から出ました。
アキラ「ちょっま――」
アキラの声を無視して。
玄関前で待っていると、アキラ、ミナ&なつきの順で外に出てきました。ミナとなつきは去年と同じく、上からパーカーを羽織っていました。
俺は飲み物が入ったクーラーボックスを、ミナは浮き輪と弁当を、なつきはパラソルを持っていました。
俺はアキラを小突きます。
俺「アキラ、ミナの荷物持ってやれ」
アキラ「、お、おおぅ……ミナ」
アキラは大人しく、俺の指示に従いました。ミナの持っていた弁当と浮き輪を受け取っています。
その間に、なつきが俺に話しかけてきました。
455 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 02:07:13.72 0
なつき「リョーちん、アキラに何言ったの?」
俺「いや、旅行中に告れって言っただけ」
なつき「鬼だねリョーちん……でもそれ面白そう」
なつきはニヤニヤといい感じの笑みを浮かべていました。楽しそうだなぁ、と思いました。
そんな感じでアキラがミナの荷物を受け取ったタイミングで海へ向かいました。
少し歩いて海に到着。やっぱり近いのは楽です。
砂浜に着いて、俺となつきでパラソル設置。ミナとアキラは準備体操してました。
俺「やっぱこの旅行であいつらくっつけちゃおうぜ。両思いみたいだし。アキラはバカだしミナはバカだし、お互いに気がつかないと思うし」
なつき「そうだね……でもどうしようか……」
俺となつきはうなります。どういった状況を作り上げてやろうかと必死です。
俺「とりあえずミナのオイル塗り、アキラにやらせよう」
なつき「リョーちんグイグイ行くねwwいいんじゃない?」
俺の提案をなつきは(面白がって)承諾しました。しかし、この提案は俺にもデメリットが。
なつき「じゃあワタシにはリョーちんが塗って♪」
俺「えっ(;゚Д゚)!」
し、しまった……!確かにミナがなつきに塗らなければ、それは俺の役目になるというのは当たり前。
しかし俺にはまだ心の準備が……
パラソルを設置し終え、なつきはシートを敷いてパーカーを脱ぎます。
今年の水着は白のビキニにパレオ。南国っぽい感じ。Cにまで成長した胸が色っぽいです。まだ揉んでも居ないのに成長するとは、やるななつき……。
なつき「じゃ、お願いね。おーい、ミナぁ〜」
なつきは寝転びながらミナを呼びます。
ミナは準備体操を終え、こちらに駆け寄って来ました。
ミナ「何?」
なつき「ミナはアキラに塗ってもらって。ワタシはリョーちんにやってもらうから♪」
なつきがそう言うと、ミナは、分かったぁ〜と言ってアキラの元へ。アキラの戸惑う表情が、ここからでも見えました。
なつき「さ、早く塗って♪」
なつきはそう言って寝転んで、なんとビキニのヒモをシュルリ、と解きやがりました。
俺「んなっ!?」
俺は予想外の行動に混乱。コイツ……まさか昨日の復讐じゃあるまいな?純粋に疑問が湧いて来ました。
なつき「どうしたの?早く♪」
なつきは首だけで振り返り(若干体を浮き上がらせやがったので、胸が見えそうで見えない感じに)言いました。その表情はとても楽しそう。
やっぱ復讐か。上等じゃねえかコノヤロウ。俺は意を決して、なつきの背中に日焼け止めを塗り始めました。
456 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 02:20:32.98 0
正直、ゆらさんとあやなさん以外の女性の肌に直に触れるのは、これが初めてでした。しかも相手は自分と1つしか変わらない女子。やっべドキドキするわぁ……。
俺は手のひらにオイルを垂らし、なつきの背中にピチャ…、と触れます。
なつき「ひゃぁあ!?」
オイルが冷たかったのか、なつきは足をバタバタさせて耐えていました。くぅ……ガンガレ俺!負けんな俺!
昨日偉そうなことを言った手前、そういうことは出来ない俺です。馬鹿なことをしたもんだなと正直思いました。
なつき「ちゃんとムラなくお願いね」
なつきはオイルに慣れたのか、ふんふんと鼻歌を唄いながら言いました。
チラリと隣を見ると、俺と同じような状況の男が。アキラです。
ミナ「上手く塗ってねアキラ。日焼けしないように♪」
アキラ「お、オウ……」
スマンアキラ……俺が悪かった……
俺はなつきの背中にオイルを塗り終えました。
俺「終わったぞ」
しかしなつきは言います。
なつき「え〜。まだ足塗ってないじゃん。全体お願い」
ふざけんな!そんなとこ自分で塗れ!とは言えるはずも無く、俺はなつきの足にオイルを塗って行きます。
足の太ももから足の付け根……膝裏からふくらはぎ。そして足首までムラなく綺麗に。
塗り終え(多分俺の顔は真っ赤でしょう)なつきに報告。なつきはやっと満足したのか、言いました。
なつき「じゃあ今度は前おねg……」
俺「それは無理ですゴメンナサイ!」
さすがにそこまでやると、俺の精神が崩壊せしめてしまいそうな気がしました。なつきも、さすがに前は恥ずかしかったのか、特に反論もなく応じました。
なつきが自分の正面にオイルを塗っているのを待ってる間、アキラをチラリ。
俺「!?」
なんとアキラ、今度はミナに塗って貰っていました。
457 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 02:28:22.60 0
ふと、なつきの視線を感じます。背後から。
恐る恐る振り返ると、なつきがにた〜、っと笑いながら手のひらにオイルを……。
なつき「さ、次はリョーちんの番♪」
すいませんもう勘弁してください……心の中で願いましたがそれは叶わず、俺はなつきに全身に日焼けオイルを塗られる羽目になりました。
多分ソープってのはこんな感じなんだろうなと思います。風俗すら行った事はないですが。
なつきは俺の正面までオイルを塗り終えると、すっくと立ち上がります。
なつき「なぁって……泳ぎますかー!」
そう言ってなつきは俺に手を差し伸べてきました。俺はそれを断りました。
なつき「どうしたの?気分悪い?」
いえ、昂ってます。んなこた当然言えるわけもなく、俺は少ししてから行くと言って断りました。
なつき「んー…じゃあワタシらだけで先泳いでよっか」
なつきがミナにそう言って、2人で海へ入って行きました。隣を見ると、俺と同じくアキラがやや猫背になって体育座りをしていました。
俺「……………………」
アキラ「……………………」
俺とアキラはお互い無言のまま、収まるまで待っていることにしました。
数分後。回復?した俺たちは海へ。
ミナの水着をマジマジ見ていなかったので、ここで初めてお披露目でした。
今年は胸が成長したのか、赤のビキニ。多分Bくらいにはなってる。成長したなぁ……
4人で膨らました浮き輪やビーチボールで遊び尽くし、いつの間にか夕方。楽しい時間はあっという間です。
俺「ふぃー……そろそろ帰るかぁ……」
一同「「「おーー……」」」
みんな完全に疲れ果て意気消沈。俺は荷物を纏め、ミナの別荘へと戻ります。
俺「あ、やべー砂落としてくんの忘れた」
俺がそう言うと、ミナが快活に言います。
ミナ「いいよいいよ。家の前で大体払い落として速攻お風呂入ればそれで」
とのこと。よかった。
そんな感じに別荘到着。俺たちは女子、男子の順に風呂に向かうことに。
458 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 02:37:07.38 0
女子たちが風呂から揚がるまで、時間が空きました。なので俺たちは別荘の庭に行き、身体に付いた砂を出来る限り落としてしまうことに。
アキラ「疲れたなぁー……」
俺「そうだな……明日どうするよ?」
俺は明日の予定をアキラと相談することに。特にその日の予定は決めてはいません。その日に決めることが多いです。
アキラ「んー……4泊5日だしなぁ……あと3日もあるんだろ?」
俺「さすがに連続で海行くのは辛いよな……」
いくら高校生とは言え、そんな体力なんてありません。
俺「じゃあどっか街でも行って遊び尽くすか」
アキラ「そうだなー……お。風呂空いたみたいだな」
見るとリビングの窓の向こうからなつきが俺たちを呼んでいました。
なつきはカララ、と窓を開けるとこう言います。
なつき「お風呂空いたよ」
アキラ「あいよ。リョーちん、はいろうぜ」
俺「先は行ってこいよ。野郎と入る趣味はない」
俺はそう言ってアキラを先に風呂に入れる事に。アキラは特に気にも留めず、そうか、と言って風呂場へ向かいました。
俺は庭の軒先に座りました。するとなつきがその隣に座り、俺にビールを手渡します。
俺「お、サンキュ♪」
俺はビールの缶を受け取り、カシュっ、と開けてなつきと乾杯。グイと一気に半分ほど飲みました。
なつき「やっぱビールはおいしいねー」
俺「そうだな……」
夕暮れは既に過ぎており、暗くなり始めていました。
俺「明日は町の方行こうぜ。さすがに2日連荘で海はキツイだろ?」
なつき「そうだねー……あ」
なつきはそこでパァッ、と顔に笑みを浮かべる。
なつき「じゃあさじゃあさ!そこであの2人にデートさせるってのは!?」
俺「なつきも相当エグイよね」
しかし面白そうなので、俺はその提案に乗ることにしました。
459 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 02:53:01.91 0
その日の夜は、またも酒盛り。しかし今日はみんな疲れていたので、早々に寝入ってしまいました。リビングに雑魚寝で寝ています。
俺は起こしては悪いと思い、2階で1人、ベランダに出て酒を飲んでいました。
おっさん臭いと言われそうだけど、俺は1人で酒を飲むのは結構嫌いじゃない方なので、たまにこう言う感じに飲むことが多々あります。
俺は昨日買った焼酎をペットボトルに入ったミネラルウォーターで割り、ベランダあったチェアに腰掛けて酒を煽りました。
真夏なので、アイスペールに入れた氷も、溶けるのがかなり早いです。
カラン、と、寂しげな音がグラスから鳴りました。
氷をグラスに入れ、酒を足します。部屋の明かりが、一瞬揺らぎました。
室内に目を遣ると、なつきが眠そうな目を擦って立っていました。
カララ、と窓を空け、ベランダへ。
俺「どうした?眠ってたんじゃないの?」
俺がそう聞くと、なつきは寝惚け眼で言いました。
なつき「ん〜……リョーちんが居なかったから……」
寝ぼけている時は大概、その人は本音を漏らすことが多いです。恐らくこの時のなつきも、それなのでしょう。
俺「そっか」
なつき「寝ないの?」
なつきは大あくびを掻いて言いました。俺の座っているチェアの肘掛に座って来ます。
俺「も少ししたら寝るよ。先寝てれば?」
なつき「んーん……リョーちんと寝る……」
なつきはそう言って、俺のグラスを半ば強引に奪い取ります。
俺「あっちょっ!」
俺は止めましたが時すでに遅し。なつきは酒を口に含むと、ダァー、と吐き出しました。
なつき「つよ……まず……」
そりゃそうだ。俺の飲んでいたのは黒霧島。芋焼酎です。癖のある酒で、あまり飲めない人には好まれない銘柄です。
しかも俺は、水3に対し酒7で飲んでいたので、多分相当濃かったと思います。
俺「あぁーもう。だから待てって言ったのに……」
俺はそう言ってグラスを拭く用に持ってきていたハンドタオルでなつきを吹きます。
結構な範囲に渡って溢れていたため、俺はなつきの胸あたりまで拭かなくてはいけなくなりました。
俺「あ〜あ〜、ったく……」
しかし特にイヤラシイ気持ちになるわけでもなく、なんというか、小さい子の粗相を処理するみたいな感じに拭きました。
なつき「ごめんなさい……」
なつきはしょんぼりして謝ってきました。相当カッ食らっていたので、おそらくコイツは相当酔っています。しかしなんだか、そんな仕草も可愛らしく思えます。
俺「ほら、いいからじっとしてろ」
そう言って俺はなつきの足を拭いていきます。太ももにびっしょりかかっていました。俺が太ももに手をやると、なつきがなんか反応しました。
なつき「……あっ……」
俺「……………………」
んなエロイ声出すんじゃねえよ……。俺は心の中で思います。往々にして足を拭き終え、俺は再び酒を飲み始めます。
なつき「りょーちんさぁ……?」
なつきが空を眺めながら言いました。
なつき「私の事好き……?」
カランカラ……。小さくグラスが鳴りました。
俺「……好きだよ……。お前は?」
俺はなつきに聞き返しました。
なつき「えへへ……好き……」
そう言って身を屈め、俺の首に腕を絡ませてきました。なつきの体温が直に感じられて、真夏の暑さが更に増したような気がしました。
なつき「じゃ〜ぁ〜……?どんなとこが好き?」
質問魔。なつきは酒を飲むといつもこんな感じになります。付き合う前からそうでした。
俺「可愛いところ。背が高いところ。俺の好きな酒を作ってくれるところ」
それから、と一旦区切って、俺は言います。
俺「俺の事を好きでいてくれたところ」
アカン、俺も相当酔っているようです。言ってて恥ずかしさも感じない当たり、結構回っている気がします。
なつきは、えへへ〜、と言って、頬と頬を擦り合わせるように抱きついてきました。
461 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 03:00:52.30 0
462 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 03:01:14.49 0
俺「お前は?俺のどんなところが好きなの?」
俺がそう聞くと、なつきは俺の耳元でささやくようにして言いました。
なつき「カッコイイところ。背が私より高いところ。いつも私の相談に乗ってくれて、助けてくれるところ」
それから、と言って、なつきは一拍置いて言いました。
なつき「私を好きになってくれたところ♪えへへ」
言ってて恥ずかしくないのかコイツと思いましたが、さっき俺も同じような事を言ったので何も言えず。
なつきは俺の首筋に優しくキスをしました。
なつき「……ん、」
キスと言っても、優しく触れるようにしただけで、それだけでした。
俺もお返しにと、なつきの頭を優しく抱くように撫でました。
するとなつきは、俺の首に絡みついたまま、
なつき「すぅ……すぅ……」
と寝息を立てはじめました。俺は酒一旦置いて、なつきの体をお姫様抱っこの要領で抱き上げ、部屋に入りベッドに横たえさせました。
もう1度風呂に入って、俺もなつきと同じ部屋で就寝。
2日目は終了です。
463 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 03:04:39.51 0
さて、今日はこれで寝ます。
てか、前・後半に収まらんかった
スマソングw
また明日、続き書けたら書きます。
以外に見てくれてる人いて嬉しいわww
こんなオナニーばなしに付き合ってくれてありがとうです。
でゎでゎ〜
(・ω・)ノシ
/ ̄⌒⌒ヽ
| / ̄ ̄ ̄ヽ
| | / \|
.| | ´ ` |
(6 つ / ちくしょう・羨ましい
.| / /⌒⌒ヽ
| \  ̄ ノ
| / ̄
最初から見てるよw
文章書くの上手だから読みやすい。
今晩も楽しみにしてるぜぇ〜
おもしろいから真偽はどうでもいいんだけどさ、
当時高校生ってのが信じられん程のジゴロっぷりだなw
これがリア充と非リアの違いか・・・
続き待ってる
あとゆらさんへの報告の話も聞きたい、後でいいから
467 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 13:54:29.15 i
>>464 アナゴくぅ〜ん、これから一杯どうd(ry
468 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 15:07:53.09 0
>>466 親父曰く
「モテたいなら金稼げ」
とのことです。
高校生にして月10万位上稼いでましたからw
>>468 ふっ・・・その言葉、高校時代に聞きたかったぜ・・・
と言っても俺の地元、バイト禁止だったけどな!
470 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 15:12:32.55 0
>>469 意外と多いですよね、バイト禁止の高校。
俺は家が小遣い制度じゃなかったのでやらなきゃ生きていけませんでしたよ。
てか、高校生でバイト禁止は結構鬼畜w
>>470 今振り返って思うけど、教育的にも高校生にバイトってさせた方がいいと思うわ〜
そういう点ではリョーちんはバイトしまくってるのがプラスだよね
まぁ余計な経験もしまくってる感じだけどw
472 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 15:34:10.26 0
>>471 アメリカでは、小学校のときから、新聞配達とか、高校生でベビーシッターのバイトやらせるのが普通みたいですよね。
日本は就労に制限掛けすぎですよね
色んな経験積みすぎて、今じゃ滅多なことじゃ動じないっすよwww
ゆらさんにエロ本見つかった時は泣きそうになったけどwww
473 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 16:20:19.26 0
>>473 金髪&甚兵衛とか、リョーちんちょっとDQNぽい所あるよねwww
475 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 17:17:17.58 0
>>475 見てくれだけねw
スレ読む限り中身は全然そんな事ないけどさ
実際のリョーちん知ってるわけじゃないんだから気にしなくていいよw
>>476 まぁそう思われても仕方ないわなwww
しかし中身は意外と紳s(ry
今日は早く帰ってこれたんで、今から書きますね〜v(^_^v)♪
479 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 18:20:00.63 0
>>466 11.の後日談書きます。一応番外。
夏休み直前の話。なつきと付き合い始めて1週間ちょいくらい。ゆらさん宅にて。
俺「話があるんだけど」
ゆらさん「なに?」ゆらさんは料理を作ってました。
俺「俺、彼女できた」
ゆらさん「え……痛っ……!」ゆらさんは包丁で指を切ってしまいました。そ、そんなに驚くか?
俺「大丈夫?」
ゆらさん「うん……そんなことより」ゆらさんはエプロンを取って俺が座っていたソファまで来ます。
ゆらさん「どういうこと?」
俺「……………………(怒ってらっしゃる……)」
俺「いや、単に彼女できたってだけ……」
ゆらさん「だからどういうことって聞いてるの!」うぉぉ……!ガチにきてる……
俺「この前告白され……告白した」
ゆらさん「誰?」
俺「なつき」
ゆらさん「……!」ゆらさんは絶句。一応名前に覚えはあったようです。
ゆらさん「…………………………」ゆらさんはしばらく黙り込んで、しかし直ぐに表情を和らげました。
ゆらさん「いいんじゃない?おめでとう♪」
俺「え?」さっきまでの怒りはどこに……?
