神聖かまってちゃんの小説スレ

1 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 02:54:24 0

小説投下用

2 ：自堕落大統領 ◆c6v6T4NfIo ：2011/02/06(日) 03:04:02 O

ドキンちゃんは菌で食パンまんはパンていう
設定上では絶対結ばれない二人らしいけど応援してるよ僕

3 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:17:53 0

やかましいほどに蝉の声が響き渡るある蒸し暑い夏の日。
私は千葉県柏市のリハーサルスタジオに来ていた。
かつて度々訪れていた懐かしいスタジオだった。
「懐かしいな」
ほとんど聞こえないような声でつぶやき、スタジオへ続く階段を一人駆け上がった。
自動ドアが開くと、冷房でキンキンに冷えたスタジオ内へ外の蒸し暑さから逃げるように入る。
スタジオ内は昔となにも変わっていなかった。
しかしカウンター越しに座っている店員は見覚えがなかった。
あれから10年も経っていたのだから当然か、と心の中で思いながら店員に軽く会釈をし、スタジオの奥へ進んでいく。
いくつもの扉が並び、小さなテーブルとイス。
一つ一つが懐かしく、私はちょっとすでに涙ぐんでいる。
小さく、使い古されたそのテーブルにはノートパソコンが一台置かれてある。
その前に腰掛け、大声で怒鳴り散らしている男が目に入った瞬間、私はもう涙を止めることが出来なかった。

4 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:20:07 0

さっそく乙

5 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:26:29 0

男は10年以上前からなにも変わっていない。
10年前もこうやってウェブカメラを通してインターネット上のリスナーとコミュニケーションを取っていた。
男の服装は相変わらずパジャマ姿で、髪の毛も自分で切ったかのようにクシャクシャにさせていて。
顎にあったイボはどうなったろう。
後ろ姿だからまだ見えないけど、さすがにもうイボはとっただろうな。
私はゆっくり彼に近づき、声をかけようとした。
でも、後ろから近づいたからウェブカメラに写ってしまって、その瞬間画面上には色鮮やかに無数のコメントが飛び交った。
『みさこおおおおお！』
『みさこキター』
『みさこだ！！！！泣きそう！！』
私は目元をハンカチで抑えながら、カメラに向かって手を振った。
それから、震える声で男に声をかけた。
「の子さん・・久しぶり・・・」
こんな姿見たって彼はなんとも思わないだろう。
昔の彼だったらきっと・・
「んあ？おせーんだよ！！っざけんなよ！！！」
10年前と同じように、私は彼に怒鳴られた。
それがなんだか嬉しくて、涙は溢れるばかりだった。
彼の顎にはしっかりと、イボがついたままだった。

6 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:28:38 0

>>5
俺まで泣いちゃうんだが

7 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:30:39 0

泣いている私を見てもの子さんは何も言わない。
それがいつも通りだった。
彼の興味はそんなことよりもノートパソコンの画面に飛び交う数々のコメント。
「んだよ、みさこさんのことばっかじゃねえか！！
おま・・おま・・お前ら！！！今日は俺が！！みんなに招集した！！！」
10年ぶりに会ったというのに、そんな感じでの子さんは私を無視してる。
こういうときに声を掛けてくれるのがmonoくん。
スタジオのトイレから出てきた彼は笑顔で、片手を上げている。
「みさこ～ひっさびさだな！」

8 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:43:04 0

昔と違って、ちょっとだけたくましく見えるmonoくん。
10年の間にいろいろあったのは知ってる。
でも、そんなこと気にさせないほどに明るく振舞っている。
「の子、みさこみさこ、みさこ来たんだからなんか言えよ」
「うっせえ！！！今配信してんだよ！！」
「わかってっけど・・ああ、ちばぎんもすぐ来るって」
「ちばぎんも久々だね～。元気かな？」
私はの子さんのすぐとなりに座り、配信中の画面を覗き込んだ。
『みさこ10年なにしてたの？？？』
『みさこ老けたなぁ』
『みさこって結婚したの？』
『の子邪魔』
コメントが私に向けてのものばかりで、の子さんはムスっとしてトイレへ行ってしまった。
私は画面の中央に写るように座り直し、隣にmonoくんが座った。
ちばぎんがやってくるまで私とmonoくんでコメントを広い、昔のように簡単な雑談を続けた。
『なつかしいわ～』
『10年とか、長すぎ』
『避難所まだあるって知ってた？ｗｗ』
『ちばぎんまだー？』
『あ、の子すねたｗｗｗ』
『みさこかわいくなったな』

『祝・神聖かまってちゃん再結成！』

「お、職人！すげー！あーりがとうございます！！お久しぶりでーす！」
気がつくと後ろにちばぎんが立っていて、画面を覗き込んでそう言った。
私とmonoくんは笑顔でちばぎんとの再開を喜んだ。
職人さんによるそのコメントと、ちばぎんの登場で突然実感が湧いてきた。
解散から10年、私たちが思い出のスタジオに集まったのだった。
そして今、メンバー全員が揃った。

9 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:43:45 0

続く

10 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 03:45:28 0

>>8
漫画化してほすぃー！

11 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 12:30:25 0

続き読みたい

12 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 18:00:14 0

十年経ってもまだ３５才なんだな

13 ：無題：2011/02/06(日) 22:51:41 0

前の人が途中で申し訳ないけど
この際以前書いたやつを全部貼ります

201×年のとある金曜日夜8時、いつものようにあの音楽番組が始まった。
タモ「次はピックアップゴールドです」
女子アナ「早速ですが今日はギターボーカルＤＡＩさんの歴史に迫ってみたいと思います！
この映像は…伝説のあのバンドですね」
ＤＡＩ「うわ、やめてくださいよー…俺何も聞いてないんだよなー
…はい、そうですねこれは僕が前にいたバンドです」
女子アナ「この『神聖かまってちゃん』でＤＡＩさんはなんとベース担当だったんですね」
タモ「あれ、喧嘩してるよ！止めてるのはＤＡＩくん？」
ＤＡＩ「そうです、懐かしいな…これはメジャーデビュー直前のライブですね。
僕、この時は常識人キャラだったんですよ」
笑いに包まれるスタジオ。思わずツッコミを入れるＰＵＧのメンバー達。
ＤＡＩ「ボーカルの驚異的で天才的なパーソナリティに拠る所が大きいバンドだったんで」
女子アナ「その天才フロントマンの『の子』さんですが、この後突然失踪されて…」
タモ「今もまったく連絡つかないの？」
ＤＡＩ「はい。音楽を続けてるのは僕だけなんで、いつか彼に届くといいと思ってるんですが」
女子アナ「そんなＤＡＩさんの思いが伝わるといいですね！それでは準備お願いします…
今日初披露の新曲はＰＵＧインディーズ時代のリテイクで、ファンにはおなじみの名曲です。
それでは演奏していただきましょう！ピックアップゴールドで『グレートエスケーパー』」

14 ：無題：2011/02/06(日) 22:52:41 0

ハイヤーの車内。シートに深く腰掛けたＤＡＩの携帯が鳴り、メールの着信を知らせた。
画面には「海藤」の文字。
「久しぶり！Ｍステ見た。頑張ってるな。懐かしい映像でびっくりしたよ。
元気か？俺も店がやっと軌道に乗ってきたよ。前みたいにファンが押しかけることは減ったけど、
地元の常連がつくようになったからな。ま、たまには奥さんと来てくれや。
実はゆりに2人目ができたんだ。春には産まれる予定でさ、俺ももっと頑張らなきゃな！
でも本当にあいつはどうしてるんだろうな…親父さんもずっと待ってるのに…」
ＤＡＩはメール画面を閉じ、窓外に目をやった
街灯りが線となって流れる様をぼんやり見つめながら、その口元が少し歪んだのは悲しいのか、笑っているのか。

「おかえりなさい、あなた。今日もお疲れさま」
「ただいま、みさこ」
「あたしも今日番組見たよ。なんか恥ずかしかったな」
「ああそういえば、局でツルギさんに会ったよ。相変わらず忙しそうだったけど」
「そうなんだ。あのグループも売れてきたしよかったよね」
取り留めない夫婦の会話。だがみさこは次第にそわそわし始めた。
「あのさ、あの…地下室なんだけど…あたし今日ちょっとだけ入ったんだ」
瞬時にＤＡＩの表情が一変した
「地下室には入るなって言っただろう！お前は余計な事気にするんだから！」
「だって…なんかたまに呼ばれてるような気がするんだよね…あのさ、あたし達ってやっぱり…」
ふっとＤＡＩの顔が和らいだ
「そんな訳ないだろ、疲れてるんだよ。お前は何も悪くないよ。あれは俺のやった事なんだ。
大丈夫、お前は何も気にするな。遅くまで起きててくれてありがとな。もうおやすみ」
「う、うん…おやすみ…」
寝室へ向かうみさこの後姿を見送ると、ＤＡＩは深くため息をついて地下へ続く隠し扉を開けた。

15 ：無題：2011/02/06(日) 22:54:09 0

階段を降り何重にもロックされた扉を開けると、ひんやりとした空気と薬品の匂いが鼻を衝く。
灯りのスイッチを入れると暗闇にぼんやりと浮かび上がる、巨大な水槽。
「伝説の天才、か。まだ忘れられない人は大勢いるんだな」
ＤＡＩは水槽の分厚いガラスに手を当てた。
「でもそうでなきゃな。俺は後悔してない。永遠にお前は俺のものだ」
灯りのスイッチをオフにして、ＤＡＩは部屋を後にした。
やたら重い扉を閉めるその刹那、
　　ち　ば　ぎ　ん　　
ホルマリン液にぽこりと泡が浮かぶ音が聞こえたような気がした

終わりです

16 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 23:14:17 0

うpスレから来たヒマな人です
小説おもしろいよーw
みんなキャラをつかんでるからここまで書けるんだな
登場人物の描写も必要ないからシンプルで読みやすい！

17 ：無題：2011/02/06(日) 23:15:25 0

窓からの景色はたまに見るけど、それはぼくに関係ない。外のことだ。
ここはぼくの世界。同居人は2人。
大きい人の名前は「親父」「お父さん」「パパ」。
もうひとり、小さい彼にはたくさん名前があってなんだかわからない。
最近いろんな人がぼくの家にちょくちょく来て、
来る人それぞれが彼を違う名前で呼ぶ。
かと思うと２人ともが「おおしまさん」だ。むずかしい。

ぼくもみんなに呼ばれてる名前があるけど、まあぼくはなんでもいいよ。
あっそういえばここにはもう１人いるんだけど、あの人はなぜか誰にも呼ばれないなあ・・・

18 ：無題：2011/02/06(日) 23:16:24 0

小さい彼は、ぼくがここに来た時ぼくより年上だったけど
いつの間にかぼくのほうがおとなになってた。
ぼくだって子猫の時はふすまや壁やソファーをがりがりしたり、カーテンにとびかかったりしたけど
彼はいつまでもふすまを破いたり燃やしたりとつぜん叫んだりするんだ。
まだこどもなんだ。

彼はごはんをくれるから大好きだし、ぼくもいろいろと気をつかってるよ。
遊んであげるし、機嫌がわるそうな時は近づかない。泣きながら寝てる時は顔をなでてあげる。
そして寒そうな時はそおっと横にすべりこむ。まあ、ぼくも寒いんだけど。

19 ：無題：2011/02/06(日) 23:26:44 0

さて、そろそろお腹が空いてきた。
大きい彼は出かけてるし、小さい彼を起こそうかな。
あ、またあの人がいる。ほら、今日はベランダのところに。
でも、ほかの人には見えないのかもしれない。
いつもすごく優しそうな顔でこっちを見てるんだ。時々なにか言いたそう。
ぼくが人間の言葉を喋れれば、おしえてあげられるのにね。

終わりです

20 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/06(日) 23:46:37 0

>>16
ありがとうございます
ちょいちょい貼っていきますんでヒマ潰しにどうぞです

21 ：無題：2011/02/07(月) 01:00:03 0

平日深夜の都内道路。
寝不足の目をこすりながら、劔は車を走らせる。
「あー今日も忙しかった…」
カーステレオに手を伸ばし、劔はほんの一瞬目を落とした。

再び視線を前方に戻すと、ずっと先に見えた交差点がすぐ前で、信号が黄から赤に変わる瞬間だ。
「うっわ、やっべえ！」こめかみがすうっと冷たくなり、ブレーキを力いっぱい踏む劔。
「あー…あぶねー、びっくりしたわ…」ハンドルを握る手がじわっと汗ばむ。だが安堵できたのはつかの間だった。

22 ：無題：2011/02/07(月) 01:01:02 0

パァーーーーーーーーーーーッ
真後ろから明らかに攻撃的なクラクションが鳴らされた。
見ると黒のワゴン車がすれすれに停まっている。
車内には数人。助手席の男が降りて向かってくる。やばいな…。いったんひいた汗が再び噴きだしてくる。

「何急ブレーキかけてんだよコラ！オカマ掘らせる気かよてめぇ！！」
「いや、赤になったんで…」
「ああ！？黄色だったろ！？こんな空いてんのに停まるかよフツー！よゆーで行けっだろボケが！！」

空いてるからって交差点やないか…ムチャクチャ言うなよな…
だが劔が言い返す間もなくそして逃げる隙もなく、車はじりじりと路肩に追いつめてくる。
劔はハンドルを切るしかなかった。
「おい、オッサン降りろよ。急ブレーキ踏んだおかげで服とクルマん中汚れたんだよ。」
とうとう運転していた男も降りてきてドアに手をかけられた。引きずり出されるよりはまし、劔は車を降りる。
彼らの車を見ると、リアシートの女の子達が胸元や太もも辺りを拭いている。酒でもこぼしたか。もう、知らんがな…。

