【DQ9】イザヤール×女主人公【エロ萌え】

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「こんなんでいいの?」
「ん、いいはずだよ?」
「でも変なお祭りだね。人間って変なことするなあ」
「しっかり参加してる僕達も僕達だけどな!」
「まあ、乗れるノリには乗っとけって、ラフェット様も言ってたし、いっか!」

月が若干遠くなったような秋晴れの夜空に、ぽっかり浮かぶ天使界。
空気も冷たくなってきたというのに、世界樹の広場で男女の見習い天使が楽しそうに会話をしていた。
二人が手に持ったランプが、ぼんやりその姿を照らし出している。
少女はラフェットの弟子。少年の方は、彼女と同じ時期に見習いとなった、いわば同期の天使である。
しかしまあ、誰と誰が話しているのか、などという言及はあまり意味がない事なのかもしれない。
何せ、二人は形容しがたい格好をしている。
ラフェットの弟子はパンプキンヘッドを被っており、もう一人はがいこつマスクを被っているのだ。
しかも、やみのころもを体に纏っているため、まるで二人の頭だけそこに在るようだ。
あまり前が見えないのか、それとも被り物が重いのか、話をしている最中二人は何度も頭をぶつけている。
つまり、かぼちゃの面と頭蓋骨がぼんやり宙に浮かび、世界樹の下で頭突きをし合っている。
本人たちは楽しそうだが、事情を知らぬ上級天使に見られたら退治されそうな眺めである。

「ノインは?ちゃんと修行中だって?」
がいこつマスクの男の子天使の口から、もう一人の仲の良い見習い天使の名が出た。
「うん!ラフェット様に確認取ったよ。今日はイザヤール様の部屋で座学があるはずだって」
「よし、じゃあいざ出発だ!」
「おー!」
意気揚々と、仮装の二人は階段を下り始める。

「お菓子貰いまくり!」
「貰いまくり!」

そう、今日はお菓子を強奪する日…もといハロウィーンである。