ゆらさん「そもそも、私もリョー君と不倫してる仲だしね。文句言える立場じゃないし」
そう言って再びエプロン装着。そしてキッチンへ向かう途中に言います。
ゆらさん「でも、これからも相手はしてもらうからね♪」
俺「……さいですか」こればっかりは俺も予想してましたので、抵抗するだけ無駄と判断して諦めました。
以上。11.の後日談でした。
481 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 18:31:51.46 0
>>481 俺の不倫相手、当時29だったけど全然だったなぁ
割り切れるならって約束で始まった関係だったのに
最終的には割り切れない様な事言い出したからやめたわ
今思うと泥沼にならんで良かったw
483 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 18:49:11.44 0
>>482 お互いに好きだけど、それ以上に好きな人が他に居るから割り切れるんですよ。
じゃなきゃマジになっちゃいますよ
>>483 そんな相手に巡り会えるなんて神確率だぞw
・・・ゆらさんに感謝しろよ・・・ちくしょう
オレモソンナアイテホシイ
リョーヤリチンめ
486 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 19:43:56.87 0
487 :
おしえて!エロいひと:2012/11/08(木) 19:59:27.69 0
488 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 20:30:11.89 0
よし。出来たんでカキコ開始。
>>462の続き
3日目。その日はみんな結構遅くに目が覚めました。俺で10時。なつきは10時半。ミナとアキラは12時に起きました。
とりあえず全員風呂に入り、家で飯食うにもなにも用意がないので、その日は外で食べることに。
バスに乗り、近場で一番発展している街へ。
東京ほどではありませんが、そこそこに活気づいていて、若者が多く見られました。
俺「そんじゃーまぁ、とりあえず飯でも行くか」
一同「「「さんせー!」」」
そうしてありふれた定食屋で食事。普通にオイシイ店なのに、割と空いていました。
俺「結構うまいな。あ、なつきそれうまそう。ちょっと頂戴」
なつき「ん、いいよ」
そう言ってあーん、てな感じに食べさせてくれた魚の煮付け(確か鱈の煮付けでした)は、よく味が染み込んでいて美味しかったです。
そんな感じに食事終了。ミナとアキラは俺となつきのあーんに気づいていませんでした。
ここでなつきが提案します。
なつき「ねえミナ。今日はそれぞれペアで遊ばない?」
ミナ「ペア?」
それは昨日、みんなで決めたことなんですが、どうやらミナは深酒をしすぎて覚えていないご様子。
俺「グーパーでペアに別れて、それぞれで町の散策」
ミナ「あー……そうだね。4人じゃ移動もしづらいし。いいんじゃない?」
釣れた。と、俺となつきは思いました。昨日の夜、なつきが潰れる前に一緒に考えた作戦です。
方法は部屋割りと一緒。俺となつきはお互いグーとパーを交互に出していくという戦法に。
さすがにずっとグーかパーだと怪しまれるので。
ということでグーパー開始。今度は男女で別れて。
計画通り、俺となつき。ミナとアキラペアになることに。
俺「そんじゃ、5時に駅前な」
そう言って別れました。
489 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 20:34:52.55 0
俺「あいつら上手くやるかな?」
なつき「大丈夫でしょ。普段でも2人で遊びに行くくらいだし」
そう言って俺たちは駅前のゲーセンへ。
なつき「プリ撮ろうよー。初プリ旅行記念♪」
どうして女っていうのは、こうプリクラとか写真とか大好きなんでしょうね。
1度ゆらさんとも撮ったんですが、証拠になるため分けずに、俺の家の本棚の裏に茶封筒に入れてセロテープえ貼り付けて保管しています。絶対にバレません。
なつき「んーと、これとこれとこれとー……」
そう言って設定を決めていくなつき。こういうところは女子高生っぽいですね。まぁJKなんですけどww
なつき「はい、チーズ♪」
パシャッ、とシャッター音が何回か鳴り、筐体が『横で落書きができるよ♪』と言ったので移動。
なつき「どうしよっかぁ……んと、これでしょ?こう書いてー……」
次々に画像に落書きを施していくなつき。ヲイ。俺の顔美肌効果付加させんじゃねえ。
自分で次々に落書きしていくなつきに少しむかついたので、俺はペンを強奪。
なつき「あー!ちょっと!なにすんの!」
なつきの声を無視して、俺は落書きを進める。なつきに見せないようにして。
『落書き終了。下記のURLからケータイに送れるよ♪』と筐体が言うと、なつきは手馴れた手つきでケータイを操作。そして写真を受け取る。
横についている写真のはきだし口に行き、2人でプリをチェック。
リョーヤリチン紫煙
491 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 20:44:09.60 0
俺「……ブハッwww」
なつき「ちょっ!なにこれーーーーー!!!(`・ω・´)」
俺はなつきの顔に、大きな眉毛やヒゲを(チョビヒゲ)描いていました。
俺「これいいじゃんwwwwwケータイに貼るわwwwwww」
なつき「や、ちょっと!それはナシ!」
なつきはそう言って、俺が切り分けたプリを奪い取ろうとしましたが叶わず。
なつき「うぅ……ヒドイよリョーちん」
俺「まぁまぁ、いいじゃん。ほれ、これなんて良く出来てんだろ?」
俺はそう言って、1枚のプリをなつきに見せました。
なつき「……これ……」
そのプリクラには、『リョーちん&なつき 初プリ記念!!ずっと一緒♪』と描いてありました。
俺が書いたんですよ。なつきにバレないように。
なつきはそのプリを、顔を赤くして眺めていました。子供がクリスマスプレゼントを貰ったような表情でした。
そのあとはゲーセンで色々遊んで、5時まで意外にやることもないのでカラオケ。
意外になつきやバンドメンバーでカラオケって行ったことなかったんです。みんなバンドで歌うもんだから。
初カラオケ記念とかでなつきが写メを撮ったり、2人でデュエットしたり、俺がホルモン歌ったりなつきがデジモン歌ったりと、楽しい時間でした。
意外になつきが歌上手く、90点連発。俺も負けじと必死こいて歌いますが、最高88点(コブクロ”蕾”)止まり。悔しかったです。
そうこうしているうちに4時半。カラオケを出て駅前に。
ミナとアキラはまだ来ていませんでした。
なのでその辺の商店街をぶらつく事に。
なつきにネックレスとかを買ってやり、再び駅前に行くと、奴らが居ました。
リョーヤリチン私怨
493 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 20:50:24.11 0
494 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 20:50:48.03 0
ミナ「あーーっ!おっそーい!どこ行ってたのー!」
ミナは手をブンブンと振り上げながら俺たちに言いました。元気あるなぁ。
俺「俺らが来たときにはお前ら居なかったんだよ」
俺はミナにそう言いました。
アキラ「まぁんなことはどうでもいいケドさ。これからどうすんの?」
俺「どっかで飯でも食って帰るか。居酒屋行く?」
一同「「「いーねー!」」」
てなわけで近場の居酒屋へ。平日なんで結構空いてます。俺たちは4人がけの座敷へと案内されました。
俺「とりあえず生4つ」
適当にツマミも頼み、運ばれてきたジョッキで乾杯。
疲れていたのか、みんな酒のペースが早いこと早いこと。
俺「今日はどこ行ってたんだ?」
俺はミナに聞いてみました。
ミナ「いろいろ♪ゲーセン行ったり〜、カラオケ行ったり〜」
なつき「なんだ、ワタシたちと変わらないじゃない」
アキラ「うぇ?そうなん?」
俺「なんだ、だったら一緒に行っても良かったかもな」
俺はビールを煽りながら言いました。
ミナ「ん〜…でもなつきやリョーちんとは、カラオケ一緒に行ったことないからなぁ……緊張して歌えないかも」
俺「お前ボーカルじゃん……っつか、アキラとは行ったことあんの?」
俺は聞いてみました。ミナはツマミのうずらの煮付けを頬張りつつ言いました。
ミナ「しょっちゅうだよ〜。練習に行くんだけど、私1人じゃカラオケ入れなくって……アキラに付き合ってもらってるんだ〜」
俺「……………………」
なんだこの異常な仲の良さww
そんな感じに食事は終了。まだ7時半だったんですが、バスの関係で直ぐに帰宅することにしました。
495 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:01:55.08 0
別荘に帰ってきたのは8時過ぎ。みんな疲れていました。
俺「ん〜……寝るにはまだ早いよなぁ……」
俺はそう言いました。
ミナ「もぉ〜ダメー……ネムイぉ……」
アキラ「同じく〜……」
そう言ってミナとアキラはダウン。2階へと上がって行ってしまいました。
俺「どうすっか」
なつき「んー……とりあえずお酒?」
そう言ってなつきはグラスを取り出します。
俺「どうせなら外で飲むか。今日は良く晴れてるし」
そう言って俺となつき。2人で庭に出て縁側で仲良く酒盛り。なつきは意外に飲めます。
なつき「リョーちん、そのお酒好きだよね〜……よく飲めるね」
俺の飲んでいるのは昨日と同じ黒霧島。芋焼酎を水で割って飲んでます。
俺「なつきも飲む?」
なつき「んーん。ワタシはこれでいい」
なつきはスミノフをオレンジジュースで割っていました。
俺「それもうただのジュースじゃん……」
俺、あんまりスミノフ好きじゃないんですよ。スミノフジンジャーなら飲めなくもないんですが、甘すぎなので……
なつき「美味しいじゃん」
そう言ってなつきはグラスを傾けました。空を見上げると、星空が綺麗でした。
俺「明日はどうする?海か?」
俺はなつきに聞いてみました。
なつき「んー……海でバーベキュー、ってのは?」
俺「いいねそれ。そうすっか」
そうやって明日の予定を決めたあと、無言に。気まずいとかそういうふいんき(←何故かryではなくひたすらに心地よい空気です。
さらさらと流れる風が、なつきの長い髪をふわりと舞いあげます。
なつき「リョーちんはさ……女の子の、どういうところにドキッとする?」
俺「エロい会話」
なつき「そういうんじゃなくてww」
496 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:05:17.79 0
俺「そうだな……ポニテ?」
なつき「髪型でもないっつーのwwwどういう仕草が好き?」
なつきはそう言って、風にそよぐ髪を右手でかき上げて言いました。
俺「そういう感じかな」
なつき「え?どういう?」
俺「女の子が髪を弄ってる仕草が好き。髪をかき上げたり、結んだり、結ぶときにヘアゴムを口でくわえたりしてるとことか」
なつき「結構マニアックなんだね」
なつきはクスクスと笑いながら言いました。止んだ風に乱された髪をかき上げて、耳で止めます。
なつき「こういうの?クスクス」
なつきは小悪魔みたいに微笑みました。その表情が凄い可愛らしくて、もうドキドキ。
ス、と俺の肩に頭をあずけます。
俺「……………………」
なつき「……………………」
2人して黙りこくっていました。
俺「なつき」
なつき「……ん」
知らず知らずに目が合って、2人でキス。まるで恋人のようなキスでしたww
俺「……キスは恥ずかしくないんだな」
なつき「…ふふっ」
そう言ってもう1度空を眺めました。星座のことなんて何も知らない俺です。星の名前なんて分かりません。
俺「……なつきはさ」
なつき「ん〜?」
俺はなつきに聞きました。
俺「俺とエッチしたいの?」
なつき「ぶふっ!?……な、なにいきなり……?」
497 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:10:38.86 0
なつきは顔を赤くして、俺から目を逸らして言いました。
なつき「……したい……よ。そりゃ…ね」
なつきの声は震えていました。俺はつい笑ってしまいます。
俺「まだ処女なんだろ?無理すんなって」
なつき「なっ……!」
なつきは耳まで真っ赤。そして、真正面を向いて言いました。
なつき「……うん。確かに少し怖いかな……でもね、リョーちん」
なつきは俺の目を見て言います。
なつき「好きな人が相手なら……耐えられるって思うんだ……どんなに怖くても」
なつきはそう言って、グラスをグイ、と一気に飲み干しました。
なつき「確かに、リョーちんの言いたいことも分かるよ……?お金借りて行った旅行でエッチなんて……そんなのリョーちんにしてみたら援交みたいな感じだもんね」
よく分かってんじゃん。この旅行で、俺がなつきに貸した金額は4万です。高校生にはでかい金額です。
なつき「だから、受験が終わって、お金を返すまで……エッチはしない……ワタシもそう決めた。だから安心して」
綺麗だ、と思ってしまうほどに、優しい笑顔でなつきは言いました。思わずドキッとさせられてしまった俺は、お返しと言わんばかりに、なつきの肩を優しく抱き寄せました。
3日目はそれで終了。俺となつきはそれぞれ風呂に入り、歯を磨いて就寝しました。
498 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:15:14.88 0
4日目。今日は昼にバーベキューをするということなので、朝からバーベキュー用の肉の買出し。野菜は初日に買った物が残っていたのでそれを使用します。
俺「お、これ安いな。量も多いし。……それと後は……」
スーパーで、珍しく俺とミナでの買い物。ミナはご機嫌そうに鼻を鳴らしていました。
ミナ「ふんふんふーん♪」
俺「どうした?なんかご機嫌だな」
ミナ「え?そうかなぁ〜」
ミナはとてもいい笑顔で言いました。何企んでるんだろと勘ぐってしまうのは俺の悪い癖だと思います。
俺「なにかあったんか?」
ミナ「べっつにぃ〜♪」
野郎……含みありげじゃねえか……。しかし無理に聞き出すのも変なので、その場はそれで終わりました。
俺「お……これも買ってくか」
俺はミナにバレないように『それ』を買いました。『それ』の正体はまたあとで。
別荘に着くと、アキラが庭にある倉庫から、去年も浸かったBBQセットを取り出していました。
俺「お、今日はサボンなかったな」
アキラ「腹減ってるからな。早く食いたいんだよ」
昼にBBQなので、朝は何も食べていません。
俺とミナは家に入り、キッチンで野菜を切り分けていたなつきに肉を渡します。
なつき「ごくろー様♪それじゃ、さっさと準備しちゃおっか」
ミナ「おー♪」
そうしてミナとなつきの2人でBBQの串を作っている間、俺は飲み物の準備。クーラーボックスに買ってきた氷を入れて、ビールやらジュースやらを入れます。
そうこうしているうちにみんなの準備が終わり、俺たちは海へ。あまり地元民も利用しない砂浜なので、後片付けをちゃんとすれば存分にBBQが楽しめます。
砂浜についてパラソル設置。地面にシートを敷いてクーラーボックスを重石に。
アキラが運んだBBQセットを準備し、炭を入れて点火剤を加え着火。みるみるうちに網が温まり、BBQ開始。
アキラ「おっ!この肉ウマー(*´∀`*)」
酒も取り出し、楽しくBBQをしました。
499 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:27:37.77 0
2時間程経って、俺たちは満腹に。
俺「はぁー……美味かった。こういうのもいいよな」
なつき「そうだね。外で食べて飲むっていうのも、いつもと違っていいね」
しばらく談笑していると、眠気が襲ってきます。
全員「「「「ふぁ……あぁ〜〜〜……」」」」
みんなで一斉に欠伸。大雑把に後片付けをして、一旦昼寝をすることに。
配置は、右から俺、なつき、ミナ、アキラの順でパラソルの日陰に入るようにして寝ました。
俺が起きると、辺りは少し夕暮れ気味。
俺「時間経つの早ぇー」
時計を見ると既に4時半。寝過ぎた。俺はみんなを起こします。最初に起きたのはなつき。目を擦って眠そうにしています。
他のバカ2匹はなつきに任せました。俺がBBQの後始末 を完璧に終わらせた頃、他2名が起きてきました。
俺たちは荷物を持って別荘へ帰ります。
なつき以外のバカは別荘に着くなり再び寝入ってしまいました。仕方なく俺となつきで夕飯の支度。その日はトンカツにすることに。
俺「とんかつはやっぱロースだよな。端っこの部分大好きだ」
なつき「ロースは油っこいからなぁ……。ヒレも美味しいよね」
俺となつきのトンカツ論争。そう言えばなつきの家で初めて飯食ったときもトンカツでした。
なつき「ワタシ、トンカツが一番得意なんだ♪」
なつきは得意そうに言います。
俺「あぁ。衣つけて揚げるだけだもんなwww」
そう言うとヒドイ!とって頬を膨らませます。子供かwww
鍋に油を注いで、トンカツを揚げます。うまそうだ。
どれ くらい食べるだろうか分からなかったので、とりあえず沢山揚げることに。ロース8枚ヒレ6枚程揚げます。多いかな?
トンカツが全て揚がると、ミナとアキラがタイミングよく起きてきたので、そのまま食事。
うん、ロースウマー(*´∀`*)。
500 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:32:29.03 0
食事を終えました。やはりトンカツ5枚くらい余りました。
俺「このあとどうするよ?」
俺は食後のゆったりした時間で、みんなに話しかけました。
なつき「んーーー……どうしよっか」
ミナがそう言うと、アキラが大声で提案します。
アキラ「はいはーい!肝試しがいいデースっ!」
俺「お、それいいな。やろう肝試し」
俺は提案に乗ることに。別に幽霊なんか信じてもいないので、怖くもありませんし。
なつき「え……で、でも!肝試しって言っても、そんな怖いとこないんじゃ……?」
なつきは声を震わせて言いました。そういえばこいつ、よみうりランドでもお化け屋敷入らなかったしな。怖いんだろうか。
ミナ「ウチの裏の山を少し登ったところに、お寺あるよ? 」
ミナ、グッジョブ(;^ω^)b!なつきの表情が一段と引き攣りました。
俺「じゃあルール決めるか。先ずはペア決め。グーパーでいいか?」
そう言ってグーパー開始。まぁ当然俺となつき、ミナとアキラのペアに。なんか一発で決まりました。
俺「そんじゃ行くか」
そう言って俺たちは寺に向かいました。懐中電灯は倉庫に5つ程あったんですが、電池が死んでいて使えるのは3個。
俺は嫌嫌するなつきを引っ張って寺に到着。そこでルール説明。
俺「んじゃ、先行はどっちにする?」
一同「「「どうぞどうぞ」」」
俺1人で行くようです。ふざけんな何が楽しいんだっつの。
501 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:39:26.49 0
俺「じゃ、先攻は俺となつきペアで。この塀の向こうの墓の奥に社があるらしいから、そこにこの懐中電灯を置いてくる。それを後攻のミナ、アキラペアが持って帰ってくる、ってことでおk?」
一同「「「お、おk……」」」
俺「言い出しっぺがビビってんじゃねーよwww」
俺はアキラにヒソヒソ耳打ちしました。
俺「ここでガツンと決めるか、好感度上げてこい。いいな?」
アキラは顔を引き攣らせてうんうんと頷きました。大丈夫か?
俺「んじゃー行くか、なつき」
なつき「う……うん……」
超腰引けてるwwww
俺となつきは手を繋ぎ、墓へと入って行きました。
俺「暗っ……懐中電灯点けてても危ないなこれ……なつき?転ぶなよ」
俺はなつきの足元を照らしながら言いま したが、当のなつきは
なつき「…………ブツブツブツブツ」
何やら怖い怖いとか小声で言いながら目を瞑って俺の手を力強く握っていました。痛い。
俺「大丈夫ですかー?」
俺はそう言って懐中電灯を消します。
なつき「いっやあああああああああああ!」
なつき絶叫。叫び声がこだまします。
502 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 21:53:23.20 0
俺となつきが社にたどり着いてもとの場所に戻り、ミナ達を送り出したあと。
なつき「うぅぅぅぅぅぅぅぅ……」
なつきは途中で腰を抜かしてしまい、地面にヘタりこんでいました。俺が背負って帰って来たんですよww
俺「あそこまでビビるこたぁねえじゃんよ」
なつき「だぁってぇ……」
なつきはしゅんとしていました。
しばらくして悲鳴。
???「きゃーーーーーーーーーー!」
???「うおぁあああああああああ!」
俺「叫んでんなぁwww」
そうしてミナたち到着。アキラの手には2本の懐中電灯。
俺「お疲れ。そんじゃ面白かったから帰るか」
そう言って別荘へ帰宅。4人中3人が放心状態という面白い状態です。
俺「そこまで怖かったか?」
ミナ「怖いな んてもんじゃ……」
ミナはどんよりしたオーラが見えそうなほどぐったり。アキラはアホみたいな顔ww
なつきは依然腰抜かしてて俺が背負ってます。
別荘に着くと、みんなリビングでクタっとしました。
俺はおもむろに電気Off。パチン。
みんな「「「きゃーーーーーーーーーーーー!」」」
on。おもれえww
俺「このまま終わるのもあれだし、怖い話でも」
みんな「「「絶対やだ!」」」
んだよ……俺の超絶怖い話聞かせてやろうと思ったのに。
俺「そんじゃ、今日はこれやって寝るか」
俺はそう言って、今日スーパーで買ってきた『それ』を持ってきました。
なつき「……花火?」
そう。俺は最初から今日はこれをやるつもりでした。
503 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 22:06:18.27 0
ミナ「花火ってやっぱり楽しいね」
ミナは片手に線香花火を持ってしゃがんでいました。
俺「去年はやらなかったからな。こういうのもいいだろ」
俺はバケツに花火を捨てながら言います。
なつき「さすがリョーちんだね……人知れずこういうの用意しちゃう辺がすごいよね」
ほめ殺しキタッ!なつきは手に普通の花火を持って言いました。
アキラ「よっしゃ行くぞ!」
アキラは手に打ち上げ花火を持って、海に向かって構えました。
ヒュルルル〜……と言って、まるで弾丸の用に花火が射出されます。
俺「ま、楽しけりゃいいか」
俺はそう言って砂浜に腰を下ろし、ビールを飲みました。
俺のそばにあるバケツに、ミナが花火を捨てにきました。
ミナ「リョーちんは花 火やらないの?」
俺「見てるだけで十分。お前らで使い切っていいよ」
ミナ「枯れてんねぇ……」
うっせ。ミナはそう言って手に持っていた線香花火2本に火を点けます。
ミナ「はい」
俺「…おぅ」
俺に線香花火を渡し、ミナと2人で話しました。
俺「今日はどうだった?楽しかったか?」
ミナ「うんっ!アキラと一緒にすっごいはしゃいじゃった♪」
線香花火が落ちないようにして、ミナは嬉しそうに言いました。
ミナ「ありがとね、リョーちん」
俺「あ?なにが?」
ミナ「気を使ってくれて」
ミナはそう言いました。
504 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 22:11:58.96 0
ミナ「私とアキラが2人きりになるようにしてくれたんでしょ?」
俺「えっと……ナンノコトデショウカー?」
今更ながらに恍ける俺。しかしミナはクスッ、と笑うと言いました。
ミナ「いいよもう……いくら私でも気づくよ。リョーちんとなつきが私とアキラくっつけようとしてたのは」
俺「……マジすか?」
これは意外です。コイツはまごうことなきバカだとばかり思ってましたから。
ミナ「女の子の勘、舐めちゃダメだよー(笑)でもまぁ……楽しかったからいいけど」
そう言うとミナの線香花火が落ちます。
ミナ「リョーちんとなっちーってさ……付き合ってるでしょ?」
俺「……そう思う?」
ミナ「分かるよ。いつもより仲いいし……だいたい1ヶ月くらいってとこ? 」
すげえ。これも女の勘か……恐ろしい。
俺「そうだよ。俺から告白した。誰にも言うなよ?」
ミナ「分かってるよ。私たちにも言わなかったくらいだしね……」
そう言ってミナは立ち上がり、線香花火の燃えカスをバケツに捨てながら言いました。
ミナ「でも大丈夫。いくらアイツが馬鹿でも、私の気持ちに気づかないほど馬鹿じゃないだろうし、ね?もしアイツが本当の馬鹿だったら、私から告白すればいいんだし」
なつきみたいにね♪、と言ってミナはなつきの元へとかけていきました。気づいてたらしいです。
その後、花火の後片付けを終え、俺たちは別荘で最後の酒盛り。みんなで遅くまで騒ぎました。
案の定、ミナとアキラは先に寝てしまい、俺となつきの2人で酒を嗜んでいま した。
俺「楽しかったな」
なつき「そうだねー……」
俺はなつきに、ミナに俺たちが付き合っていることがバレてると言いました。
なつきはもっと驚くかと思ったのですが、意外と反応が薄かったです。
なつき「まぁミナも、あれはあれで女の子だしね。第6感てやつが働いたんじゃない?」
そんな感じの会話をしてました。
505 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 22:16:46.40 0
俺「夏休み……なつきは勉強?」
俺はなつきに聞きました。
なつき「うん……お母さんに約束したしね……キチンとやらなくちゃ」
俺「それじゃあ、あんまり遊びに行けねえな」
俺はグラスを傾けます。なつきも寂しげにグラスをカラン、と鳴らしました。
なつき「……会えるときは連絡……していい?」
なつきは俺の顔を伺うようにして言いました。なんだコイツこんな可愛かったのかちくしょうめ……
俺「いいよ。いつでも。会いたいなら夜中でも」
俺がそう言うと、なつきは俺の肩に寄り添う用にもたれかかって来ました。
その日は直ぐに就寝。明日は帰るので、早めに起きて家の片付けをする予定です。
最後の夜。俺となつきは思い切って同じベッドで寝ました。別 にエッチするというわけではなく、気づいたら一緒に、ていう感じ。
意外とドキドキするもんですね。
次の日は9時ごろ起きて朝食。別荘で使った部屋全部を掃除して、12時時頃最後に海に行き泳いで、2時頃に帰りの電車に乗って東京へ。
そうして、俺の2年生の夏休み。彼女との初めての旅行は、終わりました。
了
506 :
あんたちょっと名無しさん:2012/11/08(木) 22:18:05.24 0
やっと終わったぁー!!
長かったぁー!
507 :
おしえて!エロいひと:2012/11/08(木) 22:39:42.04 0
見てるよー、次は何の話?
508 :
おしえて!エロいひと:2012/11/08(木) 22:46:33.61 O
おつかれさーん
書けないのでまた明日〜
お疲れ様〜(o^^o)
511 :
リョーちん:2012/11/08(木) 22:48:39.76 i
そうそう、コテチェンジしました。
よろしくね
お疲れ様!
513 :
リョーちん:2012/11/08(木) 23:12:17.08 0
ていうか明日バイトじゃん俺!
Σ(・□・;)
つーか、コテにヤリが抜けてるよw
515 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 08:43:56.89 0
516 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 09:28:11.55 0
今日久しぶりになつきと昼飯食うことに
大学同じでもゼミ違うしなつき4回生だから全然会わないぉ(´・ω・`)
>>517 スレ違いじゃねえよ、擦れ違いだよ俺・・・orz
519 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 12:15:08.29 i
520 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 12:29:56.46 i
>>517 まぁ地元は同じなんで会いたい時は会えるんですけどね
>>520 会える日はなつきとやって、会えない日はゆらさんとやって
羨ましい限りどすなぁ・・・
と言いつつ、実はゆらさんはもうお隣に住んでいないと予想!
あ、答えはいいです、最後まで楽しみにしたいから(・∀・)ニヤニヤ
522 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 15:04:04.27 0
>>517は2ちゃん漬けで、リョーちんはセックス漬けかwww
明らかに勝負あったなw
っていうか、もうコテも「リョー」取っちゃえよw
>>523 槍ちんてかwww
流石に嫌だわwwww
525 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 22:54:25.17 i
バイト終わったゎ
凄まじくヒマだったから無理やりあがったったwwww
526 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 22:59:44.19 0
527 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 23:21:50.38 0
今家で飯食ってるんで、なんか聞きたいことあったら答えまする
目安12時ぐらいまで
おかえり!
529 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 23:36:27.84 0
ゆらさん何カップ?
531 :
リョー槍ちん:2012/11/09(金) 23:44:56.87 0
会った頃はEくらい
今はGくらいある
トップとアンダーの意味が分からないから目算だけど
でも腰は超細い
532 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 00:07:52.42 0
今の俺、ゆらさん、なつきのスペック書くゎ
俺 現在(2012時)21歳
身長182センチ 体重 60キロ
ゆらさん 現在27歳
身長160cm 体重 軽い
3サイズ 詳しくは知らない
なつき 現在22歳
身長173センチ 体重 軽い
モデルみたいにスタイル良い
3サイズは頑なに教えてくれない
533 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 01:50:31.55 0
疲れた…
今日は寝るね
朝8時起きはツラいぉ…
534 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 14:44:56.50 0
おはざっす。
見てる人居るかな?
とりあえずバイトまでに書き上げるぉ
535 :
おしえて!エロいひと:2012/11/10(土) 15:16:49.62 0
頼む!
