ドラゴンクエスト9、イザヤール×女主人公専用スレッドです
エロSS、エロ萌えの投下はこちらへどうぞ
・男×男の小説は801板でお願いします。
・特殊嗜好が強いSSを投下する際は、事前に注意書すると叩かれません。
職人の自己判断で。
・未配信クエストのネタバレは名前欄、もしくは冒頭に注意書必須。予告なしのバレ厳禁。
・投下時にはトリップ推奨。
・スレ立ては
>>980辺りで。
・ここは大人専用ということをくれぐれもお忘れなく。
関連スレ
【絶対に】イザヤール×女主人公【逆らえない】
http://schiphol.2ch.net/test/read.cgi/ff/1250014049/ (こちらは全年齢対象です。18歳未満の閲覧が好ましくないネタ投下は避けましょう)
乙
乙です。
>>1乙
これは乙じゃなくてポニーテールがどうたらこうたら
>>1 乙!
とりあえずまったりと進行していこうや
>>1乙←ビュアールの足
エロ板じゃネタバレしちゃったとはいえ「気持ち悪い」と言われ
(男主でやってる人からイザヤール×女主がアッーに見えるなら
男主×リッカやオリガなんて百合だわ)とか
FFドラクエ板もやっぱりネタバレと表現が多少行き過ぎたとはいえ追い出され
(ククゼシスレなんてこれ以上だろ……)不遇だな……
多少理不尽さを感じざるを得ない
吐き出しすまん
まるでユダヤ人みたい
>男主×リッカやオリガなんて百合だわ
確かにそうだw
それは考えなかったw
>>10 今はまだ9祭りだからね。
他のカップリングスレだってひどく荒らされた時期もあったし、
居場所ができたことは良いと思う。
落ち着いたら本スレに戻れるだろうしね。
それまで、ここで頑張って。
>>1エルギ乙!
>>10 わかるw
ところで師匠はブリーフ派だろうかトランクス派だろうか
それとも…
ふんどし
ブーメラン
レザー
>>10 2に長くいると感覚が麻痺するけどネタバレは基本的に嫌われるもんだよ
そして1つ叩き所を作っちゃうと便乗してあれやこれやと関係ないことでも叩かれるもんさ
あと無個性女主のカプものは2では叩かれやすい傾向にある気がする
別作品だが女主エロSS投下したらだと自己投影だの夢厨腐女子だのとpgrされたけど
男主エロSS投下したら諸手を挙げてマンセーとか極端な扱いされたこともあるしな
まあ、あんま気にすんなよ
はいてない
2wwwwww
天使は格好が独特だからな
ぶっちゃけ全員はいてなくても
そういう種族なんだと納得してしまいそうだ
全員……だと!?
ランドインパクトやビッグバンがハレンチ学園になっちまう!
>>10 FFDQ板でのあけっぴろげなエロネタはさすがにまずいよ
こればっかりは仕方ない
イザ女主好きは厨って言われるより、棲み分けたほうがなんぼかまし
ククゼシはククゼシ、イザ主はイザ主だ
実際カプスレの厨の多さは異常だろ。
なにあの同人ノリ
ノーパンだっていいじゃない
てんしだもの
みつを
>>27 あなた的にはカプスレはどういう趣旨のスレなんだ
せっかく棲み分けしたんだから別スレの話はそろそろやめようぜ
それにしても上級天使に下級天使は逆らえないという設定はつくづくエロイな
師匠が鉄の意志で弟子への恋心を抑えて大切にしていても
エルキモスに「弟子を襲え」と命令されたら師匠は逆らえないわけだしな
何というお手軽鬼畜設定なんだ
他スレの愚痴はやめておこうよ
楽しくやろうぜ
師匠が死んだ(って概念なのかはわからん)ときだっけ
サンディに頭ガシガシやられて揺れてたのは萌えた
やっぱり天使でも大事なものを失うのはショックでかいんだな
あらくれに大地震について聞かれたときも「すごい暗い顔になった」とか言われるし
もう師弟お互いノーパンでいいよ
逆らえない、ってのはどの程度なんだろうね?
見てる限りでは、上級に歯向かうことはできない、って感じかなぁ。
果実寄越せって言われてもハイドーゾとかやるわけでもないし、
言いなりになる、ってわけじゃなさそうだ。
主人公のノーパンは困るな
主に脱がす楽しみ的な意味で
故に師匠はノーパンでも全く構わない
あらくれ可愛いよあらくれ
ノーパンよりは穿いている方が色々と楽しみ甲斐が
師匠はむしろぱんつかぶってて下さい
天使界ではノーパンで生活してた主人公が
人間界で初めて下着を買うとしたら何がいいかな
お子様用のバックプリント付きパンツか、レースをあしらった清楚な下着か
ルイーダに勧められたTバックでもいい
私的には紐パンか縞パンだとたまらん
師匠の好みはなんだろう
>>32 意思に反することだと抵抗しようとするけど
最終的には体は言いなりになってしまうってイメージだな
心までは操れないけど体は操れるみたいな
うん。天使は下着なんてつけないと思う。
ゆったりした服の場合、乳バンド的なものとかつけなさそうだし。
乳首が目立っても誰も気にしないよ。たぶん。
>>33-34 吹いたww
パンツの防御力はアフロより高そうだ
しかも吐息攻撃を軽減しそうな予感
>>35 一緒に買い物に行く相手によってお勧めが違いそうだな
リッカ=可愛い少女趣味系
ルイーダ=露出の高いセクシー系
ロクサーヌ=清純派系
師匠はセクシーなのとキュートなのどっちが好きかと言えば
間違いなく建前ではキュート系だろうな
師匠「まあその、何だ…情操教育上良くないからお前のシャラポワは乳帯で隠しておきなさい」
こういうのちゃんとしたSSで詠んでみたいぜ
下着でも水着でも構わんから
○○ガードも水着もいまいちなんだよなぁ
CERO審査の都合で際どいデザインにできなかったんだろうか
あぶないビスチェとブラックガード、ファントムマスク、たまはがねの鞭を装備して
師匠を打つドS主人公でも想像して行き場のない不満を解消しよう…
>>41 雑談しつつじわじわと職人さんを刺激して、投下を待つんだよ
小悪魔女主に振り回される師匠とか妄想するけど、人に読ませる文章にならなくて哀しい
天使なのに小悪魔
天使のような悪魔の笑顔
マッチさん乙です!
デフォルメ師匠がプリントされた可愛い下着を着ける女主だったら萌える
もし次スレが立つなら
クレクレはやめようみたいな一文付け加えて欲しいな
>>48 見えない敵を相手に何を戦ってるんだ。
ところでDQ世界の一般的な下着(上)ってコルセットとかビスチェなのかな?
いたすときに師匠は脱がし方が解らなくてまごつきそうだ。
>>49 >>41あたり?
見えない敵って例えのほうが分かりづらいw
なんにせよ、文章書けない人は萌え語りしてるかROMに徹するのが一番だね
クレクレはどこでも嫌がられるからねぇ
萌え語りしてれば職人のSS欲を刺激出来るから問題ない
つかコスプレが売りのドラクエ9なんだから、着えろに決まっておろう
着えろなら、女主は賢者でお願いしたい
師匠、弟子に脱がせ方を聞きながら脱がすんじゃないかw
何プレイww
至極真面目な顔で脱がし方聞かれて、
以降あらかじめ脱いでおこうと決意するのではw
脱がせ方が解らないから脱いで見せてくれって師匠に言われて顔真っ赤にしながら脱ぐ弟子
そしてそれをガン見する師匠の図が浮かんだ。
師匠ガン見中
<●><●>
師匠はガン見タイプじゃないだろ
真っ赤になって顔を逸らしつつ視線をチラチラよこすタイプ
つまりはムッツリだな
>>61 「師匠はこういうタイプ」って考えは人の数だけあるんだぜ。
自分の中では人間の下着がもの珍しかったり下着姿の主人公が新鮮だったりで
結構まじまじ見つめてる感じだ。下心:珍しさ=3:7くらいで。
>>61-62 素肌が見えた瞬間慌てて目を逸らしたりするとなお良い。
弟子は弟子で照れられた事で自分まで照れてしまって二人揃って恐縮しているイメージかな。
>>63 かわいいけど、そんなんじゃいつまでたってもエッチ出来ないよ萌
恥ずかしいから二人とも目隠しでプレイすればいいんじゃないかな
新境地開拓だよ
目隠しえろは大好物じゃー
>>65 ベッドの上で手さぐりウロウロしてる内に二人で頭ごっつんする電波を受信した。
かわいい
甘甘も大好物だが
男仲間が絡んでドロドロ師匠涙目展開も大好きです。
エロ本番じゃなくて、下らない下ネタだけど此処でいいのかな?
女主の名前はノインにしといた。
>>70 おkだが名前は要らんような気もしないでもないが勿論貴方の好きにしていい
「羽を触りたい?」
「はい!お師匠さまの羽が触りたいです!」
ノインは目をキラキラさせている。
何故こんなものを、と思いながらもイザヤールは自分の羽を一本引き抜いた。
「ほら」
「・・・そうじゃないですお師匠さま」
差しだされた羽をしっかりと受け取りながらもノインは頬を膨らませる。
「お師匠様の、羽の付け根が触りたいのです!」
「・・・つ、付け根?」
「付け根!」
事の発端は、ノインがそこそこ強い魔物を一人で倒した事だった。
今のLvでは荷が重い相手であったが、ノインはどうしても一人でやってみたいと言い出した。
そして珍しく、倒せたら願い事を聞いてくれないか?と言い出したのだ。
普段は、むしろイザヤールが甘やかしたいのに甘やかさせない、よくできた弟子である。
何をねだるつもりか、と内心嬉しく思いながらもイザヤールはその申し出を了承した。
゛もし勝てたら、ノインの願いを一つ聞く゛と。
「ノイン、オムイ様のでは駄目か?」
「だめです」
「・・・ラフェットの」
「だめです」
「・・・」
「お師匠様のが触りたいんです」
そう言いながらもノインはすでにイザヤールの背中側に回り込み、手をわきわきと動かしていた。
「いや、ノイン、あのな」
「さあ!お師匠様、脱いでください!」
ここは天使界で、しかも辺りには他の天使達もいた。
ノインの不審な行動と発言に、二人の周りには暇な天使たちがちらほらと集まってきている。
「何やってんの?」
「ノインがイザヤール様に脱げとかなんとか」
「なんだなんだ」
さわさわとそんな会話をする天使たちに、ノインは弾けるような笑顔で答える。
「あ、イザヤール様が脱いでくれるって約束してくれたんです!」
・・・だいぶ省略して答えた。
「なんと」
「約束って・・・」
「大胆発言ですな」
「そっちの教育はせんでもいいのだぞ、イザヤール」
「しかしノインはおませだな」
周りの天使は軽いノリと好奇心を隠そうともしていない。
「あ、いえ、ご褒美に触らせてくれって私が頼んだんです!」
「まて、まてまてまてまてノイン」
師匠の制止が耳に入らなかったのか、弟子は更に問題な発言を続ける。
「ほら、お師匠様の大きいし、強度もありそうだから、どんな風なのかなって」
びし、と音を立ててイザヤールが固まる。
「なんとなんと」
「ご褒美か・・・」
「大胆にもほどがありますな」
「ん、まあノインがいいならいいんじゃないか。イザヤール、よかったな」
「はっはっは、ノインは早熟だなあ」
天使たちは軽いノリのまま、お熱いお熱い、と笑いながら去って行った。
ノインは天使たちを朗らかに手を振って見送ると、イザヤールに向き直る。
「さあ!お師匠様、羽を・・・お師匠さま?」
イザヤールは床に手を付き項垂れた体勢のまま、その後10分はぴくりとも動かなかったという。
〈了〉
>>70 GJ!ワロタw 周りの天使にもGJを言いたい。
いいね。
こういうの好きだw
>>70 GJ!
周りの天使が衛藤ヒロユキ調で思い浮かんだw
周りは絶対、わかっててからかっているクチだよね。
orzしてる師匠と回りに花を散らして笑顔の主人公が浮かんだ。GJ!
しかしここまでそっちについて無知だと逆にある程度教育しないと危険だな。
そもそも性教育まで師匠の管轄なんだろうか?
師匠は自分で出来なくてラフェットさんに頼むとかありそうだなw
>>83 月のモノがあれば、ラフェットが教えるんじゃね?
いきなり血が出たと師匠に泣きつくのもいいな
しかし羽根の付け根は触られるのがくすぐったいのかそれとも性感帯なのか?
主人公のミニ羽根はちまっとしてて可愛かったけどな
すぐなくなって残念だ
夜の村にて。
女主「師匠!!あそこの家から女性の苦しそうな声が聞こえます、助けましょう!!」
イザ「待て、あれは…その…ゴニョゴニョ…」
女主「師匠?」
守護天使になる以上は知っとかなきゃいけないから教えるんじゃないのかなー。
>>86 そういうのエロパロ板の方で見たな
ある程度基礎がつくまで学校にいてそれから1人の師匠に師事するのか
幼い頃から師匠が面倒みるのかで変わってくるだろうな
マジレスしとくと、人間の前に草木→動物と学習してゆくんだろうけどね。
おしべとめしべか
守護天使候補は一通りは教わるんじゃないかなぁ…
むしろ、地上に降りない文官系の天使の方が物を知らないような気が。つまりラフェットさんは(ry
ラフェさん司書だし300歳超えの筈だから知識はありそうな感じもするけど…
耳年増的な感じだろうかw
知識はあるけど経験は…という大変おいしい状況のような気が。手近なのは朴念仁な師匠だしw
師匠とラフェットさんの煮え切らない状態を、物陰からニラニラする主人公&ラフェット弟子というのも
楽しい妄想かもしれない。
>>92 面白いかもしれないけどこのスレの趣旨とは違うな
投下します
女主の名前は揃えてノインにしました
95 :
SS@:2009/08/30(日) 03:10:39 0
「い、ざ、ヤール、様!ご自分で、あ、歩いてくだ、さい!」
「…むりだ」
イザヤールの部屋へと向かう廊下をノインが息も切れ切れに進んでいる。
それもそのはず、ノインはイザヤールに後ろから抱きつかれている。
大の大人が小娘にぐたりと体重をかけてしまっていた。
表情自体は普段のそのまま至極真面目であるのに、全体的に赤みが差している。
「なんで!そんなに、飲んじゃった、んですかぁッ」
一歩一歩足を進めるごとにノインの言葉が途切れる。
「んー…よくわからん」
イザヤールはノインの頭に顎をぐりぐりと押しつけながら答えた。
「よく、わからなくなるまでッ 飲まないで、ください!」
「いや、お前が話している言葉の意味がよくわからん」
「あー!もう、お師匠様の、酔っ払い!!」
今日は、天使界での飲みの席であった。
天使界にも人間の世界と同じように月日の区切りがある。
人間が作物の実りを祝う感謝祭に合わせ、天使達もその感謝を祝い、一年のまとめの日とする。
まあ、言ってしまえば天使の忘年会である。
そこで、イザヤールはいささか飲まされてしまった。
弟子をとって以来初めての飲みの席への参加であったためか、周りが大層からかい、酒を勧めたらしい。
イザヤールも大分頑張っていたのであるが、ついに潰された。
直前まで顔色一つ変えずにいたのに、いきなり机に突っ伏したものだから、
周りの天使たちもいささか慌ててノインに部屋まで送らせることにした。
で、今のこの状況というわけである。
96 :
SSA:2009/08/30(日) 03:11:36 0
「ほら、お師匠様、部屋ですよ!へ、や!つきましたー」
ノインはイザヤールの体がずり落ちないように、回されている腕をしっかと押さえながらも片手で扉を押す。
“後ろから抱きつかれる”、という大層ロウマンティックな状況にも関わらず、ノインは大層疲労感を感じていた。
最後の力でイザヤールをベッドまで運ぶ。
「はい、到着です。お疲れさまでした!主に私!」
ノインはゼイゼイと息をつきながら自身をほめたたえた。
「そうだな。えらいな、私の弟子は」
イザヤールはやはり意味がわかっていないらしく、頬をノインの頭に押し付けるばかり。
回した腕を放そうともしない。
「いいからほら、師匠、寝る!」
首に回る腕を引きはがし、そのままぐいぐいと引っ張る。
イザヤールは手を引かれるがままにベッドに倒れこんだ。
ノインごと。
「…お師匠様」
「私は寝る」
「あのーお師匠様」
「明日聞く…」
イザヤールは今度はノインを正面から抱き抱えたまま放さない。
「…じゃなくて!放してくださいッ!!」
ノインは状況を正確に把握して、真っ赤になりひとしきり暴れた。
が、LVが違いすぎる。
大きな体躯に必死の抵抗はいとも簡単に飲み込まれてしまった。
97 :
SSB:2009/08/30(日) 03:13:01 0
「ははは」
腕の中で暴れられるのがこそばゆいのか、イザヤールは笑いながらなおも腕の拘束を強める。
酔っ払っている分、加減ができないらしい。
「いたたったったあ!はははじゃないです!痛い、痛いっです!」
「む、すまない……というか…?……ん?」
拘束を少しゆるめ、イザヤールは少し考えるような表情をした。
ノインの肩を掴んで体から放し、ノインの顔をまじまじと見る。
「…ノインが何故私と寝てるのだ」
「えーと……もう、ほんっと色々面倒くさい酔い方しますね」
「いかんぞ年頃の娘が。襲われるぞ」
そう言うと、イザヤールはノインの肩を放した。
そのまましばらくすると、ふすふすと寝息を立て始めてしまう。
寝顔を見つめながら、寝息が規則的になるまでノインはイザヤールの手をむにむと弄る。
「…別にいいですよー」
ほぼ息だけの小声でそうつぶやいた。
そうした後、ノインは息を付いて起き上がり、ベッドの縁に腰をかけた。
「おやすみなさい、お師匠さま」
横になったイザヤールの閉じた目の前で、ひらひらと手を振った。
何度目かの往復の後、向こう側の目が薄く開く。
唐突にイザヤールの手が伸び、ノインが振っていた手の手首を掴んだ。
98 :
SSC:2009/08/30(日) 03:14:11 0
ノインは目を白黒させている。
「…そういうことを」
「は」
ノインの体が簡単に反転させられ、再びベッドに沈められる。
「酔っ払い相手に、言うとな?」
イザヤールはもぞもぞと起き上がり、ノインを組み敷く格好になった。
「おさまりがつかんのだ」
「…あの、聞こえていましたか、もしかして」
「うむ」
「ね、寝たふりはひどくないですか!?」
ノインが真っ赤になって抗議するも、
「ひどくない」
という一言でそれはあっさりと却下される。
「で、私はどうすればいい」
「…どうって」
「どうとでもしていいのなら、本当に襲う」
「なんで聞くんですか!?」
「宣言したらお前は言いなりになるしかないだろう?」
「それは選択の自由ですか」
「弟子思いの師匠と言ってくれないのか」
この愚ともつかない会話の最中、イザヤールはノインの首やら頬やらを撫で続けている。
おかげでノインは冷や汗をかくやら心臓はばくばくするやらで大火事状態であった。
99 :
SSD:2009/08/30(日) 03:15:01 0
「いいのか?」
「ッ…、お、師匠さまは、明日になったら、忘れてますか?」
「?」
「今、いまは、酔ってるから」
「酔っていない」
「さっきご自分で酔っ払いって言ったじゃないですか!っていうか素面の師匠はこんなことしません!」
そうか?と首をひねるイザヤールに、ノインが続けた。
「忘れて下さるなら、いいです。襲ってください」
「何故だ?」
「ぜ、ぜッ対、気まずいからです!お師匠さまのことだから、どうせこんなことしたら、
ご自分の事、滅茶苦茶責めるでしょう!!私に何度も謝って、そんで、どっかいっちゃいそうですもん!
修行不足とか言って!」
想像したのか緊張のためか、ノインはついに目に涙までためている。
イザヤールは嬉しそうな顔で小さな頭をぐしゃぐしゃと撫でた。
よくわからないが、どうもノインが自分を気遣っているということは理解できたらしい。
「わかった。忘れる努力をする」
「余計心配ですけど」
「心配するな、愛しているぞ」
「うわー…やっぱり酔ってる」
「素面の時もきちんと愛している。前にも伝えたろうに」
「……返答をはぐらかし続けたツケですかね?」
「多分そうだな」
嬉しかったですけど、返事するの恥ずかしかったんですよ。
そう伝えようとしたが、言葉にする前に、ノインの唇は塞がれていた。
100 :
SSE:2009/08/30(日) 03:16:06 0
「で、朝になってイザヤールはアイスバーン海岸に自らの頭を冷やしに行った、と。そういうことね」
ラフェットは茶菓子をつまみながら面白そうにノインの話を聞いていた。
「…そうです」
「がっちりしっかり覚えていたのね」
「…ばっちり覚えてたみたいです」
「まあ、本当に忘れてたらそれこそ最低じゃない?」
ラフェットはとても愉快そうにころころと笑っている。
「丁度よかったんじゃない?いつ返事しようかって、ノインずっと悩んでたじゃない」
「そうですけど、ちょっと…卑怯だった気もします」
「何言っているの。いい思いしたのはイザヤールよ、結局」
「…あの、お師匠様はどうすればいいでしょう」
「んー、多分ノインが恋しくなってすぐ帰ってくるわよ」
ラフェットは泣きそうなノインの頭を撫で、“お赤飯お赤飯”と歌いながら台所に向かった。
《了》
ウマー
ごちそうさまでした
乙です!
こういう師匠いいなぁ…
でも、この関係だと、冒頭の手を握れなかったシーンから悲恋真っ逆さまで切ない…
GJ!テラ萌えた。
師匠、結局返事聞かずに襲ってるなw
>>95 GJ!
面白かった
絶対遵守の力になる前に一応確認取る師匠は紳士だな
結局聞かずにヤってるのはご愛嬌だがw
>>102 天使界でラブラブである程あの手が届かず堕天してしまうシーンが切ないよな
師匠は滅茶苦茶自分のこと責めてそうだし
>>95 GJ!
あなたのおかげでますます好きになりそうだw
>>95 GJ!ドチドチしました
師匠かわいい
>>95 GJ!
二人のやりとりが微笑ましくて萌えました
>>95 GJ!師匠も主人公も可愛いなあ可愛いなあ。
そしてラフェットさん、お赤飯って。
>>95さんに続け、と言うことでSS投下。
少し前の下着談義に触発されました。まだいくつかネタはあるけど完成したのはまだこれだけ…
・ラフェットさんの弟子視点
・口より先に手が出るラフェットさん注意
「聞きたいことがあるのだがいいだろうか」
ケンカ友達のイザヤール様にそうお声をかけられて、お師匠様は驚いたような表情で振り返りました。
「あなたが私に何か聞きに来るなんて珍しいわね。なにかしら?」
確かに、イザヤール様が世間話(主に私とも仲のいい彼のお弟子さんの話だ)をしに来ることはあれど、お師匠様に何かを聞きに来るのはとても珍しいことです。
お勤めである資料の整理をしながらも、私はしっかりと聞き耳を立てていました。
イザヤール様の口から、とんでもない爆弾発言が出てくるなどとは知らずに…
「ビスチェというものはどうやって脱がせればいいのだ?」
ヒュゴッ!
予備動作抜きでお師匠様が放った手刀を、間一髪でかわすイザヤール様。イザヤール様に髪の毛はありませんが。
「あらあら、本気でやったのに避けられちゃったわね」
「殺す気か」
口調はあくまで穏やかに、しかし隠し切れない悔しさをにじませるお師匠様に、イザヤール様は無表情のままおっしゃいました。
確かにあれが当たったら首の一つや二つ飛んでいたかもしれません。天使に首は二つもありませんが。
…というか、今ものすごくイザヤール様のイメージとはかけ離れた言葉を聞いたような気がするのですが。
ビスチェって、あれですよね。女性下着の。モノによっては下手な鎧よりずっと性能のいい。
しかも脱がせ方。どういうことなのでしょう。全く持って意味不明です。おかしな薬でも飲まれたのでしょうか。
「レディに堂々と聞くことじゃないでしょう。そもそも、何のためにそんなことを聞くの?」
頭痛がするのか、こめかみの辺りを押さえながらお師匠様はイザヤール様に問いかけました。
移動のために床においてあった分厚い資料を持ち上げながら、私もイザヤール様の次のお言葉を待ちます。
「あれに『次回までの宿題』と言われたのでな」
イザヤール様の言う「あれ」は間違いなくイザヤール様のお弟子さんのこと。
それはそうと次回ってなんですか次回って。そもそもなんで弟子の彼女が師であるイザヤール様に宿題を…?
ああなんかこっちが混乱してきそうなんですが。
「やっぱりあの子と関係あるのね。
…でも、なんだってあの子がそんな宿題を出すのかしら? 第一、それを真に受けて私に聞きに来るあなたもあなただし…」
背中を向けて作業をしていても、イザヤール様を問い詰めるお師匠様からなんだか怖いオーラが出ているのが感じられます。
なんだか、話を続ければ続けるほど怖いオーラが濃くなってるんですが…
「それを言えと言うのか」
ちらっと見てみたらイザヤール様、頬を染めてらっしゃいます。ビスチェの脱がせ方を聞きに来たと言った時には無表情だったのに。
「理由も解らずに教えるわけには行かないわね。内容が内容だし」
「分かった、言おう。…だが、これは誰にも言うなよ?」
「言わないわよさすがにそんなこと。ね?」
「は、はい、絶対に言いませんですッ!!」
唐突に話を振られて驚きながらも、どうにかこうにか答えます。…一応ちゃんと私がここにいるという認識はあったのですね。
正直存在自体忘れ去られてるんじゃないかと思いかけてました。
ともあれ、それで納得したのか、イザヤール様はもごもごと口ごもりながら話し始めました。
こうも煮え切らない様はいつも真っ直ぐなイザヤール様にしては随分珍しいことです。
「まあ、その、なんだ。
…先日あれと致す時に脱がせ方が分からなくてな…それがきっかけであれの機嫌を損ねてしまったのだ」
ブフーッ!
ゴトンッ!
お師匠様は口に含んでいたお茶を盛大に噴き出し。
私は持っていた資料を思い切り床に取り落としました。
致すって致すってそれってつまり…!!
「げほ、げほ、げほごほげほっ!!」
私の思考は、お師匠様の噴き出したお茶と同じくらいの盛大な咳で断ち切られました。
慌ててお師匠様の下に駆け寄って、背中をさすります。
「お、お師匠様、大丈夫ですかっ!?」
お師匠様の背中をさすりながらイザヤール様の顔をうかがうと、予想に反して落ち着いた表情をしていらっしゃいます。
カミングアウトをして開き直ったと言うことでしょうか。うわぁ。
暫くお師匠様は咳き込まれていましたが、やがて落ち着いたのかゆっくりと顔を上げられました。
「…一つ、確認してもいいかしら…?」
「なんだ」
「致すと言うのはつまりヤったと言う認識でいいのかしら?」
「下品な言い方をするな」
「…それは肯定と取っていいのね?」
お師匠様の問いに、イザヤール様はゆっくりと頷きました。
次の瞬間、お師匠様の体が目の前のテーブルを支点に弧を描き、その足が力の限りイザヤール様の頭めがけて振り下ろされました。
あらかじめそれを予測していたのか、椅子ごと後ろに倒れこんでイザヤール様はそれを避けます。
…ああ、このお二人はなんだってこんなところでこんなカンフー映画みたいなまねをしてらっしゃるんでしょうか。
「危ないぞ」
「あ、あなたねえ、私の知らないうちに、あのことそんな関係になってたワケ!?」
顔を真っ赤にしているお師匠様と裏腹に、イザヤール様は完全に落ち着いてらっしゃいます。
普通は逆だと思うのですが、ここまできたら何一つもう隠すことはないということでしょうか。
どこまでも真っ直ぐな方です。それがいいことかどうかは分かりませんが。
ひとまずこのままだとまたいつお師匠様が攻撃に掛かるか分からないので、ポットに残っていたお茶をお師匠様に差し出しました。
大分ぬるくなっていたそれを一気飲みすると、少し落ち着いたのか、お師匠様は一度大きく息を吐きました。
「…まあいいわ。あんまり良くないけど。
それより、あなたがビスチェの脱がせ方を知らなかったくらいであの子が怒るとは思えないんだけど」
「素直にあれに脱がせ方を聞けばよかったのだが、どうにも恥ずかしくてな。…そのままでことに及んだのがまずかった」
「…そのまま?」
「つまり下だけ脱がせて…」
「もういいわ、止めてそれ以上言わないで。この子の教育に悪い」
「もう十分悪いです、お師匠様」
頭を押さえながらそう言うお師匠様にずばりと言い切ります。話の内容ももちろんですがお師匠様のバイオレンスっぷりはもっと悪かった気がします。
「…とにかく、そんなわけだから次までに脱がせ方を覚えねばならないのだ」
だから頼む、とイザヤール様が頭を下げます。
イザヤール様がお師匠様に頭を下げる姿を見るのは初めてですが、その理由がお弟子さんとの色事に絡むことと言うのがなんともまあ。
あのイザヤール様もお弟子さんには甘いと言うことなのか、色事は殿方を変えるということなのか。
当のお師匠様は立て続けの予想外の出来事に脱力しきっていましたが、最後の力で傍にあった本を手に取り…
「これでも読んで勉強しなさいッ!」
思いっきりイザヤール様の顔に投げつけました。
べちーん! と気持ち良い音を立ててイザヤール様の顔にぶつかったその本の表紙には『今更人には聞けないHのいろは』と書いてありました。
…何故こんな本がすぐ手に届く場所においてあったのでしょう。やっぱりお師匠様も教育に悪いと言う意味では人のことは言えない気がします。
イザヤール様は顔に叩きつけられた本の表紙を見ると、それを懐にしまいこみました。
「恩に着る」
「…当分返さなくて良いから、あの子に無茶だけはさせないようにしなさいね」
お師匠様はもうそれだけ返すのが精一杯のようでした。
小さく一礼をして、イザヤール様は部屋から去っていきます。イザヤール様が部屋を訪れるのは日常の一部分のようなものですが、今回ばかりは嵐のように感じました。
「…これから当分の間、あなたがいる時はイザヤールを立ち入り禁止にした方が良いかもしれないわね」
「でも、私がいないとお師匠様、殴り合いのケンカで罰せられたりしませんか?」
「…自分の役割をよくわかってるしっかりものの弟子を持てて私は幸せだわ…」
「お褒めに預かり光栄です」
数日後、イザヤール様のお弟子さんが顔を真っ赤にして泣きそうな顔で
「お師匠様にこんな本を渡したのはラフェット様ですか!? この本のせいで毎晩大変なんですけど!」
と叫びながら乗り込んできたのは、また別の話。
>>110 GJ!
師匠は変な所で照れて変な所で開き直るな
ラフェットさんも大変だなw
毎晩何をしているんだwwwwwwww
おまいらのおかげでDQ9が100倍楽しくなったぜ
イザヤールさん、毎晩何してんすかw
ライトなものからヘヴィなものまで試しているんですね
GJですよ
カミングアウトでリアルに噴いて、オチでお茶噴いたw
9/4からウェディング装備がwi-fiショッピングに並ぶらしい
……ゴクリ
ケコーン
四十八手の使い手になる師匠…モエ
ウェディングドレスだと…?
それは脱がせないで着せたまま致して下さい!
お願いします師匠!
>>110 GJすぎる
師匠が仲間になったら
女主と師匠の2人きりでドミールの温泉に行きたい
そんでもって致したい
ウェディング装備だと…!?
師匠と再会する時に装備しておいて、勘違いさせて慌てさせたいじゃないか
っていうか男用装備もあるんだろうか?師匠にタキシード装備させたい
初めて致す時に女主の体に師匠に斬られた傷痕を発見したら萌える。
それ以外にも満身創痍という気もしなくもないけど、
そんな状況になったら師匠罪悪感で致せなくなっちゃいそうだな。
>>120を見て早速Wi-Fiアダプタ買ってきたぜ
ばっちこーーーーーい!!!
ウェディングアイテム9種類……だと……!?
全部揃う気がしねえ
9種類www 無理www
幸い今までの限定?アイテムは漏らさず買えてるが、ククールブーツ並ばないしなあ。
せめてドレスとベールは揃えたい……
いや、俺は根性で全部そろえてから師匠をお迎えするぜw
>>126 精神的な傷もあいまって、師匠から受けた傷だけ消えずに跡が残ってしまった…
という設定が自分では萌える
9種類…今からロクサーヌの前で毎日お参りでもしないとだめかな。ぐるぐる回って。
メイドセットやあらくれセットはそれなりに出てたけど
ドクロセット揃わなかったし、ブーツは出る気配がないし…
ところで今師匠と二人でドミール温泉&傷跡発見ネタのSS仕込んでるんだけど、
これってネタバレ扱いで注意書きしといたほうが良いかな。
これってマックいかなきゃダメなのか?
まああとで普通に配信もあるだろうけど
>>133 気になる部分があったら注意書きしとけばいいと思うよ
師匠が復活したと仮定して、て書いておく程度でいいんじゃない?
復活クエの中身を知った上でばらしてなければ。
しかし、保管庫ほしいな。作製需要ある?
この板の性質上本スレには晒せないから、需要なければ個人的に保管するだけに止どめとくけど。
>>131 六さんは根性なんてなまっちょろいもんじゃ勘弁してくれねえぜ……
>>135 個人的には欲しいです
このスレ結構盛り上がってるし
配信前クエの話なら
「配信前クエストの内容が含まれます」でいいんじゃね?
詳しく注意書きするとそれ自体がネタバレか匂わすものになっちゃう。
結婚…指輪だと…?
師匠と電撃結婚じゃねぇすかwww
うわ〜、ほしいな。けど揃う気がしないw
ロクナモノヨコサーヌさんだし。
>>138 うちもこの髪型に髪色だw
結婚指輪欲しいな。師匠がくれたって設定にする。
ブーケは武器なのか…。
何系の武器なんだろうか。
投げるからブーメランとか。
戻ってきちゃダメだけど。
マックじゃなくても平気だよ
もちろんタキシードはあるんだろうなロクサーヌさんよぉ…
ウェディングアイテム9種類でこの画像が5種類だから、男性用が4種類なんじゃなかろーか。
>>143 扇っぽいよ
男性用は白タキシード上下とくつはまずあるだろうけど、あと一個はなんだろうか
それとも女性用に後一個手袋とかがあるんだろうか
しかし師匠はあんまりタキシードは似合わない気が…
紋付袴の方がしっくりくるw
>>126 むしろ労わるように傷を触ったり舐めたりすると萌える
ハゲじゃない師匠なんて味噌の入ってない味噌汁みたいなもんだぜ!
No hair
No Shisyo
>>147 男性用結婚指輪でお揃いになるなら、萌え過ぎて床転がりまくる
ブーケは扇なのか…
てっきり短剣かと思った(ブーケの中に仕込み短剣)
やっべ!扇スキル育ててねーよ!
とりあえず当面金策が大変だな…
ロクサーヌさん所行くとついつい無駄遣いしちゃうから
当分出入りを控えておこう
目指せ!ウエディングフルコンプ!
扇スキルMAXでふわふわアップピンク髪のウチの女主人公に死角はなかった
ちょっと扇スキル100にしてくる
ブーケはハンマー扱いで攻撃する度に花が散って
何回か使用すると祈りの指輪みたいに無くなると思ってたのに
ぐだぐだな話をレッツ投下
160 :
@:2009/08/31(月) 21:57:51 0
むにむにむにむにむにむにむにむにむにむ
「…何をなさってるのですか?お師匠様」
「いやすまん…ついな」
イザヤールはノインの頬を摘まんでいた手を離した。
「別にいいですけど…何してるのかな、と」
「そうか」
イザヤールは再びノインの頬に手を伸ばす。
むにむにふにふにふにむにふにふにうに
「ひゃからぁー…なにおひへ」
了承を得たことで、イザヤールは遠慮なく両手でノインの頬を揉んでいる。
ノインは大きな手に文字通り翻弄されて言葉がうまく発せないようだ。
「いや、何かに似ていると思ってな…」
どうにも、喉まで出かかっているのに出てこない。
横に伸ばし、縦に伸ばす。
そのたびに、ノインがむうとかにゅうとか潰れたような声を上げる。
「へゆーは、おひほーはま」
「誰がおひほー様だ」
「おひひょーはま!」
「ノイン、その顔おもしろいぞ」
161 :
A:2009/08/31(月) 21:58:58 0
ノインがついに耐えかねてイザヤールの両手を掴んで引きはがす。
「お師匠様!!!」
「なんだ。大声を出して」
朝方なのだから静かにしなさい、とたしなめられる。
理不尽さを噛み殺しつつノインは声をひそめて続けた。
「なんなのですかさっきから…」
「うむ。何に似ているのだろうな?」
「…そういう意味ではありません」
「なんだ?」
はあ、とため息をついたノインを、イザヤールがきょとんと見ている。
ノインは言葉を発する気がそがれて、イザヤールに背を向けた。
「なんだ、ノイン、どこか痛いのか?」
「……ええ、そりゃあ腰が痛いですよーだ」
あれだけ突っ込まれればー、とノインが恨みがましく付け加える。
二人は今寝所で横になっている状態であった。
ノインは布団を頭まですっぽりとかぶった状態でイザヤールに背を向けている。
一緒の布団だったので、当然イザヤールの分まで布団を奪っていた。
162 :
B:2009/08/31(月) 22:00:34 0
ノインがやりきれない気持ちになったのは、以下のような思考の過程によるものだ。
朝起きたら、最近そういう関係になった恋人に触られていた。
これが、背中を優しく撫でるだとか、腕枕をして抱えられている、とかだったら最高だろう。
……しかしなぜ、頬を思い切り嬲られていなければならないのか。
しかも、理由が“何かに似ている”…肉まんか何かか。
むしろ胸や尻を触られていたほうがましな気がする。
情事の朝ですよ情事の朝。もっと甘い砂糖漬けの菓子のような会話はできないのですかお師匠様。
…あ、でもそんなお師匠様は気持ち悪い。
そんな師匠だったら多分頭かち割りたくなる。
あれ、これ誰が悪い?私?
…うう…腰痛いなあ…。
ということらしい。
「大丈夫か?」
蓑虫のようになり、もごもごと不定期に動いているノインに、イザヤールが声をかける。
蓑虫の誕生に自分にも一抹の責任があることに気がついたらしい。
「ノイン、こちらを向いて顔を見せてくれないか」
「…もう頬っぺた触りません?」
「……………うむ」
「長いですよ葛藤が」
顔を出さないままに、蓑虫がごろんとイザヤールの方に向き直る。
結局、ノインは蓑虫のままイザヤールの腕に納まることにことにしたらしい。
「どこが痛い」
「…も少し上です」
イザヤールはそのままノインの腰のあたりを布団越しにさすった。
163 :
C:2009/08/31(月) 22:02:05 0
ノインの腰の痛みが気分とともに大分マシになったころ、イザヤールが呟いた。
「…ぬいぐるみを抱いている気分なのだが」
「私は蒸し風呂の気分です」
ふはっと息を吐いてノインが顔だけ布団から出す。
「どちらもあまり得が無いようだぞ?」
顔を覗き込んでイザヤールが話すと、ノインが猫の子のように鼻を擦り寄せた。
「引くに引けないから、謝ってください。上っ面でいいんで」
「すまなかった」
「もっと心をこめて」
「怒るぞ」
くだらない会話が楽しいのか、あやされるうちにどうでもよくなったのか、ノインは布団から抜け出た。
「はー…暑かったです」
「だろうな」
意地を張ってずっと布団のなかで丸まっていたためかノインの体は火照っている。
イザヤールはそんなノインを見て腕を広げた。
「さあ来なさい」
「暑いからヤです」
「大丈夫だ。私は布団を何者かに盗られて冷えている」
「あー…なるほど…」
なんだか朝から疲弊したノインは、おとなしくイザヤールの腕の中に納まって丸くなった。
イザヤールはようやく帰ってきた柔らかな体が愛おしい。
喉やらこめかみやら額やら、やっぱり頬やらに触れられたが、気持がいいからどうでもいいな、とノインは思考を手放す。
しばらくの後、二人分の寝息が部屋に満たされた。
164 :
D:2009/08/31(月) 22:03:10 0
それから数時間後
・
・
・
・
・
昼ごろにウォルロの村の様子を見に来たイザヤールは、一匹のスライムを捕まえた。
誤って村の中に入り込んでしまったものらしい。
こういうことは度々あった。
村人に手を出す気があるわけでもない場合は、どこか遠くに放す事にしている。
軽く気絶させ、ぷにゃぷにゃした物体を掴んで持ち上げる。
と、その時イザヤールはデジャヴを感じた。
「………これか」
ノインには言わないでおこう。
その方がいい気がする…。
懸命な結論に至り、イザヤールはしばらくスライムの感触を楽しみながら草原を飛んだ。
≪完≫
を、入れ忘れましたごめんなさい。
>>160 GJ!! 二人とも可愛すぎる。
むっつりしてるけど全然手加減してない師匠にも萌え。
ノインとすれ違いたい
これはかわいい!
男のウエディング武器は何になるんだろうか?
キャンドル(剣か槍扱い)とかか?
安価ミスってたw
でもなんでこの時期にウェディングなんだろうな
気候が安定してきて涼しくなってくるこれくらいの時期に結婚する人が多いからかもな。
梅雨とかぶるから案外ジューンブライドは人気がないって聞いたことがあるし。
ジューンブライドは日本の気候には合わないからな。
9月10月とかトップシーズンらしいよ。
初めての教導作業ええのう
ウエディングケーキはないから代わりにバースデーケーキ入刀だなw
それともウエディングケーキも配信されるのだろうか?
女主&師匠=ウエディング装備一式
仲間=ノーブルとかフォーマル系装備一式
これで新郎新婦&参列者一行の出来上がりだな
二人で温泉&傷痕発見ネタが完成したので投下。
まだ踏み切れなくて中途半端なところでお茶を濁してるけどカンベンしてください。
注意
・師匠復活と仮定した上での話となっております(クエスト内容自体のネタバレはありません知りません)。
・SS中に登場するクエストは架空のクエストです。
・キングスライムが不憫です。
ただでさえ巨大なキングスライムが、空気を思い切り吸い込んで膨らみ、私めがけて襲い掛かってくる。
幾多の修羅場を潜り抜けてきた身にしてみれば隙だらけのその身体に、思い切り剣を突き刺した。
すっぱーん!!
「…あの二人がどうして私達二人だけで行けって言ったか、ようやく分かった気がします」
師弟水入らずとかそんなじゃなかったんですね、と愚痴りながら、
湯煙の向こうでこちらに背を向けた弟子は、髪についたキングスライムの残骸と格闘していた。
『膨れ上がったキングスライムを突き刺すとどうなるか調べてほしい』
ことの起こりはそんな他愛もないクエストを受けたことだった。
弟子は私以外にも射手である賢者と、槍の使い手であるパラディンを誘ったのだが、
「たまには師弟水入らずで行って来い。わざわざ四人で調べるようなことでもないだろう」
「そうですよ。キングスライムくらい一人でもキュッと捻れるじゃないですか」
と口々に断られ、結局二人で調べることと相成った。
初めは賢者の言葉通り、師弟水入らずの時間を過ごせるようにとの計らいかと思ったが、その考えは
キングスライムを突き刺した瞬間にキングスライム共々破裂した。
あの二人には結果が見えていて、それゆえに私達二人で行くように仕向けたのだと気づいた時には
私も弟子もキングスライムの残骸でべとべとになっていた。
このまま宿に戻るわけにも行かないし、ということで、以前見つけたらしいドミール付近の温泉で
身体を清めて行こうという話になり、現在に至る。
無論男女の仕切りなどあるわけもないから混浴だ。さほど広いわけでもないから距離もない。
なんと言うか非常に美味しい…もとい危険な状況だった。
因みにタオルは行くことを拒んだ賢者とパラディンが渡してくれたものだ。やはり確信犯だったらしい。
「こういう時に髪がないと便利ですよねー」
「褒め言葉として受け取っておく」
「ああ、やっと取れた」
「まだ後ろについているぞ」
そう言って粘液状になったキングスライムの成れの果てをタオルで拭ってやる。
そのまま正面に回って、拭い忘れがないかどうかを調べる。案外こういうものは自分では気づかないものだ。
顔と髪を上から下まで見回したところで、ふと剥き出しの左肩に目が行った。
白い肩を斜めに走る裂傷の跡。半ばでタオルに覆われて全ては見えないが、
その傷が両の乳房の間を通り、右脇腹にまで続いていることを私は知っている。
他でもない、この私がつけた傷。
「…痕が残ったのか」
「ええ」
私の呟きに、弟子が小さく頷く。
鋭い刃物で迷いなく付けた傷は本来ならば綺麗にふさがるものだ。が、あの時の私には躊躇いがあった。
仲間達のためとはいえ、弟子に刃を向けること。その心身に傷をつけることに。
その躊躇いが剣を鈍らせ、傷痕を残すと言うかえって悪い結果に繋がったらしい。
「謝らないでください。…もう、過ぎたことです」
せめてもの謝罪の言葉をさえぎるように弟子が言う。
「こうやってまたお師匠様と一緒にいられる。私には、それだけで十分です」
「…お前は相変わらず欲がないな。謝ることすらさせてくれんのか…」
「欲がないわけじゃないですよ」
ふわりと笑って、弟子が僅かにこちらに寄って来た。
「できることなら、これからもずっとお師匠様と一緒にいたいと思っていますから」
凄くわがままでしょう、と弟子はころころと笑う。
仲間と師のために裏切り、傷つけ、消えない傷痕を残した私に向かってずっと一緒にいてくれと。
「それは、愛の告白と受け取ってもいいのだろうか」
「お師匠様の口からそういわれると、なんだかとっても違和感がありますね」
「茶化すな」
「…茶化さないと、恥ずかしくてやってられないんですよ」
それくらい気づいてください、と呟いて弟子は顔をそらした。
頬に赤みが差しているのは、湯に浸かっているためだけではないだろう。
ここまで言わせてしまったのだ。あとは私がリードしてやらなければならない。
弟子の肩を抱き寄せて、肩の傷痕に触れる。周囲の滑らかな感触と違い、そこだけは引き攣れたような奇妙な感触だった。
どうやらそこは神経が鋭敏になっているらしく、弟子の唇から小さなため息が漏れた。
「この状況でそのようなことを言うとどうなるのか、分かった上で言っているのか?」
知らない振りをすれば今からでも間に合うのだぞと言外に匂わせる。
本当ならば今すぐにでも事に及びたいところだが、僅かに残った罪悪感と弟子を思う心とで踏みとどまる。
「分かっていなかったら、最初からあんな恥ずかしいこと言いません」
「…後悔しないな?」
最後の問に、弟子は静かに頷いた。
「…ならば私もお前の想いに全力で応えよう。
このような傷痕を刻み付け、心にも傷を付けた私を許し、愛してくれたお前のために」
耳元で誓いの言葉を囁き、肩の傷痕に触れていた指を傷痕をなぞるように滑らせる。
途中で素肌を覆うタオルに引っかかったが、少し指を動かせば、
ただ巻きつけただけのそれはあっさりと解けて、白濁色の湯に沈んでいった。
白い肌を脇腹にまで真っ直ぐ走る傷痕をしっかりと目に焼きつけ、指先でなぞるだけだったそれを掌でゆっくりと撫でる。
「お師匠、様…」
熱を帯びた声に誘われるように弟子の唇を塞ぐ。
そのまま掌を傷痕に沿って双丘の間から脇腹へと滑らせて腰に回し、ぐいと引き寄せる。
…と、ストップをかけるように弟子の手が背中を叩いたので、塞いでいた唇を開放する。
「今更止めろと言うのはなしだぞ」
「ちが、いますっ! …あの、一つ、言い忘れてた、んですけど」
「なんだ?」
目元を潤ませ、息も絶え絶えの弟子は何とか呼吸を整えると、消え入りそうな声で呟いた。
「…優しくしてくださいね?」
「努力はするが、保障はしかねる」
正直なところを伝えてやると弟子は絶句した。いずれにせよ嘘を言っても仕方がない。
一抹の不安を感じたのか、弟子は何か言おうとしたが、傷痕に舌を這わせた瞬間に悲鳴とも嬌声ともつかない声に取って代わった。
ルイーダの酒場の一角にて
「遅いな」
「遅いですねぇ」
ずずー。
「あの子が大丈夫だと良いが…あ、お代わりはどうだ?」
「軽く三ラウンドは行ってるでしょうからねぇ…あ、お願いします。今回は濃い目で」
こぽぽぽぽ…
「準備はしておいた方が良いな」
「それは彼女の看病? それともイザヤールさんをぶちのめすほうの?」
カチャン。
「両方だ。…ミルクと砂糖は?」
「僕は先に彼女の看病の準備をしておいた方が良いですね。…砂糖は良いのでミルク多めでお願いします」
ずずずー。
「飲み終わったら準備に掛かるか。秘伝書は私が用意しておく」
「槍だけじゃなくてパラディンの方もお願いします」
カチャン。
「了解した」
「じゃあ、準備に取り掛かるとしますか」
<<了>>
>>180 GJ!イイヨイイヨー。
師匠は良い思いして帰ってきてもグランドネビュラが待ち構えてるんだなw
>>180 GJ!
自分達でお膳立てしといて仲間達ヒドスw
事後スパークとな
>>180 GJ そしてありがとう
次回も楽しみにしてるぜ
あー早く結婚式やりたい
しかしグランドネビュラを喰らっても、事後スパークを喰らっても幸せそうな顔を崩さない師匠が目に見えるぜ
>>192 乙です!充実するといいな。
ところで今日すれ違い通信しながら
ルイーダに『これが呼び込みの正装だから』と吹き込まれてバニースーツで呼び込みに
出ようとする主人公と、それを見た師匠による教育的指導(性的な意味を含む)
という妄想をしてしまったのでちょっとDS片手に滝に打たれてくる。
>>192 乙です。
ノインで書いてたものだけど、三つとも題名付けてくれたのですね。
ありがとう、わざわざごめんなさい。
そして
>>102に納得してテラ短いのおいとく。
あと少し。
何故届かなかった?
地を蹴って体を捕まえればよかったのか。
そうすれば、離れることはなかった。
離れなければ、師を探すことを忘れていられたかもしれない。
離れなければ、共に師を探すことができたかもしれない。
離れなければ、剣を向けずとも済んだのかもしれない。
こちらに駆けてくるその笑顔を凍らせずとも済んだ。
その体を愛おしんだ手でその体に傷を付けずとも済んだ。
温かで柔らかだった肉に鉄を沈めた感触がまだ残っている。
こんな顔を見ずに済んだ。
私の体から溢れる血を留めようと手を汚す姿を見ずに済んだ。
虚ろな笑顔でただ首を振る姿を見ずに済んだ。
何故届かなかったのだろう。
あと少し。
何故間に合わなかった?
私がもっと強ければよかったのだろうか。
そうすれば、あなたを助けることができただろうか。
もっと強ければ、あなたに追いついただろうか。
もっと強ければ、私に事情を話しただろうか。
もっと強ければ、せめてもう少し話す時間があっただろうか。
よく頭を撫でてくれた手が今は血に濡れている。
眠りを預けたその胸が、呼吸を必要としなくなっている。
私の名を呼んだ喉は風の漏れるような音を出している。
無理に笑うのはやめてください。
謝るのはやめてください。
最後ってなんのことですか?
一生愛してくれ、なんて言いません。
ずっと傍に居てくれ、なんて言いませんから。
いなくならないでください。
置いていかないでください。
何故間に合わなかったのだろう。
また≪完≫を…
>>192 乙です。タイトルまでつけてくださってありがとうございます。
これからも頑張って書かせて頂きますぜ。
>>193 うちの主人公だと背が低いからバニーよりメイド服のほうが似合うんだよなぁ。
事実呼び込みはメイド服で行ってるし。
結婚云々以前に教育的指導が先に来そうだ…
>>196 GJ!
