【逆転裁判】御剣と冥にハアハアするスレ【逆転検事】
>>948 テンプレ乙です。
揚げ足取るようで申し訳ないが、「両親が仇同士」ってのが気になる。
「父親が仇同士」にしてもらいたい。
このスレ1にもごめん。
しかしもう次スレか
早かったなw
954 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/11(日) 18:20:38 0
それだけミツメイ好きが多いと思うと嬉しいな。
オフじゃゲームやってる友達少ないし、いても萌え語りは出来ないww
>>954 同感
リアルでは出会えない、ミツメイ好きの人間がここにはいる
そんなにミツメイ好きって少ないのかw
周りにけっこういるぞ
959 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/11(日) 20:01:43 0
自分語りになってごめんなさいだけど、逆裁知ってるのは3,4人しかいないよ。やった事ある子はいてもキャラにハマッた友達はいない。>958
だからこのスレ出来たときはヒャッホウウウ!ヽ(*´∀`)ノ ってなりました。
そりゃよかったw
どんどんもりあげようぜ!
ミツメイの耽美エロ小説が読みたい
>>778-804あたりのネタで萌えたのでセリフ等を拾いながらSSを書いた。
埋めついでに、きりのいいところまで置いていきますよ。
・設定と大筋は
>>778>>781を参照してください。
・年齢ははっきり書いてないけど、20x13のつもりで書いた。
・傾向は下僕x女王様(のつもり)
ある夜更、御剣が師に呼ばれて部屋に行くと、そこには先客がいた。
長期休暇で来日したばかりの冥が、寝間着にカーティガンを羽織って師の隣に座っている。
疲れている中無理に起きているのか‥‥俯いたその口元は、真一文字にぎゅっと結ばれていた。
こんな時間に自分だけではなく冥も呼ばれるとは、いったいどんな話なのだろう。
促されるまま師の前の席に座り、御剣はその言葉を待つ。
ほどなくして、狩魔豪はその口を開いて御剣に問いかけた。
「この家に住むための条件を、お前は覚えているか」
「はい。屋敷の使用人として、メイの遊び相手となる‥‥と。」
「その代わりに、お前には良質の環境を用意してやった。」
「‥‥先生には、言葉で言い尽くせないほどのご恩を感じております。」
「そうか」
師は、面白そうに笑みを浮かべて頷いた。
「ならば引き続き、冥の遊びの相手となってもらおうか」
「‥‥しかし先生、メイにはもう、遊ぶ時間など‥‥」
冥はアメリカで検事となった。子供のように遊んでいる暇はないはずだ。
第一、御剣は冥とは離れて暮らし始めたので、自然とお役御免となったのはずなのだが‥‥。
「そういう意味ではない。」
師は、さも愉快そうに御剣を見据えた。
「夜の相手、と言えば理解できるか?」
よりストレートに言われたことで、自分が何を求められているのかを理解し、御剣の体温は急上昇する。
「先生‥‥そ、そのようなアレは‥‥」
「お前の意思など、問うてはおらん。」
容赦なく、御剣の狼狽は跳ね飛ばされた。
冥は検事だ。職務上、必ず性に関する一通りの知識が必要となってくる。
そしてカンペキな知識を得るには、実践も必要である。
しかしこの場合の実践とは、その身を無防備な状態まで曝け出すことを意味する。
一歩間違えれば、その過程で相手の男に付け入られる隙を与えることにもなりかねない。
狩魔の人間に、隙を作ることなど許されないことだ。
だとすれば、その心配のない男を選び、破瓜からその後の相手まで、末長くさせることが賢明な策となる。
その役を御剣に任せる‥‥師の言葉を要約すると、そういうことだった。