23 ：無題：2011/02/07(月) 01:02:04 0

「俺こいつ知ってる」運転していた男がニヤニヤしながら劔の顔を覗き込んだ。
「お前変な名前のバンドのマネージャーだろ。テレビで見たよ。」
「えっこんな奴テレビ出てんの？…おい、何逃げようとしてんだよ。キョドってんじゃねーよ」
助手席の男は劔の肩に手を置いてこっちを向かせた。
「お前さ、有名人ならこんなとこで問題起こしたくねえだろ。大人の対応しろよ。クリーニング代くらい出してもいいんじゃね」
「思い出した！」ずっとニヤニヤしたままの運転の男が声をあげた。
「名前！泥人形だ！泥人形！あはははあはは泥人形！！」「何それ泥人形ってマジうけるわあはははははあははは！」
泥人形泥人形と笑い続ける男達を、劔は深海魚のような目で見やっている。

「あの、お金とか勘弁してください。急ブレーキ踏んだんわ謝ります。なんなら警察呼びましょうよ」
「警察！？？」男達は笑いを引っ込め、顔色を変える。
「何ふざけたことぬかしてんだてめぇぇ！！！」
助手席の男が劔の顔めがけて殴りかかった。それはよける間もない素早さで。
男の拳が劔の頬にヒット…した。確かにしたはずだった。しかし…
「？？？」
手の甲にくるはずの衝撃がなく、代わりにズブッとした感触が
「うわああああ」「うわわわわ何だこいつ！」
劔の顔は半分崩れ、男の手には泥がべったりと付いている。
「バ、バケモン！！」
とっさに男は劔の足を払った。片足がぼそっと崩れ、バランスを崩す劔。男はすでに泥まみれである。

24 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 01:37:50 0

>>3～
想像できるうる未来の事すぎて胸熱になってしまったんだが・・・
こんな糞小説に！

>>13～
怖っw w w想像しちゃったら怖すぎ！
みさことちばぎんはなんで結婚設定なんだよ

25 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 01:53:57 O

>>18 >>19
これは最高。欲しい。

26 ：無題：2011/02/07(月) 01:58:18 0

逃げ出す男達を眺めながら、劔はおもむろに髪をむしり泥の塊にばらまく。
土くれがぼこぼこっと動き出すと、たくさんの小さな泥人形が生まれだし、列を組んで男達の車に向かっていく。
車の周囲にびっしりと取り付くと、ミニ泥人形達は次々とガラスやドアのすきまからすべりこんだ。
ぎゃああああ　泥が！いやああああ！！　車内からは男女の叫び声。
「言霊ってよくいったもんや。言葉は生きてるからな。言い続けてるとそれはほんとのことになる…」
いつの間にか崩れた体はすっかり元に戻っていた。劔はゆうゆうと車に乗り込むと、泥ですっかり埋まった彼らの車を残してアクセルを踏んだ。
「あーあ、またほかの泥がちょっと混じっちゃった」

数日後、いつものようにステージ袖でライブを見守る劔がいた。
ライブも終盤を迎え、客もメンバーも興奮が頂点に達している。
の子がギターを振り上げた。あっそれ壊したらもう、次のない…！
走り出る劔。いわばお約束。
だがしかしこの日に限っての子の手元が狂ったか、劔の駆け寄る位置かタイミングが悪かったか
ギターは劔の脳天めがけて振り下ろされる。
前列を埋め尽くした女の子の客が、一斉に悲鳴を上げた。

終わりです

27 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 02:04:02 0

無題　あえて上げました

>>24　>>25
ありがとう！嬉しいっす
連続投稿で規制かかっちゃった　自己満ですがぼちぼち貼らせてもらいます

>>3
続き気になります！
ってゆうか皆さん言ってるように普通にありそうな未来だ！
あと、ゲート○ェイ詳しいですね！
もしや利用したことあるとか？

28 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 02:23:20 0

>>8の文中
10年の間にいろいろあったのは知ってる。
でも、そんなこと気にさせないほどに明るく振舞っている。

mono好きな自分には気になってしょうがないんだけど
あと解散に至る経緯とか10年もの間何故メンバは会わなかったのかとか
続きともし補足となる設定あったらぜひ書いて欲しいな

29 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 04:07:19 0

その辺はあえて書かないで読者それぞれが想像するのが楽しいと思ったりする

30 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 07:32:53 0

小説読んでるよ

31 ：無題：2011/02/07(月) 08:30:30 0

どうしてこんな事になったのか。
ステージ上でみさこは足のふるえが止まらなかった。
目の前にいるのは、ふかふかのシートにきちんと座った紳士淑女達だ。
対峙するみさこの衣装は、およそ着慣れない背中の開いたロングドレスにハイヒール。
何よりここはライブハウスではなく、荘厳な音楽ホールだ。
ドラムがないとどうしていいかわからないよ…だいたい私超音痴なのに…
ソロ歌い出しの小節が近づいてきた。何度も練習は重ねてきた。あとはもうなるようになれ、だ！
オペラなんて歌うのは初めてだけど、自分を信じるしかない。
みさこは大きく息を吸い込んだ。
･･････････････････・・・・・・・・・・・・・・・・・
スタンディングオベーションってこういうものなんだ。
ライブの熱狂や感動は何度も経験してきた。でも…これは本当に凄い。
みさこの上気した頬を、熱い涙が濡らしていく。
ステージからは客の顔がよく見えた。誰もが割れんばかりの拍手を送り、ひとり残らず涙を流していた。

32 ：無題：2011/02/07(月) 08:31:41 0

その約半年前。
ひと気のない九十九里浜に４人の姿があった。
ｍｏｎｏはちばぎんとみさこと握手を交わし、ひとり離れて波打ち際に立つの子に声をかけた。
「じゃあな大島！元気でな！」の子は返事をしない。
「いろいろあったけど、お前と一緒にいられてよかった！楽しかったよ！ありがとう！」
「うるっせーな！！何言ってっかわかんねーんだよ！！」の子は涙声だった。
「大島…最後なんだから笑って見送ろうぜ」ちばぎんの声もかすれていた。
「いいよ、あいつらしいし。嘘をつき続けた俺が悪いんだ」
嗚咽をこらえながらみさこがかぶりをふった。
「本当は少し気づいてたんだ…人間離れしてるから。いつかは自分の星に帰るんだろうなって。
でも…こんなに早くその日が来るなんて…」
「海藤、あとのことは心配するなよ。俺もみさこさんも身の振り方は決まったから。全然違う道だけどな。
大島も…つるぎさんがいろいろ考えてくれてる。あいつは嫌がってるけど…きっと大丈夫だよ」
ｍｏｎｏはうなずくと、じゃあ行くよ　と片手を挙げた。
数歩離れて仁王立ちになり、空を見上げると体が小刻みに振動し始めた。
両手を勢いよく突き上げると同時に、爆音と白煙に包まれてｍｏｎｏは高く飛び立っていった。
「海藤ーーーーーーーっ！！！」
号泣しながら駆け出したの子のシャウトが九十九里の海に響き渡った。

33 ：無題：2011/02/07(月) 08:33:41 0

ふたたび半年後。ある朝。
『元神聖かまってちゃんのみさこ　オペラ歌手へ転身でまさかの大成功』
実家のＰＣでナタリーの記事をチェックした後、ちばぎんは眼鏡をそっとデスクの引き出しにしまった。
俺も今までの自分を捨てて頑張ろう。もう２度と、あんな日々は戻ってこないんだ…
このコンタクトレンズもきっとすぐ慣れるさ。
風を切って、自転車でちばぎんは走る。角を曲がると新しい職場の看板が見えた。
『すすいほいくえん』

34 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 08:51:59 O

>>32
どうしてこうなったｗ
の子にはmonoくんと叫んでほしかったな

35 ：無題：2011/02/07(月) 08:54:21 0

兄貴の現場に潜り込みダイナマイトをくすねてくるのは、拍子抜けするほど簡単だった。
音楽をやり続けなければ俺は生きる意味がない。
だけど、ひとりじゃダメなんだ。ひとりは嫌だ。違うんだ。
つるぎだってわかってるはずだろ、なんで俺をひとりで歌わせようとするんだ。
いや…俺はきっと海藤がいないとダメだ。自分でも驚くぐらい、あいつに依存していた。
なんで俺を置いてった！俺を、俺も、連れて行ってくれよ！
ダイナマイトがあればひょっとしたら飛べるかもしれない。だけどやつらは連れて行かない。
中島もみさこもさっさと切り替えやがって。しょっちゅうメールよこすけど読んでなんかやらねえ。裏切り者めらが。
つるぎは…つるぎさんはかわいそうな人だ。俺に振り回されて心底悲しそうな顔をしてる。
最近はため息ばかりついている。気の毒に。
口には出せないけど、ごめんつるぎさん。楽にしてあげよう。

千葉ニュータウン内のとある公園。
約束の時間が近づくと、車内のつるぎはため息をついた。
家まで迎えに行くと言ったのに、何で公園で待ち合わせなんだろう。
今日はおとなしくレコード会社に行ってくれるかなあ…
ああ、来た来た。走ってきた。え？叫んでる…
なんだ？何か腹に巻いてるみたいだけど…え？？

終わりです　ｆｒｏｍつまんねＲＡＤＩＯ
　

36 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 09:06:24 0

>>34
前回のラジオによると、映画の内容はこんな感じらしいですｗ
ファンとしては「ｍｏｎｏくん」がしっくりくるよね
でもとっさに叫んだらこうじゃないかなあと。

37 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 09:18:31 0

ぱちぱち
次も楽しみにしてるっ

38 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 09:59:35 0

「ユキヤーーーーーーーっ！！！」じゃない？

39 ：10年後：2011/02/07(月) 12:04:51 0

>>3
>>5
>>7
>>8
の者です。
この間眠れなくてがーって書いたんだけど、
このスレ地味に盛り上がりつつありそうだから今夜少し続き書こうかな

40 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 14:11:41 0

１０年後の人続き書いてー！楽しみにしてるよ☆

41 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 14:15:03 O

悲惨結末キボンヌ！

42 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 16:19:35 0

かまってちゃんはキャラが立ってるから小説にしやすい
漫画とかにもしやすいと思う
虚構の住人っぽいイメージがある
物語の中にいるみたいだとはよく言ったと思う

43 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 16:24:26 0

だって全部の子さんの脚本通りだからな

44 ：無題：2011/02/07(月) 18:28:02 0

目の前にいくつも紐がぶら下がっている。
直感でこれだ！と飛びついても、どれもが風船の糸をつかんだように、へなへなと頼りない。
俺はその度に尻餅をつき、顔から転び、傷だらけアザだらけで毒づきながら、それでも立ち上がってきた。
ある時つかんだ1本の紐、それは確かな手応えがあった。
お？これか？これでいいのか？？
いいのかな？いいのかな？上へ、上へ。紐はどんどん太くなっていくようだった。
景色が変わった。少し高く登りすぎて怖くなった。そう思った途端、爆音とともに天井が抜けた。
手応えがあって当然だ。天井に繋がってる紐だったのだ。
なんだ、ちくしょう。登れたのはちょっとだけじゃねえか。
紐なんか引かなきゃよかった。今や天井が落ちてがれきに埋まってこのザマだ。
紐なんて…紐なんて…本当に引かないほうがよかったのか？
わからない…わからない…今は動けないし、ひどく眠い。
もうこのまま眠ってしまおうか、何かやることがあった気がするけど、もうどうでもいい。
いや、何か思い出すことがあったはずだ…何だっけ…何か…

こたつの上のパソコンに向かって話しかける男が見える。
「はーい　ネオちゃんですよー」

45 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 18:29:25 0

終わりです

46 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 18:30:11 0

今度から新しい小説書くときは名前欄に番号振ってくれると分かりやすいと思う

47 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 18:33:59 0

>>46
そうします！なるべく短くしたいと思うけど
どうしても３レスくらいになっちゃう
短くする技術がほしい
>>44はなんか適当に書いたらこうなった

48 ：10年後（5）：2011/02/07(月) 21:19:21 0

「ちばぎーん」
「ちばぎん痩せた！！！」
「ガリギンｗｗｗｗ」

ちばぎんが画面に写ると、リスナーたちからのコメントはちばぎんへ向けてのものが多くなる。
しばらくちばぎんがコメントを拾い、リスナーに挨拶をしていた。
「おせええよ！！」
トイレから戻ってきたの子さんがちばぎんに怒鳴った。
やっぱりちばぎんも怒られてるのに笑っていた。
四人が揃って、このスタジオで配信をしながらの子に怒られてる、そんな状況が心底嬉しそうだった。
「いや、だっての子14時集合って言ったじゃん。今ちょうど14時じゃん」
「mo・・monoくんがはや・・はやく行こうって言ったんだよ！！！」
「俺のせいかよ！楽しみで眠れないとか言ってたのお前じゃん」
「うるせえええ！！！！」
10年経ってもこのグダグダな四人のやりとりをリスナーたちは温かいコメントで盛り上げてくれる。
職人さんが大きく画面上に一言、

「待ってたよ！！」

みんな待っていてくれたんだ。
それと同時に配信が止まった。
懐かしい再会に浮かれてて、私たちは配信の延長を忘れていた。

49 ：10年後（6）：2011/02/07(月) 21:22:12 0

配信を始められるように改めてパソコンを設定してから、四人はスタジオの個室へ入り、各々準備を始めた。
「ちばぎん、保育士どう？」
monoくんがキーボードをセッティングしながらちばぎんに尋ねる。
「ん・・ああ、ちゃんとやってるよ。まあみなさんの世話をしていた俺からすれば楽勝っすね」
「フホ！そらそうだな。あー、みさこは？順調？」
monoくんが聞きづらそうに私に問いかけた。
「えっ・・私は・・うん、順調・・かな？」
「そっか」
若干の気まずさを察したかのようにmonoくんが黙ってしまった。
そんな空気を気にしてか、いや、彼はそんなこと気にしない人なんだけど私にはそう感じた。
隅っこでギターを出してチューニングをしていたの子さんがまた大きな声でその場を和ませた。
「チューニングできねえよ！！」
「お前は10年間どうしたたんだよ？」
monoくんが笑いながらの子さんからギターを受け取り、チューニングをしてあげている。
私も空気を誤魔化すかのようにドラムを叩き始める。
自分がいけなかったのに、自分が一番気まずい空気を作りだしてしまっている。
でもそんなこと気にしていないよと言うように振舞ってくれるメンバーが優しすぎて胸が痛かった。
「ホッホ！みさこドラム上手くなったなー」
「うわあやべーな、俺完全に足手まといになるかも」
monoくんとちばぎんが、ドラムを叩く私を見てそう言っている。
「あは、ありがと・・」