甘甘らぶらぶのノイン嬢と師匠だけどいつかこうなる日がくるんだよな…
>>196 GJ
つうか電車でガチ泣きしてしまったんだが
白のブーケ
白いシルクハット
シルクのベール
白いタキシード
ウェディングドレス
白いスラックス
白いエナメルぐつ
エナメルのヒール
けっこんゆびわ
これで九つらしい
師匠ヅラ被らなくても似合う服装になりそうで良かったね!
>>196 ただいま帰宅いたしましたが涙目で保管させていただきました。
仕事で冷や汗流して、SSで涙流して、皆さん私を塩分不足にするおつもりでしょうか?w
限定がかけやすいと言う事でFC2ブログを使いましたが、ちゃんと機能しているでしょうか?
ブログ全体にパスをかけた上で
本スレ → 公開記事。表パスをクリアすれば読み放題
当スレ → 限定記事。もう一段階パス必要。
という様にしたつもりですが、不具合があったら指摘してください。
それから、保管の目安ですが現在2レス以上続くSSは無条件で保管しています。
1レスのみの一コマ的なSSは、時間がある時に少しずつ(独断と偏見で)保管して行こうかと思いますが、
スレ丸ごと保管は考えていません。更新に波があるとは思いますが、よろしくお願いいたします。
203 :
名無しさん@ビンキー:2009/09/01(火) 23:59:16 0
師匠はククールのカツラつけるとイケメンになれるよ、よ!
>>202 管理者さん禿乙です。
見やすい構成でとてもありがたいです。
大変かと思いますが、これからもよろしくお願いいたします。
仲間になったらエロ装備スレで学んだパンチラスキル発動してムラムラさせてやる
エロ装備スレはもはやパンチラどころかはいてないの域にまで達している
うちのPTは主人公以外みな男だから
はいてるはいてない論争で盛り上がる傍らで青筋浮かべている師匠の電波を受信した
はやく仲間にしたいなあ そろそろラスボス倒すか…
>>201 流石にブーケは男が持たないだろうし、男は武器なしか
しかし白シルクハットは何か結婚式らしくないなw
シルクハットはブーメラン枠だったらいいのに
なんかISSAみたいになりそう
>>196 GJ!!
つかあなたの話ゆるくて大好きだと書こうとしたら切なくて涙目。
かまわん!どっちも好きだ!
>>203 ククールのズラつけたらみんなククールに見える
うちの主人公につけたら女装したクックルにしか見えなかったよ…
ウエディングとかコスプレとかもいいけど、和服っぽいのが欲しかったな〜。
ギュネイ将軍のみたいなやつ。
師匠は似合うと思う。
浴衣とかもいいな
あたまにはお面で武器はヨーヨーとか…
モーニングスターみたいなものと考えれば…
師匠にはどうぎ系を着せたい
あとあらくれ系。下はステテコパンツで
3月には是非とも御内裏様とお雛様で
愉快な装備談義はいいけれど、そんな格好の主人公に倒される洞窟ボスが不憫に思える今日この頃w
着エロとしては、和装はやっぱり襦袢で前帯を推奨します。
着エロって着メロみたいだなw
ウエディング装備とか想定外のが配信来たからなー
和服だのチャイナドレスだのいつ来てもおかしくないなw
10月だとハロウイン装備とかもいいかもしれんな
>>219 ありがとう。保存した。
師匠が恋しい。なんで速解きなんてしちゃったんだろう。私のバカバカ
着物は正月合わせで来る可能性高いんじゃない?
個人的には振袖系の華やかな和服と浴衣系の軽やかな和服の両方が
欲しいんだけど、そりゃ流石に贅沢ってもんだな。
12月はサンタ衣装とかもいいな
しかしハロウインだとイタズラにかこつけて
色々楽しめそうだな
師匠にお菓子をおねだり
犯しをおねだり……
逆に吸血鬼に扮装した師匠に喰われそうになる主人公の姿が浮かんだ
サンタだとあれか、主人公がこっそり日ごろの感謝を込めて
枕元にプレゼントを置こうとしたら狸寝入りしてた師匠にプレゼントと間違われていただかれると
お師匠様と一緒に過ごせないクリスマスなんて…
バレンタインはラブラブしてくれるよ
>>228 自分はクリスマス間に合うんじゃないかと思ってる。根拠は次の記事にて。
※次の記事で未配信クエのクエストNoについて触れるので(タイトル・内容等は書きません)
目に入れたくない人は 未配信クエネタばれ をNGでお願いします。
携帯で専ブラ入れてない人のために改行入れます。失敗してたらごめん。
p://www15.plala.or.jp/gcap/dq9/quest.htm(リンク先は未配信内容についてネタばれ多数。閲覧は自己責任で)
によると師匠加入クエストはNo,163。 8/28にNo,133が配信されたから師匠加入まであと30。
クエストNo通りかつ、一週間に2クエストの配信ペースなら12/11にNo,163が来る。
但しパッケージにもあるようにDQ9は配信クエで1年遊べるという触れこみだから今のペースだと半年程度で
全クエストが消化できてしまう。それゆえ今後配信ペース・順番が変わり12月から大きくずれこむ可能性もある。
ありがとう。ある種の生きる希望が湧いて来た。
最近スクエニが「クエスト解放系」のチート対策を考え始めたみたいだから
配信ペースとか順番とか変動するかもね。
>>230 228ですけどありがとう。
攻略サイトさんにお世話になってるので、何となく知っていましたが
このままのペースでいくと…っていうのは気になってました。
順番が入れ替わることはないかと思いますが、ずれ込みはあるかもですね。
待ち遠しいです。
さあ。
金は貯まっているか?
白のブーケ 50000
白いシルクハット 20000
シルクのベール 30000
白いタキシード 50000
ウェディングドレス 90000
白いスラックス 15000
白いエルメスぐつ 20000
エルメスのヒール 30000
けっこんゆびわ 50000
レナさんとこ行ってこよwwww
たけえwww
ちょっとゴルスラ狩ってくる
エルメスはエナメルだぜ……。
エルメスならそれはそれでいいっちゃいいがw
高っ!!!w
期限付きな上に高額ってなんて悪徳商法www
現在出回ってるゴルスラ地図有名どころ
残された魂の地図LV83 レフィカル
見えざる星々地図LV89 さとる
ゴルスラと一緒に別の敵が出てきたときの対処。
全員LV99の場合1人みのがすをするとゴルスラ以外が立ち去るので、
快適に戦闘が出来る。
頑張ろうぜ……w
ちょうどときのすいしょう大人買いする前だったぜ
銀行の100万ゴールドが火を噴く時がやってきたようだな
高すぎるwwww合計49万?
女主人公で再プレイ始めたから金がほとんどないっていうのに…
錬金で地道に稼ぐしかない
49万とか・・・どこのぶつ森だよw
まだ初めて間もないからそんなお金ないよー
期間限定なだけに余計に辛いな
まあ、今回コンプ逃しても、そのうち再配信来るだろうけど。
49万って…現貯金50万ですが、すっからかんになれとw
そもそも、六さんちゃんと全部出してくれるのか?w
貯金はあったがゴルスラで50万貯めた。
あとはちゃんとショーウィンドウに並べてくれればおk。
>>247 計算するときにスラックスの桁を1つ間違えたんだ、たぶんw
ちょっとゴールドメイル大量生産してくる
実際には指輪2つ必要だから40万5千Gかな
最大の難関は品揃え…頼むよロクさん
とりあえずタキシードが来たぞー
お師匠にあげる前に、ウチの若い衆に試着させてみた
……なかなかいいじゃない
タキシードおめ。
今日はロクさん相変わらずだったよ…
でも今回のフェアは一月続くらしいから望みはあるな。
男女のエナメル靴とシルクハットktkr
ここで情報もらって、昨日ゴルスラ狩りで50万稼いだかいがあったよ!
情報下さった方、ありがとうございました。
フェア終了時には皆さん目的のものが手に入っていますように。
素材ばっかりロクなものよこサーヌさんめwww
昨日両方ブーツ出たから今日は出し惜しみかよ。9種類もあるのにwww
1ヶ月で揃うかなあ……。
最近始めたばかりのレベルにはキツイ金額だな。
ゴールドマンで頑張ってみるか・・・
>>254 ゴールドマン出現地域まで行ったならこっちにした方がいいと思う
581 名前が無い@ただの名無しのようだ [sage] Date:2009/09/03(木) 20:31:23 ID:BSAVIYVS0 Be:
たっか!
船入手してたらぬくもりのシャプカかゴールドメイル錬金で貯めるべ!
さんざん既出だけど書いておく。
ぬくもりのシャプカ
うさぎのおまもり(エラフィタ村:240G)、けがわのフード(船着場:550G)、やわらかウール(カルバドの集落:180G)の3つを購入。(合計970G)×99=96030G
購入した3つを錬金し、ぬくもりのシャプカを作成。
店に売れば1つ1200Gで売れる。(230Gの儲け)
1つ自体の効率は低めだが、複数まとめて作れるので元となる資金があれば楽になる。
99個以上錬金で作成できるが、99以上数は増えないのでMAX作成したら必ず売る事。 さもないと損をする事になる。
収益率約1.23倍、99個売却で22770G
ゴールドメイル
シルバーメイル(サンマロウ:4000G)、きんのゆびわ(ツォの浜:220G)、きんのブレスレット(ツォの浜:350G) の3つを購入。(合計4570G)×99=452,430G
購入した3つを錬金し、ゴールドメイルを作成。
店に売れば1つ4900Gで売れる。(330Gの儲け)
1つ自体の効率は低めだが、複数まとめて作れるので元となる資金があれば楽になる。
ぬくもりのシャプカと比較すると、1箇所巡回が減るので、微妙に作業が楽になる。
99個以上錬金で作成できるが、99以上数は増えないのでMAX作成したら必ず売る事。 さもないと損をする事になる。
収益率約1.07倍、99個売却で32,670G
収益率が悪いので1回で22770G以上稼げるのは70個売却から。
つまり320,000G貯まるまではぬくもりのシャプカの方が効率がよい。
最終段階での最も効率の良い金稼ぎになると思われる
仲間をルイーダに預けておいて主人公のみで動けば処理が軽くなり効率が上がる。
元金4570Gから始めると、99個錬金できるようになるまでに74回の錬金が必要。
256 :
254:2009/09/04(金) 19:08:51 O
>>255 わぁー!!ありがとう!!!
この方がはるかに効率良さそうだね。早速ぬくもりのシャプカ作ってみるよ。
ほんと、金も手間もかかる男だw
だがそれがいい
のか?主人公w
最近ハゲてる人を見るとドキドキしてしまいます
リアルハゲに惑わされるな!
師匠のあれはハゲではなく、磨き上げられた坊主頭だ…!
すれちがいスレに書く程でもないチラ裏。
明日秋葉原に行くから、メッセージに縦読み仕込んで行こうかと。
このスレ知ってる人とすれちがえたら良いなぁ…
>>261 秋葉原にはよく行くけど明日は行かれないなあ。残念。
次のすれちがいは、メッセージに師匠ラブって入れとく。
263 :
261:2009/09/05(土) 21:09:29 O
ありゃ、残念。
でも頑張って人数稼いできます。
>>211 さんくす
投下時トリ推奨見逃してましたごめんなさい。
花嫁衣装いいなあ。というわけで投下します。
注意点
・師匠が復活すると仮定したうえでのお話です。ちと長め。
・仲間、もといオリジナルキャラが出てきます。嫌いな人はスル―願います。
・“聖女の守り”は本来使った当人にしか効きませんが、見逃してください。
・時間をおいて書いたのでギャグとシリアスと一部エロが混じってます
ある日のウォルロ村。
大地震の傷跡もとうに癒えたその風景に、かつての守護天使が一人翼のない姿で立ち尽くしている。
自らの手に視線を落とし、ただ状況を把握しようと混乱する頭を必死に動かしていた、
「私は…私は、死んだはずでは…?」
皇帝ガサナダイの炎に討たれ、裏切った弟子に看取られた。
しかし確かに、その村のかつての守護天使―イザヤールはそこに居た。
「お師匠様、本当に…?」
懐かしい声に、イザヤールがゆるゆると顔を上げる。
そこには、自らの死の間際に居合わせたかつての弟子、最も愛おしいと想っていた相手。
「…ノインか?」
「……お…ッお師匠様あ!!」
顔を歪め、ノインはイザヤールに飛びついた。
目からは涙、鼻からは鼻水。
しかしそんなことはノインにとってどうでもよく、今はただ目の前の存在を確かめることで一杯一杯だ。
師を呼び、体にしがみつく以外、他のことは考えられないようだ。
イザヤールはその瞬間に、自身が確かに再びこの世に在るのだと信じることができた。
「…すまない、私はお前を」
「いいんです、何でもいいんです。また会えただけで私…」
謝罪の言葉を吐こうとしたイザヤールに、ノインが必死に作ったぐしゃぐしゃの涙声で答える。
「ノイン…ッ」
イザヤールが言葉を発したまさにその瞬間。
「はーい感動の再会そこまで〜」
二人の世界はパンパンという手をたたく小気味の良い音で遮られた。
イザヤールがぎょっとして顔を上げると、どこに居たのやら4人の人影がぞろぞろ姿を現す。
そのうちの一人は、イザヤールにも見覚えのあるウォルロ村の宿屋の少女。リッカである。
「はい、ノイン。こっち来てねーあぶないからねー」
彼女は柔和な笑顔でイザヤールにしがみついているノインの首根っこを掴み、べりんと引き剥がす。
「ああぁぁぁッお師匠様ぁああ! リッカ放してー!!やっぱやだー駄目ぇ!」
ノインはイザヤールに手を伸ばし、ピーピー泣きながらもリッカに引きずられていく。
「駄目よノイン。約束したでしょ?」
めっ、と人差し指をノインにつきつけ、リッカは茫然としているイザヤールに向かって微笑みかける。
「私リッカと言います。ノインの友達…じゃあ、ノインと先に教会行ってますから」
頑張って、と手をふられた。何を?と問い返す暇もなく、イザヤールの眼前には3人の人物が立ちはだかる。
「初めまして。えーと、イザヤール殿?」
「はじめまして〜」
「……(ぺこり)」
格好をつけたポーズをとっている男魔法戦士と、杖をもった9歳ほどの幼女。そして目つきの悪いバンダナ男。
混乱と喜びと後の、再びの混乱にイザヤールの脳は休む暇がなかった。
「…すまんが、あなた方は」
本当はすぐにでもノインの後を追いたいが、こらえて聞いてみる。
すると魔法戦士がうざったいほどに爽やかな笑顔で白い歯を見せ、話し出した。
「ノインと共に冒険をしていたものです。一緒に黄金の果実を集めました」
「盗られちゃいましたけど!」
幼女が屈託のない笑顔でそう言うと、イザヤールの背に見えない矢がぶすりッと刺さった。
「こらこら、駄目だろうそんなことを言ったら…仕方なかったんですよね?」
「ご理解、感謝する…」
「あのー僕ら、ノインの目の前であなたが玉砕された時も後ろに居たのですが…覚えてらっしゃいませんか?」
「も、申し訳ないが、あの時はそんな余裕が」
「ですよね。あなたいきなり血まみれでしたし」
魔法戦士はふんふんと上機嫌である。
「すまないが、挨拶は後ほど。弟子と…ノインと話したい」
「わかってます、わかってます。僕らもお二人の仲を邪魔する気はありません」
大仰な手振りでそう話す魔法戦士のガウンの裾をつかみ、幼女が続けた。
「ちょっと いたいだけだから、がまんだよ!」
すぐに無口なバンダナ男が後ろから幼女を捕まえ持ち上げた。
魔法戦士の後ろのほうで高い高いをしてもらいきゃっきゃと喜んでいる。
「…すみませんね。まあ、ちょっとこちらの話も聞いて下さい」
そうして、魔法戦士は話し始めた。
ノインは、あなたに黄金の果実を奪われた後いつもよりずっと元気でした。
果実を奪われたことより、切られたことより、あなたが無事で再び会えたことが嬉しかったんしょうね。
僕らとしては怪我をした彼女を見て複雑でしたが、どこか影を負っていた彼女が元気になって嬉しかったです。
彼女は、あなたがあんなことをしたのは絶対に理由があると断言してましたから、僕らもそれを信じました。
ここまではまあ、いいんです。
あなたのことも、“ノインが引っ掛かった性質の悪い男”くらいにしか思ってませんでした。
問題はそれからです。
あなたがガサナダイに討たれたあの後、あなたが天に昇って行ったあの後…大変でした。
ノインは魂が抜けたようになりました。
自分に回復呪文を一切かけずにばっさばっさ魔物を切り捨てていくんです。
そりゃあいままで見たことないくらいに怖くて強かったです。
けどノインが死なないようにフォローするのがどんだけ大変だったか…。
結局最後の元凶…あなたの師匠ですね。を切り伏せて、彼が幸せそうに恋人と天に昇っていくのを見届けた後。
ノインはしばらくの間ホントの意味で魂抜けちゃいましたね。
石の町のスライムをつついて10日ほど過ごしていました。
ノイン下手すると死んじゃうんじゃないかと思って、僕らもあの町に10日居たんですよ?
あの町に10日もいたら、僕らだって滅入りますよ。
けど、まあリッカさんや、いままで出会った方々と話すうちにノインは段々元気になって行きました。
とくに学者のルーフィンさんとはよくお酒を飲んで、互いに互いの亡くなった恋人に愚痴ってましたよ。
「なんで何も言ってくれなかったんだー」とか「自分が悪いんだー」とか「でも好きだあー」とか。
泣き上戸に長時間つきあいました。正直、よく僕らつきあったもんだと思います。
で、なんとか立ち直ったノインと再び僕らは冒険に出ました。
彼女は笑ってくれるようにもなりました。
僕らもこの時は安心したもんです。時がたてば、自然に切なく淡い思い出になるさ、と思いました。
なに、人生は長いのだから新しい恋人の1人や2人や3人や5人。ノインの器量ならすぐできると思いましたし。
けど、本当に冗談じゃなく大変なのはそっからでした。
ノインは事あるごとにあなたを思い出しました。
夜空を見上げては涙を流し、ダーマ神殿前のハオチュン様を見ては涙を流し、
その辺に置いてある壺の つるんっとした部分を見ては壺を割らせまいとし、
宿屋に置いてある つるんっとしたヤカンを見ては抱きすくめ、
果ては、つるんっとしたメタル系スライムを慈愛の心で逃がしていました。
いいですか?ぼくらは彼女に泣いてほしくありませんでした。
だから昼に冒険して、ダーマ神殿に行かず、壺も割らず、宿屋に泊らず、メタル系スライムを狩りませんでした。
転職できないし、夜は野宿で彼女を無理やり寝かせ交代に見張りたてていたし、アイテムは壺からとれないし、レベルは上がらないし…。
正直、今回あなたが復活してくださって助かります。
けどまあ…言いたいことはわかりますね?
一発、殴らせていただきたい。
「…よくわかった…私のせいですまなかった」
イザヤールはため息をついた。
ノインにしてしまったことを悔やむ気持ちで一杯で、今すぐに本人に謝りたかった。
けれど、この3人の被った迷惑はかなりとんでもない。
「僕らもすっきりしとかないと、これから一緒に旅をするかもしれないあなたと気まずくなるのは嫌です。
それに、それだけというわけでもありません。それだけだったら、僕らが我慢すればいい話です」
「…というと?」
“バンダナ男はぜんしんに ちからを ためた!バンダナ男のテンションが5あがった!”
“魔法戦士はルカニをとなえた! イザヤールのしゅびりょくが すこし さがった”
「聞けば、あなたとノインは師弟でありながらも恋人という非常においし…面白い関係であると」
「む…」
“バンダナ男はぜんしんに ちからを ためた!バンダナ男のテンションが25あがった!”
「この後どうせしばらくは、裏切った裏切らない、許す許さないで押し問答・すれ違いを繰り広げるのでしょう?」
それはそれで面白そうですが、と魔法戦士は続ける。
「でもノインのあの惚れっぷりだと、どうせお二人がくっつくことは目に見えてます」
“バンダナ男はぜんしんに ちからを ためた!バンダナ男のテンションが50あがった!”
「じゃあわざわざ嬉し恥ずかし気まずい恋問答を目の前でやってもらうのも、時間の無駄です。
お二人のわだかまりを無くすには…ノインの仲間である僕らのせいで、あなたが大迷惑を被ればいいのではないかと!」
“魔法戦士はルカニをとなえた! イザヤールのしゅびりょくが かなり さがった!”
「そうか…」
納得した言葉を吐きつつ、いや、明らかにとってつけた理由だろう、とイザヤールは内心つっこむ。
着々と進められている“一発殴る”準備を、目をつぶってやり過ごした。
「すっきりしときましょうよ、お互いに!」
“バンダナ男はぜんしんに ちからを ためた!バンダナ男のテンションが100あがった!”
“バンダナ男はスーパーハイテンションになった!”
“魔法戦士はバイキルトをとなえた! バンダナ男のこうげきりょくがかなりあがった!”
イザヤールは棺桶入りを覚悟しながら長く息を吐いた。
そして息を吸い構えの姿勢をとり、前方で棍を構えているバンダナ男に言う。
「受けて立とう…私は、ノインに謝らなければならないのだ」
バンダナ男は表情を変えずに頷き、そして小さく呟く。
「……がんばれ」
幼女の持つ杖の先が少し光り、バンダナ男が黄泉送りを放とうと棍を翻した。
ウォルロ村の小さな教会。
そこからは絶え間なくぴーぴーという泣き声が聞こえていた。
「一発って言ったじゃない…ッ!一発だけって…!」
ノインは棺桶に覆いかぶさってぐずぐず泣いている。
その眼前で神父はぶつぶつとイザヤールの御霊を呼び戻す呪文を唱えている。
「僕らは悪くないよノイン。ちゃんと一発だけだもの」
魔法戦士が、ね?と幼女に声をかけた。
「わたしちゃんと“せいじょのまもり”かけたよ?」
幼女がノインのポーズを真似て一緒に棺桶に突っ伏しながらそんなことを言う。
「だって、お師匠様in棺桶じゃない!」
「だからー」
あの時、イザヤールは最大級の攻撃に耐えた。
黄泉送りで再び黄泉送りにならずに済んだ。
幼女が僧侶の特技、“聖女の守り”をかけ、イザヤールを即死から防いでいたのだ。
「ノインがまたないちゃうからね!」
「ま、スッキリしましたよね僕らも」
「…(こくん)」
三種三様の表情で、彼らは自分の武器をそれぞれ仕舞う。
「ぐう…ッ、す、すまない……感謝する」
残りのHPは1で完全に瀕死であるが、なんとか生きている。
「いいんです。付き合ってくれてこちらこそ感謝しますよ…ノインのとこ、行ってあげてください」
「うむ…!」
イザヤールは、ノインのいる教会に向かおうと地を蹴った。
しかしまずいことに、背中に羽が無いことをすっかり失念していたのだ。
「で、ころんじゃったのー」
「HP1でこけて、HP1を消費したんですよ」
「…(こくん)」
「ううっ…お師匠様の馬鹿…ううッう…まぬけ……はげ…」
ノインは仲間を責めることもできずについに師匠にそんなことを言い出した。
「さ、棺桶がガタガタ言い出したし、私たちは先に帰りましょう。邪魔しちゃ悪いし…。
ノイン、二人でセントシュタインの宿屋に来てね。良い部屋とっておくから」
リッカがノインの仲間3人を誘導し、4人はぞろぞろと教会を抜けた。
「…お師匠様、生き返ってますよね?」
鼻をすすりながらノインが棺桶にそう問いかける。
「…うむ」
イザヤールは生き返っていた。が、棺桶から出てきていない。
復活していきなりまぬけな死にかたをしたせいか、なんとなく顔が出しづらいらしい。
「…生き返ったのに、早速教会送りにして、すみません」
「いや、彼らの言い分は尤もだろう」
棺桶のふたが持ち上がる。
ノインとイザヤールは顔を見合わせ、そして互いに目を逸らせた。
何を話していいのかわからない。
神父の咳払いに背中を押され、ひとまずは教会を出た。
ノインの頭は泣きすぎでぼーっとしているし、イザヤールもまだ現実感がつかめずにいた。
隣に、もう二度と会えないのだと思っていた相手がいる。
それが信じられなかった。
「…どっか座りましょう」
「…天使像のところでいいか」
「はい……って、お師匠様もう飛べないんですから」
そのまま滝のほうに足を向けるイザヤールの服の裾をつかみ、ノインが必死に止めた。
「ああ、そうか…そうだったな」
そう言って、イザヤールは肩から背中に手を回す。かつて確かに背負っていたはずの羽が無い。
ノインはそんなイザヤールを見て喉を詰まらせた。
「…お師匠様、ごめんなさい」
「何故お前が謝る?」
「羽、無くなっちゃって…お師匠様は、あの時、納得して…星に、なったのに」
すでに泣きはらした瞳から、再び面白いほどに雫が落ちる。
「ノイン、私は」
「会い…会いたかったんです、もう一度…」
ごめんなさい
イザヤールの服の裾を掴んだまま、ノインが俯く。
イザヤールはしばらく手を迷わせ、結局ノインの頭に手においた。
本当は抱きしめてやりたかったが自分にはもうそんな資格はないのだと思っていた。
「翼など無くてもいい。もう一度会いたかったのは私も同じだ」
両手で顔を覆っているノインの髪の毛を手で梳く。見ないうちにずいぶんと伸びた気がする。
「もう一度会って…ちゃんとお前に詫びたかった」
「それだけですか…?」
涙声で問いかけてくるノインに、イザヤールは唇を噛む。
「……それだけだ」
なんとか言葉を絞り出しイザヤールがノインの頭から手を離すと、ノインは キッと顔を上げた。
イザヤールの手を掴み、無理やりまた自分の頭に押し付ける。
もう一方のイザヤールの腕を掴み、自分の背中に回させた。
そのまま体ごとイザヤールの胴にしがみつく。
「ノイン」
「許しませんよ。謝ったって」
「わかっている」
「離れたいって言っても、追いかけます。もう天使じゃないんですから、お師匠様の言うことは聞きません」
「…もう私には、これ以上を望む資格は」
「どうだっていいんですよそんなの!! 相変わらず、真面目すぎです!」
イザヤールは回した手をどうすることもできない。
ただノインが痛いほどに体を押し付けてくるのが苦しくて愛おしかった。
「私は、どうすればいい?」
「謝るくらいなら、罰を受けてください」
「ああ、いくらでも受けよう」
「…また、前みたいに頭を撫でて下さい」
イザヤールは望まれるがままに頭を撫でる。
「前みたいに抱きしめてほしいです」
ノインの体に回された腕に力が込もる。
「他には?」
「キスしてほしいです。抱いてほしいです」
もう遠くに行かないでください、とノインがイザヤールの服に涙を押し付ける。
小さな頭を撫でノインを強く抱きしめながら、イザヤールはずいぶんと久しぶりに笑った。
「ノイン…それは、私には罰ではなく褒美だ」
「罰ですよ…わがまま言わないで、受けてください」
少しも治まらないくぐもった涙声に、イザヤールはただ頷いた。
薄暗い部屋の中。
細い肩から、両胸の間に走る痛々しい剣跡に手を滑らす。周りには無数の細かい傷が散らばっていた。
二度と会えなくなった後、傷が消えるのが惜しくて爪で幾度も掻いてしまったと言う。
節くれだった武骨な手に頬を寄せて、もうやめる、と笑っている。
何も言えず、いつかのようにただその頬を撫で擦り、深く口付けを落とす。
唇を食み進め、切れ切れの呼吸ももどかしく間に互いの名を呼んだ。
細い腕がおずおずと回される懐かしい感覚。ただ前のように羽の付け根を触られる感覚がなかった。
肩口から唇を寄せて傷跡を辿る。軽く舐め上げて吸うと、薄い皮膚にはすぐに血が集まった。
腰骨の上あたりまで続く傷を追い、赤い跡が散らばる。背中に手を回すと、こちらにもやはり羽が無い。
小さな羽が懐かしく、もっと触れておけばよかったと言うと、同じ答えが返された。
寝具に押し付ける嬌声と共に汗ばむ体の反応を見ながら、これで最後だからと謝罪の言葉を吐く。
あとは久方ぶりの欲情に、互いに追い立てられた。
「よお、リッカ!」
セントシュタインの宿屋に、ウォルロ村のニードが顔を出した。
「あらニード。どうしたの?」
「いやいや、ちょっと大ニュースでよ!」
ニードは にしし、と歯を見せて笑いながらリッカのいるカウンターに身を乗り出した。
「俺、偶然見ちったんだけどさぁ!ノインのやつが二日くらい前に村でさー」
「ああ、恋人とラブラブしてた?」
「そうそうハゲのごッつい男と……えーなんで知ってんだよ…」
つまんねえーとニードは頬を膨らませる。
リッカは天井を指さして微笑んだ。
「今その二人、うちの宿屋にいるのよ」
「マジで!?」
「ええ、まったく部屋から出てこないわ」
床抜けないといいけど、とリッカがため息をつく。
しばらく意味を考えてから、ニードは ぼっと顔を赤らめた。
「そっ、そりゃあ〜…あれだな、随分と…その、……お熱いこって」
しどろもどろになって、そわそわとカウンターの木目をなぞる。
「久しぶりに会えたみたいだしね。ちょっと妬けちゃうくらいよ。あーあ、私も恋人探しの旅に出よーかしら?」
ニードの気も知らずに うふふ、と呑気にリッカが笑う。
「り、リッカ、そんなことしなくても、運命の相手って案外近くにいるもんらしいぜ!?」
「そのとうりですよ!リッカ嬢!」
ノインの仲間の魔法戦士がニードをドン、とカウンターから突き落とす。
「あら、ノインの仲間の…魔法戦士さん。今日は冒険は?」
「まだ名前を覚えて下さらないのですね…いやあ、ノインが部屋から出てこないものでね!」
暇で暇で!と言ってリッカに一輪の薔薇を差しだした。
「デートしましょうよ!お美しいリッカ嬢!」
ニードをぐりぐりと踏みつけながらそんなことを抜かす魔法戦士の頭に、良い音を立てて杖が振り下ろされた。
「そのために来たんじゃないでしょ!」
バンダナ男に背負われた幼女がそう言い、背負っている方もこくんと頷く。
「痛ぅ…ああ、そうだったね。すまないすまない」
魔法戦士はリッカに薔薇を渡すとロクサーヌに向き直る。
「ロクサーヌ嬢、いつかブライダルセールをやっていたと思うのだが?」
「結婚衣装一式の、3か月ほど前のセールでございますね?」
「それですそれ。今度はいつ入荷しますか? 値段など教えていただけるとありがたいのですが」
「入荷は未定ですが、えーと…お二人分ですと、しめて41万Gほどですね」
「ぶっふぉ!!高ぁ!…ま、負かりませんか」
「負かりませんわ」
ロクサーヌが鉄の笑顔で対応し、魔法戦士は100Gの桁で値切り始めた。
「…もしかして、ノインに?」
リッカが、魔法戦士に殴りかかろうとするニードを止めながらも問いかけた。
「うん!まだいらないかもしれないけど、きっといつか必要になるよ!およめさんには必要なんだよ。ね?」
「…(こくり)」
ぽくぽくと杖で魔法戦士の頭を叩いている幼女と、バンダナ男がそう答える。
「そうね…そうよね!」
リッカはノインの花嫁姿を思い浮かべた。
その姿は、今まで見たどの彼女よりも幸せそうだった。
自分の運命を切り開いてくれた彼女が幸せになるのは、リッカにとっても、とても喜ばしいことだった。
「なあに、一式揃えてイザヤール殿に高く売りつけようと思ってね!」
魔法戦士が良い話を色々台無しにして爽やかに笑う。
(…ひとまずは、仲間に借金生活かしら)
花嫁衣装のままにゴールデンスライムを次々と切り倒す彼女の姿が想像され、リッカはおかしそうに笑った。
≪了≫
すごくイイ!またお願いします!
GJ!乙でした!!
GJ! 乙でした。
仲間達もGJ!!
GJ!
何気に主人公も酷いw
面白かった〜GJです
GJ!
ハォチュンでふいたwww
GJ!!お待ちしていました!
GJ会場と聞いて。羽の描写が好きだな。
こんな初心じゃないリッカヤダヤダ
と思ったが、宿屋なんてやってたら事後処理やらで慣れっこなんだろうなあ
GJでした
ハオチュンで吹くよなやっぱwwww
最近宝の地図でステルスばっか使ってるから
ステルス使って透明になってる女主が師匠にツンツンしてる妄想ばっかりする
お金は溜まった、後はロクさんの気分次第…!
ウエディングとは関係なしにちょっとギャグ臭いのを一本投下させていただきます。
時期としては
>>181その後となっております。
注意
・師匠復活と仮定した上での話となっております
・例によって仲間が出張ってます(賢者視点)
・酔いどれ師匠
・主人公の胸はやや小さめ。
ふにふに。
「いいなーいいなー」
ふにふにふに。
「…頼むから人の胸を揉むのは止めてくれないか」
一心不乱に人の胸を揉む少女に、ため息と共に私はそう言った。
ことの起こりは少し前。
部屋のドアがノックされたのであけてやったら、只今私の胸を揉んでいる元天使の少女が
「お銀ねえさあああんっ!!」
と叫びながら胸にダイブしてきた。ちなみに私の名前はお銀ではないし彼女の姉でもない。
単に銀髪で年長者だからお銀姐さんと呼ばれているだけだ。
因みにこの理屈で考えれば彼女の師匠はハゲ兄さんと呼ばれてしかるべきだが誰もそう呼んでいない。理不尽だ。
一体なんだと少女に問い詰めてみれば、酔った師匠から逃げているから匿ってほしいとの返答が来た。
豹変する性質なのかと聞いてみれば、
「これまでに酔ってらっしゃる姿を見たことがないからよくわからないけど、
なんだか飢えたオオカミのような目だったから、思わず…」
との事らしい。
彼女がイザヤール殿に頂かれたのはそれなりに前のことだし、ちょくちょく致しているのも事実だが、
飢えたオオカミのような今のイザヤール殿が相手だとどうなるか分からない。
「だからせめてもうちょっとお酒が抜けるまで…」
と頼み込まれて匿うことにしたのだが、普段ローブの下に隠れている私の胸を見るや、
「お銀姐さんの胸、おっきい〜…いいなぁ〜」
どんな感じなの? と好奇の視線を向け、私の返答も聞かずに触りだして今に至る。
「さすがにこれくらいとは言わないけど、私ももうちょっとほしいなぁ」
揉む手を止めて、少女はぽつりと呟く。
「…あんまり大きくない私のだったら触っててもあんまり気持ちよくないだろうし…」
やっぱりお師匠様も大きいほうが嬉しいよね、と呟く少女に、
何かかけるべき言葉はないかと考えていたところでノックもなしに部屋のドアが開けられた。
ドアを開けたのはやはりイザヤール殿。
普段なら同性の部屋であってもノックを欠かさない彼が
女の部屋にノックもなしに踏み入ると言うのは、やはり酔っている証拠なのか。
「やはりここに…」
元弟子であり恋人でもある少女の姿を認め、何か言いかけたイザヤール殿だったが、
少女が私の胸に手を置いている姿を見るやびしりと固まった。
数秒の沈黙。
「…あの、お師匠様?」
おずおずと少女が声をかけたのをきっかけに、イザヤール殿は頭を抱えてうずくまる。
「あぁぁっ!! 確かに強い上に長身で腹が立つほど美形でオマケに男にも見えんことはないが、
まさかまさかまさかっ!!
まさか女に愛する弟子を取られるとわっ!!」
とんでもない方向に誤解したらしいイザヤール殿が叫ぶ。酔っ払いって厄介だ。
面倒くさい現状にため息を吐きながら、水差しからコップ一杯に水を注ぎ、
「落ち着け」
バシャッ。
思い切り頭から浴びせかける。
輪切りのレモンを入れてあったためにほのかに柑橘臭が漂うが気にしない。
「彼女は私のところに明日の相談をしに来ていただけだ。
胸は…何でも私の胸がうらやましくて触ったらしい。正直私も困っていたところだ」
部屋に来た理由はごまかしつつ、事実と正直な感想を述べる。
するとイザヤール殿はふむ、とさっきの取り乱しっぷりはどこへやら、いつもの表情で頷いた。
「うらやむ気持ちは分かるが、困らせるのはいかんな」
おもむろに立ち上がったイザヤール殿は、そう言うとひょいと少女を肩に担ぎ上げた。
「ひゃっ!?」
「…これはおしおきが必要らしい」
言ってにやりと浮かべたイザヤール殿の笑みは、少女だけでなく私をも竦みあがらせるだけの黒さがあった。
慌てて彼女のフォローに回る。
「もう少し胸が大きければ貴方ももっと気持ち良いだろうに、と言っていたぞ」
「…なんだ、そんなことを気にしていたのか?
私は掌に納まるくらいの今のサイズも好きなのだが…お前がそう思うなら、いいだろう」
「…え?」
肩に担がれた少女が首を傾げる。
なんとなく今後の予想がついた。
「胸は揉めば大きくなると言う。今夜は嫌と言うほど揉んでやろう」
「何でそうなるんですかっ!!」
予想通りの展開に言葉も出ない。と言うかもう突っ込む気力がない。勝手にしてくれ。
「彼女に迷惑をかけたおしおきと胸を育てる手伝い料として、今夜はとことん付き合ってもらうぞ」
…『おしおき』の件はごまかすつもりだったが逆効果になったらしい。
「え、ちょ、そ、そんな…お銀ねえさああぁぁんっ!!」
「あんな男装賢者のことは忘れて今夜は私だけ見ていろ」
まあすぐにほかのことは考えられなくしてやるがな、という言葉と共にドアが閉じられ、
少女の悲鳴とイザヤール殿の笑い声が遠くなる。
もう少しやっておきたいことはあったが、二人に振り回されて疲弊しきった心身では、
眠るためにベッドまで移動して寝転ぶだけで精一杯だった。
…が。
その晩は結局、隣の部屋から聞こえてくる半ば悲鳴じみた嬌声と寝具が軋む音で殆ど眠れなかった。
仲間達には今後、イザヤール殿にあまり酒を飲ませないように言っておこう…
翌日
「すまない、あれがひどく痛がっているので痛み止めの軟膏でもあれば」
「…とりあえずまず表へ出ろ。話はそれからだ」
「なんか朝から爽快な爆音が聞こえるわね」
「マダンテだな。スーパーハイテンションの」
「マダンテですね。きっとディバインスペルつきの」
「姉さん、イザヤール殿の隣の部屋だったからな…」
<<了>>
wwwwww
GJ!
>>286 GJ!
師匠はいつも理性的な反動か、酒入ってストッパー壊れると暴走するなw
師匠去り際に凄い事言ってるなwwww
GJ!
もし、ししょーが仲間になったら。
さとりのワンピース装備女主「さみだれづき〜〜〜」
ししょー「や…やめなさい!はしたない」
女主「ええ〜そう言われても…これが最強だって…」
ししょー「その“ええ〜”もやめなさい。…誰が?」
女主「あの人」
エロプレイヤー「………」
ししょー「やめてくれないか、弟子に嘘を教えるのは。攻撃方法なら他にいくらでもあるだろう」
エロプレイヤー「………」
ししょー「それにこの格好は何だ?もっと肌を出さずに―――」
エロプレイヤー「………パーティーから外されたいか?」
ししょー「……っ……。いや、あなたの判断に任せよう」
エロプレイヤー「………フッ」
ししょー「orz」
師匠外したら女主が涙目にw
外された師匠が涙目になるんじゃなくて?
よそは知らないけどウチの女主は師匠大好きだから泣くぜw
お互い涙目になるんじゃないか?w
だな。
師匠がスタメン外れたら巨人の星の姉さんみたいに木の影から
ハラハラと主人公を見守ってそうだw
〜もしも師匠が外される事になったら〜
女主は動揺しまくりの涙目で師匠に抱きついて離れない
イザヤール師匠は一見平静を装いつつ内心すげー動揺
最終的に女主に抱きつかれたままなぜか宿屋の二階に移動、まで受信した
>>303 そこで よるのとばり の出番ですよ。
昨日ロクさんがけっこんゆびわ×2の下にコレ並べてて深読みしてしまったw
よるのとばりをエロい目的で使うとしたらどんな使い道だろ
「こんな明るい所では駄目です」って時に使うんだろうか
それにしても今回ファイトいっぱつが無いのが残念(ネタ的にも実用的な意味でも)
しかしキャラメイク系主人公じゃイタストとか派生作品への参戦は無理だろうな…
次のモンスターズか不思議なダンジョンの主役は是非子供師匠でお願いしたいもんだ
堕天前のエルギオスに師事してる時代とかで「いずれお前が弟子を取ったらどんな子だろうね」
とかそんな未来妄想させてくれるやつを希望する
>>305 うちのロクサーヌ、ドレスとタキシードの下にとうこんエキスを並べて売ってたぞ
ファイト〜が栄養ドリンク系なら、とうこん〜は強壮剤っぽいダイレクトさがエロいと思った
とうこんエキス、スライムゼリー、あやかしそう錬金で
いいローションが出来そうな…
師匠関係ねえスマソ
>>305 ドラえもんの秘密道具に、そういうのあった。
しずかちゃんが水着に着替えるのに使ってた。周囲が真っ暗になるので見えなくなるっぽい。
まだ日が高いと、いちゃつくことを拒む師匠→女主よるのとばり使用→問題ないよね
的な妄想をしてしまった。
>>306 一応あのピンク千秋みたいなのが公式じゃないのか?
多分公式二次で使われるならデフォ主人公だろうねえ
でもいたストシリーズって主人公は出てなかったよね?
ちっちゃな頃からハゲていて
15で師匠に呼ばれたよ
スライムみたいにピカッては
触るものみな 滑らせた
どうしてそういう無駄な所でセンス良いんだw
いたストには5の主人公がいたのは覚えてる。
女主で再プレイ始めて、ようやくカデスの牢獄まで来た。
確かここのSSのネタでもちらっとあったけど、
若い女が一人牢獄に放り込まれたら、将軍や帝国兵にいろいろされそう。
その様をゲルニック将軍の魔法か何かで師匠が見せつけられていたらいいなあと思った。
スレチごめん。
女主でやったら師匠はイザヤール様
男主でやったらラヴィエル様
もちろんこの場合カウンターで半透明なのはイザヤール様だ
>>315 ラヴィエルスレでそう言われてるのを見たとき、なるほどなと思った。
師匠半透明は嫌だけど、常にいてくれるなら…やっぱり嫌だ。
師匠はカウンターに腰掛けるなんて行儀の悪いことはしなさそうだしなぁ。
ラヴィエルだと様になるけど師匠だと…なんか嫌だ。
個人的にラヴィエルさんはカウンターに座っててこそだなー
あのエロっちいポージングは似合ってて最高だと思う
それにイザヤールではせっかく揃えた名前のラ行が成り立たないw
師匠仲間になったら酒場のどこに居座るんだろうか
ラヴィのお隣だろうか
だから。
未配信クエストのネタばれは控えろとあれほど。
なにを今更
>>318 名前のラ行とか気づかなかった。そういやそうだね。
>>318 一瞬ロは誰だっけと思ってしまった。今一番重要な人なのに!!
明日のWi-Fiショッピングにはきっとロクなもの並ばないんだろうな…orz
そして天界関係者にはア行が多いからどうせなら揃えて欲しかった
以下ちょっとネタバレあり
↓
アギロ
イザヤール
エルギオス
オムイ
ウはいないよね?
惜しい…ラフェット様をウの付く名前にすれば良かったのに
ちまちま錬金して金稼ぎしてウエディング装備で
師匠と中盤の再開したぜ!
頑張って揃えたのにあっさり斬られて落下してしまった…
多分もうドレスも血まみれでボロボロだろうから
責任取って師匠は戻ってきたらきっちり弁償して貰うと
心に決めたよ
>>325 なるほど、まだ途中ならドレスで再会が出来るわけだwウラヤマ
9万G弁償、師匠がんばれ
>>325 とりあえず師匠は罰として1人でゴルスラ狩ってくる刑だなw
>325には申し訳ないけれど、
ウエディングドレス装備でのあのシーンを想像して不覚にも吹いたw
あの村の住人にしたら血まみれの花嫁が降ってくるってものすごいホラーなのではw
あの村じゃなくても十分ホラーだw
それはそうと責任取れって詰め寄る時にはちゃんと言葉を選ばないとダメだな。
言葉が足りないと別方向に話が進みそうだ。
なんという天空の花嫁www
「わかった。おまえの身は私がもらいうける」
キルビルかよ
血まみれの花嫁じゃ村人が疎遠でもおかしくはないな
しかしどういうシチュエーションでこうなるのか
逆に村人の関心を集めそうだなw
ウェディングフェアというよりハロウィンだなw
本スレでSS落としてた人すごいな。4時間半てwwww
明日は攻略本発売日だけど、目新しいイラストとか入ってるのかな?
上下2冊だからちょっと期待してるんだけど。
鳥山絵じゃない師匠が見られるのは確実だね
どんな師匠であっても見たい
「きれいなジャイアン」みたいな妙にきれいな師匠は見たくないけど
ククリの妄想ニケみたいな感じか。
攻略本公式サイトの立ち読みで見たけど
なんか優しそうな師匠だった
もっと鋭い目つきでいいのに
弟子には滅多に見せないちょっと優しい顔と思っとけばいいさ。
よくみかける後ろ向きの絵が好きだな。
対外的には鋭い目付きだけど、弟子に対する時は緩む、なイメージだな。
だからこそ周りから主人公には甘いといじられるのかと。
個人的なイメージだけどね。
攻略本バレ
師匠の服が貰えるだとー!?
男専用じゃなさそうだし女主でもOKか?
彼氏の服を着せるプレイ的なものを想像したw
あとサンタガールと海賊服と女性陣の服もいいね
>>346 部屋とYシャツと私的な妄想でしばしハアハアした
攻略本買ってくるかな
個人的にはあからさまなウエディングより萌えるかも…
明日攻略本買ってくるw
>>346 バレレス
装備可能者の欄には男女どっちか限定と書いてないから、どっちでも装備できるだろうね。
しかも師匠のズボンももらえるとか超うれしいんですけど!
ズボン説明に「彼のぬくもりが感じられる」とか書いてあって萌えた
>>349 ちょ…w
しかしズボンはサイズ的にズルズルっぽいな
いっそズボンなしで上着だけでもいいな!
