454 :
実況しちゃダメ流浪の民@ピンキー:
回答から述べますと、
「送り主の許諾を得ないままメールを複製して公開してはいけません」
理由は、社会通念上の常識と著作権の二つにあります。
常識として考えれば、メールといえと手紙と扱いは同じです。
自分宛に送られてきた手紙をむやみに他人に見せてはいけません。
なぜなら、手紙に書かれたものはその人だけに読んでもらう内容であるからです。
まして、それを見ず知らずの人が容易に目に触れる場所へ掲示するのは
認められる行為ではありません。
もしそれをするのなら事前に相手の許しを得てからするのが基本です。
メールもそれと同じです。
送った本人だけに知ってほしい内容を勝手にメーリングリストに流したら
気分を害するかもしれません。
まして、掲示板のような誰でも目にする場所へ公開すれば
相手の心情を損ねる結果にもなります。
次に著作権上の点から見ると、送られてきたメールはその人のものですが、
内容そのものは書いた人のものです。
別の例えをすれば、店で買ったCDは自分のものでも入っている曲は
自分のものではありません。
したがって、送られてきたメールの一部あるいはすべてを相手の許諾なしに
他の場所に公開すれば著作権侵害になります。
話がこじれるような問題が生じたとき、
最悪この著作権侵害で訴えられる事態にもなりかねません。
このように、自分宛に送られてきたメールを
勝手むやみに扱うわけにはいきません。
プライベートなメールは特に気をつける必要があります。
また、企業のサポート窓口からの返答メールについても
原文を掲載するのは望ましくはありません。
これもその人宛に返答されたメールであって
見ず知らずの人に見せびらかしてよいメールではないからです。
自分で要約して公開するのであれば支障はありませんが、
「サポートからこんな返答が来ました」と
そのまま全文を掲載するのはいけません。
サポート窓口からのメールには無断転載禁止
と書かれているものが多くあります。
一度確認してみるのもよいでしょう。
他人のものを公開するというのは勝手にしてはいけない行為です。