50 ：10年後：2011/02/07(月) 21:24:03 0

すんません、ストックが無くなったので続くってことで。笑
先のことなんも考えてないから終わらせられるか不安だわ

51 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 22:16:45 0

気長に書いてー
違うの思いついたらそれでも

52 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/07(月) 23:04:39 0

痩せた35歳のちばぎんが見たい

53 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 01:12:25 0

10年後の人いいね！
みさことmonoの間の気まずさがなんなのか気になるからまた書きにきてくれよな

54 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 11:56:04 O

雑居ビルの地下にはじめっとすえた空気が漂っている
不景気なのにポン引きのアゴちゃんは客を取って来るのが上手い
「お客さぁん～ちょっと今この子しか残りモンないのよぉ～んね安くしとくからぁん」
ギンちゃんはやり手ババアだ
「みさこちゃんほらお客さん２番ご案内よったくあんたブサイクなんだからサービスしなさいよ」
あたしは毎日何本のちんぽをしゃぶってるんだろうとかぼんやりしながらまたお客さんのちんぽをしゃぶる
臭い現場労働者風のおじさんのちんぽにはカスがいっぱいこびりついてるのを飲み込みながら早く出ないかなーなんて
「痛ェ！歯ァ立てんじゃねェこのブタ！」ガッッ
左の頬にグーで殴られて口からちんぽとんでった違うとんでったのはあたし床にぐちゃって転がって
「口の歯ァ全部抜いちまえ！使いモンになんねェ！」
おじさんはあたしの尻を掴むとおまんこにちんぽねじ込んでるよ騒ぎを聞いてアゴちゃんもギンちゃんも入り口で見てるあーあって
あ歯が折れたみたいでぐらぐらする
ごめんなさいあたしがばかだからうんとむかしドラムとかやってたのって夢だったのかなってちょっと思い出したりした

55 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 12:12:45 0

傑作の予感　

56 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 12:30:21 0

下品なのはいやだなぁ

57 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 12:34:18 O

食事中に読んでしまった
昼間っからｗｗｗ

58 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 13:19:59 0

エロとかBLだと荒れそうだからほどほどがいいかも
面白かったけどｗ

59 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 14:52:34 O

不覚にも勃ったwww

60 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 15:15:21 0

54みたいなのつまらん...

61 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 15:38:00 0

芸術のわからん厨房は来なくていい

62 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 15:39:46 0

耽美派？鬼才あらわるｗ

63 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 15:50:28 0

何処が耽美なんだよアホ

64 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 15:51:20 O

>>54すごいリズム感やばい
ラスト５行が神(ﾟ-ﾟ)ﾎﾟｶｰﾝ

65 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 16:35:57 0

なんかオーラあるね

66 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 16:48:45 0

>>54の才能に嫉妬

67 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 17:13:57 0

書いてる人舞城王太郎好きでしょ？

68 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 17:17:36 O

つか、ラノベ馴れ合いスレに、いきなりヘビー級が投下されちゃったよ…
プロ？か何かの人なんですかね？
助詞てにをはの使い方に特徴があるような…
妙に品格を感じる俺が変なのかな？
とにかく無駄がないよ。濃くて怖い。((ﾟДﾟll))ﾋｨｨィ

69 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 17:24:12 0

たいして本も読んでないくせに書評か
笑えるな

70 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 17:29:33 O

笑いが取れて嬉しいよ＾＾

71 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 17:58:05 0

僕は戸梶圭太だと思った

72 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 18:38:22 O

町田康
村上龍

73 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 19:14:52 0

狭くて身動きがとれない。
でも、少しでも音をたててしまったらすぐに外の誰かにバレてしまう。
そんな状況にハラハラしながらも、ちょっとだけ興奮してしまっている私と彼。

・・・

いつものリハーサルスタジオに約束の一時間早く来いと言ったのはちばぎんの方だった。
私はただ単純に、先に二人で練習をしておこうってことなのだろうと思っていた。
でも、そうじゃなかった。
スタジオに入るとちばぎんがトイレの前で待っていて、私を手招きする。
ちばぎんに近寄った瞬間、意識が飛んだ。
ちばぎんが私の口元にハンカチを押し付けた、そこまでは覚えている。

・・・

気がつくと私は口を塞がれ、トイレの個室にいたのだった。
便座の上に座らされ、手首を後ろで縛られ、足がM字に開いている。
ハッとすると、足と足の隙間に誰かいる。
ちばぎんだ。
ちばぎんは狭い個室にしゃがみこみ、私の股間に顔を押し付けていた。
スカートは腰上まで捲られ、パンティーは右の足首に引っかかっている。
意識を取り戻した私の股間にだんだんと、ちばぎんの舌の感触が伝わってくる。
「んっ・・んんっ」
嫌がるように腰を振り、逃げようとした。
でも、薬のせいで力が入らない。
私が身体を動かすとちばぎんが顔を上げる。
「ごめん・・」
そう言ってまた股間に顔を埋める。
ちばぎんの舌は器用に私の股間を舐めまわし、私はあっという間にその気にさせられてしまった。
手が縛られていて、声も出せない私は、この気持をどうやってちばぎんに伝えればいいのだろう。
私は両足をちばぎんの首に巻き付け、自らちばぎんの顔を股間に押し付けた。
それで伝わったみたいだ。
ちばぎんは私の股間を舌で愛撫しながら手を伸ばし、私の手首の紐を解いてくれた。

つづく

74 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 19:20:39 0

ごめんどうしても54と比べてしまう...
54は起承転結とオチがしっかりしてた
コンパクトなまとまり感があったからなぁ

75 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 19:23:15 0

アゴちゃんギンちゃんってなんかいいんだよなぁｗｗ

76 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 19:24:48 O

>>73エロ妄想をダラダラ書くのはチラシの裏にして下さい

77 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 19:51:54 O

まあそう言うなよ
読むに耐えないけどうｐするのは自由だしｗ

78 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:03:00 0

>>72
自分もそう思った　あと金原ひとみもちょっと思った

79 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:06:19 0

うわっ
エロスレにｗｗ

80 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:07:31 0

ギンちゃんはやり手のババアｗｗｗｗ

81 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:10:23 0

ちょっと待てよ
>>54の世界で　の子はどうした
あと橋本治がこんな感じのエロ短編書いてたような

82 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:18:27 O

>>78(*´∀`)人(´∀`*)ﾅｶｰﾏ!
金原ひとみ～！　暴力感や痛い感じがね

83 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:23:55 0

金原ひとみはうまくない
やっぱり稚拙

84 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:24:15 O

の子さんはネオニーといっしょに店の前にいる猫という設定でｗｗｗｗ

85 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:35:52 O

じゃあ親父さんは隣の中華料理屋にしてくれ

86 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 20:57:32 0

>>85笑た似合いすぎ
>>84裸でお外は寒すぎでかわいそうだせめて受付に座らせてやってほしい

87 ：10年前：2011/02/08(火) 22:32:48 0

こんばんは。
続きあるけど載せられる空気じゃないなｗｗ
日あけたほうがいいっすかね？？

88 ：10年後：2011/02/08(火) 22:33:13 0

もう俺誤爆ばっかり
10年後だし

89 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:34:30 0

10年後お願いします
ついでにいつか10年前も読みたいです

90 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:37:23 0

10年後さん好きになりそうだｗ
>>54は衝撃だったがぶちかましてください
>>73は真の勇者なのでよかったらオチまで読みたいです
エロだけど

91 ：10年後：2011/02/08(火) 22:41:55 0

ちなみに73は僕です
じゃあ続き載せますね
ちょっと強引っていうか、もう長く続けるのもきついんで完結させました

10年前は知らんｗｗｗ

92 ：10年後（7）：2011/02/08(火) 22:42:23 0

私のドラムの技術は上手くなっていて当然だった。
メンバーの中で私だけは10年間音楽の仕事が安定して続いていたのだから。

10年前、神聖かまってちゃんが解散する前から私は別のバンドにドラマーとして参加していた。
当初はサブカル系の企画バンドのようなもので、時々イベントに出演している程度だったのだけど、
当時仲良くしていた女優の子が加入したことで話題となり、大ブレイク。
そのバンドはロックバンドというには程遠く、アイドルのような扱いであった。
しかし出す曲出す曲ヒットを連発し、武道館公演なんてチケットはすぐにソールドアウト。
神聖かまってちゃんが両国国技館さえも満員にできなかったことを思うと、
そんな世界を味わってしまった私は、すっかりそっちのバンドに夢中になってしまっていたのだ。
その頃にはもう神聖かまってちゃんのことなど、頭には無かった。
だから「上手くなった」なんて言われたことにも素直に喜べなかった。

の子さんは裏切られたようだ、と度々配信やメディアでつぶやいていたが、他のドラムを入れるつもりもないと言い、解散に至った。
ちばぎんは私のことを応援すると言ってくれていたけど、それが原因での子さんと喧嘩したらしい。
monoくんは二人の間に立ち、和解させようと努力していて、なんとしても神聖かまってちゃんを続けようと頑張っていたのだけど、叶わぬ夢だった。
あの時、monoくんの身にあんなことがなければもしかしたら解散は免れていたかもしれない。
の子さんが、monoくんが、ちばぎんがこの10年間どんな思いで過ごしてきたのか。
なにもかも、私がいけなかったのだ。

93 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:42:40 0

73歳のおじいちゃんがんばれ！

94 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:42:52 0

好きな作家だれ？

95 ：10年後（8）：2011/02/08(火) 22:43:14 0

結局神聖かまってちゃんは解散ライブもせずに、自然消滅したかのようにあっという間に世間から忘れ去られていった。
解散後ちばぎんは保育士となり、音楽とは縁を切った。
その後、同じ保育士の女性と結婚して、今では子供もいるみたいだ。

の子さんはソロでの活動が一時期話題になったものの、精神状態がなかなか安定せず、
アルバム一枚を作り出すこともできずに音楽界から干された。

monoくんは解散がきっかけで彼女と別れた。
当時の彼女が「神聖かまってちゃん」というレッテルだけでmonoくんと付き合っていた事にショックを受けたmonoくんは、
人間不信となりアルバイトも辞めた。
部屋に引きこもり、オリジナル曲の製作に取り掛かってみるものの、鳴かず飛ばずでソロとして再デビューすることはできなかった。
ただ一人、当時かまってちゃんのスタッフをしていた女の子が破局後のmonoくんを支えてくれていたみたいだけど、
monoくんはもう誰も信用できなかった。
私もかまってちゃん時代から仲良くしていた子で、その子がmonoくんに好意を持っていたことも知っていた。
彼女は人間不信となったmonoくんにメールや電話などをし続け、monoくんのことを応援していた。
だけどある日を境にその子からの連絡が途絶えた。
monoくんも、彼女なら信用できるかもと思い始めてきた矢先のことだった。
私とちばぎんはその子の葬儀で4年ぶりに再会している。
の子さんはその頃精神病院に通っていたらしくて当然来ることはできず、monoくんの姿さえもなかった。
ここまでの話は全てその時にちばぎんから聞いた話だ。
それからのmonoくんがどうしたのか、詳しいことは聞いていない。
でも、今日久々に会ったmonoくんがどうしてこんな明るく振る舞えるのか。
それにはちゃんと理由があった。
それが今日の「神聖かまってちゃん再結成配信☆」に繋がるできごとなのだ。

96 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:44:02 O

えっそれじゃおまえのスレじゃん

97 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:45:07 0

なんか急に洗練された感じがなくなっちゃった
今を口語体で表現する感じがとてもいいと思ったけど、
回想的なシーンになると鈍りますね

98 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:45:23 O

なに独りで占有してんのさ
つまんねーよ

99 ：10年後（9）：2011/02/08(火) 22:45:40 0

はっきり言って、私は最低だったかもしれない。
裏切り者と言われても仕方がなかった。
それを10年間、誤魔化し続けてきた。
久々の配信でリスナーに「10年なにしてたの」なんてわざとらしく聞かれるのも辛い。
でも、ちばぎんから再結成の連絡が来たときは素直に嬉しくて、二つ返事で頷いてしまった。
のこのこと再結成の呼びかけに応えているバカと思われてでも、また神聖かまってちゃんというバンドをやりたいと思っていた。
バカかもしれないけど、私はずっと本当の音楽を求めていたのだ。
アイドルのようにチヤホヤされているだけのバンドでは、なにも音楽の可能性を感じることができなかった。
でもある日、本当に気がつくのが遅かったけど、初めての子さんとmonoくんに会った日の気持ちが蘇ったのだった。

そんなことを考えているうちに、ギターのチューニングが終わり、monoくんがの子さんにギターを渡す。
ちばぎんとmonoくんのセッティングはとっくに終わっている。
monoくんがノートパソコンを操作して、改めて配信が始まった。
「はいはい、すみませーん。みんな再会に浮かれて延長し忘れましたー。」
「じゃあ、例の曲やり・・やり・・やる感じで！」
妙に嬉しそうな表情のの子さんがマイクを通して叫ぶ。
「歌詞・・歌詞ー覚えってかな？・・まあいいや」
「やろうやろう！・・・いくよ？」
イントロはmonoくんのピアノだ。
それは、『ロックンロールは鳴り止まないっ』のイントロに似た美しい旋律で、でもこれまでになかったような新しいメロディー。
ちばぎんとのアイコンタクトで、私がカウントを入れ、ドラムとベースとギターが同時に入る。
10年ぶりの神聖かまってちゃんの新曲が初めて生演奏で披露された。
スタジオの隅に置かれたパソコンの画面がコメントの波で埋め尽くされる。