536 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 15:20:10.56 0
出来た。投下開始。
13.2年目の文化祭
ほぼ去年と同じですが、俺が人生で1番リア充になった時期です。
俺 高校2年生 夏休み中に中免取った 髪切って再びシドヴィシャス
なつき 俺の彼女 3年 処女 4万貸してる
かえで なつきの友達
ミカ サクラ アサミ 木下
軽音部1年女子4人 しょっちゅう俺に絡んでくる
完全に脇役です
以上デース
537 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 15:28:13.04 0
俺にとっては2回目の、ミナとなつきにとっては高校生活最後の文化祭です。
なつき「よっしゃ行くよーーーーーーーーっ!!!!!!」
俺たちの最後の晴れ舞台です。このバンドで最後の、ライブ。
俺は友達の文実に頼み込んで、特別にライブ枠を多くしてもらいました。
時間にして60分。これは普通に考えて3倍ほど長い時間です。体育館の設備も、俺がちょこっと私財を投入。アンプ3台にワイヤレスコード3台購入して臨みました。
結果。超絶大成功。ライブは最高の出来で、俺たちは舞台袖に捌け、手を叩き合いました。
文化実「次のバンド!準備してください!」
???「「「「はーい」」」」
そう言って俺の元に駆け寄ってくる4人の女の子。軽音部の後輩です。
ボーカルから順に
Vo.ミカ E.GT.サクラ E.B.アサミ Dr.木下の4人。
見た感じ全員垢抜けていて、可愛らしい感じの女子高生って感じ。
ミカ&サクラ「「それじゃ先輩!お願いします!!」」
ミカとサクラが俺に近寄って言いました。
実は俺、この子達のバンドに助っ人として参加することになっていたんです。
話が来たのは夏休みが終わって、初めての部会のときです……
538 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 15:40:45.11 0
2学期部会。
俺「俺が?一緒に?」
ミカ「ハイ!どうしてもギターが不安で……先輩しかお願い出来ないんです!」
後輩バンドのリーダー的存在のミカが俺に言いました。
俺「いや、他にもいるっしょ。あけちんとかかなやんとか」
俺は他のバンドの同級生の女子の名前を挙げます。
ミカ「ダメなんです……実はやりたい曲これなんですけど……」
そう言ってミカは俺に選曲表を手渡してきました。
俺「お前らこれやんの!?ムズすぎんだろ!バカか!?」
4曲程ありましたが、最も目を引いてしまった曲は以下の2曲。
『GRAY』の『誘惑』、『L'Arc-en-Ciel』の『READY STEADY GO』
俺「これお前らじゃ出来ねえだろう……他のにしろよ」
ミカ「絶対ヤです!!!」
大声で怒鳴りやがった……!!耳にキンと来ました。
ミカ「先輩……今年の新歓で、この2曲やってましたよね」
俺「え?あ、ああやってたけど……」
4月に俺のバンドはこの2曲を勧誘曲に使いました。いやぁおかげで凄い新入生入って来ちゃいましたよ。主に女子がw
俺「でもお前、あれは俺がやりたいって言ったわけじゃ……」
もともとラルクやグレイはミナが好きなバンドで、去年この曲ができなかったからやろうという話になっただけなんです。
ミカ「でも、私はあれがやりたいんです!カッコよかったんです!先輩のギター!」
俺「……おおぅ」
↑カッコイイと言われて喜んでるけど表に出したくない奴の図。
俺「で、でもさー……お前らガールズバンドじゃん?俺入っても浮くだけっつーかー……そもそも男の曲歌うの?」
ミカ「大丈夫です!」
言い切ったねー。
こりゃ断れそうにないなー、と俺は思ったんで、とりあえずおkすることにしました。
ミカは手放しに喜んでいました。
ま、飽く迄手伝いだからサブギター、ってところかな、と思っていました。
539 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 15:54:29.32 0
俺「これはヒドイ……」
俺が後輩バンドの練習に初参加した時の第一声。
ドラムに力がないわベースのリズムはボロボロだわギターの音は合ってないわ……
一応全員経験者らしいのですが、それにしてもこれはヒドイ。
俺「とりあえず、原曲を聞こう」
そう言って俺は軽音部に俺が買って置いておいたアンプにiPodを装着。グレイ、ラルクの順に流していきます。
俺「つか、これから練習して間に合うのかコレ……?」
引き受けた以上、投げ出すようなこともしたくはなく、俺は渋々練習を行うことにしました。
彼女らだけで出来るようにしたいけど、こりゃ最悪俺の参加も視野に入れなきゃなぁ……。と思い始めました。
ドラムとかは、ひたすら力強く音を出すように。
ベースは全体の音に惑わされないようにリズムを取る方法を。
ギターはまずエフェクターのセッティングから始めました。
みんな女子なので、キツく言えないですがそれぞれの吸収はとても早く、初日の練習で意外と形にはなってきていました。
俺「んじゃあ、一旦合わせてみようか」
そう言って俺はセッションをするよう指示。iPodを更に大きな、ベース用のアンプに繋ぎ直し、原曲に沿って練習。
聞いていて、意外に出来始めていることに驚きつつ、細やかなところを修正していく。
ベースのリズムの不確定なところ。
ドラムの連打方法。
ギターソロの練習。そう言った所を教えていきます。
俺「じゃあ今日やった練習は家で毎日やるように。次はあさってか……俺がそれぞれ楽器を弾いて録音してコピーしてくるから」
後輩たち「「「「ありがとう御座います!!!」」」」
いやー、後輩の女子も可愛いね。
540 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:01:20.22 0
翌日の夜。後輩女子から電話。着信名はサクラ。ギターの子です。
俺「はいもしもし?」
サクラ『あ、あ、あ、もっもしもし!?先輩ですか?』
俺「そうだけど、どしたの?」
サクラ『あの……相談があるんです……』
サクラの相談というのは単純で、俺にリードギターをやってもらいたいのだという。
俺「いや、それじゃ意味ないでしょ。サクラがバンドの正ギタリストなんだから、俺にやらしちゃダメでしょ」
サクラ『でっ、でもっ!私じゃあんな難しいの弾けないし……』
俺「んー……」
俺は考えます。出来ればサクラにリードは任せたいです……。じゃなきゃ目立つのが俺になってしまうし……。
俺「とりあえず、出来るように練習しよう。出来るだけ時間作るから」
サクラ『……はい……』
そう言って電話を切りました。さていよいよめんどくせえぞ、と思って来ました。
当然、俺の方のバンドも休むわけにはいきません。むしろそっちを優先したいです。今年は曲も多いので。
自前バンドは60分の大舞台なので、おおよそ10曲から15曲まで出来ます。MC完全に削って15曲です。
なので大体から10曲から13曲くらいが目安となるのですが、それに後輩バンドを合せると15曲以上になります。相当量があります。
なので、出来るだけ自分のパートは完全に覚えておきたいので、パートを決めるなら早めにしないと練習が間に合いません。
541 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:05:44.42 0
どうするかと悩んでいると、再び電話。今度は……ミカです。
俺「はいはい」
ミカ『あっ!先輩ですか?ミカです!』
俺「わぁっとるわ。どうしたの?」
ミカ『明日デートしましょう』
俺「断る。じゃな」
ピッ、と携帯を切りました。直ぐ様着信。ミカから。
ミカ『ソッコーで切らないでくれます!?けっこー傷つくんですよ!?』
俺「要件を言え」
面倒なので促します。ていうか既に12時過ぎなんですよ?夜中の。いくらなんでも非常識すぎんだろ。
ミカ『だからー、明日デートしましょうって……ああゴメンナサイゴメンナサイ!冗談です嘘です!』
俺「ネムイから手短にね」
ミカ『明日買いたい物があるんですよー……なので一緒に御茶ノ水までお願いします』
俺「御茶ノ水って……ギターでも買うの?」
ミカ『違いますよぉ。楽譜です楽譜……歌キチンと覚えなくちゃ行けないし、練習用に色々買いたいんですよぉ……』
俺「ああそういうこと。それならいいよ、付き合っちゃる。明日は練習終わってからだからその後になるか」
俺が了承するとミカはすげぇ嬉しそうにはしゃいでました。
ミカ『わぁい!ありがとうございます!それじゃあ詳しくは明日学校で!それじゃおやすみなさい』
俺「俺、ああおやすみ」
俺がそう言うのを確認してから、ミカは電話を切りました。意外と礼儀正しいじゃないか。ギャルだけど。
翌日。なつきと一緒に学校通ってる時に、例の後輩バンドの事を報告。なつきも特に咎めることもなく、OKとのこと。
まぁそこまで心の小さい奴でもないでしょう。
放課後になり、防音室へ。既に全員揃ってました。
俺「それじゃあ始めるか。先ずはセッションから」
練習開始です。
542 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:11:19.09 0
セッションを終え、俺は自宅でそれぞれの楽器を曲ごとに録音してきた物を全員に配りました。
アサミ「……凄いですね……ベースも出来るんですか?」
俺「ベースとギターだけね。ドラムは俺のバンドのバカにやってもらった」
アキラはああ見えてドラム上手いんです。
ミカ「アキラ先輩ですか……あの人のドラムもすごいですよね」
俺「うん。つーかあいつはドラムしかすごくない」
ミカ「(笑)」
そんな感じに練習をして、最後にもう一度セッション。聞けば分かるほど上達しているのが分かりました。
俺「それじゃ、今日は終わり。次は来週か……いつもみんな、部活以外では練習してるの?」
ミカ「あ、○○の駅近くのスタジオでやってます」
俺「そっか。じゃー次の練習はそのスタジオでやろう。次の予約はいつ?」
ミカ「いいんですか!?次は日曜日の午後からです」
俺「おk。それじゃ次はその日に。じゃあ、今日はお疲れさん」
後輩一同「「「「おつかれさまでした――――――――!!」」」」
後輩全員が俺に敬意を持っているのが分かるのは、なんだかむず痒い感じですね。悪い気はしませんが。
下駄箱でミカを待つことに。数分してミカが降りてきて
ミカ「待っててくれたんですか?」
俺「一緒に行く約束だろう。早く行くよ。遅くなっちまう」
ミカ「あ、でも服着替えたい……」
俺「じゃあ一旦帰って、○○駅に5時に待ち合わせな」
俺とミカは同じ地元なので、近くの駅に待ち合わせ。
ミカ「わっかりましたー!」
543 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:20:01.29 0
ミカと俺は服を着替え。御茶ノ水へ。
俺「やっぱ遠いな……電車乗り継いで1時間もかかったちまった……」
既に時刻は午後6時を過ぎていました。
ミカ「まーまーwwそんなことはどうでもいいじゃないですか!早く楽譜見に行きましょうよ!」
そう言って俺とミカは楽器屋を見て回ることに。
大手の店も品揃えはいいんですが、置いてあるのはメジャーなものばかり。まぁ後輩バンドはメジャー路線でおkらしいですが。
俺「お、これじゃないか?」
ラルクの楽譜を見つける。
ミカ「あ、あったー!これ買います!」
ミカはそう言って自分で見つけていた他の楽譜をまとめて買った。
店を出て、携帯を見る。時刻は午後7時を回っていました。
俺「あー……もうこんな時間か……どうする?」
ミカ「へっ?どうするとはどういうことです?」
ミカはキョトンとした表情。
俺「折角だし、飯でも食って――」
俺がそこまで言いかけると、ミカは喰い気味に言いました。
ミカ「行きます!超行きます!!」
俺「おおぅ…そっか。じゃ行くか」
そう言って俺は御茶ノ水での行きつけの居酒屋へ。俺は見た目的に大丈夫だろうけど(自前スーツ風カジュアルファッション)ミカは大丈夫だろうか……。
店に入り、席に案内された俺たち。
俺「さって何食べよっかな〜♪」
ミカ「……………………」
ミカは縮こまってました。
俺「どした?緊張してんの?」
ミカ「えっあっ、はい……こういうお店初めてで……」
へぇ……意外です。見た目ギャルだから、てっきり遊んでいるものとばかり思ってました。
ミカ「あ、でもお酒は飲んだことあるので大丈夫です」
俺「別に無理しないでいいよ。ご飯食べに来たんだし」
と、言いつつも俺は生中2つ注文。ミカは運ばれてきたビールを口にすると、苦手そうな顔をしました。
544 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:23:57.83 0
ミカ「先輩って彼女居るんですか?」
しばらく食事をし、まったりしてきたところで緊張もやや解けたのか、ミカが話しかけてきた。
俺「なして?」
ミカ「いえ……ちょっと気になって……居るんですか?」
俺「ごそーぞーにお任せ」
ミカ「えー!なんですかそれー!」
ミカはぶー垂れていました。酒も程よい感じに飲んでいるので、きっと飲み慣れているのでしょう。
2時間で店を出ました。
ミカ「あ、私も出しますよ」
ミカが財布を取り出しましたが、俺は断りました。
俺「いいよ。誘ったの俺だし」
ミカ「でも……」
ミカは申し訳なさそうな表情。俺は言います。
俺「後輩とワリカンなんてかっこ悪いじゃんwwカッコつけさせてよ」
そう言うと、ミカは渋々 ですが、納得してくれました。まぁ基本俺、奢られることなんてないんですけどね。
時刻は9時前。少し遅くなってしまいました。電車に乗り帰宅することに。
ミカは疲れたらしく、電車に乗って座れたら直ぐに眠ってしまいました。
545 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:29:58.48 0
ミカ「先輩って彼女居るんですか?」
しばらく食事をし、まったりしてきたところで緊張もやや解けたのか、ミカが話しかけてきた。
俺「なして?」
ミカ「いえ……ちょっと気になって……居るんですか?」
俺「ごそーぞーにお任せ」
ミカ「えー!なんですかそれー!」
ミカはぶー垂れていました。酒も程よい感じに飲んでいるので、きっと飲み慣れているのでしょう。
2時間で店を出ました。
ミカ「あ、私も出しますよ」
ミカが財布を取り出しましたが、俺は断りました。
俺「いいよ。誘ったの俺だし」
ミカ「でも……」
ミカは申し訳なさそうな表情。俺は言います。
俺「後輩とワリカンなんてかっこ悪いじゃんwwカッコつけさせてよ」
そう言うと、ミカは渋々 ですが、納得してくれました。まぁ基本俺、奢られることなんてないんですけどね。
時刻は9時前。少し遅くなってしまいました。電車に乗り帰宅することに。
ミカは疲れたらしく、電車に乗って座れたら直ぐに眠ってしまいました。
546 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:35:54.42 0
しばらく経ってバンド練習の日。毎回の練習ですでに結構な腕になっていたギターのサクラが、俺に言いました。
サクラ「やっぱりソロが……」
俺「んー……ピッキングハーモニクスが出来ないのか……」
確かにあれは難しいです。
サクラ「先輩……やっぱりこの部分だけでもいいんで弾いてくれませんか?」
俺「…………………………」
ちょっと悩んでいました。
正直、今のままじゃ文化祭に間に合わないと思ってます。『GLAY』の誘惑の途中のギターソロ。あれをサクラに弾かせるのは、多分無理があります。
俺「…………………………分かった」
渋々ながら、俺は承諾することに。
サクラ「ありがとうございます……」
俺「でも一応、出来るように練習はしておくこと 。出来そうならサクラがやること。おk?」
サクラ「はい……」
そんな感じに、とうとう俺も本格的にバンドに参加。本来の方のバンドにもキチンと参加して、文化祭の日がやってきました。
547 :
おしえて!エロいひと:2012/11/10(土) 16:36:06.06 i
548 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:41:48.04 0
と、こんな感じで
>>537のとこに戻ります。
俺はこの女子バンドの唯一の男子ギターとして参加することに。
俺「そんじゃあ、行きましょうか」
後輩「「「「おーーーーー!」」」」
そう言って幕の降りた舞台へ。なんだか緊張してきました。ライブ前はいつもこんな感じです。
ギターのパートは、結局俺が『GLAY』の誘惑だけメインを弾くことに。サクラはとうとう間に合いませんでした。
サクラ「先輩……ゴメンナサイ……」
俺「いいよいいよ。練習して出来ないのは仕方ないんだし」
そう言ってエフェクターのセット。俺が使うのはスーパーオーヴァードライブとノイズサプレッサーの2つ。
ミカ「そんじゃ!行くよ!」
ミカの掛け声で幕が開きました。暗がりの中、 ミカはこっちを見て頷きます。
1曲目は、『GLAY』の誘惑。ドラムから開始です。
この2月の間に、かなりの上達を見せた後輩バンドですが、特に頑張っていたのはドラムの木下です。
暗い体育館の中に激しく力強いドラムの音が鳴り響きました。
続いてギターがなる瞬間、照明がつきます。どよどよとざわめきが聞こえてきました。
「あれ?なんでリョーちんがギターやってんだ!?」
「さっき出てたじゃん!」
「てゆーか上手ーーーい!!!」
そんな声が聞こえそうな感じのどよめきでした。出だしが終わり、ミカが歌いだしました。
549 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:47:55.63 0
そんな感じで後輩バンドも大盛況もうちに終了。俺が担当したのは最初の1曲のみで、他の曲はサクラが頑張ってました。
舞台裏に捌け、ミカが叫びました。
ミカ「や―――――――――!大成功!!」
そう言うと後輩女子はみんな泣きながら抱き合っていました。男子の俺はなんとなくそこに混ざることが出来ないですww
ミカ「ほら!先輩も!」
そう言ってミカが俺の腕を掴んでたぐり寄せ、輪の中に。
ミカ「先輩。何か一言!」
俺「あー……」
なんだか気はずかしいです。しかし俺もテンションが上がっていましたので、叫ぶように言いました。
俺「みんなよく頑張った!大成功バンザーイ!」
後輩「「「「バンザーイ!!!」」」」
大はしゃぎのうちに1日目の文化 祭は終了。
2日目も同じように、今度は一般来客も多かったのでこれまた大成功。そんな感じで俺の2年目の文化祭は幕を閉じたのでした。
550 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 16:52:21.15 0
2日目の文化祭終了後。俺たちは打ち上げを開催。俺の地元の居酒屋。なつきとよく行くところです。
俺の本来のバンドのメンバー。なつき、ミナ、アキラと、後輩バンドの4人との合同です。
なつきは嫌がると思ったんですが、意外や意外、ミナと仲良さそうです。
他のメンバーもそれぞれ仲良くなってくれて、楽しい時間を共有しました。
みんな程よく酒が回ったところでお開きに。一応高校生なんでそこまで騒げません。
ミカ「うー……」
コイツが一番酔ってます。
俺「おいおい、大丈夫か?」
ミカ「だいじょぶれす……」
呂律回ってないぞ?
俺「コイツ送って行くわ。悪いななつき」
俺はなつきに言いました。
なつき「ううん、いいよ。それじゃね」
なつき はそう言って自分の家の方向へ歩いて行きました。
ミカの家は、俺の家とは駅を挟んで逆方向だったので、少し遠かったです。肩に担いで歩いて行きます。
ミカ「ん……」
ミカはようやく意識がハッキリしてきたようで、言います。
ミカ「先輩……?」
俺「おう。もうすぐ家着くからな」
ミカ「…………………………」
ミカの家の前に到着。以前聞いていたとおりの高級マンション。
ミカ「ここで大丈夫です……」
俺「無理すんな。足元フラフラじゃねえか」
かなり飲んでましたからね。コイツ。
ミカ「…………………………」
俺「…………………………?」
何故か沈黙。
551 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 17:03:12.93 0
ようやくにしてミカが声を出しました。
ミカ「先輩って…………………………好きな人居るんですか?」
俺「いきなりどうし――」
まで言いかけ、口を噤んでしまいます。ミカの表情は真剣でした。あの時のなつきの様に。
ミカ「……お願いがあります」
俺「お、おぅ……なに?」
なんだか聴きたくないような、そんな気がしました。
ミカ「もし、好きな人居ないんなら……私と……その……付き合って下さい!」
俺「…………………………」
俺は絶句してました。マジすか……?俺こんなリア充なんですか?爆発したほうがいいんじゃないでしょうか?
ミカ「新歓の時からずっとカッコイイって思ってて……それで好きになりました……先輩、答えてください」
俺「な、 何を……?」
ミカ「先輩……好きな人、居るんですか?」
ミカとなつきの絶対的に違うところは、なつきは俯いていて、ミカは俺を見据えていたところでした。
ミカ「…………………………」
ミカは黙って俺の事をじっと見つめていました。
俺「………………ゴメン」
俺は断りました。ミカは少しだけ安心したような表情で言いました。
ミカ「ですよね……先輩、なつきさんと付き合ってるんでしょ?」
俺「知ってたの?」
ミカ「分かりますよ、それくらい」
やっぱり女の勘は怖いですね。
ミカははぁ〜あ、と溜息をついて、言いました。
552 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 17:04:27.79 0
ミカ「振られちゃったかぁ……残念だなぁ……こう見えても処女なのに」
俺「女の子がそういうことを言うんじゃない。それになつきだってまだ処女だ」
ミカ「ウッソ!付き合ってんじゃないんですか!?」
俺「受験終わるまでナシっていう約束なんだよ」
俺がそう言うと、ミカは俺ににじり寄って来ました。
ミカ「それじゃー……結構悶々としてるんじゃないんですか?」ニヤニヤ
コイツ……誘惑してんな……?上等だ。
俺「余計なお世話だ。お前に世話になることなんかない」
ミカ「ちぇー……私の処女あげてもよかったのに……」
そう言われると、男として決心が鈍るからやめてもらいたい。
俺「もう大丈夫か?」
俺は話を戻して言いました。
ミカ「ハイ。送って 貰ってありがとうございました」
ミカはそう言ってぺこりと頭を下げて言いました。意外と礼儀はしっかりした子です。
俺「そんじゃ、また学校で」
ミカ「また学校で」
そう言って俺は家路につきました。
了…………
………………?
553 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 17:06:00.90 0
ミカ「振られちゃったかぁ……残念だなぁ……こう見えても処女なのに」
俺「女の子がそういうことを言うんじゃない。それになつきだってまだ処女だ」
ミカ「ウッソ!付き合ってんじゃないんですか!?」
俺「受験終わるまでナシっていう約束なんだよ」
俺がそう言うと、ミカは俺ににじり寄って来ました。
ミカ「それじゃー……結構悶々としてるんじゃないんですか?」ニヤニヤ
コイツ……誘惑してんな……?上等だ。
俺「余計なお世話だ。お前に世話になることなんかない」
ミカ「ちぇー……私の処女あげてもよかったのに……」
そう言われると、男として決心が鈍るからやめてもらいたい。
俺「もう大丈夫か?」
俺は話を戻して言いました。
ミカ「ハイ。送って貰ってありがとうございました」
ミカはそう言ってぺこりと頭を下げて言いました。意外と礼儀はしっかりした子です。
俺「そんじゃ、また学校で」
ミカ「また学校で」
そう言って俺は家路につきました。
了…………
………………?
554 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 17:08:11.94 0
家に帰ると、母がいました。既に時刻は10時を過ぎています。
俺「母さんどうしたの?」
母に話しかけました。母は顔色を変えずに言いました。
母「リョー。話があるの」
俺は冷蔵庫から飲み物を取ってきてリビングの椅子に、母の正面に座りました。
俺「話ってなに?」
俺がそう促すと、母は少し困った様な表情で言いました。
母「リョーには悪いんだけど……転校することになるわ」
俺「…………………………え?」
翌年。
3学期が終わり
俺は転校しました
続
555 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 17:09:09.90 0
さて、書き終わったんで、バイト行ってきます
(・ω・)ノシ
社宅を出て夢のマイホームだねw
処女スナイパー行ってらっしゃい
なるほど。ずっと謎だったけど、
もしかして「14 彼女との別れ」って‥‥
いや、りょーちんの書き込みを待とう!
バイト頑張ってな!
え?
559 :
リョー槍ちん:2012/11/10(土) 23:06:24.13 0
| ^
|ω・)ジー
|。/
560 :
おしえて!エロいひと:2012/11/10(土) 23:36:21.83 0
お疲れ〜
| ^
|ω・)ジー
|。/
更新されてない((((;゚Д゚)))))))
_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_∧_
デケデケ | |
ドコドコ < ねぇマダー!!?? >
☆ ドムドム |_ _ _ _ _ _ _ _ _ _|
☆ ダダダダ! ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨ ∨
ドシャーン! ヽ オラオラッ!! ♪
=≡= ∧_∧ ☆
♪ / 〃(・∀・ #) / シャンシャン
♪ 〆 ┌\と\と.ヾ∈≡∋ゞ
|| γ ⌒ヽヽコ ノ ||
|| ΣΣ .|:::|∪〓 || ♪
./|\人 _.ノノ _||_. /|\
ガッガッガッ
ドチドチ!
564 :
リョー槍ちん:2012/11/11(日) 15:16:45.80 0
| ^
|ω・)ジー
|。/
このスレも活気出てきたねww
リョー槍チン様々w
566 :
リョー槍ちん:2012/11/11(日) 20:42:31.83 0
| \
|Д`) ダレモイナイ・・オドルナラ イマノウチ
|⊂
|
♪ Å
♪ / \ ランタ タン
ヽ(´Д`;)ノ ランタ タン
( へ) ランタ ランタ
く タン
♪ Å
♪ / \ ランタ ランタ
ヽ(;´Д`)ノ ランタ タン
(へ ) ランタ タンタ
> タン
まだかな
568 :
おしえて!エロいひと:2012/11/12(月) 00:00:57.76 0
なんだかんだでりょーちんは勉強できてた?
じゃないと大学いけないわなぁ
569 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 01:05:00.96 0
>>568 そこそこでした。
都内の大学に推薦で入ったから、まぁまぁかなと。
得意教科はないけど、別段苦手教科もない感じです。
少し文系寄りかな?レポートとか得意です
あ、それと今日はカキコなしですゴメス
570 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 01:11:07.29 0
今日は泊まりです♪
こんな感じ↓
〜♪
∧_∧ ( ̄ ̄ ̄ ̄ ̄)
(*´∀`)(_____)
( つつ
(_⌒ヽ
⌒Y⌒ ,)ノ `J
ファサァ
∧_∧
( ´∀`) ))
/つ( ̄`ヽO_ノ⌒ヽ
ノ ) \ ))
(__丿\ヽ :: ノ:::: )
丿 ,:' ))
(( (___,,.;:-−''"´``'‐'
∧_∧
( ´∀` ) 〜♪
パンパン / _ノ⌒⌒⌒`〜、_
ε( ̄⊂人 //⌒ ノ ヽ)
⊂ニニニニニニニニニニニニニニ⊃
/⌒'\
( ,i::::::::::::i ./⌒\
〉ノ:::::::::::| | ○゜ i ) )
/;/:::::::::::」/.〉 /
___.i;;.i::::::::::::i/ ..: .', /
./ ヾ .|;;i:::::::::::/.. ..;;〉.」
.__ .\|;.i:::::::::/ / ...;;/
_ノ\i_) i:::::::/ ...;;/ //
 ̄ .|; i:::::/ / ..;;/
__.|;_i::/ ...;;/
___/ .....;;/
.|;; i ...;;イ
ノ;; ,.‐ ;;-.;i
/;;; /' '' ;;;X
|;; ;i;;.. 〜 ;;|
X〜 ;i;;; ;;,. ;;;/
ヽ;;__\_;;/
572 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 03:21:59.47 0
目覚めた
トイレからケータイ
>>571 ヤメテ!俺のそんな大きくないから!
じゃおやすみ
573 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 08:56:09.68 0
最近ここの人たちの殺意が凄く怖い件
575 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 11:17:10.03 i
じゃあ、今俺に殺意抱いてる人て挙げてノ
ノミ
現在までを読んでから決めるw
578 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 12:29:54.35 i
転・・・校・・・だと・・・?
