美しい馬が蝉に懐くお話

このエントリーをはてなブックマークに追加
50作者 ◆Ufp6oBwhzs
これからのお話は後半に濃厚な性描写がございます。
苦手な方はご注意ください。


〜その後の二人〜

月日は流れて郁也もこの春高校を卒業という頃のお話から始まります。
この3年間とても平和に時間が流れました。(後関くんが戸田家にごはんを食べに来る時だけは郁也の心中は
決して平和と呼べるものではなかったみたいですが…^^;)
後関くんは昔から月に2〜3回のペースで戸田家でお母さんの手料理を食べていました。
それは二人の関係が変わっても変わらず続いていました。
ですから、後関くんがおうちに来ると郁也は嬉しくてつい、以前にも増してはしゃいでしまうのですが、
そうするとお兄ちゃんが凄い勢いで睨むのです…(お母さんにバレルだろ!)…orz
でも、我慢すると、切なくて、泣きそうになって、今度はお母さんが「どうしたの?」って心配する始末…。
そんな中、後関くんは相変わらずポーカーフェイスでお母さんと愛想笑いを交えつつ世間話とか平気でするもんだから
郁也はなおさら切なくなるのでした。