100 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:46:34 0

願望ですか
アンチ的な

101 ：10年後（10）：2011/02/08(火) 22:46:45 0

ある日突然、この曲がYoutubeにアップされたのはほんの二週間前のことだった。
神聖かまってちゃんのことなんて誰もが忘れていたと思っていたのに、この新曲はここ二週間で数千回再生され、コメント欄にはファンから多くの声が寄せられた。

「まさか再結成きたか！！！？」
「良い曲すぎｗｗｗｗ」
「号泣した」
「の子生きてたか！！」

私はその曲がアップされた日の夜、撃鉄のマネージャーを続けていた劔さんからのメールで知った。
この曲を聴いた瞬間はデジャブーのようだった。
それは『ロックンロールは鳴り止まないっ』のデモテープを初めて聴かせてもらったときの気持ちと同じだった。
パソコンの画面に写る、の子さんとmonoくん、そしてちばぎんも。
三人とも嬉しそうだった。
昔となにも変わらない雰囲気を持つ新曲のPVを見た私は涙が止まらなかった。
パソコンの前で私は画面の中の三人に誤った。
の子さん、monoくん、ちばぎん、ごめんね・・。
私は号泣しながら、何度も何度もその曲を朝までリピートした。
そして無意識に膝を叩き、ドラムのビートを刻んでいた。
ちばぎんから再結成しようと連絡が来たのはそれから三日後のことだった。

私はちばぎんから電話でこの曲が生まれた経緯を聞いて、神聖かまってちゃんというバンドはまだまだ終わっていなかったのだと気がついた。
の子さんが一人で曲を作れず、悩んでいた時期に私はの子さんのことをなにも考えていなかった。
でもmonoくんは、ずっとそれについて悩んでいたのだという。
10年間・・ずいぶんと時間はかかってしまったかもしれない。
でもその間、の子さんとmonoくんはずっと一緒だったなんて。
10年ぶりに発表されたこの神聖かまってちゃんの新曲が、の子さんとmonoくんの共作だということを、この時まだリスナーたちは誰も知らなかった。

終わり

102 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:47:50 O

54以外は73＝10年しかいないってこと？

103 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:48:22 0

うーーーん
つか、リアルに死んじゃいそうだからちょっとゾッとする

104 ：10年後：2011/02/08(火) 22:48:37 0

はいおしまい
なんとでも言えｗ
このスレが立っちゃったから適当に書いたんだから

105 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:49:12 O

ちょ、73おじいちゃん自爆か！？

106 ：10年後：2011/02/08(火) 22:49:21 0

73は俺が電車内で暇つぶしに書いたやつ
あとは違うよ

107 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:50:45 O

嘘だよ自分でスレ立ててあちこち貼りまくってたんだろｗ

108 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:52:53 O

ださｗｗｗｗ

109 ：10年後：2011/02/08(火) 22:53:12 0

ちがうけど、まあ２ちゃんで何言ってもしょうもないからもうそれでいいです
読んで、続き読みたいって言ってくれた人はどうもありがとね

110 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:54:31 0

96 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:44:02 O
えっそれじゃおまえのスレじゃん

98 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:45:23 O
なに独りで占有してんのさ
つまんねーよ

102 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:47:50 O
54以外は73＝10年しかいないってこと？

107 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:50:45 O
嘘だよ自分でスレ立ててあちこち貼りまくってたんだろｗ

108 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:52:53 O
ださｗｗｗｗ

↑お前書いてみろよ

111 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 22:57:19 0

>>106
終わり方がよかった、
いつかmonoが音楽面でもの子の力になれたらいいよね！

112 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:01:16 O

残念だが才能のかけらも感じられない…無駄ｧｧｧｧ

113 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:01:26 0

10年後乙！
自分は後半のほうが読みやすいと思ったけどなあ
願望ではないと信じたい
73もそうだったんですね。電車内であれを書けるのはやっぱり真の勇者だｗ

ちなみに無題ってついてるのは自分が書いてます
じゃあ自分と10年後と>>54だけなのか書いてるのは

114 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:03:51 O

感想を書き込んでる人は何人くらい？

115 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:04:49 O

ノシ

116 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:06:22 O

延べ10～20人てとこか

117 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:06:51 O

ノシ
って今書き込んでも携帯は一人に見えるな

118 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:08:40 O

書いたよ～ﾉｼ

119 ：10年後：2011/02/08(火) 23:13:42 0

いや、ぜんぜん願望じゃないっすｗｗ
てか深く考えずに書いたから気楽に読んでもらえれば・・
もう書かないと思うんで
73も忘れてください

>>94
それは俺に聞いてるのかな
あんま読むほうじゃないけど、安部公房が好きです

>>111
そこだけは願望かもしれない

>>113
ありがとございます
そちらのも楽しく読ませてもらってますｗ

バイバイ

120 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/08(火) 23:14:54 O

で、これからこのスレどうするんだろうねwww

121 ：無題：2011/02/08(火) 23:20:49 0

10年後また適当でいいから思いついたら書いてね
このスレ消費して避難所に戻りたいのが本音なんですが…
だからまた書いて貼ります

122 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 01:14:28 0

10年後保存した

また誰か暇つぶしでいいから書いてくれー

123 ：無題（１）：2011/02/09(水) 13:39:19 0

小さいころから音楽が好きだった。
自分で作った歌もたくさんある。だけど親もお姉ちゃんも僕の音楽の才能を嫌がってるみたいだ。
中学生になってバンドを組みたいって言ったら、お姉ちゃんはあからさまに嫌な顔をして絶対ダメだって。
僕よりちょうどひと回り年上のお姉ちゃん。大好きだけど、親以上にうるさいなって時々思う。

僕も12歳だし、家族に隠れてこっそり音楽を続けるくらいのことはできる。
最近は昔の音楽に興味があって、検索してたらヘンなバンドを見つけた。
演奏はヘタクソ。歌もひどい。でもメロディーと歌詞が胸にグッとくる。特にボーカルに僕はなぜか釘付けになった。
なんだろう、いろんなバンドを好きになったけど、こんな気持ちははじめてだ……

124 ：無題（２）：2011/02/09(水) 13:40:13 0

早速数枚のアルバムをＤＬして、調べてみるとネット上には膨大な数の彼らの記録が残っているのがわかった。
どうやら僕が生まれたころにバンドは消えている。でも根強いファンが今でもいて、中でも一番コアな感じのコミュニティに僕は思い切ってコンタクトを取ってみた。
「避難所」と呼ばれるそこの人たちは、最初は中学生の僕をバカにしたけど、僕の顔と作った曲を晒した途端、一様に態度が変わった。

「神だ」「神降臨」「何もかもそっくり」「すぐ世に出ろ」…

…僕がボーカルに似てる？だから惹かれたのかな？
それはよくわからないけど、まあ自分でも天才だなと思うよ、うん。
家族が認めてくれないのは残念だけどね。

125 ：無題（３）：2011/02/09(水) 13:41:10 0

深夜、キッチンで少年の＜姉＞と＜母＞が声をひそめて話している。
「あの子、よりによってあのバンドを聴いてたんだよ。あたし頭が真っ白になって怒鳴りまくっちゃった」
＜母＞はため息をついた。「…考えたくないけど血はあらそえない、ってことなのかねぇ…このままずっと隠し続けるわけにはいかないよね。
実はあんたがお姉ちゃんじゃなくて母親なんだって言わなきゃいけない日がいつかくるし」
「あの子は普通の子に育ってほしいの！なるべくあいつから遠い世界にいてほしいのに！」
涙ぐんで激高した彼女がテーブルを叩くと、口が開いた箱がらポイフルがざらざらとこぼれ、テーブルの上をカラフルに彩った。

終わりです

126 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 14:38:59 0

パチパチ

127 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 15:07:41 O

なんだかな

128 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 19:47:31 O

ん？よく分からんかった

129 ：無題：2011/02/09(水) 23:18:55 0

めげずにまた書きます

130 ：スーパーかまってちゃん（1）：2011/02/09(水) 23:52:05 0

初めて投下します　
長いかも

「みさこちゃん、おはよう」
「おはようございます、いい御天気ですね」
「そうね、今日もお客さんがたくさん来るといいわね」

開店前の習慣で、スーパー「かまってちゃん」の前を掃除していたみさこに、
近所のおばさんが声をかけてくれる。愛想良く受け答えし、みさこは店内に戻った。
店は午前７時開店で、近隣の高校に通う学生が乗る電車が到着する７時半頃が朝一番のピークで忙しい。
店の一角にあるかまってちゃんコーナーのポスターをちらっと眺め、
みさこは今日も頑張ろうと開店準備をせっせと始めた。

ミサコはの子、mono、ちばぎんの4人で神聖かまってちゃんというバンドを結成し、
運良くメジャーデビューを果たした。1stアルバム発表後に曲が大ヒットして、
その年の有名な音楽祭の新人賞ももらい、CMやTVにも出て、けっこう有名な人気バンドになれた。
しかし、次のヒット曲が出ず、所属していた事務所ともごたごたして契約解除されてしまい、
かまってちゃんのメンバーたちは音楽活動をあきらめ、千葉に戻った。

131 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 23:52:28 0

こういうの見てると自分も書いてみたいとか思うんだけど
まったくアイデアが湧いてこない

132 ：スーパーかまってちゃん（2）：2011/02/09(水) 23:52:49 0

４人は就職先もなく、毎日の子の家でたむろする日々がしばらく続いた。
その頃、の子の父が昔購入した土地をスーパーにしないかという話がきて、
の子の父は農業をやってのんびり暮らすからとマンションを売り郊外に土地と家を買って引越し、
スーパーをの子に譲ってくれた。
なので、４人はバンド時代に稼いだ金を出し合って、スーパー「かまってちゃん」を建てた。
３階建てで、１階は店舗、２階はキッチンとリビングと風呂とゲストルーム、
３階は将来的に賃貸に出す可能性を考えて、外階段から登るワンルームタイプの部屋を４室作り、
今はそれぞれが住んでいる。

「ミサコさんお疲れ、今日の売上げどう？」
「まあ、いつも通り。そろそろ春めいてきたから、冷たい飲み物がよく出てるかな」
「あー、じゃあ、今度の発注は多めにしておくか」

午前の配送が来たので、monoが店に出てきて、商品を棚に並べ始めた。
スーパー「かまってちゃん」は午前７時から午後９時営業で、
日曜日は休みというかなりのんきな経営状態だ。
バイトを雇う余裕は無いので、ちばぎんとみさこが適当にシフトを組み、
monoは朝が弱いので、午前中の配送頃から店に出て、多忙な時間帯はレジをやり、
商品を棚に並べ、発注をこなし、閉店まで働く。
monoはけっこう働き者なのだ。

133 ：スーパーかまってちゃん（3）：2011/02/09(水) 23:54:07 0

「…おっはよー」
「の子、もう夕方だよ」
「えっえ、でも、あ、さっき起きた。お、俺、何すればいい？」
「えっと、じゃあ、弁当とパンを棚に並べて」

ミサコと交替して店に出ているmonoの指示で、の子は眠そうにしながらのんびりと棚に商品を並べ始めた。
社会不適合気味のはの子は決まった時間に働くことができず、
適当に店に出て、誰かの指示で何かするという感じで働いている。
のんきなものだが、実はの子の存在がスーパー「かまってちゃん」の売上げを支えている。
の子が店に出てきた途端、わらわらと女性客が店内に増え始め、
どこから見てるんだろうと、ちばぎんはこっそり首をひねる。
この女性客たちは以前メジャーデビューしていた頃に「の子ガール」と呼ばれていた子たちだ

の子ガールたちはの子が適当に並べた商品をカゴに入れながら、の子の周囲をうろうろしている。
頃合いを見計らって、monoがの子にレジを頼むと、の子ガールたちはカゴいっぱいの商品を持ってレジに並ぶ。
コンビニのレジは２つあり、普通、客を並ばせるようなことはしないのだが、
の子目当ての客は呼んでも動かないので放っておいて、monoはせっせと他の仕事をこなす。

134 ：スーパーかまってちゃん（4）：2011/02/09(水) 23:54:46 0

一度、ちばぎんがよく見かける女性客を捕まえて聞いたところによると、
スーパーかまってちゃん周辺の住宅地にの子ファン倶楽部があり、
の子が店に出ると誰かがメーリングリストで情報を流す仕組みになっているらしい。
倶楽部にはいろいろと自主ルールがあり、店には迷惑をかけないからと懇願され、
ちばぎんたちは放置することに決めたが、ちばぎんはの子ガールのパワーに驚いたものだった。
だが、の子がのんびり精算をし、ごちゃごちゃ袋詰めするのをレジ前でうっとり眺めるのが女性客たちの楽しみらしく、
精算時間を長引かせるためにカゴいっぱい買い物してくれる女性客の存在は実にありがたい。

「じゃ、俺、上がるから。今日は実家に帰って、明日はそっちからライブハウスに行く」
「おう、お疲れさん」
「お疲れ～」

夕方の繁忙期を終え、後はmonoとの子に頼み、ちばぎんは仕事を上がった。
早番のみさこはとっくに上がって、実家に帰っている。
ちらほらと来る客の相手をして、９時きっかりに店を閉め、monoとの子は二階のリビングに上がった。
晩飯をさっさと済ませ、酒を呑みながら明日のライブの打ち合わせをする。