彼女との別れって・・・いや、俺もやめておこう
いや、それより俺が気になってるのは・・・
READY STEADY GOってギターよりベースの方が難しくないか?
モロにベース曲だと思ってるんだけど
あとさ、教えて欲しいんだけどさ、
・・・ピッキングハーモニクスとミュートピッキングって違うの?
最近はゆらさんの話じゃなくて、ただのリア充話だから
殺意抱くほどでもない
>>579 後輩バンドのベース担当のアスミは、正直キチンと教えたらかなり上達したんですよ。
多分1番頑張ったのはドラムの木下ですけど、1番センスよかったのはアスミです。
READY STEADY GOは意外にギターは単調だし、サクラも、どっちか片方ならなんとかマスター出来たんです。
あとピッキングハーモニクスは、俺も感覚覚えなんで説明上手くはないですが、ミュートピッキングとの違いは、指を弦に当てること…だったかな?
分からないならYouTube見ようw
>>581 いや、別に粗探ししたかったわけじゃないんだ
気に触ったなら悪かった
RSGのベースって俺の印象では恒松っさんばりの
鬼のダウンピッキングだったからそれこそ女の子にはキツイよな〜って思ってw
あとピッキングの件もdクス
昔かじった程度のうろ覚えだから気になってさ
わざわざggrのも面倒臭かったからつい聞いちゃった
ゴメリンコ☆
恒松っさんって言っても今時誰もわからねえよな・・・orz
584 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 15:23:13.51 0
>>582 確かにあのベースピッキングは凄いですよね
でもそれを弾ける女子も凄いですよw
今日はもう家に帰るから、うp出来ると思います
待たせてゴメンね
では後ほどノシ
585 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 15:25:39.02 0
>>583 悲しい時代ですね…
ラルクっつったらみんなhydeしか知らないし…
>>585 リョー槍ちんは恒松っさんわかるの?
ラルクはイロモノ扱いされてるけど、実はメンバー全員がかなりの高スキル持ってる
すごいバンドなんだよね〜、tetsuは性格悪いけどw
>>586 BOOWYでしたっけ?あまり聞かんのでうろ覚え
ラルクはバカにしたらいかん
>>587 よくご存知でwwうれしいねぇ、その歳で知っててくれるなんて
そう言えばりょーちんはどんなバンド聴くの?
589 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 16:04:59.04 0
>>588 いろいろ聴きますよ
日本ならハイスタ、ブルーハーツ、銀杏。
筋肉少女帯なんかも大好きですwサーチライトマジ好きだwww
洋楽ならクラプトン、Mr.Bigとかですね
基本分け隔てなくな感じですね。バンドに限らず、ポップやレゲエとかも好きです。
>>589 おおwハイスタ、懐かしいw
俺が初めてまともにギター弾いたのはハイスタのShyBoyだった
筋肉少女帯だったら「踊るダメ人間」とかライブでやったら盛り上がるぞwww
クラプトンも、Mr.BIGもいいねえwいいねえwww
ラストアルバムになっちゃったけどActual Sizeとか今でも聴く
BON JOVIとかWhiteSnakeなんかも好きそうやね
591 :
おしえて!エロいひと:2012/11/12(月) 17:38:16.17 i
592 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 19:02:04.78 0
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
593 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 20:24:55.61 0
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
さっさと投下しろ茶坊主
595 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 21:08:52.24 0
今書いてる
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
596 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:14:01.98 0
うーん……量が多いので今回も分割しまつ
15.行く年来る年
2年の文化祭あとから、3学期の終わりにかけての出来事です。
俺
ゆらさん
なつき
以上、3名が基本登場人物です。
597 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:16:26.54 0
俺「転校……?」
文化祭が終わり、後輩バンドと自前バンドのメンバーでの打ち上げが終わって家に帰った時、母に言われた言葉で俺は少し混乱していました。
母「そう」
俺「なんでまた」
正直、頭が追っ付いていませんでした。酒も飲んでいて頭も正常に機能していませんでしたし。
母「お父さんが愛知に単身赴任したでしょ?去年の11月に」
そうです。親父は部下であるゆらさんの旦那さんを伴って、愛知の営業所に1年間という短い期間ですが単身赴任に行っていました。
母「お父さん、そこの所長に出世したの。それで本社から栄転だって」
俺「マジ……?でも、それじゃあこれからも親父が1人で単身赴任してりゃいいんじゃ……?」
俺は正直、行きたくありません。こっちの生活はかなり楽しいし、それに卒業まであと残すところ1年弱で、今更転校なんてしたくありませんでしたから。
しかし母は言いました。
母「そうもいかないのよ。愛知の営業所の所長になるってことは、この社宅も出なくちゃいけないのよ。会社の規定でそういうことになってるの」
その会社の規定とやらが、当時の俺にはあまり良く理解できませんでした。
俺「……でも」
未だに俺は食らいつきます。
俺「じゃ、じゃあ、俺が1人暮らしすればいいんじゃ?」
母「無理よ」
俺「どうして!?」
バン!と、机を叩きつけました。母は全く動じずに答えてくれました。
母「ミサも1人暮らしするって言ってるし、まーちゃん(2番目姉)も大学だから、仕送りしなくちゃいけないの。でもね、3人分の仕送りをするほどのお金は家にはないの」
俺「バ、バイトで稼ぐから大丈b……」
母「学校行きながら受験勉強してバイトでお金稼げるの?無理でしょう?」
確かにそれは、言い切れませんが絶対に無理です。
俺「じゃ、じゃあ、ミサ姉かまーちゃんの家に居候でも……」
母「まーちゃんの大学は都心だから、そっちに借りることにするの。ミサも職場の近くに家借りるらしいわ。どっちにしろ、リョーの学校からは遠くって通えないわ」
俺「…………………………」
俺はとうとう言い返す言葉も失い、力なく椅子に座り込んでしまいました。
598 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:23:22.03 0
1時間くらいして、俺はある人に電話。ゆらさんです。お隣ですが、時間が時間なので、いきなり押しかけるのも失礼ですし。
今から話があると言うと、ゆらさんは快く了承してくれました。
一応歯を磨いて酒臭さを誤魔化して、俺はゆらさんの家に。
ゆらさん「どうぞ……」
この時期に薄手の黒のネグリジェの上に、白いカーディガンを羽織ったゆらさんが出迎えてくれました。
俺は小さく「お邪魔します」と言って上がらせてもらいました。
リビングに入り、俺は椅子に腰掛けます。ゆらさんはビールを出してくれました。
俺「ありがとう」
そう言ってビールを空け、半分ほど飲み干しました。味気がなくて嫌になります。
ゆらさん「…………………………」
ゆらさんもさっきから黙っていました。なんとなく、ゆらさんは知っていると直感で感じました。
俺「実はさ――」
ゆらさん「うん……、旦那から聞いた」
やっぱり。俺はゆらさんに話しました。
今の生活から離れるのが嫌、ゆらさんやなつき、学校の連中と会えなくなるのが嫌、転校するのが嫌、と。
ゆらさんは俺の、最早相談とも言えないような1人語りを、黙って聞いていてくれました。
うんうんと、相槌を打つように頷いて、黙って聞いていてくれました。
一通り話終え、俺はゆらさんの言葉を待ちました。
5分、10分と経ったところで、ゆらさんが言いました。
ゆらさん「で?それがどうしたの?」
俺「はい?」
予想外の答えが帰ってきました。
599 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:24:48.80 0
俺「……え、いやその……、転校したくない、って……」
ゆらさん「それは分かってる。でも、だからそれがどうしたの、って聞いてるの」
俺はますます訳が分かりません。
ゆらさん「いい?リョー君。こういうことは必ず、人生に1度や2度起こるの。わがまま言って引き延ばせるような問題でもないし、ましてや取り消せるものでもない……分かる」
俺「…………………………」
そりゃあ、理屈の上では分かりますよ。でも納得出来ないことでもあります。
俺「だから俺、1人暮らしするって……」
ゆらさん「無理だよ。リョー君には」
キッパリ言われました。
ゆらさん「バイトしてお金稼ぎながら、高校通って受験勉強なんて……出来るわけないでしょ?」
俺「やってみなきゃわかんないじゃ――「分かるよ」ない……え?」
ゆらさんは俺の言葉を遮って言いました。
ゆらさん「去年の夏前にリョー君、1回倒れたじゃない……忘れたの?」
俺「あ……」
そうです。俺は去年の1学期の終わり、勉強に学校にバイトに遊び、全てを疎かにしないようにと根を詰めてしまい、過労でぶっ倒れたことがありました。
ゆらさん「きっとお母さんは、そのことが心配なのよ……リョー君が生活出来る出来ないじゃなくて、ついつい頑張りすぎちゃうリョー君がまた、あの時みたいに倒れるのが怖いんだよ……。ましてや今度は、お母さんはほいほいと直ぐに病院に駆けつけられる訳でもないから……」
俺「…………………………」
俺は言葉を失ってしまいました。何も言い返せなくなってしまいました。
ゆらさんは立ち上がり、キッチンへ。冷蔵庫を開ける音が聞こえ、そして戻ってきました。
俺の目の前にもう1本、ビールの缶を置いて、そして俺の肩に手を置いて語りかけます。
ゆらさん「リョー君ももう子供じゃないんだから、例えそれが嫌なことでも、納得して飲み込まなくちゃいけない時があるっていうのは、分かるでしょう?」
言って、ゆらさんは俺の後ろから首に巻き付くようにして抱きついてきました。優しい抱擁でした。
ゆらさん「それに、2度と会えない訳じゃないじゃない。こっちの大学に来れば、またこっちで住めるんだし……それまでにお金貯めて、1年間は自分で生きていける位の自給力はつけないと」
そう言いながら、ゆらさんは俺の頬にキスをしてくれました。
ゆらさん「……ん!頑張んなさい、男の子♪」
泣きそうになってしまい、必死に堪えました。
600 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:27:37.28 0
翌日、月曜日。文化祭の振替休日ということで、学校は休み。俺はなつきと会いました。
昨日の内に俺は考えられるだけ考えて、結論を出しました。
なつき「………………ウソ……」
俺の転校の話を聞くや否や、なつきの目には一杯の涙が溢れてきました。
俺「あっ、でっ、でも!俺こっちの……なつきと同じ大学に行くことにしたから!2年弱位で戻って来るって!なっ!?」
俺の出した結論とは、なつきの第一希望の大学に進学すること、です。他にも行けるとこはありますが、俺は敢えてそこに決めました。
なつき「……ホント?ホントにホント?」
俺「本当本当!絶対本当!約束する!」
実はなつき、大学の推薦は落ちていました。まぁ倍率高いから仕方ないですけど……
なので一般での入試です。ですが一般ならなつきの成績なら、ほぼ確実と言われていました。
俺「だから……会えないのはほんのの1年間だけ。先に行って待っててよ。ね?」
なつき「…………うん……分かった」
涙の浮かんだ目で決意を表されると、不覚にも萌え……てしまいます。もういいや。
俺はなつきの頭を撫で、言いました。
俺「だから、合格するまでエッチはなしね(笑)」
なつき「なっ……///」
その日は気分転換に、映画を見ることに。久々に会ったあやなさんにすげえからかわれました。
夕食も一緒に済ますことに。いつもの居酒屋へ。ていうか高校生でこんなに居酒屋常連なやつも早々居ないでしょう。自営の所で助かった。
飯を食い終わり、家路に。なつきを送って行きます。
俺「…………………………」
なつき「…………………………」
お互いに無言。別に気まずい訳ではないんですが、なんとなく無言になってしまいます。
俺「…………最近寒いな……」
なつき「そうね……」
俺「愛知って寒いんかな?」
どうでもいい会話です。なつきの家に到着。
601 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:34:09.27 0
俺「……それじゃ、明日学校で」
なつき「……ん」
そう言ってなつきに手を振って俺は離れました。しかし―
キュ、とコートを引っ張られました。なつきでした。
俺「……どうした?さみしいのか?」
やや冗談気味に言ったのですが、なつきは小さく、コクり、と頷きました。その仕草がまた可愛らしいのなんの!ぱないっす。
俺「……大丈夫だよ。転校するのは来年の春休みだし、ね?」
俺がそう言ってなつきを宥めても、なつきはふるふると首を振ります。
なつき「もう少しだけ……一緒に居たい……から、」
なつきはそう言って、俺の手を引いて行きます。場所を近くの公園に移し、そこのベンチに腰掛けます。
ベンチに座っても、なつきは未だ俺のコートの裾を掴んだまま離しません。しかも俺に密着するように寄り添ってきます。
なつきの使っているシャンプーの匂いなのかどうなのかは分かりませんが、いい匂いがしました。
俺「…………………………」
なつき「…………………………」
時刻はまだ9時半ですが、この通りは駅とは逆方向なこともあって、殆ど人通りもなく、閑散としていました。
意外とこの公園、青〇のベストスポットなんですよね……やったことねえけど。
なつきは俺の肩に頭を乗せました。
俺「……2度と会えないわけじゃない……転校しても夏休みには会いに来るよ」
なつき「ん」
そう言うとなつきは、俺の目をじっと見据え――
なつき「……んぅ」
自分からキスをしてきました。なつきは結構恥ずかしがり屋で、自分からということは滅多にありません。酒飲むと若干大胆になりますが。
俺「……帰るか」
なつき「……うん」
これ以上何かしていると、俺の方が気が狂ってしまうかも、という不安で、俺はなつきを家に送って帰宅しました。
602 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:36:23.07 0
1ヶ月が経ち、季節はすでに12月初旬。
一応学校には母さんから連絡しておいていたので、後は俺がクラスメイトに告げるだけなのですが、しかし意外に度胸が要りますね、あれ。
なんと言っても、転校までは一応、まだ3ヶ月もあるんですし、12月にするのはまだ早いでしょ。
なので俺は、2月まで待つことにしていたんですが――
あろうことかバカがとんでもない暴挙に。
クラスメート1「リョーちん転校すんの!?アキラが言ってた!!」
クラスメート2「マジなん!?リョーちんいねえとつまんねえからどうにかなんねえの!?」
クラスメート女子1「リョーちん本当に転校しちゃうの?アキラから聞いたんだけど……」
クラスメート女子2「リョー君転校って本当!?またアキラのやつみんなに言いふらしてるよ!?」
俺「ふざけんなコルあああああああああああああああああああああああ!」
クソ!バカに話した俺が馬鹿だったよちくしょう!
俺は一応、バンドメンバーにだけ、転校することを告げていました。
しかし口止めもしていたのにも拘わらず、アキラのバカはそれを聞かず、言いふらしやがりました。
俺「テメェ……なにか言い残すことは……?」
ひっさびさにガチでキレてます。だってマジコイツ信じらんねえんすもん!馬鹿すぎ!他人のデリケートな話よくホイホイ人に話せるな!
アキラ「ゴメンってぇ……つい口が滑っちゃったんだよぉ〜……(泣)」
俺「泣きてえのはこっちだゴラ(#゚Д゚)!あ?なにか?泣けば許してもらえるとでも思ってんのか?ああ?」
俺のガチギレにアキラ超絶ビビりまくりの泣きまくり。俺に胸ぐらを掴まれてゆさゆさと為すがままに。
クラスメート18「そんな馬鹿放っておけよリョーちん!それより転校ってホントなのか!?」
クラスメート10「いつ!?今年一杯!?それとも来年!?」
クラスメート女子9「ねえ!?さっき聞いたんだけど!リョー君転校ってマジなの!?なんで!?どうして!?」
クラス外女子1「リョーーーーーーーーーちーーーーーーーーーーん!!!転校ってマジ!?どうしてなのさ!?」
とうとう収集つかなくなったので、俺は逃げました。ちくしょうあの馬鹿……今度会ったらただじゃおかん……。
603 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:39:57.58 0
学校内に居ては見つかるので、俺は外、校庭の端っこにあるベンチに腰掛けました。
俺「ふぅ……」
テンションを下げ、空を眺めます。気持ちのいい冬空で、真っ青に染まっていました。
俺「…………………………」
少しセンチな気持ちになってしまいました。女々しいです。1人物思いに耽っている俺の後ろから、声がかけられました。
ミカ「ヤッホー、セーンパイ♪どうしたんですか?」
後輩バンドボーカルのミカでした。ミカは両手に持っていたコーヒーを俺に渡して言いました。
俺「おう、どうした?」
ミカ「おすそわけです♪」
俺に片方を渡してきました。BOSS無糖。しかもホット。いいっすな。分かってますな。
俺「サンキュ」
そう言ってプルタップを倒し、コーヒーを飲みます。
ミカ「先輩、転校するってホントですか?」
俺「既に1年にまで噂が回ってんのか……はぁ」
ため息も付きたくなりますよそりゃ。俺は残りのこの学校での生活の3ヶ月程を、みんなに気遣われて暮らしていかなくちゃいけないんですから。
俺「……それが嫌だから話さなかったのに……あんのバカが……」
ぶつぶつと恨み言を漏らして居る時に、ミカが「ぷっ」と吹き出しました。
俺「なによ……そんなにテンション低い俺見て楽しい?」
ミカ「違いますよー……。先輩人気ものだなぁーって」
俺「だろ?」
まぁ確かに否定はしませんよ。
ミカ「先輩、お節介ですもんね。だから好かれてるのかも」
俺「なんか微妙に嬉しくない言い方だなぁ」
どうでもいいですが。
俺「ていうかお前、今授業中じゃん。何サボってんの?」
6限目です。
ミカ「先輩こそwww」
604 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:44:06.76 0
ミカ「なんか先輩が外に行くの見えたから、付いてきました♪」
おいおい。
俺「不良だなぁ」
ミカ「先輩こそwww」
よっこいしょ、と言ってミカは俺の隣に座りました。
ミカ「で?どうなんです?」
俺「何が?」
ミカ「転校の話」
俺「ああ……」
そのことね。
俺「本当だよ」
俺がミカにそう言うと、彼女は寂しそうに目を瞑りました。
ミカ「そっか……」
そう言うとミカは少し黙り込みます。
ミカ「…………………………淋しいですね」
俺「そうか?そう言ってくれると嬉しいよ」
俺もそう言って、後は黙っていました。2人で黙ったまま何も話さず、俺たちはベンチに腰掛け続けました。
その内にチャイムが鳴り、俺とミカは別れました。
教室に戻ると 、HLが始まっていました。俺はクラス中の注目を一身に受けました。
担任「どこ行ってたんだ?早く席つ――」
担任がそこまで言うと、クラスの女子がそれを遮るように言いました。
クラスメート女子「ねえ!?転校するって本当なの?」
その言葉を皮切りに、クラス全体が喧騒に包まれました。
605 :
リョー槍ちん:2012/11/12(月) 23:46:29.52 i
すんません。待たせといて今日はここまでにします
ソレジャ
∧∧ ∩
( ´∀`)/ ∧∧ ∩
⊂ ノ ( ´∀`)/
(つ ノ ⊂ ノ ∧∧ ∩
(ノ (つ ノ ( ´∀`)/
(ノ ⊂ ノ
(つ ノ ∧∧ ∩
(ノ ( ´∀`)/
_| つ/ヽ-、_
/ └-(____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
<⌒/ヽ___
/<_/____/
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
606 :
おしえて!エロいひと:2012/11/13(火) 00:07:08.82 0
!?
607 :
リョー槍ちん:2012/11/13(火) 07:02:19.45 0
*'``・* 。
| `*。
,。∩ * みんな童貞にな〜れ
+ (´・ω・`) *。+゚
`*。 ヽ、 つ *゚*
`・+。*・' ゚⊃ +゚
☆ ∪~ 。*゚
`・+。*・ ゚
>>607 ____ .____ ____
|お前が| |お前が| |お前が|
| 言うな|∧∧ .|言うな| ∧∧ .|言うな |∧∧ / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
〃 ̄ ̄∩ ゚Д゚)〃 ̄ ∩ ゚Д゚)〃 ̄  ̄∩ ゚Д゚) < 全員一致でお前がゆうな!
ヾ. ) ヾ. ) ヾ. ) \_____________
\ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
\ \
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| お前が言うな認定委員会 |
\ | |
\| |
609 :
リョー槍ちん:2012/11/13(火) 15:33:29.38 0
>>608 ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _
,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー
>>610 ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
ミミ:::;,! u `゙"~´ ヾ彡::l/VvVw、 ,yvヾNヽ ゞヾ ,. ,. ,. 、、ヾゝヽr=ヾ
ミ::::;/  ゙̄`ー-.、 u ;,,; j ヾk'! ' l / 'レ ^ヽヘ\ ,r゙ゞ゙-"、ノ / l! !ヽ 、、 |
ミ/ J ゙`ー、 " ;, ;;; ,;; ゙ u ヾi ,,./ , ,、ヾヾ | '-- 、..,,ヽ j ! | Nヾ|
'" _,,.. -─ゝ.、 ;, " ;; _,,..._ゞイ__//〃 i.! ilヾゞヽ | 、 .r. ヾ-、;;ノ,.:-一'"i
j / ,.- 、 ヾヽ、 ;; ;; _,-< //_,,\' "' !| :l ゙i !_,,ヽ.l `ー─-- エィ' (. 7 /
: ' ・丿  ̄≠Ξイ´,-、 ヽ /イ´ r. `ー-'メ ,.-´、 i u ヾ``ー' イ
\_ _,,......:: ´゙i、 `¨ / i ヽ.__,,... ' u ゙l´.i・j.冫,イ゙l / ``-、..- ノ :u l
u  ̄ ̄ 彡" 、ヾ ̄``ミ::.l u j i、`ー' .i / /、._ `'y /
u `ヽ ゙:l ,.::- 、,, ,. ノ ゙ u ! /_  ̄ ー/ u /
_,,..,,_ ,.ィ、 / | /__ ``- 、_ l l ``ーt、_ / /
゙ u ,./´ " ``- 、_J r'´ u 丿 .l,... `ー一''/ ノ ト 、,,_____ ゙/ /
./__ ー7 /、 l '゙ ヽ/ ,. '" \`ー--- ",.::く、
/;;;''"  ̄ ̄ ───/ ゙ ,::' \ヾニ==='"/ `- 、 ゙ー┬ '´ / \..,,__
、 .i:⌒`─-、_,.... l / `ー┬一' ヽ :l / , ' `ソヽ
ヾヽ l ` `ヽ、 l ./ ヽ l ) ,; / ,' '^i
>>611 もちつけ・・・
/\⌒ヽペタン
/ /⌒)ノ ペタン
∧_∧ \ (( ∧_∧
(; ´Д`))' ))(・∀・ ;)
/ ⌒ノ ( ⌒ヽ⊂⌒ヽ
.(O ノ ) ̄ ̄ ̄()__ )
)_)_) (;;;;;;;;;;;;;;;;;;;)(_(
追いついた
おもしろい、こりゃまとめに載るな
続き待ってるよー
614 :
おしえて!エロいひと:2012/11/14(水) 18:00:16.60 0
はやくーーーーーーー
たっだいまぁ〜!
| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
| >> 616でボケて!!! |
|________|
∧∧ ||
( ゚д゚)||
/ づΦ
____
/ ___ \
( ̄二 |´・ω・`| \
\ヽ  ̄ ̄ ̄ )
∠/ /| |
( ///
| ,、______,ノ ̄ ̄)
| /  ̄/ /
_|_|____//_
|  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|
────── | マジですCAR | |
_____ | ,-─-、 . ,-─-、 | |
|_/ ,-、ヽ____/ ,-、 ヽ_|_____|
', -' ノ ヽ:::::::::', -' ノ ヽ::::::::::丿
617 :
リョー槍ちん:2012/11/14(水) 22:04:49.58 0
さて、そろそろうp出来るかな?
少し待っててくださいね
618 :
リョー槍ちん:2012/11/14(水) 22:40:34.92 0
>>613 まとめってニュー速だけじゃないんすか?