エロくて師匠に怒られそうだがw
師匠加入後
急な用事で深夜、仲間が女主人公の部屋を訪ねる
↓
女主人公、師匠の服セットで応対
↓
翌日仲間に対して微妙にバツが悪そうな師匠
という所まで妄想したw
脱ぎたてホカホカ☆
ちょっと攻略本三冊ずつ買ってくる
使用用・観賞用・保存用・寝る用・トイレ用で最低五つは必要だな
モチツケw
師匠が風呂入ってる間に脱いであった服を女主人公がこっそり着る
↓
ブカブカだーとか師匠の匂いがする…とか楽しんでみる
↓
風呂から出た師匠にばっちり目撃される
↓
気まずい雰囲気
↓
(中略)
↓
ゆうべはおたのしみでしたね。
自分はここまで妄想したw
師匠のズボンクンカクンカしたいお
>>358 そこで「師匠の服に残る体臭を嗅いで変な気分になった女主が自分を慰め始めて
途中で帰ってきた師匠にその様子を見られ、慌てて取り繕いつつ自室に帰ろうとするが
雄の本能を刺激された師匠に荒々しく押し倒される」電波を受信した。
なんだこの「コミケ3日目でイザ主男性向け本を出してくれ」と言わんばかりの説明文は。
陳腐。
バカ野郎
こういうのは王道ってんだよw
ありがちなシチュエーションだとしても、エロ描写が良ければアリだからなw
起きてから
変態な女主と師匠の妄想してたら昼になってた
幸せダナ
師匠の枕からお父さんの匂いがしたらやだな
>>367 それがししょーのニオイであるならば、わたしは受け入れる
旦那/彼氏が体臭きついけど気にならない。好きだから。
という論理ですな。
しかし今回、モンスター見破った説明とかぶっ飛び過ぎだなw
改造のネタばらしはあんまり好かんが
早い段階でお師匠様の復活クエが発覚したのだけはうれしかったな
宝の地図で何度ぬっ殺されても心折れなくなったw
ただ改造地図配られるのは腹立つけどな
師匠に裏切られるときに見破る使えたらよかったのにwww
どうせ体が動かないさ
必死に師匠から私物を盗もうとした自分が言うのもアレだけどなw
自分もぬすむやったw
弟子は大変なものを盗んでいきました
だからあれの説明が脱ぎたてだったのかw
とっくに色々盗んじゃってるから、あの時点で盗めるものなんてもう無い。
>>374的な意味で。
色々深いな。
ss投下します。
>>304〜308あたりのネタをお借りしました。
注意点
・ 師匠が生き返ったと仮定した上でのお話です。
・
>>265からのssの幕間のような小話です。
セントシュタインの宿屋は引っ切り無しに客が入る人気の宿屋である。
フロントやロビーはガヤガヤと賑やかで、宿中が華やかな雰囲気なのはいつものことであった。
宿長のリッカはお客の対応や酔っ払いの戯言を受け流すのに忙しそうな様子である。
併設されている酒場では、幾人もの旅人が、昨日の冒険譚やこれから向かう秘境についての会話に花を咲かしていた。
そんな宿屋の小奇麗な一室。
窓掛けから光が透ける中、ノインは寝所で丸くなっている。
体は布団にくるまり、枕は端のほうに追いやられてしまっていた。
しんとした部屋の中で布越しの浅い呼吸がかすかに波打っている。
風が窓枠を揺らす。
かたんと小さな音がして、その拍子にノインの目が薄く開いた。
「……」
夢見心地のまま数回、ノインは目を開けて閉じてを繰り返す。
よく動かない体をひねり、自分の両隣の寝具を手探りに幾度か叩いた。
「……夢」
声に出し、結論付けるようにもう一度心中で 夢だ、と呟いた。
ノインは布団に顔を押し付け、もう一度まどろみを得ようと深く呼吸を始める。
それは積極的な欲というよりも消極的な現実逃避だった。
完全に覚醒してしまったら、やりきれない悲しさだけが襲ってくることをノインは十二分に知っていた。
何も責めることができずに夜空に面影を探すしかないことを知っていた。
世界にはまだ恐ろしい魔物や、困っている人が多くいる。
元守護天使として、師の弟子として、寿命が訪れるまで歩みを止めるわけにはいかなかった。
けれど、夢を見る間だけはその歩みを少し休むことができる。
覚醒した瞬間が叫びだしたいほどに辛くとも、もう一度会えるというのは甘美な誘惑だった。
「…だめだぁ、もう」
深く息を吐いてぐいぐいと布団に額を押し付ける。
どうしても夢に戻れず、諦めて布団から顔を出し息を吐いた。
「良い夢だったなー…」
誰に聞かせるともなくそう呟き、返事の帰ってこない部屋に少し空しくなる。
完全に目覚めないうちにせめて反芻しようと、ノインは夢の内容を思い返した。
二度と会えなくなってしまったはずの人にもう一度会うことができた。
これからはずっと傍にいる、と言われた。
羽が無いと言って、互いに惜しみ笑い合った。
頭を撫でてもらえた。
夢の中でも自分は泣いていた。
バラバラの順番で夢の内容を思い出し、しばらくノインはその継ぎ接ぎの物語を大事に暖めた。
もうすぐ仲間がノインを起こしにやって来る時間である。
(そうしたら、きっと自分は起き上がる)
いくら夢が心地よくとも、ノインは自分が必ずそうするであろうことを信じていた。
けれど、暖かな寝床から出て伸びをしたとたん、首から下の内臓がすべて取り払われたかのような虚無に襲われるのだ。
良い夢を見た後は、いつもいつもそうだった。
次第に近づいてくる覚醒が恐ろしく、ノインは布団にもう一度頭までくるまった。
次に布団越しの耳に訪れたのは、ノックの音ではなくノブが回る音だった。
扉が開く音と、再び扉が閉まる音。静かな部屋には響いたが、どちらも極力抑えた小さな音である。
まだ幼い僧侶が起こしにやってきたのだろう、とぼんやり考え、ノインはその声に呼びかけられるのを待った。
「……寝ているな」
小さな呟きが聞こえたが、それは仲間の僧侶の声ではない。
夢の中で幾度も聞いた声。
意識が覚醒を通り越す。
がばっと布団を跳ねのけ、ノインはそれこそバネのように半身を起こした。
飛び跳ねるように突然動いた寝具に驚き、呟きをもらした人物は持っていた布を取り落とす。
「驚いた…起きていたのか」
「……」
イザヤールはそう言って取り落とした布を拾うために屈みこんだ。
ノインは見開いた目でイザヤールの一挙一動を追っている。
少しも言葉を発さず皿のように目を丸くしているノインの様子をいぶかしみ、イザヤールは寝所に近付いた。
ぎ、とベッドを軋ませ、縁に腰をかける。
「どうした」
「どう、って………起き…?イザ、…あれ?」
ノインは覗き込んでくるイザヤールから体を引き、疑問符を言葉の端々に繰り返す。
「え…お師匠様?…れ、なんで…あ、また寝て…?」
「…」
驚愕し縮こまった小動物のようなノインを見て、イザヤールは眉根を寄せた。
ノインの混乱に薄々察しがつき、寝所を出るのではなかったと悔やんだ。
「…お前は起きているぞ」
ノインの頭を撫で、そのまま頬に手をやり、つねる。
もう一方の手で、布団の端を掴むノインの手をとり自身の首に当てさせた。
「生き返った、昨日」
覚えていないか?とイザヤールはノインに問いかけた。
「……」
イザヤールの首が脈打っているのがノインの手のひらに伝わり、つねられた頬は痛かった。
目の前の存在が夢でも亡霊でもないことに気付いた。
先ほどのまどろみの間に抱えていた継ぎ接ぎの物語が、正しい順序にかちかちと組み合わされる。
「………ッなんで居ないんですか隣に…一緒に寝たのに、いなくて、だから夢だと思っ…」
一息に溢れ出した不平と同時に だば、と涙も溢れ出す。
昨日散々泣いたことをも思いだし、ノインはこのペースだと自分が干からびるのは遠くない、と心の片隅で思った。
「ほんの少しの間だったのだが…すまなかったな。泣くな」
頬をつねるのをやめ、ノインの目元を手のひらで拭った。
起きぬけで力が入らず、ノインは涙を拭う力にも抵抗できずに首をぐらつかせている。
「っふ、…お師匠様、も、いいです。泣きやみますから…首が、抜けます」
「む」
そうか、と呟いてイザヤールは涙を拭う手を止めた。
代わりにノインの後頭部に手を添え、引きよせて自分の胸に額を当てさせる。
ノインは先ほど布団に押し付けていた時のようにイザヤールの胸に額をぐいぐい押し付けた。
「まさか起きるとは思わなかった」
昨日散々に抱き合い、眠りについたのはつい2時間ほど前だ。
「…どこ行ってたんですか」
「いや、思ったよりも窓から日が入ったのでな…日が昇れば寝にくいかと思って厚手の窓掛か降ろし戸が無いか尋ねに行こうとしたのだが」
そう言ってイザヤールは、先ほど取り落とした布を叩いた。
すべての光がそこに吸い込まれてしまうかのような、黒い黒い布。
「…それ、夜のとばりですか?」
「そこでお前の仲間の…幼子に行き合ってな」
* * *
イザヤールが部屋から出ると、丁度幼女が杖を振りながら部屋のほうにてくてく歩いてくるところだった。
ノインの仲間の僧侶である。
「イザやんおはよー。ノインと仲直りした?」
「ああ、あなた方には本当に世話に……いざやん?」
「ノインはどうしたのー?」
耳慣れない呼称に疑問符を投げるイザヤールを無視し、幼女は問いかけた。
「ノインはまだ寝ている。すまないが今日は寝かせておいてやってくれるだろうか?」
「うん、わかったー。遅くまでお話ししてたのね?」
「む……まあ…お話…うむ、そうだな?」
主に睦言だがお話はお話、と心中で言い訳がましく付け加える。
「イザヤール殿!おはようございます」
「…(ぺこり)」
同じくノインの仲間二人が幼女の後ろからやってきた。
「いやあ、丁度よかった!!はいこれどうぞ」
そう言って魔法戦士はイザヤールに黒い布をどさりと手渡した。
「昼間寝ようとしたら結構日が入ります。それ暗くなるからいいですよ」
寝足りないでしょう、と魔法戦士が爽やかに笑った。
ノインとの関係を知られていたので当然ではあるが、気恥ずかしいことに変わりはない。
しかしそこは男同士の通じ合い…イザヤールは気にせず好意を受け取った。
「こちらで尋ねに行こうとしていたところだ。ありがたい」
「いえいえ。あ、僕ら今日は素材集めに出ますから、ノインによろしく」
「イザやん、もうノイン泣かせないようにねー?」
いつのまにか幼女はバンダナ男の体をよじ登り、その背中に猿の子供のようにしがみついていた。
「じゃあイザヤール殿、また!明日からは酒場に出てますから、いつでも声かけてください」
そう言ってすっかり旅支度の彼らは「10万Gくらい?」だとか「二人分だから20万あれば大丈夫」だとか、
「今は早すぎるから帰ってきてから値段聞こう」だとか、何かしら買い物の予定を立てながら去って行った。
* * *
「…そですか」
ノインは鼻をすすり、仲間に気を遣わせてしまったなと思った。
あとで、いままでの事も含めてお礼を言おうとぼんやり考える。
「良い仲間をもったな。しかし、もう起きるのならこれは必要ないか?」
「いえ、寝ます。意地でも寝ます」
夢に焦がれもせず覚醒に怯えもしない、深い眠りを何時ぶりかに味わいたかった。
もとより、久しぶりの行為のせいでノインは体中がだるい。
一緒に寝てください、と言ってイザヤールの体にしがみつく。
「今日だけでいいですから、起きるまでちゃんと居てください。また起きた時居なかったらギガスラッシュです」
「わかった。…というか強くなったな」
弟子の成長をそんなところで呑気に喜びつつ、イザヤールはノインの背中を宥めるように幾度か叩いてやった。
そして思い出したように体を離し、夜のとばりを持ち上げる。
「ところで、これはどのようにして使えばいいのだ」
被るのか?と言いながら、イザヤールが ばさ、と黒い布を広げた。
ころり
「む?」
「え」
広げた布の間から小さな瓶が転がり出て、ノインが包まっている布団の上に落ちた。
「なんだこれは?」
「………あっ!ちょ、お師匠様!たんま、待ってそれ」
イザヤールはノインの制止が聞こえぬふりをして構わず小瓶を手に取り、ラベルを見た。
『とうこんエキス』
「…」
「…」
「…本当に、良い仲間をもったな?」
「……あの、お師匠様やっぱり一緒に寝るの、いいです。わがまま言いましたごめんなさい」
ノインは じゃおやすみなさいと言うと、さっさと一人で布団の端を掴み頭までかぶって横になった。
「何を言う。安心しろ、これは使わん」
イザヤールはそう言ってノインが布団から出れないように押さえつけた上で自らも寝具に上がる。
「使わんけどまたするんでしょう!?」
「うむ。私はまだこんなものが必要な年ではないからな?」
満面の笑みのイザヤールであるが、目が笑っていない。
あ、気にしてたのそこなんだ、と思いつつ、ノインは布団から脱出しようと布団の中でもぞもぞ暴れた。
「…むっ無理、無理ですから!眠いし、だるいし痛いです!」
がっちり押さえられて、布団からの出口がないことを悟ってノインは一通り許しを請うた。
「気にするな。じきに善くなる」
イザヤールはノインの拘束を解かずに夜のとばりを広げ、自分の体ごと覆った。
「気にしてくださいって言ってるんですよ!?」
暗くなった視界の中で肌着に手をかけられたのがわかり、ノインは慌ててその手を押しとどめる。
「言えた義理ではないが…焦がれていたぞ、ノイン」
「ッ……いや!誤魔化されませんよ!ほだされませんからね!!」
「ほだされておけというに」
ノインの一瞬の躊躇の合間に、肌着があっさりとはぎとられる。
イザヤールは昨夜ノインの体中に付けた跡を数えるように手を這わせた。
行為の高ぶりが漸く静まった体を弄られ、再び火をつけられる。
ノインの抵抗の声に切れ切れの艶声が混ざり始め、イザヤールはノインの頑なな拒否をほだそうと耳元で痴れた台詞を吐き続けている。
「〜〜〜っわ、かりましたから、…い、あッ…せ、せめてその…とうこんエキス、私に」
ついに諦めたノインは、イザヤールの手の熱さにむしろ自分に精が必要だと悟ったらしい。
自由のきかない体で夜のとばりから手を出し、小瓶が転がったであろう辺りを探った。
「なに、お前こそ若いだろう。大丈夫だ」
イザヤールは無責任にそう結論を下し、ノインの腕を留めて再び夜のとばりに引きずりこむ。
ノインはもはや些細な抵抗も諦め、先ほど感謝したことも忘れて仲間にうらみの念を送った。
* * *
「ちょっとあからさま過ぎたかなあ…夜のとばりにとうこんエキスって」
どう思う?と魔法戦士はバンダナ男に語りかけた。
バンダナ男はさあ、と首をひねりつつ幼女の耳を頭を挟むようにして両手でふさいでいる。
「むしろノイン、今頃大丈夫かなっ?はっはっは!!あ、ゴールドマンだ!金だ!行くぞー!」
ノインが今まさに呪いの念を送っているとも気がつかないまま、仲間たちは冒険に精を出していた。
≪完≫
>>378 GJ! 笑わせていただきました。
師匠絶倫だなぁ。仲間達も相変わらずGJ。
GJです!うまくネタがまとまってて、ニヤニヤがとまりませんw
笑ったけど、何よりネタの使いっぷりに感動した!
GJです!
>>378 GJ!小道具の使い方が絶妙すぎるw
しかし師匠が仲間に加入した後、部屋は主人公と一緒なのか気になるな。
>>391 二人には結婚してもらうので、当然一緒の部屋になります
うちのロクさんじゃウエディング揃いそうにないから
ドクロTシャツ二枚買ったんだ
赤いアフロ+ドクロTシャツ+ブルージーンズ+てつゲタ
とかいいな
公式ガイドによると黒いアフロも配信あるみたいだから
アフロ師匠を拝めるわけだ
サンタ師匠も楽しみだ
>>391 旅先で部屋を取ろうとしたら一人部屋しか空いておらず、床で寝ると主張する師匠。
女主は申し訳なくて押し問答の末、変なことしないのを条件に一緒に寝ることに。
師匠は約束通り手を出さずに我慢するが女主の寝相がアレな感じで、結局おいしく
頂かれるという電波を受信した。
セティアが宿屋に来るのか…
また師匠が脱がせ方に悩む様な衣装だなw
>>397 そうなったら、やはり着せたまま致すしかあるまいw
しかしよく4日で50万もいったね。スクエニ下駄履かせてないか?
Wi-Fiクエストって今後どういうお題で行くつもりなんだろうね。
400 :
名無しさん@ビンキー:2009/09/16(水) 20:19:49 O
このスレ「受信した」で検索すると妄想がわんさかでてくるなw
誰かドミールの西側にある温泉(アップになるところ)で
きわどい水着を着せつつ
良さげなポジションと良さげな仕草を模索していたりしないか
>>401 エロ装備スレの住人でもあるんだ。もちろんやっている。
いのるとかいいよな。
け、けしからん!
師匠はやく来てえええええええええええ
イザ主にはまり、女主人公でやり直すためだけにソフトを買いなおしたのが
4日の夜。昨日ウエディングアイテムコンプリート!
しかし以前よるのとばりとかとうこんエキスとかって話があったが
うちのロクサーヌさんはゆびわの下にあぶないビスチェを置いてたww
やっぱりこれを着て初夜に挑めということなんですか?ww
>>406 ロクさんは淑女ですので口には出しませんが、まあそういうことです
63のさりげない心配り
セティア服かわいいな。おしむらくはスカートのふんわり感がない所か…
体調崩して完成に時間が掛かったけど師匠の服ネタを投下。
萌えを求めて頑張るのも良いけど、身体もお大事に。
>>346-369あたりのネタをところどころ使わせていただいております。
・師匠が生き返ったと仮定した上での話になっております。
・これまでと比べて長いです。
こういうときはどうすればいいのだろうか、とイザヤールはため息をついた。
風呂から上がってきてみれば、誘ったわけでも部屋に来る様に言ったわけでもない筈の
元弟子・現恋人が、何故か自分のベッドの上で寝息を立てている。
しかも、ベッドの上に脱いで畳んであった自分の上着に包まって。
誘っているのだろうか? 否。それならば眠ったりしないで起きているはずだ。
恐らくは何か伝えるつもりで部屋に来て、風呂から上がってくるのを待っているうちに眠ってしまったのだろう。
すやすやと安心しきった表情で寝息を立てる無防備な姿にかつては一抹の不安を覚えたものだが、
互いの関係が変わった今ではただひたすらにいとおしい。
…とはいえこのままでは自分が寝られないので、とりあえず名前を呼んでみる。
が、夢の中にいる少女には届かないのかみじろき一つしない。
ならば、と眠る少女に近づいて、耳元で名を呼んでやる。
起きる気配はなかったが、夢の中の少女にも、どうやら声は届いたらしく、少女が僅かに身を動かす。
「…ん…お師匠、様…」
ただの寝言にしては艶っぽい声に、イザヤールは思わず身を竦ませる。
その間にも少女は包まっていたイザヤールの上着を抱き寄せながら、先よりいくらか乱れた寝息を立てている。
情事の際に見せる仕草に似たその動きに、ひょっとしなくても今彼女が抱き寄せている上着は、
彼女の夢の中では自分であり、これから事に及ぶ夢を見ているのではないかと思い至る。
となれば少々手荒な方法を使ってでも起こさねばなるまい。
このまま放っておいて、自分が抱いている少女の姿を第三者として眺めてみるのも悪くない、
と言う考えが頭をよぎったがすぐに振り払って、とりあえず指で少女の頬を強めにつついてみる。
「じらさ、ないで…くださいよぉ、お師匠さ、まぁ……」
先よりも熱を帯びた艶っぽい声と共に、ゆっくりと少女の目が開かれる。
とろんとした目が数回瞬きされ、夢の中のそれではない現実のイザヤールの姿を認めると同時に勢い良く跳ね起きた。
「お、お師匠様ッ!?」
「目が覚めたようだな」
「えっと、あの、いつから…」
「一分ほど前からだ」
「………」
少女は暫しどうしたものかと固まっていたが、やがて何事もなかったかのように落ち着いた様子でベッドに腰掛けた。
「えっと、明日の予定を伝えに来ました」
「そうか」
「はい。明日は私とお師匠様とお銀姐さんと弟さんで宝の地図のダンジョンにメタルを狩りにいきます」
「わかった」
「お師匠様には奥で賢者に転職していただきます。
守備力の高いメンバーなので、あまり回復の頻度は多くないと思います」
「ふむ」
抱き寄せていたイザヤールの上着を手早く畳みながら、少女はいつもと変わらぬ調子で予定を告げる。
イザヤールも何かを指摘するわけでもなく、当然のように少女の隣に腰掛けて時折相槌を打つ。
暫くそんなことを繰り返すうちに予定を伝え終えた少女が、畳み終えた上着をベッドにおいて立ち上がった。
「では、失礼致しますね。おやすみなさい、お師匠様」
何事もなかったようにして部屋を去ろうとした少女の腕を、突然イザヤールが強く引いた。
「え」
突然のことに大きくバランスを崩した少女を、イザヤールは後ろからがっちりと抱きしめる。
「あの、お師匠様…」
「誤魔化せると思ったか?」
「う……」
「私の上着相手に随分と淫らな夢を見ていたようだが?」
「そ、そういうつもりじゃなかったんですってば!!」
いつもと変わらぬ調子でありながら、酷く不機嫌そうなイザヤールの問いに、少女は必死に抗議する。
少女を問い詰める間にも、イザヤールの手は少女の思考を妨げるように脇腹や腰、更には傷の上を撫で擦る。
「部屋に、来て見たら、お師匠様がいなくて…、ベッドの上に、上着が置いて、あったから、
ちょっと、顔を埋めてみたら…っ、お師匠様の、匂いがして…なんだか、安心して、ねむくなってきて……っ、はぁ」
「それで、その上着を相手に私に抱かれる夢を見ていたわけか」
「ゆめ…なんて、じぶんでどうにか、できるわけ…あっ」
イザヤールの手に翻弄されながらも必死に説明と弁解を続けていた少女の身体を、腕を引いたときと同様、唐突にベッドに押し倒す。
少女の手によって脱いだ時よりも綺麗に畳みなおされた上着の上に倒れる形になったが、イザヤ
(尻切れになってしまったので3の最終行から続けています)
少女の手によって脱いだ時よりも綺麗に畳みなおされた上着の上に倒れる形になったが、イザヤールは気にせず少女の耳元で囁いた。
「案外、欲求不満だったのかも知れんぞ」
「それって、お師匠様のほうじゃ、ないんですか?」
「その気にしたのはお前だ。あんな声を上げている姿を見たらその気にもなる。
…それに、言っていただろう。じらさないでくれと」
「…っ」
目を覚ます直前に言った言葉を突きつけられて、少女は言葉に詰まる。
普段であれば反撃の言葉も見つかったかもしれないが、夢の中での熱が覚めぬ内に再び現実で翻弄されて
半ばとろけかけた思考では、まともな抗議の言葉も拒む理由も考え付かなかった。
「何より私が気に食わんのだ」
「…え?」
「…私の匂いが付いているだけのたかが上着相手にあんな声を上げるとはどういうことだ。
その上、目を覚まして目の前に現実の私の姿があったのに何事もなかったような顔をして帰ろうなどと」
「あのままの勢いで、したら、明日、動けなくなるくらい、されそうだったから…」
それだったらまだ我慢した方がいいかなぁと…
そんな少女の言い分にふむ、と少女を組み敷いたままイザヤールは頷いた。
「ならば明日に支障が出ない程度に加減すれば良いな」
「…はぁ、もう、それで、いいです。…ちゃんと加減、してくださいよ…」
どうあっても逃がさないつもりだと悟った少女はそれだけ言うと抵抗をやめた。
これからのことを考えると、抵抗するだけの体力も惜しかった。
イザヤールは少女の言葉に笑顔を返すと、手加減する分をぶつけるように少女の薄手の夜着を思い切り引き裂いた。
誘われたも同然の状態で手加減を強いられたイザヤールの、最大限の譲歩だった。
「お師匠様、どうしてくれるんですか、これ」
「…すまん」
無残に引き裂かれた夜着を指す少女にイザヤールはひとまず謝罪した。
…が、謝罪したところで裂けた夜着が直るわけでもない。
裂けた夜着から覗く乳房や太腿を眺めながら、それならこのまま今夜はこの部屋で過ごせば良いものをと一瞬思ったが、
この時間帯に部屋に戻るよりも朝方になってから部屋に戻る方が、誰かに見られるリスクは上がるだろう。
まして素肌もあらわな今の姿で。
イザヤールはどうしたものかと暫く考えていたが、ふと気づいたように下敷きにしていた己の上着を少女の下から抜き出した。
「ならば、これを着ていくといい。サイズが合わないだろうが、そのままよりは良いだろう」
「じゃあ、お言葉に甘えて」
半分そうするつもりだったのか、少女はそれほどためらうことなく上着を受け取ると、
裂けた夜着を豪快に脱いで素肌の上に上着を着込んだ。
「やっぱり大きいし、丈も長いですね」
そういってベッドから立ち上がり、ワンピースのようなものだと割り切るには短すぎる上着の裾を所在無さげに引く。
そんな姿を半ば食い入るように見つめるイザヤールの視線に気づいたのか、少女はかつての師をきっと睨んだ。
「…今日はもうダメですからね」
「まだ何も言っていないが」
「目を見れば分かります。とにかく私は部屋に戻りますから。着替えが終ったらこの服は返しに伺います」
「…いや、返すのは明日でいい」
やんわりと手を上げてそう言うイザヤールに、少女は首を傾げる。
「今度は抑制が効かなくなりそうだ」
「…そうですか。では、明日改めて伺います」
「それは私が処分しておくから、そのままで構わない」
「? …そうですか」
夜着を回収しようとした手を押し留められ、少女は一瞬怪訝そうな表情を見せたが、
下手に長居して抑制が効かなくなっても困ると思い直し、すぐにお休みなさい、と頭を下げて部屋を出て行った。
少女の足音が遠ざかるのを聞きながら、イザヤールは引き裂いた夜着を手に取り、顔を埋めた。
石鹸の香りに混じるかすかな少女の匂いを感じながらベッドに身を横たえる。
「私もあれのことを言えた身ではないな…」
苦笑を浮かべながら一人呟き、イザヤールは部屋の明かりを消した。
*****
ぱたん、と隣の部屋のドアがひかえめに開閉される音を聞き取り、レンジャーは身を起こした。
留守だった少女が戻ってきたのだと確信して、確認しておきたかったことを尋ねに少女の部屋に向かう。
「今戻ったんでしょ?」
ノックをしながらそういうと、間もなくドアが開かれ、少女が姿を現した。
そこまでは予想通りだったが、その衣服を見た瞬間レンジャーは固まった。
少女を散々泣かせた挙句ちゃっかり戻ってきて今は別の意味で泣かせている彼女の元・師匠の上着そのもの。
おまけに首筋や剥き出しの太腿には真新しい赤い痕。
「…どうしたの?」
気遣わしげな少女の言葉に、とりあえずお休みだけ言いにきたのだとごまかしてドアを閉めながら、
レンジャーは何がどうなってこうなったのかを正確に把握し、明日の朝どうするかを心に決めていた。
即ち『あのハゲぶっ飛ばす』。
初めの用など完全に忘れて、ただひたすらにその思いだけを胸に刻みながらレンジャーは床についた。
因みに当のぶっ飛ばす対象はレンジャーが物騒なことを考えていることなど露知らず、
引き裂いた少女の夜着を相手に、先ほど少女が見ていたものと同じような、しかしより激しい夢をみていた。
「おはよう、イザヤール殿」
「おはよう。…姉君は?」
確かに朝だが棺桶から出てきた相手におはようはどうだろうかと思いながら、
基本的に無口なバトルマスターの青年に、ザオリクをしてくれたであろう賢者の行方を尋ねる。
「今日はイザヤール殿だけじゃなかったから」
言われて視線をめぐらし、ああ、と納得する。
確かにあの賢者自身に棺桶行きにされることもあるが、それは基本的に『今日の予定に支障が出る』など、
パーティ全体に支障が出るような結果を招いた時のみで、イザヤールとしても反省すべき点があることが多い。
が、レンジャーの女性はそんなことがなくとも棺桶行きにしてくることが少なくない。
少女のことを妹のように思っている彼女にしてみれば、少女がが男に抱かれていると言うだけで面白くないのだ。
無論棺桶行きにされる回数はレンジャー相手の場合が多く、度が過ぎた場合には賢者がレンジャーを棺桶行きにする、と言うこともあるのだそうだ。
むしろイザヤールを棺桶をくりにするよりレンジャーを棺桶送りにする方が多いとか。
今回もそうなのだろう。
「毎回毎回姉君には世話になるな」
「姉さん、そろそろお金とってもいいよね、と言ってたぞ」
「…それは笑えない話だな」
口元を引きつらせるイザヤールに、バトルマスターは軽く肩を竦めて見せると、
正座させられて賢者に説教されているレンジャーを尻目にテーブルについて朝食を採り始めた。
イザヤールはしばし説教されるレンジャーを見つめていたが、朝食を採りに階段を下りてきた少女の姿を認めると、
自分もまた朝食を採るためにテーブルへと向かった。
賢者が説教をやめたのは、それからきっかり三分後のことだった。
<了>
乙です〜
リアルタイムで読めてしまった
エロ師匠素敵
乙です!GJでした!!
師匠エロいよ師匠
お待ちしてました。
お体にはお気をつけて〜!
最大限の譲歩ワロタ
GJです!
投下します。
本スレの方で話題になってましたが、女主の名前は相変わらず「ノイン」です。
三人称が好きなので苦手な人はごめんなさい。
脳内変換、またはスル―お願いします。
注意点
・天使界での呑気な話
・
>>95の続きです。これだけでも大丈夫なようにはなってます。
「お師匠様、これどうしましょう」
「どう、と言われてもな」
ひもを脚に結わえられた小さなモーモンと共に部屋を訪ねたノインを前に、イザヤールはなんと答えたものか分からなかった。
モーモンは目をぱちぱちと瞬かせておまけとばかりについている小さな手足をもじもじさせている。
ずいぶんと落ち着かない様子だ。
イザヤールがモーモンの顔のあたりに指をさまよわせると、大きな目で指を追いかけ鼻をふんふんと鳴らした。
天使という存在であるゆえに、魔物であっても人を襲わない限りは無益な殺生をするわけにもいかない。
しかも目の前のモーモンはまだかなり小さな子供だ。
「服にひっかけて、気付かないまま天使界に戻ってきちゃったみたいで…」
ノインは今日、ラフェットに頼まれてラフェットの弟子と共に まだらくもいとを取りに地上に降りていたのだ。
泉を通り抜け天使界に戻ってきて、はじめて肩のあたりの違和感に気がついた。
見てみると、そこには地上からの急上昇に目を回したモーモンがしがみついていた。
「それは…よく生きていたな」
「本当に。魔物なので一応ひもで結わえてはあるんですけど」
「ひとまず入りなさい」
話しながらイザヤールが部屋にノインを招き入れる。
イザヤールはノインと面と向かって話すのが久しぶりである。
このところイザヤールは天使界の職務で慌ただしく、ノインの修行にかまけていられなかった。
ラフェットや他の上級天使にノインの修行を任せてしまっていたのだ。
「失礼します。なんだか久しぶりですね」
「…そうだな」
面と向かって話すのが久しぶりなのには、実はもう一つ訳があった。
純粋に、話し辛かったのだ。
実は顔を合わせなくなる前、イザヤールは酔いにまかせてノインを抱いてしまっている。
イザヤールは翌日の朝、隣で寝こけるノインを見て血の気が引く音と共に正気に戻り、ノインに謝り倒しアイスバーン海岸で五日ほど頭を冷やして過ごした。
むしろこのところ忙しかったのはその五日分のつけが回ってきたせいであるとも言えた。
ようは素晴らしいほどの自業自得だ。
「……」
久方ぶりに自分の目線よりも低い位置にある頭を撫でたい。体を抱き寄せたい。構い倒したい。
「お師匠様?」
呼びかけられてそんな自分の思考に気付き、イザヤールは慌ててノインから目を逸らした。
弟子に懸想し、なおかつ酒に酔った勢いで致し、しかも懲りずにまた触れたいと願っている。
あまりの自分の情けなさに、まっすぐノインの顔を見られない。
イザヤールはノインに椅子をゆずり、自身は向かいの寝具に腰掛けた。
「天使界から放したら勝手にウォルロの辺に戻りませんかね、この子」
イザヤールが勧めた椅子に座り、ノインは膝の上に座っているモーモンの耳の付け根あたりをくすぐりながらそう言った。
モーモンは体全体をノインの手の内でもごもご動かしている。
目を瞑っているし本気の抵抗をしているようには見えないので、おそらくは気持ちが良いのだろう。
「無理だろうな、地上から遠すぎる。私が明日放してこよう」
「あの、お師匠様…明日は私も一緒に行っていいですか?」
「……別件で強い魔物が出現する辺りにも出向く予定だ。お前には危険だろう。すまないが、明日もラフェットについてくれるか」
「そうですか…わかりました」
寂しそうな様子のノインにイザヤールの胸が痛んだが、譲歩するわけにもいかなかった。
「じゃ、この子お願いしますね」
頷いて、イザヤールがノインからモーモンを受け取ろうと手を伸ばす。
がぶり
モーモンが思いっきり振りかぶってイザヤールに噛みついた。
「うわ、こらッ…だ、大丈夫ですか? お師匠様」
「大丈夫に見えるのか…」
モーモンは例の怖い顔でイザヤールの指をぎりぎりと噛んでいる。
「見えませんごめんなさい…放しなさいって、ほら」
「噛まれないようにな」
攻撃力自体は低いモンスターであるからいいのだが、噛み続けられていると地味〜にHPが減ってゆく。
しかしノインがいくら宥めても賺してもモーモンはイザヤールの指を噛んだまま放さない。
「放さんな…」
「お師匠様…嫌われてますね」
「らしいな」
ノインの指がモーモンの口を無理やりこじ開けようとしているが、モーモンはそちらに噛みつく気配はない。
いや、ノインに噛みつかれた方がよほど困るのだが、とイザヤールは息をつく。
「すみません、時間とらせてしまって…」
お休みになられるところだったのでしょう?とノインがモーモンの口のあたりを弄りつつイザヤールに問いかける。
「いや、気にするな」
本当はどちらにしろ、そろそろノインに会わねばならないと思っていのだ。
「……実はこのところお話できなかったから、ゆっくりできてちょっと嬉しいです」
ノインが あは、とイザヤールを見上げて申し訳なさそうに笑う。
久しぶりの笑顔に思わずイザヤールの頬も緩んだ。指は痛いが。
寂しい想いをさせていた事を知り、尚更に自分の半端な気慨が恨めしかった。
そして、自分自身これ以上顔を合わせられないのはこりごりだと思い知る。
「…すまん、忙しかったのは事実だが、お前のところに顔を出さなかったのは故意にだ」
「わかってますよ…もう私の顔は見たくありませんか?」
「そんなわけがあるか」
「じゃ、ちゃんと見に来て下さいね」
こっちもお師匠様の顔忘れますよ と脅し付きで言うと、ノインは引き続きモーモンの口をこじ開けにかかった。
「…すまなかったな」
「あ、またそれですか? 朝に十分謝ってもらいましたよ。べ、別に無理矢理とかじゃなかったんですから、もういいですってば…」
ノインが俯いたまま顔を赤くした。
事実ノイン自身が望んだことでもあるのだ。
しかしイザヤールは酔っていたためそのあたりの記憶が曖昧である。
「そうだったか……もったいない事をしたな」
嘆息しながら、噛まれたままで段々感覚が麻痺してきた指をモーモンの体ごとぷらぷらと揺すった。
モーモンの脚に結わえられたひもまで一緒に揺れる。
イザヤールが漏らした本音に思わずノインが噴き出した。
「お師匠様、正直ですね。あんまり覚えてないんですか?」
「…いや、致した事だけはしっかり覚えている」
「損な性分ですね…」
行為があったという事実だけで内容がうろ覚え…しかしひどく幸せだったことは覚えていた。
「あ、とれた!」
モーモンはイザヤールの指を食むことに満足したのか飽きたのか、元の可愛らしい顔に戻っていた。
ノインの手を離れて、ぱたらぱたらとイザヤールの部屋を飛び回り始める。
「あの子、このまま部屋に放しておいても大丈夫ですか?」
「うむ…紐も付いているし明日出掛けに捕まえられるだろう。そんなに速くはないからな」
二人はしばらくイザヤールの部屋を興味しんしんといった様子で飛び回るモーモンを眺めていた。
しかし結局は自然と視線が互いに舞い戻る。
「部屋に戻るのか?」
「ここに居てもいいなら、居たいです」
「ならば居てくれ」
「…そっち行ってもいいですか?」
ノインが言い示した“そっち”とは、要はイザヤールが腰掛けている寝具のことである。
イザヤールが頷くと、ノインは ぱっと笑顔になって立ち上がった。
しかし、イザヤールは近づいてきたノインが隣に座ろうとするのを留める。
きょとんとしているノインを余所に、そのまま腰をひきよせ無理矢理に膝の上に座らせてしまった。
後ろから覆うようにして抱きすくめ、イザヤールは長く息を吐く。
酔っていない状態でここまで密着するのは初めてであるし、どうにも緊張していた。
ノインはノインで突然の抱擁に体を固く縮こまらせて大人しくしている。
「訪ねてきたのはあれの為だけか?」
「いえ、ちょっと…口実でもありました」
ノインは正直にイザヤールにそう言った。
「それは嬉しい」
「お師匠様があんまり構ってくれないから、やり逃げされたのかと思って問い詰める口実に」
「そ、そんな勿体な…無責任な事をするものか」
軽口と背中に感じる暖かさに、体からは次第に力が抜けていく。
思い切り寄りかかると、ノインの背中の羽がイザヤールの胸に当たった。
「羽が拉げている。痛くはないか」
押し潰される羽を気遣いイザヤールが腕の力を抜く。
「痛くないですけど、変な感じがしますね」
「そうか…ん?」
上機嫌なノインの腿の上に、ぽとん と何かが落ちてきた。
「あ、モーモン」
「飛びながら寝たのか…器用だな」
これが自身の指に噛みつかなければ互いに話し辛くノインは部屋に帰ってしまっていたかもしれないな、とイザヤールは思い当たる。
掬いあげようと手を伸ばすと、モーモンは自身に結わえられたひもに絡まりながら勝手にころころ転がって寝具の上に移動する。
イザヤールの枕のあたりまで転がり、大口を開けてあくびをした後動かなくなった。
「…お師匠様、今日はその子と添い寝決定」
「潰してしまう」
どこで寝ればいいのかと言うと、ノインが何か言いたげにイザヤールを見上げ、結局また俯いた。
「ノイン? どうした」
「いえ、その…なら寝なければ、いいんじゃないかなーと…」
もご、と口の中でそんな事を呟く。
耳まで染めたノインの発言の意図に気がつき、イザヤールは自身の鼓動が速まるのを感じた。
動かないイザヤールの胸に頭を預け、ノインは駄目出しとばかりに付け加える。
「いつまでも宙ぶらりんなのは、やっぱり寂しいです」
「……返す言葉もない」
見上げてくる瞳にそう詫びて、膝の上の体を再び引き寄せた。
再び小さな羽が押し潰される。
髪に顔をうずめそのまま首を辿ると、擽ったそうな笑い声が漏れた。
腰のあたりから素肌と上服の隙間に手を滑り込ませると、ノインの体が後ろからでもわかる程度に小さく動揺する。
「あの、この前よりは多少控えめでお願いします」
「…ちょっと待て、具体的に何をしてしまったんだ私は」
「覚えてないんでしたっけ……なら聞かない方が」
笑って誤魔化したノインに、謝罪していいのかなんなのかよくわからなかった。
「あ…寝ないにしても、結局ベッドは必要ですね」
ノインが思い出したように呟き、ちら と枕に目をやるとモーモンは幸せそうに口元をもぐもぐ動かして眠っている。
鼻提灯まで出していて、とてもその眠りの邪魔をする気になれない。
「このままでもいい」
イザヤールは余所を見ているノインの顎に手を寄せて上を向かせ、口づけを落とした。
縮こまる舌を探り当てて誘き出し、弄ぶ。
時折離れる唇の間から水音が響いた。
「ッはぁ……まだ慣れてないんで楽な姿勢のほーが…」
解放されたは良いが、存分に弄ばれた舌がうまく回らない。
ノインの些細な希望には答えずに、イザヤールは上気するうなじに後ろから噛みつく。
「わっ…ひゃッ!」
短い悲鳴を上げ、ノインが逃げるように前かがみになった。
イザヤールもそれを追いかけ前かがみになり、そのままうなじを食み続ける。
更に、ついでとばかりに前に回していた手をごそごそと胸元に持って行く。
「あッ、…って、まって、お師匠様っ」
背中に感じる熱にそう声を上げたが、胸を這う手は止まることがない。
両の手で小ぶりなふくらみを包むと、まだ芯の残る乳房のそれでも柔らかな感触を楽しめた。
覆いかぶさられ、まともに動けないノインの体にもどかしい刺激だけが与えられる。
うろ覚えの感覚が、確かに以前もこうしたと言っている。
「……どうにも癪だな」
お角違いとは承知していたが、イザヤールは酒に酔い存分に初めての体を堪能した二週間ほど前の自分に嫉妬を覚えた。
イザヤールは体を起こし、ノインの膝下に手を差し込んでその体を持ち上げる。
横抱きに抱えられ、ノインはずり落ちないよう慌ててバランスを取った。
「すまん、控えめにとか言っていたな」
すでに背後からほとんどたくしあげられている格好だった上服を、イザヤールは本格的にはぎ取りにかかる。
「はあ…言いましたけど」
抵抗するかのように絡まるノインの羽と腕が器用に服から引き抜かれる。
「どうにも酔った自分ばかり良い思いをしたようで癪なので控えめにという願いは聞いてやれそうにない」
「三文字でお願いします」
「無理だ」
「いっそ清々しいですね…せめて最中に痛くないようにはしてください」
「うむ」
笑顔のイザヤールに背中を支える手で羽の付け根を擽られ、続きとばかりに胸も弄られる。
ノインは粟立つような刺激に流され、ただ膝から落ちないようにだけしようとイザヤールにしがみついた。
* * *
「駄目駄目駄目!あのブラッドアーゴンは逃がしてお願い!」
「ええーなんで? ほかのは倒しちゃったよ?」
幼い僧侶がまさにザラキを唱えようと振りかぶっていた杖をノインに止められた。
「ノイン、ブラッドアーゴン好きなの?女の子の趣味にしちゃー変わっているね」
魔法戦士がケタケタ笑いながらそう言った。
「す、好きってわけじゃないけど…ね、お願い」
「うーん…ノインがそー言うなら別にいいけど…」
僧侶が口をとがらせつつも杖をひっこめた。
バンダナ男がノインの様子に首をひねりつつも、ブラッドアーゴンを追い払おうと棍を適当に振った。
脚に紐を結わえられたブラッドアーゴンはしばらくそこに留まっていたが、ノインを見て何かを思い出したようにして去って行った。
≪完≫
>>422乙
モーモンも乙
ノインも師匠も満足で いやあ ほんとによかったね!
うん、まるくおさまって いやあほんとによかったね!
>>422 いつもGJです!
モーモンがマポになれなかったのだけが切ないw
>>422 GJです!いつも楽しみにしてます。
もうブラッドアーゴン倒せなくなってしまったw
>>423 GJ!
モーモンて大人になったらブラッドアーゴンになるのかw
知らなくてググってしまった。
師匠、初めての翌日なんて女の子が一番そばにいて欲しい時に5日も居なくなっちゃ
駄目だよー
でも二週間前の自分に嫉妬する師匠に萌えた。
本スレのあれは正直クレクレがすぎると思うので、職人さんが書きやすいように書けばおk
かと自分は思ってます。
GJ!
もしかして師匠の血を吸ったからモーモンは
ブラッドアーゴンになってしまったんだろうか?
しかし師匠は離す時に紐くらい外してやれよw
地上で放そうとしたらまた噛付かれ。
途方にくれて、とりあえず振り回してみたらそのまま飛んで行ったとか。
>>437 思ったんだけど……絵師も や ら な い か w
GJ!
>>437 >>422からの本文でも同じくだったがモーモンにがじがじされる
師匠に萌えてしまった。GJ!
GJ!
文章に加えて絵まで描けるなんてうらやましいんだぜ
しかしモーモンにまで嫉妬する師匠かわいいなぁ
>>437さんの絵を見てたら、師匠に会いたくなった。
師匠会いたいよ〜
>>442 今日公開された公式の壁紙見るとちょっと幸せになれるかもしれない
サンディが邪魔です
そういや攻略本のアイテムの所に普通のチョコ、豪華なチョコと
普通のクッキー、豪華なクッキーってのがあるけど
これってやっぱバレンタインデーとホワイトデー用だよね?
気が早いけど配信楽しみだなw
天使界にもそういう行事はあったんだろうか?
いつもSSを楽しく読ませていただいてるので本当に無粋な突っ込みなのかもしれないが
気になったので一つだけ。
もしドラクエ9の地名にのっとっているのならば
アイスバリー海岸であってアイスバーン海岸ではないんだー
>>446 朝っぱらから orz
教えて下さってありがとうございます。
勘違いしたまま書き続けるところでした…。
雪国の特有現象アイスバーンと被ったものと思います。
アイスバリーアイスバリーアイスバリー
もう大丈夫。
>>95を見て以来、あそこにさとり草を取りに行く度に
ここで頭冷やしてたのかぁーとニヤニヤが止まらなくなるw
アイスバリー海岸って、すごく寒そうな場所に5日間か。
お師匠様、服はベスト一丁な上にあの頭・・・。
冷えすぎて確実に風邪を引きそうな悪寒w
そこは心頭滅却すれば…という奴ですよ。
…あ、煩悩が滅却できてないのかw
風邪をひいた師匠を弟子が看病(ryというのを受信した
そこでベタな展開だけど、
薬が飲み込めなくて弟子が薬を口移(ry
師匠は意識がはっきりしてない状態なので、されるがままなんですよね。
分かります。
暖房ガンガンにしても寒がる師匠に弟子が人肌で(ry
それを湯タンポと勘違いした朦朧師匠が(ry
えろい人が言ってた
風邪は汗をかけば治(ry
なんだなんだこの流れはw
でも、熱に浮かされてポーっとした師匠もいいな。
普段キリッとしているからなおさら。
高熱の師匠に薬のつもりで天使のソーマを飲ませる弟子。
気分が高揚した師匠が弟子を(ryここまで受信した。
ソーマというのは祭祀で使われる一種の興奮飲料らしい。
この一連の流れにわっふるわっふると言わざるを得ない
師匠みたいな堅物こそ、興奮剤が入ると乱れまくるんだろうな・・・
二人とも真面目そうだからなー
女主もそういう行為の時声を押し殺しそーなイメージがあります。
ぜひ女主にもかわいく乱れて欲しいです。はい。
SS投下失礼します。
448前後からのネタで何か受信しました。
上手く書けてるか分かりませんが、95の素敵SSのもうひとつの続き?っぽく。
素敵なネタの数々拝借いたします!
457さんに従って、実際には錬金の材料である天使のソーマの扱いを『薬』にさせていただきます。
「んー、多分ノインが恋しくなってすぐ帰ってくるわよ」
ラフレットが言っていた言葉は、違う形で返されることとなった。
『お……お師匠様!!』
ノインの叫びが天使界じゅうに広がった。
事もあろうがバッチリ例の夜を“覚えていた”イザヤール。
案の定次の日にアイスバリー海岸へ向かい、頭を冷やしに行った。
さとり草でも取りに行ったんじゃないの?なんてラフレットはこっそりと呟いていたらしい。
そこからだ。なんの音沙汰もなく5日目が過ぎようとしていた頃。
いい加減ノインが尾を切らしてイザヤールを迎えに行こうとしていた瞬間であった。
ふらりとイザヤールが戻ってきたのだ。
……ノインの顔を見た瞬間、ぶっ倒れたが。
ざわめく辺りを気にもせず、ノインはイザヤールに駆け寄った。
「今まで何してたんですか!!ちょっと!なんでそんなに顔真っ赤にしてるんですか!!」
「ん……ノ…イン……?」
また酔っ払ってるんですか!?と言葉を返そうと思ったノインだが、
手を握った瞬間にその考えはどこかへ吹っ飛んだ。尋常じゃない位、熱い。
「やだ!熱があるじゃないですか!何でこんなになるまで……!!」
「す……まん……ぼん……のうが…れい…きゃく…できなかっ…た…」
煩悩?冷却?
「……ばか!お師匠様の馬鹿!ああ言う時は、次の日でもいつでも女の子は傍に居て欲しいんですから!」
ざわっ、と周りが沸いた気がした。
なになに?あの二人?もしかして…?違うでしょ、何か厳しい稽古でも付けられたんじゃないの?
ああそうね、“あの”堅物イザヤール様ですものね。天使界一の。
天使界の女達はどうもイザヤールは色恋沙汰とは無縁だと思っているようだ。
ある意味とんでもない発言をしたノインだったが、イザヤールの堅物っぷりにさりげなく助けられたようだ。
「とりあえず、部屋に行きましょう。私の部屋の方が近いですから、それで良いですよね?」
イザヤールにもはや決定権はなく、返事をする前にノインに体を抱き起こされた
あの日と同じように、機から見れば後ろから抱きすくめられるような状態でずるずると部屋に引きずり込む。
体を密接されば、その熱さがとんでもないことに気がつく。
全く、どうやってここまで帰ってきたのか。
そんなことをぶつぶつ呟きながら自室のベッドにイザヤールを寝かせた。
相変わらずイザヤールはぐったりとし、目線は定まっていない。
「いいですか、ここで寝ていてください。少しでも、動いたり、どっか行ったりしたら殴ります。
私は氷と薬を持ってきますから。あと、どうせ何も食べてないと思いますから、おかゆも作ってきます」
「し……かし…」
「しかしじゃないです!いいですか、さらにここで上級天使の権限を使ったら、
ギガブレイクやった挙句ライドインパクトを追加ですよ!メラガイアーもプラスして」
ついでに暖炉に火をつけていきますから、と吐き捨てるように言ったノイン部屋を出た。
「全く……とんでもないヤツを…弟子にして、しまった…な…」
ぼそりと呟いたイザヤールの声は、ノインには届かなかった。
『ラフレット様!即効性のある風邪薬ってありますか!?』
ここ数日のノインと言えば、自分の師であるイザヤールの話題だけであった。
そんな彼女が慌てた素振りでラフレットの部屋に入ってくるなど、物珍しい話である。
「あら、どうしたの?そんなに慌てて?」
「えっと……ごめんなさい!事情を説明してる暇はないんです!とにかく、すぐ効くお薬が欲しいんです!」
「……じゃああとでゆっくり聞くわ。そうねぇ…即効性があると言えばこれなんだけど…」
ラフレットは引き出しの中から小瓶を取り出した。
小瓶なかにはキラキラと光る水のようなものが入っていて、“いかにも”効きそうな感じだ。
「でも、これは……」
「ありがとうございます!」
小瓶を持って走り去るノインに、ラフレットは待って!と声を掛けた。
が、ノインの耳には届かず、ラフレットはそっとため息をついた。
「その薬は、即効性がある分、効きすぎて危ないのよ……」
氷結呪文の扱える天使に氷を貰い、慣れた手つきでさっさとおかゆを作り、ノインは自室に戻った。
イザヤールは寝息を立てている。
よかった、寝てる。ノインはそっと胸を撫で下ろして師の肩をゆすった。
「起きてくださいお師匠さま。これで氷枕作るので、ご飯食べて、薬飲んでください」
ん…と返事が返ってくると、イザヤールは薄く目を開いた。もう抵抗するそぶりは見せない。
「だるくて…体が起き上がらない」
ノインはくすっと笑った。
いつも真面目なお師匠様が、私のされるがままになってる。
「じゃあ起こしてあげますから」
「すまない……」
手早くイザヤールの腕に手を回し、起き上がらせる。
そして、つい先ほど作ったばかりのおかゆをスプーンにすくい、
イザヤールに「ほら、あーん」と言って突きつけた。
流石に驚いたイザヤールであったが、「五日間も放置したバツですよ」と言われると
押し黙ってノインに従う。
「……本当は、ちょっと顔合わすの気まずかったんですよ。これでも」
おかゆを食べさせながら、ノインは呟いた。
「勢いだけだったのかなって。ひと時だけだったのかなって。
嬉しかったの私だけだったかなって。不安だったんですよ。頭冷やすとか言いますし」
「……すまな、かったな」
「それはどっちの意味ですか?」
「その……五日、間も…放、置して」
女は事のあと、傍に居てほしいものなんだろう…?というイザヤールの声は聞こえなかったことにする。
ぽけーっとした様子の病人にこれ以上いじめるのは止めよう。
心なしか、さっきよりまた熱が上がっている気がする。
空になった皿がかちゃりと音を立てた。
スポンと威勢の良い音がすると、ラフレットから貰った薬をイザヤールに渡す。
「これ、飲んで下さい。お薬です」
「……」
どうやら、手を挙げる気力すらないようだ。目線はさっきより泳いでる。
「もぅ」
仕方ない。ノインは小瓶に入った薬を目一杯口に含む。そして、イザヤールに口づけた。
イザヤールは目を見開く。ごくん、と言う音がすると、ノインはゆっくりと唇を離した。
「どうぞ、氷枕です。ゆっくり、寝てくださいね?」
と、イザヤールをゆっくりと寝かす。五分もしない内に寝息が聞こえてきた。
ぱちぱちと、暖炉の火の飛び散る音しかぜず、ノインはずっとイザヤールの寝顔を覗き込んでいた。
いつも真面目なのになーなんて呟いたり、その頬をぷにぷにしてみたり。
ノインは少しだけ悪戯心沸いた。そして、行動に出る。
「天使湯たんぽ!なんちゃって」
イザヤールのベット、もとい自分の部屋のベットにノインは潜り込んだ。
あの日の夜は、こんな風に見れなかったイザヤールの表情。
愛しい人。風邪を引いたお師匠様も、悪くないかも。
なんて思っていた矢先であった。
「!?」
「ゆ、たんぽとな」
朦朧とした声が聞こえる。ノインはどきりとしたが、どうやら、起きては居ない様だ。
だが、ノインを完全に湯たんぽと勘違いしている。
グッと腕に力を込めたイザヤールの手に拘束される。うわあ、どうしよう。
「あったかいなあ」
少しだけ微笑んでいるのがなんとなく分かる。そのままノインが動けないまま、時が過ぎてく。
時間としては僅か一分程であったが、ノインにとっては数時間のように感じた。
もそもそと、何かが動く感触で、ノインは現実に引き戻された。
「ん?あれ?何でノインが―――……」
「あ、あの!これには理由がっ!」
目を覚ました!慌ててノインは事情を説明しようとするが、イザヤールの様子に違和感を覚えた。
目が、据わってる?
「まあ良い。ノイン、もっと近くに来い」
ぐいっとさらに体を密着させられると、イザヤールはノインに強引に口づけた。
「!?」
「なんか、さっきからおかしいのだ……」
な、何がですか!?突然の行動に、ノインはドギマギしていた。
ちょっとした悪戯心が湧いたから、バチがあたったのかも知れない。
「ノインが欲しくて仕方ない」
「え、あ、あの、それって―――……」
「嫌なら逃げろ。今すぐに、だ。理性が保たん」
「お師匠さま、熱ひどいのに、そ、そんなこと」
「いいからどちらか選択しろ」
天子の理発動。二者選択を突然に挙げられ、ノインは戸惑った。
が、いくら様子がおかしいとはいえ、熱のせいかもしれない。
ノインはその場に残ることに決めた。
「そうか、じゃあ―――……」
ノインの体がびくっと震えた。ねえ、どうしたんですか、お師匠様!
「んっ……」
再び唇を奪われる。今度は深く、甘く、優しく。
互いの存在を確かめるように。
「愛しているぞ、ノイン―――……」
ノインが目を覚ますと、隣りにはイザヤールが寝ていた。
この前はメモの走り書きで「頭を冷やしに行って来る」と書かれてあったのに。
ノインは嬉しそうにくすりと笑った。
昨夜は散々乱れた挙句、ずーっと事に及んでいた。
「昨日は、ノインも乱れていたな」
不意に声を掛けられ、ノインは驚いた。
「お、起きたんですか?」
「誰かが傍に居て欲しいなんて言っていただろう」
「……お、お師匠様があんなに激しくするからです…よ…」
消え入りそうな声でノインがいった。
「と、ところで!具合は大丈夫なんですか!?というか、なんで、昨日あんなふうに…」
あまりに恥ずかしい話題なので、違う話に持ち込む。
「具合は大丈夫だ。その……あれはすまなかった」
まあ、あの様子なら完全に大丈夫ですよね、という言葉は呑み込んだ。
「何かあったんですか?」
「その……薬を飲んだあとになんか気分が――――……」
『ラフレット様!!』
ドン、というとんでもない音がしたと思えば、
ノインが真っ赤な顔をして例の小瓶を持ち寄ってラフレットに突きつけた。
「だーから、私はノインを引きとめようとしたじゃない……」
だが、こう言われ、ノイン返す言葉も無かったと言う。
END
お目汚し失礼しました。
誤字脱字があったらすみませんorz
素敵なネタの数々、ありがとうございました!