135 ：スーパーかまってちゃん（5）：2011/02/09(水) 23:55:48 0

神聖かまってちゃんは音楽活動を止めた訳では無かった。
事務所を辞めてメジャーからは退いたが、今も千葉のライブハウスで定期的にライブをし、CDも出す。
固定ファンというのはありがたいもので、かまってちゃんがライブをやると全国から集結して来てくれる。
スーパーかまってちゃんではかまってちゃんCDの通販もやっていて、この売上げもなかなかのものだ。
お陰で、スーパーの経営はまあまあレベルだが、４人は酒代に困らない程度に暮らせている。

「の子ー、＊＊＊＊が解散するって」
「あー？しんねぇえよそんなの」
「だな」

かまってちゃんが千葉に戻った頃からバンドブームは陰り始め、
かまってちゃんと同時期にデビューしたバンドたちは続々と解散していた。

「そういや、ちばぎんのところに前の事務所から電話がきたって。明日のライブを見に来るらしい」
「なんで？」
「再デビューの話だろ、また」

monoの言葉に、の子が鼻で笑う。
メジャーから退いて数年経っても、かまってちゃんの人気は衰えず、メジャー時のCDもいまだに売れ続けている。
そこに目を付けた前事務所から、このところしつこく再デビューの話がきていた。
事務所を辞めた時の経緯を考えると、monoもの子も今更メジャーデビューなどする気になれなかった。

136 ：スーパーかまってちゃん（6）：2011/02/09(水) 23:56:46 0

かまってちゃんが新人賞をもらって人気絶頂の頃、事務所はメンバーにいろいろな仕事をやらせたがった。
monoとちばぎんはバラエティ番組への出演。みさこはグラビア。
その中で1人の子だけ孤立していた事を他メンバーは気遣っていたのだが、
人気のあるうちに稼がせたいという事務所と、音楽活動に専念したいメンバーは対立し、
ごたごたして辞めたので他の事務所への移籍もできなくなり、メンバーたちは苦渋の決断で地元に戻った。
あの時の口惜しさや腹立たしさは一生忘れないだろう。

「つかさー、ライブやって働いてたけど、今と大して年収変わらないよな。
儲けは何十倍もあっただろうけど、事務所がほとんど持ってっちゃってたもんな、給料制だったし。
それを考えると、俺はスーパーで働いてるほうがいいや。毎晩こうやっての子とのんびり酒が呑める」

ほふほふ笑うmonoに、の子も照れた表情でうなずく。
夜も更けてきたが、二人は何となく自分たちの部屋に戻る気になれず、
リビングのソファーを倒してベッド状態にし、一緒に寝転がった。ふいにmonoが周囲を見回す。

「親父さんが売ったマンションが懐かしいなぁ」
「なんでだよ」
「俺さ、お前の部屋に居るのが大好きだった。配信とかして、酒飲んで。ここが俺の居場所なんだって思えた」
「こっここはmonoくんの居場所じゃないってことかよ」

monoがむくりと起き上がり自分の顎をわしゃしゃ擦る。

学生の頃も、バンドマン時代も、スーパーの店員生活も、二人一緒で、
の子が居る場所が自分の居場所なのだと思うmonoだったが
何を勘違いしたのか、「も、monoくんはぼ、ぼくがいらないのかっよっ」
と怒り狂って襖を破くの子を宥めるのに必死になり言いそびれてしまった。

まぁでもこれからも一緒なので、遺言にでも書こうかな。

終

137 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/09(水) 23:57:48 0

ごめんなさい、話が地味な上にやっぱり長いです…

138 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 01:05:49 0

冷たい熱帯魚を見てきた
かまってちゃんに置き換えてみたら・・って思ったけど怖すぎるからやめた

139 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 01:21:06 0

スーパーかまってちゃん10年後の次によかったよ
ただの子の口調が別人みたいだもっと鍛錬せよ

140 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 02:22:54 0

流れにのって初めて書いてみました

照れくさいので最後パクリが入ってますが許してくだしあ

141 ：1/2：2011/02/10(木) 02:24:21 0

神聖かまってちゃん　人気絶頂の中突然の解散宣言」

そのニュースは日本中の人を驚かせた

アルバムを発売後しばらくは世間に顔をみせなかった彼は
突然何かに憑りつかれたかの様に勢力的にプロモーションを始めた
周りのメンバー・スタッフは彼を気遣いとめたりもしたが
全く聞く耳を持たず彼は突っ走った

「もう、時間がないんだ･･･」

当初は無謀かと思われたバラエティー番組やクイズ番組も
奇跡的に彼のキャラクターやパフォーマンスが受け、毎日テレビに引っ張りだこになった
しかし皮肉な事に彼の一番の希望の音楽活動の方は
テレビ局ではなかなか受け入れてもらえなかった
それでもめげず嫌な顔をされても頭を下げて音楽をかけてもらった

「の子さんもういいじゃないですか･･･」マネージャーは言ったがそれでは意味がないのだ

142 ：2/2：2011/02/10(木) 02:25:31 0

俺の名前は大島　今は「の子」と名乗っている
しかし亮介というのは俺ではない
亮介は教室でクラスメイトに殴られた時に机に頭をぶつけて寝たきりになってしまった
体は動かないし目もほとんどみえないが調子のいい時は少し歌を歌っている
俺は亮介の為に何かしてやりたいと思った
「そういえば亮介はロックスターになりたいと言っていたな･･･」

俺はこの曲をみんなに聴かせたいと思った
そして歌を歌っている時は録音をして自分なりにアレンジし曲にした
亮介のふりをすることは容易かった　ずっと一緒に生活していたからな
あとはこの曲をみんなに聴いてもらう為ならなんでもした　時には汚い事だって
テレビから自分の曲が流れてきた時は１０年ぶりくらいに亮介の笑顔をみる事ができた

「おにぃ･･･ちゃ･･･あ･･りが･･･」

まもなく弟は息を引き取った　俺もその言葉を聞いて元の大島に戻る事を決めた

そしてmonoは死んだ

143 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 02:53:45 O

>>142
面白い発想だｗ

144 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 05:22:54 0

140です
>> 143ありがとう

文章はあまり書かないので同じ文体だけどもう一つ投下します
上のとはつながりはありません

145 ：1/3：2011/02/10(木) 05:23:55 0

「よう親父、夕暮れメモライザ一本」
今日もいつもの様に若者から年寄りまで夕暮れメモライザを買っていく
当たり前の日常　平和な毎日

『はふはんのひへいをはあったはほへへほはっはんはは』
（たくさんの犠牲を払ったがこれで良かったんだな･･･）
白衣の男は笑顔で駆けていく子供たちの背中をみてそう思った

146 ：2/3：2011/02/10(木) 05:24:47 0

さかのぼる事数十年前、2011年2月
日本で数千人、海外で数百人の若者が次々と心臓発作や異常行動で死んだ
その全員が一切苦しんだ様子もなく幸せな顔をしていたという事件が起こった
伝染病の類も疑われたが最近などは見つからなかった
時には調査に出掛けたまま戻らない者もいた

そして数ヵ月後政府はついに被害者達がインターネットで
ある曲を聴いている事を発見した

【夕暮れメモライザ】神聖かまってちゃん
作曲者の大島はすぐに逮捕された
本人は意識的に作っていたわけではないが自称ホーリーな曲を追い求め
この様な曲ができてしまった様だ

しばらくして彼は自殺したと報道された

研究者達はこの様な危険な物は即刻排除しようとしたがある者は言った
『ほへをへんひゅうしてひゅうほうはふほうへひないか？』
（それを研究して有効活用できないか？）

147 ：3/3：2011/02/10(木) 05:49:35 O

反対派との戦いもあったが間もなく製品は開発された
出来上がったものは素晴らしい物だった
副作用もなく人々の不安を取り除き体に活力を与えてくれる
初めは半信半疑だった世の中だったが今となっては人々の生活になくてはならないものとなった

これができてからというもの戦争や争い事はなくなり世界は平和になった

―当たり前の日常、平和な毎日、さわやかすぎる朝
「つまんね」
そうつぶやいて夕暮れメモライザ屋の店主は店先奥の自宅の作曲部屋へと帰って行った

お粗末さまでした

148 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 07:24:48 O

スーパーかまってちゃんいいね！
地味とか長いとかそんなの気にすることないよ
きちんと構成推敲された感じが美しい

何より書き手が消えているのが立派で才能なのか興味があります
ぜひ次に載せられる機会があれば、あなただと分かるようにお願いします！

149 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 08:32:25 0

うわ　すごい伸びてる！
>>130
中学生くらいの時、友達とこういう暮らしができたらいいなと夢見たことを思い出した
の子はどこででもふすまを破くんだなｗ
>>141
あ、確かにそのシチュエーション考えたことなかった
最後の一行は今やキラーフレーズですね
>>145
まさかのパンデミック
そしてｍｏｎｏ言語障害ｗ
//さんの物語空間　ちょいＳＦ？的要素が入ってるところとか結構好きです

150 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 11:33:45 0

スーパーかまってちゃんを書いたものです
やっぱりちょっとメンバーのキャラがぶれているので勉強しますｗ
またしばらく経ったら投下します
ありがとうございました

151 ：1/2：2011/02/10(木) 20:20:14 O

『よくぞ来た勇者よ、仲間達と一緒に魔王ツルーギを倒してくれないか』
「うわぁぁ！ななななんだお前勝手に人んち入ってくるんじゃねーよ！！！なんで俺なんだよ！！…ｸｯﾁｬｸｯﾁｬ…おや、おや、おやじぃぃなんかへへへ、変な奴来たぁぁ」
『お前の歌は世界をすく…「すみませんねー、おひきとりいただけますか～」

翌日
魔法使いmonoが訪ねて来た
『の子～なんか王様がツルーギ倒しに行けって…』
「あ？なんだって？もっかい言ってみろよ！！！」　
『話にならねぇ、帰るわ』
帰り道monoは骨折した

152 ：2/2：2011/02/10(木) 20:26:52 O

翌々日
戦死ちばぎんが訪ねて来た
『の子さん、魔王を…』
の子は布団から出てこなかった

翌翌日
僧侶みさこが訪ねて来た
『の子さ～～ん、一緒に…』
「うるせえっっっ！！！もう俺に関わらないでくれ！！！」

一ヵ月後
の子なしの三人で頑張ってはみたが世界は魔王ツルーギによって支配され人類は滅びた

153 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 20:31:41 O

あはは叩きに来たのにやられたいいやん

154 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/10(木) 20:33:26 O

age!

155 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 01:32:23 0

あの子は大丈夫だろうか？
2月も中旬になると昼間の日差しは暖かくていつも見かけるあの子を膝に乗せて15分ぐらい
なんかホッとしたんだ
今夜が雪がふるらしい
あの子はどこかで暖をとっているだろうか？
安息の時間はあの15分だけでなかったことを祈りたい

156 ：1/4：2011/02/11(金) 04:45:31 O

上の人もし途中だったらごめんなさい

ｺﾄｺﾄ…ﾄﾝﾄﾝ…
「ひろくん～亮ちゃん～もう起きなさい～」
ああもう朝か…なんていい天気なんださわやかすぎるぜチクショウ
『わかったよ！！うるせぇ！！』俺は布団を蹴飛ばして朝食を食べに行こう、と思ったけど今日はやっぱりいらねぇ
はぁ…学校行きたくないなぁ、なんて考えてると目の前の景色が歪み出した
あれっ、ママってこんな顔だっけ？あれっあれっ？入り口ってこんなに遠かったっけ？
目の前がぐるぐる回って俺は意識を失った

157 ：2/4：2011/02/11(金) 04:46:51 O

「あははははこいつ気を失ってやがるぜ」
世界で一番嫌な声が聞こえた
頭ががんがんする　体中が重い　目の前がぼんやりしている
ああ…そうか…俺、こいつに殴られて気を失っていたんだ
死ねよ！！佐藤！こいつのせいで俺は俺は俺はーーー！！
悔しくて涙がいっぱいこぼれた
殴り返してやりたいが体が重くて動かない
どんどん頭もぼんやりしていく
なんかもうどうでもいいや
俺は重くなる体にあわせて意識を手放した

158 ：3/4：2011/02/11(金) 04:48:05 O

「…くん、大島くん！困るよ～受け付けでねちゃぁ…」
あれっやべぇ店長だ！
クソッ嫌な夢だったなぁ
また怒られちゃったよ…でもバイトなんかでへこたれないぞ
『いらっしゃいませお客さま』
よし、店長も帰ったしもっかい寝て忘れよう

「アンコール！アンコール！の子ー！の子ー！」
「の子、何をボーッとしているんだよ、行くぞ」
あ、そうか　あまりに夢みたいでなんか意識が朦朧としていた
今や俺は何千人の前で存在を見せ付けていた
『みんないくぜ！monoくん！』

遠くから俺の作った曲が流れてきた
俺の声が聞こえる

159 ：4/4：2011/02/11(金) 05:15:26 O

『みーちなーる方へいーきましたー』
俺の声が聞こえる…？
あれっmonoくんって誰だっけ？
遠くに聞こえる音に集中する

あ…俺、テレビ付けっ放しで寝てたんだ…
そうだよな…、俺が武道館でコンサートなんて…ってなんで俺の曲がテレビから？
なんであいつが大島亮介？え？？あ、兄貴？？
クソッ兄貴、人の歌を…
でもいい夢をみれたぜ『あり…が…』
大島亮介は股間から白い涙を流して安らかに息を引き取った

