【逆転裁判】御剣と冥にハアハアするスレ3【逆転検事】
952 :
951:2009/12/24(木) 20:40:04 0
そしてメリークリスマス!
書き損ねたorz
メリクリ!
GJ!!
なんとかクリスマスに間に合った!
クリスマスに男らしく片膝ついてプロポーズする御剣いきます!
ミサが終わったばかりの教会は暖かなざわめきに包まれていた。
その中で誰と言葉を交すでもなく、献金箱に献金すると冥は出入り口に向かった。
が、その足は一つの背の高い影を見てぴたりと止まる。
慌てて踵を返したが手後れだった。
ささやかな追いかけっこの末に祭壇前でオニに二の腕を捕まれた。
「メイ、……メリークリスマス」
穏やかな微笑み。なのに不機嫌な顔しかできない。
クリスマスの奇跡は冥には起きないようだ。
「メリークリスマス、クリスチャンでもない貴方が教会に何の用?」
「フッ、教会は誰に対しても扉は開かれるものだ。ミサに与かりたいと思う者には余計にな」
減らず口が憎らしい。今日は会わないと前々から通達していたのに。
脳天気な恋人同士ならクリスマスの夜をロマンティックに過ごすのもいいだろう。
しかし、この日のすぐ後にある二人の父達が関わった事件の日付を思うと、冥にはそんな事できるわけがなかった。
せめて厳粛な思いで滅多に行かない教会にいたいと思い、御剣には「アメリカ式に過ごすから、貴方は日本風にバカな友人達とバカバカしいバカ騒ぎでもしたら」と伝えたのだ。
「私も今日はアメリカ式に過ごそうと思ってな」
「生粋の日本人の癖に」
「一時は留学していたし、ここは日本人ばかりだ。構わないだろう」
周囲を見渡すと、多くの家族連れがまだ話が尽きないのか談笑していた。
「私も今日は‘家族’と過ごしたい」
御剣の言葉が胸に突き刺さる。
彼の実の家族を奪ったのは冥の父だった。
そうとは知らず二人は擬似家族として長い時を過ごしていた。
父親の罪が暴かれ、もう傍にはいられないと思った時もあった。
互いの想いを打ち明けあい、男女として交際を始めてからも、多くの事が冥の中にわだかまりとして残っていた。
「……私達はもう‘きょうだい’ではないわ」
「ああ」
「なら、ここにいてもレイジは家族と過ごせない─」
「待った!」
聖堂内に響く声。
周囲は何事かとお喋りを止めた。
「メイ、私は君の家族でありたい。兄でも弟でもない、たった一人の、最高のパートナーになりたいのだ」
真剣な目で冥の手を取り、片膝をついた。
「どうか、私と結婚して欲しい」
数瞬の静寂を破ったのは「きゃー!ケッコンケッコン!」と叫ぶ女児の声だった。
それから子供達がはしゃぎだし、どの夫婦も拍手を送り、聖職者は微笑みを交した。
「おめでとう」「お幸せに!」口々に祝福の言葉を浴びせられる。
すっかり返事をするタイミングを失った冥は否定も肯定もできないまま御剣に肩を抱かれて曖昧に周囲に笑みを返すしかなかった。
ようやく祝福の嵐から解放されて、教会の外に出られた。
「御剣怜侍!私はまだイエスともノーとも答えてないわよ!」
このままなし崩しにされては堪らない。冥は御剣の手を振り払った。
「先程も否定しなかったではないか」
「あれは…!」
「ではもう一度言おうか」
また地面に跪こうとする御剣を「異議あり!」と制止する。
「私で…私なんかで本当にいいの?」
震える声ごと抱き締められる。
「君がいいんだ。狩魔冥でなければ駄目なんだ」
「バカ…」
教会の鐘が鳴る。
婚約したばかりのカップルのキスに、子供達はまた歓声をあげた。
GJ!!クリスマスにちなんだ話がこんなに投下されててうれしいわー
メリークリスマス!
そしてまだカップルじゃないミツメイGJ!
GJ!GJ!
メリークリスマスです
ミツメイ好きすぎる
945です。
GJありがとうございます!
そして、
>>954はまさに聖夜のプレゼント!
GJ!GJ!ですな!
ミツメイのお陰で、幸せなクリスマスだ。
963 :
951:2009/12/24(木) 23:59:46 0
読んでて幸せになった…
ステンドグラスや蝋燭の暖かい灯りの中、子供達からの祝福を受ける二人に泣けた。
GJ!
みんな幸せになーれ!