やってしまったorz申し訳ありません。
A1行目 密接されば→密接させれば
A9行目 ライドインパクト→ランドインパクト
うわあ。まだやってそうだ……
……あろうことかラフェットさんの名前ミスってましたorz
なんだろ、ラフレットって。タイピングミスです。
連投になってしまい本当に申し訳ございません。。
>>469 乙です〜なんちゃってがかわいかったw
自分も投下経験あるけど(ここじゃないけど)何回も何回もチェックしたはずなのに
いざうPしたのを読み返して、うあああってなることあるよね。
上でのレスが忠実に再現されててワロタ
GJですw怒り気味に看病してる女主も可愛いね。
乙!
師匠またやってしまったなww
乙
しかし、続きものは一応作者さんに許可とった方がええのではないか?
嬉しい感想ありがとうございます!書いて見て良かったです。
ですが、>474さんご指摘ありがとうございました。
確かに、作者さんに許可を取るべきでした。
この場をお借りしてお詫びをさせてください。申し訳ございませんでした。
ご不快な思いをさせてしまっていたら、本当にすみません。
乙です!
本当に上のほうのレスが再現されてるwww
ラフェットさん、こうなる事を分かっててあの薬を渡したんじゃないか
と思ってしまうんだw
なんかレス止まってるので雑談でも。
浴槽にありったけのスライムゼリーを入れて入浴する夢を見た。
絵的にシュールだけど、ものすごく気持ち良さそうだと思ってしまった…w
DQ世界をなにか実体験出来るなら、ぱふぱふして欲しい
でも今回のはちょっとヒツジ臭いかな
8のぱふぱふはかなり気持ち良さそうだった
師匠はぱふぱふと聞いただけで「ふ、ふしだらな!」と怒りそうだ
>>477 『スライムゼリー風呂、美肌に効果絶大!』という噂を耳にし、いそいそ準備する弟子(お年頃)
いざ入ってみるとぬるぬる滑って浴槽から出る事すらままならない
そこへ修業後の汗を流しに師匠がやってきて(ry
スライムゼリーを「つかう」と面白いよね。
ぬるま湯程度に熱したスライムゼリー温浴とかあったら気持ち良さそう。
ウォーターベッドならぬスライムゼリーベッドとか。
ぬるぬるハアハア
ガマの油だとぬるぬるだけでなくギトギトになりそうだもんなぁ・・・
さえずりの蜜の効果について「それは下の口にも(ry」
と考えてしまった自分にメラガイアーお願いします。
SS投下します。
(お風呂Hで途中まで書いていたのでスライムゼリー風呂の設定お借りしました)
師匠加入後の話です。
女主の名前はノイン。
苦手な人はスルーかNGでお願いします。
既に恋人同士で体の関係もあります。
ちょっと師匠が酷いので、優しい師匠が好きな方は注意して下さい。
ロクサーヌの店はいつも盛況である。
常に何かしらフェアを行い、珍しい品を取り扱うこの店頭に人だかりがしているのはよくある光景だ。
(ふふ、今日も賑わってますね)
通り過ぎようとしたノインの目にポスターの文字が飛び込んできた。
『スライムゼリー入荷中!お風呂に入れれば効果絶大、美容ゼリー風呂!これであなたもスライムのようなツヤツヤお肌!』
美容と言う言葉を見たら、見過ごせない。
砂漠、雪国、火山と常に過酷な状態にさらされる女性冒険者達は肌の手入れに余念が無いのだ。
とは言え、以前のノインは肌の事など全く気にしていなかった。
そういった事が気になるようになったのは彼女の師匠を思い人として意識するようになってからだ。
今は恋人でもあるその人に、綺麗だと思ってもらいたい。
その一心でノインは財布をぎゅっと握りしめた。
「ロクサーヌさん!!スライムゼリーください!!!」
スライムゼリーを入手したノインは上機嫌で風呂の準備を始めた。
浴槽に熱湯に近い温度の湯を入れ、その中にスライムゼリーを流し込む。
ぽこぽこという小さな音と共にスライム形が崩れ、液体状になる。
かき混ぜてみると温度も丁度良い…ただし色は不自然に青く身を沈めるのは少し勇気が必要だ。
服を脱ぎ恐る恐るつま先を入れ、そのままゆっくりと浴槽に身を沈めてみる。
「何だか変な感じ…。ぬるぬるして…あ、でもなかなか気持ち良いかもしれない…」
肌に触れてみると確かにツルっとした感触で、これは効果が期待できそうである。
綺麗なお肌になってお師匠さまに喜んで頂きたい…。
一人顔を赤らめるノインであった。
異変に気付いたのは湯から上がろうとした瞬間である。
とろりとした液体状だった湯が重く体にまとわりつくように感じる。
「え?」
力をこめて浴槽の縁に手をかけようとするがツルツル滑って力が入らない。
何度もがいても結果は同じこと。
ノインはスライムゼリー風呂から自力で抜け出せなくなってしまったのだ。
(ど、どうしよう!?声を上げれば誰か来てくれるかな?
部屋の前を誰か通り過ぎる気配がする…恥ずかしいけど思い切って助けを…)
「誰か助けて!!」
相手が女性であることを念じながら声をかけた…もちろん男ならラリホーで眠らせる。
その結果ノインは声を掛けてしまった事を心から悔やんだ。
「どうしたノイン!」と思いっきり扉を開け放ったのは彼女の恋人、イザヤールその人だったのだ。
その瞬間ラリホーの事は頭からすっとんでいた。
「お、お師匠さま!?何でもありません、ちょっとした手違いです!」
「…?…風呂で何をしている」
イザヤールは後ろ手でドアを閉め、かちりと鍵もかけた。
「いえ、あの、と、とにかくこっちには来ないで下さい!」
「私は助けを求める声に応じただけだが…それにしても鍵もかけずに不用心な…」
拒否するノインに構わずどんどん近付いていく。
「なんだ、これは?」
イザヤールは浴槽の中が湯ではない液体で満たされている事に気づいた。
ノインはもう言葉もなく身を縮めて赤面する事しか出来ない。
よりによって恋人にこんなみっともない姿を見られてしまうとは…。
スライムゼリーか。
状況確認した瞳がすっと細まり影を帯びる。
「私にあれほど抱かれていても足りぬ、とな」
「?」
意味が分からず思わず顔を上げたノインの目に映るイザヤールは冷たい表情を浮かべていた。
「このような物を使った上に男を呼び寄せようとするとは…」
浴槽が倒されノインは液体ごと床に転がり出た。
訳が分からず怯えながら体を隠そうとしたノインに覆いかぶさる。
「痛い、お師匠さま痛いです」
乱暴に体をまさぐられ抗議の声を上げるが聞き入れてもらえない。
「…これほどぬめりがあれば痛くもあるまい」
そう告げるとノインの身体が開かれ、いきなり熱いものが押し入ってきた。
思わず泣き声を上げるが激しく責められるうちに声に艶が混じってくる。
「…どのようにしても簡単に乱れるが…私では物足りないのだろう?」
「ち、違います…私には、お師匠さまだけ…」
怒りの原因は分からないが、彼が自分には特別だと分かって欲しい。
そう願いながらノインは意識が遠のいていくのを感じた。
怒りと欲望の熱が引いた後、イザヤールは自己嫌悪に陥りながら黙々と浴槽の始末をしていた。
浴槽を洗い流し、新しく湯を張る。
ぐったりとしたままのノインを抱え、そっと湯に浸からせ、ぬるついた肌を洗い流す。
収まった熱が甦りそうになり慌てて頭を振り払う。
乾いた布で丁寧に拭いてやってから寝台に寝かせる。
そのまま部屋を去るつもりだったがその顔を見て小さく溜息を付き、かたわらの椅子に腰かけた。
『誰か助けて』
イザヤールの脳裏に弟子の声が甦る。
(誰でもいいのか、私ではなくても)
ぬるぬると全身ゼリーにまみれた裸のノイン。
そんな姿に襲いかからない男がいたらお目にかかりたい。
現に自分がそうなのだから。
「ん…お師匠、さま…?」
ノインがうっすら瞳を開けた。
「先ほどは手荒くして、すまなかった」
「また、おひとりで反省会ですか…」
「…………」
二人が初めて結ばれた翌朝も、イザヤールはこんな風に寝台の傍らでひとり反省会をしていたのだ。
「…いったい今日はどうなさったんです…?」
ノインは優しく問いかけた。
「…どうしてスライムゼリー風呂がお師匠さまに飽きたって結論になるんですか」
ジトーっと呆れたような視線を投げかけられ、イザヤールは返事に窮した。
「も、もっと刺激が欲しいのかと思ったのだ…」
「今のままで充分過ぎです。それにあれは美容目的です!」
なんと美容目的だとは…男のイザヤールにはそういう発想はなかった。
「しかし、人を呼び寄せようとしていた。あれは危険だ。私だから良かったようなものの…」
「ゼリーから抜けなくなっちゃったんですよ!それにお師匠さまだっていきなり襲ったじゃないですか!
お師匠さまじゃない男性だったらラリホーしますから大丈夫です!」
てっきりノインが倦怠期に陥ったかと思い込んでいたイザヤールは心から安堵した。
「そ…そうだったのか…しかしそれを私は知らなかったからつい」
「つい、じゃありませんっ。せめて事情くらい最初に聞いて下さいよ!」
「すまない…お前を失うかもしれぬと思ったら自制が効かなかったのだ」
「っ……こ、この埋め合わせに当分私のわがまま聞いてもらいますからね」
ノインはつんとそっぽを向いたが、その横顔は赤く染まっていた。
終
ごちです!
ノインたん健気でかわゆいw
なのに師匠ったら。。。
師匠は真面目だから思いこみも激しそうw
ゼリー風呂はもっとヌルヌルべたべたでも良かったよw
GJGJ
スライム肌ww
ゼリープレイはもっとじっくりでもよかったよw
>>484 乙です!
師匠はひとり反省会が似合うな…w
>後ろ手でドアを閉め、かちりと鍵もかけた。
師匠最初からやる気満々じゃねーかww
GJ!
>>484 GJ! 一人反省会は確かに師匠によく似合う。
乙!ひとり反省会ワロタw
師匠の名物になってそうだなw
>>484 GJでした!
「ひとり反省会」が、師匠の悶々とした様子を端的に表しすぎて噴いたwwww
しかし師匠に一人反省会は終わりが見えないな
女主が止めに入るまではずっと悶々悩んでそうだw
一人反省会はぜったい正座でしてるよねw
GJ!素晴らしい!
ひとり反省会の師匠かわいいよ師匠w
スライム風呂って某ラジオでやってたゼリーチェ風呂みたいなのな
ちょwww
雑談のつもりで振ったレスがwwww
職人さん仕事早すぎですw
502 :
501:2009/09/30(水) 11:42:07 0
かわいいwww
乙!師匠の耳がちと赤く見えるのは仕様ですか?(・∀・)
なんて正座が似合う人なんだw
耳赤いのがいいね!GJ!
なんということだ…私としたことが情けない…。
ノインに狼藉を働いてしまうとは!
これでは只のけだもの同然ではないか。
師匠に逆らえないからと…ぐっ。
ノインにどう詫びれば…。
だがノインはこの私を許さないだろう。
いや、このままだと…くどくど。
以上を
>>502から透視した
女主の顔が切れて見えてないところに
>>501の優しさを感じた。
各々自分の女主でイメージできるんだな。GJ!
ひとり反省会かわいすぐるww
もし仮に、「エルギオスの悲劇」が起こらずに師弟3代が顔を合わせる事ができたら
エルギオス「ノインは知らないだろうけど、イザヤールが君くらいの頃は」
イザヤール「師匠、それ以上は」
エルギオス「何かにつけてすぐ落ち込んで」
イザヤール「ノイン、おまえはあっちにいってなさい」
エルギオス「名物だったんだよ、『ひとり反省会』って言って」
なんて会話が展開していたのではw
ひとり反省会wwwww
いいな、なんかそんな感じがするw
>>475 しばらくスレ見てなかったので返事できなかったです。もし気を揉ませてたらごめんなさい。
私は不快になってないので大丈夫です。続きを妄想してもらえて嬉しいです。
ただ、エロパロとかでは比較的続きを書く行為は叩かれてしまうことが多いので、
もし今度他のスレで誰かのSSの続きを書きたいなと思った時は、許可を取ったほうが身の安全です。
私も心の準備(wktk的な)ができたらとても嬉しいです。
>>474さんも、お気遣いありがとうございます。
で、SS投下します。
注意点
・ 師匠が生き返ったと仮定した上でのお話です。
・ 女主の名前は『ノイン』
・ 時間を置いて書いたのでギャグとシリアス混じってます。
「ユリシス女王ー!お久しぶりです」
ノインがユリシスに手を振る。
「まあノイン!言ってくれれば迎えにあがったのに」
かつてはツンと澄ましていた女王は、久しぶりの友人の訪問に年相応の蕩けるような柔らかい笑みを浮かべた。
灼熱のグビアナ砂漠。
素材を集めに来たはずがウパパロンの大軍に追いまわされ、蹴散らしながらも砂まみれになってしまった。
いくら一突きで倒せる魔物といえども、ひっきりなしに襲われたらたまらない。
ノイン達は久しぶりの王女への挨拶も兼ね、休憩にグビアナ城に馳せ参じたのであった。
「アノンも元気だった?」
女王の肩の上のトカゲに手を振ると、トカゲは首を動かし一声キュッと鳴いた。
「や〜アノン元気ぃ? ユリシス女王、今日もお美しい!」
魔法戦士が挨拶をすると、トカゲはハーッと息を吐いてしっぽを立てシャーシャー威嚇した。
傷ついた顔をする魔法戦士に、そりゃそうだと言った体でバンダナ男が頷いた。
「そちらは?」
ユリシスが、初めて見るノインの仲間に目を向ける。
「あ、私の師です。ご挨拶は初めてでしたね」
「イザヤールと申します」
ノインの紹介に押され、イザヤールが前に出て頭を下げる。
「ノインの師…?」
「はい、天…ッと、えーと、武術だとかの、お師匠様です」
うっかり天使の頃の師である、と紹介しそうになるのをとっさに誤魔化した。
ユリシスはノインの訂正には気付かずに、頭を下げたままのイザヤールを眺めている。
「なかなかに見目の良い方ですわね?」
「ふへ?」
ユリシスが発した言葉に、ノインは思わず空気が抜けるような間抜けな声を上げた。
「見目?」
繰り返してイザヤールの顔を見る。
イザヤールもノインを見たので目があった。
ノインがもう一度ユリシスに視線を戻し、確認するように「見目が良い…」と呟く。
再びイザヤールの顔を見ようとしたところで、笑顔のイザヤールに思い切り頬をつねられた。
「ひだだだだッ!ひひょー、いひゃいい」
「言いたいことがあるなら言いなさい」
「なんれもらいれひゅ…おひひょーはまはかっこひーえふ」
二人の様子をみてユリシスは手の甲を口元に当て愉快そうに笑った。
「仲が良いのね。羨ましいわ」
「…失礼致した」
イザヤールが再びユリシスに向き直る。
「ノインから常日ごろお話は伺っております、見目麗しい女王と。お目にかかり光栄です」
「ほほ…世辞も上手いわ。良い男だこと」
さすがノインの師だけある、とユリシスが優美に笑う。
「ねえユリシス女王、僕は良い男かな?」
魔法戦士が横から薔薇を差しだしつつ顔を出した。
「そうですわねえ…あなたは浮気性に見えますわ。良い男にはいまひとつ」
「ええー僕はただ世界中の女の子に優しくしたいだけですよ?」
「それを浮気性と言うのではないのか?」
「違いますよ紳士っていうんですよ!いつでも心に薔薇の花束を!」
どこから持ってきたのか大量の薔薇の花弁をまき散らす魔法戦士を、イザヤールとバンダナ男が呆れたように見ている。
ユリシス王女は騒がしいのが楽しいのか、本当に愉快そうだ。
少し離れた所では、幼い僧侶が王女の侍女ジーラと話していた。
「ユリシス女王、なんだかかわいくなったよねー」
「ええ、本当に…いつかの傲慢な女王様がもう信じられませんわ…あなた方のおかげです。ノイン様と…ノイン様?」
侍女が名を上げた恩人は、ぼんやりと立ち尽くしたまま動かない。
視線は王女とイザヤールに向けられている。
さらに言えば、ノインの頭の上には、いつの間にか女王のとかげが這っている。
「ど、どうかなさったのですか?具合でも?」
「ノイン、どうしたの?」
二人に声をかけられた事に気がつき、ノインは慌てて笑顔を作る。
「大丈夫大丈夫!ごめんね、ぼーっとしてて…あ、ところでさ」
取り繕うような早口で、半ば強引に話題を沐浴場の事に持っていく。
頭の上のアノンが、何か言いたそうに キキュッと一鳴きした。
* * *
「なあにそれ? 妬いたって事?」
「違う…と思うんだけど」
セントシュタインの宿屋。
その一室では机を挟み、リッカとノインが向かい合って話している。
幼い僧侶はノインの膝の上に座り、うつらうつらしていた。
「そうよね」
リッカが濃すぎる茶を一舐めしながら当然と言った体で頷く。
リッカから見れば、ノインとその想い人は十分に仲睦まじい。
第一、そんなやり取りで妬くほどにノインが狭量とは思えなかった。
「そうじゃなくって…何か引っ掛かってて」
僧侶の額が机につきそうになっているのを助け起こし、自分の体にもたれかからせた。
心中でモヤモヤしている物の正体が、ノインにもつかめない。
いつまでも小骨が刺さっているようで、あまり気持ちが良くなかった。
「うーん…グビアナの王女様が綺麗過ぎて、イザヤールさんが浮気するかも、とか思っちゃった?」
思いつくままに、リッカがありがちな可愛らしい不安感を挙げてみた。
「そういうわけでもなくて……ん?…あ!わかった」
ノインは ぽん、と膝を叩く…つもりが、抱えていた僧侶の頭を叩いてしまう。
気持ちの良い眠りから引き戻された僧侶に、ノインはしこたま杖でぽかぽかやられた。
「お師匠様、どうぞご感想を」
スパンコールドレスを身にまとったノインがイザヤールの部屋にやってきたのはつい先ほど。
ノインは本を取り上げられきょとんとしている彼の目の前で、腕を広げてくるりと一回転をした。
「…目がチカチカするな」
イザヤールが素直に感想を吐くと、ノインは一つ頷いてイザヤールに背を向けた。
「駄目だこれじゃ…お師匠様、今日まだ寝ないで下さいね。また来ますから」
「お師匠様、これは?」 E.おどりこのドレス
「布が多いな」
「これはどうですか?」 E.レインボーチュチュ
「鮮やかだな」
「こっちは?」 E.ひかりのドレス
「まぶしい」
「じゃあこれ!」 E.エンプレスローブ
「良い布だな」
「これでどうですかー!」 E.バニースーツ E.あみタイツ
「早く着替えてきなさい」
そんなやり取りを繰り返すこと数十回…ついにノインは音をあげた。
「意図がさっぱり掴めんが、よく頑張ったな」
いきなり自分の部屋で始まったファッションショーに奔走した弟子を、イザヤールはひとまず褒めておいた。
ちなみにノインは迷走に迷走を重ねたあげく、今は何故かスライムの服を着ている。
「で、結局何が目的だったのだ?」
「言っちゃったら意味無いんですよ…」
ノイン…もとい二匹の巨大スライムは膝を抱えて床にのノ字を書いている。
後ろ姿でくたりとしているスライムが哀れを誘ったが、理由がわからないので慰めようもない。
イザヤールはしばらくどうしたものかとスライムを眺めていたが、ふと思いつき声をかける。
「ノイン、どうせならもう一度だけ着替えてきてくれないか」
「随分、着てなかったんですけど…」
再びイザヤールの部屋に入ってきたノインは、また違う服を身に纏っていた。
「なんだか、着替えている途中で辛くなりました」
イザヤールにしても、久しぶりに見たい、という程度の軽い気持ちで頼んだのだが、今では言うのではなかったと後悔していた。
その服を着たノインの姿を見た途端、なんともいえない寂しさに襲われてしまった。
「天使界では皆こんな格好でしたね」
ノインは身に纏った天使の服の裾を摘まんだ。
少し前まではいつもこの格好で、それが当たり前だったのだ。
友も、師達も、皆似たような服だった。
なのに今は、こんな服を持っているのは二人位のものだ。
「…今私がこれ着て歩いたら、お師匠様とペアルックですね!」
しんみりしてしまった空気を誤魔化すようにノインは笑った。
イザヤールも笑って同意するが、つと顔をそらし部屋の窓から夜空を見上げた。
幾人も裏切り、弟子を傷つけた自分がこうして地に蘇り、仲間たちははるか天空からの守り人となった。
イザヤールにはそれが良いことなのか悪いことなのかが分からない。
かつて言い合いばかりしていた旧友が何か答えてくれないだろうかと、星の瞬きを期待する。
ノインはイザヤールに声をかけようとして躊躇ってしまう。
夜空の星々、輝く守り人達。そこからこちらに引き戻してしまったのは自分で、何より、再びそこに戻ってほしくないのも自分だった。
いつまでも夜空を見ているイザヤールに、ノインの胸中にはただ不安が募る。
結局、声はかけずに静かに背中に寄り添った。
イザヤールが暖かな背中の感覚に気付き振り返ると、自分を見上げるノインと目があった。
「…お師匠様」
今にも泣きそうなノインを見て、思わず苦笑する。
何も言わずとも、不安だと顔中に書いてあるようだった。
「ここにいるだろう」
「…はい」
「どこにも行かない」
すっかり静かになってしまったノインの背を叩き宥めた。
夜空の守りは仲間達にまかせ、部屋の窓掛けを下ろす。
恋人の不安を紛らわすにはあまりに陳腐な手段だと思いながらも、イザヤールは部屋の明かりを消した。
星の一つがやれやれと肩をすくめるように瞬いたのには結局誰も気がつかない。
「私、お師匠様に一度もその…美しいとか…言ってもらった覚えが無くて。容姿について」
寝所でイザヤールに再度問われ、ノインは結局ファッションショーの目的を答える羽目になっていた。
「今日、お師匠様がグビアナでユリシス女王に、見目麗しいって仰られてて…その事に気付いて」
「妬いたか」
「いえ、ただ私も頑張るかと思いまして」
少しくらい妬いてくれてもよさそうなものだが、と何故かイザヤールのほうが微妙な気分になった。
頑張ろうとした結果があのファッションショーだったようだ。
「結局言っちゃったからもうあんまり意味無いですけど…」
ふてくされ、腕枕にわざと頭を押し付ける。
どうせなら自力でなんとか師匠に褒められてみたいと思っていたあたりは、流石弟子といったところだ。
しかし頑張ろうと迷走した挙句がスライムの服…などとぼんやり考えていたイザヤールは、ふと思いついてノインに尋ねた。
「いや…褒めたことはあるぞ?」
先ほども言った、と付け加える。
「…あっ、ああいう時のは…カウントしないんですよ」
「む…そういうものか」
かぁっと顔を赤くしたノインの反論に、心底残念そうにイザヤールが眉根を寄せる。
熱を帯び反応する様がなまめかしい。
仰け反る体が、喉が、危ういほどに美しい。
懸命に応えようとしがみついてくる様がかわいらしい。
そのような痴れ言であったらなら、いくらでも最中に耳元で吐いていた。
「…次は服を着てる時に褒めて下さい」
「努力しよう」
努力しないと普段は褒められないのだろうか…先ほどとは質の違う不安感に襲われ、もう少し頑張ってみようとノインは心に決めた。
「しかしな。先ほどの、天使の服を着ているのを見ると、美しくなったと思う」
「え、そうですか!?本当に?」
ぱっと顔を輝かせてノインはイザヤールを見上げた。
「ああ」
「え、えへへ、嬉しいですね」
いざ言われてみると思った以上に嬉しかったようで、ノインは頬を緩めている。
そのまま寝かしつけられても、しばらくは笑顔のままだった。
イザヤールは寝息を立てるノインの頭を撫でながら考える。
地上に落ち、裏切られ、死に別れ。
自分に最大の原因があることは、十二分にわかっていた。
しかし旅の最中にも人間の暖かな部分や悲しい部分も見てきたのだろう。
かつてはただただ清純であった印象が、ほんの少し影を負うようになっている。
美しくなったとは、言いかえれば、大人っぽくなったのだ。
かつての服を着ていると尚更にその印象が強くなる。
以前のように、師匠と弟子ではないのだ、と咎められているようだった。
「…もう、お師匠様は止してもらうかな」
誰に聞かすともなくイザヤールはそう呟いて、ノインの肩に布団を掛け直した。
≪完≫
乙!
笑ったし萌えた
スライムの服w
GJ!お待ちしておりました!
かいしんのGJ!
ファッションショーの返答に吹いたww
アノンが頭に貼りついてる姿も想像すると可愛いw
GJ!!
床にのの字書いて拗ねるノインたんがかわいいw
>>502の師匠一人反省会晒しに出遅れた…orz
マルチ中にグビアナ行くと、女王に背中流してさしあげたいと言われるんだよね、そういえば。
おぉぉGJ!
相変わらず可愛いノインたんで萌えました
ヒゲクエスト失敗だったんだ。
さすがに70万人は無理があったのかね?
ご褒美がひげではね…しかもロクさんのお店は入荷しても店頭に出すかどうか分からないというw
確実に装備品がもらえる、ゲストキャラ投入だったら達成出来たんじゃないかな
そういえば、今日クリフト来るんだっけ。
なんかゲスト僧侶ばっかだw
そのたくさんのお坊さまたちの祈祷のおかげで、師匠が生き返るんだとしたら…
もっと来い僧侶。
なるほど、そういう事か!じゃあなるべく偉そうなお坊さんをとゲマの客引きに行く
>>528主人公w
負けじと『大神官』ハーゴンを勧誘に行く>529主人公
夜空からハラハラしながら見守ってるお師匠様
でもどちらも普通に泊まりそうでもあるな。
「ハーゴンのローブ」とか欲しいかも。
ハーゴンの冠?兜?なら欲しいな。ああいう鰭っぽい耳好きだ〜!
ヒレっぽいのなら天空のかぶとじゃ駄目かな(ドルマゲスドロップ)
ちょっと独特な形で好みなので師匠の分も既に用意済み
…と言うか、気が付いたら装備は全部師匠の分もせっせと用意してたw
ドロップアイテムは確率が…
ししょーが仲間になったら、トーガとてんしのわを装備してもらうんだ。
うちのパーティーの誰も着こなせないトーガ、きっと似合うよ。
まだ錬金出来てないけど、許してくれるよね?ししょー。
つか早く来てくれないかな。ししょークエ先行配信イベントとかあったら
全てを捨てて駆けつけますよ。
ゲストと違って配信クエは前提で他の配信やってないとダメとか
規制があるから、先行配信は難しかろう。気持ちはわかるけど。
一年間遊べるを半年に訂正してクエ配信速度上げてください、スクエニさん…
9月半ばまでDQにハマってた友人達も皆ポケモンに流れてしまった…orz
配信ペース落とすのは持久戦狙ってるのかな?
減らすより週3件に増やした方が求心力あるように思うんだけど…。
すれちがいもめっきり減ったしね…
まあ気分を変えようという事で。
うちの泉にはあやかし草と夜のとばりばかり落ちてますが
ルイーダさん、何か別件の出会いも斡旋してませんか…w
うちの泉には天使のはねがよく落ちてる
拾う時に天使界の仲間や、師匠を思い出してちと切ない
・・・ラヴィエルさんがバッシャバシャ水浴びした結果かもしれないけどねw
うちの泉は天使の羽根とマグマの塊が落ちている事が多い。
「ラヴィエルさんすいません、お湯ぬるかったですか」ってつい考えてしまうw
天使の羽根と何かがあると楽しいよね。
+サンゴや貝殻で「海にでも行ったのか?」とか+緑の苔で「洞窟にでも行ったのか?」とか。
あの泉って水?温水?どっちなんだろう?グビアナのは水なんだろうけど。
泉って言ってるし水だと思う。
ドミールの西みたいに湯気出てないし。
ドミールというと真っ先に
>>181-185のSSを思い出して
(*´Д`)/ヽァ/ヽァしてしまうw
もう一回読んでまた萌え萌えしたw
他のも読み返して萌えを補給するよ!
泉は基本常温の水なんだろうけど、ようがんのカケラを拾うと温めたんだなと思う
天使の羽を拾うと「師匠をどこに隠した!!」と誰かを問い詰める感じ
緑のコケですべって鉄の釘でケガをして薬草で治した
マルチプレイで友達に泉のアイテム、拾っていいよーと言って後で何拾った?と聞いたら
全部ネコずなだったことを思い出した
誰か野良モーモンでも泉で洗ったのか
もし師匠が仲間になったら4人パーティ組む?
それとも二人旅?
>>547 ストーリークエストや高LV宝の地図、魔王戦は4人でそれ以外は2人にしようと思ってる。
方舟で師匠と主人公を2人きりにさせるのが楽しみだ。
それトラウマえぐられるwww
アギロとサンディは端っこに避難するしかないな
うちはとりあえず4人で素材集めながらの世界一周かなぁ
あと女主を転生させて師匠と一緒にLV上げ
レベルとスキル上げて、二人でエルキモスに挨拶に行くよ
たぶん何も台詞変わらないだろうけど
そこは気分の問題で
>>551 挨拶っていうと、やはりアレですか?
この度、私たち結婚いたし(ry
>>551 大師匠へのご挨拶はやっぱりウェディング装備していかないとだよなあ。
エルキモス「だが断る」
女主「お弟子さんを私に下さい」
イザ「!」
キモス「だが断る!」
イザ「!?」
エルギオスの所へ行けるのは「女神の力で過去に行く」みたいな雰囲気だから
台詞は変わらないだろうな。
そういえば今回のドラクエって師弟3代の親子喧嘩だよな、よく考えると。
そんな事より1よ、ちょいと聞いてくれ。エロ萌えとあんま関係ないけどさ。
今日、弟子のイザヤールが久しぶりに魔宮まで会いに来たんです。魔宮に。
そしたらなんかあいつ女連れでめちゃくちゃ幸せそうに赤い顔とかしてるんです。
で、よく見たらなんかシルクハットとかかぶってて、ウェディング装備一式で身を固めてるんです。
もうね、アホかと。馬鹿かと。
お前らな、結婚報告如きで普段滅多に来ない魔宮に来てんじゃねーよ、せっかくの衣装が汚れるじゃねーか。
ここは絶望と憎悪の魔宮だよ、魔宮。
なんか妖精の連れとかもいるし。てんとう虫のサンバ気分か。おめでてーな。
「よーし師匠に仲人頼んじゃうぞー」とかひそひそ相談してるの。もう見てらんない。
お前らな、仲人は引き受けてやるから俺の話をまず聞けと。
結婚ってのはな、もっと荘厳な雰囲気でやるべきなんだよ。
いつ誓いの口づけが始まってもおかしくない、いつゴンドラが降りてきても不思議じゃない、
一生の思い出はそんな雰囲気がいいんじゃねーか。とりあえずモンスターどもは脇にすっこんでろ。
で、やっと帰るのかと思ったら、イザヤールが「師匠に祝って欲しくて」とか言ってるんです。
そこでまたぶち切れですよ。
あのな、暗黒面に堕ちた師匠の祝福なんてきょうび流行んねーんだよ。ボケが。
せっかく幸せを掴んでおいて何が、師匠にも祝って欲しくて、だ。
そんな事の為に危険を冒して魔宮まで来たのかと問いたい。問い詰めたい。小1時間問い詰めたい。
お前ら俺に幸せっぷり見せつけたいだけちゃうんかと。
まぁ通の俺から初夜のアドバイスだけは言わせてもらえば今、カップルの間での最新流行はやっぱり、酔った勢い、これだね。
酒の勢いで、なし崩し。これが通。
酔った勢いってのは勇気スキルが多めに加点される。そん代わり理性スキルが少なめ。これ。
で、そこに闘魂エキス。これ最強。
しかしこれをやると一人反省会の危険も伴う、諸刃の剣。
素人にはお薦め出来ない。
まあお前ら素人の初夜は、正座で挨拶から始めなさいってこった。
てんとう虫のサンバフイタwwwサンディwww
>>556 酔った勢い、闘魂エキス、一人反省会とかちゃんと入ってるのが素晴らしいw
女主連れてめちゃくちゃ幸せそうに赤い顔している師匠…
やべぇかわいすぎるwww
ネタ古!語感もテンポも悪い。
何気にキモスが結構いい人w
初夜に正座で挨拶!(*'Д`)
想像して萌えた
誰か初夜SS書いてくれないかなー
イザヤール「よ、よろしく…頼む…」
女主(ししょー…こんなにガチガチで大丈夫かなあ)
>>564 イイヨイイヨーw
一見余裕ぶって内心焦ってるのもいいかもしれない
とつぜんだけどお仕置き的な意味で使用するとしたら、どんなアイテムがいいかな。
自分ではいかずちの玉とか魔獣のツノくらいしか思いつかないんだけど。
自分も同じだ。
あとはげんこつダケにガマのあぶらとかかなぁ
まだらくもいとで縛りあげて鞭責め
痛くさせるのがアウトなら、天使のはねでくすぐりの刑
それか花のみつorスライムゼリー使用で全身ぬるぬるの刑
(花のみつなら舐めても安心だNE!)
>>566 誰がお仕置き対象かにもよる
師匠にお仕置きするならバンダナかヘッドバンドで目隠しが一押し
小悪魔系女主にあれこれされてしまう師匠も悪くないと思う
目隠し師匠に悪戯したいお
お仕置きじゃないが弟子にあれこれされる師匠を妄想した
小悪魔系の場合
「フフ。どうしたんですか?師匠のここ、すっごい事になってますよ」
「こ、こら…っ…や、止め…」
無邪気系の場合
「お師匠様。何故、私と師匠のそこは形が違うのですか?」
「あー…それはだな、雄しべと雌しべが…って、どこを触っている!」
自分の想像での清純系主人公のイメージはこれだなw
イザ「では、早速…(ごくり)」
女主「あの…その…やっぱり、結婚前のエッチなことはいけないと思います!
(真っ赤になって布団をかぶり、そのままパラディンガードを発動させる)」
イザ「な!?」
女主「お師匠様の妻になるまでは、絶対させませんから!」
その後、ロクサーヌさんの店にイザヤールが結婚指輪を買いに
ダッシュで向かったのは言うまでもない。
それはありそう。
でもウエディングフェアが終わってて六月位までお預けになりそうなw
エージェントロクサーヌなら裏ルートで入手できるかも
相場の二倍三倍は当たり前だけどw
SS投下失礼します。
注意
・未配信クエのネタバレがあります
・主人公の名前はノインです
・主人公の一人称です
・無駄にかゆいです
・仲間達が出てきます
上記の内容に少しでも不快感を感じる方は、読み飛ばしてください。
「んっ……」
首筋に、腰に、そして胸。
大きな手が体のラインに沿って這う。
胸のふくらみにまるで割れ物のように触れると、先端をツン、と摘んだ。
「あっ…」
そしてその手は太股へと伸び、やがて甘い蜜壷へと導かれてゆく。
「んっ―――っあ……さま……」
「大丈夫、だ」
と、言う瞬間に目が覚めた。
「――――っ!」
い、今私は、い、一体何をっ!?慌てて体を起こす。
そして、自然と言うか当たり前のように高鳴る心臓を落ち着かせるために、窓を見やる。
青々とした木々に、青色の絵の具をそのままどっと流し込んだような青空。
おまけに小鳥のさえずりまで聞こえる。
今、目を覚まさなかったら私――――っ!いや、もう考えるのはよそう!!
時計を見ればもうすぐで朝食の時間だ。
顔を洗うために私はベットから起き上がった。
「ふぅ……」
鏡を見れば案の定顔は真っ赤。こんな顔、誰にも見せられない。
以前魔法使いから貰ったファンデーションを取り出し、薄く塗る。
その上からさらに淡い桜色のチークをのせ、その他の化粧道具にも手を出す。
大丈夫、今日は“旅芸人”ノインだ。
今日はひょんなことから『魅せる』演技をすることとなっている。
普段化粧をしない私でも別に怪しまれないはず。
踊り子のドレスに袖を入れ、サークレットとイヤリングを見につける。
朝食の時間にもう丁度いい頃合だ。
私は部屋のドアノブに手を掛け、勢いよく開いた。
(↑すみません、ミスしました。全部で8レス分でした)
「あっ……」
「おお、ノインか。おはよう」
今、一番会いたくない人に会った。
無理だ!むりむりむり!今朝のあの瞬間が鮮明に思い出されていく。
沸騰するように顔が火照っているのが分かる。
「いっイザヤールさまおっ……はっようございま、す」
「何だ?声が裏返っているぞ」
「っへ、あ、何でもないですから!」
「ほう、でもまあ、なかなか様になっているんじゃないか?」
イザヤールさまがくすりと笑った。よく見れば私の格好を指している。
え、あ?ば、馬鹿にされてる?
「ひどいですね!これでも私、芸で食っていた時期もあるんですから!
今、不器用な私が芸なんて出来るのか?なんて思いましたよねっ!」
「お、何で分かった」
「むー!イザヤールさまの意地悪」
私が顔を顰めると、イザヤールさまはわしゃわしゃと私の頭を撫でた。
すると何かに気がついたように顔をくいっと寄せられた。
「ん、なんだ。化粧、してるのか?」
うわああああああ!ちょ、顔近い!
「え、あ、きょ、今日は仮にもぶ、舞台に立ちますから!」
何とか誤魔化しの台詞を吐く。
「可愛いな」
ギャ―――!!もう止めて本当にわたしもう心臓持ちません!!
長き旅の終盤、忘れもしないあの日。裏切りと正義は表裏一体で、それに気づけなかった自分を悔いた。
ずっと想い続けて、最後に見たのは悲しい笑顔。そんな顔、すんな。笑え。そう言い遺した。
もう一度逢えるのならば、と願い続けて。
その願いが果たされた時、私は思いの丈をぶちまけた。
もう、貴方をお師匠様として、見ることが出来ません。泣いてその腕にすがった。
お師匠様……いや、イザヤールさまは私の頭を優しく撫でた。
イザヤールさまは当に開き直っているようだ。
誰が周りにいようがとことん甘い。あの、厳しかった人が。
仲間達には冷やかされ、私は未だになれない甘さにいちいち動揺している。
天使界の仲間たちがもしいるのならば、その様子には笑い転げてしまうんじゃないかなんて、思う。
「あ、あの、さ、先行ってますね!」
逃げるように私は走り去った。
「あ、ノインおはよう」
私が階段を降りていくと、丁度リッカが朝食をテーブルに運んでいるところだった。
仲間達は既に椅子についており、談笑をしている。
パンの焼けたいいにおいが鼻孔燻った。
「おはよう、リッカ」
「ん?なんかノイン顔赤い?どうしたの?」
……っ。そういえば、リッカって無駄に鋭い子だった。
「え?ううん、ななななんでも、ないよ!」
「えー?それ絶対なんかある!吐いちゃいなー!」
リッカがにやりと笑った。うわあ。
「あっ!……そういえば今日のことって!!!!」
慌てて話題をそらす。そうなのだ、今日ここに来ているのも、リッカが関係している。
「あっそうね、ごめんなさい。えっと、今日はね……」
この宿屋をさらに盛り上げようと言う企画があるらしい。
最近は宝の地図に潜り込む人もいたり、仲間を集める人も増えているとかで、
ここ、セントシュタインの宿屋を拠点としてもらいようだ。
「と、いうわけで、そのイベントの始まりとして、ノイン達に芸をしてもらってお客さんを集めたいの!」
いいかな、とリッカが続ける。勿論断る理由などない。
いつもリッカの優しさに助けられたし、大親友きっての頼みだ。
「うん、大丈夫だよ。私もひっさしぶりに芸が出来るの、実はちょっと楽しみ」
「本当?ありがとうっ!じゃあ私はまだ運ぶものがあるから!
時間は今から丁度二刻後、城下町の広場ね!」
ひらひらとリッカが手を振る。そのまま私は自分の席へと着いた。
「おはよう」
『おっはよー』
言った声が見事に揃ったものだから、皆で大笑いした。
「あっ!あたしがあげた化粧道具つかってくれたんだー!」
何かに気づいたように魔法使いが指を差した。
イザヤールさんの為?というのは聞かなかったことにする。
「お前が化粧?めずらしー」
バトルマスターがニヤニヤしながら言う。全く、コイツはいつもこうなんだから!
「こらこら女の子にそんなこといわないの」
賢者がそっとフォローを入れる。やっぱり、彼はいつも大人だ。
「あっそういえばイザヤールさんは?」
彼が来ないと、演技の打ち合わせが出来ないんだよね、と魔法使いが続ける。
ふいにおもいだす今朝。名前聞くだけでこんなになるとか私……!!
「え、あ、もうすぐで来る」
「ひゅー。あついねー」
真っ赤になった頬に気づいたのか、バトルマスターが冷やかす。
私は彼のほっぺを思いっきりつねった。いでででで、とうめき声が聞こえる。
「あっ…」
ふいに、自分の手に大きな手が掛かった。
さり気なくその手はバトルマスターから引き剥がし、その手の主と目が合った。
その様子にまたあつあつーと冷やかされたのは言うまでもない。
私は扇の舞い、仲間達は剣舞を披露することになっている。
嘗て死闘を繰り広げてきた仲間だ。こんなことは少し練習すれば容易い。
宿屋でじゃあ一刻後に、と言葉を告げ、互いに打ち合わせや練習をすることになった。
1,2,3。扇を広げて、鏡の前でステップを決める。
ここをこうして、回転して……。じゃらり、と装飾がぶつかり合う音がする。
「ふぅ」
気づけばぶっ通しで練習を続けていた。乱れた呼吸を取り戻すためにベットに腰掛ける。
落ち着けば、すぐに今朝の夢が思い浮かぶ。
なんで、なんであんな夢を見たかなんて、本当は分かる。
それは、イザヤールさまが触れてくれないから。いつも、いつも割れ物を扱うみたいに。
大事に思ってくれるのは、すっごく嬉しい。でも、もっと触れて欲しい。
こう思ってしまう私は欲張り?おかしいのかな?
と、考えているうちに時間が回っている。私は、慌てて宿屋を飛び出した。
『さあ始りますよ!リッカの宿屋主催イベント、どんどん泊まってどんどんGETキャンペーン』
トランペットのファンファーレを合図に、人々があつまる。
「大丈夫、四人で打ち合わせちゃんとできた?」
脇で魔法使いに声を掛ける。
「大丈夫よ、イザヤールさんったら凄いんだね!すぐにマスターしちゃった!
あたしも短剣いっぱい練習したし、楽しみにしてて!」
「そっか、良かった!」
その言葉に安堵した。すでに皆も演技用のきらびやかな衣装に身を包んでいる。
リッカから、目で合図を貰った。私は、挨拶代わりに扇を空に向けた。
おなじみの民謡を、楽士達が演奏をし始めた。
私はそのリズムに合わせてステップを踏む。踊り子のドレスが美しく布をはためかせる。
嘗ては苦しい思いで、これを踊ったっけ。
食うことも出来ず、頼る人もいなくて。少しだけ、私は苦笑した。
くるりと一回転をし、装飾が太陽の光にあわせて光り輝やいた。
大地と溶け込むかのように、風の流れに沿って舞う。
ジャン、と音楽が止むと、一瞬の間の後、大きな歓声が広がった。
ふと、イザヤールさまと目が合った。イザヤールさまは、にこりと笑った。
『さあこっちも負けちゃいないぜ!剣舞のはじまりだー!』
バトルマスターが声をあげた。それを合図に、魔法使いが短剣をくるくると回し、空へと投げた。
それを華麗にキャッチし、今度はなにやら印を切ると、手に炎を宿した。
その炎をバトルマスターの剣へと飛ばし、彼の剣が一瞬、美しい炎に包まれた。
予め炎色反応を起こすように、銅の剣を用意していたのだろう。
その剣を交えて今度は賢者と、イザヤールさまがリズミカルに剣舞を披露する。
気づいたらイザヤールさまばかり見ている自分がいて、少し恥ずかしくなった。
『ありがとう!みんなのお陰で大繁盛よ!』
言葉通り宿屋や、ここの酒場には人が溢れかえっている。
さあ飲んで食べて、という言葉に甘えて仲間たちは酒を交えて談笑している。
「楽しかった―!私、あんなふうに拍手もらうの初めて!」
「だな、俺もだ。今度は旅芸人に転職するのもいいかも」
「俺も久しぶりに楽しかったよ」
「ま、イザヤールさんがあんなに出来るなんて俺びっくりしたよー」
その言葉に、イザヤールさまが少しだけ照れた。良かった、皆が協力してくれて。
私は目の前に注がれた琥珀色の液体を煽った。綺麗なジュースだな……。
「どうした、ノイン?」
不意に、掛けられた。……気持ち、悪い。
「あー!ノインに酒飲ませちゃ駄目だよー!」
「あ、酔ってる。やべぇ、コイツ、すっげぇ弱いんだよ。
前もジュースと酒を間違えて飲んで、ぶっ倒れたんだよ」
「すみません、こればっかりはホイミ効かないんです」
え?さっきのあれ、お酒なの!?気持ち悪さはどんどん増す。頭がふらふらする。
「罰としてイザヤールさんはノインを部屋に送ってきてくださいねー」
「あっ」
イザヤールさま、きっとこまってる。
だいじょうぶです。わたし、じぶんでもどれますから。
と、ここで意識が真っ暗になった。
「ん…」
目を開くと、木の木目が見えた。よく周りを見渡せば、自分の部屋であると分かった。
おでこになにやら冷たい何かが乗っかってる。どうやら濡れタオルのようだ。
「あ、目、覚ましたか?」
「……ん、誰?」
「自分の師匠も分からんのか」
「……っひゃああ!!」
不意に顔を近づけられ、心臓が止まりそうになった。
「い、イザヤールさま!?わ、私……」
「ぶっ倒れた。私がここまで運んできた。全く、酒とジュースの区別位つけれるようになりなさい」
呆れたようにイザヤールさまが私の頭を撫でた。あったかい。
「ご、ごめんなさい」
「まだ、気持ち悪いか?頭痛いか?」
「はい……」
と、イザヤールさまがごそごそと何かをしている。
「これ、薬だそうだ。賢者から貰ってきた」
なにか、不思議な色をした錠剤だ。ただ、禍々しいそのいろの錠剤はいかにも“効きそう”だった。
「起き上がれるか?」
「気持ち、悪いです」
「全く……」
イザヤールさまがぐいっと水と薬を口に含むと、そのまま私の唇に押し込んだ。
「!!!!」
ごくり、と音がすると、イザヤールさまが顔を上げた。
え、あ、いやその!い、今!!
「私は、皆にお前が目が覚ましたと言って来るから、寝ていなさい」
……完全に、今は保護者モードのイザヤールさまだ。
部屋から出て行こうとするお師匠様の服を、私は、掴んだ。
「行かないで下さい」
「……ノイン」
「どうして、どうしてこれ以上はないんですか?
どうして、イザヤールさまは中途半端に優しくて、甘いんですか?
私だけ嬉しくて、恥ずかしくて、うぬぼれてるんですか?
どうして……触れてくれないの?」
イザヤールさまは呆気にとられている。
「ノイン、お前、まだ酔って――――……」
「酔ってなんかないです!私だけ、イザヤールさまが好きなんですか?
それ以上を求めちゃう私は……欲張り、なんですか?」
反射的に、言葉が出た。
どうして、こんなこと言っちゃったのかな。馬鹿、みたい。
「……ごめんなさい、忘れてください。私、やっぱりまだ酔ってるみたいです」
「……ノイン、お前は、その言葉の意味を分かってるのか?」
「え?」
「私は、ノイン、お前が――――――――……」
『え、本音を素直に言っちゃう薬―――!?』
「ま、確かにあの二人、バレバレだよな。互いにすれ違いすぎでさあ」
「で、賢者あんた……」
「俺はたまたま錬金して出来た『薬』をイザヤールさんに渡しただけだよ」
「うっわあたしあんたが一番パーティでまともだと思ってたのに……」
「俺朝まで戻らないに1000Gー」
「じゃ、俺は怖気づいちゃうに1500G」
にぎやかな夜は、まだまだ更けない。
おしまい
ここまで読んでくださり、ありがとうございました。
パラディンガード発動で師匠は盛りの矛先を女主に向けるんですね。
GJ!!
そこで直前にノインが正気に戻り、
>>572の展開になるわけですね(笑)
挿入中にパラディンガード発動したらどうなんのかな
そりゃあもちろん、押し出されるんじゃないでしょうかw
生殺しヒドスwww
何となく、ししょーは早いと思う。
>>588 必死になりすぎてペース配分できなさそうではあるw
もし師匠も初めてだったら………
何となく嫌だな(苦笑)
エルギオスが人間と恋愛したことが原因で輪を失い堕天したことや
天使の宗教的な立ち位置を考えれば、師匠は非常に高い確率で童貞だろうねw
色や性とは無縁だった存在が人間の男としての欲望を知ったら…それはそれで面白そうだ。
余裕のある師匠も好きだけど、DT師匠もそれはそれでいいかもw
性欲を持て余す師匠は萌える
一連の流れでふと「セクスィー師匠」という単語が思い浮かんでしまったw
セクスィーなフェロモンで天使達を悩殺する師匠。いいかも。
中性でなくきちんと男女分かれてるので、性や愛があっても別に不思議じゃないと思う。
(あまりガツガツしてないかもしれないが)
>>568で花のみつの話が出たので書きかけだった花のみつ話を書き上げて投下。
天使界での一幕。全身ヌルヌルじゃないけど。
注意
・相変わらず師匠が暴走気味
・物理的な意味で糖度が高いです
・致してません。
・この時点ではあくまで師弟関係です。
「あっ」
そう呟いたのはどちらだったのか。
いずれにしても気づいた頃には手遅れだった。
ごとん、と音を立ててビンが倒れ、乗せただけだったらしい蓋が落ちていく。
少し前に知り合いの天使に貸してやったが、ロクに蓋も閉めないで返してきたらしい。
蓋のないビンはごろごろと棚の上を転がりながら中に入った花の蜜を滴らせ、そのまま棚から転がり落ちる。
ビンが床に落ちる前にイザヤールがそれをキャッチできたのは、それこそ不幸中の幸いだった。
「ナイスキャッチです、お師匠様」
「…その状況でよくそんな楽観的なことが言えるな、お前は」
微笑む少女にため息を吐きながらイザヤールは返す。
散々蜜を垂らしながら落ちてきたビンを受け止めたイザヤールの手は蜜まみれ。
更には今現在微笑んでいる弟子の少女の翼には、それをはるかにしのぐ蜜が絡まっている。
蜜が床に落ちるのを防ぐため、とっさに交差させた翼で受け止めたのだから当然と言えば当然ではあるが。
「でも、床を汚さないで済みましたよ」
「代わりに全部お前の翼が蜜まみれだ」
「お師匠様の手だってそうじゃないですか」
「…まあ、そうだが」
イザヤールは再びため息を吐きながら、床から拾い上げた蓋を今度こそきっちりと閉めてテーブルの上に置く。
ビンそのものも蜜まみれだったが、それよりも今は自分の手と少女の翼についた蜜の処理が先だ。
もう捨ててしまっても良いような拭くものはないだろうかと、無事な左手だけで戸棚を漁ろうとした所で、
蜜まみれの右の人差し指に少女がぱくりと食いついた。
「な、何をしている!!」
突然の出来事に声を荒げるが、少女は気にした様子もなく指先についた蜜を舐め取っていく。
柔らかな舌の先が指の付け根からゆるゆると指先を辿り、爪の形をなぞっていく。
敏感な指先にダイレクトに伝わる少女の舌と口内の感触に、思わずイザヤールは赤面する。
それを知ってかしらずか、少女は暫くイザヤールの指先を舐めていたが、おもむろに口を離すと顔を上げた。
「今にも垂れそうだったし、もったいないと思ったので」
蜜にしても、拭くものにしても。と少女はあっけらかんと言ってのける。
「甘くて美味しいですよ。こうやって蜜を舐めておけば、拭くときにも楽ですし」
何でそんなお顔をしていらっしゃるんですか?