「お前はもともと、そのために引き取ったのだ。今こそ、役立つよう働くがいい。」
「‥‥ま、待ってください!“もともと”というのは」
「言葉の通りだ。はじめからそのつもりで、お前たちを引き合わせたのだと言っている」
「‥‥そんな、先生‥‥」
師は、御剣の訴えなど聞こえていないかのように、冥の方に向き直った。
「冥、この男はお前の玩具だ。好きなように使え。‥‥もちろん、経験を積むことも忘れるな。」
「‥‥わかっているわ。ありがとう、パパ」
それまで一言も口を挟まなかった冥が、凛とした声で師に応えた。
立ち上がった娘の瞳は、あらゆる感情を排し、ただ強く、御剣を見下ろした。
「レイジ、行くわよ。‥‥私の寝室へ」
部屋に着くまで、二人は無言だった。
御剣には問いたいことが山のようにあったが、
冥の背中が、声をかけるなと言わんばかりに張りつめていて
一言も発することができなかったのである。
部屋に入り、ドアを閉めるや否や、冥が振り返る。
相変わらずその目は、ただ強い意志だけを映していた。
「メイ‥‥君は、それでいいのか?」
「良いも悪いも、パパがそう言うのだから、そうするだけよ」
「だが‥‥」
御剣は数秒言いよどみ、それから意を決して冥に問いかける。
「愛し合ってもいない男に純潔を奪われ、その後もその相手のみと交わるのだぞ?」
その言葉の途中で、初めて冥が不機嫌そうに眉をひそめた。
御剣が知っている限り、冥はまだ初恋すら経験していないはずだ。
まともに情を通わせた経験もないまま、男を知らなければならないなんて
自分より7歳も若い、この娘にとって‥‥どれだけ苦痛を伴うことだろう。
「‥‥そんなコトは、どうでもよろしい。」
だが、冥はばっさりと切り捨てる。
「私もあなたも、パパに背く選択肢などないはずよ」
冥が、御剣の手を掴む。
そのまま寝台の前まで彼を導くと、冥は自分だけその上に座った。
「パパからおもちゃをもらったのは‥‥初めてのことね。」
噛みしめるように呟くと、冥は背の高い御剣を、しっかりと見上げた。
「御剣 怜侍、この家での自分の立場は分かっているわね?」
「‥‥君のために雇われた、使用人だ」
高慢な瞳に射抜かれるうちに、何故か必要を感じて‥‥御剣は冥の前に跪く。
冥は満足げに微笑むと、続けて言葉を発した。
「そして今夜から、私の夜伽の相手になるのよ」
「‥‥。」
彼女の言うとおり、御剣に選択肢はない。
もし拒絶してしまえば、即刻この屋敷から追い出され、破門となるだろう。
師に傾倒している御剣にとって、確かにそれは避けたい事態だった。
冥が、その利き手の甲を御剣に差し出す。
御剣はそれを両手に取り、恭しく唇を落とす。
暗黙の中で、主従の契りが交わされた。
「‥‥では、はじめましょう」
上方から降ってきたその言葉に、御剣はぎくりと背筋を震わせる。
やはり、ためらいを感じる気持ちの方が、大きかった。
初めての相手が好きでもない相手とだなんて‥‥何も感じないわけがないではないか。
その証拠に、冥の表情は、さっきからずっと‥‥虚勢を張った時のものだ。
「‥‥メイ、やはり、こんなことは」
御剣はもう一度、考え直すようにと言葉を発する。
だが、皆まで言う前に‥‥柔らかい何かに口を塞がれ、何も言えなくなった。
次の瞬間、冥の顔が間近にあることを知って、口を塞ぐものの正体に思い当る。
心臓の音と震動が、身体中に響いた。
次の瞬間には冥の身体が離れ、不機嫌そうに唇に自分の手の甲を押しつけているのが見えた。
「四の五の言わずに‥‥さっさと、私を抱くのよ。」
『パパからおもちゃをもらったのは‥‥初めてのことね。』
あの一瞬、冥は、はにかむように視線を落としていた。