某携帯会社のどでか犬ぬいぐるみストラップを貰った
冥たんもぬいぐるみ貰ってもふもふして喜んだりするなかな…
ギリギリアウトかもしれないがまだ間に合うと信じクリスマスSS投下する
特にエロくはない
こんな冥ちゃんなら言いと言う個人的願望入りまくりです
手を暖めるために吐いた息は指の間を潜り抜けて空中を白く染めた。浮かんだ白い息を目線で追うと消え入る息の代わりにとっくに日も暮れ厚い雲に覆われた冬の夜空が目に入る。
年の瀬も迫りに迫った12月下旬。
すっきりした気分で新年を無事に迎えるため、また去り行く今年一年にやり残したことがないよう万全にするためにどこもかしこも忙しなくまた慌だしく仕事や雑務に終われていた。
それは私が籍を預ける検事局も世間に倣い同じで、どちらかと言うと元々激職だが12月に入ってからはそれは特に顕著になっていた。
それもこれも新しい新年を無事に“休暇”として過ごすためでもあった。事件に年末年始も関係ない。寧ろそんな時期こそ犯罪発生率は上がったりするものだったりする。それでも、皆それぞれ休暇を休暇として過ごせるように片付けられる雑務や書類整理に取り掛かっていた。
勿論それは私──狩魔冥にも降り懸かっていた。ただ現在はそれほど大事件や複雑な案件を抱えていなかったから雑務などは就業時間内に済ませることができており、割と残業はしなくともゆっくり年末を迎えられそうだった。
それなら定時に帰宅したらいいはずの私は、何故かまだ検事局の関係者出入り口付近の壁に寄り掛かっていたりした。
「……20時も過ぎたわね」
腕時計を見れば今日──25日も後4時間足らずで終わろうとしていた。
「今日もダメかしら?」
ふぅと溜め息を吐き出せばさっきよりも色濃く濁った気がした。
別に……クリスマスにこだわるわけじゃない。クリスマスは別に恋人同士で過ごさなきゃいけない日でもない。特別な夜にしなきゃいけない義務があるわけでもない。そうよ、ただの12月の一日に過ぎないわ。
「そうは思いたくたってやっぱり……過ごしたかったわよ……怜侍と」
私の弟であり同じ職種の部下であり……私の恋人である御剣怜侍は、元々忙しかった仕事内容が12月に入ってからは特に公判に出張に研修によく詰め込めたと感心するくらいの殺人的スケジュールをこなしていた。
そんなだからこそ昨日のクリスマスイブも勿論一緒には過ごせなかった。どうしても外せない現場検証が入ったらしく泊まりがけで行き今日帰って来たのだ。今日は今日でその現場検証で得た情報を纏めたり上役に報告するために出勤早々話し掛ける暇もなく忙しそうだった。
「……」
仕事の大変さなんてよく判る。ましてや同じ職種に就く者として任せられた担当事件を蔑ろにするなんてできないことは重々承知している。
だけど、一人の女の子としてはやっぱり……。
「やっぱり一緒に過ごしたかった」
豪華なディナーも高価なプレゼントもロマンチックな夜景もいらない。ただ、どちらかの部屋で他愛ない会話をしながらケーキやチキンを食べて二人で聖夜を過ごしてみたかった。そんな些細な願い事だった。
「無駄になっちゃうかな? ……一人で食べれるかな?」
持ち上げて見つめるのはワンホールのクリスマスケーキ。さっき、通り掛かりのケーキ屋さんで半値で売っていたので思わず買ってしまった代物だった。
明確な約束を交わしたわけじゃない。でも、売れ残りのクリスマスケーキを目にしたらなんだか寂しくて切なくてやっぱり怜侍に逢いたくなった。怜侍と過ごしたくなった。
思わず買ってケーキを手にして検事局まで戻ったもののまだ残業しているらしい怜侍の邪魔はできなくて、中に入ることも呼び出すこともメールすることもできずに、ただ待っていた。
でも、もう流石に限界みたいだった。
手はかじかみ歯がカタカタと鳴り出す。足は指先まで感覚がなくなりつつあった。
もう帰ろうか?
自問自答する。答えなんてもう出ていた。
──もう諦めよう。
「──イっ!」
「え……?」
歩き出した足が呼ばれた気がして止まった。振り向くとそこには、身体を曲げて上がった息を整える男性がいた。
「メイ……待つんだッ! ぜぇ、はぁ……ちょっと待ってくれ……すぐに治まるから……はぁ」
「……怜侍」
しばらく怜侍の息が整うのを待つ。それが治まると怜侍は少し怒ったように私の掌を掴んだ。
「……いつからここにいたんだ?」
「えっと……ほんの少しの時間よ」
「じゃあ何でこの掌こんなに白くて氷のように冷えているんだ。何故この唇は青白いんだ。何故この耳はこんなに真っ赤になっているんだ?」
「……ぅ」
ずらずらと現在起こり得ている現象を挙げられては、反論などできない。自分でもさっきそう感じていた事柄ばかりだし。
「出入り口付近に女性と思しき人影が見えてまさかと思ったら……まさか本当に君だとは」
「何よ、迷惑だった?」
そんな言い草で言われたら私だって頭にくる。別に約束していたわけじゃない。私が好きでやっていたこと。でも折角、恋人が待ち焦がれていたのに、怜侍はそんな風に感じていたの?