師が驚愕の表情を浮かべていることに気づき、少女はことんと首を傾げてそういうと、今度は中指に食いついた。
危機感や緊張感など微塵も感じさせず、人差し指と同じ手順で蜜を舐め取っていく少女を見下ろしながら、
イザヤールは弟子に、どれほど信頼している相手であっても、異性である以上
他の異性に対するのと同等とまでは行かないまでも、ある程度の距離をとるべきであることを
きちんと教え込んでおくべきだった、と本気で後悔した。
ともかく拭くものを探さなければと視線を上げたところで、少女の蜜まみれの翼が視界に入る。
右の翼の先端から蜜が滴り落ちそうになっているのを認めた瞬間、焦りを覚えると同時に、
今からでも弟子に自身や他の信頼する異性に対する距離感を考え直すきっかけを与える方法がひらめいた。
何百年も生きていて、人間界の知識はそれなりにあるんだけど
エチに関しては全く経験がないから、頭でっかちになってしまうのでは。
おかしいな、こうすればいいはずなのに…でもなんか痛がってる…どうしたら…
という感じ。
「お前の翼からも蜜が垂れそうだな」
右手を少女に預けたまま、ゆっくりとその背後に回りながらイザヤールは言う。
開いた左手で今にも蜜が滴り落ちそうな右の翼を軽く掴むと同時に、振り返った少女と目があった。
口元だけに笑みを浮かべて返し、少女と目を合わせたまま右の翼の先に唇を寄せる。
「こちらは私が舐めてやろう」
言うが早いかイザヤールは少女の口内に小指と薬指を押し込んで言葉を塞ぎ、
残りの指と掌で少女の顔を背けられないようにがっちりと固定する。
「舐めるのは構わんが、噛むなよ」
『どれほど信頼している相手でも異性である以上、一定の距離を置くべきである』ということを教えるという
本来の目的から見れば明らかに行き過ぎた行為ではあったが、その時のイザヤールがそれに気づくことはなかった。
顔をそらすことも抗議することもできない少女の目前で、翼の先から滴り落ちそうな蜜を舌で掬い上げ、
そのまま蜜が流れた跡にそって翼を舐め上げる。
少女はそれを目を白黒させながら見つめていたが、
イザヤールの舌が神経の通っている部位まで達した瞬間大きく身を震わせた。
「…! ふ…ッ!!」
口内に押し込まれた指のせいで悲鳴らしい悲鳴をあげることも、抗議の声を上げることもできない。
ぞわぞわと背筋を這い回る未知の感触にただ身を震わせながら目の前の光景を眺めるだけだ。
「…確かに、甘いな」
少女の小さな翼から口を離してイザヤールが言う。
自分で掬い取るのは難しい翼についた蜜をイザヤールが代わりに舐めると言うのは別におかしな話ではない、と
理解はしているが、少女の頭の中の別の部分は何故だか現状に対する警鐘を打ち鳴らしていた。
「拭き取ってしまうのは、あまりにもったいない。
…どうした、動きが止まっているぞ? もったいないと言い出したのはお前だろう」
全然進んでいないじゃないか、と少女の口内に押し込んだ小指と薬指を、
舐めることを促すように少女の柔らかな舌にぐいと押し付ける。
それは決して天使の理が発動するような『命令』ではないが、何故か少女は逆らうことができなかった。
どこか怯えたようにも見える必死な表情で少女は舌を動かし、イザヤールの指を舐め始める。
それを見届け、僅かに満足そうな笑みを浮かべるとイザヤールは再び少女の翼に口付けた。
さほど広くない部屋の中に、少女の荒い息遣いと濡れた音だけが響く。
(…何でこんなことになってるの?)
翼から全身に広がる未知の感覚に思考力を奪われながら、
少女は必死に今の状況を招いた原因に考えを巡らせる。
(やっぱり指に食いついたのがまずかったのかな…翼がこんなに辛いんなら、指でもきっと…)
そこまで考えたところで口内から指が引き抜かれる。
終ったのかとほっとしたのもつかの間、左翼の蜜を拭った指を再び口内に押し込まれた。
「まだ蜜は残っているぞ。やる以上は最後までやってもらわねば困る」
(…だったらこんなことしないか。でも、指に食いついたときに凄く驚いてらしたし…)
考えては見るのだが、翼に与えられるゆるやかな刺激にこらえながら指を舐めるだけでも精一杯なのに、
その状態でなおかつ考え事をするのは到底無理な話だった。
翼に与えられる刺激が徐々に思考力を奪い、舌に感じる指の感触と蜜の甘さがそれを助長する。
抵抗もむなしく少女が思考を手放すのに、そう時間は掛からなかった。
それは同時にイザヤールが自ら、本来の目的であった少女の異性に対する危機感のなさを自覚させ、
危機感を養う機会を摘み取ってしまったことも意味しているわけだが、
いつの間にか目的を忘れて少女に触れることに夢中になっているイザヤールがそれに気づくことはなかった。
その後も何度か舐め終わった指に残った蜜を絡ませ、再び少女の口に押し込む作業が続いていたが、
いよいよ抜き取られた指が左の翼に触れなくなった。
今度こそ終ったのかと少女が息をつこうとした瞬間、それまで舐めあげ、軽く吸う程度だった翼を強く吸い上げられた。
「ひぁぁっ!?」
思わず声を上げ、大きく身を捩った少女の腰に先ほどまで少女の口内に指を押し込んでいた右腕が回される。
「よくやった。残りは私が舐めるから、後は私に任せて大人しくしていろ」
聞いたことのない低い声を直接耳に吹き込まれ、更に身をを捩る少女の腰をイザヤールは更に抱き寄せる。
腰を抱き寄せる腕も、今は左の翼を掴む手も普段からは想像もできないほど乱暴で、
触れた部分からは普段頭を撫でてくれる優しい暖かさではなく、熔けそうなほどの熱が伝わってくる。
(いつもの、お師匠様じゃ、ない)
とうに働かなくなった少女の思考では、そのことを判断するだけで精一杯だった。
イザヤールの右手が少女の腰をまさぐり、唇が少女の左の翼目掛けて降ってくる。
今まさにイザヤールの唇が少女の左の翼に触れんとする瞬間、鍵をかけていなかったドアが気持ちよく開け放たれた。
「イザヤール、こんな時間に悪いんだけど、この資料……」
ばさばさばさばさばさーっ。
紅潮した顔で息も絶え絶えの少女と、その少女の腰を自身の腰に抱き寄せ、
更にはその翼を掴み、口付けようとするイザヤールの姿。
固まる他ない光景を目にし、硬直したラフェットの腕から景気のいい音を立てて資料が床に散らばった。
しばしその場を沈黙が支配したが、第三者のラフェットは真っ先に硬直から脱すると、
一瞬でイザヤールのかたわらに移動し、次の一瞬でイザヤールの横っ面に拳を叩き込み、少女を救出した。
「何があったの、イザヤール」
「…質問と行動の順番が逆だと思うのだが」
ラフェットの右ストレートで首が変な方向に曲がったイザヤールはそう一言だけ文句を言うと、
手近な棚からタオルを数枚とってラフェットに放った。
「棚に置いてあった花のみつのビンが倒れてそれの翼に掛かったのだ。
あらかた拭いはしたが、風呂で洗い流した方がいいだろう。
詳しいことは後で話すから、ひとまずそれを風呂へ連れて行ってくれないか」
どう考えても先の状況の説明になっていないイザヤールの言葉にラフェットは怪訝な表情で
腕の中の少女とイザヤールの顔とを見ていたが、結局イザヤールの言うとおり、
少女を風呂へ連れて行く事を優先すべきと判断したらしく、小さく頷くと、
腰が抜けているらしい少女を支えるようにしながら部屋を出て行った。
遠ざかる足音を聞きながら、イザヤールは右手を拭い、床に落ちた資料を拾って机に置く。
それから机の上に置いていた花のみつが入ったビンを取り、表面についた蜜を指で拭い、口に含む。
「…さっきはもっと美味く感じたものだが…」
あれの翼に纏わりついていた蜜はもっと甘美だったはずだ、とイザヤールは一人ごちる。
甘美なのは蜜ではなく、少女の方だったのではないか。
「…今度頼んでみるか」
間違いなく断られるだろうが、と小さく笑いながら、イザヤールは残りの蜜を濡らしたタオルで一気にふき取った。
既にその(ラフェットの右ストレートで変な方向に曲がった)頭に少女の異性に対する危機感云々のことはなく、
ただあそこでラフェットがこなかったらどうなっていただろうか、という口惜しさと安堵が混じった感情があるだけだった。
<了>
>>595 リアル投下に初めて立ち会った
もうぅぅぅGJGJGJ!そんなにエロい事してないのにエロスw
始まりから終わりまでいちいちツボで最高でした
GJ!!
後日頼んで味見する師匠を受信した
乙!寸止めに萌えたw
>>595 GJ!GJ!!(大事なことなのでry
氏が今まで投下された作品でも屈指のエロさだった。
あとラフェットさんツヨスww
>>◆gbAx5Sisho
なにこの幸せな状況?
何がネ申の琴線に触れるか分かりませんねw
Sっ気のある師匠萌え、超GJ!
GJ!!!!!
この日以来、女主は常にパラガ状態になりお師匠様は手出しできなかったら面白いw
パラガは天使界にいる時点で使えないのでは
つまりガード不可っすw
612 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/12(月) 09:00:29 i
やられ放題ですね。素晴らしい
これでガードが固くなる女主は清純かわいい
でもこれがきっかけで何かが目覚める女主もエロかわいい
このスレ的には、目覚めてくれたほうがいいんだけどねw
スレ的にではなく、ししょー的にでは?
鉄壁のガードより、気を許して安心しきってる感じが好きだな。
師匠限定で隙があると尚良し。
いずれ狼と化した師匠にぱっくり食べられてしまえばいいと思います。
外で雷が鳴ってて突然こんな妄想を受信した
女主は子供の頃から雷嫌い
嵐の夜は師匠に添い寝してもらってて、その癖が成長してからも抜けない
師匠は止めるように注意してるが雷雨の晩は必ず潜り込んでくる
それ、師匠が一晩中眠れないんですけどw
そこで女主の意識が師匠のことでいっぱいになるような
あれやこれやをしちゃえばいいじゃないか。
某メガネのメイドと紳士の身分違いな恋の話の漫画を読んだらちょっと妄想が膨らんでしまった。
無口で照れ屋な女主が不覚にも自分の師匠に恋してしまったけど、
師匠と弟子という身分の違いに引け目を感じてひたすら静かに悩み続ける…みたいなシチュエーション。
更に、天使界には『師弟以上の関係になってはいけない』的な掟があって、
応援してくれるのがせいぜいラフェット姐さん位しかいないという、
もう完全不利超逆風状態だったらなお良しw
関係なくて申し訳ないが
ここのエロ描写はどこらへんまでOKなの?
具体的な行為はNGか
>>621 いえいえ大歓迎です
注意書きは欲しいけど
SS投下します。
・天使界、師弟時代のお話です。
・ストレートな性描写ありです。
・最後まで行きます。
・師匠はオオカミ状態になっているので、真面目師匠を求めている人はガッカリするかも。
「きゃあ!」
空をつんざく轟音と激しい光に動揺し、小さな翼を持つ少女はかわいらしい悲鳴を上げながら運んでいた本を床に落としてしまった。
雲の下にある地上と違って天使界に雷が落ちることは滅多にないのだが、それでも本能的な恐怖を感じ、身がすくむのだろう。
少女はとっさに落とした本を拾い上げようとしたが、二度目の雷鳴を耳にすると手を組んで祈るような姿で涙目になりながら書庫の隅に隠れた。
そうして少女が本棚の前でうずくまっていると、呆れたような顔でため息をつきながらイザヤールが書庫に入ってきた。
「お前は相変わらず雷が苦手なようだな。どうにかならんのか」
「で、でも、怖いものは怖いんだからしょうがないじゃないですか……」
少女は小動物のような目で、ふるふると震えながら訴える。
「ふむ、どうしたものやら…」
イザヤールは少女の姿を見てしばし考え込む。
天使の理を使って一喝してやろうにも、このような即心神喪失しかねない状況では全く意味を成さない。
かと言って、このままにしておくわけにもいかず……。
あれこれ考えていると、三度目の雷鳴が聞こえてきて光が書庫を照らした。
それを目にした少女は目にいっぱいの涙を浮かべながら「ひっ」と声を上げ、縮こまる。
人形のように華奢で、透けるような白い肌と柔らかな髪を持つ可憐な少女が怯えた様子でいるのは、見た者の嗜虐心をひどく刺激するものだが、イザヤールにとってもそれは例外ではなかったようだ。
「ここまで面白いように怖がってくれると、少しいじめてやりたくなるな」
イザヤールは誰にも聞こえないぐらいの小声でつぶやくと、書庫のドアノブに手を掛けた。
「私は用事があるので帰らせてもらう。残りの片付けはお前一人で必ず終わらせるのだぞ」
「えっ?ま、待ってください、お師匠様!」
少女はイザヤールの言葉にひどく驚き、うろたえた。
「どうした、まさか一人でいるのは怖いとでも言うのか」
「は、はい……恥ずかしながら」
少女は涙目で真っ赤になってうつむき、イザヤールの上衣を軽く掴む。
その姿はいっそう愛らしく、そして、男にとって更なる嗜虐心を刺激した。
「お願いです、雷が止むまで一緒にいてください……」
少女はイザヤールの腕にしがみ付き、ぽろぽろ涙をこぼしながら懇願する。
イザヤールはその言葉を聞くと、背筋がぞくりとしたのとともに、この少女に対しての熱い衝動が心の奥で湧き上がっているのを感じていた。
この子を自分の手でめちゃくちゃにしてみたい、という衝動を。
「どうしても一緒に居たいというのなら、条件がある」
「本当ですか、ありがとうございます!一緒にいてくれるなら何でもいいです!」
「……本当にいいんだな?」
そう言うとイザヤールはすう、と目を細め、少女を後ろから強く抱き寄せた。
「ひゃっ?!な、何をするんですか、お師匠様!」
思わぬ行動に驚いた少女は声をあげるが、イザヤールは構わずに少女の首筋や胸を愛撫しはじめた。
「雷のことをお前の頭の中から追い出してやろうとしているのだ」
「あっ、だ……だめですお師匠様、いけません、こんな所で」
紅潮した顔で息をこぼし、少女はもじもじと華奢な身体をよじらせる。
「その反応からすると、どうやら私自身が嫌、というわけではなさそうだな」
イザヤールは少女の耳を甘噛みしながら、低く囁く。
「はあっ……お師匠様のことが嫌いなわけ、ないじゃないですかっ……でも……」
「この行為が嫌だというなら、そのままお前を書庫に鍵を掛けて置いて行くぞ」
「そ、そんな、それだけは…あぁ」
「なら、このまま続けて良いのだな?」
「は、はい…」
その言葉を聞くと、イザヤールは近くにあった長椅子に少女を押し倒し、柔らかい唇を強引に奪い、舌を差し込んだ。
少女はとどたどしくイザヤールの舌の動きに応え、舌を絡める。
お互いの唾液が口の中で混じり、舌で舐り合うごとにそれは粘液状のものへと変わっていく。
「お前も私とこういう事がしたいと思っていたのか?」
イザヤールは少女の上衣をたくし上げ、まだ少し硬さの残る胸と乳首を撫でるように刺激しはじめた。
「いじわるな事、言わないでください……ふぁっ」
少女は熱い吐息をこぼし、潤んだ切なげな目でイザヤールを見つめる。
その目にはもう、外で鳴り続ける雷など一切映っていなかった。
イザヤールは少女の下腹部に指を滑り込ませ、ぬめった部分をすくい上げるようにして指の腹で撫で始めると、少女はびくんと身体を揺らした。
「やぁっ、そこは、恥ずかしい……です、あっ」
「初めてにしてはずいぶん良い声で鳴くのだな」
イザヤールは少女の耳元で低く囁きながら、更に刺激を続ける。
「だ、だって、気持ち……い、あぁ」
「更に良くしてやろうか。もっとも、最初は痛いかもしれないが」
「はい…お師匠様の、欲しいです…」
とろんとした目で少女がイザヤールに懇願するのを確認してから、イザヤールは少女の中に押し入った。
きつく締め上げる感覚に負けぬよう、一気に腰を沈める。
「うう、あぁ。苦しい……っ」
少女の秘所は先程の刺激で充分に滑り気を帯びていたが、やはり初めてでは痛いのだろう。
うっとりした様子は消え去り、苦悶の表情を浮かべ、涙を浮かべて必死で痛覚に耐えていた。
「抜いた方が良いか」
「だ、大丈夫ですっ、好きな人の……ですから。もっと、して下さいっ」
「それは嬉しいことだな」
少女の身体はまだ快楽を知る事の出来ないものではあったが、意図しなかったこととは言え、好きな人と結ばれたという充足感は存分に味わえているようだった。
イザヤールはせめて少女を安心させてやろうと、最中に口付けを何度も繰り返した。
「わたしの中、お師匠様のでいっぱいに……うあぁ」
イザヤールが少女の中を刺激する度に、苦しげで切ない声が少女から漏れる。
彼はその姿に更なる興奮を覚え、少女の中を蹂躙するように何度も突き上げた。
「だめだ、もうそろそろ……」
「来て、下さい、お師匠さま、ああっ」
イザヤールはいきり立ったものを少女から引き抜くと、欲望の全てを少女の腹部や胸にぶちまけた。
行為が終わった頃、既に雷は止んでいた。
灰色だった雲は夕焼け色になっており、空も先程の雷などなかったかのような美しいオレンジ色に染まっている。
「お師匠様は、わたしとこういう事になって後悔していますか?」
少女は夕焼けをじっと眺めながらぼんやりとつぶやいた。
「していない」
少し気まずそうな様子でイザヤールは答える。
「本当ですか?……その、勢いとか、衝動的とか、そういう感じだったので……」
「元々、お前を可愛いと思う気持ちは心のどこかにあったからな。それに、何とも思っていない相手に対して性的な衝動なんて湧かんぞ」
「……それは、好きだと言ってくれていると思って良いのでしょうか?」
少女がうつむきながら消え入りそうな声で質問すると、イザヤールは「ああ」とだけ答えて少女を自分の方に抱き寄せた。
(完)
>>617-619と
>>621の流れを見て妄想が止まらなくなったので投下してみました。
注意書きに書けなくて申し訳ありません。
このスレでは寸止めかあっさり描写が多かったのでどストレートなエロ描写を書くのは
正直ドッキドキでした。
乙!!朝からいい物見せてもらいました。
最後までいたす描写があるのも良かったです!
にしても、思い付いてから書き起こすの早いですね。
職人さんすごい。
乙です!
オオカミ師匠に小動物女主の組み合わせ、すごく萌える!
632 :
名無しさん@ビンキー:2009/10/16(金) 02:01:05 O
乙です!
オオカミでちょっと意地悪師匠、ステキです!
ちょっとした妄想を膨らめてくれるここの職人達ったらGJすぐるw
>>623 GJ!がっつりエロうはうは。
そして投下に気がつかないまま書き進めていた。
使用ネタが被りはおkだろうか?
別にいいんじゃないかなぁと自分は思いますが。
ネタがかぶってもやっぱり書き手さんによって結構違うものだし。
その辺どうなんでしょうね、他の方の意見も聞きたいです。
自分も問題ないと思うよ。
他カプスレだが、お題に複数の職人さんが作品を書いてて、シリアスからギャグまで
幅広くて、同じお題でここまでここまで膨らむのかーと興味深かった。
おkだと思う
いいんじゃない?
本スレも、ウエディングネタで職人さん複数書いてるけど、それぞれ個性的だしね〜
あると思います!
読みたいです(^-^)
かけた。
SS投下します。
ここまでの流れで、『Sッ気+雷怯え+本番ありおk?(゚∀゚)ワァイ!』で書いていたため、
思いっきり
>>623さんのものと被りました。
もし気に障ったらごめんなさい。
注意点
・ 師匠が生き返ったと想定した上での話です。
・ 本番あり、最後まで描写あります。苦手な方は読み飛ばしお願いします。
・ 仲間、もといオリジナルキャラが顔を出します。
・ 女主の名前は『ノイン』で書いています。
「出てきなさい」
「いやです」
「埃だらけになるだろう」
「いやです」
「…今日一日そうしているつもりか」
「いやです」
話が通じないし会話が成り立たない。
イザヤールは、ベッドに腰かけたままに本日幾度目かのため息をついた。
すべては、部屋の窓枠をこれでもかという勢いで揺らしている、豪雨と嵐と雷のせいである。
* * * * *
本来今日は、ダーマ神殿に赴いた後、レベル上げの為に洞窟に潜る予定だったのだ。
「…今日は外に出るの、無理かもしれませんね」
もっぱらノイン達の冒険の拠点になっているセントシュタインの宿屋。
まだノインも他の仲間も起きだして来ない朝の酒場でのこと。
イザヤールと向かい合って茶を飲んでいた魔法戦士が、ぽつりとそんな事を漏らした。
何故だと問いかけると、当然とばかりに「嵐が来ますよ」と返された。
「…人は敏感なものだな」
イザヤールは当たり前のような顔で天候の判断をする魔法戦士を、不思議な面持ちで眺めた。
確かに、言われてみれば風はいつもより強く、漂う空気は湿気をおび重苦しい。
しかし、雲上に住み、よほどの荒れでないかぎり晴れが当たり前であった天使界に住んでいた身である。咄嗟にそのような天候の判断ができなかった。
「まー地に足つけて、歩いてくしかない生き物ですからね、僕らは」
荒れる前に走って逃げないと、と魔法戦士は付けたし、呑気に茶を啜った。
そういうものかと納得し、イザヤールは、強くなっていく風に枝葉を振りまわす大木を窓から眺めた。
宿屋のリッカがカウンターの朝番を代わりに階下に降りてきた頃、天気はすっかり大荒れになっていた。
バタタ、と盛大な音を立て、宿屋の窓が雨に叩かれている。
魔法戦士が机についた片ひじから顔を上げた。
「そういえば…ノインはー」
その瞬間、ゴロゴロと地鳴りのような雷鳴が轟く。
二階からノインの情けない悲鳴が聞こえたのも、ほぼそれと同時だった。
「雷が怖い?」
イザヤールが腕を組みながらノインの部屋のベッドを見下ろした。
「正確には嵐が怖いようですね。そういえばイザヤール殿が復活してから、ここまで天気が荒れたのは初めてだ」
魔法戦士が肩を竦めて首を振っている。
「ノイン、出てきてよー」
幼い僧侶はベッドの下を覗き込んでいる。
布団の下ではなく、ベッドそのものの下だ。
「……」
無口な男は同じくベッドの下を覗き込み、頭にかぶっていたバンダナを猫じゃらしのようにパタパタ振っている。
「ごめんなさい、無理」
ノインは頑なにベッドの下から出てこない。
声が震えている、というか体が震えているので否応なく声も震えてしまうらしい。
「ま、どうせ今日はこの天気じゃ外出るわけにいかないよ。冒険はお休みだね」
魔法戦士はそう結論を下し、イザヤールに向き直った。
「じゃ、ノインの事はよろしくお願いしますね」
「…む?」
そうして、冒頭の場面に戻るのだ。
* * * * *
天気は良くなるどころか、雨と風はますます勢いと強さを増している。
諦めずに幾度もイザヤールが声をかけたおかげか、ノインはベッドの下から出てきていた。
今は、布団の中で団子になっている。
ひとまずベッドの下よりはよかろう、とイザヤールが妥協をした結果だった。
「天使界にいたころは平気だったろう?」
かつてのノインを思い起こしながらイザヤールはそう問いかけた。
平気どころか、止めろと言うのにわざわざ世界樹の広場に上り、遠くの雷の様子を眺めていたことさえあったのだ。
「ち…地上に、落ちた時を思い出して、それから…駄目なんです」
「ああ…」
なるほど、とイザヤールは納得する。
世界樹に星のオーラをささげ、黄金の果実が樹に実を結んだその時。
天の方舟が天使界に降り立ち、そして同時に砕け散った。
バラバラになった方舟が地に堕ちてゆき、轟音と共に空を射抜く光柱が立った。
あたかも、地上から天に突き上がった雷のようだった。
そしてその際に起きた暴風で、ノインを含む幾人もの天使が、吹き飛ばされ地上に落ちた。
あの状況の、まさに中心地にいたのだ…嵐や雷が苦手になってしまっても不思議はなかった。
「…また、また吹き飛ばされます…また落ちるんです…これで三度目だ」
地上でこれ以上どこに落ちる気だ、とイザヤール言いたかったが、
一度目は落ちるのを助けられず、二度目はむしろ突き落とした身である。
言えるわけがない。今でも思い返すとイザヤールの胃はキリキリするのだ。
布団団子が膝に乗ってきたので、罪滅ぼしにされるがままにしておいた。
ノインは布団の中でイザヤールの腹にぎゅうとしがみつく。
イザヤールはしばらく考えた後、そのままの姿勢で傍に置いてあった読みかけの本を広げてみた。
が、腹のあたりに震えているものがあると落ち着かない。
布団の端をつかみ、持ち上げて中を見てみると、相変わらずノインは体をか細く震わせている。
雷が近くに落ちるたび、窓枠がガタガタと大きな音で揺れるたび、悲鳴を上げないように唇を噛んでいた。
イザヤールの胸中に、羽のあった頃には覚えもしなかった感情が湧いた。
「…!?」
危うい考えに、思わず布団をめくっていた手を離す。
怯える様が哀れである。
怯える様が可愛らしい。
怯える様をもう少し見たい。
すなわち、加虐心。
人間の男に聞けば「ああ、あるよね!」だとか「むしろいじめて欲しいよね!」だとか
それなりの反応が返ってくる程度には、誰もが持ち得る感情だ。
しかし、まだ人間になりきれておらず、理解もし切れていない元天使現人間の男である。
その感情に巡りついてしまった際の驚愕と葛藤は厄介であった。
「……すまん、ノイン、ちょっと離れてくれないか」
ひとまず、このままはなんとなくまずい、と元天使の本能が告げていた。
イザヤールが、体を離すような素振りをしている事に気がつき、ノインは焦って布団から顔を出す。
「お師匠様、今日は…くっついてちゃ駄目なんですか?」
ノインは身を引いているイザヤールの服を掴み、なんとか離れさせまいとした。
服を掴む指先も震え、目元は少しばかり濡れている。
もっと泣かせてみたい。
見捨てられた子犬のような目をしたノインを正面から見据えてしまい、
イザヤールはじわりと沁みだした感情を本格的に自覚した。
しかし腐っても元上級天使、自制と理性の抵抗力が半端ない。
「いや、そういう問題ではなく!」
「そういう問題?」
「ナニがアレしてだな!」
「ナニが何して…?」
イザヤールはよくわからない言い訳と共にノインから離れようとするが、ノインはノインで恐怖のため必死である。
今現在、イザヤールの頭の中ではカジノのスロットでメタルスライムが2枚そろっている状態。
あと一押しで間違いなく大フィーバーな事になる。
それは避けねばならない。
しかしその一押しは、あっさりと、大変な目にあう当の本人から為されてしまう。
「な、何してもいいですから、とにかく傍に居て下さい!」
…メタルスライムが揃うと思ったら、何故か絵柄が変わりえっちな下着が3枚そろってしまった状況だろうか。
「……何をしても?」
とにかく絵柄は揃ってしまったのだし、フィーバーした以上後には引けない。
それはもう、コインが床に流れ出し、止まらない勢いの大フィーバーである。
「…雷の何が怖い?」
イザヤールがノインの震える肩を掴み問いかけた。
先ほどのノインのとんでも発言のせいで、イザヤールは駄目な方向に腹を括っていた。
どちらにしても止められそうにないというのが本音だ。
「え?な、何だろう…ああ、落ちる前に光るのが、一番苦手かもしれません」
これから鳴るぞって知らせてるみたいで、と続けてノインは窓の方を怖々と覗いた。
「ならば見るな」
「でも、音も怖いんです」
「聞くな」
「それができたら苦労しません…」
ノインは若干様相の変わったイザヤールに、妙なものを感じている。
さきほどまでとは逆に、近づきすぎた体を離そうとするのだが、肩を掴む手がそれを許さないでいる。
「だったら、いいものがあるぞ?」
笑顔で言いながら、そんな様子で近づくお前も悪い、とイザヤールは一人ごちた。
* * * * *
「お師匠様!これは違うと思います!!」
闇のターバンをぐるぐる目元で巻かれたノインは、涙声で喚いている。
「外して下さい!とって下さい!」
「自分で取りなさい」
「手も縛ったくせにそりゃないでしょう!!」
両手は、手首をヘッドバンドで一つに括られた上に、背中側に回されている。
ノインは呻きながら体を曲げたり伸ばしたり、なんとか拘束を解こうと必死である。
「いや、我ながら上手くできたな。あとは音が聞こえないようにすれば完璧だな?」
「お師匠様の器用さを上げるべきじゃあなかったですよ!」
「耳栓代わりになるようなものは無いな…ああ、これでいいか」
「うう…聞いてない」
ノインの不満を素で聞き流し、イザヤールは鳥のモチーフが付いている小瓶を開けた。
傾けると、黄金色のどろりとした液体が手の平に流れ出る。
「…噛むなよ」
言い残し、舌で液体を絡め取って直接ノインの口に運んだ。
「〜ッ…んっぅ…?」
唇を重ねられている、という把握の後に広がった甘い味に、ノインは思わず疑問符付きの声をあげた。
液体を飲み込ませようと少々乱暴に上を向かせられ、舌はなかなか口中から去っていかない。
ノインの喉が小さく動き液体を嚥下するのを見届けると、あとはいつも通りに、角度を変え深さを変えて、幾度か繰り返す。
苦しそうな声に気がつきイザヤールが唇を放した時には、ノインは荒く息をつく羽目になっていた。
「はぁ、はッ…な、なんですか、今の…なんか甘かったですけど」
「何だろうな?」
イザヤールはそう言って、平に蜜が残る手の指をノインの下顎に掛ける。
「舌を出しなさい」
ノインとしては訳が分からない。
素直なのが災いしてか、言われるがままに恐る恐る舌を出す。
その瞬間、ぐいと手の平が口元に押し付けられた。
「ん…っ〜!!」
「もう少し味わえば、わかるかもしれないな」
言外に“舐めろ”と言っている。
そうしなければとても離れてくれそうにない手に、仕方なしにノインは舌を這わせた。
ちろちろと自分の手の平をなぞる舌の感触に、その光景に、イザヤールは腹の底から劣情を催す。
(どうしようもないな、私は)
自らの膝の上でびくついているノインに対して罪悪感がわき、せめてもとその髪を梳いた。
(やっぱり甘い…花の蜜、かな?)
最初は怖々と舐めていたノインであるが、いつも通り頭を撫でられて少し安心していた。
(違うかな…花の蜜はもっといい匂いがするし…)
もう少し、もう少し、と次第に大胆に舌を進める。
ノインは、自分が舐める行為そのものに夢中になってしまっていることに、気が付いていない。
すでにイザヤールは手のひらを押し付けてはおらず、差しだすようにしているだけである。
「…犬のようだな」
舐めるのが好きか、とイザヤールが呟く。
確かに頭をなでられ一心に手の平を舐めるそれは、犬に近い。
「ッ!ち、ちが…ッ」
反論するために上げた声が、大きな落雷の音で遮られた。
雷のほうには油断していたらしい。
「――〜〜っ!!」
ノインは声にならない悲鳴を上げ、イザヤールに文字通り体を投げた。
何せ手が拘束されているので、縋りつくことすらできないのだ。
よほどに驚いたのか、ノインの心臓がばくついてるのがイザヤールにも伝わった。
「…お、音!聞こえるじゃないですか!」
それどころか、目隠しのせいで余計に音に過敏になっている。
「これから聞こえなくなる」
「そんな道具聞いたことないです!」
「自分の声がうるさければ、周りの音は聞こえないだろう」
イザヤールは、自身でノインの目元に巻いたターバンの一部をずらした。
先刻よりも更に濡れた瞳が覗き、これを求めていたのだな、と愛おしげに笑いかけた。
「もしかして…さえずりの蜜ですか?」
「正解だ」
「……天気が良くなるまで、ずっと大声出してろって言うんですか?」
ノインがいぶかしげに尋ねる。
すると、笑顔のイザヤールに「心配するな」と肩を叩かれ、更にそのまま押し倒された。
「きっちり鳴かせてやる」
「な…ッ!ちょ、お師匠様まって!まって」
ノインの制止は聞かれずに、その視界は再び閉じられてしまった。
手は後ろで拘束。目は目隠し。ついでにいつもより声が出る。
すっかり頂かれる準備ができてしまっているノインを前に、イザヤールは心中でいただきますと手を合わせたとか。
* * * * *
ちなみに目隠しをされると敏感になるのは聴覚だけではない。
首筋を舐め上げられるその瞬間まで、どこをどうされるのか、ということが分からない。
その分、いざ そうされた時の快感が凄まじい。
胸を揉まれても、耳を噛まれても、腹を撫でられても、いつも以上に体が反応する。
「む、大分薄くなったようだな。よかった」
そう言ってイザヤールは、指でノインの体に残る大きな傷跡をなぞった。
「あ、あ、そこ、だめ…ッ」
腰までなぞると、今度はそこから肩まで軽く爪を立てて辿られ、ノインは堪らずに身を捩り、熱っぽい息を吐く。
せめて声を出さないように、と寝具に口を押し付けている。
そんなノインの様子に気がつき、イザヤールは身を起こして眉根を寄せた。
「…お前はいつもそうして声を殺すな」
今日はそれでは意味がない、と寝具に押し付けている顔を掴んで上を向かせる。
暗い視界の中でも捨てきれない羞恥心で、ノインはイザヤールに抗うように首を振った。
「なんだ? 本当に声を出さないつもりか?」
「だって…さ、さえずりの蜜なんて飲んだのに…ッ無理ですよ!」
大声になる道具ではないが、そう言われ飲まされるば大声を出してしまいそうで、とても素直に嬌声を上げる気にはなれなかった。
イザヤールとしては、きっちり鳴かせるといった手前、鳴かせなくては気が済まない。
「雷が怖いのだろう? 何が何でも鳴いてもらう」
ひく、と波打つ白い腹に手を当てた。
痙攣を宥めるように手の平で何度かそこに円を描く。
イザヤールは腹を撫でる手を腰に回し、指をタイツの合間に滑り込ませ手の平をゆるやかなカーブに沿わせる。
「腰を上げなさい」
どうなるかはわかっているのに、天使であったころの名残なのか、ノインの躯はその言葉に抗えない。
震える膝に力を込め、腰を少しだけ浮かせた。
その少しの合間から、音もなくタイツが引き下げられ、腰に続く双丘があらわになる。
イザヤールは外気にさらされてしっとりと汗ばんでいる腿を、軽く撫でた。
「…ぅ、あッ…!」
ノインはそれだけで腹の奥からの快感に身を震わせ、それを隠すように慌てて自身の両足をしっかと閉じた。
それに気がつかないふりをしてやりながら、イザヤールはノインの耳元に顔を近づける。
「よく声を我慢できるな…脚まで濡れているぞ」
目隠しはそんなに良いか、と意地悪く問いかける。
「それっは、お師、お師匠様が、そうするから…!」
顔の半分が布で隠れていてもそれとわかるほどに、ノインは顔を赤らめて声を上げた。
そして、ノインが足を閉じる力を抜いたその瞬間を逃さずに、イザヤールは片足を掴み、軽々と広げる。
「あッ、あ、ずるい!」
ノインの抗議を聞き流し、イザヤールはノインの足の間に体を滑り込ませる。
「何が狡い?」
足を閉じられなくなった体勢のノインに顔を近づけ問いかける。
ふくらはぎの裏から手をやり、腿を辿り、もじもじと動く腰まで手を滑らせた。
膝の裏から片足を抱えあげ、白く震える腿の内側に唇を寄せると、その表面を軽く舐め、吸いあげる。
「あ、っああッ…」
ぞくりとする舌の感触に揺さぶられ、ノインは背中で括られた手でシーツを掻いた。
舌が足の付け根に寄っていく。
「何がだ?」
「もう、いいですッから…!」
その実、何かが足りないというように、焦れた声が上がる。
イザヤールは片手で、脇に置いてあったまだ中身の残る小瓶を取り上げた。
どろりと揺れる液体が目に映る。
しばし考えたのち、足を抱え上げた手で、中身を盛大にもう片方の自身の手のひらに開けた。
空の瓶を置く音が部屋に響き、ノインは嫌な予感に襲われる。
「お、お師匠様、今、何を…?」
「触れるぞ」
足を抱えあげているのと反対の手はノインの繁みに伸び、秘部を覆うようにして、そこに蜜ごと手のひらを押しつけた。
「ひッぁ!?」
瓶から出したばかりの液体の冷たさと、ぐちゃりとした感触に、ノインは思わず逃げるように身をずり上がらせる。
しかし腰はすでにがっちり掴まれてそれ以上は逃げようがない。
イザヤールが押し付けたままの手指をばらばらに動かしてやると、溢れた蜜が泡を立てて水音を大きくした。
「あ、いぁッ…ぁああぁああッ!」
腰を浮かせ、ノインが身をよじる。
冷えた液体に熱が移り、すぐにそれは熱くなってしまう。
「ああ、やっと鳴いたな」
イザヤールはノインの反応を見守りながら、中指を奥の深みへと進めていく。
内からも外からも十分に濡れたそこは、いとも簡単に節くれだった指を飲み込んだ。
しかし、内部の肉は異物をきゅうと締め付けてくる。
「ッんっんん…んっ中、なか、に…ッ!」
体の反応から一拍遅れ、ノインが異物感を察知して声を上げた。
どうせ見えないという事も忘れ、身を起こし自分がどうなっているのかを確かめようとする。
「寝ていなさい。辛いぞ」
イザヤールはそう言うと、濡れた肉の中に沈んでいる ぷくりとした突起を親指で押し潰す。
「―-――――――〜〜〜〜ッ!!!!」
くっくっとその突起をこねくり回すと、半端に身を起していたノインは言葉も無しに仰け反った。喉も胸も反り返り、その様はひどく扇情的だ。
イザヤールが芯を愛撫する指を止めないままに、膣中に入った指を折り曲げ、内部の上側を擦りあげる。
指と肉の間から蜜とも愛液とも判別がつかないものが溢れ、部屋にはひきつるような声だけが鳴った。
そのあまりの濡れ様に、イザヤールも自身の限界を覚える。
嬲る手を止め、反り返るノインの首を後ろ手に支えて自分ごとベッドに沈めた。
しゃくりかえりながら荒く肩を上下させているノインの様子を見て、軽くキスをする…が、しかし。
「っく…、ひ…ッく…っもうやだ…やです! お師匠様の、ばかぁ!つるっはげ!!」
いきなりのあまりの暴言。
イザヤールが近づいたことに気がつき、ノインは思い切り怒鳴ったのだ。
「随分具合は善さそうだが?」
「そうじゃなくて!…顔が見えなくて、お師匠様じゃない人にされてるみたいで…ッこわくて、嫌です!」
「…そうか」
怒られている、が、その理由がなんとはなしに嬉しく、イザヤールは頬をゆるめた。
お師匠様以外とはしたくない、と言われているのと同義だ。
「わかった、外そう…十分楽しんだしな」
「…そりゃよかったですね!」
思わずぽつりと本音が零れてしまい、再び涙声で思い切り怒鳴られた。
簡単に取れてしまわないよう幾重にも巻いたターバンを外す。
すると、思ったよりもずっと濡れてしまった目元が現れ、少し申し訳なくなった。
正面から腕を回し、背で束ねたその両手も解放した。
拘束されていたにもかかわらず、結局自分の首に回されている両腕に感謝しながら問いかける。
「これで続けても?」
「…これなら、いいです」
雷が止むまで鳴かせるんでしょう?と言ってふてくされたようにノインはしがみつく。
その様子に苦笑し、好きなだけ爪を立てろといい残した。
「ぅあ、んッあぁっあ、お師匠様の、入っ…い、あッ」
「…ッ」
しがみついてくるノインの背を撫でながら、イザヤールは冷や汗をかいた。
随分と乱れる痴態を楽しんだせいか、中にすべてを収めた途端、すぐに我慢がきかなくなってしまったのだ。
「…っすまん、動くぞ?」
「え、ッあ!?、まだッ」
いつもならば、収めきった後すぐには動かさず、しばらく中が慣れるまで待つのだが、今は余裕がなかった。
ノインの腰だけを掴み、ゆるりと自身を抜いていく。
「ひ、ああぁッ、だ、め…駄目…」
ずるりと引き抜かれる快感に、堪らずノインは喉をのけぞらせイザヤールの肩に爪を立てた。
立てている膝は細かに震えている。
「ぐ…、ちょっと、まて…!」
散々に焦らされたせいか、濡れそぼったそこは、吸いつくようにしてイザヤールを逃すまいとしている。
その様子に、本当にまずいな、とイザヤールは自身の限界の近さを悟った。
自分のみ果てることは避けたいと、再びノインの繁みに手を持っていく。
「あ、やッ…もう、そこは…ッ!」
敏感になりすぎた部分に再び手をやられ、ノインはあわてて押し戻そうとするが、すぐに性急に突きあげられてしまい力が入らない。
イザヤールは無意識に息を整え、それを誤魔化すようにノインの唇に噛みついた、
「んンッ…―ぁ、はッ、お師、…ッイ、ザヤール様、駄目です今ッ…」
せめて舌を嬲られることは避けようとノインは下唇を噛むが、
歯と舌で閉じた唇を刺激され、あっさりと口をこじ開けられ舌を探り当てられてしまった。
「…舌を噛むと、少し拡がるな」
深く口付けをされるだけでも腰に力が入らないのに、今はその上に激しく出し入れされていた。
肉芽はイザヤールの指に探り当てられ、出し入れに合わせて溢れた愛液と共に擦りあわされている。
「い、言わ、ないでくださ、んッ…〜ッく、あぁ」
膣壁はノインの意思とは関わりなく、入り込んだ堅いものを強く締め付けてしまい、尚更に刺激が増す。
上からも下からも卑猥な水音が響き、聴覚までが侵される。
「〜―-…ッおししょうさまっ、駄目、もう腰がぐちゃぐちゃで、とけるッ…!」
背中の泡立つような感覚に、ノインはイザヤールの肩にきりりと爪を立てた。
「い、くぞ…ッ」
イザヤールはノインの背に腕を回し、隙がないよう体を密着させ、腰だけを奥へ奥へと押し付けるよう激しく動かした。
自らの体を燃やしていた曖昧な疼きが、下半身の一点に集約していく。
腰をガクガクと激しく痙攣させ、ノインは波の迫りに耐えきれず高く声を上げた。
「ああああぁッくる、くッるの、もうイ…ッぁぁあああ!!」
「…ッく…!」
最奥をつかれたその瞬間にあっさりとノインは達してしまった。
すぐに膣腔が狭く締めあげられ、イザヤールも性を放った。
「〜ッは、ッは、はあっ、ぁ…肩ッごめ、なさい……っは〜…」
ノインはイザヤールの肩を掴む手をそのまま首に回し、ぐったりと体から力を抜いた。
達したばかりの余韻が冷めやらず、息を逃すのに忙しかった。
「痛かった、ですよね? 肩…」
「いや…気にするな…」
イザヤールも息を深く逃す。
鳴かせる、などと言った手前、すこしでも先にイカせられてよかった…という情けない安堵感に包まれていた。
「さっきは、ばかとか…ごめんなさい」
しゅんとしているノインに対し、どちらかというとつるっぱげを謝ってほしい、と思いながらもその髪をかきまぜた。
* * * * *
「午後から冒険に?」
台風一過。
すっかり晴れあがった青空の下、昼飯がてらにぷらぷら散歩に出ていた魔法戦士は、ついてきていた幼い僧侶に問い返した。
「だって晴れたもん。行けるでしょー?」
「あ、無理無理。絶対無理」
「えええなんでえ!?」
頬をふくらませて、ノインとイザやんにも聞いてくる!と、宿屋に向かおうと踵をかえす。
「わー!馬鹿止めなさい!馬に蹴られて死にますよ!!」
「なんでえええええ!?」
こんな具合で、今日も非常に平和である。
<完>
ナンバリング数を間違え途中で修正しました。
不手際でごめんなさい。
乙です!すごくよかった!GJ!!
目隠し萌える…!
>>654 GJGJGJ!!乙でした!
いじめる師匠といじめられる弟子の様子に萌えたのはもちろんですが、
つるっぱげに本気で噴いたw
あと、
>「ああ、あるよね!」だとか「むしろいじめて欲しいよね!」だとか
がどう見ても魔法戦士のコメントにしか見えないww
>>654 GJ!エロエロもおいしく頂きました!毎度思うが小道具の使い方が上手いなあ。
師匠フィーバー(女主専用)パねぇっすww
超絶GJ!!
エロい・・・お師匠様エロすぎるw
うわあぁあGJGJ!!
つるっぱげ師匠(・∀・)イイヨイイヨー
(雷ネタ振った617です、素晴らしきSSが二つも…
これも
>>618さん達の広げ方が上手かったお陰!)
>>623 ちょっと意地悪なS師匠が好みなので禿萌えましたGJ!
>>641 GJ!スロット&つるはげwww萌えたり笑ったり素敵でした
ネタ振ったからと行ってしゃしゃり出てくる必要は無いと思う。
本スレはSSもだいぶ投下されなくなってしまったけど、ここは盛況でなによりだ。
あまりDQ9やらなくなってしまったけど、ここのSSだけは楽しく読ませてもらってる。
てか読み専な自分からすると、ネタ投下→SS投下、の流れは見ててwktkするけどなぁ
職人さんが、じゃなくてネタ振った人がという意味じゃないのか?
あっちは雑談もネタ振りになる内容じゃないしなぁ。
小ネタでも何かあれば投下もしやすいのに。
師匠が仲間になったら、女主・師匠・ロクサーヌ・ルイーダで冒険しようと思ってるんだが、大人の女性に囲まれて師匠もタジタジだろうなあ。
そんな師匠を見て女主が嫉妬すればなお良し。
>>664 おお奇遇だ。私もそのメンバーにするつもり。
ルイーダさんは師匠と女主の間を取り持とうとするんだけど、
ロクさんは密かに師匠に恋心を抱いちゃったりして・・・
当然鈍い師匠はそんな気持ちには気付かず、どこまでも女主一途。
という妄想が膨らむw
皆、彼女達育てるのか…
うちはルイーダさんもロクさんも放置してる。なんか、顔のあるキャラがメンバーって違和感あって…
(師匠を除く)
>>664 おお!私もその4人でプレイする予定で、今ロクサーヌ育成中♪
もう何時間もメタキン続きでモチベーション維持が大変だけど、師匠の為なら!
大人の色気を醸し出す二人に囲まれても、女主オンリーな師匠は動じなさそう…。
そんで意外と鈍感だから女主が機嫌悪くても気づかなそう。
「何故そんなに機嫌が悪いのだ?」
「お師匠様のばかぁ!」
「…む?」
とか。(笑)
>>666 自分はロクさんだけ育ててるよ
あとはリッカを加入させるかどうしようか悩み中
ラヴィエルさん仲間にできたら最高だったなぁw
個人的に外見、性格(言葉使い)ともに女性キャラの中ではラヴィエルが会心の一撃!
師匠と三人で天使パーティ組みたかった。
保護者みたいな存在が増えて女主は窮屈だろうけどそれもまた萌え。
>>669 一見冷静な師匠とラヴィが女主にでれっでれになってる電波を受信
ラヴィはマルチやらない人には本当に影薄いのが無念
復活クエ辺りから注目集まるかな
うちは師匠以外にはリッカだけ投入するつもり。
見た目年齢も近そうだし、なんか女主の良い相談相手になってくれそうなイメージ。
そういえばラヴィエルも主人公にはデレてる感じだな
ししょーとラヴィエルとで女主を奪い合うといいよ
うん、クールデレは萌える
女性同士だから遠慮してもらおうかと師匠を追い出し、主人公と地下の泉に行くラヴィエル。
↓
行きがかり上、当然の如くラヴィエルにおいしくいただかれる主人公
↓
その直後に、嫉妬の炎を燃やす師匠に強引にいただかれる
このスレ的にはこういう展開かw
いざという時の練習と称して、女主に実践的な性教育するラヴィエル
↓
師匠目撃
↓
教育強制終了&師匠本気の本番(もれなく嫉妬付き)
こんなのもイイw
けどラヴィエルさんは半透明だよ
他の人には見えないけど、女主は触れるのかな
大人の事情wでクリア後も問題なく見えるので大丈夫じゃないのかね
三つ巴だろうが何だろうが最終的に師匠ががっつりいただいてくれるなら何でもおkですよ
保守
じゃ、雑談でも。
ハロウィンにおされて目立たないけど、30日って十三夜なんだよね。
ハロウィンクッキー肴に月見酒しようかな〜。
ハロウィンと言えば仮装。
女主にエロいコスプレさせて呼び込み行かせようかなw
ハロウィンっぽく黒衣の魔女をやりたいんだけど、いいのがないなぁ。
悪夢の衣とウィッチハットくらいか。
げんまの法衣はちと違うし…
セクシー系魔女ならセティアドレスもいいね。
小悪魔系魔女に仕上がって良い。
師匠にはぜひ吸血鬼コスをお願いしたい・・・けど合う服が無いのだった
しっこくのマントがもうちょっと丈長かったらいいのに!
師匠の吸血鬼コスはドラキュラじゃなくてノスフェラトーだね。
男性側の装備はあまり遊びが無いよね
正統派ぽい普通の装備が多めで残念な気が
個人的には真面目な人にこそお祭りでは阿呆な格好させたいw
でも女主はエロエロな仮装一択で
むしろ女性装備が遊び過ぎという気がw
その内ナムジンとかも要望で追加配信されて
師匠涙目な展開を希望
ナムジンって誰?と一瞬思ってしまったw
マジレスすると元々入ってるデータを解除キーで開いてるだけだから、そういうイレギュラーな追加は無理ですよね
リクでどうにかなるものならカウンターの天使様を仲間にしたいですわ
あと師匠クエの前倒し配信を是非…!
巻き添え規制食らってしょんぼりだ…
本スレには書けないからこっちに書くけど
遅まきながらやっと9をクリアした!
エルキモスが最後に師匠に謝っといてくれって言ったけど
オメーのせいでもうお星様だよ!って怒りたくなったけど
これも後に追加配信で師匠に直接キモスの遺言伝える伏線なのかな?
っとも思った
悪の元凶が自分の探してた師匠と知らずに逝ってしまった師匠に
本当のこと伝えるのは心苦しいが最後に謝ってたと聞けば
師匠も300年の悩みから解放されるのかな
やっぱ早く師匠クエストやりたいぜ!
その前にやらなきゃいけないクエストだらけで大変だけどな!
↑本スレに書けば?
な内容ですね。
>>692 微妙に過疎ってるんだから、上2行読んで受け入れてやれよ……。
>>693 おそらく住人に嫌がらせをして過疎らせたがってるいつもの人だろうからほっとけ。
えーと、じゃあアレだ。
中島みゆきが紫勲章授賞だって?
「天使の階段」好きで、9始めてから
改めてiPodに落として聞いてたから、うれしい。
ハロウィンネタ間に合わなかった…
とはいえ少しコスチュームの話題があったので、次か師匠クエスト配信頃に
書く予定のネタの参考にちょっと質問。
皆は次師匠に会う時には女主にどんな格好させる予定?