あの時、彼女は与えられた運命を受け入れたのかもしれない‥‥
‥‥父から与えられた、御剣の存在と共に。
だとすれば、自分が冥にできるのは、彼女にとって良い“玩具”であること。
つまり、これからの夜を快楽に満ちた甘いものにすることだけだ。
役割を果たすべく、御剣は立ち上がる。
それから、冥の華奢な体を優しく抱きしめた。
「承知、した。」
「‥‥知識はあるのか?」
その上体をゆっくりとベッドに押し倒してから、御剣は冥に問いかける。
「文献を、いくつか」
このようなアレについて、どのような文献を読んだのかはわからないが、
冥がこれから起こることを理解していることを確認して、御剣はほっと胸を撫で下ろした。
‥‥と言っても、御剣もそんなに豊富な知識を持っているわけではない。
微かに震えながらも、冥は御剣をじっと見据えていた。
腕に触れる冥の肩から、彼女の緊張が伝わってくる。
解き解して、男を受け入れられる状態にしてやらなければ。
その目に右手を当てて視界を遮ると、御剣は冥の唇を奪う。
しばらくその感触を楽しんでから、舌を割り入れると
冥がかすかに身じろいだ。
「ん‥‥」
深入りせず、中から冥の唇を味わうように啄ばむ。
その艶めかしい柔らかさに、御剣の心の奥で何かが揺れた。
唇を離し、目隠しの手を外すと、冥は憮然とした表情で天井を見つめた。
その瞳は、心做しか潤んでいるようにも見える。
「キスなんて、必要なことなのかしら」
「情緒を大事にするのは、重要なことだ」
御剣がそう答えると、冥はふーん、と小さく呟いた。
もう一度唇を重ね、先程と同じように唇を味わおうとする。
すると、それを真似するかのように、冥の唇が御剣の下唇に絡みついた。
突然の刺激に、御剣の身体が震える。
その時、御剣を抑えていた枷がひとつ、弾けて飛んだ気がした。
もともと、冥を抱くことは御剣にとって嫌なことではない。
キスを続けながら、先に進もうと冥の服のボタンを外そうとする。
だが、思ったより緊張しているのか、それとも生来の不器用さか
相当の時間をかけて、全てのボタンを解くことができた。
「相変わらず、不器用なのね」
失笑混じりに、冥が微笑む。
唇に触れていたことで緊張が少し解けたのか、表情が柔らかくなった。
開かれた首筋や鎖骨に軽く吸い付くと、冥が身体を捩る。
「くすぐったい・・・」
まだ何も知らない身体は、幼い反応を示した。
肩に手を廻して冥の身体を浮かせ、もう片方の手を冥の服の中に滑り込ませる。
首筋への愛撫を止めず、冥にくすぐったい思いをさせている間に、
服の間から背中に回った不器用な手が、冥の胸を守るための留め具を外した。
解放された膨らみに手を当てると、少しだけ腰が逃げる。
もう一度冥を寝かせて下着を取り去られた胸を見下ろす。
決して大きいわけではないが、女らしさを感じさせるには十分の質量に、御剣は唾を飲み込んだ。
綺麗だと、思った。
やわやわと遠慮がちに、周りの方から揉んでみる。
「・・・どうだろうか?」
「よく・・・わからないわ。」
ただ、不快ではないらしく、まどろむような表情でどこかをぼんやりと見つめている。
意を決して、何となく触れることをためらっていた頂に、そっと指を這わせてみた。
その瞬間
「――っ・・・!」
明らかに、これまでと違う反応があった。
確かめようと数度指で軽く弾いてみると、その度に身体が跳ね、嬌声があがった。
「なに・・・これ・・・」
不安そうに冥が御剣を見つめている。
少し濡れたその視線が、また一つ、御剣の抑制をひとつ砕いた。
先生のお嬢さんで、妹のような存在・・・
その枷が外れかけて、御剣の中で何かが蠢いている。
迷いなくその頂に唇を寄せ、吸い上げ、舌を暴れさせる。