「わぁ。泣くな。別に私は迷惑だなんて思ってないから!」
「な、泣いてなんていないわよ! ……泣いてなんて……っ」
そう言いつつなんだか冬の夜景がぐらぐら揺れて歪んで行く。目頭が熱くなってきた。
「あーもー。言葉が足らなくてすまなかった! でもこんな寒空の下で君が待っていたかと思ったら……嬉しさよりも心配が先走ったんだ」
そう言って怜侍は自分のコートを私に羽織わせてそのまま優しくでも力強く抱き締めて、冷えきった私の掌をぎゅっと包み込む。
「身体を冷やすな。女の子だろう。連絡くれたら抜け出て来るなり早く切り上げるなりしたのに」
「だって急がしそうだったわ」
「他人行儀なことを言うな。君は私の何だ?」
「……恋人」
「そうだ。君は私の恋人で世界一大切な人だ。──だから、私は君を何より誰より優先するから」
「怜侍……」
何気なく告げられた言葉が何よりの贈り物として私の心に甘く優しく解けて染みていく。
「……で、何でこんな時間までこんなところで待っていたんだ?」
「それは……」
私は目線だけをケーキに向ける。怜侍も釣られて視界の端にクリスマスケーキを見つける。
「あの……今から二人でクリスマスしたいなと思って……ダメかしら?」
おずおずと怜侍を見上げて頼めば、怜侍は何故か顔を真っ赤にして焦りながら答えた。
冥たんいつになくしおらしいなwww
でもこういうのもいいww
「あ、あぁ構わないが……わざわざそのために?」
「ええ。あなたが仕事に忙殺されているのは判っていたけどやっぱりクリスマスは一緒に過ごしたいなって……あぁ別に今から高級レストランに連れてけとは言わないわ。怜侍か私の部屋でクリスマスケーキ食べてくれるだけで構わないから」
「冥……君って子は本当に──」
「何よ?」
怜侍はさっきよりも力を込めてぎゅっと包み込むように抱き締める。
「狩魔冥は世界一大切で可愛い私の恋人だ」
「な、な、何言っているのよ!」
「可愛いんだから仕方ないんだろう?」
「ば、バカ怜侍!」
「なんとでも言えばいいさ……メリークリスマス、冥」
小競り合いしていたかと思ったら今度は不意打ちに額にキスを降らせる。今度は私が顔を赤くする番だった。
「……メリークリスマス、怜侍」
照れくさくてはにかんで返すと怜侍は温かく優しく微笑んで、甘く深く口付けてきた。
私はその降って来た甘い想いを目を瞑って受け止めて私の唇で淡く儚く解けていった。
メリークリスマス。
あなたは私にとっても世界一大切で甘い甘い恋人よ。
>>971 個人的願望が強い冥たんですまんのぅw
でもこんな冥たんもたまには見てみたかったんだ
取り敢えず終わり
またいちROMに戻ります
クリスマスミツメイいいよー
GJGJ!ありがとうv
GJ!!
検事局の出入口でいちゃつくとはけしからん
素敵な話だったよ
GJ!!
冥たんが普通の十代のおにゃのこのようではないか!!
GJ!GJだよ!!
もうすぐ次スレだな
このスレも豊作だったw
クリスマスの後にはDL6号事件だな…
冥ちゃんは御剣パパのお墓参りに行けるくらいになれるのか
この時期はつらいだろうねえ
墓参りに行くとしてもお互い別々だろうな。
一緒に行けるようになるまでには何十年もかかると思う。
せめて子供できたら家族で墓参りしてほしいよ
そろそろ次スレですな
SS載せるページやっぱり欲しいな……
あと1行分だけテンプレに足すスペースがありそうだけど
他に足した方がいいルールとかあるかな
しばらく待って、これで良さそうだったら立ててくる
乙華麗
もう4スレか
早すぎるw
>984
言いだしっぺが作る法則
>987乙!
男性向けのエロってないんだろうか
違いがわからないのでもうちょっとkwsk
男性向けで活動してるサークルのミツメイ同人誌だったら持ってる
男性向けはエロ>愛情みたいな感じなのかな
もし
>>992が男性向けの文章や絵を書けるんだったら投下すれば需要はあると思う。
少なくとも自分は愛があるとわかっていればエロくても鬼畜でも大歓迎だw
このスレの今の傾向は、それぞれが好きなネタや妄想を投下してできた流れだから
>>992が新しい流れを持ってきてくれることに心から期待している
っていうか足りないのは汁なのか・・・っ
そう言えば確かに汁でどうこうって描写は少ないかもね
男性向けは女キャラを如何にエロく見せるかが最重点だから
男女両方を等しく扱うカップリング萌えとは相性が悪いのもある
チンポとかまんことか書けばそれっぽくなるかも
このスレは基本的にエロ<愛だからな……
なかなか、男性向けにはならないね
1000なら、ミツメイはずっと幸せ
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。