>>142の亮介sideです　御粗末さまでした

160 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 07:58:06 O

ゴミばっか

161 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 08:01:08 O

でも極稀に良いのがあるからゴミ溜めを見てしまう

162 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 09:31:18 0

クレクレの無能さは情けなくなるな

163 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 11:34:06 O

イミフなんすけど

164 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 12:25:31 0

>>123好きです
ロリコンの子さん、12歳の子供はらませるのは犯罪ですお･･･
ポイフルで終わるのいいなぁ

また書いてくださいね

165 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 13:10:13 O

こういうの小説っていうの？
きもい

166 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 17:50:10 0

俺は嫌われ者だ
そんなことはわかっている
文句しか言わないくせに、自分ではなにもやろうとしない
学校へ行っても友達がいないから誰とも口をきくことはない
最近じゃ先生からも無視されている
家に帰ったって、母親は親父が死んでからろくに喋らなくなった
日常に会話のない俺にとって、インターネットというものは唯一落ち着けるものだった
ある日、神聖かまってちゃんというバンドに出会ってからは、もう彼らに夢中だった
生まれて初めてCDを買った
生まれて初めてライブへ行った
一人だったけど楽しかった
２ちゃんねるで「神聖かまってちゃん避難所」の存在を知ると、俺はそこへの書き込みだけが人生の楽しみだった
みんなから煙たがられるコテハンたちも俺からすればなんだか楽しいやつらだった
現実世界に友達のいない俺は、彼らに積極的に話しかけた
でも俺自信はコテにする勇気はなかった
ネット上でも空気になるのが怖かったのだ

神聖かまってちゃんを知ってからインターネットから離れられなくなった
しかしある日、どうしても癇に障るスレが立った

「神聖かまってちゃんの小説スレ」

なんだ・・これは
どこの誰だか知らない、小説家きどりの退屈な人間が書く妄想のなにが面白いのだろう
くだらない
実にくだらない
しばらく無視をしていたのだが、ついに我慢できなくなった俺は、そこへ批判の書き込みをした

165 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 13:10:13 O
こういうの小説っていうの？
きもい

その書き込みをした日の夜、俺は駅のホームへ飛び降りた

fin

167 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 21:02:06 0

昨日の新曲うｐと配信の興奮でか
２ちゃんらしくなってきたなｗ

168 ：無題：2011/02/11(金) 22:08:10 0

>>164
ありがとうございます
好きだと言われるとすごい嬉しいです

>>151と>>156は同じ人？
の子なしの三人で頑張ってはみたがってのがツボでした

169 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:08:18 O

あはは>>165です
特に駅には行かないなぁ
今ベッドで彼女とぬくぬくしてる
おやすみ

170 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:10:19 0

3行目は余計だよｗ

171 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:13:07 O

嫉んでらｗ

172 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:19:28 0

どうも、ネオニーです。
の子は最近彼女ができたみたいだよ～。
親父は再婚した
そしてぼくにもかわいい彼女ができましたとさ。
めでたしめでたし

173 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:28:53 0

俺がもっとまともな人間だったらと思う
あの日、一度だけ寝た女が俺の人生を狂わせた
夜の街で遊びながらも、２ちゃんねるの退屈な書き込みに茶々を入れていた日々が懐かしい

俺の人生を狂わせた女との出会いは突然だった。
いつものように当てもなくぶらぶら歩き、公園のベンチに腰掛けて、
携帯から２ちゃんねるを開き、書き込みをした
「ふん、退屈なやつらめ・・」
俺は、ダメな男ではあったが遊び方を知っている
インターネットに小説なんか書いているお前らとは違うんだ、そう思っていた

一瞬、ほんの一瞬だけ携帯の画面に目をやっていた隙に、目の前に一人の女が立っていた
「アナタ、暇？あたしと遊ばない？」
美人な女だった
俺はひと目で惚れた
俺は女を連れて街に出た
街をぶらつき、食事をして、酒を飲み、クラブへ行って踊った
女は踊り慣れているようで、俺はさらにその女のことが好きになった
二人は酔っ払い、当然のようにホテルへ行った
ベッドで隣に寝ている女にこう言った
「俺の彼女になれよ」
「・・ええ、嬉しい」
こうして、女は俺の恋人になった
俺は携帯を開き、２ちゃんねるへアクセスした
「ふん、くだらねえ・・」

169 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:08:18 O
あはは>>165です
特に駅には行かないなぁ
今ベッドで彼女とぬくぬくしてる
おやすみ

そう書き込みをして、女を抱いた
窓の外の景色は、電灯が空から降り続けている雪を照らしていて綺麗だった

174 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/11(金) 22:33:12 0

女を抱いた次の日の朝、ベッドに寝ているのは俺一人だった
慌てて俺は財布を確認したが、金を盗られているわけでもない
テーブルの上にはメモ書きが置いてあった
「またね」
可愛らしい文字にハートマークが添えられている
俺はわけのわからぬまま、ホテルを出た

早朝の街には人気が無く、昨夜の降っていた雪も積もらずに溶けている
ただ濡れただけのアスファルトを歩き、家へ向かう

歩き慣れた街並
いつも一人だった
でも、昨日だけは女と一緒だった
どこのだれだかも知らない女と
それでも俺は嬉しかった

家に着くと、どういうわけかあの女がいた
「あれ？キミ、なんで俺の家知ってるんだよ・・えっと」
俺は女の名前も知らなかった
女は微笑んでいる
微笑みながら、背中に沢山のダイナマイトを背負っている
「ちょ・・ちょっと、なにそれ」
その瞬間、女は俺の家へ飛び込んだ

静かな夜明けの街に大きな爆発音が響き渡った
俺の家は消えて無くなった

fin

175 ：無題１：2011/02/12(土) 01:15:00 0

　みさこ　俺のみさこ
２月14日は昔から嫌いな日だった。不吉な予感がしていた。
『衝撃！神聖かまってちゃん　の子とみさこがバレンタインデーに入籍！』
ネットニュースでこの記事を見た時は何かの間違いかと思った。実際これは間違いだ。
…いつから交際？の質問に『わかんね』…の子は実家出ず、しばらくは通い婚…メンバーも苦笑いで祝福…
本文記事はもうほとんど目に入らなかった。
客が少ない頃からずっと応援していた。欠かさず差し入れもした。
何度も言葉を交わして、笑ってくれた。「あ～来てくれたんだ～ありがとう～」そう言って俺の名を呼んでくれた。
みさこが本当に愛しているのは俺だ！ああ、そうか。話題づくりか。の子が考えそうなことだよな。
早く迎えに行ってやればよかった。
いや、まだ遅くない。たくさんの人の前で見せてやろう。俺の気持ちを。愛を。この腹を裂いて見せてあげよう。
みさこも本当の気持ちを見せておくれ。
リスナーに祝福されるのは、この俺だ。

176 ：無題２：2011/02/12(土) 01:15:52 0

ＡＸの開場とともにフロアは客で埋まっていく。舞台袖からつるぎとスタッフが覗っている。
「つるぎさん、彼、来てますよ。やばくないですか、あれ」
「うん…入籍発表後初のライブだから波乱はあるかな。大多数は祝福モードだろうけど、
何人かやばそうなのチェックしといて」
「いやいやいやどー見ても彼が一番やばいっすよ！だって彼みさこさんのファンでしょ。
モヒカンで眉も落としててなんかサラシっぽいのが胸元から見えてるし」
「んーまあ今日はいつもよりスタッフ増やしてるし、とりあえず彼は要注意で。
うちは後発だからあっちのファンの雰囲気も見て動こう。向こうに迷惑かけられないしなー」

177 ：無題３：2011/02/12(土) 01:17:00 0

客電が再び落ち、『夢のＥＮＤはいつも目覚まし』が流れると歓声があがった。
ステージに近づこうとする者、離れようとする者、ぶつかり合う人の波でフロアはごった返す。
俺は人をかきわけかきわけ出口へ向かった。
ひときわ大きくなった歓声を背に、すっかり暗くなった外へ出る。
夜気は冷たいが、微かに水っぽい匂いがする。もう春だな。
俺は少し考えて駅には向かわず、ＮＨＫ裏の公衆便所へ入った。
シャツを脱ぎ、『みさこみさこみさこみさこみさこみさこみさ』とびっしり書いたサラシをはずし、
ウエストバッグから包丁を取り出すと、サラシに巻いてゴミ箱へ捨てた。
家を出る時はデニーロの心境だった。だが今は、生まれ変わったように心が軽い。
ごめんみさこ。そしてさよなら。俺は運命の人、生涯の伴侶を見つけてしまった。
明日も彼女に会いに行くから、もう帰るよ。お別れを言わなくてごめんな。
冷たい水で顔を洗うとすっきりして、自然と笑みがこぼれてくる。俺は彼女の名をつぶやいた。
「しおりん☆」

終わりです

178 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/12(土) 01:20:27 0

イニシエーション・ラブ的な？

179 ：無題：2011/02/12(土) 13:28:29 0

イニシエーション・ラブは読んだことないですが
ミステリーでしたっけ

180 ：いぬ(☆´ｴ｀) ◆ftF3J/wxtc ：2011/02/13(日) 01:43:35 O

なんしてるんですか？

181 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/13(日) 01:54:54 0

いぬが！

かまってちゃんの小説みたいなものを
読んだり書いたりするスレです

182 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/14(月) 19:54:32 0

とまっちゃったなー

183 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/14(月) 20:41:21 O

スレストするようなしょーもない書き込みをするから

184 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 13:30:31 0

２～３行ずつリレーで書いていくのはどう？

185 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:08:58 0

>>184
いいよー試しにやってみる
書き出しは任せていいのかな？

186 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:12:54 O

ある朝いつもどおり親父さんのマンションへ行くと、の子が首を吊っていた。

187 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:15:42 O

床には大小便や体液が滴り落ちた染みができて、死後４～５時間てとこだろう。

188 ：２：2011/02/15(火) 15:17:10 0

「の、の子さん！だめだ！」
つるぎはあわてての子の体を抱えて縄からひきはがした

189 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:18:02 0

ありゃ
次の人どっちかスルーしてください

190 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:19:12 O

昨夜はどうしてたっけ？…とりあえず電話しようずこういう時は警察？消防？１１９でいいじゃん

191 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:20:24 O

あのおー、死んでまーす

192 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 15:22:32 O

あとのことは知りませーん

193 ：3：2011/02/15(火) 15:48:36 0

「ゲフッ、ガフッガフッ」
激しい咳をすると、の子は目をひらいた。
「…あれ…？…お、お、お前だれだよ！！！」

194 ：4：2011/02/15(火) 16:13:28 0

「の子っ！！こんな時までふざけんなよっ！！！」
明日に迫った国技館の公演準備に追われてここのところあまり寝ていなかった劔。
状況がうまく飲み込めない。

195 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:17:25 0

翌日の国技館のステージには
首に生々しいナワの跡をつけ、げっそりとやつれたの子の姿があった

196 ：５：2011/02/15(火) 16:22:55 0

しかし、の子は朦朧とした目でつるぎを見つめるばかり。
「とにかく、mono君に連絡しよう」
つるぎは携帯でmonoに電話をかけた。

197 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:25:07 0

>>195
ごめん被った

198 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:25:19 0

ありゃ
なんか乗り遅れてばかりですまん

199 ：4：2011/02/15(火) 16:38:44 0

>>195
飛び過ぎだからスルー

200 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:43:21 0

はい　スルーして

201 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:52:05 0

ぐだぐだww

202 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 16:54:40 0

書けないヤツ多すぎワロタ

203 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 17:17:55 0

煽ってるヒマあったら続き書いてよー

204 ：６：2011/02/15(火) 18:02:36 0

「もの…？…モノ…」
の子はぼんやりと、何かを思い出すかのようにその名前をつぶやいた。

205 ：７：2011/02/15(火) 19:03:17 0

「しっかりしろよっ・・・」
つるぎはまだ状況がよくつかめない。
「せっかくここまできているのに、勿体無いじゃないかぁ」涙が頬を伝う。

206 ：８：2011/02/15(火) 19:12:31 0

外からサイレンの音が聞こえる
救急車が来たらしい

207 ：９：2011/02/15(火) 19:15:28 0

その頃、monoは余りまくっていた国技館のチケットを路上で手売りしていた。
「神聖かまってちゃんがー！国技館で明日ライブをやります！！来てください！！！」
ポケットで携帯が鳴っていたが、それどころではなかった。

208 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 19:35:01 0

どうしてもギャグになるよね

209 ：10：2011/02/15(火) 19:48:33 0

誰もが無謀だと笑った。
あんなバンドに国技館を埋められるわけがない、と。
monoは必死だった。

210 ：１１：2011/02/15(火) 19:58:25 0

ｍｏｎｏの肩をぽん、と叩く手が。
「俺たちも手伝うよ」ちばぎんとみさこが微笑んで立っていた

211 ：12：2011/02/15(火) 21:04:53 0

救急車に乗り込むとき、ネオニーが心配そうにの子のそばに寄ってきた。
ニャ～。「あ？なんだこのネコ」
その言葉を聞いてつるぎは動揺した。まさか…の子さん…記憶が…

212 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 21:41:57 O

ぱぴぽぴぺぱー
あのー死んだのを生き返らせないで下さいよ

小学生の３人に１人は死んだ人が生き返ると思っているという調査結果これノンフィクション

おまいら消防レベルｗ

213 ：10：2011/02/15(火) 21:45:40 0

ごめん、2案でてていいほうを取った
死んでる方ただの同人ホラーにしかならないと思ったから

214 ：13：2011/02/15(火) 21:51:50 0

つるぎは泣きながら救急車の窓の外を見ていた。
と、その時、見慣れた３人の姿が目にはいった。
「！？…mono君、ちばぎん、みさこ！…あいつら何やってるんだ…」

215 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 21:56:34 0

>>212
のらいぬスレに帰れｗｗｗキモい

216 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 22:13:18 0

小説スレ宣伝する人が他にもいてうれしいわ

217 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 22:17:49 0

意外とみんな書きにこないよね。。
ここにいるの４～５人て感じ？

218 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 22:22:33 0

書いてるの２人じゃないかと

219 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 22:26:31 0

こっそりやりたいからあげないでほしいなー

220 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/15(火) 22:27:45 0

いや！今んとこ３人は書いてる
んで、ROMが２～３人かなー

221 ：14：2011/02/15(火) 23:42:31 0

救急病院の長い廊下でつるぎはいらいらしながら電話をかけている
ようやくちばぎんの携帯につながった

222 ：１５：2011/02/15(火) 23:49:14 0

「つるぎさんっちょっと今電話どころじゃなくって、すいませんあとでかけ直します」　ップッ
電話は切れた。
「なんだよこんな大変なときに、これ以上大切なことなんて無いだろっ」苛立つつるぎ。