619 :
リョー槍ちん:2012/11/14(水) 23:56:10.43 0
さて、それじゃうp再開するかな。
>>604続き
俺はとりあえず説明をしました。
転校は本当。来年の3月に引っ越すこと。2学年一杯までは居ることなどを話ました。
話し終えると、クラスの連中も落ち着きを取り戻し、HLが終わり、俺が帰宅しようとクラスの連中に囲まれました。
女子1「転校しちゃうんだね……寂しいなー」
俺「ありがとう」
男子1「どこ引っ越すの?」
俺「愛知の○○(地名は勘弁。マジバレる)」
女子2「手紙書いてね!」
俺「分かった。つか俺のアドレス知ってるじゃん」
女子3「そだ!アドレス帳買ってそこに連絡先書いて置いてよ!住所とかも!」
俺「あ、ああ。分かった」
こんな感じの会話をしました。そんで下駄箱に。
そこでも声を掛けられました。
クラス外の友達やら、先輩、後輩に声を掛けてもらいました。あの感じは凄くいいですね。なんか泣きそうになりました。
そんで帰宅。今日はバイトなのでそのままカバンを置いて直行。4時半から10時までバイトです。
バイトを終え、ロッカーで着替えているときに、ふと携帯を見ると凄まじいことに。
メール着信40件。パネェ。差し出し人はクラスメートから学校の人たち。俺が引っ越すすることを告げた知り合いやら、とりあえずアドレス交換した人まで様々。
俺「うぉぉ……見るのめんどくさ……」
そうは言いつつ、少し嬉しい俺は結局、家に帰ってメールを全てチェックして、その全てに返信。何人かからの返信にも対応し、結局寝たのは2時過ぎにwヤベぇw
疲れていたのに返信に夢中になっていた俺は、直ぐに眠りに就きました。
620 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:08:05.92 0
それから2週間後。学期末テストも終了し、終業式。
教室でHLが終わり、俺が帰宅しようとしていると、女子が話しかけてきました。
女子1「ねえねえリョーちん!今日クラスでご飯行かない?」
俺「ご飯?」
女子2「そう!今年も1年間おつかれさまでした会!」
俺「なにそれwww分かった。行くよ」
女子達「やった♪それじゃ、今日の9時に○○駅のサイゼね!遅刻厳禁!」
俺「分かった。誰来るの?」
女子1「クラス全員」
俺「マジか(笑)」
そんな感じに、その日の夜、急遽クラス会が開催されました。
夜9時ごろ、原チャリで○○駅のサイゼに到着。俺は途中本屋でアドレス帳を購入し、店に入って行きました。
女子1「あーっ!!おっそーい!」
クラスメート女子1はなんかリーダー的な感じな子です。俺は手招きしている彼女の隣に座らされました。
俺「時間通りじゃん。怒るなよ」
そんな感じに見回していると、サイゼリヤのフロアの席の半分ほどが、俺の見知った顔で埋まっていました。
俺「マジにみんな来てるんだな」
女子2「あったりまえジャーン!リョーちんのさよなら会……じゃないけど、まぁ忘年会?みたいな?」
という訳で忘年会(笑)が始まりました。居酒屋を選ばないところが高校生らしいですよね。
621 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:14:55.40 0
少しの間飲み食いし、落ち着いてきたところで俺はアドレス帳の存在を思い出しました。
俺「あ、そうそう。はいこれ」
クラスの女子にそれを手渡しました。
女子1「わー!早速書いちゃうね!」
そう言って自分の名前と住所、家電の番号に携帯の番号、アドレスを書き込んでいっています。
女子2「あー!次私!」
そう言ってリレーのように俺のアドレス帳が回されていきます。
俺「全員書いたら返してね。先輩とか後輩とかにも書いてもらう予定だからさ」
クラスの連中以外も、アドレス帳に書き込みたいと前々から言われていましたので。
女子1「にしても本当、残念だよね」
女子2「ホント……まさかリョーちんが転校しちゃうなんて」
俺「まぁ仕方ないよ。親の都合だし」
女子1「どこの高校に行くの?」
俺「○○。一応進学校らしいからそこに」
女子2「へー……。来年の夏休みとか文化祭とか、遊びに来るなら連絡してね」
俺「分かったよ」
もともと夏休みはなつきに会いに来るつもりです。文化祭は分かりませんが。
女子1「ところでさー、リョーちんさー……」
女子その1が話しかけてきました。
女子1「彼女居るの?」
俺「居るよ」
即答しました。まぁこの流れは前から嫌というほど味わって来たので、なんとなく分かっていました。曖昧にすると鬱陶しいということも学習済み……
女子1・2「ウッソォーーーーーーーーーーー!!!マッジで!?誰ダレ!?」
結局面倒くさくなりました。
622 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:20:09.37 0
俺はなつきと付き合っていることはとりあえず隠しておきました。なんかもっと面倒になりそうだったので。
女子1「リョーちんに彼女居るなんてなんかショック〜」
俺「なんでよww」
結構失礼じゃないですか?
女子2「なんていうか、リョーちん、忙しそうだからさー……彼女なんて作ってるヒマない!とか言いそうな感じだったよね(笑)」
俺「なんじゃそら(笑)」
そんな感じの話をしていると、女子その1が唐突に言い出しました。
女子1「けっこーリョーちんのこと好きな子って多いんだよ?」
俺「マジすかだれすか?」
俺、若干喰い気味。衝撃的な発言に俺はどぎまぎしてしまいます。
女子2「3組の浅田に長田、かなっちに三木ちゃん。4組のえんどぅにみなみちゃんにそれから――」
俺「待って!!そんなにいんの!?」
あまりの数に俺はタイムをかけます。それ多くないっすか?ありえなくないっすか?
女子1「他にも一杯いるよ。気づいてないのリョーちんだけだよ」
マジですか……。ここに来て俺のモテ期到来ですか?ちなみにその反動からか、今はあんまりモテません(2012現在)
俺「知らんかったゎ……。ちくしょうもっと早く聞いてれば俺の高校生活もっとバラ色だったのに」
女子2「もっとって事は今も一応バラ色なんだねwww」
という話をしていると、アドレス帳が1周して返ってきました。
俺「おー、ありがと……ってすげーな。既に3分の1埋まってるし」
クラス全員の連絡先が書かれたアドレス帳を見て、なんだか感慨深くなってしまいます。
女子1「それじゃー!今日はこれでお開きにしよっか!」
そんな感じで10時ごろにクラス会は終了しました。
623 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:36:18.10 0
サイゼリヤを出て原付のとこまで行こうとすると、女子1と2に声を掛けられました。
女子1「ちょっといい?」
俺「何?どしたん?」
女子2「話があるの」
なんだこの感じ。前にも何回か味わったことのある空気でした。
俺「いいよ。何?」
俺がそう言うと、しかし女子1は言いました。
女子1「シラフじゃ話せないな〜。どっか飲み行かない?」
俺「マジすか?俺原チャr」
女子1「いいじゃん。明日取り来れば。行こっ♪」
断りきれず、なし崩し的に近くの居酒屋へ。まぁー年確されませんね。見た目普通に高校生に見えないし。
俺「そんじゃー生中。2人は?」
女子1・2「「同じのー」」
という訳でさっき同じ卓に座っていた女子2名と居酒屋で二次会開始。
最近の女の子は、意外に誰でも酒飲めるんですね。まぁ俺も最近の若者なんですが(笑)
酒も進み、話も弾みます。
俺「あんときは凄かったよね!タニ先のヅラ飛んだときwww」
女子1「あー!それ聞いた!風邪強い日に廊下に居たタニの横でリョーちんが狙って窓開けたんでしょ!?」
女子2「私もそれ聞いた!昼休みだったから結構人いたんでしょ!?それ聞いてチョー笑ったwww」
こんな感じの話をしていました。
そうこうしているうちに、あっという間に1時間半も経ってしまいました。
俺「あ、そろそろ帰んねえと電車なくなるな。帰るか」
女子1「そだね」
そう言って、当然俺が支払いを。まぁー女子に金出させるほど落ちぶれてはいませんよ。
女子たちも遠慮してはいましたが、無視して払いました。
624 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:41:16.28 0
外に出ると、酒で火照ったせいもあり、かなり寒く感じました。
俺「寒っ……12月だもんなぁ……」
女子1「そうだねー……」
俺「あ、」
そう言えば話ってなんだったんだろ?
女子1・2「「…………………………」」
………マジすか?そこで黙る?
女子1「じゃあ私から」
から?何の順番ですか?俺は必死に心を落ち着かせました。
女子1「リョーちんのこと、好きです。私と付き合って下さい」
女子1がそう言うと、続いて女子2も。
女子2「私も、好きです。私と付き合ってくれませんか?」
マジかー……。
俺「……ゴメン。俺彼女居るから……」
女子1「だよねー」女子2「まぁそうだよね」
俺「!?」
あっさりとした反応に、逆に俺がびっくりですよ。
女子1「まぁ、前々からなんとなくだけど、告っても無駄死にするだけかもなー、って思ってたんだよね」
女子2「リョーちん、なんかそう言う浮いた話、全く聞いたことないし。だから彼女居るか、もしくは好きな人居るのかな、ってみんな思ってたんだよね」
俺「そうなんですか?」
何故か敬語になってしまう俺です。え?ということはつまり……?
俺「俺って女子に敬遠されてたってこと?」
女子1・2「「うん」」
わー、綺麗にハモったー。そういうことだったんですか……。別に、なつきと付き合う前までは好きな人いなかったんですけどね……。ゆらさんは人妻だったし。
という感じに、特にオチもなく、わだかまりも残さずに、俺は女子2人に告白されました。
原チャリは後日取りに来ることにし、その日は電車で家に帰りました。
625 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 00:46:05.43 0
まだまだ続くよ♪
626 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:01:24.76 0
少し経ってクリスマス。俺はなつきとデートすることに。
去年のクリスマスの事を思い出すと、今更ながらに俺すげえ、と思います。だって人妻と旅行ですよ。
でも今年は可愛い彼女と一緒にハッピークリスマス♪そりゃーテンション上がります。
俺「よっ」
なつき「おはよー」
俺となつきは地元駅に集合し、クリスマスイルミネーションで着飾り、カップルで賑わう若者の集う街、渋谷に来ていました。
目的はまぁ特になく、ウインドウショッピングという感じ。しかし夜はちゃんと予約してあります。居酒屋を。
下手に高いレストランとかだと逆に味気ないんで、ここはいつもどおりに、っていう感じになつきと相談した上で決めました。
俺「さすがに混んでるねー……」
なつき「そうだね。うわっ……ぷ。すごい人……」
ハチ公前からセンター街は人であふれかえっていました。俺はどちらかというと、人ごみは苦手なんですが、しかし来てしまった以上、もう後には戻れません。
デート中のカップルの様になつきと手を繋いではぐれないように買い物へ。
109やらマルイを見て回ります。特に何を買うでもなく。
109でなつきがふと止まります。視線の先にはネックレス。
なつき「…………………………」
じぃっ、と見据えていました。しょうがないので俺は言います。
俺「行こうか」
なつき「ぅえー……」
なんか軽蔑したような目で俺を見ました。なんだその目は。
俺「何?欲しかったの?」
なつき「……うん……」
なつきがそう言ってネックレスを手に取ります。
俺「あ、なんだペアになってるんだ……。まさかこれを俺の首に?」
なつき「いいじゃん!ペアルックってやってみたかったのっ!」
今更ながら、なつきは少し少女趣味なところがあります。背は高いくせに。
しかしこうして人ごみの、特になつきと同じ位の子が沢山いるところに来てみると、なつきの容姿は結構目を見張ります。
背の高いモデルのような体型は、周りの女の子たちよりも頭1つ位抜きん出ています。
627 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:12:10.70 0
前になつきに、「背の高い女って好き?」と聞かれましたが、そんなもん聞く必要もないです。
俺はこう言いました。「超好きマジ大好き激萌えやべー」
ちょっとなつき、引いてました。
まぁ話を戻して。なつきは109のトイレに。人ごみで疲れたのでしょう。
そして俺はその間に先程のネックレスを購入。2つで1つのネックレスをプレゼント様に包んで貰い、トイレの前で待機します。
なつきが出てきて、109を出て今度はマルイへ。
俺は財布を購入。
なつき「あーっ!自分ばっかりズルイ!」
俺「へへー。これ欲しかったんだよねー」
俺が買ったのはカルバンクラインの長財布と小銭入れ。高校生にしては渋い買い物だと思います。
俺が財布を買ったところを、恨めしげに眺めていたなつきですが、さすがにそのしょんぼりした背中がかわいそうになってしまいました。
俺「なつきは何が欲しいの?」
なつき「んー……これ……」
それはヴィヴィアンウエストウッドの長財布。なつきも俺と同じで、NANAを見て(読んで)ヴィヴィアンが好きになったと言ってたのを思い出しました。
値段もそれほど高くもないので(と言っても1万9千円)、俺はそれを持ってレジへ。
なつき「えっ……?買ってくれるの?」
俺「いいよこれくらいは。クリスマスプレゼントかな?」
なつきはまるで子供のように飛び跳ねるように喜んでいました。
定員さんが俺となつきを見て、4千円も安くしてくれました。なんか悪いので俺は革財布の手入れ用の布も買うことにしました。
箱に入れ、綺麗に包んで貰った財布の箱を、なつきは嬉しそうに両手で眺めては抱えてを繰り返していました。
628 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:29:58.13 0
ぶらついてぶらついて、気づいた頃には既に6時半を回っていました。
居酒屋の予約はちょっと早めに7時にしておいたんです。俺グッジョブ。
俺となつきは居酒屋へ。少し早いですが、今の時間はまだ混み始め前なので、居酒屋の定員さんも嫌な顔はせずに席に通してくれました。
座敷に案内された俺となつきは、まぁとりあえず「生中」これ基本です。
なつきがビール飲める子で本当に良かったと思います。ビールは他人と一緒に飲むのが一番美味しいですから。
少し酒も進み、俺はさっそく、先程買ったネックレスをなつきに渡しました。
なつき「これ……いつ買ったの?」
俺「なつきがトイレに行ってるとき」
なつきは包装を綺麗に剥がし、中に入っていたネックレスを見 てことさら嬉しそうに顔を綻ばせました。
なつき「ありがとう……ねえ、掛けていい?」
俺「いいよ。好きにしな」
そう言うとなつきは立ち上がって俺の隣へ。掛けるって俺の方かよ!と、少し呆気に取られてしまいました。
なつきは俺の首にネックレスを掛け、それから自分の首にも同じデザインの物を首に。
天使の羽をモチーフにした、少しファンシーな銀製のネックレス。それが俺の首となつきの首にそれぞれ片翼ずつ掛かりました。
ベタな……と、買っている瞬間の俺はそう思ってました。掛けられた時も思ってましたwww
それから俺はもう1つ、カバンから包装された小さな手のひらサイズの箱を出しました。
なつき「それは?」
俺「ん?本当のクリスマスプレゼント」
俺はそう 言ってなつきに手渡しました。これは俺が、以前予め買っておいたプレゼントです。
買った場所はゆらさんに聞いた、少し高めのお店。なつきには前々から、つか夏休み位から指のサイズを聞いていたので、まさかクリスマスプレゼントにされるとは思っても見なかったのでしょう。
目がキラキラと輝いていました。つか泣いてます。呆気に取られた顔のまま、目には涙が溜まっていました。
俺「泣くなし」
なつき「だって……お財布がクリスマスプレゼントって……」
そりゃそうだよ。あれはお前がいきなり選んだんだから。そうでも言わなきゃ俺の立場がありません。
なつき「開けていい?」
俺「どうぞどうぞ」
なつきは俺の言葉で、箱をくるんでいた包装を優しく剥がしていきます。
629 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:36:46.81 0
なつき「…………………………」
なつきの手には、よくドラマか何かで見るような、まさに指輪が入っているような箱。
なつきはそう、っとその箱を開けました。
なつき「………うわぁ……」
指輪は純銀製のシンプルな物。特にこれといった装飾もなく、ただ単純なものです。
しかし裏にはキチンとそれと分かる印を付けておきました。
なつき「『I give it to Natuki. From Ryou.』」
和訳は、『なつきにあげる。りょーより』。
これわざわざ彫って貰ったんですよ。当時高校生の俺には恥ずかしかったです。
ていうか高校生にしては結構古臭いですかね?でもなんかこういうのいいなぁって思ったんですよ。
どうしてこういう文にしたかというと、なんか普通に『From Ryou to Natuki』じゃあまりにひねりがないのでつまらんと。ならこれはどうだと言うことでこんな文になりました。
あんまり長い文にしても字数制限もあるのでこれにしました。丁度ぎりぎり一週しました。
なつき「…………………」
ぶわっ、となつきは涙を流し出しました。なんかもう、俺がいじめてるみたいな位に。
俺「泣くなって。ほれ」
そう言ってハンカチを手渡します。なつきはそれを受け取って涙を拭き取りました。
なつき「……あり、ありがとう……すごい嬉しいっ!」
なつきはそう言って俺に抱きつきました。あ、言って無かったかも知れないんですが、なつきは今俺の隣にいます。さっき俺にネックレス掛けた時から移動していません。
なつき「ありがとう………」
しばらく俺に 抱きついたまま、なつきは陶酔していました。うっとりしたような声を耳元で囁かれると、ちょっと変な気分になります。
630 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:48:27.74 0
なつきは俺から離れ、自分の鞄をごそごそと漁り出しました。そして紙袋を取り出します。
なつき「はい。これ……私からのプレゼント」
俺「マジでっ!?ありがとう!!」
正直に言いましょう。彼女からのプレゼントとか超嬉しいっす。
袋をガサガサと開けると、中には手袋とマフラー。それから小さな袋に入ったピアスでした。
俺「……ん?このマフラー……それから手袋……これまさか……?」
なつき「うん。手編み」
俺「うっはー!!!マジすか!?スっゲー!これなつきが編んだの!?」
やべえ!これは萌えポイント+100です。上限10点満点での100点+です。やっべーなつき超萌えるなつき超可愛い!
なつきは申し訳なさそうに言いました。
なつき「リ ョーちんのプレゼントに比べたら安上がりだけど……」
俺「んなことねえしっ!!つかむしろこういう方が嬉しいわ!!下手に高いもんとか俺は困る!!」
やっべテンション下がんねえwwww興奮度が半端じゃないぜ俺。とりあえず気を落ち着けるためにグラスに入った酒を一口で飲み干します。
俺「これつくるの大変じゃない?よく出来たね」
なつき「うん……お母さんに教えてもらったから」
なつきはそう言って微笑みました。
俺「へぇー……ん?」
俺はとある言葉に引っかかりました。
俺「なぁなつき。なつきのお母さんって、俺となつきが付き合ってること知ってんの?」
なつき「うん」
マジすか……。なんか一気にテンションダウン。するほど俺はヤワじゃありません。
俺「そ んじゃ、今度挨拶いかないとな」
なつき「そうd……うええ!?それホント!?」
なつきは驚愕していました。Σ(゜д゜;)こんな顔。
俺「そりゃそうだろ。いずれは行かなくちゃいけないんだし、それに俺とお前、春からは遠距離だぜ?キチンと挨拶せないかんでしょ」
なつき「それは……そうだね」
なつきは納得した顔で言いました。
俺「まぁなつきの受験が終わってからだな。それまでは我慢だからな。エッチ含め」
なつき「やっぱり言ったwwww」
そんな感じのクリスマスイブでした。
631 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 01:58:53.92 0
年明け。俺はなつきと湯島天神とかに行きました。正真正銘の合格祈願です。
まぁその時の話は殆ど去年と同じだったんで、省略。
3学期になり、俺の生活はガラリと変わります。
何が大きく変わったかというと、女子に告白されだしました。
俺の転校話は冬休みの間に、学校裏サイトを通じて全校に知れ渡っていました。
そういう訳からか、先輩から後輩、果ては高校近くの中学生までもが俺に告白してきました。
なにこれ。と思いました。1番驚いたのは、電車内で中学生にアドレス聞かれたことですね。あれはビビッた。
しかしみんな俺に彼女が居るという事は知らないらしく、俺もそれを漏らさずに断り続けていました。
理由は、受験で忙しいなつきの負担にならないよう に、というのが主な理由。もし嫉妬とかからなつきに被害が出ては本末転倒です。
なのでその部分を完全に隠して、俺となつきの交際は続いていました。結局は杞憂でしたが。
俺は当時、色々と忙しい時期でした。転校の手続きをするために愛知の高校まで行ったり、バイトをスッパリ辞められるように綺麗に調整したりと大わらわ。
それになつきの3年生の卒業ライブにも、特別出演という形で呼ばれていました。
なんでも、3年生だけで行われるパーティーみたいな形で、卒業式の2日前に体育館を使って、午後2時くらいから6時くらいまで騒ぐらしいです。
3年の軽音部は、キチンとしたバンドを組んでいたのはなつきとミナだけで、なので俺たちが参加せざるを得ないという状況。
忙しい 毎日の中、2月も中旬を過ぎ朗報が。
なつきの大学合格が決まりました。
なので仲良しのメンバーを集めてお祝い。勿論すでに進路、就職の決まった人たちだけでです。
ミナも既にAO入試で決まっているという勝ち組でした。バカなのに。
お祝いがてら、俺のさよなら会も開催。かえでとかはるにゃん先輩とか呼んで。
場所はみんなで俺の地元の居酒屋。
俺はその時に、まだ俺のアドレス帳に書いてくれてない人たちに連絡先を書いてもらいました。特にかえでがノリノリでしたね。
ミナも、なぜか別荘の住所まで書いていました。アホじゃねえのコイツ。
そして最後になつき。なつきには、1番最初のページを開けておいていたので、そこにただ1人だけの連絡先を書いてもらいました。彼女専用ページというわけです。
お祝い兼さよなら会が終わり、俺となつきは2人、家路についていました。
632 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:07:10.97 0
俺「…………………………」
なつき「…………………………」
なにがどう気まずい訳でもないのに、なぜか無言です。そりゃ、なつきが大学受かってくれて俺も嬉しいですよ。でも、あの約束があるしなぁ……。
俺「えーっと……おめでとう」
俺は歩きながらに言いました。
なつき「……ありがと……」
再び無言。なんだ?なんなんだちくしょうめ。この空気は一体なんなんだ?ぐるぐると思考が回っていると、なつきが立ち止まりました。
俺「どうし――」
そこまで言いかけ、俺は口ごもってしまいました。
なつきの目は、とても真っ直ぐに俺を見据えていて、まるで何か、覚悟を決めたような、清々しいほどに凛とした顔立ちになっていました。
俺「……………………… …」
なつき「………………あの」
なつきが言い出します。
なつき「……あの、その……〜〜〜〜〜///」
顔を真っ赤に染め上げていました。カワええ……。何に対して恥ずかしがっているのかも、俺にはよく分かります。
なつき「……その///……だから///…………」
耳まで真っ赤っか。湯気が出そうなほどに紅潮させた顔は、とうとう目をギュッ、と瞑り、唇をキュッ、と噛み締めていました。
俺「………………………」
俺は黙ってなつきに近寄り肩に手を置きました。なつきはその高い背を小さく縮こませて、ビクンッ、と体を震わせました。
俺「…………………いいの?」
一言、俺は聞きました。まぁ俺も若干覚悟はしていました。けどまぁ、こんなところでなつきから切り出されると は思いもよりませんでしたから。
なつきは口には出さず、コク…、と小さく頷きました。
633 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:17:25.78 0
俺はコンビニで久々登場の近藤君を購入し、なつきと地元のホテルへ。
俺「部屋どうすっか……」
時期的にはかなりガラガラで、週末ではあるものの、意外にいい部屋が空いていました。
しかし俺も、そこまでゴテゴテした部屋はあまり好きではないので、そこそこに広く、そこそこ綺麗なクイーンサイズのベッドのある部屋に。
俺「ここでいいよな?」
なつき「……(コクコク)///」
なつきはまぁ処女なんで当然ラブホも初めてで、かなり緊張していました。
俺は部屋番号を押し、受付のおばちゃんに話しかけました。
おばちゃん「コースは?」
コースというのは、休憩か泊まりかということです。まぁ俺もなつきも当然学生なのでここは決まってます。
俺「明日の昼まで泊ま りで」
なつき「!?」
おばちゃん「はい、それじゃ鍵です」
なつきの驚愕の声を俺は無視して、渡された鍵の部屋に行きました。
まぁなんというか、相変わらず生活感のない部屋です。初めてラブホに行ったのはもう1年強も前ですが、今でも鮮明に思い出しますね。
俺はコートを脱いでソファに座ります。
俺「そんなとこに突っ立って何してんの?こっち来なよ」
なつき「……う、うん」
なんだか借りてきた猫の様ななつき萌え。萌え萌え〜……。て感じです、はい。
さすがに寒いので暖房ON。飲み物やその他諸々はさっきコンビニで買って来ましたので大丈夫。ここの飲み物は高いんです。
なつきはしずしずとコートを脱いで俺の隣に、少し距離をあけてちょこんと座りました。
俺 「…………………………なんか遠くない?」
なつき「きっ、気のせいじゃないっっかなっっ!?!?!?」
気のせいじゃないですね。分かりますよその気持ち。
俺はすすす、となつきに躙り寄ります。なつきはその動きに合わせて更に端に。うーん……楽しい。
634 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:27:11.61 0
俺はコンビニで久々登場の近藤君を購入し、なつきと地元のホテルへ。
俺「部屋どうすっか……」
時期的にはかなりガラガラで、週末ではあるものの、意外にいい部屋が空いていました。
しかし俺も、そこまでゴテゴテした部屋はあまり好きではないので、そこそこに広く、そこそこ綺麗なクイーンサイズのベッドのある部屋に。
俺「ここでいいよな?」
なつき「……(コクコク)///」
なつきはまぁ処女なんで当然ラブホも初めてで、かなり緊張していました。
俺は部屋番号を押し、受付のおばちゃんに話しかけました。
おばちゃん「コースは?」
コースというのは、休憩か泊まりかということです。まぁ俺もなつきも当然学生なのでここは決まってます。
俺「明日の昼まで泊ま りで」
なつき「!?」
おばちゃん「はい、それじゃ鍵です」
なつきの驚愕の声を俺は無視して、渡された鍵の部屋に行きました。
まぁなんというか、相変わらず生活感のない部屋です。初めてラブホに行ったのはもう1年強も前ですが、今でも鮮明に思い出しますね。
俺はコートを脱いでソファに座ります。
俺「そんなとこに突っ立って何してんの?こっち来なよ」
なつき「……う、うん」
なんだか借りてきた猫の様ななつき萌え。萌え萌え〜……。て感じです、はい。
さすがに寒いので暖房ON。飲み物やその他諸々はさっきコンビニで買って来ましたので大丈夫。ここの飲み物は高いんです。
なつきはしずしずとコートを脱いで俺の隣に、少し距離をあけてちょこんと座りました。
俺 「…………………………なんか遠くない?」
なつき「きっ、気のせいじゃないっっかなっっ!?!?!?」
気のせいじゃないですね。分かりますよその気持ち。
俺はすすす、となつきに躙り寄ります。なつきはその動きに合わせて更に端に。うーん……楽しい。
635 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:29:26.30 0
やべ、2重投稿しちった。
636 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:30:06.50 0
俺は声のトーンを下げ、混乱しているなつきに優しく聞いて見ました。
俺「…………………………怖い?」
なつき「……!…………………………(コクり)」
なつきは小さく、申し訳なさそうポロポロと涙を流して頷きました。
俺「無理すんな。そんな彼女を抱くような趣味はないよ」
そう言って俺はなつきの正面に膝を付くようにして座りました。
俺「前にも言ったよね?なつきの好きなとき、好きなタイミングでいい、って。俺のことを思ってだとしたらそれは余計なお世話だよ」
なつき「余計な……?」
俺「そう。余計なお世話」
俺はなつきを抱きしめて言いました。今にして思うと高校生にしては達観しすぎだろと思います。ゆらさんの影響ですね。
俺「俺が引っ越すから、それまでに、とか。そういったこと考えてるんだったら、それが余計なお世話だよ」
続けます。
俺「確かになつきが、俺とエッチしたいっていうのも、本当の気持ちだと思う。けど、同じくらい焦ってるようにも見えたから、さ」
なつきは俺の胸に顔を埋めて頷きます。
俺「焦ってしても、いい思い出にはならないよ。キチンと長く続けていきたいなら、それなりに相手を思いやって、そんでそれ以上に自分を思いやってあげなくちゃ」
なつき「自分を……?」
俺「そ。自分を大切にできないやつを、俺は好きにはならないよ。常に自分が1番でなくちゃ。恋人は、その次だよ」
なつきは俺の顔を見上げて言います。
なつき「りょーちんも……自分が1番?」
俺「当たり前。俺は何もかも自分の為にやってる。なつきと付き合ったのだって、自分の為」
俺は更に続けます。なつきは黙って聞いていました。
俺「なつきから告白されて、自分の手元に置いて置きたいから付き合った。バイトだって、俺がなつきと遊びに行きたいから今でも続けてるし、クリスマスのプレゼントだって、なつきにもっと俺のこと好きになってもらいたいからあげた。全部自分の為」
なつき「…………………………」
俺「だからなつきも、もっと自分の為に俺と付き合えよ」
俺がそう言い終えると、なつきはポロポロと涙を流しました。
俺「泣くなよ。俺の為になんて」
なつきが泣き止んだのは、それから10分後のことでした。
637 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:38:13.10 0
俺「落ち着いた?」
なつき「うん……ありがとね」
なつきの表情は、さっきまでと違いスッキリした表情でした。
俺「風呂入るか?」
なつき「リョーちん先は行っていいよ。ワタシは後でいいから」
ということなので、俺は風呂へ。なつきが泣いている間に浴槽に湯を張ってたので、すぐに入りました。
俺「ふぃ〜〜〜〜〜〜〜…………………………」
しかし、さっきはカッコイイこと言ったはいいけれども、このあとどうすればいいかなと思いました。
正直、最近は多忙もここに極めり、って感じで、オナしてませんでした。ゆらさんも、旦那さんが帰ってきているのでエッチすることも叶わず。
なので、風呂場で1発抜いて賢者モード突入することに。
俺「……ふぅ……」
ものの数秒で果てる俺。これマジなつきがOKとか言ってたら最低な事になってただろうなぁ、と今更ながらに安心します。
俺は体を洗い、もう1度浴槽に浸かろうとしたところ、なんと俺の息子が復活。早ぇ……。
仕方ないのでもう1発。
俺「………………ふぅ……」
点の数が秒数だと思って下さい。
2発抜いてようやく俺んとこの息子も落ち着いたのか、冷静になってくれたので浴槽へ浸かります。
風呂から上がると、なつきはバスローブを見にまとっていました。
俺「風呂空いたから、入ってきなよ」
なつき「あ、うん」
ととと、と。小走りで何かを抱え(多分下着)洗面所の扉を閉めるなつき。
俺はとりあえずさっきコンビニで買ってきたビールを開けました。風呂上がりビールサイコー。
ベッドに腰掛、それはぼんやりと天井を眺めます。さてどうするか……。正直、ヤることヤる場所だから、そんなに長い時間居てもしょうがないんですよね。でも明日の昼まで分料金払ったからかなり無駄になります。
まだ来て1時間位ですよ?