メイド装備一式とかシルクのビスチェ+天使のわっかのけしからん天使衣装のネタが浮かんだ半面
スライムタワー装備とか顔の見えない竜戦士装備とかネタ系も思い浮かんでどうしようか迷ってる。
ベタだけど考えてるのは天使の服一式と天使のわっか
やっぱ思い出の服だから
でも今一番気に入ってるのは天空シリーズの装備で、これも捨てがたい
…そうだ、気が付いたらもう過ぎているじゃないか。
ハロウィーンネタ、当日間に合わなかったけど投下いいかな。
オケオケ!待ってます
>>699 ありがとん。失礼してハロウィーンネタ。
最近ちょっと過疎ってるので支援になれば幸い。
以下が苦手な方はスル―よろ。
注意点
・ 天使界での話
・ 寸止め、ほぼ描写なし
・ 女主の同期の見習い天使、もといオリジナルキャラが顔を出します
・ 『天使のソーマ』は天使にとって興奮剤扱い…ということにしてます
・ 女主の名前は『ノイン』で書いています
「御師匠様、全ての果実を集めましたわ。で、あの……その……ご褒美として私を軽く縛」
イザヤール「よくやった!さあ、その果実を渡して貰おう」
「……はい」
清楚(プロフィール)で美人(社交界の薔薇)。しかし、エロい。ドM
黙ってさえいればと言われる人物
何故か、そんな感じがする俺の女主人公(アンジェ)さん
アンジェ「御師匠様は卑怯ですわ!私が逆らえないと知ってこの仕打ち
頑張って(ご褒美の為)全ての果実を集めましたのに……」ショボーン
イザヤール「ああもう……悪かった。何縛りが良いんだ?」
アンジェ「あの……出来れば凌辱も」
イザヤール「調子に乗るな」
こういうネタはどっちなんだろう?
「こんなんでいいの?」
「ん、いいはずだよ?」
「でも変なお祭りだね。人間って変なことするなあ」
「しっかり参加してる僕達も僕達だけどな!」
「まあ、乗れるノリには乗っとけって、ラフェット様も言ってたし、いっか!」
月が若干遠くなったような秋晴れの夜空に、ぽっかり浮かぶ天使界。
空気も冷たくなってきたというのに、世界樹の広場で男女の見習い天使が楽しそうに会話をしていた。
二人が手に持ったランプが、ぼんやりその姿を照らし出している。
少女はラフェットの弟子。少年の方は、彼女と同じ時期に見習いとなった、いわば同期の天使である。
しかしまあ、誰と誰が話しているのか、などという言及はあまり意味がない事なのかもしれない。
何せ、二人は形容しがたい格好をしている。
ラフェットの弟子はパンプキンヘッドを被っており、もう一人はがいこつマスクを被っているのだ。
しかも、やみのころもを体に纏っているため、まるで二人の頭だけそこに在るようだ。
あまり前が見えないのか、それとも被り物が重いのか、話をしている最中二人は何度も頭をぶつけている。
つまり、かぼちゃの面と頭蓋骨がぼんやり宙に浮かび、世界樹の下で頭突きをし合っている。
本人たちは楽しそうだが、事情を知らぬ上級天使に見られたら退治されそうな眺めである。
「ノインは?ちゃんと修行中だって?」
がいこつマスクの男の子天使の口から、もう一人の仲の良い見習い天使の名が出た。
「うん!ラフェット様に確認取ったよ。今日はイザヤール様の部屋で座学があるはずだって」
「よし、じゃあいざ出発だ!」
「おー!」
意気揚々と、仮装の二人は階段を下り始める。
「お菓子貰いまくり!」
「貰いまくり!」
そう、今日はお菓子を強奪する日…もといハロウィーンである。
ハロウィーンという人間の行事をやってみたい。
そう言いだしたのはラフェットの弟子の方だった。
ラフェットから、人間の習慣や風習についての講義を受けたばかりだったせいだろう。
とりあえず、一番手っ取り早く近くにある行事がハロウィーンだったのだ。
しかも、この行事ならばお菓子をもらえるし、多少の悪戯も許される。
最初はノインと、今並んで歩いている少年の、三人でやってみようと思っていたのだが…。
あえてノインを誘わなかったのは、その少年の提案である。
「ノインの師匠…イザヤール様って、いっつも険しい顔してるだろ?難しい顔って言うか…」
僕やお前のお師匠様なら、面白いことやってるねーって言ってくれそうだけどさ、と彼は続けた。
確かに、イザヤールの眉間にはよく皺が寄っており、若干難しそうな顔をしている。
実はイザヤールのそれはただの地顔なのだが、見習い天使である彼らはそのことを知らない。
しかも性格は超がつくほどの真面目である…イザヤールは見習い天使達からは、尊敬されると同時に怖がられてもいた。
イザヤールがノインを弟子として取ると知った時、周りからは羨望の声と同じくらい、同情の声が上がったほどだ。
「もし自分の弟子が魔物の格好なんかしてうろついてるの見たら、怒るんじゃないか?」
「ああ、そうかもしれないね…」
ラフェットの弟子にしても、その認識は例外ではない。
イザヤールとラフェットは仲の良い同僚であり、時間のある時はラフェットの部屋で雑談をして帰っていく。
しかし、いまだに彼女はイザヤールに茶を出す時おどおどしてしまう。
彼女は、平気な顔でにこにこイザヤールの隣に座っているノインをちょっぴり尊敬していた。
友人としてはノインの事が心配で、彼女は一度だけ、ノインにイザヤールはどんな人なのかと聞いたことがある。
すると、ノインは何故かうろたえた。
しばらく、もじもじもごもごした後、俯き小さな声で「優しい人だよ?」と呟いた。
…まあ照れなのだが、ラフェットの弟子はそんなノインの反応を見て何を勘違いしたのか、
“ノインがイザヤール様に脅されている…!”と認識したらしい。
それは彼女の口からラフェットに伝えられ、爆笑したラフェットは自らの弟子を抱きしめ、ぐしゃぐしゃ頭を撫でたとか。
しかもそのまま笑いすぎでしゃっくりが止まらなくなったラフェットの為に砂糖水を作る羽目になり、イザヤールの話はそのままうやむやとなってしまった。
結局、イザヤール様=怖そう、という印象は彼女の中で変わっていない。
「うーん、でも回るなら全部の部屋回りたいし…仕方ない。今回ノインはおどろかされる側に回ってもらおう」
「そうだね。イザヤール様も自分の弟子じゃなければそんなに怒らないよね、きっと」
「…でも、イザヤール様の部屋は一番最後ね。怖いから」
「…うん、怖いからね」
そんなわけで、二人はイザヤールの部屋をゴールとし、『全部屋回ろうハロウィーンツアー』を開催中なのである。
* * * * *
「成功なのかな。失敗なのかな」
「うーん微妙だねえ」
二人は貰いものの山を両手に抱えてラフェットの部屋に向かっていた。
オムイ様からは酢昆布。
少年が仕えている筋肉隆々のお師匠様からは、ちからのたね。
もちろんチョコや飴もあるのだが、そも今日がハロウィーンだと言われて思い出す天使も多かった。
「でも仮装喜んでもらえてよかったよねえ」
「うん。僕のお師匠様は本物の魔物と勘違いして斬りかかってきたけどね…」
普段天使たちは一辺倒の服装しかしていない。それゆえに仮装という行為は新鮮だったようだ。
二人は大体、どこの部屋でも可愛いと言われて、もてはやされてしまった。
オムイに至っては、わしもやってみたいのぅ、などと言って髭を撫でていた。
そうこうしている内に、ラフェットの部屋の前に到着する。
二人は顔を見合わせ、せーので息を吸い勢いよく扉を開く。
「ラフェット様!トリックオアー」
「トリート!」
「…あら、まあまあ!可愛いじゃない」
ちっとも驚いた様子のないラフェットは、いそいそと二人に近付いてきた。
「ジャック・オ・ランタンと骸骨ね。似合ってるわーかわいー」
そう言ってラフェットは二人の頭をぽこぽこ叩き、机の上に置いてあった茶菓子をまとめて渡す。
「すごい量ね。もう全部回ったの?」
ラフェットは二人の抱えている菓子やら雑貨やらを見てそう尋ねた。
「あとは、イザヤール様の部屋だけです!」
「頑張ります!」
二人は元気よくそう応えると、礼を言ってラフェットの部屋を出て行った。
ラフェットはニコニコと仲の良い少年少女を見送った後、机に戻り茶を一啜りしてから時計を見る。
すでに時刻は9時を回っている。
(そう言えばノインは参加しなかったのかしら…いつも3人で仲良いのに…ああ、そっかイザヤールのとこか)
そこまで考えた所で、ふと気付く。
「イザヤールの部屋…?」
何かひっかかり、ラフェットは思考をまとめにかかった。
・今日は確か、ノインはイザヤールの部屋で座学。
・この頃イザヤールは討伐の指令が多く、天使界にあまり居なかった。
・ゆえにノインとゆっくりできるのは久しぶり。
・さっきあの子達、いきなりドア開けなかった?
「…ちょっとまずいかも?」
ラフェットは、どうしようかな、と笑顔のままで呟いた。
* * * * *
二人はイザヤールの部屋の扉の前で、顔を見合わせていた。
イザヤールとノインがどんな反応をするか、という心配で若干緊張していた。
怒られるかもしれない…しかし同時に楽しみでもある。
修行中のノインは見たことがないし、険しい顔以外のイザヤールを見ることができるかもしれないのだ。
「いよいよだね!」
「よし!行くぞ〜…」
小声で話しながら、二人は決心を固めた。せーので息を吸い、勢いよく扉を…
「きゃっ」
ぴた
まさに扉を開けようとした二人の手は、部屋の中から漏れてきたノインの声で留まった。
かぼちゃとがいこつは二人で顔を見合わせ、ほんの少しだけ開けた扉からそろりと中を覗き込む。
座学の最中だったのか、イザヤールとノインは机についていた。
イザヤールが、ノインの頭を撫でている。
撫でているというにはあまりに武骨なやりかたなので、ノインの頭はぐらぐら揺すられている。
先ほどの短い悲鳴はいきなり頭をゆすられ椅子から落ちそうになったことから発せられたものらしい。
ノインが揺すられるままに何事か不平を述べ、イザヤールはそれを受け流す。
しかし次第に、乱暴だったやり方が髪を梳くかなり優しげな動作に変わった。
イザヤールが二言三言何か言葉を発すると、ノインはしばらく考えた後照れたように頬笑む。
ラフェットの弟子は扉から身を引いた。
(イザヤール様が笑ってる…)
がいこつ頭の耳の辺りに手を添え、それでも相手に聞こえるか聞こえないか位の小声でつぶやいた。
(…っていうか…いつもと全然違って、すごく優しそうな感じが)
(う、うん)
耳打ちされたがいこつ君の方も、小声で囁く。
二人とも被り物の下では、何となく赤面している。
扉の向こうの二人は、見ているほうが恥ずかしくなる程に仲が良さそうだ。
(ッ!)
隙間から部屋の中を覗いたままの少年の肩が驚いたように跳ねる。
(どうしたの?)
(待てッ、お前は見るな!見るな!)
かぼちゃ頭も再び扉を覗きこもうと隙間に顔を近づけたが、がいこつ頭に阻止された。
しばらく小声で覗くの覗かないので攻防が続いていたが、唐突にそれは終わりを告げる。
「邪魔するわよイザヤール」
「わっ!?」
「きゃああッ」
覗き見の二人の後ろから、ラフェットがいきなり扉を蹴り開けたのだ。
当然扉にへばりついてた二人は部屋の中に転がり込む。
ノインが慌ててイザヤールから身を離し、ガタンと椅子から立ち上がった。
イザヤールは特に慌てた様子もなく、怪訝そうな顔で床に転がった珍妙な二人を見ている。
「イザヤールに渡さなきゃいけない書類あったの、忘れてたわ」
ラフェットは相変わらずの笑顔で、どう見てもノートの切れっぱしのようなそれをイザヤールに手渡した。
「はい、イザヤール。今度からは気をつけなさいね」
「……ふむ、そうしよう」
ラフェットの一言で色々察したのか、イザヤールは口元の端を上げて笑っている。
ちらりと渡された紙切れに目をやると、そこには優美な字で『請求:さとりそう×20』と書かれている。
「ちょっと割高過ぎないか、これは」
イザヤールが顔をしかめてそう言うが、ラフェットは頬に手を当て首を振る。
「あら、安いもんじゃない。しかもオマケ付きよ?」
「オマケ?…せめて10でどうだ」
大人二人が大人の取引をしている間に、ノインは頭の重さゆえに起き上がれないでいる二人を助け起こした。
「ぅうぇぇえん、ノイン〜」
かぼちゃ頭が勢いよく抱きつき、あやうくノインまで一緒になって転ぶところだった。
声と態度で、ノインは目の前のかぼちゃ頭とがいこつ頭が、自分と仲の良い友人であると気が付いたらしい。
「こんな格好で何してるの?二人とも…」
問いかけられた二人は、顔を見合わせ言葉に詰まる。がいこつ頭の方は特に慌てる。
まさか
“驚かしに来たのだけれども、覗き見た二人の様子に、逆にこっちが驚かされてました!ヒューヒュー!”
なんて言えない。
「二人は人間のハロウィーンの行事を真似してるのよ」
取引に勝ったらしいラフェットが、まごまごしている彼らに助け船を出す。
「そっ、そう!僕らハロウィーンで全部の部屋回ってるんだ!」
「うんそう!ノイン、トリックオアトリート!!だよ!」
誤魔化すようにやけにハイテンションな万歳をした二人に、ノインは合わせて万歳の格好をするほか無かった。
* * * * *
「何だったんでしょう?」
「ハロウィーンだろう」
嵐のようにやってきた三人が、渡された菓子と共に部屋を去っていったのがつい先ほど。
部屋に取り残されたノインとイザヤールは、再び閉じられた扉の側に立ったまま話をしている。
「食わんのか?」
イザヤールが、ノインが持っている飴玉を指してそう問いかけた。
別れ際にラフェットが、ノインにもあげる、と言って渡していったものだ。
溶けやすいからなるべく早く食べてくれと言われていた。
「あ、はい。ハロウィーンか…すっかり忘れていました」
ノインはとりあえず飴玉を適当に口に放り込み、包み紙をくしゃくしゃと弄る。
「もうそんな祭りの時期か…そういえばこのところ討伐で忙しかったな」
ハロウィーンは魔物の出現が高くなる時期に魔物除けの為始められた祭りだ。
戦士タイプの天使はどうしても魔物退治で忙しくなる。
「今日はもう良いんですか?」
「いいかげん交代だ。もう随分休んでいない」
イザヤールはそう言って、ノインに手招きをする。
寄り添うように近づいたノインの肩を抱き、イザヤールはしばらく考えた末に問いかける。
「…どこまでしたのだったかな?」
「ま、まだ何にもしてませんよ」
丁度、雰囲気が良くなり、あわやキスをしようとしたところで扉が開いたのだ。どこまでも糞もない。
イザヤールは、そうかと呟いて、続きとばかりに唇を重ねた。
しかし、飴の味に驚いてすぐに身を離す。
「いや……なるほど、これがオマケか」
「え?オマケ?」
「何でもない。さあ寝るぞ」
そう言って、イザヤールはノインを抱え上げ、さっさと部屋の明かりを消した。
そして思い出したように寝所に向かう足を止め、再び扉に戻って鍵をしっかり閉め直す。
早い展開に茫然としているノインをぽいと寝所に投げると、甘い雰囲気を作る間もなくその服を脱がし始めた。
「わっわっ…ちょっとお師匠様、今日はゆっくり休むんじゃないんですか?」
「お前を抱えて寝るだけのつもりだったが…もうひと頑張りだな」
「頑張らなくていいんで休んで下さいッ!お疲れなんでしょう?」
そういうわけにもいかなくなった、という言葉をイザヤールは飲み込んだ。
「…ひとまず、飴をすべて食べなさい。喉に詰まるぞ」
「うう、お、落ち着かないですよ」
そうは言いつつも命じられたものだからノインは飴を食べてしまおうと懸命に舌を動かす。
イザヤールはその様子を眺めながら、先ほどの気の知れた同僚の事を考える。
(…まあどうせ、自分に売りつけるつもりで作ったのだろうな、天使のソーマ入り飴玉なんてものは)
自分の体が少しおかしなことになっている、とノインが気付くのは、結構すぐ後の事である。
* * * * *
「イザヤール様、ノインと仲良さそうだったね。私ちょっと安心したよ」
「仲良いっていうか、あれは………うん、超仲良さそうだったな」
二人が顔を近づける所を見た少年としては、二人がただ“仲が良い師弟”ではないのだと薄々気がついてはいる。
しかし、二人が幸せそうだったためか、何をする気も起きなかった。
…気の知れた隣の彼女にさえ言えないのは、ラフェットに口止めされたせいである。天使の理というのは厄介だ。
しかも、うちの弟子は鈍いわよ、と釘を刺された上で。
イザヤール様とノインの関係に気が付いてしまったことも、自分が隣の彼女を好いている事も何もかもお見通し。
(イザヤール様よりも、ラフェット様の方が怖いということがよくわかりました)
心中でこれまでの間違った認識を顧みて、少年は一つ溜息をついた。
≪完≫
ありがとうございました
>>701 小ネタ流しちゃったな…ごめんなさい。
そしてドM女主おもしろい。書いてくれ書いてくれ。
GJ!
G J!!師匠300歳↑でも元気だなw
見習い二人組もかわいかった。主の話はサブキャラまで好きになる。
イザヤール「アンジェ、世界を旅するには仲間が必要だ。分かるか?」
アンジェ「勿論ですわ」
イザヤール「では、どのような仲間が良いか答えてみよ」
アンジェ「可愛いげのある男の子に、ぶっきらぼうな少年、そして、肩幅の広い逞しい男s」
イザヤール「お前の趣味を聞いてるのでは無い。そもそも、私の趣旨も理解してないでは無いか。お仕置きが必要だな」
アンジェ「お仕置き……?な、何をなさいますの!?」
イザヤール「内容を聞いてどうするのだ?どうせ、お前は私に逆らえない」
アンジェ「……はい。私をお仕置きして下さいませ」
イザヤール「いい子だ」
イザヤール「……」
アンジェ「御師匠様、御師匠様。私、またドジをしてしまいましたわ。さ、私に罰を」
イザヤール「はー……」
(あの時の私の馬鹿、莫迦、バカ、ばか。いくらたまってたからってもう、弟子に変な事はしない様にしよう)
アンジェ「何があったかはご想像にお任せしますわ」
>>700 GJGJ!!ソーマもGJwww
なんかもう天使のソーマを性的な目で見てしまうw
オリキャラも可愛かったです
>>701 >>713 心なしかその女主の羽根が少し黒く見えたような気がするけど、面白いw
ドMでエロエロ主人公と朴念仁イザヤールの組み合わせもなかなか良いね。
保管ブログの中の者ですが、ちょっとお尋ねします。
あのブログ、ちゃんと機能していますか?
ちょっと、自分と違うプロバイダ使っている知人が記事が読めないって言って来ているので
もしかしてご迷惑をおかけしていないかと。
>>716 いつもご苦労様です
自分からはちゃんと読めていますよ
>>716 いつもお世話になってます。
中身ですが、同じく読めてます。
そしてドM女主の話GJ!!
何があったんだ…
そしてレアハントしてるうちに逆に師匠鞭打つ女主のネタが浮かんだ。
イザヤール「アンジェ、その瓶はなんだ?」
アンジェ「ワインですわ」
イザヤール「ワイン?」
アンジェ「人間界に伝わる飲み物の一つで、ブドウから作りますの」
イザヤール「何故お前が人間界の飲み物なんて持っているんだ?」
アンジェ「御師匠様は私の趣味をご存知無いのですね……」
イザヤール「お前の趣味?アレでは無いのか?」
アンジェ「違いますわ!いえ、違う事も無いのですが……。私の趣味は園芸ですわ」
イザヤール「成る程な、そのワインはお前が育てたブドウから作った訳か」
アンジェ「そういう事ですわ」
イザヤール「いや、待て。種は何処から?まさかお前、人間界に無駄で」
アンジェ「ち、違いますわ!守護天使様に頼んで取り寄せて貰ってますので人間界へは行ってません!」
イザヤール「……そうか、済まない」
アンジェ「分かって貰って頂けるのならば」
イザヤール「ところで、そのワインはどうするのだ?」
アンジェ「ラフェット様に差し上げようかと。ラフェット様はこれがお好きなので」
イザヤール「……私も飲んでみたいな」
アンジェ「では、これを」
イザヤール「お前、これはラフェットのでは無いのか!?」
アンジェ「大丈夫ですわ。まだ、沢山ありますので」
イザヤール「なら、貰っておこう……」
イザヤール(一体どんな味がするのだろう。一口だけ飲んでみるか)
アンジェ「あ、忘れてましたわ。ワインにはアルコールが含まれ」
イザヤール「アンジェー!!」
アンジェ「御師匠様!?」
イザヤール「ワインだ、ワインをもっと寄越さぬか!!」
アンジェ「まさか……酔ってらっしゃるのですか?」
イザヤール「酔い……?ヒック……。私が酔うわけ無いだろう……ヒック……。ただ、体が熱っぽいだけだ……」
アンジェ「それを酔いと言いますわ!!」
イザヤール「いいから寄越せ!!」
アンジェ「キャッ!」
イザヤール「何処だ……ヒック……何処にある……ヒック」
アンジェ「お、御師匠様、お言葉ですが、もう止された方が」
イザヤール「なにぃ?アンジェ、弟子の癖に私に口答えする気かッ!ヒック」
アンジェ「痛いですわ……。離して下さいまし……」
イザヤール「うぃー……ヒック。私の教え半ばに身体ばかりエロくなりおって……」
アンジェ「ん…んぁ…。止めて下さい…私、そんなに強く揉まれると…んん…!」
イザヤール「強く揉まれる方が好きであろう。くくく……このデカ乳にはさぞかしエロが詰まっているであろうな。ヒック」
アンジェ「ゃん……ゃあ……ぁん。こんな所では誰かに見られますわ」
イザヤール「よい、見せ付けてやれば良い。ヒック。それにお前は見られるのも快感であろう?」
アンジェ「そ、それは……」
イザヤール「全て命令だ、めちゃくちゃにしてやる。それとも、お前に私を背く事が出来るのか?」
アンジェ「もう、我慢出来ませんわー!!もっと強く揉んで下さいま………し?」
イザヤール「………ぐはは……どうだ……ぱふ……ぱふ……すぴー」
アンジェ「…………」
放置プレイなんて聞いてませんわー!!!!
あははははwドM女主アンジェさん可愛いな
ドS師匠もいいね!
そして絶対逆らえない設定はやっぱどう考えてもエロいww
ドS師匠良いなww
ふとしぐさの
『ちょうはつ』→『ベリーダンス』→『寝る』でノインが誘ってるように見えないかなぁとちょっと思った。
723 :
716:2009/11/04(水) 23:49:14 0
>>717-718 お騒がせしました、友人のPC設定に問題があっただけみたいでした…
>>719 ドMながらちょっと黒いアンジェさん、かわいいです!
>>710のノインたんも
>>719のアンジェたんも全然違うのに両方かわいいな
書き手さんが増えると嬉しいなー
派生スレはこんなに平和なのに何故本スレはあんなに荒れるのか…
ところでぱふぱふって今回どこかで出てきたっけ?
向こうの荒らしはここの存在知らないんじゃないかな。
エロパロスレから延々流浪してきた難民達の避難場だけに
荒れては欲しくないけど。
9のぱふぱふは羊にモフられるやつ(クリア後の配信クエ)
今回のぱふぱふはちょっと無理がある様に思えるけど、
オチのシーン、主人公の座り方がが可愛いので許そうw
本スレの方、流れ変える方向で何か書きたいのに
規制に巻き込まれて書けないんだよなぁ…
荒らしというか高尚読み手なのかと思っとった。
苦手なのはスルーすれば良いのに…
女主はひんぬーそうだな…ぱふぱふできないかな
師匠の胸板でぱふぱふしてもらえばいいか
ハッサンだなそれじゃ
まったり進行のこっちのほうが向いてるから本スレはご無沙汰だったんだが…
そうか、荒れてるのか…こういうときに規制は辛いな。
ところで本当に女主に鞭打たれる(ギャグ的な意味で)師匠の話書いてるんだが、
完成したらうpしても問題ない?
ちゃんと注意書きはするけどちょっと不安だ。
>>729 アブノーマルどんと来い!
注意書きすれば無問題だと思われ
ラフェット「でさ、イザヤール泣いてんの!あの時は大爆笑だよ!!あははは!!」
アンジェ(何故、上級天使の方々はこんなにもアルコールに弱いのでしょう……?)
ラフェット「ちょっと、アンジェ聞いてんのー!?」
アンジェ「あ、はい。勿論、聞いてま」
ラフェット「嘘。聞いてないでしょ?私が話してる時はちゃんと聞いてよー、もー!」
アンジェ「はい……」(明らかに悪酔いですわ……)
ラフェット「……ところでさ、アンジェはイザヤールの事好きなの?」
アンジェ「え!?」
ラフェット「どうなのよ?」
アンジェ「えと……。師としては……」
ラフェット「“師としては”?“異性としては”どうなのよ?」
アンジェ「答えられません」
ラフェット「こーたーえーなーさーいーよー!」ユサユサ
アンジェ「いーやーでーすーわー」
ラフェット「ったく、なら二択よ!二択よ!」
アンジェ「二択?」
ラフェット「答えるか……」
アンジェ「答えるか?」
ラフェット「………」ゴニョゴニョゴニョ
アンジェ「……///」ボッ
ラフェット「どちらか一つは答えなさい!“命令”だからね!!」
アンジェ「……こ、後者で……お願い……しますわ……」
何度も通った廊下。歩き慣れた階段。そして、馴染み深い扉。いつも見ている風景なのに、私はこんなにも
緊張している。
なけなしの勇気を振り絞りノックをするが、手が震えて二回程余計に響いた。
「誰だ?」
「ア、アンジェですわ……」
声も震えている。もしかして、奇妙に思われただろうか?
「アンジェか、入れ。」
良かった、気付いてない。
「失礼すます。」
舌を噛んでしまった。恥ずかしい、穴があったら入りたい。
「どうしたんだ?」
肝心の人物は書物に没頭していた。私の奇行の数々を不信がらないのはそのためだろう。
「お話をと思いまして……」
「話?なんだ?」
彼は本を読む手を止め、私に向き直る。私を見つめている。
「え、えと……。」
やばい、頭の中が真っ白で何も浮かばない。心なしか顔も熱い。
「なんだ?早く話せ。」
更に熱くなる顔。ただ、話すだけでこの羞恥。今更ながらラフェット様に本心を話していればと後悔する。
「え、えと……ですね。」
「どうした?顔が赤いぞ?」
御師匠様の手が私の額に触れた……………。
バシュウ!!
「おい、アンジェ!どうした!?しっかりしろ!!アンジェー!!!」
げ…限界でございますわ……。
天使「アンジェに何て言ったのですか?」
ラフェット「答えるか……イザヤールの所に行ってバレない様にオナ〇ーして来なさいって」
天使「ラフェット様……鬼ですね」
ラフェット「あの子、何故教えてくれないのかしら?」
天使「貴女様には乙女心というモノが分かりませんか?」
いかん、朝から声出してワロタ
アンジェwww
その2択で後者を選ぶアンジェ様に痺れるwwwwwww
変な夢見た。
女主が「お師匠さまの早漏…」って言ってしゃがみこんで泣いてた。
事情はわからないけど、とにかく悲しそうですごく萌えた。
自分は魔法戦士にナンパされて一緒にかりんとう食べながら泣いてる女主を遠くから見てるだけ。
今思えば、慰めてあげればよかったんだよな…
萌えたはずなのに書きだすとシュールなのはどうしてなの?
師匠もオナーニするんかな?
天使の時は考えもしなかったけど、人間になりいろんな欲に溺れるようになる
そんなししょーもイイ
その欲がうまい事制御できなくて全部女主に向くわけですね
解除キター
>>736 どこに萌えたのかは知らんが楽しそうでうらやま
しかし早漏よりは遅漏に思える
なんせ300才↑…
人間になって欲解放もイイけど天使時代もオイシイ設定多いんだよな
天使の理とかそれなんてエロ用ルール?だし
羽有りでのそういう関係はなんか想像すると耽美だし
あー萌えたぎってきた!エロ書くぞーう(・∀・)
ふとドラクエの世界って避妊具あるのかなと疑問に思った。イザヤールは致す時、常に生なのだろうか。
742 :
名無しさん@ビンキー:2009/11/10(火) 05:40:54 0
道具ってより薬とかは豊富にありそうやね
天使だった頃はセクロスで赤ちゃん出来ないという都合のいい設定を妄想
人間になってからはどうなんだろw
師匠は生派のような気はする
天使に生理や射精はなさそうなイメージ
エクスタシーはあっても何も出ない、あるいは
なんらかの体液が出るだけみたいな
人間になってからも生だろう
むしろ子作りしたい師匠
つか、天使ってどうやって成るの?
天使の性交は、挿入じゃない気がする。何とも想像出来ないんだけど、生物的じゃなさそう。
ただ見つめあうだけで達しちゃう神様もいるらしいねえ
DQの天使は一応男女の区別があるので挿入は可能じゃないかな
でも性行為で生殖は出来なそう
それこそ木に成ってるとかコウノトリとかそんなイメージだな
そうすると人型である意味と性交の意味がわからんくなるね
人型なのは神か人間を模して作ったんだろうなとは思う
性交というか性欲は本来天使に必要ないんだろうな
だから人間になった途端にそういう衝動に急に襲われて戸惑う
師匠と女主というのもアリかもしれん
「貴方、そろそろ発情期じゃないかしら?」
今朝、ラフェットにそう言われて始めて気付いた。
「そう……だったな。」
天使は短命な人間と違い、ある適齢に達すると老いるまで発情するのではなく、
一定期(約数年に一度)の割合で訪れるのだ。
前回の年から数えてちょうど今がその時期だった。
「また、性欲を無駄にして過ごすのかしら?」
ラフェットが嫌味そうに私に言う。いつもなら適当に聞き流すのだが、
如何せん発情期の私はそれが私に対する挑発に聞こえてしまった。
「どうした。私に相手でもして欲しいのか?」
いつもとは違う言動になるのも発情期の特徴だ。
「冗談。私と貴方じゃ発情期にズレがあるでしょ?私が言いたいのはアンジェよ。」
「何故、アンジェが出て来るのだ?」
「だって、あの子もそろそろ初めて発情を迎える年齢でしょ?」
「師が弟子に手を出すと言うのか?」
「あら、私は悪くは無いと思うわ。それに貴方もそろそろ子孫の一人を残すべきよ。」
お前もまだだろう?と言う前に丸め込まれ、私はアンジェの部屋の前に立たされていた。
べたな展開だ。だが、如何に発情期の私とはいえ、弟子のアンジェに手を出す愚かな真似はしない。
私は適当にアンジェと話したらすぐにでも部屋の外に出てまた性欲を無駄にする気でいた。
「アンジェ、居るか?」
私は碌に確認もせず、扉を開いた。今、思えばノックの一つはしておくべきだった。
「お、御師匠様!?」
明らかな挙動不審、開けた衣服、そして、何処から手にしたのか分からない人間界のいかがわしい本。
私は確信した。アンジェは今、発情期にあると……。
私はうろたえなかった。弟子のそういう場面に遭遇しても。
いや、うろたえていたのかも知れない。もしかすると、私が今、冷静で居られるのは、
脳の許容量を
「ア、アンジェ!?」
済まない……。実際の私はうろたえていた。だが、脳だけは冷静だった。
脳まで物事が伝達しなかったからだ。パニックになる私を第三者という視点から見ていた。
「御師匠様!!」
第三者の私の目に映ったのは弟子以上に動揺している情けない師匠の姿だった。
「は、早く服を着ぬかーッ!!!」
今日、一番の咆哮が天使界中に響き渡った。
数分後、服を着たアンジェとなんとか落ち着きだけを取り戻した私が居た。
「……発情期に入ったのか。」
「……はい。」
赤面するアンジェに私までも少し耳が熱くなる。
「……お前にとってこれが初めてだな。」
「……はい。」
もっと気の利いた言葉を掛ける事が出来ない私が歯痒い。
「……。」
「……。」
私はそれ以上言葉がつまる。アンジェもまた同様に黙る。
この何とも言えない空気が、重い。何か……何か、何か無いのか!?この××××がーッ!!!
心の中で自分を叱る。私とて気が気で無いのだ。
如何に朴念仁とは言え、生真面目ハゲと罵られているとは言え、堪え難い衝動を抑える事は
無いに等しい。それに加えての発情期だ。神様、私にどうしろと言うのですか!?
悶える私と、沈黙にたまり兼ねたアンジェが言葉を発した。
「……あの、もう……出て行って下さいますか……?私……その……。」
なん……だ……と?アンジェ!!
「……よく……た」
「え……?」
私はそそくさと部屋を出て行った。
部屋を出た私を待っていたのは言い知れぬ開放感と、明日どう接すれば良いのかという不安だった。
イザヤール「という事があった。お前の性で私は弟子と気まずい関係を」
ラフェット「貴方、馬鹿?そういう時はガバッといってガバーッといった方があの子の為にも」
イザヤール「私はお前と違う!!」
アンジェ(見られてしまった……。私が師匠に……。でも……)「快・感……でしたわ」
乙。この人のとこのアンジェさんは
相変わらず変態という名の淑女ぶりが素晴らしいなw
発情期アンジェさんGJ!
毎回変態なのに可愛いなw
発情期の天使というとアーシアンを思い出すな
同じことオモタ
>>756 知ってる人が居たのか……
久しぶりに漫画を見付けたので使いました
でも、正直なところ成人してから何百年間も容姿が変わらないのならそれが打倒かなと
若しくは、主人公の親が居ない(出て来ない)ので別の方法で新しい天使を授かるとか
ラフェット「やっぱり……よ!!」
アンジェ「いいえ……ですわ!!」
イザヤール「五月蝿いぞ、お前達!廊下まで響いている!!」
ラフェット「イザヤール」
アンジェ「御師匠様」
ラフ・アン「「どちらが良いかしら?(ですか?)」」
イザヤール「な……?い、いきなりなんなんだ!?足なんぞ見せおって!!」
ラフェット「はー……これだからイザヤールは……」
アンジェ「私達は話していましたの。どちらがより優れているのかを」
ラフェット「やっぱり、網タイツでしょう。黒とタイツに敵わないものなんて無いわ」
アンジェ「いえいえ、生足ですわ。そのまま表現する事こそが」
ラフェット「あなたは知らないのね。男はこれに弱いという事を」
アンジェ「ラフェット様こそ、脚線美を着飾りまやかしのエロスを語るなんて聞いて飽きれますわ」
ラフェット「まやかし?あなた、網タイツを侮辱したわね」
アンジェ「ええ、しますわ!!ごまかして男性のハートを掴もうなんて足に失礼ですわ!!」
イザヤール「よ……」
ラフェット「イザヤールの弟子だからって手加減しないわよ!!」
アンジェ「のぞむところですわ!!」
イザヤール「余所でやらぬかーッッ!!!」
イザヤール「ったくあいつらときたら……。一番はニーソと決まっている!!」
ちょww師匠ww
GJ!!
>>759 ワロタw
師匠がニーハイ萌えと2人が知ったら
ラ「イザヤール、あなたニーハイ萌えですって!?」
ア「流行の萌えに流されるなんて見損ないました、お師匠様!」
ラ「恥を知りなさい!」
イ「…先程まで争っていたのに何故、私を責める時だけ意気投合するんだ、お前達は…」
こんな展開になりそうだなw
アンジェたんの人、コテかトリをつけておくれー。
>>762 あまり付けたくは無いんですが、一応これで
イザヤール「お前ももう既に成人した女性である訳だが……」
アンジェ「はい」
イザヤール「何故かまだ幼さが抜けていない。どうしてだと思う?」
アンジェ「私の顔の性かと。童顔とよく言われますわ」
イザヤール「いや、まだあるであろう」
アンジェ「キュートなモンスターのぬいぐるみをまだ捨てきれて無い事かしら……」
イザヤール「いや、まだあるであろう」
アンジェ「辛いものが若干苦手なところ?」
イザヤール「他には?」
アンジェ「ついついお昼寝をしてしまうところ?」
イザヤール「他には!」
アンジェ「あ、そうですわ!私、抱きまくらが無いと」
イザヤール「ええい!!お前の穿いているくまさんパンツが駄目だと言っているのだ!!」
アンジェ「え?くまさんパンツはいけないのですか!?」
イザヤール「無論だ!」
アンジェ「何故?とてもプリティですわ!!」
イザヤール「プリティなどと言っているから、子供っぽく見られるのだ!!」
アンジェ「な……」
イザヤール「セクシーさだ。相反するセクシーさを極めればお前は一人前の大人の女性になれるのだ!!」
アンジェ「……ところで、何故、御師匠様は私のパンツの事を?」
イザヤール「さ、さて、確かラフェットが私の事を呼んでいたな」
アンジェ「……御師匠様?」
イザヤール「今日の教えはこれで終わりだ。明日は武器の稽古をするからゆっくり体を休め。分かったか?」
アンジェ「あの」
イザヤール「分かったな!?」
アンジェ「……はい」
リッカや学院生、その他諸々に呼び捨てで呼ばれる理由はこの性だと思うんだ
くまぱんアンジェたんかわいいwwwwwwGJ
いつ見たんだ師匠(笑)
アンジェ様の方の話に触発されて軽めのを一本。
今更ですが女主の名前はアンヘルに決定いたしました。
一応他の仲間も名前はあるのですが出すかどうかは不明。
アンヘルのメイド服の裾とニーソックスの合間から僅かに覗く太腿…いわゆる絶対領域。
バニースーツから編みタイツに包まれた脚線美を惜しむことなく晒すレンジャー。
そしてスパンコールドレスのスリットから伸びる脚をあらわにしている賢者。
その姿も三者三様なら、表情もまた三者三様。
アンヘルは恥ずかしそうに上目遣いでイザヤールを見やり、レンジャーは自信に満ちた表情で仁王立ち。
賢者は呆れ顔でメガネを押し上げている。
「あの、お師匠様、その…」
「あんたはどれが一番好き?」
「…こんなのに真剣にならんでも良いぞ。直感で答えろ、時間の無駄だ」
賢者が特大のため息をつき、イザヤールもまたそれに負けない特大のため息をつく。
「というかそれを私に聞くか、普通」
「アンヘルが貴方の好みを知りたいとの事で、二人に頼んだんですよ。貴方のためにね」
イザヤールの言葉に、いつも笑顔のパラディンがやはり笑顔で言う。
「まだ人間になって日が浅いですから、どういった服装にムラムラするのかと」
「…絶対あなたも楽しんでるだろ」
無口なバトルマスターがポツリと面倒くさそうに呟く。
早く冒険に出たいから、単に興味があるからとそれぞれ理由は異なるが早くしろという視線を浴びながら、イザヤールは軽く肩を竦めた。
「強いて言うならやはり絶対領域万歳だが」
「…だそうですよ」
「そのような格好で人前に出るとはけしからんな。その性根を叩きなおしてやるから、今晩その格好で私の部屋に…」
「自重しろ」
どごすっ、と痛々しい音を立てて賢者のマジカルメイスがイザヤールの米神に突き刺さった。
(…お師匠様って、あんなお方だったっけ…?)
つまんないし師匠のセリフがらしくない感じ
絶対領域万歳ワロタw
師匠は女主なら何でもいいんじゃないだろうかw
女主しか目に入らない師匠に萌える
バニー装備美人とスライムタワー装備女主でも後者しか見えない程に病気でも構わない
何故、私はアンジェにくまたんパンツを穿かせたくないのか。それには理由がある。
別にアンジェにセクシーになって欲しいとか、子供扱いされないようにとかでは無い。
もっともっと別の理由だ。それは……
「お・し・しょ・う・さ・ま〜!!」
朝っぱらから声が裏返り、テンション最高潮の弟子が私の部屋に入ってきた。
「……五月蝿い。」
最近、低血圧気味の私にとって、いや、誰にとってもだ。これほど鬱陶しいと思う事は無いだろう。
「御師匠様、御師匠様〜。起きて下さいまし。」
「断る。」
私は布団を深く被った。何をこやつは朝から騒がしいのか?今日は何も無いはずだ。
「むむむ……。そうですわ!えい!」
「ふごっ!」
アンジェは私の上に飛び乗り、馬乗りした。
「退けよ、アンジェ。」
「イ・ヤ……ですわ。」
ええい!こやつは子供か!?子供扱いされるのも当然であるな。第一の理由はやはり性格だったか。
「起きて下さいな。」
上からアンジェが笑顔で私の顔を覗き込む。ここだけ見ればほんと、可愛い奴なのに……。残念な奴だ。
「……こ、断る。」
「むぅ、私も意地です。最終手段に出ますわ。」
「最終手段……?」
「こちょこちょで強行手段ですわ。」
「ヤメロ……。」
制止も聞かずアンジェは私の上で半回転してキュートなお尻を私の顔に向けた。
「さあ……始めますわ。」
「離せ!!」
私はくすぐりに弱く無かった。むしろ、平気だ。だが、この格好、この光景こそが私には苦痛だった。
少し顔を上げればそこには純白の布があるからだ。
私はくまたんパンツに弱かったのだ。
「離せ!離さぬか馬鹿弟子が!!」
見たくない。いや、見てみたい。やっぱり、弟子のは見たくない。私は混乱していた。
「オホホホ、観念して下さいまし。こちょこちょ……」
どうせなら、いっその事、こちょこちょに弱ければ……。と今更自分の体質に文句を付けた。
「分かった、悪かった。もう、起きる。お前の話を聞こう。今日は何だ?」
ここは素直にアンジェの言う通りにするしか無い。だが、アンジェは……。
「イ・ヤ……ですわ。私、御師匠様が笑い転げる姿を見てみたいですわ。」
それむり。アンジェが飽きるまでこの生殺しを味わうしか無いのか……。
「……本当に退けてくれ。お前のパンツが見えてるから。」
何とかアンジェに許しを請う。何故、私が許して貰うのか納得出来ないが。
「パンツ?大丈夫ですわ。私は“見られても平気”ですわ。」
「お前が平気でも、私は平気では無い。どうせ、また、くまさんパンツなのだろう?」
「くまさん?いえ、違いますわ。御師匠様が言うセクシーさの為に今日は“おおかみさん”ですわ。」
「“おおかみさん”……だと?」
その一言で私に力が沸いて来た。おおかみさん?ならば良し!!くまたんで無ければな!!
私が顔を起こすと、そこにあったのは紛れも無く一匹狼だった。
しかし、私は意識を失った。
ブシュウ!!!
アンジェ「今、後ろで変な音が……。まさか、御師匠様……?御師匠様!?」
アンジェの後ろには、血で真っ赤な顔になったイザヤールが居た。
こんな状態にも関わらず、イザヤールの顔は何処か嬉しそうであった。
くまたんがすきです、でもかぼちゃさんはも〜っとすきです。
〜イザヤールの謎の手記より〜
そろそろ普通の可愛い女主人公の話が読みたい。
そもそもだな、絶対に逆らえないという設定がだな、
ど素人ですがSS投下してみます。
あまりにつたない文が読みたくない方はNG指定してください。
注意点
・たぶんシリアスです
・師匠一人称です
・三人称と一人称がころころ変わります。ごめんなさい
・天使の理の設定が一部ご都合主義です
・つたない上に一部ポエミーです。苦手な方はNGを
あと本当に少しの時間しか一緒にいられないであろう
泣きじゃくるかつての弟子の顔を見ながら、遠い昔のようにも思える
弟子が弟子であった最後の日の光景が頭を駆け巡っていた。
+ + + + +
―「お師匠様にとって、私は、何ですか?」
いつまでもあどけないとままと思っていた弟子とは思えない
真摯な眼差しを向けた少女がそこにはいた。
いや、あどけないままと自分に言い聞かせることで、
自分の中の気づいてはいけない感情を押し殺してきた、というのが正しい。
「あの日お師匠様は、どうして、私に…」
「言うな。」
「っ…」
知らずと天使の理が発動する。
解っている。自分が何も押し殺せていないことも、誤魔化しきれていないことも。
今自分が、自身の弱い心を顕わにすることが苦しいだけで、
彼女に理不尽な理を発動していることも。
それがどんなに彼女を戸惑わせ、苦しめているかも…
あれはウォルロ村に少女を連れて初めて降り立った晩。
「わぁ…!地上から見る星空は、きれいですね!お師匠様!」
小さな羽根をぱたぱたとさせながら、少女はまだ見慣れない地上からの空に
目をきらきらさせていた。
「あそこの大きい輝きが、もしかして天使界なのでしょうか?お師匠様?」
無垢な問いを繰り返し、人間界の様子そっちのけで少女ははしゃぐ。
――修行できたのだから、あまり浮かれるんじゃない。
と本来なら諌めるべき立場の自分であったが
その様子があまりにも無邪気でかわいらしく、
何を答えるでもなく、そのはしゃぐ弟子の姿に頬をゆるめてしまっていた。
「お師匠様。私達は、世界樹に女神の果実を実らせたら、どうなるのですか?」
はしゃぎ疲れたのか、少女は自分の隣にちょこんと座り、つたない問いかけをしてきた。
私が何も喋らないから不安に思ったのか、
私の顔を覗き込むようにして問いかけるその表情はわずかに曇っていた。
「オムイ様から何度も聞いているだろう。私達は役目を終えたら、皆神の国へいくのだ。」
「神の国へいったら、お師匠様は私のお師匠様では、なくなってしまうのですか?」
少女にとっては無邪気な問い。
彼女は、私のことを、純粋に師として慕っている。
それはあまり人との関わりを得意としない私にも、よく伝わってきていた。
だが…
「そうだな。私達は役目から開放され、弟子でも等しく師匠でもなくなり
皆等しく神の国へ召されるのだろう。」
私は、ある種自分が得たい言葉を引き出すためだけに
わざと少女を落胆させる返答をした。
私は…今なにをしようとしているのか。
少女は期待通り顔を曇らせ、期待通りの答えを返す。
「そうですか…。神様の国へいけることはすばらしいことですけれど、
お師匠様と離れてしまうのは、何だか寂しいですね…。」
頭のどこかで警鐘が鳴っている。
そしてそれに気づかない振りをする自分が、更に弟子を困窮させる言葉を綴る。
「だがそうでなくとも、いつかはお前も私の元を離れてゆかねばならぬのだぞ。
一生弟子というわけにはいくまい。」
「そうですが…でも」
「でも?」
「私は、お師匠様に色々なことを学ぶのが楽しいですし…少なくとも今はお師匠様と、
離れたくないです。」
「例えこのようなことをされてもか?」
「…っお師…匠様!?」
きっかけとなる言葉を弟子が放った。
それだけを自分の中で正当な理由とし、普段自分の中で抑えているたがをはずす。
深く考える思考を遮断する。
少女は組み敷かれる形になり、先程とはまったく違った角度で星空を見ていた。
少女は状況が飲み込めていなかった。なぜ、どうして、今この状態になっているのか。
「お師匠様、何をなさるんですか…!」
「知っているか?人間界では、生涯一緒にいる男女は、こういった形で互いを慈しみあうのだ」
「…、わ、私は…」
「お前は離れたくないという言葉の意味を少し軽視しているかもしれない。だが、
男女が離れずに一緒にいるということはこういったことになることも理解しておくといい」
「お師匠様……やめ…」
「私の言うとおりにしろ」
こんな形で天使の理を発動したと天使界に知れたら、私はきっと追放されるだろう。
いや、既に知れているのだろうか。
どちらでもいい。いずれ私は天使界にいられなくなる身。
それならばせめて今目の前にいる愛しい存在を、思う存分慈しみたい。
「…っあ…」
体を愛撫すると、かぼそい声が漏れる。
当然だが彼女はこういったことをされたことがない。
人間界においてこういう行為の場面をみせたこともないから、
今されていることが何かもわからないのかもしれない。
理が発動しているからか、少女は抵抗する素振りをみせなかった。
ただ、今まで感じたことのない感覚に翻弄されているのか
目を白黒させながら、頬をわずかに上気させていた。
「おし…匠…様…」
今、この瞬間だけは。少女を思う存分「女」として扱っていい。
私の中では先程の言葉が、普段心の奥に押し込めている薄暗い欲望を開放する
免罪符と成り果てていた。
「…っ!やっ、…っあ…」
秘所に触れると、今までより一段と艶めかしい声をあげる。
少女の意思とは無関係に、そこは既に十分に濡れそぼっていた。
「足をもう少し開け」
少女は私より下級の天使。私の言ったことには絶対に逆らえない。
既に度重なる愛撫でほぼ正気を失いかけ、くったりとしている少女は
素直に足を開いた。
「お師匠様…いいですか?」
そんな少女がふと口を開いた。
「なんだ?」
「私がお師匠様のしようとしていることを最後までしたら…
お師匠様は私とずっと一緒にいてくれますか?」
「…」
あまりに無垢な少女の願い。
だが…
私はその願いを叶えられないのを知っていた。
そして、彼女に嘘をついてまで、自分の欲望を叶えることは…
「…お師匠様?」
「怖かったろう。すまなかった。服を着なさい。」
手を伸ばせば全てが手に入る距離にあった愛しい体を離し、身を整える。
「お師匠様!」
「例え天使であっても」
「?」
「異性たるものに、ずっと一緒にいたいという言葉を軽々しくいうのではないぞ。」
「でも!…」
「わかったな?」
「…」
彼女にとって私は「師匠」。
一緒にいたいと言うのも、私がそうしたような意味ではなく「師匠」と「弟子」の関係として。
たとえ万が一、彼女が私のことを一人の異性として、一緒にいたいといってくれていたとしても
私は、その願いを叶えることができない。
ならば選択肢は一つ。彼女の前にいる限り、「師匠」として振舞うだけだ。
「そろそろ天使界に帰るぞ」
「お師匠様、お師匠様は一緒には、」
「さっきのことは、忘れるんだ」
あまりにも自分勝手な、理を発動する。
理は行動にしか影響を及ぼさない。彼女は今日の記憶を忘れないだろう。
だが、それ以上言及することは、その理不尽な理によって封じられた…
――はずだった。
「……お師匠様っ…、答えてください…あの日お師匠様は、一時とはいえ、私を弟子ではなく
女として扱いました。私は、お師匠様にとって、弟子でしかないのですか?
それならなぜ、あのように扱ったのですか?」
彼女は、天使の理を跳ね除け、言い返しようもないくらいの正当な問いを紡ぐ。
それくらいに彼女は、私の真意を知りたがっている。
いまや少女があの日自分が期待していたような感情を自分に抱いていることは明白だった。
だが。
あの日決めたことに背いたとしても、彼女を善い方向へ導いてやることは何もできない。
だから、私は彼女を一番善い方向へ導くために、師匠として諭す。
「今の今まで、お前は私のことを一度も名前では呼んだことはないな」
「?」
「それがお前の問いに対する答えだ」
少女は理解できないという風に顔を曇らせる。
「それが何の関係が…」
「お前が私を師であると認識している。ならば、
私にとっては、お前はいずれ旅立ってゆく弟子。それ以上でもそれ以下でもない」
「そんな…それは答えにはなっていません!お師匠様の気持ちはどうなんですか!」
声を荒げる少女。目が少し潤んでいる。よっぽど思いつめていたのだろう。
「お前のことを、よい弟子と思っている」
「…」
沈黙が流れる。
少女は目を拭いだした。
その光景をみて、自分の中のどこかがきゅうと絞られたようになるのを感じた。
だが、もうこれ以上のことを、この場で彼女にしてやることはできなかった。
「明日は星のオーラを世界樹にささげる日。もう休みなさい」
「わかりました。…『お師匠様』、おやすみなさい」
そうして、うなだれる少女と自分は皮肉にも「弟子」と「師匠」としての、最後の晩を終えた。
+ + + + +
「あの…時の…問いの…こ…た…ゲホッ」
血がのどに詰まってうまく喋れない。だが、
これだけは伝えなければ。
「お師匠様!もう、それ以上、喋らないで…」
「なま…え…で…」
「…!お、、イザヤール様!イザヤール様…しっかりなさって下さい!私の問いなんかどうでもいいです、
一緒に天使界へ帰りましょう!…まだ教わっていないことが、沢山…」
「聞いて…私は…お前を…」
――お前を愛していた。お前とずっと一緒にいたかった。
最初は守護天使の任を誰かに任せ、師エルギオスを探すことに専念するのだけが目的でとった弟子だった。
だが、一緒にいた日々は、自分の長い天使としての生のなかで、一番かけがえのなく、楽しい日々だった。
「あ……い…」
「イザヤール様!」
愛しい声が遠のく。
お前の幸せを、いつも祈っている。
お前が天から落ちたときに、どんなに不安だったことか。
お前を裏切ったときに、どんなに苦しかったか。
沢山傷ついた分、幸せになって、生を全うしてほしい。
いつの日か、役目を全うして、生まれ変わる日がきたのならば…
そしてそのときにまたお前と出会い、あの日と同じ問いをぶつけられたならば。
今度こそ伝えよう。
「ずっと一緒に居たい存在だ。愛してる」と。
途中番号抜けた。。。すみません。猛省します。
感動!(ノд<。)゜。
師匠が転生して二人幸せになった続編も読んでみたいです!