223 ：16：2011/02/16(水) 00:30:22 0

電話を置いて振り向くと、の子の親父さんが青い顔をしてそこに立っていた。
「すみません、今実家から戻ったところでして。息子はどんな状態なんでしょうか」

224 ：17：2011/02/16(水) 01:34:03 0

「大事には至らなかったようですが、今せん妄状態というか記憶が飛んでいるようでして
医者曰く、一時的なものだろうということですが、退行状態にあるみたいです。」

225 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 05:34:15 O

すいませんがまわりに配慮できる程度の常識があるなら自重してもらえませんかね
臆面もなくアーティスト名を冠して公共の掲示板に書く内容か
個人的にチラシの裏に書いて自己満足しておけばいい
宣伝（笑）してもageても人が来ず誰も書かずスレストしてる現実を見るべき
みんなにつまらなくてうざいと思われているからそうなるのでは
上でアンチさん（？）が書いてくれてるのが共感できるよ
このスレの奴がＫＹ自己中なのはよく分かったから
他人を嫌な気分にさせて迷惑かけるのはやめて欲しいね

226 ：18：2011/02/16(水) 08:48:57 0

「うるっせえええ！バカ野郎どもがあっっ！！」
奥の処置室からの子が叫んだ
「身体のほうは大丈夫そうです」苦笑いしてつるぎが言った

227 ：１９：2011/02/16(水) 10:05:08 0

一方、路上で国技館のチケットを売っている三人も叫んでいた。
「明日！国技館で！神聖かまってちゃんがライブをしますー！！来てください！！！」
しかし、通行人達は冷笑を浮かべて通り過ぎて行くばかりであった。

228 ：20：2011/02/16(水) 11:08:45 0

>>225
「ん？でも気になって見ちゃうんでしょ？」

229 ：２１：2011/02/16(水) 11:42:50 0

「やっぱ千葉ニューで手売りって無理があったんじゃ・・・」
みさこがつぶやいたが、他の２人に睨まれ首をすくめた。
「の子なしだしな・・・あいつ今日何やってんだ。あれ？着信が」
「ああ俺にもさっきつるぎさんから電話あったよ」

230 ：22：2011/02/16(水) 12:52:03 0

ちばぎんは携帯を出して着信を見せた。
「でもさ、へんなんだよね。携帯からじゃなくて公衆電話からかけてるんだつるぎさん」
急にmonoが顔色を変えた。

231 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 15:18:42 O

>>228みたいな煽りって嫌だなぁ
せっかく避難所でわりとみんな思いやりを持ってやってるのにさ
小説と同じ人が書いてるんだよね…最悪。

232 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 15:25:44 0

>>231
うっせえのらいぬ

233 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 15:26:52 0

ひもたんこんなトコロまで出張ご苦労様です
早くパソコン直しなさいよ

234 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:08:19 O

えっ自分は>>231ですが、
「のらいぬ」でも「ひもたん」という人でもありません。
>>232-233さんは見えない敵と戦っているのでしょうか。
スレに書くと空気が悪くなるので、ご自身の脳内でお願いします。

235 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:12:03 0

やっぱ携帯だな
悪趣味だ
干物頑張れよｗ

236 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:12:54 0

まんこくせぇ

237 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:16:27 0

携帯、結局何が言いたい
自分で書いたのがスルーされてファビョったの？

238 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:18:20 O

>>235
あ、ケータイの書き込みを干物って言うんですか
そりゃニートじゃあるまいしPCに貼り付いていられないですよ＾＾

239 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:19:22 O

>>236
ちゃんと洗わないと病気になりますよ

240 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:21:02 0

ちょっとー小説スレ荒らさないでよーーーTT

241 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:21:04 O

>>237
日本語でおｋです

242 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:24:10 0

久しぶりに見たな　この典型的な荒れ方ｗｗ
一人のもしもしに振り回されるパターンの教科書ですよｗｗ

243 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:26:21 O

>>240
例えば自分のブログに小説を載せてURLを貼りに来るというのはどうですか
荒らしが来ても自分で管理できるし
読みたい人だけが来てくれたらいいのではないですか

244 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 16:31:03 O

>>242
特に何でもない日常茶飯事ですよｗｗ

245 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/16(水) 17:03:41 0

お前が率先してやればいいじゃん

246 ：23：2011/02/16(水) 17:07:25 0

「ちばぎん、お、お前、公衆電話から掛かってきてるのに、何故劔さんってわかるんだ？」
monoは驚愕している。

247 ：24：2011/02/16(水) 17:10:48 0

「いや名乗ったし」

248 ：25：2011/02/16(水) 17:14:52 0

「バカヤロー、こんな時に電話なんて出るなよっ、
電話でてる間に1枚売れてたかもしれないだろっバカヤロー！
で、なんだって？なんかあったの？」

249 ：26：2011/02/16(水) 17:39:36 0

「わかんない。忙しかったからすぐ切っちゃったし。かけ直してみる？」
「でも公衆電話からかけてきたなら、電波届かないところにいるのかも」
と、みさこはちばぎんの携帯を覗き込んで言った。

250 ：２７：2011/02/16(水) 18:42:06 0

「ほんとだ電源切ってある」
「の子にもかけてみろよ。なんかあったんじゃないか？やな予感する」
ｍｏｎｏとちばぎんが神妙に話している頃

251 ：28：2011/02/16(水) 18:53:56 0

劔は病室に居た。
親父さんはショックを受けているようだ。
「親父、明日学校行きたくないよ」

252 ：29：2011/02/16(水) 19:48:48 0

「の子さん！しっかりしてくださいよ！」
「え？何お前。俺亮介だけど。親父これ誰」
つるぎはがく然とした。台本もすっかり飛んでしまったんか・・・

253 ：30：2011/02/16(水) 21:40:04 0

「これは、お前のバンドのマネージャーだよ。お前は明日、両国国技館でライブをやる予定なんだよ」
親父さんは涙が出そうになるのをこらえながら、ゆっくりとの子に説明した。

254 ：31：2011/02/17(木) 00:29:54 0

「え？？なにいっちゃってんの？バンドって何？」
の子の記憶は学校に行っていた頃まで戻ってしまったようだ。

255 ：32：2011/02/17(木) 00:58:00 0

すっかり幼い顔に戻ってしまったの子の顔を見ながら、つるぎはふと気づいた。
monoとちばぎんなら、学生時代のの子の記憶の中にもいるはずだ。
二人に会わせれば、の子も何か思い出すかもしれない。

256 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 06:46:07 O

一方その頃…

ここは甲子園球場
９回裏２アウト満塁
「桧山！桧山！」「桧山ー！頼む！！」
この一球ですべてが決まる。桧山は焦っていた。

257 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 10:32:28 0

急展開ワロタ

258 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 10:34:11 0

カキーン
勢いよく打たれたボールが私に一直線に向かってきた

ガッシ
ボッカ
アタシは死んだ（笑）

259 ：33：2011/02/17(木) 11:06:33 0

「よし、の子さん、行くぞ！！」
つるぎはの子の手をとると病室から連れ出した。
看護士が何か叫んでいるけれど知ったこっちゃなかった。

260 ：３４：2011/02/17(木) 13:33:11 0

monoちばぎんみさこは千葉ニューの路上で途方にくれていた。
「だめだ、の子にもつるぎさんにもつながらない…」
するとそこへ、

261 ：35：2011/02/17(木) 15:48:43 0

ブレーキ音をハデに響かせ
黒いボックスワゴンが突っ込んできたかと思うと
あっという間にみさこを車に引きずり込んで走り去った
あまりに一瞬の出来事に、ｍｏｎｏとちばぎんは何が起きたかわからなかった

262 ：256：2011/02/17(木) 16:17:44 O

真面目に書いたのに無視された。。（´・ω・｀）リレーじゃないじゃんうわーん！

263 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 16:35:47 0

>>256は病院のロビーで流れていたテレビ中継ということで

264 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 16:41:08 0

>>258

265 ：36：2011/02/17(木) 16:57:09 0

「mono！警察に電話ーーー」
「おいおいどうなっちまってるんだよ」
慌てるmono、指が震えてiPhoneがうまく押せない

266 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 17:29:23 O

>>263ありがとう！
>>264気付いていたんだけど次のレスで33になってたからスルーされたんだなって…
次からは名前欄に番号忘れず入れる

267 ：37：2011/02/17(木) 17:30:34 0

「クソッ、なにがアイホンだっ」monoがキレてiPhoneを叩きつけようとした時、
「おーい！mono君、ちばぎん！」
声がする方に目をやると、つるぎとの子がこちらへやってくる。

268 ：３８：2011/02/17(木) 17:35:31 0

「お前ら、今走ってた黒い車見なかったか？みさこが連れ去られたんだよっ！」
「んぁ？mono君みさこって誰？」
「ふざけてる場合じゃねーんだよ、なんか拉致られたんだよっ！あー、もうわけわかんねぇっ！クソッ」

269 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 17:37:59 0

>>266
お前はお前で書いて、ブログのURL貼ってくれよ

270 ：39：2011/02/17(木) 17:43:34 0

「の子、いまmono君て言った？言ったよね！？もしかして思い出したのか？」
つるぎは興奮しての子にたずねた。

271 ：40：2011/02/17(木) 17:58:48 0

「はぁ？昨日学校であったっつーの、なにいってんの？このおっさん」
「うっ・・・・・・そだろ？」劔はうろたえる。
「とりあえず警察に連絡しなきゃ」ちばぎんは努めて冷静に言った。

272 ：41：2011/02/17(木) 18:07:16 0

しかしmonoはの子のその言葉を聞き逃さなかった。
「学校？お前なに言ってんだ…どうしたんだよ」
「は？あれ、あはは、ユキヤなんか老けたんじゃない？あははは」

273 ：42：2011/02/17(木) 18:57:11 0

の子のその様子を見てちばぎんも愕然としたが、
とにかく早く警察に電話しなくてはみさこが危ない。携帯をとった。
トゥルルル…、カチャ

274 ：43：2011/02/17(木) 19:42:41 0

「はい･･･桧山です･･･。今日は打てなくてすみませんでした･･･。次回は頑張ります！！！！！」
桧山は落ち込んでいた。

275 ：44：2011/02/17(木) 19:47:47 0

「今、友人が拉致されました！・・・・・の交差点です―」
ちばぎんは警察に通報している傍らで、monoはみさ子の携帯に電話をし続けていた。
「ユキヤなにしてるの？みさ子って誰？」

276 ：45：2011/02/17(木) 20:13:06 0

桧山はmonoに尋ねた

「えっ、誰ってみさこだよ！忘れちまったのかよ！！」
monoは愕然とした
の子だけでなく桧山までも･･･

277 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 20:14:29 0

桧山←なんてよむの？
誰？

278 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 20:32:56 0

ひやま。たぶんタイガースの選手
かまってちゃんとは関わり無い

279 ：45：2011/02/17(木) 20:34:22 0

「バカヤロー！みさこはみさこだろうが！つるぎさん！どうなってるんですか、の子は」
つるぎは、これまでのいきさつをちばぎんとmonoに話した。

280 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 20:40:31 0

>>276さんすみません。意味がわからないのでスルーしちゃいました。

281 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 20:52:03 O

桧山がんばれ
応援してるぞ

282 ：46：2011/02/17(木) 22:42:44 0

「もう何がなんだかわからねーよ！どうしようつるぎさん」
『みさ子って誰だよっっっ！！！ていうかこいつ誰だよ！！！』
「お前は黙ってろっ！！」
「とにかく今はみさこを探さないと･･･」
「ホント打てなくてすみません･･･」

キキーッ！！目の前に黒塗りの赤いオープンカーが止まった
「待たせたな・・・」

283 ：47：2011/02/17(木) 22:46:13 0

「ひ、桧山？」
オープンカーの後ろにはみさこがちょこんと座っている。

284 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/17(木) 23:20:42 0

黒なのか赤なのかどうなのか

285 ：48：2011/02/18(金) 02:18:24 0

みさこは黒塗りの赤いオープンカーから降りて言った。
「桧山さんが助けてくれたの！」
桧山はサングラスをはずし、さわやかに笑った。
「拉致されてるところを見たもんでね。なに、礼はいらないよ」
「でも、何かお礼をしないと気が済みません！」
みさこは考えた。
「そうだ！みんなで歌を歌います！私たち、これでもバンドやってるんです！せーの！死ねーよ佐藤！死ねーよ佐藤！」
桧山はニッコリ微笑むと、黒塗りの赤いオープンカーをふかして去っていった。

286 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/18(金) 08:49:53 O

黒塗りの赤いオープンカー
桧山センスありすぎｗｗｗ

287 ：49：2011/02/18(金) 15:59:14 0

みさこを降ろした後桧山は甘いものが食べたいと思った。
しかし今は虫歯もあるし減量中だ。
でも食べたいなぁ、少しくらいならいいかなぁ、少し走れば･･･
いい事もしたし自分へのご褒美という事で、と全力疾走でケーキ屋に向かった。