とりあえず歯を磨いて寝る準備をしようと思い、俺は洗面所へ。浴室の曇りガラスの向こうからシャワーの音が聞こえます。
俺は洗面所に置いてある歯ブラシを開け、歯を磨きました。
638 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:45:20.02 0
俺が洗面所から出ると同時に、なつきが出たようです。
しばらくベッドに腰掛けていると、なつきが出てきました。
……………………………………………………バスタオルを体に巻いて。
俺「ブゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!??」
俺は思いっきりビールを吹き出しました。
なつき「そこまで驚くことないじゃない……」
胸の辺りでバスタオルを止めていたなつきが俺に近づきながら言いました。
俺「ゴホゴホ……な、なにそれ……どうしたの?」
今度は俺が混乱していました。
なつきは顔を紅潮させて言いました。
なつき「んっと……ね?あのね?怒らないで聞いてね?」
俺「お、おぉう……」
なつきは話し始めました。
なつき「リョーちんがお風呂入ってる時に、ずっと考えてたんだ……。やっぱり今日、リョーちんとエッチしたい、って……」
俺「…………………………」
恥ずかしそうに顔をそらしながら、体をもじもじとさせてなつきは言いました。
なつき「ちゃんと考えて、それで決めたの。……ワタシは、ワタシが今、リョーちんとエッチしたい、って」
俺「…………………………いいのか?」
俺がそう言うと、なつきは俺の顔を見て小さく頷きました。
なつきを俺の隣まで来るように目線で告げると、なつきはしずしずと俺の隣までやってきてちょこん、と座りました。
俺もなんだか緊張してしばらく動けずにいましたが、女に恥はかかせられん!ということで俺から動くことに。経験者としても、俺がリードしなくてはいけないですし。
俺はなつきの肩を抱きました。最初はビクッとするかなと思っていたんですが、どうやらなつきの覚悟というか想いは本気のようで、素直に俺に寄り添いました。
なつきの頬を手の甲で撫でて上げさせて、しばし見つめ合います。
どちらからともなく、キスをしました。
639 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 02:56:32.59 0
さて、今日はここまでにします。
皆さんまた明日〜
/^ヾo
ノ:;☆_;;.ヽ
(´・∀・`) おやすみー
r'⌒と 、j ミ ヽ
ノ ,.ィ' `ヽ. /
/ i!/
(_,. //
く.,_`^''ー-、_,,..ノ /
`~`''ー--‐'
641 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 09:35:18.73 0
おは。
今日も一応うpします。
多分今日でpart15は終わります
642 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 09:38:34.43 0
あれ?
…よくみると14飛んでる…?
マチガエテーラΣ(・□・;)
まぁ内容は変わらんのでいっかw
>>642 14もできれば書いてほしいな
楽しみにしてたんだ
644 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 10:29:51.04 0
>>ていうかよくよく考えたら、14と15ずれてますね。逆だった。
14は俺が引っ越す直前と、そのあとの話ですから。
>>639 お得意の焦らしテクニックとかここで披露しなくていいから
646 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 10:45:12.85 0
>>645 いや、普通にパソからカキコできなかっただけなんすよ…
前にも規制引っかかったんで
>>646 ああ、そう言えば前にもそんな事言ってたっけ
648 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 11:03:51.44 i
>>647 そうなんです。
まぁ焦らしも含んでますがねwww
抜けない恐怖に苦しむがいいさ
649 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 20:39:56.43 0
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
♪ ∧,_∧ ♪
( ´・ω・) ))
(( ( つ ヽ、 ♪
〉 とノ )))
(__ノ^(_)
∧_,∧ ♪
(( (・ω・` )
♪ / ⊂ ) )) ♪
((( ヽつ 〈
(_)^ヽ__)
650 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 21:28:11.27 0
さて、そろそろ投下出来ます。
11時前には投稿しますんで、それまでお待ちを
∧_∧
( ;´∀`) ちんこ勃ってきた。
人 Y /
( ヽ し
(_)_)
651 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 22:40:19.97 0
さて、投下開始。
>>638続き
なつき「ん……んぁ……ふぁ……」
今までに何回もキスはしてきましたが、ここまで濃厚で長いキスはなつきは初めてで、数分のキスの後唇を離すと、すでに目をとろん、とさせてぽーっとなってしまいました。
俺はなつきのバスタオルの繋ぎ目をハラリ、と外します。
パサ、と静かにタオルは落ち、なつきの地肌が目に移りました。正直に言いましょう。なつきのおっぱいめっちゃ綺麗!
もう真っ白なんですよ。ちゃんと乳首は分かるんですけど、もう凄い綺麗です。
正直書きたくないです。俺1人のものモノにしたいですが、しかしここまで書いてしまったので続けます。せめて濃厚な分身を生み出してください。
初めて見るなつきのおっぱいに触れます。
なつき「んっ……」
少し触れただけで、なつきの体はまるで電気でも通ってるんじゃなかろうかというくらいに揺れました。
俺はまず、指先で触れるか触れないかくらいでなつきのおっぱいを弄ります。
なつき「……んっ、んぅ……くっ、…ふぅ……っ」
なつきの反応する吐息が聞こえ、俺も興奮してきました。しかし、慌てない慌てない。俺はゆっくりとゆっくりとなつきのおっぱいを、円を描くように中心に向かってなぞって行き乳首に―触れません。
乳首は最後、と決めています。なんか触るのが勿体ないくらいですもん。さすが処女。
なつきは俺の手の動きに合わせて、体を捩らせます。とうとう堪えきれなくなり、ベッドに仰向けに倒れ込むように寝転びました。
なつき「んぁっ……やっぁ……ふぅっ……!くぅ……んっ…」
なつきの体はますますビクビクと痙攣しだします。乳首も、まだ触れてもいないのに両方共が完全屹立。しかし綺麗な乳首だなぁ……。
俺はそこでようやく、なつきの胸を揉みました。揉むと言っても、下乳から持ち上げるように上に向かって撫でるように触れて行くだけです。が、なつきは大きく反応します。
なつき「んぁあっっ!?……あぁ、はっぁぅ……っ」
掌を上に押し上げていく時に、少しだけなつきの乳首にも触れたんです。その時のなつきの反応は一段と激しかったです。
初めて他人に胸を触られた人の反応はこんな感じなんだなぁ、と感慨深く胸を揉んでいきました。
なつき「んっ!……ふ、っ……ん……くぅ……」
俺「痛い?」
なつき「ん……平気……」
ということなのでさらに揉みしだきます。しかし当初の予定通り、乳首は5揉みに1回触れるか触れないかくらいで抑えます。
なつきも、乳首に触れてこないことが少し辛そうでした。そりゃそうでしょう。1番快感の大きいとこですもん。
652 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 22:51:36.04 0
俺「ちゃんと触って欲しい?」
聞いてみました。考えてみれば処女にこの質問はかわいそうですよねwwwしかし俺は敢えて聞く。
なつきは、は、は、と息を漏らしながらにコクンと頷きました。
俺「ダーメ。まだ触らない」
なつき「っ……そんな…ふっ……ん……」
脇の下を、おっぱいを揉むのと同時に撫でました。この辺から性感帯探しが始まります。
体中の、ありとあらゆるところを愛撫します。首、耳、鎖骨、肩、脇、腰、お腹、尻、太もも、膝裏、ふくらはぎ、すね、足首……
反応順に首、耳、鎖骨、お腹、太ももでした。これはのちのちのお楽しみの取って置くことにします。
再びおっぱい責めを開始。この時点で既に20分経ってます。じっくりじっくり……ふふふ……
俺は本格的に胸を責め出しました。胸を優しくではあるものの、激しく揉みしだくように。
両手でおっぱいを揉んで、同時に親指で乳首を少しずつ刺激。
なつき「んぁあ!……あ、あ、あ、、は、は、んぁ……やっ……あぁっ!……」
なつきの反応が一段と良くなりました。なんだか楽しくなってしまい、さらに激化。しばらく揉んでいるうちに、なつきがクテッ、としてしまいました。
俺「疲れちゃった?」
なつき「…あ、あ……ち、違う、の……なんか、ガクン、、、って…」
どうやら軽くイったようです。処女でもイクんですね。
おっぱいは存分に堪能したので(舐めずに)俺は責めを変えます。
次は下半身。つまりはなつきのオメコです。
なつきは割とインモーが薄いようで、くっきりとした綺麗な色のワレメが見えました。
なつき「あっ、やぁっ……ダメ……」
なつきは足を閉じて抵抗しました。
俺「じゃあヤメる?」
俺がそう聞くとなつきは泣きそうな表情になり、体を寝かせ、腕で目を隠すようにして足を開きました。
うー……ん。俺ってホントSだな。
653 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 22:59:21.44 0
足を開いてくれたなつきの為にも(笑)俺は優しく愛撫を開始します。
先ずは慣れさせるためにお腹の辺りを優しく撫でます。なつきの口からかすかな吐息が溢れて、声になって聞こえてきました。
少しずつ少しずつ、お腹から下へと移動。そしてなつきのオメコに、少しだけ触れます。この辺のさじ加減は、処女相手の経験がないので手探りです。
なつき「んっ……」
俺「痛かったら言えよ」
俺はそう断りを入れて、なつきのオメコに触れます。既におっぱいで感じていたのか、少し濡れていました。
なつき「んっ……あン……」
声が明らかに喘ぎに変化したのを、オイラは見逃しませんよ。
ペロリ、と舐めました。
なつき「んぁああ!!??」
一段といい反応ですな。処女とは思えないです。なつきは体をビクンッ、と跳ねさせました。初めての刺激なのか、戸惑ったような表情も。
俺は更に攻め続けます。
なつき「んぁっ!…やぁっ、はぁ……あっ、んっ……くぁ……っ!」
徐々になつきの反応がよくなっていきます。
処女のアソコは余りいい匂いでは無いと聞いたことがありますが、そんなことはなかったです。なんせ俺の彼女ですから。補正かかってますから。
しばらくの間、ワレメに沿ってクンニを続け、そして俺はクリを責めだしました。
なつき「ふっ……んっ……」
1段といい反応。俺は少し舌を使ってたっぷりとクリを湿らせた後、指で剥きました。キュッ、とクリを剥かれたなつきは、体を震わせて反応しました。
なつき「ふぁあっ!?あ、、あ……ダメ……くっぅ……」
本当に処女なんだろうか。俺は少し気になりました。
俺「なつきさー……」
クリ付近から顔を動かさずに、俺はなつきに聞きました。
なつき「……ふっ……ん……?」
俺「オナニーってしたことある?」
なつき「なっ……!?……ふぁっ……」
俺は聞くのと同時になつきのクリを舐めました。
654 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:06:47.34 0
なつき「なっ……なんっ、で……?」
絞り出すように、なつきは言いました。
俺「んー?……いや、なんとなく?」
俺は自分の顔をなつきの顔の横まで持ってきて、目を見て聞きました。勿論、手は未だになつきのオメコを刺激中です。
なつきは顔を真っ赤にさせて、顔を腕て隠しながら言いました。
なつき「…………………………少しだけ……なら……」
俺「そうなんだ……。オカズは?」
俺は好奇心から聞いてみました。なつきが何をオカズに抜いているのか、とても気になっています。
なつき「……………………それは……///」
首まで真っ赤になってました。しかし俺は敢えて何も言わず、なつきの言を促します。俺の手がなつきのクリを少し刺激し始めた頃、なつきが言いました。
なつき「…………………………リョーちん……」
俺「……はい?」
俺はついつい聞き返してしまいました。
なつき「リョー…ちんのこと、とか、考え…ながら、とか……、こう言う、時、っン……の事、考えながら……とか……」
恥ずかしそうに口元を抑え、俺の顔色を伺うようにしながら言ったなつきの表情に、俺はもうキュンキュンきてしまいました。
そのまま俺はキスをします。激しく熱いキスを、長ーーーーーく。5分も10分も。
キスを終えると、なつきの目が再び蕩けたようにとろん、としていたので、俺はオメコを激しく触ることに。
なつき「んっ、あぁああああ!ヤっ……!ダメ、ダメ……!んっ、くぅ……!」
なつきは体をギクンとぎこちなく捩らせて、イってしまいました。
俺「……イった?」
俺がそう聞くと、なつきは、は、は、と息を吐きながら小さく頷きました。可愛いなぁ。
俺「自分でしててイったことってある?」
俺がそう聞くと、なつきは恥ずかしそうにではありますが、顔を小さく横に振りました。
俺「気持ちよかった?」
そう聞くと、なつきもまた、小さく頷いたのでした。
655 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:12:46.72 0
濡れているとは言っても、なつきはまだ処女。万全の状態で望むべく、俺は少し前進することに。
なつきの表面の濡れたオメコに触れ、指を十分に湿らせます。
なつきはイったからか、更によくなった反応で体をピクッ、ピクンッ、と震わせます。
俺「痛かったら言えよ」
俺は右手中指を存分に濡らしてから、なつきのオメコに少しだけ挿入。
なつき「…………………………ふ、っぅ……!」
なつきは体を強ばらせ、耐えるように吐息を漏らしました。
俺「大丈夫?痛くない?」
なつき「だい……じょぶ……少しずつなら…………」
俺はなつきの気を紛らわせるために、優しくキスをしました。指はまだなつきのオメコに挿入したままにして。
十分に濡らしていき、徐々に徐々に慣れさせていきます。と言っても、所詮指なのでそこまで深くは入れられませんが。
第1関節まで入ったところで、少しストロークをしていきます。指の動きに合わせて、キスをしているなつきの口から荒い息が漏れ出してきます。
なつき「ふぅ、ぅぅん……んむ……んんっ……んんぅ……」
俺は唇を離して、なつきに聞きます。
俺「大丈夫?」
なつきは小さく頷くと、俺の頭をもって自らキスをせがんできました。なんというか、そんな仕草が可愛くて、俺もついつい調子に乗ってしまいます。
空いた方の手でなつきの耳、首、鎖骨、胸を愛撫していきます。柔らかくすべすべななつきの肌は、ほんのり汗ばんでいました。
なつき「んっ……ぷぁ……」
唇を離し、俺と目が合います。そうしていつの間にか、俺の首に両手を回し抱きついてきます。
なつき「もう……大丈夫……」
俺「そか……」
俺はなつきのオメコカラ指を抜き、さっきまでなつきが体を巻いていたバスタオルをベッドに敷きます。
そして枕元に置いてあったコンビニの袋から、先程購入したMr.Kondoを取り出し装着。
マジ風呂場で2発抜いておいてよかったと思います。既にギンギンです。多分ベストな時間保ってくれるでしょう。
Mr.kondo wwwwwww
657 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:25:50.16 0
俺は近藤を装着し、仰向けに寝転がるなつきの真正面に移動。
俺「本当に大丈夫か?」
最後の確認です。なつきは優しく微笑んで言いました。
なつき「うん……お願いします……///」
敬語可愛い///
俺はその言葉で、いよいよ挿入体制に入ります。なつきの足を広げ、オメコに自分の息子を撫でていきます。表面に触れる刺激で、なつきの声が漏れていました。
俺はそうして、なつきの割れ目を両手で少しだけ広げるようにして、とうとう、挿入へ。
なつき「……っ…いっ……!」
歯を食いしばって必死に痛みに耐えるなつき。そうして俺のティン子がゆっくりと、少しずつなつきのオメコに挿入されていきます。
あれって結構男でも分かるんですね。なんていうか、チンコで裂いてる感じ?