すると、冥の足がじたばたとベッドの上を泳ぎ始めた。
もう片方の乳房の感触を手で楽しみ、時に指で先端を弾き、撫で上げ、指で摘む。
「あ、やっ、レイジ・・・ダメ・・・!」
名前を呼ばれる度、御剣は冥をめちゃくちゃにしてしまいたい衝動に駆られ、
傷がつかない程度に口に含んだそれを噛む。
「ひ・・・あ!あ、あっ・・・!」
噛んだ直後に吸い付くと、ガクガクと身体が震えているのに気付いてからは、もう止まらない。
うおおおおwwwwwこれは萌える
それまでやんわりと冥の腰を撫でていた御剣の片手が
下の寝間着と肌の間に滑り込み、下着越しに隠された部分に触れる。
すると、暴れていた冥の足が、突然動きを止めた。
布越しでもわかるほど、指が滑るような感触を覚える。
いったん愛撫を止めて、御剣は冥の夜着を全て取り去った。
腰を浮かせるように頼むと、冥は素直にそれに応え、下着が身体を離れることを受け入れた。
父の命令で自分から誘ったことを覚えているのだろう。
これから起こることに対してどこか不安げな様子を見せながらも
目が合えば何でもないような表情で、気丈に・・・そして妖艶に微笑む彼女を・・・
御剣は、心から手に入れたいのだと自覚した。
再び唇を奪いながら、濡れた部分に指を滑らせる。
残った腕が細い肩を抱きしめると、冥は指の動きに合わせて御剣の胸に頬を寄せる。
服越しに、彼女の吐息が伝わってきた。
濡れた指で敏感な部分を探り当てると、冥の口から苦痛を帯びた悲鳴が漏れる。
強すぎる刺激に、ついていけないのかもしれない。
あまり苛めてしまうと、本当に壊れてしまうのではないだろうか・・・そんな不安に駆られて
それ以上触れることを、今夜は断念する。
最後に解しておくべき部分に指を沿わせて探ると、中心のあたりで突然指が呑み込まれた。
入れるつもりがなかったため、指には少し力が入っていた。
「い、痛・・・っ!」
どうやら侵入することはできるようだが、冥にとっては痛みを伴うようだ。
「す、すまない」
「ゆっくり・・・お願い・・・」
言われるまま、力を入れぬようにゆっくりと、御剣は人差し指を冥の中に進めていった。
何があっても対応できるよう、他には何もせず、冥の表情を注意深く見詰める。
苦痛を感じてはいるようだが・・・声を出さずに、冥はそれを受け入れていた。
しかし・・・指1本でも侵入するのがやっとのこの場所に、それ以上のことができるのだろうか。
そんな危惧を抱いていると、虚空を見つめて耐えていた冥が御剣の方に視線を移した。
「そろそろ、いいと思うの」
その目は非常に冷静で決意に満ちていて・・・
それは純潔を奪われる乙女のものではなく、死地へ赴こうとする戦士を彷彿とさせた。
御剣の心のどこかが、大きく抉られるように痛む。
できるならば、求めてほしかった。
「・・・わかった」
御剣は服の中から己の衝動を取り出し、ゆっくりと引き抜いた指の跡にそれをあてがい、前後に擦りつける。
せめて乱れてほしいと、反応の良かった胸の頂に再び舌を這わせた。
しばらくそうして、冥の声が十分に蕩けたのを感じてから
御剣は、冥の中へと進めるべく、腰に力を込めた。
しばらく侵入を拒んでいたそこは、ある時壁が壊れたかのように御剣のそれを呑み込んだ。
「・・・・ぁ!」
「・・・・っ・・・・」
それぞれに違う衝撃を覚えて、声にならない声をあげる。
手に入れたいと思った相手に、身体だけでも許された。
その事実と、絡みつく冥の温かさが・・・御剣の気持ちを昂らせる。
噛み付くように冥の唇を貪ると、痛みを忘れようとするかのように冥の舌が同じ熱量で応える。
「ん・・・・ぅ・・・・」
そのままゆっくりと腰を進めていくと、どれだけ押しても先へは進まなくなった。
