>>22これも。長いので整理しないといけませんなw
*小塚嗣彦の目 2012年4月2日 /中日新聞
男子は上位3グループのほとんどの選手が4回転ジャンプに挑んで いた。この1年で急速にレベルアップしている。
高橋選手のフリーは持てる力を出し切れたと思う。それでも今はチャンが一枚上。もたつく場面もあったが、
フリー冒頭の2度の4回転は高さや 着氷の質で飛び抜け、ミスを十分にカバーしていた。
高橋選手はすべりの伸びを磨き、スピンの速度などを改善していけば彼を追い詰められる。
初出場の羽生選手のフリーには躍動感があった。ジャンプは素晴らしいものを持っているので、
大きく滑る感覚を身につければ楽しみだ。
小塚選手は技術的な問題は見当たらないが、シーズンを通じて調子の波が不規則だった。試合までの調整方法を
もう一度練り直す必要がある。
女子は力の差がなく、一つ一つの技の確率が高かった選手が上位に入った印象。
各選手の連続3回転ジャンプは易しいトーループにとどまっていたが、来季はさらに種類が増えてくるだろう。
コストナーは曲に合わせた滑りの流れで優れていた。浅田選手もその面
で引けを取らなかったはずだが、トリプルアクセルに挑んで崩れた。
今季はこのジャンプを目標にし、ある意味順位以上にこだわったのだろう。中京大 の練習を私も見ていて、
かなり良くなっていただけに残念だ。
鈴木選手は、よくここまでまとまりのある選手になった。今の女子の情勢をみればソチ五輪も目指せるはずだ。
村上選手も初出場の昨季の経験を生かしてよく頑張った。ジャンプへの入り方がスムーズになれば評価は
さらに上がってくる。
(グルノーブル五輪代表、中京大アドバイザー)