>>789 畜生…泣かせやがって…
ラスト切ないけどすごく良かったよ、GJ!!
GJ!涙がでたよ。師匠復活したら幸せになって…
くそう・・・・゜・(ノД`)・゜・。
泣いた。GJすぐる。・゚・(ノД`)・゚・。
>>789 是非あなたの手で師匠を幸せにしてやってくれぇ(T_T)
良いお話だったが切なすぎるぜ〜(;_;)
みんな普通のSSに飢えていたんだな
みんな違ってみんな良い
どのタイプの話でもアリだよ。
エロコメも切ない悲恋も砂糖を吐くようないちゃこらもガチエロもどんとこい。
じゃあエロコメを真夜中こっそり投下させてもらおう|ω・`)
注意点
・長い。今までで一番長いです。15ほど使用します。
・天使界にいたころのお話です。
・女主の名前はノインです。
・ちょっとだけ挿入描写あり。
・NGは『羽の話』でお願いします。
長いので、もしかしたら途中、連続書き込み規制にひっかかってるかもしれません。
全投下に時間がかかるかも知れないですが、ご勘弁下さい。
…うん、えっとね。
どうにもおかしいと思ったら、Wordの設定間違えてたよ。
中身ないのに15も行くはず無いよ。
全部で10ですマジごめんなさい。
いわゆるそういう関係になってから、ノインとイザヤールはちょくちょく一緒に寝ている。
そのような付き合いになってからそこそこ時間が経っていたが、甘々の時期だろう。
人であったならば、夜の戦に戦を重ねるのではあるまいか。
…しかしこの二人は天使である。
子を為す事の無い天使の性交は、本来必要の無いものだ。
人間ほどの激しい性欲も持ち合わせていない為、恋人達はただ触れ合い、抱き合って一緒に寝るという日の方がよほど多かった。
イザヤールとて飢えているわけではない。
体格の違いすぎる少女に無理をさせてまで事を為したいと想う日は…あったが、まあ稀にである。
けれどもこのところ、彼は多大なる…ある種の欲求不満を抱えていた。
* * * * *
「お師匠様、後ろ向いて下さい!」
「ま…またか?」
イザヤールは腕の中の少女がそう発言すると、目に見えてゲンナリとした。
「うわはーやっぱりふわッふわですね」
「…」
「天然羽毛〜」
「…」
ノインはイザヤールの背に生える大きな羽に顔を埋めたり、綺麗に生え揃っている羽を順番に撫でたりしている。
気の済むまで羽を愛でると、次はその付け根の細かな産毛をちょいちょい逆立てた。
最後には、両羽の間の背中に頬を寄せ、ぴったりと体をくっ付ける。
「あったかい…」
体に触れる暖かな羽の感触に、すっかりご満悦の様子である。
「おい」
「お師匠、様は…もっふもふ……」
「……もういいだろう?」
「…………ふすー」
「おいノイン…―寝たのか!?」
天使界の一室で、イザヤールは一人空しく壁に言葉を投げた。
彼に大仰な落胆を味わわせているのは、その背中の羽にとりつき寝こけている少女である。
(共に寝ている男に、背中を向けろという女がいるか?)
イザヤールは守護天使になって長い。
人間界でうっかりそのような、秘め事的場面に出くわしてしまったことが幾度かある。
しかし、背を向ける男に対してこちらを向いてくれと懇願する女はあれど、逆は見た覚えがなかった。
正面に抱きしめる対象のないイザヤールは、どうしたものか少々空しい。
第一、この頼みを聞いているせいで、このところノインとろくに寝る前に話しをしていない。
けれども、気持ちの良さそうに寝息を立てるノインを無理に起こすのも忍びない。
結局は、曖昧な欲求不満を抱えたまま朝を迎えることになる。
(私の羽を好いてくれるのは嬉しいが…限度がある)
ノインがイザヤールに背中を向けて寝てくれと頼むのは、どうしたことか、このところ連日であった。
* * * * *
「そんな風に、このところノインの様子が少々おかしくてな」
「イザヤール…ひとまず、相談なのか惚気なのか、はっきりさせて頂戴」
ラフェットは、わざと渋目に淹れた茶をイザヤールの前にドンとおいた。
「む、すまんな…渋いぞ」
「知ってるわよ。それでどっち?」
「相談に決まっているだろう」
お前に惚気て何が楽しい、とイザヤールは呟き、目の前に置かれた茶の香りだけで顔をしかめた。
「私だって同じ惚気なら、恋する乙女のノインから聞いた方がずーっと楽しいわ」
ラフェットはそう言い、いつもむっつりした表情の持ち主がピクリとあからさまに反応するのを面白そうに眺めた。
何気ない風を装ってはいるが、そわそわとした様子も隠しきれずにイザヤールは問い返す。
「あれは、私との事を惚気たり…するのか?」
「乙女の秘密よ」
ラフェットの返事はにべも無い。
「…教えろ」
「教えないわ!絶ッ対に教えてあげないわ!」
悔しいでしょう!?知りたいでしょう!?と物凄く楽しそうな笑顔で高らかに笑うラフェットに、イザヤールは歯噛みする。
二人は昔からの知り合いであるが、昔からこのような関係は変わっていない。
「……好いた相手に背を向けて寝られるなど、普通は嫌なものでは無いのか?」
イザヤールは気を取り直し、本来の相談を続けた。
「人によるわね」
素っ気なくそう返事をして、茶菓子を取り出すために立ちあがる。
戸棚を探りながら、ラフェットは気の無い返事を続けた。
「大体あの子、女っていうよりもまだ女の子じゃない。情事の普通なんて知らないわよ」
知り合いに貰った不味すぎる菓子を見つけ、客人に食わせるべく嬉々としてその赤い箱を手にする。
「天使の性交なんて人の真似事の延長でしょ。もともと執着も薄いんだから」
壁を見つめたまま憮然としているイザヤールに、気にしすぎよ、と言い放つ。
「心配しなくても、ちゃんとノインはあの子なりにあなたの事大好きよ?」
「…そんな心配をしている訳ではない」
じゃあ何が不満なの?とラフェットは首をひねり問い返した。
しかし、イザヤールは何事か言い難そうに腕を組んだまま動かない。
しばらくの沈黙の後、ぽつりと漏らした言葉は、しごく短いものだった。
「私が寂しい」
その呟きを聞いて、ラフェットは思い切り顔を歪めた。
「…やめてくれるかしら、デカイ図体した男が」
後ずさりまでしている。
「仕方なかろう。寂しいものは寂しい」
「あー!もう本人にそう言いなさいよ!」
耐えきれないという風にラフェットは耳をふさぐ。
可愛いらしい少年少女が寂しいと身を震わせているのならば、それは、よしよしと布団に招き入れたくもなる。
しかし目の前で寂しいなどとほざいているのはガタイのいい、しかも同年代の男である。
あまり愛でたいものではない。
「言えるか!私はノインの師だぞ!?」
「酔っ払って襲っといてこの期に及んで何を見栄はることがあるっていうの!!」
二人はぎゃいぎゃいと何の発展性も無い言い争いを展開した。
* * * * *
「また羽を触らせてもらえますか?」
「…ノイン」
「はい?」
「あまりそう言われると…なんだ、その、少しばかりな……」
寝具にうつ伏せのままに少しだけ身を起こし、少女はイザヤールの顔を覗きこむ。
その頭の上に、ぽん、と音を立てて現れたクエスチョンマークが見えるようだ。
「…いや…やはりいい…」
イザヤールは言いかけた言葉を結局再び胸の内に納める。
代わりにと、ノインの腕を掴み、体を引き寄せ正面からきつく抱きすくめた。
小さな体は抱きつぶされ、むぐもがと潰れた声が上がる。
ノインはなんとか息のできる隙間を見つけ、そこから顔を出した。
「ふはっ、苦しいですって……どうかしたんですか?」
最後まで言葉を紡がずに、痛いほど抱きしめてくる相手にノインは問い返す。
イザヤールはと言えば、頼りの無い少女の肩口に顔をうずめ直し、黙りこくったままである。
「お師匠様? あの、さっき何を言いかけ」
「聞ーくーなー」
「…はあ、わかりました」
やりきれなさ感一杯のイザヤールの声に、ノインは天使の理抜きにしても問いをひっこめざるを得なかった。
イザヤールの頭の中は、自らが本当に『寂しい』などと口走りそうになった事への恥ずかしさ、気まずさ、後悔が渦巻いている。
(何が寂しい、だ)
そう素直に伝えられないのには、相手の師であるということ以外にも理由があった。
(…すぐに、もっと寂しい思いをさせることになる)
行方不明となった師、エルギオス。
いくら時間がかかろうとも、何が行く手を阻もうとも、彼を必ず探し出す。
イザヤールにとって、それは決して諦めきれない事だった。
それはすでにイザヤールにとっての目標というよりも、歪み凝り固まった意地に近い。
師が地上に落ちて行方が知れぬという知らせを受けた際の驚愕。
生還の報告を、何時までも眠らず待ち続けた過去がまざまざと思い出せた。
亡きものとなったという当時の長の判断を信じられぬ思いが、数百年以上たった今も未だにイザヤールの中で続いている。
地を隅々まで巡る時間を割く為。
それだけの為に、自身の守護天使の役を引き継がせるべく弟子を取ったはずだった。
(だからこそ、恋心を伝える気など無かったのだ)
弟子となった少女にいつのまにやら懸想をしていたことが、何よりの失敗だったのかもしれない。
酒を飲んで襲ったのは完全に不徳の致すところであったが、それ以前に一度、イザヤールはノインに想いを伝えていた。
それは半ばハプニング的…事故的な告白であった。
積極的に想いを伝え、ましてや今のように共に寝りにつく関係になる気など本来さらさら無かったのだ。
まあしかし、何を言っても今更遅い。
結果的に想いを伝えてしまったことは事実であるし、ばっちりやっちゃったのも事実である。
さらに言えば、背を向ける向けない、などという些細な事にこだわる程度には溺れていた。
「…―匠様ってば!!おー師匠様!」
腕の中の少女が体をよじり声を上げていることにイザヤールは漸く気付く。
「な、なんだ?」
「なんだ、じゃないですよ! ぼーっとして…」
具合悪いんですか?とノインは逆に自らの体にしがみつくような形のイザヤ―ルの背を、その体に周りきらぬ手で叩く。
「…少し悪いかもしれない」
具合ではなく自分の頭のことを指して、イザヤールは自嘲気味に呻いた。
「え、ホントですか?ラフェット様のとこ行って、薬貰ってきます」
「嘘だやめろ本気で止めてくれ」
イザヤールは、今にも起き上がり駆けだしそうな様子で腕の中でもぞもぞするノインの体を必死で抱きこみ止めた。
そんなことになったなら、ラフェットの部屋からの笑い声を一晩中聞き続けることになるのは間違いない。
「なんなんですか、もー…」
ノインは、訳のわからないイザヤールの言動に反応するのに疲れたらしい。
自分の首元にうずまっているイザヤールの頭を抱えて、そこに頬をむにゅ、と押し付けぐったりしている。
「あー…なんだ、その、いつも触られるばかりだからな…たまには私も、お前の羽を触りたい」
漸く発せられた苦しすぎる言い訳に、イザヤールは無理があると自ら突っ込んだ。
「ああ、お師匠様も触りたかったんですね?いいですよ、どうぞ存分に」
「…む」
引っ込みがつかなくなり、イザヤールは少女の背に生える羽に触れた。
畳まれているそれは、暖かいが小さく、自身のものと比べ随分と頼りないように感じた。
「もっと大きい羽が欲しいです」
先回りしてノインはそう言い訳をする。
「いや…あまり大きくても邪魔なものだ。飛べるのならば十分だろう」
「だって、速く飛べないです…お師匠様が旅に出た後ウォルロ村の近くに寄ってくれても、おっつかないかもしれないじゃないですか」
それを聞いて、イザヤールは羽を撫でる手を止めた。
「お師匠様、私に任を継がせたら、世界を巡る旅に出るのでしょう?」
相変わらずイザヤールの頭に、むにむにと頬をくっ付けたり離したりしながらノインは喋り続ける。
「いつ帰ってくるか、まだわからないんですよね?」
「…オムイ様から聞いたのか?」
それはまだノインに伝えていないはずの事であった。
いつ、どのように伝えたものかと逡巡していたこと、と言った方が正しいのかもしれない。
「結構噂になってますよ。イザヤール様がいなくなったら天使界もさみしくなるなーって」
「そうか…」
事実、ノインがその事を聞いたのは、噂好きの天使からだった。
二人とも何となく無言のままにいた。
時を刻む天使界独特の形をした時刻計が、こつ、こつ、と一定のリズムで音を発している。
沈黙の間、イザヤールの脳は忙しく働いていた。
― 謝ったらいいものか、しかしそれは何に対してなのか。
― 任務を継がせる為だけと言う動機で弟子を取った事に関してか。
― 寂しい思いをさせることが分かりきっているのに手を出した事に関してか。
― 世界を巡る本当の理由は、今でさえ話すつもりが無いことに関してか。
言わなければいけない事も、言えない事も多すぎて、何も言葉を紡ぐことができない。
結局、先に沈黙を破ったのは少女の方だ。
「お土産、何か美味しいものお願いしますね」
イザヤールの体からへなへなと力が抜けた。
ノインの肩を強く掴み、体から引きはがして正面から顔を見据えた。
「もっと何かあるだろう!?」
弟子を責めるのは見当違いだという事には構わずに、イザヤールは眉を吊り上げ思わず噛みついていた。
「何か言ったら、旅に出るのを思い留まってくれるんですか!?」
ノインに同じ勢いで言い返され、イザヤールは ぐ、と言葉に詰まってしまう。
「さっ…さみしく、ないとでも思ってるんですか?私は、そんなにお師匠様の事を、好いていないように見えますか?」
顔を見せまいと、ノインはイザヤールの胸を両手で押し、項垂れてそう言った。
声が震えている。
「…知ったのは最近か?」
「二週間くらい、前です」
ちょうど、ノインがイザヤールに背を向けて寝てくれと頼むようになったのも、二週間ほど前からだった。
「私の羽を触りたかったわけではないのだな?」
「正面から抱きしめられて…話をしながら寝たら、余計なことを言ってしまいそうで、それが…嫌で」
我慢をさせていたらしい。
ノインの様子の変化にくらい、もっと早く気が付くべきだったのだとイザヤールは息をついた。
「いらぬ気遣いをさせたな…本当の事だ、すまない。いつか私はお前を置いていく」
「いえ、お師匠様はずっと前からそう決めていたんでしょう?…気にしないで下さい」
「……だが、まだ先の話だ。お前はまだまだ守護天使としては未熟だろう」
「喜んだらいいのか、悲しんだらいいのか、わからないです」
「む…今だけ、喜んでおきなさい」
無茶な天使の理の発動に、ノインは思わず笑ってしまった。
そうして、ノインは顔を上げ正面からイザヤールと目線を合わせる。
「お願いです。お師匠様が旅に出たら、帰りを待たせて下さい」
「私が頼む事だ…待っていてくれ」
よほどの事が無い限り、手放すつもりは毛頭無かった。それこそ守護天使として独り立ちさせたとしても。
残念ながら、イザヤールはまさか近い将来に、師の救出と少女を天秤にかける羽目になる可能性など少しも考えつかない。
イザヤールはノインの耳元に手をやり、赤い目とそこから落ちている雫を舐めた。
激昂したせいか、熱くなっている少女の体をやわく抱き直す。
十分とは云えぬまでも多少のしがらみが解け、イザヤールは久しぶりによく眠ることができそうだった。
しかし。
「お師匠様、今夜は……だ、抱いて、くださいませんか?」
今現在、イザヤールはノインを抱き締めてはいる…ということは、ノインの発した言葉の意味は明らかにお誘い。
イザヤールに断る理由は無い。
むしろノインの方から誘うなどほぼ無い事、断るどころか大歓迎であった。
「…どうした、珍しいな?」
そうは言いつつも体を起こし、着々と組み敷く。
ノインは覆いかぶさり覗きこむイザヤールの両頬に手を添え、自分から控えめに唇を合わせた。
不思議そうな顔をしているイザヤールの手を取り、指を絡めて握り込む。
「この頃、会えなくなるのかとそればかりで…さみしさが募ってしまって」
顔を赤くし横を向いて、今日は思い切りして欲しいです、と消え入りそうな声でノインは続けた。
「お、思い切りだと…!?」
怒髪天を衝く…いや違う、怒っていないし髪は無い。怒張天を衝く…いやそんな言葉も無い。
とにかくイザヤールのそれは、ノインの発した一言でこれ以上ないほどに張りつめてしまった。
これほどまでに素直に求められたことも無い。
「随分と、大胆な事を…いや、嬉しいがな?」
イザヤールの驚愕の表情と声の調子に、ノインの方はそれこそ茹でた蛸のような顔色になっている。
「ッ仕方ないじゃないですか!だって、だって凄くさみしかったんですよ!!」
今更に先ほどの自分の発言を後悔しているらしく、組み敷かれたままじたばた暴れだす。
「あーあー、よしよし。私も寂しかったぞ?毎回背を向けろと言われてな」
言おうか言うまいか悩んでいた言葉が、あっさりと出てきた。
「そうだったのですか? 気が付かな…って、その犬撫でるみたいなの止めて下さい!」
ごしごしと、恋人を扱うとは思えぬ無作法なやりかたで、イザヤールはノインの頭や体を撫でまわす。
大の大人の照れ隠しなど、このようなものだ。
先ほどとは別の意味で泣きそうになっているノインに向かって、イザヤールは問う。
「……気を失うまでするぞ?」
意思確認というよりも、それは宣言であった。
* * * * *
「んん…ッしょ…お、ししょぅさまッ!っあ」
玩具のように揺さぶられながら、ノインはそれでもまだ相手を求めている。
既に限界近くまで蹂躙された体は、腹も胸も、どちらのものとも知れない行為の液で濡れていた。
向かい合わせに座る形で、ノインは胡坐をかいたイザヤールの上に乗っている。
「くっ…好きなのは、此処だったか?」
桃色の胸の先端を弄んでいた舌先を離し、ノインの腰を掴み思い切り突き上げた。
「ひっ!?あ、やめ…ま、まだ!まだイキたく、なッい、です…!」
終わったなら体を離されてしまうと思っているのか、ノインは耐えようと必死でしがみつく。
「そう、云うな」
「ぁあ!いやぁっ…!っぁん!〜あッぁっ!」
少女の体には大きすぎるものが、淫らな音を立て激しく抜き挿しされる。
広い背の羽を、毟らんばかりに小さな手が掴んだ。
「…幾度でも、してやるからな」
今夜は当分止めないから心配するなと伝えると、ノインは意味の無い声を上げ体を痙攣させた。
* * * * *
「ラフェットここを開けろ!」
イザヤールはラフェットの部屋の扉をぶちやぶらんばかりの勢いでノックしている。
「うっさいわねこの絶倫色ボケ男!ノインは大丈夫だからアイスバリー海岸にでも行ってきなさい!」
ラフェットは内側から拳で扉をバン、と叩いて向こう側の声を黙らせた。
「ラフェット様…本当に、すみません」
「何をやってるのよあの男は…」
ラフェットは額に手を当て首を振った。
軟膏下さい、と言ってラフェットの部屋にふらふらノインがやってきたのが一日前の昼頃だった。
部屋に入ると同時にぱったり倒れ込んだノインから話を聞くと、どうやら激しすぎる行為のせいでそんな事になったらしい。
「わ、私が、思い切りなんて言ったから悪いんです…」
腰が抜けているし局所は歩くだけでもひりひりする。ついでに腹まで痛んだ。
「いーえ、レベルの差も考えずに本気で向こうの体力の限りやるなんて、馬鹿よ馬鹿。
思い切り、つったら、体力の無い方の限界に合わせるもんでしょう!?」
「お師匠様ごめんなさい…まったく反論できません」
ノインは今ここにはいない恋人に向かって謝った。
おそらくその人物は、今しょんぼりアイスバリー海岸に向かっている最中である。
<了>
リアルタイム投下きたーGJ!
ラフェット最強だぜ!
そして恒例アイスバリー海岸 ワロタ!
グっジョォォォォブ!!!
前回の投下以来わっふるしながら全裸でお待ちしてました!
お土産発言が健気で泣ける…(つД`)゜。
切なくて砂糖を吐くように甘くて、それでいて笑えてエロいとか最高です!
良い作品をありがとう。
そういえば、よく見てみるとアイスバリー海岸の岬にひっそりとさとりそうの
採取ポイントがあるんだね。
きっと、この師匠はさとりそうを一人眺めながら賢者モードになって反省してるんだろうw
どんなSSでもこのスレが活気付くのはうれしい。
師匠クエが配信されるころにスレに誰もいないとかだと悲しいし
いろんな師匠と女主の話が読みたいな。
俺の常駐スレの中では一番活気があるべ
なんだかんだでドラクエ最新作だし、未配信クエや未配信歴代ボスも居る
アンジェさんも未だ処女だし、ファーストチスさえも未だだし
全体的にちょっと落ち着いただけだね
つまりアンジェさんは耳年増なのか
ちなみにエロ要素がないSSはここには投下しないほうがよい?
エロ無しは本スレでいいんじゃないの?
せっかく両方あるんだし。
怒張wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
最低だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww(褒め言葉的な意味で)
本スレはなんか怖い。読み手が
変なのが張り付いてるっぽいからなw
物凄い評論家wっぽいのもいるし。
GJGJGJ!!!
お師匠様は相変わらずだw
エロなしSSこっちでもいいんじゃないかなー?
創作板ならまだしも、ドラクエ板だから仕方ない
耳年増では無いと思う。こんな感じ
アンジェ「“ふぇらちお”とは一体どんなエロい事ですか?ラフェット様から頂いた下界の読み物に書いてありました。」
イザヤール「ええい!その読み物はもう読むな!!」
自分語り多すぎとか、叩かれてたようなケータイ小説っぽいやつじゃなかったら別にいいんじゃないか?
さっきの◆c1y5lqzoqAみたいな文章しっかりしてるのならエロなしでも読みたい
一応ピンク板だから、スルーされても泣かない覚悟と注意書きとトリップは必須だろうけど
トリップさえつけてくれれば自分に合わないのはNGできるし
>>824に触発されてのアンジェたん投稿を待ちつつ便乗ネタ。
ただし
>>825の指摘に触れていたらすまないです。
注意点
・天使界にいた頃の話
・ラフェットさんのポジションが若干他のSSとかぶっているかも。
・エロ少な目
・NGは「むだい」で
今日は人間界に降りず、座学の日となっているイザヤールとその弟子。
弟子の少女はしきりにあくびをしている。
「…こら。真面目に聞きなさい」
昼食も済み日が傾きかけの頃、イザヤールは少々呆れ顔で弟子に諭した。
「…っはい!すみません。おひひょうさ…ふぁぁ」
どうにも昼食の後のけだるい満腹感の誘惑に耐えられないらしい。
少し根を詰め過ぎているのかな、とイザヤールも思い、
「解った。お前のその眠気が覚めるまで、少し休もう」
と弟子を解放する。
だが元来は真面目な弟子。席を立ってしばらく手持ち無沙汰にしていたかと思うと、
書庫の書物を手にとって、自分のまだあずかり知らない知識を一生懸命吸収しようとしていた。
「熱心なのは良いが、休むべきときに休むのは大切なことだ。ちゃんと休みなさい」
イザヤールもイザヤールで生真面目なため、そんな弟子をみて妙な方向に諌めてしまう。
「うーん…お師匠様、お伺いしてもよろしいでしょうか。」
ふと少女が書物から顔を上げ、イザヤールの顔を見据える。
「ぬ、なんだ?」
「この、『せっくす』というのは、一体どういった行為のことですか?」
ぶーーーーーーーーーーーー。
あまりの想定外の質問に、口にしていた茶をイザヤールは吹き出してしまった。
「お、、お前は、一体なんの書物を読んでいるのだ!見せなさい!」
あわてて弟子の手から書物を取り上げる。
弟子は何かいけないことをしてしまったのか、まったくわからないという風に
きょとんとした顔をして、激昂した師匠にただ呆然としていた。
その書物にはこう書いてあった。
『親愛なる人間の男女は、言葉で親密さを示す以外に、体でも親密さを示す行為をします。
その手段として、抱きしめたり、口付けをしたりしますが、
中でも特に親密な相手とは"セックス"という行為でお互いをより深く理解しあおうとします』
「…なんでまたこのような書物を…」
表紙には『異性との付き合い方〜人間界編〜』と書いてあった。
弟子を見ると、何かはわからないけど、悪いことをしてしまったと感じているらしく、
怒られる前の子供のような顔をしていた。
「お師匠様…ごめんなさい。読んではいけない書物だったのですね」
少女はとりあえず、その書物を読んだこと自体が師匠の逆鱗にふれてしまったと理解し、
その行為を詫びた。
「いや…一概に悪いわけではないが…その、お前は何故この様な書物を手に取ったのだ?」
確かに少女はもうそろそろそういった事に興味を持ち出してもおかしくない位には
成長していた。だが、、さすがにまだそういったことを知るには早過ぎるのではないか。
いや、早過ぎないのか?私が同じ年齢の頃は…いや、性別がそもそも違うし…わからない。
イザヤールが一人頭を悩ませている間に、少女がおずおずと答え始めた。
「お、お師匠様と、もう少しうまくお話できれば、と思ったのです」
「ぬ?…そ、それは…今とて何ら問題はないのではないか?」
意外な答えが返ってきたのでイザヤールは拍子抜けする。
つまり少女はそういったことに興味をもって自分にそれを聞いたのではなく、
自分とより円滑な交流をしたいが為に、それを調べていたのだ。
「いえ…先程もお師匠様を呆れさせて、座学を中断させてしまったり…、
人間界に降りたときもお師匠様に気を使わせてばかりいるので
お師匠様に…いやな思いをさせる弟子でいたくないのです」
色々思い悩んでいたあげく、想定外に健気な弟子の言い分を聞き、
ほっとしたイザヤールは表情を緩め、少女の頭をくしゃくしゃと撫でた。
「私は弟子を取るという経験はお前が初めてで、おそらく最後になるが」
真摯に少女を見つめ、ゆっくりと少女に伝える。
「お前は、私にとっては、これ以上無いくらい、よい弟子だぞ?」
ふっと暗い顔をしていた弟子が、ぱぁっと表情を明るくし、顔をあげた。
「ほ、本当ですか?」
「ああ」
「座学であくびばかりしていても?」
「それはちょっといただけないが」
冗談が飛び出すくらいに、少女は機嫌を直していた。
自分の杞憂とは裏腹に、いつもの素直でかわいい弟子に戻ったようだ、とイザヤールは胸を撫でおろした。
「ではそろそろ休憩は終わりにしようか」
「で、お師匠様、先程の質問ですが、『せっくす』とは何なのか教えていただけないのでしょうか」
ごつん。イザヤールは去ったはずの突拍子もない質問がほっとしたところでぶり返し、
またしても本棚に頭をぶつけてしまった。
「そ、それは…」
「私はお師匠様ともっと仲良くしたいです。そのために『せっくす』をしてお師匠様のことをもっとよく理解…」
「あーーーーーーーーーーーーーーー…うーん。10年経ったら教えよう」
無意識にとんでもないことを言う弟子に耐えられず、イザヤールは勝手に話を切り上げてしまう。
すると少女は悲しそうな顔をしながらとどめの一言を言い放った。
「お師匠様は、私と『せっくす』をするのが、嫌なのですね」
ぷつん。何かの切れる音がイザヤールの中でした。
瞬間、少女は強引に腕をつかまれ、床に押し倒される形になる。
「お、お師?!」
「セックスとはな!こういう…」
その時勢いよく書庫のドアが開いた。
「イザヤール!すごい物音がしたけど大丈…」
ラフェットがその後イザヤールをさみだれ突きにしたのは言うまでもないことであった。
3/5の番号抜けすみませんでしたorz NG指定したい方に申し訳がたたぬ
ラフェットさんはもうこういうのでいいよw
イザヤールは無茶苦茶やってしばかれたあげくひとり反省会でいいよもうwwwww
五月雨突き習得済みラフェットさんwwワロタww
うちの脳内主人公は天然で、こういう質問をサラっとしてしまう主人公なので、似た子がいてちょっと嬉しかった。
ラフェットさんやっぱ最強だよww
GJ!!
それぞれに色んなキャラ設定があってしかるべきだと思うけど、自分の中では着々と
師匠=特技はひとり反省会
ラフェットさん=最強
という位置づけになりつつあるw
最強というかオチ要員になってる気も・・・w
ちょい質問。ここのSSの師匠は大概えろい事に長けているぽいが
師匠はどうやってえろい事を覚えたという設定が多い?
1.以前に他の女性と関係があった
2.人間界で睦言に出くわしまくった
3.実は(女主と致すまで)童貞だが女主とごにょごにょする為に書物読みまくり
4.風俗(グビアナの夜的な意味で)
5.生まれつき詳しかった
が抜けていたすまん
エルギオス師匠に連れられナザム村でのゴニョゴニョを見させられた。(教育の為)
+3で。
そういうの気にした事が無かったので分からない。
5.天使としては特殊な色ボケさんのために、
人間を学ぶための実践や練習用の名目で
ちくわとか棒なんかの道具が少数ながら以下略
個人的には2+3+これがいいなあ
あるいは「人間を助ける」行為には欲求不満解消なんかも含まれてたりしてw
6だたスマソ
個人的には3がいいなぁ…
童てー希望だよ。でもやれば出来る子イザヤール。なイメージ。
1はこのスレ的にはやはり無しなのか。
一番現実的な路線だとは思うのだけど。
個人的に天使だった頃は性欲もさほど無かったと思ってるのでほぼDT、でもいいんじゃないかなぁと
ぶっちゃけ、経験がたくさんあっても下手な人は下手だしねw
ああいうのもセンスというか才能みたいのがあると思う。あと相性。
つまり性欲有りきで女主に手を出して欲しいのではなく、
女主欲しいという気持ちありきでエロがあるって感じか。
2と3。
天使だから欲はないけど、真面目故、覚えておいて損はないだろうと思って見たり読んだりして知識を取り入れてそう。
・・人のセクロス場面を真面目な顔で見てる師匠を想像した。下心ナシで見続けるって天使ならではの業だなww
ほんとに耳手練の童貞だと、いざ実践のときに師匠としての面子がガタガタになりそう…
愛の力で耐えるのかな、そこは。
緊張しすぎて入れる前にいってしまいうなだれる師匠を妄想してしまった。
イ「…すまぬ」
女主「き、気にしないで下さい!お師匠様はなにがあってもお師匠様です!」
イ「…少し頭を冷やしてくる」
みたいな。ちょっと可哀想か
>>838 一言いいだろうか
ここの師匠はエロいことに長けてるというが、
具体的な内容書かれてるssそんなには無いぞ。
>>852 言われてみれば確かに。
てか、単純に師匠はえちーことをどう覚えたのかなとふと気になっただけなんだ
聞き方が悪かったな。気に障っていたらすまぬ
ツッコンでみたかっただけだから気にすんなし
>>851 アイスバリー海岸禁止www
そこで「せっかく熱いのに冷やさないでください…」とか言って上から襲いかかる女主を受信した
>>855 師匠が襲われるー!
女主人公
*わ…私も勉強したんです…お師匠さま…
女主人公はイザヤールに馬乗りになった!
…続きを妄想した。無理だわここで限界 ぐぅっ
新しい路線ワロタ
このスレを読んでからアイスバリー海岸にいってさとりそう摘むたび
師匠はここで何度正座したんだろうと妄想するようになった。
そしてさとりそうが99になったまま止まっている自分のセーブデータ…
>>856 じゃ更に続きを妄想してみるテスト
「お師匠様…天使は自らより上の者には逆らえぬ理があります。そうですよね?
…ですから…」
*女主人公は イザヤールの手を左胸に当てた!
*イザヤールの手に女主人公の激しい鼓動が伝わる…
*イザヤールは どぎまぎしている!
「私に命令してください…お師匠様。
自分のものを口にしろと。自分が慣れるまで何度でもお前の中でいかせろと」
「…な…何を…」
*イザヤールは 再びいきそうになっている!
「お願いです…お師匠様…私に命令を。
お師匠様のものから漏れ出る液体を残らず美味しそうに舐め取れと。
四つん這いになり、猥語を叫びながら自分を求めろと。
私の後r」
「何処で何を学んできたんだお前はー!!」
ごめん。色んな意味でごめん>皆
そういや女主が攻める展開は少ないね
まあ関係が師弟だからしゃあないが
>>859 続きをありがとw
ヤバい ドキドキしたよ!
更に続きを…と思ったが私には才能がないよぅ。
でもちょっと書いてみる。
女主人公
*さあ…早く理を発動して下さいお師匠さま。
イザヤール
*あ…う……
イザヤールは どぎまぎ している!
イザヤールは うごけない!
おんなしゅじんこうはイザヤールの かおにくちびるを ちかづけた!
女主人公
*イザヤー…
*イザヤール、あの資料の件なんだけど…
ラフェットが あらわれた!
…何故かラフェットさんがいつもでてきてしまう。勝手に続きごめんなさい。
所で話はかわるが、さとりそう凄いよな。極寒のアイスバリー海岸に生えていたり、ドミールの温泉に生えていたり、丈夫だなぁ。
色々さとってるから忍耐があるんじゃないだろうか。植物として。
今日配信のゼシカの服、胸元がセクシー過ぎる
うちの子は童顔だからギャップありすぎw
今日はムーンブルグだよ
ゼシカは先週のゲスト
ラフェットさんもたまにはアイスバリーじゃなくて、ドミールへ反省会にしてあげてw
…それだと反省会にならないか。
ムーンブルク楽しみだ。紫髪の毛かな〜?
まだ早いけどこのスレはパート化するんだろうか。
師匠に会える日まで持つことを祈るよ。
ここ消えたらイザ主投下できるとこなくなっちゃうし続いてほしいな。
本スレはすっかり人いなくなっちゃったし…。
毎日寒いね。
師匠の頭に霜がおりそうな寒さだ。
師匠は女主を湯たんぽにしとくといいよ。
女主は女主であったかくて幸せだといい。
寒い季節だから一緒にぬくぬくしている二人をつい想像してしまう。
本スレちと怖いよう…
こちらもパート2期待してます。このカップリング大好きです。
師匠の羽、もふもふしたいよ。
うう…早くあいたいよー!
本スレの方がID出るからディスるのは簡単なんだが、あっちは如何せん人が多いからなあ。
向こうで暴言を吐いたり、変な暴れ方をしている人はなぜか
高確率で携帯IDだから、PCの人は専ブラ使って携帯IDを弾くという手もあるよ。
Q うざい携帯をNGしたいんだけど
A 2chブラウザのjaneを使ってるなら以下のことを実行しましょう
1 設定→機能→あぼーん→NGEx
2 適当に名前をつけて追加
3 拡張NGというウィンドウが開くので、対象URIを「正規(含む)」
4 右のキーワード欄に「逆らえない」
注:向こうのスレの携帯厨を駆除したい場合。
5 NG IDのタイプを「正規(含む)」
6 NG IDのキーワードの欄に ([0-9a-zA-Z+/]{8})O と記入
7 期限(日)の左の欄で標準あぼ〜んか透明あぼ〜んか選択
これでこのスレからは携帯の書き込みは全て見えなくなります。
向こうで暴れてる奴、ってのがよくわからん…
坂東とかネタ振ってる人?
暴れてるひとは『キモい』とかなんとか書いている人の事なんだと思った。常にアゲてたし。
師匠が待ち遠しくて、仲間に坊主頭のキャラクター作ろうかと思ったけど、いざ、師匠が仲間になった時、かなり気まずくなると思ったのでやめた。早く来て師匠。
常にageでSS投下されると即ケチつける人だな。
あと評論家まがいの人もたまにいるけど。
確認
あれか、d
イザヤール『旅をするには必ず仲間が必要だ。分かったか?』
アンジェ『はい、御師匠様!』
イザヤール『で、必要な仲間であるが……』
天使界から地上に落とされアンジェ。
彼女は今、師匠の言い付け通り仲間を求めルイーダの酒場に来ていた。
ルイーダ「あら?貴女は確かリッカの」
アンジェ「アンジェですわ。今日は」
ルイーダ「言わなくても分かるわ、アンジェちゃん。仲間を探しに来たのでしょう?」
アンジェ(アンジェちゃん……。)「そ、そうですわ。」
ルイーダ「お望みはどんな子かしら、うふふ。」
アンジェ「えと……。」
イザヤール『先ずは僧侶。まあ、基本だな。回復役は絶対だ。』
アンジェ『なるほど……。』メモメモ
イザヤール『次は魔法使い。MPという制約はあるものの、敵を一網打尽に出来る存在だ。』
アンジェ『で、後一人は……?』メモメモ
イザヤール『他はお前の好きな職業を選ぶと良い。攻撃力の戦士、素早さに長けた盗賊、
戦士より早い素早さ盗賊より高いちからの武闘家。バランス型だが器用貧乏の旅芸人。』
アンジェ『勉強になりますわ。』
イザヤール『後、被りは止めておけ。見映えが悪い。そして……』
アンジェ「僧侶、魔法使い、戦士で“女性”の仲間をお願いしますわ。」
イザヤール『絶対女性を選べ!』
アンジェ『え?……どうしてですか?』
イザヤール『どうしてもだ!!』
アンジェ『???』
イザヤール「男の仲間など認めん。百歩譲って盗賊だ。一番魅力が低いからな!!ハハハ。」
ゲルニック(な、何なの、こいつ!?)
アンジェさん男の子仲間にしてたら大変な事になってるな…素直な子だねぇ
師匠おバカだなぁww好きだよ!
ゲルニック将軍唐突でわらた
いいよいいよ〜w
>>874 評論というか辛辣なレスつける人いたよなぁ
本スレ覗かなくなったから今はどうか知らんけど
「肌寒い夜、12人の女主人公は師匠にどう暖めてもらう?」
戦士:直球かつストレートに迫り、熱い夜を過ごす
「お師匠様、私を抱いて暖めて下さい!」
僧侶:直接言うのは恥ずかしいので、隣にそっと寄り添う
「お傍に居させてもらっても…良いですか?」
魔法使い:何とか理由を付けて、無理矢理にでも一緒にいようとする
「身体を冷やすと翌日に疲れが残ると言いますし…」
武闘家:寒さをつい我慢してしまうため、上手く言い出せずに結局一人で過ごす
「うう…寂しい」
盗賊:気が付いたら師匠のベッドの中に入り込んでいる夜這い派
「ふふ、計画通り」
旅芸人:照れ隠しに冗談めかして誘ったら、本気で襲われて涙目に
「私を食べて…って、目が怖いです!本気にしないで下さいー!!(その後暗転)」
バトマス:ストレートに迫り良い汗をかくが、その反動で翌日筋肉痛と腰痛に
「ちょっと激しすぎたかも…あいたたた」
パラディン:恥ずかしさと貞操概念ゆえに固辞するが、かえって燃えあがった師匠に押し倒される
「は、裸で暖め合うなんて絶対駄目です!いけまs(途中で唇を塞がれる)」
魔法戦士:クールな外見とは裏腹に熱い言葉でストレートに迫り、師匠の心を熱くさせる
「お師匠様、肌寒いので私を抱いてくれませんか?」
賢者:なかなか自分から言い出せなくて赤い顔でもじもじしているところを美味しく頂かれる
「えっと…その…あの…」
スーパースター:さりげなくセクシーさをアピールし誘い込み、師匠をその気にさせる
「ふふ、このビスチェ可愛いと思いませんか?」
レンジャー:夜這いしに行くが、隠密行動の完璧さが仇になって気付いてもらえない
「侵入成功したは良いけど…ステルスが解除されないなんて、そんな…」
パラディンガード発動させないようにせんとなw
こんばんは。
昨日夢で見ちゃった妄想を投稿したいと思います!
*弟子入り前の話です
後半は弟子入り後
*前半はイザヤール視点、後半はラフェット視点です
*エロというより後半下ネタです
*主人公の名前は「ノイン」です
では、駄文ですがお付き合い頂けたら嬉しいです!
「ようこそ、イザヤール様。本日はどのようなご用件でいらしたの
でしょう?」
「うむ、私の弟子となる天使を探したいのだが」
そろそろ弟子をとるべきだ――私はそう思い下級天使にものを教え
る所謂学校に来ている。
ウォルロ村を守護するのは私にとって誇りである。
が、私の師匠を探すためには少々重荷ではないかと思い始めた。
だから弟子が欲しいのだ。私の代わりにウォルロ村を守護する、慈愛に満ちた弟子が。
「なるほど。でしたらレイチェルなどいかがでしょう?」
校長である上級天使が成績表を出してきた。
確かに言うほどはある。
この若さで長距離飛行が可能であり、剣術の成績も良い。
加えて学問も優秀か――。「うちの学校の首席ですから。この子ならイザヤール様の後を継ぐ
ことができましょう」
そういうと校長はレイチェルを呼びに部屋を出ていった。
「あの…、校長先生…」
校長室の扉が控えめに開かれ、小さな女の子が顔を覗かせた。
「すまないが校長先生は不在だ。なにか用があれば伝えよう」
「あの…、あのね…」
少女がなにか言おうとすると扉の方から怒声が聞こえた。
「ノイン!今はイザヤール様がいらっしゃるんだ!お前なんかが来
ていい場所ではない!」
「…あ、あの…ごめんなさい…」
少女はしゅん、とうつむいた。
「彼女はなにか用事があったようだが」
私はたまらずフォローした。
「ああ、ノインはこの学校から追い出すのですよ」
校長はさも当然のように答えた。
「ノインは出来損ないです。空は飛べない、体が小さいから剣術が
得意なわけでもない。学問に関しては優秀ですが空が飛べなければ
意味がないですからな」
「ご…ごめんなさい…」
「今更なにを言おうがお前を追い出すことは決定した。大人しく目
の前から消えなさい」
彼女――ノインは小さな体を震わせて下を向いた。
小さな手で扉を閉めようとした瞬間、ノ
インはなにかに押され校長室中に飛んできた。
「遅れてすみません、イザヤール様。私がレイチェルです」
見るからに意地悪そうな(私の偏見だが)女の子が入ってきた。
どうやらこの子にノインは押されたらしい。
「あら、ノイン?どうして出来損ないのあなたが?」
「君が押したのだろう?」
努めて冷静に返す。
もう我慢ならん――私はノインの元に行き手を差しのべた。
「大丈夫か?ノイン」
「あ…え、えっと…大丈夫…です…ありがとう、ございます」
私の手をきゅっと握りノインは立ち上がろうとする。
「イザヤール様、そんな出来損ないは放っておいて下さい」
校長は容赦なくノインを蹴った。
ノインは小さな悲鳴を上げ、バランスを崩しもう一度倒れた。
「すみません、気の利かない出来損ないで。さて、当校自慢のレイ
チェルですが――」
「いや、いい。このような差別も暴力も、平気で人を見下すような
ものが我が弟子に相応しいはずがない」
ノインの両脇に腕を通し、立ち上がらせた。
可哀想に、アザがたくさんあった。
擦り傷もたくさん、昨日もたくさん泣いたのだろうが――目は赤く
腫れていて、怯えた瞳でこちらを見ていた。
「泣かなくていい、心配せずともいい。明日からは我が弟子として
共に学ぼう」
ノインの頭を撫でてやる。この歳にしては小さく、細い。
きちんと食事を摂れているかも不安だった。
「なぜです?イザヤール様!そのような出来損な――」
「それ以上言えば、貴様の命はないと思え。このことはオムイ様に
も報告させてもらう。ただで済むと思うな!」
「なるほど、あの馬鹿な学校が潰れたのはあなたの手柄だったの」
「まあ、そういうことになるな」
淹れたてだったお茶はとうの昔に冷め、私はこの堅物の昔話に付き
合わされている。
「どうして私が、あなたの思い出話に付き合わされなきゃならない
のよ?私は忙しいの!」
「昔の日誌が出てきて、つい懐かしくてな…」
このハゲ――じゃなかった、堅物は照れくさそうに笑う。
でも意外だった今でこそ剣術(と言っても体が小さいから短剣)も
強くて頭が良くて表情豊かで明るいノインにそんな暗い過去があっ
たなんて…。
「ノインはたまたま生まれつき翼が小さかっただけだ。元々頭は良
いし努力家だからな。ただ、あの校長に出来損ないの烙印を押され
ろくに食事をさせてもらえず皆からあのような仕打ちを受ければ仕
方のないことなのだろう」
この堅物――じゃなくて朴念人は冷めたお茶を飲み、悲しそうな顔
をした。
「だがノインと共に学び、体を鍛えてきたから今は明るいだろ?」
「そうね、最初は泣いてばかりだったもの」
今ノインは私達の目の前で私の弟子と遊んでいる。
ようやく人と同じように笑い、遊んでいる少女を見て私は自然と笑
みがこぼれた。
「堅物にしてはやるじゃない」
「ノインは出来損ないなんかじゃないからな」
「ところで、どんな修行したの?」
「まずはノインのコンプレックスだった飛ぶことからだな。まあ、
きちんと栄養を摂れば難しいことではなかったが」
「そっか、食事もらえなかったのよね、あの子」
「学問に関して問題なかったので剣術だな。先程も言ったが栄養不
足だったから筋肉はもちろん脂肪もほぼなくてな…」
「可哀想に…ノイン…」
「毎日トレーニングしたんだぞ」
「へえ、簡単なのだったらダイエットに活用しようかしら」
「まずは下半身だな。短剣といえど体を支える土台は大切だ」
「ちゃんと考えてるのね」
「そこでだ!騎乗位をさせることにした。ノインも私も気持ち良い
し下半身は鍛えられるし一石二鳥だ」
「(は?一石二鳥?)そ、そう」
「腕のトレーニングは手コキというもので補うことができた」
「(堅物、なに言ってるの?)」
「精神力を鍛えるためにローターを入れたまま半日耐える訓練をし
たり、短時間にたくさんイカせたこともあったな」
「(笑い事じゃねぇよ…)」
「まあ、苦しい修行だった――」
「なにが『苦しい修行』よ!あんただけが楽しい調教じゃない!」
「な、なにを言う!私はノインのことを考えてだな――」
「ノインはしばらく私が預かります!いい加減にしなさいっ!!」
天使界に景気のいい花火が上がったとか上がらなかったとか――。
「神様、オムイ様――ノインは本当に今幸せでしょうか?あの堅物
――じゃなかった、変態に天罰あれ」
888 :
◆mP5gtGK8IIZN :2009/11/29(日) 21:20:23 O
昨日の夢はいじめられてるノインをお師匠様が助けるというもので
後半はバイト中に妄想したことです
みなさんのノインのイメージと違ってたらすみません
良ければ感想を頂けたら、と思います
馬鹿だ
馬鹿がいるwwwww
いいぞもっとやれ
駄目だ、今手に取った本に
「一人反省会のできる人になろう」って項があって思いっきし吹いたw
この師匠は絶対反省会なんてしなさそうだなw
>>888 5の唐突な展開にわらた
この師匠は変態極まってるな
もちろん、蛋白質も毎晩必要充分なほど摂らせてもらえたから立派に成長できたんですね!
お師匠さま変態ww
唐突すぎたよ!やられたw
いい話だと思ってたら…師匠の変態!
いいぞもっとやれ
花火はイオグランデだろうか…
どの辺が下ネタ?と思いつつ読んでいたら最後wwwwwwww
良かったです
乙
SS続いてしまって申し訳ないが
>>868あたりのネタっぽいSSを携帯から投下します。
改行おかしかったらすまない。
天使界時代と、地上で果実を集めていた時のお話です。
基本的に女主一人称。途中ちょっとだけ三人称かも
女主の名前はナインです。
(ノインが嫌というわけではなくて、他SSのイメージを崩したくなかっただけです)
全9レスです。規制にかかったらすみませぬ
あれは私がお師匠様の元へ来てまだ間もない頃。
私は守護天使の任をお師匠様から引き継ぐべく、
人間界の様々な事について学習していた。
「今日は気象の勉強の三回目だ。『雪』について学習する。
人間界に降りるから、準備しなさい」
お師匠様に言われ、私はいそいそと準備を始める。
前回、『雨』について学習した時は
その後風邪をひいてしまい、お師匠様に大層迷惑をかけてしまった。
今回はああならないよう気をつけなければ。と気持ちを引き締めつつも
――でも、看病してくれた時のお師匠様、やさしかったなぁ。
ちょっとだけ額にあたったお師匠様の手の温もりを懐かしむのだった。
「準備できたか?」
待ちあぐねたお師匠様の声。
「あ、は、はい!今ゆきます!!」
そうして私はお師匠様に連れられ、
生まれて初めて『雪』というものに触れるため、
人間界へと降下したのであった。
「わああ…」
一面に広がる銀世界。
不思議と私たちが来た方向から舞い落ちる白い冷たい粉。
「これが雪といって、空の気温が水の融点以下になったとき
空気中の水蒸気が結晶となりできるものだ。
これが地上まで融点を越さぬまま到達すると雪となり、
融点を越して溶ければ雨となる。…こら。ちゃんと聞きなさい。」
お師匠様の言うことをそっちのけで、私はその雪というもの独特の、
さらさらとした質感に夢中になっていた。
地上を覆ったその不思議な白い冷たい粉を掬ったり撒いたりして遊んでいると、
いつの間にかお師匠様が隣に来て、大きな手に雪を掬っていた。
「これはな。こうして遊ぶのだ。」
お師匠様は手に掬った雪を丸め、地面に置くと、
懐から取り出した葉を二枚、ちょんちょんと雪の固まりに差し
同じく赤い木の実を二つ、左右に差した。
「あ!うさぎになった…!」
さっきまでただの雪の固まりだったそれは、
見事に白い小動物の形を連想させるようなものに変化していた。
「このように、雪には圧力を加えると固まる性質があって、
なんでかというと外の圧力で氷の結晶の…」
必死にお師匠様と同じものを作ろうと雪を固める私。
「…どうやらお前は説明を聞くよりかは直接肌で触れて学習する方が良いようだな」
お師匠様は苦笑し、その日は私に沢山の「雪での遊び方」を教えてくれたのだった。
「お師匠様、このうさぎを持って帰ってもよいですか?」
愛らしい雪のうさぎが気に入った私は、
このうさぎを部屋でも眺めたいという衝動から、そんな質問をしていた。
ちなみにその頃にはお師匠様と私は、すっかり雪遊びを覚えてしまった私の作品の
雪だるまや雪うさぎに周り中を囲まれてしまっていた。
お師匠様はちょっと困った顔をし、
「持って帰るのはいいが、おそらく溶けるぞ?」と言った。
溶ける?と私は首を傾げる。
「雪は本来氷と同様のものだ。気温が上がれば、水に戻ってしまう」
「とすると、この雪だるまも、気温があがれば、無くなってしまうのですか?」
「うーむ…まあそうなるな」
お師匠様が少し言いづらそうにしているのがわかる。
私がそう言えばしょげてしまうのをわかっているから、
言い回しに困ったのだろう。
名残惜しそうに雪の造形物を私が眺めていると
ふとお師匠様が、呪文を詠唱し始めた。
「ヒャド!」
お師匠様が唱えた氷結呪文は、辺りの冷たい空気をより一層冷たくし
私が作った作品達は、冷たい氷の膜で覆われた。
「これで持って帰っても少しは持つかもしれんな」
「わあぁ…ありがとうございます!!」
どれを持って帰ろうか悩んでしまう。
お師匠様の作ったうさぎか私の作ったうさぎか…
悩んだ末に私は、自分で作ったうさぎを持って帰ることに決めた。
「ではそろそろ天使界へ帰るぞ。
…吹雪いてきたから、飛んでいる最中に私を見失わぬようにな」
そういえば先程から風と雪が強くなったかもしれない。…きもち、寒気もする。
「いくぞ」
「はい、お師匠様」
そして私はお師匠様の後ろについて天を目指し地面を蹴った。
胸には冷たい雪うさぎを抱えながら。
…その雪うさぎがわずかに溶けていることには、気づかずに。
――おかしい。
いつもならもっと羽ばたけるはずなのに、羽に力が入らない。
雪で視界が塞がれ、頭がぼんやりする。胸に抱えた雪うさぎは
…手が触れたところからどんどん溶けていた。
羽ばたくのが、つらい。だるい。
もしかして私は…また風邪をひいてしまったのだろうか?