なつき「ん!んんんんんんんん!!いっ……っ!!」
奥まで入り、なつきは声にならない声を漏らしています。目には涙を浮かべ、歯を食いしばって。
俺はそのままなつきにキスをしました。なつきが良いと言うまで動かないようにするために。
なつきも、俺の背中に手を回して抱えるように抱きついきます。
なつき「へへっ……」
なつきが突然はにかみました。
俺「どうした?」
なつき「とうとう……しちゃったね……」
そこまで言うとなつきの目からポロポロと涙が溢れてきました。
俺「痛いか?」
なつきはフルフルと顔を振って否定します。
なつき「嬉しいの……。初めてが好きな人で……リョーちんで本当に良かった……」
もうね。その言葉で俺、ノックアウトですよ。嬉しすぎるというか可愛すぎるというか。
658 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:34:59.84 0
5分ほど抱き合ったままの状態が続いて、なつきが言いました。
なつき「ん……は、…そろそろ、だい……っじょうぶ……」
俺「そっか……。無理はすんなよ?」
俺はそう言って、少しずつ腰を引いていきます。なつきは痛みに耐えるように声を吐き出していました。
ゆっくりとしたストローク。恐らく1往復にかける時間は1分くらいだったと思います。ゆっくりだけど、初めてのなつきには辛いだろうと思います。
俺「動くよ?」
俺がそう言うと、なつきもコク、と頷きました。
俺はさっきより少し早く腰を振ります。なつきの声が、悲痛な感じのものから、段々と喘ぎのようなものに変わっていきました。
なつき「……ん、ん、ん、ん……は、は……」
やはりゆらさんやあやなさんほどいやらしい声は出さないですが、しかし恋人補正のおかげで俺の目にはなつきが世界1に見えていました。
しかしここで問題が。
俺がイキそう。
早いと思いますが、ここまでの行為に至るまで、既に1時間くらい経っています。その間、俺んとこの息子はずっと我慢していたんですよ。
そうしてようやっと挿入できたとはいえ、なつきの処女マンはキッツキツ。2発出していなければ入れた瞬間イっていただろうことはもはや明らかです。
そうしてさらに恋人補正。これが1番大きいです。なつき可愛いなつき萌え萌えとか考えながら俺の息子が耐えれるわけもないのですよ。
という訳で、挿入から15分ほどで俺、イキました。果てました。しかもさっき出したとは思えないくらい濃くて多いwww元気だなー俺の息子。
5分間は何もせずにいたのですから、実質10分でイってしまってます。情けねえ……。
まぁ相手は処女のなつきだから、これぐらいが妥当でしょう。という考えを持つ余裕すら、俺にはありませんでした。
俺はイったあと、なつきの上に覆いかぶさるように力なく倒れます。
なつき「…………んっ……」
同時にチンコも抜けました。優しく優しく抜きました。
俺「大丈夫?痛い?」
俺がそう聞くと、なつきは疲れたような表情で言いました。
なつき「ん……、大丈夫……少し違和感あるけど……」
なつきがそう言いうと、俺はその横に寝転がります。さすがに1時間ワンマンプレイは疲れました。手とか腰とか、既にクッタクタです。
なつきはそんな俺の胸の上に頭を載せてきました。
なつき「へへ……リョーちん、大好き♪」
なつきがデレました。
659 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:41:37.89 0
バスタオルを見ると、血がついていました。初めて見たので結構感動的。血ですけど。
その後、なつきに先に風呂に入ってくるように進め、俺は事後処理を済ませ、バスローブを着込みました。
なんの気無しに洗面所に行くと、シャワーの音は聞こえませんでした。浴槽に浸かっているようです。
瞬間、俺のいたずら心に火が灯ります。一瞬でバスローブを脱いで、浴室へ。
俺「一緒に入ろーぜ」
なつき「なっ!?」
入った瞬間こそ、恥ずかしそうにしていたなつきですが、デレ効果もあり、なんと俺の体を洗ってくれることに。
背中を流してもらっているさい、こんな会話をしました。
なつき「リョーちんの背中って大きいね」
俺「そうか?あんまりガタイいいほうじゃないからジロジロ見ないで」
なつき「えー。今はやりの細マッチョじゃん。かっこよくて好きだよ、ワタシは」
俺「なつきこそ、今はやりのスレンダーじゃん。しかも出るところは出てるし」
なつき「もうっ!恥ずかしいから言わないで」
俺「大丈夫か?体の方は」
なつき「うん。さっきまでヒリヒリしてたけど、お風呂浸かったら少し楽になった」
俺「そっか。よかっ――ってえ!おおい!?前はいいから前は!」
なつき「えー、いーじゃん。ワタシだってリョーちんの触りたい」
俺「また今度な今度」
なつき「ブーブー」
こんな感じにマターリしていました。
体を洗い終え、俺が浴槽へ浸かると、なつきも一緒に入って来ました。
俺「なんだよ。エッチの後は甘えたいタイプかな?」
なつき「ぇへへー」
そう言ってなつきは俺に背を向けて―なんか抱っこするような形で入って来ました。
660 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:54:40.01 0
俺「なんかこれ恥ずい///」
なつき「そうだね///」
にしちゃ、随分楽しそうななつきの表情だこと。
俺はいたずらするように、なつきのおっぱいを触りました。
なつき「あンっ……もうっ」
なつきはそう言うと、なんとビックリ。俺の息子に触れて来ました。
俺「なっ!なにすっ!?」
なつき「いいじゃんいいじゃん。触ってみたいの」
そう言ってなつきは俺と向かい合うようにして、水中の俺の息子を弄り始めました。
他人に触れられ、自然と反応してしまう俺の息子。なつきの手の中でムクムクと大きくなっていきました。
なつき「わ、わ。……大きくなった……凄い」
なつきはそう言うと、俺の体を湯船から出すように指示してきました。俺は浴槽の縁に腰掛けて座り ます。
丁度、膝立ちするような姿勢の目の前に、俺の息子(最大)がwww
なつき「わー……初めてこんなにマジマジ見た……すごいね」
そう言って指先でつんつんしてきました。しばらく見つめて、そしてまるでリコーダーを持つようにして優しく握ってきました。
なつき「わ、なんか脈打ってる……ドクドクしてるー……」
そう言って先っちょをクリクリと親指で刺激しています。多分本人にはその気はないんでしょうが、かなり気持ちいいです。溜まってたら一瞬でイク位には。
天然でやっているとしたら恐ろしいな、と思います。突然、なつきが行動を開始。
661 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:55:59.03 0
なつき「はむっ」
いきなり俺の息子を口にくわえました。
俺「んなっ!?」
突然の事に俺呆然。なつきは先っちょをチロチロと舌で弄りながら言いました。
なつき「こうすると気持ちいいんでしょ?」
そう言ってフェラを開始しました。
ハッキリ言いましょう。超下手です。まぁなつきは初めて触れるんだろうから、しょうがないんでしょうけどね。
今までヤッタことのある人の順位で言うとこんな感じ↓
あやなさん>>>ゆらさん>>>>>>ナースさん>>>>>>>>なつき
あやなさんはすごかったです。
なつき「なんだか可愛い♪」
お前の方がかわいいよ……。下手ではありますが、初めてということと彼女補正のおかげでかなり気持ちいいです。
たまに当たる 歯が痛いですが、そこは少しずつ教えていけばいいと思ってます。
俺「あ、ヤバい……」
フェラ開始から5分ほど経過したところで、俺に限界が。なつきの口を離し、射精。
丁度なつきの顎から下に掛かりました。鎖骨射精エロ!!
なつきは嬉しそうに笑いました。してやった!みたいな感じ。
なつき「ふぁ……凄い……クセになりそう……」
なつきはそう言って湯船から出て、シャワーで再び体を洗い始めました。
俺はひと足先に風呂から出て、冷蔵庫からビールを取り出しました。
プルを開ける前になつきが出てきたので、2人で飲むことに。
そうして夜は更けていき、なつきとの初めてのエッチは終わりました。
662 :
リョー槍ちん:2012/11/15(木) 23:59:12.55 0
よし!パソからカキコめんので、今日の分は終了でし!
てか、今日で15終わらんかったでし!
また明日でし!
 ̄ ̄∨ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
∧_∧ ハァハァ
( ´Д`/"lヽ
/´ ( ,人) ←オナニー中
( ) ゚ ゚| |
\ \__, | ⊂llll
\_つ ⊂llll
______________
∧_∧
( ・∀・) ←射精後
( )
)\
/ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄\
663 :
おしえて!エロいひと:2012/11/16(金) 00:41:31.57 0
ナースは後から出てくんの?
>>663 予定はないです。
書くつもりもないです
665 :
おしえて!エロいひと:2012/11/16(金) 00:57:49.41 0
そうかー、まぁかきたくないならいいや。
毎日寝る前に見てるよおつかれw
俺もこんな高校生活送りたかったわ
666 :
リョー槍ちん:2012/11/16(金) 01:10:58.31 0
>>665 正直、そんなに面白くない話なんで書かないです。
こんなオナニーばなし読んでくれてあざすm(_ _)m
もちっと更新早くできればいいんですけどねぇ…
3日ぶりに帰ってきたぜ!
おもろい!!
ティン子ぎんぎんだぜぇw
669 :
リョー槍ちん:2012/11/16(金) 09:18:42.42 0
>>668 そうです!
これをもうちょっとロリにするとマジ似てます!
書く気ないくせに「ナースさん」とかサラッと書きやがって・・・・
焦らし上手な子!
671 :
リョー槍ちん:2012/11/16(金) 14:51:25.00 i
こんにちは、今日暇な方聞きませんか?寝とられ好きなカップルです。体験談を聞いて下さる方を探しています。かなりの爆乳で天然なんで騙しやすいので。フリメでお願いします。同じ寝とられ性癖の方仲良くして下さい!!フリメ
[email protected]
673 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 00:29:38.26 i
>>672 __
, ‐' ´ ``‐、 / ̄:三}
. /,. -─‐- 、. ヽ / ,.=j
_,.:_'______ヽ、 .! ./ _,ノ
`‐、{ へ '゙⌒ `!~ヽ. ! /{. /
`! し゚ ( ゚j `v‐冫 , '::::::::ヽ、/ そんなことより野球しようぜ!
. {.l '⌒ ゙ 6',! / :::::::::::::::/ __
. 〈 < ´ ̄,フ .ノー'_ , ‐'´::::::::::::::;/ (_ノ)‐-、
. ヽ.、 ` ‐", ‐´‐:ラ ':::::::::::::::: ;∠. ヽ_} ゙ヽ
,.r` "´ /:::::::::::::::::::ィ´ `ゝ !、 /
/ / :::::::::::::::: ; '´ /´\ / r'\
. i ! ::::::::::::::/ 墨 | .!::::::::/ヽ、.._!ヽ. ヽ、
{ {:::::::::::;:イ / ‖i:::::::/:::::::::::::/ \
. ヽ ヽ,.ァ‐'´ /ヽ 二 ,/`ヽ、::::::::: /
674 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 01:11:35.05 i
そういや俺、やりチンっていうほどヤってないっすね。
4人だもん
本当のヤリチンはあそこの色で決まるんだよ明智君…(。-_-。)
676 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 02:27:29.32 0
やった回数じゃないの?
678 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 13:25:50.84 0
679 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 23:18:52.01 0
∩___∩ ∩___∩
|ノ ヽ |ノ ヽ
/ (゚) (゚) | / (゚) (゚) |
| ( _●_) ミ | ( _●_) ミ あ〜たし♪
彡、 |∪| 、` ̄ ̄ヽ /彡、 |∪| ミ
/ __ ヽノ Y ̄) | ( (/ ヽノ_ | さくらんぼ〜♪
(___) Y_ノ ヽ/ (___ノ
\ | | /
| /\ \ / /\ |
| / ) ) ( ( ヽ |
∪ ( \ / ) ∪
\_) (_/
680 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 23:20:18.07 0
カラオケ行ってきました
誰と?
682 :
リョー槍ちん:2012/11/17(土) 23:30:56.84 0
なつきとかえで
あれ?もう完結しちゃったんすか?
>>680 俺と一緒に精密採点DXで90点越え目指そうぜ!
685 :
リョー槍ちん:2012/11/19(月) 17:43:35.62 i
686 :
おしえて!エロいひと:2012/11/19(月) 22:46:19.16 O
焦らしプレイ中?
ゆらさん、見てみたい(>人<;)
689 :
リョー槍ちん:2012/11/20(火) 21:11:55.21 0
>>687 うるせぇ、エビフライぶつけんぞ!
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、... :.、.:: _;... .;;.‐'゛ ̄  ̄
ヽ(´・ω・)ノ
| /
UU
690 :
リョー槍ちん:2012/11/20(火) 21:13:15.29 0
>>688 *、 *、 。*゚ *-+。・+。-*。+。*
/ ゚+、 ゚+、 *゚ ・゚ \ 。*゚
∩ *。 *。 +゚ ∩ *
(´・ω・`) +。 +。 ゚* (´・ω・`)
と ノ *゚ *゚ ・ 。ヽ、 つ
と、ノ ・゚ ・゚ +゚ * ヽ、 ⊃
~∪ *゚ *゚ * +゚ ∪~ ☆
+′ +′ +゚ ゚+。*。・+。-*。+。*゚
ええから早よ続き書け
もう終わりですか?(T_T)
695 :
おしえて!エロいひと:2012/11/22(木) 17:09:36.62 0
待機
696 :
おしえて!エロいひと:2012/11/22(木) 18:00:20.64 0
待機
とても楽しかったです(^。^)
続きを楽しみにしているよ。
699 :
おしえて!エロいひと:2012/11/24(土) 16:56:42.59 0
最近ゆらさん出てこないなぁ…
700 :
おしえて!エロいひと:2012/11/24(土) 16:57:21.49 0
もはやリア充スレじゃないか(震え声)
リョーちんちん
だいぶ止まってじゃないか(T ^ T)
バンバンバンバンバンバンバンバンバンバン
バン バンバンバン゙ン バンバン
バン(∩`・ω・) バンバンバンバン゙ン
_/_ミつ/ ̄ ̄ ̄/
\/___/ ̄
面白くて仕事中によんじゃったよ
705 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 16:28:28.20 i
お久(・ω・)ノ
706 :
おしえて!エロいひと:2012/11/28(水) 16:29:15.48 i
707 :
おしえて!エロいひと:2012/11/28(水) 16:40:21.84 O
ういっ
りょーちんちんっ!
ファンはここにもおるぞ
ずっと待ってたんだからっ
708 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 16:45:55.58 0
>>707 お待たせ。
一週間ぶりかな。
久々に時間が空いたんでカキコしようかなと思いますd( ̄  ̄)
待ちかねたぞ!
710 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 17:02:28.13 0
>>709 待っていてくれてあざすm(_ _)m
嬉しいもんですね。
レポートや学祭もひと段落ついたから、また前みたいにカキコできる…ハズです
711 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 17:24:06.46 0
そんじゃ!再開!
>>661の続きから
翌週から、なつきは明らかに変わりました。今まで朝はは3日に1回くらいだったのですが、毎日一緒に行くように。
なつきは3年で授業がもうないのですが、バンドの練習があるので(それでも放課後です)俺と一緒に学校へ行き、図書室で過ごし、昼は俺の元にやってきて一緒に食べ、そして放課後、バンドの練習が終わって一緒に下校、みたいな感じです。
俺「最近、なつきと一緒に居る時間が増えたよな」
なつき「そーだねー」
俺の腕に自分の腕を組んで歩きながら、なつきは言いました。
俺「なつきさー。俺が居なくなったらどうすんの?」
なつき「んー……どうしよう……」
そこでマジに悩まれると俺も困るんですが。
こんな感じに、俺たちは過ごしていきました。
3学期の学年末テストも無事終了し、とうとう明日は卒業ライブ。
俺となつき、ミナとアキラは4人で卒業ソングをやることに。
他に参加バンドがいないので、俺たちの単独ライブとなっていました。
卒業ライブとは銘打ったものの、内容は卒業パーティーのようなもので、体育館にテーブルを設置し、3年生全員で楽しく騒ぐ、という形式のもの。
途中、ミナとなつきも抜けてパーティーに参加する予定なので、その間の演奏は俺とアキラの2人でジャズを演奏することになっていました。
使用楽曲は掴みに旅立ちに相応しい、バンプの『車輪の唄』、レミオロメンの『3月9日』など。
その日は俺がボーカルをすることに。なんやかんやで掴みは完璧で、そのままパーティー開催。
ミナとなつきが抜け、俺とアキラの2人でマターリした曲を、およそ10分感覚で弾いていました。
ジャズってムズイですよね。殆どアレンジだし。基本を抑えておけばいけるんですが、結構しんどかったです。ベースが居なかったのが更にツライところでした。
しばらく経って宴もたけなわになり、ミナとなつきも戻ってきて、それから最後の演奏。
曲はサスケ『青いベンチ』、ゆず『栄光の架け橋』を締めに、卒業パーティーは無事終了。会場は大きな拍手に包まれて、なんとも言えない達成感が。
その後、先輩方の主催の飲み会にお呼ばれし、仲のいい先輩方にアドレス帳に書いてもらいました。翌日は卒業式。
一応俺も在校生として参加しました。希望者は参加できるシステムでした。
式の簡略化なのかは知りませんが、大半の学校ではクラス代表1名にだけ卒業証書を渡すんですよね。なのであっさり式は終了。
その日も先輩方の飲み会に参加し、俺はなつきと共に帰宅しました。
712 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 17:24:41.26 0
翌日には俺の『真・さよなら会』が開催されました。メンバーはクラスメイトに、クラス外で仲のよかった友達。それから先輩、後輩、部活の友達、果ては他校の交流のあった友人たちも参加してくれて大所帯。
参加人数が優に50人を超えてしまっていました。なのでクラスのリーダー格の女子が、ある(近場の)ホテルのロビーを予約してそこでパーティー規模のさよなら会でした(笑)
一応、全員未成年ということもあり、酒は振舞われなかったのですが、それでも楽しく過ごせました。
いろんな出し物や、食べ物を楽しんで、最後には全員で記念撮影をして、さよなら会も終了。これにて、俺のこの学校での最後の大きなイベントは、幕を閉じたのでした。
以上、Part15.行く年来る年
了
次はアレか?彼女との別れか?
714 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 17:41:41.07 0
>>713 そうっす。
今超絶急ピッチで書いてます。
715 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 18:26:13.27 0
前回からの続き、かつ、飛ばしていたPart14.の話。
彼女との別れ。
時系列的に順序が前後してしまったので、これが本来の流れです。
俺のさよなら会が終了し、翌日以降、俺は引越し作業で忙殺される日々を送ることに。
誕生日が4月なので、既に俺は免許を取得。誕生日当日に即座に試験所で免許を発行しました。2輪は持っていたので試験はナシ。
トラックに荷物を積み込み、送り出し、を繰り返し、俺の家がすっからかんになっていきます。
ゆらさんや加藤さん(みんなお忘れゆらさんの旦那さん)、ミナ、なつき、アキラたちも手伝ってくれたことにより、作業は意外と早く終わり、俺は春休みギリギリまでまだ退去しなくていい自宅で、軽い1人暮らしを体験することに。
と言っても、特にやることもなく、逆算してもとどまれる日数はかなり限られてしまうので、俺は早速予定していた事を実行します。
まずなつきを呼び出し相談。
俺「なつきのオヤジさんに挨拶行きたいんだけど」
なつき「ぶふっ!!ケホッケホッ……マジ?」
そこまで蒸せることもなかろうに。
俺「マジマジ。んで、いつなら大丈夫?俺今週中には向こう行きたいし、早めがいいんだけど……無理ならまたGWにでも……」
なつき「あ、ちょっと待って」
なつきはそう言って携帯を取り出し、誰かに電話。お母さんのようです。
なつき「あ、もしもしお母さん?うん……うん、わかった。あのね?相談なんだけど……」
そう言ってなつきは電話先の母親に事情を説明し、予定を取り付けてくれることに。
なつき「今日はお父さん居ないからダメだけど、明日以降なら大丈夫だって」
俺「そっか。じゃ、明日行くよ」
なつき「分かった。それとね?お母さんが今日……その……」
なぜか口篭るなつき。どうしたのでしょう。
俺「なに?」
なつき「うん……あのね?お母さんが、その、今日はうちでご飯食べて行きなさいって……どうする?」
なんだ、そんなことか。
俺「おー、いいね。なつきのお母さんの料理大好きなんだ。そんじゃお呼ばれしようか」
という訳で、その日はなつきの家に宿泊することになりました。
716 :
リョー槍ちん:2012/11/28(水) 18:30:21.85 0
夕方。なつきの家に到着。
俺「お邪魔しまーす」
なつき母「あらー。リョー君久しぶりじゃないー。あらあらあらあら、また一段とかっこよくなっちゃってー♪」
俺「今日はありがとうございます。夕飯に誘っていただいて」
なつき母「いいのよぉー。今日はお父さんも帰ってこないし、女3人じゃなにかと不安だし。リョー君が泊まってくれるだけで助かるわぁー」
俺「ハハハ…………………………ん?」
なつき母「ほほほ…………………ん?」
俺となつき母、同時に疑問符を浮かべました。あれ?なんかかみ合ってないぞ?
俺「あの……つかぬことをお聞きしますが……」
なつき母「なにかしら?」
俺は必死に目を逸らそうとするなつきの目を見ながら聞きました。
俺「俺って今日、泊まることになってます?」
なつき母「なつきから聞いてないの?」
ジィーーーーーーーーーー。俺となつき母の突き刺さるような視線に耐え切れなくなったのか、なつきはオロオロと狼狽えながら言いました。
なつき「あ、あのそのあのね?べっ、別に黙ってた訳じゃないんだけどね?その……なんというか、言い出す前に話が終わっちゃった、っていうかその……」
俺「泊まります!」
なつき「早っ」
そんな感じでなつき宅へお泊りです。
717 :
おしえて!エロいひと:2012/11/29(木) 00:57:03.00 O
ワクワク。('-'。)(。'-')。ワクワク
718 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 02:04:43.09 0
すんません寝落ちった…
明日!明日続き書きます!
なので今日は寝かしてください…
>>718 なつきとセクースしてそのまま疲れて寝落ちとな・・・?
720 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 10:30:13.93 i
うふ〜ん
722 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 18:44:19.01 0
そういや昨日、なつきに『部屋がきたない!』って言われました(´・ω・`)
723 :
おしえて!エロいひと:2012/11/29(木) 18:46:11.04 O
連れ込んでるで自慢してる暇あったら
早くあげろコラァァァアアアア
724 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 20:45:08.48 0
∧_∧ / ̄ ̄ ̄ ̄
( ´・ω・) < ショボンヌ
( つ旦と) \____
と_)_)
725 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 21:34:50.78 0
|∧∧
|・ω・`) そ〜〜・・・
|o旦o
|―u'
| ∧∧
|(´・ω・`)
|o ヾ
|―u' 旦 <コトッ
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
| ミ ピャッ!
| 旦
726 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 21:39:39.07 0
さて書くか。
>>716続き
なつきはそのまま2階の自室へ。
リビングに行くとなつきの妹がいました。なつき妹と言いづらいので、今後はさなで通します。
さな「あーっ!リョー君だ!ひっさしぶりぃ♪」
俺「おう。久しぶり。パンツ見えてんぞ」
さな「え?やー、リョー君のエッチぃ」
俺「否定はせんよ」
大体コイツと会うときはいつも、こんな感じのやり取りを行います。ていうか中3にもなってミニスカでソファにうつ伏せになって足パタパタさせてんじゃねえよ。
さな「ところでリョー君、今日はどうしたの?もしかしてご飯食べてくの?」
俺「ああ、今日はお泊りだ」
さな「えっ!?マジで!?わーい♪」
さまはソファから起き上がりぴょんぴょんと飛び回って喜んでいました。
さな「リョー君、どうして家に泊まるの?何かあったの?」
俺「そういやなつきはまだ話してないって言ってたな」
俺はさなになつきと付き合ってることと、引っ越すこと、それからなつきの親父さんに挨拶したいということを説明しました。
さな「ほぇ〜……リョー君引っ越しちゃうんだね……さみしいなぁ。お兄ちゃんが出来たみたいで嬉しかったのに……」
俺「まぁ。GWとか夏休みには遊びに来るから」
さな「うんっ!ねえ、免許とったんでしょ?夏になったら海行こうよ♪」
俺「おっ、いいね。なつきと3人で行くか」
そんな会話をしていると、なつきが2階から降りてきて、食事までの間、俺とさなでWiiでマリオを、なつきは料理を手伝っていました。
なつき母「ご飯よ」
そう言って食卓へ。献立は俺の好きなトンカツ。
俺「やったー!トンカツだー!」
なつき母「ふふ、おかわりあるからたくさん食べてね」
なつきのお母さんのトンカツはとても美味しいです。こう、サックサクなんです。
727 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 21:53:56.01 0
食事を終え、俺はリビングでまったりしていました。俺の周りをさながうろちょろとしています。
なんだかかなりなつかれてます。
さな「リョー君。あそぼー?」
俺「なにして?」
さな「麻雀」
俺「できんの!?」
さなは麻雀が出来るそうです。なんて中学生だ……。ちなみに俺は出来ません。
俺「それじゃ、なつきと一緒にトランプやろう」
さな「いいねー。おねーちゃーん」
そう言って3人でトランプ。いつものように大貧民を。
俺は一応、自分で強いと思っているので、負けるとは思っていなかったのですが、しかし意外な伏兵が。
俺「……………」
さな「あっがりー♪」
さな、めっちゃ強ぇー!
俺「なんでそんなに強いんだよ……」
なつき「あー、この子、昔からこう言うゲーム得意なの……」
なるほど、どおりで麻雀できるはずだよ、と感嘆にも似た感想を抱き、ふと時計を見ました。
時刻は11時を少し回っていました。
俺「そろそろ風呂入るか」
一応遠慮して、最後に風呂に入りました。
俺「お風呂頂きましたー」
なつき母「はーい。リョー君。一杯どう?」
そう言ってなつきのお母さんはビールを出してくれました。てか、高校生に酒進める親って……。
俺「いただきます♪」
まぁ断ることでもないので、そのままいただくことに。なつきのお母さんといろいろ雑談をし(その時にエッチについても吐かされました)、俺は寝ようとしました。
なつき母「リョー君、今日はなつきの部屋で寝ていいわよ」
俺「えっ」
728 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 21:56:05.35 0
俺「ダメでしょそれは」
俺がそう言うと、なつきのお母さんは、意外という顔をしていました。
なつき母「あら、どおして?2人は付き合っているんでしょう?なら問題ないじゃない」
俺「いやいやいやいや。その発想はおかしい」
俺の必死の抗議も虚しく、俺は半ば無理やりになつきの部屋へ押し込まれてしまいました。
俺「……………………これ」
なつきの部屋で俺が目にしたものは、部屋の真ん中に敷かれた1枚の大きな布団のみ。何故か枕は2個。
俺「露骨だ……」
チラリとなつきに目を遣ると、なんだかベッドの上でそわそわしていました。
俺「……………………(ジィーーーーーー)」
なつき「わ、私じゃないよ?お母さんが敷いてくれたんだけど……」
俺「…………どうする?一緒に寝る?」
なつき「……………………」
いや、そこで黙られても……。少し間を置いて、なつきが言いました。
なつき「りょ、リョーちんがいいのなら……」
俺「マジすか……」
まぁ考え込んでいても仕方ない。なつきは耐え切れなくなったらベッドで寝ればいいだけの話。
俺となつきは2人で一緒の布団に入りました。
俺「……………………」
なつき「……………………」
なんか……その……
俺「思ったより……」
なつき「恥ずかしい……ね」
そう言ってふと体を動かすと、なつきと目が合いました。
心地よい沈黙が、2人の間に流れました。自然となつきの頬に手を添えて、そのまま引き寄せるようにキス。
なつき「ん……………………」
ここ最近忙しく、なかなか時間が取れなかったこともあってか、簡単にスイッチが入ってしまいました。
エッチは割愛。かなり激しくヤりました。明け方までwww
729 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 22:00:50.31 0
次の日。朝起きるとなつきのお母さんがニヤニヤしながらコーヒーを出してくれたことが今でも印象に残ってます。
さなも聞いていたのか(まぁ部屋隣なんで)、朝顔を合わすなり、耳まで真っ赤に朱色に染めていました。
朝食をご馳走になり、俺となつきは家を出ました。今日はなつきのお父さんに会うので、そのための準備をということに。
なつきのお父さんは、結構辛党らしいので辛口の日本酒と茶菓子を買い、俺は一旦自分の家に置いておいた、あまり失礼にならないようなフォーマルな服を着てなつきと共に夕方頃訪問しました。
なつきの家の玄関に入ると、革靴が置いてありました。まぁなつきパパのものでした。なんだか一気に緊張感が。手に汗握るとはまさにこの事だなと思いました。
俺「お邪魔します」
そう言って家に上がり、なつきのお母さんの案内のもと、リビングへ。
樫の木色の綺麗なテーブルの上座に、恰幅のいい中年男性。正にお父さん、という風貌のその人に、俺は少したじろいでしまいました。
しかし、挨拶は第一印象が最も大事。なのでキチンとすることは昨日のうちからちゃんと考えていたので、流れるように挨拶が出来ました。
俺「初めまして。なつきさんとお付き合いさせていただいているリョウと申します。今日はお父さんにご挨拶に来ました。よろしくお願いしまっしゅ」
噛んだ。噛んでしまいました。結構ガチ目に言ったので、かなり恥ずかしかったです。
パパ「………………………………」
パパ無言。でもなんか心無しか方がピクピク動いてる気がします。怒ってんのかな?と思ったとき
なつき母「あははははははっはっはははははは!」
となつきのお母さんが大声で笑い出しました。それに続いてなつき、さな、そしてパパさんも笑い出しました。俺は訳が分からずにポカンとしていると、パパさんが話しかけてくれました。
パパ「娘から話は聞いてるよ、リョー君。そんなに固くなんないでよ。こっちまで緊張しちゃうじゃないか」
快活に笑いながら言うパパさん。あれ?なんだかフランクだぞ?そう思って俺も少しだけ緊張が解れたところで、パパさん。
パパ「でも、挨拶がキチンとできなかったらぶん殴ってたところだよwwww」
俺「えー……………………」
笑えねえ。しかしながら、どうやら掴みはOKのようでした。娘の彼氏を紹介された父親って、みんなこうなのでしょうか?