まだ御剣の方は全部入りきっていなかったが、どうやら最奥まで届いたらしい。
冥の喉が、息苦しそうに啼いていた。
ミシミシという音がしそうなくらいに限界まで広がって、冥が御剣を受け入れている。
身体を起こして見てみると、シーツはところどころ紅く染まっており
その血の主は天井をじっと見つめて息苦しそうにしていた。
その両目には、零れる寸前まで涙が滲んでいる。
それほどに辛そうな冥の状況とは裏腹に、御剣の分身は温かいものに包まれていた。
冥の中では粘膜と体液が絡みついて、侵入者を更なる快感へと誘おうとする。
御剣は、理性を総動員して身体を動かしそうになるのを堪えた。
自分の役割は、彼女の純潔を奪うことと、その上で彼女に快楽を与えること。
苦痛や負担を与えるようなことは、するべきではないと思った。
冥の腰を掴み、引き抜こうと自身に手を添えると、冥の手がそれぞれの腕を掴む。
「‥‥ここで終わるつもりじゃないでしょうね」
「ム‥‥そのつもりだが」
できるだけ冷静な声でそう答えると、冥の方が余裕のない声をあげた。
「これで、終わりではないはずよ。最後まで続けなさい」
「‥‥それでは、君の身体に負担がかかる」
そう答えると、冥がまた、不機嫌そうに眉をひそめた。
「これは遊びである前に、経験を得るための実践なのよ。
痛い時はどれほど苦痛を感じるのか、知っておくいい機会だわ」
言葉どおりに受け取っていい場面なのかと、御剣は思い悩む。
ただ、“主”が続けるようにと言っているのだから、“僕”には止める理由がなかった。
「早く終わらせたいと思うなら、協力してほしいことがある」
「‥‥何かしら?」
「痛い、と言いたくなったら、その言葉の代わりに私の名を呼ぶんだ」
明らかに苦痛とわかる言葉で泣かれてしまったら、心配で時間がかかるような気がした。
「‥‥そうするわ」
何も訊かず、冥は静かに頷いた。
彼女の望み通り、苦痛を与えるかのように激しく己を暴れさせる。
そうして衝動のままに身体を動かすことが、結局は一番彼女の負担を軽くするように思えた。
「レイジ・・・、い・・・レイジ・・・・っ」
身体に衝撃を与えられるに、涙を流した冥の口からは自分の名前が洩れてくる。
それを快楽の声に変換して、御剣は己の欲望を高めていく。
「レイ、ひ、あ・・・・はぁ・・・っ」
痛みから気を逸らすために、一番気持ち良さそうにしていた部分を舐ってやると
少しだけ、嬌声から力が抜けるのが聞こえた。
そこを責め立てながら、本能のままに腰を打ちつける。
柔らかい身体と潤む瞳、名前を呼ぶ声・・・そして、絡みつく温かいもの。
それらを手にした御剣が冥の中に欲望を吐き出すのに、多くの時間はかからなかった。
我に返った御剣は、冥の身体を抱きしめる。
相当、心身に負担があったのだろう。
冥は肩で息をして呆然と遠くを見ていた。
父親の命令で、好きでもない男に純潔を散らされた娘に対して感じるのは
もはや、憐れみなどではなかった。
彼女を抱く過程で、御剣は気付き始めた。
年の差や立場を気にして抑えていただけで
恐らく、自分は元からこうしたかったのだ・・・と。
再会の度に大人の女性に成長していく彼女に、いつしか思慕の念を抱いていたのだと。
こうしてしっかりと腕に抱いていると、その真実をはっきりと実感できた。
「終わった・・・の?」
しばらく放心したあと、だんだんと意識を取り戻した冥が、ぼんやりと御剣に問う。
御剣が頷くと、冥はそう、と言って御剣の腕の中から離れた。
痛そうに身体を捩りながらも伸びをすると、冥は思い出したように御剣を振りかえった。
「それにしても・・・よくも中で出してくれたわね」
そういえば・・・!