「あぁ、桧山さんいらっしゃいませ」
頭にご飯粒をびっしりつけたシミーズ姿の男が出てきた。
「モンブランをひとつ、いや、６つ」
そうだ、みさこたちにもこのモンブランをあげよう
みさこかわいかったなぁ。みさこみさこみさこみさこの目みさこの鼻みさこの口
あぁみさこしねーよ佐藤しねーよ佐藤みさこみさこみさこ
しねーよ佐藤しねーよみさこ佐藤みさこみさこの髪ってどんな匂いがするんだろうみさこはどんな格好をして眠るのだろう
いやっほうみっさっこ！しねーよみさこみさささみさこさみさみさ

銃声のなり響く荒廃した闇の中みさこたちの元へ向かった。
もう左足の傷などかばっている場合ではない。

288 ：50：2011/02/18(金) 16:31:45 0

「桧山さん、素敵な人だったね！あ、の子さんも来たの！」
みさこが近づくとの子は後ずさりしてmonoの方を見た。
「この女だれ？」
「みさこだよ！お前が作ったバンドのメンバーだよ！お前、本当に全部忘れちまったのかよ！」
みさこは空気を読まずに言った。
「わぁ、これでメンバーそろったね！これならチケット売れるかもね！」
と、そこへ傷だらけの桧山がモンブランを持ってやってきた。
「みんな…こ、これを…食べて…がんばってく…れ…」バタッ
モンブランは美味しかった。
甘いものが大好きなmonoは元気が出てきた。

289 ：５１：2011/02/20(日) 15:21:33.28 0

monoはやおら胸ポケットからCDプレーヤーを取り出すと言った。
「おい！これ聞いてみろ！お前が作った曲だ！」

290 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/20(日) 20:24:31.15 0

でっかい胸ポケットだね☆

291 ：５２：2011/02/20(日) 22:14:47.60 0

「でっかい胸ポケットだね☆ 」と、の子が言ったとたんmonoはの子をパンチした。
ボカッ！ドコッ！バスッ！「ポケットなんかどうでもいいんだよバカヤロー！！」
そしてCDプレーヤーのボタンを押した。

292 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/20(日) 22:23:52.56 0

このクソミクシーのリレーみたいなの超絶つまんねーと思わないのかよお前ら、！！
誰か短編でいいから書いてよ

293 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/20(日) 22:50:56.61 0

一応終わらせよう

294 ：53：2011/02/21(月) 01:49:58.21 0

･･･レボリューション　さぁ次の世界へ
　いまナチュラルハイで闇を蹴っ飛ばせ･･･

「あ、俺何してんだろ。チケットまだこんなにあるのかよ！！
　みみみんな早く裁こうぜ！！！」
の子は全てを思い出した。そうだ俺たちの戦いはこれからだ！
　　　　　　　完
～避難所の小説次回作にご期待ください～

295 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/21(月) 02:59:51.54 0

パチパチ

296 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/23(水) 01:43:11.33 O

ネオニー、だなんて、酷い名前だよなぁ。ネオニート。ニートって、働かないで一日中だらだらしてるってことでしょう？
ぼくにも仕事があるんだから、ぼくはニートじゃないよ。

でも、りょうすけに呼ばれるならまあいいか。

「ネオニー。」
呼んだ？りょうすけ、最近ちょっと疲れてるみたい。
だから、りょうすけに呼ばれたら甘えた声で返事をして、りょうすけが落ち着くまで傍にいるんだ。
それがぼくのお仕事。

にゃう、と返事をして、りょうすけの元へ…と思ったら、いつもの居間にりょうすけの姿がない。
呼ばれたのは気のせいだったかな？

最近お疲れ気味のりょうすけは、一人であの四角い板に向かって喋ることも少なくなった。
ここ数日、どうも、様子がおかしい。

何より、心配なことは、りょうすけの腕。
ぼくにはよく分からないけど。なんだか傷がいっぱいあるんだ。
しかも、日に日に増えていってる。これってまずいことなのかな。

297 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/23(水) 01:43:55.51 O

「ネオニー。」
おっと、やっぱりりょうすけが呼んでる。

にゃう、どこ？
家中をうろうろして、やっと見つけた。
りょうすけは玄関の低い棚に腰掛けて、ぼくを待ってた。
なんでこんなところに？と思いつつ。にゃう、と返事をしたら、今日は珍しく膝の上においで、って言う。
ちょっと毛繕いとか爪研ぎとか、やりたいことはあったんだけど。りょうすけ、なんだかかまってほしそうなので大人しく膝に乗ってあげた。
ごろごろと喉を鳴らして、りょうすけの腕に甘える。
…ほら、やっぱり、傷が増えてる。
りょうすけ、大丈夫？

心配して顔を見上げたら、あれ？
りょうすけの横に、可愛い顔がひとつ。

「ネ、ネオニー、こいつ、ひひ、ひいらぎ。よよよ、よろしくな。」

ひいらぎは小さな声で、みゃう、と鳴いた。

298 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/23(水) 11:18:29.89 0

>>297 イイ！

299 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/24(木) 22:15:19.06 O

過疎だな…

>>298ありがとう。
こんな適当な小説？でも反応貰えるまではどきどきする。
曲をあげた2才さんの勇気は凄いよ全く

300 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/24(木) 23:20:46.55 0

>>296 >>297
ネオニー不足の身には沁みました
よかったよー

忙しくてしばらく見てなかったら避難所おかしくなってた
明日はＡＸだ
落ち着いたらまたなんか書きます

301 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 16:48:31.66 O

>>297です
人いるなら書きたいけど、過疎かな。ここはもう落とす方向？

302 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 16:49:10.52 0

読むよ！

303 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 17:16:54.50 O

即レスｗありがとうございます、では。

304 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 17:18:10.77 O

ぼくはネオニー。ネオニート。ニートじゃないよ、りょうすけに甘えるのが仕事。

…間違えた。
りょうすけに、甘えさせてあげるのが、仕事。

ぼくは、りょうすけが大好き。もちろん、ご飯をくれる親父さんも大好きだけど。りょうすけの方がいっぱい撫でてくれるし遊んでくれるからね。それに、ネオニー、ってぼくの名前もたくさん呼んでくれるし、何より、いつだって家に居てくれるから。

にゃう、かまって欲しいな。
居間で何やら四角い板をかちかちしてるりょうすけに、するりと寄って行って鳴いてみた。
「おぁっ！いいいたのかネオニー！ネオニぃぃぃぃぃよぉしよしよしよしよし」わしゃわしゃわしゃ

りょうすけも、ぼくのことがだいすき。
ソファの前で足を伸ばすりょうすけの膝にすり寄って、喉を撫でて貰う。
わしゃわしゃわしゃわしゃ。

…うん、かまってくれとは言ったけど…さっき毛繕いしたばかりなのにな。

でもまあいいや。こうやって、いっぱい撫でてくれるのはりょうすけの機嫌がいいとき。
もっと撫でて撫でて。ぼくはお腹を向けて、転がって見せた。

305 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 17:19:37.67 O

でも。
「ちょっ、あっ、も、もう時間じゃねぇか！ごめ、ネオニー、」
りょうすけは突然向き直って、また四角い板をかちかちやりだしてしまった。

…なんだ、今日は配信ってやつの日か。
りょうすけは配信っていう時間には、あの四角い奴に夢中になる。

四角い奴、あいつはぼくと違って、ヒトの言葉が分かるみたいなんだ。文字ってやつを使って、それで、時々りょうすけを一人占めにする。
りょうすけは一人であいつと話し始めた。

時々笑ったり、ありがとうございますなんて言ったりして…あいつは一体、りょうすけと何を話してるんだろう？
りょうすけが寄りかかるソファに飛び乗って、あいつの文字を見に行ってみた。
でもまあぼくには文字なんて読めないからなあ。
にゃう、もっとかまってよ。

306 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 17:24:19.10 O

「『ネコ可愛いね』あっ、ああ。こいつね。」
配信のときのりょうすけは、ぼくに構ってくれないばかりか、ぼくのことを「ねこ」とか「こいつ」なんて言ったりする。
寂しい。
にゃう。ネオニー、って呼んでよ。

ぼくが鳴いたら、奴め…急に文字をいっぱい並べて、りょうすけの気をひこうとしてるんだな。
ぼくが言葉を分からないのをいいことに、やな奴だよ全く。四角くって硬くって、しっぽもないくせにさ。
…あ、しっぽがないのはりょうすけも一緒か。

「じゃあ、ちょっと僕ー、おな、お腹が空いたんで、ゆゆゆ、湯葉、湯葉食べます湯葉。」

しめた。
りょうすけがあいつから離れるぞ。

りょうすけが台所へ向かったのを確認して、四角いこいつを睨みつけてやった。
いいか！お前！あんまりりょうすけを一人占めすると、許さないんだからな！
ぼくは起こると怖いんだぞ！
爪もあるんだぞ！

普段はおとなしいぼくだけど、ちょっと脅かしてやる。
ふーっ、と唸って、鋭い牙まで見せてやった。

307 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 17:25:31.20 O

数秒遅れて、四角い板が文字でいっぱいに埋め尽くされた。
ぼくに驚いて、悲鳴をあげているんだな。

これで少しは、おとなしくなるだろう…

…あれ？
文字の向こうに、ねこがいるぞ？
しかも、なんだ。怒った顔でこちらを見ている。

なんと、四角い板だと思ったら、ねこだったとは。

そんなことはどうでもいい。
ここはぼくのナワバリだ！

瞬間、ぼくはしゃきっと爪を取り出して、相手の鼻面目掛け一気に躍りかかった！！
ぼくの前足は虚しく空を切った。

はっと気付くと、りょうすけが左手でぼくの首を掴んで持ち上げてた。
ねこの姿ももうない。

にゃう、ごめんなさい。

「ご、ごめんなさい、猫が、ネネネオニーが暴れてました」
りょうすけは四角い奴に一言謝ると、ぼくをぽいっと投げた。

また後でね、りょうすけ。ちゃんと呼んでくれたから、とりあえず今はいいや。
にゃう、四角い奴も程々にしてくれよ。
ぼくはひとつあくびをして、日向の窓へ向かうことにした。

終

308 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 18:19:44.48 O

スレ落ちるの待ってたんですけど

309 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/26(土) 21:30:57.37 0

ネオニーかわいいよネオニー

310 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/27(日) 01:44:56.24 0

ネェオニィィィーーー

ネオニーへの愛がよくわかりました

311 ：名無しさん＠ビンキー：2011/02/27(日) 03:06:53.20 0

ネオニー「僕と契約して魔法少女にならないか？」

312 ：名無しさん＠ビンキー：2011/03/02(水) 03:06:39.97 0

最近は小説より奇なる事が多すぎてのー

313 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/03/10(木) 08:27:44.84 0

このスレを立てた>>1です。
つまらない小説を書き散らしてすみませんでした。
小説と呼べる代物でもなく、皆様に不快な思いをさせてしまったことを心よりお詫び申し上げます。
また、他の人の書き込みを叩いたりスルーしたりしたのも私です。
ひとえに他人が妬ましく、自分が注目されたいという偏狭な気持ちからの愚行でした。
心より反省し、以後書き込みを自粛します。
申し訳ありませんでした。

314 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/03/20(日) 02:05:51.25 0

書ける人は大丈夫だったか？地震。

315 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/03/20(日) 23:32:25.65 0

良スレだと思うんだけどなー

てか過疎だね。地震大丈夫だったんだろうか

316 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/03/22(火) 01:51:52.96 0

今はフィクションを書く気にならね
そのうち書くけど
みんな無事でいてくれ

317 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/04/03(日) 03:19:37.36 0

祝映画公開

ポエジーな人書き込みよろしく！

318 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/04/16(土) 16:59:04.55 O

誰か書いてよ読みたいよ

319 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/01(月) 18:58:42.67 0

だいぶ下がってるな…誰も書き込まないのか？

320 ：うふ～ん：うふ～ん ID:DELETED

うふ～ん

321 ：うふ～ん：うふ～ん ID:DELETED

うふ～ん

322 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/08(月) 23:00:54.08 O

ここに連続ロリ小説こないかな～

323 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/09(火) 01:05:39.33 0

みさこの？

324 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/10(水) 23:55:32.52 O

>>323
いや、舞ぼーの

325 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/12(金) 08:38:59.53 0

http://1huji.com/m/irzo

326 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/08/19(金) 02:05:23.91 0

>>324
舞ぼー好きなんだなｗｗｗｗ

327 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/11/22(火) 20:25:12.71 0

kamatt

328 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2011/11/24(木) 21:05:56.16 0

ｋｋ

329 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2012/06/15(金) 04:20:47.31 0

のこ

330 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2012/09/19(水) 23:05:22.24 0

http://ja-jp.facebook.com/mytkm
ズボッと入れて犯して欲しい

331 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2012/09/20(木) 18:06:08.06 0

ピャイッ

332 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/03/14(木) 21:52:36.87 0

333 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/06/09(日) 22:16:42.28 0

いいスレだと思うんだけど

334 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/09/06(金) 23:10:02.88 0

このまま落とすには勿体ないスレだと俺も思う。
でも、もうこのスレをチェックしてる人は誰もいないかな…？　なら、仕方がない…

もし、誰か見てる人が他にもいたらageてくださいな。

335 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/09/07(土) 00:15:14.20 0

見てるよ！

336 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/09/07(土) 12:02:06.10 0

保守あげ

337 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2013/09/19(木) 19:20:59.73 0

近親相姦が主題でもＯＫなら、ちょっとだけ書いてみようかと思うのだが、、、いいですか？

338 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2014/03/26(水) 08:16:44.77 0

キチガイのふりをして小銭を稼ぐ河原乞食

339 ：実況しちゃダメ流浪の民＠ピンキー：2014/03/26(水) 08:18:52.62 0

>>1,999,6,10,739,25,13,584,522,372,699,213,728,79,676,191-853,321,905,100,20,30,97,108,835,220,386,26,74,839,99,679,120-450,612,261,942,52,639-661,352-923,953,650,773,135,28,11-13,580,919,656,916
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