「おししょー…さ…ま」
羽ばたくことに限界を感じ、自分の上を飛ぶお師匠様に声をかけるが
雪で声がはばまれているのか、お師匠様が振り向く気配はない。
もう…無…理…
羽ばたくことができなくなった私の体は、雪の中を垂直に落ちていった。
意識を失う直前。
――ナイン!
お師匠様が私を呼ぶ声、温かな腕に抱き留められる感覚。
寒さで鈍った自分の知覚に、それだけが感じられた。
「ん…」
意識が戻ると、そこは暖かな部屋の中。ここは…
「ぬ、目が覚めたか」
驚くほど近い距離で慣れ親しんだ声がする。目の前には、お師匠様の、よく鍛えられた、胸。
「…!?お師匠様!?私…」
状況を飲み込むまでに時間がかかる。
私は…寝所でお師匠様にすっぽりとくるまれていた。
私が枕と思っていたものも、お師匠様の、腕…だった。
「天使界に帰る最中、雪の中を飛んでいた時に気を失ったのだ。
…すごい熱を発していた。気がつかなくて、すまなかったな」
お師匠様は、そのままの体勢で、私の頭を撫でた。
お師匠様の心臓の音が、ことことと聞こえて心地よい。
「体を冷やしすぎたのがいけないと思って、温めていたのだ。
そろそろ、大丈夫そうだな」
そう言うとお師匠様は私をひとしきり抱きしめ、体を離し寝所を出た。
「ラフェットに薬を貰ってくる。しばらくそのままにしていなさい」
部屋を出ようとするお師匠様を、思い出した事で、呼び止める。
「あの、雪うさぎは…」
お師匠様はまた答えづらそうな顔を一瞬みせた後
「溶けてしまった。また、行ったときに作ろう。
今度は、熱を出さぬようにな?」
私を落ち込ませまいと気遣ったのか、冗談混じりの返答をした。
「ではな」
パタン。ドアの閉まる音がし、部屋には白湯を沸かすコトコトという音だけが残った。
…お師匠様の、鼓動の音に、似てるなあ…
…溶けたのが、お師匠様の雪うさぎじゃなくて、よかったなぁ…
とりとめもない考えを浮かべながら、私は再びまどろみの中に落ちていった。
+ + + + +
「あら、寝ちゃったのね」
イザヤールに連れられて訪れたラフェットは
すやすやと寝ているナインの額に手を当てていた。
「まだちょっと熱があるわね。薬を置いていくわ。水で溶かして飲ませなさい」
「ありがとう。…いつもすまない」
イザヤールは同期の天使達に比べ弟子を取るのが、遅かった。
そこで不慣れな点を『弟子を育てる』という点では大先輩にあたる
ラフェットに度々聞いたりしていたのであった。
「この前の風邪といい、この子はちょっと体が弱いのかもしれないわね。
…ちょくちょく様子を見てあげたほうがいいわよ」
「肝に銘じておく」
弟子のことのイロハに関してはラフェットに一生頭があがらんな、
とイザヤールから苦笑が漏れた。
「…エルギオス様の事は、忘れられそう?」
「まさか。」
イザヤールは即答した。
そもそも、弟子を取った目的自体がそこと関連しているのに
忘れるなど本末転倒な話だった。
ラフェットはいささか落胆した顔をしながらイザヤールに言い放った。
「あなたの、エルギオス様を捜すことに対する執着は否定しないけど」
「ナインは、あなたの師匠捜しのための踏み台ではなく、
れっきとした一人の天使なのよ。その事だけは、よく覚えておいて」
もう帰るからナインを大事にね、とラフェットはイザヤールの寝室から出て行った。
ラフェットの言う事は正論。
頭ではいやというほどわかっているイザヤールだったが。
寝所に眠るナインの横に腰掛けると、その頬を撫で、ぽつりと漏らす。
「不出来な師匠で、すまないな」
ラフェットから貰った薬を飲ませようと、
水差しに薬を溶いた水を入れ、ナインの口に持って行くが
舌が邪魔で、うまく飲ませられない。
「うーむ…」
しばらく困ったそぶりを見せたイザヤールは、考え込んだ末に
薬を口に含み、ナインの唇に持って行った。
――これは、治療の為治療の為…
誰にともなく心の中で弁解をするイザヤール。
舌でナインの口腔を開いてやると、ナインの喉が小さく鳴った。
「ん…」
一瞬切なげな声を、ナインがあげる。イザヤールはびくっとしたが
ナインが寝息を再びたてはじめるのを確認すると、ほっと胸をなで下ろした。
再びナインの額に手をやりながら、一人呟く。
「お前は、私が例え行方しれずになっても
私を探すことに、お前の人生すべてを、使わないようにしてくれ」
「お前は、私のために、周りに盲目になってはならぬぞ…」
やすらかな寝息をたてるナインに、その言葉は届かない。
寝所を独占され、さてどうするかなとイザヤールは呟きながら、自分の寝室を後にするのであった。
+ + + + +
――あの日から遙かな年月。
私は天使界から落ち、天使の証たる翼と光輪を失い、再び彼の地に降り立っていた。
「ここだったんだ…」
今は行方が知れないお師匠様が作った雪うさぎは、数百年経ってもなお、
ちょこんと其処にいた。
「ナイン、ここに来たことがあったの?」
「うん。昔に、ちょっとね」
あの日から守護天使として独り立ちするまでの間、学ぶことは多く、
結局、私とお師匠様が再び一緒に雪うさぎを作る日は来なかった。
「…また、一緒に雪うさぎ、つくりましょうね」
お師匠様に話しかけるように、雪うさぎに一人ごちる。
「ナインー、あっちに大きな学園が見えるって」
仲間の呼ぶ声。私は雪うさぎの足下にあった氷の結晶を摘み
ゆっくりと歩き出した。
あの日の、お師匠様との約束を、再び果たすために。
空はいつの間にか晴れ渡り、一面にはあの日と同じ銀世界が広がっていた。
「行こう!女神の果実を、探しに――」
〈了〉
906 :
◆mP5gtGK8IIZN :2009/11/30(月) 12:18:46 O
感想ありがとうございました!
初挑戦だったので心配でしたが。
>892様の意見を元に後日談を書いてみました!
雪うさぎのような真面目な話が書けずにすみません…
907 :
◆mP5gtGK8IIZN :2009/11/30(月) 12:19:26 O
「いただきます!」
あの変態堅物ハゲヤールにノインを預けるのは危険だと判断した私
はノインを一時的に預かっている。
食べることが好きになったノインはなんでも食べてくれた。
弟子の嫌がるブロッコリーもなんなく食べてくれた。
「ノイン、今幸せ?」
「はい!イザヤール様は私のためにいろいろトレーニング考えて下
さるし、今すっごく楽しいです」
「そう…」
まあ、ノインがそう言うならイザヤールの元に帰そうかしら。
あの堅物もたぶんノインのこと考えすぎておかしくなっちゃったの
よね、たぶん。
「あっ!イザヤール様の所に行ってきます!」
「急にどうしたの?ノイン」
「ミルク貰わなきゃなんです」
「は?ミルク?」
いいえ、ラフェット落ち着いて、考えすぎよ。
「ミルクってなに?」
「毎朝イザヤール様に頂くんですよ。苦くてドロドロしてますけど
栄養満点で、成長にいいらしいんです!」
では、と行こうとするノインを引き戻して私は叫んだ。
「イザヤール!もう一度汚い花火を打ち上げてやるわ!」
>>905 雪ウサギ可愛いよ!GJ!ナインちゃんも可愛らしいわぁ…
>>906 ハゲヤール最悪すぎるww好きだよ好きだよw
上のレス申し訳ない。アンカー間違えました。一つずれてた…orz
>>907 ミルクで吹いた
ノイン調教されすぎだろ!w
てか、バイト中になに考えてんだお前はw
912 :
◆mP5gtGK8IIZN :2009/11/30(月) 13:02:43 O
>>911 あまりに暇だったので…つい
元々シリアスな話も下ネタも大好物ですw
毎日牡蠣を密漁してノインのために貪り喰う師匠が脳裏に…
苦くないミルクもあるんだがな
アルカリが足らないのかも知らんが
朝のミルクを貰ったあと夜までお預けにすることで
さらに精神力が鍛えられるんですね、わかります。
考えてるなぁ変態師匠w
…ところで
アギロ「汚ねぇ花火だなぁ」
なんて台詞が思い浮かんでしまった私に罰を…
(ラフェットさん希望)
>>897 この話を読んだあと、エルシオンにある氷の結晶がとり辛くなった
氷の結晶とったら溶けちゃうかも…と思って
たまには本格的にエロを書こうとしたら、
結局エロ無しになってしまったでござるの巻き
何故、エロを入れづらい方向へ方向へ行くんだ!!
もしかして、神様は俺にエロを書くなと言っているのか!?
最近よく変な電波を受信するのでもう1つ行きます!
「レイチェルちゃん!」
「あなたは出来損な…じゃなくてノインじゃない。随分出世したみ
たいねぇ?私のこと笑いに来たんでしょ?」
――こんにちは。
ハゲヤールの友人であり常識人のラフェットです。
ノインのことが心配で時々見張ってます。
なにかあればイオグランデで花火職人になりますよ、私は!
「笑う?どうして?私はただ剣術の相手して欲しいだけなのに…」
「あっそ。あなたみたいなチビが私に勝てるかしら?」
「えっと、自信ないけど頑張る」
――ああ、ノイン。
レイチェルは剣術1位なのよ?
こっそりバイキルトしようかしら…と思っていたらノインが真っ直
ぐレイチェルの元に走り出した。
「いくよ、ポイズンダガー!」
「えっ!?」
心配は無用だったかしら。
レイチェルは毒になって倒れた。
ノインはそっとレイチェルの側に寄って――
「見てるだけぇ!?」
「あ、ラフェット様」
ノインは行儀よく頭を下げた。
「その子、その…助けてあげなくていいの?」
「はい!」
ノインは元気よく答えた。「私、レイチェルをポイズンダガーで猛毒にしたあと毒のダメージ
で倒さなきゃダメなんです」
「なんでよ?」
「イザヤール様からのクエストなんです」
「そ、そうなの…で、イザヤールはなんて?」
「クエスト成功したらイザヤール様の『せーどれー』になれるんで
す!よく分からないんですけどずっと一緒になれるみたいなんです
よ!だからこのまま見守ります」
この子は取り返しのつかないことをしているのに気付かないの
だろうか。
とにかく、ハゲヤールは潰すっ!
「ハゲヤール!出てらっしゃい!今日という今日は一足先にお星様
にしてあげるわ!」
「ラフェット様!やめて下さい!あのあと2回も再起不能になりか
けたんですから。おやめ下さい!」
ノインの声を無視して進んだ。
「あっ、あの…、誰か…誰でもいいのでっ…ど、毒消し草…を…」
もはや普通に天界追放されても問題ないレベルにまで堕ちている気がするw
あと、オムイ様もこれを放任するとかあまりにもフリーダム過ぎだろw
921 :
名無しさん@ビンキー:2009/11/30(月) 21:10:45 O
電波師匠ハゲヤールだしなW
寧ろ師匠にポイズンダガーしてやればいい。(ラフェットさんが)
ハゲヤールなにしとるんだw
すみません…
本当は格好いいイザヤール様にしたいのですが、書き出すとなぜかハゲヤールになってしまうのです
雪うさぎ面白かったよ
それも含めてな。
流されちゃったから感想つけたくなった。
>>920 集団いじめの温床を放置するぐらいだから…>ハゲヤール世界のオムイ方針
携帯の方々、ハゲは大いに結構なのですがsageチェックも
ご留意頂ければ幸いです。
>>927他
感想ありがたー。
でも書いてる当人も師匠の苦ミルクでツボってるのであんま気にせんでくれ。
電波師匠もエロきちがい女主も好き。
世間的なブームが去ってもここでは色んな師匠と女主が読めて楽しいよ
つかこんだけ調教された女主が師匠と離れてしまったらどうなるのか気になるぜ
そらもー
斬られる場面で「SMですかご主人様…」とか
お別れの場面で「放置プレイですかご主人様ー!!」とか
再会して指輪なんぞ渡されようもんなら「これが奴隷首輪のかわりなのですねご主人様…」とか
宿の部屋が蝋燭だらけでリッカに殴られたり
うさぎのおまもりに変なもん仕掛けられて外で(ry
…ごめんエキサイトし過ぎた
ちょうどリアルアイスバリーな季節だし頭冷やして来る
SS投下する場合、前の人が投下してから1日以上開けたほうがいいですよ。
それをルール・マナーとしているところもあり、破れば叩かれる場合もあるので気をつけてください。
もちろん、いろんな師匠がたくさん読めるのは、わたしも嬉しいです。
水をさしてしまって申し訳ないですが、気になったもので書かせて頂きました。
>>932 ここではそんなルール、マナーあるの?
どこのルール?
具体的にそれが暗黙の了解っていうならいいが、そうでないなら
>>932ルールって感じでなんだかな。
本当にそれがルールならテンプレにでもしてくれ。
ここではそういうルールについて語られた事は無かったかと
(SSが多く連投されると流れちゃうので、そういったルールにしてるスレもあるみたいだけど)
ここも職人さんが多いと賑うし、個人的にはあまりがっちりしないでいいと思うよ
最低限のマナーさえ守ってればいいんじゃないかと…
>>932 了解です。以後気をつけますだ
せっかく本スレ、エロパロと三つもスレがあるのだから、うまいこと間をあけて使っていった方がよかったね。
エロパロは、今もイザ女主は嫌がられるのかな。
カプ萌雑談が過ぎなければよいのだろうか
エロパロは空気読んで戻るべきではないな。
なんのためにこちらに難民してきたのかわからん。
>>932 ・投稿時のバッティングを防ぐため、投下前はリロード推奨
・名前欄に番号を書いておくと良い
・予めテキストファイルにまとめておくと吉
・書き手が連投規制を受けないように、長編の場合は連投支援レスをすると良い
(支援 とだけ書いて投稿するか、同じ板の別スレに書き込む)
どこでもこれらの「お互いが投下しやすくなる」最低限のルールを設けていると思うけど
バッティングと他作品への割り込みさえなければいくら投下しても問題ない。
投下タイミングが悪くて、投稿者の順番待ちやその日の投稿見送りが発生する事はあるが
先の人の投稿さえ終われば投稿の制限を掛けられる事は絶対にありえない。
自分が投下したすぐ後に別の職人が投下したら、あまりいい気はしないと思うけど。
まあ書き手のマナーだわな
自分がやられて嫌なことはしないように気をつけませう
相手の事考えられない年の者はさすがにPINK板にはいなかろ…18禁だしここ。
すみません…
素敵な雪うさぎの職人に悪いことしてしまいました…
当分ROMろうと思います…
こうしてまた職人が減るんだな。
なんというか本スレといい、どんどん過疎る一方だぞこれじゃ。
投稿タイミングまで制限つけるのか。
わざとじゃねーんだから投下被りキニスンナって
知らずとはルールを破ってしまってすみません
powdery snowの作者様並びにこのスレの住人様がお許し頂けるのなら時々受信する電波を投稿したいと思うのですが…
>>944 そんな気にしなくていいよ
別に明確なルールがあった訳じゃないんだからさ
(と、自分は思うよ!)
ところでもう少ししたら次スレの時期だけど、テンプレに何か追加する?
>>944 投下の時以外はトリつけなくていいです。
投下後に延々レスしてるのも痛い。
職人スレもあるので見てみたら?
>>944 >>930で気にしてないよと伝えたつもりだったんだが
言葉不足で伝わってなかったみたいなのでも一度書くけど
自分は全然気にしてないですよー。
むしろ楽しいSSを読ましてもらって休憩中に噴いてしまったよ。
というか、投下タイミングの話なら、
>>944さんが最初投下してから時間を置かずに
投下しているのは自分の方だ。
こちらの方が心遣い足らんかった。ごめんなさい。
>>932も悪い意味でいったのではなく、ここでSS投下している人がもし他スレで投下する時なんかに
こんなことを気にする所もあるから気をつけてね、的な意味で言ったんだと思ってる。
SS書きの人も色々な人がいるから、気を使えるとこは使っていこう的な事かなと。
(私に限って言えば妄想を発散しているだけなんで気にしないけれど)
お互い同じカプで妄想を繰り広げる者同士、師匠復活の日まで黙々と妄想していこうー
これからも変態師匠話、楽しみにしてまっす
長くなってすまそ
>>946 あんたみたいな自治厨が雰囲気を乱すことに気付けよ
変態師匠の話の作者として言いたいこととか感想に対するお礼とかあるからトリ付けてあるんだろ
そもそも職人だって分かるようにトリ付けるルールなんだから
馴れ合いスレにしたいなら相応の板に行け
>>948 感想のお礼とかいらないし。
職人をアピールするためのトリではなく、続編の投下や
まとめの手直しをお願いするためにあるんだよ。
殆ど感想つける時間無しに投下が続くと職人は減る。
自分のがあっちゅーまに流されちゃったら悲しいし。
それは事実だし、注意したくなるのも仕方ない。
制限厳しくても職人は減る。
気づかいで一杯一杯になるからな。
そっちだって事実だから注意したくなるわさ。
そんでここは、はてなじゃなくて2ちゃんだから口調も荒くなる。
今回の件はどっちもどっちだろ?
誰か荒らそうとする意図があったようにも見えないし「次から気を付ける」でいいと思われ。
悪いからROMるなんて言うと、そっちの方が顰蹙買っちゃうぜ。
>>947 …で、本人が出てきてるならこんな事書く必要無かったなってことだね。
一応貼っとく。エロパロでの最低限のマナーとかまとめに乗ってるから参考にどーぞ。
SS書きの控え室
http://yomi.bbspink.com/test/read.cgi/eroparo/1258903807/201-300 >>948 職人のトリ付けは、同一人物作品の把握とNGの為、あと成りすましを防いだりする為だぞ?
作品以外には基本付けないもんだ。
場合によっては延々アピール続けてるように見えてしまうから怖いもんだ。
一部で盛り上がってると他の人が投下しづらいってのもある。
つかこれもどっちもどっちだ。喧嘩やめてけれ。
これだからIDの出ない板ってヤツは……。
とりあえず投下タイミング云々やら、トリップルールやら、
どうにもいつも自分が在住してる板やらスレでの認識を各自が持ちすぎてないか?
職人スレを見ろとか、そこに準じる必要があるのかもわからない。
このスレはスレである程度のルールでも決めたらいいんじゃないのか?
それでテンプレ化すればいい。
あんまりガチガチに縛るとそうでなくても過疎の危機なんだから、
このまま消えるとは思うが。
もう
>>950も過ぎたし次スレのこともあるし、
>>980辺りまでで考えた方がいいと思う。
さすがのラフェットさんもこの流れで950を越えるとは予想していなかっただろうて
本スレで暴れていた評論兼自治厨きてるみたいだな
>>953 まったくな
非エロSSここでもいいんじゃねって流れが出た途端本スレのようなことになっちゃったな
DQエロパロスレ追い出されてからの難民だし
>>952くらいのエロパロ沿いでいいよ
各自気をつけろって感じだろ?
ルール無い様な過度な慣れ合いになっても今回みたいに見苦しいだけだ
ていうかつい最近まで全然大丈夫だったじゃん。
書き手さんが各自で気をつけてくれてたんだろ?
>>952 同意
ここはここでルール作っていけばいいと思う
がっちりし過ぎてると本スレみたいに投下自体がなくなっちゃって本末転倒だし
すみません
俺がルール知らずなせいで荒れてしまって
みんなでイザ女主のお話がしたいですし、交流の場として次スレは
欲しいと思うのです!
テンプレに何か追加する部分はありますか?
投下タイミングについては今まで割とうまく行ってたのでテンプレに入れるほどの事もないんじゃないかなと
思うのですが、どうでしょうね。
あまりテンプレにルールいっぱい書くのも何ですし、各々で注意するって事にしますか。
それとも何かしらのルールを決めますか?
職人さんへの注意
・ SSの投下時期は、前のSSの投下経過を守護天使のように見守りながら判断してね!
・ トリ付きでの雑談は控えめにね!投下後はクールなスカリオ様スタイルがカッコいいぞ!
住民たちへの注意
・ アドバイスや注意もいいけど、言葉使いには気をつけてね!職人さんが『逃げる』コマンド使っちゃうぞ!
ここまで問題になってる3つを盛りこんで、ガチガチにしないためDQ9風にしてみた。
エロパロ板の暗黙ルールにも適度に対応している…と思う。
これじゃ曖昧過ぎか?
>>959 いや素晴しいし何よりなごんだw
これ次スレのテンプレに貼ってほしいなぁ
良いね!そのテンプレ賛成!
同じく今のテンプレ+
>>959あたりで賛成。
いやドラクエ関係なくて申し訳ないのだけど
>>951のリンク先の201が切なくて欝になった
なぜにこのレス番からリンクを…
「ガチガチにしないため」が
「ガチムチにしないため」に見えたorz
じゃあ現行テンプレに
>>959を足して、ということで
(スレタイも現行にpart2を足すだけでいいよね)
970辺りで立てればいいかな
●職人さんへの注意
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 投下時はトリップ推奨だよ!特殊志向なSSは必ず冒頭で注意書きをしてね!
この二つのアイテムがあれば、余計なバトルは避けられるぞ!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 未配信クエストのネタばれが含まれるSSは、名前欄か冒頭に必ず注意書きをしてね!
予告なしのバレは厳禁だ!みんな未配信の冒険を楽しみにしているからね!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 男×男ものは801板でお願いします!好きな気持ちは一緒だけど苦手な人はマヒ状態になっちゃうからな!ごめんね!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 女主人公の名前は、職人さんが書きやすいように決めてね!でもアギロとかだと大変なことになるぞ!各自判断してな!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ SSの投下時期は、前のSSの投下経過を守護天使のように見守りながら判断してね!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ トリップ付きでの雑談は控えめにね!投下後はクールなスカリオ様スタイルがカッコいいぞ!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
●住民たちへの注意
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ アドバイスや注意もいいけど、言葉使いには気をつけてね!職人さんが『逃げる』コマンド使っちゃうぞ!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 荒らしは華麗にスル―だ!Lv99のはぐれメタル並みに全力で逃げろ!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
・ 心動かされたSSには惜しみない感想を書いてみよう!職人さんがスーパーハイテンションになれるかもしれないぞ!
-------------------------------------------------------------------------------------------------------
最後に…ここは大人専用のアダルティなルイーダの酒場だということを、くれぐれも忘れずに!
===============================================================================
>>964ちょっとまってーテンプレ普通のと不揃いだとアレかと思ったので一通り揃えてみた
最後にお師匠様のAAでもあればもっといいんだろうけど…正直これだと分かりにくいだろうか
>>965 すまねー解像度が低いと仕切りの線がちょっと見づらい。
でも最後のルイーダの酒場は良いね
師匠のAAってあるのか探してみたが無かったよ。
貼らなくてもいいが知ってる人がいるならリンクでも教えてほしい。見てえ
>>966 ああ、そうだろうなーすまん、急いだから適当レイアウト。
やっといて何だが追加部分現行のままでも全然おkだと思う。
またPart3スレまでに揃えてもいいし
…それくらい続くといいな!
>>967乙だw
>>965面白かったからまた次のテンプレ作成の時に参考にしよう。
今回は急ごしらえだし
>>964+
>>965の最後一行、ルイーダの酒場のくだりのみでいいと思う。
最後なんかごたごたしたけど、正直SS投下があるスレにはありがちな流れだ
深刻にならずに次にいこうじゃないか
せっかく職人さん増えたんだし本当にPart3ぐらいまで続くと良いな
他の人のSSを見ると刺激されて書く気が沸いてくるし
ネタが上手く形にならなかったり寒かったりしてなかなか完成しないんだけどな…
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
\====/
 ̄ ̄ ̄ ̄
/ ̄ ̄ ̄ ̄\
/ ヽ
/ \ / |
(∂| <● <● | / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
ヽ| "" 〉"" |< 師匠のAAを二時間近く探したのだが無かったのでとりあえず次スレ立ててくる
| ___ | \_________________________________
\ __ /
誰wwだwwそれwwwwwwwwww
スレ立てよろーwwwwww
立てました。
次スレ
【DQ9】イザヤール×女主人公Part2【エロ萌え】
http://babiru.bbspink.com/test/read.cgi/pinknanmin/1259676948/ で、埋めついでにSS投下します。
書きたいことを詰め込みすぎてしまった為ものすごく長いです。全16レス
NGはトリップでお願いします。
最後にごたごたさせてしまった一旦を担っている者なのに申し訳ないのですが
>>944さん、もし読んでいたら、次でも電波師匠をかっ飛ばしてお願いします。
私にはあんまりかっとばした師匠が書けないので・・・
注意点(ネタばれ含)
・シリアスです
・師匠が人間として復活したという仮定でのお話です。
・
>>827と
>>779とのネタを引きずってます。
>>779の続編的なお話かも。
・
>>240に行ったことがないとわかりづらいネタ有り
・本番描写あります。苦手な方はNGして下さい。
・基本師匠の一人称なのですが、後半でごちゃごちゃになってます。文章力不足ですみませぬ
「お師匠様、甘いものは大丈夫ですか?」
サンマロウの露店の前に所在無げにたたずむ私。
そんな様子を気にするべくもなく少女は無邪気に話しかける。
今日は冒険を休み、それぞれが思うように過ごしていい一日。
人間界での生活に未だ慣れぬ身には手持ち無沙汰でもある。
とそんなところへ、かつて私に師事していた少女がひょっこりと訪れ、こんな申し出をしてきた。
――お師匠様。お願いがあるのですが…今日一日、私と一緒に過ごしていただけないでしょうか?
何でだ?お前は永きに渡る冒険で疲れているはず。ゆっくり休まなくてよいのか。
と聞くと少女は困惑ともどかしさと何かを足したようななんともいえない仕草をし、
――っっいいですから!今日だけはお願いします。どうか私と一緒に過ごして下さい。
と必死に頭を下げてきた。
別に私に断る理由はなかったのでそれを承諾した所、これ以上無いくらい上機嫌となった少女に、
この花が咲き誇る町へ連れて来られたというわけだ。
そんなやり取りの最中、薄く開いていたドアの向こう側で
小麦色の肌をした小妖精や少女の仲間たちが地団駄を踏みながら
「あー!ほんともどかしいんですケド!」
「まぁまぁ、結局うまくいったから良いじゃないですか」
「そもそも、お互い受身だからねェ」
…などと、あまり深く意味を考えたくない戯言を言っていた気がするが、気にしないことにしておく。
「お師匠様?」
返答がない私を心配に思ったのか、少女は再度問いを繰り返してきた。
「あ、ああ。いや、大丈夫だが」
「よかった。でしたら、この砂糖菓子買っちゃいますね。おいしいんですよ」
少女はうれしそうな顔をし、露天商から星型の菓子を受け取る。
こうして見ると人間界の年相応の少女となんら変わることはないな…とぼんやり思った。
この少女のどこに、限りない数の人間を救い、人間界と天使界、神の国の三界を救い、
果ては我が師エルギオスを救いだす力があったというのか。
その使命は、この細い肩には重たかったのではないか。そんなとりとめも無い考えが浮かぶ。
「お師匠様。行きましょうか。ここから花畑までは歩いて行けます。
まだまだ行きたいところがあるのですが、そちらは遠いのでルーラで行きましょう」
いつの間にか私より人間界に精通してしまったかもしれない弟子は
私を「連れて行きたいところ」が山ほどあるらしく、いそいそと勇み足でサンマロウの町を後にする。
サンマロウから出て花畑とやらへの道中、少女はふと足を止め、くるりと振り返った。
「あ、あの、お師匠様、お願いが」
「今度はなんだ?」
「えっと……その……手を繋いで歩いてもらっても、大丈夫ですか?」
「別に構わないが、歩きづらくないか?」
「っぜんぜん、歩きづらくないです。じゃあ、つ、繋がせていただきます…」
少女は、おずおずと小さな手を自分の手に絡めてきた。
しっとりとした感触が伝わる。…少し、汗ばんでいるのか。
「何か、緊張しているのか?」
「いえっ!…た、ただ、お師匠様の、ててて手を握るなんて…」
「?まあ良いが」
手を繋いだことでほんの少し物理的距離が縮まった少女の顔をみると、
先程より更にうれしそうな顔をしている。
そんな彼女の顔をみて、自分もうまく表現できない心のどこかがほわっとするのを感じた。
+ + + + +
「ここです。ここは海も見えるし、花が一年中とても綺麗なんです。」
少女が花畑にぽふんと座り込み、自分も隣に座るようにとのそぶりを見せる。
少女の隣に腰掛けると、少女はまた海のほうに目をやり、言葉を続けた。
「ここへ初めて降り立った頃。この海を見て、人間界はこんなに広いのかと愕然としました。
天使界はぼろぼろで、お師匠様も行方不明になっていると伺って…例え翼が戻らなくても
どんなに時間がかかっても、お師匠様を探そうと決めたのに
私にはまだ行ったことのない所が沢山あるんだって思い知らされて…
お師匠様にまたお会いしたりすることなんて、できないんじゃないかと
思ってました」
ふと自分にとっては思い出したくない、一番目の再会の記憶がよぎる。
「あの時は、すまなかったな」
「あっ…いえ!お師匠様はお師匠様の目的があって、ああしていらしたんです。
私は気にしていませんから、お師匠様も気になさらないで下さい!」
少女が私に一生懸命気を使っているのが痛いほどよく伝わってきた。
瞬間、抱きしめてしまいたい衝動に駆られる。肩を引き寄せようとしたが…
「お師匠様、さっき買ったお菓子を食べましょう。まだまだ今日は長いです。少し食べないと」
といい、少女が星型の菓子を進めてきたので、タイミングを失ってしまった。
少女はしきりにニコニコしている。
その姿をみて、彼女がこんな表情を見せるくらいうれしいのなら良いか、
と自分の中に湧き上がった衝動は頭を潜めてしまった。
「さあ、次の場所はちょっと遠いので、ルーラでいきますね」
ひとしきり海を眺めて休んだあと、少女は花畑から立ち上がり、ぽんぽんと足を払うと
高らかに転送呪文を唱えた。
「ルーラ!」
光景が反転する。
+ + + + +
「…ここは?」
「に、人間界の『温泉』です。」
蒸気が上がる水面に、美しい花が浮かぶ。
ドミールは天使時代に行ったことはあったが、このような泉が湧いていることは知らなかった。
「人間界では温かい湯に浸かって体の疲れを癒すという文化があって、
私も一緒に旅をしてたみんなと入ってみたら、本当に気持ちがよかったんです。
お師匠様も疲れたときに、入ってみるとよいですよ」
饒舌に話す少女だったがその内容に少し引っかかることがあった。
「みんな、というのは、お前のパーティーの、あの賢者や酒場にたまにくる戦士のことか?」
彼女は私と最初に再会したころ、今もパーティーにいる当時は僧侶だった男賢者、
少女より少し年上にみえる女性のパラディン、
そして今は修行のために少女たちとは別の旅をしている男戦士と一緒だった。
「っちちち違います!僧侶と戦士は、ドミールでお酒を飲んでいたんです!
その間にパラディンがたまには疲れを癒そうって…」
彼女は顔を真っ赤にして弁解した。
その様子がいじらしすぎて少し意地の悪い発言をしてしまったな、と自分を諌める。
「悪かった。冗談で言ったのだ。解っているからそううろたえるな」
そう言ってやると、少女は頬を膨らまし、小声で「お師匠様のいじわる」とつぶやくのだった。
「…私となら一緒に入るか?」
「え?」
聞こえるか聞こえないかくらいの声で、とりとめもない質問を少女に投げかける。
幸い、うまく聞き取れていなかったようだ。
「なんでもない。日もそろそろ傾きかけてきたが、次はどこだ?」
「あっ、はい。じゃあ次の場所へいきましょう」
「今度旅の疲れを癒したいときに来てみることにする。
だが、場所が良くわからないので、そのときはお前も着いて来てくれるか」
「は、はい。いつでも大丈夫です」
顔を輝かせる少女。その笑顔をお前が向けてくれることの方が、私にとっては疲れを癒せる…
とはさすがに言いだせなかった。
「ルーラ!」
+ + + + +
にぎやかな村の光景。
ここは遠い昔に来たことがある。
わが師がかつて守護していた村、ナザムだ。
師が行方知れずになった後、様子を見に行ったことがあったが、
今目の前に広がっているようなにぎやかさはまったく無く
あるのはガナン帝国に対する憎しみと、わが師…天使に対する、不信のみだったはず。
「お師匠様、こちらです」
村人に声をかけられ、にこやかに応対する元弟子が、手を引く。
入ったのは教会の中だった。
「これは…」
そこにあったのは、わが師の姿を模した石像だった。
以前見たときは天使への不信を集約するがごとく、村の端に打ち捨てられている姿だったが、
今目の前にある像は、綺麗に手入れが行き届き、大切に扱われているのが一目でよくわかるものだった。
「…私がドミールへ渡った後、色々考え直してくださった村の方や村長さんが
昔の事を調べてくれたようで…もう村の人々のエルギオス様に対する誤解は無くなったんです。
エルギオス様も、最期はラテーナさんに再会されて…長い憎しみから開放され、お二人で旅立たれてゆきました」
私が長らく心残りにしていたことの顛末を、少女は像を見上げながら静かに語った。
ふっと像の前にひざまずくと、少女は祈るような仕草をする。
「エルギオス様…安らかにお眠り下さい…」
「…ありがとう」
後ろから縋りつく様に少女を抱きすくめる。
いつまでも幼いままと思っていた弟子。私よりずっとか細い肩。
でもこの小さな少女に、確かに私と、わが師は救われたのだ。
弟子に対する愛情でもなく、普段ひそかに覚えている情愛でもなく、
感謝と、なんと言い表せばよいのかわからない感情が湧き
ただきつくきつく抱きしめるしか、その気持ちを表す方法がなかった。
「お、お師匠様…苦しいです」
「あっおねーちゃん!今日は恋人さんと一緒に来てくれたの?」
唐突に小さな子供の声が掛かる。教会の入り口に弟子よりいくらか幼いであろう少年が
ひょっこりと顔を覗かせていた。
「ティ、ティル!こここれはね、違うの、私のお師匠様なの!」
あわてて少女は私から体を離す。だいぶ狼狽しているようだ。
「ふぅん…。
ねぇ、おねーちゃん、いつかおねーちゃんが花嫁さんになる日がきたら、この教会に来てね!
おねーちゃんの花嫁姿、見てみたいんだ!きっとこの天使様も見たがってると思うよ!」
「!?」
守護天使のことは、皆忘れているのではなかったのか。この少年は…
「あははは…い、いつかね」
少女は手をひらひらさせながら、顔を真っ赤にしてしどろもどろの返答をしている。
「あの少年は、エルギオス様のことを、覚えているのか?」
そんな少女に小声で問う。
「ティルは不思議な子で…、
この村が皆エルギオス様のことを憎んでいらしたときでも、とてもエルギオス様のことを気にかけていたんです。
天使界がなくなった後も、守護天使のことは忘れているようなんですが、
あの像のことをすごく気に入っているみたいで…天使様として慕ってくれてるんです」
「そうなのか…」
どのような形にしろ、自分の師を模したものが大切に扱われている様を見て、悪い気がするわけがない。
私は少年に近づき、ささやかな礼を述べる。
「ティル…といったな。この像を大切に扱ってくれて、ありがとう。」
「?うん!おじさんも、この天使様が気に入った?また会いに来てね!」
「あ、ああ…」
おじさんと言われてしまった。自分の容姿について気にすることは殆ど無かったが、
改めてそんなに老けて見えると知るとなんというか愕然とする。
横を見ると弟子が吹きだしそうになっていた。
「ティ、ティル…お師匠様はそんなに年じゃないの」
「あ!ごめんなさい…!おにいさん、またおねーちゃんと、天使様に会いに来てね!」
少年はぺこんと頭を下げ、素直に非礼を詫びた。
「ああ。また来るよ」
まあ実際はおじさんと呼ばれる年を遥かに越える年なのだが…
ティルー、そろそろ晩飯の時間だぞー、と教会の外から声が聞こえる。
いつの間にか日が陰る時間になってしまったらしい。
「お師匠様、私達も行きましょう。あと一箇所だけ、いいですか?」
「ああ、大丈夫だ。」
少女が転送呪文を唱える。瞬間、星空が反転する。
+ + + + +
辿り着いたのは、星に触れられるかと思うほど天が間近に見える高台。
日はすっかり沈み、空には数え切れない程の星が瞬いている。
「オムイ様や、ラフェット様は、どのあたりにいらっしゃるのでしょうね…」
少女は遠い目をしながら一人ごちた。
そうだ。私達がいくばくか前まで、当たり前のように生活していた天使界は、もう無い。
当たり前のように会話をしていた天使達も、今はもうあの星空にしかいないのだ。
天使界を離れることになる少し前に、ラフェットに呼び止められたときの事を思い出す。
――『イザヤール、あの子と何かあった?』
『…いや、何も無いが』
さすがに私も伊達に年齢を重ねてはいない為、余程の時以外は平静な顔をして面倒を避ける事をしていた。
『本当に?…最近のあの子を見ていると、そうは思えないんだけれど』
『それは守護天使として一人立ちをして間もないから色々と不安なのだろう』
『そういうことじゃないわよ……イザヤールあなた、本当に何も気づかないの?』
『ああ。』
ラフェットは落胆と失望の入り混じった顔をし、もういい、と踵を返して書庫に帰ってしまった。
藍色の空に瞬くラフェットであったかもしれない星に、私は一人話しかける。
「本当のことを言わなくて、すまなかったな」と。
私はあの頃、自身の欲に負け、一度だけ弟子に手を出しかけてしまったことがあった。
その事は少女から徐々に女へと成長していく間にあった弟子をかなり困惑させていたらしく
それ以前のように気安く距離を近づけたりすると、びくついたり飛びのいたりすることが増えていた。
ラフェットはそんな様子の弟子を案じていたのだろう。
もしくは、思いつめた弟子がそれをラフェットに相談したのだろうか?
いや、あの時私はその出来事に触れることを天使の理で彼女に封じてしまった。
だから、少女は私に問いただすその日までは、一人でずっと私の行動について思い悩んでいたはず。
そう再認識すると、隣で星空を見上げている少女に、再び罪悪感が湧いてきた。
「お前には、色々と、辛い思いばかりさせて、私は不出来な師匠だったな。」
ぽつりと漏らすと、少女はぱっと向き直り、首を振って一生懸命否定の意思をみせる。
「そんなことありません。お師匠様は、私にとって、最高のお師匠様でした…
いえ、今でも、いつまでも、最高のお師匠様です。」
そしてすっと、あの時私に意思を問いただしてきたときと同じ表情をして、私にゆっくりと頭を下げた。
「お師匠様。今日は私のわがままに付き合ってもらって、ありがとうございました。
本当に、楽しかったです」
真摯な礼を述べる少女。
「私も楽しかったから礼を言われるまでもない。
それより、どうして今日はこんなに色々な場所を回ったのだ?今日一日で回るには、お前も相当疲れただろうに」
ふと疑問に思った事を聞いてみる。
少しの沈黙――
星が不定期に明るさを変え、瞬いている。
私達のやり取りを、ラフェットが心配していたら、きっとああいう瞬き方をするのだろうなと、
ぼんやり思った。
「天使界にいた頃、」
何か意を決したことを感じ取れる凛とした声が冷たい空気の中に響き渡る。
「私は、お師匠様と離れる日が来るなんて思わず、漫然と日々を過ごしていました。
でもそれは違った。私は、お師匠様と二度と会えなくなったとき、すごく後悔しました。
もっと色々教わればよかった。もっと色々なところへ行けばよかった。もっと
…きちんと意思を伝えておけばよかったと。」
「だから、明日お師匠様がもしまた居なくなっても後悔しないように、お師匠様が今目の前にいるうちに、
できることをしようと思ったんです。」
「…」
少女にこの先何を言われるかは、半ば想像がついていた。
ラフェット。見ているか?お前の心配は、杞憂だったかも知れんぞ。
お前が心配していた少女は、いまやお前の憂慮などとうに飛び越え、成長してしまった。
まっすぐな少女の眼差し。
「イザヤール様。
私はあなたを、愛しています。」
瞬間、空の星々が、一斉に瞬いた気がした。
+ + + + +
まだ翼が在ったあの日と同じように、少女はイザヤールの顔の向こうに星空を見ていた。
ひとつ違うのは、あの日は訳がわからず、師のなすがままになっていたが、
今はこれから起こることとその意味を理解していることだった。
唇がふわりと重なる。
「そういえば、唇を合わせるのは、初めてだな」
イザヤールが苦笑すると、少女も苦笑する。一拍おいて、深く唇を吸う。
互いの体が、熱くなる。
「…っ…ふっ…」
唇を吸いながら、柔らかな胸や腹をイザヤールの手が這うと、少女は苦しげに吐息を漏らした。
少女の白い肌が、薄桃色に上気していく。
その火照りを慰めるように、イザヤールは口付けを首へ、胸へ、腹へと落とす。
着衣をゆっくりと剥がしながら、下へ、下へと唇を這わせていく。
「イザ…ヤー…ル様…」
秘所まで顕わになり、白い足の付け根にイザヤールが口付けを落としたところで、少女がうわごとの様に名を呼んだ。
「聞いて…いいです…か」
喘ぎ声と混じって掠れた声。その様子はひどく艶めかしかった。
「今この行為を…最後までしたら…イザヤール様は…私とずっと一緒にいてくれますか?」
以前衝動に負け、今と同じ行為をしようとしかけたあの日と同じ質問。
そうだ。私は彼女に、未だ何も伝えられていないままだったのだ。
そのまま、彼女に絶望だけを与えて…
愛撫の手を止め、彼女の小さい体を抱きしめながら、耳元でささやく。
「私は今は人間になってしまった。だから、明日命を落とすかもわからないし、
何の保障もできないが、それでも」
一呼吸置き、少女の汗ばんだ髪をかきあげ、額に口付けを落とす。
「お前が望む限りは、お前の元に居る。この命が尽きるまで」
翼の無い背中に回った少女の細い腕が、更にきつく私を抱きしめてきた。
少女は、泣いていた。
「もう、二度と離れないで…下さい…一つだけのお願いです…」
少女は涙をぽろぽろこぼしながら懇願した。
ぎゅうと一しきり抱きしめると、少女の両足の間に体を入れる。
どんな言葉よりも、今は一つになる方が、少女を安心させてやれる。
自分の欲から湧いている感情なのか、もっと違うものなのか、自分のよくわからない部分が、そう判断した。
「少し、痛むぞ」
男の自分では一生理解できないそのことに一応の警告だけを入れ、
私は、かつて弟子であった、今は自分を救ってくれた恩人でもあり、かけがえの無い相手でもあるその少女に
自身をうずめた。
「っ…!!!…ああっ…っ…」
少女の顔が苦痛に歪む。初めて異性を受け入れる少女の中は狭く、その収縮だけで自分が果ててしまいそうだった。
「……抜くか?」
あまりに苦しそうな顔をするのでいたたまれなくなり、たまらず聞く。
「だい…じょうぶ…この位の…いたみ…なら…いままで…いく…らでも…」
少女は絶え絶えの声で返答する。
肌の上気も収まり、今度はおそらく破瓜の痛みから来る冷たい汗をかき始めている。
やっぱり抜くべきだと思い、腰を引こうとすると、少女の手がそれを制止した。
「大丈夫…ですから…そのまま…つづけ…」
目を潤ませながら、懇願する少女。
「言っておくが…私はこういう行為がしたいから、お前に離れないという約束をしたわけでは、ないぞ?」
少女があまりに意地になって抜くのを拒否する為、心配になり、あらぬ可能性の話をしてしまう。
すると少女はふるふると首を振り、そうじゃなくて、と続けた。
「イザヤール様の、全てを、受け入れたいから、抜いて欲しくないんです」
動かないでいたので少し余裕がでてきたのか、先程よりはっきりとした声で少女は告げた。
「…わかった。……なるべく善くするようにしよう。」
とはいえ、あまり経験があるわけではないが、と心の中で一人ごち、ゆっくりと少女の内側をなぞるように、腰を動かす。
「…っは…っ…ぁ」
少女が苦痛とも快楽ともつかない声を漏らす。
声が漏れるたびに、少女の内側がきゅうと締め付ける。
少女の、声にはならない気持ちを、直接その刺激で感じ取れる気がし、更に抽送を繰り返す。
――特に親密な相手とは、…という行為で…より深く理解を…
少女が私との距離に不安を覚え、勢いあまって手に取った本の内容。
今自分は、あの内容のことを、肌で感じていた。
彼女がどんなに自分を欲して、離したくないか。それが自分と繋がっている部分から何よりも感じ取れる。
その感覚に夢中になり、少女を激しく求めるうちに、自身の限界がきた。
一際大きく腰を動かし、自身を、ありったけ少女の奥にうずめる。
「すまん…い…く…!」
「…ぅあぁっ…イ…ザ、ヤー……ル…さ…」
自身の欲望を受け止めてくれる少女が、その瞬間、女神よりも神々しく見えた。
「……このタイミングで言うのは、卑怯かもしれないが」
自分の腕の中でくったりとする愛おしい少女の髪を梳きながら、
あの日伝えられなかった事を、ようやく。伝える。
「ずっと伝えたかった。私もお前を、愛している――――」
+ + + + +
もうセントシュタインの宿屋も、とっくに客足がまばらになる夜更け。
気恥ずかしいからという少女を先に帰らせ、
リッカ嬢やパーティーの仲間達もそろそろ寝静まったであろう頃に、宿に足を踏み入れる。
「おう。久しぶり」
酒場に一人の男の姿があった。
それはかつて少女と旅を共にしていた戦士。
旅の途中あるバトルマスターに触発され、現在は世界中を修行の旅をして回っているらしい。
手にはドミール土産であろう火酒をもっている。
「ちょっと一緒に飲まねェか。そんなに長引きゃしないからさ。」
断る理由も無く、寝酒に丁度良いかと思ったので、相席に腰掛けた。
互いに無事にまた顔をあわせた事に、と、戦士は火酒を注いだ杯を鳴らす。
「で。あいつをちゃんと受け止めてやったか?」
ぶっ。
思わず口に含んだ酒を噴出す。さすがに油断していた。
戦士は更に続ける。
「あんたがあいつの目の前で死んだときさ。
あいつは抜け殻のようになっちまって。本当に見ていられなかった。
その頃には俺はもう、ひと段落ついたらあいつらとは別れて、自分を鍛えようと思ってたんだが
あまりにもいたたまれなくなって、あいつに言ったんだ。
あの師匠のことは忘れろ。俺と旅に出ようって」
――『あいつにも事情があったんだろうけどよ、あいつはお前を裏切り、そして
お前にそんな風に悲しみしか残さなかった。あんな奴のことは忘れろよ。
いや、俺が忘れさせてやる。お前の悲しみの記憶を、新しい記憶で塗り替えてやるから
この旅が終わったら、俺と一緒に旅にでよう。』
戦士としては、絶望している少女を救うために言った言葉だった。
たとえ天使だろうが何か使命があろうが、こんなか細い肩をした少女が、
こんな理不尽な悲しみを背負う事はない。そう思って言ったつもりだった。
だが、少女は、すっと顔をあげると、はっきり意思を秘めた瞳をして言い放った。
『ありがとう。でも、お師匠様のことを、忘れることは、私にはできない。』
『お師匠様は、私の、中心だから。居なくなってしまっても。今までも。これからも。』
『だから、ごめんなさい。ありがとう。』
私は黙って戦士の話を聞いていた。
「まあ、ぶっちゃけ俺は振られたんだが、あんなにあんたの事を思ってくれる人は
そうそう居ないぜ。人の気は変わる。戻ってこない存在を思い続けるなんて、
普通の人間ならできないことだ。だが、あいつは違う。」
「…解っている」
彼らが知っているよりずっと。彼女がどれだけ自分に裏切られながらも、自分を慕ってくれていたか。
何をしても返せないくらいに。
「だから…まァ、あいつを幸せにしてやってくれ。同じ人間になったんだしよ。」
そういうと、戦士は火酒をぐいと喉に流し込んだ。
そして唐突にイザヤールの襟首をつかむと、真剣な目をして、言い放つ。
「あいつの幸せを祈ってるのは、あんただけじゃないってことを、忘れないでくれ。」
「…ああ。幸せにするさ。」
その手をつかむとイザヤールはニっと笑い、戦士と同じように火酒を一気に煽るのであった。
数日後――――
「すまぬ、今日も少々用事があるのだ。申し訳ないが、別行動で頼む」
「わ、わかりました。お師匠様…雪原は危険ですので、お気をつけて」
最近イザヤールはめっきり一人でエルマニオン海岸に向かうことが多くなってしまった。
あの日から特に何があるわけでもなかったが、なぜかいそいそとエルマニオン海岸へ旅に出ては
数日帰らない、という日が増えた。
「うーん、あそこに何かあるのかな?」
「花の蜜とプラチナ鉱石くらいしかないような気しますが…二人で出かけた日に何かあったんですか?」
「い、いや、何もないです」
半分嘘で半分本当。
実際あれからあの日と同じようなことは何も無かったし、
イザヤールと少女の距離はそれまでと何も変わりが無かった。変わりが無さ過ぎるくらいに…
「浮気の匂いがするんですケド!」
サンディがとんでもない事を言う。
「ちょっ…浮気もなにも、お師匠様と私は、そういう関係じゃないから!」
真っ赤になって否定する少女。知らぬと思っているのは、当人ばかりであった。
「そういえば、最近ロクサーヌさんのお店に面白いものが並んでるわよねぇ。見てみた?」
パラディンが意味深なことを言う。面白いもの?と少女は問い返す。
「ロクサーヌさんも酔狂なものを仕入れてくるとは思ったけど、あんなものまで仕入れてくるとは思わなかったわ。
一度見てくるといいわよ。イザヤールさんと。」
ニコニコしながら言うパラディンの言っている意味がいまいち理解できない少女。
少女が、イザヤールから、揃いの指輪を渡されるのは、それから数ヵ月後のことである――――
>>972 スレ立て乙&GJ!
エルマニオン海岸はアイスバリーに次ぐ頭冷やしスポットなんだろうか…
もちろん指輪を貰った後はナザムの教会で結婚式ですね
間違えておまけを次スレに投下してしまった。もう荒らしと変わらない、うつだ・・
本当にすみません。次の職人の方のお口直しを切に待ちます。
ラフェットさんに叱ってもらいにいってきます。でわ
埋めー
埋め
更に埋め
もひとつ埋め
はじめて埋めてみる
梅(-ω-)
梅干し
食べて
埋め
産め!
そして女主はイザヤールの子を…
パート2に続…?
1001 :
1001:
このスレッドは1000を超えました。
もう書けないので、新しいスレッドを立ててくださいです。。。