早く終わらせることばかりに気がいって、避妊のことを忘れていた。
「す、すまない・・・。」
万一何かがあった時、傷つくのは冥だというのに。
「この責任は必ず、取らせてもらう」
「どうやって取るつもりかは知らないけれど、そんなもの必要ないわ。」
無表情のままそっぽを向いて、冥が切り捨てる。
御剣がオロオロと冥の様子を窺っていると、しばらくして冥が表情を緩めて噴き出した。
「冗談よ」
ちょっと動揺させてみたかっただけ、と呟いて、冥がサイドテーブルの方へ身を乗り出した。
「安心なさい。私の方で予め準備をしていたから。」
カラフルな内服薬のシートを取り出して示しながら、冥が勝ち誇ったような笑みを浮かべる。
「念のため、次から気をつけてくれれば問題ないわ。」
そういう、問題なのだろうか。
御剣が困り果てていると、冥が笑顔のまま御剣の方を見た。
「そういうわけだから、今日は下がっていいわよ。」
「・・・メイ」
できればもう少し落ち着いたと思えるまで、一緒にいたいと思った。
「疲れたから、眠りたいの」
虫でも追い払うかのように、冥が御剣に向かってヒラヒラと手を振った。
そう言われてしまうと、出ていくしかない。
一人にならなければ整理できない気持ちも、きっとあるのだろうから。
御剣が立ち去る足音が消えるのを待ってから、冥は力を失ったようにベッドに倒れこんだ。
その目からはほろほろと、次から次に涙が溢れ出す。
「‥‥痛い」
脳裏に、行為を思いとどまらせようとしていた御剣の言葉が響いた。
『愛し合ってもいない男に純潔を奪われ、その後もその相手のみと交わるのだぞ?』
愛してなどいない、と明言された気がした。
御剣は、崇拝する父の命令だからと、冥を抱いただけ。
相手が御剣だと聞いて、心の中で安堵と喜びを感じた冥とは違う。
「‥‥レイジ‥‥いたい、痛い‥‥」
“はじめて”は一度しかないのに、素直になることができなかった。
せめて御剣だけでも、最後まで気持ち良さを感じてほしい、
義務からではなく、その時間を味わってほしいと願っていたのに、
そんな素振りさえ、見せることができなかった。
次の日、冥は熱を出した。
夜伽の代わりにと看病をした御剣は、その瞼が熱以外の何かでうっすらと腫れていることに気がついた。
心身に痛みを感じて夜通し苦しんだであろうその姿を思い、御剣も、締め付けられるように胸が痛くなる。
その心を救うことができなくても、せめてこれからは、甘い快楽の日々を。
そのための良い僕であろう・・・御剣は心の奥でそう誓った。
977 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/11(日) 21:12:31 0
ちょっ・・・・もう、GJGJGJGJGJGJ!!!!超萌えたああああ
うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお
超GJ!!!!
よかったよ!!!切ない!!!でもいい!!
ぜひぜひ両想いのラブラブにしてくれ!!
すごい好みの耽美系エロだったww
もっと読みたいわ
神すぎるw
ちなみに自分は
>>781だけど
ネタを書き込んでよかった!!!
ありがとう!ありがとう!
GJ!!
異議なんてない、続編超待ってる
すれ違う二人がまたなんとも切なくていいw
御剣は御内証って感じなんだな
パパからおもちゃをもらったのは初めて
という冥の台詞が痛々しい
玩具にされてしまう御剣もあれだが
夜伽の相手か…えろい
GJッス!!!!!!
GJ過ぎる!
続きも待ってる!!!
あー神スレすぎるわwww
ついでだからさっさとこのスレ埋めて
次スレいこうよ
あ、でもこの下僕の御剣は非童貞っぽいな
>>988 童貞になるように頑張ってみたんだけど、どの辺が非童貞っぽかった?
後学のためにkwsk
990 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/11(日) 21:58:58 0
余計切ないじゃないか! しかし、いざという時に御剣がわたわたしてるのと、スムーズなの、どっちが冥ちゃん的に嫌なんだろう?
というか、このスレこんなに人いたんだなww
>>989 そうか童貞なのか
なんか手馴れてる感じもしたからな
緊張してないというか
>>990 御剣がわたわたすると
冥たんは逆に余裕がでてくるから
自分からリードするだろうな
(dレ*-_-レ 人 ノ(゚へ ゚・*レノ
かわいい
さあそろそろ次スレいこう
>>992 なるほど、ありがとう
確かに御剣側の緊張については考えてなかった
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。