多分俺の親父は発狂しますね。
場も和んだところで、お食事会へ。今日の献立は焼肉だそうです。
俺「あ、これ、つまらないものですが……」
日本酒と茶菓子を渡します。
パパ「おー、済まないね、気を遣わせてしまって。しかもコレ八海山じゃないか。リョー君分かってるじゃないか!」
お気に召してもらえたようです。よかったぁ………。ゆらさんに、贈り酒ならこれでしょ、と言われて決めたやつなのでよかったです。
730 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 22:04:04.41 0
食事も進み、さなが部屋に引っ込んだところで、パパさんが話しかけてきました。
パパ「リョー君、春から愛知に行ってしまうんだって?高校2年生だろうに。大変だね」
俺「いえ、親の都合なんで仕方ないですよ……。まぁ確かに慣れた生活が変わるのは不安ですけど……」
俺もいつの間にか、パパさんの酌で日本酒を飲まされていました。なつきとママさんはビール。
パパさん「それで?一体どうして俺に会いに来たんだい?」
俺「それは……」
チラリとなつきを見遣ります。なつきは両手にビールの缶を持って口元を隠すように構えながら小さく頷きました。
俺「俺が愛知に引越してしまうので、なつき……さんとは遠距離になってしまうんです。なので付き合いを続ける以上、一応のケジメとして、ご挨拶にと」
パパ「……………………」
パパさん黙り込んでます。な、なにかまずったかな……?と内心超ビクビクしていたんですが、パパさんは日本酒を一気に煽って言いました。
パパ「リョー君!君は偉いな!」
俺「へ?」
素っ頓狂な声をあげる俺。
パパ「俺が高校生の時も、そこまで思慮深いやつは居なかったよ。高校生とは思えないくらいにいい子じゃないか!」
俺「は、はぁ……」
なんだかべた褒めされていて一気に力の抜けた返事をする俺。
パパ「ん、いいよ。なつきとはどんどん付き合いな。リョー君、俺は君が気に入った!夏休みにでも帰ってきたときはうちに泊まるといい。宿泊費も浮くだろう」
俺「あ、いや、そこまでお世話には……」
パパ「いいんだよぉ。というか泊まりなさい。これは命令だよ?」
酔ってんのかこのジジイ。しかし一応、彼女のお父さんなので強くは言えません。
俺「あ、有難うございます」
そう言って、晩酌は終わりました。
731 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 22:07:13.22 0
パパさんが風呂に入っている間、俺はリビングのテーブルに突っ伏してボーッとしていました。
俺「つ、疲れた〜……………………」
そういう俺を、なつきが隣に座ってねぎらってくれました。
なつき「お疲れ様」
そう言ってコップに入った水を渡してくれました。
俺「ん……………………」
結構飲まされた俺は、その水を飲み干しました。沁みる……。
ママ「でもねー……お父さん、あんなに楽しそうなのは初めて見たわ」
俺「え?そうなんですか?」
ママさんの言葉に反応する俺。ちょっと気になります。
ママ「そうよぉ。ほら、ウチって女所帯じゃない?男はあの人1人で。多分、息子が出来たみたいで嬉しいのよ」
俺「そっすか……」
かなりいじられそうだけど、まぁ嫌われるよりかはいいか、と前向きに考えることにしました。
その日は夜遅くまでパパさんの酒に付き合わされ、結局泊まることに。2日後には愛知に行く予定なので、次の日はなつきと最後のデートです。
732 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 22:10:48.08 0
次の日。結構飲まされたけど朝は割と強い俺は、10時くらいからなつきとデートしに渋谷に出かけました。
特に当たり障りのないフッツーのデートですが、多分今までで一番楽しんだと思います。クリスマスとか以外では。
次の日は俺が早いので、食事を終えたら家に帰るつもりでした。しかし電車を降り、なつきを送ろうとしても、彼女は俺の服の裾を掴んだまま離れてくれませんでした。
仕方ないのでその日は俺の家で2人で寝ることに。4月に入ったとはいえ、まだかなり寒いです。しかも家は布団以外の家財道具すべてが持って行かれているので、暖房もなし。
2人で抱き合うように寝ました。残念ながら、なつきが生理だったのでエッチはなし。
しかしながら、まったりとした幸せな気分で眠りに就きました。
次の日。俺は朝早くに準備をし、なつきと共に東京駅へ。新幹線のチケットは既に親が購入してくれていたので、後は乗るだけです。
駅のホームのベンチに腰掛ける俺となつき。なんだかちょっとした映画のワンシーンのようでした。
新幹線が到着するというアナウンスが鳴り響き、俺は荷物を持って立ち上がりました。なつきも一緒に。
2人手を繋ぎ、黙って電車が到着するのを待っていました。
俺「……………………」
なつき「……………………」
湿っぽいのは嫌いです。けど、この時ばかりは少し感傷的になってしまいました。一生会えないわけでもないのに。というか、来月のGWに遊びに来るのにww
新幹線の轟音が響き、ホームに車両が滑り込んで来ました。完全に止まるまでの間、少し話をしました。
俺「会えないの淋しい?」
なつき「……(コク)」
俺「俺も。でもさ、出来れば笑って送って欲しいなぁ」
なつき「……(ジッ…)」
俺「そんな目で見るない。電車乗れなくなっちゃうじゃん」
背の伸びた俺は、なつきの身長のはるか上から彼女を見つめ、抱きしめました。凄い恥ずかしかったけど、まぁたまにはいいもんです。
俺「大丈夫。来月会いに来るし、夏休みも、それからクリスマスも正月も。会えないわけじゃないんだから」
そう言って俺は抱きつくなつきの体を引き離し、彼女の目を見て言います。
俺の彼女。可愛い恋人に、多分、2回目に言う言葉。
俺「大好きだよ」
番外編(正規ルート)Part14.彼女との別れ
これにて
了
733 :
リョー槍ちん:2012/11/29(木) 22:13:00.46 0
ガチで言ったんですよ?あれ。
それはそうと、
追記
愛知に到着するより前に、なつきから何度もメール。一応電車なので電話は控えたのだそうです。
『Fromなつき
題名 さっきの
本文 さっきの言葉、録音したいから電話してもっかい言って♪』
ちくしょう元気じゃねえか!感傷に浸ってたのに!
俺の返信内容は当然『恥ずかしいから却下』でした。
以上
終
ああ、彼女との別れってそういう事か
考えりゃわかる事なのに完全に釣られたわチクショウ
っていうか
>>729wwww
いくら仕込まれたとは言え、彼女の実家に泊まってセクースはないわ〜
いくらなんでも無理あるわ〜
735 :
リョー槍ちん:2012/11/30(金) 10:16:32.03 i
>>734 なつきと別れると思った?
残念でしたーwww
ちゃんとゴムはしたから大丈夫ですよ
うふ〜ん
>>735 誰もゴムの心配なんかしてねえよwwwww
738 :
リョー槍ちん:2012/11/30(金) 19:22:31.60 i
739 :
おしえて!エロいひと:2012/12/01(土) 22:53:20.95 0
昨日から読んでやっと追い付いたわ
てかここ数日更新ないのな
と愛知県民がレスしてみる
うふ〜ん
742 :
おしえて!エロいひと:2012/12/11(火) 22:23:13.80 O
リョーちんどないしてんの?
ここまで読んで頂きありがとうございました!
もうネタが尽きたのでこのSSは終了です!
中途半端ですみません!
両津乙〜
745 :
おしえて!エロいひと:2012/12/13(木) 00:12:47.16 O
マジかぁああ(´□`)
高3〜現在のネタ楽しみにしとったんよー。
おつかれさま。
またいつか。
746 :
リョー槍ちん:2012/12/13(木) 00:25:45.25 0
747 :
おしえて!エロいひと:2012/12/13(木) 01:12:10.33 O
てことは!!続編アリ!?
748 :
リョー槍ちん:2012/12/13(木) 01:46:31.85 0
>>747 ありますよ。
でも年末で忙しいんです…
毎日日付変わっての帰宅はツライぉ
749 :
リョー槍ちん:2012/12/13(木) 02:47:37.27 0
>>それから743!
ネタとか言うな!
エビフライぶつけんぞ!
,.、,、,..,、、.,、,、、..,_ /i
;'`;、、:、. .:、:, :,.: ::`゙:.:゙:`''':,'.´ -‐i
'、;: ...: ,:. :.、... :.、.:: _;... .;;.‐'゛ ̄  ̄
ヽ(´・ω・)ノ
| /
UU
750 :
おしえて!エロいひと:2012/12/13(木) 15:19:39.13 0
r‐z´ / `ヽL_
|/|/ / /| | ト、 \ \ヽト \
V/|/| /‐|<|_,l |_>‐ヽ| ト、|| ト、| な、なによ!
イ|イ |/y'´(.j`´|\|´ヒ)`'v|ノN`| | アンタがいつまでも私を放っておくからいけないんじゃない!
|| | |∧ ・ /k) | | さっさと続き書きなさいよ!
|| | |ヽヘ、 「  ̄`| イ-'| | |
|| | |:|:|:|:l\. |_ ノ.///:::| | | べ、別に寂しかったんじゃないんだからね!
|{< ̄ ̄\´\ ̄ 7/ ̄〉´ ̄\l.|
ノ/ー(⌒ヽ:.:.:\ \/ .イ:.:.:.:.://、|
// ヽ::::ハ:.:.:.:.:| >Xく |:.:.:.:.|/ \
/〈 / ̄}::::::\:.:.ト、/∧ .>|:.:.:.:.}∠ \
{ :}/´l .::|/::::: ̄ ̄`)ハ〉|:.:.:./:::::< >
|Kl |..:::::ヘ / ̄| ̄/ ./:.:./\::::::::..../\
751 :
おしえて!エロいひと:2012/12/13(木) 19:50:10.64 O
良かったぁ
槍ちぃぃいいいん!!!!
ウキウキ♪o(^-^ o )(o ^-^)oワクワク♪
752 :
おしえて!エロいひと:2012/12/14(金) 15:27:15.44 i
追いついたと思たら終わりか?(´-`;)
俺、リョーちんの歳倍なのに辞書3、4回引いたわ。
なんか何かあるなし関係なしに風呂描写好きだよね。
754 :
リョー槍ちん:2012/12/16(日) 01:16:50.33 i
755 :
おしえて!エロいひと:2012/12/17(月) 16:39:15.60 i
756 :
リョー槍ちん:2012/12/18(火) 01:04:33.03 0
今スレ見返して思った。
なつきにスレバレしたら死ぬ
757 :
期待!!:2012/12/18(火) 01:49:44.86 0
759 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 00:51:41.36 0
さて、久々更新だぜい
16.3年の夏休み。
登場人物
俺 高校3年生になって愛知に転校 結構いいクラスだけど受験もあってなんかピリピリしてた
なつき 大学1回生 キャンパスライフを満喫してるとか
さな なつきの妹 高校1年生 俺の通ってたかつての高校へ入ったらしい
以上
760 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 00:54:00.19 0
俺「だからさー。ゴメンって。しょうがないじゃんか」
俺は電話越しになつきに謝っていました。
日付は6月初旬。
俺は通っていた高校を転校し、愛知に高校へ編入したのですが、初めての中間試験が正にGWと被っていて、GW中に地元に返るというなつきとの約束を反故にしてしまっていました。
なのでその謝罪をしていたところです。
なつき『でも、さすがに電話の1つも出ないなんておかしくない!?私寂しかったんだよ?』
そういうことを自分で言う女は大概にして結構大丈夫だと、俺は思っていたのですが、しかし多分、なつきは本当に寂しがっていたと思います。
なんせ俺、なつきの妹に電話するように言われたんですもんww
なつきの妹こと、さなは今年高校1年生になったのですが、GW前から姉の様子がおかしいのに気付き、訳を聞くと、俺から連絡が無いと言っていたとのこと。
そのことで俺に電話を寄越し、その後直ぐになつきに電話を掛けた次第です。
や、確かに俺が悪いです。10対10位で俺が完全に悪い。
なので俺も、結構真摯に謝っていました。
俺「ホントゴメン……。こっちでの初めてのテストだから、悪い点数取るわけにもいかないから、夜も遅かったんだよ。ゴメン」
俺も結構しょんぼりしてました。なつきに会えなかった訳ですし。
なつき『それは分かるけど……』
分かるけど納得はしていないという感じのなつきの声色でした。
俺「夏休みは、キチンとお詫びするからさ!なんでも言うこと聞くからさ。な?だから本当にゴメンなさい」
なつき『……本当?なんでも?』
しまったと思いました。やべ、揚げ足取られる。そう思いました。
なつき『じゃあ、夏休みは海行こうよ。泊まりで』
俺「と、泊まり?」
正直、夏休みは遊びに行けるよう既に調整に入っていた俺は、しかしなつきの『泊まり』という言葉に少し過剰に反応してしまいました。
俺「……ちなみに、どこに?」
なつき『どこがいいかなぁ……まぁ行きたい場所ができたらその内連絡するよ。とりあえず海ね。分かった!?』
俺「あ、ああ。分かった」
という感じで、夏休みに海に行くことが決定しました。
しかしこの時の俺には知る由もありません。
この約束があんなことになろうとは……。
761 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 00:58:43.06 0
なつきからの場所が決まった電話は、意外と直ぐに、というより翌日の夜に電話が掛かってきました。
なつき『沖縄行かない?(ザザッ)』
俺「沖縄ぁ!?マジで!?」
マジかよ。結構な遠出じゃないか。
なつき『うん。あのね?去年の旅行さ、覚えてる?』
俺「ああ。覚えてるよ。それが?」
なつき『ミナが最初にさ、沖縄行きたいって言ってたじゃん?』
俺「ああ、言ったね。それが?」
なつき『だから今年行かない?(ガサッ)って思って』
俺「その方程式は分からない」
まぁ行きたいという気持ちも分からなくはないんですけどね。正直俺も行きたいし。
ちなみに俺、修学旅行には参加していません。
前の高校は3年の1学期に行く予定で、今の高校は既に2年生の時に行ってしまってて……(´;ω;`)
なので沖縄、正直マジで行きたかったです。しかも夏。絶好の沖縄日和!
という感じにはいきません。
俺「金は?あんの?大学忙しいんでしょ?」
なつき『うーん……バイトで今コツコツ…(ザッ)…って感じ。でもこの調子なら夏には貯まってるから大丈夫!』
俺「回遊費込で?それとも抜きで?」
なつき『……抜きで……』
ダメじゃん。行っても遊べないじゃん。まぁぶっちゃけなつき分位なら俺が全額おごってもいいんですけどね。
でも俺も大学行くまでに120万貯めると決めていたので、あんまり自由な金はないのです。ちなみに当時の貯金額は80〜90万ほど。
受験もあるし、あんまりバイトも入れないので豪遊はしたくはないのですが……なつきに『なんでも言うこと聞くと』約束してしまった以上、ここは諦めるしかありません。
まぁ夏休みも長いんだし、そこで稼げばOK的な?というような気持ちもありました。
俺「まぁいいか。分かったよ。沖縄行こう」
762 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 01:01:11.67 0
なつき『ホント!?『わーい!』』
電話の向こうで喜んでいる声が聞こえてきました。ん?なんか2重に聞こえたような……?
俺「……なつき?」
なつき『(ザザッ)……なに?』
俺「さなっ!居るんだなそこにっ!?」
なつき&さな『『うおぁっ!びっくりしたァ!!』』
やっぱりな。なんか電波が悪いのか、やけに雑音多いなぁと思っていたら……スピーカーだったのかよ。
俺「どういうことでっしゃろか?」
なつき『あはは……ゴメンねリョーちん。実はさなも行きたいって言ってて……」
直後、電話の向こうからさなの声が。
さな『ヤッホー!リョーちん!私も連れてっt』
俺「断る」
プツッ、ツーツーツー。
プルルルルrガチャ。
俺「もし」
さな『いきなり切るなんて酷くない!?傷ついたよ!』
俺「大丈夫さ。お前はそんなにヤワじゃない」
さな『それ褒め言葉?』
俺「いや違う」
さな『やっぱりね!!』
という訳で、なんやかんやと俺となつき、そしてさなの3人での旅行が計画されました。
期間は金銭的なことも考慮し、もって3泊。それ以上は破産します。なつきとさなが。
俺は早速翌日からホテルを探します。しかし、この季節、沖縄のホテルの予約は既に満杯近く、どこも空いてません。
仕方なくキャンセル待ちをするしかなかったのですが、そこで俺に運が回ってきます。
なつきとの電話から早2週間が過ぎようとしていた頃、俺のケータイに一本の電話が。
発進は沖縄のホテルから。学校が終わり、直ぐ様折り返します。
なんとキャンセルが通ったのです。マジ運いい。しかし、3人1部屋が限界という条件でしたが、まぁ沖縄に泊まれるのなら好条件。俺は直ぐにOKを出し、予約することに。
未成年では予約するのも面倒なので、予約の保証人は母親にしてもらいました。
早速その日のウチになつきに電話。めっちゃ喜んでました。
日取りは7月の下旬から、8月の初旬にかけて、3泊4日の旅行に決まりました。
763 :
おしえて!エロいひと:2012/12/20(木) 01:03:00.68 O
764 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 01:04:35.55 0
しかしここで問題発生。どうやって行くか、です。
当然、国内便なので、愛知からでも行けるのですが、しかしなつきたちは羽田から。
それを告げると、なつきは当然、俺と一緒がいいと。さてどうしよう?そう思っていると、またもスピーカーフォンから声が。
さな『旅行前にウチに来て、泊まってから一緒に行けばいいじゃん』
さらっと言うなぁ。しかしこの場合、それが一番かも……そう思ったので、俺はそれを飲むことに。
結果、俺は7月の下旬の、旅行の2日前から地元に戻ることにしました。
しかしここでも問題が。
どこ泊まろう?春休み、なつきのお父さんに、いつでも泊まり来い的な事は言われましたが、しかしかと言ってマジに行くのも気が引けます。
と、そんなことで右往左往していると、さなが電話を誰かにchange!その相手は
なつき父『久しぶりだなリョー君!元気してたか!?』
俺「お久しぶりっす……」
あのバカ妹、俺の悩みを聞くや否やさっそく親父に引き継ぎやがった……!
俺はことのあらましを説明し、どこに泊まろうかなどと言う話を切り出すと、なつきのお父さんは言いました。
なつき父『ウチに泊まりなさい!なぁに遠慮は要らないよ!楽しみにしてるからね!じゃ!』
プツッ!ツーツーツー……
……プルルルルルrガチャ。
俺「どうやら決まったみたいだね」
なつき『みたいだね』
という訳で、なつきの家に泊まることになりました。
765 :
リョー槍ちん:2012/12/20(木) 01:06:26.76 0
7月の下旬。俺は生まれ育った街へやってきました。
電車を降り、俺はなつきの家へ。
行こうとしたのですが、なつきが車で迎えに来てくれました。
俺「久しぶり。免許取ったの?」
なつき「久しぶりー。会いたかった。うん。リョーちんが引っ越してから通って、夏前に」
久々の感動の再開をし、しばらく歓談しつつもなつきの家に到着。
俺が玄関に入ると、奥からなつきのお母さんが。
母「あらあらあら!リョー君久しぶりねぇ……。またしばらく見ない間にかっこよくなっちゃって!」
どうやらこのおばさん、これが口癖みたいですね。
俺「お久しぶりです。しばらくお世話になります」
俺はそう言って会釈をし、挨拶を済ませました。
母「まぁまぁ。さっ、玄関でもなんだし、早く上がって上がって!」
俺「お邪魔します」
まぁこの感じは嫌いじゃないです。なんか絶対に好かれてるっていう確信が持てるんで。
俺は2階の客間に案内されました。
母「さすがに2日もずっとなつきと一緒じゃ滅入るでしょ?だから客間で我慢してね?」
なつき「お母さん!?滅入るってどういうこと!?」
俺「お気遣いマジに感謝します」
なつき「リョーちんも否定しないの!?」
などという和気藹々とした話をしがてら、リビングで一息つけることに。
なつきのお母さんには、いろいろ根ほり葉ほり聞かれました。
なつきとはどうなのかとか、受験はどうするとか、大学はどこにとか……そんな当たり障りのない会話をしていると、玄関から物音が。
廊下を歩く子気味の言い、言ってしまえば可愛らしい大きさの足音が響き、リビングの扉が開いて、同時に「ただいまー」という声が聞こえました。
俺「オッス」
さな「あーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!リョーーーーーーーーーーーーーーーーーちんだーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」
俺「うっせえよ。久しぶり。元気だったか?」
さな「そりゃもう!めっちゃ元気!」
さなは部活に入っていたらしく(ダンス部)制服を着ていました。どうやら学校で練習があったようです。
766 :
リョー槍ちん:
いろんな話をしました。
俺が居なくなってからのなつきのこと。さなのこと。ミナやアキラ、その他の知り合いのこと。
なつきと俺の共通する全ての事は聞きました。
でも、俺はまだ確認してないことが。
その日、昼ごろ。昼飯をご馳走になってすぐ、俺はなつきの家を出ました。
付いてこようとするなつきを置いて。
俺は歩を進めます。
たどり着いた先は、俺の長年暮らした家……社宅……。
かつて俺が毎日くぐっていた玄関の、その隣の家のインタフォンを鳴らします。
ピーン……ポー…ン……
奥から、はーい、という声が聞こえると同時に、パタパタという足音が聞こえてきました。
ガチャりと玄関が開き、ラフなキャミソールを着た、可愛らしい女性が出てきました。
俺「おひさです」
ゆらさん「リョー君!!帰ってきたんだ!!」
俺の姿を確かめるや否や、ゆらさんははっしと、俺に抱きついてきました。
一応昼間なのと、玄関前ということなので自重させ、とりあえず家に上がらせてもらうことに。
ゆらさんの家は、まだ本の数箇月しか見ていないだけなのに、結構物の位置が変わっていました。
ゆらさん「びっくりしたよ〜。いきなり来るんだもん。どうしたの今日は?」
ゆらさんは椅子に座る俺に冷えたお茶を差し出しながら言いました。
俺「なつきと旅行に行くんですよ。その前になつきの家にお泊りです」
ゆらさんはテーブルに両肘をついて、両手の甲に顎を乗せて(マジ魅惑のポーズ)「ふーん」と相槌を打ってくれました。
それから色んな話をしました。なつきと同様、俺が居なくなってからのこととか、今でもゆらさんが時たま遊ぶミサ姉のこととか。
ゆらさん「あ、そうそう。ミサちゃん、最近彼氏が出来たんだって」
俺「それは……親父が聞いたら猛り狂いますねww」
そんな感じで歓談をしていました。